(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6182358
(24)【登録日】2017年7月28日
(45)【発行日】2017年8月16日
(54)【発明の名称】動力伝達系のギヤ機構
(51)【国際特許分類】
F16H 1/08 20060101AFI20170807BHJP
F16F 15/12 20060101ALI20170807BHJP
F16F 15/139 20060101ALI20170807BHJP
F16F 7/06 20060101ALI20170807BHJP
F16H 57/12 20060101ALI20170807BHJP
【FI】
F16H1/08
F16F15/12 S
F16F15/139 B
F16F7/06
F16H57/12 Z
【請求項の数】1
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-117258(P2013-117258)
(22)【出願日】2013年6月3日
(65)【公開番号】特開2014-234888(P2014-234888A)
(43)【公開日】2014年12月15日
【審査請求日】2015年12月3日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000185488
【氏名又は名称】株式会社オティックス
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】特許業務法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山内 雅文
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 義視
【審査官】
瀬川 裕
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭60−014350(JP,U)
【文献】
特開2000−346136(JP,A)
【文献】
実開平07−018058(JP,U)
【文献】
実開昭62−156665(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 1/08
F16F 7/06
F16F 15/12
F16F 15/139
F16H 57/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ギヤを有する第1回転軸と、
前記第1ギヤと噛合可能な第2ギヤを有する第2回転軸とを備え、
前記第1回転軸が回転すると、前記第1、第2ギヤの噛合によって、前記第2回転軸が回転するギヤ機構であって、
前記第1、第2回転軸の回転数が低回転域の場合には、前記第2回転軸とこの第2回転軸を受ける軸受部との間に高い摩擦力を付与し、前記第1、第2回転軸の回転数が高回転域の場合には、前記摩擦力を低減もしくは解消させる調整手段を備え、
前記調整手段は、前記第2回転軸と一体に設けられ、前記軸受部の外周面と対向する位置に支持面を有する支持受部と、前記低回転域の場合には前記軸受部の外周面に強く当接して前記摩擦力を付与し、前記高回転域の場合には前記第2回転軸の回転に伴う遠心力によって前記軸受部の外周面から離れる方向に変位させられて前記摩擦力を低減もしくは解消させる摩擦付与部と、前記支持受部の前記支持面と前記摩擦付与部との間に介装され、常には前記摩擦付与部を前記遠心力に抗して前記軸受部の外周面へ押し付ける向きに付勢する付勢部材と、を有し、 前記摩擦付与部は、前記軸受部の外周面に沿った円弧状の摩擦面を有し、前記軸受部の周方向に間隔をあけて複数設けられ、各摩擦付与部の前記摩擦面が、前記軸受部の外周面に当接した状態で、前記軸受部の外周面に沿って連なる円を形成するように配置され、
前記調整手段は、前記付勢部材と前記摩擦付与部との間に、前記摩擦付与部とは別体のガイド部を有し、前記支持受部は、金属製であって前記ガイド部が摺動することで前記摩擦付与部の変位動作を案内するガイド面を有しており、
前記摩擦付与部は、合成樹脂製又はゴム製とされ、前記ガイド部は、金属製とされ、前記摩擦付与部に二色成形によって一体に成形されていることを特徴とする動力伝達系のギヤ機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動力伝達系のギヤ機構に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バランスシャフトに設けられた動力伝達系のギヤ機構が開示されている。このものは、互いに平行に配置される第1、第2シャフト部と、第1、第2シャフト部にそれぞれ設けられて互いに噛合可能な第1、第2ギヤとを備えている。第1シャフト部がクランクシャフトの回転力を受けて回転すると、第1、第2ギヤの噛合によって、第2シャフト部が従動して回転するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−204057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記構成によれば、第1、第2ギヤの歯間に形成される隙間(バックラッシュ)の範囲で第1シャフト部に対する第2シャフト部の相対回転が許容されるため、バックラッシュが詰められて第1、第2ギヤの歯同士の衝突が繰り返され、その衝突に伴って発生する衝突音(歯打ち音)が、とくに回転数が低回転域にある場合においては、車両騒音の原因になるという問題があった。これに鑑み、上記の場合は、歯打ち音を低減するべく、第2ギヤが樹脂製とされている。しかし、第2ギヤをあえて樹脂製としなくても、歯打ち音を低減することができる別の技術が求められていた。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ギヤの材質如何に関わらず、歯打ち音を低減することが可能なギヤ機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、第1ギヤを有する第1回転軸と、前記第1ギヤと噛合可能な第2ギヤを有する第2回転軸とを備え、前記第1回転軸が回転すると、前記第1、第2ギヤの噛合によって、前記第2回転軸が回転するギヤ機構であって、前記第1、第2回転軸の回転数が低回転域の場合には、前記第2回転軸とこの第2回転軸を受ける軸受部との間に高い摩擦力を付与し、前記第1、第2回転軸の回転数が高回転域の場合には、前記摩擦力を低減もしくは解消させる調整手段を備え、前記調整手段は、前記第2回転軸と一体に設けられ、前記軸受部の外周面と対向する位置に支持面を有する支持受部と、前記低回転域の場合には前記軸受部の外周面に強く当接して前記摩擦力を付与し、前記高回転域の場合には前記第2回転軸の回転に伴う遠心力によって前記軸受部の外周面から離れる方向に変位させられて前記摩擦力を低減もしくは解消させる摩擦付与部と、前記支持受部の前記支持面と前記摩擦付与部との間に介装され、常には前記摩擦付与部を前記遠心力に抗して前記軸受部の外周面へ押し付ける向きに付勢する付勢部材と、を有し、前記摩擦付与部は、前記軸受部の外周面に沿った円弧状の摩擦面を有し、前記軸受部の周方向に間隔をあけて複数設けられ、各摩擦付与部の前記摩擦面が、前記軸受部の外周面に当接した状態で、前記軸受部の外周面に沿って連なる円を形成するように配置され、
前記調整手段は、前記付勢部材と前記摩擦付与部との間に、前記摩擦付与部とは別体のガイド部を有し、前記支持受部は、金属製であって前記ガイド部が摺動することで前記摩擦付与部の変位動作を案内するガイド面を有しており、前記摩擦付与部は、合成樹脂製又はゴム製とされ、前記ガイド部は、金属製とされ、前記摩擦付与部に二色成形によって一体に成形されているところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0007】
回転数が低回転域の場合には、調整手段によって第2回転軸と軸受部との間に高い摩擦力が付与されるため、第2回転軸が第1回転軸に追従して回転すると、第2ギヤの歯が第1ギヤの歯に押し付けられた状態を保つことができ、第1、第2ギヤの歯打ち音を低減することができる。一方、回転数が高回転域の場合には、調整手段によって第2回転軸と軸受部との間の摩擦力が低減もしくは解消されるため、高回転域におけるフリクションの増加が抑えられ、駆動力のロスを低減することができる。また、第2回転軸の回転に伴う遠心力を利用することにより、第2回転軸と軸受部との間の摩擦力が自動的に調整されるため、電気的な制御手段を設ける必要がない。
また、摩擦付与部の変位動作の安定性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施例1における動力伝達系のバランスシャフトの全体図である。
【
図3】クランクシャフトとバランスシャフトとの位置関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<実施例1>
本発明の実施例1を
図1〜
図3によって説明する。実施例1における動力伝達系のギヤ機構は、自動車のレシプロエンジンに用いられるバランサ機構のうちのバランスシャフト10を例示するものであって、エンジン側のクランクシャフト70の回転に応じて回転する第1回転軸11と、第1回転軸11と略平行に配置され、第1回転軸11の回転に応じて回転する第2回転軸12と、第1回転軸11に設けられる第1ギヤ13と、第2回転軸12に設けられ、第1ギヤ13と噛合する第2ギヤ14とを備えている。
【0012】
図3に示すように、レシプロエンジンは、直列4気筒とされ、外側に位置する2つのピストン90が上死点に位置するとき、内側に位置する2つのピストン90が下死点に位置するように動作する。各ピストン90は、クランクシャフト70のクランクアーム71にコンロッド80を介して連結されている。クランクアーム71には、コンロッド80との連結側と反対側に、カウンターウェイト72が設けられている。また、クランクシャフト70には、最も外側に位置するピストン90とその内側に位置するピストン90との間に、ドライブギヤ73が設けられている。
【0013】
第1回転軸11の第1ギヤ13は、第2ギヤ14との噛合位置と反対側で、クランクシャフト70のドライブギヤ73に噛合しており、第1ギヤ13の歯数は、ドライブギヤ73の歯数の半分に設定されている。一方、第1、第2ギヤ13、14は、互いに同一の歯数に設定されている。なお、ドライブギヤ13及び第1、第2ギヤ13、14は、いずれも金属製とされている。
【0014】
ここで、ピストン90の往復運動に連動してクランクシャフト70が回転すると、ドライブギヤ73及び第1ギヤ13を介して、クランクシャフト70の回転力が第1回転軸11に伝達され、さらに、第1、第2ギヤ13、14を介して、該回転力が第2回転軸12に伝達される。このとき、第1、第2回転軸11、12は、いずれもクランクシャフト70の2倍の速度で回転し、相互間では、互いに反対方向に同一速度で回転している。
【0015】
第1回転軸11には、第1ギヤ13と並んで第1マス15が設けられ、第2回転軸12には、第2ギヤ14と並んで第2マス16が設けられている。第1、第2マス部15、16は、第1、第2回転軸11、12のそれぞれの回転中心に対して偏心した重心位置を有しており、第1、第2回転軸11、12がクランクシャフト70の2倍の速度で回転することにより、往復運動するピストン90の二次慣性力を打ち消して、二次慣性力に起因する上下振動を抑制し、且つ、第1、第2回転軸11、12が互いに反対方向に同一速度で回転することにより、相互間に発生する振動を相殺する役割を担っている。
【0016】
図1に示すように、第2回転軸12は、シリンダブロック60の壁面に固設された軸受部61に回転可能に支持されている。軸受部61は、円柱状であって第2回転軸12側へ突出する形態をなし、その軸線が第2回転軸12の軸線と同軸上に揃うように配置されている。
【0017】
さて、実施例1のバランスシャフト10においては、軸受部61と第2回転軸12との間に、これら軸受部61と第2回転軸12との間の摩擦力を調整する調整手段20を備えている。調整手段20は、支持受部21、摩擦付与部22、ガイド部23及び付勢部材24によって構成されている。調整手段20のうち、摩擦付与部22は合成樹脂製又はゴム製とされ、摩擦付与部22以外の部材は金属製とされている。
【0018】
支持受部21は、第2回転軸12の端部に一体に設けられ、第2マス16と隣接して配置されている。具体的には、支持受部21は、第2回転軸12の端部から全周に亘って拡径する円環状のフランジ部25と、フランジ部25の外周縁から軸方向と略平行に突出する円筒状の筒部26とからなる。
図2に示すように、筒部26の内周面には、周方向に間隔をあけて、詳細には周方向に90度の等間隔をあけて、凹部27が設けられている。各凹部27は、筒部26の内周面において径方向に凹む有底の形態をなし、径方向と略平行な方向に沿ったガイド面28と、ガイド面28の奥端に位置してガイド面28と略直角な方向に沿った支持面29とで区画されている。図示する場合、各凹部27のうち、上下に位置する凹部27は、ガイド面28が上下方向に沿って配置され、支持面29が左右方向に沿って配置されており、左右に位置する凹部27は、ガイド面28が左右方向に沿って配置され、支持面29が上下方向に沿って配置されている。
【0019】
摩擦付与部22は、板状のパッドであって、軸受部61の外周面に沿った円弧状の摩擦面31を有している。そして、摩擦付与部22は、後述するように、第2回転軸12の回転に伴う遠心力と付勢部材24の付勢力とのバランスに基づいて、軸受部61の外周面に対して径方向に接離可能とされている。
【0020】
第2回転軸12が軸受部61に対して相対回転して、摩擦付与部22の摩擦面31が軸受部61の外周面に摺接状態で当接すると、第2回転軸12に、軸受部61との間の相対回転を抑制する向きの摩擦力(トルク)が付与される。実施例1の場合、
図2に示すように、摩擦付与部22は支持受部21の各凹部27と対応する位置にそれぞれ配置され、計4つの摩擦付与部22が軸受部61の外周を取り囲むことにより、各摩擦付与部22の摩擦面31が軸受部61の外周面に当接した状態で実質的に全周に亘って円形に連なるようになっている。
【0021】
ガイド部23は、摩擦付与部22に二色成形によって一体に成形され、それぞれの摩擦付与部22と一体に挙動することが可能とされている。ガイド部23は、その内面に摩擦付与部22の外面が密着するとともに、その外面に付勢部材24が受けられ、且つ、その付勢部材24を受ける部分を取り囲むようにしてガイド筒部32を有する形態とされている。ガイド筒部32の外周面は凹部27のガイド面28に摺動可能とされている。
【0022】
付勢部材24は、コイルバネ等のバネ材からなり、支持受部21と摩擦付与部22との間に介装されている。具体的には、付勢部材24は、凹部27内に収容され、その外端が支持受部21の支持面29に当接して支持され、その内端がガイド部23の外面に当接して支持されている。また、付勢部材24は、第2回転軸12の回転に伴って摩擦付与部22に作用する遠心力に抗して、摩擦付与部22を軸受部61の外周面に押し付ける方向(径方向内側)に付勢する付勢力(バネ力)を有している。付勢部材24の付勢力は、後述するように、第1、第2回転軸11、12の回転数が低回転域にある場合には摩擦付与部22が軸受部61の外周面に所定の摩擦力を付与した状態で当接する状態となり、第1、第2回転軸11、12の回転数が高回転域(低回転域を除く回転域であって、厳密には中回転域をも含む)にある場合には摩擦付与部22が軸受部61の外周面から離れた状態となるように、遠心力とのバランスをとるように設定されている。
【0023】
次に、実施例1のバランスシャフト10の具体的な動作と作用効果について説明する。
エンジンの回転数が低い場合、つまり第1、第2回転軸11、12の回転数が低回転域にある場合には、第2回転軸12の回転に伴って各摩擦付与部22に作用する遠心力が小さいことから、各摩擦付与部22が付勢部材24の付勢力によって軸受部61の外周面に強く押し付けられ、軸受部61と第2回転軸12との間に、第2回転軸12の回転に抗する力としての摩擦力が付与される。その結果、第1回転軸11の回転に伴って第2回転軸12が従動して回転する間、第2ギヤ14の歯が第1ギヤ13の歯に押し付けられた状態が保たれ、第1、第2ギヤ13、14の歯同士がバックラッシュの範囲で衝突を繰り返す歯打ち音の発生が防止される。
【0024】
一方、エンジンの回転数が高い場合、つまり第1、第2回転軸11、12の回転数が高回転域にある場合には、第1、第2回転軸11、12が相対回転する状態が安定化しているため、歯打ち音の発生がほとんど見られなくなる。したがって、仮に、軸受部61と第2回転軸12との間に、上記した低回転域における高摩擦状態が維持されていると、駆動力のロスが大きくなって、燃費の悪化を招いてしまう。その点、実施例1においては、各摩擦付与部22に作用する遠心力が高回転域で大きくなることにより、各摩擦付与部22が付勢部材24の付勢力に抗して径方向外方へ変位して軸受部61から離れ、これによって軸受部61と第2回転軸12との間の摩擦力が実質的に解消されるようになっている。したがって、高回転域におけるフリクションの増加が抑えられ、駆動力のロスを低減することが可能となる。
【0025】
また、摩擦付与部22が変位する間、ガイド筒部32の外周面が凹部27のガイド面28を摺動することにより、ガイド部23ひいては摩擦付与部22の移動姿勢が安定に保たれる。その結果、エンジンの回転数に応じた摩擦力の調整動作をスムーズに行うことが可能となる。
【0026】
以上説明したように、実施例1によれば、エンジンが低回転域にある場合には、軸受部61と第2回転軸12との間に所定の摩擦力が付与されることによって、歯打ち音を低減することが可能となる一方、エンジンが高回転域にある場合には、軸受部61と第2回転軸12との間の前記摩擦力が解消されることによって、駆動力のロスを低減することが可能となる。しかも、そうした摩擦力の調整が遠心力を利用することによって自動的になされるため、電気的な制御手段を省略することが可能となる。とくに、実施例1においては、第2ギヤ14をあえて樹脂製としなくても、低回転域における歯打ち音を低減することが可能となるものである。
【0027】
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本発明は、第1、第2ギヤを樹脂製とすることを禁止するものではない。むしろ、第1、第2ギヤの少なくとも一方を樹脂製とすれば、歯打ち音をより確実に低減することができる。
(2)第1回転軸には、第1ギヤとは別にドリブンギヤが設けられ、ドリブンギヤがクランクシャフトのドライブギヤと噛合し、第1ギヤは第2ギヤのみと噛合する構成であってもよい。
(3)調整手段は、摩擦付与部が高回転時に低回転時に比べて小さい摩擦力をもって軸受部の外周面との当接状態を維持するように構成されるものであってもよい。
(4)付勢部材は、板バネ等の他のバネ部材であってもよく、あるいはクッション性の弾性部材であってもよい。
(5)本発明のギヤ機構は、実施例1のバランスシャフトに限らず、自動車の一般的な動力伝達系のギヤ機構に広く適用することが可能である。
【符号の説明】
【0028】
10…バランスシャフト
11…第1回転軸
12…第2回転軸
13…第1ギヤ
14…第2ギヤ
20…調整手段
21…支持受部
22…摩擦付与部
23…ガイド部
24…付勢部材
28…ガイド面
29…支持面
61…軸受部