(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6181305
(24)【登録日】2017年7月28日
(45)【発行日】2017年8月16日
(54)【発明の名称】埋込可能医療デバイスの通信コイルへのノイズ結合を最小にする誘導構成部品の配向及び配置
(51)【国際特許分類】
A61N 1/36 20060101AFI20170807BHJP
A61N 1/362 20060101ALI20170807BHJP
【FI】
A61N1/36
A61N1/362
【請求項の数】14
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-528870(P2016-528870)
(86)(22)【出願日】2014年10月29日
(65)【公表番号】特表2016-536070(P2016-536070A)
(43)【公表日】2016年11月24日
(86)【国際出願番号】US2014062920
(87)【国際公開番号】WO2015069519
(87)【国際公開日】20150514
【審査請求日】2016年5月9日
(31)【優先権主張番号】61/902,089
(32)【優先日】2013年11月8日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/525,925
(32)【優先日】2014年10月28日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507213592
【氏名又は名称】ボストン サイエンティフィック ニューロモデュレイション コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(72)【発明者】
【氏名】オザワ ロバート ディー
(72)【発明者】
【氏名】モーゼン デイモン
(72)【発明者】
【氏名】ラモント ロバート ジー
【審査官】
松浦 陽
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2008/0172109(US,A1)
【文献】
特開平10−314138(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0211132(US,A1)
【文献】
国際公開第2013/115158(WO,A1)
【文献】
特表2012−532584(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2011/0112612(US,A1)
【文献】
国際公開第2013/119439(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61N 1/00−1/39
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
埋込可能医療デバイスであって、
第1の平面において直交する最小及び最大寸法を有し、前記第1の平面と垂直な第1の軸の周りに巻回されたコイルと、
第1の電圧から第2の電圧を生成するように構成された昇圧コンバータと、
を備え、
前記昇圧コンバータは、前記第1の平面を構成するか又はこれと平行な第2の平面において第2の軸の周りに巻回されたインダクタを備え、前記第2の軸は前記最大寸法と平行であることを特徴とするデバイス。
【請求項2】
前記コイルは、磁気誘導によって外部デバイスにデータを送信するように、及び/又は該外部デバイスからデータを受信するように構成されている、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記インダクタは前記第2の軸に沿った長さを有する、請求項1に記載のデバイス。
【請求項4】
前記インダクタは前記第2の軸に沿った長さを有していない、請求項1に記載のデバイス。
【請求項5】
前記インダクタは前記第2の軸に直交する寸法を有する、請求項4に記載のデバイス。
【請求項6】
バッテリをさらに備え、
前記第1の電圧は前記バッテリの電圧である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
少なくとも1つのレギュレータをさらに備え、
該少なくとも1つのレギュレータは、前記第2の電圧から、前記埋込可能医療デバイスの回路のための少なくとも1つの電源電圧を生成するように構成されている、請求項1に記載のデバイス。
【請求項8】
少なくとも1つの電極において治療電流を生成するように構成された電流発生回路をさらに備え、
前記第2の電圧は、前記電流発生回路のための電源電圧である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項9】
回路基板をさらに備え、
前記コイル及び前記インダクタは、前記回路基板の同じ側にある、請求項1に記載のデバイス。
【請求項10】
前記インダクタは前記コイルの面積範囲の内部にある、請求項1に記載のデバイス。
【請求項11】
前記インダクタは前記第2の軸に沿った長さを有し、前記第2の軸は前記コイルの前記最大寸法から等距離にある、請求項10に記載のデバイス。
【請求項12】
前記インダクタは前記第2の軸に沿った長さを有しておらず、前記インダクタは前記第2の軸に直交する寸法を有し、前記寸法は前記コイルの最大寸法から等距離にある、請求項10に記載のデバイス。
【請求項13】
前記インダクタは前記第1の軸に配置され、前記コイルの最大寸法から等距離にある、請求項1に記載のデバイス。
【請求項14】
前記インダクタは、前記第2の軸に巻回された終端巻線を有する環状体を備え、
前記終端巻線は前記第2の軸に沿った前記インダクタの長さを定める、請求項1に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、埋込可能パルス発生器等の埋込可能医療デバイスにおける無線通信の改善に関する。
【背景技術】
【0002】
埋込可能刺激デバイスは、様々な生物学的疾患を治療するために電気刺激をこれらの体内神経及び組織へ送出するものであり、刺激デバイスには、心不整脈を治療するペースメーカー、心細動を治療する除細動器、難聴を処置する蝸牛刺激器、盲目を処置する網膜刺激器、協働四肢運動を引き起こす筋肉刺激器、慢性疼痛を処置する脊髄刺激器、運動障害及び精神障害を治療する脳皮質及び脳深部刺激器、及び尿失禁、睡眠時無呼吸、肩亜脱臼などを治療する他の神経刺激器が含まれる。以下の説明は、一般に、米国特許第6,516,227号公報に開示されたような、脊髄刺激(SCS)システムのようなシステム内の本発明の使用に着目する。しかしながら、本発明は、あらゆる埋込可能医療デバイス及びあらゆる埋込可能医療デバイスシステムに適用性を見出すことができる。
【0003】
脊髄刺激システムは、一般的に埋込可能パルス発生器(IPG)を含み、例えば、2013年9月5日出願の米国仮特許出願番号61/874,194「内部支持構造体を用いつ埋込可能医療デバイスのための構成」に記載されている。
図1にはこの‘194出願のIPG10が平面図及び断面図で示され、IPGが機能するために必要な回路27及びバッテリ34を保持する生体適合デバイスのケース30を含む。IPG10は、電極アレイ12を形成する1又は2以上の電極リード14を介して電極16に接続される。電極16は、各電極16に接続された個々の信号線20を収納する可撓性本体18上に保持される。また、信号線20は、IPG10のヘッダ28に固定されたリードコネクタ24に挿入可能な近位接点22に接続され、ヘッダは、例えばエポキシ樹脂で構成することができる。近位接点22は、一旦挿入されると、リードコネクタ24のヘッダ接点26に接続し、次に、ヘッダ接点26は、フィードスルーピン48(
図2)によってケース30の内部の回路へ接続される。図示の実施形態では、2本のリード14に分けられたた16個の電極16が存在するが、リード及び電極の数は、用途特有なので変えることができる。電極リード14は、SCS用途では、一般的に、患者の脊髄内で硬膜の右側及び左側に埋め込まれる。次に、近位電極22は、IPGのケース30が埋め込まれる遠位の位置まで患者の組織を通り抜け、リードコネクタ24に接続される。
【0004】
図2は、ケース30が取り外されたIPG10の底面斜視図及び上面斜視図を示し、バッテリ34、通信コイル40、及びプリント基板(PCB)42を含む内部の構成部品を見ることができる。‘194出願で説明したように、これらの構成部品は、硬質(例えば、プラスチック)支持構造体38を使用して固定及び一体化される。本例のバッテリ34は、恒久的な非無線式再充電可能バッテリである。(バッテリ34は再充電可能とすることもでき、その場合、通信コイル40又は他の再充電コイルを使用し、無線で充電界磁を受信しかつ整流してバッテリ34を充電する。)通信コイル40は、磁気誘導によりIPG10と患者の外部デバイス(
図3)との間の双方向通信を可能にする。通信コイル40の端部は、支持構造体38内に成形されたコイルピン44に半田付けされ、PCB42上に対する通信コイル40の最終的な接続を助長する。PCB42は、IPG10の動作に必要な様々な回路27を統合する。
図1の断面図に示すように、通信コイル40は、IPG10の底面に平面40pで近接するが、PCB42は上面に平面42pで近接する。
【0005】
図3は、磁気誘導リンク90を介してIPG10の通信コイル40と通信するためのコイル108を備えた、外部コントローラ100を示す。外部コントローラ100は、手持ち可能で携帯式であることが好ましく、ユーザインタフェース(ディスプレイ、ボタン等)を含み、ユーザは、IPG10が供給している治療電流を調節すること(例えば、付与される刺激を増加又は減少させること、刺激を付与する電極を変更すること)、及びIPG10からのステータス情報を評価することが可能になる。
【0006】
従来の脊髄刺激システムでは、データは、周波数偏移変調(FSK)プロトコルを使用してリンク90に沿って双方向に送信され、周波数偏移変調では、ビットのシリアルストリングが中心周波数(例えば、fc=125kHz)の近くの異なる周波数でもって無線で送信される。例えば、IPG10に「0」ビットを送信する場合、外部コントローラ100(例えば、マイクロコントローラ)の制御回路102は、外部コントローラ100の変調器/送信器回路104にそのビットをデジタル方式で供給する。変調器/送信器104は、コイル108を同調させて、例えば121kHzでビット持続時間(例えば、250マイクロ秒)の間で共振させる。この周波数は、リンク90を介してIPG10の通信コイル40へ送信され、復調器/受信器回路49は、その周波数ごとに、「0」ビットをデジタル「0」として復号し、これをIPGの制御回路50(例えば、マイクロコントローラ)に解釈のために報告する。「1」ビットは同様に送信されるが、例えば129kHzである異なる周波数で送信されることになる。IPG10から外部コントローラ100へのデータの送信は、IPG10の変調器/送信器回路47及び外部コントローラ100の復調器/受信器回路106を介して同様に行う。
【0007】
外部コントローラ100とIPG10との間の無線通信は、様々な方法で行うことができ、外部コントローラは、2013年9月6日出願の米国仮特許出願番号61/874,863に記載するように様々に構成することができる。
【0008】
図4Aは、米国特許公開第2013/0331910号に記載された、IPG10のアーキテクチャを示す。特に強調して示すのは、IPG10の様々な電力供給装置であり、極太線で示される。一次バッテリ34は主電源電圧Vbatを供給し、ここからIPG10の他の全ての電源電圧が引き出される。Vbatは比較的低く(例えば、約3ボルトであるが、IPG10の耐用年数を通じて使い果たされる)、IPG10の特定の回路はVbatの供給電圧よりも高い電源電圧を必要とするので、IPG10は昇圧回路を含む。具体的には、以下に詳細に説明するように、IPG10は、第1の昇圧コンバータ52及び第2の昇圧コンバータ70を含み、いずれもVbatを異なる電源電圧、すなわちVup及びV+に電圧変換するためにDC−DCコンバータを備える。
【0009】
第1の昇圧コンバータ52は電源Vupを発生し、電源Vupは、アナログ回路62、デジタル回路64(マイクロコントローラ50を含む)、及びメモリ60を含むIPG10の大部分の回路のための電源を構成する。Vupは、これらの回路の各々に専用の別個の電源電圧Va、Vd、及びVfを得るために調整することができる(レギュレータ54、56及び58毎に)。一例では、Vupは、約3.2ボルトに等しいものとすることができ、低ドロップアウトレギュレータ54、56、58は、約2.8ボルトの電源Va、Vd、及びVfを生成する。アナログ回路62、デジタル回路64、及びメモリ64の詳細は、前記‘510出願に記載されており本明細書では詳細に説明しない。Vupは、これを基準電圧Vrefと比較する監視及び調整ブロック53で監視され、Vupが低すぎるか否かを判定するようになっている。以下に説明するように、Vupが低すぎる場合、このブロック53は、制御信号boost1によって第1の昇圧コンバータ53に作動するように指示する。
【0010】
第2の昇圧コンバータ70は、1又は2以上の電極16での治療電流パルス(Iout)を生成する電流発生回路74への給電のための、コンプライアンス電圧V+と呼ばれる異なる電源電圧を発生するために使用される。
図4Aでは、この電流発生回路は、デジタル制御信号(CNTR)に応じて所定の振幅、周波数、及び持続時間の電流パルスを供給する、1又は2以上のデジタルアナログ変換器(DAC74)を備える。所定の電流パルスは、前提とする患者に対して適宜、又は患者ごとに異なる場合があるので、V+は一定ではなく、代わりに所定の電流パルスを供給するのに過度に低くなく、しかもバッテリ34の電力を無駄にするほど過度に高くない、最適なレベルに設定される。具体的には、V+監視及び調整回路76は、デジタルアナログ変換器74の両端の電圧降下を監視し、これを用いて第2の昇圧コンバータ70を制御して、制御信号boost2に応じた適切な大きさの電源電圧V+を発生するようになっている。同様に、コンプライアンス電圧の発生に関する詳細内容は、前記‘510出願に記載されている。
【0011】
第1の昇圧コンバータ52(Vupを生成する)及び第2の昇圧コンバータ70(V+を生成する)の両者は基本回路が同じであり、
図4Bに示す公知のインダクタベースの昇圧コンバータを備えることができる。パルス幅変調器80は、制御信号boostl又はboost2によって有効にされると、トランジスタ84のゲートに送られるクロック信号(CLK)のパルス幅(PW)を変調する。トランジスタ84がオンの場合、電流(I)はインダクタ82を通過する。トランジスタ84がオフの場合、インダクタ82の電流は、ダイオード86を通ってコンデンサ88に放電され、コンデンサのトッププレートは、第1の昇圧コンバータ52ではVupを成し、第2の昇圧コンバータ70ではコンプライアンス電圧V+を成す。コンデンサ88がすでにバッテリ電圧Vbatに充電されるので、インダクタ82からの追加電荷は、Vup又はV+を電圧Vbatよりも高い値に昇圧させるが、ダイオード86は、この過剰電荷が回路へ逆向きに逃げるのを防止する。コンデンサ88は、電荷を蓄積することに加えて、さらにVup及びV+をフィルタ処理して安定化させる。従って、トランジスタ84のゲートがオンとオフの間で周期的に振動する際に、Vup又はV+は、ゲートパルス列のデューティサイクルで決まる比率で昇圧し続ける。制御信号boost1又はboost2が無効にされると、トランジスタ84のゲートでの振動が停止し、これにより各電源が接続された回路によって電荷が消費されるのでVup又はV+が降下する。もちろん、第1及び第2の昇圧コンバータ52及び70で使用される電気回路値の詳細は、これらの異なる機能及びこれらが生成する必要がある電圧に応じて異なるはずである。制御信号boostl及びboost2は、デジタル方式又はアナログ方式とすることができ、所望の電源電圧を生成するために昇圧コンバータがどの程度作動する必要があるかを示す、デジタル値又はアナログ値を含むことができる。
【0012】
昇圧コンバータにはIPGで動作可能なテレメトリ回路を妨害するおそれがあることが公知である。コンプライアンス電圧V+を生成する第2の昇圧コンバータ70を考慮してこの問題を考察する、米国特許公開第2010/0211132号公報を参照されたい。その理由は、昇圧コンバータは、動作時にインダクタ82を流れる電流Iによって磁界85を生成し、この磁界85は、IPGの通信コイル40に結合するからである。通信コイル40が高品質係数及び良好な帯域外ノイズ除去性能を有していても、インダクタ82が生成する磁界85は、依然として通信コイルのほぼ帯域内にある(例えば、100kHzから150kHz)周波数成分を有する可能性がある。さらに、磁界85に存在する周波数成分は、どんなときでも昇圧コンバータが生成する電源電圧に依存するので、制御が困難な場合がある。インダクタ82による干渉が激しい場合、テレメトリは信頼できない可能性がある。通信コイル40で受信したテレメトリ信号の大きさが非常に小さい場合に、通信コイル40によるデータ受信時のインダクタ82による干渉が特に問題となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】米国仮特許出願第61/874,194号
【特許文献2】米国特許公開第2013/0331910号明細書
【特許文献3】米国特許公開第2010/0211132号明細書
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】従来技術による、埋込可能パルス発生器(IPG)を示す。
【
図2】従来技術による、ケースを取り外した状態のIPGを示す。
【
図3】従来技術による、外部コントローラと通信するIPG、及び各々に含まれる電気回路を示す。
【
図4B】より高い電源電圧を発生させるために使用される昇圧コンバータ回路を示し、IPGの通信コイルと干渉する場合があるインダクタを含む。
【
図5A】本発明の態様による、IPGの通信コイル内の昇圧コンバータのインダクタの好適な配向及び配置を示す。
【
図5B】本発明の態様による、IPGの通信コイル内の昇圧コンバータのインダクタの好適ではない配向及び配置を示す。
【
図5C】好ましい配向及び配置を示す断面図である。
【
図6A】
図5Aの配向に関連する長さを有する、昇圧コンバータに使用可能なインダクタのデザインを示す。
【
図6B】
図5Bの配向に関連する長さを有する、昇圧コンバータに使用可能なインダクタのデザインを示す。
【
図7A】従来技術による、IPGのコイルと外部コントローラのコイルとの間の誘導結合を示す。
【
図7B】従来技術による、IPGのコイルと外部コントローラのコイルとの間の誘導結合を示す。
【
図8A】開示された技術を1つの形状の通信コイルに適用した図である。
【
図8B】開示された技術を別の形状の通信コイルに適用した図である。
【
図9A】開示された技術を軸に沿って長さを有していないインダクタに適用した図である。
【
図9B】開示された技術を軸に沿って長さを有していないインダクタに適用した図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
IPG10のデザインは、特に、通信コイル40と、昇圧コンバータ52又は70のいずれかのインダクタ82との間の結合に関する。
図2に示すように、ケース30の内部のバッテリ34のサイズに起因して、PCB42及び通信コイル40は、バッテリ34とヘッダ28との間のケース30内の比較的小さな容積Vに追いやられる。通信コイル40及びPCB42の両者は、この容積V内で可能な限り大きくして、通信コイル40の面積を増大させて(これにより外部との通信が改善する)、IPG電子機器のためのPCB42の面積を最大にすることが好ましい。
【0016】
その結果、
図5Aを参照すると、通信コイル40は、前述のような異なる平行な面40p及び42pではあるが、PCB42の周辺の周りに実施される。昇圧コンバータ52又は70のインダクタ82はPCB42に取り付けられることになるので、インダクタ82は、このインダクタ82が存在する平面82p(
図5C)に投影された通信コイル40の面積範囲A(
図5A)の内部にある。インダクタ82は、通信コイル40の面積範囲Aの内部にあるので、通信コイル40の外側に配置される場合に比較して、通信コイル40に近接するので、干渉する可能性が高い。詳細には、IPG10の通信コイル40は、直交する最小寸法X及び最大寸法Yを有するので、インダクタ82は、少なくとも若干、最大寸法Yに近接する必要がある。図示のように、通信コイル40の面積範囲A、並びに寸法X及びYは、コイルの中心円周40cに対して決定されるが、コイルの内周又は外周に対して決定することもできる。
【0017】
本発明者は、特に、インダクタ82の長さがLの場合、通信コイル40に対する昇圧コンバータのインダクタ82の配向及び配置が、IPG10のインダクタ82の通信コイル40との干渉に影響を及ぼすことに気付いている。
図6A及び
図6Bは、昇圧コンバータ52又は70で使用可能なインダクタ82に関する異なる構成を示す。
図6Aは、らせん状インダクタ82Aを示し、インダクタ82Aの平面82p(
図5C)において軸82Aaの周りに巻回される。
図6Bのインダクタ82Bは、例えば、村田製作所で製造された8300シリーズのパワーインダクタ、又はCooper Electronic Technologiesで製造されたMicro−Pac Plusのパワーインダクタを示す。このインダクタのデザインでは、インダクタンスは、主としてインダクタ82Bのパッケージ94の内部のトロイド巻線92によって規定される。しかしながら、端部96a及び96bは、同様に平面82pの軸82Baの周りに巻回されて終端する。何れの場合も、軸82aの周りの巻線がインダクタ82の長さLを定める(インダクタ82A及び82Bの巻線の直径を構成し得る寸法Zも示されるが、この寸法Zは、差し当たりは無視する。寸法Zは
図9A及び
図9Bに関連して以下に説明する)。
【0018】
また、
図6A及び
図6Bには、昇圧コンバータが作動する場合に、インダクタ82A及び82Bから発生する磁束線が点線で示されている。最大の磁界強度82maxと見なすことができ、これは当業者であれば理解できるように、磁束密度が最大となる位置にある。
図6Aのインダクタ82Aに関して、最大磁界強度82Amaxは、インダクタ82Aの内側の軸82Aaに沿うラインに発生する。同様に、
図6Bのインダクタ82Bに関して、最大の磁場強度82Bmaxは、終端巻線96a及び96bの軸82Baに沿って発生するが、2つの別々のラインで発生する(実際には、最大磁界強度82Bmaxは、同様にトロイド92を通って円形形状に進むが、磁場は、トロイドの内部に閉じ込められて外部に延在しないので無視できる)。また、磁界強度は、比較的強く(最大ではないが)、軸82aに沿ってインダクタ82の長さLの端部から延び、ここでは磁束密度は依然として比較的高い。
【0019】
本発明者は、
図6A及び
図6Bに示すようなインダクタ82は、その配向に応じて、すなわち、その長さL又は軸82aが、通信コイル40の最小X及び最大Y寸法と平行であるか又は直交するかに応じて、通信コイル40と干渉することを見出した。詳細には、本発明者は、Vupの生成に使用する第1の昇圧コンバータ52のインダクタ82が特に問題となることを見出したが、前述の‘132公開公報に説明されるように、V+の生成に使用する第2昇圧コンバータ70のインダクタ82も依然として考慮する。
【0020】
図5Aには、通信コイル40に対するインダクタ82の好適で干渉が最小限の配向が示され、インダクタの長さL(軸82a)は、最大寸法Yと平行でありかつ最小寸法Xに直交する。対照的に、インダクタの長さL(軸82a)が最大寸法Yに垂直でありかつ最小寸法Xと平行である
図5Bのインダクタ82の配向は、通信コイル40により多くのノイズを引き起こす。簡略化のため、昇圧コンバータ52又は70のうちの一方の1つのインダクタ82を示しているが、好ましくは、開示された好適な配向及び配置は両方のインダクタ82に適用される。
【0021】
昇圧コンバータのインダクタ82の配向は、通信コイル40に付与されるノイズに関して著しく異なる必要があることは自明ではなく、その理由は、通信コイル40とのデータ通信を助けると理解されている従来の理解では、インダクタ82は、概して通信コイル40と良好に結合しないからである。公知のように、IPG10の通信コイル40と外部コントローラ100のコイル108との間の良好な誘導結合は(
図3)、
図7Aに示すように、これらのコイルが巻回された軸40aと108aとが平行である場合に生じる(好ましくは、同一直線上にある)。2013年10月4日出願の米国特許出願番号61/887,237を参照されたい。結合は、これらの軸40aと108aとの間の角度θが大きくなる従って低減し(
図7B)、軸40aと108aとが直交する場合に最小となる。インダクタ82の軸82aと通信コイル40の軸40aとが直交するので、インダクタ82からのノイズ結合が有意になることはないので、通信コイル40に対するインダクタ82の配向又は配置が問題になることはない。
【0022】
それにも関わらず、
図5Aに示すインダクタ82と通信コイル40との間の結合の低減は、前述した理由によりこの結合が有意でないと見なされる場合でも、インダクタ82及び通信コイル40からの磁束のオーバーラップの最小化に起因する。インダクタ82が
図5Aの配向である場合、インダクタ82の長さLの端部と通信コイル40との間の距離D1は、
図5Bの配向での距離D2よりも大きく、これらの距離は、インダクタ82を通信コイル40の各最大寸法Yから等距離に配置して測定したものである。さらに、インダクタ82の磁場の強度は、その軸82aに沿って最も強いので、
図5Bの短い距離D2がはるかに問題となる。インダクタ82と通信コイル40とが同じ平面にない場合(IPG10の場合のように)、距離D1及びD2は、
図5A及び
図5Bに示すように平面的とならないことに留意されたい。(同様に、インダクタ82の寸法Z(
図6A及び
図6B)は、通信コイル40の最小寸法Xよりも非常に小さいと想定するが、このことは実際の実施において常に当てはまるものではない)。この距離D1及びD2は、通信コイル40の中心円周以外に関して決定することもできる。
【0023】
図5Aは、インダクタ82の最適な配向を示すだけでなく、追加的に、通信コイル40の面積範囲Aでのインダクタ82の最適な配置を示し、インダクタ82は通信コイルの軸40aに配置される。この配置により、インダクタ82の長さLの両端部は、通信コイル40の最大寸法Y及び最小寸法Yの両方から等距離となる。本発明者は、この配置は、前述のように通信コイル40との干渉を引き起こす傾向がある第1の昇圧コンバータ52のインダクタにとってより重要であると考えている。
【0024】
このインダクタ82の最適配置は、PCB42上に存在する他の回路によっては不可能な場合があり、必須ではない。他の実施例では、最適に配向されたインダクタ82は、通信コイル40の面積範囲Aの内部の領域Rの内部に配置することができ、この領域Rは、Y寸法に対する閾値距離(Dy)及びX寸法に対する閾値距離(Dx)によって限定することができる。好ましい実施形態では、DxはDyよりも大きく、比較的強い磁界が、インダクタ82の長さLの端部から軸82aに沿って放射され、結果的にこの軸82aに沿った通信コイル40に対する大きな距離が好ましいことが認められる。
【0025】
領域R(並びに距離Dx及びDy)は、
図5A及び5Bのインダクタ82の配向及び配置を参照して決めることができる。例えば、Rは境界として定めることができ、この境界では、インダクタ82と通信コイル40との間の結合は、
図5Aの配向及び配置に比べて一定量(例えば、50%)だけ増大し、又は結合は、
図5Bの配向及び配置に比べて一定量(例えば、50%)だけ減少する。好ましい配置領域Rの境界を設定するために、他の測定基準又は閾値を利用することもできる。また、領域Rは、1次元に限定することができる。例えば、1つの実施例では、Dy=D1であり、最適に配向されたインダクタ82の配置を、コイル40の長いY部分と平行でかつこれらから等距離にある軸R’に沿って有効に規制する。このような配置は、昇圧コンバータ52のインダクタ82及びIPG10の第2の昇圧コンバータ70に対して好適であり、重要度の高い第1の昇圧コンバータ52のインダクタは、コイル40の軸40aに又は軸R’の近くに配置され、重要度が低い第2の昇圧コンバータ70のインダクタ82は、同様に軸R’に沿って配置されるが、コイル40の短い部分Xの近くに配置される。
【0026】
前記で触れたように、通信コイル40に対する昇圧コンバータのインダクタ82の好適な配向及び配置は、インダクタ82が通信コイル40と同じ平面40pにあること、すなわち、インダクタ82の軸82aが通信コイル40の平面40pにあることを必要としない。代わりに、IPG10に関して
図5Cに示すように、インダクタ82の軸82aは、通信コイル40の平面40pと平行な異なる平面82pに配置することができる。インダクタ82及び通信コイル40の両者は、IPG10のPCB42の同じ側に近接するが、これは必須ではなく、例えば、インダクタ82は、他の回路27の一部としてPCB42の反対側に近接することができる。また、昇圧コンバータ52及び70内のインダクタ82は、PCB42の異なる側に現われることができ、一方は
図5Cに示すように配置され、他方は回路27の一部を構成する。IPGの他の実施例では、インダクタ82及び通信コイル40の1又は2以上は、同一平面内に存在することができる。例えば、インダクタ82及び通信コイル40の1又は2以上は、両方ともPCB42の同じ側に固定して、インダクタ82をコイル40の巻線の内側にすることができる。
【0027】
昇圧コンバータのインダクタ82の好適な配向及び配置は、直交する最大及び最小寸法X及びYが容易に認識できない通信コイル40と一緒に使用することができる。例えば、
図8Aには、米国特許公開第2011/0112610号に開示されるような、略半円形に成形された通信コイル40を備えるIPG10’が示される。通信コイル40の形状は矩形ではないが、直交する最小及び最大寸法X及びYは、点線で示すように通信コイル40を矩形で境界付けすることで(全周に沿って)同様に特定することができる。1つの実施例では、インダクタ82の好適な配向は、本開示による教示を用いて、インダクタ82の軸82aを最大寸法Yと平行かつ通信コイル40(D1)に対して等間隔に配向することによって常にもたらされる。インダクタ82のこの配置は、
図5Aの配向及び配置に類似した最小寸法Xの最大範囲で生じることが好ましい。
図8Bには、楕円形状の通信コイル40に対する同じ原理が示され、この場合でもインダクタ82の好適な配向及び配置が示される。前述したように、
図8A及び
図8Bに示したインダクタ82の配向及び配置に対する他の変形例を実施することができる。
【0028】
開示された技術の実施例は、
図6A及び
図6Bに示すインダクタ82とは異なる形状のインダクタに適用することもできる。例えば、
図9Aの断面図において、インダクタ82Cは、軸82Caの周りに巻回されかつ本質的に単一の平面82Cpに巻回された平らなコイル(通信コイル40に類似する)を備えるように示される。このインダクタ82Cは、軸82Caに沿った長さLを有していないが(巻線の厚さは無視)、各巻線の間の軸82Caに垂直な寸法Zを有する(寸法Zは、前記で触れたようにインダクタ82Cの直径を構成することができる)。
【0029】
この寸法Zにも関わらず、インダクタ82Cの好適な配向は、
図9Bに示すように、インダクタの軸82Caが依然として最大寸法Yと平行である配向とすることができる。
図9Aの磁束線で示すように、このことは同様にインダクタ82Cの磁界強度の理解の結果である。インダクタ82Cの磁界強度は、中心で最も強いが(82Cmax)、軸82Caに沿っても比較的強く、インダクタ82Cの中心から同じ距離にある巻線の周りの磁界よりも強くすることができる。このため、インダクタ82Cを
図9Bに示す配向にすることは、インダクタの巻線と通信コイル40との間の距離D3を最大にしない場合でも好適とすることができる。領域Rは、この配向に関してインダクタ82Cを周りに配置でき、同時に依然として通信コイル40に対する低い結合を適切にもたらし、前述の説明と矛盾しないことが分かる。
【0030】
通信コイル40との干渉を低減することに焦点を当てたが、昇圧コンバータのインダクタ82の配向及び配置に関する開示された教示は、インダクタ82と、IPGの他のコイル又はインダクタとの、例えば、
図8Aに示され外部の充電器から無線で電力を受信するために用いる充電コイル41との干渉を防止するのを助けることに留意されたい。同様に、開示された教示は、IPGにおけるインダクタ、コイル、又は巻回された終端を備えた他の構成部品(昇圧コンバータに関連しない)を、通信コイル40との干渉を防止する方法でもって配向及び配置するために用いることもできる。
以下に本発明の実施形態を記載する。
(実施形態1)埋込可能医療デバイスであって、
第1の平面において直交する最小及び最大寸法を有し、第1の軸の周りに巻回されたコイルと、
第1の電圧から第2の電圧を生成するように構成された昇圧コンバータと、を備え、
前記昇圧コンバータは、前記第1の平面を構成するか又はこれと平行な第2の平面において第2の軸の周りに巻回されたインダクタを備え、前記第2の軸は前記最大寸法と平行であることを特徴とするデバイス。
(実施形態2)前記コイルは、磁気誘導によって外部デバイスにデータを送信するように、及び/又は該外部デバイスからデータを受信するように構成されている、実施形態1に記載のデバイス。
(実施形態3)前記インダクタは前記第2の軸に沿った長さを有する、実施形態1に記載のデバイス。
(実施形態4)前記インダクタは前記第2の軸に沿った長さを有していない、実施形態1に記載のデバイス。
(実施形態5)前記インダクタは前記第2の軸に直交する寸法を有する、実施形態4に記載のデバイス。
(実施形態6)バッテリをさらに備え、前記第1の電圧は前記バッテリの電圧である、実施形態1に記載のデバイス。
(実施形態7)少なくとも1つのレギュレータをさらに備え、
該少なくとも1つのレギュレータは、前記第2の電圧から、前記埋込可能医療デバイスの回路のための少なくとも1つの電源電圧を生成するように構成されている、実施形態1に記載のデバイス。
(実施形態8)前記少なくとも1つの電源電圧は、前記埋込可能医療デバイスの1又は2以上のデジタル又はアナログ回路に給電される、実施形態7に記載のデバイス。
(実施形態9)少なくとも1つの電極において治療電流を生成するように構成された電流発生回路をさらに備え、前記第2の電圧は、前記電流発生回路のための電源電圧である、実施形態1に記載のデバイス。
(実施形態10)前記昇圧コンバータは、前記電流発生回路の両端の電圧降下を受け、前記昇圧コンバータは、前記電圧降下に応じて前記電流発生回路のための前記電源電圧を生成するように構成されている、実施形態9のデバイス。
(実施形態11)回路基板をさらに備え、前記コイル及び前記インダクタは、前記回路基板の同じ側にある、実施形態1に記載のデバイス。
(実施形態12)前記コイルは矩形である、実施形態1に記載のデバイス。
(実施形態13)前記インダクタは前記コイルの面積範囲の内部にある、実施形態1に記載のデバイス。
(実施形態14)前記インダクタは前記第2の軸に沿った長さを有し、前記第2の軸は前記コイルの前記最大寸法から等距離にある、実施形態13に記載のデバイス。
(実施形態15)前記インダクタは前記第2の軸に沿った長さを有しておらず、前記インダクタは前記第2の軸に直交する寸法を有し、前記寸法は前記コイルの最大寸法から等距離にある、実施形態13に記載のデバイス。
(実施形態16)前記インダクタは前記第1の軸に配置され、前記コイルの最大寸法から等距離にある、実施形態1に記載のデバイス。
(実施形態17)前記インダクタは、前記第2の軸に巻回された終端巻線を有する環状体を備え、前記終端巻線は前記第2の軸に沿った前記インダクタの長さを定める、実施形態1に記載のデバイス。
(実施形態18)前記直交する最小及び最大寸法は、前記コイルを矩形に境界付けすることで特定される、実施形態1に記載のデバイス。
(実施形態19)埋込可能医療デバイスであって、
第1の平面において直交する最小及び最大寸法を有し、第1の軸の周りに巻回された通信コイルと、
前記第1の平面を構成するか又はこれと平行な第2の平面の第2の軸の周りに巻回されたインダクタと、を備え、
前記インダクタは、前記通信コイルの面積範囲の内部にあり、前記第2の軸は前記最大寸法と平行であることを特徴とするデバイス。
(実施形態20)前記通信コイルは、磁気誘導によって外部デバイスにデータを送信するように、及び/又は該外部デバイスからデータを受信するように構成されている、実施形態19に記載のデバイス。
(実施形態21)前記インダクタは前記第2の軸に沿った長さを有する、実施形態19に記載のデバイス。
(実施形態22)前記インダクタは前記第2の軸に沿った長さを有していない、実施形態19に記載のデバイス。
(実施形態23)前記インダクタは前記第2の軸に直交する寸法を有する、実施形態22に記載のデバイス。
(実施形態24)第1の電圧から第2の電圧を生成するように構成された昇圧コンバータをさらに備え、前記インダクタは、前記昇圧コンバータの構成部品を備える、実施形態19に記載のデバイス。
(実施形態25)バッテリをさらに備え、前記第1の電圧は前記バッテリの電圧である、実施形態24に記載のデバイス。
(実施形態26)少なくとも1つのレギュレータをさらに備え、
該少なくとも1つのレギュレータは、前記第2の電圧から、前記埋込可能医療デバイスの回路のための少なくとも1つの電源電圧を生成するように構成されている、実施形態25に記載のデバイス。
(実施形態27)少なくとも1つの電極において治療電流を生成するように構成された電流発生回路をさらに備え、前記第2の電圧は、前記電流発生回路のための電源電圧である、実施形態24に記載のデバイス。
(実施形態28)回路基板をさらに備え、前記通信コイル及び前記インダクタは、前記回路基板の同じ側にある、実施形態19に記載のデバイス。
(実施形態29)前記通信コイルは矩形である、実施形態19に記載のデバイス。
(実施形態30)前記インダクタは前記第2の軸に沿った長さを有し、前記第2の軸は前記通信コイルの前記最大寸法から等距離にある、実施形態19に記載のデバイス。
(実施形態31)前記インダクタは前記第2の軸に沿った長さを有しておらず、前記インダクタは前記第2の軸に直交する寸法を有し、前記寸法は前記通信コイルの最大寸法から等距離にある、実施形態19に記載のデバイス。
(実施形態32)前記インダクタは前記第1軸に配置され、前記通信コイルの最大寸法から等距離にある、実施形態19に記載のデバイス。
(実施形態33)前記インダクタは、前記第2の軸に巻回された終端巻線を有する環状体を備え、前記終端巻線は前記第2の軸に沿った前記インダクタの長さを定める、実施形態19に記載のデバイス。
(実施形態34)前記直交する最小及び最大寸法は、前記通信コイルを矩形に境界付けすることで特定される、実施形態19に記載のデバイス。
【符号の説明】
【0031】
10’ IPG
28 ヘッダ
34バッテリ
40 通信コイル
41 充電コイル
42 PCB
52、70 昇圧コンバータ
82 インダクタ
82a 軸
X 最小寸法
Y 最大寸法
D1、D2 距離
L 長さ