特許第6181218号(P6181218)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6181218
(24)【登録日】2017年7月28日
(45)【発行日】2017年8月16日
(54)【発明の名称】半導体記憶装置
(51)【国際特許分類】
   G11C 16/10 20060101AFI20170807BHJP
   G11C 16/24 20060101ALI20170807BHJP
【FI】
   G11C16/10 130
   G11C16/24 130
   G11C16/10 160
   G11C16/10 150
【請求項の数】11
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-22462(P2016-22462)
(22)【出願日】2016年2月9日
(65)【公開番号】特開2017-142871(P2017-142871A)
(43)【公開日】2017年8月17日
【審査請求日】2016年2月9日
(73)【特許権者】
【識別番号】511062254
【氏名又は名称】ウィンボンド エレクトロニクス コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100098497
【弁理士】
【氏名又は名称】片寄 恭三
(72)【発明者】
【氏名】須藤 直昭
【審査官】 後藤 彰
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−125452(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0163332(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0008425(US,A1)
【文献】 特開2013−125570(JP,A)
【文献】 特開2010−287306(JP,A)
【文献】 特開2017−4582(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G11C 16/10
G11C 16/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フラッシュメモリにおけるデータのスクランブル方法であって、
プログラム動作時、ページバッファ/センス回路は、プログラムすべきデータを保持し、かつ保持したデータをスクランブル処理してメモリアレイの選択ページにプログラムし、
読出し動作時、ページバッファ/センス回路は、選択ページから読み出されたデータを保持し、かつ保持したデータをデスクランブル処理し、
前記スクランブル処理または前記デスクランブル処理は、
ラッチ回路のノードに保持したデータを第1のトランジスタのゲートに転送するステップと、
第1の電圧供給部から供給される第1の電圧によって前記ラッチ回路のノードをリセットするステップと、
第2の電圧供給部から供給される第2の電圧を前記第1のトランジスタに供給するステップと、
前記第1のトランジスタを介して第2の電圧によって前記ラッチ回路のノードのデータを反転または非反転するステップとを有する、スクランブル方法。
【請求項2】
前記スクランブル処理または前記デスクランブル処理は、保持したデータを反転または非反転する、請求項1に記載のスクランブル方法。
【請求項3】
前記スクランブル処理または前記デスクランブル処理は、選択ページのアドレス情報に基づく乱数に従いデータを反転または非反転する、請求項2に記載のスクランブル方法。
【請求項4】
データを非反転する場合、第1の電圧はGND、第2の電圧はVDDであり、データを反転する場合、第1の電圧はVDD、第2の電圧はGNDである、請求項に記載のスクランブル方法。
【請求項5】
前記ラッチ回路のノードをリセットするとき、前記第1の電圧は、ビット線をプリチャージするための第2のトランジスタ、およびセンスノードと前記ノード間の電荷転送を可能にする第2のトランジスタを介して前記ノードに供給される、請求項1または4に記載のスクランブル方法。
【請求項6】
前記第1のトランジスタは、プログラムベリファイ時に、第2の電圧を前記センスノードに充電するときに導通される、請求項に記載のスクランブル方法。
【請求項7】
メモリアレイと、
メモリアレイの選択ページにプログラムすべきデータを保持し、またはメモリアレイの選択ページから読み出されたデータを保持するページバッファ/センス回路とを有し、
前記ページバッファ/センス回路は、プログラム動作時に、プログラムすべきデータをスクランブル処理し、読出し動作時に、読み出されたデータをデスクランブル処理し、
前記ページバッファ/センス回路は、データを保持するラッチ回路と、当該ラッチ回路に接続されたセンス回路とを含み、
前記センス回路は、第2の電圧供給部に接続され、前記ラッチ回路のノードに保持されたデータをゲートに保持可能な第1のトランジスタと、第1の電圧供給部に接続され、ビット線のプリチャージするための第2のトランジスタと、センスノードと前記ラッチ回路のノード間の電荷転送を可能にする第3のトランジスタとを含み、
前記スクランブル処理または前記デスクランブル処理を行うとき、前記ラッチ回路のノードに保持したデータが第1のトランジスタのゲートに保持され、第1の電圧供給部から供給される第1の電圧が前記第2および第3のトランジスタを介して前記ラッチ回路のノードに供給された後、第2の電圧供給部から供給される第2の電圧が前記第1のトランジスタの導通状態に応じて前記ラッチ回路のノードに供給される、半導体記憶装置。
【請求項8】
前記スクランブル処理または前記デスクランブル処理は、選択ページのアドレス情報に基づく乱数に従いデータを反転または非反転する、請求項に記載の半導体記憶装置。
【請求項9】
データを非反転する場合、第1の電圧はGND、第2の電圧はVDDであり、データを反転する場合、第1の電圧はVDD、第2の電圧はGNDである、請求項に記載の半導体記憶装置。
【請求項10】
前記第1の電圧供給部は、読出し動作時に選択ビット線に前記第2のトランジスタを介してプリチャージ電圧を供給し、前記第3のトランジスタは、読出し動作時にセンスノードの読み出された電位を前記ラッチ回路のノードに転送する、請求項に記載の半導体記憶装置。
【請求項11】
前記第2の電圧供給部は、プログラムベリファイ時に前記第1のトランジスタを介して前記センスノードに第2の電圧を供給する、請求項に記載の半導体記憶装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、NAND型フラッシュメモリ等の半導体記憶装置に関し、特にNAND型フラッシュメモリにおけるデータのスクランブル方法に関する。
【背景技術】
【0002】
NAND型フラッシュメモリは、複数のブロックから構成されたメモリアレイを有し、1つのブロックには、複数のメモリセルが直列に接続されたNANDストリングが形成される。典型的にデータの読出しやプログラムは、ページ単位で行われ、データの消去はブロック単位で行われる。
【0003】
特許文献1は、NAND型フラッシュメモリの動作信頼性を向上させるデータの書込み方法を開示している。この書込み方法は、ワード線のアドレスに基づきスクランブル方式を選択し、選択したスクランブル方式に従い書込むべきデータをスクランブルし、スクランブルされたデータを対応するページに書込むものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−198299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
NAND型フラッシュメモリのメモリセルは、フローティングゲート(電荷蓄積層)とコントロールゲートとを備えたN型のMOS構造から構成される。フローティングゲートに電子が蓄積されると、メモリセルのしきい値が正方向にシフトし、この状態は、データ「0」である。他方、フローティングゲートから電子が放出されると、しきい値が負方向にシフトし、この状態は、データ「1」である。ブロックが一括消去されたとき、当該ブロック内のすべてのメモリセルは、データ「1」である。
【0006】
このようなフラッシュメモリにおいて、プログラム(書込み)や消去が繰り返されたとき、データに依存した信頼性の悪化が生じ得る。例えば、プログラムするとき、データ「0」の割合がデータ「1」よりも圧倒的に多いような場合、またはそれと反対にデータ「1」の割合がデータ「0」よりも圧倒的に多いような場合である。メモリセルの微細化、高集積化により、メモリセル間の距離が短くなり、隣接するメモリセルが容量的に結合され、相互に干渉し得る状況にある。1つのメモリセルを取り囲む周辺のメモリセルが全てデータ「0」であれば、中心のメモリセルには、周辺のメモリセルの電荷が影響して全てデータ「1」の場合に比べしきい値が高くなる。さらに、データ「0」またはデータ「1」の偏在は、データを読み出すときのソースライン電圧の浮き電圧の相違によりセンスアンプの特性にも悪影響を及ぼしかねない。
【0007】
それ故、信頼性の観点からすると、データ「0」とデータ「1」の割合はおおよそ0.5であることが望ましい。これを実現する1つの方法に、データスクランブルスキームがある。つまり、プログラムすべきデータを、乱数を用いてスクランブルし、スクランブルしたデータをメモリアレイにプログラムする。スクランブルは、例えば、プログラムするアドレスをシーズに用いてアドレス毎に乱数を変えることが可能であり、これにより、メモリアレイの行方向および列方向において、データ「0」とデータ「1」をランダムに配置させることができる。また、読出し動作では、メモリアレイから読み出されたデータをスクランブルしたときの乱数によりデスクランブルすることで、スクランブルされたデータは元のデータに変換される。
【0008】
データスクランブル機能を搭載したNAND型フラッシュメモリにおいて、図1に示すように、プログラム動作時に、入出力バッファ10を介してプログラムすべきデータがページバッファ/センス回路20に受け取られ、次いで、プログラムすべきデータは、スクランブル回路30に転送され、そこでスクランブル処理され、スクランブル処理されたデータが再びページバッファ/センス回路20に転送され、メモリアレイ40の選択ページPにプログラムされる。読出し動作時には、メモリアレイ40の選択ページPからデータがページバッファ/センス回路20に読み出され、ページバッファ/センス回路20に保持されたデータがスクランブル回路30に転送され、そこでデスクランブルされて元のデータに変換され、変換されたデータが再びページバッファ/センス回路20へ転送され、入出力バッファ10から出力される。
【0009】
プログラムデータのスクランブル処理中、または読出しデータのデスクランブル処理中、NAND型フラッシュメモリは、外部からのアクセスを禁止するためのビジー信号を出力するが、スクランブル回路による処理時間が長くなれば、その分だけビジー信号の期間が長くなってしまい、外部からアクセス可能な時間が大きく制限されてしまう。
【0010】
本発明は、このような従来の課題を解決し、データのスクランブル機能と外部からアクセス可能な時間の両立を図る半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係るフラッシュメモリにおけるデータのスクランブル方法は、プログラム動作時、ページバッファ/センス回路は、プログラムすべきデータを保持し、かつ保持したデータをスクランブル処理してメモリアレイの選択ページにプログラムし、読出し動作時、ページバッファ/センス回路は、選択ページから読み出されたデータを保持し、かつ保持したデータをデスクランブル処理する。
【0012】
好ましくは前記スクランブル処理または前記デスクランブル処理は、保持したデータを反転または非反転する。好ましくは前記スクランブル処理または前記デスクランブル処理は、選択ページのアドレス情報に基づく乱数に従いデータを反転または非反転する。好ましくは前記スクランブル処理または前記デスクランブル処理は、ラッチ回路のノードに保持したデータを第1のトランジスタのゲートに転送するステップと、第1の電圧供給部から供給される第1の電圧によって前記ラッチ回路のノードをリセットするステップと、第2の電圧供給部から供給される第2の電圧を前記第1のトランジスタに供給するステップと、前記第1のトランジスタを介して第2の電圧によって前記ラッチ回路のノードのデータを反転または非反転するステップと、を有する。好ましくはデータを非反転する場合、第1の電圧はGND、第2の電圧はVDDであり、データを反転する場合、第1の電圧はVDD、第2の電圧はGNDである。好ましくは前記ラッチ回路のノードをリセットするとき、前記第1の電圧は、ビット線をプリチャージするための第2のトランジスタ、およびセンスノードと前記ノード間の電荷転送を可能にする第2のトランジスタを介して前記ノードに供給される。好ましくは前記第1のトランジスタは、プログラムベリファイ時に、第2の電圧を前記センスノードに充電するときに導通される。
【0013】
本発明に係る半導体記憶装置は、メモリアレイと、メモリアレイの選択ページにプログラムすべきデータを保持し、またはメモリアレイの選択ページから読み出されたデータを保持するページバッファ/センス回路とを有し、前記ページバッファ/センス回路は、プログラム動作時に、プログラムすべきデータをスクランブル処理し、読出し動作時に、読み出されたデータをデスクランブル処理する。
【0014】
好ましくは前記スクランブル処理または前記デスクランブル処理は、選択ページのアドレス情報に基づく乱数に従いデータを反転または非反転する。好ましくは前記ページバッファ/センス回路は、データを保持するラッチ回路と、当該ラッチ回路に接続されたセンス回路とを含み、前記センス回路は、第2の電圧供給部に接続され、前記ラッチ回路のノードに保持されたデータをゲートに保持可能な第1のトランジスタと、第1の電圧供給部に接続され、ビット線のプリチャージするための第2のトランジスタと、センスノードと前記ラッチ回路のノード間の電荷転送を可能にする第3のトランジスタとを含み、前記スクランブル処理または前記デスクランブル処理を行うとき、前記ラッチ回路のノードに保持したデータが第1のトランジスタのゲートに保持され、第1の電圧供給部から供給される第1の電圧が前記第2および第3のトランジスタを介して前記ラッチ回路のノードに供給された後、第2の電圧供給部から供給される第2の電圧が前記第1のトランジスタの導通状態に応じて前記ラッチ回路のノードに供給される。好ましくはデータを非反転する場合、第1の電圧はGND、第2の電圧はVDDであり、データを反転する場合、第1の電圧はVDD、第2の電圧はGNDである。好ましくは前記第1の電圧供給部は、読出し動作時に選択ビット線に前記第2のトランジスタを介してプリチャージ電圧を供給し、前記第3のトランジスタは、読出し動作時にセンスノードの読み出された電位を前記ラッチ回路のノードに転送する。好ましくは前記第2の電圧供給部は、プログラムベリファイ時に前記第1のトランジスタを介して前記センスノードに第2の電圧を供給する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ページバッファ/センス回路がプログラムすべきデータのスクランブル処理または読み出したデータのデスクランブル処理をするため、スクランブルまたはデスクランブル処理中に、ビジー信号が出力されなくなり、外部からのアクセスが可能になる。さらに本発明は、既存のページバッファ/センス回路の機能を利用することでスクランブル処理/デスクランブル処理を実現可能であるため、スクランブルのための回路を別途設ける必要がなく、省スペース化、低コストを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】従来のNAND型フラッシュメモリのスクランブル処理を説明する図である。
図2】本発明の実施例に係るNAND型フラッシュメモリの全体の概略構成を示す図である。
図3】本発明の実施例に係るメモリセルアレイのNANDストリングの構成を示す回路図である。
図4】本発明の実施例に係るフラッシュメモリのプログラム時に各部に印加される電圧の一例を示す図である。
図5】本発明の実施例に係るフラッシュメモリのビット線選択方法の一例を示す図である。
図6】本発明の実施例に係るページバッファ/センス回路の構成を示す図である。
図7】本発明の実施例に係るフラッシュメモリのスクランブルの動作を説明するフローである。
図8】本発明の実施例に係るページバッファ/センス回路によるデータの反転動作を説明する図である。
図9】本発明の実施例に係るページバッファ/センス回路の非反転動作/反転動作時の各部の論理レベルを示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図面は、分かり易くするために各部を強調して示してあり、実際のデバイスのスケールとは同一ではないことに留意すべきである。
【0018】
本発明の実施例に係るフラッシュメモリの典型的な構成を図2に示す。本実施例のフラッシュメモリ100は、複数のメモリセルが行列状に配列されたメモリアレイ110と、外部入出力端子I/Oに接続され入出力データを保持する入出力バッファ120と、入出力バッファ120からのアドレスデータを受け取るアドレスレジスタ130と、入出力バッファ120からのコマンドデータや外部からの制御信号を受け取り、各部を制御する制御部140と、アドレスレジスタ130から行アドレス情報Axを受け取り、行アドレス情報Axをデコードし、デコード結果に基づきブロックの選択およびワード線の選択等を行うワード線選択回路150と、ワード線選択回路150によって選択されたページから読み出されたデータを保持したり、選択されたページへの書込みデータを保持するページバッファ/センス回路160と、アドレスレジスタ130から列アドレス情報Ayを受け取り、列アドレス情報Ayをデコードし、当該デコード結果に基づきページバッファ/センス回路160内のデータの選択等を行う列選択回路170と、データの読出し、プログラムおよび消去等のために必要な種々の電圧(書込み電圧Vpgm、パス電圧Vpass、読出しパス電圧Vread、消去電圧Versなど)を生成する内部電圧発生回路180とを含んで構成される。但し、図2に示すフラッシュメモリの構成は例示であり、本発明は、必ずしもこのような構成に限定されるものではない。
【0019】
メモリアレイ110は、列方向に配置されたm個のメモリブロックBLK(0)、BLK(1)、・・・、BLK(m-1)を有する。ブロックBLK(0)に近接して、ページバッファ/センス回路160が配置される。このような構成以外にも、ページバッファ/センス回路160は、ブロックの他方の端部、あるいは両側の端部に配置されるものであってもよい。
【0020】
1つのメモリブロックには、図3に示すように、複数のメモリセルを直列に接続したNANDストリングユニットNUが複数形成され、これらNANDストリングユニットNUは、それぞれ偶数ビット線BL_Eまたは奇数ビット線BL_Oに接続される。1つのNANDセルユニットNUは、直列に接続された複数のメモリセルMCi(i=0、1、・・・、31)と、一方の端部であるメモリセルMC31に接続されたビット線側選択トランジスタTDと、他方の端部であるメモリセルMC0に接続されたソース線側選択トランジスタTSとを含み、ビット線側選択トランジスタTDのドレインは、対応する偶数または奇数ビット線に接続され、ソース線側選択トランジスタTSのソースは、共通のソース線SLに接続される。
【0021】
メモリセルMCiのコントロールゲートは、ワード線WLiに接続され、選択トランジスタTD、TSのゲートは、ワード線WLと並行する選択ゲート線SGD、SGSに接続される。ワード線選択回路150は、行アドレスAxまたは変換されたアドレスに基づきブロックを選択するとき、ブロックの選択ゲート信号SGS、SGDを介して選択トランジスタTD、TSを選択的に駆動する。図3は、典型的なNANDストリングユニットを示しているが、NANDストリングユニットは、ソース線側選択トランジスタTSまたはビット線側選択トランジスタTDに隣接する1つまたは複数のダミーセルを包含するものであってもよい。
【0022】
メモリセルは、典型的に、Pウエル内に形成されたN型の拡散領域であるソース/ドレインと、ソース/ドレイン間のチャンネル上に形成されたトンネル酸化膜と、トンネル酸化膜上に形成されたフローティングゲート(電荷蓄積層)と、フローティングゲート上に誘電体膜を介して形成されたコントロールゲートとを含むMOS構造を有する。フローティングゲートに電荷が蓄積されていないとき、つまりデータ「1」が書込まれているとき、しきい値は負状態にあり、メモリセルは、ノーマリオンである。フローティングゲートに電子が蓄積されたとき、つまりデータ「0」が書込まれているとき、しきい値は正にシフトし、メモリセルは、ノーマリオフである。但し、メモリセルは、1ビット(2値データ)を記憶するSLCタイプでもよいし、多ビットを記憶するMLCタイプであってもよい。
【0023】
図4は、フラッシュメモリの各動作時に印加されるバイアス電圧の一例を示したテーブルである。読出し動作では、ビット線に或る正の電圧を印加し、選択されたワード線に或る電圧(例えば0V)を印加し、非選択ワード線にパス電圧Vpass(例えば4.5V)を印加し、選択ゲート線SGD、SGSに正の電圧(例えば4.5V)を印加し、ビット線側選択トランジスタTD、ソース線側選択トランジスタTSをオンし、共通ソース線に0Vを印加する。プログラム(書込み)動作では、選択されたワード線に高電圧のプログラム電圧Vpgm(15〜20V)を印加し、非選択のワード線に中間電位(例えば10V)を印加し、ビット線側選択トランジスタTDをオンさせ、ソース線側選択トランジスタTSをオフさせ、「0」または「1」のデータに応じた電位をビット線に供給する。消去動作では、ブロック内の選択されたワード線に0Vを印加し、Pウエルに高電圧(例えば20V)を印加し、フローティングゲートの電子を基板に引き抜くことで、ブロック単位でデータを消去する。
【0024】
図5に、ビット線とページバッファ/センス回路160との接続関係の一例を示す。ここでは、便宜上、8つのビット線(BL0〜BL7)を例示している。1つの好ましい例では、読出し動作時またはプログラム動作時に、同一ページ上の偶数ページまたは奇数ページを選択し、隣接するビット線間の容量結合による干渉を抑制する。ビット線選択回路190は、偶数ページ(BL0、BL2、BL4、BL6)を選択するとき、選択ゲート線BLSEに接続されたトランジスタをオンし、選択ゲート線BLSOに接続されたトランジスタをオフにし、偶数ビット線をグローバルビット線GBL0、GBL1、GBL2、GBL3にそれぞれ接続する。また、奇数ページ(BL1、BL3、BL5、BL7)を選択するとき、選択ゲート線BLSEに接続されたトランジスタをオフにし、選択ゲート線BLSOに接続されたトランジスタをオンにし、奇数ビット線をグローバルビット線GBL0、GBL1、GBL2、GBL3にそれぞれ接続する。これにより、ページバッファ/センス回路160は、偶数ページまたは奇数ページによって共有され、同一ワード線上にn個のビット線があるとき、ページバッファ/センス回路160は、n/2個である。但し、ビット線の選択方法は、上記以外の構成であってもよく、全ビット線が同時に選択されるオールビット線の構造であれば、ビット線の数と等しい数のページバッファ/センス回路が用意される。
【0025】
図6は、偶数ビット線と奇数ビット線の2つのビット線によって共有される1つのページバッファ/センス回路の構成の一例である。ページバッファ/センス回路160は、プログラムすべきデータを保持したり、あるいはメモリアレイから読み出されたデータを保持するラッチ回路162と、ビット線上に読み出されたデータを感知したり、あるいは選択ビット線にプログラムすべきデータ「0」または「1」に応じた電圧をセットするセンス回路164と、ベリファイ結果を出力する回路とを含んで構成される。
【0026】
ラッチ回路162は、例えば、ノードSLR、SLSにデータを保持するクロスカップリングされた2つのインバータを含む。一方のノードSLRはセンス回路164に接続され、ノードSLRと反転のデータを保持するノードSLSは、ベリファイ用のトランジスタQ1のゲートに接続される。ベリファイ時、トランジスタQ2がHレベルに駆動されたJUDGE_EN信号によりイネーブルされ、ノードSLSの電位によってトランジスタQ1がオンまたはオフし、これによってベリファイの合否が判定される。例えば、ベリファイでは、ノードSLSはLであり、PB_P_UPはHレベルであり、合格を示す。ノードSLSとノードSLRとの間には、両ノードの電位をイコライズするためのトランジスタQ3が接続され、トランジスタQ3は、EQ_EN信号によって駆動される。さらにノードSLR、SLSは、トランジスタQ4、Q5を介して一対のデータラインDL、/DLに接続され、データラインDL、/DLは、入出力バッファ120に接続される。トランジスタQ4、Q5は、CLS信号によりオンまたはオフされる。
【0027】
センス回路164は、ノードSLRとセンスノードSNSとの間に接続された電荷転送用のトランジスタQ6、センスノードSNSと電圧供給部V2との間に直列に接続されたトランジスタQ7、Q8、ノードSLRとトランジスタQ7のゲートとの間に接続されたトランジスタQ9、電圧供給部V1とセンスノードSNSとの間に接続され、ビット線にプリチャージ電圧等を供給するためのトランジスタQ10、ビット線の電圧をクランプするためのトランジスタQ11を含んで構成される。これらトランジスタQ1〜Q11は、NMOSトランジスタである。
【0028】
例えば、読出し動作時、BLPRE信号によりトランジスタQ10がオンされ、引き続きBLCLAMP信号によりトランジスタQ11がオンされ、選択ビット線(例えば、偶数ビット線)がプリチャージされる。非選択ビット線(例えば、奇数ビット線)は、例えばGNDに接続される。その後、NANDストリングのソース線側選択トランジスタTSがオンされ、選択メモリセルの状態に応じて選択ビット線の電位が決定され、センスノードSNSには、データ「0」または「1」の電位が保持される。次に、BLCD信号によりトランジスタQ6がオンされ、センスノードSNSの電荷がラッチ回路162のノードSLRに転送され、そこに保持される。なお、ラッチ回路162に電荷を転送する前に、EQ_EN信号によりトランジスタQ3がオンされ、ノードSLR、SLSの電位がイコライズされる。ラッチ回路162に保持されたデータは、後述するようにデスクランブルされた後、データラインDL、/DLを介して入出力バッファ120から出力される。
【0029】
プログラム動作時、プログラムすべきデータが、入出力バッファ120、データラインDL、/DLを介してラッチ回路162にロードされる。次に、BLCD信号、BLCLAMP信号によりトランジスタQ6、Q11がオンされ、選択ビット線(例えば、偶数ビット線)には、プログラムすべきデータ「0」、「1」に応じた電圧がセットされる。非選択ビット線(例えば、奇数ビット線)には、VDDが供給される。次に、選択ワード線にプログラムパルスが印加され、選択メモリセルにプログラムが行われる。
【0030】
トランジスタQ7、Q8、Q9は、例えば、電圧供給部V2と相俟って、ノードSLRの反転または非反転したデータをセンスノードSNSへ生成したりすることが可能であり、例えば、プログラムベリファイ動作時に使用される。プログラムすべきデータが「1」であるとき、ノードSLR、センスノードSNSはHレベルであり、選択ビット線には、プログラム禁止電圧がセットされる。それ故、選択メモリセルは、プログラムパルスが印加されても事実上プログラムされない。プログラムベリファイは、読出し動作と同様に行われるが、選択ワード線には、読出し電圧の代わりにベリファイ電圧が印加される。選択メモリセルはプログラムされないため、ベリファイ電圧が印加されたとき導通し、それ故、選択ビット線の電位はGNDに放電され、センスノードSNSはLレベルである。次に、DTG信号が一定期間Hレベルに駆動され、トランジスタQ9がオンされ、ノードVGには、ノードSLRの電位、つまりHレベルの電位が印加され、トランジスタQ7が導通状態になる。このとき、トランジスタQ6はオフ状態である。次に、電圧供給部V2にVDDが供給される。電圧供給部V2のVDDが印加されたとき、ノードVGは、容量結合によりさらに昇圧される。次いで、REG信号がHに駆動され、トランジスタQ8が導通状態になると、センスノードSNSがHレベルに充電される。次に、EQ_EN信号がHとなり、ノードSLRとノードSLSがイコライズされ、BLCD信号がHとなり、トランジスタQ6がオンすることで、センスノードSNSの電荷がノードSLRに転送される。その結果、ノードSLSがLレベルとなり、トランジスタQ1がオフすることで、ベリファイが合格と判定される。
【0031】
一方、プログラムすべきデータが「0」であるとき、ノードSLRはLレベルであるため、プログラムベリファイ時に、DTG信号がHレベルとなりトランジスタQ9がオンしても、ノードVGはLレベルであるため、トランジスタQ7は導通しない。このため、センスノードSNSには、電圧供給部V2からの電荷はチャージされない。
【0032】
次に、本実施例のフラッシュメモリにおけるスクランブル動作について説明する。NAND型フラッシュメモリでは、データを消去した後のメモリセルは、データ「1」であり、消去後の読出し動作では、例えば、「FFh」のデータが出力されなければならない。この場合には、消去後のデータがすべて「1」となるように、デスクランブルを禁止する必要がある。他方、確率的には非常に小さいが、データスクランブルによりプログラムされたデータがすべて「1」となることがある。このようなデータを読出す場合には、デスクランブルする必要がある。このような制約から、NAND型フラッシュメモリでは、メモリアレイの冗長領域等に、当該ページが消去された状態のものか、またはプログラムされた状態のものかを判定するためのフラグビットを設けている。フラグビットは、当該ページを含むブロックが消去されたとき、データ「1」であり、当該ページがプログラムされたとき、データ「0」に変更される。
【0033】
図7(A)は、プログラム動作時のフロー、図7(B)は、読出し動作時のフローである。プログラム動作では、外部コントローラからプログラムコマンドが受け取られ(S10)、次いで、アドレスおよびプログラムすべきデータが受け取られる(S12)。受け取られたデータは、ページバッファ/センス回路160によってスクランブルされ(S14)、さらに選択されたページがプログラムされたことを示すようにフラグがデータ「1」から「0」に変更される(S16)。次に、スクランブルされたデータおよびフラグが選択ページにプログラムされる(S18)。
【0034】
読出し動作では、外部のコントローラから読出しコマンドおよびアドレスが入力されると(S20)、メモリアレイの選択ページからデータが読出され(S22)、次に、フラグの判定が行われる(S24)。フラグが「0」であれば、仮にすべてのデータが「1」であるにせよ、そのデータはプログラムされたデータであるから、読み出されたデータがページバッファ/センス回路160によってデスクランブルされ(S26)、元のデータに変換されて出力される(S28)。一方、フラグが「1」であれば、読み出したデータは消去後のデータであるから、デスクランブル処理をすることなくそのままデータを出力する(S28)。
【0035】
次に、ページバッファ/センス回路160におけるデータのスクランブル機能について説明する。図8(A)は、データ非反転時の動作、図8(B)は、データ反転時の動作を示し、図9は、データ非反転時、データ反転時の各部のノードの論理レベルを示す。
【0036】
ページバッファ/センス回路160は、プログラム動作時にラッチ回路162に保持されたすべてのデータをスクランブル処理し、読出し動作時にラッチ回路162に保持されたすべてのデータをデスクランブル処理する。本実施例のページバッファ/センス回路160は、実質的に、従来と同一の構成および制御信号を用いて、スクランブル処理/デスクランブル処理を実行する。
【0037】
ページバッファ/センス回路160のスクランブル処理/デスクランブル処理は、好ましくは乱数を用いてデータを反転または非反転する。例えば、乱数が「1」であるとき、データが反転され、「0」であるときデータが非反転される。乱数は、例えば、データをプログラムするときの選択ページのアドレス情報に基づき決定される。乱数の発生は、ページバッファ/センス回路160において行われるものであってもよいし、あるいは制御部140または他の回路部によって行われるものであってもよい。
【0038】
ラッチ回路162は、プログラムすべきデータ、またはメモリアレイから読み出されたデータを保持し、データ「0」を保持するとき、ノードSLRは、Lレベルであり、データ「1」を保持するとき、ノードSLRは、Hレベルである。
【0039】
先ず、DTG信号が一定期間、Hレベルに駆動され、トランジスタQ9がオン状態になり、ノードSLRのデータがノードVGに転送され、ノードVGに保持される。ノードSLRがHレベルであれば、トランジスタQ7が導通状態となり、ノードSLRがLレベルであれば、トランジスタQ7が非導通状態になる。
【0040】
次に、ラッチ回路162は、図示しないLT信号によりデータ受け入れ可能な状態にされた後、ラッチ回路162のノードSLR、SLSがリセットされる。リセットは、BLPRE信号およびBLCD信号を一定期間、Hレベルに駆動し、電圧供給部V1からの電圧をセンスノードSNSおよびノードSLRに供給することよって行われる。データ反転時には、図8(A)に示すように、電圧供給部V1はGNDとなり、それ故、センスノードSNSおよびノードSLRがGNDになる。データ非反転時には、図8(B)に示すように、電圧供給部V1はVDDとなり、それ故、センスノードSNSおよびノードSLRがVDDになる。
【0041】
次に、電圧供給部V2が起動される。すなわち、データ非反転の場合、電圧供給部V2はGNDからVDDに変化され、データ反転の場合、電圧供給部V2はGNDのままである。ノードVGがHレベルを保持し、電圧供給部V2がVDDに遷移した場合には、ノードVGの電位は、電圧供給部V2との容量結合によりさらに+αの電位が昇圧され、これによりトランジスタQ7が強くオンされる。
【0042】
次に、REG信号が一定期間Hレベルに駆動され、センスノードSNSおよびノードSLRは、ノードVGに応じてHレベルまたはLレベルに変化される。このとき、BLPRE信号はLレベルであり、BLCD信号はHレベルである。データが非反転の場合、例えば、ノードSLRに保持された元のデータがHであるとき、ノードSNS/SLRは、電圧供給部V1からのGNDによってLにリセットされた後、電圧供給部V2がVDDに変化することで、LからHに変化する。ノードSLRに保持された元のデータがLであるとき、ノードVGはLレベルであり、このLレベルは、電圧供給部V1からのリセットによっても変化されない。そして、電圧供給部V2がGNDからVDDに変化したとき、トランジスタQ7はオフであるため、電圧供給部V2からの電荷の充電は行われず、ノードSNS/SLRは、Lのままである。このようにして、ラッチ回路162に保持されたデータは、非反転となる。
【0043】
一方、データを反転する場合、例えば、ノードSLRに保持された元のデータがHレベルであるとき、ノードVGにはHレベルが保持される。ノードSNS/SLRは、電圧供給部V1からのVDDによってリセットされるが、そのレベルはHのままである。また、電圧供給部V2は、GNDのままなので、ノードVGも変化されない。次に、REG信号がHレベルに駆動されると、ノードSNS/SLRの電位は、電圧供給部V2に放電され、Lレベルになる。また、ノードSLRに保持された元のデータがLであるとき、ノードVGにはLが保持される。ノードSNS/SLRは、電圧供給部V1からのVDDによってリセットされ、レベルはLからHに変化される。次に、REG信号がHに駆動されたとき、トランジスタQ7はオフであるため、ノードSNS/SLRは、Hのままである。こうして、ラッチ回路162によって保持されたデータが反転される。
【0044】
このように本実施例によれば、既存のページバッファ/センス回路を利用して、ページバッファ/センス回路においてデータのスクランブル処理を実行することが可能になるため、スクランブル処理中、ビジー信号を出力する必要がなくなり、外部からのアクセスを禁止する時間を短縮することができる。
【0045】
次に、本発明の変形例について説明する。NAND型フラッシュメモリでは、同一ページにn回(nは、2以上の自然数)連続してデータをプログラムする機能(以下、便宜上、パーシャルページプログラムという)を実行することが可能である。パーシャルページプログラムは、例えば、外部のコントローラからプログラムコマンドを受け取った後に、行アドレスAxおよび列アドレスAy1を受け取り、次に、パーシャルデータD1を受け取り、引き続き完了コマンドを受け取ると、パーシャルデータのプログラムが開始される。すなわち、行アドレスAxによって選択されたページの列アドレスAy1を先頭にパーシャルデータD1がプログラムされ、その間、フラッシュメモリは、アクセスを禁止のためのビジー信号を外部コントローラへ出力し、アクセス禁止が解除された時点でレディ信号を出力する。外部コントローラは、レディ信号を受け取ると、次のパーシャルデータをプログラムするため、上記と同様に、再び、プログラムコマンド、列アドレスAy2、パーシャルデータD2、および完了コマンドをフラッシュメモリに送信し、フラッシュメモリは、同一ページの列アドレスAy2を先頭にパーシャルデータD2をプログラムする。このような処理がn回繰り返され、結果的に、1つのページには、n個のパーシャルデータD1、D2、…、Dnがプログラムされる。
【0046】
例えば、メモリアレイの1つのページが4つのセクタに分割され、各セクタに対してパーシャルプログラムが可能であるとき、変形例では、セクタ単位でページバッファ/センス回路のデータスクランブルが実行されるか否かを設定できるようにしてもよい。例えば、セクタ0、1、2のデータがスクランブルされるように設定され、セクタ3のデータがスクランブルされないように設定される。この設定は、外部コントローラからのコマンドによって実現するようにしてもよいし、制御部140において予め設定するようにしてもよい。例えば、外部コントローラは、「0」または「1」が連続するパーシャルデータ、あるいは「0」または「1」が圧倒的に偏在するパーシャルデータであるとき、セクタ単位でスクランブルの有無を設定することができる。
【0047】
以上のように本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0048】
100:フラッシュメモリ 110:メモリアレイ
120:入出力バッファ 130:アドレスレジスタ
140:制御部 150:ワード線選択回路
160:ページバッファ/センス回路 162:ラッチ回路
164:センス回路 170:列選択回路
180:内部電圧発生正回路
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9