(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、自動販売機の存在を目立たせて消費者に分かりやすくするために大きな筐体にすると、それだけ嵩張るので輸送や保管が難しくなる。筐体の大きさをそのままに、筐体から飛び出す装飾を付属させることもできるが、装飾が常時展開されていると設置施設の通行や視界の妨げになることがあり、好ましくない。かといって、単に色を原色にしたり、ホログラムシートなどを貼って目立たせるには限界がある。
【0006】
そこでこの発明は、液晶ディスプレイ型自動販売機において、筐体の大きさを変えることなく、衆目を集めて自動販売機の存在を消費者にわかりやすくし、自動販売機の販売を促進させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、
筐体の正面に、タッチパネル機能を有するディスプレイを有し、
上記ディスプレイの正面を動画撮影可能なカメラを有し、
上記カメラ及び上記ディスプレイと繋がったコンピュータを有し、
上記コンピュータに繋がったスピーカを有し、
上記コンピュータは、
平常時には、上記ディスプレイに販売商品を表示する商品表示手段と、
上記商品表示手段により表示された内容に合わせて上記タッチパネル機能により販売商品の選択を受け付ける商品選択受付手段と、
音楽情報と映像情報とを組み合わせた合成元情報を保持する記憶手段と、
上記カメラで撮影した映像を、リアルタイムで上記映像情報に合成した合成映像を作成する映像合成手段と、
上記合成映像をリアルタイムで上記ディスプレイへ映し出す合成映像出力手段と、
上記映像情報に組み合わされた上記音楽情報を、上記映像情報による上記合成映像のディスプレイへの出力と同期させて上記スピーカに出力する音楽出力手段と、
を有する自動販売機により上記の課題を解決したのである。
【0008】
すなわち、この発明は、自動販売機の前に一定時間購入者を滞在させ、その場に自動販売機があるということを通行人の目に留まりやすくする。スピーカから音楽情報を流すとともに、自動販売機正面の撮影された影像を、音楽に合わせた上記映像情報と組み合わせて表示させることで、自動販売機の正面にいる購入者に、ダンスを踊ってもらう効果を発揮する。これにより、筐体自体を嵩張らせることなく、正面の空間をそのまま宣伝効果に用いることができる。
【0009】
また、この発明にかかる自動販売機は、上記コンピュータが、
上記合成映像と上記音楽情報とを含む動画ファイルを、インターネットアクセス可能な登録サーバにアップロードするアップロード手段と、
上記のアップロードした動画ファイルを参照可能であるアドレスを上記ディスプレイに二次元バーコードとして表示するアドレス表示手段とを有することで、購入者が踊った映像をスマートフォンなどの携帯端末によって即日参照することができる。これにより、その自動販売機の機能を購入者が友人などに知らしめることで、さらに自動販売機に集客することができる。
【0010】
さらに、この発明にかかる自動販売機は、上記ディスプレイの正面に存在する対象物の動作を検出する対物センサを有し、
上記コンピュータが、
上記合成元情報として、上記音楽情報及び上記映像情報と組み合わされた、被撮影者の行動を評価する情報であるダンス評価用位置情報を有し、
上記対物センサによる入力情報を、上記ダンス評価用位置情報に基づいて評価して、評価結果を算出するダンス評価手段と、
上記評価結果を上記ディスプレイに表示する評価表示手段と、
を有することで、購入者(被撮影者又はその関係者である)にダンスの評価を与えるダンスゲーム機としての機能を提供することができる。
【0011】
その場合の運用方法としては、上記映像出力手段が上記合成映像又は上記映像情報としてダンスを含む映像を上記ディスプレイに映し出すとともに、上記音楽出力手段が上記ダンスに合わせた楽曲を上記スピーカに出力し、
上記対物センサが上記対象物として動作を検出可能である上記ディスプレイの正面の領域において、上記被撮影者が踊ったダンスの動作を上記入力情報として検出し、
上記評価結果を上記被撮影者が踊ったダンスの評価結果として表示する。
【0012】
また、上記評価結果を基にインセンティブを与えることができる。評価を点数として全国ランキングに名前を載せるといった純粋なダンスゲーム性の高いインセンティブでもよいし、高い評価結果の場合に自動販売機での販売商品をおまけとして追加で提供させたり、自動販売機の販売商品に特殊な付加価値を設けたりするといった物理的なインセンティブを与えることもできる。
【発明の効果】
【0013】
この発明により、自動販売機の筐体を拡大させたり、派手に飾ったりすることなく、必要に応じて衆目を集めて自動販売機の存在を目立たせることができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、この発明の第一の実施形態について詳細に説明する。この発明は、商品販売を行う正面で購入者にダンスを踊ってもらい、その映像を正面に表示させる自動販売機10である。
図1にその概念図を示す。
【0016】
自動販売機10は、筐体の正面にタッチパネル機能を有するディスプレイ11と、ディスプレイ11の正面を動画撮影可能なカメラ12と、ディスプレイ11及びカメラ12と接続されたコンピュータ13(
図1には図示せず)と、コンピュータ13に繋がったスピーカ14を有する。さらに、追加的要素として、カメラ12の内蔵機能、又はカメラ12と併設するハードウェアとして、ディスプレイ11の正面に存在する対象物の動作を検出する対物センサ15を有する。さらに、後述する動画ファイルをアップロードするためのネットワークインターフェース16を有する。これらを備えたハードウェアの構成及び機能ブロック図を
図2に示す。
【0017】
ディスプレイ11は、タッチパネル機能を有することが必要である。このディスプレイ11に自動販売機として必要な商品を表示し、表示した商品の中から購入者が購入しようとする商品の選択を、タッチパネルへの接触を感知した情報により行う。このようなディスプレイ11を自動販売機10の筐体に配置させる際には、コイン投入口や商品排出口などの必要部分を除いた、できるだけ広い面積を専有するものであると望ましい。
【0018】
カメラ12は動画を撮影可能なデジタルビデオカメラである。ケーブルを介してコンピュータ13にリアルタイムで映像を入力可能である必要がある。ディスプレイ11の解像度以上の画素数を処理可能であることが望ましい。カメラ12の撮影範囲は、自動販売機10の正面に向いており、自動販売機10から1〜2メートル程度離れた所定の範囲を撮影可能としておくことが望ましい。
【0019】
また、カメラ12で撮影する範囲の対象物の動きを検知する対物センサ15を保有していてもよい。カメラ12で撮影した映像を解析することでも購入者がどのようなダンスをしているかを評価することは可能であるが、その分映像を解析するための負荷が大きくなる。動作を検知できる専用の対物センサ15を備えていると、購入者がどのようなダンスをしているかを解析しやすいデータとして取り込むことができ、コンピュータ13の処理の点から望ましい。
【0020】
コンピュータ13は、汎用コンピュータを用いることができる。ただし、リアルタイムの映像処理が可能な処理能力を有する必要がある。また、カメラ12からの映像入力インターフェースと、スピーカ14への音声出力インターフェースと、ネットワークインターフェースとを有する。また、図示しないが下記の手段をプログラムとして記録し、かつ映像情報、音楽情報その他の情報を記録する記憶装置を有している。この記憶装置に対して記録し、読み出しを行う記憶手段24が実行される。さらに、それぞれの手段を実行するための演算装置(図示せず)を有する。さらにまた、その他の入出力装置を有していてもよい。
【0021】
コンピュータ13は、自動販売機10の商品販売に必要な基本的な機能として、ディスプレイ11に販売商品の画像を表示する商品表示手段21と、商品表示手段21により表示された内容に合わせて、ディスプレイ11のタッチパネル機能により販売商品の選択を受け付ける商品選択受付手段22とを実行可能である。商品表示手段21が実行され、購入者が選択して商品選択受付手段22が実行される状況図を
図3に示す。商品表示手段21は、後述するダンスのための映像を表示していない通常状態において実行されているとよい。ただし、通常状態において必ず実行していなければならないわけではなく、例えば上記の対物センサ15に動きが感知されない場合は、商品表示手段21を実行させずに、商品の広告やその他関係のない広告などその他の映像を表示するサイネージ手段23が実行可能であってもよい。一方、商品選択受付手段22は、投入された金額が選択された販売商品の設定された料金以上であれば、販売商品の保管区域(図示せず。実際には自動販売機10の内部の大部分を占める)から、供出口17へ選択された販売商品を供出可能にする。ただしこの発明にかかる自動販売機では、この販売商品の供出に前後するタイミングで、購入者に対して自身が撮影された合成映像を生成するサービスを提供する。
【0022】
記憶手段24は、上記の記憶装置に記録した音楽情報と映像情報とを組み合わせた合成元情報を記録する。
【0023】
上記の音楽情報としては、ダンスに適した音楽の音楽情報であり、スピーカ14から再生可能な音楽である。なんらかの楽曲であることが望ましく、ダンスに向いた楽曲であるとより望ましい。
【0024】
上記の映像情報とは、対応する上記音楽情報に合わせた動く映像であり、アニメーションでもCGでも撮影された映像でもよい。また、それらを組み合わせ可能にしたものでもよい。組み合わせ可能なレイヤー構造の例を
図4(a)に示す。たとえば、全体にフラッシュやライトを当てるといったエフェクトを掛けるエフェクトレイヤーEF用の映像情報と、ダンスをする一人又は複数の人物についての、一つ又は複数の人物レイヤーTL用の映像情報と、それらの背景となる背景レイヤーBK用の映像情報とが組み合わされていてもよい。また、それぞれのレイヤーについて複数の映像が選択可能に用意されているとよい。例えば、人物レイヤーTLとしては、対応する上記音楽情報に関係する人物又は著名人、芸能人などによる人物の映像を用意すると、購入者に対する顧客吸引力が高いため好ましい。図では人物レイヤーTLは一枚であるが、人物ごとに設定された子レイヤーを、映し出す人物の組み合わせで左右等に配置して構成させてもよい。なお、一つの音楽情報(楽曲)について、それぞれのレイヤーの情報を複数用意しておくと、購入者が選択できる余地が増えるため望ましい。
【0025】
さらに、後述する映像の合成がリアルタイム処理ではない場合は、購入者にダンスのタイミングや振り付けを示唆、教授するシルエット又は無個性キャラクターによるダンス映像であるガイドレイヤーGDの映像情報を有していてもよい。一方で、背景レイヤーBKにガイドレイヤーGDの内容を統合してレイヤー数を削減してもよい。さらにまた、上記のレイヤーの可能な全ての組み合わせについて予め合成済みの映像情報(PR)を用意しておくと、リアルタイムの合成処理を行わずに低負荷でディスプレイ11に出力することができる。
【0026】
上記レイヤーの構成に限らず、上記映像情報としてダンスを含む映像を採用し、上記音楽情報としてそのダンスに合わせた楽曲を採用すると、スピーカ14から流れる楽曲に合わせてディスプレイ11に表示されたダンス映像を見せることで、
図1に示すように、自動販売機の前でダンスを楽しむ環境を提供できる。すなわち、この自動販売機10はダンスゲーム機としての機能を購入者に提供することができる。
【0027】
コンピュータ13は、複数用意された上記合成元情報の中から、どの上記音楽情報(楽曲)、どのレイヤーを選択するかを、ディスプレイ11のタッチパネル機能から入力される選択入力手段30を実行可能でもよい。また、選択入力手段30を別途実行することなく、上記の商品選択受付手段22によって選択された上記販売商品によって自動的に決定するものでもよいし、ランダムに選択するものでもよい。
【0028】
コンピュータ13の上記演算装置は、上記合成元情報に含まれる上記映像情報を、ディスプレイ11に出力する映像出力手段26を実行可能である。この上記映像情報は、上記選択入力手段30によって選ばれたレイヤーに対応する映像を選択して出力するとよい。ただし、レイヤーをリアルタイムで合成しない場合、決定された選択に合わせて合成済みの映像情報PRをディスプレイ11に出力するとよい。この場合、合成済みの映像情報PRには上記のガイドレイヤーGDを含めたものとすることで、購入者がそれを参照してダンスしやすくする。一方で、後述する映像合成手段25ではガイドレイヤーGDの代わりにカメラ12から撮影された映像を合成する(
図4(b))。
【0029】
また、この出力される上記合成映像のタイミングに合わせて、上記合成元情報に含まれる上記音楽情報をスピーカ14に出力する音楽出力手段27を実行可能である。すなわち、上記合成元情報を構成する上記音楽情報と、上記映像情報を含んで合成された上記合成映像とが、スピーカ14とディスプレイ11とに、タイミングを合わせて出力される。
【0030】
一方、コンピュータ13の上記演算装置は、カメラ12で撮影された映像を、上記映像情報に合成した合成映像を作成する映像合成手段25を実行可能である。この映像合成手段25の実行は、音楽出力手段27からの上記音楽情報の再生及び映像出力手段26からの上記映像情報の再生にタイミングを合わせて開始するとよい。すなわち、上記音楽情報及び上記映像情報に合わせて購入者がダンスする映像を撮影する。合成する際の順番や効果は特に限定されるものではないが、例えば
図4(b)に示すように、上記のエフェクトレイヤーEF、購入者レイヤーFG、人物レイヤーTL、背景レイヤーBKとして選択されたレイヤーを単純に重ねて合成する。この合成映像(FL)は、映像出力手段26が出力する予め合成済みの映像情報(PR)から、ガイドレイヤーGDを購入者レイヤーFGに差し替えたものとなる。記憶手段24は、映像合成手段25で合成した上記音楽情報と上記合成映像(FL)とを含む動画ファイルを、上記記憶装置へ保存する。
【0031】
コンピュータ13の演算装置は、ネットワークインターフェース16を介して接続されるインターネット20からアクセス可能なサーバ19に、上記の保存された動画ファイルをアップロードするアップロード手段28を実行可能である。アップロードされたサーバ19は、その動画ファイルをダウンロード又はストリーミング再生可能に提供するアドレス、又はアドレスを含む情報を、自動販売機10に返す。コンピュータ13の演算装置は、そのアドレスを含む情報を、二次元バーコードとしてディスプレイ11に表示するアドレス表示手段29を実行可能である。すなわち、購入者がディスプレイ11に表示された二次元バーコードをカメラ付き携帯端末18などで読み取り、その二次元バーコードに含まれるアドレス情報から、サーバ19にアクセスすることで、自分が映っている上記音楽情報と上記合成映像とを後日参照することができる。
【0032】
なお、サーバ19ではアップロードされた動画ファイルにさらに補正を加えた上でダウンロード又はストリーミング再生可能に提供してもよい。
【0033】
この第一の実施形態における自動販売機の実行フロー例を
図5とともに説明する(S101)。待機状態では、広告を表示するサイネージ手段23と、上記販売商品を表示する商品表示手段21を交互に実行する(S102、S103)。金銭が投入されたら(S104→Y)、商品表示手段21に移行し(S105)、商品選択受付手段22が実行されて購入者によって購入される上記販売商品が選択入力される(S106)。
【0034】
ディスプレイ11に、上記合成元情報を表示し、選択入力手段30により購入者からの選択を受け付ける(S107)。例えば、選択された上記販売商品とタイアップ中のアーティストの楽曲を選択肢として表示したり、当該アーティストを人物レイヤーTLの選択肢として表示したり、上記販売商品のカラーに合わせた背景レイヤーBKを選択肢として表示したりするなど、選択された上記販売商品に紐付られた上記合成元情報を表示し、選択入力手段30により購入者からの選択を受け付けてもよい。
【0035】
上記選択入力手段30により選択された楽曲を含む上記音楽情報と、その上記音楽情報に対応する選択された上記映像情報を、音楽出力手段27及び映像出力手段26により、スピーカ14及びディスプレイ11に出力する(S108)。上記の通り、ダンスに適した楽曲とダンスを踊るに適した上記映像情報を出力することで、購入者に対して自動販売機10の前でダンスを楽しむダンスゲーム環境を提供することになる。このダンスゲームを楽しむ被撮影者(購入者)の姿を含むカメラ12から入力された映像の取り込みを開始し、上記記憶装置から記憶手段24が読み出した上記映像情報と合成する映像合成手段25を実行する(S109)。合成された上記合成映像は、順次上記記憶装置へ記録する記憶手段24を実行して、動画ファイルを生成する(S110)。なお、この間も楽曲と映像の再生は続行させる。
【0036】
楽曲と映像の再生が終了したら、S106で選択された上記販売商品を供出口17へ供出する(S111)。この供出と前後して、アップロード手段28が動画ファイルをサーバ19へアップロードする(S112)。なお、S111とS112とは同時でも順番が逆でもよい。アップロードが完了したら、サーバ19から示されたアドレスを含む二次元バーコードをディスプレイ11に表示するアドレス表示手段29を実行する(S113)。以上で自動販売機10の処理は終了する。購入者は表示された二次元バーコードをスマートフォンなどの携帯端末18で読み取り、二次元バーコードで示されたアドレスにアクセスすることで、サーバ19から上記動画ファイルを、ストリーミング再生することができる。
【0037】
次に、この発明の第二の実施形態について、
図6の機能ブロック図、及び
図7のフロー図とともに説明する。基本的な機能は第一の実施形態と同一であり、S207までの処理はS107までの処理と同一である。S208及びS209における処理が異なる。映像出力手段26がディスプレイ11に出力するのは、第一の実施形態における予め合成済みの上記映像ではなく、カメラ12で撮影された映像を購入者レイヤーFGとして映像合成手段25がリアルタイムに合成処理した映像となる。すなわち、カメラ12で撮影された映像を映像合成手段25がその他のレイヤー(ガイドレイヤーGDを除く)とリアルタイムに合成処理して合成映像を生成する(S208)。生成された合成映像はリアルタイムに映像出力手段26がディスプレイ11に出力する。また、合成する上記映像情報にタイミングを合わせて上記音楽情報を音楽出力手段27がスピーカ14に出力する(S209)。
【0038】
なお、カメラ12からの映像を左右鏡像反転して合成及び出力すると、購入者がディスプレイ11を見ながら踊る際に、左右の違和感無く鏡に映っているかのように自然に感じられるため望ましい。
【0039】
ここでリアルタイムとは、カメラ12で撮影した映像自体の速さに遅れることなく進行させることをいう。
【0040】
また、リアルタイムに生成した上記合成映像は上記音楽情報とともに動画ファイルとして上記記憶装置に記録しておく(S210)。これ以降の処理(S211〜)は第一の実施形態(S111〜)と同一である。S211とS212の順番は前後してもよい。
【0041】
さらにこの実施形態の応用形態として、リアルタイムに画面に出力する合成映像ではガイドレイヤーGDを上記購入者レイヤーFGの背景に重ねて生成し、別途保存する動画ファイル用の合成映像ではガイドレイヤーGDを省いておいてもよい。リアルタイムに上記購入者レイヤーFGを重ねてガイドレイヤーGDが表示されていないと、購入者が振り付けを覚えていない限りダンスをすることが難しくなるが、購入者が後日確認しようとする動画ファイルにおいては、ガイドレイヤーGDは邪魔となるからである。
【0042】
さらに、この発明の第三の実施形態を
図8のブロック図とともに説明する。基本的な形態は第一の実施形態と同一である。異なるのは、上記映像元情報に、上記音楽情報及び上記映像情報と組み合わされた、被撮影者(購入者)の行動を評価する情報であるダンス評価用位置情報を有する点である。このダンス評価用位置情報とは、上記映像元情報に含まれる上記音楽情報に沿って設定された振り付けにおいて手足が位置すべき時点と場所の情報である。その振り付けの高評価に対応する動作は、上記ガイドレイヤーGDなどで示唆させるとよい。
【0043】
一方で、対物センサ15は、映像の取り込みと並行して(S108,S109,S208,S209)、撮影するエリアに存在する購入者の動きを検知してどこに物体が存在してどう動いているかの入力情報をコンピュータ13に受け渡す。コンピュータ13の演算装置は、対物センサ15による入力情報を、上記ダンス評価用位置情報に基づいて評価して、評価結果を算出するダンス評価手段31を実行する。このような入力が出来る対物センサ15としては、例えばKINECT(登録商標)センサなどが挙げられる。
【0044】
さらに、販売商品の供出(S111,S211)に前後して、上記評価結果をディスプレイ11に表示する評価表示手段32を実行する。
【0045】
これらの機能を実行する第三の実施形態にかかる自動販売機10は、購入者に対して第一の実施形態よりもさらに付加価値の高いダンスゲーム機としての機能を提供することができる。ダンスに適した楽曲である上記音楽情報をスピーカ14から流すとともに、上記映像情報又は上記合成映像をディスプレイ11に映して、購入者に対してダンスを示唆する。購入者又はその関係者である被撮影者が、上記対物センサの検出範囲でダンスした動作をダンス評価手段31が評価し、評価表示手段32が被撮影者のダンスの評価としてディスプレイ11に表示することで、その評価結果のリターンを得ることができるダンスゲーム機として動作する。ダンスの結果が評価されて可視化されることで、購入者は評価値を友人ときそったり、自分でさらに高い評価値を得ることができるように再度挑戦したりする意欲が促進される。これにより、自動販売機としての販売数を向上させる効果も発揮される。また、長時間に亘って自動販売機10の前で購入者がダンスをし続けることで、宣伝効果も向上する。
【0046】
一方、上記評価結果により、購入者にさらなるインセンティブを与えてもよい。上記評価結果が高評価であった場合のみ、付加的要素を与えることで、購入者に再チャレンジしてでも上記販売商品を購入しようとする動機を与える。例えば、上記販売商品のキャンペーンに適合した限定パッケージ品を供出したり、上記販売商品を追加で供出したり、サーバ19からダウンロードできるコンテンツが増加したりといったことが挙げられる。
【解決手段】自動販売機10正面に設けたカメラ12からの映像を、予め用意した映像情報と合成して音楽再生させることにより、自動販売機の正面にいる購入者にダンスを踊ってもらうことにより衆目を集めると共に、自動販売機の前に一定時間購入者を滞在させ、その場に自動販売機があることを通行人の目に留まりやすくする。