(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記エンドプレートの外側隅部が面取りされて、バインドバーとエンドプレートとの隅部を非接触状態とする分離隙間を設けてなる請求項1に記載されるバッテリシステム。
前記バインドバーの水平部と垂直部と端面プレートとの隅部に貫通孔を設けて、バインドバーとエンドプレートとの隅部を非接触状態とする分離隙間を設けてなる請求項1に記載されるバッテリシステム。
前記エンドプレートの外側隅部が面取りされると共に、バインドバーの水平部と垂直部と端面プレートとの隅部に貫通孔を設けて、バインドバーとエンドプレートとの隅部を非接触状態とする分離隙間を設けてなる請求項1に記載されるバッテリシステム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のバッテリシステムは、バインドバーの横断面形状をL字状としてエンドプレートに確実に固定でき、また電池積層体の耐振動強度も向上できる。L字状とすることでバインドバーの曲げ強度が向上し、さらに、L字状のバインドバーは角形電池の隅部に配置されて、角形電池の垂直方向と水平方向の位置ずれを阻止できるからである。さらに、このバインドバーは、両端縁に端面プレートを連結する形状として、端面プレートをエンドプレートの外側面に配置して、端面プレートでエンドプレートを係止する構造として、エンドプレートにより強固に連結できる。このバインドバーがエンドプレートに連結される構造を
図1の斜視図に示している。このバインドバー204は、水平部204Xと垂直部204Yとをエンドプレート203の上面と側面に配置し、端面プレート204Tをエンドプレート203の外側に配置して、エンドプレート203に連結される。水平部204X及び垂直部204Yの端縁に端面プレート204Tを直角に連結しているバインドバー204は、金属板をプレス加工して製作される。また、端面プレート204Tを水平部204Xや垂直部204Yの端縁に溶接して製作することもできる。このバインドバー204は、端面プレート204Tをエンドプレート203の外側面に密着する状態に係止して、一対のエンドプレート203を所定の間隔に保持する。
【0006】
図1のバインドバーは、端面プレートを一対のエンドプレートの外側に係止して連結するために、電池積層体の両端面に配置している一対のエンドプレートをプレス機でプレスし、プレス状態に保持して、端面プレートがエンドプレートの外側に配置してエンドプレートに連結される。バインドバーは、端面プレートをエンドプレートの外側面に係止するので、プレス機は一対のエンドプレートの外側寸法を、バインドバー両端の端面プレートの内側寸法よりも小さくするように電池積層体を圧縮する。電池積層体が圧縮されて、バインドバー両端の端面プレートの内側寸法よりもエンドプレートの外側寸法を小さくして、端面プレートはエンドプレートの外側面にスムーズに配置できる。すなわち、バインドバー両端の端面プレートの内側に、プレスされた一対のエンドプレートをスムーズに挿入できる。この状態でエンドプレートのプレス状態が解除されると、端面プレートはエンドプレートの外側面に面接触状態に密着せず、端面プレートと垂直部と水平部との内側隅部がエンドプレートの隅部に局部的に接触して、接触部に極めて大きな力が作用する。この状態で、エンドプレートが電池積層体を加圧して押圧するときの反作用は、バインドバーの内側隅部にのみ局部的に作用する。このため、バインドバーの内側隅部は、極めて狭い面積に、極めて大きい力が作用する。バインドバーの内側隅部に働く強大な力は、バインドバーとエンドプレートとが接触する隅部を変形し、あるいは損傷する原因となり、また、変形による歪みは全てのバッテリシステムにおいて一定とはならないので、変形歪みの状態が一対のエンドプレートの間隔を変動させる原因となる。このため、プレス状態を解除してバインドバーでエンドプレートを一定の間隔に固定する状態で、エンドプレートを一定の間隔に保持できず、電池積層体の圧縮状態が不均一となる。この状態になると、積層している角形電池の押圧力は一定とならず、また、充放電される角形電池の膨れなどで、さらに、電池積層体の圧縮状態が変動する。
【0007】
さらに、以上のバッテリシステムは、プレス状態を解除した状態に限らず、充放電によって経時的に角形電池が膨張すると、電池積層体による反作用でエンドプレートが強い力で押圧される。この状態においても、バインドバーとエンドプレートが隅部で局部的に接触していると、ここに強大な力が集中して、バインドバーやエンドプレートの隅部を損傷させる。
図1において、加圧される電池積層体202の反作用で、エンドプレート203に矢印で示す方向に力が作用すると、端面プレート204Tは矢印で示す方向に押される。この状態で、バインドバー204とエンドプレート203との隅部が接触していると、図においてA点で示す隅部の応力が最も強くなる。この図において、水平部204Xと端面プレート204Tとを直角に連結している折曲部は、A点からB点に離れるにしたがって変形しやすくなり、垂直部204Yと端面プレート204Tとを直角に連結している折曲部は、A点からC点に離れるにしたがって変形しやすくなる。ところが、端面プレート204Tの隅部は、バインドバー204の水平部204Xと垂直部204Yの両方に連結されて変形し難く、エンドプレート203が矢印で示す方向に押されると、変形し難いA点に圧力が集中して応力が最大となり、バインドバー204の隅部を破損させる原因となる。
【0008】
隅部が破損して亀裂が発生したバインドバーは、亀裂が次第に大きくなって、端面プレートを水平部や垂直部から離して、エンドプレートを定位置に配置できなくなる。エンドプレートが定位置に配置できず、角形電池を相当な圧力で加圧状態に固定できなくなると、電池積層体を一定の圧力で加圧状態に固定できず、振動などで角形電池が相対運動して、角形電池に種々の弊害を発生させる。たとえば、角形電池を直列や並列に接続している金属板のバスバーと角形電池の電極端子との接続部に歪みを与え、また角形電池の電極端子と電池ケースとの連結部などに歪み力を加えて障害を与える。
【0009】
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、極めて簡単な構造としながら、バインドバーで一対のエンドプレートを定位置に配置し、長期間にわたって、エンドプレートをバインドバーで確実に安定して定位置に加圧状態に固定できるバッテリシステム及びバッテリシステムを備える車両並びに蓄電装置を提供することにある。
【0010】
本発明のバッテリシステムは、複数の角形電池1を積層してなる電池積層体2と、電池積層体2の積層方向の両端部に配置してなる一対のエンドプレート3、3’と、両端部を一対のエンドプレート3、3’の隅部に連結して、複数の角形電池1を積層方向に加圧状態で固定してなるバインドバー4とを備えている。バインドバー4は、水平部4Xと垂直部4Yとを直角に連結して横断面形状をL字状としており、水平部4Xと垂直部4Yとの端縁にエンドプレート3、3’の外側面をカバーする端面プレート4Tを連結している。バッテリシステムは、バインドバー4の水平部4Xと垂直部4Yがエンドプレート3、3’の外周面に位置し、端面プレート4Tがエンドプレート3、3’の外側面を押圧して、一対のエンドプレート3、3’で電池積層体2を積層方向に加圧すると共に、バインドバー4の水平部4Xと垂直部4Yと端面プレート4Tとの内側隅部4Sと、エンドプレート3、3’の外側隅部3Sとの間に、バインドバー4とエンドプレート3、3’とを非接触状態とする分離隙間17を設けている。
【0011】
以上のバッテリシステムは、極めて簡単な構造としながら、バインドバーで一対のエンドプレートを定位置に配置し、長期間にわたって、エンドプレートをバインドバーで確実に安定して定位置に加圧状態に固定できる特徴がある。それは、以上のバッテリシステムが、バインドバーの水平部と垂直部と端面プレートとの内側隅部と、エンドプレートの外側隅部との間に、バインドバーとエンドプレートとを非接触状態とする分離隙間を設けているからである。このバッテリシステムは、バインドバーの端面プレートをエンドプレートの外側面に面接触状態に配置するので、バインドバーを連結した後に、エンドプレートのプレス状態を解除し、あるいは、繰り返し充放電されて経時的に角形電池が膨張してエンドプレートが強い力で押圧されても、バインドバーとエンドプレートとの隅部にのみ局部的に強い力が作用しない。このバッテリシステムは、組み立て工程において、バインドバーが連結されたエンドプレートのプレス状態を解除しても、バインドバーとエンドプレートの隅部に強制的に強い力が作用することがなく、端面プレートとエンドプレートとが広い面積で接触する。このバインドバーは、一対のエンドプレートを常に一定の間隔として、電池積層体を一定の圧縮状態に保持する。また、経時的に角形電池が膨張しても、一対のエンドプレートは一定の間隔に保持されて、各角形電池の膨張による弊害も防止する。
【0012】
本発明のバッテリシステムは、エンドプレート3’の外側隅部3Sを面取りして、バインドバー4とエンドプレート3’との隅部を非接触状態とする分離隙間17を設けることができる。
以上のバッテリシステムは、極めて簡単にバインドバーとエンドプレートとの隅部を非接触状態として、局部的に大きな力が作用するのを防止できる。
【0013】
本発明のバッテリシステムは、バインドバー4の水平部4Xと垂直部4Yと端面プレート4Tとの隅部に貫通孔18を設けて、バインドバー4とエンドプレート3との隅部を非接触状態とする分離隙間17を設けることができる。
以上のバッテリシステムは、極めて簡単にバインドバーとエンドプレートとの隅部を非接触状態として、局部的に大きな力が作用するのを防止できると共に、金属板を折曲加工し、また溶接して簡単かつ容易に、しかも安価にバインドバーを多量生産できる。
【0014】
本発明のバッテリシステムは、エンドプレート3’の外側隅部3Sが面取りされると共に、バインドバー4の水平部4Xと垂直部4Yと端面プレート4Tとの隅部に貫通孔18を設けて、バインドバー4とエンドプレート3’との隅部を非接触状態とする分離隙間17を設けることができる。
以上のバッテリシステムは、極めて簡単にバインドバーとエンドプレートとの隅部を非接触状態として、局部的に大きな力が作用するのを防止でき、また、金属板を折曲加工し、また溶接して簡単かつ容易に、しかも安価にバインドバーを多量生産できる。
【0015】
本発明のバッテリシステムは、分離隙間17でバインドバー4とエンドプレート3、3’とが非接触状態となる面積を1mm
2以上とすることができる。
以上のバッテリシステムは、非接触状態の面積を大きくするので、バインドバーとエンドプレートとが隅部でのみ接触するのを確実に防止して、バインドバーでもって、一対のエンドプレートの間隔を一定に保持できる。
【0016】
本発明のバッテリシステムは、エンドプレート3、3’の外形が四角形で、四角形の隅部に4本のバインドバー4を連結することができる。
以上のバッテリシステムは、4本のバインドバーでもって、エンドプレートを確実に一定の間隔に固定できる。
【0017】
本発明のバッテリシステムは、角形電池1を、電池ケース10を金属ケースとする非水系電解液電池とすることができる。
以上のバッテリシステムは、角形電池を金属ケースの非水系電解液電池とするので、エンドプレートで電池積層体を加圧状態に固定して、各角形電池を一定の圧力で加圧状態に保持でき、また、容積に対する充放電できる容量を大きくできる。
【0018】
本発明の電動車両は、上記のいずれかのバッテリシステム100と、このバッテリシステム100から電力供給される走行用のモータ93と、バッテリシステム100及びモータ93を搭載してなる車両本体90と、モータ93で駆動されて車両本体90を走行させる車輪97とを備えている。
以上の電動車両は、複数の角形電池を備えるバッテリシステムを車両に搭載しながら、走行時に受ける振動や、繰り返し充放電されて経時的に膨張する角形電池による弊害を有効に防止できる。それは、バインドバーで一対のエンドプレートを定位置に配置して、エンドプレートをバインドバーで確実に安定して加圧状態に固定できるからである。
【0019】
本発明の蓄電装置は、上記のいずれかのバッテリシステム100を備えると共に、バッテリシステム100への充放電を制御する電源コントローラ84を備えている。この電源コントローラ84は、外部からの電力により角形電池1への充電を可能とすると共に、角形電池1に対し充電を行うよう制御することができる。
以上の蓄電装置は、複数の角形電池を備えて大電力を蓄電するバッテリシステムを使用しながら、繰り返し充放電されて経時的に膨張する角形電池による弊害を防止できる。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するためのバッテリシステム及びバッテリシステムを備える車両並びに蓄電装置を例示するものであって、本発明はバッテリシステム及びバッテリシステムを備える車両並びに蓄電装置を以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。
【0022】
図2ないし
図5に示すバッテリシステム100は、複数の角形電池1を積層している電池積層体2と、この電池積層体2の積層方向の両端部に配置している一対のエンドプレート3と、両端部を一対のエンドプレート3の隅部に連結して、複数の角形電池1を積層方向に加圧状態で固定しているバインドバー4とを備えている。
【0023】
角形電池1は、
図5に示すように、厚さに比べて幅が広い、言い換えると幅よりも薄い角形の電池で、厚さ方向に積層されて電池積層体2としている。角形電池1は、電池ケース10を金属ケースとする非水系電解液電池である。非水系電解液電池である角形電池1は、リチウムイオン二次電池である。ただし、角形電池は、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等の二次電池とすることもできる。図の角形電池1は、幅の広い両表面を四角形とする電池で、両表面を対向するように積層して電池積層体2としている。
【0024】
角形電池1は、外形を角形とする金属製の電池ケース10に、電極体(図示せず)を収納して電解液を充填している。金属ケースからなる電池ケース10は、アルミニウムやアルミニウム合金で製造することができる。電池ケース10は、底を閉塞する筒状に金属板をプレス加工している外装缶10Aと、この外装缶10Aの開口部を気密に閉塞している封口板10Bとを備えている。封口板10Bは平面状の金属板で、その外形を外装缶10Aの開口部の形状としている。この封口板10Bはレーザー溶接して外装缶10Aの外周縁に固定されて外装缶10Aの開口部を気密に閉塞している。外装缶10Aに固定される封口板10Bは、その両端部に正負の電極端子13を固定しており、さらに正負の電極端子13の中間にはガス排出口12を設けている。ガス排出口12の内側には、所定の内圧で開弁する排出弁11を設けている。
図5に示す電池積層体2は、複数の角形電池1を、排出弁11を設けた面が略同一面に位置する姿勢で積層して、各角形電池1の排出弁11を第1の表面2Aに配置している。図の電池積層体2は、排出弁11を設けている封口板10Bを上面とする姿勢で、複数の角形電池1を積層している。
【0025】
排出弁11は、角形電池1の内圧が設定圧力よりも高くなると開弁して、内圧の上昇を防止する。この排出弁11は、ガス排出口12を閉塞する弁体(図示せず)を内蔵している。弁体は、設定圧力で破壊される薄膜、あるいは設定圧力で開弁するように弾性体で弁座に押圧されている弁である。排出弁11が開弁されると、ガス排出口12を介して角形電池1の内部が外部に開放され、内部のガスを放出して内圧の上昇が防止される。
【0026】
互いに積層される複数の角形電池1は、正負の電極端子13を接続して互いに直列及び/又は並列に接続される。バッテリシステムは、隣接する角形電池1の正負の電極端子13を、バスバー14を介して互いに直列及び/又は並列に接続する。隣接する角形電池を互いに直列に接続するバッテリシステムは、出力電圧を高くして出力を大きくでき、隣接する角形電池を並列に接続して、充放電の電流を大きくできる。
【0027】
図3と
図4に示す電池積層体2は、14個の角形電池1を、スペーサ7を介して互いに積層しており、これらの角形電池1を直列に接続している。図の電池積層体2は、互いに隣接する角形電池1同士を逆向きに並べており、その両側において隣接する電極端子13同士をバスバー14で連結して、隣り合う2個の角形電池1を直列に接続して、すべての角形電池1を直列に接続している。ただ、本発明は、電池積層体を構成する角形電池の個数とその接続状態を特定しない。
【0028】
電池積層体2は、
図3と
図5に示すように、積層している角形電池1の間にスペーサ7を挟着している。スペーサ7は、隣接する角形電池1を絶縁する。図に示すスペーサ7は、プラスチックを板状に成形した絶縁プレートである。とくに、熱伝導率の小さい材質のプラスチックで成形されるスペーサは、隣接する角形電池の熱暴走を効果的に防止できる効果もある。このスペーサ7は、角形電池1を嵌着して定位置に配置する形状として、隣接する角形電池1を位置ずれしないように積層できる。
【0029】
以上のように、スペーサ7で絶縁して積層される角形電池1は、外装缶をアルミニウムなどの金属製にできる。ただ、電池積層体は、必ずしも角形電池の間にスペーサを介在させる必要はない。例えば、角形電池の外装缶を絶縁材で成形し、あるいは角形電池の外装缶の外周を絶縁シートや絶縁塗料等で被覆する等の方法で、互いに隣接する角形電池同士を絶縁することによって、スペーサを不要とできるからである。さらに、角形電池の間にスペーサを介在させない電池積層体は、角形電池の間に冷却風を強制送風して角形電池を冷却する空冷式を採用することなく、冷媒等を用いて直接冷却する方式を採用して角形電池を冷却できる。
【0030】
さらに、
図3と
図5に示すスペーサ7は、角形電池1を効果的に冷却するために、角形電池1との間に挟着される部分に、空気などの冷却気体を通過させる冷却隙間16を設けている。
図3と
図5のスペーサ7は、角形電池1との対向面に、両側縁まで延びる溝15を設けて、角形電池1との間に冷却隙間16を設けている。図のスペーサ7は、複数の溝15を、互いに平行に所定の間隔で設けている。図のスペーサ7は、両面に溝15を設けており、互いに隣接する角形電池1とスペーサ7との間に冷却隙間16を設けている。この構造は、スペーサ7の両側に形成される冷却隙間16で、両側の角形電池1を効果的に冷却できる特長がある。ただ、スペーサは、片面にのみ溝を設けて、角形電池とスペーサとの間に冷却隙間を設けることもできる。図の冷却隙間16は、電池積層体2の左右に開口するように水平方向に設けている。冷却隙間16に強制送風される空気は、角形電池1の外装缶10Aを直接に効率よく冷却する。この構造は、角形電池1の熱暴走を有効に阻止しながら、角形電池1を効率よく冷却できる特徴がある。
【0031】
以上のスペーサ7は、角形電池1との間に冷却隙間16を設けて、この冷却隙間16に冷却用の空気などの冷却気体を強制的に送風して、角形電池1を冷却できる。ただ、スペーサは、必ずしも角形電池との間に冷却隙間を設ける必要はなく、
図6に示すように、スペーサ37を電池積層体32の表面に露出する長さとして、露出部37Aを冷却プレート20に熱結合状態に連結する構造とすることもできる。このバッテリシステムは、冷却プレート20を冷却し、冷却プレート20でスペーサ37を冷却して、スペーサ37で角形電池1を冷却することができる。冷却プレート20は、表面に放熱フィン(図示せず)を設けて冷却し、あるいは、内部に冷却用の冷媒や冷却液を循環させて強制的に冷却できる。さらに、図示しないが、角形電池に間にスペーサを配置することなく、角形電池の表面を絶縁して絶縁することもできる。
【0032】
エンドプレート3は、バインドバー4に連結されて、電池積層体2を両端面から加圧して、角形電池1を積層方向に加圧する。エンドプレート3は、バインドバー4に固定されて、電池積層体2の各角形電池1を所定の締め付け圧で加圧状態に固定する。エンドプレート3の外形は、角形電池1の外形にほぼ等しく、あるいはこれよりもわずかに大きく、四隅部にバインドバー4を連結して、電池積層体2を加圧状態に固定して変形しない四角形の板状である。このエンドプレート3は、四隅部にバインドバー4を連結して、角形電池1の表面に面接触状態に密着し、角形電池1を均一な圧力で加圧状態に固定する。バッテリシステムは、電池積層体2の両端部にエンドプレート3を配置し、両端のエンドプレート3をプレス機(図示せず)で加圧して、角形電池1を積層方向に加圧する状態に保持し、この状態でエンドプレート3にバインドバー4を固定して、電池積層体2を所定の締め付け圧に保持して固定する。エンドプレート3がバインドバー4に連結された後、プレス機の加圧状態は解除される。
【0033】
バインドバー4は、水平部4Xと垂直部4Yとを直角に連結している、横断面形状をL字状とする金属板である。さらに、
図4のバインドバー4は両端に端面プレート4Tを連結している。端面プレート4Tは、垂直部4Yと水平部4Xの端縁に連結される。この端面プレート4Tは、エンドプレート3の外側面に面接触状態で接触するように、垂直部4Yと水平部4Xに対して直角に連結される。この形状のバインドバー4は、金属板をプレス加工して製作できるが、
図7と
図8に示すバインドバー4Aは、水平部4Xの外側に、突出部4Zを設けて、この突出部4Zで端面プレート4Tを形成している。図に示す突出部4Zは、水平部4Xの外側端縁に連結してなる端面プレート4Tと、この端面プレート4Tの垂直部4Y側の1辺に連結している積層部4Rとからなる。このバインドバー4Aは、突出部4Zの端面プレート4Tを水平部4Xに対して直角に折曲加工し、さらに、積層部4Rを端面プレート4Tに対して直角に折曲加工して、この積層部4Rを垂直部4Yに溶接して固定している。これにより、バインドバー4Aは、端縁に垂直姿勢の端面プレート4Tを形成している。溶接される積層部4Rは、垂直部4Yとの境界に沿って溶接され、あるいは、垂直部4Yに重ね合わせてスポット溶接などの方法で連結される。図のバインドバー4Aは、水平部4Xに突出部4Zを設けて、この突出部4Zを折曲加工すると共に、積層部4Rを垂直部4Yに固定して垂直姿勢の端面プレート4Tを形成するが、バインドバーは、垂直部に突出部を設けて、この突出部を折曲加工して端面プレートを設けて、積層部を水平部に溶接して固定することもできる。さらに、バインドバーは、水平部と垂直部の両方に突出部を設けて、これらの突出部を折曲加工すると共に、折曲された突出部を互いに積層して溶接して端面プレートを設けることもできる。
【0034】
バインドバー4は、端面プレート4Tをエンドプレート3の外側面に配置し、これをエンドプレート3に係止する状態で、エンドプレート3に連結される。バインドバー4は、端面プレート4Tをエンドプレート3に係止状態に連結して、エンドプレート3でもって電池積層体2を加圧状態に固定する。さらに、
図4のバインドバー4は、エンドプレート3の外周面に止ネジ24をネジ止めして固定している。図のエンドプレート3は、止ネジ24をねじ込む位置に雌ねじ孔3bを設けている。また、図のバインドバー4は、止ネジ24を挿通する貫通孔4bを垂直部4Yの両端部に開口すると共に、後述する固定ネジ23を挿通するための貫通孔4aを水平部4Xの両端部に開口している。
【0035】
以上のバッテリシステム100は、バインドバー4の両端を一対のエンドプレート3に固定して、一対のエンドプレート3で電池積層体2を挟んで、各角形電池1を所定の締め付け圧で積層方向に加圧して固定する。角形電池1の締め付け圧は、角形電池1の両面に作用する単位面積当たりの押圧力である。締め付け圧は、[エンドプレート3が電池積層体2を積層方向に加圧する押圧力]/[角形電池1の扁平部の面積]で演算される。この締め付け圧は、好ましくは、10kPa以上で1MPa以下に設定される。締め付け圧が弱すぎると、角形電池1の膨張を効果的に抑制できず、反対に強すぎると角形電池1の電池ケース10を損傷する弊害が発生する。とくに、電池ケース10を金属ケースとする角形電池1は、角形電池1の積層方向への電池ケース10の変形量が極めて小さく、実質的にはほとんど変化しないため、締め付け圧が弱すぎると、複数の角形電池1を確実に加圧状態に保持できず、また、締め付け圧が強すぎると角形電池1の電池ケース10が損傷する弊害が発生する。このため、締め付け圧を所定の範囲としながら、各角形電池1を積層方向に加圧して固定することは極めて大切である。したがって、締め付け圧は、角形電池1の種類や大きさ、さらに電池ケース10の材質、形状、肉厚、大きさ、電極体の物性などを考慮して前述の範囲で最適値に設定される。
【0036】
バインドバー4とエンドプレート3は、隅部に互いに接触しない、すなわち非接触状態となる分離隙間17を設けている。分離隙間17は、バインドバー4の水平部4Xと垂直部4Yと端面プレート4Tとの内側隅部と、エンドプレート3の外側隅部との間に設けられる。分離隙間17を設けて、バインドバー4とエンドプレート3の隅部を非接触状態とするのは、電池積層体2を圧縮するときの反作用が、隅部に集中して作用しないようにするためである。分離隙間17は、非接触状態とする面積を大きくして、隅部に強い応力が作用するのを効果的に阻止できる。ただ、分離隙間17による非接触状態の面積が大き過ぎると、端面プレート4Tがエンドプレート3に接触する面積が小さくなる。したがって、分離隙間17で非接触状態となる面積は、例えば1mm
2以上であって、25mm
2よりも小さく、好ましくは2mm
2以上であって、10mm
2以下、さらに好ましく3mm
2以上であって、10mm
2以下とする。
【0037】
さらに、
図9〜
図11に示すバッテリシステムは、エンドプレート3’の外側隅部を面取りして、バインドバー4Bとエンドプレート3’との隅部を非接触状態としている。このバッテリシステムは、
図10の拡大斜視図のハッチングで示すように、エンドプレート3’の外側隅部3Sを面取りして分離隙間17を設けて、バインドバー4とエンドプレート3’との隅部を非接触状態としている。このエンドプレート3’は、外側隅部3Sを平面状に面取りして分離隙間17を設けているが、エンドプレートは、外側隅部を中央部が突出する湾曲面状に面取りして、分離隙間を設けることもできる。このエンドプレートは、湾曲面の一部がバインドバーの内側隅部に接触しない形状に面取りされて分離隙間を設ける。
【0038】
水平部4Xや垂直部4Yに突出部4Zを設けて、突出部4Zを直角に折曲して端面プレート4Tを設けるバインドバー4Aは、
図8の展開図に示すように、隅部となる領域19を切除するように裁断した後、折曲加工し、また溶接して、バインドバー4Aの隅部に貫通孔18を設けて分離隙間17を設けることができる。また、分離隙間17を後加工で設けるバインドバーは、
図12に示すように、金属板を所定の形状にプレス成形して断面形状をL字状とするバインドバー4Cの両端に端面プレート4Tを設けた後、水平部4Xと垂直部4Yと端面プレート4Tとの隅部にドリルで貫通孔18を設けて、分離隙間17を設けることができる。貫通孔18は、内側隅部4Sの内面側から外側に貫通するように、ドリルで貫通孔18を開けて設けることができる。この方法は、金属板をプレス加工して、水平部4Xと垂直部4Yと端面プレート4Tとを一体構造に連結しているバインドバー4Cに簡単に分離隙間17を設けることができる。
【0039】
本発明のバッテリシステムは、エンドプレート3’の外側隅部3Sを面取りすると共に、バインドバー4の水平部4Xと垂直部4Yと端面プレート4Tとの隅部に貫通孔18を設けて、バインドバー4とエンドプレート3’との隅部を非接触状態として分離隙間17を設けることもできる。
【0040】
さらに、
図2と
図4に示すバッテリシステム100は、電池積層体2の上面に表面プレート8を配置しており、この表面プレート8で、互いに積層される角形電池1の封口板10B側の端面(図において上面)をカバーしている。この表面プレート8は、電池積層体2の上面に沿う外形に成形している。この表面プレート8は、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂などの絶縁性のプラスチックで成形している。さらに、表面プレート8は、
図2と
図4に示すように、角形電池1の電極端子13を表出させてバスバー3に接続するための開口窓29を開口して設けている。図の表面プレート8は、電池積層体2の両側部に沿って、複数の開口窓29を設けている。開口窓29は、バスバー14を定位置に案内しながら電極端子13に接続できるように、バスバー14の外形に沿う大きさと形状している。表面プレート8の開口窓29に配置されるバスバー14は、角形電池1の電極端子13に固定されて、複数の角形電池1を所定の接続状態に接続する。ただ、電池パックは、必ずしも電池積層体の上面に表面プレートを配置する必要はない。
【0041】
図3の断面図に示すバッテリシステム100は、電池積層体2を載置しているベースプレート9を備える。このベースプレート9は、エンドプレート3を固定している。エンドプレート3は、ベースプレート9に固定するために、角形電池1と平行な方向に延びる、図において上下方向に延びる貫通孔3aを両側に設けている。この貫通孔3aには固定ネジ23が挿入され、固定ネジ23は先端部をベースプレート9に固定して、エンドプレート3をベースプレート9に固定する。固定ネジ23は、ベースプレート9に設けた雌ねじ孔9aにねじ込まれて、ベースプレート9に固定され、あるいはベースプレートの底面に設けたナットにねじ込まれて、ベースプレートに固定される。
【0042】
図10に示すように、車両に搭載されて、車両を走行させるモータ93に電力を供給するバッテリシステム100は、ベースプレート9を車両のシャーシ92とすることができる。このバッテリシステム100は、車両のシャーシ92の上に載せられ、エンドプレート3に設けた貫通孔3aに固定ネジ23を挿通し、固定ネジ23をシャーシ92に設けた雌ねじ孔(図示せず)にねじ込んで、車両のシャーシ92に固定される。以上のバッテリシステム100は、ベースプレート9を車両のシャーシ92とするが、ベースプレートは必ずしも車両のシャーシには特定しない。たとえば、
図11に示すように、金属板でベースプレート9を製作して、このベースプレート9の上にバッテリシステム100を固定することができる。このバッテリシステム100は、ベースプレート9を車両のシャーシ92の上に固定して、車両に搭載できる。
【0043】
以上のバッテリシステムは、以下の工程で組み立てられる。
(1)所定の個数の角形電池1を、間にスペーサ6を介在させる状態で、角形電池1の厚さ方向に積層して電池積層体2とする。このとき、互いに積層される複数の角形電池1は、封口板10Bの両端部にある正負の電極端子13が交互に逆向きとなるように積層する。
(2)電池積層体2の両端にエンドプレート3を配置し、一対のエンドプレート3を両側からプレス機(図示せず)で押圧して、エンドプレート3でもって、電池積層体2を所定の圧力で加圧し、角形電池1を圧縮して加圧状態に保持する。
(3)電池積層体2をエンドプレート3で加圧する状態で、電池積層体2の上面の定位置に表面プレート8を配置する。
(4)さらに、電池積層体2をエンドプレート3で加圧する状態で、一対のエンドプレート3にバインドバー4を連結して固定する。このとき、バインドバー4は、水平部4Xと垂直部4Yがエンドプレート3の外周面に配置されると共に、端面プレート4Tがエンドプレート3の外側面に配置される。
さらに、この状態で、プレス機によるエンドプレート3のプレス状態を解除して、端面プレート4Tをエンドプレート3の外側面に面接触状態に密着させる。その後、垂直部4Yを貫通する止ネジ24をエンドプレート3の外周面にネジ止めして固定する。
この状態で、電池積層体2は、バインドバー4で所定の間隔に保持される一対のエンドプレート3を介して所定の締め付け圧に保持される。
(5)電池積層体2の両側において、互いに隣接する角形電池1の対向する電極端子13同士をバスバー14で連結する。バスバー14は、表面プレート8の開口窓29に配置されて、この開口窓29から表出する電極端子13同士を接続する。バスバー14は、角形電池1を直列に接続し、あるいは直列と並列に接続する。バスバー14は、電極端子13にネジ止めされて、あるいは溶接されて電極端子13に接続される。
(6)電池積層体2をベースプレート9の上面に配置して固定する。電池積層体2は、バインドバー4の水平部4Xとエンドプレート3の貫通孔3aとを貫通する固定ネジ23を介してベースプレート9に固定される。
【0044】
以上のバッテリシステムは、電動車両を走行させるモータに電力を供給する電源装置に最適である。ただ、本発明はバッテリシステムの用途を電動車両に搭載する電源装置には特定せず、たとえば、太陽光発電、風力発電などの自然エネルギーを蓄電する電源装置として使用でき、また深夜電力を蓄電する電源装置等の電源装置のように、大電力を蓄電する全ての用途に最適である。
【0045】
バッテリシステムを搭載する電動車両としては、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッド自動車やプラグインハイブリッド自動車、あるいはモータのみで走行する電気自動車等の電動車両が利用でき、これらの電動車両の電源として使用される。
【0046】
(ハイブリッド自動車用バッテリシステム)
図13は、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッド自動車にバッテリシステムを搭載する例を示す。この図に示すバッテリシステムを搭載した車両HVは、車両HVを走行させるエンジン96及び走行用のモータ93と、モータ93に電力を供給するバッテリシステム100と、バッテリシステム100の角形電池を充電する発電機94と、エンジン96、モータ93、バッテリシステム100、及び発電機94を搭載してなる車両本体90と、エンジン96又はモータ93で駆動されて車両本体90を走行させる車輪97とを備えている。バッテリシステム100は、DC/ACインバータ95を介してモータ93と発電機94に接続している。車両HVは、バッテリシステム100の角形電池を充放電しながらモータ93とエンジン96の両方で走行する。モータ93は、エンジン効率の悪い領域、例えば加速時や低速走行時に駆動されて車両を走行させる。モータ93は、バッテリシステム100から電力が供給されて駆動する。発電機94は、エンジン96で駆動され、あるいは車両にブレーキをかけるときの回生制動で駆動されて、バッテリシステム100の角形電池を充電する。
【0047】
(電気自動車用バッテリシステム)
また、
図14は、モータのみで走行する電気自動車にバッテリシステムを搭載する例を示す。この図に示すバッテリシステムを搭載した車両EVは、車両EVを走行させる走行用のモータ93と、このモータ93に電力を供給するバッテリシステム100と、このバッテリシステム100の角形電池を充電する発電機94と、モータ93、バッテリシステム100、及び発電機94を搭載してなる車両本体90と、モータ93で駆動されて車両本体90を走行させる車輪97とを備えている。バッテリシステム100は、DC/ACインバータ95を介してモータ93と発電機94に接続している。モータ93は、バッテリシステム100から電力が供給されて駆動する。発電機94は、車両EVを回生制動する時のエネルギーで駆動されて、バッテリシステム100の角形電池を充電する。
【0048】
(蓄電装置用バッテリシステム)
さらに、このバッテリシステムは、移動体用の動力源としてのみならず、定置型の蓄電用設備としても利用できる。例えば家庭用、工場用の電源として、太陽光や深夜電力等で充電し、必要時に放電する電源システム、あるいは日中の太陽光を充電して夜間に放電する街路灯用の電源や、停電時に駆動する信号機用のバックアップ電源等にも利用できる。このような例を
図15に示す。この図に示すバッテリシステム100は、複数の電池ブロック81をユニット状に接続して電池ユニット82を構成している。各電池ブロック81は、複数の角形電池1が直列及び/又は並列に接続されている。各電池ブロック81は、電源コントローラ84により制御される。このバッテリシステム100は、電池ユニット82を充電用電源CPで充電した後、負荷LDを駆動する。このためバッテリシステム100は、充電モードと放電モードを備える。負荷LDと充電用電源CPはそれぞれ、放電スイッチDS及び充電スイッチCSを介してバッテリシステム100と接続されている。放電スイッチDS及び充電スイッチCSのON/OFFは、バッテリシステム100の電源コントローラ84によって切り替えられる。充電モードにおいては、電源コントローラ84は充電スイッチCSをONに、放電スイッチDSをOFFに切り替えて、充電用電源CPからバッテリシステム100への充電を許可する。また充電が完了し満充電になると、あるいは所定値以上の容量が充電された状態で負荷LDからの要求に応じて、電源コントローラ84は充電スイッチCSをOFFに、放電スイッチDSをONにして放電モードに切り替え、バッテリシステム100から負荷LDへの放電を許可する。また、必要に応じて、充電スイッチCSをONに、放電スイッチDSをONにして、負荷LDの電力供給と、バッテリシステム100への充電を同時に行うこともできる。
【0049】
バッテリシステム100で駆動される負荷LDは、放電スイッチDSを介してバッテリシステム100と接続されている。バッテリシステム100の放電モードにおいては、電源コントローラ84が放電スイッチDSをONに切り替えて、負荷LDに接続し、バッテリシステム100からの電力で負荷LDを駆動する。放電スイッチDSはFET等のスイッチング素子が利用できる。放電スイッチDSのON/OFFは、バッテリシステム100の電源コントローラ84によって制御される。また電源コントローラ84は、外部機器と通信するための通信インターフェースを備えている。
図15の例では、UARTやRS−232c等の既存の通信プロトコルに従い、ホスト機器HTと接続されている。また必要に応じて、電源システムに対してユーザが操作を行うためのユーザインターフェースを設けることもできる。
【0050】
各電池ブロック81は、信号端子と電源端子を備える。信号端子は、入出力端子DIと、異常出力端子DAと、接続端子DOとを含む。入出力端子DIは、他の電池ブロック81や電源コントローラ84からの信号を入出力するための端子であり、接続端子DOは他の電池ブロック81に対して信号を入出力するための端子である。また異常出力端子DAは、電池ブロック81の異常を外部に出力するための端子である。さらに電源端子は、電池ブロック81同士を直列、並列に接続するための端子である。また電池ユニット82は並列接続スイッチ85を介して出力ラインOLに接続されて互いに並列に接続されている。