(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記プロセッサは、前記検索索引リストに含まれたキーワードのうち、前記抽出されたキーワードに対する類似度が予め設定された値以上である類似キーワードを抽出し、前記検索ページは、前記抽出されたキーワード及び類似キーワードの1つ以上を含む請求項3に記載の端末。
前記プロセッサは、前記構文解析法に基づいて前記インスタントメッセージから1つ以上の単語を抽出し、テキストマイニング技法に基づいて前記1つ以上の単語から前記キーワードを抽出する請求項5に記載の端末。
前記インタラクションは、クリック(click)、タップ(tap)、ドラッグアンドドロップ(drag and drop)、スワイプ(swipe)、ピンチトゥズーム(pinch to zoom)及びフリック(flick)の少なくとも1つを含む請求項1に記載の端末。
前記プロセッサは、前記インタラクションを受信することによって、予め設定された時間範囲内に前記端末に受信されたインスタントメッセージから前記キーワードを抽出する請求項1に記載の端末。
前記プロセッサは、前記インタラクションを受信することによって、前記チャットウィンドウにディスプレイされた1つ以上のインスタントメッセージからキーワードを抽出する請求項1に記載の端末。
前記プロセッサは、前記インタラクションの入力範囲の大きさに応じて検索範囲を設定し、前記設定された検索範囲に基づいて前記1つ以上のキーワードを抽出する請求項12に記載の端末。
前記プロセッサは、前記検索ページ上においてユーザのインタラクションを受信することによって、前記チャットルームに含まれたインスタントメッセージのうち、前記検索範囲に含まれていないインスタントメッセージから1つ以上のキーワードを追加で抽出し、
前記検索ページは、前記検索範囲に含まれていないインスタントメッセージから抽出されたキーワードを追加で表示する請求項12に記載の端末。
前記プロセッサは、前記ユーザから前記検索ページ上にディスプレイされたキーワードの何れか1つを選択する入力を受信することによって、前記チャットウィンドウ内にディスプレイされた1つ以上のインスタントメッセージ上の前記選択されたキーワードが他のキーワードと区別されるように表示し、
前記区別される表示は、前記キーワードに対するフォントの変更、下線の追加及びハイライト表示の何れか1つを含む請求項1に記載の端末。
前記プロセッサは、前記インタラクションを受信することによって、前記チャットルームに参加中の会話相手と形成された他のチャットルームに含まれた1つ以上のインスタントメッセージから1つ以上のキーワードを抽出する請求項1に記載の端末。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下では、添付した図面を参照しながら、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施例を詳しく説明する。ところが、本発明は、様々な異なる形態で具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されるものではない。そして、図面において、本発明を明確に説明するために、説明とは関係ない部分は省略している。
【0017】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を『含む』とする場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0018】
次いで、
図1を参照しながら、本発明の一実施例に係るインタラクションを通じたキーワード検索システム10を説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施例に係るキーワード検索システム10の構成図である。
【0020】
本発明の一実施例に係るキーワード検索システム10は、端末100と、インスタントメッセージサーバ110と、検索サーバ120とを含む。
【0021】
端末100は、1つ以上のインスタントメッセージを含むチャットルームをディスプレイする。ここで、チャットルームは、インスタントメッセージサービスまたは端末にインストールされたインスタントメッセージサービスを提供するアプリケーションによって生成され得る。端末ユーザは、端末100に生成されたチャットルームを通じて、1つ以上の他の端末のユーザとインスタントメッセージを交換することができる。
【0022】
端末100は、チャットルームがディスプレイされたチャットウィンドウにおいて、端末ユーザのインタラクションを受信することによって、1つ以上のインスタントメッセージから1つ以上のキーワードを抽出して検索ページを生成し、生成された検索ページをディスプレイする。
【0023】
そして、端末ユーザが、ディスプレイされた検索ページ上において何れか1つのキーワードを選択すれば、端末100は、端末ユーザが選択したキーワードをインスタントメッセージサーバ110に伝達し、インスタントメッセージサーバ110から検索結果を受信する。また、端末100は、受信した検索結果を含む検索結果ページを生成し、検索結果ページをディスプレイする。ここで、選択されたキーワードに対する検索結果は、インスタントメッセージサーバ110が検索サーバ120から受信した検索結果であり得る。
【0024】
インスタントメッセージサーバ110は、端末100が転送したインスタントメッセージを他の端末に伝達する。そして、インスタントメッセージサーバ110は、端末100が転送したキーワードを含むクエリを生成して検索サーバ120に転送し、検索サーバ120によって生成されたクエリに対する検索結果を受信して、端末100に伝達する。
【0025】
検索サーバ120は、インスタントメッセージサーバ110から、端末ユーザが選択したキーワードに基づいて生成された検索のためのクエリを受信し、受信したクエリに対する検索を行う。そして、検索サーバ120は、クエリに対する検索結果を端末100に伝達するよう、インスタントメッセージサーバ110に転送する。
【0026】
ここで、インスタントメッセージサーバ110と検索サーバ120とは、それぞれ分離されて独立したサーバコンピュータで実行されたり、同一のサーバコンピュータにサーバプログラムとして搭載され、それぞれサービスされ得る。また、検索サーバ120は、インスタントメッセージサーバ110とネットワークで連結された外部の検索サーバまたは検索サービスを提供するポータルであり得る。
【0027】
キーワード検索システム10は、端末100において端末ユーザにより入力されたインタラクションに応じて、端末100のチャットルーム内のインスタントメッセージに含まれたキーワードを抽出し、検索サーバ120によって生成されたキーワードの検索結果を端末100に表示させる。即ち、キーワード検索システム10は、端末100のチャットウィンドウ内のインスタントメッセージに含まれたキーワードを検索することのできるシステムである。
【0028】
具体的に、キーワード検索システム10に含まれた端末100は、チャットルームに1つ以上のインスタントメッセージを含むチャットウィンドウをディスプレイする。そして、端末100は、インスタントメッセージを利用してキーワードを検索しようとする端末ユーザのインタラクションを受信すれば、チャットルームに含まれた1つ以上のインスタントメッセージから1つ以上のキーワードを抽出する。
【0029】
ここで、キーワードを抽出するインスタントメッセージは、チャットルームがディスプレイされたチャットウィンドウに含まれたインスタントメッセージであり得る。また、キーワードを抽出するインスタントメッセージは、予め定義された検索範囲に含まれるインスタントメッセージであり得る。
【0030】
そして、端末100は、既格納された検索索引リストに基づき、インスタントメッセージから1つ以上のキーワードを抽出する。ここで、既格納された検索索引リストは、端末100によって既抽出されたキーワードが索引になり、格納されたものであり得る。また、既格納された検索索引リストは、インスタントメッセージサーバ110から受信した検索索引リストを含み得る。
【0031】
また、端末100は、インスタントメッセージを構文解析(parsing)し、キーワードを抽出する。このとき、端末100は、インスタントメッセージを構文解析して1つ以上の単語を抽出し、テキストマイニング(text mining)技法に基づいて抽出された1つ以上の単語から1つ以上のキーワードを抽出する。
【0032】
そして、端末100は、抽出されたキーワードに基づいて検索ページを生成し、生成された検索ページをディスプレイする。端末ユーザがディスプレイされた検索ページに含まれたキーワードの何れか1つを選択すれば、端末100は、選択されたキーワードをインスタントメッセージサーバ110に転送する。
【0033】
ユーザによって選択されたキーワードを端末100から受信したインスタントメッセージサーバ110は、受信したキーワードが含まれたクエリを生成して検索サーバ120に転送する。クエリを受信した検索サーバ120は、クエリに対する検索を行い、クエリに対する検索結果をインスタントメッセージサーバ110に転送する。インスタントメッセージサーバ110は、検索サーバ120からキーワードに対応する検索結果を受信する。そして、インスタントメッセージサーバ110は、検索サーバ120から受信した検索結果を端末100に転送する。
【0034】
インスタントメッセージサーバ110から検索結果を受信した端末100は、ディスプレイされたチャットウィンドウ上に、選択されたキーワードに対応する検索結果ページを表示する。それゆえ、端末ユーザは、端末100の検索結果ページにおいて、所望のキーワードに対する検索結果を確認することができる。そして、端末ユーザは、例えば、端末100の検索結果ページに含まれた『閉じる』命令に対応するボタンをクリックすることで、検索前に使用していたチャットルームに復帰する。
【0035】
一方、端末100は、検索ページに含まれた1つ以上のキーワードのうち、端末ユーザが検索結果を確認したキーワードに対し、他のインスタントメッセージのキーワードと区別されるように別に表示する。そして、端末100は、チャットルームに含まれたインスタントメッセージのうち、当該キーワードを含むインスタントメッセージが表示される吹き出しを区別して表示する。
【0036】
端末ユーザが検索結果を確認すれば、検索結果の確認済みの当該キーワードは、他のインスタントメッセージと区別されるように別に表示され、端末100が、端末ユーザから区別して表示されたキーワードを選択する入力を受信すれば、キーワードに対応する検索結果ページを提供する。ここで、本発明の一実施例に係る端末100は、端末ユーザが、吹き出し領域に含まれたインスタントメッセージ内に区別して表示されたキーワードをクリックする場合に検索結果ページを提供するだけでなく、吹き出し領域の選択を通じて提供されるポップアップメニュー内の『検索結果確認』タップをクリックする場合にも検索結果ページを提供する。
【0037】
さらに、本発明の一実施例に係る端末100は、検索ページに含まれた1つ以上のキーワードをディスプレイする際、端末ユーザが既に検索結果を確認したキーワードが、検索結果を確認していないキーワードと区別されるよう、既に検索結果を確認済みのキーワードを区分して表示する。
【0038】
以下では、
図2乃至
図6を参照しながら、本発明の一実施例に係るインタラクションを通じてキーワードを検索する端末100を説明する。
【0039】
図2は、本発明の一実施例に係るインタラクションを通じてキーワードを検索する端末100の構成図である。
【0040】
本発明の一実施例に係る端末100は、ディスプレイモジュール200と、メモリ210と、プロセッサ220と、通信モジュール230と、入力モジュール240とを含む。
【0041】
ディスプレイモジュール200は、1つ以上のインスタントメッセージを含むチャットルームをディスプレイする。
【0042】
メモリ210には、キーワード検索プログラムが格納される。ここで、メモリ210は、電源の供給なしでも格納された情報を維持し続ける非揮発性格納装置、及び格納された情報を維持するために電気が必要な揮発性格納装置を通称するものである。
【0043】
そして、通信モジュール230は、インスタントメッセージサーバ110とのデータ通信を行う。
【0044】
また、入力モジュール240は、端末ユーザのインタラクションを受信する。ここで、入力モジュール240は、キーボード、マウス、ジョイスティック及びタッチパッドのような入力装置であり得る。また、入力モジュール240は、抵抗膜方式及び静電容量方式などのタッチスクリーンパネルであっても良く、ディスプレイモジュール200と統合して具現され得る。
【0045】
本発明の一実施例に係るプロセッサ220は、ディスプレイモジュール200を通じて1つ以上のインスタントメッセージを含むチャットルームをディスプレイする。また、プロセッサ220は、メモリ210に格納されたキーワード検索プログラムを実行する。
【0046】
チャットルームがディスプレイされたチャットウィンドウ内において、端末ユーザがインタラクションを入力すれば、プロセッサ220は、インタラクションに応答して、チャットルームに含まれた1つ以上のインスタントメッセージから1つ以上のキーワードを抽出する。
【0047】
ここで、キーワードを抽出するインスタントメッセージは、チャットルームがディスプレイされたチャットウィンドウに含まれたインスタントメッセージであり得る。また、キーワードを抽出するインスタントメッセージは、数、日付及び時間などの予め定められた検索範囲に含まれるインスタントメッセージであり得る。例えば、予め定められた検索範囲が予め定められた数であれば、キーワードを抽出するインスタントメッセージは、端末ユーザがインタラクションを入力する直前までに生成された予め定められた数のインスタントメッセージである。
【0048】
ここで、予め定められた検索範囲は、メモリ210に予め格納された値であり得る。また、予め定められた検索範囲は、インスタントメッセージサーバ110で設定されて端末100に転送されたものであり得る。そして、予め定められた検索範囲は、端末ユーザがチャットウィンドウに入力するインタラクションの入力範囲の大きさに応じて設定され得る。
【0049】
また、予め定められた検索範囲は、特定の位置または場所であり得る。例えば、予め定められた検索範囲が現在位置であれば、プロセッサ220は、現在位置で生成されたインスタントメッセージに対してキーワードを抽出する。そして、予め定められた検索範囲が『ソウル』であれば、プロセッサ220は、端末ユーザが『ソウル』で交換したインスタントメッセージに対してキーワードを抽出する。
【0050】
ここで、端末100は、位置を測定するために位置センサ250を含み得る。このとき、位置センサ250は、GPS(global positioning system)及び地磁気センサ(Geo−magnetic Sensor)などの位置を測定する1つ以上のセンサを含み得る。また、端末100は、通信モジュール230に基づいて端末100の位置を測定し得る。通信モジュール230は、通信モジュール230と連結されたアクセスポイント及び基地局などの通信装置によって収集された情報により、端末100の位置を測定することができる。
【0051】
一方、インタラクションは、端末ユーザによる特定の入力のための動作を意味し、入力モジュール240を通じて入力される。例えば、インタラクションは、端末ユーザが入力モジュール240を通じて入力するクリック(click)、タップ(tap)、ドラッグアンドドロップ(drag and drop)、スワイプ(swipe)、ピンチイン/アウト(pinch in/out)及びフリック(flick)の少なくとも1つを含み得る。もし、入力モジュール240がマルチタッチをサポートするタッチパネルである場合、端末ユーザは、指やタッチペンなどの道具を利用してインタラクションを入力することができる。
【0052】
ピンチイン/アウトは、端末ユーザが2本の指を利用して入力モジュール240をタッチした後、タッチを維持したまま指を開いたり、窄める動作を意味する。ここで、2本の指を開く場合にはピンチアウト(pinch out)といい、2本の指を窄める場合にはピンチイン(pinch in)という。
【0053】
また、インタラクションは、端末100に含まれたセンサ(sensor)を利用して入力され得る。例えば、端末ユーザは、チャットルームを管理する端末100に含まれたジャイロスコープ(gyroscope)センサを利用してシェーク(shake)及びフリップ(flip)などを入力することができる。
【0054】
一方、プロセッサ220は、端末ユーザが入力モジュール240を通じて入力したインタラクションに従い、インスタントメッセージからキーワードを抽出する。そして、プロセッサ220は、抽出されたキーワードに基づいて検索ページを生成する。キーワード抽出及び検索ページ生成する過程について
図3を参照して説明すると、以下の通りである。
【0055】
図3は、本発明の一実施例に係るチャットウィンドウ及び検索ページの例示図である。
【0056】
ディスプレイモジュール200にディスプレイされたチャットウィンドウP300において、端末ユーザがインタラクションP310を入力すれば、プロセッサ220は、インタラクションに応答して、チャットルームに含まれた1つ以上のインスタントメッセージP301乃至P307から1つ以上のキーワードを抽出する。ここで、キーワードを抽出するインスタントメッセージは、端末ユーザが入力したインスタントメッセージP301及びP306、及びチャットルームに参加中の会話相手が転送したインスタントメッセージP302乃至P305及びP307を含み得る。
【0057】
プロセッサ220は、検索索引リストに基づいて1つ以上のインスタントメッセージP301乃至P307からキーワードを抽出する。ここで、検索索引リストは、プロセッサ220によって既抽出されたキーワードが索引になり、メモリ210に格納されたものであり得る。また、検索索引リストは、通信モジュール230を通じてインスタントメッセージサーバ110から受信した検索索引リストを含み得る。プロセッサ220は、端末ユーザからインタラクションを受信すれば、通信モジュール230を通じてインスタントメッセージサーバ110から新たな検索索引リストを受信し、受信された検索索引リストをメモリ210に格納された検索索引リストに追加する。
【0058】
例えば、プロセッサ220は、通信モジュール230を通じて、他の端末により検索サーバ120でよく検索されるキーワードを含む検索索引リストをインスタントメッセージサーバ110から受信し、メモリ210に格納された検索索引リストに追加する。また、プロセッサ220は、通信モジュール230を通じて、他の端末により抽出されたキーワードを含む検索索引リストを受信し、メモリ210に格納された検索索引リストに追加する。そして、プロセッサ220は、通信モジュール230を通じて、インスタントメッセージサーバ110から新造語及びイシューキーワードなどを含む新たな検索索引リストを受信し、メモリ210に格納された検索索引リストに追加する。
【0059】
プロセッサ220は、検索索引リストに含まれた1つ以上のキーワードと、キーワードを抽出するインスタントメッセージに含まれたテキストとの間の類似度を算出する。そして、プロセッサ220は、算出された類似度の結果値に基づいてキーワードを抽出する。プロセッサ220は、抽出されたキーワードを含む検索ページを生成する。これにより、抽出されたキーワードは、検索ページを通じて端末ユーザに露出される。さらに、プロセッサ220は、検索索引リストに含まれたキーワードのうち、抽出されたキーワードとの類似度が予め設定された値以上である類似キーワードを抽出し、前記検索ページは、前記抽出されたキーワード及び類似キーワードの1つ以上を含み得る。
【0060】
ここで、プロセッサ220は、複数のキーワードのうち、類似度の高い順にキーワードを昇順または降順整列して検索ページを生成する。例えば、類似度は、コサイン類似度(cosine similarity)、ジャカールインデックス(Jaccard index)、スピアマン類似度(Spearman’s similarity)及びダイス係数(Dice’s coefficient)のように2つのテキスト間の類似度を測定する尺度(measure)だけでなく、TF−IDF(term frequency−inverse document frequency)及びページランク(Page Rank)などのような情報検索で使用する尺度を使用することができるが、これに限定されるものではない。
【0061】
そして、プロセッサ220は、検索索引リストに基づいてキーワードを抽出する他に、キーワードを抽出するインスタントメッセージに対する構文解析法を行うことによってキーワードを抽出することができる。ここで、プロセッサ220は、形態素解析器に基づいて構文解析法を行うことにより、インスタントメッセージから複数の単語を抽出する。
【0062】
プロセッサ220は、構文解析法を通じて複数の単語が抽出されれば、テキストマイニング技法に基づき、抽出された複数の単語から1つ以上のキーワードを抽出する。ここで、テキストマイニング技法は、自然言語処理(natural language processing)、機械学習(machine learning)及び統計技法に基づいて非構造(unstructured)テキストから意味のあるデータを抽出する技法である。
【0063】
例えば、プロセッサ220は、複数の単語に対し、チャットルーム内における出現頻度数に基づいてキーワードを抽出する。また、プロセッサ220は、複数の単語に対するスコアを測定し、測定されたスコアに基づいてキーワードを抽出する。ここで、スコアは、エントロピー(entropy)、カイ二乗統計量、TF−IDF及びページランクなどであり得る。
【0064】
そして、プロセッサ220は、抽出された複数の単語から意味のある単語をキーワードとして抽出する。例えば、プロセッサ220は、抽出された単語から場所または位置を意味する単語をキーワードとして抽出する。また、プロセッサ220は、文脈上重要な単語をキーワードとして抽出したり、文脈上に含まれた意見(opinion)を分析してキーワードとして抽出する。
【0065】
再び
図3を参照すると、例えば、プロセッサ220は、ディスプレイモジュール200にディスプレイされたチャットウィンドウ300に表示されたインスタントメッセージP301乃至P307内のテキストを、検索索引リストと比較したり、構文解析することによって、4個のキーワードP321乃至P324を抽出する。そして、プロセッサ220は、抽出された4個のキーワードP321乃至P324を整列して検索ページ320を生成する。
【0066】
このとき、プロセッサ220は、インスタントメッセージから抽出されたキーワードがないか、端末ユーザが所望するキーワードが抽出されていない場合、検索ページに、端末ユーザが所望のキーワードを検索することのできる『検索語入力画面』または『検索ボタン』を追加する。例えば、端末ユーザが『検索語入力画面』に直接キーワードを入力すれば、プロセッサ220は、入力されたキーワードを通信モジュールを通じてインスタントメッセージサーバ110に伝達し、検索結果を受信する。また、端末ユーザが『検索ボタン』を選択するインタラクションを入力すれば、プロセッサ220は、端末ユーザがキーワードを検索することのできるよう、検索サーバ120と対応されるアプリケーションのような外部アプリケーション及びウェブブラウザなどを提供する。
【0067】
一方、プロセッサ220は、キーワードを抽出した後、抽出されたキーワードが含まれた検索ページをディスプレイモジュール200を通じて端末ユーザに提供する。端末ユーザが抽出されたキーワードの何れか1つを選択すれば、プロセッサ220は、通信モジュール230を通じて、選択されたキーワードをインスタントメッセージサーバ110に伝達する。
【0068】
選択されたキーワードを受信したインスタントメッセージサーバ110は、抽出されたキーワードが含まれたクエリを生成する。そして、インスタントメッセージサーバ110は、生成されたクエリを検索サーバ120に転送する。
【0069】
クエリを受信した検索サーバ120は、クエリに対する検索を行い、選択されたキーワードに対する検索結果を生成する。そして、検索サーバ120は、生成された検索結果をインスタントメッセージサーバ110に転送する。
【0070】
ここで、インスタントメッセージサーバ110は、受信した検索結果を端末100に直接転送し得る。このとき、通信モジュール230を通じて、検索結果を受信した端末100のプロセッサ220は、受信した検索結果を含む検索結果ページを生成する。そして、プロセッサ220は、生成された検索結果ページをディスプレイモジュール200を通じてディスプレイする。
【0071】
また、インスタントメッセージサーバ110は、受信した検索結果が含まれた検索結果ページを生成し、生成された検索結果ページを端末100に転送し得る。このとき、通信モジュール230を通じて、検索結果ページを受信したプロセッサ220は、受信した検索結果ページをディスプレイモジュール200を通じて端末100にディスプレイする。
【0072】
その他にも、インスタントメッセージサーバ110から受信し、端末100にディスプレイされる検索結果は、検索ページの形態で提供されるだけでなく、インスタントメッセージの形態でも提供され得る。
【0073】
一方、ディスプレイモジュール200の大きさに応じて、プロセッサ220は、端末ユーザが検索しようとするキーワードに対する検索結果の一部のみを含む検索結果ページを生成する。即ち、検索結果ページは、端末ユーザが検索しようとするキーワードに対する検索結果のうち、類似度の高い検索結果のリストであり得る。よって、プロセッサ220は、検索結果ページに含まれていない検索結果が確認できるよう、次の検索結果確認メニューまたはボタンを提供する。
【0074】
例えば、プロセッサ220が受信した検索結果が10個であるが、ディスプレイモジュール200に一度にディスプレイ可能な検索結果は4個である場合、プロセッサ220は、類似度の高い順に4個の検索結果を抽出し、抽出された4個の検索結果を含む検索結果ページを生成する。このとき、検索結果ページは、残りの6個の検索結果が確認できる『次の検索結果確認』ボタンを含む。そして、プロセッサ220は、生成された検索結果ページをディスプレイモジュール200にディスプレイする。
【0075】
もし、端末ユーザが『次の検索結果確認』ボタンを選択すれば、プロセッサ220は、残りの6個の検索結果のうち、類似度の高い順に4個の検索結果を含む検索結果ページを生成し、ディスプレイモジュール200にディスプレイする。このとき、検索結果ページは、以前にディスプレイされた4個の検索結果が確認できる『以前の検索結果確認』ボタン、及び残りの検索結果が確認できる『次の検索結果確認』ボタンを含む。
【0076】
他の例として、端末ユーザが『次の検索結果確認』ボタンを選択するインタラクションを入力すれば、プロセッサ220は、10個の検索結果を全て含む統合検索結果が確認できるウェブビューアを端末ユーザに提供する。
【0077】
一方、端末ユーザが検索結果ページに含まれた検索結果の何れか1つを選択すれば、プロセッサ220は、選択された検索結果に対する詳細情報を提供する。ここで、プロセッサ220は、詳細情報を提供するためにウェブビューアを提供し得る。また、プロセッサ220は、検索サーバ120と対応されるアプリケーションのような外部アプリケーション及びウェブブラウザなどを通じて詳細情報を提供し得る。
【0078】
そして、プロセッサ220は、端末ユーザが検索結果を確認した後、チャットルームに復帰できるよう、復帰メニューまたは復帰ボタンなどを検索結果ページに提供する。端末ユーザが復帰メニューまたは復帰ボタンを選択すれば、プロセッサ220は、検索結果ページを閉め、チャットルームをディスプレイする。
【0079】
一方、プロセッサ220は、インスタントメッセージから抽出されたキーワードのうち、端末ユーザが検索結果を確認したキーワードに対し、検索結果を確認していないキーワードと区別されるように表示する。例えば、区別される表示は、検索ページに含まれたキーワードのフォントとは異なるフォントに変更することであり得る。また、区別される表示は、検索結果ページに含まれたフォントの属性を変更することであり得る。ここで、フォントの属性は、下線、斜体及びハイライト表示などであり得る。
【0080】
それだけでなく、プロセッサ220は、チャットルームに含まれた1つ以上のインスタントメッセージに含まれた端末ユーザが検索結果を確認したキーワードに対し、他のインスタントメッセージのキーワードと区別されるように別に表示する。例えば、端末ユーザが検索結果を確認したキーワードに対し、プロセッサ220は、当該キーワードまたは当該キーワードを含むインスタントメッセージがチャットルームに含まれた他のインスタントメッセージまたはキーワードと区別されるよう、フォントを変更したり、下線及びハイライト表示などを追加することで表示する。また、プロセッサ220は、チャットルームに含まれたインスタントメッセージのうち、端末ユーザが検索結果を確認したキーワードを含むインスタントメッセージが表示される吹き出しに対し、区別される表示を含ませる。
【0081】
そして、プロセッサ220は、端末ユーザが、区別して表示されたキーワード、インスタントメッセージまたは吹き出しを選択するインタラクションを入力すれば、これに対応する検索結果ページを表示する。あるいは、プロセッサ220は、これに対応される検索結果ページを表示する『検索結果』メニューが含まれたポップアップメニューを表示する。そして、端末ユーザがポップアップメニューから『検索結果』を選択すれば、プロセッサ220は、検索結果ページを表示する。
【0082】
また、プロセッサ220は、検索ページに含まれた1つ以上のキーワードをディスプレイする際、端末ユーザが既に検索結果を確認したキーワードと検索結果を確認していないキーワードとを区分するため、検索結果を確認済みのキーワードを区別して表示する。そして、プロセッサ220は、区別して表示されたキーワードを検索ページにディスプレイする。端末ユーザは、このように区別して表示されたキーワードを含む検索結果ページを通じて、既に検索結果を確認済みのキーワードと検索結果を確認していないキーワードとを区分することができる。
【0083】
このように本発明の一実施例に係る端末100は、端末ユーザがチャットルームを終了することなく、入力モジュール240を通じて入力したインタラクションにより、速やかで簡単にインスタントメッセージに含まれたキーワードの検索を行うことができる。以下では、
図3及び
図4を参照しながら、従来の端末と本発明の一実施例に係る端末100のキーワード検索を比較説明する。
【0084】
図4は、従来の端末により実施されるキーワード検索の例示図である。
【0085】
図4を参照すれば、チャットウィンドウにおいてインスタントメッセージを交換する中、インスタントメッセージに含まれたキーワードに対して検索を行おうとする場合、従来の端末は、チャットウィンドウ400から、従来の端末の運営体制が提供するメニュー画面410に移動する入力P400を通じて、メニュー画面410に移動する。端末ユーザは、メニュー画面410において検索アプリケーションまたはウェブブラウザアプリケーションを実行し、検索アプリケーションまたはウェブブラウザの検索画面420に直接キーワードを入力P420することで検索を行う。そして、端末ユーザは、検索結果430を確認した後、アプリケーションを切り替えてチャットウィンドウに復帰したり、チャットウィンドウを提供するアプリケーションを再実行することによってチャットウィンドウに復帰する。
【0086】
これとは異なり、再び
図3を参照すると、本発明の一実施例は、チャットウィンドウ300において端末ユーザがインタラクションP310を入力すれば、プロセッサ220は、キーワードが選択できる検索ページを提供する。端末ユーザが検索ページにおいてキーワードを選択すれば、プロセッサ220は、ディスプレイモジュール200に選択されたキーワードの検索結果を含む検索結果ページをディスプレイする。端末ユーザは、検索結果ページを通じて検索結果を確認し、検索結果ページがディスプレイされた画面を閉めることによってチャットウィンドウ300に復帰する。
【0087】
一方、プロセッサ220は、端末ユーザがインタラクションを入力すれば、予め設定された条件と一致するインスタントメッセージからキーワードを抽出する。ここで、予め設定された条件は、ディスプレイモジュール200を通じてチャットウィンドウ内にディスプレイされた1つ以上のインスタントメッセージであり得る。プロセッサ220は、ディスプレイモジュール200を通じてチャットウィンドウ内にディスプレイされた1つ以上のインスタントメッセージを対象にしてキーワードを抽出する。ここで、インタラクションは、例えばピンチアウトであり得る。
【0088】
また、予め設定された条件は、予め設定された時間範囲であり得る。プロセッサ220は、予め設定された時間範囲内に端末100に受信されたインスタントメッセージからキーワードを抽出する。例えば、予め設定された時間が1時間であれば、プロセッサ220は、チャットルームに含まれたインスタントメッセージのうち、インタラクションが入力された時間から1時間前までのインスタントメッセージを抽出し、抽出されたインスタントメッセージからキーワードを抽出する。
【0089】
また、予め設定された条件は、端末ユーザが入力したインタラクションの入力範囲の大きさに応じて設定される検索範囲であり得る。プロセッサ220は、ディスプレイモジュール200において端末ユーザが入力したインタラクションの入力範囲の大きさに応じて検索範囲を設定する。そして、プロセッサ220は、設定された検索範囲に含まれたインスタントメッセージからキーワードを抽出する。
【0090】
ここで、検索範囲は、インスタントメッセージが生成された日付あるいは時間であり得る。また、検索範囲は、インスタントメッセージから抽出されるキーワードの数であり得る。そして、検索範囲は、予め設定されてメモリ210に格納されたものであるか、インスタントメッセージサーバ110により設定され、通信モジュール230を通じて受信されたものであり得る。そして、検索範囲は、インタラクションを通じて端末ユーザによって設定されたものであり得る。以下では、
図5を参照しながら、端末ユーザによるインタラクションの入力範囲の大きさに応じて設定される検索範囲について説明する。
【0091】
図5は、本発明の一実施例に係るインタラクションの入力範囲の大きさに応じて設定される検索範囲の例示図である。
【0092】
図5の(a)に示すように、端末ユーザがピンチアウトのインタラクションを入力する際、
図5の(b)及び(c)よりも小さい最も内側の丸P500に該当する範囲のインタラクションを入力すれば、プロセッサ220は、予め設定された検索範囲に従って検索範囲を
図5の(b)及び(c)よりも小さく設定する。また、
図5の(c)に示すように、端末ユーザが最も外側の丸P520のように
図5の(a)及び(b)よりも広い範囲のインタラクションを入力すれば、プロセッサ220は、予め設定された検索範囲に従って検索範囲を
図5の(a)及び(b)よりも大きく設定する。
【0093】
例えば、ピンチアウトのインタラクションの長さに応じて日付を変更するように検索範囲を設定する場合、プロセッサ220は、
図5の(a)に示すように、端末ユーザが
図5の(b)及び(c)よりも小さい最も内側の丸P500に該当する大きさのインタラクションを入力すれば、プロセッサ220は、入力されたピンチアウトの長さP500に応じて検索範囲を1日に設定する。よって、プロセッサ220は、端末ユーザがインタラクションを入力した時点から1日前までに生成されたインスタントメッセージを対象にしてキーワードを抽出する。
【0094】
また、
図5の(b)のように、端末ユーザが内側から2番目の丸P510に該当する大きさのインタラクションを入力すれば、プロセッサ220は、検索範囲を2日に設定する。よって、プロセッサ220は、入力されたピンチアウトの長さP510に応じて、端末ユーザがインタラクションを入力した時点から2日前までに生成されたインスタントメッセージを対象にしてキーワードを抽出する。
【0095】
また、
図5の(c)のように、端末ユーザが内側から3番目の丸の大きさP520程度のインタラクションを入力すれば、プロセッサ220は、ピンチアウトの長さP520に応じて、検索範囲を3日に設定する。よって、プロセッサ220は、端末ユーザがインタラクションを入力した時点から3日前までに生成されたインスタントメッセージを対象にしてキーワードを抽出する。
【0096】
本発明の一実施例に係るプロセッサ220は、検索ページ上において端末ユーザがインタラクションを入力すれば、チャットルームに含まれたインスタントメッセージのうち、検索範囲に含まれていなかったためキーワードが抽出されなかったインスタントメッセージから1つ以上のキーワードを追加で抽出する。ここで、検索範囲は、上述したように、チャットウィンドウ内の表示画面にディスプレイされたインスタントメッセージ及び予め設定された時間、日付及び位置の少なくとも1つによって生成されたインスタントメッセージであり得る。
【0097】
例えば、検索範囲が1時間以内のインスタントメッセージである場合、プロセッサ220は、1時間以内のインスタントメッセージに基づいてキーワードを抽出し、抽出されたキーワードによって生成された検索ページをディスプレイする。端末ユーザが検索ページ上においてインタラクションを入力すれば、プロセッサ220は、検索範囲に含まれていないインスタントメッセージを対象にしてキーワードを追加で抽出する。そして、プロセッサ220は、検索されたキーワードを含む検索ページを生成し、これをディスプレイする。
【0098】
そして、プロセッサ220は、抽出されたキーワードを検索ページ上に表示する。ここで、インタラクションは、例えばスクロールであり得る。これについては、
図6を例として説明する。
【0099】
図6は、本発明の一実施例に係る検索ページ上においてインタラクションを通じてキーワードを検索する方法を説明するための例示図である。
【0100】
検索範囲がチャットウィンドウに現在ディスプレイ中のインスタントメッセージである場合、プロセッサ220は、現在ディスプレイ中のインスタントメッセージから
図6の(a)のように1つ以上のキーワードを抽出する。そして、端末ユーザが検索ページ上においてインタラクションを入力すれば、プロセッサ220は、検索範囲外であったためキーワードが抽出されなかったインスタントメッセージからキーワードを再抽出する。そして、プロセッサ220は、再抽出されたキーワードを
図6の(b)に示すような検索ページ上に表示する。
【0101】
ここで、キーワードが抽出されなかったインスタントメッセージは、チャットルームに含まれたインスタントメッセージのうち、キーワードが抽出されたインスタントメッセージの前に生成されたインスタントメッセージであり得る。また、キーワードが抽出されなかったインスタントメッセージは、検索結果ページに反映されたインスタントメッセージよりも後に生成されたインスタントメッセージであり得る。
【0102】
一方、プロセッサ220は、端末ユーザがチャットルームのディスプレイされたチャットウィンドウにおいてインタラクションを入力すれば、当該チャットルームにおいて端末ユーザが以前に検索したキーワードを含む検索ページを生成し、ディスプレイする。例えば、端末ユーザがチャットルームのディスプレイされたチャットウィンドウにおいてインタラクションを入力すれば、プロセッサ220は、当該チャットルームにおいて端末ユーザが以前に検索した既検索キーワードを含む検索ページを生成する。そして、プロセッサ220は、既検索キーワードを含む検索ページをディスプレイする。
【0103】
上述したように、本発明の一実施例により抽出されるキーワードは、端末ユーザがインタラクションを入力するチャットルームに含まれたインスタントメッセージから抽出されたキーワードであり得る。しかし、本発明の他の実施例により抽出されるキーワードは、端末ユーザと特定ユーザとの間の複数のチャットルームから抽出されたキーワードであり得る。例えば、端末ユーザがインタラクションを入力すれば、当該チャットルームに含まれたインスタントメッセージから抽出されたキーワードと、当該チャットルームで端末ユーザとインスタントメッセージを交換するユーザが含まれた他のチャットルームから抽出されたキーワードとを含む検索ページを生成し、表示する。
【0104】
一方、プロセッサ220は、ディスプレイモジュール200に表示される検索ページ上に予め設定された数のキーワードをディスプレイする。よって、端末ユーザは、検索ページ上に予め設定された数を超過するキーワードを確認するために、インタラクションを入力する。例えば、端末ユーザが検索ページ上において次のキーワードを確認するインタラクションを入力すれば、プロセッサ220は、チャットルームに含まれたインスタントメッセージから抽出されたキーワードのうち、予め設定された数を超過したため検索ページに含まれなかったキーワードを含む検索ページを生成し、ディスプレイモジュール200に表示する。
【0105】
一方、本発明の一実施例は、端末100だけでなく、インスタントメッセージサーバ110においてもインスタントメッセージに対するキーワードを抽出することができる。これについては、
図7を参照しながら、本発明の一実施例に係るインスタントメッセージサーバ110を説明する。
【0106】
図7は、本発明の一実施例に係るインスタントメッセージサーバ110の構成図である。
【0107】
本発明の一実施例に係るインスタントメッセージサーバ110は、端末100からインスタントメッセージを受信し、キーワードを抽出する。そして、インスタントメッセージサーバ110は、抽出されたキーワードを端末に伝達する。このとき、端末100は、インスタントメッセージサーバ110から受信したキーワードを含む検索ページをディスプレイする。
【0108】
端末100において、端末ユーザが抽出された検索キーワードのうち何れか1つのキーワードを選択することによって、選択されたキーワードはインスタントメッセージサーバ110に転送される。そして、インスタントメッセージサーバ110は、受信したキーワードを含むクエリを生成して検索サーバ120に伝達し、選択されたキーワードに対する検索結果を検索サーバ120から受信する。インスタントメッセージサーバ110は、検索サーバ120から受信した検索結果を端末100に伝達する。このとき、検索結果を受信した端末100は、検索結果ページを生成し、端末100のディスプレイモジュール200に表示する。
【0109】
このような本発明の一実施例に係るインスタントメッセージサーバ110は、メモリ700と、通信モジュール710と、プロセッサ720とを含む。
【0110】
ここで、メモリ700には、インスタントメッセージサービスプログラムが格納される。例えば、メモリ700は、電源の供給なしでも格納された情報を維持し続ける非揮発性格納装置、及び格納された情報を維持するために電気が必要な揮発性格納装置を通称するものである。そして、通信モジュール710は、端末100及び検索サーバ120とのデータ通信を行う。
【0111】
プロセッサ720は、メモリ700に格納されたインスタントメッセージサービスプログラムを実行する。
【0112】
具体的に、1つ以上のインスタントメッセージを含むチャットルームがディスプレイされた端末100のチャットウィンドウにおいて、端末ユーザがインタラクションを入力すれば、プロセッサ720は、通信モジュール710を通じて、インタラクションに応答して、端末のチャットルームに含まれた1つ以上のインスタントメッセージを受信する。ここで、端末100のユーザが入力するインタラクションは、クリック、タップ、ドラッグアンドドロップ、スワイプ、ピンチトゥズーム及びフリックの少なくとも1つを含み得る。
【0113】
そして、端末100が転送するインスタントメッセージは、端末100のチャットルームがディスプレイされたチャットウィンドウに含まれたインスタントメッセージであり得る。また、端末100が転送するインスタントメッセージは、予め定義された検索範囲に対応されるインスタントメッセージであり得る。ここで、検索範囲は、チャットウィンドウ内の表示画面にディスプレイされたインスタントメッセージ、及び予め設定された時間、日付及び位置の少なくとも1つに応じて生成されたインスタントメッセージであり得る。そして、予め定められた検索範囲は、端末100に予め設定された値であり得る。また、予め定められた検索範囲は、メモリ700に格納されてから、プロセッサ720によって端末100に転送された値であり得る。また、予め定められた検索範囲は、端末ユーザが端末100のチャットウィンドウに入力するインタラクションの入力範囲の大きさに応じて設定された後、プロセッサ720が受信した値であり得る。
【0114】
また、端末100が転送する1つ以上のインスタントメッセージは、チャットルームがディスプレイされたチャットウィンドウに含まれたインスタントメッセージであり得る。そして、キーワードを抽出するインスタントメッセージは、予め定義された数または予め定義された時間の間のインスタントメッセージであり得る。
【0115】
インスタントメッセージサーバ110のプロセッサ720は、端末100から受信したインスタントメッセージから1つ以上のキーワードを抽出する。ここで、プロセッサ720は、キーワードを抽出するために、メモリ700に既格納された検索索引リストを利用する。
【0116】
例えば、既格納された検索索引リストは、端末100において受信されたインスタントメッセージから抽出され、メモリ700に格納されたキーワードを含み得る。また、既格納された検索索引リストは、インスタントメッセージサーバ110の管理者を通じて入力された新造語及びイシューキーワードなどを含み得る。そして、既格納された検索索引リストは、インスタントメッセージサーバ110を通じてインスタントメッセージサービスを行う複数の端末から収集され、メモリ700に含まれたキーワードを含み得る。
【0117】
プロセッサ720は、既格納された検索索引リストに基づき、受信したインスタントメッセージから1つ以上のキーワードを抽出するため、既格納された検索索引リストに含まれたキーワードと受信したインスタントメッセージとの間の類似度を算出する。そして、プロセッサ720は、類似度に応じてキーワードを抽出する。
【0118】
また、プロセッサ720は、端末100から受信した1つ以上のインスタントメッセージだけでなく、メモリ700に既格納されたインスタントメッセージを利用してキーワードを抽出する。ここで、インスタントメッセージサーバ110に既格納されたインスタントメッセージは、端末ユーザが含まれたチャットルームによって生成され、通信モジュール710によって受信した、予め設定された期間の間のインスタントメッセージであり得る。
【0119】
そして、プロセッサ720は、端末100から受信した1つ以上のインスタントメッセージを構文解析して単語を抽出し、抽出された単語からキーワードを抽出する。このとき、プロセッサ720は、テキストマイニング技法に基づき、1つ以上の単語からキーワードを抽出する。ここで、テキストマイニング技法は、自然言語処理、機械学習及び統計技法に基づいて非構造テキストから意味のあるデータを抽出する技法である。例えば、プロセッサ720は、抽出された単語のチャットルーム内における頻度数に基づいてキーワードを抽出する。そして、プロセッサ720は、抽出された単語の意味を分析し、位置や場所などを意味する場合であるか、文脈上重要な単語である場合、キーワードとして抽出する。
【0120】
キーワードが抽出されれば、プロセッサ720は、通信モジュール710を通じて抽出されたキーワードを端末100に転送する。ここで、端末100に転送されたキーワードは、端末100にディスプレイされる検索ページに表示される。
【0121】
端末ユーザが端末100の検索ページ上において抽出されたキーワードの何れか1つを選択すれば、プロセッサ720は、通信モジュール710を通じて端末ユーザが選択したキーワードを受信し、受信したキーワードに対応する検索結果を端末100に提供する。
【0122】
このとき、プロセッサ720は、検索結果を生成するために、受信されたキーワードを含むクエリを生成し、通信モジュール710を通じて検索サーバ120にクエリを転送する。そして、クエリを受信した検索サーバ120がクエリに対する検索結果を生成すれば、プロセッサ720は、通信モジュール710を通じて、生成された検索結果を受信し、検索結果を端末100に転送する。ここで、プロセッサ720は、検索結果を含む検索結果ページを生成し、端末100に転送し得る。また、プロセッサ720は、検索結果を含むインスタントメッセージを生成し、端末100に転送し得る。
【0123】
次いで、
図8及び
図9を参照しながら、本発明の一実施例に係る端末100及びインスタントメッセージサーバ110における検索方法を説明する。
【0124】
図8は、本発明の一実施例に係る端末100における検索方法のフローチャートである。
【0125】
本発明の一実施例に係る端末100は、1つ以上のインスタントメッセージを含むチャットルームがディスプレイされたチャットウィンドウにおいて、端末ユーザのインタラクションを受信する(S800)。ここで、端末ユーザのインタラクションは、クリック、タップ、ドラッグアンドドロップ、スワイプ、ピンチイン/アウト及びフリックの少なくとも1つを含み得る。
【0126】
端末100は、端末ユーザからインタラクションを受信した後、インタラクションに応答して、チャットルームに含まれた1つ以上のインスタントメッセージから1つ以上のキーワードを抽出する(S810)。ここで、キーワードを抽出するインスタントメッセージは、端末100のチャットルームがディスプレイされたチャットウィンドウに含まれたインスタントメッセージであり得る。また、キーワードを抽出するインスタントメッセージは、数、日付及び時間などの予め定められた検索範囲に含まれるインスタントメッセージであり得る。そして、予め定められた検索範囲は、端末100またはインスタントメッセージサーバ110に予め格納された値であり得る。また、予め定められた検索範囲は、端末ユーザが端末100のチャットウィンドウに入力するインタラクションの入力範囲の大きさに応じて設定され得る。
【0127】
そして、端末100は、キーワードを抽出するために、既格納された検索索引リストを利用する。端末100は、既格納された検索索引リストに含まれたキーワードと1つ以上のインスタントメッセージとの間の類似度を算出し、算出された類似度に応じてキーワードを抽出する。ここで、検索索引リストは、端末100によって1つ以上のキーワードが索引になり、格納されたものである。検索索引リストは、端末100によって既抽出されたキーワードを含み得る。また、検索索引リストは、インスタントメッセージサーバ110から受信した検索索引リストを含み得る。
【0128】
また、端末100は、インスタントメッセージを構文解析して単語を抽出し、テキストマイニング技法に基づいてキーワードを抽出する。ここで、テキストマイニング技法は、自然言語処理、機械学習及び統計技法に基づいて非構造テキスト形態から意味のあるデータを抽出する技法である。
【0129】
キーワードが抽出されれば、端末100は、端末ユーザに抽出されたキーワードがディスプレイされる検索ページを表示する(S820)。
【0130】
そして、端末ユーザが、検索ページ上において、抽出されたキーワードのうち検索するキーワードを選択すれば(S830)、端末100は、端末ユーザが選択したキーワードに対応する検索結果ページを表示する(S840)。このとき、端末100は、端末ユーザに検索結果ページを提供するために、インスタントメッセージサーバ110に検索を行うキーワードを転送する。検索を行うキーワードを受信したインスタントメッセージサーバ110は、検索を行うキーワードを含むクエリを生成し、生成されたクエリを検索サーバ120に転送する。
【0131】
クエリを受信した検索サーバ120は、受信したクエリに対する検索を行い、クエリに対応する検索結果をインスタントメッセージサーバ110に転送する。検索結果を受信したインスタントメッセージサーバ110は、検索結果を端末100に転送する。
【0132】
図9は、本発明の一実施例に係るインスタントメッセージサーバにおけるキーワード検索方法のフローチャートである。
【0133】
端末100において、1つ以上のインスタントメッセージを含むチャットルームがディスプレイされたチャットウィンドウ内において、端末ユーザのインタラクションが入力され、キーワード検索要請が生成されてインスタントメッセージサーバ110に転送されれば、インスタントメッセージサーバ110は、端末からキーワード検索要請を受信する(S900)。
【0134】
このとき、インスタントメッセージサーバ110は、キーワード検索要請に応答して、検索範囲に応じて端末100から端末100のチャットルームに含まれた1つ以上のインスタントメッセージを受信する。ここで、検索範囲は、チャットウィンドウ内の表示画面にディスプレイされたインスタントメッセージ及び予め設定された時間、日付及び位置の少なくとも1つによって生成されたインスタントメッセージであり得る。
【0135】
あるいは、インスタントメッセージサーバ110は、端末100から端末100のチャットルームに含まれた全てのインスタントメッセージを受信する。そして、インスタントメッセージサーバ110は、インスタントメッセージサーバ110に既格納された1つ以上のインスタントメッセージを利用する。
【0136】
次いで、インスタントメッセージサーバ110は、キーワード検索要請に応答して、受信したり、既格納されたインスタントメッセージから1つ以上のキーワードを抽出する(S910)。このとき、インスタントメッセージサーバ110は、インスタントメッセージサーバ110に既格納された検索索引リストを利用する。また、インスタントメッセージサーバ110は、構文解析を通じて1つ以上のインスタントメッセージからキーワードを抽出する。
【0137】
次いで、インスタントメッセージサーバ110は、抽出されたキーワードがディスプレイされる検索ページを端末に提供する(S920)。
【0138】
検索ページが端末100にディスプレイされた後、インスタントメッセージサーバ110は、端末100から検索ページ上にディスプレイされたキーワードの何れか1つを選択する端末ユーザの入力を受信すれば、選択されたキーワードに対応する検索結果を端末100に提供する(S930)。そのため、インスタントメッセージサーバ110は、端末ユーザが選択したキーワードに基づいてクエリを生成し、生成されたクエリを検索サーバ120に転送する。そして、インスタントメッセージサーバ110は、検索サーバ120からクエリに対応する検索結果を受信し、受信した検索結果を端末100に転送する。
【0139】
本発明の一実施例に係るインタラクションを通じてキーワードを検索する端末、サーバ及び方法は、端末ユーザのインタラクションを通じてインスタントメッセージからキーワードを抽出し、検索することができる。それゆえ、インタラクションを通じてキーワードを検索する端末、サーバ及び方法は、インスタントメッセージサービスを終了したり、マルチタスキングすることなく、ユーザの最小限の動作のみで所望する情報を即刻的に検索することができる。
【0140】
また、インタラクションを通じてキーワードを検索する端末100、サーバ110及び方法は、ユーザが検索のために付加的な入力を行うことなく、所望する情報を探すことができる。それゆえ、インタラクションを通じてキーワードを検索する端末100、サーバ110及び方法は、ユーザに便宜性を提供し、ユーザの満足度を高めることができる。また、インタラクションを通じてキーワードを検索する端末100、サーバ110及び方法は、アプリケーションの使用中に検索サービスを提供する汎用のサービスに活用することができる。
【0141】
本発明の一実施例は、コンピュータにより実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータにより実行可能な命令語を含む記録媒体の形態でも具現されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の可用媒体であっても良く、揮発性及び非揮発性の媒体、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。また、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を全て含み得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュールまたはその他のデータのような情報格納のための任意の方法または技術に具現された揮発性及び非揮発性、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。通信媒体は、典型的にコンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波のような変調されたデータ信号のその他のデータ、またはその他の転送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0142】
本発明の方法及びシステムは特定の実施例と関連して説明されたが、それらの構成要素または動作の一部または全部は、汎用のハードウェアアーキテクチャを有するコンピュータシステムを使用して具現され得る。
【0143】
上述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態で容易に変形可能であるということを理解できるはずである。それゆえ、上記した実施例は全ての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散して実施されることもでき、同様に、分散したものと説明されている構成要素も結合された形態で実施されることができる。
【0144】
本発明の範囲は、上記の詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出される全ての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれることと解釈されなければならない。