特許第6181875号(P6181875)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6181875分散型基地局のネットワーキング方法及び装置、並びにコンピュータ可読記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6181875
(24)【登録日】2017年7月28日
(45)【発行日】2017年8月16日
(54)【発明の名称】分散型基地局のネットワーキング方法及び装置、並びにコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/26 20090101AFI20170807BHJP
   H04W 88/08 20090101ALI20170807BHJP
   H04L 29/06 20060101ALI20170807BHJP
   H04L 12/70 20130101ALI20170807BHJP
   H04W 16/26 20090101ALI20170807BHJP
【FI】
   H04W8/26 110
   H04W88/08
   H04L13/00 305C
   H04L12/70 Z
   H04W16/26
【請求項の数】8
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2016-535305(P2016-535305)
(86)(22)【出願日】2013年12月24日
(65)【公表番号】特表2016-535957(P2016-535957A)
(43)【公表日】2016年11月17日
(86)【国際出願番号】CN2013090373
(87)【国際公開番号】WO2014161359
(87)【国際公開日】20141009
【審査請求日】2016年3月31日
(31)【優先権主張番号】201310370805.0
(32)【優先日】2013年8月22日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511207729
【氏名又は名称】ゼットティーイー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ティエン ブォリィァン
(72)【発明者】
【氏名】フオン ヨンリー
【審査官】 松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】 特表2013−518500(JP,A)
【文献】 特開2011−171961(JP,A)
【文献】 特開2005−045767(JP,A)
【文献】 特表2012−514355(JP,A)
【文献】 特表2008−516503(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/072108(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 − 7/26
H04W 4/00 − 99/00
H04L 12/70
H04L 29/06
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
分散型基地局のネットワーキング方法であって
リモート無線ユニット(RRU)とベースバンド処理ユニット(BBUはいずれも各自に増設されている少なくとも一つのイーサネットインタフェース、及びイーサネットネットワークのインターネットプロトコル(IP)アドレスを介してイーサネットネットワークに接続され、
前記方法はさらに、
前記BBUと前記RRUとの間は各自の設定されたIPアドレス及び追加されたイーサネットインタフェースに基づいてベースバンド信号を伝送することと、
一つのBBUを選択してBBUとコアネットワークとの通信の参照元とすることと、
参照元とするBBUを参照として、他のBBUは前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信することと、
を含む、分散型基地局のネットワーキング方法。
【請求項2】
前記方法はさらに、
前記BBUと前記RRUとの間にメッシュネットワーキングモードでネットワーキングするときに、RRUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、及び/又は、BBUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのRRUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成されること、
前記BBUと前記RRUとの間にポイントツーポイントネットワーキングモードでネットワーキングするときに、選択された一つのRRUと選択された一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成されること、
前記BBUと前記RRUとの間にスターネットワーキングモードでネットワーキングするときに、選択された一つのBBUと選択された少なくとも二つのRRUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成されること、
前記BBUと前記RRUとの間にチェーンネットワーキングモードでネットワーキングするときに、少なくとも二つのRRUと選択された一つのBBUとの間にチェーン直列接続のベースバンド信号の伝送を行うように構成されること、
前記BBUと前記RRUとの間にリングネットワーキングモードでネットワーキングするときに、少なくとも二つのRRUと選択された一つのBBUとの間にリング直列接続のベースバンド信号の伝送を行うように構成され、かつリング直列接続の少なくとも二つのRRUにおける前記選択された一つのBBUからホップ数最多の距離にある一つのRRU、前記選択された一つのBBUからホップ数最小の距離にある一つのRRUのそれぞれと前記選択された一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成されること、を含むことを特徴とする
請求項1に記載の分散型基地局のネットワーキング方法。
【請求項3】
前記BBUと前記RRUとの間に各自の設定されたIPアドレス及び追加されたイーサネットインタフェースに基づいてベースバンド信号を伝送することは、
ダウンリンクにおいて、前記BBUはコアネットワークからの信号を受信し、前記信号に対しベースバンド処理を行い、イーサネットインタフェースを介して処理後のベースバンド信号を指定IPアドレスを有する前記RRUに伝送し、前記RRUは自身のイーサネットインタフェースを介して前記ベースバンド信号を受信し、かつ受信した前記ベースバンド信号に対し整形フィルタリング、ピーククリッピングデジタルプリディストーションの処理を行った後に中間周波数に変換し、続いて中間周波数から無線周波数に変換し、かつパワー増幅後の無線周波数信号をアンテナに伝送すること、
アップリンクにおいて、前記RRUは端末からの信号を受信し、周波数選択増幅処理後に中間周波数に変換し、続いて中間周波数からベースバンドに変換し、かつ前記イーサネットインタフェースを介して、ベースバンド信号を指定IPアドレスを有するBBUに伝送し、前記BBUは自身のイーサネットインタフェースを介してベースバンド信号を受信し、受信したベースバンド信号に対しベースバンド処理を行った後に、コアネットワークに伝送すること、を含むことを特徴とする
請求項に記載の分散型基地局のネットワーキング方法。
【請求項4】
前記方法は、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にメッシュモードでカスケード接続するときに、前記参照元とするBBUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つの前記他のBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記いずれか一つの前記他のBBUは前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成されること、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にポイントツーポイントモードでカスケード接続するときに、前記参照元とするBBUと選択された一つの前記他のBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記選択された一つの前記他のBBUは前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成されること、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にスターモードでカスケード接続するときに、前記参照元とするBBUと選択された少なくとも二つの前記他のBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記選択された少なくとも二つの前記他のBBUは前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成されること、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にチェーンモードでカスケード接続するときに、少なくとも二つの前記他のBBUと前記参照元とするBBUとの間にチェーン直列接続のカスケード接続するように構成され、前記少なくとも二つの前記他のBBUは前記参照元とするBBUを介してコアネットワークと通信するように構成されること、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にリングモードでカスケード接続するときに、少なくとも二つの前記他のBBUと前記参照元とするBBUとの間にリング直列接続を行うように構成され、かつリング直列接続の少なくとも二つの前記他のBBUにおける前記参照元とするBBUからホップ数最多の距離にある一つのBBU、前記参照元とするBBUからホップ数最小の距離にある一つのBBUのそれぞれが参照元とするBBUを介してコアネットワークと通信するように構成されること、を含むことを特徴とする
請求項に記載の分散型基地局のネットワーキング方法。
【請求項5】
分散型基地局のネットワーキング装置であって、
前記分散型基地局は、リモート無線ユニット(RRU)とベースバンド処理ユニット(BBU)を含み、前記装置は、追加ユニット、設定ユニット、接続ユニット、選択ユニット、通信ユニット及び伝送ユニットを含み、
前記追加ユニットは、前記RRUと前記BBUにそれぞれ少なくとも一つのイーサネットインタフェースを追加するように構成され、
前記設定ユニットは、前記RRUと前記BBUにイーサネットネットワークのインターネットプロトコル(IP)アドレスを設定するように構成され、
前記接続ユニットは、前記RRUと前記BBUがいずれも各自の少なくとも一つのイーサネットインタフェースを介してイーサネットネットワークに接続されるように構成され、
前記選択ユニットは、一つのBBUを選択してBBUとコアネットワークとの間の通信の参照元とするように構成され、
前記通信ユニットは、参照元とするBBUを参照として、他のBBUを前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成され、
前記伝送ユニットは、前記RRUと前記BBUとの間に各自の設定されたIPアドレス及び追加されたイーサネットインタフェースに基づいてベースバンド信号を伝送するように構成される、分散型基地局のネットワーキング装置。
【請求項6】
前記設定ユニットはさらに、
前記BBUと前記RRUとの間にメッシュネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニットはRRUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、及び/又は、前記設定ユニットはBBUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのRRUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、
前記BBUと前記RRUとの間にポイントツーポイントネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニットは選択された一つのRRUと選択された一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、
前記BBUと前記RRUとの間にスターネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニットは選択された一つのBBUと選択された少なくとも二つのRRUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、
前記BBUと前記RRUとの間にチェーンネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニットは少なくとも二つのRRUと選択された一つのBBUとの間にチェーン直列接続のベースバンド信号の伝送を行うように構成され、
前記BBUと前記RRUとの間にリングネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニットは少なくとも二つのRRUと選択された一つのBBUとの間にリング直列接続のベースバンド信号の伝送を行うように構成され、かつリング直列接続の少なくとも二つのRRUにおける前記選択された一つのBBUからホップ数最多の距離にある一つのRRU、前記選択された一つのBBUからホップ数最小の距離にある一つのRRUのそれぞれと前記選択された一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成されることを特徴とする
請求項に記載の分散型基地局のネットワーキング装置。
【請求項7】
前記設定ユニットはさらに、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にメッシュモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニットは参照元とするBBUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つの前記他のBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記通信ユニットは前記いずれか一つの前記他のBBUが前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成され、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にポイントツーポイントモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニットは前記参照元とするBBUと選択された一つの前記他のBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記通信ユニットは前記選択された一つの前記他のBBUが前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成され、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にスターモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニットは前記参照元とするBBUと選択された少なくとも二つの前記他のBBUとの間にクロックカスケード接続するように構成され、前記通信ユニットは前記選択された少なくとも二つの前記他のBBUが前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成され、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にチェーンモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニットは少なくとも二つの前記他のBBUと前記参照元とするBBUとの間にチェーン直列接続のカスケード接続するように構成され、前記通信ユニットは前記少なくとも二つの前記他のBBUが前記参照元とするBBUを介してコアネットワークと通信するように構成され、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にリングモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニットは少なくとも二つの前記他のBBUと前記参照元とするBBUとの間にリング直列接続を行うように構成され、前記通信ユニットは前記リング直列接続の少なくとも二つの前記他のBBUにおける前記参照元とするBBUからホップ数最多の距離にある一つのBBU、前記参照元とするBBUからホップ数最小の距離にある一つのBBUのそれぞれが参照元とするBBUを介してコアネットワークと通信するように構成されることを特徴とする
請求項に記載の分散型基地局のネットワーキング装置。
【請求項8】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
請求項1〜のいずれか一項に記載の分散型基地局のネットワーキング方法を実行するための一セットの命令を含んでいることを特徴とする、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はネットワーキング技術に関し、具体的には分散型基地局のネットワーキング方法及び装置、並びにコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
分散型基地局は、従来のレピータをベースバンドユニット(BBU:Base Band Unit)及びリモート無線ユニット(RRU:Radio Remote Unit)に分割する。ここで、BBUは無線信号のベースバンド処理の部分を完成することを担い、RRUはベースバンド信号の周波数変調と信号増幅を完成することを担い、BBUとRRUは光ファイバを用いて直接接続し、かつ公共無線インタフェース(CPRI:Common Public Radio Interface)光インタフェースを介して通信する。
【0003】
CPRI光リンクネットワークにおいて、一つのBBUは少なくとも一つのRRUに対応し、各RRUはいずれも唯一のBBUと直接接続される。RRUのアップリンクにおいて、RRUはCPRI光インタフェースを介して該RRUに対応するBBUからのベースバンド信号を受信し、かつ該ベースバンド信号に対し整形フィルタリング、ピーククリッピング、デジタルプリディストーションなどの処理を行った後に中間周波数に変換し、続いて無線周波数に変換し、その後伝送する。RRUのダウンリンクにおいて、RRUは受信した端末信号に対し周波数選択増幅などの一連の処理を行った後に、CPRI光インタフェースを介して該RRUに対応する唯一のBBUに伝送する。ここからわかるように、各RRUはいずれもベースバンド信号を、該RRUがポイントツーポイント接続ときに対応するBBUに伝送しなければならい。ポイントツーポイントのネットワーキングモードにおいて、RRUとそれに対応するBBUとの間の架設距離が長くなく、約200メートル〜40キロメートルの間にあるが、多くの光ファイバコスト、労力コストを消費する。ここからわかるように、BBUとRRUにカスケード接続ネットワーキング、リングネットワーキング、チェーンネットワーキングを行うときに必要な光ファイバはより長くなり、材料コスト、施工コストとメンテナンスコストなどがより高くなる可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これを鑑みて、従来に存在した問題を解決するために、本発明の実施例は、ネットワーキングの柔軟性を高め、ベースバンドリソースの処理効率及び伝送速度を高めることができ、同時にコストを節約することができる、分散型基地局のネットワーキング方法及び装置、並びにコンピュータ可読記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の実施例の技術的解決手段はこのように実現される。
【0006】
本発明の実施例は分散型基地局のネットワーキング方法を提供し、該方法は、リモート無線ユニット(RRU)とベースバンド処理ユニット(BBU)に対しそれぞれ少なくとも一つのイーサネットインタフェースを追加し、かつ前記RRUと前記BBUにイーサネットネットワークのインターネットプロトコル(IP)アドレスを設定し、前記RRUと前記BBUはいずれも各自の少なくとも一つのイーサネットインタフェースを介してイーサネットネットワークに接続され、
前記方法はさらに、
前記BBUと前記RRUとの間は各自の設定されたIPアドレス及び追加されたイーサネットインタフェースに基づいてベースバンド信号を伝送することを含む。
【0007】
上記解決手段において、前記方法はさらに、
一つのBBUを選択してBBUとコアネットワークとの通信の参照元とすること、
参照元とするBBUを参照として、他のBBUは前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信すること、を含む。
【0008】
上記解決手段において、前記方法は、
前記BBUと前記RRUとの間にメッシュネットワーキングモードでネットワーキングするときに、RRUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、及び/又は、BBUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのRRUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成されること、
前記BBUと前記RRUとの間にポイントツーポイントネットワーキングモードでネットワーキングするときに、選択された一つのRRUと選択された一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成されること、
前記BBUと前記RRUとの間にスターネットワーキングモードでネットワーキングするときに、選択された一つのBBUと選択された少なくとも二つのRRUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成されること、
前記BBUと前記RRUとの間にチェーンネットワーキングモードでネットワーキングするときに、少なくとも二つのRRUと選択された一つのBBUとの間にチェーン直列接続のベースバンド信号の伝送を行うように構成されること、
前記BBUと前記RRUとの間にリングネットワーキングモードでネットワーキングするときに、少なくとも二つのRRUと選択された一つのBBUとの間にリング直列接続のベースバンド信号の伝送を行うように構成され、かつリング直列接続の少なくとも二つのRRUにおける前記選択された一つのBBUからホップ数最多の距離にある一つのRRU、前記選択された一つのBBUからホップ数最小の距離にある一つのRRUのそれぞれと前記選択された一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成されること、を含む。
【0009】
上記解決手段において、前記BBUと前記RRUとの間に各自の設定されたIPアドレス及び追加されたイーサネットインタフェースに基づいてベースバンド信号を伝送することは、
ダウンリンクにおいて、前記BBUはコアネットワークからの信号を受信し、前記信号に対しベースバンド処理を行い、イーサネットインタフェースを介して処理後のベースバンド信号を指定IPアドレスを有する前記RRUに伝送し、前記RRUは自身のイーサネットインタフェースを介して前記ベースバンド信号を受信し、かつ受信した前記ベースバンド信号に対し整形フィルタリング、ピーククリッピングデジタルプリディストーションの処理を行った後に中間周波数に変換し、続いて中間周波数から無線周波数に変換し、かつパワー増幅後の無線周波数信号をアンテナに伝送すること、
アップリンクにおいて、前記RRUは端末からの信号を受信し、周波数選択増幅処理後に中間周波数に変換し、続いて中間周波数からベースバンドに変換し、かつ前記イーサネットインタフェースを介して、ベースバンド信号を指定IPアドレスを有するBBUに伝送し、前記BBUは自身のイーサネットインタフェースを介してベースバンド信号を受信し、受信したベースバンド信号に対しベースバンド処理を行った後に、コアネットワークに伝送すること、を含む。
【0010】
上記解決手段において、前記方法は、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にメッシュモードでカスケード接続するときに、前記参照元とするBBUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つの前記他のBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記いずれか一つの前記他のBBUは前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成されること、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にポイントツーポイントモードでカスケード接続するときに、前記参照元とするBBUと選択された一つの前記他のBBUとカスケード接続するように構成され、前記選択された一つの前記他のBBUは前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成されること、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にスターモードでカスケード接続するときに、前記参照元とするBBUと選択された少なくとも二つの前記他のBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記選択された少なくとも二つの前記他のBBUは前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成されること、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にチェーンモードでカスケード接続するときに、少なくとも二つの前記他のBBUと前記参照元とするBBUとの間にチェーン直列接続のカスケード接続するように構成され、前記少なくとも二つの前記他のBBUは前記参照元とするBBUを介してコアネットワークと通信するように構成されること、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にリングモードでカスケード接続するときに、少なくとも二つの前記他のBBUと前記参照元とするBBUとの間にリング直列接続を行うように構成され、かつリング直列接続の少なくとも二つの前記他のBBUにおける前記参照元とするBBUからホップ数最多の距離にある一つのBBU、前記参照元とするBBUからホップ数最小の距離にある一つのBBUのそれぞれが参照元とするBBUを介してコアネットワークと通信するように構成されること、を含む。
【0011】
本発明の実施例はさらに分散型基地局のネットワーキング装置を提供し、該装置において、前記分散型基地局は、リモート無線ユニット(RRU)とベースバンド処理ユニット(BBU)を含み、前記装置は、追加ユニット、設定ユニット、接続ユニット及び伝送ユニットを含み、
前記追加ユニットは、前記RRUと前記BBUにそれぞれ少なくとも一つのイーサネットインタフェースを追加するように構成され、
前記設定ユニットは、前記RRUと前記BBUにイーサネットネットワークのインターネットプロトコル(IP)アドレスを設定するように構成され、
前記接続ユニットは、前記RRUと前記BBUがいずれも各自の少なくとも一つのイーサネットインタフェースを介してイーサネットネットワークに接続されるように構成され、
前記伝送ユニットは、前記RRUと前記BBUとの間に各自の設定されたIPアドレス及び追加されたイーサネットインタフェースに基づいてベースバンド信号を伝送するように構成される。
【0012】
上記解決手段において、前記装置はさらに、選択ユニット及び通信ユニットを含み、
前記選択ユニットは、一つのBBUを選択しBBUとコアネットワークとの通信の参照元とするように構成され、
前記通信ユニットは、参照元とするBBUを参照として、他のBBUを前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成される。
【0013】
上記解決手段において、前記設定ユニットはさらに、
前記BBUと前記RRUとの間にメッシュネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニットはRRUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、及び/又は、前記設定ユニットはBBUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのRRUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、
前記BBUと前記RRUとの間にポイントツーポイントネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニットは選択された一つのRRUと選択された一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、
前記BBUと前記RRUとの間にスターネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニットは選択された一つのBBUと選択された少なくとも二つのRRUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、
前記BBUと前記RRUとの間にチェーンネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニットは少なくとも二つのRRUと選択された一つのBBUとの間にチェーン直列接続のベースバンド信号の伝送を行うように構成され、
前記BBUと前記RRUとの間にリングネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニットは少なくとも二つのRRUと選択された一つのBBUとの間にリング直列接続のベースバンド信号の伝送を行うように構成され、かつリング直列接続の少なくとも二つのRRUにおける前記選択された一つのBBUからホップ数最多の距離にある一つのRRU、前記選択された一つのBBUからホップ数最小の距離にある一つのRRUのそれぞれと前記選択された一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成される。
【0014】
上記解決手段において、前記設定ユニットはさらに、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にメッシュモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニットは参照元とするBBUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つの前記他のBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記通信ユニットは前記いずれか一つの前記他のBBUが前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成され、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にポイントツーポイントモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニットは前記参照元とするBBUと選択された一つの前記他のBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記通信ユニットは前記選択された一つの前記他のBBUが前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成され、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にスターモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニットは前記参照元とするBBUと選択された少なくとも二つの前記他のBBUとの間にクロックカスケード接続するように構成され、前記通信ユニットは前記選択された少なくとも二つの前記他のBBUが前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成され、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にチェーンモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニットは少なくとも二つの前記他のBBUと前記参照元とするBBUとの間にチェーン直列接続のカスケード接続するように構成され、前記通信ユニットは前記少なくとも二つの前記他のBBUが前記参照元とするBBUを介してコアネットワークと通信するように構成され、
前記参照元とするBBUと前記他のBBUとの間にリングモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニットは少なくとも二つの前記他のBBUと前記参照元とするBBUとの間にリング直列接続を行うように構成され、前記通信ユニットは前記リング直列接続の少なくとも二つの前記他のBBUにおける前記参照元とするBBUからホップ数最多の距離にある一つのBBU、前記参照元とするBBUからホップ数最小の距離にある一つのBBUのそれぞれが参照元とするBBUを介してコアネットワークと通信するように構成される。
【0015】
本発明の実施例はさらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、該コンピュータ可読記憶媒体は、上述した分散型基地局のネットワーキング方法を実行するための一セットの命令を含んでいる。
【0016】
本発明の実施例によって提供される分散型基地局のネットワーキング方法及び装置は、RRUとBBUに対しそれぞれ少なくとも一つのイーサネットインタフェースを追加し、かつ前記RRUと前記BBUにイーサネットネットワークのインターネットプロトコル(IP)アドレスを設定し、前記RRUと前記BBUとの間に各自の設定されたIPアドレス及び追加されたイーサネットインタフェースを介してベースバンド信号を伝送する。本発明の実施例に係る技術的解決手段を用いて、BBUベースバンドリソースの処理効率を高め、基地局の通常通信不能の確率を低減し、コストなどを低減する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は本発明の実施例に係る分散型基地局のネットワーキング方法のフローチャートである。
図2図2は本発明の実施例に係るBBUとRRUとの間のメッシュネットワーキングモードの概略図である。
図3図3は本発明の実施例に係るBBUとRRUとの間のポイントツーポイントネットワーキングモードの概略図である。
図4図4は本発明の実施例に係るBBUとRRUとの間のスターネットワーキングモードの概略図である。
図5図5は本発明の実施例に係るBBUとRRUとの間のチェーンネットワーキングモードの概略図である。
図6図6は本発明の実施例に係るBBUとRRUとの間のリングネットワーキングモードの概略図である。
図7図7は本発明の実施例に係るBBUとRRUとの間のメッシュカスケード接続モードの概略図である。
図8図8は本発明の実施例に係るマスターBBUとスレーブBBUとの間のポイントツーポイントカスケード接続モードの概略図である。
図9図9は本発明の実施例に係るマスターBBUとスレーブBBUとの間のスターカスケード接続モードの概略図である。
図10図10は本発明の実施例に係るマスターBBUとスレーブBBUとの間のチェーンカスケード接続モードの概略図である。
図11図11は本発明の実施例に係るマスターBBUとスレーブBBUとの間のリングカスケード接続モードの概略図である。
図12図12は本発明の実施例に係る分散型基地局のネットワーキング装置の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
RRUとそれに対応する唯一のBBUとの間は、CPRI光ネットワークリンクにおいて、CPRI光インタフェースを介してベースバンドの伝送を行い、ベースバンドの伝送プロセスにおいて、以下のいくつかの問題が存在する。
【0019】
1.アップダウンリンクへのベースバンド処理は、現在のRRUに対応するBBUで発生しなければならなく、該BBUのポイントツーポイント接続のRRUの数が比較的多いときに、該BBUのベースバンド処理リソース割り当ては制限を受け、ベースバンド信号の処理効率が低いことを引き起こす。
【0020】
2.アップダウンリンクへのベースバンド処理は、現在のRRUに対応するBBUで発生しなければならなく、かつ現在のRRUは唯一のBBUのみそれに対応し、該BBU,或いは該BBU上のベースバンド処理ユニットが故障したときに、現在のRRUも通常に動作することができなく、さらに通常の通信に影響を与える。
【0021】
3.RRUとそれに対応するBBUとの間は、CPRI光インタフェースを介してベースバンド信号の伝送を行い、使用したCPRIプロトコルの最高速度は9.8304Gbpsであり、BBUとRRUの発展傾向を鑑みて、該速度の向上は急務である。
【0022】
4.RRUはそれに対応するBBUのみと物理的直接接続し、該物理的直接接続の関係を確定した後に、変更しにくく、さらにRRUとそれに対応するBBUとの間のネットワークリンクモードの柔軟性が十分でない。
【0023】
5.RRUとBBUはポイントツーポイントのみで互いに接続することができ、BBUとRRUがポイントツーポイントネットワーキング、メッシュネットワーキング、スターネットワーキングを行うときに必要な光ファイバはより長くなり、材料コスト、施工コストおよびメンテナンスコストなどがより高くなる可能性がある。
【0024】
本発明の実施例において、RRUとBBUの各自のCPRI光インタフェースを保留する基礎上で、それぞれRRUとBBUに対し少なくとも一つのイーサネットインタフェースを追加し、イーサネットインタフェースが追加されたBBUは、イーサネットの媒体アクセス制御(MAC:Media Access Control)アドレス及びインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)アドレスを用いてイーサネットインタフェースが追加されたRRUと通信し、イーサネットインタフェースが追加されたスレーブBBUは、イーサネットインタフェースが追加されたマスターBBUを介してコアネットワークと通信する。本発明の実施例の技術的解決手段を用いて、ネットワーキングモードが柔軟かつポイントツーポイントネットワーキング、スターネットワーキング、チェーンネットワーキング、リングネットワーキング、メッシュネットワーキングなどを実現することができ、異なるネットワーキングモードに対して、BBUとRRUとの間の一対多数という関係を実現することができ、BBUとRRUとの間の多数対多数という関係を実現することもでき、このように、BBUベースバンドリソース割り当ての限定性を軽減し、分散型基地局の通常通信不能の確率を低減し、生産とメンテナンスコストなどを低減することができる。
【0025】
本発明の実施例は分散型基地局のネットワーキング方法を記載し、図1に示されたように、前記方法は以下のステップを含む。
【0026】
ステップ11において、RRUとBBUにそれぞれ少なくとも一つのイーサネットインタフェースを追加する。
前記イーサネットインタフェースはイーサネット光インタフェースに具体化することができる。
【0027】
ステップ12において、前記RRUと前記BBUにイーサネットネットワークのIPアドレスを設定する。
【0028】
ステップ13において、前記RRUと前記BBUはいずれも各自の少なくとも一つのイーサネットインタフェースを介してイーサネットネットワークに接続される。
【0029】
ステップ14において、前記BBUと前記RRUとの間に各自の設定されたIPアドレス及び追加されたイーサネットインタフェースを介してベースバンド信号を伝送する。
【0030】
前記方法はさらに、一つのBBUを選択してBBUとコアネットワークとの通信の参照元とし、参照元とするBBUを参照として、他のBBUは前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信する。ここで、前記コアネットワークは、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)を含む。
【0031】
前記参照元とするBBUをマスターBBUと呼ばれ、前記他のBBUをスレーブBBUと呼ばれる。即ち前記スレーブBBUは前記マスターBBUを介して前記コアネットワークと通信し、具体的には、前記マスターBBUはEPCネットワークからの信号を受信し、かつ受信した信号を前記スレーブBBUに伝送し、前記マスターBBUはスレーブBBUからの信号を受信し、かつ受信した信号を前記コアネットワークに伝送する。マスターBBUとスレーブBBUとの間の通信の具体的な実現プロセスは従来の技術であり、ここで詳細な説明を省略する。
【0032】
イーサネットインタフェースが追加されたBBUとイーサネットインタフェースが追加されたRRUとの間のベースバンド信号の伝送プロセスは、下記の技術的解決案で説明する。
【0033】
本発明の実施例において、イーサネットインタフェースが追加されたBBUとRRUに設定されたIPアドレスは、手動設定と自動設定という二種類の方式がある。前記手動設定は基地局の初期設立ときに、ネットワーク技術者による手動でIPアドレスを前記基地局のBBUとRRUに入力し、前記自動設定は基地局のバックグラウンド管理システムのアプリケーションソフトウェアによって実現される。
【0034】
電気電子学会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers)で策定されたIEEE 802.3プロトコルはイーサネット通信技術に基づくパブリックプロトコルであり、10Mbps、100Mbps、1Gbps、10Gbps、40Gbps、100Gbpsなどのイーサネット速度を支持する。IEEE 802.3において、各イーサネットの端末例えばイーサネットインタフェースが追加されたBBU、RRUにそれぞれMACアドレスとIPアドレスが設定され、かつ前記MACアドレスとIPアドレスを用いて識別しかつ通信する。
【0035】
図2は本発明の実施例に係るBBUとRRUとの間のメッシュネットワーキングモードの概略図であり、図2に示されたように、BBUとRRUとの通信インタフェースの拡張によって、BBUとイーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのRRUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、及び/又は、RRUとイーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、及び/又は、BBUとEPC、或いは他のコアネットワークとの間に通信するように構成され、マスターBBUは指定IPアドレスを有するスレーブBBUと通信することができる。各イーサネットインタフェースが追加されたBBUは、光ファイバ或いはツイストペアケーブルによってEPCネットワークに接続し、或いは光ファイバ或いはツイストペアケーブルによって他のコアネットワークに接続することができ、IPアドレスによってイーサネットインタフェースが追加され、かつイーサネットネットワークに接続された他のBBUとベースバンド信号を伝送することができ、またIPアドレスによってイーサネットインタフェースが追加されたいずれか一つのRRUとベースバンド信号を伝送することができる。
【0036】
図3は本発明の実施例に係るBBUとRRUとの間のポイントツーポイントネットワーキングモードの概略図であり、図3に示されたように、ポイントツーポイントネットワーキングモードにおいて、選択された一つのRRUと選択された一つのBBUとの間にベースバンド信号を伝送するように構成される。
【0037】
図4は本発明の実施例に係るBBUとRRUとの間のスターネットワーキングモードの概略図であり、図4に示されたように、スターネットワーキングモードにおいて、選択された一つのBBUと選択された少なくとも二つのRRUとの間にベースバンド信号を伝送するように構成される。つまり、各イーサネットインタフェースが追加されたBBUは、IPアドレスによって少なくとも二つのイーサネットインタフェースが追加されたRRUと相互接続を実現し、かつベースバンド信号を伝送することができる。
【0038】
図5は本発明の実施例に係るBBUとRRUとの間のチェーンネットワーキングモードの概略図であり、図5に示されたように、チェーンネットワーキングモードにおいて、少なくとも二つのRRUと選択された一つのBBUとの間にチェーン直列接続のベースバンド信号の伝送を行うように構成され、RRU1〜RRU4はチェーン直列接続であり、ベースバンド信号はRRU1〜RRU4のチェーン伝送を経て、最後にRRU1で前記選択されたBBUに伝送される。
【0039】
図6は本発明の実施例に係るBBUとRRUとの間のリングネットワーキングモードの概略図であり、図6に示されたように、リングネットワーキングモードにおいて、少なくとも二つのRRUと選択された一つのBBUとの間にリング直列接続のベースバンド信号の伝送を行うように構成され、かつリング直列接続の少なくとも二つのRRUにおける前記選択された一つのBBUからホップ数最多の距離にある一つのRRU、前記選択された一つのBBUからホップ数最小の距離にある一つのRRUのそれぞれと前記選択された一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成される。RRU1〜RRU4はリング直列接続であり、RRU4は選択されたBBUからホップ数最多の距離にある一つのRRUであり、RRU1は選択されたBBUからホップ数最小の距離にある一つのRRUであり、RRU1、RRU4はそれぞれ選択されたBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うことができ、同時に、RRU2、RRU3はいずれもRRU1によって選択されたBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うことができ、RRU2、RRU3はいずれもRRU4を介して選択されたBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うこともできる。チェーンネットワーキングモードに比べて、リングネットワーキングモードの優位性は、あるノード例えばRRU2がRRU1を経て選択されたBBUに至るまでの伝送リンクが切断し或いは故障したときに、RRU2は、RRU3、RRU4によって選択されたBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行い、ベースバンド伝送リンクの有効性を確保する。
【0040】
上記図2図6の異なるネットワーキングモードの説明において、RRUとBBUとの間の構成関係は基地局の管理バックグラウンドによって実現される。現在は図2のメッシュネットワーキングを例として、イーサネットインタフェースが追加されたBBUとイーサネットインタフェースが追加されたRRUとの間のベースバンド信号の伝送プロセスについてさらに説明する。他のネットワーキングモードでのベースバンド信号の伝送プロセスは以下のプロセスと同様である。
【0041】
図2に示されたようなメッシュネットワーキングモードにおいて、基地局1のIPアドレスがBであるBBU1は基地局2のIPアドレスがAであるRRU1と相互接続する。
【0042】
具体的には、ダウンリンクにおいて、基地局1のBBU1はIEEE 802.3プロトコルに基づいて、EPCネットワーク或いは他のコアネットワークからの信号に対しベースバンド処理を行い、かつイーサネットインタフェースを介して処理後のベースバンド信号をIPアドレスがAであるRRU1に伝送し、前記RRU1は自身のイーサネットインタフェースを介して前記ベースバンド信号を受信し、かつ受信した前記ベースバンド信号に対し整形フィルタリング、ピーククリッピングデジタルプリディストーションなどの一連の処理を行った後に中間周波数に変換し、続いて中間周波数から無線周波数に変換し、かつパワー増幅後の無線周波数信号をアンテナに伝送する。
【0043】
アップリンクにおいて、基地局1のRRU1は端末からの信号を受信し、周波数選択増幅などの処理を行った後に中間周波数に変換し、続いて中間周波数からベースバンドに変換し、かつ前記イーサネットインタフェースを介して、ベースバンド信号をIPアドレスがBであるBBU1に伝送し、前記BBU1は自身のイーサネットインタフェースを介してベースバンド信号を受信し、かつIEEE 802.3プロトコルに基づいて受信したベースバンド信号に対しさらにベースバンド処理を行った後に、EPCネットワークに伝送し、或いはコアネットワークに伝送する。
【0044】
そのほか、本発明の実施例において、現在のRRUとそれに対応するBBUを光ファイバで直接接続することができる。直接接続ときのネットワーキングモードはまた、メッシュネットワーキング、ポイントツーポイントネットワーキング、スターネットワーキング、チェーンネットワーキング、リングネットワーキングなどのモードを含む。
【0045】
本発明の実施例において、マスターBBUとスレーブBBUとの間は、カスケード接続することができ、前記カスケード接続モードは、メッシュカスケード接続、ポイントツーポイントカスケード接続、スターカスケード接続、チェーンカスケード接続、リングカスケード接続などのモードを含む。
【0046】
図7は本発明の実施例に係るマスターBBUとスレーブRRUとの間のメッシュカスケード接続モードの概略図であり、前記マスターBBUとIPアドレスによってイーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのスレーブBBUとの間にカスケード接続することができるように構成され、前記いずれか一つのスレーブBBUは前記マスターBBUを介してEPCネットワークと通信する。
【0047】
図8は本発明の実施例に係るマスターBBUとスレーブBBUとの間のポイントツーポイントカスケード接続モードの概略図であり、前記マスターBBUと選択された一つのスレーブBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記選択された一つのスレーブBBUは前記マスターBBUを介してEPCネットワークと通信する。
【0048】
図9は本発明の実施例に係るマスターBBUとスレーブBBUとの間のスターカスケード接続モードの概略図であり、マスターBBUと選択された少なくとも二つのスレーブBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記選択された少なくとも二つのスレーブBBUは前記マスターBBUを介して前記コアネットワークと通信する。
【0049】
図10は本発明の実施例に係るマスターBBUとスレーブBBUとの間のチェーンカスケード接続モードの概略図であり、少なくとも前記二つのスレーブBBUと前記参照元とするマスターBBUとの間にチェーン直列接続のカスケード接続するように構成され、マスターBBU、スレーブBBU1〜スレーブBBU4はチェーン直列接続であり、各BBUベースバンド信号はチェーン伝送を経て、最後に前記参照元とするマスターBBUを介してコアネットワークEPCに伝送する。
【0050】
図11は本発明の実施例に係るマスターBBUとスレーブBBUとの間のリングカスケード接続モードの概略図であり、少なくとも二つの前記他のBBUと前記参照元とするBBUとの間にリング直列接続を行うように構成され、かつリング直列接続の少なくとも二つのスレーブBBUにおけるマスターBBUからホップ数最多の距離にある一つのRRU、マスターBBUからホップ数最小の距離にある一つのスレーブBBUのそれぞれがマスターBBUを介してコアネットワークと通信するように構成される。スレーブBBU1〜スレーブBBU4はリング直列接続のスレーブBBUであり、スレーブBBU4はマスターBBUからホップ数最多の距離にある一つのスレーブBBUであり、スレーブBBU1はマスターBBUからホップ数最小の距離にある一つのスレーブBBUであり、スレーブBBU2、スレーブBBU3はスレーブBBU4、スレーブBBU1を経てまたマスターBBUに至り、コアネットワークとの通信を実現する。
【0051】
上記分散型基地局のネットワーキング方法に基づいて、本発明の実施例はさらに分散型基地局のネットワーキング装置を記載し、分散型基地局はRRUとBBUを含み、図12に示されたように、前記装置は、追加ユニット21、接続ユニット22、設定ユニット23、伝送ユニット24、通信ユニット25及び選択ユニット26を含む。
【0052】
前記追加ユニット21は、前記RRUと前記BBUにそれぞれ少なくとも一つのイーサネットインタフェースを追加するように構成され、前記イーサネットインタフェースはイーサネット光インタフェースに具体化することができる。
【0053】
前記設定ユニット22は、前記RRUと前記BBUにイーサネットネットワークのインターネットプロトコル(IP)アドレスを設定するように構成される。
【0054】
前記接続ユニット23は、前記RRUと前記BBUがいずれも各自の少なくとも一つのイーサネットインタフェースを介してイーサネットネットワークに接続されるように構成される。
【0055】
前記伝送ユニット24は、前記RRUと前記BBUとの間に各自の設定されたIPアドレス及び追加されたイーサネットインタフェースに基づいてベースバンド信号を伝送するように構成される。
【0056】
前記選択ユニット26は、一つのBBUを選択しBBU間のコアネットワークとの通信の参照元とするように構成される。
【0057】
前記通信ユニット25は、参照元とするBBUを参照として、他のBBUを前記参照元とするBBUを介して前記コアネットワークと通信するように構成される。
【0058】
ここで、参照元とするBBUをマスターBBUと呼ばれ、前記他のBBUをスレーブBBUと呼ばれる。
【0059】
ここで、基地局バックグラウンドシステムによって前記設定ユニット23に対しソフトウェア制御によってBBU及びRRUのIPアドレスの設定を完成することができ、また手動でIPアドレスを入力しBBU及びRRUへのIPアドレスの設定を実現することができる。
【0060】
実際的応用において、前記追加ユニット21、接続ユニット22、設定ユニット23、伝送ユニット24、通信ユニット25、選択ユニット26はいずれも中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、或いはデジタル信号処理(DSP:Digital Signal Processing)、或いはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field−Programmable Gate Array)によって実現することができ、前記CPU、DSP及びFPGAはいずれも分散型基地局に内蔵される。
【0061】
本発明の実施例が提供するBBUとRRUのネットワーキングモードは図2図6に示されたように、メッシュネットワーキング、ポイントツーポイントネットワーキング、スターネットワーキング、チェーンネットワーキング、リングネットワーキングなどのモードを含む。
【0062】
具体的には、前記BBUと前記RRUとの間にメッシュネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニット23はRRUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つののBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、及び/又は、前記設定ユニット23は、BBUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのRRUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、BBUがEPCネットワーク、或いは他のネットワークのコアネットワークと通信するように構成され、
前記BBUと前記RRUとの間にポイントツーポイントネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニット23は、選択された一つのRRUと選択された一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、
前記BBUと前記RRUとの間にスターネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニット23は、選択された一つのBBUと選択された少なくとも二つのRRUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成され、
前記BBUと前記RRUとの間にチェーンネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニット23は、少なくとも二つのRRUと選択された一つのBBUとの間にチェーン直列接続のベースバンド信号の伝送を行うように構成され、
前記BBUと前記RRUとの間にリングネットワーキングモードでネットワーキングするときに、前記設定ユニット23は、少なくとも二つのRRUと選択された一つのBBUとの間にリング直列接続のベースバンド信号の伝送を行うように構成され、かつリング直列接続の少なくとも二つのRRUにおける前記選択された一つのBBUからホップ数最多の距離にある一つのRRU、前記選択された一つのBBUからホップ数最小の距離にある一つのRRUのそれぞれと前記選択された一つのBBUとの間にベースバンド信号の伝送を行うように構成される。
【0063】
同時に、本発明の実施例が提供するマスターBBUとスレーブBBUとの間のカスケード接続モードは、図7図11に示されたように、メッシュカスケード接続、ポイントツーポイントカスケード接続、スターカスケード接続、チェーンカスケード接続、リングカスケード接続などのモードを含む。
【0064】
前記マスターBBUとスレーブBBUとの間にメッシュモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニット23は、マスターBBUと前記イーサネットネットワークに接続されたいずれか一つのスレーブBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記通信ユニット25は、前記選択されたいずれか一つのマスターBBUが前記マスターBBUを介してEPCネットワークと通信するようにし、
前記マスターBBUとスレーブBBUとの間にポイントツーポイントモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニット23は、マスターBBUと選択された一つのスレーブBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記通信ユニット25は、前記選択された一つのスレーブBBUが前記マスターBBUを介してEPCネットワークと通信するようにし、
前記マスターBBUとスレーブBBUとの間にスターモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニット23は、前記マスターBBUと選択された少なくとも二つのスレーブBBUとの間にカスケード接続するように構成され、前記通信ユニット25は、前記選択された少なくとも二つのスレーブBBUは前記スレーブBBUを介してEPCネットワークと通信するようにし、
前記マスターBBUとスレーブBBUとの間にチェーンモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニット23は、少なくとも二つのスレーブBBUと前記マスターBBUとの間にチェーン直列接続のカスケード接続するように構成され、前記通信ユニット25は、前記少なくとも二つのスレーブBBUが前記マスターBBUを介してEPCネットワークと通信するようにし、
前記マスターBBUとスレーブBBUとの間にリングモードでカスケード接続するときに、前記設定ユニット23は、少なくとも二つのスレーブBBUと前記マスターBBUとの間にリング直列接続を行うように構成され、かつ前記通信ユニットは前記リング直列接続の少なくとも二つのスレーブBBUにおける前記マスターBBUからホップ数最多の距離にある一つのスレーブBBU、前記マスターBBUからホップ数最小の距離にある一つのスレーブBBUのそれぞれが前記マスターBBUを介してEPCネットワークと通信するようにする。
【0065】
本発明の実施例の装置において、BBUとRRUとの間のベースバンドの伝送プロセス、マスターBBUとスレーブBBUとの間のベースバンドの伝送プロセスは前記方法における説明を参照し、ここで詳細な説明を省略する。
【0066】
本発明の実施例はさらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、該コンピュータ可読記憶媒体は一セットの命令を含み、前記命令は、上記分散型基地局のネットワーキング方法を実行するために用いられる。
【0067】
上述したように、本発明の実施例によって提供される分散型基地局のネットワーキング方法、装置、およびコンピュータ可読記憶媒体は、リモート無線ユニット(RRU)とベースバンド処理ユニット(BBU)に対しそれぞれ少なくとも一つのイーサネットインタフェースを追加し、かつ前記RRUと前記BBUにイーサネットネットワークのインターネットプロトコル(IP)アドレスを設定し、前記RRUと前記BBUはいずれも各自の少なくとも一つのイーサネットインタフェースを介してイーサネットネットワークに接続され、前記BBUと前記RRUとの間に各自の設定されたIPアドレス及び追加されたイーサネットインタフェースに基づいてベースバンド信号を伝送し、前記スレーブBBUは前記マスターBBUを介してコアネットワークEPCと通信する。
【0068】
本発明の実施例に係る技術的解決手段を用いて、以下の五つの有益な効果を達成することができる。
【0069】
第一.異なるネットワーキングモードにおいて、BBUとRRUとの間は1対多数という対応関係であることができ、また多数対多数という関係であることもでき、このように、従来技術におけるアップダウンリンクへのベースバンド処理は現在のRRUに対応する唯一のBBUで発生しなければならないことに比べて、RRUが相互接続した現在のBBUのベースバンドリソースが不足であるときに、該RRUは他のBBUと相互接続することができ、他のBBUが該RRUの信号をベースバンド処理させ、そのほか、RRUは同時に複数のBBUとメッシュ相互接続を行い、RRUのアップダウンリンクデータは同時に複数のBBUで処理し、こうしてみれば、本発明の実施例に係る技術的解決手段を用いて、BBUのベースバンドの処理効率を高めることができる。
【0070】
第二.現在のRRUは複数のBBUと互いに接続することができ、このように、現在のBBU、或いは現在のBBUにおけるベースバンド処理ユニットが故障したときに、現在のRRUは他のBBUに接続することを介して通常の通信を完成することができ、さらに通常通信不能の確率を低減する。
【0071】
第三.IEEE 802.3イーサネットプロトコルは10Mbps〜100Gbpsの速度を支持し、速度が大きく、ほぼCPRIプロトコルの最大速度(9.8304Gbps)の10倍以上である。
【0072】
第四.本発明の実施例に係る技術的解決手段はCPRI光ネットワークリンクのRRUとBBUとの直接接続方式を支持する以外に、さらにRRUとBBUとの間のイーサネットネットワークにおける相互接続も支持し、RRUとBBUとの物理的接続が確定された場合に、いずれもポイントツーポイントネットワーキング、スターネットワーキング、メッシュネットワーキング、チェーンネットワーキング、リングネットワーキングなどのモードを設定することができ、さらに異なるネットワーキングモードとの間の切替を行うこともでき、RRUとBBUとの間のネットワーキングモードの柔軟性を向上させる。
【0073】
第五.本発明の実施例に係るBBUとRRUはIEEE 802.3イーサネットプロトコルによって相互接続し、このように、従来のRRUがBBUのケーブルに架設しなければならないことに比べて、BBUとRRUは自身からイーサネットネットワークまでのケーブルのみを架設し、ネットワーキングするときに必要なコストなどを節約する。
【0074】
本分野の当業者は、本発明の実施例が方法、システム、或いはコンピュータプログラム製品として提供されることができると理解すべきである。したがって、本発明は、ハードウェア実施例、ソフトウェア実施例、或いはソフトウェアとハードウェア方面を組み合わせた形態を使用することができる。しかも、本発明は、一つ或いは複数のコンピュータ使用可能なプログラムコードが含まれたコンピュータ使用可能記憶媒体(磁気ディスク記憶装置と光学記憶装置などを含むが、これに限定されない)で実行されるコンピュータプログラム製品の形態を使用することができる。
【0075】
本発明は、本発明の実施例に基づく方法、装置(システム)、コンピュータプログラム製品のフローチャート図及び/又はブロック図を参照して記載されることである。コンピュータプログラム命令でフローチャート図及び/又はブロック図における各フローチャート及び/又はブロック、及びフローチャート図及び/又はブロック図におけるフローチャート及び/又はブロックとの組み合わせを実現することができると理解すべきである。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専門コンピュータ、組込みプロセッサ或いは他のプログラマブルデータ処理装置に提供して一つのマシンを生成し、コンピュータ或いは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって命令を実行し、フローチャート図における一つのフローチャート或いは複数のフローチャート及び/又はブロック図における一つのブロック或いは複数のブロックに指定された機能を実現するための装置を生成する。
【0076】
これらのコンピュータプログラム命令はまたコンピュータ或いは他のプログラマブルデータ処理装置を特定方式で動作することをガイドすることができる可読記憶装置に記憶することができ、該コンピュータ可読記憶装置に記憶された命令が命令装置を含む製品を生成させ、該命令装置はフローチャート図における一つのフローチャート或いは複数のフローチャート及び/又はブロック図における一つのブロック或いは複数のブロックにおける指定された機能を実現する。
【0077】
これらのコンピュータプログラム命令はまたコンピュータ或いは他のプログラマブルデータ処理装置にインストールすることができ、コンピュータ或いは他のプログラマブル装置で一連の操作ステップを実行しコンピュータ実現の処理を生成し、それによりコンピュータ或いは他のプログラマブル装置で実行された命令はフローチャート図における一つのフローチャート或いは複数のフローチャート及び/又はブロック図における一つのブロック或いは複数のブロックにおける指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0078】
以上は、本発明の最適的な実施例に過ぎなく、本発明の保護範囲を限定することに用いられるものではない。本発明の原理に基づいて改修されたことは、本発明の保護範囲内に含まれることを理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12