特許第6182704号(P6182704)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6182704マットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置。
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6182704
(24)【登録日】2017年7月28日
(45)【発行日】2017年8月16日
(54)【発明の名称】マットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置。
(51)【国際特許分類】
   A61G 7/02 20060101AFI20170807BHJP
【FI】
   A61G7/02
【請求項の数】3
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2017-53923(P2017-53923)
(22)【出願日】2017年3月21日
【審査請求日】2017年3月21日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】596059691
【氏名又は名称】畑中 廣美
(72)【発明者】
【氏名】畑中 廣美
【審査官】 古川 峻弘
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−142788(JP,A)
【文献】 特開2015−126888(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3114266(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61G 7/02,9/00
A61F 5/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
寝た状態で排便尿するトイレ装置において、便座保持枠と一体の長方形状の洗浄水タンクで、骨格なす硬質樹脂製の外周主芯硬材を狭間隔で複数本毎に全周に配置し、又、背上げベッドで洗浄水が下溜による水圧でタンクの膨張変形を防ぎ、更に上下へ自在に曲るよう屈曲箇所にV字状溝に内周主芯硬材と内周副芯硬材とで成り、洗浄水タンク本体を柔軟合成樹脂で全面被覆し堅固な構成による蛇腹状の一槽式洗浄水タンクとし、当該タンクの常水をタンク外で温水にする水加熱用ヒーター器具を便座保持枠内部に備え、適度な温度に加熱し温水洗浄として用いる手段と、しかも寝た状態で排便尿する排泄槽内部に円盤状の回転盤を設け、所定部分を回転盤と面一にした上面底部と、排便尿を排出口に導く下面底部とを有した二段式底面の排泄槽の手段と、荷重センサ器面に載る硬めの排便を、コンピュータプログラムと連動作動する下面底部下の空間部に設置の小型モータと直結の回転盤面に小高い複数の羽根を設け硬便を粉砕させ、又、硬便が回転時に団子状から防ぐため、排泄槽外側内部の配管ノズルから少量水を排便中にのみ回転盤に射水させる手段と、排泄槽空間部分を除いた便座保持枠台座と尻腿便座の一面を硬質樹脂製の蓋で覆いお尻を安全に乗せ易くした手段と、を特徴とするマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置。
【請求項2】
請求項1において、寝た状態で排尿時に排泄槽外部への放尿防止に、陰部のみに装着する前面オムツの着脱器具で、オムツ差込み固定布をやや硬く厚くした合成繊維製部材を差込み口に入れ、固定布押さえ板表面に滑り止め用の凸部を設け、又、開口用の押しバネを適所に付けた可動板と、開口部に固定布を差込んだ後に可動板の裏側空間部に、手動でクサビ板を挿入させ固定布を挟み止めるオムツ着脱器具を排便尿仕切壁の適所に備えた手段と、更に、オムツ装着時に体型に合わせ調整するオムツ両サイド側面布に面フアスナー(+/−)を縫い付けた前面オムツを、便座保持枠台座両側面に半円状の環具を取付け、長方形状の止め金具を半円状の環具に挿入させ、この止め金具にオムツ両サイド側面布を差込み胴回りの長さを調整する手段と、で構成された機能を備えた構造を特徴とするマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、オムツ着脱式トイレ装置の便座保持枠台座が標準型サイズにても、体型の異なる大きなお尻用、即ち、肥満体型などに用いる補助台座板であり、便座保持枠台座に載せて用いる補助台座板の両サイド箇所に、長方形状の止め金具を挿入する丸型状溝を複数設けた補助台座板を成型し、寝た状態で体型に合わせて丸型状溝へ差し込む位置を定めた後に、止め金具を挿入させ用いる手段と、補助台座板の上面に敷いて用いる敷パットとシーツに排泄槽の空間部と、洗浄水タンクへ注水時の切り目と、シーツに設けた排出ホースを通す円形状の穴とを備え、更に、止め金具を通して用いる切り口部をそれぞれ所定の幅と位置に複数設けた手段と、オムツ両サイド側面布を止め金具に取付け敷パットとシーツ面の上に出して一体にして用いることを特徴とするマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレ機能をマットレス内部に収納した構造により、乳幼児の育児と事故や老衰又は手術後の歩行困難者等要介護者が、前面オムツをワンタッチ式着脱装置によって、将来にわたり介助人のニーズに応えられる、乳幼児から人生の最期まで誰もが世話になる、安心安全で便利なマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
乳幼児の育児から車椅子など歩行困難者等要介護者がトイレ装置付マットレス内収納のベッドに寝るだけでよく、介助者は前面オムツの装着のみでよく、排便尿から洗浄シャワーまで自動で処理するCPCトイレ装置(以下、コンピュータコントロールトイレの意味をいう)の開発が急がれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5761633号
【0004】
特許第5807265号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
乳幼児の育児から歩行困難な要介護者が寝たきりで簡単に排便尿をすることができるCPCトイレ装置が存在しなく、介助する方、介護を受ける方、共に楽な方法による装置の開発が課題であったが、マットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置の開発で課題が解決できる。
【0006】
本発明は、このような状況を鑑みて案出されたものであって、乳幼児から車椅子等歩行困難な要介護者まで世話になる便利なマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の、寝た状態で排便尿するトイレ装置において、便座保持枠と一体の長方形状の洗浄水タンクで、骨格なす硬質樹脂製の外周主芯硬材を狭間隔で複数本毎に全周に配置し、又、背上げベッドで洗浄水が下溜による水圧でタンクの膨張変形を防ぎ、更に上下へ自在に曲るよう屈曲箇所にV字状溝に内周主芯硬材と内周副芯硬材とで成り、洗浄水タンク本体を柔軟合成樹脂で全面被覆し堅固な構成による蛇腹状の一槽式洗浄水タンクとし、当該タンクの常水をタンク外で温水にする水加熱用ヒーター器具を便座保持枠内部に備え、適度な温度に加熱し温水洗浄として用いる手段と、しかも寝た状態で排便尿する排泄槽内部に円盤状の回転盤を設け、所定部分を回転盤と面一にした上面底部と、排便尿を排出口に導く下面底部とを有した二段式底面の排泄槽の手段と、荷重センサ器面に載る硬めの排便を、コンピュータプログラムと連動作動する下面底部下の空間部に設置の小型モータと直結の回転盤面に小高い複数の羽根を設け硬便を粉砕させ、又、硬便が回転時に団子状から防ぐため、排泄槽外側内部に配管のノズルから少量水を排便中にのみ回転盤に射水させる手段と、排泄槽空間部分を除いた便座保持枠台座と尻腿便座の一面を硬質樹脂製の蓋で覆いお尻を安全に乗せ易くした手段と、を特徴とするものである。
【0008】
請求項2に記載の、寝た状態で排尿時に排泄槽外部への放尿防止に、陰部のみに装着する前面オムツの着脱器具で、オムツ差込み固定布をやや硬く厚くした合成繊維製部材を差込み口に入れ、固定布押さえ板表面に滑り止め用の凸部を設け、又、開口用の押しバネを適所に付けた可動板と、開口部に固定布を差込んだ後に可動板の裏側空間部に、手動でクサビ板を挿入させ固定布を挟み止めるオムツ着脱器具を排便尿仕切壁の適所に備えた手段と、更に、オムツ装着時に体型に合わせ調整するオムツ両サイド側面布に面フアスナー(+/−)を縫い付けた前面オムツを、便座保持枠台座両側面に半円状の環具を取付け、長方形状の止め金具を半円状の環具に挿入させ、この止め金具にオムツ両サイド側面布を差込み胴回りの長さを調整する手段と、で構成された機能を備えた構造を特徴とするものである。
【0009】
前述の目的を達成するために本発明にあたって、オムツ着脱式トイレ装置の便座保持枠台座が標準型サイズにても、体型の異なる大きなお尻用、即ち、肥満体型などに用いる補助台座板であり、便座保持枠台座に載せて用いる補助台座板の両サイド箇所に、長方形状の止め金具を挿入する丸型状溝を複数設けた補助台座板を成型し、寝た状態で体型に合わせて丸型状溝の位置を定めた後に、止め金具を挿入させ用いる手段と、補助台座板の上面に敷いて用いる敷パットとシーツに排泄槽の空間部と、洗浄水タンクへ注水時の切り目と、シーツに設けた排出ホースを通す円形状の穴とを備え、更に、止め金具を通して用いる切り口部をそれぞれ所定の幅と位置に複数設けた手段と、オムツ両サイド側面布を止め金具に取付け敷パットとシーツ面の上に出して一体にして用いることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明のマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置は、トイレ装置をマットレスに収納することで、便座保持枠内部及び尻腿台座下の空間部に電子機器類を据え付け、その上面部分を蓋で覆う事で安全にお尻を付けて寝ることが容易となり、乳幼児の育成と車椅子等歩行困難者の要介護者と入院術後の医療現場において、昼夜において介助者は陰部のみに前面オムツを装着させるだけで良く、安全且つ簡単便利で労力を大幅に省けるマットレス収納のオムツ着脱式トイレ装置に効果が期待できる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に図面を参照して、本発明は乳幼児の育児と介護&医療での好ましい実施の形態に係るマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置について詳細に説明する。
【0012】
本発明は洗浄水タンク内の常水を外部に備えたセラミックヒーター部品を用い温水ヒーターで加熱して温水洗浄する一槽式の洗浄水タンクであり、又、タンク本体の骨格なす骨組みに硬質樹脂製で外周主芯硬材の間隔を狭くして2本毎に全周辺に配列する事で堅固な構造となり、又、背上げベッドで洗浄水タンク内の水が下部に溜まることで水圧による洗浄タンクの膨張を防ぐと共に、洗浄水タンク本体を背上げ作動時及び屈曲伸縮に関係なく上下に自在に曲げ蛇腹状にするため屈曲箇所にV字状又は逆V時状の溝を設け、その内部に内周主芯硬材と内周副芯硬材とを配した蛇腹状の一槽式洗浄水タンクにした機能を特徴とする。
【0013】
図1から図4において説明する。洗浄水タンクは常水タンク一槽とし、常水を温水にするセラミックヒーター器具を用い便座保持枠内部に据付ける、更に13の便座保持枠及び尻腿便座を硬質樹脂材で成形した、空間内部には各種電子機器類(コンピュータプログラムの半導体)と容積型・非容積型ポンプ及び温水セラミックヒーター機器と温風セラミックヒーター機器等を収納する空間部とし、便座保持枠と洗浄水タンクとは合成樹脂目地接着剤で接着する。
一方、長方形状の洗浄水タンクで、骨格なす骨組みに硬質樹脂製の外周主芯硬材を複数本毎に周囲を等間隔で配列し、更に、背上げ時に洗浄水タンク内の水が下部に溜まることで水圧による洗浄水タンクの膨張を防ぐためと、及び屈曲箇所にV字状溝内部に内周主芯硬材と内周副芯硬材を適所に設け、そして洗浄水タンク周囲を柔軟性の合成樹脂で全周を被覆し、堅固で屈曲自在な蛇腹状構造の一槽式の洗浄水タンクである。
1は一槽式洗浄水タンクで注水口設置部分を示したプラスチック等の硬質な材質で成形する。2は一槽式洗浄水タンク本体の全面を柔軟性の合成樹脂製の材質で被覆する。2−1はV字状又は逆V字状の溝部に備えた内周副芯硬材及び内周主芯硬材面を柔軟性樹脂製で被覆した部分。3は一槽式洗浄水タンクの蛇腹式屈曲部のV字状の溝部に備えた内周副芯硬材の部分を示す。4は洗浄水タンクの蛇腹式屈曲部のV字状の溝部に備えた内周主芯硬材の部分を示すも、特に背上げ時での屈曲箇所には間隔を狭くし配置した構造とした。5は一槽式洗浄水タンクの主要骨格である外周主芯硬材を2本毎にてタンク周囲を巻き強度を高める一槽型蛇腹式洗浄水タンクとした機能を備えた構造である。
【0014】
次に排泄槽内部の回転盤について、上図において、11は 排泄槽内部の回転盤を保持し、排便汚水が回転盤周囲に付着し残った場合に洗浄水により下面底部より排出ホースに流す手段と、又、各センサなどの防水対策に設けた上面底部である。11−1 排泄槽内部の上面底部に設置の排便量荷重センサを示す。11−2 排泄槽内部の上面底部に設置の便臭センサを示す。
11−3 排泄槽内部の上面底部に設置の尿臭センサを示す。11−4は 排便尿を排出口に誘導する溝付き下面底部とした二段式底面の排泄槽であり、12は排泄槽の下面底部より下面の空間部に設置の小型モータである。12−1は コンピュータと連動の小型モータと回転盤とを直結の回転軸を示す。12−2 円盤状の回転盤上面に硬質樹脂製の小高い羽根を3〜4枚程を備えて硬便を粉砕させ、洗浄水ノズルからの放水で排出ホースに流す。又、硬便が回転盤上面で団子状になるのを防ぐ目的から、16−3の 排泄槽外側内部に配管した洗浄水ノズルで排便中に微量水を回転盤に射水するノズル部分を示す。22は洗浄水タンクの上面部分の設けた注水口にする事で注水作業が容易になる。従い、排泄槽外側内部に配管の洗浄水ノズルから微量水を排便終了まで回転盤に射水させることで団子状になる便を防ぐ、尚、乳幼児の排便は軟便が一般的である事から排泄槽内部の回転盤と荷重センサは取付け不要とし下面底部のみで形成する。一方、外部からの電源は便座保持枠台座の適所に接続部を備えた機能を備えた構造である。
【0015】
図1から図4において、17の排泄槽空間部分を除く便座保持枠と尻腿便座上面の一面を硬質
樹脂製で成形した蓋で覆うことで、寝た状態で尻腿便座蓋にお尻を載せやすくすることで安心した介助ができる機能を備えた構造であって、介護&医療用のオムツ着脱式トイレ装置に用いるベッドについても、護身柵に付いた縦格子を排出ホースの支障にならない所に縦格子を設けた護身柵とし、ベッドの背上げ装置は背上げ屈曲部分を腰から上の「背中部分のみを曲げる装置」とし、頭部側にヘッドボードと護身柵(サイドレール)や、足側にフットボードと護身柵と、又、ベッドテーブルやベッド本体には小型キャスターを取付け、簡単な構造で電動作動するトイレ装置専用の背上げ装置付ベッドを用いる。つまり、洗浄水タンクが蛇腹状に屈曲する部分から曲がる背上げ装置の付いたベッドとし、多機能を備えたベッドは不要なことから簡素なベッドとして用いる。又、ベビーベッドについても排出ホースの出口に支障にならない様に縦格子を設けた護身柵のベビーベッドを用いる。
【0016】
図5から図8において、1の合成繊維製の前面オムツの股間部。2の前面オムツ差込み固定布で、合成繊維の材質でやや硬く厚くした固定布である。3の合成繊維製の前面オムツの前側防水布被覆たれ下げ布で便座保持枠台座内部に排尿等水の侵入を防止する、4は前面オムツ固定布差込み口を示す。5は硬質樹脂製で固定布押さえ板で表面に滑り止めの凸部を付け加工する。
6は開口用のバネで4か所程を取付け開口部が開く様にしている、7は硬質樹脂製で前面オムツ固定布を挟む可動板を示す。7−1はオムツを装着し寝返り等で可動板と固定布が同時に抜けない様にした連結した紐である。8は手動で挿入するクサビ板により可動板を強く締め付ける、8−1はクサビ板を引き抜く時に用いる紐である。8−2はクサビ板の紛失を防ぐ紐である。10は便座保持枠台座の内部にセットするオムツ着脱器具のケースを示す。10−1はオムツ着脱器具の天端の幅維持の合成樹脂製の蓋被覆を示し、開口部に容易に前面オムツ差込み固定布が入るようにし、又、クサビ板を引き抜く事で開口用のバネで押されて可動板が開き、前面オムツ差込み固定布を引き出す事ができる機能を備えた構造である。
【0017】
上述の方法によるオムツ着脱器具の他に、便座保持枠内部の内側に固定板と、内部外側に可動板とを備え2枚の板が接する面に凸部を付け、外側外部に可動板と連動したレバーを備え左右にレバーを倒すことで、可動板が開いたり閉じたりし、前面オムツの固定布を差込み後に可動板が閉じる方向へレバーを倒すことでオムツの固定布が挟まれる手動式の簡易な方法としたオムツ着脱器具である。
【0018】
図9から図12において、オムツ両サイド帯止にした構造の前面オムツであり、1は前面オムツの排尿部分であり、内側面には水はけの良い速乾性の防水布を用いる。2はオムツ両サイドの側面通気性布部分で面フアスナーのツルツル面(−)を示す。2−1はオムツ両サイドの側面通気性布部分で面フアスナーのザラザラ面(+)を示す。2−2はオムツ両サイド側面布部分の端部や布地面には面フアスナーを付けない素地部分を示す。3はオムツ中央部分内側に付けたクッション材で表裏面には通気性のメッシュ布で被覆する。3−1は陰部部分でクッション材の高さから防水生地に摺り付けを示す。4は前面オムツの排尿部分の両縁に弾力性あるゴム入れの生地を示す。5は前面オムツを差込む固定布で、合成繊維の材質でやや硬く厚くした固定布を示す。6は便座保持枠台座の内部に水が入らない様、前面オムツ前側防水布でたれ下げる部分を示す。7はオムツ両サイドの側面布部分を差し込む長方形状の光沢メッキを施した止め金具を示し、敷パット&シーツの切り目から表面に出し、左右に横方向に倒して置き、お尻を付け寝る時に邪魔にならない仕組みで、敷パットの厚さを10mmと想定しており止め金具を横に曲げた時に敷パットが圧縮される事から身体に与える影響はないと考える。8は長方形状の止め金具を取付ける半円状の環具で便座保持枠台座の両端部に接着し用いるが、便座保持枠台座天端より5mm程出して環具をとりつけ止め金具が左右に横になるようにした。11は便座保持枠台座の側面を示した機能を備えた構造である。
【0019】
図13から図14において、肥満体型に用いる補助台座板で、1はオムツ着脱式トイレ装置の便座保持枠台座で洗浄水タンクと一体で構成された部分を示す。1−1は便座保持枠台座幅の端部部分を示す。2は補助台座板で洗浄水タンク部分を除いてコの字型に硬質樹脂で成形した適度な強度を有した補助台座板。3はオムツ両サイド側面布用に用いる止め金具を差し込む複数の丸型溝で連続して備えた丸型溝である。4は止め金具を差し込む丸型溝で複数個所を設け、その上面部を硬質樹脂で被覆するが、丸型溝と被覆板を含めた厚さは5〜7mm程であり、その上にお尻を載せても特段支障がない。4−1は補助台座板と丸型溝を被覆した段差を摺り付けた部分である。5は便座保持枠台座上に補助台座板を固定する吸収パット(市販品:厚さ約5mm)で4カ所程にて固定する。6は洗浄水タンク本体を示す。7は洗浄水タンクの注水口を示した機能を備えた構造である。
【0020】
図15から図17において、オムツ着脱式トイレ装置専用の敷パットとシーツで、35は表面に凹凸付きクッション材で加工した敷パットを示す。36は底面部の平らなクッション材被布の敷パットを示す。37は敷パットに設けた排泄槽部分の空間部1ヶ所を示す。38は敷パットに設けた排泄洗浄水タンクの注水時の切り目でコの字型を示す。38−1は敷パットに設けた止め金具を通す切り口部4カ所を示す。39は敷パットの上面に布設するシーツで本体を示す。39−1はマットレスの下に折り曲げて使用する部分である。39−2はシーツの両サイドに設けた排便尿貯溜タンクと接続の排出ホースを通す円形状の穴部分2か所を示す。40はシーツに設けた排泄槽部分の空間部1ヶ所を示す。41はシーツに設けた排泄洗浄水タンクの注水時の切り目でコの字型を示し、又、〇印箇所の下面には面フアスナー(+/―)を縫い付ける箇所を示す。41−2 シーツに設けた止め金具を通す切り口部4カ所を示した機能を備えた敷パットとシーツである。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明はトイレ装置をマットレスに収納させ、装置内蔵のマットレスにお尻を付けて寝るのみで、介助者は陰部に前面オムツを装着させるのみで、安全で簡単便利にした手間の掛からないCPCトイレ装置であり、乳幼児の育成から車椅子等歩行困難者の要介護者と入院術後まで医療現場等で産業上の利用が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の実施の形態を示した蛇腹状の一槽式洗浄水タンクの平面図である。
図2】蛇腹状一槽式洗浄水タンクの側面図である。
図3】洗浄水タンクで屈曲部分の逆V字状の詳細側面図である。
図4】蛇腹状一槽式洗浄水タンクをベッド背上げ装置で作動した側面図である。
図5】トイレ装置の内、オムツ着脱器具の平面図である。
図6】トイレ装置の内、オムツ着脱器具にオムツ差込み固定布を挿入した断面図。
図7】オムツ着脱装置にオムツ差込み固定布を挿入し挟んだ状態の断面図である。
図8】オムツ差込み部の詳細側面図である。
図9】オムツ両サイド側面布に面フアスナー(+/−)を貼付けた状態の平面図である。
図10】便座保持枠台座の両側面に取付けた長方形状の止め金具の断面図である。
図11】半円状環に止め金具を取付けた状態の正面図である。
図12】便座保持枠台座にオムツ両サイドを止め金具に取付けた状態の正面図である。
図13】肥満体用補助台座板を取り付けた状態の平面図である。
図14】肥満体用補助台座板の断面図である。
図15】トイレ装置に用いる敷パットで空洞部と切り目と切り口部を付け用いる平面図。
図16】トイレ装置に用いる敷パットの断面図である。
図17】トイレ装置に用いるシーツで空洞部、切り目、切り口部などを付け用いる平面図。
【符号の説明】
【0023】
図1から図4までの符号の説明、(蛇腹式洗浄水タンクと排泄槽に係る符号の説明)
1 一槽型洗浄水タンクで注水口設置部分を示したプラスチック等で硬質な材質で成形する。
2 一槽型洗浄水タンク本体の全面を柔軟性の合成樹脂製の材質で被覆する。
2−1V字状&逆V字状の溝部に備えた内周主芯硬材及び内周副芯硬材を柔軟性樹脂製で被覆した部分。
3 洗浄水タンクの蛇腹式屈曲部のV字状&逆V字状の溝部に備えた内周副芯硬材の部分を示す。
4 洗浄水タンクの蛇腹式屈曲部のV字状&逆V字状の溝部に備えた内周主芯硬材の部分を示す。
5 洗浄水タンクの主要骨格である外周主芯硬材でダブルにてタンク周囲を巻き強度を高める。
6 洗浄水タンク端部をL型状の固定板でバネを掛けるフック付きL型固定板である。
7 上側マットレス端部をL型状の固定板でバネを掛けるフック付きL型固定板である。
8 引きバネでマットレスと洗浄水タンクの両方についたフックに差込み用いる。
8−1 押しバネでマットレスと洗浄水タンクの両方についたフックに差込み用いる。
9 トイレ装置の内の排泄槽空間部で排便尿仕切り壁下部面に沿って設ける。
10 排泄槽の排出口に接続の短管接手部で長さ50mm程にしている。
10−1尻腿便座の下部空間に設置するポンプから接続した合成ゴム製耐水パイプ部分を示す。
10−2 継手用排出ホースの底部に配管した耐水パイプで継手カプラ(継手パイプ)で接続する。
10−3 短管接手部に差込み接続した継手用排出ホースを示す。
10−4 継手用排出ホースに備えた噴射ノズルを排出口に取り付けた状態を示す。
11 排泄槽内部の回転盤を保持し、又、各センサなどの防水対策に設けた上面底部である。
11−1 排泄槽内部の上面底部に設置の排便量荷重センサを示す。
11−2 排泄槽内部の上面底部に設置の便臭センサを示す。
11−3 排泄槽内部の上面底部に設置の尿臭センサを示す。
11−4 排便尿を排出口に誘導する溝付き下段底部である。
12 排泄槽内部の下面底部、下面の空間部に設置の小型モータである。
12−1 コンピュータと連動の小型モータと回転盤とを直結の回転軸を示す。
12−2 排泄槽内部の円盤状の回転盤上面に硬質樹脂製の小高い羽根を3〜4枚程備える。
12−3 排泄槽内部の円盤状の回転盤である。
13 便座保持枠で硬質樹脂材で成形し、内部には各種電子機器類と容積型・非容積型ポンプ及び温水セラミックヒーター器具と温風セラミックヒーター器具等を収納する空間部で、便座保持枠と洗浄水タンクとは合成樹脂目地接着剤等で接着する。
13−1 便座保持枠台座両側面に備えた長方形状の止め金具である。
14 便座保持枠に内臓の温水セラミックヒーター器具で温水シャワーするスライド装置である。
14−1便座保持枠に内臓の温風セラミックヒーター器具で股間部を温風で乾燥さすスライド装置である。
14−2 排便後の排泄槽内部を洗浄シャワーで汚物を流す噴射ノズルのスライド部分を示す。
16―1コンピュータと連動させ排便尿を処理する排泄槽側面に配置した下段面ポンプを示す。
16−2排泄槽側面に配置した上段面ポンプを示す。
16−3排泄槽外側内部に配管した洗浄水ノズルで排便中に微量水を回転盤に射水するノズル部分を示す。
17 排泄槽空間部分を除く便座保持枠と尻腿便座上面の一面を硬質樹脂製で成形した蓋で覆った斜線部分を示す。
18 排便尿仕切壁でオムツ着脱器具部分を示す。
19 前面オムツ本体股間を示す。
19−1 前面オムツ差込み固定布を合成繊維等でやや硬く厚い布を差込み部を示す。
19−2前面オムツ差込み固定布部分に排尿等散水が入らない様に防水布被覆たれ下げ部を示す。
20 マットレス上部にトイレ装置を設置した部分のマットレスを示す。
20−1 脚部側のマットレスを示す。
20−2 マットレスとトイレ装置との空間部を示す。
21 頭部側のマットレス示す。
22 洗浄水タンクの上面部分の設けた注水口を示す。
図5から図8までの符号の説明、(オムツ着脱器具に係る符号の説明)
1 合成繊維製の前面オムツの股間部。
2 前面オムツ差込み固定布で、合成繊維の材質でやや硬く厚くした固定布である。
3 合成繊維製の前面オムツの前側防水布被覆たれ下げ布を示す。
4 前面オムツ固定布差込み口を示す。
5 硬質樹脂製で固定布押さえ板で表面に滑り止めの凸部を付け加工する。
6 開口用のバネを4か所程に取付けたバネを示す。
7 硬質樹脂製で前面オムツ固定布を挟む可動板を示す。
7−1 オムツを装着し寝返り等で可動板と固定布が同時に抜けない様にした連結した紐である。
8 手動で挿入するクサビ板を示す。
8−1 クサビ板を引き抜く時の用いる紐である。
8−2 クサビ板の紛失を防ぐ紐である。
9 便座保持枠台座の緩曲線を示す。
10 便座保持枠台座の内部にセット(ユニット)するオムツ着脱器具のケースを示す。
10−1 オムツ着脱器具の天端の幅維持の合成樹脂製の蓋被覆を示す。
11 マットレス部分を示す。
図9から図12までの符号の説明、(オムツ両サイド側面布に係る符号の説明)
1 前面オムツの排尿部分であり、内側面には水はけ良い速乾性の防水布を用いる。
2 オムツ両サイドの側面通気性布部分で面フアスナーのツルツル面(−)を示す。
2−1 オムツ両サイドの側面通気性布部分で面フアスナーのザラザラ面(+)を示す。
2−2 オムツ両サイド側面布部分の端部や布地面には面フアスナーを付けない素地部分を示す。
3 オムツ中央部分内側に付けたクッション材で表裏面には通気性布で被覆する。
3−1 陰部部分でクッション材の高さから防水生地に摺り付けを示す。
4 前面オムツの排尿部分の両縁に弾力性あるゴムなど入れの生地を示す。
5 前面オムツを差込む固定布で、合成繊維の材質でやや硬く厚くした固定布を示す。
6 便座保持枠台座の内部に水が入らない様、前面オムツ前側防水布でたれ下げる部分を示す。
7 オムツ両サイドの側面布部分を差し込む長方形状の光沢メッキ製の止め金具を示す。
8 長方形状の止め金具を取付ける半円状の環具で便座保持枠台座の両端部に接着し用いる。
11 便座保持枠台座の側面を示す。
12 長方形状の止め金具を通す切口部などを付けた敷パットとシーツを示す。
図13から図14までの符号の説明、(肥満体用補助台座板に係る符号の説明)
1 オムツ着脱式トイレ装置の便座保持枠台座で洗浄水タンクと一体で構成された部分を示す。
1−1 便座保持枠台座幅の端部部分を示す。
2 補助台座板で洗浄水タンク部分を除いてコの字型に硬質樹脂で成形した補助台座板。
3 オムツ両サイド側面布用に用いる止め金具を差し込む複数の丸型溝を示す。
4 止め金具を差し込む丸型溝で複数個所を設け、その上面部を硬質樹脂で被覆する。
4−1 補助台座板と丸型溝を被覆した段差を摺り付けた部分を示す。
5 便座保持枠台座上に補助台座板を固定する吸収パットで4カ所程にて固定する。
6 洗浄水タンク本体を示す。
7 洗浄水タンクの注水口を示す。
図15から図17までの符号の説明、(敷パットとシーツに係る符号の説明)
35 表面に凹凸付きクッション材で加工した敷パットを示す。
36 底面部の平らなクッション材被布の敷パットを示す。
37 敷パットに設けた排泄槽部分の空間部を示す。
38 敷パットに設けた排泄洗浄水タンクの注水時の切り目コの字型を示す。
38−1 敷パットに設けた止め金具を通す切り口部4カ所を示す。
39 敷パットの上面に布設するシーツで本体を示す。
39−1 マットレスの下に折り曲げて使用する部分である。
39−2 シーツの両サイドに設けた排出ホースを通す円形状の穴部分である。
40 シーツに設けた排泄槽部分の空間部を示す。
41 シーツに設けた排泄洗浄水タンクの注水時の切り目コの字型を示し、〇印箇所の下面に面フアスナー(+/―)を縫い付け用いる。
41−2 シーツに設けた止め金具を通す切り口部4カ所を示す。
【要約】
【課題】
トイレ装置をマットレスに収納し、お尻を付け寝るのみで乳幼児の育児から車椅子等歩行困難者の要介護者と入院術後の医療現場で、介助者は陰部に全面オムツのみを装着させるだけで簡単で便利なオムツ着脱式トイレ装置の技術開発が課題であった。
【解決手段】
オムツ着脱式トイレ装置により、乳幼児の育児から車椅子等歩行困難者の要介護者と入院術後の医療現場において、労力を省けた安心安全で簡単便利なマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置で課題が解消される。
【選択図】図1
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