特許第6184230号(P6184230)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アルパイン株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6184230-表示システム 図000002
  • 特許6184230-表示システム 図000003
  • 特許6184230-表示システム 図000004
  • 特許6184230-表示システム 図000005
  • 特許6184230-表示システム 図000006
  • 特許6184230-表示システム 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6184230
(24)【登録日】2017年8月4日
(45)【発行日】2017年8月23日
(54)【発明の名称】表示システム
(51)【国際特許分類】
   G01D 7/00 20060101AFI20170814BHJP
   B60K 35/00 20060101ALI20170814BHJP
【FI】
   G01D7/00 K
   B60K35/00 Z
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-158404(P2013-158404)
(22)【出願日】2013年7月31日
(65)【公開番号】特開2015-28453(P2015-28453A)
(43)【公開日】2015年2月12日
【審査請求日】2016年2月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】000101732
【氏名又は名称】アルパイン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099748
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 克志
(72)【発明者】
【氏名】小幡 喜重郎
【審査官】 菅藤 政明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−218682(JP,A)
【文献】 特開2005−241626(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 7/00
B60K 35/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アナログメータを模擬したメータを表示する表示システムであって、
ディスプレイユニットと制御装置とを有し、
前記ディスプレイユニットは、
ディスプレイと、
前記ディスプレイの表示面の前側に配置された、前記ディスプレイの表示面と平行に回転移動可能な指針と、
前記指針を回転移動するモータと、
前後方向について前記指針の前側に配置された、前記指針の回転中心軸を隠蔽する位置と、前記ディスプレイの表示面を隠蔽しない位置との間を移動可能なパネルとを有し、
前記制御装置は、
メータを表示する第1の表示モードと、メータを表示せずに所定の画像を表示する第2の表示モードとを有し、
前記第1の表示モードにおいて、前記パネルを前記指針の回転中心軸を隠蔽しない位置に設定し、前記モータを制御して前記指針を前記メータで提示する値に応じて回転移動すると共に、前記ディスプレイに、当該メータの文字盤を表した画像を、当該画像と当該メータに対応する前記指針との組み合わせによって当該メータが形成されるように表示し、
前記第2の表示モードにおいて、前記ディスプレイに前記所定の画像を表示すると共に、前記パネルの位置を前記指針の回転中心軸を隠蔽する位置に設定し、前記モータを制御して前記指針の回転角度を当該指針全体が前記パネルの裏側に隠れる角度に設定することを特徴とする表示システム。
【請求項2】
アナログメータを模擬したメータを表示する表示システムであって、
ディスプレイユニットと制御装置とを有し、
前記ディスプレイユニットは、
ディスプレイと、
前後方向について前記ディスプレイの前側に配置された、前記ディスプレイの表示面と平行に回転移動可能な指針と、
前記指針を回転移動するモータと、
前記ディスプレイの表示面を隠蔽しないように、前後方向について前記指針の前側に配置されたパネルと、
前記指針の回転中心軸を移動する移動機構とを有し、
前記制御装置は、
メータを表示する第1の表示モードと、メータを表示せずに所定の画像を表示する第2の表示モードとを有し、
前記第1の表示モードにおいて、前記移動機構を用いて前記指針の回転中心軸の位置を前記ディスプレイの表示面の前側の位置に設定し、前記モータを制御して前記指針を前記メータで提示する値に応じて回転移動すると共に、前記ディスプレイに、当該メータの文字盤を表した画像を、当該画像と当該メータに対応する前記指針との組み合わせによって当該メータが形成されるように表示し、
前記第2の表示モードにおいて、前記ディスプレイに前記所定の画像を表示すると共に、前記移動機構を用いて前記指針の回転中心軸の位置を前記パネルに隠蔽される位置に設定し、前記モータを制御して前記指針の回転角度を当該指針全体が前記パネルの裏側に隠れる角度に設定することを特徴とする表示システム。
【請求項3】
請求項1または2記載の表示システムであって、
当該表示システムは自動車の計器盤内に配置された車載の表示システムであることを特徴とする表示システム。
【請求項4】
請求項3記載の表示システムであって、
前記表示するメータはスピードメータとタコメータとのうちのいずれかを模擬したメータを含むことを特徴とする表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の計器盤に設けられる表示システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車の計器盤に設けられる表示システムとしては、液晶表示装置を計器盤内に設け、液晶表示装置に表示する画像を、スピードメータ等のアナログメータを模擬した画像やナビゲーション用の画像等の複数の画像間で、適時切り替える表示システムが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11-248490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような表示システムによれば、液晶表示装置にスピードメータ等のアナログメータを模した画像を表示する場合、応答性の高い指針の動きを表現するためには、通常よりもフレームレートの大きい、比較的高価な液晶表示装置を用いる必要が生じる。
一方で、液晶表示装置にアナログメータの文字盤部分の画像を表示し、アナログメータの指針としてステッピングモータ等により駆動される機械式の指針を設けるようにすれば、液晶表示装置を用いつつ、応答性の高い指針の動きを表現することができるようになるが、こうすると、液晶表示装置にアナログメータ以外のナビゲーション用の画像等を表示する場合に、当該画像に無関係な指針の存在が表示の美観を損ねてしまうこととなる。
【0005】
そこで、本発明は、表示装置と機械式の指針を併用してアナログメータを表現しつつ、その他の種々の画像を指針が現れない形態で表示できる表示システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題達成のために、本発明は、アナログメータを模擬したメータを表示する表示システムに、ディスプレイユニットと制御装置とを備えたものである。ここで、前記ディスプレイユニットは、ディスプレイと、前後方向について前記ディスプレイの前側に配置された、1または複数の指針と、前記指針毎に対応して設けた対応する指針を回転移動するモータと、パネルとを備えており、前記指針の回転中心軸は、上下左右方向について前記ディスプレイの外側の位置に、前記指針の先端部が前記ディスプレイの表示面の前側で前記ディスプレイの表示面と平行に回転移動可能となるように配置されている。また、前記パネルは、前記各指針の回転中心軸を隠蔽し、前記ディスプレイの表示面を隠蔽しないように、前後方向について前記指針の前側に配置されている。そして、前記制御装置は、前記指針と同じ数の各指針に各々対応するメータを表示する第1の表示モードと、メータを表示せずに所定の画像を表示する第2の表示モードとを有し、前記第1の表示モードにおいて、表示する各メータについて、当該メータに対応する前記指針を当該指針に対応する前記モータを制御して当該メータで提示する値に応じて回転移動すると共に、前記ディスプレイに、当該メータの文字盤を表した画像を、当該画像と当該メータに対応する前記指針との組み合わせによって当該メータが形成されるように表示し、前記第2の表示モードにおいて、前記ディスプレイに前記所定の画像を表示すると共に、全ての指針の回転角度を当該指針に対応するモータを制御して当該指針全体が前記パネルの裏側に隠れる角度に設定する。
【0007】
ここで、このような表示システムは、前記指針を複数設けると共に、前記制御装置に、前記複数の指針の一部の指針に各々対応するメータのみを表示する第3の表示モードを設け、当該制御装置が、前記第3の表示モードにおいて、表示する各メータについて、当該メータに対応する前記指針を当該指針に対応するモータを制御して当該メータで提示する値に応じて回転移動すると共に、前記ディスプレイに、当該メータの文字盤を表した画像を、当該画像と当該メータに対応する前記指針との組み合わせによって当該メータが形成されるように表示すると共に、対応するメータを表示しない各指針の回転角度を、当該指針に対応するモータを制御して当該指針全体が前記パネルの裏側に隠れる角度に設定するようにしてもよい。
【0008】
また、本発明は、前記課題達成のために、アナログメータを模擬したメータを表示する表示システムに、ディスプレイユニットと制御装置とを設けたものである。ここで、前記ディスプレイユニットは、ディスプレイと、前記ディスプレイの表示面の前側に配置された、前記ディスプレイの表示面と平行に回転移動可能な指針と、前記指針を回転移動するモータと、前後方向について前記指針の前側に配置された、前記指針の回転中心軸を隠蔽する位置と、前記ディスプレイの表示面を隠蔽しない位置との間を移動可能なパネルとを備えている。また、前記制御装置は、メータを表示する第1の表示モードと、メータを表示せずに所定の画像を表示する第2の表示モードとを有し、前記第1の表示モードにおいて、前記パネルを前記指針の回転中心軸を隠蔽しない位置に設定し、前記モータを制御して前記指針を前記メータで提示する値に応じて回転移動すると共に、前記ディスプレイに、当該メータの文字盤を表した画像を、当該画像と当該メータに対応する前記指針との組み合わせによって当該メータが形成されるように表示し、前記第2の表示モードにおいて、前記ディスプレイに前記所定の画像を表示すると共に、前記パネルの位置を前記指針の回転中心軸を隠蔽する位置に設定し、前記モータを制御して前記指針の回転角度を当該指針全体が前記パネルの裏側に隠れる角度に設定するものである。
【0009】
また、前記課題達成のために、本発明は、アナログメータを模擬したメータを表示する表示システムに、ディスプレイユニットと制御装置とを備えたものである。ここで、前記ディスプレイユニットは、ディスプレイと、前後方向について前記ディスプレイの前側に配置された、前記ディスプレイの表示面と平行に回転移動可能な指針と、前記指針を回転移動するモータと、前記ディスプレイの表示面を隠蔽しないように、前後方向について前記指針の前側に配置されたパネルと、前記指針の回転中心軸を移動する移動機構とを備えている。また、前記制御装置は、メータを表示する第1の表示モードと、メータを表示せずに所定の画像を表示する第2の表示モードとを有し、前記第1の表示モードにおいて、前記移動機構を用いて前記指針の回転中心軸の位置を前記ディスプレイの表示面の前側の位置に設定し、前記モータを制御して前記指針を前記メータで提示する値に応じて回転移動すると共に、前記ディスプレイに、当該メータの文字盤を表した画像を、当該画像と当該メータに対応する前記指針との組み合わせによって当該メータが形成されるように表示し、前記第2の表示モードにおいて、前記ディスプレイに前記所定の画像を表示すると共に、前記移動機構を用いて前記指針の回転中心軸の位置を前記パネルに隠蔽される位置に設定し、前記モータを制御して前記指針の回転角度を当該指針全体が前記パネルの裏側に隠れる角度に設定するものである。
【0010】
ここで、以上のような表示システムは、自動車の計器盤内に配置された車載の表示システムなどに利用することができる。また、計器盤内に配置された車載の表示システムとして利用する場合には、前記表示するメータはスピードメータとタコメータとのうちのいずれかを含むものとしてよい。
【0011】
以上のような表示システムによれば、メータの表示に用いない指針についてはパネルの裏側に隠蔽してユーザから見えないようにすることができるので、ディスプレイと、モータで回転移動される機械式の指針を用いてアナログメータを表現しつつ、その他の種々の画像を指針が現れない形態で表示することができる。
【発明の効果】
【0012】
以上のように、本発明によれば、表示装置と機械式の指針を併用してアナログメータを表現しつつ、その他の種々の画像を指針が現れない形態で表示できる表示システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施形態に係る車載システムの構成を示すブロック図である。
図2】本発明の実施形態に係るディスプレイユニットの構造を示す図である。
図3】本発明の実施形態に係る指針制御処理を示すフローチャートである。
図4】本発明の実施形態に係るディスプレイユニットの表示例を示す図である。
図5】本発明の実施形態に係るディスプレイユニットの他の構成例を示す図である。
図6】本発明の実施形態に係るディスプレイユニットの他の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に本実施形態に係る車載システムの構成を示す。
ここで、車載システムは、自動車に搭載されるシステムであり、図示するように、液晶表示装置などのディスプレイ101を備えたディスプレイユニット10と、ディスプレイ101の表示を制御するディスプレイコントローラ11、制御装置12、入力装置13、記憶装置14、1または複数の機能システム15を備えている。
【0015】
ここで、機能システム15は、たとえば、自動車の各種状態を計測する計測システムや、バックカメラで自動車後方を撮影するバックカメラシステムや、AVシステムや、ナビゲーションシステムなどである。
なお、このような車載システムは、CPUやメモリを備えたコンピュータを用いて構成されるものであってよく、この場合や制御装置12は、コンピュータが所定のコンピュータプログラムを実行することにより実現されるものであってよい。
次に、図2a1にディスプレイユニット10の正面図を、図2a2にディスプレイユニット10の側面図を示すように、ディスプレイユニット10は、上述したディスプレイ101と、二つの指針102と、モータユニット103と、パネル104とを備えている。ここで、モータユニット103は、二つの指針102を各々回転駆動する二つのステッピングモータと、二つのステッピングモータの駆動回路を備えたユニットである。
【0016】
また、図示するように、指針102の回転軸は、指針102がディスプレイ101の表示面より僅かに前方の位置でディスプレイ101の表示面と平行に回転するように、ディスプレイ101の下端より僅かに下の位置でモータユニット103のステッピングモータに連結している。
また、パネル104は、前方より見て、指針102の回転軸を含む部分が隠れるように、上下方向についてディスプレイ101の下に、前後方向について指針102の前の位置に配置されている。
そして、図2cに示すように、ディスプレイユニット10は、自動車のメータクラスタ下の計器盤内に、ディスプレイ101の表示面を自動車後方に向けて配置される。
さて、車載システムは、表示モードとして複数の表示モードを備えている。
すなわち、表示モードとしては、監視システムが計測した車速を表すスピードメータや、監視システムが計測したエンジン回転速度を表すタコメータや、ナビゲーションシステムが出力するナビゲーション画像や、バックカメラシステムが撮影した自動車後方画像や、AVシステムが再生中の楽曲の情報を表す再生情報画像などのオブジェクトを、一つもしくは2つ以上組み合わせて表示する各種の表示モードが設けられている。なお、表示モードは、ユーザの入力装置13を介した表示モード切り替え操作や、監視システムが監視している自動車の状態の変化に応じて変更する。
【0017】
そして、制御装置12は、表示モードで表示するオブジェクトに応じてディスプレイ101の表示内容を切り替える。
ここで、スピードメータを表示する表示モードにある場合には、スピードメータの値の指示に用いる指針102によって値が指示される位置にスピードメータの文字盤の画像をディスプレイ101に表示し、タコメータを表示する場合には、タコメータの値の指示に用いる指針102によって値が指示される位置にタコメータの文字盤の画像をディスプレイ101に表示する。また、ナビゲーション画像、自動車後方画像、再生情報画像を表示する表示モードにある場合には、これら画像を所定の配置でディスプレイ101に表示する。
【0018】
また、制御装置12は、図3に示す指針制御処理を、各指針102について行って、指針102の動作を制御する。
すなわち、制御装置12は、指針102が値の指示に用いられるメータ(スピードメータやタコメータ)の表示の開始を監視し(ステップ302)、表示が開始されたならば、モータユニット103のステッピングモータを介して、指針102を、当該指針102が値の指示に用いられるメータに表示する監視システムの計測値(車速やエンジン回転速度)に応じて回転させる処理(ステップ304)を、当該指針102が値の指示に用いられるメータの表示が終了するまで(ステップ306)行う。
【0019】
そして、当該指針102が値の指示に用いられるメータの表示が終了したならば(ステップ306)、指針102を回転して収容位置に移動し(ステップ308)、ステップ302の処理に戻る。
ここで、ステップ308で指針を移動させる指針102の収容位置とは、図2bに示すように、指針102の全体がパネル104の裏側に隠れるように指針102を回転させた位置である。
以上、制御装置12が行う指針制御処理について説明した。
以下、このようなディスプレイユニット10の表示例を示す。
図4aは、表示モードがスピードメータとタコメータを表示する表示モードのときの表示例を表している。
図示するように、この場合には、図4a1の指針102と、図4a2のスピードメータの文字盤とタコメータの文字盤とのディスプレイ101の表示との組み合わせによって、図4a3に示すように、スピードメータとタコメータが表示される。
次に、図4bは、表示モードが自動車後方画像、再生情報画像を表示する表示モードのときに表示例を表している。
この場合には、図4b1に示すように、二つの指針102はパネル104の裏側に隠れるように収容されユーザからは見えなくなり、図4b2に示すようにディスプレイ101に表示した自動車後方画像と再生情報画像だけが現れた形態の表示が図4b3に示すように行われることとなる。
【0020】
次に、図4cは、表示モードがスピードメータと、ナビゲーション画像とを表示する表示モードのときに表示例を表している。
この場合には、図4c1に示すように、スピードメータの値の指示に用いられない方の指針102はパネル104の裏側に隠れるように収容されユーザからは見えなくなる。一方、図4b2に示すようにディスプレイ101には、スピードメータの文字盤とナビゲーション画像が表示され、結果、図3に示すようにスピードメータと、ナビゲーション画像が表示されることとなる。
【0021】
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上の実施形態では、指針102の回転軸とパネル104をディスプレイ101の下に配置したが、指針102の回転軸とパネル104はディスプレイ101の上、左、右などの配置するようにすることもできる。
また、以上の実施形態では、指針102の回転軸をディスプレイ101の下に配置し、メータの値の指示に用いない指針102を回転させてパネル104の裏側に収容することにより、指針102をユーザから見えなくなるように隠蔽したが、当該隠蔽は、指針102の回転軸をディスプレイ101に重ねて配置し、パネル104を上下に移動することにより、指針102をユーザから見えなくなるように隠すようにしてもよい。
【0022】
すなわち、この場合には、図5a1に正面図を図5a2に側面図を示すように、パネル104をボールネジなどの昇降機構501で昇降可能に設け、指針102を値の指示に用いるメータを表示するときには、図5a1、a2に示すようにパネル104をディスプレイ101の下までに降下させて、指針102とディスプレイ101の全面が露出するようにする。また、指針102を値の指示に用いるメータを表示しないときには、図5b1の正面図と図5b2の側面図に示すように指針102の回転軸がパネル104の裏側に隠れる高さまで、パネル104をディスプレイ101の下部を覆うように上昇させると共に、指針102を回転させてパネル104の裏側に収容するようにする。
【0023】
なお、パネル104の代わりにディスプレイ101を上下に移動することによりメータの値の指示に用いない指針102を隠蔽することもできる。
また、指針102の隠蔽は、指針102の回転軸の位置を移動させることにより行うようにすることもできる。
すなわち、図6a1に正面図を図6a2に側面図を示すように、指針102の回転軸を軸支するリンク601と、リンク601を回転するモータ602を設け、指針102を値の指示に用いるメータを表示するときには、図5a1、a2に示すように指針102の回転軸をディスプレイ101の表示面上に移動するようにモータでリンク601を回転し、指針102を値の指示に用いるメータを表示しないときには、図6b1の正面図と図6b2の側面図に示すように指針102の回転軸を、パネル104の裏側に隠れる位置に移動するようにモータでリンク601を回転するとともに、指針102をパネル104の裏側まで回転するようにする。なお、回転軸へのモータユニット103からの動力の伝達は適当なベルト機構やギヤ機構によって行うことができる。
【0024】
以上のように、本実施形態によれば、メータの表示に用いない指針102についてはパネル104の裏側に隠蔽してユーザから見えないようにすることができるので、ディスプレイ101と、機械式の指針102を用いてアナログメータを表現しつつ、種々の画像を指針102が現れない形態で表示することができるようになる。
【符号の説明】
【0025】
10…ディスプレイユニット、11…ディスプレイコントローラ、12…制御装置、13…入力装置、14…記憶装置、15…機能システム、101…ディスプレイ、102…指針、103…モータユニット、104…パネル、501…昇降機構、601…リンク。
図1
図2
図3
図4
図5
図6