(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ローパスフィルタ部は、サンプル/ホールド回路と、アナログフィルタ回路と、を含むことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の周波数測定回路。
前記サンプル/ホールド回路は、前記サンプリング信号に応じて前記差分カウント値を保持するフリップフロップを含むことを特徴とする請求項6に記載の周波数測定回路。
前記サンプル/ホールド回路は、前記サンプリング信号に応じて前記減算部の出力端と前記アナログフィルタ回路との間を導通/遮断するスイッチを含むことを特徴とする請求項6に記載の周波数測定回路。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術では、2入力信号の差分周波数を測定することについて何ら考慮されていなかった。
【0006】
本発明は、本願の発明者により見出された上記の問題点に鑑み、2入力信号の差分周波数を測定することが可能な周波数測定回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る周波数測定回路は、ゲート信号によって定まるゲート期間毎に第1入力信号のパルス数をカウントして第1カウント値を出力する第1カウンタ部と、前記ゲート期間毎に第2入力信号のパルス数をカウントして第2カウント値を出力する第2カウンタ部と、前記第1カウント値から前記第2カウント値を差し引いて差分カウント値を出力する減算部と、前記ゲート期間毎に得られる一連の前記差分カウント値にローパスフィルタ処理を施して出力信号を生成するローパスフィルタ部と、を有する構成(第1の構成)とされている。
【0008】
なお、上記第1の構成から成る周波数測定回路において、前記第1カウンタ部及び前記第2カウンタ部は、いずれも、短ゲートタイムカウンタ部である構成(第2の構成)にするとよい。
【0009】
また、上記第2の構成から成る周波数測定回路において、前記第1カウンタ部及び前記第2カウンタ部は、それぞれ、各入力信号のパルス数をカウントするアップカウンタと、前記アップカウンタのカウント値をロードして保持するレジスタと、前記ゲート信号を各入力信号に同期化させて前記アップカウンタのクリア動作と前記レジスタのロード動作を制御するためのカウンタクリア信号を生成する同期化回路と、を含む構成(第3の構成)にするとよい。
【0010】
また、上記第3の構成から成る周波数測定回路において、前記第1カウンタ部及び前記第2カウンタ部は、それぞれ、前記アップカウンタと前記同期化回路を複数個ずつ含み、前記レジスタは、各アップカウンタのカウント値を順次ロードして保持する構成(第4の構成)にするとよい。
【0011】
また、上記第1〜第4いずれかの構成から成る周波数測定回路は、クロック信号を分周して前記ゲート信号を生成するゲート信号生成部をさらに有する構成(第5の構成)にするとよい。
【0012】
また、上記第1〜第5いずれかの構成から成る周波数測定回路は、前記ローパスフィルタ部のサンプリング動作を制御するためのサンプリング信号を生成するサンプリング信号生成部をさらに有する構成(第6の構成)にするとよい。
【0013】
また、上記第6の構成から成る周波数測定回路において、前記サンプリング信号生成部は、前記第1カウンタ部及び前記第2カウンタ部の内部で各々生成される前記カウンタクリア信号を監視して前記サンプリング信号を生成する構成(第7の構成)にするとよい。
【0014】
また、上記第6の構成から成る周波数測定回路において、前記サンプリング信号生成部は、前記クロック信号のパルス数を監視して前記サンプリング信号を生成する構成(第8の構成)にするとよい。
【0015】
また、上記第6の構成から成る周波数測定回路において、前記サンプリング信号生成部は、前記ゲート信号のパルスエッジを監視して前記サンプリング信号を生成する構成(第9の構成)にするとよい。
【0016】
また、上記第1〜第9いずれかの構成から成る周波数測定回路において、前記ローパスフィルタ部は、デジタルフィルタ回路を含む構成(第10の構成)にするとよい。
【0017】
また、上記第1〜第9いずれかの構成から成る周波数測定回路において、前記ローパスフィルタ部は、サンプル/ホールド回路と、アナログフィルタ回路と、を含む構成(第11の構成)にするとよい。
【0018】
また、上記第11の構成から成る周波数測定回路において、前記サンプル/ホールド回路は、前記第1入力信号、前記第2入力信号、または、前記クロック信号に応じて動作するフリップフロップと、前記サンプリング信号に応じて前記フリップフロップのデータ入力端を前記減算部の出力端に接続するか前記フリップフロップの出力端に接続するかを切り替えるセレクタと、を含む構成(第12の構成)にするとよい。
【0019】
また、上記第11の構成から成る周波数測定回路において、前記サンプル/ホールド回路は、前記サンプリング信号に応じて前記差分カウント値を保持するフリップフロップを含む構成(第13の構成)にするとよい。
【0020】
また、上記第11の構成から成る周波数測定回路において、前記サンプル/ホールド回路は、前記サンプリング信号に応じて前記減算部の出力端と前記アナログフィルタ回路との間を導通/遮断するスイッチを含む構成(第14の構成)にするとよい。
【0021】
また、上記第1〜第14いずれかの構成から成る周波数測定回路において、前記ローパスフィルタ部は、複数のフィルタ回路を多段に接続して成る構成(第15の構成)にするとよい。
【0022】
また、本発明に係る半導体装置は、上記第1〜第15いずれかの構成から成る周波数測定回路を集積化して成る構成(第16の構成)とされている。
【0023】
また、本発明に係る電子機器は、第1入力信号と第2入力信号との差分周波数に応じた出力信号を生成する上記第1〜第15いずれかの構成から成る周波数測定回路と、前記出力信号に応じた演算処理を行う処理装置とを有する構成(第17の構成)とされている。
【0024】
また、本発明に係る電子機器は、第1入力信号と第2入力信号との差分周波数に応じた出力信号を生成する上記第16の構成から成る半導体装置と、前記出力信号に応じた演算処理を行う処理装置と、を有する構成(第18の構成)とされている。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、2入力信号の差分周波数を測定することのできる周波数測定回路を適用することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0027】
<第1実施形態>
図1は、周波数測定回路の第1実施形態を示すブロック図である。第1実施形態の周波数測定回路100は、カウンタ部110及び120と、ローパスフィルタ部130及び140と、減算部150と、を有する。
【0028】
カウンタ部110は、ゲート信号Sg(周波数:fg)によって定まるゲート期間Tg(=1/fg)毎に、入力信号IN1(周波数:f1)のパルス数をカウントしてカウント値D1(xビット)を出力する。
【0029】
カウンタ部120は、上記のゲート期間Tg毎に、入力信号IN2(周波数:f2)のパルス数をカウントしてカウント値D2(xビット)を出力する。
【0030】
ローパスフィルタ部130は、ゲート期間Tg毎に得られる一連のカウント値D1にローパスフィルタ処理(カットオフ周波数:fc)を施して、ローパスフィルタ処理済みのカウント値D1L(yビット)を出力するデジタルフィルタ回路である。
【0031】
ローパスフィルタ部140は、ゲート期間Tg毎に得られる一連のカウント値D2にローパスフィルタ処理(カットオフ周波数:fc)を施して、ローパスフィルタ処理済みのカウント値D2L(yビット)を出力するデジタルフィルタ回路である。
【0032】
なお、ローパスフィルタ部130及び140としては、それぞれ、IIR[infinite impulse response]フィルタ回路やFIR[finite impulse response]フィルタ回路などを用いることができる。
【0033】
減算部150は、カウント値D1Lからカウント値D2Lを差し引いて差分カウント値を生成し、これを出力信号OUT(zビット)として出力する。
【0034】
上記構成から成る周波数測定回路100では、カウンタ部110及び120として、比較的短いゲート期間Tg(1s以下)で入力信号IN1及びIN2のパルス数をカウントする方式のカウンタ部(いわゆる短ゲートタイムカウンタ部)が用いられている。このような方式を採用したカウンタ部110及び120からゲート期間Tg毎に出力される一連のカウント値D1及びD2は、ある種のパルス列として振る舞い、入力信号IN1及びIN2の周波数変化に応じて各々の頻度(粗密)が変化する。
【0035】
入力信号IN1及びIN2の周波数に関する情報は、パルス列として振る舞うカウント値D1及びD2の周波数スペクトルの低域成分に存在する。従って、ローパスフィルタ部130及び140を用いて、カウント値D1及びD2から低域成分を抽出する(量子化誤差に起因する高調波成分を除去する)ことにより、入力信号IN1及びIN2の周波数に関する情報を抽出(復調)することができる。
【0036】
さらに、周波数測定回路100では、減算部150を用いて、ローパスフィルタ処理が施されたカウント値D1L及びD2Lの差分演算処理を行うことにより、入力信号IN1及びIN2の差分周波数に応じた出力信号OUTが生成される。
【0037】
このように、第1実施形態の周波数測定回路100であれば、入力信号IN1及びIN2の差分周波数を精度良く測定することが可能となる。
【0038】
ただし、第1実施形態の周波数測定回路100では、カウンタ部110及び120毎にローパスフィルタ部130及び140が必要となるので、回路規模の増大を招きやすい。
【0039】
<第2実施形態>
図2は、周波数測定回路の第2実施形態を示すブロック図である。第2実施形態の周波数測定回路200は、カウンタ部210及び220と、減算部230と、ローパスフィルタ部240と、を有する。
【0040】
カウンタ部210は、ゲート信号Sg(周波数:fg)によって定まるゲート期間Tg(=1/fg)毎に、入力信号IN1(周波数:f1)のパルス数をカウントしてカウント値D1(Xビット)を出力する。
【0041】
カウンタ部220は、上記のゲート期間Tg毎に、入力信号IN2(周波数:f2)のパルス数をカウントしてカウント値D2(Xビット)を出力する。
【0042】
なお、カウンタ部210及び220としては、第1実施形態のカウンタ部110及び120と同様、いずれも短ゲートタイムカウンタ部が用いられている。
【0043】
減算部230は、カウント値D1からカウント値D2を差し引いて差分カウント値D3(Yビット)を出力する。
【0044】
ローパスフィルタ部240は、ゲート期間Tg毎に得られる一連の差分カウント値D3にローパスフィルタ処理(カットオフ周波数:fc)を施して、出力信号OUT(Zビット)を生成するデジタルフィルタ回路である。
【0045】
なお、ローパスフィルタ部240としては、第1実施形態のローパスフィルタ部130及び140と同様、IIRフィルタ回路やFIRフィルタ回路を用いることができる。
【0046】
上記構成から成る周波数測定回路200であれば、第1実施形態よりも回路規模を縮小しつつ、入力信号IN1及びIN2の差分周波数を精度良く測定することが可能となる。
【0047】
例えば、f1=60〜100kHz、f2=50〜200kHz、fg=100Hz、fc=100Hzとした場合、回路内部のデータ幅は、第1実施形態では、x=11ビット(2048階調)、y=11ビット(2048階調)、z=9ビット(512階調)に設計すればよく、第2実施形態では、X=11ビット、Y=9ビット、Z=9ビットに設計すればよい。
【0048】
ローパスフィルタ部240をデジタルフィルタ回路によって構成する際、データ幅1ビット当たり、3つのフリップフロップが必要になると仮定して計算すると、第1実施形態では、66個(=11ビット×3個×2系統)のフリップフロップが必要となる。一方、第2実施形態では、27個(=9ビット×3個×1系統)のフリップフロップで足りる。
【0049】
また、ゲート信号Sgを高周波数化して、カウンタ部(110、120、210、220)をさらに低ビット化する構成も考えられる。例えば、f1=60〜100kHz、f2=50〜200kHz、fg=10kHz、fc=100Hzとした場合、回路内部のデータ幅は、第1実施形態では、x=4ビット(16階調)、y=16ビット(65536階調)、z=15ビット(32768階調)に設計すればよく、第2実施形態では、X=4ビット、Y=3ビット、Z=15ビットに設計すればよい。
【0050】
この場合、第1実施形態では、96個(=16ビット×3個×2系統)のフリップフロップが必要となる。一方、第2実施形態では、45個(=15ビット×3個×1系統)のフリップフロップで足りる。
【0051】
このように、第2実施形態の周波数測定回路200であれば、第1実施形態の周波数測定回路100と比べて、差分周波数の測定精度を何ら損なうことなく、その回路規模を大幅に縮小することが可能となる。
【0052】
図3は、第1実施形態と第2実施形態の出力比較結果を示す波形図である。なお、
図3下段には第1実施形態の出力挙動(破線)のみが描写されており、
図3中段には第2実施形態の出力挙動(実線)のみが描写されている。また、
図3上段には、第1実施形態の出力挙動(破線)と第2実施形態の出力挙動(実線)が重ねて描写されている。なお、各図の横軸は時間を示しており、左端が0s、右端が10sとなっている。
【0053】
また、各図の縦軸は出力信号OUTを示している。例えば、f1=100kHzでカウント値D1が1000となり、f2=80kHzでカウント値D2が800となる場合、差分カウント値D3は200となる。さらに、
図3の例では、差分カウント値D3にローパスフィルタ処理を施した上で2ビット拡張を行うことにより出力信号OUTが得られる場合が示されており、出力信号OUTのデータ値「200」と「201」との間が4段階に階調化されている。
【0054】
図3で示すように、第1実施形態と第2実施形態の出力精度を比較すべく、入力信号IN1及びIN2にノイズを混入させて各々の出力特性を比較したところ、全く同じ精度でローパスフィルタ処理を実施し得ることが確認された。
【0055】
図4は、周波数測定回路200の第1構成例を示すブロック図である。第1構成例の周波数測定回路200は、先述の回路ブロック210〜240に加えて、さらに、ゲート信号生成部250と、サンプリング信号生成部260と、を有する。
【0056】
カウンタ部210は、アップカウンタ211と、レジスタ212と、同期化回路213と、を含む。
【0057】
アップカウンタ211は、入力信号IN1のパルス数をカウントしてカウント値C1を出力する。アップカウンタ211のカウント値C1は、カウンタクリア信号S1に応じてゼロ値にクリアされる。
【0058】
レジスタ212は、入力信号IN1に同期して動作し、カウンタクリア信号S1に応じてアップカウンタ211のカウント値C1をロードすることにより、先述のカウント値D1として保持する。
【0059】
同期化回路213は、ゲート信号Sgを入力信号IN1に同期化させてアップカウンタ211のクリア動作とレジスタ212のロード動作を制御するためのカウンタクリア信号S1を生成する。入力信号IN1に対してゲート信号Sgが非同期で入力される場合にはこのような同期化回路213が必要となる。カウンタクリア信号S1を用いてアップカウンタ211のクリア動作とレジスタ212のロード動作を行うことにより、カウント値D1は、ゲート信号Sgの周波数fgに応じた所定のゲート期間Tg(例えばfg=100HzのときにはTg=10ms)毎に更新されるようになる。
【0060】
カウンタ部220は、アップカウンタ221と、レジスタ222と、同期化回路223と、を含む。
【0061】
アップカウンタ221は、入力信号IN2のパルス数をカウントしてカウント値C2を出力する。アップカウンタ221のカウント値C2は、カウンタクリア信号S2に応じてゼロ値にクリアされる。
【0062】
レジスタ222は、入力信号IN2に同期して動作し、カウンタクリア信号S2に応じてアップカウンタ221のカウント値C2をロードすることにより、先述のカウント値D2として保持する。
【0063】
同期化回路223は、ゲート信号Sgを入力信号IN2に同期化させてアップカウンタ221のクリア動作とレジスタ222のロード動作を制御するためのカウンタクリア信号S2を生成する。入力信号IN2に対してゲート信号Sgが非同期で入力される場合にはこのような同期化回路223が必要となる。カウンタクリア信号S2を用いてアップカウンタ221のクリア動作とレジスタ222のロード動作を行うことにより、カウント値D2は、上記のゲート期間Tg毎に更新されるようになる。
【0064】
減算部230は、先にも述べたように、カウント値D1からカウント値D2を差し引いて差分カウント値D3を出力する。
【0065】
ローパスフィルタ部240は、先にも述べたように、ゲート期間Tg毎に得られる一連の差分カウント値D3にローパスフィルタ処理を施して、出力信号OUTを生成するデジタルフィルタ回路である。なお、ローパスフィルタ部240を動作するためには、クロック信号CLKとサンプリング信号S3が必要となる。なお、クロック信号CLKに代えて入力信号IN1や入力信号IN2をローパスフィルタ部240に入力しても構わない。
【0066】
ゲート信号生成部250は、クロック信号CLK(例えば1MHz)を分周してゲート信号Sg(例えば100Hz)を生成するクロック分周部である。
【0067】
サンプリング信号生成部260は、カウンタ部210及び220の内部で各々生成されるカウンタクリア信号S1及びS2を監視して、ローパスフィルタ部240のサンプリング動作を制御するためのサンプリング信号S3を生成する。なお、サンプリング信号S3の生成に際しては、ローパスフィルタ部240の動作基準となるクロック信号CLKに合わせてゲート信号Sgを同期化する必要があり、かつ、カウンタ部210及び220の動作に必要な時間を確保するための信号遅延も必要となる。そこで、第1構成例のサンプリング信号生成部260では、ゲート信号Sgを入力信号IN1及びIN2に同期化することで生成されたカウンタクリア信号S1及びS2をさらにクロック信号CLKに同期化し直した上で所定の信号遅延を与えることにより、サンプリング信号S3が生成される。
【0068】
図5は、周波数測定回路200による周波数測定動作を説明するためのタイミングチャートであり、上から順番に、ゲート信号Sg、入力信号IN1、遅延ゲート信号Sg11〜Sg13、カウンタクリア信号S1、カウント値C1及びD1、入力信号IN2、遅延ゲート信号Sg21〜Sg21、カウンタクリア信号S2、カウント値C2及びD2、クロック信号CLK、遅延カウンタクリア信号S1d1〜S1d3、レジスタ有効信号S1e、遅延カウンタクリア信号S2d1〜S2d3、レジスタ有効信号S2e、及び、サンプリング信号S3が描写されている。
【0069】
遅延ゲート信号Sg11〜Sg13は、いずれも同期化回路213の内部で生成される信号である。遅延ゲート信号Sg11は、ゲート信号Sgを入力信号IN1に同期して1回遅延させることにより生成される。遅延ゲート信号Sg12は、ゲート信号Sgを入力信号IN1に同期して2回遅延させる(遅延ゲート信号Sg11を入力信号IN1に同期してさらに1回遅延させる)ことにより生成される。遅延ゲート信号Sg13は、ゲート信号Sgを入力信号IN1に同期して3回遅延させる(遅延ゲート信号Sg12を入力信号IN1に同期してさらに1回遅延させる)ことにより生成される。カウンタクリア信号S1は、遅延ゲート信号Sg12の立上りに同期してハイレベルとなり、遅延ゲート信号Sg13の立上りに同期してローレベルとなる。なお、同期化回路213の内部遅延段数については、適切なメタステーブル対策が実施され得る限り、任意に設計すればよい。
【0070】
アップカウンタ211は、カウンタクリア信号S1がローレベルである間、入力信号IN1にパルスが生成される毎に、カウント値C1を1つずつインクリメントしていく。ただし、入力信号IN1にパルスが立ち上がった時点でカウンタクリア信号S1がハイレベルである場合、カウント値C1はゼロ値にクリアされる。
【0071】
レジスタ212は、入力信号IN1に同期して動作しており、入力信号IN1にパルスが立ち上がった時点でカウンタクリア信号S1がハイレベルである場合には、クリア直前のカウント値C1をロードすることにより、先述のカウント値D1として減算部230に保持出力する。
【0072】
遅延ゲート信号Sg21〜Sg23は、いずれも同期化回路223の内部で生成される信号である。遅延ゲート信号Sg21は、ゲート信号Sgを入力信号IN2に同期して1回遅延させることにより生成される。遅延ゲート信号Sg22は、ゲート信号Sgを入力信号IN2に同期して2回遅延させる(遅延ゲート信号Sg21を入力信号IN2に同期してさらに1回遅延させる)ことにより生成される。遅延ゲート信号Sg23は、ゲート信号Sgを入力信号IN2に同期して3回遅延させる(遅延ゲート信号Sg22を入力信号IN2に同期してさらに1回遅延させる)ことにより生成される。カウンタクリア信号S2は、遅延ゲート信号Sg22の立上りに同期してハイレベルとなり、遅延ゲート信号Sg23の立上りに同期してローレベルとなる。なお、同期化回路223の内部遅延段数については、適切なメタステーブル対策が実施され得る限り、任意に設計すればよい。
【0073】
アップカウンタ221は、カウンタクリア信号S2がローレベルである間、入力信号IN2にパルスが生成される毎に、カウント値C2を1つずつインクリメントしていく。ただし、入力信号IN2にパルスが立ち上がった時点でカウンタクリア信号S2がハイレベルである場合、カウント値C2はゼロ値にクリアされる。
【0074】
レジスタ222は、入力信号IN2に同期して動作しており、入力信号IN2にパルスが立ち上がった時点でカウンタクリア信号S2がハイレベルである場合には、クリア直前のカウント値C2をロードすることにより、先述のカウント値D2として減算部230に保持出力する。
【0075】
遅延カウンタクリア信号S1d1〜S1d3、レジスタ有効信号S1e、遅延カウンタクリア信号S2d1〜S2d3、及び、レジスタ有効信号S2eは、いずれもサンプリング信号生成部260の内部で生成される信号である。
【0076】
遅延カウンタクリア信号S1d1は、カウンタクリア信号S1をクロック信号CLKに同期して1回遅延させることにより生成される。遅延カウンタクリア信号S1d2は、カウンタクリア信号S1をクロック信号CLKに同期して2回遅延させる(遅延カウンタクリア信号S1d1をクロック信号CLKに同期してさらに1回遅延させる)ことにより生成される。遅延カウンタクリア信号S1d3は、カウンタクリア信号S1をクロック信号CLKに同期して3回遅延させる(遅延カウンタクリア信号S1d2をクロック信号CLKに同期してさらに1回遅延させる)ことにより生成される。レジスタ有効信号S1eは遅延カウンタクリア信号S1d2の立下りに同期してハイレベルとなり、遅延カウンタクリア信号S1d3の立下りに同期してローレベルとなる。
【0077】
遅延カウンタクリア信号S2d1は、カウンタクリア信号S2をクロック信号CLKに同期して1回遅延させることにより生成される。遅延カウンタクリア信号S2d2は、カウンタクリア信号S2をクロック信号CLKに同期して2回遅延させる(遅延カウンタクリア信号S2d1をクロック信号CLKに同期してさらに1回遅延させる)ことにより生成される。遅延カウンタクリア信号S2d3は、カウンタクリア信号S2をクロック信号CLKに同期して3回遅延させる(遅延カウンタクリア信号S2d2をクロック信号CLKに同期してさらに1回遅延させる)ことにより生成される。レジスタ有効信号S2eは遅延カウンタクリア信号S2d2の立下りに同期してハイレベルとなり、遅延カウンタクリア信号S2d3の立下りに同期してローレベルとなる。
【0078】
なお、上記したサンプリング信号生成部260の内部遅延段数については、適切なメタステーブル対策が実施され得る限り、任意に設計すればよい。
【0079】
サンプリング信号S3は、レジスタ有効信号S1e及びS2eの双方がハイレベル(レジスタ有効時の論理レベル)となったときにハイレベルとされる。レジスタ有効信号S1e及びS2eには異なるタイミングでパルスが発生するので、片方のパルスが発生したことを記録しておき、両方のパルスが発生したときにのみサンプリング信号S3をハイレベルとするように構成すればよい。このためには、レジスタ有効信号S1eにパルスが発生したことを記録しておく第1記録素子と、レジスタ有効信号S2eにパルスが発生したことを記録しておく第2記録素子と、を用意しておき、レジスタ有効信号S1e及びS2eのパルス発生を示すフラグ(例えばハイレベル)が両方の記録素子に記録されたことをもって、サンプリング信号S3をハイレベルとすると共に、両方の記録素子をクリアする構成とすればよい。なお、ローパスフィルタ部240は、サンプリング信号S3がハイレベル(サンプリング動作時の論理レベル)となったときに、差分カウント値D3のサンプリング動作を行う。
【0080】
このように、第1構成例のサンプリング信号生成部260では、ゲート信号Sgを入力信号IN1及びIN2に同期化することで生成されたカウンタクリア信号S1及びS2をさらにクロック信号CLKに同期化し直した上で所定の信号遅延を与えることにより、サンプリング信号S3が生成される。
【0081】
ただし、入力信号IN1及びIN2の周波数可変範囲が予め決まっている場合には、ゲート信号Sgのパルスエッジが到来してから、カウンタ部210及び212双方の出力が有効となるまでの最大所要時間を予め算出することができるので、より簡易にサンプリング信号S3を生成することが可能である。
【0082】
例えば、サンプリング信号生成部260は、ゲート信号Sgの立上りエッジ到来後におけるクロック信号CLKのパルス数(ゲート信号Sgの立上りエッジ到来後における経過時間に相当)を監視してサンプリング信号S3を生成する構成としてもよいし、或いは、より簡易にゲート信号Sgの立下りエッジを監視してサンプリング信号S3を生成する構成としてもよい。
【0083】
図6は、周波数測定回路200の第2構成例を示すブロック図である。第2構成例の周波数測定回路200は、基本的に第1構成例(
図4)と同様の構成であるが、カウンタ部210及び220は、それぞれ、アップカウンタと同期化回路を複数個(
図6では2個)ずつ含み、レジスタ212及び222は、各アップカウンタのカウント値を順次ロードして保持する点に特徴を有している。そこで、第1構成例と同様の構成要素については、
図4と同一の符号を付すことで重複した説明を割愛し、以下では、第2構成例の特徴部分について重点的な説明を行う。
【0084】
カウンタ部210は、アップカウンタ211a及び211bと、レジスタ212と、同期化回路213a及び213bと、セレクタ214と、論理和演算器215と、を含む。
【0085】
アップカウンタ211aは、入力信号IN1のパルス数をカウントしてカウント値C1aを出力する。アップカウンタ211aのカウント値C1aは、カウンタクリア信号S1aに応じてゼロ値にクリアされる。
【0086】
アップカウンタ211bは、入力信号IN1のパルス数をカウントしてカウント値C1bを出力する。アップカウンタ211bのカウント値C1bは、カウンタクリア信号S1bに応じてゼロ値にクリアされる。
【0087】
レジスタ212は、入力信号IN1に同期して動作し、カウンタクリア信号S1に応じてカウント値C1をロードすることにより、先述のカウント値D1として保持する。
【0088】
同期化回路213aは、ゲート信号Sgを入力信号IN1に同期化させてアップカウンタ211aのクリア動作とレジスタ212のロード動作を制御するためのカウンタクリア信号S1aを生成する。入力信号IN1に対してゲート信号Sgが非同期で入力される場合には、このような同期化回路213aが必要となる。なお、カウンタクリア信号S1aの生成動作については、カウンタクリア信号S1の生成動作(
図5を参照)と同一であるため、重複した説明は割愛する。
【0089】
同期化回路213bは、反転ゲート信号SgB(ゲート信号Sgの論理反転信号)を入力信号IN1に同期化させてアップカウンタ211bのクリア動作とレジスタ212のロード動作を制御するためのカウンタクリア信号S1bを生成する。入力信号IN1に対して反転ゲート信号SgBが非同期で入力される場合には、このような同期化回路213が必要となる。なお、カウンタクリア信号S1bの生成動作については、カウンタクリア信号S1の生成動作(
図5を参照)と同一であるため、重複した説明は割愛する。
【0090】
セレクタ214は、カウンタクリア信号S1a及びS1bの入力を受けて動作する構成であり、カウンタクリア信号S1aのパルスが到来したときにカウント信号C1aをカウント信号C1として選択出力し、カウンタクリア信号S1bのパルスが到来したときにカウント信号C1bをカウント信号C1として選択出力する。
【0091】
なお、レジスタ212のロードタイミングは、カウンタクリア信号S1a及びS1bによって決まるので、セレクタ214の選択信号として、カウンタクリア信号S1a及びS1bの一方のみを用いる構成としてもよい。また、セレクタ214の選択信号としては、
図5の遅延ゲート信号Sg12やSg13に相当する信号を用いることも可能である。
【0092】
論理和演算器215は、カウンタクリア信号S1a及びS1bの論理和演算を行うことによりカウンタクリア信号S1を生成する。このようにして生成されたカウンタクリア信号S1を用いてレジスタ212のロード動作を行うことにより、カウント値D1は、第1構成例(
図4)と比べて、1/2のゲート期間Tg(例えばfg=100HzのときにはTg=5ms)毎に更新されるようになる。
【0093】
カウンタ部220は、アップカウンタ221a及び221bと、レジスタ222と、同期化回路223a及び223bと、セレクタ224と、論理和演算器225と、を含む。
【0094】
アップカウンタ221aは、入力信号IN2のパルス数をカウントしてカウント値C2aを出力する。アップカウンタ221aのカウント値C2aは、カウンタクリア信号S2aに応じてゼロ値にクリアされる。
【0095】
アップカウンタ221bは、入力信号IN2のパルス数をカウントしてカウント値C2bを出力する。アップカウンタ221bのカウント値C2bは、カウンタクリア信号S2bに応じてゼロ値にクリアされる。
【0096】
レジスタ222は、入力信号IN2に同期して動作し、カウンタクリア信号S2に応じてカウント値C2をロードすることにより、先述のカウント値D2として保持する。
【0097】
同期化回路223aは、ゲート信号Sgを入力信号IN2に同期化させてアップカウンタ221aのクリア動作とレジスタ222のロード動作を制御するためのカウンタクリア信号S2aを生成する。入力信号IN2に対してゲート信号Sgが非同期で入力される場合には、このような同期化回路223aが必要となる。なお、カウンタクリア信号S2aの生成動作については、カウンタクリア信号S2の生成動作(
図5を参照)と同一であるため、重複した説明は割愛する。
【0098】
同期化回路223bは、反転ゲート信号SgBを入力信号IN2に同期化させてアップカウンタ221bのクリア動作とレジスタ222のロード動作を制御するためのカウンタクリア信号S2bを生成する。入力信号IN2に対して反転ゲート信号SgBが非同期で入力される場合には、このような同期化回路223が必要となる。なお、カウンタクリア信号S2bの生成動作については、カウンタクリア信号S2の生成動作(
図5を参照)と同一であるため、重複した説明は割愛する。
【0099】
セレクタ224は、カウンタクリア信号S2a及びS2bの入力を受けて動作する構成であり、カウンタクリア信号S2aのパルスが到来したときにカウント信号C2aをカウント信号C2として選択出力し、カウンタクリア信号S2bのパルスが到来したときにカウント信号C2bをカウント信号C2として選択出力する。
【0100】
なお、レジスタ222のロードタイミングは、カウンタクリア信号S2a及びS2bによって決まるので、セレクタ224の選択信号として、カウンタクリア信号S2a及びS2bの一方のみを用いる構成としてもよい。また、セレクタ224の選択信号としては、
図5の遅延ゲート信号Sg22やSg23に相当する信号を用いることも可能である。
【0101】
論理和演算器225は、カウンタクリア信号S2a及びS2bの論理和演算を行うことによりカウンタクリア信号S2を生成する。このようにして生成されたカウンタクリア信号S2を用いてレジスタ222のロード動作を行うことにより、カウント値D2は、第1構成例(
図4)と比べて、1/2のゲート期間Tg毎に更新されるようになる。
【0102】
上記したように、第2構成例の周波数測定回路200であれば、カウンタ部210及び220に2個ずつ設けられたアップカウンタのカウント値を交互に切り替えながら順次ロードすることにより、第1構成例と比べて1/2のゲート期間Tg毎に、カウント値D1及びD2を更新することができるので、周波数測定回路200の更なる高精度化(応答性向上)を測ることが可能となる。
【0103】
なお、カウンタ部210及び220に各々設けられるアップカウンタの個数は、2個に限定されるものではなく、3個以上であっても構わない。カウンタ部210及び220にm個ずつのアップカウンタを設ける場合には、m系統のゲート信号Sg1〜Sgmを用意すればよい。
【0104】
<ローパスフィルタ部の変形>
上記の実施形態では、ローパスフィルタ部(130、140、240)としてデジタルフィルタ回路(IIRフィルタ回路やFIRフィルタ回路など)を用いた構成を例に挙げたが、ローパスフィルタ部(130、140、240)の構成はこれに限定されるものではなく、デジタルフィルタ回路に代えてアナログフィルタ回路を用いてもよいし、或いは複数のフィルタ回路(デジタル/アナログを問わない)を多段に接続しても構わない。
【0105】
図7は、ローパスフィルタ部240の一構成例(アナログ構成)を示すブロック図である。本構成例のローパスフィルタ部240は、サンプル/ホールド回路241と、アナログフィルタ回路242と、を含む。
【0106】
サンプル/ホールド回路241は、アナログフィルタ回路242の前段に設けられており、サンプリング信号S3とクロック信号CLKに応じて、差分カウント値D3のサンプリング処理とホールド処理を行う。
【0107】
アナログフィルタ回路242は、サンプル/ホールド241の出力信号にローパスフィルタ処理を施して出力信号OUTを生成する回路であり、例えば、抵抗とキャパシタから成るRCフィルタ回路を用いることができる。
【0108】
図8は、サンプル/ホールド回路241の第1構成例(クロック同期型)を示す図である。第1構成例のサンプル/ホールド回路241は、フリップフロップ241aと、セレクタ241bと、を含む。
【0109】
フリップフロップ241aは、クロック信号CLKに同期してセレクタ241bの出力信号をアナログフィルタ回路242にラッチ出力する。なお、クロック信号CLKに代えて入力信号IN1や入力信号IN2をフリップフロップ241aに入力しても構わない。
【0110】
セレクタ241bは、サンプリング信号S3に応じてフリップフロップ241aのデータ入力端を減算部230の出力端(差分カウント値D3の印加端)に接続するかフリップフロップ241aの出力端に接続するかを切り替える。フリップフロップ241aのデータ入力端が減算部230の出力端に接続されている期間は、差分カウント値D3のサンプリング期間に相当し、フリップフロップ241aのデータ入力端がフリップフロップ241aの出力端に接続されている期間は、差分カウント値D3のホールド期間に相当する。
【0111】
図9は、サンプル/ホールド回路241の第2構成例(クロック非同期型)を示す図である。第2構成例のサンプル/ホールド回路241はフリップフロップ241cを含む。
【0112】
フリップフロップ241cは、サンプリング信号S3に同期して差分カウント値D3をアナログフィルタ回路242にラッチ出力する。すなわち、サンプリング信号S3のパルスエッジが到来した時点で、減算器230から入力されている差分カウント値D3がサンプリングされ、以後、次にサンプリング信号S3のパルスエッジが到来するまで、サンプリング済みの差分カウント値D3がホールド出力される。このように、クロック非同期式であれば、クロック信号CLKの入力を必要としないので、サンプル/ホールド回路241の回路構成を簡略化することができる。
【0113】
図10は、サンプル/ホールド回路241の第3構成例(クロック非同期型)を示す図である。第3構成例のサンプル/ホールド回路241は、スイッチ241dを含む。
【0114】
スイッチ241dは、サンプリング信号S3に応じて減算部239の出力端(差分カウント値D3の印加端)とアナログフィルタ回路242との間を導通/遮断する。スイッチ241dのオン期間は、差分カウント値D3のサンプリング期間に相当し、スイッチ241dのオフ期間は、差分カウント値D3のホールド期間に相当する。第3構成例を採用すれば、第2構成例よりもサンプル/ホールド回路241の回路構成を簡略化することが可能となる。
【0115】
<電子機器(リモコン)への適用>
図11及び
図12は、それぞれ、周波数測定回路が搭載される電子機器(リモコン)の一構成例を示すブロック図及び外観図である。本構成例のリモコン1は、その内部に、MEMS[micro electro mechanical systems]モーションセンサ10及び20と、差分周波数測定IC30と、マイコン40と、を有する。
【0116】
MEMSモーションセンサ10及び20は、それぞれ、リモコン1に設けられたボタンの動き(押し具合)に応じて、互いに異なる出力特性(感受性)を持って周波数が変化する入力信号IN1及びIN2を生成する。例えば、或るボタンが押下されたとき、MEMSモーションセンサ10は、ボタンの動きに対して入力信号IN1の周波数を比較的緩慢に変化させる一方、MEMSモーションセンサ20は、ボタンの動きに対して入力信号IN2の周波数を比較的急峻に変化させる。その結果、入力信号IN1及びIN2の差分周波数は、ボタンの動きに応じて変化することになる。
【0117】
差分周波数測定IC30は、先の周波数測定回路100や200を集積化して成り、入力信号IN1及びIN2の差分周波数に応じた出力信号OUTを生成するモノリシック半導体装置である。
【0118】
マイコン40は、出力信号OUTに応じた演算処理を行い、ボタンが押されているか否かをデジタル的に検出するだけでなく、ボタンがどの程度の力で押されているかをアナログ的に検出する。
【0119】
本構成例のリモコン1であれば、例えば、ボタンを強く押下したときには第1の処理を行う一方、ボタンを弱く押下したときには第2の処理を行うというように、単一のボタンに複数の機能を持たせることができるので、リモコン1の多機能化と小型化を両立することが可能となる。
【0120】
<その他の変形例>
なお、上記の実施形態では、本発明に係る周波数測定回路をリモコンに適用した構成を例に挙げたが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、本発明に係る周波数測定回路は、2入力信号の差分周波数を測定する必要のある電子機器全般(光波長測定機器、高周波測定機器、脈拍測定機器など)に広く適用することが可能である。
【0121】
また、本発明の応用回路例としては、入力信号源としてセンサ以外の発振回路(VCO[voltage controlled oscilator]やPLL[phase loked loop]など)が接続される場合や、入力信号源が電子機器の外部に設けられている場合(電子機器が差分周波数測定器として提供される場合)が考えられる。また、本発明に係る周波数測定回路を半導体装置として実現するのではなく、市販のディスクリート部品を用いて組み立てることも可能である。さらに、周波数測定回路の出力信号を用いて演算処理を行う処理装置としては、マイコンに限らず、DSP[digital signal processor]やFPGA[field-programmable gate array]、或いは、パソコンなどを用いることもできる。
【0122】
このように、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。