(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6183154
(24)【登録日】2017年8月4日
(45)【発行日】2017年8月23日
(54)【発明の名称】風力発電用電力変換装置
(51)【国際特許分類】
H02P 9/00 20060101AFI20170814BHJP
H02P 9/42 20060101ALI20170814BHJP
【FI】
H02P9/00 F
H02P9/42
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-224826(P2013-224826)
(22)【出願日】2013年10月30日
(65)【公開番号】特開2015-89197(P2015-89197A)
(43)【公開日】2015年5月7日
【審査請求日】2016年9月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005234
【氏名又は名称】富士電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091281
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 雄一
(72)【発明者】
【氏名】渋谷 貴之
(72)【発明者】
【氏名】小塩 昇
【審査官】
上野 力
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−72802(JP,A)
【文献】
特開2006−246673(JP,A)
【文献】
特開2006−141162(JP,A)
【文献】
特開2012−180003(JP,A)
【文献】
特開2010−042915(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02P 9/00
H02P 9/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
風力発電機から出力される交流電圧を直流電圧に変換する発電機側コンバータと、前記発電機側コンバータから出力される直流電圧を交流電圧に変換して電力系統に連系させる系統側コンバータと、前記発電機側コンバータ及び前記系統側コンバータをPWM制御する制御装置と、前記発電機側コンバータの入力電圧・入力電流をサンプリングする手段と、前記系統側コンバータの出力電圧・出力電流をサンプリングする手段と、を備えた風力発電用電力変換装置において、
前記制御装置は、
前記発電機側コンバータをPWM制御するためのキャリア周波数を、前記発電機側コンバータ用のサンプリング周波数と同期させながら周期的に変化させて前記発電機側コンバータのスイッチング周波数を所定範囲内で分散させ、かつ、前記系統側コンバータをPWM制御するためのキャリア周波数を、前記系統側コンバータ用のサンプリング周波数と同期させることを特徴とする風力発電用電力変換装置。
【請求項2】
請求項1に記載した風力発電用電力変換装置において、
前記制御装置は、
前記発電機側コンバータ及び前記系統側コンバータをPWM制御するための一つの演算処理装置を備え、
前記演算処理装置が、前記発電機側コンバータ用のサンプリング周波数と前記系統側コンバータ用のサンプリング周波数とを共有していることを特徴とする風力発電用電力変換装置。
【請求項3】
請求項2に記載した風力発電用電力変換装置において、
前記演算処理装置は、前記サンプリング周波数を生成するためのサンプリング用カウンタと、前記発電機側コンバータのキャリア周波数を生成するための変動用カウンタと、を備え、
前記変動用カウンタによるカウント値と前記サンプリング用カウンタによるカウント値との比を変化させて前記発電機側コンバータのキャリア周波数を周期的に変化させることを特徴とする風力発電用電力変換装置。
【請求項4】
請求項2または3に記載した風力発電用電力変換装置において、
前記演算処理装置は、
前記系統側コンバータ用のキャリアを前記電力系統の電圧に同期させる同期PWM制御を行うことを特徴とする風力発電用電力変換装置。
【請求項5】
請求項4に記載した風力発電用電力変換装置において、
前記演算処理装置は、
前記電力系統の電圧から算出した第3調波波形を前記系統側コンバータ用のキャリアに同期した第3調波データテーブル波形に同期させることにより、前記同期PWM制御を行うことを特徴とする風力発電用電力変換装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、風力発電用電力変換装置における電磁騒音を抑制する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、風力発電機が普及し、郊外だけでなく住宅地や都心などにも風力発電施設の導入が進みつつある。この風力発電施設では、風力発電機から出力される交流電圧を発電機側コンバータにて直流電圧に変換し、更に系統側コンバータ(インバータ)により所定の大きさ及び周波数の交流電圧に変換して電力系統に供給している。その際、発電機側コンバータは、PWM制御によるスイッチング動作を行うので、発電機のインダクタンス成分に起因する電磁騒音が発生し、特にスイッチング周波数が可聴領域に存在する場合には健康や近隣施設への悪影響が懸念される。
ここで、電力変換装置における電磁騒音を抑制する従来技術としては、特許文献1,2に記載されたものが知られている。
【0003】
例えば、
図5は特許文献1に記載された電動機駆動システムを示しており、直流電源601にコンバータ602を介して互いに並列接続されたインバータ603,604を、電子制御ユニット500によりPWM制御することによって電動機(発電動機)MG
1,MG
2を駆動するものである。
図6は、電子制御ユニット500の構成を示しており、各電動機MG
1,MG
2に対する電圧指令がパルス幅変調部701,702に入力されている。キャリア周波数制御部703は、互いに異なるキャリア周波数f
1,f
2を周期的に変化させて出力し、キャリア発生部704,705はキャリア周波数f
1,f
2に基づいてキャリア信号CS
1,CS
2をそれぞれ発生する。パルス幅変調部701,702は、電圧指令とキャリア信号CS
1,CS
2とをそれぞれ比較してインバータ603,604のスイッチング素子に対するゲートパルスを生成する。
この従来技術では、キャリア周波数f
1,f
2を異なる周波数領域に分散して周期的に変化させることにより、インバータ603,604のスイッチングに伴う電磁騒音を抑制している。
【0004】
更に、
図7は特許文献2に記載された従来技術であり、直流電源801に接続されたインバータ802のPWM制御により電動機Mを駆動するシステムを示している。ここで、制御装置900は、電流指令生成部901、PID制御部902、キャリア周波数生成部903、キャリア信号生成部904及びコンパレータ905等を備えている。
この従来技術においても、キャリア周波数生成部903がキャリア周波数f
cを離散的かつ周期的に変化させてインバータ802のスイッチング周波数を分散させることにより、電磁騒音を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】再表2011/135687(段落[0033]〜[0066]、
図3〜
図9等)
【特許文献2】特開2008−99475号公報(段落[0008]〜[0024]、
図1〜
図5等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、風力発電用電力変換装置においては、例えば発電機側コンバータを制御するためにその入力電圧、入力電流等の状態量を検出するサンプリング周期と、発電機側コンバータのスイッチング周波数とが同期していないと、スイッチングに伴うリプルを含んだ電流等を検出する際にリプルの中心点をサンプリングすることができず、その結果、状態量の検出値にオフセットが含まれて制御誤差が生じる。このことは、系統側コンバータの出力電圧、出力電流等をサンプリングする場合にも同様であり、発電機側コンバータ及び系統側コンバータの何れも、サンプリング周期とスイッチング周期とが同期していることが求められる。
【0007】
また、発電機側コンバータと系統側コンバータとを備えた風力発電用電力変換装置では、一つのマイクロコンピュータ(演算処理装置)により、電圧、電流等のサンプリング周波数を共有しながら2台のコンバータを制御可能であることが望ましい。
その理由は、例えば電力系統または系統側コンバータの状態量を用いて発電機側コンバータの制御を補償する場合などに、各コンバータを個別のマイクロコンピュータによりそれぞれ制御する方式では、制御情報を通信等の手段を用いて共有する際に時間遅れが生じて制御に支障をきたすためである。また、風力発電システムにおいては、一般的に、瞬時停電などの系統擾乱時にも装置を停止させずに電力系統との連系を保つFRT(Fault Ride Through)制御を行っているので、擾乱発生時に制御モードを切り替える必要があるが、一つのマイクロコンピュータにより2台のコンバータを制御することができれば、制御モードのスムーズな切り替えも可能になる。
【0008】
前述したように、特許文献1,2には、2台または1台のインバータに対するキャリア周波数を変化させて電磁騒音を抑制する技術が開示されている。
しかしながら、これらの騒音抑制技術を風力発電用電力変換装置にそのまま適用する場合には、以下のような問題が生じる。
【0009】
すなわち、電磁騒音を抑制するためには、PWM制御される発電機側コンバータのスイッチング周波数(キャリア周波数)を周期的に変化させることが有効であるが、その場合には、前述した理由により、発電機側コンバータのスイッチング周波数に同期させてサンプリング周波数も変化させなくてはならない。このため、制御装置が、一つのマイクロコンピュータを用いて、サンプリング周波数を共有しながら発電機側コンバータ及び系統側コンバータを制御する場合には、発電機側コンバータのスイッチング周波数の変化に応じて系統側コンバータのスイッチング周波数も変化させなくてはならず、系統電圧の歪を低減させるための同期PWM制御を行うことができなくなるという問題がある。
【0010】
そこで、本発明の解決課題は、系統側コンバータの動作に影響を及ぼすことなく、発電機側コンバータのキャリア周波数のみを変化させて風力発電機による電磁騒音を抑制するようにした風力発電用電力変換装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、風力発電機から出力される交流電圧を直流電圧に変換する発電機側コンバータと、前記発電機側コンバータから出力される直流電圧を交流電圧に変換して電力系統に連系させる系統側コンバータと、前記発電機側コンバータ及び前記系統側コンバータをPWM制御する制御装置と、前記発電機側コンバータの入力電圧・入力電流をサンプリングする手段と、前記系統側コンバータの出力電圧・出力電流をサンプリングする手段と、を備えた風力発電用電力変換装置において、
前記制御装置は、
前記発電機側コンバータをPWM制御するためのキャリア周波数を、前記発電機側コンバータ用のサンプリング周波数と同期させながら周期的に変化させて前記発電機側コンバータのスイッチング周波数を所定範囲内で分散させ、かつ、前記系統側コンバータをPWM制御するためのキャリア周波数を、前記系統側コンバータ用のサンプリング周波数と同期させるものである。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した風力発電用電力変換装置において、前記制御装置は、前記発電機側コンバータ及び前記系統側コンバータをPWM制御するための一つの演算処理装置を備え、前記演算処理装置が、前記発電機側コンバータ用のサンプリング周波数と前記系統側コンバータ用のサンプリング周波数とを共有していることを特徴とする。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載した風力発電用電力変換装置において、前記演算処理装置は、前記サンプリング周波数を生成するためのサンプリング用カウンタと、前記発電機側コンバータのキャリア周波数を生成するための変動用カウンタと、を備え、前記変動用カウンタによるカウント値と前記サンプリング用カウンタによるカウント値との比を変化させて前記発電機側コンバータのキャリア周波数を周期的に変化させることを特徴とする。
【0014】
請求項4に係る発明は、請求項2または3に記載した風力発電用電力変換装置において、前記演算処理装置は、前記系統側コンバータ用のキャリアを前記電力系統の電圧に同期させる同期PWM制御を行うことを特徴とする。
ここで、上記同期PWM制御は、請求項5に記載するように、前記演算処理装置が、前記電力系統の電圧から算出した第3調波を前記系統側コンバータ用のキャリアに同期した第3調波データテーブル波形に同期させて行うものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、発電機側コンバータをPWM制御するためのキャリア周波数を、発電機側コンバータ用のサンプリング周波数と同期させながら周期的に変化させることにより、発電機側コンバータのスイッチング周波数を所定範囲内で分散させて風力発電機による電磁騒音を抑制することができる。また、発電機側コンバータのキャリア周波数を変化させても系統側コンバータのキャリア周波数を変化させる必要がなく、系統側コンバータの動作に影響を及ぼさずに同期PWM制御を行うことが可能である。
更に、発電機側コンバータと系統側コンバータとを一つの演算処理装置によって制御することにより、制御情報に時間遅れが生じる恐れもなく、FRT制御における制御モードの切り替えもスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施形態に係る風力発電用電力変換装置の構成図である。
【
図2】サンプリング用カウンタの動作と系統側コンバータ用キャリア及び発電機側コンバータ用キャリアの関係を示す図である。
【
図3】本発明の実施形態における発電機側コンバータ用キャリアの変調方式の説明図である。
【
図4】同期PWM制御を説明するための波形図である。
【
図5】特許文献1に記載された従来技術の構成図である。
【
図7】特許文献2に記載された従来技術の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は、この実施形態に係る風力発電用電力変換装置30の構成図である。
図1において、三相交流電圧を出力する風力発電機1には発電機側コンバータ2が接続され、その出力側には直流中間コンデンサ3が接続されている。直流中間コンデンサ3の両端は系統側コンバータ4の直流入力側に接続され、系統側コンバータ4の交流出力側には、フィルタリアクトル5及びフィルタコンデンサ6を介して電力系統10が接続されている。
【0018】
発電機側コンバータ2及び系統側コンバータ4は、例えば還流ダイオードが逆並列接続されたIGBT等の半導体スイッチング素子を三相ブリッジ接続して構成されている。ここで、系統側コンバータ4は、直流中間回路の直流電圧を三相交流電圧に変換して電力系統10に連系するインバータ(逆変換器)として動作するが、ここでは広義に「コンバータ」と称している。
【0019】
また、発電機側コンバータ2及び系統側コンバータ4を制御する制御装置20には、電圧検出器21による発電機側電圧検出値aと、電流検出器22による発電機側電流検出値bと、電圧検出器23による直流電圧検出値cと、電流検出器24による系統側電流検出値dと、電圧検出器25による系統側電圧検出値eと、が入力されており、これらに基づいて制御装置20内のマイクロコンピュータ(図示せず)により生成された発電機側コンバータ電圧指令fが発電機側コンバータ2に与えられ、系統側コンバータ電圧指令gが系統側コンバータ4に与えられている。
【0020】
この実施形態では、制御装置20内の一つのマイクロコンピュータによって発電機側コンバータ2及び系統側コンバータ4を制御しており、電圧、電流等のサンプリング周波数を両コンバータ2,4が共有している。前述したように、サンプリング周波数に対して発電機側コンバータ2のキャリア周波数及び系統側コンバータ4のキャリア周波数は同期関係にある。
図2は、サンプリング信号を生成するサンプリング用カウンタの動作と、PWM制御用の系統側コンバータ用キャリア及び発電機側コンバータ用キャリアの関係を示す図である。
【0021】
図2において、系統側コンバータ4は、制御周期(電圧指令gの演算周期)1周期当たりのサンプリング回数が常に4回であり、系統側コンバータ4のキャリア周波数はサンプリング周波数の1/4となっている。
一方、発電機側コンバータ2については、サンプリング用カウンタに同期した変動用カウンタのカウント値に基づいて、制御周期(電圧指令fの演算周期)1周期当たりのサンプリング回数が、例えば6回→6回→7回→7回→8回→8回→6回→6回→……となるようにキャリア周波数を変化させる。
図2では、上記のようにキャリア周波数を変化させるパターンを、キャリア変動パターン「6」,「7」,「8」,……として示し、各変動パターンにおけるサンプリング回数を下段に示してある。
【0022】
なお、
図2では、便宜的に、発電機側コンバータ2のキャリアの1周期ごとにキャリア変動パターンが変化するように描かれているが、
図3に示すように、例えば変動用カウンタのカウント値が0〜89の範囲で変化する期間を変動用カウンタの1周期とし、キャリア変動パターン「6」の期間(カウント値=0〜29)ではキャリアが10周期連続し、キャリア変動パターン「7」の期間(カウント値=30〜57)ではキャリアが8周期連続し、キャリア変動パターン「8」の期間(カウント値=58〜89)ではキャリアが8周期連続するように制御されて発電機側コンバータ2のキャリアが生成される。すなわち、発電機側コンバータ2のキャリアは、キャリア変動パターン「6」,「7」,「8」がそれぞれ複数周期連続しつつ遷移していくパターンが周期的に繰り返されることとなる。
ちなみに、サンプリング用カウンタは、基準クロック信号の1000カウントを1サンプリング周期としているので、発電機側コンバータ2のキャリアの半周期は、キャリア変動パターン「6」の時が基準クロック信号の6000カウント、「7」の時が同じく7000カウント、「8」の時が同じく8000カウントとなる。
【0023】
上記のように、この実施形態では、サンプリング周波数に対して発電機側コンバータ2のキャリア周波数及び系統側コンバータ4のキャリア周波数を同期させながら、発電機側コンバータ2のキャリア周波数のみを変化させている。つまり、サンプリング周波数に対する発電機側コンバータ2のキャリア周波数の比を周期的に変化させることにより、発電機側コンバータ2のスイッチング周波数を所定範囲内で広範囲に分散させ、PWM制御に伴う風力発電機1の電磁騒音を抑制するものである。
【0024】
ここで、
図4は、系統電圧と系統側コンバータ用キャリア(PWMキャリア)とを同期させる同期PWM制御の説明図であり、この同期PWM制御は、系統電圧の歪を低減するために有効な制御方式として知られている。
まず、
図1の制御装置200は、電圧検出器25により検出した系統電圧から第3調波波形を算出する。同時に、制御装置200は、前記第3調波波形と系統側コンバータの制御周期から作成した第3調波データテーブル波形とを同期させる。この第3調波データテーブル波形は系統側コンバータ用キャリアと同期しているので、系統側コンバータ用キャリアを系統電圧に同期させることができる。
【0025】
以上のように、本実施形態によれば、一つのマイクロコンピュータにより発電機側コンバータ2及び系統側コンバータ4のサンプリング周波数を共有すると共に、各コンバータ2,4のキャリア周波数を上記サンプリング周波数と同期させながら発電機側コンバータ2のキャリア周波数のみを周期的に変化させることにより、系統側コンバータ4の動作に影響を与えることなく電磁騒音を抑制することが可能である。
【符号の説明】
【0026】
1:風力発電機
2:発電機側コンバータ
3:直流中間コンデンサ
4:系統側コンバータ
5:フィルタリアクトル
6:フィルタコンデンサ
10:電力系統
20:制御装置
21:電圧検出器
22:電流検出器
23:電圧検出器
24:電流検出器
25:電圧検出器
30:風力発電用電力変換装置
a:発電機電圧検出値
b:発電機側コンバータ出力電流検出値
c:直流電圧検出値
d:系統側コンバータ出力電流検出値
e:系統電圧検出値
f:発電機側コンバータ電圧指令
g:系統側コンバータ電圧指令