特許第6181310号(P6181310)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6181310ハイブリッド・メモリ・モジュール用メモリの入出力を構成するための装置および方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6181310
(24)【登録日】2017年7月28日
(45)【発行日】2017年8月16日
(54)【発明の名称】ハイブリッド・メモリ・モジュール用メモリの入出力を構成するための装置および方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 12/06 20060101AFI20170807BHJP
   G06F 12/00 20060101ALI20170807BHJP
   G11C 7/10 20060101ALI20170807BHJP
【FI】
   G06F12/06 525C
   G06F12/06 515K
   G06F12/00 597U
   G11C7/10 480
【請求項の数】9
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2016-533336(P2016-533336)
(86)(22)【出願日】2014年7月31日
(65)【公表番号】特表2016-527647(P2016-527647A)
(43)【公表日】2016年9月8日
(86)【国際出願番号】US2014049096
(87)【国際公開番号】WO2015023445
(87)【国際公開日】20150219
【審査請求日】2016年3月30日
(31)【優先権主張番号】13/965,008
(32)【優先日】2013年8月12日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595168543
【氏名又は名称】マイクロン テクノロジー, インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(74)【代理人】
【識別番号】100106851
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 泰久
(72)【発明者】
【氏名】プレイサー,マシュー エー.
【審査官】 後藤 彰
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−357684(JP,A)
【文献】 特開2007−172811(JP,A)
【文献】 特開2007−026504(JP,A)
【文献】 特開2001−005723(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0086309(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0294295(US,A1)
【文献】 国際公開第2013/028827(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 12/00
G06F 12/06
G11C 7/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一群の端子、第二群の端子及び第三群の端子を備えるホストと、
前記ホストと接続されたメモリモジュールと、
を備え、前記メモリモジュールは、
第一群の入出力サブセット及び前記ホストの前記第一群の端子と接続される第二群の入出力サブセットを備え、前記第一群及び前記第二群の入出力サブセットのいずれか一方より受けるコマンド信号をデコードする第一のコマンドデコーダを備える第一の揮発性メモリと、
第三群の入出力サブセット及び前記ホストの前記第二群の端子と接続される第四群の入出力サブセットを備え、前記第三群及び前記第四群の入出力サブセットのいずれか一方より受けるコマンド信号をデコードする第二のコマンドデコーダを備える第二の揮発性メモリと、
第四群の端子を備える不揮発性メモリと、
前記第一の揮発性メモリの前記第一群の入出力サブセットと接続される第五群の端子、前記第二の揮発性メモリの前記第三群の入出力サブセットと接続される第六群の端子、前記不揮発性メモリの前記第四群の端子と接続される第七群の端子及び前記ホストの前記第三群の端子と接続される第八群の端子を備える制御回路と、
を有することを特徴とする装置。
【請求項2】
前記第一の揮発性メモリは前記第一のコマンドデコーダと接続する第一のモードレジスタを備え、前記第二の揮発性メモリは前記第二のコマンドデコーダと接続する第二のモードレジスタを備える請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第一のモードレジスタが第一の動作モード用の情報を保持する時に、前記第二群の入出力サブセットを介した通信がイネーブルとされ、且つ、前記第一群の入出力サブセットを介した通信がディスエーブルとされ、
前記第一のモードレジスタが第二の動作モード用の情報を保持する時に、前記第一群の入出力サブセットを介した通信がイネーブルとされ、且つ、前記第二群の入出力サブセットを介した通信がディスエーブルとされる請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記第二のモードレジスタが前記第一の動作モード用の情報を保持する時に、前記第四群の入出力サブセットを介した通信がイネーブルとされ、且つ、前記第三群の入出力サブセットを介した通信がディスエーブルとされ、
前記第二のモードレジスタが前記第二の動作モード用の情報を保持する時に、前記第三群の入出力サブセットを介した通信がイネーブルとされ、且つ、前記第四群の入出力サブセットを介した通信がディスエーブルとされる請求項3に記載の装置。
【請求項5】
電源異常イベントが生じた時に、前記第一及び第二のモードレジスタが前記第二の動作モード用の情報を保持するように制御される請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記第一のモードレジスタが前記第二の動作モード用の情報を保持する時に、前記第一の揮発性メモリは、前記第一群の入出力サブセット及び前記制御回路を介して前記不揮発性メモリとの間でデータ転送を行う請求項3に記載の装置。
【請求項7】
前記第二のモードレジスタが前記第二の動作モード用の情報を保持する時に、前記第二の揮発性メモリは、前記第三群の入出力サブセット及び前記制御回路を介して前記不揮発性メモリとの間でデータ転送を行う請求項4に記載の装置。
【請求項8】
前記不揮発性メモリの容量は前記第一及び第二の揮発性メモリの容量よりも大きい請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記第一の揮発性メモリの前記第二群の入出力サブセット及び前記第二の揮発性メモリの前記第四群の入出力サブセットの各々は、×4構成、×8構成、×16構成のいずれか一つを有する請求項1に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
ハイブリッド・メモリ・モジュールは、揮発性メモリ(例、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM))および不揮発性メモリ(例、フラッシュ・メモリ)を含むメモリ・モジュールである。いくつかの例では、ハイブリッド・メモリ・モジュールは、通常動作中に標準揮発性メモリ・モジュールとして機能することもでき、ホスト・コントローラのコマンドに応じて、揮発性メモリから不揮発性メモリにデータを転送することが可能である。現在の設計では、ホスト・コントローラとメモリ・モジュールの揮発性メモリとの間の信号バスから、揮発性メモリと、不揮発性メモリに結合されたメモリ・モジュール・コントローラとの間の信号バスへの切換えを可能にするマルチプレクサ集積回路(IC)が使用されている。メモリ・モジュール・コントローラは、揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリの動作を制御するように構成することもでき、たとえば、揮発性メモリ−不揮発性メモリ間でデータを転送するようにこれらメモリを制御する。これらのマルチプレクサICは、費用がかさみ、メモリ・モジュール上で追加のスペースを使い、ホスト・コントローラ−揮発性メモリ間の信号バスに電気的負荷を加える場合がある。
【発明の概要】
【0002】
複数の装置例が提供される。装置の一例は、不揮発性メモリと、この不揮発性メモリに結合された揮発性メモリとを含むハイブリッド・メモリ・モジュールを備えることがある。この不揮発性メモリは、第1の動作モード中に第1の入出力(I/O)サブセット(subset)を使用して通信を行うように構成し、第2の動作モード中に第2の入出力サブセットを使用して通信を行うように構成することもできる。
【0003】
装置の一例は、不揮発性メモリと、この不揮発性メモリに結合された制御回路とを含むこともある。この装置例は、制御回路に結合された揮発性メモリを更に含み、バスとの通信では第1の入出力サブセットをイネーブルし、制御回路との通信では第2の入出力サブセットをイネーブルするように構成されることもある。制御回路は、揮発性メモリ−不揮発性メモリ間で情報を転送するように構成されることもある。
【0004】
複数のメモリ例が提供される。メモリの一例は、第1のバスに結合されるように構成された第1の入出力サブセットと、第2のバスに結合されるように構成された第2の入出力サブセットとを含むこともある。このメモリ例は、第1の入出力サブセットについては第1の動作モードを設定する情報をプログラムされ、第2の入出力サブセットについては第2の動作モードを設定する情報をプログラムされるように構成されたモード・レジスタを更に含むこともある。このメモリ例は、モード・レジスタに結合された制御ロジックを更に含み、第1のモードが設定されることに応答して第1の入出力サブセットを介した通信をイネーブルし、第2のモードが設定されることに応答して第2の入出力サブセットを介した通信をイネーブルするように構成されることもある。
【0005】
複数のハイブリッド・メモリ・モジュールの例が提供される。ハイブリッド・メモリ・モジュールの一例は、動作モードに基づいて、第1の入出力サブセットまたは第2の入出力サブセットを使用して通信を行うように構成された複数の揮発性メモリを含むこともある。この例のハイブリッド・メモリ・モジュールは、第2の入出力サブセットを介して複数の揮発性メモリと通信を行うように構成された制御回路を更に含むこともある。
【0006】
本明細書では複数の方法例を開示する。一方法例は、ハイブリッド・メモリ・モジュールの揮発性メモリが第1の動作モードである間、揮発性メモリの第1の入出力サブセットを介してホストから情報を転送することを含むことがある。この方法例は、揮発性メモリが第2の動作モードである間、揮発性メモリの第2の入出力サブセットを介して、ハイブリッド・メモリ・モジュールの制御回路に情報を転送することを更に含むこともある。
【0007】
一方法例は、第1の動作モードに応答して、第1の入出力サブセットを介して通信を行うように揮発性メモリを構成することと、第2の動作モードに応答して、第2の入出力サブセットを介して通信を行うように揮発性メモリを構成することとを含むことがある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示内容の一実施形態によるハイブリッド・メモリ・モジュールを含む装置の特定の一例示的実施形態のブロック図である。
図2】本開示内容の一実施形態によるハイブリッド・メモリ・モジュールを含む装置の特定の一例示的実施形態のブロック図である。
図3】本開示内容の一実施形態によるメモリのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示内容の実施形態が十分に理解されるように、特定詳細を以下に記載する。ただし、これらの特定詳細なしに本開示内容の実施形態を実施することができることは、当業者には明らかであろう。さらに、本明細書に記載する本開示内容の特定の実施形態は、例として提供されるものであり、本開示内容の範囲をこれら特定の実施形態に限定するために使用されるべきではない。
【0010】
図1に関連して、本発明の一実施形態によるハイブリッド・メモリ・モジュールを含む装置の特定の一例示的実施形態を開示し、これを概ね100で示す。装置100は、集積回路、メモリ・デバイス、メモリ・システム、電子デバイスまたはシステム、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、サーバなどであってもよい。装置100は、ハイブリッド・メモリ・モジュール120を含んでもよい。ハイブリッド・メモリ・モジュール120は、ホスト・バスを介してホスト110に結合された揮発性メモリ122を含む。揮発性メモリ122は、1つまたは複数の揮発性メモリ、たとえばDRAMを含んでもよい。ハイブリッド・メモリ・モジュール120は、各制御回路バス130を介して揮発性メモリ122に結合された制御回路124を更に含んでもよい。制御回路124は更に、ホスト制御回路(HCC)バスを介してホスト110に結合されてもよい。制御回路124は、NVMバス134を介して不揮発性メモリ(NVM)126に結合されてもよい。NVM126は、1つまたは複数の不揮発性メモリ、たとえばフラッシュ・メモリを含むこともある。揮発性メモリ122のメモリは、制御回路バス130を介して制御回路124と通信を行う場合の入出力サブセット(例、第2の入出力サブセット)とは異なる入出力サブセット(例、第1の入出力サブセット)を使用することで、ホスト・バスを介してホスト110と通信を行うように構成することもできる。通信中に、たとえば、揮発性メモリ122のメモリと、ホスト110との間で、かつ/または、揮発性メモリ122のメモリと、制御回路124およびNVM126との間で情報(例、コマンド、アドレス、データなど)を転送することもできる。
【0011】
先に述べたように、揮発性メモリ122は、1つまたは複数の揮発性メモリを含んでもよい。揮発性メモリは、たとえば任意のダブル・データ・レート(DDR)シンクロナスDRAM(SDRAM)アーキテクチャ(例、DDR SDRAM、DDR2 SDRAM、DDR3 SDRAM、DDR4 SDRAM)などの、任意の種類の揮発性メモリとすることができる。揮発性メモリ122のメモリは、×4構成、×8構成、×16構成、またはこれよりを上回る構成(たとえば、それぞれ4個の入出力、8個の入出力、16個の入出力、これより多くの入出力を含む)を有することもある。さらに、ホスト110と揮発性メモリ122のメモリとの間のホスト・バスは、×4構成、×8構成、または他の構成をサポートすることもできる。たとえば、ホスト・バスは、72ビット・バスであってもよい。揮発性メモリ122の揮発性メモリのそれぞれは、ホスト110と通信を行うために、ホスト・バスの一部分を使用することもできる。たとえば、揮発性メモリ122は、×8構成をそれぞれ有する複数のメモリを含むこともあり、この結果、各メモリは、72ビット・ホスト・バスのうちの8ビットを通信に使用することができる。制御回路バス130は、ホスト・バスより小さくてもよい。たとえば、制御回路バス130を40ビットとし、ホスト・バスを72ビットとしてもよい。
【0012】
いくつかの実施形態では、揮発性メモリ122の各メモリは、そのメモリについて動作パラメータを記憶するように構成されたモード・レジスタを含んでもよい。いくつかの実施形態では、個別の通信について入出力サブセットを指定する動作モードを設定するための情報を、モード・レジスタにプログラムすることもある。たとえば、メモリが、通信用に入出力0〜mを含むことがある。通信用に入出力0〜k(k<m)からなる第1のサブセットを指定する第1の動作モードを設定する情報が、モード・レジスタにプログラムされ、更に、別の通信用に入出力(k+1)〜mからなる第2のサブセットを指定する第2の動作モードを設定する情報が、モード・レジスタにプログラムされることもある。異なる動作モードを設定することにより、揮発性メモリ122のメモリを、制御回路バス130を介して制御回路124と通信を行う場合の入出力サブセット(例、第2の入出力サブセット)とは異なる入出力サブセット(例、第1の入出力サブセット)を使用することで、ホスト・バスを介してホスト110と通信を行うように構成することもできる。
【0013】
制御回路124は、揮発性メモリ122−NVM126間で情報を転送することもできる。制御回路124は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、または他の集積回路を含んでもよい。制御回路124は、揮発性メモリ122−NVM126間でのデータ転送中に、エラー計算および/またはチェック機能を実施することもできる。
【0014】
NVM126は、任意の種類の不揮発性メモリを含むことができる。たとえば、NVM126は、NANDフラッシュ・メモリやNORフラッシュ・メモリなどのフラッシュ・メモリを含んでもよい。制御回路124−NVM126間のNVMバス134は、揮発性メモリ122−制御回路124間の制御回路バス130より小さくてもよい。NVM126の記憶容量は、揮発性メモリ122の記憶容量より大きくてもよい。たとえば、NVM126の記憶容量は、揮発性メモリ122の記憶容量の少なくとも2倍とすることもできる。他の例では、NVM126の記憶容量は、揮発性メモリ122の記憶容量の少なくとも2倍〜4倍とすることもできる。
【0015】
動作において、揮発性メモリ122は、動作モードに基づいて、入出力0〜Nからなるそれぞれのサブセットを介して(たとえば、ホスト110については入出力0〜k、制御回路124については入出力(k+1)〜m)、ホスト110および/または制御回路124と選択的に通信を行うこともできる。1つの例では、第1の動作モード(例、通常動作)中に、ホスト110は、メモリ・アクセス動作を実施するために、ホスト・バスを介して揮発性メモリ122と通信を行う。ホスト110は、第1の動作モード用の情報をプログラムするためのモード・レジスタ・コマンドを揮発性メモリ122に送ることにより、揮発性メモリ122を第1の動作モードに設定することもできる。第1の動作モード中に、揮発性メモリ122−制御回路124間の通信をディスエーブルすることもできる。第2の動作モードへの遷移がホスト110により起動されることもある。たとえば、ホスト110は、第2のモードに遷移するために、HCCバスを介して制御回路124にコマンドを送ることもできる。第2のモードでは、ホスト110は、揮発性メモリ122の制御を制御回路124に引き渡す。制御回路124は、第2の動作モードを設定する情報をモード・レジスタにプログラムするためのモード・レジスタ・コマンドおよび情報を、揮発性メモリ122のメモリに送ることにより、揮発性メモリ122のメモリを第2の動作モードに設定することもできる。第2の動作モードの間、揮発性メモリ122のメモリは、制御回路バス130を介して制御回路124と通信を行うこともできる。第2の動作モードを使用して、たとえば、揮発性メモリ122のメモリに記憶されたデータを、NVM126に提供して記憶することもできる。いくつかの実施形態では、揮発性メモリのメモリからNVMに情報が転送されるが、この情報転送は、制御回路124が管理する。
【0016】
第2の動作モードの間、制御回路バス130を介した制御回路124と揮発性メモリ122のメモリとの通信に、ホスト・バスを介したホスト110と揮発性メモリ122のメモリとの通信中に使用される入出力サブセットとは異なる入出力サブセットが使用されることもある。たとえば、第1の動作モードでは、揮発性メモリ122の各メモリは、メモリ・アクセス動作を実施するために、それぞれの入出力0〜k(例、第1の入出力サブセット)を使用することにより、ホスト・バスを介してホスト110と通信を行うように構成されることもある。さらに、第2の動作モードでは、揮発性メモリ122の各メモリは、メモリ・アクセス動作を実施するために、それぞれの入出力(k+1)〜m(例、第2の入出力サブセット)を使用することにより、制御回路バス130を介して制御回路124と通信を行うように構成されることもある。
【0017】
既に述べたように、揮発性メモリ122のメモリは、ホスト110または制御回路124を介してモード・レジスタに情報をプログラムするモード・レジスタ・コマンドを受け取ることもできる。揮発性メモリ122のメモリは、モード・レジスタにプログラムされた情報に基づく通信について、入出力0〜mからなるサブセットをイネーブルすることもある。たとえば、第1の動作モード用の第1の情報がプログラムされたモード・レジスタに応答して、揮発性メモリ122のメモリは、それぞれの入出力0〜k(例、第1の入出力サブセット)を介した通信をイネーブルすることもできる。第1の動作モード中のメモリ・アクセス動作は、ホスト110が揮発性メモリ122のメモリからデータを取り出すこと、ホスト110が揮発性メモリ122のメモリにデータを提供することを含むこともある。たとえば、ホスト110は、入出力0〜kを使用することにより、ホスト・バスを介して揮発性メモリ122のメモリにコマンド、アドレス、およびデータを提供することもでき、揮発性メモリ122のメモリは、入出力0〜kを使用することにより、ホスト・バスを介してホスト110にデータならびに他の情報を提供することもできる。第1の動作モードは、装置100の通常動作に相当してもよい。
【0018】
揮発性メモリ122のメモリを第2の動作モードに変更する際、ホスト110は、揮発性メモリ122のメモリのモード・レジスタに、第2の動作モード用の情報をプログラムすることもできる。揮発性メモリ122のメモリは、モード・レジスタにプログラムされた第2の動作モード用の情報に基づいて、それぞれの入出力(k+1)〜mを介した通信をイネーブルすることもある。第2の動作モード中のメモリ・アクセス動作は、制御回路124が揮発性メモリ122のメモリからデータを取り出すこと、制御回路124が揮発性メモリ122のメモリにデータを提供することを含むこともある。たとえば、制御回路124は、入出力(k+1)〜mを使用することにより、制御回路バス130を介して揮発性メモリ122のメモリにコマンド、アドレス、およびデータを提供することもでき、揮発性メモリ122のメモリは、入出力(k+1)〜mを使用することにより、制御回路バス130を介して制御回路124にデータならびに他の情報を提供することもできる。
【0019】
一実施形態では、第2の動作モード中、制御回路124は、揮発性メモリ122のメモリから、NVM126に情報を転送することもできる。たとえば、揮発性メモリのメモリは、電源異常イベントの場合に第2の動作モードに設定されることもある。電源異常の間データを維持するために、揮発性メモリ122のメモリに記憶されたデータを、制御回路124を介してNVM126に転送することもできる。電力が再度加えられると、これまでNVM126に記憶されていたデータを、制御回路124を介して揮発性メモリ122に再度記憶してもよい。この転送が完了すると、揮発性メモリ122のメモリを第1の動作モードに設定してもよい。
【0020】
既に述べたように、揮発性メモリ122のメモリは、×4アーキテクチャ、×8アーキテクチャ、×16アーキテクチャ、またはこれを上回るアーキテクチャ(たとえば、それぞれ4個の入出力、8個の入出力、16個の入出力、これより多くの入出力を含む)に従って構成してもよい。さらに、ホスト110と揮発性メモリ122のメモリとの間のホスト・バスは、揮発性メモリ122のメモリについて×4アーキテクチャ、×8アーキテクチャ、または他のアーキテクチャをサポートすることもできる。揮発性メモリ122のメモリは、ホスト110と通信を行うために、利用可能な入出力サブセットを使用するように構成することもできる。ホスト110と通信を行うのに使用した入出力サブセットを再ルーティングするのではなく、ハイブリッド・メモリ・モジュール120は、揮発性メモリ122のメモリが、揮発性メモリ122のメモリの他の入出力のうちのいくつかまたは全てを使用することにより、制御回路バス130を介して制御回路124と通信を行う動作モードを設定することにより、揮発性メモリ122のメモリの他の入出力を活用することもできる。たとえば、揮発性メモリ122のメモリの入出力0〜kを、ホスト・バスから制御回路バス130に切り換えるための切換回路を含むのではなく、揮発性メモリ122のメモリは、異なる入出力を使用するように再構成してもよく(たとえば、異なる動作モード用にプログラムしてもよく)、こうすることで、動作速度を改善し、貴重な利用可能スペースを増大させ、コストを低減することができる。
【0021】
図2に関連して、本発明の一実施形態によるハイブリッド・メモリ・モジュール220を含む装置の特定の一例示的実施形態を開示し、これを概ね200で示す。ハイブリッド・メモリ・モジュールは、メモリ220(0〜N)を含んでもよい。メモリ222(0〜N)は、情報を記憶するように構成され、これにアクセスして情報を読み取ること、および書き込むこともできる。メモリ・アクセス動作用のコマンドおよびアドレスを提供することにより、メモリ222(0〜N)にアクセスすることもできる。メモリ222(0〜N)のうちのいくつかまたは全ては、通信に使用することもできる入出力0〜m(0〜N)を有する場合もある。ハイブリッド・メモリ・モジュール220は、制御回路バスを介してメモリ222(0〜N)と通信することもできる制御回路224を更に含んでもよい。制御回路バスには、制御回路バス240(0〜N)が含まれ、これらは、それぞれ、メモリ222(0〜N)のうちの1つに結合される。制御回路224は、NVMバス244を介してNVM126に結合されてもよい。また、制御回路224は、ホスト制御回路(HCC)バスを介してホスト110に結合されてもよい。メモリ222(0〜N)は、それぞれの入出力0〜k(0〜N)230(0〜N)を使用することにより、ホスト・バスを介してホスト110と通信を行うように構成すること、および/または、入出力(k+1)〜m(0〜N)232(0〜N)を使用することにより、それぞれの制御回路バス240(0〜N)を介して制御回路224と選択的に通信を行うこともできる。ハイブリッド・メモリ・モジュール220は、図1のハイブリッド・メモリ・モジュール120に含まれてもよい。装置200は、図1の装置100について先に説明した要素を含む。それらの要素は、図1で使用したものと同一の参照番号で図2に示しており、共通する要素の動作は先に述べたものである。よって、簡略化のために、これらの要素の動作の詳細な説明は繰り返さない。
【0022】
いくつかの実施形態では、メモリ222(0〜N)が、揮発性メモリである場合があり、ハイブリッド・メモリ・モジュール220の揮発性メモリ・スペースを表すこともある。これらのメモリは、任意のダブル・データ・レート(DDR)シンクロナスDRAM(SDRAM)アーキテクチャ(例、DDR SDRAM、DDR2 SDRAM、DDR3 SDRAM、DDR4 SDRAM)を含めた、任意の種類のメモリ・アーキテクチャを含むこともある。メモリ222(0〜N)はそれぞれ、×4構成、×8構成、×16構成、またはこれを上回る構成(たとえば、それぞれ4個の入出力、8個の入出力、16個の入出力、これより多くの入出力を含む)に従って構成してもよい。メモリ222(0〜N)はそれぞれ、メモリ222(0〜N)用の動作パラメータを記憶するように構成された各モード・レジスタ250(0〜N)を含むこともある。いくつかの実施形態では、通信のために入出力0〜m(0〜N)からなるサブセットを指定する動作モード用の情報をモード・レジスタにプログラムすることができる。たとえば、通信(例、ホスト・バスを介した通信)のために各入出力0〜k(0〜N)230(0〜N)を指定する第1の動作モード用の情報をモード・レジスタにプログラムし、通信(例、制御回路バス240を介した通信)のために各入出力(k+1)〜m(0〜N)232(0〜N)を指定する第2の動作モード用の情報をモード・レジスタにプログラムすることもできる。
【0023】
制御回路224は、メモリ222(0〜N)−NVM126間で情報を転送することもできる。制御回路224は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、または他の回路を含んでもよい。制御回路224は、メモリ222(0〜N)−NVM126間での情報の転送中に、誤り検査機能を実施することもできる。
【0024】
動作において、メモリ222(0〜N)は、動作モードに基づいて、入出力0〜k(0〜N)230(0〜N)からなるサブセットおよび入出力(k+1)〜m232(0〜N)からなるサブセットを介して、ホスト110および/または制御回路224と選択的に通信を行うこともできる。ホスト110は、第1の動作モード用の情報をプログラムするためのモード・レジスタ・コマンドをメモリ222(0〜N)に送ることにより、メモリ222(0〜N)を第1の動作モードに設定することもできる。いくつかの実施形態では、メモリ222(0〜N)と制御回路224との通信は、第1の動作モード時にディスエーブルされることもある。ホスト110は、HCCバスを介して、第2の動作モードに遷移するコマンドを制御回路224に送ることにより、第2の動作モードへの遷移を開始してもよい。第2のモードでは、ホスト110は、メモリ222(0〜N)の制御を制御回路224に引き渡す。制御回路224は、第2の動作モード用の情報をプログラムするモード・レジスタ・コマンドをハイブリッド・メモリ・モジュール220のメモリ222(0〜N)に送ることにより、メモリ222(0〜N)を第2の動作モードに設定してもよい。第2の動作モード中、メモリ222(0〜N)は、制御回路バス244を介して制御回路224と通信を行うことができる。第2の動作モードでは、メモリ222(0〜N)に記憶された情報と、NVM126に記憶された情報とをそれらの間で転送することもできるが、制御回路224が、そのメモリ222(0〜N)−NVM126間の情報の転送を管理する。
【0025】
第2の動作モード中、メモリ222(0〜N)−制御回路224間の通信には、ホスト・バスを介したホスト110との通信用にメモリ222(0〜N)が使用する入出力サブセットとは異なる入出力サブセットが使用されることもある。たとえば、第1の動作モードでは、メモリ222(0〜N)は、各入出力0〜k230(0〜N)(例、第1の入出力サブセット)を使用することにより、ホスト・バスを介してホスト110と通信を行うように構成されることもある。第2の動作モードでは、メモリ222(0〜N)は、各入出力(k+1)〜m232(0〜N)(例、第2の入出力サブセット)を使用することにより、制御回路バスを介して制御回路224と通信を行うように構成されることもある。
【0026】
先に記載したように、メモリ222(0〜N)は、モード・レジスタに情報をプログラムするためのモード・レジスタ・コマンドをホスト110または制御回路224から受け取る場合がある。メモリ222(0〜N)は、モード・レジスタにプログラムされた情報に基づいて、それぞれ異なる入出力サブセットを通信に使用することもできる。たとえば、モード・レジスタ250(0〜N)に、第1の動作モード用の情報をプログラムすることができ、メモリ222(0〜N)のそれぞれは、各入出力0〜k230(0〜N)を介した通信をイネーブルすることができる。第1の動作モード中のメモリ・アクセス動作は、ホスト110がメモリ222(0〜N)からデータを取り出すこと、ホスト110がメモリ222(0〜N)にデータを提供することを含むこともある。モード・レジスタ250(0〜N)に、第2の動作モード用の情報をプログラムすることができ、DRAM222(0〜N)のそれぞれは、各入出力(k+1)〜m232(0〜N)を介した通信をイネーブルすることができる。第2の動作モード中、メモリ・アクセス動作は、制御回路224がメモリ222(0〜N)からデータを取り出すこと、制御回路224がメモリ222(0〜N)にデータを提供することを含むこともある。たとえば、第2の動作モードでは、制御回路224は、メモリ222(0〜N)からNVM126にデータを転送することができる。
【0027】
揮発性メモリ122のメモリおよびメモリ222(0〜N)についての第1および第2の動作モードは、選択的にイネーブルおよびディスエーブルすることができる。いくつかの実施形態では、第1および第2の動作モードは、相互に相容れない動作モードであることがあり、すなわち、第1、第2の動作モードのいずれかを設定することができ、したがって、揮発性メモリ122のメモリは、第1の入出力サブセット(例、入出力0〜k)、第2の入出力サブセット(例、入出力(k+1)〜m)のいずれかを使用することで、通信を行うことができる。いくつかの実施形態では、揮発性メモリ122のメモリについて第1および第2の動作モードを同時に設定して、1つまたは複数の入出力サブセットを介して通信を行うこともできる。揮発性メモリ122の各メモリおよびメモリ222(0〜N)を、それぞれ異なる動作モードにすることもできる。たとえば、メモリのうちのいくつかを第1の動作モードにし、他を第2の動作モードにすることもできる。この結果、メモリのうちのいくつかが、それぞれ異なる入出力サブセットを介して通信することもできる。先では2つの動作モードおよび2つの入出力サブセットを有することを述べたが、本発明の実施形態はそのように限定されない。メモリは、3つ以上の入出力サブセットを通して通信を行うための3つ以上の動作モードを有するように構成することもできる。いくつかの実施形態では、ハイブリッド・メモリ・モジュールのメモリのうちのいくつかが、通信のためにマルチプレクサ回路を通して多重化される入出力を有することもある。すなわち、1つまたは複数のメモリの入出力0〜mは、そのうちのいくつかまたは全てが、それぞれ異なるバスに結合され、複数の動作モードを通してイネーブルすることができ、他の入出力は、マルチプレクサ回路を通してそれぞれ異なるバスに結合されてもよい。
【0028】
図3は、本開示内容の一実施形態によるメモリ300の一部分を示す。メモリ300は、複数のメモリ・セルからなるメモリ・アレイ302を含み、これらのメモリ・セルは、たとえば、揮発性メモリ・セル(例、DRAMメモリ・セル、SRAMメモリ・セル)、不揮発性メモリ・セル(例、フラッシュ・メモリ・セル、相変化メモリ・セル)、または他の種類のメモリ・セルであってもよい。メモリ300は、コマンド・バス308を通じてメモリ・コマンドを受け取り、様々なメモリ動作を実施するために、メモリ300内で対応する制御信号を生成する制御ロジック344を含む。制御ロジック344は、受け取ったコマンドを復号するコマンド・デコーダ306を含んでもよく、制御ロジック344は、復号したコマンドを使用して内部制御信号を生成する。たとえば、制御ロジック344を使用して、メモリ・アレイ302に対するデータの読書きを行うための内部制御信号の生成、またはメモリ300についての動作モードの設定が行われる。
【0029】
制御ロジック344は、モード・レジスタ314に結合されてもよい。メモリ300の動作を構成するために制御ロジック344により使用される情報を、モード・レジスタ314にプログラムすることもできる。いくつかの実施形態では、動作モードを示す情報が、モード・レジスタ314にプログラムされることもある。動作モードの例には、モード・レジスタ314にプログラムされた情報に基づいて、外部回路と通信を行うためにメモリ300が使用する入出力バッファ334および335を構成することが含まれる。たとえば、入出力バッファ0〜k334が通信に使用されることを可能にする第1の動作モード用の情報を、モード・レジスタ314にプログラムすることができる。さらに、入出力バッファ(k+1)〜m335が通信に使用されることを可能にする第2の動作モード用の情報を、モード・レジスタ314にプログラムすることができる。入出力バッファ0〜k334および/または入出力バッファ(k+1)〜m335をディスエーブルすることを制御ロジック344に示す情報を、モード・レジスタ314にプログラムすることもできる。メモリ300は、図1の揮発性メモリ122のメモリのうちの1つ、および/または、図2のメモリ222(0〜N)のうちの1つに含まれてもよい。
【0030】
行アドレス信号および列アドレス信号が、アドレス・バス320を通してメモリ300に印加され、アドレス・ラッチ310に提供される。次いで、アドレス・ラッチは、独立した列アドレスおよび独立した行アドレスを出力する。これら行アドレスおよび列アドレスは、アドレス・ラッチ310により、それぞれ行デコーダ322および列アドレス・デコーダ328に提供される。列アドレス・デコーダ328は、メモリ・アレイ302中を延び、それぞれの列アドレスに対応するビット線を選択する。行デコーダ322は、メモリ・アレイ302中にあり、受け取った行アドレスに対応するメモリ・セルのそれぞれの行をアクティブ化するワード線ドライバ324に接続される。受け取った列アドレスに対応する選択されたディジット線(例えば、1つまたは複数のビット線)が、リードライト回路330に結合されて、読取りデータが、入出力データ・バス340を介して入出力バッファ0〜k334および/または入出力バッファ(k+1)〜m335に提供される。
【0031】
先に記載したように、制御ロジック344は、モード・レジスタ314に情報をプログラムするためのモード・レジスタ・コマンドを受け取ることもでき、モード・レジスタ314内の情報は、メモリ300の動作モードを制御することができる。制御ロジック344は、モード・レジスタ314にプログラムされた情報に基づいて、動作モードを決定する。第1の動作モードの間、制御ロジック344は、入出力バッファ0〜k334が読取りデータを提供することおよび書込みデータを受け取ることを可能にしてもよい。第2の動作モードの間、制御ロジック344は、入出力バッファ(k+1)〜m335が読取りデータを提供することおよび書込みデータを受け取ることを可能にしてもよい。
【0032】
様々な実例的コンポーネント、ブロック、構成、モジュール、回路、およびステップを、概ねそれらの機能に関連して説明してきた。当業者は、説明した機能を、各特定用途について変化させて実施することもできるが、こうした実施決定が、本開示内容の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
【0033】
開示した実施形態の先での記載は、開示した実施形態を当業者が作製すること、または使用することを可能にするために提供したものである。これら実施形態の様々な修正形態が、当業者には容易に明らかになるであろうし、また、本開示内容の範囲から逸脱することなく、本明細書中で規定する原理を他の実施形態に適用することもできる。したがって、本開示内容は、本明細書中に示す実施形態に限定されることを意図するのではなく、先に説明した原理および新規な特徴に整合する、可能な限りに最大の範囲が与えられるものである。
図1
図2
図3