特許第6181230号(P6181230)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6181230
(24)【登録日】2017年7月28日
(45)【発行日】2017年8月16日
(54)【発明の名称】磁性末端効果器
(51)【国際特許分類】
   H01F 7/02 20060101AFI20170807BHJP
   B25J 15/06 20060101ALI20170807BHJP
【FI】
   H01F7/02 S
   B25J15/06 S
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-89020(P2016-89020)
(22)【出願日】2016年4月27日
【審査請求日】2016年4月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】513241523
【氏名又は名称】上銀科技股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000198
【氏名又は名称】特許業務法人湘洋内外特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】江 宗憲
(72)【発明者】
【氏名】謝 武燈
(72)【発明者】
【氏名】鐘 佩玲
【審査官】 久保田 昌晴
(56)【参考文献】
【文献】 特公昭35−16149(JP,B2)
【文献】 実開昭63−67033(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3199454(JP,U)
【文献】 特開昭58−25204(JP,A)
【文献】 米国特許第3231789(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01F 7/02
B25J 1/00−21/02
B23Q 3/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁性末端効果器であって、
筐体と、磁性ユニットと、磁性制御モジュールと、を含み、
前記筐体は、収容空間と、吸着面と、を含み、
前記磁性ユニットは前記収容空間に配置され、前記磁性ユニットは前記吸着面の背面と対向して配置される磁力面を有し、前記磁力面と前記背面との間に間隙空間を有し、
前記磁性制御モジュールは前記収容空間に配置され、前記磁性制御モジュールは、動力源と、第1枢軸と、第2枢軸と、遮蔽帯と、を含み、前記第1枢軸と前記第2枢軸とは所定の距離を隔てて配置され、前記遮蔽帯は前記間隙空間を通るように設けられるとともに前記第1枢軸及び前記第2枢軸に巻き付けるように設けられ、前記遮蔽帯は前記間隙空間において前記磁力面を遮蔽し、前記動力源は前記遮蔽帯を前記間隙空間において往復するように動かすことができ、前記遮蔽帯は磁力保留部と磁力遮蔽部とに分かれ、前記磁力保留部が前記磁力面を遮蔽するとき、前記吸着面はワークを吸着する機能を有し、前記磁力遮蔽部が前記磁力面を遮蔽するとき、前記吸着面はワークを吸着する機能を有しない
磁性末端効果器。
【請求項2】
請求項1に記載の磁性末端効果器であって、
前記第2枢軸の一方の端部に凹溝が設けられ、前記一方の端部に渦巻バネが套設され、前記渦巻バネは前記収容空間に固定され、前記渦巻バネは前記凹溝と係合する固定部を有する
磁性末端効果器。
【請求項3】
請求項1に記載の磁性末端効果器であって、
前記収容空間にはさらに前記第1枢軸及び前記第2枢軸とそれぞれ隣接して設けられる2つの案内軸が配置され、前記案内軸は前記遮蔽帯が前記第1枢軸又は前記第2枢軸に巻き取られる又は巻き戻されるのを案内する
磁性末端効果器。
【請求項4】
請求項1に記載の磁性末端効果器であって、
前記磁力保留部は空洞又は非導磁性材質からなる
磁性末端効果器。
【請求項5】
請求項1に記載の磁性末端効果器であって、
前記磁力遮蔽部は導磁性材質からなる
磁性末端効果器。
【請求項6】
請求項1に記載の磁性末端効果器であって、
前記動力源はモータであり、前記モータは第1ベルト輪を有し、前記第1枢軸は前記第1ベルト輪と対応する第2ベルト輪を有し、前記第1ベルト輪と前記第2ベルト輪にベルトが掛け渡されて、前記第1ベルト輪によって前記ベルトを介して間接的に前記第2ベルト輪が動かされ、これによって前記第1枢軸が回転する
磁性末端効果器。
【請求項7】
請求項1に記載の磁性末端効果器であって、
前記遮蔽帯はO字形状である
磁性末端効果器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気吸着装置に関し、特にワークを吸着する磁性末端効果器に関する。
【背景技術】
【0002】
図10は、米国特許第6538544号に係る磁石吸盤機構の図面のうちの一図である。磁石吸盤機構は、筐体11と、縦方向Yに沿って往復移動できるように筐体11内に設けられる磁気吸着アセンブリ12と、磁気吸着アセンブリ12に設けられてワークを吸着するための複数の磁石13と、筐体11内に設けられて磁気吸着アセンブリ12と連結するとともに磁気吸着アセンブリ12が弾性復帰できるようにする伸縮バネ14とを含んで構成される。磁石吸盤機構は、気体駆動原理によって磁気吸着アセンブリ12の位置を移動して、磁気吸着アセンブリ12をワーク15に接近させてワーク15を吸着させ、磁気吸着アセンブリ12をワーク15から離してワーク15を解放させて、磁気吸着アセンブリ12にワーク15を吸着又は解放させる。
【0003】
しかし、上記磁石吸盤機構によるワーク15の吸着又は解放は、主に磁気吸着アセンブリ12が縦方向Yに沿って往復移動して達成されるため、磁石吸盤機構の縦方向Yの長さが長すぎる。すなわち、筐体11の空気進入口111とワーク磁気吸着面112との距離が過大であるため、縦方向の空間の利用に不利である。特に上記磁石吸盤機構を末端器具として使用するとき、例えば機械アームの末端器具として使用するとき、縦方向に占める空間が過大であるため、重ねて磁石吸盤機構によって磁気吸着して運搬するワークの数量が相対的に減少し、作業効率が制限される。
【発明の概要】
【0004】
上記課題に鑑み、本発明の主な目的は、体積が小さくて薄型の磁性末端効果器を提供することである。
【0005】
上記課題を解決するために、本発明に係る磁性末端効果器は、筐体と、磁性ユニットと、磁性制御モジュールと、を含み、前記筐体は、収容空間と、吸着面と、を含み、前記磁性ユニットは前記収容空間に配置され、前記磁性ユニットは前記吸着面の背面と対向して配置される磁力面を有し、前記磁力面と前記背面との間に間隙空間を有し、前記磁性制御モジュールは前記収容空間に配置され、前記磁性制御モジュールは、動力源と、第1枢軸と、第2枢軸と、遮蔽帯と、を含み、前記第1枢軸と前記第2枢軸とは所定の距離を隔てて配置され、前記遮蔽帯は前記間隙空間を通るように設けられるとともに前記第1枢軸及び前記第2枢軸に巻き付けるように設けられ、前記遮蔽帯は前記間隙空間において前記磁力面を遮蔽し、前記動力源は前記遮蔽帯を前記間隙空間において往復するように動かすことができ、前記遮蔽帯は磁力保留部と磁力遮蔽部とに分かれ、前記磁力保留部が前記磁力面を遮蔽するとき、前記吸着面はワークを吸着する機能を有し、前記磁力遮蔽部が前記磁力面を遮蔽するとき、前記吸着面はワークを吸着する機能を有しない。
【0006】
また、好ましくは、前記第2枢軸の一方の端部に凹溝が設けられ、前記一方の端部に渦巻バネが套設され、前記渦巻バネは前記収容空間に固定され、前記渦巻バネは前記凹溝と係合する固定部を有する。
【0007】
また、好ましくは、前記収容空間にはさらに前記第1枢軸及び前記第2枢軸とそれぞれ隣接して設けられる2つの案内軸が配置され、前記案内軸は前記遮蔽帯が前記第1枢軸又は前記第2枢軸に巻き取られる又は巻き戻されるのを案内する。
【0008】
また、好ましくは、前記磁力保留部は空洞又は非導磁性材質からなる。
【0009】
また、好ましくは、前記磁力遮蔽部は導磁性材質からなる。
【0010】
また、好ましくは、前記動力源はモータであり、前記モータは第1ベルト輪を有し、前記第1枢軸は前記第1ベルト輪と対応する第2ベルト輪を有し、前記第1ベルト輪と前記第2ベルト輪にベルトが掛け渡されて、前記第1ベルト輪によって前記ベルトを介して間接的に前記第2ベルト輪が動かされ、これによって前記第1枢軸が回転する。
【0011】
また、好ましくは、前記遮蔽帯はO字形状である。
【0012】
本発明は、上記構成によって、磁性末端効果器の各方向における大きさを短縮することができる。また、上記遮蔽帯が薄型長尺状構造であるため、必要とする駆動力が非常に小さく、所用の駆動源はモータに限らず、気体駆動によって第1枢軸を回転させることもできるので、全体の体積を更に縮小することができ、薄型の設計ができる。一方、吸着するワークの重量は磁性ユニットの磁力によるため、磁性ユニットの磁力仕様を調整するだけで様々なワークの吸着を行うことができ、汎用性が非常に高く、従来技術の課題が解決される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の第1好適実施形態に係る磁性末端効果器の分解斜視図である。
図2】本発明の第1好適実施形態に係る磁性末端効果器の組立図一である。
図3】本発明の第1好適実施形態に係る磁性末端効果器の組立図二である。
図4】本発明の第1好適実施形態に係る磁性末端効果器によるワーク吸着作動工程図である。
図5】本発明の第1好適実施形態に係る磁性末端効果器によるワーク吸着作動工程図である。
図6】本発明の第2好適実施形態に係る磁性末端効果器の遮蔽帯の構造特徴を示す図である。
図7】本発明の第2好適実施形態に係る磁性末端効果器の組立図である。
図8】本発明の第3好適実施形態に係る磁性末端効果器の遮蔽帯の構造特徴を示す図である。
図9】本発明の第3好適実施形態に係る磁性末端効果器の断面図である。
図10】米国特許6538544に係る磁石吸盤機構の図面のうちの一図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1から図5は本発明の第1好適実施形態を示す図である。本発明に係る磁性末端効果器は、筐体と、磁性ユニット6と、磁性制御モジュールと、を含む。筐体は、収容空間103と、吸着面100と、を含む。本実施形態では、筐体は、ベース1と蓋体7からなる。ベース1は、ベース板10と固定板5からなる。ベース板10は凸出する凸部11を少なくとも4つ有する。各凸部11の間に固定板5が連結される。各凸部11にはそれぞれ軸受孔111及び複数の穿孔112が設けられる。軸受孔111は軸受Bを配置するためのものである。固定板5には複数の固定孔51が設けられる。蓋体7は凹槽71を有し、凹槽71とベース1とによって収容空間103が形成される。磁性ユニット6は、収容空間103に配置される。本実施形態では、磁性ユニット6は、固定板5に粘着される。磁性ユニット6は、吸着面100の背面101と対向して配置される磁力面61を有する。磁力面61と背面101との間に間隙空間102を有する。磁性制御モジュールは、収容空間103に配置される。磁性制御モジュールは、動力源8と、第1枢軸3と、第2枢軸3Aと、遮蔽帯4とを含む。第1枢軸3と第2枢軸3Aとは所定の距離Hを隔てて配置される。第1枢軸3及び第2枢軸3Aのそれぞれの2つの端部31及び31Aは、軸受Bに枢設される。固定板5の固定孔51は、動力源8を固定するために、ねじGを穿設するためのものである。本実施形態では、動力源はモータであるが、エアシリンダであってもよい。動力源8は、第1ベルト輪81を有する。第1枢軸3は第1ベルト輪81と対応する第2ベルト輪Tを有する。第1ベルト輪81と第2ベルト輪TにベルトAが掛け渡されて、第1ベルト輪81によってベルトAを介して間接的に第2ベルト輪Tが回転させられ、これによって第1枢軸3が回転する。動力源8は、第1枢軸3又は第2枢軸3Aが回転するように動かすことができる。遮蔽帯4は一端が第1枢軸3に巻き付けられ、他端が間隙空間102を通ってから第2枢軸3Aに巻き付けられる。第2枢軸3Aの一方の端部31Aには凹溝32Aが設けられ、この一方の端部31Aに渦巻バネCが套設される。渦巻バネCは複数の締結孔C2と凹溝32Aと係合する固定部C1を有する。複数のねじGを凸部11の穿孔112を貫通させてから締結孔C2と螺合させて締結させることによって、渦巻バネCを凸部11に固定する。渦巻バネCは動力源8に合わせて、遮蔽帯4が第1枢軸3又は第2枢軸3Aに巻き取られる又は巻き戻されるようにするためのものである。収容空間103にはさらに第1枢軸3及び第2枢軸3Aにそれぞれ隣接して設けられる案内軸2が配置される。案内軸2は、遮蔽帯4が第1枢軸3又は第2枢軸3Aに巻き取られる又は巻き戻されるのを案内するものである。案内軸2の2つの端部には、ねじ孔21が設けられる。ねじGを凸部11の穿孔112を貫通させてからねじ孔21と螺合させて締結させることによって、案内軸2を凸部11に固定する。遮蔽帯4は、間隙空間102において、磁力面61を遮蔽する。遮蔽帯4は、磁力保留部42と、磁力遮蔽部41とに分かれる。本実施形態では、磁力保留部42は非導磁性材質からなり、磁力遮蔽部41は導磁性材質からなる。
【0015】
以下では本実施形態の使用状態を説明する。駆動器によって駆動源8を制御して消磁(非給電ともいう、モータは一般的に永久磁石と電磁石からなるため、電磁石が通電されないと、永久磁石と電磁石との間は消磁される)すると、渦巻バネCによって第2枢軸3Aが回転し、遮蔽帯4が第2枢軸3Aに巻き取られ、動力源8の位置センサを用いて磁力遮蔽部41と磁力保留部42の位置が制御される。位置センサによって遮蔽帯4が適切な位置まで移動したことが検出されると、駆動器によって動力源8が再び励磁され(通電され)、渦巻バネCによる第2枢軸3Aの回転が停止する。従って、磁力保留部42が磁力面61を遮蔽するとき、吸着面100は磁性を有してワークXを吸着することができ、磁力遮蔽部41が磁力面61を遮蔽するとき、吸着面100は磁性を有せずワークXを吸着することができないため、ワークは作業面Fに戻される。
【0016】
図6及び図7は、本発明の第2好適実施形態を示す図である。本実施形態と第1好適実施形態とは、磁力保留部42Aが空洞からなる点で異なる。従って、磁力保留部42Aが磁力面61と対応する位置にあるとき、吸着面100は磁性を有してワークを吸着することができる。その他の構造、態様及び効果は第1好適実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0017】
図8及び図9は、本発明の第3好適実施形態を示す図である。本実施形態と第1好適実施形態とは、遮蔽帯4が2つの端部が互いに連結されてO字形状である点で異なる。遮蔽帯4は、間隙空間102を通るように設けられるとともに第1枢軸3及び第2枢軸3Aにそれぞれ巻き付けるように設けられる。遮蔽帯4がO字形状であるため、動力源8は第1枢軸3又は第2枢軸3Aを駆動するだけで、遮蔽帯4を間隙空間102において作動させることができる。その他の構造、態様及び効果は第1好適実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0018】
以上のように、本発明が「産業上の利用可能性を有する」ことには疑いの余地がない。また、本実施例において開示した技術的特徴は、出願前に刊行物に掲載されたことも、公開使用されたこともなく、上記の効果増進の事実を有するだけでなく、付加的な効果も見損なうことができない。よって、本発明の「新規性」及び「進歩性」は特許法規の規定を満たしており、法に従って特許出願をするので、審査を通じて早期に特許査定がされることを期待する。
【0019】
以上の実施形態による開示は本発明を説明するためのもので、本発明を限定するものではない。従って、数値の変更や等効素子の置換等は、いずれも本発明の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0020】
<本発明>
1 ベース
10 ベース板
11 凸部
111 軸受孔
112 穿孔
2 案内軸
21 ねじ孔
3 第1枢軸
3A 第2枢軸
31、31A 端部
32A 凹溝
4 遮蔽帯
41 磁力遮蔽部
42、42A 磁力保留部
5 固定板
51 固定孔
6 磁性ユニット
61 磁力面
7 蓋体
71 凹槽
8 動力源
81 第1ベルト輪
100 吸着面
101 背面
102 間隙空間
103 収容空間
A ベルト
B 軸受
C 渦巻バネ
C1 固定部
C2 締結孔
H 距離
F 作業面
X ワーク
T 第2ベルト輪
G ねじ
<先行技術>
11 筐体
111 空気進入口
112 磁気吸着面
Y 縦方向
12 磁気吸着アセンブリ
13 磁石
14 伸縮バネ
15 ワーク
L1 距離
L2 行進距離
【要約】      (修正有)
【課題】体積が小さくて薄型の、ワークを吸着する磁性末端効果器を提供する。
【解決手段】筐体と磁性ユニット6と磁性制御モジュールとを含み、筐体は収容空間と吸着面とを含み、磁性ユニット6は収容空間に配置され、吸着面の背面と対向して配置される磁力面61を有する。磁性制御モジュールは、動力源8と第1枢軸3と第2枢軸3Aと遮蔽帯4とを含み、第1枢軸3と第2枢軸3Aとは所定の距離を隔てて配置され、遮蔽帯4は第1枢軸3及び第2枢軸3Aに巻き付けるように設けられる。遮蔽帯4は磁力面61を遮蔽し、動力源8は遮蔽帯4を往復するように動かすことができ、遮蔽帯4は磁力保留部42と磁力遮蔽部41とに分かれる。磁力保留部42が磁力面61を遮蔽するとき、吸着面はワークを吸着する機能を有し、磁力遮蔽部41が磁力面61を遮蔽するとき、吸着面はワークを吸着する機能を有しない。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10