(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記製品は、略円筒形であり、湾曲外側縁を有し、前記トレイは、水平に積み重ねられた配向における1列の前記略円筒形製品を、縁が接触するように受け取るように構成されている、請求項1または2に記載のパッケージ。
前記後壁と前記底壁とを繋ぎ合わせる隅は、前記トレイ内に受け取られる前記略円筒形製品の前記湾曲外側縁をほぼ補完するように湾曲させられている、請求項3に記載のパッケージ。
前記トレイは、前記水平に積み重ねられた配向における2列の前記略円筒形製品を受け取るように構成されており、前記底壁は、上向きに突出する輪郭を含み、前記上向きに突出する輪郭は、前記底壁を2つの部分に分割し、前記2つの部分の各々は、前記略円筒形製品の列のうちの1つを受け取り、前記上向きに突出する輪郭は、前記略円筒形製品の前記湾曲外側縁を補完する湾曲側壁を有する、請求項1に記載のパッケージ。
前記底壁および前記後壁のうちの少なくとも1つは、起伏を含み、前記起伏は、前記起伏の谷部および頂部が、それぞれ、前記底壁に沿って前後に延びるように、または、前記後壁に沿って垂直に延びるように構成されている、請求項1〜8のいずれかに記載のパッケージ。
前記トレイは、前記後壁から外向きに延在する1つまたはそれよりも多くの突出部をさらに含み、前記突出部は、安定位置のための支持を提供する、請求項1〜9のいずれかに記載のパッケージ。
前記アクセス開口部は、フラップを作成する前記カバーにおける刻み線によって画定され、前記密閉層は、前記フラップを前記カバーの残部から持ち上げることにより前記アクセス開口部を露出させるように構成されている、請求項11に記載のパッケージ。
前記周縁フランジは、破断可能タブを含み、前記カバーは、前記タブが、前記周縁フランジから破断させられることができ、前記カバーを横切って引っ張られ、前記カバーにおけるアクセス開口部を破れさせることができるように、前記タブまで延在する、請求項1〜12のいずれかに記載のパッケージ。
前記アクセス開口部は、2つまたはそれよりも少ない製品が前記アクセス開口部を通ることを可能にし、他の製品が前記アクセス開口部に隣接する前記カバーによって取り除かれないように制限されるようなサイズにされている、請求項11〜16のいずれかに記載のパッケージ。
前記カバーは、第1の接着強度を有する第1の接着剤を用いて前記トレイに密閉される第1の部分と、第2の接着強度を有する第2の接着剤を用いて前記トレイの異なる部分に密閉される第2の部分とを有し、前記第1の接着強度は、前記第2の接着強度よりも大きい、請求項1〜17のいずれかに記載のパッケージ。
前記トレイは、前記トレイの側壁間に延在する分割壁をさらに含み、前記カバーは、前記分割壁の上表面に密閉的に係合する、請求項1〜19のいずれかに記載のパッケージ。
前記カバーは、第1の接着強度を有する第1の接着剤を用いて前記分割壁に密閉され、前記カバーの他の部分は、第2の接着強度を有する第2の接着剤を用いて前記トレイの異なる部分に密閉され、前記第1の接着強度は、前記第2の接着強度よりも大きい、請求項20に記載のパッケージ。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】
図1は、トレイを示す容器の第1の実施形態の斜視図であり、そのトレイは、外向きに延在するそれのフランジに密閉されるカバーを有する。
【
図4】
図4は、
図3のトレイの斜視図であり、その中の2列の食品製品を示す。
【
図5】
図5は、
図3のトレイの斜視図であり、そのトレイは、それに部分的に密閉されたカバーと、その中の2列の食品製品とを有する。
【
図6】
図6は、
図1の容器の断面図であり、その中に含まれる2つの製品を示す。
【
図8】
図8は、
図1の容器の左側立面図であり、右側立面図は、鏡像である。
【
図11】
図11は、容器の第2の実施形態の斜視図であり、それに密閉されるカバーを有するトレイを示す。
【
図18】
図18は、容器の第3の実施形態の斜視図であり、それに密閉されるカバーを有するトレイを示す。
【
図24】
図24は、トレイ、食品製品の列、刻み線が付けられた開口部を中に有するカバー、および開口部をカバーするための密閉ラベルを示す容器の分解図である。
【
図25】
図25は、トレイ、食品製品の列、刻み線が付けられた大小開口部を中に有するカバー、および大小の開口部をカバーするための対応する大小の部分を有する密閉ラベルを示す容器の分解図である。
【
図31】
図31は、容器の第4の実施形態の斜視図であり、単一食分(single serving)形態にあるトレイに密閉されるカバーを有するトレイを示す。
【
図37】
図37は、容器の第5の実施形態の斜視図であり、トレイに密閉されるカバーを有するトレイを示す。
【
図44】
図44は、容器の第6の実施形態の斜視図であり、トレイに密閉されるカバーを有するトレイを示す。
【
図49】
図49は、容器の第7の実施形態の斜視図であり、トレイに密閉されるカバーを有するトレイを示す。
【
図54】
図54は、容器の第8の実施形態の斜視図であり、トレイに密閉されるカバーを有するトレイを示す。
【
図59】
図59は、容器の第9の実施形態の斜視図であり、カップに密閉される凹状カバーを有するカップを示す。
【
図64】
図64は、容器の第10の実施形態の斜視図であり、カップに密閉される凸状カバーを有するカップを示す。
【
図69】
図69は、容器の第11の実施形態の斜視図であり、カップに密閉される凸状カバーを有するカップを示す。
【
図74】
図74は、容器の第12の実施形態の斜視図であり、カップに密閉される凸状カバーを有するカップを示す。
【
図79】
図79は、容器の第13の実施形態の斜視図であり、長方形カップに密閉される凹状カバーを有する長方形カップを示す。
【
図84】
図84は、容器の第14の実施形態の斜視図であり、長方形カップに密閉される凸状カバーを有する長方形カップを示す。
【
図89】
図89は、容器の第15の実施形態の斜視図であり、半球状カップに密閉される凸状カバーを有する半球状カップを示す。
【
図94】
図94は、容器の第16の実施形態の斜視図であり、半球状カップに密閉される凹状カバーを有する半球状カップを示す。
【
図99】
図99は、容器の第17の実施形態の斜視図であり、トラック形状(track−shaped)のカップに密閉される凸状カバーを有するトラック形状のカップを示す。
【
図104】
図104は、容器の第18の実施形態の斜視図であり、湾曲トレイに密閉される補完的湾曲カバーを有する湾曲トレイを示す。
【
図109】
図109は、容器の第19の実施形態の斜視図であり、湾曲トレイに密閉される補完的湾曲カバーを有する湾曲トレイを示す。
【
図114】
図114は、容器の第20の実施形態の斜視図であり、湾曲ハート形状のトレイに密閉される補完的湾曲カバーを有する湾曲ハート形状のトレイを示す。
【
図120】
図120は、容器の第21の実施形態の斜視図であり、湾曲ハート形状のトレイに密閉される補完的湾曲カバーを有する湾曲ハート形状のトレイを示す。
【
図126】
図126は、上向き湾曲端を有する容器の第22の実施形態の斜視図であり、三角形形状のトレイに密閉される補完的形状のカバーを有する三角形形状のトレイを示す。
【
図132】
図132は、上向き湾曲端を有する容器の第23の実施形態の斜視図であり、長方形形状のトレイに密閉される補完的形状のカバーを有する長方形形状のトレイを示す。
【
図138】
図138は、上向き湾曲端を有する容器の第24の実施形態の斜視図であり、長方形形状のトレイに密閉される補完的形状のカバーを有する長方形形状のトレイを示す。
【
図144】
図144は、
図1のトレイに類似するが、トレイに密閉するカバーのための内向きに延在するフランジを有するトレイの斜視図である。
【
図145】
図145は、
図1のトレイに類似するが、カバーが、そのカバーの後面部分に沿った永久接着剤と、そのカバーの前面部分に沿った再密閉可能接着剤とを有し、使用においてトレイから引き離される前面部分を有するカバーを有するトレイの斜視図である。
【
図146】
図146は、
図1のトレイに類似するが、カバーが、そのカバーの前面部分に沿った永久接着剤と、そのカバーの後面部分に沿った再密閉可能接着剤とを有し、使用においてトレイから引き離される後面部分を有するカバーを有するトレイの斜視図である。
【
図147】
図147は、
図1のトレイに類似するが、カバーが、そのカバーの中央部分に沿った永久接着剤と、そのカバーの前面および後面部分に沿った再密閉可能接着剤とを有し、使用においてトレイから引き離される前面および背面部分を有するカバーを有するトレイの斜視図である。
【
図148】
図148は、
図1のトレイに類似するが、そのトレイに整合させられるスナップ嵌合カバーと、カバーの下においてトレイに取り除き可能に接着される必要に応じたフィルムとを有するトレイの斜視図である。
【
図149】
図149は、トレイの側縁に沿って取られた
図148のトレイの詳細な断面図であり、トレイに取り付けられた蓋を示す。
【
図150】
図150は、
図1に類似するが、容器の中にある2列の製品を分離する分割壁を有する容器の断面図である。
【
図151】
図151は、
図150の容器に類似するが、壁によって分離される2つの区画の間に間隙をもたらす代替的分割壁と、2つの区画の底面に取り付けられた必要に応じた裏材とを有する容器の断面図である。
【
図152】
図152は、
図1の容器のトレイに類似するが、トレイのフランジの取り除き可能部分とトレイの残部との間の刻み線を示すトレイの斜視図である。
【
図153】
図153は、
図1の容器に類似するが、
図152のトレイを組み込み、トレイの残部から刻み線に沿って分離されたフランジの取り除き可能部分と、容器の内部にアクセスするために開放されているカバーとを示す容器の断面図である。
【
図154】
図154は、
図153の容器の断面図であり、フランジの取り除き可能部分は、カバーを再閉鎖位置に固定するために使用される。
【
図155】
図155は、
図1の容器に類似するが、
図1の容器の円弧状セグメントの代わりに、容器の前面側と上面側とを接続する一連の線形セグメントを有する容器の左側立面図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1〜43に示される形態を有する容器10は、カバー12を有するトレイ11を含み、そのカバーは、個別の食品物品または製品13のような内容物を受け取りおよび保管するように構成されているトレイに取り付けられる。トレイ11は、底壁14と、後壁16と、一対の側壁18とを含む。トレイ11の壁14、16、18は、好ましくは、トレイ11が、一体型構成を有するように、一体的に接続されている。例えば、トレイ11は、熱成形、射出成形、または吹き込み成形等が施されることができる。底壁14は、トレイ11の底後面隅20において、後壁16に接続する。側壁18は、好ましくは、互いに略平行に延在し、個々に、トレイの底側面隅22および後側面隅24において底面14および後壁16に接続する。図に示されるように、隅20、22、24は、好ましくは、丸みがある。さらにより好ましくは、側壁18は、側壁18の対応する点の間に延在するカバー12が実質的に水平であるように、実質的に同一のサイズおよび形状を有する。
【0007】
そのように構成されていると、トレイ11は、底壁14、後壁16、および側壁18の自由縁27によって画定されるアクセス開口部26を含む。自由縁27は、底壁14の前縁28と、後壁16の上縁30と、底壁14および後壁16に対向する側壁18の縁32とを含む。開口部26は、底壁14に略対向する上面開口部部分34と、後壁16に略対向する前面開口部部分36とを含むことができる。ある形態では、トレイ11は、底壁14で着座するように構成され、したがって、消費者は、前方から、上方から、またはその間のある角度で、食品製品13にアクセスし、それを取り出すことができる。代替として、または加えて、トレイ11は、垂直配向に、側壁18の一方に安定して着座するように構成されることができる。
【0008】
トレイ11は、その自由縁27から外向きに、好ましくは、隣接する壁14、16、18に略垂直に延在する周縁フランジ38をさらに含む。代替として、フランジ38は、
図144に示されるように、壁から内向きに延在することができ、または壁の上向きに面する縁が、フランジによって追加されるさらなる幅なしで利用され得る。内向きに延在するフランジ38を有する代替形態では、トレイ11は、吹き込み成形され、内向きに延在するフランジ38を成形することができるが、他の好適な製造技法もまた使用されることができる。周縁フランジ38は、好ましくは、開口部28全体の周りに連続し、トレイ11に取り付けられ密閉されるカバー12のための連続密閉表面40を提供する。周縁フランジ38は、後壁16の上縁30に沿って延在する上面部分42と、底壁14の前縁28に沿って延在する前面部分44とを含む。図示される形態では、周縁フランジ38の上面部分42および前面部分44は、実質的に平面状である。周縁フランジ38の側面部分46は、側壁縁32に沿って上面部分42と前面部分44との間に延在する。
図144に示されるフランジ38の内向きに延在する形態で、カバー12は、必要に応じて、カバー12の外向きに延在する縁、またはトレイ11の壁14、16、18を超えて延在するフランジ38が、殆どまたは全く存在しないように、それに密閉することができる。これは、この形態のトレイ11に流線形状の外観をもたらす。
【0009】
フランジ38とカバー12との間における種々の接着剤タイプおよび/または強度の利用は、パッケージ10に異なる可用性を提供することができる。
図145に示される第1の例では、カバー12は、前面開口部部分36に対応するそのカバー上の剥離可能または再密閉可能接着剤15と、上面開口部部分34に対応するそのカバー上の永久接着剤17とを用いて、トレイ11上に密閉することができる。言い換えると、カバー12は、第1の接着強度を有する第1の接着剤を用いてトレイに密閉される第1の部分と、第2の接着強度を有する第2の接着剤を用いてトレイの異なる部分に密閉される第2の部分とを含む。第1の接着強度は、したがって、ほぼ恒久的な接着剤および剥離可能/再密閉可能接着剤を用いるような第2の接着強度を上回り得る。
【0010】
したがって、消費者は、カバーをトレイ11から剥離し、前面開口部部分36を曝すことができ、永久接着剤17は、カバー12の上面部分が、カバーの前面部分と同程度にフランジ38から剥離されることを防止または制限する。
図146に示される反対の構成では、カバー12は、上面開口部部分34に対応するそのカバーの部分上の剥離可能または再密閉可能接着剤15と、前面開口部部分36に対応するそのカバーの部分上の永久接着剤17とで、トレイ11に密閉することができる。この構成によって、消費者は、カバー12をトレイから剥離し、上面開口部部分34を曝すことができ、永久接着剤17は完全除去を防止する。さらなるアプローチによって、永久接着剤17は、
図147に示されるように、円弧状部分48に隣接する上面線形部分50上のような、一対の対向フランジの中央または他の部分のみに適用され、カバー12の前面部分および後面部分が、独立して開放されることにより上面開口部分34および前面開口部部分36の一方または両方を選択的に曝すことを可能にするが、カバー12の完全除去を制限することもできる。
図145〜147は、例証目的のために、カバー12の上面および底面に誇張された形態で接着剤を示すことが、理解される。非透明カバー12の場合、接着剤は、カバー12の外側で不可視となる
【0011】
所望される場合、カバー12は、必要に応じて、ミシン目(perforation)の線またはパターン、刻目(score)の線またはパターン、あるいはそれらの組み合わせのような、そのカバーにわたって延在する脆弱線(line of weakness)(単数または複数)を有することができる。そのような構成では、脆弱線は、消費者がパッケージの内部により容易にアクセスすることを可能にする折り畳み機構またはヒンジとして利用されることができる。代替として、または組み合わせて、脆弱線は、消費者がカバーの一部を破り取ることにより、パッケージの内部への妨げのないアクセスを提供することを可能にすることができる。そのような脆弱線は、
図145〜147に示されるそれらの容器に関するものを含み、本明細書で説明される容器のいずれかと組み合わせて使用されることができる。
【0012】
好ましい形態では、側壁18の自由縁32は、曲線または角度付けられた部分を含むことができる非線形または円弧状部分48を含む。代替として、側壁縁32は、全体的に円弧状であることができる。
図1〜43に示されるように、側壁自由縁32は、上面線形部分50および前面線形部分52を含むことができ、それらの間に円弧状部分48を有する。所望される場合、前面線形部分52は、トレイ11の前面(特定すると前面開口部部分36)が、上向きに回された前面を呈するよう角度付けられるように、垂直からオフセットされていることができる。
【0013】
記載のように構成されていると、周縁フランジ側面部分46は、上面部分42および前面部分44との中間に非線形または円弧状密閉表面54を含み。したがって、周縁フランジ38は、上面部分42および前面部分44を有する実質的平面状部分と、非平面状部分54とを含む。換言すると、平面状部分42、44の平面に沿って延びる線の交差点は、少なくとも10度の角度をなす。カバー12がトレイ11に密閉、接着、または別様に取り付けられると、カバー12は、対応する側壁縁32の間に伸張する対応する平面57および円弧状部分59を含み、周縁フランジ上面部分42および前面部分44に沿ってその上面および前面で密閉される。
【0014】
したがって、上記で説明されたような、前面開口部部分36は、トレイ11およびカバー12によって画定される開口部を指し得、カバー12は、上面部分42に密閉され、上面部分42の平面にほぼ沿って延在するように開放される。同様に、上面開口部部分34はトレイ11およびカバー12によって画定される開口部を指し得、カバーは、前面部分44に密閉され、前面部分44の平面にほぼ沿って延在するように開放される。
【0015】
別のアプローチによって、スナップ嵌合カバー41は、
図148および149に示されるように、トレイ11に取り付くように構成されることができる。この形態で、カバー41は、好ましくは、ほぼ剛性であるが、トレイのフランジ38の上でスナップ嵌合可能であり、かつトレイ11の内容物をその中に密閉可能であるような十分な弾性を有する。カバー41は、吹き込み成形または熱成形された好適に剛なプラスチックのような、任意の好適な材料で作製されることができる。この形態のカバー41は、ベース壁43と、ベース壁43の外側縁から延びるスカート45とを含む。スカート45は、内向きに突出するリブまたは突出部49を含み、その内向きに突出するリブまたは突出部は、
図149に示されるように、トレイ11のフランジ38の上でスナップ嵌合し、カバー41をそれに固定させるように構成されている。カバー41が、
図3に示されるトレイ11とともに示され、トレイ11の上面および前面をカバーするための対応する形状を有するが、カバー41は、所望される場合、本明細書で説明される他のトレイにスナップ嵌合するように構成されることができる。
【0016】
スナップ嵌合カバー41を有するトレイ11は、カバー41の下に、トレイ11のフランジ38に密閉されるフィルム51を、必要に応じて有することができる。したがって、カバー41が取り除かれた場合でも、フィルム51は、開放の前にパッケージ10の内容物の上で密閉を保持する。
【0017】
図152および153に示される容器を開放および閉鎖するためのさらに別のアプローチでは、トレイ11は、フランジ38の取り外し可能部分71を含むことができる。フランジ38の取り外し可能部分71は、その間の脆弱線73に沿ってフランジの残部から分離可能であることができる。好ましくは、必須ではないが、フランジ38の取り外し可能部分71は、フランジ38の上面部分42またはフランジ38の前面部分44のいずれかの一部または全部を含む。側面フランジ部分48、50、および52のような、フランジ38の他の部分のうちのいくらかも、取り外し可能部分71とともに含まれることができる。
図152および153の例示的実施形態に示されるように、取り外し可能部分71は、フランジ38の前面部分44の長さの全体と、側面フランジ部分48および52の隣接する部分とを含むが、フランジ38の上面部分42に隣接する側面フランジ部分50のかなりの部分を含まない。
【0018】
フランジ38の取り外し可能部分71がフランジ38の残部から分離されると、カバー12は、好ましくは、カバー12とフランジ38の残部またはフランジ38の上面部分42との間の接着剤と比較してより強力な接着剤を必要に応じて用いて、取り外し可能部分71に接着されたままである。これは、取り外し可能部分71がカバー12を開放するためのタブとして使用されることを可能にする。加えて、取り外し可能部分71は、カバー12を再閉鎖位置に固定するために使用されることができる。
図154に示されるように、カバー12と、フランジ38の前面部分44の一部であったが現時点では取り外し可能部分71の一部であるものの、少なくとも取り付けられている部分との密閉にわずかな間隙が存在することが好ましい。この間隙は、フランジ39の前面部分44の残部を受け取ることによりカバー12を再閉鎖位置に固定するために、使用されることができる。
【0019】
この構成の利点の1つは、カバー12または41が、トレイ12に取り付けられている場合、切れ目のない(すなわち、折目、隅、へり(lip)のような断絶がない)表面を提供することができ、その全体が、ほぼ90度の視域(view area)において見られ得ることである。これは、パッケージ10が、食料品店またはコンビニエンスストア等において販売のために棚上に展示される場合、特に有利である。90度の視域は、消費者の身長にほぼ関わらずに、消費者にカバーおよびその上のいかなるグラフィック、広告、または文字等の切れ目のない視野を提供する。これは、独特の上面および側面を有する従来のパッケージと比較して、表示されるべきグラフィック、印、および他の情報のためのより広範囲の切れ目のない面積を提供する。
【0020】
カバー12は、その表面積全体にわたって実質的に皺がない場合、より良好な目視面積(viewing surface)を提供する。これは、板紙、比較的高ゲージ(high gauge)のフィルム、または薄い半剛性または剛性プラスチックのような、比較的厚い材料を用いて達成されることができる。しかしながら、そのような材料は、各パッケージ10の材料コストを増加させる。別の皺のないカバーは、比較的低ゲージのフィルムであり得る。そのような低ゲージのフィルムでは、パッケージ10は、パッケージの密閉される内部が周囲圧力に対して正圧を有するように、その製造の間にその空気が修正されることができる。正圧は、薄いフィルムに圧し、周縁フランジ38の支持内部を欠いたフィルムの結果として成形されるいかなる皺も平滑化する。
【0021】
フランジ38の円弧状セグメント48を有する代替では、一連の線形中間部分61が、図
155および
156に示されるように、トレイ11の上面部分42と前面部分44との間を繋ぐことができる。一連の線形中間部分61は、互いに、かつ上面部分42および前面部分44に対して非平行角度にある。したがって、この形態のトレイ11の密閉表面40は、円弧状部分を有していない、すなわち、1つの円弧状部分も有していない。したがって、カバー12は、それをわたって延在し、線形中間部分61を繋ぎ合わせる隅63と整合する1つまたはそれよりも多くの襞または折目
47を有し得る。このおよび他のトレイの場合、自由縁は、互いに角度がオフセットされている第1および第2の部分を有する。それらは、直接的に接続されても、または1つまたはそれよりも多くの連続円弧状セグメント、一連の線形または平面状角度セグメント、あるいはそれらの組み合わせのいずれかによって離間されてもよい。例えば、図
155から分かるように、上面線形または平面状部分42および前面線形または平面状部分44は、互いに対して角度がオフセットされ、例えば、それらは、非平行平面にある。図
155で、上面線形部分42および前面線形部分44は、一連の中間部分61によって繋がれている一方、
図8では、それらは、円弧状部分59によって繋がれている。
【0022】
ここで、トレイの具体的形態を参照すると、多くの異なる構成が、可能であり、その例が本明細書で説明される。第1の形態では、トレイ11は、製品13の列55を受け取るように構成されている。トレイ11の中に保管されるための理想的製品は、略環状側壁56を有するクッキーまたはビスケットである。クッキー13は、示されるように、個々であっても、充填物を用いて層状にされてもよい。しかしながら、トレイ11は、任意の他の食品製品または他の非食用製品を受け取るように構成されることができる。例えば、個々の包装または個々の容器内に含まれる食品製品もまた、トレイ11の中に保管されることができる。クッキー13は、トレイ11内でそのクッキーの側上に、列55として積み重ねられ、据えられる。
【0023】
略環状側壁56を有するそのような製品では、トレイ11の底後面隅20は、クッキー13の側面56の曲率を補完するように湾曲させられていることができる。この曲率は、有利に、パッケージング材料を最小限にし、クッキー13を良好に支持し、トレイ11における過剰な空間によるクッキーの押し合いあるいはトレイ11または他のクッキーへの衝突から生じ得る損傷からクッキーを保護することができる。
【0024】
底後面隅20は、多数の形態をとることができる。
図1〜10および31〜35に示される第1の形態では、底壁14および後壁16は、隅20が、約90度の角度で丸くなるように、互いに略垂直である。
図11〜30に示される他の形態では、底壁14および後壁16は、互いに対して鋭角にある。したがって、隅20は、90度〜180度になるように丸くなる。所望される場合、底壁14および後壁16は、丸みがある隅が約180度に及ぶように、互いに略平行に延在し得る。
【0025】
開口部26がカバーされていない場合にクッキー13をトレイ11内に保つために、底壁14は、上向きにテーパー状になる前面部分またはへり(lip)58を含むことができる。へり58の上向きテーパー状部は、トレイ11がほぼ平らな表面に着座する場合、クッキー13が、前面開口部部分36から転落することを防止する。
図6の形態では、へり58は、底壁14の略平面状部分である。好ましくは、へり58は、クッキー13がトレイ11内に含まれている間に移動するための有意な空間を有さないように、クッキー13の底面接触点60に密に隣接する位置において上向きにテーパー状になり始める。
【0026】
図38に示される別の形態では、底壁14は、上向き湾曲前面部分またはへり62を含む。そのような湾曲へり62を有すると、トレイ11の前面は、底後面隅20とともに、環状側壁56の曲率を補完するように湾曲させられていることができる。テーパー状のへり58と同様に、湾曲へり62も、好ましくは、クッキー13の底面接触点60に密に隣接して上向きに湾曲し始める。代替形態では、へり58、62の代わりに、トレイ11は、比較的低い高さ等を有する前面壁を含み、食品製品13がトレイ11の前面から転落または落下することを防止することができる。
【0027】
図1〜10および37〜43におけるトレイ11は、2列の製品13をその中に受け取るようなサイズにされている。トレイ11は、底壁14がへり58、62から後方に略平面状であるように構成されることができる。したがって、クッキー13の列55は、その間にさらなる構造を伴わずに互いに隣接して座する。
【0028】
図41に示される代替形態では、底壁14は、上向きに突出する分割部(divider)64を含み、列55を互いから分離することができる。分割部64は、底壁14の中に成形されても、接着剤、温熱密閉、または超音波溶接等のような好適な方法によって、それに取り付けられてもよい。好ましくは、分割部64の前方に面する表面66および後方に面する表面68は、クッキー13の環状側壁56を補完するように湾曲させられている。したがって、後列55は、分割部64の後方に面する表面68とトレイ11の底後面隅20との間に捕捉され、前列55は、分割部64の前方に面する表面66とへり58、62との間に捕捉される。
図11〜36に示される他の形態では、トレイ11は、クッキー13の単一列55を受け取るようなサイズにされている。したがって、この形態では、単一列55は、トレイ11の底後面隅20とへり58、62との間に捕捉される。
【0029】
製品の列55を互いから分離するためのさらなる選択肢が、
図150および151に示される。トレイ11は、トレイ底壁14から上向きに延在する分割壁65を含むことができる。分割壁65は、必要に応じて、トレイ11の全高にわたり延在することができ、上向きに面する密閉表面69を有することができる。したがって、カバー12は、トレイ11のフランジ38に加えて、分割壁65の密閉表面69に密閉することができる。その結果、各々が必要に応じて個々にアクセス可能な2つの別個の区画が、分割壁65を使用して成形されることができる。分割壁65は、トレイ11と一体型であっても、接着剤のような好適な方法によってトレイ11に取り付けられる別個の構成要素であってもよい。複数の分割壁65は、3つの区画のための2つの分割壁65、4つの区画のための3つの分割壁65のように、2つよりも多くの区画を提供するために使用されることができる。
【0030】
図150の例では、分割壁65は、後壁16に略平行に延在し、トレイ内部を、列55を受け取るための2つの部分に分割する。所望される場合、分割壁65は、分割部64に関して上記で説明されたように、その底面にテーパー状または湾曲表面67を含み、クッキー13を部分的に支持することができる。
【0031】
図151の例では、分割壁65は、トレイ11の底壁の反転U形状部分から成形される。反転した略U形状部分の結果、U形状の底面における平坦領域(
図151の反転配向における上側部分)は、上向きに面する密閉表面69を提供する。U形状の上面(
図151の反転配向における下側部分)には、U形状の脚部の間に間隙が存在する。そのような反転U形状分割壁65は、トレイ11を熱成形による製造に好適にするが、他の製造方法も、使用されることができる。必要に応じた裏材カード(backing card)25が、分割壁65の密閉表面69の領域の周りにおける区画の相互枢動を制限すること等によって容器にさらなる剛性を提供するために、トレイ11の各区画の底壁に接着されることができる。
【0032】
トレイ11のこれらの複数区画例は、上記で論じられた第1および第2の接着剤をさらに含むことができる。例えば、ほぼ恒久的な接着剤であり得る第1の接着剤は、分割壁65の密閉表面69上で使用されることができ、剥離可能/再密閉可能接着剤であり得る第2の接着剤は、周縁フランジ38の他の部分の一方または両方の上で使用されることができる。
【0033】
図150および151の容器は、必要に応じて、互いから分離可能な2つの区画を有するように構成されることができる。例えば、脆弱線19は、分割壁65の片側における
図150の容器のカバー12において成形されることができ、脆弱線21は、分割壁65の同じ側のトレイ11の底壁において成形されることができる。
図150の容器の右側区画は、脆弱線19および21に沿って左側区画から分離されることができる。これは、右側区画がその右側区画の中の食品製品13にアクセスするために開放され、左側区画が密閉されたままであるという結果をもたらす。脆弱線19および21は、代替として、分割壁65の反対側に移動させられても、または分割壁65の両側に設置されてもよい。
図151の例に関して、脆弱線19は、U形状分割壁65の密閉表面69に隣接するカバー12において成形されることができ、別の脆弱線23は、分割壁65の下層部分において成形されることができる。存在する場合、裏材カード25は、分割壁65の間隙において脆弱線29を有することができる。脆弱線19、23、および29は、分割後に密閉されたままであることができる2つの区画に容器を分割するために破断されることができる。
【0034】
図150および151に関して論じられたトレイ11のこれらの例は、上記で論じられた第1および第2の接着剤をさらに含むことができる。例えば、ほぼ恒久的な接着剤であり得る第1の接着剤は、後面壁77および前面壁89の一方または両方または別のそのような分割部にカバーを固定させるために使用されることができ、剥離可能/再密閉可能接着剤であり得る第2の接着剤は、周縁フランジ38の他の部分で使用されることができる。さらに、分割壁65の使用は、本明細書で説明される容器のいずれかと併用されることができる。
【0035】
所望される場合、
図11〜17に示されるように、トレイ11は、後壁16および/または隅20から延在するように構成されている1つまたはそれよりも多くの外向き突出部または足部53を含むことができる。突出部53は、トレイ11と一体型であっても、任意の好適な方法によってそれに取り付けられてもよい。突出部53は、トレイ11の安定位置のための支持を提供する(すなわち、底壁14で着座する)。図示される形態では、トレイ11は、2つの離間される突出部53を含むが、所望される場合、より多くを有しても、より広い突出部を利用してもよい。突出部53は、理想的には、
図11〜17に示されるような、製品55の単一列のみを含むトレイを支持するように構成されている。
【0036】
トレイ設計の各々は、1つまたはそれよりも多くの安定位置を含む(すなわち、パッケージが定位置に安定して着座する)。例えば、
図1〜10のトレイ11は、底壁14、各側壁18、および周縁フランジ上面部分42、50に位置するその上面に位置させられることができる。
図11〜17のトレイは、底壁14または後壁16のいずれかで着座することができる。突出部
53は、いずれの位置にも支持を提供することができ、
図18〜30のトレイは、いずれの側壁18にも位置し、側面フランジ部分48、50、52は、側壁18上の安定位置に支持を提供することができる。
図21に示されるように、フランジ38は、ある角度でパッケージ11を保持するようにさらに切断または成形されることができる。
【0037】
1つのアプローチによって、トレイ11は、リブまたは起伏70をその上に含むことができる。リブ70は、トレイ11の圧縮強度および積み重ね強度を追加することができる。加えて、リブ/起伏70は、トレイ11内の製品13の数の視覚的指標を提供することができる。例えば、トレイ11は、トレイ11内の個々の製品13の一部または全部について1つのリブ/起伏70を含むことができ、それらと整合させられることができる。所望される場合、起伏70は、パッケージ10のための把持部分として、ユーザの指をその中に受け取るようにサイズ決定および離間されることができる。トレイ11が製品13の列55を受け取る形態で、起伏70は、機械方向(すなわち、底壁14に沿って前後に、かつ後壁16に沿って上下)に延在することができる。この構成を用いると、起伏70は、製品13の環状側壁56に略平行に延在する。示されるように、リブ/起伏70は、後底面隅20まで延在しない。しかしながら、所望される場合、リブまたは起伏70は、隅20を通して、底壁14から後壁16まで連続的に延在することができる。起伏70は、トレイ11の全幅またはその一部に沿って延在することができる。
【0038】
前に論じられたように、カバー12は、トレイ11の周縁フランジ38に密閉される。これは、高温、冷温、誘導(induction)、および接着剤密閉を含む任意の好適な方法によって達成されることができる。製品13にアクセスするために、ユーザは、カバー12を部分的または完全に除去し、開口部26を曝すことができる。
【0039】
1つのアプローチによって、感圧式接着剤等が、カバー12をトレイ11に密閉するために使用されることにより、カバー12が製品13の順次消費の間にトレイ11に再接着されることができる。したがって、カバー12は、その周縁に沿ってコーティングされた接着剤を含むことができ、または接着剤は、周縁フランジ38にコーティングされることができる。代替として、カバー12の全体未満が、トレイ内の製品13への消費者アクセスを可能にするために開放されるように構成されることができる。
【0040】
一例示的構成が、
図21〜23に示される。この形態では、開口部特徴72は、側壁18のうちの一方にまたはそれに密に隣接するように、周縁フランジ38から外向きに突出するタブ74を含む。タブ74は、消費者によって把持され、操作され、カバー12を引き剥がすように構成されている。タブ74は、周縁フランジ38と別個であるか、またはそれと一体型であることができる。一体型形態では、周縁フランジ38の残部からのタブ74の分離を容易にするために、開口部特徴74は、切り欠きあるいは脆弱線/刻み線またはパターン76を含むことができ、その結果として、タブ74をカバー12の上にめくるように操作することによって、タブ74を周縁フランジ38の残部から破断する。切り欠き76が、フランジ38の中に切り込まれることができ、または脆弱線が、タブ74を横切って刻まれるか、または切り込まれることができ、タブ74は、レーザまたは機械的方法等によって、周縁フランジ38の残部に繋ぎ合わせる。カバー12は、好ましくは、タブ74に延在し、その結果として、タブ74がトレイ11から分離される場合、タブ74は、次いで、カバー12を横切って略機械方向にカバー12を破り取るために使用されることができる。タブ74がカバー12におけるアクセス開口部79を破り取るために十分な距離引っ張られると、消費者は、1つまたはそれよりも多くの製品13をトレイ11から取り出すことができる。
【0041】
好ましくは、カバー12は、タブ74とほぼ整合してそのカバーを横切る刻み線81を含み、フラップ83を画定する。そのように構成されていると、ユーザがタブ74をカバー12の上にめくるように操作する場合、カバー12は、刻み線81に沿って破られ、アクセス開口部79を露出させる。所望の数の製品13が取り出された場合、消費者は、次いで、タブ74をその元の位置に戻し、アクセス開口部79をカバーすることができる。好ましくは、タブ74は、開口部特徴72が再密閉されることができるように、周縁フランジ38と整合させられた再密閉可能接着剤を含む。
【0042】
図24〜27に示される代替形態では、開口部特徴78は、側壁18のうちの一方に隣接する機械方向等に、カバー12の一部を横切って延在するアクセス開口部80を含む。アクセス開口部80は、好ましくは、刻み線85によって画定され、その結果として、カバー12が、刻み線が付けられた材料のフラップ82を含み、そのフラップは、画定された縁に沿って綺麗に開放されることができ、カバー12を横切って無制御に破り取ることができない。好ましくは、刻み線85は、その両端におけるシェパードフック(shepard‘s hook)または曲線87で終わる。
【0043】
次に、開口部特徴78は、ラベル84が、アクセス開口部80を完全に囲繞するように、カバー12に取り付けられる密閉層またはラベル84を含むことができる。ラベル84は、曲線87の開口部80の反対側にタブ86をさらに含むことができ、そのタブは、周縁フランジ38を越えて突出し、消費者によって容易に把持される。したがって、消費者が、タブ86を把持し、カバー12を横切ってラベル84を引っ張る場合、ラベル84は、開口部80を画定する刻み線85を破断させ、取り付けられている場合、曲線87に到達して開口部80を曝すまで、カバー12の残部からフラップ82を引き離す。曲線87は、密閉ラベル84が、パッケージ11から取り除かれることを防止する。したがって、所望の数のクッキー13が開口部80を通して取り除かれる場合、消費者は、カバー12を横切るようにラベル84を戻し、開口部の周りで再密閉し、任意の残りのクッキー13を保存および保管することができる。
【0044】
別の形態では、カバー12は、2層フィルムのような2層材料から構築されることができ、密閉層またはラベル84は、フィルムの上層から切り込まれることができるか、または刻み線を付けられることができ、アクセス開口部80は、ラベル84の内向きにフィルムの下層から切り込まれることができるか、または刻み線が付けられることができる。この形態で、タブ86はまた、消費者が、タブ86を把持することができ、ラベル84をカバー12の残部から引き離すことができるように、フィルムの上層から切り込まれることができ、または刻み線を付けられることができる。ラベル84は、その縁に沿って破断し、層の間の接着剤のため、フラップ82を、それを用いて引っ張り、開口部80を曝し、その結果として、消費者は、パッケージ10内のクッキー13にアクセスすることができる。同様に、フラップ82の外側のラベル84は、その上に配置される(または、フィルムの対応する下層に配置される)再密閉可能接着剤を有することができ、その結果として、消費者は、開口部80の上でラベル84を再適用し、ラベル84をそれに密閉することができる。
【0045】
図25に示されるパッケージは、上記で論じられたより小さい開口部特徴78と、より小さい特徴78を囲繞するより大きい開口部特徴91とを含む。この形態で、パッケージ11は、タブ93を有する大きい密閉層またはラベル91を含み、より小さい密閉ラベル84は、その一部である。大きい密閉ラベル91は、好ましくは、ほぼカバー12のサイズであり、カバー12の全表面積を実質的にカバーする。代替として、大きい密閉ラベル91は、75%、50%、またはそれ未満をカバーし得る。さらに、より小さい密閉ラベル84は、所望される場合、大きいラベル91の上面に接着される別個のラベルであることができる。
【0046】
次に、カバー12は、大きいアクセス開口部97を画定する大きい刻み線または切目線95を含む。刻み線95の端は、好ましくは、曲線87を含み、その結果として、大きい密閉ラベル91は、開放される場合、パッケージ11から取り除かれない。そのように構成されていると、消費者が1つよりも多くまたは2つよりも多くのクッキー13を所望する場合、消費者は、タブ93を把持することができ、カバー12を横切って大きい密閉ラベル91を後方に引っ張ることができる。ラベル91が後方に引っ張られるにつれて、刻み線95が破断し、フラップ99は、密閉ラベル91に接着し、それとともに後方に引っ張られる。したがって、アクセス開口部97が露出させられ、ゆえに、消費者は、製品13の実質的に全てにアクセスすることができる。有利なことに、消費者がより少なく望む場合、消費者は、単に、より小さい密閉ラベル84を使用することができる。大きい密閉ラベル84は、上記で論じられた形態のいずれかをとることができる。
【0047】
開口部特徴は、
図21〜27に関して上記で説明されたが、開口部特徴は、本明細書で説明されるパッケージのいずれにおいても同様に利用されることができることが、理解される。
【0048】
パッケージ10の代替形態では、底壁14および後壁16は、中間壁88によって接続される。
図44〜48に示されるように、側壁18は、側壁18が略三角形の外観を有するように、小さい非平面状または円弧状部分48と、比較的長い線形部分50、52とを有することができる。パッケージ10は、示されるように、中間壁88で着座するように構成されても、側壁18またはカバー12で着座するように構成されてもよい。したがって、カバー12は、いずれかの側から開放され、パッケージ10内の製品を曝すことができる。好ましくは、周縁フランジ38は、中間壁88の側方に延在するほど十分に大きい。この構成を用いると、カバー12は、水平視点、垂直視点、およびその間のいかなる角度からも、折目、へり、または縁等による切れ目がない。
【0049】
図49〜58に示されるように、上記で論じられた中間壁88を有するパッケージ10は、2つの非平面状または円弧状部分48を有する側壁18をさらに含むことができ、その結果として、側壁18は、円弧状部分48の間に延在する第3の線形部分90を含む。周縁フランジ38は、したがって、2つの対応する円弧状部分を含み、その結果として、カバー12がフランジ38に密閉される場合、そのカバーは、側面部分92および上面部分94を含み、パッケージの2つの側面に延在する切れ目のない(すなわち、折目、縁、へり等によって)カバーを提供する。上記の三角形形態と同様に、この形態は、広範囲の角度から可視であることにより棚上で製品の差別化および独特の外観をもたらすカバー12を提供する。
【0050】
図59〜88および99〜103に示されるパッケージの他の形態を参照する。これらの形態では、パッケージ100は、直立側壁(単数または複数)104および底壁106を有するベーストレイ(base tray)またはカップ102を含む。先ほどの形態と同様に、パッケージ100は、周縁フランジ108を含む。周縁フランジ108は、側壁(単数または複数)104の連続上縁110から外向きまたは内向きに延在することにより、ほぼ上向きに面する密閉表面112を提供する。代替として、側壁104(単数または複数)の上向きに面する縁は、密閉表面として使用され得る。カバー114は、周縁フランジ108の密閉表面112に密閉され、上記で論じられた製品13のいずれかのような内容物をカップ102内に密閉する。側壁(単数または複数)104の上縁110は、連続的に垂直に円弧状である。したがって、その外向きに突出する周縁フランジ108は、半径方向および軸方向の両方に連続的に円弧状である。好ましくは、円弧状パターンは、周縁フランジ108の対向点が底壁106からの同じ高さまたは距離とカップ102の中心点Cからの同じ半径方向距離とを有するように、構成されている。
【0051】
図59〜78に示される1つの形態は、略円形底壁106と、そこから上向きに延在する略環状側壁104とを含む。示されるように、底壁106のサイズおよび側壁104の高さは、特定の製品によって所望または必要とされるよう、または所望の容器形状を達成するように、変動させられることができる。
図59〜73の図示されている形態では、側壁104は、側壁104の上縁110が底壁106に対する壁の接続点よりも遠くに離間されるように、外向きにテーパー状になる。カップ102は、カバー114が凹状(
図59〜63)または凸状(
図64〜78)となるように、構成されることができる。
【0052】
周縁フランジ108は、約90度離されているような、互いから等しく離間される対向する低点118および対向する高点120を含む。凹状カバーについて、縁110は、カバー114が、低点118の間に水平に延在し、高点120に向けて上向きに側方へ延在するように構成されている。凸状カバーについて、縁110は、カバー114が、高点120の間に水平に延在し、低点118に向けて下向きに側方へ延在するように構成されている。
【0053】
代替カップ102が、
図89〜98に示される。上記の形態と同様に、カップ102の上縁110および周縁フランジ108は、所望される場合、凹状または凸状カバー114を提供するように構成されることができる。しかしながら、この形態で、カップ102は、半球状底部分116を含む。このカップ102が、球状製品を含み独特のパッケージングを提供するように、かつパッケージの下側部分におけるパッケージングの無駄を回避することによってパッケージング材料を最小限にするように、理想的に構成されている。
【0054】
別のカップ102が、
図79〜88に示される。この形態で、カップ102は、略正方形または長方形底壁106と、その縁から上向きに延在する4つの側壁部分104とを含む。本明細書における種々の実施形態によって示されるように、底壁および対応する側壁(単数または複数)は、三角形、他の閉鎖多角形、曲線形状、またはそれらの組み合わせを含む任意の所望の形態をとることができる。
【0055】
この構成を用いると、縁110は、互いから等しく離間されるが、環状構成を用いるのと同様に、縁110全体の周りにおいて中心点Cから均一の間隔を有していない。正方形カバー114は、上記で論じられたように構成されている凹状および凸状カバーを提供するための高点120および低点118を含む。しかしながら、先ほどの形態と同様に、高点120および低点118は、互いに対してカップ102の中心点Cから等しく離間され、底壁106から同じ距離にある。
【0056】
さらに別の形態では、カップ102は、側壁104が対応する湾曲端122および中間直線側面124を含むように、トラック形状の底壁106を含む。
図99〜103に示されるように、上縁110の高点120は、側面124のほぼ中心に置かれ、低点118は、湾曲端112のほぼ中心に置かれ、凸状カバー114を提供する。他の形態と同様に、これらの高点120および低点118は、配向を切り替えるように入れ替えられても、または上記で所望のように、凹状カバーを提供するように構成されてもよい。
【0057】
ここで、
図104〜119に示される別のパッケージ200を参照する。これらの形態で、パッケージ200は、円弧状底壁202を含み、そこから略垂直に延在する側壁204を有する。好ましくは、側壁204は、その上縁206が底壁202をほぼ補完する円弧状形状を含むように、ほぼ均一の高さを有する。上縁206から外向きまたは内向きに延在する周縁フランジ208は、上記で論じられたように、カバー212が密閉するための密閉表面210を提供する。代替として、側壁204の上向きに面する縁が、密閉表面として利用され得る。
【0058】
したがって、側面から見る場合、パッケージ200は、略補完円弧状表面を有する底表面および上表面を含む。これは、その他は従来のフロー包装(flow−wrapped)パッケージを有する棚を眺める場合に消費者の目を引く独特のパッケージを提供する。
図103〜108に示される形態で、底壁202およびカバー212は、単一の凸状曲線を有する一方、
図109〜113に示される形態で、底壁202およびカバー212は、2つの凸状曲線を有し、その間に中間凹状曲線を有する。他の起伏構成もまた、利用され得る。
【0059】
さらに、底壁202は、任意の好適な構成をとることができる。例えば、
図114〜119に示されるように、底壁202は、その縁から上向きに延在する側壁204を有するハート形状の構成を有することができる。起伏表面は、任意の好適な新規の形状のための独特のパッケージングを提供するために使用されることができる。
【0060】
代替として、パッケージ250は、
図120〜125に示されるように、略平面状底壁252を含み、そこから上向きに延在する側壁254および端壁256を有することができる。この形態で、側壁254の上縁258は、側壁254の対向縁258がほぼ等しい高さを有するように、対応する起伏パターン260を有する。パッケージ250は、側壁254および端壁256の上縁258から外向きに延在する周縁フランジ262を有するが、代替として、論じられるように構成され得る。示されるように、起伏パターン260は、側壁254に沿って均一である必要はなく、異なる波長および深度を有する。
【0061】
図126〜143に示される別のタイプのパッケージ300は、上向きに突出する端部302を含む。このパッケージ300は、パッケージ300が着座するように構成されている略平面状前面部分306と、上向き湾曲後部分308とを有する底壁304を含む。側壁310は、底壁304の縁312から上縁314に上向きに延在する。側壁310は、底壁304から垂直に延在しても、そこからオフセットされてもよい。周縁フランジ316は、上記で論じられたように、側壁310の上縁314から延在し、カバー320のための密閉表面318を提供する。側壁310の上縁314は、底壁304の構成にほぼ従い、その結果として、カバー320は、対応する平面状前面部分322および後湾曲部分324を含む。後湾曲部分324は、略垂直表面積を提供し、その略垂直表面積は、平坦上側表面を有する従来のパッケージングからパッケージ300を差別化する目を引くような印、グラフィック、またはテキストのために利用されることができる。
図126〜131の形態で、底壁304およびカバー320は、略三角形である一方、
図132〜143の形態で、底壁304およびカバー320は、略長方形である。しかしながら、他の閉鎖多角形、曲線形状、またはそれらの組み合わせを含む他の形状および構成も利用され得ることが、理解される。
【0062】
本明細書で説明されるトレイおよびカップは、熱成形、射出成形、吹き込み成形、繊維板、または樹脂含浸繊維板等を含む任意の好適な方法によって、任意の好適な材料から成形されることができる。本明細書で説明されるカバーも、同様に、紙、紙とラミネートとの組み合わせ、金属箔、多層ラミネート、またはプラスチック等を含む任意の好適な材料から成形されることができる。
【0063】
商業用の高速パッケージング動作におけるように、本明細書で説明されるパッケージまたは容器のいずれかを作製する方法は、トレイを成形するステップと、複数の個別の食品物品をトレイの中に挿入するステップと、カバーをトレイに取り付けることにより食品物品をパッケージの中に密閉するステップとを含むことができる。
【0064】
必要に応じたステップは、トレイをポリマーシートから熱成形するステップを含む。ポリマーシートは、ポリマー材料のウェブのセグメントであることができる。トレイは、熱成形後、ウェブから個片化されることができる。カバーは、トレイが熱成形された後、トレイがウェブから個片化される前に、トレイに取り付けられることができる、またはカバーは、トレイがウェブから個片化された後でトレイに取り付けられる。パッケージを製造する方法の非限定的な例は、2012年3月7日出願の米国特許出願第61/608,080号に説明され、参照によって全体が本明細書に組み込まれる。
【0065】
本明細書で説明されるパッケージは、全て、従来のフロー包装パッケージまたはトレイおよび平坦平面状蓋を有する従来のパッケージの隣で棚に展示される場合、消費者の目を引き得る独特のパッケージングを提供する。棚上での差別化は、製品開発の鍵であり、本明細書で説明されるパッケージは、この利点を提供する一方で、パッケージ材料を最小限にすることによって、費用効率が高いままである。