【実施例1】
【0010】
[全体構成]
図1は、実施例1に係る連携入力システムの連携入力システムの全体構成例を示す図である。本実施例では、連携入力システムの一例として、銀行における窓口業務を例にして説明する。
【0011】
図1に示すように、この連携入力システムは、タブレット端末10と、複数の行員端末30とを有する。タブレット端末10は、銀行に来店した顧客が個人情報等を入力するコンピュータ端末であり、例えば口座開設を行う際に必要な口座開設情報の入力を受け付ける。このタブレット端末10は、専用のケーブル等を用いてプリンタ50と接続され、顧客が入力した口座開設情報が記載された帳票を印刷する。
【0012】
各行員端末30は、銀行員が使用するコンピュータ端末であり、いわゆるローカウンターに在籍する銀行員のコンピュータ端末である。この行員端末30は、銀行員から顧客の個人情報の入力を受け付けて、入力された個人情報を勘定系システム40に出力し、口座開設などの各種業務を実行する。なお、勘定系システム40は、口座管理や為替取引などを実行する情報処理システムである。
【0013】
このような状態において、タブレット端末10は、顧客によって入力された口座開設情報のうち、勘定系システム40において口座開設に用いられる入力画面で入力すべき口座開設情報の内容を表現した2次元バーコードを生成する。そして、タブレット端末10は、生成した2次元バーコードの出力を許容する。一方で、行員端末30は、勘定系システム40において口座開設に用いられる入力画面を表示する。そして、行員端末30は、表示された画面に対応する2次元バーコードが読み取られることで取得した口座情報の、対応する入力項目への自動入力を行う。
【0014】
このように、タブレット端末10は、口座開設に用いる複数の情報それぞれを2次元バーコードにして印刷する。行員端末30は、口座開設を行う際に表示される各画面において、各画面に対応する2次元バーコードを読み取ることで、必要な情報を自動で入力する。したがって、行員の手作業による入力作業を削減することができるので、口座開設における作業効率を向上させることができる。
【0015】
[処理の説明]
図2は、実施例1に係る処理の流れを説明する図である。ここでは、一例として口座開設を実行する場合を例にして説明する。
図2に示すように、顧客5は、銀行に来店すると、コンシェルジュカウンターでタブレット端末10を受け取る(S10)。その後、顧客5は、タブレット端末10に表示される画面上で口座開設情報の入力を完了すると、タブレット端末10をローカウンターに持っていく(S11)。
【0016】
ローカウンターでは、行員6が、顧客5からタブレット端末10を受け取り、タブレット端末10とプリンタ50とを接続して(S12)、顧客5が入力した口座開設情報を含む帳票2aを出力する(S13)。ここで、タブレット端末10は、顧客5が入力した口座開設情報から、口座開設に用いる各入力画面に入力する情報を表現する複数の2次元バーコードを生成する。そして、タブレット端末10は、顧客5の個人情報とともに、生成した複数の2次元バーコードを含む帳票2aを印刷する。
【0017】
その後、行員6は、口座開設の際に表示される入力画面ごとに、帳票2aに印刷された2次元バーコードを用いて情報の入力を実行する。具体的には、行員端末30は、処理1の入力画面1を表示し、入力画面1に対応する2次元バーコードを読み取ることで、入力画面1に情報を自動入力する(S14)。さらに、行員端末30は、処理1の次に表示される処理2の入力画面2を表示し、入力画面2に対応する2次元バーコードを読み取ることで、入力画面2に情報を自動入力する(S15)。
【0018】
このように、行員6は、口座開設の際に表示される各入力画面上で、該当する2次元バーコードを行員端末30に読み取らせることで、入力画面に自動で情報を入力させることができる。
【0019】
[タブレット端末の機能構成]
図3は、実施例1に係るタブレット端末の機能構成を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、タブレット端末10は、通信制御部11、表示部12、記憶部13、制御部14を有する。ここで示した処理部は、例示であり、これに限定されるものではなく、他の処理部を有していてもよい。
【0020】
通信制御部11は、他の装置との間の通信を制御する処理部であり、例えばネットワークインタフェースカード、USB(Universal Serial Bus)ポート、PCI(Peripheral Component Interconnect)スロット、無線インタフェースなどである。例えば、通信制御部11は、プリンタ50と接続して、プリンタ50に対して帳票データを出力する。
【0021】
表示部12は、タッチパネルなどの表示装置である。この表示部12は、各種情報を表示して、表示させる画面上で顧客等からの操作を受け付ける。例えば、表示部12は、口座開設情報の入力画面を表示し、顧客からの情報入力を受け付ける。
【0022】
記憶部13は、制御部14が実行するプログラムや各種データを記憶する記憶装置であり、例えば半導体メモリやハードディスクなどである。
【0023】
制御部14は、タブレット端末10の全体的な処理を司る処理部であり、例えばプロセッサなどである。この制御部14は、メニュー選択部15、画面表示部16、印刷実行部17を有し、これらによって連携入力処理を実行する。なお、メニュー選択部15、画面表示部16、印刷実行部17は、例えばプロセッサが実行するプロセスやプロセッサが有する電子回路の一例である。
【0024】
メニュー選択部15は、表示部12にメニューを表示させて、顧客からのメニュー選択を受け付ける処理部である。具体的には、メニュー選択部15は、表示部12がユーザ操作を受け付けた場合に、メニューのトップ画面を表示する。一例を挙げると、メニュー選択部15は、タブレット端末10が充電器等から離されて顧客に手渡された後、タッチパネル上でタッチ操作を受け付けた場合に、メニューのトップ画面を表示する。
【0025】
画面表示部16は、所定の操作が表示部12によって受け付けられた場合に、受け付けられた操作に応じた画面を表示部12に表示させる処理部である。例えば、画面表示部16は、口座開設のメニューが選択されたことが受け付けられた場合、口座開設に必要な情報入力を要求する口座開設情報の入力画面を表示部12に表示させる。また、画面表示部16は、口座開設情報の入力画面の入力が終了した操作を受け付けた場合、次の画面を表示部12に表示させる。
【0026】
このように、画面表示部16は、顧客が要求した口座開設などの業務を遂行するために、表示部12にメニューを順次表示させて、顧客からの情報入力を要求することで、顧客の負担を軽減しつつ業務を遂行させることができる。
【0027】
ここで、
図4を用いて、タブレット端末10における画面遷移について説明する。
図4は、実施例1に係るタブレット端末に表示される画面例を説明する図である。
図4に示すように、メニュー選択部15は、最初にトップ画面4Aを表示させる。トップ画面4Aは、「新規口座開設をしたい」、「届出事項を変更したい、モノ(通帳・カード等)を無くした」の2つのメニューを表示させる画面である。
【0028】
次に、画面表示部16は、「新規口座開設をしたい」が選択されたことが検出すると、本人情報入力画面4Bを表示部12に表示させる。本人情報入力画面4Bは、「お名前、フリガナ、性別、生年月日、郵便番号、住所、自宅電話、携帯電話、メールアドレス、ご職業、口座の利用目的」など顧客の個人情報の入力を受け付ける画面である。なお、ここで入力される情報は、例えば新規口座を開設するのに使用される。
【0029】
続いて、画面表示部16は、本人情報入力画面4Bの入力が完了した操作である、本人情報入力画面4Bに表示される「次へ」が選択されると、必要事項入力画面4Cを表示部12に表示させる。必要事項入力画面4Cは、「お勤め先名または学校名、所属部課、事業内容、お勤め先郵便番号、お勤め先住所、お勤め先電話番号、入社年月、役職、従業員数、資本金、婚否、扶養家族」などの就業先や家族状況と、「本年年収、預貯金額、現在のお借入総額、運転免許証、キャッシングご利用希望金額」などの資産や負債の情報とを受け付ける画面である。なお、ここで入力される情報は、例えばクレジット機能付きのキャッシュカードを生成するのに使用される。
【0030】
そして、画面表示部16は、必要事項入力画面4Cに表示される「次へ」が選択されると、入力内容確認画面4Dを表示部12に表示させる。入力内容確認画面4Dは、本人情報入力画面4Bや必要事項入力画面4Cで入力された情報を表示させて、入力に間違いがないかを顧客に確認させる画面である。ここで、画面表示部16は、入力に間違いがあるために入力情報の修正指示を受け付けた場合には、修正箇所を含む本人情報入力画面4Bまたは必要事項入力画面4Cを表示させる。このようにすることで、顧客は、入力情報を修正することができる。
【0031】
その後、画面表示部16は、入力内容確認画面4Dに表示される「確認完了」への操作を受け付けると、待機画面4Fを表示部12に表示させる。待機画面4Fは、「ご入力ありがとうございました。番号札をお引き下さい。番号が呼ばれるまで、今しばらくお待ち下さい」などのメッセージを表示させて、顧客に順番が来るまで待機をお願いする画面である。なお、待機画面4Fには、上記メッセージ以外にも、例えば新サービス等のコマーシャル(CM)やゲームなどを表示させることもできる。
【0032】
なお、
図4に示した画面、入力情報、画面数などは、あくまで一例であり、業務等によって任意に変更することができる。また、画面表示部16は、各画面において、顧客によって入力された情報が予め規定した形式と一致するかを判定し、一致しない場合には入力ミスを表示させて、再入力を促すこともできる。
【0033】
図3に戻り、印刷実行部17は、生成部17aと出力部17bとを有し、これらによって、画面表示部16が表示する画面上の受け付けられた顧客情報を記載した帳票を印刷する処理部である。
【0034】
生成部17aは、入力された口座開設情報のうち、行員端末30で表示される勘定系システム40の複数画面それぞれで入力すべき口座開設情報の内容を、入力画面ごとに表現した複数の2次元バーコードを生成する処理部である。具体的には、生成部17aは、行員が行員端末30で顧客情報を入力する入力画面ごとに、当該入力画面で入力が要求される情報を表現する2次元バーコードを生成する。
【0035】
例えば、行員が、口座開設を行う際に、第1の入力画面、第2の入力画面に順に顧客情報を入力する例で説明する。この場合、生成部17aは、第1の入力画面で要求される情報A、情報B、情報Cを、本人情報入力画面4Bや必要事項入力画面4Cから抽出し、抽出した情報を表現する2次元バーコードを生成する。続いて、生成部17aは、第2の入力画面で要求される情報A、情報Dを、本人情報入力画面4Bや必要事項入力画面4Cから抽出し、抽出した情報を表現する2次元バーコードを生成する。そして、生成部17aは、生成した2次元バーコードを出力部17bに出力する。
【0036】
なお、生成部17aは、設定や行員端末の画面数に応じて、顧客の入力画面から複数の2次元バーコードを生成することもでき、顧客の入力画面から1つの2次元バーコードを生成することもできる。
【0037】
出力部17bは、行員が行員端末30で情報を入力する際に参照する帳票データを出力する処理部である。上記例で説明すると、出力部17bは、生成部17aによって生成された2次元バーコードと、各入力画面4Bや4Cで入力された情報とを含む帳票データを生成し、タブレット端末10と接続されたプリンタ50に帳票データを出力する。
【0038】
また、出力部17bは、帳票データの印刷が終了すると、帳票データに使用した顧客情報をタブレット端末10から削除する。こうすることで、個人情報の不要な保持を抑制し、流出の危険性を軽減できる。また、出力部17bは、顧客による印刷操作を禁止するために、パスワードを入力させてから印刷を実行することもできる。また、出力部17bは、印刷が要求された際にプリンタ50が接続されていない場合、「プリンタが接続されていません」等のメッセージを表示部12に表示させることもできる。
【0039】
ここで、
図5を用いて、2次元バーコードの生成と帳票の生成とについて説明する。
図5は、2次元バーコードの生成例と帳票例とを説明する図である。
図5に示すように、印刷実行部17は、本人情報入力画面4Bや必要事項入力画面4Cを用いて、帳票5Aを生成する。
【0040】
具体的には、生成部17aは、口座開設を行う際に、行員が情報入力を実行する入力画面1、入力画面2、入力画面3、入力画面4、入力画面5、入力画面6、入力画面7それぞれに対応する2次元バーコードを生成する。例えば、生成部17aは、入力画面1で入力すべき「お名前、フリガナ、生年月日」を本人情報入力画面4Bから抽出して、これらの情報を表現した2次元バーコードを生成する。また、生成部17aは、入力画面2で入力すべき「生年月日、住所」を本人情報入力画面4Bから抽出して、これらの情報を表現した2次元バーコードを生成する。このようにして、生成部17aは、各入力画面に入力すべき情報を本人情報入力画面4Bや必要事項入力画面4Cから抽出して2次元バーコードを生成する。
【0041】
その後、出力部17bは、予め用意された帳票データのフォーマットに、顧客情報と生成部17aが生成した2次元バーコードとを入力して印刷して、帳票5Aを生成する。帳票5Aには、顧客情報として「おところ、フリガナ、おなまえ、ご職業、お勤め先、携帯電話」などの情報が含まれる。なお、これらの情報は、出力部17bによって、本人情報入力画面4Bや必要事項入力画面4Cから抽出される。
【0042】
また、出力部17bは、表示される入力画面の順番で、2次元バーコードを出力する。例えば、口座開設を行う際に、行員端末30に表示される入力画面が、入力画面1、入力画面2、入力画面3、入力画面4、入力画面5、入力画面6、入力画面7の順であったとする。この場合、入力画面1に対応する2次元バーコード、入力画面2に対応する2次元バーコード、入力画面3に対応する2次元バーコード、入力画面4に対応する2次元バーコード、入力画面5に対応する2次元バーコード、入力画面6に対応する2次元バーコード、入力画面7に対応する2次元バーコードの順番で、帳票に印刷される。
【0043】
さらに、出力部17bは、行員による2次元バーコードの読み間違いを防止する対策の1つとして、各2次元バーコードに対して、対応する入力画面の名称や入力画面を要求する処理名等をあわせて印刷することもできる。例えば、出力部17bは、XYZ処理の入力画面1(画面番号=X11)に対する2次元バーコードの上に、「入力画面1」、「XYZ処理」、「XYZ処理(入力画面1)」、「X11」などを印刷する。
【0044】
なお、
図5に示した帳票の形式、帳票に印刷される顧客情報の数や種別、2次元バーコードの形式や数、帳票における2次元バーコードの印刷場所などは、あくまで一例であり、任意に変更することができる。
【0045】
[行員端末の機能構成]
図6は、実施例1に係る行員端末の機能構成を示す機能ブロック図である。
図6に示すように、行員端末30は、通信制御部31、入力部32、表示部33、記憶部34、バーコード読み取り部35、制御部36を有する。ここで示した処理部は、例示であり、これに限定されるものではなく、他の処理部を有していてもよい。
【0046】
通信制御部31は、他の装置との間の通信を制御する処理部であり、例えばネットワークインタフェースカードなどである。例えば、通信制御部31は、勘定系システム40と接続して、口座開設に用いられる顧客情報を勘定系システム40に送信する。
【0047】
入力部32は、行員等から行員端末30への情報入力を受け付ける処理部であり、例えばマウスやキーボードなどである。表示部33は、各情報を表示する処理部であり、例えばディスプレイやタッチパネルなどである。
【0048】
記憶部34は、制御部36が実行するプログラムや各種データを記憶する記憶装置であり、例えば半導体メモリやハードディスクなどである。バーコード読み取り部35は、2次元バーコードを読み取る処理部であり、例えばバーコードリーダーなどである。バーコード読み取り部35は、帳票に印刷される2次元バーコードを読み取り、読み取ったデータを情報挿入部39に出力する。
【0049】
制御部36は、行員端末30の全体的な処理を司る処理部であり、例えばプロセッサなどである。この制御部36は、メニュー選択部37、画面表示部38、情報挿入部39を有し、これらによって連携入力処理を実行する。なお、メニュー選択部37、画面表示部38、情報挿入部39は、例えばプロセッサが実行するプロセスやプロセッサが有する電子回路の一例である。
【0050】
メニュー選択部37は、表示部33にメニューを表示させて、行員からのメニュー選択を受け付ける処理部である。具体的には、メニュー選択部37は、複数の業務が選択可能なトップ画面を表示部33に表示させ、入力部32等を介して、行員からの該当メニュー選択を受け付ける。
【0051】
画面表示部38は、所定の操作が入力部32や表示部33によって受け付けられた場合に、受け付けられた操作に応じた画面を表示部33に表示させる処理部である。例えば、画面表示部38は、メニュー選択部37が口座開設のメニュー選択を検出した場合、口座開設の入力画面を表示部33に表示させる。また、画面表示部38は、口座開設情報の入力画面の入力が終了した操作を受け付けた場合、次の画面を表示部33に表示させる。
【0052】
このように、画面表示部38は、行員が口座開設などの業務を遂行するために、顧客情報等を入力する画面を、処理の順に表示部33に表示させて、行員の負担を軽減しつつ業務を遂行させることができる。
【0053】
情報挿入部39は、画面表示部38が表示部33に表示させた入力画面に、バーコード読み取り部35が読み取った2次元バーコードが表現する情報を挿入する処理部である。例えば、情報挿入部39は、処理1の入力画面が表示されている状況で、処理1に対応する2次元バーコードが読まれた場合に、2次元バーコードで表現されていた各種情報を入力画面の該当項目に入力する。このとき、情報挿入部39は、入力画面と2次元バーコードとの対応関係が異なる場合には、エラー画面などを表示部33に表示させることもできる。
【0054】
ここで、2次元バーコードの読み取りについて説明する。
図7は、2次元バーコードの読み取り例を説明する図である。
図7に示すように、行員端末30は、各種入力画面が表示部33に表示されている状態で、各入力画面に対応する2次元バーコードが読み取られると、各入力画面の入力欄に顧客情報を自動で入力する。
【0055】
例えば、バーコード読み取り部35が、処理1の入力画面1が表示されている状態で、入力画面1に対応する2次元バーコードを読み取ったとする。この場合、情報挿入部39は、2次元バーコードから抽出した「お名前」を入力画面1の「漢字氏名」に挿入し、同様に抽出した「フリガナ」を入力画面1の「カナ氏名」に挿入する。
【0056】
また、バーコード読み取り部35が、処理2の入力画面2が表示されている状態で、入力画面2に対応する2次元バーコードを読み取ったとする。この場合、情報挿入部39は、2次元バーコードから抽出した「住所」を入力画面2の「住所」に挿入し、同様に抽出した「お名前」を入力画面2の「発行者」に挿入する。
【0057】
このとき、2次元バーコード化された本人情報入力画面4Bの「項目」と、入力画面において挿入先となる「項目」とは必ずしも一致しない場合がある。例えば、本人情報入力画面4Bの「お名前」に入力された情報の挿入先が、入力画面の「お名前」ではなく「漢字氏名」となる場合がある。
【0058】
このため、タブレット端末10は、行員の入力画面へのシフト指示を含んだ2次元バーコードを生成する。上記例で説明すると、タブレット端末10は、本人情報入力画面4Bの「お名前」に入力された情報を、行員の入力画面の「漢字氏名」に入力するシフト指示を含んだ2次元バーコードを生成する。
【0059】
また、各入力画面の項目間の対応関係が予め決定された上で、2次元バーコードが生成することもできる。例えば、行員の入力画面1への情報挿入を実現する2次元バーコードを生成する場合に、顧客のどの入力画面のどの項目を、行員の入力画面1のどの項目に挿入するかを予めプログラミングしておくことで、正確な情報挿入を実現することができる。つまり、抽出元と挿入先とを対応付けておくことで、項目名や入力情報等に依存しない、2次元バーコードの生成および情報挿入を実現できる。
【0060】
また、タブレット端末10は、対応関係を示すテーブルを用いて、2次元バーコードを生成することもできる。例えば、タブレット端末10の記憶部13は、各抽出元画面の各項目と各挿入先画面の各項目とを対応付けたテーブルを記憶する。そして、タブレット端末10の生成部17aは、2次元バーコードを生成する際に上記テーブルを参照して、抽出元と挿入先の対応関係や挿入位置などを特定し、それらを指定した2次元バーコードを生成することもできる。
【0061】
[処理の流れ]
次に、実施例1に係る連携入力システムで実行される処理の流れについて説明する。ここでは、タブレット端末10が実行する処理と、行員端末30が実行する処理とについて説明する。
【0062】
(タブレット端末の処理)
図8は、実施例1に係るタブレット端末が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、タブレット端末10の画面表示部16は、表示部12等を介して、「口座開設」のメニューに対するメニュー操作が受け付けられると(S101:Yes)、本人情報入力画面を表示部12に表示させる(S102)。ここで、画面表示部16は、顧客から、本人情報入力画面への情報入力を受け付ける。
【0063】
そして、画面表示部16は、本人情報入力画面への入力完了を示す操作を受け付けた場合(S103:Yes)、必要事項入力画面を表示部12に表示させる(S104)。ここで、画面表示部16は、顧客から、必要事項入力画面への情報入力を受け付ける。
【0064】
続いて、画面表示部16は、必要事項入力画面への入力完了を示す操作を受け付けた場合(S105:Yes)、待機画面を表示部12に表示させる(S106)。
【0065】
その後、画面表示部16が表示部12を介して印刷操作を受け付けると(S107:Yes)、生成部17aは、口座開設の業務において行員端末30に出力される各入力画面へ挿入する情報を表現する2次元バーコードを生成する(S108)。続いて、出力部17bは、生成された2次元バーコードを付加した帳票データをプリンタ50に出力する(S109)。
【0066】
その後、出力部17bは、出力された帳票データに付加される2次元バーコードのデータや、2次元バーコードで表現される情報の抽出元となるデータを削除する(S110)。そして、画面表示部16は、初期画面を表示部12に表示させる(S111)。
【0067】
(行員端末の処理)
図9は、実施例1に係る行員端末が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、行員端末30のメニュー選択部37は、入力部32等を介して、「口座開設」のメニューに対するメニュー操作を受け付けると(S201:Yes)、入力画面を表示部33に表示させる(S202)。
【0068】
そして、情報挿入部39は、表示されている入力画面に対応する2次元バーコードがバーコード読み取り部35によって読み取られた場合(S203:Yes)、読み取られた2次元バーコードにしたがって入力画面に情報を入力する(S204)。
【0069】
ここで、情報挿入部39は、入力エラーを検出した場合(S205:Yes)、表示されている入力画面に入力された情報を削除し(S206)、S202に戻って以降の処理を繰り返す。例えば、情報挿入部39は、入力項目の形式と一致しない形式の情報が入力された場合などに入力エラー有りと検出する。また、情報挿入部39は、入力エラーを検出した場合に、入力エラー箇所を強調表示することもできる。
【0070】
一方、入力エラーが検出されない場合(S205:No)、画面表示部38は、次の入力画面があるかを判定する(S207)。
【0071】
そして、画面表示部38は、次の入力画面がある場合(S207:Yes)、次の入力画面を表示部33に表示させて(S208)、S203以降の処理を繰り返す。一方、画面表示部38は、次の入力画面がない場合(S207:No)、2次元バーコード等で入力された入力情報を勘定系システム40へ出力する(S209)。
【0072】
[効果]
このように、タブレット端末10は、顧客から入力された入力情報を用いて、行員に表示される各入力画面に対応した2次元バーコードを生成する。行員端末30は、各入力画面で該当する2次元バーコードを読み取ることで、入力画面に情報を自動入力する。したがって、情報の手入力や入力ミスによる再入力など、行員が口座開設などを行う際に実行する負担の大きい作業を削減することができる。この結果、口座開設にかかる作業効率を向上させることができる。また、作業効率を効率化できることから、顧客の待ち時間を減らすこともでき、顧客満足度の上昇が期待できる。
【0073】
また、2次元バーコードによって挿入対象の情報を自動で抽出することができるので、顧客側の入力画面と行員側の入力画面との対応関係を意識することなく、行員が口座開設などの業務を実行できる。したがって、既存のシステムから本システムに移行する場合であっても、移行に伴う業務変化を抑制することができる。この結果、行員の負担を削減することができ、迅速なシステム移行が実現できる。
【実施例2】
【0074】
ところで、実施例1では、タブレット端末10が、顧客から手入力で情報を受け付ける例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、タブレット端末10は、2次元バーコードを読み取ることで、情報入力を受け付けることもできる。
【0075】
そこで、実施例2では、タブレット端末10が、2次元バーコードを読み取って顧客情報を自動入力する例を説明する。ここでは、全体的な処理の説明、機能構成、フローチャートについて説明する。なお、行員端末30の機能構成は、実施例1と同様なので、詳細な説明は省略する。
【0076】
[処理の説明]
図10は、実施例2に係る処理の流れを説明する図である。ここでは、一例として、口座を開設済みの顧客5が届出事項を変更する場合を例にして説明する。
【0077】
図10に示すように、顧客5は、銀行に来店すると(S20)、コンシェルジュカウンターで預金通帳を受付端末60に挿入する(S21)。なお、ここでは一例として預金通帳を用いた例を説明するが、これに限定されるものではなく、例えばキャッシュカードを用いることもできる。
【0078】
受付端末60は、預金通帳から顧客5の氏名や口座番号などの識別情報を読み出して顧客管理サーバ61に送信し、顧客管理サーバ61は、識別情報に基づいて顧客5を特定し、顧客5の登録情報を表現する2次元バーコードを生成して受付端末60に応答する(S22)。
【0079】
ここで、受付端末60は、受付番号と2次元バーコードを表示させた受付番号札63を印刷する。なお、顧客5の登録情報の一例としては、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、就業先、家族状況などの情報や、預金額や借入額などの資産や負債の情報などである。
【0080】
続いて、コンシェルジュ62が、バーコードリーダー等を用いて、受付番号札63の2次元バーコードをタブレット端末10に読み込ませて、顧客5の登録情報が表示されるタブレット端末10および受付番号札63を顧客5に渡す(S23)。
【0081】
顧客5は、コンシェルジュ62から受け取ったタブレット端末10を用いて登録情報の修正を行った後、タブレット端末10と受付番号札63をローカウンターに持っていく(S24)。
【0082】
その後は実施例1と同様、ローカウンターでは、行員6が、顧客5からタブレット端末10を受け取り、タブレット端末10とプリンタ50とを接続して(S25)、顧客5が入力した届出事項を含む帳票2aを印刷する(S26)。ここで帳票に印刷される2次元バーコードは、届出事項の変更の際に表示される各入力画面へ入力される情報を表現するバーコードであり、S24等で行われた修正後の登録情報を用いて生成される。
【0083】
そして、実施例1と同様の手法で、行員6は、届出事項の変更の際に表示される入力画面ごとに、帳票2aに印刷された2次元バーコードを用いて情報入力を実行して、届出情報の変更を行う。
【0084】
[タブレット端末の機能構成]
図11は、実施例2に係るタブレット端末の機能構成を示す機能ブロック図である。
図11に示すように、タブレット端末10は、実施例1と同様、通信制御部11、表示部12、記憶部13、制御部14を有する。
【0085】
実施例1と異なる点は、バーコード処理部18を有している点である。なお、他の処理部は、実施例1と同様なので詳細な説明は省略し、ここでは、バーコード処理部18について説明する。
【0086】
バーコード処理部18は、バーコードリーダー等を介して、2次元バーコードを読み取り、読み取った情報を表示部12に表示させる処理部である。例えば、バーコード処理部18は、受付番号札に印刷された2次元バーコードを読み込み、顧客の登録情報を表示させて、顧客による登録情報を変更可能にする。
【0087】
変更された顧客の登録情報は、印刷実行部17によって2次元バーコードで表現される。印刷実行部17は、届出変更の複数の入力画面が行員端末30に表示される場合、実施例1と同様、各入力画面に対応した2次元バーコードを生成する。
【0088】
ここで、タブレット端末10に表示される画面例について説明する。
図12は、実施例2に係るタブレット端末に表示される画面例を説明する図である。
図12に示すように、メニュー選択部15は、最初にトップ画面12Aを表示させる。トップ画面12Aは、「新規口座開設をしたい」、「届出事項を変更したい、モノ(通帳・カード等)を無くした」の2つのメニューを表示させる画面である。
【0089】
この状態では、顧客は、コンシェルジュに「届出の変更」を行いに来店したことを伝えており、預金通帳を受付端末60に挿入して、受付番号と2次元バーコードが印刷された受付番号札63を受け取っているものとする。
【0090】
次に、画面表示部16は、「届出事項を変更したい」が選択されたことを検出すると、2次元バーコード読み取り画面12Bを表示部12に表示させる。例えば、2次元バーコード読み取り画面12Bは、「受付番号札に印刷されている2次元バーコードを読み取ってください」などのメッセージが表示される画面である。
【0091】
その後、バーコード処理部18は、2次元バーコードを読み取ると、2次元バーコードで表現されていた顧客の登録情報画面12Cを表示部12に表示させる。例えば、顧客の登録情報画面12Cは、「お名前、性別、住所、自宅電話番号、ご職業、クレジットカード種別」など、口座開設等の際に登録された情報である。また、登録情報画面12Cは、顧客による情報編集を受け付けることができ、顧客はこの登録情報画面12C上で情報の変更を実行する。
【0092】
その後、画面表示部16は、登録情報画面12Cにおける情報の変更が終了すると、待機画面12Dを表示部12に表示させる。待機画面12Dは、「番号が呼ばれるまで、今しばらくお待ち下さい。番号札には2次元バーコードが印刷されていますので、紛失にはご注意下さい。」などのメッセージを表示させて、顧客に順番が来るまで待機をお願いする画面である。
【0093】
なお、
図12に示した画面、入力情報、画面数などは、あくまで一例であり、業務等によって任意に変更することができる。また、受付番号札に印刷されている2次元バーコードには、有効期限を設定することもできる。また、専用のリーダーでしか読み取ることができないように、暗号化して印刷することもできる。このようにすることで、受付番号札の紛失による情報漏えいの危険性を抑制することができる。
【0094】
[処理の流れ]
次に、実施例2に係るタブレット端末10が実行する処理について説明する。
図13は、実施例2に係るタブレット端末が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【0095】
図13に示すように、タブレット端末10のメニュー選択部15は、表示部12等を介して、メニュー操作を受け付けると(S301:Yes)、選択されたメニューが届出変更の操作であるか否かを判定する(S302)。
【0096】
そして、タブレット端末10は、選択されたメニューが届出変更の操作ではない場合(S302:No)、すなわち、口座開設メニューの操作である場合、S303からS312を実行する。なお、S303からS312までの処理は、実施例1で説明したS102からS111と同様なので、詳細な説明は省略する。
【0097】
一方、メニュー選択部15は、選択されたメニューが届出変更の操作である場合(S302:Yes)、2次元バーコード読み取り画面12Bを表示部12に表示させる(S313)。
【0098】
続いて、バーコード処理部18は、2次元バーコードを読み取ると(S314:Yes)、2次元バーコードで表現されていた顧客の登録情報で構成される登録情報画面12Cを表示部12に表示させる。
【0099】
その後、画面表示部16は、登録情報画面12Cにおける情報の変更が終了すると(S315:Yes)、待機画面12Dを表示部12に表示させる(S307)。その後処理は、実施例1と同様なので、詳細な説明は省略する。
【0100】
[効果]
このように、タブレット端末10は、顧客が変更したい登録情報を表示する2次元バーコードを読み込むことで、簡単に登録情報の取得および表示を実行することができる。この結果、顧客は、変更前の登録情報を紙に記入したり、端末に入力したりする作業を行うことなく、登録情報を変更することができる。したがって、顧客の負荷を軽減することができるとともに、処理の高速化が期待できる。
【実施例3】
【0101】
上記実施例では、口座開設を例にして1つの入力画面から2次元バーコードを生成する例を説明したが、これらに限定されるものではない。そこで、実施例3では、実施例1や実施例2とは異なる2次元バーコードの生成手法について説明する。
【0102】
[業務例]
上記実施例1や実施例2では、口座開設や届出変更などの業務を例にして説明したが、これに限定されるものではなく、他の業務についても同様に処理することができる。他の業務の例としては、住所変更、印鑑変更、氏名変更、キャッシュカードや預金通帳の喪失、再発行届(カード紛失、印鑑紛失等)などの諸届、税金納付、振込、入金、出金、両替などが挙げられる。また、どのような情報をどのように2次元バーコードで表現するかについては、業務ごとに任意に設定することができる。
【0103】
ここで、業務ごとの2次元バーコード化について説明する。
図14は、業務と情報抽出との関係例を説明する図である。
図14は、顧客が、入力画面に対して「A−1」、「A−2」、「B−1」、「B−2」、「C−1」、「C−2」、「C−3」を入力した例である。この状態で、業務A、業務B、業務Cのそれぞれについて、各業務に特化した2次元バーコードの生成について説明する。
【0104】
例えば、タブレット端末10は、業務Aの画面1に対して「A−1」と「A−2」とを表現する2次元バーコードを生成し、画面2に対して「B−1」と「B−2」とを表現する2次元バーコードを生成し、画面3に対して「C−1」と「C−2」とを表現する2次元バーコードを生成する。
【0105】
また、タブレット端末10は、業務Bの画面1に対して「A−1」と「B−1」とを表現する2次元バーコードを生成し、画面2に対して「C−1」と「B−2」とを表現する2次元バーコードを生成し、画面3に対して「C−2」を表現する2次元バーコードを生成する。
【0106】
また、タブレット端末10は、業務Cの画面1に対して「C−2」を暗号化した情報を表現する2次元バーコードを生成し、画面2に対して「C−1」と「C−3」とを組合せた「C−1−3」を表現する2次元バーコードを生成する。
【0107】
このように、タブレット端末10は、2次元バーコードを生成するのに際して、同じ入力情報を複数回使用したり、複数の入力情報を組み合わせたり、入力情報を暗号化したりすることができる。また、タブレット端末10は、業務ごとに2次元バーコード化の手法を任意に変更することができる。
【0108】
したがって、業務のセキュリティレベルに応じた2次元バーコード化を実現することができる。また、様々な手法で2次元バーコードを生成することができるので、異なる業務間でも2次元バーコードによる連携を実現することができる。
【0109】
[複数の画面から2次元バーコード化]
上記実施例では、1つの入力画面に入力された情報を用いて、2次元バーコードを生成する例を図示したが、これに限定されるものではなく、複数の入力画面を用いて、2次元バーコードを生成することもできる。
【0110】
例えば、タブレット端末10は、第1の入力画面の項目「氏名」に入力された氏名情報と、第1の入力画面の入力画面後の画面遷移で表示された第2の入力画面の「携帯番号」に入力された番号情報とをまとめた2次元バーコードを生成することができる。
【0111】
また、行員端末30は、当該2次元バーコードを読み取ることで、表示画面上の入力項目「本人」と「連絡先」のそれぞれに、氏名情報と番号情報とを自動入力することができる。このように、顧客が入力画面等を意識せずに入力した情報であっても、入力すべき情報を表現する2次元バーコードを生成することができる。
【0112】
[グループ化]
例えば、タブレット端末10は、複数の入力画面それぞれに入力された複数の情報を行員端末30の入力画面毎にグループ化して、グループごとに2次元バーコードを生成することができる。
【0113】
例えば、タブレット端末10は、顧客の入力画面Xの入力項目「氏名」と入力項目Yの入力項目「預金額」とを、行員6の入力画面Qに対応するグループQとする。また、タブレット端末10は、顧客の入力画面Zの入力項目「借入額」と入力項目Yの入力項目「預金額」とを、行員6の入力画面Rに対応するグループPとする。
【0114】
そして、タブレット端末10は、グループQにグループ化された各入力項目に入力された情報を表現する2次元バーコードQと、グループPにグループ化された各入力項目に入力された情報を表現する2次元バーコードPとを生成する。その後、タブレット端末10は、2次元バーコードQと2次元バーコードPとを含む帳票を出力する。このとき、タブレット端末は、例えば行員6に表示される画面遷移順に整列させて出力することもできる。
【実施例4】
【0115】
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
【0116】
(適用例)
上記実施例では、銀行業務を例にして説明したが、これに限定されるものではなく、顧客が申込用紙等を記入し、担当者が申し込み用紙等を参照してシステムへ手入力を行うシステムについて同様に適用することができる。例えば、区役所や市役所などの役所で行われる各種書類の発行業務等についても同様に処理することができる。
【0117】
また、上記実施例では、顧客が銀行内で顧客情報を入力し、行員が2次元バーコードを印刷する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、顧客は、銀行等のホームページなどから顧客情報の入力画面にアクセスして情報を入力し、自宅のプリンタなどで2次元バーコードを印刷する。そして、顧客は、印刷した2次元バーコードを持って銀行に来店する。その後、行員は、顧客が持参した2次元バーコードを読み取って口座開設を行う。
【0118】
このように、2次元バーコードを生成する場所は、銀行等に限定されず、顧客の自宅や会社等であっても、同様に処理することができる。したがって、待ち時間等の更なる短縮が実現でき、より効率的な業務遂行を実現できる。また、顧客にとっても、銀行等の営業時間に左右されずに2次元バーコードを生成することができるので、システムの利用者の増加が期待できる。
【0119】
(帳票)
上記実施例で説明した帳票は、2部印刷し、1部を銀行の業務遂行の書類とし、もう1部をお客様控えとすることができる。また、お客様控えの帳票には、2次元バーコードを含まないようにすることで、情報漏えいの危険性が軽減できる。また、タブレット端末10は、2次元バーコードを帳票に印刷する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、タブレット端末10は、自端末の表示部12、行員端末30の表示部33、他の端末のディスプレイ等に表示させることもできる。
【0120】
(システム)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0121】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【0122】
(ハードウェア)
次に、タブレット端末10や行員端末30のハードウェア構成について説明する。タブレット端末10や行員端末30のハードウェア構成は、同様の構成を有するので、ここではコンピュータとして説明する。
【0123】
図15は、コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
図15に示すように、コンピュータ100は、通信インタフェース101、入力装置102、表示装置103、HDD(Hard Disk Drive)104、メモリ105、CPU106を有する。また、
図15に示した各部は、バス100a等で相互に接続される。
【0124】
通信インタフェース101は、ネットワークインタフェースカード、無線インタフェース、USBポート、PCIスロットなどである。入力装置102は、例えばキーボードなどであり、表示装置103は、例えばタッチパネルやディスプレイなど、各種情報を表示する表示装置である。HDD104は、
図3や
図6に示した機能を動作させるプログラムや各記憶部に記憶される情報を記憶する。
【0125】
CPU106は、
図3や
図6に示した各処理部と同様の処理を実行するプログラムをHDD104等から読み出してメモリ105に展開することで、
図3や
図6等で説明した各機能を実行するプロセスを動作させる。
【0126】
すなわち、このプロセスは、タブレット端末10が有する各処理部と同様の機能、または、行員端末30が有する各処理部と同様の機能を実行する。具体的には、CPU106は、メニュー選択部15、画面表示部16、印刷実行部17等と同様の機能を有するプログラムをHDD104等から読み出す。そして、CPU106は、メニュー選択部15、画面表示部16、印刷実行部17と同様の処理を実行するプロセスを実行する。
【0127】
また、CPU106は、メニュー選択部37、画面表示部38、情報挿入部39等と同様の機能を有するプログラムをHDD104等から読み出す。そして、CPU106は、メニュー選択部37、画面表示部38、情報挿入部39と同様の処理を実行するプロセスを実行する。
【0128】
このようにコンピュータ100は、プログラムを読み出して実行することで連携入力方法を実行する情報処理装置として動作する。また、コンピュータ100は、媒体読取装置によって記録媒体から上記プログラムを読み出し、読み出された上記プログラムを実行することで上記した実施例と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施例でいうプログラムは、コンピュータ100によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。