特許第6185004号(P6185004)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6185004
(24)【登録日】2017年8月4日
(45)【発行日】2017年8月23日
(54)【発明の名称】カメラモジュール
(51)【国際特許分類】
   G03B 5/00 20060101AFI20170814BHJP
   H04N 5/225 20060101ALI20170814BHJP
   H04N 5/232 20060101ALI20170814BHJP
【FI】
   G03B5/00 J
   H04N5/225
   H04N5/232
【請求項の数】10
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-90433(P2015-90433)
(22)【出願日】2015年4月27日
(65)【公開番号】特開2016-118755(P2016-118755A)
(43)【公開日】2016年6月30日
【審査請求日】2015年4月27日
(31)【優先権主張番号】103144451
(32)【優先日】2014年12月19日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】505179007
【氏名又は名称】台灣東電化股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】胡 朝彰
(72)【発明者】
【氏名】游 証凱
【審査官】 荒井 良子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−089357(JP,A)
【文献】 特開2014−115406(JP,A)
【文献】 特開2007−206503(JP,A)
【文献】 特開2014−179448(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/015010(WO,A1)
【文献】 特開2003−028643(JP,A)
【文献】 特開平11−017311(JP,A)
【文献】 特開2015−148753(JP,A)
【文献】 特許第5733485(JP,B2)
【文献】 中国特許出願公開第101840128(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 5/00
H04N 5/225
H04N 5/232
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外側カバーと、可動方式で前記外側カバー内に収容されるレンズホルダと、前記レンズホルダに対して駆動力を発生することで該レンズホルダを安定させる光学画像安定化装置(OIS装置)とを含み、結像チャンネルを有するカメラモジュールにおいて、
前記OIS装置は、
複数の収容スペースと、前記結像チャンネルに用いる開口部とが設けられるとともに前記開口部と前記結像チャンネルが連通して結像の光を通過させる基板と、
前記基板の一方の側に重ね合わせられる回路基板と、
前記複数の収容スペースの内側面に延伸配置されるように前記回路基板に形成されるリード線と、
対応する前記複数の収容スペース内に各々収容され、前記リード線に接続される複数の駆動コイルと、
前記レンズホルダの外側に配置されるとともに前記複数の駆動コイルに各々対応する複数の磁石と、
前記リード線により前記複数の駆動コイルに結合される駆動回路であって、前記駆動回路が前記レンズホルダの移動に関する電流信号を前記複数の駆動コイルに提供することで前記駆動力を発生する駆動回路と、
を含み、
前記回路基板が前記複数の駆動コイルを覆うことを特徴とするカメラモジュール。
【請求項2】
前記複数の収容スペースは、複数の収容溝であり、前記収容溝が前記基板の表面から内方へ凹むことを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記複数の収容スペースは、複数の収容孔であり、前記収容孔が前記基板の表面を貫通することを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記駆動回路は、回路基板の上に敷設されることを特徴とする請求項2又は3に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記駆動回路は、回路基板の上に敷設されことを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記駆動コイルの厚みは、前記基板の厚みを超えないことを特徴とする請求項2又は3に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
前記駆動回路は、前記基板の少なくとも1個の表面に敷設されることを特徴とする請求項2又は3に記載のカメラモジュール。
【請求項8】
前記駆動回路は、複数の電気接点を有し、これらの電気接点が前記基板の側面に設けられることを特徴とする請求項2又は3に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
前記駆動回路は、回路基板及び前記基板の少なくとも1個の表面に敷設され、前記回路基板が複数のビアホールを備え、前記基板の一方の表面が複数の信号コネクタを備え、これらの信号コネクタが前記複数のビアホールに各々対応することを特徴とする請求項2又は3に記載のカメラモジュール。
【請求項10】
前記OIS装置は、少なくとも1個のセンサーを含み、前記センサーが前記レンズホルダの移動を検知し、且つ前記基板上或いは回路基板上に設けられることを特徴とする請求項2又は3に記載のカメラモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラモジュールに関し、特に、薄型化されたカメラモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、カメラモジュールが普及するに伴い、特にモバイルデバイスへの応用が益々広がってきた。多くのモバイルデバイスには、例えばビデオ通話用のカメラ及びファインダー用のカメラなどの2個以上ものカメラモジュールを配置することで、消費者の異なる運用ニーズに適している。
【0003】
しかしながら、モバイルデバイスの体積が日増しに薄型化している状況において、各カメラモジュールを縮小することは、一つの挑戦となっている。例えば、手振れ補正レンズの内部の手振れ補正機構は通常複数の素子から構成され、各素子が重ね合わせられて成る体積は、カメラモジュール内で一定のスペースを占めるため、カメラモジュールの薄型化も制限されていた。
【0004】
図1Aを参照すると、従来のカメラモジュール1で、特に、手振れ補正カメラモジュールであり、該カメラモジュール1が電子機器(図示略)内に収容され、該カメラモジュール1と電子機器の覗き窓(図示略)が結像チャンネルを構成する。該カメラモジュール1は、外側カバー11とレンズホルダ12と光学画像安定化装置(以下、「OIS装置」という)13とを含む。該レンズホルダ12及び該OIS装置13が該外側カバー11に収容され、また特定の位置制限用部品(例えば板ばね、支柱等)を通じて該レンズホルダ12が1つの可動部(Z方向及び/或いはX−Y方向に移動)となり、また該OIS装置13が位置制限用部品を通じて構造上の支持を得て外側カバー11内に固定されることができる。該レンズホルダ12は1つの収容スペースを備え、少なくとも1個のレンズ(1個のレンズモジュールとして見なすことができる)121を保持できる。該レンズホルダ12の外側に図1Bに示す複数の磁石122が設けられ、これら複数の磁石122は該OIS装置13で発生する電磁誘導力(XY方向の駆動力)を受けることで該レンズホルダ12を作用力によってXY方向に駆動させることができるように配置される。該レンズホルダ12は更にフォーカスコイル123を設けることができる。OIS装置13の駆動を通じて、該レンズホルダ12はZ方向の駆動力を受けることができる。該OIS装置13は主に基板131と回路基板132と複数の駆動コイル133とで構成される。これら複数の駆動コイル133は、該回路基板132の一方の側に固定されて、これら複数の磁石122の位置と互いに対応し、且つ該回路基板132上に敷設されている回路に電気的に接続される。これら複数の駆動コイル133が該回路基板132と該基板131との間に挟持される。例を挙げると、該回路基板132は、更に複数の支柱1321の連接を通じて、該レンズホルダ12及び/或いは該OIS装置13に特定の連接関係を持たせることができる。該外側カバー11、該回路基板132及び該基板131は、光軸(Z軸)に沿う方向上に各々開口部を備え、これらの開口部とレンズ121とが1個の光学結像チャンネルを構成する。結像モジュール(図示略)は、集光結像のため、通常カメラモジュールの後方に置かれて結像チャンネル上に位置する。1個或いは複数の駆動信号は、該回路基板132を通じて各コイル133に流れることで、駆動力を発生し、これにより、磁石122を搭載したレンズホルダ12をXY軸方向及び/或いはZ軸方向に向けて強制的に移動させ、これを通じて外力を受けて移動するレンズ121を安定させて正確な結像位置上に戻す。駆動力の方向は磁石122と駆動コイル123、133との相対位置により決定できる。前記駆動力は、閉鎖式システム又は開放式システムで生じる。例を挙げると、閉鎖式システムは、位置センサー(例えばホールセンサー)でレンズホルダ12の移動ストローク或いは位置を確認して、コイル123、133を駆動させて駆動力を起こすことができる。また開放式システムは、板ばねの変化程度と初期電流信号(例えばジャイロスコープの検知信号)との間の関係によって駆動力を起こすことができる。これは、該技術の分野における通常の知識を有する者が理解できる技術手段であるため、ここで詳細な記述を省略する。
【0005】
図1A及び図1Bからも分かるように、該手振れ補正カメラモジュール1の厚みは少なくとも該レンズホルダ12と該OIS装置13の厚みによって決定され、つまり少なくとも両者の厚みの総計を上回ることになる。該レンズホルダ12の厚みはレンズ121及び/或いは磁石122の厚みによって決定できる。該OIS装置13の厚みは、基板131、回路基板132とコイル133の厚みによって決定できる。該OIS装置13に十分な推力提供を付与するため、通常コイル133の巻き数を増やすことで目的を達成するが、その分該OIS装置13の厚みが増してしまい、手振れ補正カメラモジュール1の薄型化を更に困難にさせてしまう。逆に、コイルの数量を減らすことで薄型化を実現した場合、該OIS装置13で発生する磁気推力が減ってしまう。
【0006】
よって、更に電子機器の厚みを縮小しようとする場合、カメラモジュール内の配置(例えば手振れ補正機構)は、解決する必要がある一つの問題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで本発明は、主に厚みが薄型化されたカメラモジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の従来技術で起きている問題を解決するため、本発明は、外側カバーとレンズホルダとOIS装置とを含むカメラモジュールを提供する。該レンズホルダは、可動方式で該外側カバー内に収容される。該OIS装置は該レンズホルダの移動によって駆動力(例えば磁気推力)を発生することで、該レンズホルダを安定させる。主な技術的特徴は、該OIS装置が基板と複数の駆動コイルとを更に含み、これら複数の駆動コイルが嵌込式手段でその基板に収容され、またこれら複数の駆動コイルが該レンズホルダ外側の磁石位置と互いに対応することである。
【0009】
これにより、該OIS装置が占有するカメラモジュールのスペースを縮小するが、やはり十分な駆動効果を有することができる。つまり、駆動コイルの巻付け体積を減らしてカメラモジュール薄型化の目的を達成する必要がない。このような機構設計下で、カメラモジュールの厚みは少なくとも基板の厚みによって決定され、従来のOIS装置の厚み(駆動コイル、回路基板及び基板を重ね合わせた後の総厚み)より薄くなる。
より詳細に、結像チャンネルを有するカメラモジュールは、外側カバーと、可動方式で外側カバー内に収容されるレンズホルダと、レンズホルダに対して駆動力を発生することで該レンズホルダを安定させる光学画像安定化装置(OIS装置)とを含む。OIS装置は、内側面にリード線を有する複数の収容スペースと、結像チャンネルに用いる開口部が設けられるとともに開口部と結像チャンネルが連通して結像の光を通過させる基板と、対応する複数の収容スペース内に各々収容され、リード線に接続される複数の駆動コイルと、レンズホルダの外側に配置されるとともに複数の駆動コイルに各々対応する複数の磁石と、リード線により複数の駆動コイルに結合される駆動回路であって、駆動回路がレンズホルダの移動に関する電流信号を複数の駆動コイルに提供することで駆動力を発生する駆動回路と、を含む。
【0010】
本発明の前記記述及び他の記述は、下記に限定されない具体的実施例を添付図面に基づいて詳細に説明すると、更に理解できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1A】従来のカメラモジュールの斜視図である。
図1B図1Aに基づく側面図である。
図2A】本発明に係る嵌込式コイルの一実施例の斜視図である。
図2B】本発明に係る嵌込式コイルの他の実施例の斜視図である。
図3A】本発明に係るOIS装置の実施例1の正面図である(以下に述べる正面図は、光軸結像方向に沿って見た図である)。
図3B図3Aに基づく局部側面図である。
図4A】本発明に係るOIS装置の実施例2の正面図である。
図4B図4Aに基づく局部側面図である。
図5A】本発明に係るOIS装置の実施例3の正面図である。
図5B図5Aに基づく局部側面図である。
図6A】本発明に係るOIS装置の実施例4の正面図である。
図6B】本発明に係るOIS装置の実施例4の一部構成要素の正面図である。
図7A】本発明に係るOIS装置の実施例5の正面図である。
図7B図7Aに基づく局部側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の技術的特徴、内容と利点及び実現可能な効果を審査官に更に理解してもらうため、以下に本発明の実施例を挙げて図面に基づいて詳細に説明する。使用する図面の趣旨は、見取り及び明細書の補助のために用いられるが、必ずしも本発明実施後の真の比率と正確な配置ではないため、添付図面の比率と配置関係が本発明の実際の実施上における権利範囲として解釈、制限されるべきものではない。この点につき、予め説明しておく。
【0013】
本発明が提供するカメラモジュール、特に、手振れ補正カメラモジュールは、図1Aに示すように、少なくとも1個の外側カバー11と1個のレンズホルダ12とを含み、光を後端の結像モジュールに投射するために用いられる。外側カバー11とレンズホルダ12に関する説明は、先行技術及び図1Aに示す通りであるため、ここで詳細な記述を省略する。本発明のカメラモジュールは、薄型OIS装置を含むことを特徴とする。この薄型OIS装置は、安定して図1Aに示す外側カバー内11に収容される。前記OIS装置は、少なくとも駆動回路と駆動コイルと基板等で構成され、駆動コイルは、嵌込方式で基板と結合して嵌込式構造を形成し、且つ駆動コイルは、図1Bのような方式でレンズホルダの磁石122の位置と互いに対応できる。次に、前記OIS装置について、異なる実施形態で更に詳細説明を行う。
【0014】
図2Aを参照すると、前記嵌込式構造の一実施例であり、基板20と複数の駆動コイル22とを含む。該基板20の表面に複数の収容溝201を凹設している。各駆動コイル22は1個或いは数個のコイルの巻きからなり、且つ各駆動コイル22の寸法が収容溝201のスペースより小さいか又は等しくすることで、各駆動コイル22を対応する収容溝201内に収容し、また接着剤により固着する。本発明の実施例において、各収容溝201の寸法は異なることができ、駆動コイル22も同じで、空間上の配置又は駆動方式の設計によって調整できる。本発明の他の実施例において、前記収容溝201は、1個以上の駆動コイル22の収容もできる。該実施例の嵌込式配置を介して、基板20と複数の駆動コイル22とを結合した後の厚みは、基板20本体が有する厚み若しくは基板20本体の厚みとこれら駆動コイル22の一部の厚みとの総和とすることができる。本発明の実施例においてこれら収容溝201は例えば円弧形のような他の形状とすることができるため、他の形状の駆動コイルに対応するよう収容できる。
【0015】
図2Bを参照すると、前記嵌込式構造の一実施例である。相違点は、ここに複数の収容孔202で前記実施例の収容溝201を代替とすることである。各収容孔202は、1個の駆動コイル22を対応収容でき、また接着剤或いはその他の慣用手段により両者を安定して結合させることができる。該実施例の嵌込式配置を通じて基板20と複数の駆動コイル22とを結合した後の厚みは、基板20本体が有する厚み若しくは基板20本体の厚みとこれら駆動コイル22の一部の厚みとの総和とすることができる。
【0016】
採用する収容スペースは、収容溝201及び/或いは収容孔202かを問わず、本発明のカメラモジュール内のOIS装置の厚みは、主に基板20の厚み、収容溝201の深さ及び/或いは駆動コイル22の厚みによって決定し、これにより、薄型カメラモジュールが本発明のカメラモジュールを運用する電子機器(特に、平板状を呈する電子機器)の厚みを更に縮小させることができる。以下に、前記嵌込式構造に基づき、OIS装置の実施形態を紹介する。
【実施例1】
【0017】
同時に図3A及び図3Bを参照すると、本発明に係るOIS装置の実施例1である。該OIS装置3は、図1A及び図1B内のOIS装置13を代替としてレンズホルダ(即ち可動部)に適切な駆動力を提供することで、移動するレンズホルダを安定させることができる。該OIS装置3は、基板31と複数の駆動コイル32と回路基板33とを含む。
【0018】
図3A及び図3Bに示すように、複数の駆動コイル32は、嵌込方式で該基板31と結合される。該回路基板33に駆動回路が搭載されている。該回路基板33は接着方式又はその他の慣用手段を通じて該基板31上に重ね合わせられて固着されることができる。該回路基板33は、駆動コイル32に対応する複数の切欠部331を備えるため、回路基板33が基板31を覆っている時、駆動コイル32の部分を露出させることができる。該回路基板33の一方の側に導電回路(図示略)を設けて、この導電回路が複数の電気接点332まで延伸して接続される。本発明の実施例の前記電気接点は、信号の出力や入力又は両者並行に提供できるものであり、例えばバスである。複数の電気接点332は、更に制御モジュール(図示略)と電気的に接続されることで、外部からの制御信号を受信する。例を挙げると、前記回路基板33は、フレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuit、FPC)とすることができ、各駆動コイル32に電気的に接続されることができ、例えばリード線が収容溝或いは収容孔の内側面まで延伸してコイルと接触できる。本発明の他の実施例において、前記基板31の表面にリード線を配置して駆動コイル32と回路基板33との間の導電ルートを形成できる。例を挙げると、MID(Molded interconnected Device)部材から構成可能である。本発明で挙げた基板及び回路基板の対応位置において結像開口部を保留しておくが、他の実施例において配置状況を見て異なる形態を採ることができる。
【0019】
図3Bに示すように、嵌込式の配置において、本実施例のOIS装置3の厚みは、わずか基板31の厚みと回路基板33の厚みとの総和(DS+DC)となり、該OIS装置3を採用したカメラモジュールの光軸方向における厚みを薄型化させることができる。
【実施例2】
【0020】
同時に図4A及び的図4Bを参照すると、本発明に係るOIS装置の実施例2である。該OIS装置4は、図1A及び図1B図内のOIS装置13を代替としてレンズホルダ(即ち可動部)に適切な駆動力を提供することで、移動するレンズホルダを安定させることができる。該OIS装置4は、基板41と複数の駆動コイル42と回路基板43とを含み、該回路基板43が複数の駆動コイル42上を覆う。本実施例の基板41、駆動コイル42及び回路基板43の間の接続関係及びその構造は前記実施例の説明と同じであるため、ここで詳細な記述を省略する。本実施例のOIS装置4の厚みは、同様に基板41の厚みと回路基板43の厚みとの総和(DS+DC)となるため、該OIS装置4を採用したカメラモジュールの光軸方向における厚みを減少させることができる。
【実施例3】
【0021】
同時に図5A及び図5Bを参照すると、本発明に係るOIS装置の実施例3である。該OIS装置5は、図2A又は図2Bの方式で互いに結合する基板51と複数の駆動コイル52とを含む。特に、本実施例の基板51の表面に複数のリード線(例えばMID部材)及び電子素子が配置されており、該基板51の少なくとも一方の側に複数の電気接点511が敷設され、複数の電気接点511が制御モジュールに結合されることができる。前記リード線は、駆動コイル52及び電子素子と各々接続されて信号の伝送を提供する。前記電子素子は、例えばホールセンサー(Hall Sensor)といった複数のセンサー512を含み、複数のセンサー512が該基板51の上部表面(可動部材に対向する)又は基板51の下部表面(結像モジュールに対向する)に配置されることができる。前記センサー512は、レンズホルダ12の移動によって起きた磁界の変化を検知するために設けられている。前記電気接点511を通じて複数のセンサー512で生成した検知信号は、制御モジュールに伝送されることができ、制御モジュールはこの検知信号に基づいて制御信号を生成して複数の駆動コイル52に伝送して磁気推力を発生して、移動されるレンズホルダ12を安定させる。
【0022】
図5Bに示すように、本実施例のOIS装置5の厚みは、基板51の厚み(DS)と駆動コイル52の一部の厚み(DD)との総和となる。好ましくは、前記センサー512のZ方向の厚みは駆動コイル52の厚みより小さいか又は等しい。他の実施例において、複数の駆動コイル52及びセンサー512は完全に基板51に嵌め込んだ場合に、前記OIS装置5の厚みも基板51の厚み(DS)(図示略)とすることができる。よって、本実施例のOIS装置5を採用したカメラモジュールの光軸方向における厚みを減少させることができる。
【実施例4】
【0023】
同時に図6A及び図6Bを参照すると、本発明に係るOIS装置の実施例4である。該OIS装置6は、基板61と複数の駆動コイル62と回路基板63とを含む。該基板61と複数の駆動コイル62とは、図2A又は図2Bの方式で結合される。該基板は、MID部材から構成可能である。特に、該基板61は複数の電子素子収容孔611と複数の信号コネクタ612とを更に備える。該回路基板63は回路と電子素子が設けられ、基板61に対向する。前記電子素子は、前記センサー(図示略)とすることができ、且つ前記電子素子の位置は、前記電子素子収容孔611の位置に対応できる。このほかに、該回路基板63は、複数のビアホール631を備え、複数のビアホール631の位置は、基板61上の信号コネクタ612に対応できる。前記ビアホール631の周囲に導電材質を敷設して電気的な接続を提供する。このような配置において、該回路基板63は、複数の駆動コイル62に対向するように該基板61上に積み重ねられて固定され、同時に該回路基板63上の電子素子は、基板の電子素子収容孔611内に対応するよう収容され、基板61上の信号コネクタ612はビアホール631に対応するように結合される。よって、本実施例のOIS装置6の厚みは、基板61の厚みと回路基板63の厚みとの総和のみとなる。空間を十分利用した配置において、電子素子の体積はOIS装置の厚みでの特性に影響を及ぼさない。
【実施例5】
【0024】
同時に図7A及び図7Bを参照すると、本発明に係るOIS装置の実施例5である。該OIS装置7は、基板71と複数の駆動コイル72と回路基板73とを含む。その接続関係は、前記実施例と近似するが、複数の駆動コイル72が埋込方式で基板71内に設けられる。よって、本実施例のOIS装置7の厚みは、基板71の厚み(DS)と回路基板73の厚み(DD)との総和となる。
【0025】
上記を総合すると、本発明が提供するOIS装置及びカメラモジュールのOIS装置の厚みにより、カメラモジュールの厚みを決定し、更に該カメラモジュールを有する電子機器の厚みも決定するため、該電子機器(特に平板状を呈する電子機器で、例えばタブレット型携帯電話機、タブレット型コンピュータ等)はその厚みの縮小によって薄型化させることができる。
【0026】
これにより、本発明の薄型カメラモジュールの好ましい実施例は、上記説明及び図面で説明した。本明細書内で開示された全ての特徴は、その他の方法と結合でき、本明細書内に開示される各特徴は選択的に同一、同等又は近似の目的特徴で代替できる。よって、特別顕著な特徴を除き、全ての本明細書で開示される特徴は、同等或いは近似特徴のうちの一つの例だけである。本発明の好ましい実施例の記述を経た後、当業者は本発明が実際新規性、進歩性及び産業上の利用可能性を有する発明であり、発展価値を極めて有することを理解すべきである。本発明は当業者が種々なる変更、修正、改良等を実施できるが、特許請求の範囲で保護しようとするものを含む。
【符号の説明】
【0027】
1…カメラモジュール(従来)、11…外側カバー、111…回動軸、112…鏡面受け座、12…レンズホルダ、121…レンズ(レンズモジュール)、122…磁石、123…フォーカスコイル、13…光学画像安定化装置(OIS装置)、131…基板、132…回路基板、1321…支柱、133…駆動コイル、20…基板、201…収容溝、202…収容孔、22…駆動コイル、3…OIS装置、31…基板、32…駆動コイル、33…回路基板、331…切欠部、332…電気接点、4…OIS装置、41…基板、42…駆動コイル、43…回路基板、5…OIS装置、51…基板、511…電気接点、512…センサー、52…駆動コイル、6…OIS装置、61…基板、611…電子素子収容孔、612…信号コネクタ、62…駆動コイル、63…回路基板、631…ビアホール、7…OIS装置、71…基板、72…駆動コイル、73…回路基板、DC…回路基板の厚み、DS…基板の厚み、DD…駆動コイルの一部厚み。
図1A
図1B
図2A
図2B
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
図7A
図7B