(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
寝た状態で排便尿するトイレ装置において、便座保持枠と一体の長方形状の洗浄水タンクで、骨格なす硬質樹脂製の外周主芯硬材を狭間隔で複数本毎に全周に配置し、又、背上げベッドで洗浄水が下溜による水圧でタンクの膨張変形を防ぎ、更に上下へ自在に曲るよう屈曲箇所にV字状溝に内周主芯硬材と内周副芯硬材とで成り、洗浄水タンク本体を柔軟合成樹脂で全面被覆し堅固な構成による蛇腹状の一槽式洗浄水タンクとし、当該タンクの常水をタンク外で温水にする水加熱用ヒーター器具を便座保持枠内部に備え、適度な温度に加熱し温水洗浄として用いる手段と、しかも寝た状態で排便尿する排泄槽内部に円盤状の回転盤を設け、所定部分を回転盤と面一にした上面底部と、排便尿を排出口に導く下面底部とを有した二段式底面の排泄槽の手段と、荷重センサ器面に載る硬めの排便を、コンピュータプログラムと連動作動する下面底部下の空間部に設置の小型モータと直結の回転盤面に小高い複数の羽根を設け硬便を粉砕させ、又、硬便が回転時に団子状から防ぐため、排泄槽外側内部の配管ノズルから少量水を排便中にのみ回転盤に射水させる手段と、排泄槽空間部分を除いた便座保持枠台座と尻腿便座の一面を硬質樹脂製の蓋で覆いお尻を安全に乗せ易くした手段と、を特徴とするマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置。
請求項1において、寝た状態で排尿時に排泄槽外部への放尿防止に、陰部のみに装着する前面オムツの着脱器具で、オムツ差込み固定布をやや硬く厚くした合成繊維製部材を差込み口に入れ、固定布押さえ板表面に滑り止め用の凸部を設け、又、開口用の押しバネを適所に付けた可動板と、開口部に固定布を差込んだ後に可動板の裏側空間部に、手動でクサビ板を挿入させ固定布を挟み止めるオムツ着脱器具を排便尿仕切壁の適所に備えた手段と、更に、オムツ装着時に体型に合わせ調整するオムツ両サイド側面布に面フアスナー(+/−)を縫い付けた前面オムツを、便座保持枠台座両側面に半円状の環具を取付け、長方形状の止め金具を半円状の環具に挿入させ、この止め金具にオムツ両サイド側面布を差込み胴回りの長さを調整する手段と、で構成された機能を備えた構造を特徴とするマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置。
請求項1又は2において、オムツ着脱式トイレ装置の便座保持枠台座が標準型サイズにても、体型の異なる大きなお尻用、即ち、肥満体型などに用いる補助台座板であり、便座保持枠台座に載せて用いる補助台座板の両サイド箇所に、長方形状の止め金具を挿入する丸型状溝を複数設けた補助台座板を成型し、寝た状態で体型に合わせて丸型状溝へ差し込む位置を定めた後に、止め金具を挿入させ用いる手段と、補助台座板の上面に敷いて用いる敷パットとシーツに排泄槽の空間部と、洗浄水タンクへ注水時の切り目と、シーツに設けた排出ホースを通す円形状の穴とを備え、更に、止め金具を通して用いる切り口部をそれぞれ所定の幅と位置に複数設けた手段と、オムツ両サイド側面布を止め金具に取付け敷パットとシーツ面の上に出して一体にして用いることを特徴とするマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置。
【符号の説明】
【0023】
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図1から
図4までの符号の説明、(蛇腹式洗浄水タンクと排泄槽に係る符号の説明)
1 一槽型洗浄水タンクで注水口設置部分を示したプラスチック等で硬質な材質で成形する。
2 一槽型洗浄水タンク本体の全面を柔軟性の合成樹脂製の材質で被覆する。
2−1V字状&逆V字状の溝部に備えた内周主芯硬材及び内周副芯硬材を柔軟性樹脂製で被覆した部分。
3 洗浄水タンクの蛇腹式屈曲部のV字状&逆V字状の溝部に備えた内周副芯硬材の部分を示す。
4 洗浄水タンクの蛇腹式屈曲部のV字状&逆V字状の溝部に備えた内周主芯硬材の部分を示す。
5 洗浄水タンクの主要骨格である外周主芯硬材でダブルにてタンク周囲を巻き強度を高める。
6 洗浄水タンク端部をL型状の固定板でバネを掛けるフック付きL型固定板である。
7 上側マットレス端部をL型状の固定板でバネを掛けるフック付きL型固定板である。
8 引きバネでマットレスと洗浄水タンクの両方についたフックに差込み用いる。
8−1 押しバネでマットレスと洗浄水タンクの両方についたフックに差込み用いる。
9 トイレ装置の内の排泄槽空間部で排便尿仕切り壁下部面に沿って設ける。
10 排泄槽の排出口に接続の短管接手部で長さ50mm程にしている。
10−1尻腿便座の下部空間に設置するポンプから接続した合成ゴム製耐水パイプ部分を示す。
10−2 継手用排出ホースの底部に配管した耐水パイプで継手カプラ(継手パイプ)で接続する。
10−3 短管接手部に差込み接続した継手用排出ホースを示す。
10−4 継手用排出ホースに備えた噴射ノズルを排出口に取り付けた状態を示す。
11 排泄槽内部の回転盤を保持し、又、各センサなどの防水対策に設けた上面底部である。
11−1 排泄槽内部の上面底部に設置の排便量荷重センサを示す。
11−2 排泄槽内部の上面底部に設置の便臭センサを示す。
11−3 排泄槽内部の上面底部に設置の尿臭センサを示す。
11−4 排便尿を排出口に誘導する溝付き下段底部である。
12 排泄槽内部の下面底部、下面の空間部に設置の小型モータである。
12−1 コンピュータと連動の小型モータと回転盤とを直結の回転軸を示す。
12−2 排泄槽内部の円盤状の回転盤上面に硬質樹脂製の小高い羽根を3〜4枚程備える。
12−3 排泄槽内部の円盤状の回転盤である。
13 便座保持枠で硬質樹脂材で成形し、内部には各種電子機器類と容積型・非容積型ポンプ及び温水セラミックヒーター器具と温風セラミックヒーター器具等を収納する空間部で、便座保持枠と洗浄水タンクとは合成樹脂目地接着剤等で接着する。
13−1 便座保持枠台座両側面に備えた長方形状の止め金具である。
14 便座保持枠に内臓の温水セラミックヒーター器具で温水シャワーするスライド装置である。
14−1便座保持枠に内臓の温風セラミックヒーター器具で股間部を温風で乾燥さすスライド装置である。
14−2 排便後の排泄槽内部を洗浄シャワーで汚物を流す噴射ノズルのスライド部分を示す。
16―1コンピュータと連動させ排便尿を処理する排泄槽側面に配置した下段面ポンプを示す。
16−2排泄槽側面に配置した上段面ポンプを示す。
16−3排泄槽外側内部に配管した洗浄水ノズルで排便中に微量水を回転盤に射水するノズル部分を示す。
17 排泄槽空間部分を除く便座保持枠と尻腿便座上面の一面を硬質樹脂製で成形した蓋で覆った斜線部分を示す。
18 排便尿仕切壁でオムツ着脱器具部分を示す。
19 前面オムツ本体股間を示す。
19−1 前面オムツ差込み固定布を合成繊維等でやや硬く厚い布を差込み部を示す。
19−2前面オムツ差込み固定布部分に排尿等散水が入らない様に防水布被覆たれ下げ部を示す。
20 マットレス上部にトイレ装置を設置した部分のマットレスを示す。
20−1 脚部側のマットレスを示す。
20−2 マットレスとトイレ装置との空間部を示す。
21 頭部側のマットレス示す。
22 洗浄水タンクの上面部分の設けた注水口を示す。
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図5から
図8までの符号の説明、(オムツ着脱器具に係る符号の説明)
1 合成繊維製の前面オムツの股間部。
2 前面オムツ差込み固定布で、合成繊維の材質でやや硬く厚くした固定布である。
3 合成繊維製の前面オムツの前側防水布被覆たれ下げ布を示す。
4 前面オムツ固定布差込み口を示す。
5 硬質樹脂製で固定布押さえ板で表面に滑り止めの凸部を付け加工する。
6 開口用のバネを4か所程に取付けたバネを示す。
7 硬質樹脂製で前面オムツ固定布を挟む可動板を示す。
7−1 オムツを装着し寝返り等で可動板と固定布が同時に抜けない様にした連結した紐である。
8 手動で挿入するクサビ板を示す。
8−1 クサビ板を引き抜く時の用いる紐である。
8−2 クサビ板の紛失を防ぐ紐である。
9 便座保持枠台座の緩曲線を示す。
10 便座保持枠台座の内部にセット(ユニット)するオムツ着脱器具のケースを示す。
10−1 オムツ着脱器具の天端の幅維持の合成樹脂製の蓋被覆を示す。
11 マットレス部分を示す。
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図9から
図12までの符号の説明、(オムツ両サイド側面布に係る符号の説明)
1 前面オムツの排尿部分であり、内側面には水はけ良い速乾性の防水布を用いる。
2 オムツ両サイドの側面通気性布部分で面フアスナーのツルツル面(−)を示す。
2−1 オムツ両サイドの側面通気性布部分で面フアスナーのザラザラ面(+)を示す。
2−2 オムツ両サイド側面布部分の端部や布地面には面フアスナーを付けない素地部分を示す。
3 オムツ中央部分内側に付けたクッション材で表裏面には通気性布で被覆する。
3−1 陰部部分でクッション材の高さから防水生地に摺り付けを示す。
4 前面オムツの排尿部分の両縁に弾力性あるゴムなど入れの生地を示す。
5 前面オムツを差込む固定布で、合成繊維の材質でやや硬く厚くした固定布を示す。
6 便座保持枠台座の内部に水が入らない様、前面オムツ前側防水布でたれ下げる部分を示す。
7 オムツ両サイドの側面布部分を差し込む長方形状の光沢メッキ製の止め金具を示す。
8 長方形状の止め金具を取付ける半円状の環具で便座保持枠台座の両端部に接着し用いる。
11 便座保持枠台座の側面を示す。
12 長方形状の止め金具を通す切口部などを付けた敷パットとシーツを示す。
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図13から
図14までの符号の説明、(肥満体用補助台座板に係る符号の説明)
1 オムツ着脱式トイレ装置の便座保持枠台座で洗浄水タンクと一体で構成された部分を示す。
1−1 便座保持枠台座幅の端部部分を示す。
2 補助台座板で洗浄水タンク部分を除いてコの字型に硬質樹脂で成形した補助台座板。
3 オムツ両サイド側面布用に用いる止め金具を差し込む複数の丸型溝を示す。
4 止め金具を差し込む丸型溝で複数個所を設け、その上面部を硬質樹脂で被覆する。
4−1 補助台座板と丸型溝を被覆した段差を摺り付けた部分を示す。
5 便座保持枠台座上に補助台座板を固定する吸収パットで4カ所程にて固定する。
6 洗浄水タンク本体を示す。
7 洗浄水タンクの注水口を示す。
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図15から
図17までの符号の説明、(敷パットとシーツに係る符号の説明)
35 表面に凹凸付きクッション材で加工した敷パットを示す。
36 底面部の平らなクッション材被布の敷パットを示す。
37 敷パットに設けた排泄槽部分の空間部を示す。
38 敷パットに設けた排泄洗浄水タンクの注水時の切り目コの字型を示す。
38−1 敷パットに設けた止め金具を通す切り口部4カ所を示す。
39 敷パットの上面に布設するシーツで本体を示す。
39−1 マットレスの下に折り曲げて使用する部分である。
39−2 シーツの両サイドに設けた排出ホースを通す円形状の穴部分である。
40 シーツに設けた排泄槽部分の空間部を示す。
41 シーツに設けた排泄洗浄水タンクの注水時の切り目コの字型を示し、〇印箇所の下面に面フアスナー(+/―)を縫い付け用いる。
41−2 シーツに設けた止め金具を通す切り口部4カ所を示す。
トイレ装置をマットレスに収納し、お尻を付け寝るのみで乳幼児の育児から車椅子等歩行困難者の要介護者と入院術後の医療現場で、介助者は陰部に全面オムツのみを装着させるだけで簡単で便利なオムツ着脱式トイレ装置の技術開発が課題であった。
オムツ着脱式トイレ装置により、乳幼児の育児から車椅子等歩行困難者の要介護者と入院術後の医療現場において、労力を省けた安心安全で簡単便利なマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置で課題が解消される。