特許第6181316号(P6181316)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6181316
(24)【登録日】2017年7月28日
(45)【発行日】2017年8月16日
(54)【発明の名称】機能水生成装置
(51)【国際特許分類】
   C02F 1/68 20060101AFI20170807BHJP
   C02F 1/46 20060101ALI20170807BHJP
   A61P 39/06 20060101ALI20170807BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20170807BHJP
   A61K 35/02 20150101ALN20170807BHJP
【FI】
   C02F1/68 530B
   C02F1/46 A
   C02F1/68 510B
   C02F1/68 520A
   A61P39/06
   A61P43/00 105
   !A61K35/02
【請求項の数】7
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2016-545996(P2016-545996)
(86)(22)【出願日】2015年1月30日
(65)【公表番号】特表2017-507774(P2017-507774A)
(43)【公表日】2017年3月23日
(86)【国際出願番号】KR2015001011
(87)【国際公開番号】WO2015167112
(87)【国際公開日】20151105
【審査請求日】2016年7月7日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0053090
(32)【優先日】2014年5月1日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】516205247
【氏名又は名称】チョン ヨンギュン
【氏名又は名称原語表記】CHUNG, Yong Kyun
(74)【代理人】
【識別番号】110000981
【氏名又は名称】アイ・ピー・ディー国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】チョン ヨンギュン
【審査官】 片山 真紀
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第6641719(US,B1)
【文献】 国際公開第2014/125521(WO,A1)
【文献】 登録実用新案第3175997(JP,U)
【文献】 特開2005−007380(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2013−0049909(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C02F 1/00、46、68
B67D 1/00−3/04
A47J 31/00−60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に機能水生成手段4が内蔵されて上板11と下板12を含む容器1と、前記上板11の中央に容器1の内部と連通されるように形成される水差し連結部2と、を含んで、
前記水差し連結部2は、
前記容器1に結合して、内部または外部の周りには第1タップ部211が形成される第1連結管21、及び前記第1タップ部211に分離可能に締結されて水差し10の開口部20の外周面に形成されるねじ部30が締結される第2連結管22と、を含んで、
前記第2連結管22は、
下部に形成されて内部または外部には前記第1タップ部211に締結される連結ねじ部221aが形成される縮管部221と、該縮管部221の上部に内径が一体で延長形成されて内周縁には前記水差し10の開口部20の外周面が螺合する第2タップ部222aが形成される拡管部222、を含むことを特徴とする機能水生成装置。
【請求項2】
内部に機能水生成手段4が内蔵されて上、下部が上板11と下板12で塞がっている容器1と、前記上板11の中央に容器1の内部と連通されるように形成される水差し連結部2を含んで、
前記水差し連結部2は、
前記上板11の中央に突き出されるように垂直で立てられて、内部または外部の周りには第1タップ部211が形成される第1連結管21及び前記第1タップ部211に分離可能に締結されて、水差し10の開口部20の外周面に形成されるねじ部30が締結される第2連結管22と、を含んで、
前記第2連結管22は、
下部に形成されて外周縁には前記第1タップ部211に締結される連結ねじ部221aが形成される縮管部221と、該縮管部221の上部に内径が拡張されるように一体で延長形成されて、内周縁には第2タップ部222aが形成される拡管部222を含むことを特徴とする機能水生成装置。
【請求項3】
前記水差し連結部2は、
円筒形状で形成されて前記第2連結管22の第2タップ部222aの内部に挿入されて内部の上部周りには面取り部231が形成されて、水差し10の開口部20の外周面に形成される周り突起40が圧接嵌合で挿入されるゴム材質の連結パッキング管(23)、
をさらに含むことを特徴とする請求項または2に記載の機能水生成装置。
【請求項4】
前記機能水生成手段4は、粒子形態や単一で固形化された形態のアルカリ還元剤41で構成されて、第1連結管21の下部には複数の水通過ホール212aが形成される水通過板212がさらに固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の機能水生成装置。
【請求項5】
前記容器1は、
前記上板11の周り上部に突き出されるように形成される周り突出板13と、
前記周り突出板13の外周面に形成される上部締結ねじ部131と、
周り板141の内周面には前記上部締結ねじ部131に分離可能に締結される締結タップ部142が形成されて容器1の上部をカバーする分離開閉カバー14と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の機能水生成装置。
【請求項6】
前記容器1は、
容器1の外周面の下部に形成されて前記分離開閉カバー14の周り板141に形成される締結タップ部142が締結される下部締結ねじ部15、
をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の機能水生成装置。
【請求項7】
前記機能水生成手段4は、
前記容器1の下板の上部に装着固定される充電池421を有する充電部42と、
前記充電部42と連結されて容器1の周りに引き出しされる公知された電気供給ジャック43と、
前記充電部の上部に配置固定されて充電部42と連結される基板44と、
前記基板44と連結されて容器1の周りに引き出しされるスイッチ45と、
前記基板44の上部に水平で配置固定されて水を電気分解する電極46、
を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の機能水生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本発明は、機能水生成装置に関するものであり、より詳細には、開口部が規格化されて市販される水差しをすぐ連結して水差しに満たされた水を酸素水、殺菌奪取水、水素水、イオン水(還元水)のうち一つで構成される機能水に還元させることができるし、嵩を最小限に減らすことができるし、ねじ部が形成された開口部を有した水差しや周り突起が形成された開口部を有した水差しを互換的に連結できるようにする機能水生成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、生水などの飲用水は密閉用キャップが具備されている透明容器に盛って保管するようになる。このような密閉型透明容器は収納される内容物によっておおよそ瓶の形態でその種類が多様に設けられている。
【0003】
そして、最近になって健康に対する関心が高くなりながら自然健康食品の生成及び保管のための新しい形態の容器が発売開始されて使われている。よって、最近には人間の身中で老化や成人病の原因として指目されている活性酸素または酸性老廃物をとり除くためにアルカリ還元水に対する関心が増大されているし、アルカリ還元水を生成するためのさまざまな方法または装置などが提案されている。
【0004】
これに、従来にアルカリ還元水を生成するための容器の一例で本出願人が既出願して登録を受けた大韓民国特許登録第1301904号の“液体収容容器”(以下、“従来の液体収容容器”と称する。)を見れば次のようである。
【0005】
従来の液体収容容器は内部に空の空間が形成されて、上部と下部が開口された上層部と該上層部から下方に延長形成されて、内部に空の空間が形成された下層部でなされて液体を収容する容器と、前記容器上層部と下層部に形成される境界部で動きが可能に挿入装着されて、前記下層部に空気ブロック層を形成する上下分離板を含んで、前記上下分離板は複数の通気ホールが貫通形成されて、前記通気ホールは上部の直径が下部の直径より小さな上狭下広の円錐台形状でなされることを特徴とする。
【0006】
そして、前記下層部にはアルカリ還元剤が具備されて、前記容器内部の液体をアルカリ還元水に還元させることができるようにするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】大韓民国特許登録第1301904号“液体収容容器”(2013.08.25.)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、前記のように構成される従来の液体収容容器は、水が満たされる上層部とアルカリ還元剤が満たされる下層部が単一の容器に形成されている。よって、従来の液体収容容器は水が満たされる上層部と下層部が一体で構成されることによって全体的な嵩が大きくなるようになる。
【0009】
それで、従来の液体収容容器は、全体積の嵩が大きくなることによって運動や旅行などの野外活動をする場合に、運びにおいて多くの不便が伴うようになる問題点を有していた。
【0010】
これに本発明は、前記のような従来の諸般問題点を解消するために案出されたものとして、本発明の目的は、開口部が規格化されて市販される水差しをすぐ連結して水差しに満たされた水を水素水、殺菌奪取水、酸素水、イオン水(還元水)のうち一つの機能水に還元させることができるようにする嵩を最小限に減らした機能水生成装置を提供することにある。
【0011】
また、本発明の他の目的は、ねじ部が形成された開口部の外径が小さな水差しや、ねじ部が形成された開口部の外径が大きい水差し、または周り突起が形成された開口部を有した水差しを互換的に連結できるようにする機能水生成装置を提供することにある。
【0012】
また、本発明の他の目的は、第1連結管の下部に水通過板を具備することで、粒子形態のアルカリ還元剤が水差しに流入されることを防止できるようにする機能水生成装置を提供することにある。
【0013】
また、本発明の他の目的は、容器の上板周りに水差しの上部周りが密着される周り突出板を形成することで、水差しを覆した状態で水差しが傾くことを防止できるようにして、容器の上部に分離開閉カバーを具備することで容器の内部にほこりなどの異物が流入されることを防止できるようにする機能水生成装置を提供することにある。
【0014】
また、本発明の他の目的は、容器の外周面の下部に分離開閉カバーを保管されるように締結することができる下部締結ねじ部を形成することで、分離開閉カバーの紛失を予防できるようにする機能水生成装置を提供することにある。
【0015】
また、本発明の他の目的は、電極が含まれる機能水生成手段を充電部を通じて作動させることによって、室内または野外でも電極が含まれる機能水生成手段を容易に作動させることができるようにする機能水生成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
前記のような目的を達成するために本発明による“機能水生成装置”は、内部に機能水生成手段が内蔵して上、下部が上板と下板で塞いでいる容器と、前記上板の中央に容器の内部と連通されるように形成されて、水差しの開口部を分離可能に連結する水差し連結部と、を含むことを特徴とする。
【0017】
また、本発明による“機能水生成装置”の前記水差し連結部は、前記上板の中央に下部に突き出されるように垂直で立てられて、内部の周りには水差しの開口部の外周面に形成されるねじ部が締結される第1タップ部が形成される第1連結管、を含むことを特徴とする。
【0018】
また、本発明による“機能水生成装置”の前記水差し連結部は、前記第1タップ部に分離可能に締結されて水差しの開口部の外周面に形成されるねじ部が締結される第2連結管と、をさらに含んで、前記第2連結管は、下部に形成されて外周縁には前記第1タップ部に締結される連結ねじ部が形成される縮管部と、該縮管部の上部に内径が拡張されるように一体で延長形成されて、内周縁には前記第1タップ部のピッチ円よりピッチ円が拡張された第2タップ部が形成される拡管部と、を含むことを特徴とする。
【0019】
また、本発明による“機能水生成装置”の前記水差し連結部は、円筒形状に形成されて前記第2連結管の第2タップ部の内部に挿入されて内部の上部周りには面取り部が形成されて水差しの開口部の外周面に形成される周り突起が圧接嵌合で挿入されるゴム材質の連結パッキング管、をさらに含むことを特徴とする。
【0020】
また、本発明による“機能水生成装置”の前記機能水生成手段は、粒子形態や単一で固形化された形態のアルカリ還元剤で構成されて、前記第1連結管の下部には複数の水通過ホールが形成される水通過板がさらに固定されることを特徴とする。
【0021】
また、本発明による“機能水生成装置”の前記容器は、前記上板の周り上部に突き出されるように形成される周り突出板と、該周り突出板の外周面に形成される上部締結ねじ部と、周り板の内周面には前記上部締結ねじ部に分離可能に締結される締結タップ部が形成されて、容器の上部をカバーする分離開閉カバー、をさらに含むことを特徴とする。
【0022】
また、本発明による“機能水生成装置”の前記容器は、容器の外周面の下部に形成されて前記分離開閉カバーの周り板に形成される締結タップ部が締結される下部締結ねじ部、をさらに含むことを特徴とする。
【0023】
また、本発明による“機能水生成装置”の前記機能水生成手段は、前記容器1の下板の上部に装着固定される充電池を有する充電部と、該充電部と連結されて容器の周りに引き出しされる公知された電気供給ジャックと、前記充電部の上部に配置固定されて充電部と連結される基板と、該基板と連結されて容器の周りに引き出しされるスイッチと、前記基板の上部に水平で配置固定されて水を電気分解する電極、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0024】
前述したような本発明は、開口部が規格化されて市販される水差しをすぐ連結して水差しに満たされた水を酸素水、殺菌奪取水、水素水、イオン水(還元水)のうち一つの機能水に還元させることができるようにして水を満たす空間を必要ないようにすることによって、嵩を最小限に減らすことで運動や旅行などの野外活動をする場合に運びの便利性を提供することができる効果がある。
【0025】
また、本発明は、ねじ部が形成された開口部の外径が小さな水差しや、ねじ部が形成された開口部の外径が大きい水差し、または周り突起が形成された開口部を有した水差しを互換的に連結できるようにすることで、合成樹脂材や硝子材で構成されて現在市販中の規格化された水差しをほとんど連結して使用することができる効果もある。
【0026】
また、本発明は、第1連結管の下部に水通過板を具備することによって粒子形態のアルカリ還元剤が水差しに流入されることを防止することで、アルカリ還元剤の損失を予防する使用上の安全性が確保された機能水生成装置を提供する効果もある。
【0027】
また、本発明は、容器の上板周りに水差しの上部周りが密着される周り突出板を形成することによって、水差しを覆した状態で水差しが傾くことを防止することで、水差しを流動させて水を機能水に還元させる過程で安全性を確保することができる効果もある。そして、容器の上部に分離開閉カバーを具備することで容器の内部にほこりなどの異物が流入されることを防止することで、もう少し衛生的な機能水生成装置を提供する効果もある。
【0028】
また、本発明は、容器の外周面の下部に分離開閉カバーを保管されるように締結することができる下部締結ねじ部を形成することで、分離開閉カバーの紛失を予防することができる効果もある。
【0029】
また、本発明は、電極が含まれる機能水生成手段を充電部を通じて作動させることによって、室内または野外でも電極が含まれる機能水生成手段を容易に作動させることができるようにすることで、使用上の便利性を提供する効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本発明による機能水生成装置を示した斜視図である。
図2】本発明による機能水生成装置を示した分解斜視図である。
図3図1のA-A線断面図である。
図4】本発明による機能水生成装置の使用状態図を示したものであり、aは開口部の外径が小さな水差しを連結した状態を、bは開口部の外径が大きい水差しを連結した状態を、cは開口部に突き出突起が形成された水差しを連結した状態を示す。
図5】本発明による他の実施例の機能水生成装置を示した断面図。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の望ましい実施例が図示された添付図面を参照してより詳細に説明すれば次のようである。しかし、本発明は複数の相異な形態で具現されることができるし、記述された実施例に制限されないことを理解しなければならない。
【0032】
図1は、本発明による機能水生成装置を示した斜視図であり、図2は本発明による機能水生成装置を示した分解斜視図であり、図3図1のA-A線断面図である。そして、図4は本発明による機能水生成装置の使用状態図を示したものであり、図4aは開口部の外径が小さな水差しを連結した状態を、図4bは開口部の外径が大きい水差しを連結した状態を、図4cは開口部に突き出た突起が形成された水差しを連結した状態を示す。
【0033】
ここに図示されたように、本発明による機能水生成装置は、規格化された水差し10の開口部20を連結して使用するものであり、内部に機能水生成手段4が内蔵されて上、下部が上板11と下板12で塞がっている容器1と、前記上板11の中央に容器1の内部と連通されるように形成されて水差し10の開口部20を分離可能に連結する水差し連結部2と、を含む。
【0034】
前記容器1は内部を肉眼で確認できるように透明または半透明で構成されるのが望ましい。そして、前記容器1は円筒状や多角筒状または球形上で形成されることができるが、添付された図面では円筒状で形成された状態を図示した。併せて、前記下板12は容器1を底に容易に立てるように水平で形成されることが望ましい。また、前記上板11は容器1の上部をカバーすることで、前記容器1の内部に前記機能水生成手段4を収納した後、前記上板11を容器1の上部周りに超音波で付着固定するのが一番望ましい。
【0035】
前記上板11の周り上部には水差しを覆した状態で水差しの上部周りが密着されて水差し10が傾くことを防止できるように、周り突出板13が上部に突き出されるように形成されることが望ましい。よって、本発明は前記周り突出板13を通じて、水差し10を覆した状態で水差し10が傾くことを防止することで、水差し10を流動させて水を機能水に還元させる過程で安全性を確保することができるものである。
【0036】
前記周り突出板13の外周面には、上部締結ねじ部131がさらに形成されることができるし、前記上部締結ねじ部131には前記容器1の上部を分離可能にカバーする分離開閉カバー14がさらに具備されることもできるものである。そして、前記分離開閉カバー14は容器1の上部をカバーして水差し連結部2にほこりなどの異物が流入されることを防止する役割をするものであり、周り板141を含んで、周り板141の内周面には前記上部締結ねじ部131に分離可能に締結される締結タップ部142が形成されるものである。
【0037】
前記容器1の外周面の下部には、前記分離開閉カバー14を保管されるように締結できるように、前記分離開閉カバー14の周り板141に形成される締結タップ部142が締結される下部締結ねじ部15がさらに形成されることが望ましい。よって、本発明は容器1の外周面の下部に分離開閉カバー14を保管されるように締結することができる下部締結ねじ部15を形成するものであり、水差し10の水を機能水に還元させた後水を飲む過程で、前記分離開閉カバー14の紛失を予防することができるものである。
【0038】
また、本発明による前記水差し連結部2は図2図4に示されたように、前述したように前記上板11の中央に容器1の内部と連通されるように形成されて水差し10の開口部20を分離可能に連結する役割をする。
【0039】
このような役割をする前記水差し連結部2は、ねじ部30が形成された規格化された開口部20の外径が小さな水差し10を連結できるように、図2及び図4aに示されたように、前記上板11の中央に下部に突き出されるように垂直で立てられて内部の周りには水差し10の開口部20の外周面に形成されるねじ部30が締結される第1タップ部211が形成される第1連結管21で構成されるのが望ましい。併せて、前記水差し10の開口部20は公知されたもので管形状で形成されて、外周面には水差しのふたを締結するためのねじ部30が形成されているものである。
【0040】
そして、前記水差し連結部2は、ねじ部30が形成された規格化された開口部20の外径が大きい水差し10を連結できるように、図2及び図4bに示されたように、前記第1タップ部211に分離可能に締結されて水差し10の開口部20の外周面に形成されるねじ部30が締結される第2連結管22をさらに含むこともできる。併せて、前記第2連結管22は下部に形成されて外周縁には前記第1タップ部211に締結される連結ねじ部221aが形成される縮管部221と、該縮管部221の上部に内径が拡張されるように一体で延長形成されて内周縁には前記第1タップ部211のピッチ円よりピッチ円が拡張された第2タップ部222aが形成される拡管部222で構成されるのが望ましい。
【0041】
併せて、前記水差し連結部2は、突き出突起40を有した規格化された開口部20が形成された水差し10を連結できるように、図2及び図4cに示されたように、円筒形状で形成されて前記第2連結管22の第2タップ部222aの内部に挿入されて内部の上部周りには面取り部231が形成されて水差し10の開口部20の外周面に形成される周り突起40が圧接嵌合に挿入されるゴム材質の連結パッキング管23をさらに含むこともできる。特に、前記水差し10の開口部20は公知されたもので管形状で形成されて、外周水差しのふたを圧縮して装着する周り突起40が形成されているものである。
【0042】
したがって本発明は、前記第1連結管21を通じてねじ部30が形成された開口部20の外径が小さな水差し10を容器1に連結することができるし、また、前記第2連結管22を通じてねじ部30が形成された開口部20の外径が大きい水差し10を容器1に連結することができるし、また周り突起40が形成された開口部20を有した水差し10を容器1に連結することができるものである。それで、本発明は合成樹脂材や硝子材で構成されて、現在市販中の規格化された水差し10をほとんど互換的に連結して使用することができる長所があるものである。
【0043】
また、本発明による前記機能水生成手段4は、図3に示されたように、水差し10に満たされた水をイオン水(還元水)に還元させることができるように、粒子形態や単一で固形化された形態のアルカリ還元剤41で構成されることができるが、このように粒子形態や固形化された形態のアルカリ還元剤41は既に公知されたもので、その具体的な説明は略する。
【0044】
一方、前記第1連結管21の下部には粒子形態のアルカリ還元剤41が水差しに流入されることを防止できるように、複数の水通過ホール212aが形成される水通過板212がさらに固定されることが望ましい。そして、前記水通過板212は超音波で前記第1連結管21の下部に付着固定されることが一番望ましい。
【0045】
以下、前記のように構成された本発明による機能水生成装置の使用状態を説明すれば次のようである。
【0046】
図1図4に示されたように、本発明による機能水生成装置を使用する場合には、先ず容器1の上部をカバーする分離開閉カバー14を分離する。そして、容器1を覆して水差し10の上部に位置された開口部20に第1連結管21を締結することで、水差し10の上部に容器1を連結する。
【0047】
次に水差し10を覆して機能水生成装置を正しく立てた状態で水差し10と容器1を振ってくれるか、または水差し10を立てて覆す過程を繰り返すようになれば、容器1内部に満たされた機能水生成手段4であるアルカリ還元剤と容器1に流入される水差し10の水が接触されることで、容器1の満たされる水がイオン水に還元される。よって、水差し10を振るか、または何回立てて覆す過程を繰り返すようになれば、水差し10に満たされた水が容器1を出入りするようになることで、水差し10に満たされた水がイオン水に還元される。
【0048】
次に水差し10を正しく立てた状態で容器1を水差し10から分離した後、水差し10に満たされるイオン水を飲用することで、本発明による機能水生成装置を使用することができるものである。
【0049】
したがって、本発明は開口部20が規格化されて市販される水差し10の開口部20を容器1にすぐ連結して水差し10に満たされた水をイオン水に還元させて飲用することができる長所があるものである。
【0050】
併せて、本発明は、市中に市販される水差し10を連結する構造で構成されることで、水を満たす空間を別に形成する必要がないことによって、携帯が簡便に嵩を最小限に減らすことができる。それで、本発明による機能水生成装置は、嵩が小さくて運動や旅行などの野外活動をする場合に運搬が便利な長所があるものである。
【0051】
図5は、本発明による他の実施例の機能水生成装置を示した断面図である。
【0052】
本発明による他の実施例の機能水生成装置は、図5に示されたように、機能水生成手段4を除いて残り構成は上述した一実施例の機能水生成装置をすべて含むことを前提とする。
【0053】
したがって、本発明による他の実施例の機能水生成装置を構成する機能水生成手段4は、図5に示されたように、電極を利用した電気分解を通じて水差しの水を酸素水や殺菌奪取水または水素水のような機能水に還元させることができるように、前記容器1の下板の上部に装着固定される充電池421を有する充電部42と、該充電部42と連結されて容器1の周りに引き出しされる公知された電気供給ジャック43と、前記充電部42の上部に配置固定されて充電部42と連結される基板44と、該基板44と連結されて容器1の周りに引き出しされるスイッチ45と、前記基板44の上部に水平で配置固定されて水を電気分解する電極46で構成されるのが望ましい。
【0054】
そして、前記電極46は、電気の供給を通じて水を電気分解させて水を酸素水や殺菌奪取水または水素水のような機能水に還元させる役割をする。そして、このような電極46は白金、チタンなどがメッキされるものであるが、前記電極と電極に電気を供給する基板は既に多くの種類が公知されていることによって、その具体的な説明は略することにする。併せて、前記充電部42と基板44は水が浸透されることを防止できるように表面に防水処理をすることが望ましい。
【0055】
したがって、本発明による他の実施例の機能水生成装置を使用する場合には、水差しを容器に連結した後水差し10を覆して機能水生成装置を正しく立てた状態で、容器1周りのスイッチ45を操作して前記電極46に電気を供給するようになれば、電極46を通じて水が電気分解されることによって容器1に流入される水差し10の水が酸素水や殺菌奪取水または水素水に還元される。よって、前記のように電極に電源を供給した状態で水差し10を何回立てて覆す過程を繰り返すようになれば、水差し10に満たされた水が容器1を出入りするようになることで、水差し10に満たされた水が酸素水や殺菌奪取水または水素水のような機能水に還元される。
【0056】
次に水差し10を正しく立てた状態で容器1を水差し10から分離した後、水差し10に満たされる機能水を飲用することで、本発明による他の実施例の機能水生成装置を使用することができるものである。
【0057】
以上で本発明の望ましい実施例を説明したが、本発明は多様な変化と変更及び均等物を使用することができる。本発明は、前記実施例を適切に変形して等しく応用することができることが明確である。したがって、前記記載内容は下記特許請求範囲の限界によって決まる発明の範囲を限定するものではない。
【0058】
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施例に関して説明したが、本発明の範囲から脱しない限度内でさまざまな変形が可能であることを当該分野で通常の知識を有した者において自明であると言えるであろう。
【符号の説明】
【0059】
1 容器
11 上板
12 下板
13 周り突出板
131 上部締結ねじ部
14 分離開閉カバー
141 周り板
142 締結タップ部
15 下部締結ねじ部
2 水差し連結部
21 第1連結管
211 第1タップ部
212 水通過板
212a 水通過ホール
22 第2連結管
221 縮管部
221a 連結ねじ部、
222 拡管部
222a 第2タップ部
23 連結パッキング管
231 面取り部
3 下部開閉カバー
31 分離固定手段
311 下部タップ部
312 周り板
313 締結ねじ部
4 機能水生成手段
41 アルカリ還元剤
42 充電部
421 充電池
43 電気供給ジャック
44 基板
45 スイッチ
46 電極
10 水差し
20 開口部
30 ねじ部
40 突き出突起
図1
図2
図3
図4a
図4b
図4c
図5