特許第6181387号(P6181387)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6181387
(24)【登録日】2017年7月28日
(45)【発行日】2017年8月16日
(54)【発明の名称】平板表示装置の駆動回路
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/822 20060101AFI20170807BHJP
   H01L 27/04 20060101ALI20170807BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20170807BHJP
   G09G 3/36 20060101ALI20170807BHJP
   H01L 21/82 20060101ALI20170807BHJP
【FI】
   H01L27/04 A
   G09G3/20 680G
   G09G3/20 623B
   G09G3/36
   H01L21/82 D
【請求項の数】9
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-46549(P2013-46549)
(22)【出願日】2013年3月8日
(65)【公開番号】特開2014-67990(P2014-67990A)
(43)【公開日】2014年4月17日
【審査請求日】2016年2月19日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0107162
(32)【優先日】2012年9月26日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(74)【代理人】
【識別番号】100070024
【弁理士】
【氏名又は名称】松永 宣行
(74)【代理人】
【識別番号】100159042
【弁理士】
【氏名又は名称】辻 徹二
(72)【発明者】
【氏名】趙 賢 子
【審査官】 市川 武宜
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−081858(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0175863(US,A1)
【文献】 特開平02−168647(JP,A)
【文献】 特開2006−106657(JP,A)
【文献】 特開2011−049477(JP,A)
【文献】 特開2000−242237(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/822
G09G 3/20
G09G 3/36
H01L 21/82
H01L 27/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1幅および第1長さを有する第1領域と、
前記第1領域の一側に配置され、前記第1幅および第1長さを有する第2領域と、
前記第2領域の一側に配置され、前記第1幅とは異なる第2幅および前記第1長さとは異なる第2長さを有する第3領域と、
前記第3領域の一側に配置され、前記第2幅および第2長さを有する第4領域とを含み、
前記第1領域と前記第2領域および前記第3領域と前記第4領域にそれぞれ互いに異なる型のトランジスタが配置され
前記第3領域のトランジスタによって入力回路が構成され、前記第4領域のトランジスタによって出力回路が構成され、または、
前記第3領域のトランジスタによって出力回路が構成され、前記第4領域のトランジスタによって入力回路が構成されることを特徴とする平板表示装置の駆動回路。
【請求項2】
前記第1幅および第1長さは、前記第2幅および第2長さより大きいことを特徴とする請求項1に記載の平板表示装置の駆動回路。
【請求項3】
前記第1幅は、前記第1および第2領域の第1長さと前記第3および第4領域の第2長さとの和と等しいか大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の平板表示装置の駆動回路。
【請求項4】
前記第1および第3領域にN型トランジスタが配置され、前記第2および第4領域にP型薄膜トランジスタが配置されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の平板表示装置の駆動回路。
【請求項5】
前記第1および第4領域にN型トランジスタが配置され、前記第2および第3領域にP型薄膜トランジスタが配置されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の平板表示装置の駆動回路。
【請求項6】
前記第1および第3領域にP型トランジスタが配置され、前記第2および第4領域にN型薄膜トランジスタが配置されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の平板表示装置の駆動回路。
【請求項7】
前記第1および第4領域にP型トランジスタが配置され、前記第2および第3領域にN型薄膜トランジスタが配置されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の平板表示装置の駆動回路。
【請求項8】
チャンネルが上下に配置され、上部に配置されたチャンネルの前記第1および第2領域が、下部に配置されたチャンネルの前記第1および第2領域に対称となることを特徴とする請求項1〜のいずれか一に記載の平板表示装置の駆動回路。
【請求項9】
チャンネルが上下に配置され、上部に配置されたチャンネルの前記第3および第4領域が、下部に配置されたチャンネルの前記第3および第4領域に左右に対称となることを特徴とする請求項1〜のいずれか一に記載の平板表示装置の駆動回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、平板表示装置に関するものであり、より詳細には、平板表示装置に用いられる駆動回路のレイアウト(layout)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置(LCD)、有機電界発光表示装置(OLED)などのような平板表示装置は、複数の画素が配列された表示パネルと、複数の画素を駆動して表示パネルに画像を表示する駆動回路とを含む。駆動回路は、一般的に、集積回路(integrated circuit)を含むため、DDI(Display Driver IC)と呼ばれる。
【0003】
表示パネルは、複数の走査ラインおよびデータラインの間に複数の画素が、例えば、マトリクス方式で接続されて構成され、駆動回路(DDI)は、複数の走査ラインを駆動するための走査駆動回路と、複数のデータラインを駆動するためのデータ駆動回路とを含む。走査駆動回路から複数の走査ラインに走査信号が順次に供給されて画素が選択され、データ駆動回路から選択された画素に接続されたデータラインにデータ信号が供給されることにより、所定の画像が表示される。
【0004】
駆動回路(DDI)として、データ駆動回路は、例えば、階調電圧発生部から64(2)、128(2)又は256(2)種類などの階調電圧を受け、外部から入力される映像データに応じて1つの階調電圧を選択し、当該データラインに供給するように構成される。
【0005】
前記のような動作のために、駆動回路は、デジタル映像データをアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換器(digital analog converter)と、選択された階調電圧をデータラインに伝達するチャンネルアンプ(channel amplifier)とを含む。
【0006】
一般的に、チャンネルアンプは、数百から数千個が必要である。また、デジタル−アナログ変換器とチャンネルアンプは、多数の薄膜トランジスタTFTおよび複雑な配線で構成されるため、大きいレイアウト面積を占める。
【0007】
最近、平板表示装置の解像度が増加し続けることにより、走査ラインおよびデータラインの数も増加しており、これにより、駆動回路の占める面積も急激に増加している。しかし、平板表示装置において駆動回路が占める面積は制限されるため、制限された面積で駆動回路を効率的にレイアウト(設計)しにくくなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の実施形態の目的は、制限された面積で効率的なレイアウトを可能にした平板表示装置の駆動回路を提供することである。
【0009】
本発明の実施形態の他の目的は、面積を減少させることができる平板表示装置の駆動回路を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するための、本発明の一実施形態にかかる平板表示装置の駆動回路は、第1幅および第1長さを有する第1領域と、前記第1領域の一側に配置され、前記第1幅および第1長さを有する第2領域と、前記第2領域の一側に配置され、前記第1幅とは異なる第2幅および前記第1長さとは異なる第2長さを有する第3領域と、前記第3領域の一側に配置され、前記第2幅および第2長さを有する第4領域とを含み、前記第1領域と前記第2領域および前記第3領域と前記第4領域にそれぞれ互いに異なる型のトランジスタが配置される。
【0011】
前記第3領域のトランジスタによって入力回路が構成され、前記第4領域のトランジスタによって出力回路が構成されるか、前記第3領域のトランジスタによって出力回路が構成され、前記第4領域のトランジスタによって入力回路が構成できる。
【0012】
また、前記各チャンネルが上下に配置され、上部に配置されたチャンネルの前記第1および第2領域が、下部に配置されたチャンネルの前記第1および第2領域に対称となり得、前記各チャンネルが上下に配置され、上部に配置されたチャンネルの前記第3および第4領域が、下部に配置されたチャンネルの前記第3および第4領域に左右に対称となり得る。
【発明の効果】
【0013】
本発明の実施形態にかかるチャンネルアンプは、幅(横)および長さ(縦)がほぼ類似するため、一領域のトランジスタと他の領域のトランジスタとの間の接続経路および各領域内におけるトランジスタ間の接続経路がすべて短くなることができる。また、各領域の幅が広いため、各トランジスタのチャンネル幅や長さを効率的に確保することができ、空間も十分に確保することができる。さらに、各チャンネルアンプの間に入力回路および出力回路を配置できるため、トランジスタのオフセット(offset)が最小化され、パッド部までの距離もほぼ等しくなるため、全体的にすべてのチャンネルアンプが均一な入出力特性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態にかかる平板表示装置の駆動回路を説明するための概略平面図である。
図2】本発明の実施形態にかかるチャンネルアンプを説明するための平面図である。
図3】本発明の実施形態にかかるチャンネルアンプの配列構造を説明するための平面図である。
図4】本発明の実施形態にかかるチャンネルアンプの配列および各領域の配列例を示す平面図である。
図5】本発明の実施形態にかかるチャンネルアンプの配列および各領域の配列例を示す平面図である。
図6図4または図5の配列構造をより具体的に示す平面図である。
図7】本発明の比較例を説明するための平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付した図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態は、当該技術分野における通常の知識を有する者に本発明が十分に理解されるように提供されるものであって、様々な形態で変形可能であり、本発明の範囲が以下に記述される実施形態に限定されるものではない。
【0016】
図1は、本発明の実施形態にかかる平板表示装置の駆動回路を説明するための概略平面図である。
【0017】
図1を参照すれば、駆動回路100は、電源を供給し、信号を処理する回路部120と、処理された信号を増幅し、パッド部160を介して出力するチャンネルアンプ140とを含む。チャンネルアンプ140は、平板表示装置の解像度に応じて数百から数千個が具備でき、回路部120の周辺に配置される。
【0018】
駆動回路100は、データ駆動回路として動作する場合、階調電圧発生部(図示せず)から64(2)、128(2)又は256(2)種類などの階調電圧を受け、外部から入力される映像データに応じて1つの階調電圧を選択し、当該データラインに供給するように構成できる。
【0019】
回路部120は、駆動回路100の動作のための電源を供給し、外部から入力される映像データを処理してデータ信号を生成し、チャンネルアンプ140は、前記データ信号を増幅し、当該データラインに伝達する。
【0020】
図2は、本発明の実施形態にかかるチャンネルアンプ140を具体的に説明するための平面図である。
【0021】
図2を参照すれば、チャンネルアンプ140は、第1幅W1および第1長さL1を有する第1領域10と、第1領域10の一側に配置され、第1幅W1および第1長さL1を有する第2領域20と、第2領域20の一側に配置され、第1幅W1とは異なる第2幅W2および第1長さL1とは異なる第2長さL2を有する第3領域30と、第3領域30の一側に配置され、第2幅W2および第2長さL2を有する第4領域40とを含む。
【0022】
第1幅W1および第1長さL1は、第2幅W2および第2長さL2より大きいことが好ましく、第1幅W1は、第1および第2領域10、20の第1長さL1と第3および第4領域30、40の第2長さL2との和と等しいか大きいことが好ましい。
【0023】
第1領域10と第2領域20および第3領域30と第4領域40には、それぞれ互いに異なる型(type)のトランジスタTFTが配置される。第1ないし第4領域10〜40に異なる型のトランジスタTFTとして、N型トランジスタまたはP型トランジスタをグループに区分して配置することにより、レイアウト(設計)を容易にし、面積を効率的に減少させることができる。
【0024】
例えば、第1および第3領域10、30にN型トランジスタが配置され、第2および第4領域20、40にP型トランジスタが配置されるか、第1および第4領域10、40にN型トランジスタが配置され、第2および第3領域20、30にP型トランジスタが配置できる。
【0025】
あるいは、第1および第3領域10、30にP型トランジスタが配置され、第2および第4領域20、40にN型トランジスタが配置されるか、第1および第4領域10、40にP型トランジスタが配置され、第2および第3領域20、30にN型トランジスタが配置できる。
【0026】
第1および第2領域10、20には、データ信号を増幅し、複数のデータラインに伝達するための回路を構成する複数のトランジスタがN型およびP型に区分されて配置され、第3および第4領域30、40には、入力回路および出力回路を構成する複数のトランジスタがN型およびP型に区分されて配置できる。
【0027】
前記のように構成されたチャンネルアンプ140は、図3に示されるように、上下に配置されることが好ましい。この時、上部に配置されたチャンネルアンプ140aの第1および第2領域10、20が、下部に配置されたチャンネルアンプ140bの第1および第2領域10、20に対称となり、上部に配置されたチャンネルアンプ140aの第3および第4領域30、40が、下部に配置されたチャンネルアンプ140bの第3および第4領域30、40に左右に対称となることが好ましい。
【0028】
図4および図5は、本発明の実施形態にかかるチャンネルアンプ140aとチャンネルアンプ140bの配列および各領域10〜40の配列例を示す平面図である。
【0029】
図4を参照すれば、上部に配置されたチャンネルアンプ140aの第1および第3領域10、30にN型トランジスタNMOSが配置され、第2および第4領域20、40にP型トランジスタPMOSが配置され、下部に配置されたチャンネルアンプ140bの第1および第4領域10、40にN型トランジスタNMOSが配置され、第2および第3領域20、30にP型トランジスタPMOSが配置される。
【0030】
図5を参照すれば、上部に配置されたチャンネルアンプ140aの第1および第4領域10、40にP型トランジスタPMOSが配置され、第2および第3領域20、30にN型トランジスタNMOSが配置され、下部に配置されたチャンネルアンプ140bの第1および第3領域10、30にP型トランジスタPMOSが配置され、第2および第4領域20、40にN型トランジスタNMOSが配置される。
【0031】
図6は、図4または図5の配列構造をより具体的に示す平面図であり、第1ないし第4領域10〜40に配置されるトランジスタNMOSおよびPMOSのゲートG、ソースSおよびドレインD電極と配線の配置構造の一例を示す。
【0032】
平板表示装置において、駆動回路は、一辺(横)が他辺(縦)より長い長方形状に製造されることが好ましい。平板表示装置の解像度が増加することにより、より多数のチャンネルアンプが必要になるため、駆動回路の大きさの増加は不可避であるが、一辺にだけ長さを増加させる場合、様々な問題が発生する。
【0033】
例えば、図7のように、1つのチャンネルアンプ240を、長手方向に並んで配置された第1領域210および第2領域220で構成する場合、長さ(縦)を増加させるのに限界がある。また、第1領域210のN型トランジスタと第2領域220のP型トランジスタとの接続経路は短いが、各領域210または220内におけるトランジスタ間の接続経路は増加し、各トランジスタのチャンネル幅や長さも制限される。このような問題は、チャンネルアンプの数が増加するほどより深刻になる。
【0034】
反面、本発明の実施形態にかかるチャンネルアンプ(図6参照)は、図7のチャンネルアンプに比べて広い幅(横)を有し、長さ(縦)は短くなるため、第1領域10のトランジスタと第2領域20のトランジスタとの間の接続経路および各領域10または20内におけるトランジスタ間の接続経路がすべて短くなることができる。また、各領域10、20の幅が広いため、各トランジスタのチャンネル幅や長さを効率的に確保することができ、空間も十分に確保することができる。図6のチャンネルアンプは、図7のチャンネルアンプに比べて面積が20%程度減少できる。
【0035】
また、本発明の実施形態にかかるチャンネルアンプ(図6参照)を用いると、各チャンネルアンプ140a、140bの間に第3および第4領域30、40が隣接して配置されるため、第3および第4領域30、40に入力回路および出力回路を配置すると、トランジスタのオフセット(offset)が最小化され、パッド部160までの距離がほぼ等しくなるため、全体的にすべてのチャンネルアンプが均一な入出力特性を維持することができる。
【0036】
以上、詳細な説明と図面を通じて本発明の最適な実施形態を開示した。用語は、単に本発明の実施形態を説明するための目的として使用されたものであって、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の実施形態の範囲を制限するために用いられたものではない。そのため、本技術分野における通常の知識を有する者であれば、これより多様な変形および均等な他の実施形態が可能であることを理解するはずである。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付した特許請求の範囲の技術的思想によって定められなければならない。
【符号の説明】
【0037】
10、210:第1領域
20、220:第2領域
30:第3領域
40:第4領域
100:駆動回路
120:回路部
140、140a、140b、240:チャンネルアンプ
160:パッド部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7