【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るサーバ装置は、
ユーザに関する活動履歴から、当該ユーザに支払うべき報酬の額を算定し、
前記算定された報酬の額が第1の閾値以上となると、前記報酬の支払いに必要な個人情報が前記ユーザから提供されていなければ、当該ユーザに、前記個人情報を提供するように促し、
前記ユーザから前記個人情報が提供され、かつ、前記算定された報酬の額が第2の閾値以上となると、当該算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行い、
前記ユーザに対して行った決済と、その直前に行われた当該ユーザに対する決済との間隔が閾期間以上であれば、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する、
ことを特徴とする。
【0010】
上記第1の観点に係るサーバ装置は、
前記ユーザに対して行った決済の直前に行われた当該ユーザに対する決済が行われた時期が記録されていない場合、前記ユーザに対して行った決済から閾期間以上の期間が経過すると、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する、
ものであってもよい。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るサーバ装置は、
ユーザに関する活動履歴から、当該ユーザに支払うべき報酬の額を算定し、
前記算定された報酬の額が第1の閾値以上となると、前記報酬の支払いに必要な個人情報が前記ユーザから提供されていなければ、当該ユーザに、前記個人情報を提供するように促し、
前記ユーザから前記個人情報が提供され、かつ、前記算定された報酬の額が第2の閾値以上となると、当該算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行い、
前記ユーザに支払う決済を行うと、前記活動履歴から、次回の当該ユーザに支払う決済が行われるまでの支払間隔を推定し、前記支払間隔が前記ユーザに対して行った決済から閾期間以上であれば、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する、
ことを特徴とする。
【0012】
上記第1の観点に係るサーバ装置は、
前記活動履歴に基づいて、前記算定された報酬の額が第2の閾値を超える時期を推定し、
前期推定された時期から所定の期間前となる時期の、前記ユーザに支払うべき報酬の額を推定し、
前記推定された報酬の額を、前記第1の閾値として設定する、
ものであってもよい。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るサーバ装置は、
ユーザに関する活動履歴から、当該ユーザに支払うべき報酬の額を算定し、
前記活動履歴に基づいて、前記算定された報酬の額が第2の閾値を超える時期を推定し、
前記推定された時期から所定の期間前になると、前記報酬の支払いに必要な個人情報が前記ユーザから提供されていなければ、当該ユーザに、前記個人情報を提供するように促し、
前記ユーザから前記個人情報が提供され、かつ、前記算定された報酬の額が前記第2の閾値以上となると、当該算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行い、
前記ユーザに対して行った決済と、その直前に行われた当該ユーザに対する決済との間隔が閾期間以上であれば、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する、
ことを特徴とする。
【0014】
上記第1から第3の観点に係るサーバ装置は、
前記ユーザに対して支払った過去の決済の記録である決済記録を分析することにより、前記閾期間の長さを設定する、
ものであってもよい。
【0015】
上記第1から第3の観点に係るサーバ装置は、
前記決済記録に、より多くの決済が記録されているユーザには、前記決済記録により少ない決済しか記録されていないユーザよりも長い前記閾期間を設定する、
ものであってもよい。
【0016】
上記第1から第3の観点に係るサーバ装置は、
前記決済記録に基づいて、前記ユーザが、あらかじめ定められた複数のユーザパターンのうちでどのユーザパターンに該当するかを判定し、当該該当すると判定されたユーザパターンに対応付けられた算出方法に基づいて、前記閾期間を設定する、
ものであってもよい。
【0017】
上記第1の観点に係るサーバ装置は、
前記算定された報酬の額が第1の閾値以上となると、前記個人情報が、アクセス可能な他のサーバ装置に記録されているか否かを当該他のサーバ装置に問合せ、
前記他のサーバ装置から前記個人情報が記録されている旨の応答が得られると、前記ユーザに、前記他のサーバ装置に記録されている個人情報を用いて前記報酬の支払いを行うことへの承諾を求め、
前記ユーザから前記承諾が得られ、かつ、前記算定された報酬の額が第2の閾値以上となると、前記他のサーバ装置に記録されている個人情報に基づいて、前記算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行う、
ものであってもよい。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るサービス方法は、
サーバ装置が、ユーザに関する活動履歴から、当該ユーザに支払うべき報酬の額を算定し、
前記サーバ装置が、前記算定された報酬の額が第1の閾値以上となると、前記報酬の支払いに必要な個人情報が前記ユーザから提供されていなければ、当該ユーザに、前記個人情報を提供するように促し、
前記サーバ装置が、前記ユーザから前記個人情報が提供され、かつ、前記算定された報酬の額が第2の閾値以上となると、当該算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行い、
前記サーバ装置が、前記ユーザに対して行った決済と、その直前に行われた当該ユーザに対する決済との間隔が閾期間以上であれば、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する、
ことを特徴とする。
【0019】
上記目的を達成するため、本発明の第5の観点に係るサービス方法は、
サーバ装置が、ユーザに関する活動履歴から、当該ユーザに支払うべき報酬の額を算定し、
前記サーバ装置が、前記算定された報酬の額が第1の閾値以上となると、前記報酬の支払いに必要な個人情報が前記ユーザから提供されていなければ、当該ユーザに、前記個人情報を提供するように促し、
前記サーバ装置が、前記ユーザから前記個人情報が提供され、かつ、前記算定された報酬の額が第2の閾値以上となると、当該算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行い、
前記サーバ装置が、前記ユーザに支払う決済を行うと、前記活動履歴から、次回の当該ユーザに支払う決済が行われるまでの支払間隔を推定し、前記支払間隔が前記ユーザに対して行った決済から閾期間以上であれば、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する、
ことを特徴とする。
【0020】
上記目的を達成するため、本発明の第6の観点に係るサービス方法は、
サーバ装置が、ユーザに関する活動履歴から、当該ユーザに支払うべき報酬の額を算定し、
前記サーバ装置が、前記活動履歴に基づいて、前記算定された報酬の額が第2の閾値を超える時期を推定し、
前記サーバ装置が、前記推定された時期から所定の期間前になると、前記報酬の支払いに必要な個人情報が前記ユーザから提供されていなければ、当該ユーザに、前記個人情報を提供するように促し、
前記サーバ装置が、前記ユーザから前記個人情報が提供され、かつ、前記算定された報酬の額が前記第2の閾値以上となると、当該算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行い、
前記サーバ装置が、前記ユーザに対して行った決済と、その直前に行われた当該ユーザに対する決済との間隔が閾期間以上であれば、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する、
ことを特徴とする。
【0021】
上記目的を達成するため、本発明の第7の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
ユーザに関する活動履歴から、当該ユーザに支払うべき報酬の額を算定する算定手順、
前記算定された報酬の額が第1の閾値以上となると、前記報酬の支払いに必要な個人情報が前記ユーザから提供されていなければ、当該ユーザに、前記個人情報を提供するように促す推奨手順、
前記ユーザから前記個人情報が提供され、かつ、前記算定された報酬の額が第2の閾値以上となると、当該算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行う決済手順、
前記ユーザに対して行った決済と、その直前に行われた当該ユーザに対する決済との間隔が閾期間以上であれば、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する削除手順、
を実行させる。
【0022】
上記目的を達成するため、本発明の第8の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
ユーザに関する活動履歴から、当該ユーザに支払うべき報酬の額を算定する算定手順、
前記算定された報酬の額が第1の閾値以上となると、前記報酬の支払いに必要な個人情報が前記ユーザから提供されていなければ、当該ユーザに、前記個人情報を提供するように促す推奨手順、
前記ユーザから前記個人情報が提供され、かつ、前記算定された報酬の額が第2の閾値以上となると、当該算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行う決済手順、
前記ユーザに支払う決済を行うと、前記活動履歴から、次回の当該ユーザに支払う決済が行われるまでの支払間隔を推定し、前記支払間隔が前記ユーザに対して行った決済から閾期間以上であれば、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する削除手順、
を実行させる。
【0023】
上記目的を達成するため、本発明の第9の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
ユーザに関する活動履歴から、当該ユーザに支払うべき報酬の額を算定する算定手順、
前記活動履歴に基づいて、前記算定された報酬の額が第2の閾値を超える時期を推定する推定手順、
前記推定された時期から所定の期間前になると、前記報酬の支払いに必要な個人情報が前記ユーザから提供されていなければ、当該ユーザに、前記個人情報を提供するように促す推奨手順、
前記ユーザから前記個人情報が提供され、かつ、前記算定された報酬の額が前記第2の閾値以上となると、当該算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行う決済手順、
前記ユーザに対して行った決済と、その直前に行われた当該ユーザに対する決済との間隔が閾期間以上であれば、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する削除手順、
を実行させる。
【0024】
上記目的を達成するため、本発明の第10の観点に係る非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体は、
コンピュータに、
ユーザに関する活動履歴から、当該ユーザに支払うべき報酬の額を算定する算定手順、
前記算定された報酬の額が第1の閾値以上となると、前記報酬の支払いに必要な個人情報が前記ユーザから提供されていなければ、当該ユーザに、前記個人情報を提供するように促す推奨手順、
前記ユーザから前記個人情報が提供され、かつ、前記算定された報酬の額が第2の閾値以上となると、当該算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行う決済手順、
前記ユーザに対して行った決済と、その直前に行われた当該ユーザに対する決済との間隔が閾期間以上であれば、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する削除手順、
を実行させるプログラムを記録する。
【0025】
上記目的を達成するため、本発明の第11の観点に係る非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体は、
コンピュータに、
ユーザに関する活動履歴から、当該ユーザに支払うべき報酬の額を算定する算定手順、
前記算定された報酬の額が第1の閾値以上となると、前記報酬の支払いに必要な個人情報が前記ユーザから提供されていなければ、当該ユーザに、前記個人情報を提供するように促す推奨手順、
前記ユーザから前記個人情報が提供され、かつ、前記算定された報酬の額が第2の閾値以上となると、当該算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行う決済手順、
前記ユーザに支払う決済を行うと、前記活動履歴から、次回の当該ユーザに支払う決済が行われるまでの支払間隔を推定し、前記支払間隔が前記ユーザに対して行った決済から閾期間以上であれば、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する削除手順、
を実行させるプログラムを記録する。
【0026】
上記目的を達成するため、本発明の第12の観点に係る非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体は、
コンピュータに、
ユーザに関する活動履歴から、当該ユーザに支払うべき報酬の額を算定する算定手順、
前記活動履歴に基づいて、前記算定された報酬の額が第2の閾値を超える時期を推定する推定手順、
前記推定された時期から所定の期間前になると、前記報酬の支払いに必要な個人情報が前記ユーザから提供されていなければ、当該ユーザに、前記個人情報を提供するように促す推奨手順、
前記ユーザから前記個人情報が提供され、かつ、前記算定された報酬の額が前記第2の閾値以上となると、当該算定された報酬の額を前記ユーザに支払う決済を行う決済手順、
前記ユーザに対して行った決済と、その直前に行われた当該ユーザに対する決済との間隔が閾期間以上であれば、前記決済に用いた前記ユーザの個人情報を削除する削除手順、
を実行させるプログラムを記録する。