(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、浴槽の上と洗い場の上とを跨いで付属設備を設置することができる、または強度もしくは安定性を確保することができる浴室の天井構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明は、浴槽と、前記浴槽と並列して配置された洗い場と、前記浴槽および前記洗い場の四方に立設された壁材と、を有する浴室の天井に設けられる浴室の天井構造であって、前記浴槽および洗い場の両方に接続された前記壁材のうちの1つに沿うように前記浴室の一端から他端にわたって延在し、前記浴槽の上方と前記洗い場の上方とを跨いで前記壁材の上端部に取り付け固定される浴室用付属設備と、前記浴槽および前記洗い場の並列方向と平行方向に並列して配置され前記壁材の上端部に取り付け固定される複数の天井パネルであって、前記浴室用付属設備の側の端縁部が前記浴室用付属設備により支持される複数の天井パネルと、を備えたことを特徴とする浴室の天井構造である。
【0007】
この浴室の天井構造によれば、複数の天井パネルの並列方向に延在する長尺な浴室用付属設備を、複数の天井パネルの端縁部に配置することができる。これにより、洗い場の上方と浴槽の上方とを跨いで浴室用付属設備を設けることができる。そして、複数の天井パネルの端縁部を、壁材では支持できない一方で浴室用付属設備で支持することができる。これにより、強度および安定性を確保した浴室の天井構造を得ることができる。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、前記浴室用付属設備は、前記浴室の内部を照らす照明装置であることを特徴とする浴室の天井構造である。
【0009】
この浴室の天井構造によれば、1つの照明装置が設けられているときでも、その照明装置は、洗い場および浴槽を跨ぐ比較的長い範囲から浴室の内部を照らすことができる。そのため、洗い場と浴槽とにおいて略同一の明るさを得ることができる。これにより、例えば洗い場で身体を洗っているときと、浴槽に浸かっているときと、で略同一の明るさを得ることができる。
【0010】
第3の発明は、第2の発明において、前記照明装置は、前記延在の方向に沿って設けられる補強材を有することを特徴とする浴室の天井構造である。
【0011】
この浴室の天井構造によれば、補強材は、照明装置の上下方向の変形を抑えることができる。そのため、比較的長尺の光源を用いることができる。
【0012】
第4の発明は、第1〜3のいずれか1つの発明において、前記浴室用付属設備は、前記天井パネルに形成された被嵌合部が嵌合する嵌合突起と、前記複数の天井パネルを互いに繋ぐ連結部と、を有することを特徴とする浴室の天井構造である。
【0013】
この浴室の天井構造によれば、浴室用付属設備と複数の天井パネルとの間、および複数の天井パネル同士の間に隙間が生ずることを抑えることができる。そのため、天井においてシールが切れることを抑えることができる。また、浴室用付属設備と複数の天井パネルとをより安定的に固定することができる。
【0014】
第5の発明は、第4の発明において、前記浴室用付属設備は、前記連結部の高さを調整可能な高さ調整手段をさらに有する事を特徴とする浴室の天井構造である。
【0015】
この浴室の天井構造によれば、浴室用付属設備および複数の天井パネルの少なくともいずれかが寸法誤差を有していても、高さ調整手段は、浴室用付属設備の下面の高さおよび複数の天井パネルの下面の高さを略一致させることができる。そのため、段差を抑えたより美しい浴室の天井構造が得られる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の態様によれば、浴槽の上と洗い場の上とを跨いで付属設備を設置することができる、または強度もしくは安定性を確保することができる浴室の天井構造が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室の天井構造を備える浴室ユニットを例示する模式的斜視図である。
図2は、本発明の他の実施の形態にかかる浴室の天井構造を備える浴室ユニットを例示する模式的平面図である。
図2(a)および
図2(b)は、本実施形態の浴室ユニットを上方から眺めた模式的平面図である。
図2(b)では、説明の便宜上、天井材および浴室用付属設備を省略している。
【0019】
図1に表した浴室ユニット10は、洗い場100と、浴槽200と、壁材300と、天井材400と、浴室用付属設備500と、を備える。
洗い場100は、周縁部が上側に折り曲げられた浅底の器状(パン状)に形成され、浴室外部に水を漏出させない防水性を有する。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加温されたお湯も含むものとする。
浴槽200は、洗い場100と並列して配置されている。
【0020】
壁材300は、洗い場100および浴槽200の少なくともいずれかの上に立設され、浴室ユニット10の4面を形成する。壁材300は、第1の壁パネル310と、第2の壁パネル320と、第3の壁パネル330と、図示しない第4の壁パネル340(
図2参照)と、を有する。例えば、図示しないドアが図示しないドア枠を介して第4の壁パネル340に設けられている。なお、第1〜4の壁パネル310、320、330、340のそれぞれは、複数のパネルを有していてもよい。
【0021】
洗い場100および浴槽200の上方には、天井材400および浴室用付属設備500が設けられている。
天井材400は、複数の天井パネルを有し、壁材300の上端部に取り付け固定されている。
図1に表した浴室ユニット10および
図2に表した浴室ユニット20では、天井材400は、第1の天井パネル410と、第2の天井パネル420と、を有する。第1の天井パネル410および第2の天井パネル420は、並べて配置されている。具体的には、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420の並列方向A1は、洗い場100および浴槽200の並列方向A2と略平行である。
【0022】
なお、
図2(a)および
図2(b)に表した浴室ユニット20のように、第2の壁パネル320からみたときの洗い場100と浴槽200との配設位置は、
図1に表した浴室ユニット10において第2の壁パネル320からみたときの洗い場100と浴槽200との配設位置と反対であってもよい。この場合でも、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420の並列方向A1は、洗い場100および浴槽200の並列方向A2と略平行である。
【0023】
浴室用付属設備500は、比較的長尺な形状を有し、壁材300の上端部に取り付け固定されている。浴室用付属設備500は、洗い場100および浴槽200の両方に接続された壁材300のうちの1つ(
図1および
図2では第2の壁パネル320)に沿って浴室ユニット10の一端から他端にわたって設置されている。つまり、浴室用付属設備500は、洗い場100と浴槽200との境界部を横断している。あるいは、浴室用付属設備500は、洗い場100の上方と浴槽200の上方とを跨いで設置されている。
図1に表した浴室ユニット10では、浴室用付属設備500は、第1の壁パネル310から第3の壁パネル330まで延在している。
【0024】
浴室用付属設備500は、例えば浴室内を照らす照明装置などである。あるいは、浴室用付属設備500は、例えば浴室内に風を送る送風装置などである。あるいは、浴室用付属設備500は、例えば浴室内を換気する換気装置などである。以下では、浴室用付属設備500が照明装置である場合を例に挙げて説明する。
【0025】
図3は、本実施形態にかかる浴槽の天井構造を表す模式図である。
図4は、本実施形態の浴室用付属設備を表す模式図である。
図5は、本実施形態の第1の天井パネルを表す模式的斜視図である。
図6は、本実施形態の第2の天井パネルを表す模式的斜視図である。
図7は、本実施形態の第1の天井パネルを
図5に表した矢視B1の方向にみたときの模式的平面図である。
図8は、本実施形態の連結部を表す模式的斜視図である。
【0026】
図3(a)は、本実施形態にかかる浴室の天井構造を表す模式的斜視図である。
図3(b)は、
図3(a)に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。
図4(a)は、本実施形態の浴室用付属設備を表す模式的斜視図である。
図4(b)は、
図4(a)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
【0027】
図3(a)および
図3(b)に表したように、本実施形態にかかる浴室の天井構造40は、第1の天井パネル410と、第2の天井パネル420と、浴室用付属設備500と、を有する。
図3(b)、
図4(a)および
図4(b)に表したように、浴室用付属設備500は、付属設備本体510と、カバー部520と、照明具530と、連結部540と、を有する。
【0028】
付属設備本体510は、例えば繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)などの樹脂により形成され、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などの照明具530を内蔵する。
【0029】
カバー部520は、例えばアルミニウム(Al)などの金属により形成され、付属設備本体510の上部に固定されている。例えば、カバー部520は、接着剤により付属設備本体510の上部に接着されている。
図4(a)に表したように、カバー部520は、貫通孔523を有する。また、付属設備本体510は、カバー部520の貫通孔523の下方において図示しない貫通孔を有する。
【0030】
図3(b)に表したように、第2の壁パネル320は、上端部において上方に突出した雄ねじ321を有する。雄ねじ321は、第2の壁パネル320の上端部に固定されている。付属設備本体510およびカバー部520は、第2の壁パネル320の雄ねじ321が付属設備本体510の図示しない貫通孔およびカバー部520の貫通孔523に通された状態で第2の壁パネル320の上端部に載置されている。そして、例えば蝶ねじなどの雌ねじ559が第2の壁パネル320の雄ねじ321と螺合することで、付属設備本体510およびカバー部520は、第2の壁パネル320の上端部に取り付け固定されている。
【0031】
図3(b)および
図4(b)に表したように、カバー部520の一端部には、嵌合突起521が設けられている。嵌合突起521は、上方へ突出している。
一方、
図3(b)、
図5および
図7に表したように、第1の天井パネル410は、矩形状を呈し、各辺において、第1の結合部415と、第2の結合部416と、第3の結合部417と、第4の結合部418と、を有する。
図3(b)および
図7に表したように、第1の結合部415の側面には、被嵌合部411が付設されている。被嵌合部411は、カバー部520の嵌合突起521と嵌合可能である。つまり、第1の天井パネル410の第1の結合部415が設けられた端縁部は、被嵌合部411がカバー部520の嵌合突起521と嵌合することで浴室用付属設備500に支持されている。
【0032】
図2(a)に表したように、第2の結合部416は、第3の壁パネル330の上端部と嵌合する。第3の結合部417は、第4の壁パネル340の上端部と嵌合する。これにより、第1の天井パネル410は、浴室用付属設備500に支持されるとともに、第3の壁パネル330および第4の壁パネル340に取り付け固定されている。
【0033】
図6に表したように、第2の天井パネル420は、矩形状を呈し、各辺において、第1の結合部425と、第2の結合部426と、第3の結合部427と、第4の結合部428と、を有する。
図3(b)および
図7に関して前述した第1の天井パネル410の被嵌合部411と同様に、第1の結合部425の側面には、図示しない被嵌合部が付設されている。第2の天井パネル420の図示しない被嵌合部は、カバー部520の嵌合突起521と嵌合可能である。つまり、第2の天井パネル420の第1の結合部425が設けられた端縁部は、図示しない被嵌合部がカバー部520の嵌合突起521と嵌合することで浴室用付属設備500に支持されている。
【0034】
図2(a)に表したように、第2の結合部426は、第1の天井パネル410の第4の結合部418と嵌合する。第3の結合部427は、第4の壁パネル340の上端部と嵌合する。第4の結合部428は、第1の壁パネル310の上端部と嵌合する。これにより、第2の天井パネル420は、浴室用付属設備500に支持されるとともに、第1の壁パネル310および第4の壁パネル340に取り付け固定されている。
【0035】
図5に表したように、第1の天井パネル410の第1の結合部の一端部には、雄ねじ413が設けられている。雄ねじ413は、第1の天井パネル410の第1の結合部415の上面から上方へ向かって突出している。
図6に表したように、第2の天井パネル420の第1の結合部の一端部には、雄ねじ423が設けられている。雄ねじ423は、第2の天井パネル420の第1の結合部425の上面から上方へ向かって突出している。
【0036】
図8に表したように、連結部540は、貫通孔541を有する。連結部540は、第1の天井パネル410の雄ねじ413および第2の天井パネル420の雄ねじ413のそれぞれが連結部540の貫通孔541に通された状態で、浴室用付属設備500、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420の上に載置されている。つまり、連結部540は、浴室用付属設備500、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420の上を跨いで設置されている。そして、例えば蝶ねじなどの雌ねじ559が第1の天井パネル410の雄ねじ413および第2の天井パネル420の雄ねじ413のそれぞれに螺合することで、連結部540は、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420の上部に取り付け固定されている。これにより、連結部540は、第1の天井パネル410と第2の天井パネル420とを繋いでいる。
【0037】
このとき、
図3(b)に表したように、連結部540とカバー部520との間には、高さ調整手段551が介在している。高さ調整手段551としては、例えばライナなどが用いられる。あるいは、高さ調整手段551は、浴室用付属設備500、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420の少なくともいずれかの高さをねじなどにより調整可能な調整機構を有していてもよい。
【0038】
これによれば、浴室用付属設備500、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420の少なくともいずれかが寸法誤差を有していても、高さ調整手段551は、浴室用付属設備500の下面の高さ、第1の天井パネル410の下面の高さおよび第2の天井パネルの下面の高さを略一致させることができる。そのため、段差を抑えたより美しい浴室の天井構造40が得られる。
【0039】
また、
図3(b)および
図4(b)に表したように、浴室用付属設備500は、浴室用付属設備500自身の長尺方向に延在する補強材555を有する。補強材555は、例えばカバー部520の上面であって嵌合突起521の近傍の上面に付設されている。
これによれば、補強材555は、浴室用付属設備500の上下方向の変形を抑えることができる。そのため、浴室用付属設備500が照明装置である場合には、長尺の光源を用いることができる。
【0040】
本実施形態によれば、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420の並列方向A1に延在する長尺な浴室用付属設備500を、第1の天井パネル410の端縁部および第2の天井パネル420の端縁部に配置することができる。これにより、洗い場100の上方と浴槽200の上方とを跨いで浴室用付属設備500を設けることができる。そして、第1の天井パネル410の端縁部および第2の天井パネル420の端縁部を、壁材300では支持できない一方で浴室用付属設備500で支持することができる。これにより、強度および安定性を確保した浴室の天井構造40を得ることができる。
【0041】
また、浴室用付属設備500が照明装置である場合では、1つの照明装置が設けられているときでも、その照明装置は、洗い場100および浴槽200を跨ぐ比較的長い範囲から浴室内を照らすことができる。そのため、洗い場100と浴槽200とにおいて略同一の明るさを得ることができる。これにより、例えば洗い場100で身体を洗っているときと、浴槽200に浸かっているときと、で略同一の明るさを得ることができる。
【0042】
また、浴室用付属設備500は、第1の天井パネル410の被嵌合部411および第2の天井パネル420の図示しない被嵌合部と嵌合可能な嵌合突起521を有する。また、連結部540は、浴室用付属設備500、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420の上を跨いで設置されている。これにより、浴室用付属設備500と、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420と、の間、ならびに第1の天井パネル410と、第2の天井パネル420と、の間に隙間が生ずることを抑えることができる。そのため、天井材400においてシールが切れることを抑えることができる。また、浴室用付属設備500と、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420と、をより安定的に固定することができる。
【0043】
次に、本実施形態にかかる浴室の天井構造を組み立て工程の一例について、図面を参照しつつ説明する。
図9〜
図13は、本実施形態にかかる浴室の天井構造を組み立て工程の一例を例示する模式的斜視図である。
【0044】
まず、
図9に表したように、壁材300(第1〜4の壁パネル310、320、330、340)が洗い場100の上に立設された状態において、付属設備本体510およびカバー部520を第2の壁パネル320の上端部に取り付け固定する。具体的には、付属設備本体510の図示しない貫通孔およびカバー部520の貫通孔523に第2の壁パネル320の雄ねじ321を通し、付属設備本体510およびカバー部520を第2の壁パネル320の上端部に載置する。そして、例えば蝶ねじなどの雌ねじ559を第2の壁パネル320の雄ねじ321と締結させる。
なお、
図9〜
図13に表した壁材300では、第1の壁パネル310がドア枠311を有している。
【0045】
続いて、
図10に表したように、第1の天井パネル410を浴室用付属設備500に支持させるとともに、第3の壁パネル330および第4の壁パネル340に取り付け固定する。具体的には、第1の天井パネル410の被嵌合部411をカバー部520の嵌合突起521と嵌合させる。また、第1の天井パネル410の第2の結合部416を第3の壁パネル330の上端部と嵌合させ、第1の天井パネル410の第3の結合部417を第4の壁パネル340の上端部と嵌合させる。
【0046】
続いて、
図11に表したように、第2の天井パネル420を浴室用付属設備500に支持させるとともに、第1の壁パネル310および第4の壁パネル340に取り付け固定する。具体的には、第2の天井パネル420の図示しない被嵌合部をカバー部520の嵌合突起521と嵌合させる。また、第2の結合部426を第1の天井パネル410の第4の結合部418と嵌合させる。さらに、第3の結合部427を第4の壁パネル340の上端部と嵌合させ、第4の結合部428を第1の壁パネル310の上端部と嵌合させる。
【0047】
続いて、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420の上部に連結部540を取り付け固定する。具体的には、
図12に表したように、第2の天井パネル420に設けられた点検口429を通して、浴室用付属設備500、第1の天井パネル410および第2の天井パネル420の上を跨いで連結部540を設置する。そして、
図13に表したように、例えば蝶ねじなどの雌ねじ559を第1の天井パネル410の雄ねじ413および第2の天井パネル420の雄ねじ413と締結させる。
【0048】
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、壁材300、天井材400および浴室用付属設備500などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや天井材400および浴室用付属設備500の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。例えば、天井パネルの結合部を壁パネルの上端部に嵌合させるのに代えて、付属設備本体500と同様に、壁パネルの上端部に設けた雄ねじを天井パネルの結合部に形成した貫通孔を通して蝶ねじなどの雌ねじを螺合することで、取り付け固定してもよい。また、天井材400は、2枚の天井パネル410、420を並べるのに代えて、3枚の天井パネルを付属設備本体500の長尺方向に並べて配置させてもよい。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。