(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6182950
(24)【登録日】2017年8月4日
(45)【発行日】2017年8月23日
(54)【発明の名称】通信システム、通信端末、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04W 28/08 20090101AFI20170814BHJP
H04W 88/08 20090101ALI20170814BHJP
H04W 48/06 20090101ALI20170814BHJP
H04W 48/16 20090101ALI20170814BHJP
【FI】
H04W28/08
H04W88/08
H04W48/06
H04W48/16 135
【請求項の数】10
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2013-87402(P2013-87402)
(22)【出願日】2013年4月18日
(65)【公開番号】特開2014-212424(P2014-212424A)
(43)【公開日】2014年11月13日
【審査請求日】2016年3月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110928
【弁理士】
【氏名又は名称】速水 進治
(72)【発明者】
【氏名】黒川 聡
(72)【発明者】
【氏名】三山 陽平
【審査官】
吉村 真治▲郎▼
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2012/121544(WO,A2)
【文献】
特開2006−222740(JP,A)
【文献】
特表2014−509154(JP,A)
【文献】
特開2009−026613(JP,A)
【文献】
特開2007−043317(JP,A)
【文献】
特開2005−057728(JP,A)
【文献】
国際公開第2010/098355(WO,A1)
【文献】
特開2012−204953(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明装置と、
通信端末と
を備え、
前記照明装置は、
光源と、
前記通信端末と無線で通信し、かつ前記通信端末を通信網に接続する接続手段と、
前記接続手段を介した通信量を減らすことを示す通信制御情報に基づいて、前記光源を制御する照明側制御手段と、
を有し、
前記通信端末は、
前記接続手段と通信する端末側通信手段と、
前記通信端末に照射される光を検出する光検出手段と、
前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記接続手段を介した通信量が減るように前記端末側通信手段を制御する端末側制御手段と、
を備える通信システム。
【請求項2】
請求項1に記載の通信システムにおいて、
前記光源は発光の色を変更することが可能であり、
前記照明側制御手段は、前記光源の色を制御し、
前記光検出手段は、前記通信端末に照射する光の色を検出し、
前記端末側制御手段は、前記光検出手段が検出した色に基づいて、前記端末側通信手段を制御する通信システム。
【請求項3】
請求項2に記載の通信システムにおいて、
前記端末側制御手段は、前記光検出手段が第1の色を検出したときに、前記端末側通信手段に、前記照明装置とは異なる装置を介して前記通信網に接続させる通信システム。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の通信システムにおいて、
前記通信端末は、基地局を介して前記通信網と通信する第2通信手段を有しており、
前記端末側制御手段は、前記光検出手段が第2の色を検出したときに、前記端末側通信手段と前記接続手段の間の通信を終了させ、かつ前記第2通信手段を前記通信網に接続させる通信システム。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の通信システムにおいて、
前記照明装置は、
前記接続手段の前記通信量に基づいて前記通信制御情報を生成する制御情報生成手段を備える通信システム。
【請求項6】
請求項1に記載の通信システムにおいて、
前記光源は複数の色による照明が可能であり、
前記照明側制御手段は、前記光源の色を制御する通信システム。
【請求項7】
通信端末であって、
当該通信端末を通信網に接続する接続手段を備える照明装置と無線で通信を行う端末側通信手段と、
前記照明装置によって照射された光を検出する光検出手段と、
前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記接続手段を介した通信量が減るように前記端末側通信手段を制御する端末側制御手段と、
を備え、
前記照明装置は、前記接続手段を介した通信量を減らすことを示す通信制御情報に基づいて前記光の光源を制御する、通信端末。
【請求項8】
請求項7に記載の通信端末において、
前記端末側通信手段は、他の機器を介して通信網に接続し、
前記端末側制御手段は、前記光検出手段が第1の色を検出したときに、前記端末側通信手段に、現在接続している機器とは異なる機器を介して前記通信網に接続させる通信端末。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の通信端末において、
前記端末側通信手段は、他の機器を介して通信網に接続し、
他の機器を介さずに前記通信網と通信する第2通信手段を有しており、
前記端末側制御手段は、前記光検出手段が第2の色を検出したときに、前記端末側通信手段と現在接続している機器との間の通信を終了させ、かつ前記第2通信手段を前記通信網に接続させる通信端末。
【請求項10】
コンピュータを、通信端末の制御手段として機能させるためのプログラムであって、
前記通信端末は、
当該通信端末を通信網に接続する接続手段を備える照明装置と無線で通信を行う端末側通信手段と、
前記照明装置によって照射された光を検出する光検出手段と、
を備え、
前記コンピュータに、前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記接続手段を介した通信量が減るように前記端末側通信手段を制御する機能を持たせ、
前記照明装置は、前記接続手段を介した通信量を減らすことを示す通信制御情報に基づいて前記光の光源を制御する、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、照明装置、通信端末、照明装置の制御方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信を行うためには、無線通信用のアクセスポイントを、無線通信を行う場所に設置する必要がある。例えば特許文献1には、照明器具に無線通信のアクセスポイントを取り付けることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2008/007514号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一つのアクセスポイントにアクセスする端末が増加しすぎると、そのアクセスポイントを介する通信量が増えすぎ、その結果、そのアクセスポイントにおいて通信障害が発生する可能性が出てくる。本発明者は、照明装置にアクセスポイントを取り付けた場合において、特定のアクセスポイントにアクセスが集中しないようにすることを検討した。
【0005】
本発明の目的は、照明装置にアクセスポイントを取り付けた場合において、特定のアクセスポイントにアクセスが集中しないようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、照明装置と、
通信端末と
を備え、
前記照明装置は、
光源と、
前記通信端末と無線で通信し、かつ前記通信端末を通信網に接続する接続手段と、
前記接続手段を介した通信量を減らすことを示す通信制御情報に基づいて、前記光源を制御する照明側制御手段と、
を有し、
前記通信端末は、
前記接続手段と通信する端末側通信手段と、
前記通信端末に照射される光を検出する光検出手段と、
前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記接続手段を介した通信量が減るように前記端末側通信手段を制御する端末側制御手段と、
を備える通信システムが提供される。
【0008】
本発明によれば、通信端末であって、
当該通信端末を通信網に接続する接続手段を備える照明装置と無線で通信を行う端末側通信手段と、
前記照明装置によって照射された光を検出する光検出手段と、
前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記接続手段を介した通信量が減るように前記端末側通信手段を制御する端末側制御手段と、
を備える通信端末が提供される。
前記照明装置は、前記接続手段を介した通信量を減らすことを示す通信制御情報に基づいて前記光の光源を制御する。
【0011】
本発明によれば、コンピュータを、通信端末の制御手段として機能させるためのプログラムであって、
前記通信端末は、
当該通信端末を通信網に接続する接続手段を備える照明装置と無線で通信を行う端末側通信手段と、
前記照明装置によって照射された光を検出する光検出手段と、
を備え、
前記コンピュータに、前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記接続手段を介した通信量が減るように前記端末側通信手段を制御する機能を持たせるプログラムが提供される。
前記照明装置は、前記接続手段を介した通信量を減らすことを示す通信制御情報に基づいて前記光の光源を制御する
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、照明装置にアクセスポイントを取り付けた場合において、特定のアクセスポイントにアクセスが集中しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】第1の実施形態に係る通信システムの機能構成を示す図である。
【
図2】第2の実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。
【
図3】
図2に示した通信システムの動作の一例を示すフローチャートである。
【
図4】
図3のステップS106の詳細例を説明するための図である。
【
図5】第3の実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。
【
図6】第4の実施形態に係る通信システムの機能構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0015】
なお、以下に示す説明において、各装置の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
【0016】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る通信システムの機能構成を示す図である。本実施形態に係る通信システムは、照明装置10及び通信端末20を備えている。本図に示す例において、照明装置10及び通信端末20は一つずつのみ示されている。ただし、少なくとも照明装置10は、互いの間隔を空けて複数設けられていてもよい。この場合、照明装置10及び通信端末20は、多対多の関係になる。
【0017】
照明装置10は、光源110、接続部120、及び照明側制御部130を備えている。接続部120は、通信端末20と無線で通信し、かつ通信端末20を通信網30に接続する。照明側制御部130は、接続部120を介した通信量を減らすことを示す通信制御情報に基づいて、光源110を制御する。そして通信端末20は、照明装置10の接続部120と通信する。
【0018】
照明装置10は、例えば屋内の照明として使用される。ただし、照明装置10は屋外の照明として使用されても良い。また、光源110としては、様々な発光体を使用することができる。照明装置10は発光の強さを変更することができる。また照明装置10は、発光の色を変更できるようになっていてもよい。ここで、発光の色が変わる、とは、例えば、発光のスペクトル分布において最大ピーク波長が変わることを意味する。このため、人の目で、色が変わったことが認識できる場合もあればできない場合もある。
【0019】
接続部120と端末側通信部210の間で行われる通信の規格は、例えばWi―Fi(Wireless Fidelity)であるが、他の規格、例えばBluetooth(登録商標)であってもよい。
【0020】
そして、通信制御情報は、例えば照明装置10の外部から入力される。この入力は、例えば照明装置10の操作部をユーザが操作することにより行われてもよい。この場合、ユーザは、接続部120を介した通信量に基づいて、通信制御情報を照明装置10に入力するか否かを判断する。
【0021】
本実施形態によれば、照明側制御部130は、通信制御情報に基づいて光源110の発光を制御する。照明側制御部130は、通信制御情報が入力されると発光の色を変えても良いし、発光の強度を変更してもよい。照明側制御部130は、例えば通信制御情報が入力される前は、通信端末20の画面を見やすい程度の明るさで光源110を発光させる。また、このときの発光色は、例えば暖色系になっている。そして照明側制御部130は、例えば通信制御情報が入力されると、光源110の発光を強めたり、または光源110の発光の色を寒色系に変更する。これにより、照明装置10によって照明される照明エリアにいる人は、他の照明装置の照明エリアに移動する可能性が高くなる。これによって、照明装置10の接続部120に対するアクセスは減少する。その結果、接続部120にアクセスが集中することを抑制できる。
【0022】
なお、後述する他の実施形態に示すように、通信端末20が、照明装置10の発光に応じて接続部120へのアクセスを制御しても良いし、照明装置10が通信制御情報を生成しても良い。
【0023】
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。本実施形態に係る通信システムは、通信端末20が光検出部220及び端末側制御部230を有している点を除いて、第1の実施形態に係る通信システムと同様の構成である。
【0024】
光検出部220は、通信端末20に照射される光を検出する。ここで検出される光は、光源110からの照明光である。そして、光検出部220は、例えば通信端末20に照射される光の強度を検出する。光源110が複数の色で発光することができる場合、光検出部220は、通信端末20に照射される光の色を検出しても良い。そして、端末側制御部230は、光検出部220の検出結果に基づいて端末側通信部210を制御する。
【0025】
図3は、
図2に示した通信システムの動作の一例を示すフローチャートである。まず照明装置10の照明側制御部130は、通信制御情報を取得する(ステップS100)と、光源110の発光を制御し、発光状態(例えば強度及び色の少なくとも一方)を変更する(ステップS102)。
【0026】
通信端末20の光検出部220は、通信端末20に照射される光を検出している。端末側制御部230は、光検出部220の検出結果に基づいて、光源110の発光状態が変化したことを検出する(ステップS104)。そして端末側制御部230は、端末側通信部210による通信を制御する(ステップS106)。例えば照明側制御部130が光源110の発光色を変更させた場合、端末側制御部230は、光検出部220が検出した変更後の色に応じて、端末側通信部210による通信を制御する。
【0027】
図4は、
図3のステップS106の詳細例を説明するための図である。本図に示す例において、端末側制御部230は、端末側通信部210に、まず、照明装置10の接続部120との通信を終了させる(ステップS202)。その後、端末側制御部230は、端末側通信部210に、他のアクセスポイント(装置)を介して通信網30と接続させる(ステップS204)。
【0028】
以上、本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、通信端末20の端末側制御部230は、通信端末20に照射する光の状態に応じて、照明装置10の接続部120との通信を制御する。このため、照明装置10に通信制御情報を入力して光源110の発光状態を変更することによって、通信端末20と接続部120の間の通信量を削減することができる。
【0029】
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。本実施形態に係る通信システムは、以下の点を除いて第2の実施形態に係る通信システムと同様の構成である。
【0030】
まず、通信端末20は、第2通信部240を備えている。第2通信部240は、基地局32を介して通信網30に接続する。基地局32は、例えば通信会社が提供する携帯通信網の基地局である。また、端末側制御部230は、光検出部220が第1の色とは異なる第2の色を検出したとき、端末側通信部210に接続部120との間の通信を終了させ、その後、第2通信部240を、基地局32を介して通信網30に接続させる。
【0031】
本実施形態によっても、第2の実施形態と同様の効果が得られる。また、接続部120を経由した通信の量が多い場合、通信端末20は、第2通信部240を基地局32に接続させることによって、通信網30に接続する。これにより、接続部120を介した通信量を削減できる。また、端末側通信部210が接続部120以外のアクセスポイントに接続できない場合であっても、接続部120を介した通信量を削減できる。
【0032】
なお、本実施形態または第2の実施形態において、光検出部220が第1の色及び第2の色とは異なる第3の色を検出した場合、端末側制御部230は、端末側通信部210に、接続部120を介した通信の速度を制御させてもよい。
【0033】
また、第2通信部240が、例えば複数の通信規格に対応している場合、第2の色は、複数の通信規格と同じ数設定されていても良い。この場合、端末側制御部230は、光検出部220が検出した第2の色に応じて、第2通信部240が用いるべき通信規格を選択しても良い。
【0034】
また、端末側制御部230は、照明装置10の外部に設けられていても良い。例えば通信システムが複数の照明装置10を有している場合、一つの管理サーバに、複数の照明装置10それぞれの端末側制御部230を設けても良い。
【0035】
(第4の実施形態)
図6は、第4の実施形態に係る通信システムの機能構成を示す図である。本実施形態に係る通信システムは、照明装置10が制御情報生成部140を有している点を除いて、第2の実施形態に係る通信システムと同様の構成である。
【0036】
制御情報生成部140は、接続部120を介した通信量に基づいて、通信制御情報を生成して照明側制御部130に送信する。制御情報生成部140は、例えば接続部120の通信量が基準値を超えた場合に通信制御情報を生成する。なお、制御情報生成部140が通信制御情報を生成するための条件は、これに限定されない。例えば制御情報生成部140は、接続部120の通信量が第1の基準値を超え、かつ通信量を時間で微分した値が第2の基準値を超えた場合に、通信制御情報を生成してもよい。
【0037】
本実施形態によっても、第2の実施形態と同様の効果が得られる。また、制御情報生成部140が通信制御情報を生成するため、接続部120の通信量を効率よく抑制することができる。
【0038】
なお、第1の実施形態及び第3の実施形態においても、本実施形態と同様に照明装置10が制御情報生成部140を有していても良い。
【0039】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1.
照明装置と、
通信端末と
を備え、
前記照明装置は、
光源と、
前記通信端末と無線で通信し、かつ前記通信端末を通信網に接続する接続手段と、
前記接続手段を介した通信量を減らすことを示す通信制御情報に基づいて、前記光源を制御する照明側制御手段と、
を有し、
前記通信端末は、
前記接続手段と通信する端末側通信手段と、
を備える通信システム。
2.
1.に記載の通信システムにおいて、
前記通信端末は、
前記通信端末に照射される光を検出する光検出手段と、
前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記接続手段を制御する端末側制御手段と、
を備える通信システム。
3.
2.に記載の通信システムにおいて、
前記光源は発光の色を変更することが可能であり、
前記照明側制御手段は、前記光源の色を制御し、
前記光検出手段は、前記通信端末に照射する光の色を検出し、
前記端末側制御手段は、前記光検出手段が検出した色に基づいて、前記接続手段を制御する通信システム。
4.
3.に記載の通信システムにおいて、
前記端末側制御手段は、前記光検出手段が第1の色を検出したときに、前記端末側通信手段に、前記照明装置とは異なる装置を介して前記通信網に接続させる通信システム。
5.
3.又は4.に記載の通信システムにおいて、
前記通信端末は、基地局を介して前記通信網と通信する第2通信手段を有しており、
前記端末側制御手段は、前記光検出手段が第2の色を検出したときに、前記端末側通信手段と前記接続手段の間の通信を終了させ、かつ前記第2通信手段を前記通信網に接続させる通信システム。
6.
1.〜5.のいずれか一つに記載の通信システムにおいて、
前記照明装置は、
前記接続手段の前記通信量に基づいて前記通信制御情報を生成する制御情報生成手段を備える通信システム。
7.
1.に記載の通信システムにおいて、
前記光源は複数の色による照明が可能であり、
前記照明側制御手段は、前記光源の色を制御する通信システム。
8.
光源と、
通信端末と無線で通信し、かつ前記通信端末を通信網に接続する接続手段と、
前記接続手段を介した通信量を減らすことを示す通信制御情報に基づいて、前記光源を制御する照明側制御手段と、
を備える照明装置。
9.
8.に記載の照明装置において、
前記光源は複数の色による照明が可能であり、
前記照明側制御手段は、前記光源の色を制御する照明装置。
10.
8.又は9.に記載の照明装置において、
前記接続手段の前記通信量に基づいて前記通信制御情報を生成する通信制御情報生成手段を備える照明装置。
11.
無線で通信を行う端末側通信手段と、
照明光を検出する光検出手段と、
前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記端末側通信手段を制御する端末側制御手段と、
を備える通信端末。
12.
11.に記載の通信端末において、
前記端末側通信手段は、他の機器を介して通信網に接続し、
前記端末側制御手段は、前記光検出手段が第1の色を検出したときに、前記端末側通信手段に、現在接続している機器とは異なる機器を介して前記通信網に接続させる通信端末。
13.
11.又は12.に記載の通信端末において、
前記端末側通信手段は、他の機器を介して通信網に接続し、
他の機器を介さずに前記通信網と通信する第2通信手段を有しており、
前記端末側制御手段は、前記光検出手段が第2の色を検出したときに、前記端末側通信手段と現在接続している機器との間の通信を終了させ、かつ前記第2通信手段を前記通信網に接続させる通信端末。
14.
光源と、
通信端末と無線で通信し、かつ前記通信端末を通信網に接続する接続手段と、
を有する照明装置の制御方法であって、
前記接続手段を介した通信量を減らすことを示す通信制御情報に基づいて前記光源を制御する照明装置の制御方法。
15.
コンピュータを、照明装置の制御手段として機能させるためのプログラムであって、
前記照明装置は、
光源と、
通信端末と無線で通信し、かつ前記通信端末を通信網に接続する接続手段と、
を備え、
前記コンピュータに、前記接続手段を介した通信量を減らすことを示す通信制御情報に基づいて、前記光源による前記照明を制御する機能を持たせるプログラム。
16.
コンピュータを、通信端末の制御手段として機能させるためのプログラムであって、
前記通信端末は、
無線で通信を行う端末側通信手段と、
照明光を検出する光検出手段と、
を備え、
前記コンピュータに、前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記端末側通信手段を制御する機能を持たせるプログラム。
【符号の説明】
【0040】
10 照明装置
20 通信端末
30 通信網
32 基地局
110 光源
120 接続部
130 照明側制御部
140 制御情報生成部
210 端末側通信部
220 光検出部
230 端末側制御部
240 第2通信部