【文献】
伊藤 華子,遊ぶ!身につく!Windows,日経Click,日経BP社,2000年 1月 8日,第7巻,第1号,p.134-137
【文献】
中西 葵,Android SDK 逆引きハンドブック,株式会社シーアンドアール研究所,2013年 2月 8日,第2版,p.854-856
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記プロセッサユニットは、前記感知されたジェスチャを分析して前記感知されたジェスチャにマッチングされるように保存されたセット値のうち少なくとも1つのセット値を変更し、前記変更された少なくとも1つのセット値を反映してシステムセット値を変更する
ことを特徴とする請求項11に記載の装置。
前記プロセッサユニットは、前記設定された容量以上のデータ情報が保存されたアプリケーションの実行時間、GPS情報及びバッテリ容量のうち少なくとも1つのデータ情報を反映してセット値を適用する
ことを特徴とする請求項19に記載の装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、ユーザが実行中のアプリケーションを終了することなく、セット値の変更による変化された動作状態を直接確認しながらセット値を変更できる電子装置及び変更されたセット値が以後のアプリケーションの実行には影響を与えない電子装置の開発が至急な実情である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明の特徴によるセット値を変更する電子装置の動作方法は、電子装置の動作方法において、設定された領域に対するタッチ入力を感知し、保存されたセット値を変更可能なセッティング変更モードに切り替える段階と、前記保存されたセット値のうち少なくとも1つのセット値の変更を入力可能な少なくとも1つのガイドインタフェースを表示する段階と、前記表示されたガイドインタフェースの任意の領域に対する所定のジェスチャを感知し、変更された少なくとも1つのセット値を保存するか否かを決定する段階とをその構成上の特徴とする。
【0007】
好ましくは、前記設定された領域は、現在の状態を示す少なくとも1つのアイコンが配列されているインジケータ領域であり得る。
好ましくは、前記設定された領域に対するタッチ入力を感知し、保存されたセット値を変更可能なセッティング変更モードに切り替える段階は、前記設定された領域に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知する段階と、前記タッチ入力を感知し、前記セッティング変更モードに切り替える段階とを含み得る。
【0008】
好ましくは、前記ガイドインタフェースは、前記保存されたセット値のうちいずれか1つのセット値を調節可能なように設定された中心領域を基準に第1方向又は第2方向にドラッグされていることを表示するか又はタッチ入力されていることを表示する所定の形状であり得る。
好ましくは、前記感知されたジェスチャを分析して前記感知されたジェスチャにマッチングされるように保存されたセット値のうち少なくとも1つのセット値を変更する段階と、前記変更された少なくとも1つのセット値を反映してシステムセット値を変更する段階とをさらに含み得る。
【0009】
好ましくは、前記変更された少なくとも1つのセット値を保存するか否かを決定する段階は、アイドルモードがフォアグラウンドで実行されていることを確認する段階と、前記フォアグラウンドで実行されているアイドルモードの終了を入力される段階と、前記変更された少なくとも1つのセット値を保存した後、前記フォアグラウンドで実行されているアイドルモードを終了する段階とを含み得る。
好ましくは、前記アイドルモード及び保存された少なくとも1つのアプリケーションのうちいずれか1つをフォアグラウンドで実行する段階と、前記保存されたセット値が反映されてシステムセット値が変更されたことを検出する段階とをさらに含み得る。
【0010】
好ましくは、前記変更された少なくとも1つのセット値を保存するか否かを決定する段階は、任意のアプリケーションがフォアグラウンドで実行されていることを確認する段階と、前記フォアグラウンドで実行されているアプリケーションの終了を入力される段階と、前記変更された少なくとも1つのセット値を保存することなく、前記アプリケーションの実行を終了する段階とを含み得る。
好ましくは、アイドルモード及び保存された少なくとも1つのアプリケーションのうちいずれか1つをフォアグラウンドで実行する段階と、変更される前のセット値が反映されてシステムセット値が変更されなかったことを検出する段階とをさらに含み得る。
【0011】
好ましくは、保存された少なくとも1つのアプリケーションのうちそれぞれのアプリケーションを区分してデータ情報を保存する段階と、前記少なくとも1つのアプリケーションのデータ情報が設定された容量以上保存されたことを検出する段階と、前記設定された容量以上のデータ情報が保存されたアプリケーションがフォアグラウンドで実行されていることを確認した場合、前記保存されたデータ情報が反映されたセット値を適用する段階とをさらに含み得る。
好ましくは、前記保存されたデータ情報が反映されたセット値を適用する段階は、前記設定された容量以上のデータ情報が保存されたアプリケーションの実行時間、GPS情報及びバッテリ容量のうち少なくとも1つのデータ情報を反映してセット値を適用できる。
【0012】
前記目的を達成するための本発明の特徴によるセット値を変更する電子装置は、電子装置において、保存されたセット値のうち少なくとも1つのセット値の変更を入力され得る少なくとも1つのガイドインタフェースを表示するタッチスクリーンと、設定された領域に対するタッチ入力を感知し、前記保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替え、前記表示されたガイドインタフェースの任意の領域に対する所定のジェスチャを感知し、変更された少なくとも1つのセット値を保存するか否かを決定するプロセッサユニットとをその構成上の特徴とする。
【0013】
好ましくは、前記設定された領域は、現在の状態を示す少なくとも1つのアイコンが配列されているインジケータ領域であり得る。
好ましくは、前記プロセッサユニットは、前記設定された領域に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、前記セッティング変更モードに切り替えることができる。
【0014】
好ましくは、前記ガイドインタフェースは、前記保存されたセット値のうちいずれか1つのセット値を調節可能なように設定された中心領域を基準に第1方向又は第2方向にドラッグされていることを表示するか又はタッチ入力されていることを表示する所定の形状であり得る。
好ましくは、前記プロセッサユニットは、前記感知されたジェスチャを分析して前記感知されたジェスチャにマッチングされるように保存されたセット値のうち少なくとも1つのセット値を変更し、前記変更された少なくとも1つのセット値を反映してシステムセット値を変更できる。
【0015】
好ましくは、前記タッチスクリーンは、フォアグラウンドで実行されているアイドルモードの終了を入力され、前記プロセッサユニットは、アイドルモードがフォアグラウンドで実行されていることを確認し、前記変更された少なくとも1つのセット値を保存した後、前記フォアグラウンドで実行されているアイドルモードを終了できる。
好ましくは、前記プロセッサユニットは、前記アイドルモード及び保存された少なくとも1つのアプリケーションのうちいずれか1つをフォアグラウンドで実行し、前記保存されたセット値が反映されてシステムセット値が変更されたことを検出できる。
【0016】
好ましくは、前記タッチスクリーンは、フォアグラウンドで実行されているアプリケーションの終了を入力され、前記プロセッサユニットは、任意のアプリケーションが前記フォアグラウンドで実行されていることを確認し、前記変更された少なくとも1つのセット値を保存することなく、前記アプリケーションの実行を終了できる。
好ましくは、前記プロセッサユニットは、アイドルモード及び保存された少なくとも1つのアプリケーションのうちいずれか1つをフォアグラウンドで実行し、変更される前のセット値が反映されてシステムセット値が変更されなかったことを検出できる。
【0017】
好ましくは、保存された少なくとも1つのアプリケーションのうちそれぞれのアプリケーションを区分してデータ情報を保存するメモリをさらに含み、前記プロセッサユニットは、前記少なくとも1つのアプリケーションのデータ情報が設定された容量以上保存されたことを検出し、前記設定された容量以上のデータ情報が保存されたアプリケーションがフォアグラウンドで実行されていることを確認した場合、前記保存されたデータ情報が反映されたセット値を適用できる。
好ましくは、前記プロセッサユニットは、前記設定された容量以上のデータ情報が保存されたアプリケーションの実行時間、GPS情報及びバッテリ容量のうち少なくとも1つのデータ情報を反映してセット値を適用できる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付された図面を参照して詳しく説明する。なお、本発明を説明するに当たって、関連する公知の機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に不明確にする虞があると判断された場合、その詳細な説明は省略する。また、以下で記載される用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であって、これはユーザ、運用者の意図または慣例などによって異なることがある。したがって、その定義は本明細書全般にわたる内容に基づいて行われるべきである。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態によるセット値を変更する電子装置を全体的に説明するための図である。
図1に示したように、本発明によるセット値を変更する電子装置はインジケータ領域(indicator area)101及び少なくとも1つのガイドインタフェース(guide interface)103,105,107で構成されることができる。
【0021】
まず、インジケータ領域101は、電子装置の少なくとも1つの状態を示すアイコンが配列されている領域と定義できる。より具体的には、電子装置の現在のバッテリ容量、受信感度、アラーム設定有無及びワイファイ接続有無などの状態を示すアイコンが配列されている領域である。すなわち、インジケータ領域101は、電子装置のタッチスクリーンの上側上段部分に現在の電子装置の状態などを意味のあるアイコンで表示できる領域である。したがって、ユーザは、インジケータ領域101を見て電子装置の現在のバッテリ容量、受信感度、アラーム設定有無、ワイファイ接続有無及び時間を確認することができる。
【0022】
本発明の電子装置では、インジケータ領域101に対するタッチ入力を感知し、保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。より具体的には、電子装置は、インジケータ領域101に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。例えば、電子装置に設定された時間が3秒であると仮定した場合、電子装置は、インジケータ領域101に対するタッチ入力を3秒以上感知した場合、保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。ここで、電子装置がセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えられるためには、上記のように、インジケータ領域101に対する設定された時間以上のタッチ入力を受けなければならない。なぜなら、電子装置がインジケータ領域101に対する設定された時間以上のタッチ入力を受けなければセッティング変更モードに切り替えられない理由は、電子装置で発生し得る誤作動を防止するためである。より具体的には、電子装置がセッティング変更モードに切り替えられるためにインジケータ領域101に対する設定された時間以上のタッチ入力を必要としない場合、電子装置はユーザの意図しない入力によってセッティング変更モードに切り替えられる誤作動が発生し得るためである。結論としては、本発明による電子装置は、インジケータ領域101に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、電子装置に保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。
【0023】
ここで、セット値とは、電子装置の環境設定メニューに含まれている値であって、現在、電子装置に適用されている環境設定値と定義できる。より具体的には、セット値は、ユーザが電子装置の環境設定メニューに進み、現在、電子装置に適用されている環境設定値を変更又は入力できる値である。例えば、電子装置のワイファイ接続有無、振動強度、ブルートゥース接続有無、画面明るさ、画面自動回転の設定有無、バッテリ容量表示の有無、節電モードの設定有無、タッチ照明点灯時間、音量の大きさなどがセット値に含まれ得る。すなわち、電子装置の環境設定メニューに含まれている全ての値はセット値と定義され得る。上記のセット値は、オン(on)又はオフ(off)で表示され得る値があり、アップ(up)又はダウン(down)で調節され得る値がある。例えば、電子装置のワイファイ接続有無、ブルートゥース接続有無、画面自動回転の設定有無、バッテリ容量表示の有無及び節電モードの設定有無などはオン又はオフで表示され得るセット値であり、音量の大きさ、振動強度、画面明るさ、画面オートオフ時間及びタッチボタン照明点灯時間などはアップ又はダウンで調節され得るセット値である。
【0024】
ガイドインタフェース103,105,107は、電子装置に保存されたセット値のうちいずれか1つのセット値を調節できるように設定された中心領域102,104,106を基準に第1方向又は第2方向にドラッグされていることを表示するか又はタッチ入力されていることを表示する所定の形状に定義され得る。より具体的には、ガイドインタフェース103,105,107は、ユーザが容易にセット値を設定又は調節できるように少なくとも1つ以上タッチスクリーンに表示されたインタフェースと定義され得る。すなわち、電子装置は、インジケータ領域101に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知した場合、保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えるとともに、タッチスクリーンにユーザが便利にセット値を変更できるように少なくとも1つ以上のガイドインタフェース103,105,107を表示できる。例えば、
図1には3つのガイドインタフェース103,105,107が表示されているが、それぞれのガイドインタフェース103,105,107の動作方法について記載する。
【0025】
まず、設定された中心領域102を基準に上下の方向にセット値を調節できるガイドインタフェース103は、ユーザから設定された中心領域102をタッチ入力された後、設定されたセット値をアップ又はダウンできるように調節され得る。例えば、タッチスクリーンに表示されたガイドインタフェース103がボリュームのセット値を調節するものである場合、電子装置は、設定された中心領域102をタッチ入力された後、矢印上方又は矢印下方にドラッグを感知するか又はタッチ入力されてボリュームのセット値を変更できる。すなわち、電子装置が設定された中心領域102をタッチ入力された場合、電子装置はボリュームのセット値を調節するためのモードに切り替えられる。以降、電子装置は、設定された中心領域102のボリュームが10というデフォルト値であることを示す数値などを表示した後、ユーザから感知されたドラッグ方向又はタッチ入力方向に沿って10というボリュームから増減しているボリューム値を数値などで表示できる。すなわち、ユーザは、設定された中心領域102をタッチ入力した後、矢印上方又は矢印下方にドラッグ又はタッチ入力して細部のボリューム値を調節するか又は既存のボリューム値を変更できる。
【0026】
別の例として、設定された中心領域104を基準に左右の方向にセット値を調節できるガイドインタフェース105は、ユーザから設定された中心領域104をタッチ入力された後、設定されたセット値をアップ又はダウンできるように調節され得る。例えば、タッチスクリーンに表示されたガイドインタフェース105が画面明るさのセット値を調節するものである場合、電子装置は、設定された中心領域104をタッチ入力された後、矢印左側方向に又は矢印右側方向にドラッグを感知するか又はタッチ入力されて画面明るさのセット値を変更できる。すなわち、電子装置が設定された中心領域104をタッチ入力された場合、電子装置は画面明るさのセット値を調節するためのモードに切り替えられる。以降、電子装置は、設定された中心領域104の画面明るさが10というデフォルト値であることを示す数値などを表示した後、ユーザから感知されたドラッグ方向又はタッチ入力方向に沿って10という画面明るさから増減している画面明るさを数値などで表示できる。すなわち、ユーザは、設定された中心領域104をタッチ入力した後、矢印上方又は矢印下方にドラッグ又はタッチ入力して細部の画面明るさを調節するか又は既存の画面明るさを変更できる。
【0027】
別の例として、設定された中心領域106を基準に時計回り又は反時計回りにセット値を調節できるガイドインタフェース107は、ユーザから設定された中心領域106をタッチ入力された後、設定されたセット値をオン又はオフできるように調節され得る。例えば、タッチスクリーンに表示されたガイドインタフェース107が電子装置のワイファイの接続有無を設定するものである場合、電子装置は、設定された中心領域106をタッチ入力された後、時計回り又は反時計回りにドラッグされることを感知して電子装置のワイファイの接続有無を設定できる。すなわち、電子装置が設定された中心領域106をタッチ入力された場合、電子装置はワイファイの接続有無を設定するためのモードに切り替えられる。以降、電子装置は、時計回りにドラッグされることを感知してワイファイに接続することができ、逆に反時計回りにドラッグされることを感知してワイファイに接続している状態をオフにすることができる。すなわち、ユーザは、設定された中心領域106をタッチ入力した後、時計回り又は反時計回りにドラッグしてワイファイの接続有無を設定又は変更できる。
【0028】
従来は、電子装置に適用されるセット値を変更するためには、実行中のアプリケーションを終了し、セット値を変更できる環境設定領域に進んでユーザの希望するセット値を変更した後、再度従前のアプリケーションを実行しなければならなかった。すなわち、ユーザが実行していたアプリケーションを終了、セット値の変更及び再度アプリケーションを実行するという面倒さがあった。また、ユーザは、リアルタイムに変化されるセット値を直接目で確認しながら、細部のセット値を調節することができなかった。これに対し、本発明による電子装置は、インジケータ領域101に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えた後、表示されたガイドインタフェースの任意の領域をタッチ入力されてリアルタイムに変化されるセット値を反映できる。より具体的には、ユーザは、アプリケーションを実行中の状態で別途にアプリケーションを終了することなく、即座にセット値を調節できるのでユーザのインタラクションが減少する長所がある。また、ユーザは、リアルタイムに変化されるセット値を直接目で確認しながら、それぞれのアプリケーションの環境に適するように細部のセット値を調節できる長所がある。
【0029】
本発明による電子装置は、タッチスクリーンに表示されたガイドインタフェースの任意の領域に対する所定のジェスチャを感知し、変更された少なくとも1つのセット値を保存するか否かを決定できる。より具体的には、電子装置は、ガイドインタフェース103,105,107の任意の領域に対する所定のジェスチャを感知し、電子装置においてフォアグラウンド(foreground)で実行されているモードに応じて変更された少なくとも1つのセット値を保存するか否かを決定できる。すなわち、電子装置は、変更されたセット値を適用した後、現在、電子装置においてフォアグラウンドで実行されているモードに応じて変更されたセット値を保存するか否かを決定できる。ここで、電子装置においてフォアグラウンドで実行されているモードは、アイドルモード(idle mode)とアプリケーション実行モードとに区分され得る。
【0030】
まず、電子装置においてフォアグラウンドで実行されているモードがアイドルモードである場合、電子装置は、変更された少なくとも1つのセット値を保存した後、以後電子装置を実行させる際は変更された少なくとも1つのセット値を適用するようになる。より具体的には、電子装置がアイドルモードの実行中に少なくとも1つのセット値を変更した場合、変更されたセット値は電子装置に保存されるようになる。例えば、電子装置がアイドルモードで画面の明るさを増加させるように入力された場合、電子装置は、変更されたセット値に応じて現在のアイドルモードでの画面の明るさを入力された分増加させ、変更された画面の明るさは電子装置に保存されることができる。すなわち、以降、電子装置が異なるアプリケーションを実行させるか、又は再度アイドルモードで電子装置が実行される場合、電子装置は、従前に保存された画面の明るさに応じてタッチスクリーンに画面を表示できる。
【0031】
次に、電子装置においてアプリケーションがフォアグラウンドで実行されている場合、電子装置は、変更された少なくとも1つのセット値を保存することなく、アプリケーションの終了とともに変更されたセット値は今後適用されない。より具体的には、電子装置がアプリケーションをフォアグラウンドで実行している間に少なくとも1つのセット値を変更した場合、電子装置は変更されたセット値を電子装置に保存しない。例えば、電子装置がフォアグラウンドで任意のアプリケーションを実行している間に、画面オートオフ時間を既存の3秒から10秒に変更したと仮定する。上記の仮定で、電子装置は、該当アプリケーションの実行中には画面オートオフ時間が3秒から10秒に変更されるが、アプリケーションの終了とともに変更された画面オートオフ時間である10秒は保存されない。したがって、電子装置は、他のアプリケーションを実行する場合、変更された画面オートオフ時間が保存されないことにより他のアプリケーションの画面オートオフ時間は従前のまま3秒にセッティングされ得る。すなわち、本発明による電子装置は、それぞれのアプリケーションを電子装置においてフォアグラウンドで実行している間にセット値の変更があった場合、実行中であったアプリケーションの終了とともに変更されたセット値は保存されない。
【0032】
結論としては、従来の電子装置では、電子装置においてフォアグラウンドでアイドルモードが実行中またはフォアグラウンドで任意のアプリケーションが実行中の場合、電子装置のセット値の変更のためには一回に1つのセット値のみを変更することができた。また、電子装置に変更されたセット値は、現在、電子装置においてフォアグラウンドで実行されているアプリケーションだけでなく実行されているアプリケーションが終了した後、他のアプリケーションにも変更されたセット値が適用されていた。したがって、アプリケーションを実行している周辺環境やそれぞれのアプリケーションの特性に応じて毎回保存されたセット値を変更しなければならない問題点があった。これに対し、本発明による電子装置では、それぞれのアプリケーションの実行中にセット値が変更された場合、電子装置の変更されたセット値はアプリケーションの実行中にのみ適用され、実行中のアプリケーションの終了とともに変更されたセット値は保存されない。したがって、本発明の電子装置では、実行中のアプリケーションの終了とともに変更されたセット値は保存されないため、毎回それぞれのアプリケーションの特性に合わせてセット値を変更し直さなければならない不便を解消する長所がある。
【0033】
図2は、本発明によるタッチスクリーンに表示されたガイドインタフェースの任意の領域に対する所定のジェスチャを感知してセット値を変更する一実施形態を示す図である。まず、
図2の(a)に示したように、Aアプリケーションをフォアグラウンドで実行している電子装置は、設定された領域であるインジケータ領域201に対するタッチ入力を感知し、保存された少なくとも1つ以上のセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。より具体的には、電子装置は、インジケータ領域201に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、保存された少なくとも1つ以上のセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。例えば、電子装置に設定された時間が2秒であると仮定した場合、電子装置は、インジケータ領域201に対するタッチ入力を2秒以上感知した場合、保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。ここで、電子装置がセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えられるためには、インジケータ領域201に対する設定された時間以上のタッチ入力を受けなければならない。なぜなら、電子装置がインジケータ領域201に対する設定された時間以上のタッチ入力を受けなければセッティング変更モードに切り替えられない理由は、電子装置で発生し得る誤作動を防止するためである。もし、電子装置がセッティング変更モードに切り替えられるためにインジケータ領域201に対する設定された時間以上のタッチ入力を必要としない場合、電子装置はユーザの意図しない入力によってセッティング変更モードに切り替えられる誤作動が発生し得るためである。すなわち、本発明による電子装置は、インジケータ領域201に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、電子装置に保存された少なくとも1つ以上のセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。
【0034】
以降、
図2の(b)に示したように、電子装置は、タッチスクリーンに少なくとも1つのガイドインタフェース202,203を表示できる。ここで、ガイドインタフェース202,203は、電子装置に保存されたセット値のうちいずれか1つのセット値を調節できるように設定された中心領域204を基準に第1方向又は第2方向にドラッグされていることを表示するか又はタッチ入力されていることを表示する所定の形状に定義され得る。より具体的には、ガイドインタフェース202,203は、ユーザが容易にセット値を設定又は調節できるように少なくとも1つ以上タッチスクリーンに表示されたインタフェースと定義され得る。すなわち、電子装置は、インジケータ領域201に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知した場合、保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えるとともに、タッチスクリーンにユーザが便利にセット値を変更できるように少なくとも1つ以上のガイドインタフェース202,203を表示できる。本実施形態でのそれぞれのガイドインタフェース202,203は、設定された中心領域204を基準に上下方向にセット値を調節できるガイドインタフェース202と左右方向にセット値を調節できるガイドインタフェース203とが表示されているが、対角線の方向にも表示されていずれか一方はセット値をアップさせる方向に、他方はセット値をダウンさせる方向に設定できることは勿論である。
【0035】
以降、
図2の(c)に示したように、電子装置は、ユーザからガイドインタフェースの任意の領域をタッチ入力されるか又は任意の領域がドラッグされることを感知し、セット値を変更できる。まず、設定された中心領域204を基準に上下の方向にセット値を調節できるガイドインタフェース202は、ユーザから設定された中心領域204をタッチ入力された後、設定されたセット値をアップ又はダウンできるように調節され得る。例えば、タッチスクリーンに表示されたガイドインタフェース202が振動強度のセット値を調節するものである場合、電子装置は、設定された中心領域204をタッチ入力された後、矢印上方又は矢印下方にドラッグされることを感知するか又はタッチ入力されて振動強度のセット値を変更できる。すなわち、電子装置が設定された中心領域204をタッチ入力された場合、電子装置は振動強度のセット値を調節するためのモードに切り替えられる。以降、電子装置は、設定された中心領域204の振動強度が10というデフォルト値であることを示す数値などを表示した後、ユーザから感知されたドラッグ方向又はタッチ入力方向に沿って10という振動強度から増減している振動強度値を数値などで表示できる。本実施形態で電子装置は、設定された中心領域204をタッチ入力された後、矢印上方にドラッグされることを感知するか又はタッチ入力されて増加された振動強度である16という振動強度を数値などで表示できる。すなわち、ユーザは、設定された中心領域204をタッチ入力した後、矢印上方又は矢印下方にドラッグ又はタッチ入力して細部の振動強度を調節するか又は既存の振動強度を変更できる。
【0036】
以降、
図2の(d)に示したように、電子装置は、ユーザから再度設定された中心領域204をタッチ入力されると、変更されたセット値が適用され得る。より具体的には、電子装置が設定された中心領域204を再度タッチ入力されると、変更されたセット値が適用されることができ、
図2の(d)には図示していないが、別途の案内メッセージを表示し、ユーザから案内メッセージ中の終了ボタンを選択されて変更されたセット値が適用されることもできる。しかし、電子装置が終了ボタンを選択されて変更されたセット値を適用するということは、電子装置で案内メッセージをさらにタッチスクリーンに表示した後、ユーザから終了ボタンをさらに入力される過程が必要となるため、ユーザのインタラクションの数が増加し得る。したがって、ユーザのインタラクションの数を減少させるために上記の実施形態のように、設定された中心領域204を再度タッチ入力されることが好ましいであろう。
【0037】
図3は、本発明によるタッチスクリーンに表示されたガイドインタフェースの任意の領域に対する所定のジェスチャを感知してセット値を変更する別の実施形態を示す図である。まず、Aアプリケーションをフォアグラウンドで実行している電子装置は、設定された領域であるインジケータ領域301に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、電子装置に保存された少なくとも1つ以上のセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。より具体的には、電子装置は、インジケータ領域301に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、タッチスクリーンに少なくとも1つのガイドインタフェース302,303を表示できる。
図3の(a)に示したように、電子装置は、タッチスクリーンの任意の領域に設定された中心領域304を基準に時計回り又は反時計回りにセット値を調節できる少なくとも1つのガイドインタフェース302,303を表示できる。
【0038】
本実施形態では、電子装置にワイファイの接続有無を設定できるガイドインタフェース302と、電子装置と設定されたデバイスがブルートゥースで接続できるかを設定できるガイドインタフェース303とを表示できる。すなわち、電子装置のタッチスクリーンに表示されたガイドインタフェース302,303のうち、左側のガイドインタフェース302は、電子装置にワイファイの接続有無を設定することができ、右側のガイドインタフェース303は、電子装置と設定されたデバイスがブルートゥースで接続できるかを設定できるガイドインタフェース303を表示できる。例えば、電子装置のタッチスクリーンの右側に表示されたガイドインタフェース303の設定された中心領域304をタッチ入力された後、時計回り又は反時計回りにドラッグされることを感知して電子装置と設定されたデバイスがブルートゥースで接続できるかを設定できる。すなわち、電子装置は、設定された中心領域304をタッチ入力された後、
図3の(b)及び
図3の(c)に示したように、時計回りにドラッグされることを感知して電子装置と設定されたデバイスがブルートゥースで接続できるように設定できる。
【0039】
以降、
図3の(d)に示したように、電子装置がガイドインタフェース303の外縁を時計回りに一回転してドラッグされることを感知した後、再度設定された中心領域をタッチ入力された場合、電子装置は、電子装置と設定されたデバイスがブルートゥースで接続できるように設定できる。もし、電子装置が設定された中心領域304を設定された時間以上ロングタッチ入力された場合、電子装置は、他のガイドインタフェースを入力され得るように準備できる状態に進入できる。上記の例で、電子装置で設定された中心領域304を設定された時間である3秒未満タッチ入力されていると判断した場合、電子装置は、電子装置と設定されたデバイスがブルートゥースで接続できるように設定した後、少なくとも1つのガイドインタフェースの表示を終了できる。もし、電子装置で設定された中心領域304を設定された時間である3秒以上タッチ入力されていると判断した場合、電子装置は、電子装置と設定されたデバイスがブルートゥースで接続できるように設定した後、他のガイドインタフェースを入力され得るように準備できる状態に進入できる。すなわち、本実施形態で電子装置は、設定された中心領域304を設定された時間以上タッチ入力されたと判断した場合、電子装置にワイファイ接続有無を設定できる状態に進入できる。
【0040】
図4は、本発明によるタッチスクリーンに表示されたガイドインタフェースの任意の領域に対する所定のジェスチャを感知してセット値を変更するさらに別の実施形態を示す図である。まず、
図4の(a)に示したように、Aアプリケーションをフォアグラウンドで実行している電子装置は、設定された領域であるインジケータ領域401に対するタッチ入力を感知し、保存された少なくとも1つ以上のセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。より具体的には、電子装置は、インジケータ領域401に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、保存された少なくとも1つ以上のセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。以降、電子装置は、タッチスクリーンに少なくとも1つのガイドインタフェース402,403,405を表示できる。本実施形態でのガイドインタフェースは、画面明るさを調節できるガイドインタフェース402、振動強度を調節できるガイドインタフェース403及びバッテリ容量表示を設定できるガイドインタフェース405が表示されていると仮定した。以降、
図4の(a)に示したように、電子装置は、ユーザからガイドインタフェースの任意の領域をタッチ入力されるか又は任意の領域がドラッグされることを感知し、セット値を変更できる。まず、設定された中心領域404を基準に上下の方向にセット値を調節できるガイドインタフェース402は、ユーザから設定された中心領域404をタッチ入力された後、設定されたセット値をアップ又はダウンできるように調節され得る。例えば、タッチスクリーンに表示されたガイドインタフェース402が画面明るさのセット値を調節するものである場合、電子装置は、設定された中心領域404をタッチ入力された後、矢印上方又は矢印下方にドラッグされることを感知するか又はタッチ入力されて画面明るさのセット値を変更できる。すなわち、電子装置が設定された中心領域404をタッチ入力された場合、電子装置は画面明るさのセット値を調節するためのモードに切り替えられる。以降、電子装置は、設定された中心領域404の画面明るさが10というデフォルト値であることを示す数値などを表示した後、ユーザから感知されたドラッグ方向又はタッチ入力方向に沿って10という画面明るさから増減している画面明るさを数値などで表示できる。本実施形態で電子装置は、設定された中心領域404をタッチ入力された後、矢印下方にドラッグされることを感知するか又はタッチ入力されて減少された画面明るさである2という画面明るさを数値などで表示できる。すなわち、ユーザは、設定された中心領域404をタッチ入力した後、矢印上方又は矢印下方にドラッグ又はタッチ入力して細部の画面明るさを調節するか又は既存の画面明るさを変更できる。
【0041】
以降、
図4の(b)に示したように、電子装置は、ユーザから再度設定された中心領域404をタッチ入力されると、変更されたセット値が適用され得る。より具体的には、電子装置が設定された中心領域404を再度タッチ入力されると、変更されたセット値が適用されることができ、
図4の(b)には図示していないが、別途の案内メッセージを表示し、ユーザから案内メッセージ中の終了ボタンを選択されて変更されたセット値が適用されることもできる。しかし、電子装置が終了ボタンを選択されて変更されたセット値を適用するということは、電子装置で案内メッセージをさらにタッチスクリーンに表示した後、ユーザから終了ボタンをさらに入力される過程が必要となるため、ユーザのインタラクションの数が増加し得る。したがって、ユーザのインタラクションの数を減少させるために上記の実施形態のように、設定された中心領域404を再度タッチ入力されることが好ましいであろう。
図4の(b)では画面明るさが既存の10という数値から2という数値に変更されたので、従前に保存されていた画面明るさのセット値より画面が暗く表示されることを確認することができる。
【0042】
以降、電子装置は、セット値のうちオン又はオフに表示され得るセット値を設定できる。すなわち、本発明の電子装置では少なくとも1つのセット値を変更できる。
図4の(c)及び(d)では、バッテリ容量表示の有無を設定できるガイドインタフェース405を選択し、バッテリ容量表示を設定する一実施形態を示している。もし、電子装置が設定された中心領域404を設定された時間以上ロングタッチ入力された場合、電子装置は、他のガイドインタフェースを入力され得るように準備できる状態に進入できる。上記の例で、電子装置で設定された中心領域404を設定された時間未満タッチ入力されていると判断した場合、電子装置は、電子装置の画面明るさを既存の10から2というセット値に変更した後、タッチスクリーンに表示されたガイドインタフェース402,403,405の表示を終了できる。もし、電子装置で設定された中心領域404を設定された時間以上タッチ入力されていると判断した場合、電子装置は、他のガイドインタフェース403,405を入力され得るように準備できる状態に進入できる。すなわち、本実施形態で電子装置は、設定された中心領域404を設定された時間以上タッチ入力されたと判断し、電子装置のバッテリ容量表示の有無を設定できる状態に進入できる。まず、
図4の(c)に示したように、電子装置は、バッテリ容量表示の有無を設定するために、ガイドインタフェース405の設定された中心領域406をタッチ入力され得る。例えば、電子装置のタッチスクリーンに表示されたガイドインタフェース405の設定された中心領域406をタッチ入力された後、時計回り又は反時計回りにドラッグされることを感知して電子装置のバッテリ容量表示の有無を設定できる。本実施形態で電子装置は、設定された中心領域406をタッチ入力された後、
図4の(c)及び(d)に示したように、反時計回りにドラッグされることを感知して電子装置のバッテリ容量表示を設定しないこともできる。すなわち、
図4の(d)に示したように、電子装置のインジケータ領域401に表示されたバッテリ表示アイコンがなくなったことを確認することができる。
【0043】
従来は、電子装置に適用されるセット値を変更するためには実行中のアプリケーションを終了し、セット値を変更できる環境設定領域に進んでユーザの希望するセット値を変更した後、再度従前のアプリケーションを実行しなければならなかった。すなわち、ユーザが実行していたアプリケーションを終了し、セット値を変更し、再度アプリケーションを実行するという面倒さがあった。また、ユーザは、リアルタイムに変化されるセット値を直接目で確認しながら、細部のセット値を調節することができなかった。これに対し、本発明による電子装置は、インジケータ領域に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えた後、表示されたガイドインタフェースの任意の領域をタッチ入力されてリアルタイムに変化されるセット値を反映できる。より具体的には、ユーザは、アプリケーションを実行中の状態でアプリケーションを別途終了することなく、即座にセット値を調節することができるのでユーザのインタラクションが減少する長所がある。また、ユーザは、リアルタイムに変化されるセット値を直接目で確認しながら、それぞれのアプリケーションの環境に適するように細部のセット値を調節できる長所がある。
【0044】
図5は、本発明による電子装置で変更された少なくとも1つのセット値を保存するか否かを決定する一実施形態を示す図である。まず、
図5の(a)に示したように、アイドルモードをフォアグラウンドで実行している電子装置は、設定された領域を設定された時間以上タッチ入力されて、保存された少なくとも1つ以上のセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。以降、電子装置は、タッチスクリーンに少なくとも1つのガイドインタフェース501,502,504を表示できる。本実施形態でのガイドインタフェースは、画面明るさを調節できるガイドインタフェース501、音量を調節できるガイドインタフェース502及び節電モードを設定できるガイドインタフェース504が表示されていると仮定した。以降、
図5の(a)に示したように、電子装置は、ユーザからガイドインタフェースの任意の領域をタッチ入力されるか又は任意の領域がドラッグされることを感知し、セット値を変更できる。まず、ガイドインタフェース501は、ユーザから設定された中心領域503をタッチ入力された後、設定されたセット値をアップ又はダウンできるように調節され得る。上記の例で、電子装置は、設定された中心領域503をタッチ入力された後、矢印上方又は矢印下方にドラッグされることを感知するか又はタッチ入力されて画面明るさのセット値を変更できる。すなわち、電子装置が設定された中心領域503をタッチ入力された場合、電子装置は画面明るさのセット値を調節するためのモードに切り替えられる。以降、電子装置は、設定された中心領域503の画面明るさが10というデフォルト値であることを示す数値などを表示した後、ユーザから感知されたドラッグ方向又はタッチ入力方向に沿って10という画面明るさから増減している画面明るさを数値などで表示できる。本実施形態で電子装置は、設定された中心領域503をタッチ入力された後、矢印下方にドラッグされることを感知するか又はタッチ入力されて減少された画面明るさである4という画面明るさを数値などで表示できる。
【0045】
以降、
図5の(b)に示したように、電子装置は、ユーザから再度設定された中心領域503をタッチ入力されると、変更されたセット値が適用され得る。より具体的には、電子装置が設定された中心領域503を再度タッチ入力されると、変更されたセット値が適用されることができ、
図5の(b)には図示していないが、別途の案内メッセージを表示し、ユーザから案内メッセージ中の終了ボタンを選択されて変更されたセット値が適用されることもできる。しかし、電子装置が終了ボタンを選択されて変更されたセット値を適用するということは、電子装置で案内メッセージをさらにタッチスクリーンに表示した後、ユーザから終了ボタンをさらに入力される過程が必要となるため、ユーザのインタラクションの数が増加し得る。したがって、ユーザのインタラクションの数を減少させるために上記の実施形態のように、設定された中心領域503を再度タッチ入力されることが好ましいであろう。
図5の(b)では画面明るさが既存の10という数値から4という数値に変更されたので、従前に保存されていた画面明るさのセット値より画面が暗く表示されることを確認することができる。
【0046】
図5の(c)は、電子装置で以前のアイドルモードを終了した後、Aアプリケーションを実行した場合、変更されたセット値が適用される一実施形態を示したものである。本発明による電子装置は、タッチスクリーンに表示されたガイドインタフェースの任意の領域に対する所定のジェスチャを感知し、変更された少なくとも1つのセット値を保存するか否かを決定できる。より具体的には、電子装置は、ガイドインタフェース501,502,504の任意の領域に対する所定のジェスチャを感知し、電子装置においてフォアグラウンドで実行されているモードに応じて変更された少なくとも1つのセット値を保存するか否かを決定できる。すなわち、電子装置は、変更されたセット値を適用した後、現在、電子装置においてフォアグラウンドで実行されているモードに応じて変更されたセット値を保存するか否かを決定できる。ここで、電子装置においてフォアグラウンドで実行されているモードは、アイドルモードとアプリケーション実行モードとに区分されることができる。もし、本実施形態のように、電子装置においてフォアグラウンドで実行されているモードがアイドルモードである場合、電子装置は、変更された少なくとも1つのセット値を保存した後、以後電子装置を実行させる際は変更された少なくとも1つのセット値を適用するようになる。より具体的には、電子装置がアイドルモードの実行中に少なくとも1つのセット値を変更した場合、電子装置は変更されたセット値を保存することができる。上記の例では、電子装置がアイドルモードで画面の明るさを減少させるように入力されたので、電子装置は4という数値の画面明るさを電子装置に保存することができる。
図5の(c)で確認できるように、電子装置は、アイドルモードで変更された4という画面明るさのセット値に応じてAアプリケーションをタッチスクリーンに表示する場合、変更される前の画面明るさより暗く表示できる。
【0047】
図6は、本発明による電子装置で変更された少なくとも1つのセット値を保存するか否かを決定する別の実施形態を示す図である。まず、
図6の(a)に示したように、Aアプリケーションをフォアグラウンドで実行している電子装置は、設定された領域を設定された時間以上タッチ入力されて、保存された少なくとも1つ以上のセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。以降、電子装置は、タッチスクリーンに少なくとも1つのガイドインタフェース601,602,604を表示できる。本実施形態でのガイドインタフェースは、ボリュームを調節できるガイドインタフェース601、画面オートオフ時間を調節できるガイドインタフェース602及び節電モードを設定できるガイドインタフェース604が表示されていると仮定した。以降、
図6の(a)に示したように、電子装置は、ユーザからガイドインタフェースの任意の領域をタッチ入力されるか又は任意の領域がドラッグされることを感知し、セット値を変更できる。まず、ガイドインタフェース602は、ユーザから設定された中心領域603をタッチ入力された後、設定されたセット値をアップ又はダウンできるように調節され得る。上記の例で、電子装置は、設定された中心領域603をタッチ入力された後、矢印左側方向に又は矢印右側方向にドラッグされることを感知するか又はタッチ入力されて画面オートオフ時間のセット値を変更できる。すなわち、電子装置が設定された中心領域603をタッチ入力された場合、電子装置は画面オートオフ時間を調節するためのモードに切り替えることができる。以降、電子装置は、設定された中心領域603の画面オートオフ時間が10秒というデフォルト値であることを示す数値などを表示した後、ユーザから感知されたドラッグ方向又はタッチ入力方向に沿って10秒という画面オートオフ時間から増減している数値などで表示できる。本実施形態で電子装置は、設定された中心領域603をタッチ入力された後、矢印左側方向にドラッグされることを感知するか又はタッチ入力されて、減少された画面オートオフ時間である3秒という数値を表示できる。以降、電子装置は、ユーザから再度設定された中心領域603をタッチ入力されると、変更されたセット値が適用され得る。すなわち、電子装置で画面オートオフ時間が従前の10秒から3秒に変更されたものである。
【0048】
以降、電子装置は、変更された3秒の画面オートオフ時間でAアプリケーションを実行した後、
図6の(b)に示したように、Aアプリケーションの終了を入力されると、タッチスクリーンにアプリケーションの実行を終了するかに関するメッセージをタッチスクリーンに表示できる。もし、
図6の(b)に示したように、電子装置がAアプリケーションの終了を入力されると、電子装置は、Aアプリケーションを終了できる。このとき、本発明による電子装置は、変更されたセット値である画面オートオフ時間を保存するか否かをともに決定する。より具体的には、電子装置は、アイドルモードでセット値が変更されず特定のアプリケーションでセット値が変更されたと確認した場合、実行しているアプリケーションが終了することを確認するとともに変更されたセット値は保存しない。すなわち、
図6の(c)に示したように、電子装置でAアプリケーションを終了した後、再度Aアプリケーションを実行させた場合、電子装置は、従前にAアプリケーションを実行している間に変更されたセット値を適用しない。上記の例で、電子装置で変更されたセット値である画面オートオフ時間は保存しなかったため、画面オートオフ時間は変更前の10秒をそのまま維持する。すなわち、電子装置で再度Aアプリケーションを実行した場合、電子装置の画面オートオフ時間は10秒が適用されて実行されることができる。
図6の(d)に示したように、電子装置でAアプリケーションを実行した場合、電子装置は、Aアプリケーションの実行中にユーザから10秒間タッチ入力を受けなかった場合、タッチスクリーンにAアプリケーションの表示を終了できる。
【0049】
従来の電子装置では、電子装置においてフォアグラウンドでアイドルモードが実行中またはフォアグラウンドで任意のアプリケーションが実行中の場合、電子装置のセット値の変更のためには一回に1つのセット値のみを変更できた。また、電子装置に変更されたセット値は、現在、電子装置においてフォアグラウンドで実行されているアプリケーションだけでなく、実行中のアプリケーションが終了した後、他のアプリケーションにも変更されたセット値が適用されていた。したがって、アプリケーションを実行している周辺環境やそれぞれのアプリケーションの特性に応じて毎回保存されたセット値を変更しなければならない問題点があった。しかし、本発明による電子装置では、それぞれのアプリケーションの実行中にセット値が変更された場合、電子装置の変更されたセット値はアプリケーションの実行中にのみ適用され、実行中のアプリケーションの終了とともに変更されたセット値は保存されない。したがって、本発明の電子装置では実行中のアプリケーションの終了とともに変更されたセット値は保存されないので、毎回それぞれのアプリケーションの特性に合わせてセット値を変更し直さなければならない不便を解消する長所がある。
【0050】
図7は、本発明による電子装置で変更された少なくとも1つのセット値を保存するか否かを決定するさらに別の実施形態を示す図である。まず、
図7の(a)に示したように、Aアプリケーションをフォアグラウンドで実行している電子装置は、設定された領域を設定された時間以上タッチ入力されて、セッティング変更モードに切り替えることができる。以降、電子装置は、タッチスクリーンに少なくとも1つのガイドインタフェース701,702,703を表示できる。本実施形態でのガイドインタフェースは、タッチ音量を調節できるガイドインタフェース701、タッチボタン照明点灯時間を調節できるガイドインタフェース702及び画面自動回転を設定できるガイドインタフェース703が表示されていると仮定した。以降、電子装置は、ユーザからガイドインタフェースの任意の領域をタッチ入力されるか又は任意の領域がドラッグされることを感知し、セット値を変更できる。
【0051】
まず、電子装置は、ユーザから設定された中心領域704をタッチ入力された後、設定された中心領域704を基準に時計回り又は反時計回りにドラッグされることを感知し、設定されたセット値をオン又はオフできるように調節され得る。例えば、電子装置は、時計回り又は反時計回りにドラッグされることを感知して電子装置の画面自動回転の有無を設定できる。すなわち、電子装置が設定された中心領域704をタッチ入力された場合、電子装置は画面自動回転の有無を設定するためのモードに切り替えられる。以降、
図7の(a)に示したように、電子装置は、時計回りにドラッグされることを感知して画面自動回転状態をオンさせることができる。
【0052】
以降、電子装置は、変更された画面自動回転状態でAアプリケーションを実行した後、
図7の(b)に示したように、Aアプリケーションの終了を入力されると、タッチスクリーンにアプリケーションの実行を終了するかに関するメッセージをタッチスクリーンに表示できる。もし、
図7の(b)に示したように、電子装置がAアプリケーションの終了を入力されると、電子装置はAアプリケーションを終了できる。ところが、本発明による電子装置は、変更されたセット値である画面自動回転状態を保存するか否かをともに決定できる。より具体的には、電子装置は、任意のアプリケーションの実行中にセット値が変更されたと確認した場合、実行中のアプリケーションが終了することを確認するとともに変更されたセット値は保存しない。すなわち、
図7の(c)に示したように、電子装置でAアプリケーションを終了した後、再度Aアプリケーションを実行させた場合、電子装置は、従前のAアプリケーションを実行している間に変更されたセット値を適用しない。電子装置は、Aアプリケーションだけでなく、他のアプリケーションを実行させた場合、従前にAアプリケーションを実行している間に変更されたセット値が適用されないことは勿論である。上記の例で、電子装置で変更されたセット値である画面自動回転状態は保存されなかったため、再度Aアプリケーションを実行した場合も電子装置の画面自動回転状態はオフにされて実行され得る。すなわち、
図7の(d)に示したように、電子装置で再度Aアプリケーションを実行している間に、電子装置が90度回転された場合、電子装置は回転されない画面をそのままタッチスクリーンに表示できる。
【0053】
図8は、本発明による保存されたデータ情報を反映してセット値を適用する一実施形態を示す図である。本発明による電子装置は保存されたデータ情報を反映してセット値を適用できる。より具体的には、電子装置は、それぞれのアプリケーションの実行時間、実行場所及びバッテリ状態のうち少なくとも1つ情報を収集して電子装置のセット値に反映できる。すなわち、電子装置で保存された少なくとも1つのアプリケーションのうちそれぞれのアプリケーションを区分してデータ情報を保存し、少なくとも1つのアプリケーションのデータ情報が設定された容量以上保存されたことを検出した場合、電子装置は、保存されたデータ情報が反映されたセット値を適用できる。より具体的には、電子装置は、設定された容量以上のデータ情報が保存されたアプリケーションの実行時間、GPS情報及びバッテリ容量のうち少なくとも1つのデータ情報を反映して、セット値を自動的に適用できる。
【0054】
例えば、
図8の(a)に示したように、電子装置でAアプリケーションの実行中に午後10時20分に画面明るさと音量をいずれも所定量減少させたと仮定した場合、電子装置は、Aアプリケーションの実行中に画面明るさ及び音量が減少された数値及び時間などのデータを保存することができる。また、
図8の(b)及び(c)に示したように、電子装置でAアプリケーションの実行中にそれぞれ午後10時30分及び午後10時25分に画面明るさ及び音量をいずれも所定量減少させたと仮定する。それぞれの場合、電子装置は、Aアプリケーションの実行中に画面明るさ及び音量が減少された数値及び時間などのデータを保存し、設定された容量以上のデータ情報が保存されたと判断できる。以降、電子装置でAアプリケーションが保存されたデータ情報の時間範囲内で実行されたと確認した場合、電子装置は、自動的に保存されたデータ情報を反映して、Aアプリケーションのセット値を設定できる。例えば、
図8の(d)に示したように、電子装置は、Aアプリケーションが保存されたデータ情報である午後10時20分から午後10時30分の間である午後10時28分に実行されることを確認した場合、保存されたデータ情報を反映して画面明るさ及び音量などのセット値を適用できる。
【0055】
本実施形態では時間を例に挙げて説明したが、電子装置のGPS情報やバッテリ容量などのデータ情報を利用できることは勿論である。例えば、電子装置でAアプリケーションの実行中に特定の座標近くでセット値が変更されるデータ情報を設定された容量以上保存されたことを確認したと仮定する。以降、電子装置で保存された特定の座標近くでAアプリケーションが実行されたことを確認した場合、電子装置は、保存されたデータ情報を用いてセット値を自動的に変更できる。また、電子装置でAアプリケーションの実行中に、バッテリ容量に応じて変更された画面明るさに関するデータ情報が設定された容量以上保存されたことを確認し、保存されたバッテリ容量による画面明るさのセット値を自動的に設定することができることは勿論である。
【0056】
図9は、本発明による電子装置の動作順序を示すフローチャートである。まず、
図9に示したように、電子装置は、設定された領域に対するタッチ入力を感知し、セッティング変更モードに切り替えることができる(ステップ901)。より具体的には、電子装置は、インジケータ領域に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。例えば、電子装置に設定された時間が3秒であると仮定した場合、電子装置は、インジケータ領域に対するタッチ入力を3秒以上感知した場合、保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。ここで、電子装置がセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えられるためには、上記のように、インジケータ領域に対する設定された時間以上のタッチ入力を受けなければならない。なぜなら、電子装置がインジケータ領域に対する設定された時間以上のタッチ入力を受けなければセッティング変更モードに切り替えられない理由は、電子装置で発生し得る誤作動を防止するためである。より具体的には、電子装置がセッティング変更モードに切り替えられるためにインジケータ領域に対する設定された時間以上のタッチ入力を必要としない場合、電子装置はユーザの意図しない入力によってセッティング変更モードに切り替えられる誤作動が発生し得るためである。
【0057】
セッティング変更モードに切り替えた電子装置は、保存されたセット値のうち少なくとも1つのセット値の変更を入力され得る少なくとも1つのガイドインタフェースを表示できる(ステップ902)。ガイドインタフェースは、電子装置に保存されたセット値のうちいずれか1つのセット値を調節できるように設定された中心領域を基準に第1方向又は第2方向にドラッグされていることを表示するか又はタッチ入力されていることを表示する所定の形状に定義され得る。より具体的には、ガイドインタフェースは、ユーザが容易にセット値を設定又は調節できるように少なくとも1つ以上タッチスクリーンに表示されたインタフェースと定義され得る。
【0058】
少なくとも1つのガイドインタフェースを表示した電子装置は、感知されたジェスチャを分析して感知されたジェスチャにマッチングされるように保存されたセット値のうち少なくとも1つのセット値を変更できる(ステップ903)。まず、設定された中心領域を基準に上下の方向にセット値を調節できるガイドインタフェースは、ユーザから設定された中心領域をタッチ入力された後、設定されたセット値をアップ又はダウンできるように調節され得る。例えば、タッチスクリーンに表示されたガイドインタフェースがボリュームのセット値を調節するものである場合、電子装置は、設定された中心領域をタッチ入力された後、矢印上方又は矢印下方にドラッグを感知するか又はタッチ入力されてボリュームのセット値を変更できる。別の例として、設定された中心領域を基準に時計回り又は反時計回りにセット値を調節できるガイドインタフェースは、ユーザから設定された中心領域をタッチ入力された後、設定されたセット値をオン又はオフできるように調節され得る。例えば、タッチスクリーンに表示されたガイドインタフェースが電子装置のワイファイの接続有無を設定するものである場合、電子装置は、設定された中心領域をタッチ入力された後、時計回り又は反時計回りにドラッグされることを感知して電子装置のワイファイの接続有無を設定できる。
【0059】
少なくとも1つのセット値を変更した電子装置は、変更された少なくとも1つのセット値を反映して動作状態を変更できる(ステップ904)。より具体的には、電子装置で少なくとも1つのセット値の変更を入力された場合、電子装置は、入力された変更されたセット値を適用して実行できる。例えば、電子装置で画面の明るさを暗く設定された場合、電子装置は、設定されたセット値である画面の明るさを適用して画面を表示できる。
【0060】
以降、電子装置は、フォアグラウンドでアイドルモードが実行されているか判断できる(ステップ905)。より具体的には、電子装置のバックグラウンド(background)でどれだけ多くのアプリケーションが実行されていても、現在フォアグラウンドで実行されているモードがアイドルモードであるかを判断できる。例えば、電子装置のバックグラウンドで第1アプリケーション及び第2アプリケーションが実行されていても、電子装置は、フォアグラウンドで実行されているモードがアイドルモードであるか否かを判断できる。
【0061】
もし、上記の判断過程(ステップ905)で、電子装置においてフォアグラウンドでアイドルモードが実行されていると判断した場合、電子装置は変更されたセット値を保存することができる(ステップ906)。より具体的には、電子装置は、変更されたセット値を適用した後、現在電子装置においてフォアグラウンドで実行されているモードに応じて変更されたセット値を保存するか否かを決定できる。ここで、電子装置においてフォアグラウンドで実行されているモードは、アイドルモードとアプリケーション実行モードとに区分されることができる。もし、電子装置においてフォアグラウンドで実行されているモードがアイドルモードである場合、電子装置は、変更された少なくとも1つのセット値を保存した後、以後電子装置を実行させる際は変更された少なくとも1つのセット値を適用できる。すなわち、電子装置がアイドルモードの実行中に少なくとも1つのセット値を変更した場合、電子装置は変更されたセット値を保存することができる。
【0062】
もし、上記の判断過程(ステップ905)で、電子装置においてフォアグラウンドでアイドルモードが実行されていないと判断した場合、電子装置は、フォアグラウンドで実行されているアプリケーションが終了したか判断できる(ステップ907)。より具体的には、電子装置は、変更された少なくとも1つのセット値を反映してフォアグラウンドで実行されているアプリケーションを実行させた後、フォアグラウンドで実行されているアプリケーションが終了したか判断できる。
【0063】
電子装置においてフォアグラウンドで実行されているアプリケーションが終了したと判断した場合、電子装置は、変更されたセット値を保存することなくアプリケーションを終了できる(ステップ908)。例えば、電子装置でAアプリケーションを終了した後、再度Aアプリケーションを実行させた場合、電子装置は、従前にAアプリケーションを実行している間に変更されたセット値を適用しない。従来の電子装置では電子装置においてフォアグラウンドでアイドルモードが実行中またはフォアグラウンドで任意のアプリケーションが実行中である場合、電子装置のセット値の変更のためには一回に1つのセット値のみを変更できた。また、電子装置に変更されたセット値は、現在電子装置においてフォアグラウンドで実行されているアプリケーションだけでなく、実行されているアプリケーションが終了した後、他のアプリケーションにも変更されたセット値が適用された。したがって、アプリケーションを実行している周辺環境やそれぞれのアプリケーションの特性に応じて毎回保存されたセット値を変更しなければならない問題点があった。これに対し、本発明による電子装置では、それぞれのアプリケーションの実行中にセット値が変更された場合、電子装置の変更されたセット値はアプリケーションの実行中にのみ適用され、実行中のアプリケーションの終了とともに変更されたセット値は保存されない。したがって、本発明の電子装置では実行中のアプリケーションの終了とともに変更されたセット値は保存されないため、毎回それぞれのアプリケーションの特性に合わせてセット値を変更し直さなければならない不便を解消する長所がある。
【0064】
図10は、本発明の一実施形態による電子装置の構成を示すブロック図である。このような電子装置1000は、携帯用電子機器(portable electronic device)である場合があり、携帯端末(portable terminal)、携帯電話(mobile phone)、モバイルパッド(mobile pad)、メディアプレーヤ(media player)、タブレットコンピュータ(tablet computer)、ハンドヘルドコンピュータ(handheld computer)又はPDA(Personal Digital Assistant)のような装置である場合もある。また、このような装置のうち2種以上の機能を組み合わせた装置を含む任意の携帯用電子装置である場合もある。
【0065】
このような電子装置1000は、メモリ1010、プロセッサユニット(processor unit)1020、入出力システム1030、タッチスクリーン1040、その他入力制御装置1050、オーディオサブシステム1060及び外部ポート1070を含み得る。
【0066】
プロセッサユニット1020は、メモリインタフェース1021、1つ以上のプロセッサ1022及び周辺装置インタフェース(peripheral interface)1023を含み得る。場合によっては、プロセッサユニット1020全体をプロセッサと称することもある。本発明でプロセッサユニット1020は、設定された領域に対するタッチ入力を感知し、保存されたセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替え、表示されたガイドインタフェースの任意の領域に対する所定のジェスチャを感知し、変更された少なくとも1つのセット値を保存するか否かを決定する。また、プロセッサユニット1020は、設定された領域に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、セッティング変更モードに切り替える。また、プロセッサユニット1020は、感知されたジェスチャを分析して感知されたジェスチャにマッチングされるように保存されたセット値のうち少なくとも1つのセット値を変更し、変更された少なくとも1つのセット値を反映して通信状態、音量状態及び画面状態のうち少なくとも1つの動作状態を変更する。また、プロセッサユニット1020は、アイドルモードがフォアグラウンドで実行されていることを確認し、変更された少なくとも1つのセット値を保存した後、フォアグラウンドで実行されているアイドルモードを終了する。また、プロセッサユニット1020は、アイドルモード及び保存された少なくとも1つのアプリケーションのうちいずれか1つをフォアグラウンドで実行し、保存されたセット値が反映されて通信状態、音量状態及び画面状態のうち少なくとも1つの動作状態が変更されたことを検出する。また、プロセッサユニット1020は、任意のアプリケーションがフォアグラウンドで実行されていることを確認し、変更された少なくとも1つのセット値を保存することなく、アプリケーションの実行を終了する。また、プロセッサユニット1020は、アイドルモード及び保存された少なくとも1つのアプリケーションのうちいずれか1つをフォアグラウンドで実行し、変更される前のセット値が反映されて通信状態、音量状態及び画面状態のうち少なくとも1つの動作状態が変更されなかったことを検出する。また、プロセッサユニット1020は、少なくとも1つのアプリケーションのデータ情報が設定された容量以上保存されたことを検出し、設定された容量以上のデータ情報が保存されたアプリケーションがフォアグラウンドで実行されていることを確認した場合、保存されたデータ情報が反映されたセット値を適用する。また、プロセッサユニット1020は、設定された容量以上のデータ情報が保存されたアプリケーションの実行時間、GPS情報及びバッテリ容量のうち少なくとも1つのデータ情報を反映してセット値を適用する。
【0067】
プロセッサ1022は、様々なソフトウェアプログラムを実行して電子装置1000のための様々な機能を行い、また、音声通信及びデータ通信のための処理及び制御を行う。また、このような通常の機能に加え、プロセッサ1022は、メモリ1010に保存されている特定のソフトウェアモジュール(命令セット)を実行してそのモジュールに対応する特定の様々な機能を行う役割も果たす。すなわち、プロセッサ1022は、メモリ1010に保存されたソフトウェアモジュールと連動して本発明の実施形態の方法を行う。
【0068】
プロセッサ1022は、1つ以上のデータプロセッサ、イメージプロセッサ、又はコーデック(CODEC)を含み得る。データプロセッサ、イメージプロセッサ又はコーデックは、別途構成することもできる。また、互いに異なる機能を行ういくつかのプロセッサで構成されることもできる。周辺装置インタフェース1023は、電子装置1000の入出力システム1030及びメモリ1010を(メモリインタフェースを介して)接続させる。
【0069】
電子装置1000の様々な構成要素は、1つ以上の通信バス(符号記載せず)又はストリーム線(符号記載せず)によって結合(coupled)され得る。
【0070】
外部ポート1070は、携帯用電子装置(図示せず)を他の電子装置に直接接続するかまたはネットワーク(例えば、インターネット、イントラネット、無線LAN等)を介して他の電子装置に間接的に接続するために使用される。外部ポート1070は、例えば、これらに限定されないが、USB(Universal serial Bus)ポート又はFIREWIREポートなどをいう。
【0071】
オーディオサブシステム1060がスピーカ1061に結合されて音声認識、音声複製、デジタルレコーディング(recording)及び電話機能のようなオーディオストリームの入力と出力を担当することができる。すなわち、オーディオサブシステム1060は、スピーカ(speaker)1061を介してユーザとコミュニケーションする(communicate)。オーディオサブシステム1060は、プロセッサユニット1020の周辺装置インタフェース1023を介してデータストリームを受信し、受信したデータストリームを電気ストリームに変換する。変換された電気ストリーム(electric signal)は、スピーカ1061に伝達される。スピーカ1161は、電気ストリームを人が聴ける音波(soundwave)に変換して出力する。オーディオサブシステム1060は、受信した電気ストリームをオーディオデータストリームに変換し、変換されたオーディオデータストリームを周辺装置インタフェース1023に伝送する。オーディオサブシステム1060は、脱着可能な(attachable and detachable)イヤホン(earphone)、ヘッドホン(headphone)又はヘッドセット(headset)を含み得る。
【0072】
入出力(I/O、Input/Output)システム1030は、タッチスクリーン制御器1031及び/又はその他の入力制御器1032を含み得る。タッチスクリーン制御器1031は、タッチスクリーン1040に結合され得る。タッチスクリーン1040及びタッチスクリーン制御器1031は、以下に限定しないが、タッチスクリーン1040との1つ以上の接触点を決定するための容量性、抵抗性、赤外線及び表面音響波技術だけでなくその他近接センサ配列又はその他要素を含む任意のマルチタッチ感知技術を用いて接触及びモーション又はこれらの中断を検出できる。その他の入力制御器1032は、その他の入力/制御装置1050に結合され得る。その他の入力/制御装置1050は、1つ以上のボタン、ロッカー(rocker)スイッチ、サムホイール(thumb−wheel)、ダイヤル(dial)、スティック(stick)、及び/又はスタイラスのようなポインタ装置などである場合がある。
【0073】
タッチスクリーン1040は、電子装置1000とユーザとの間に入力/出力インタフェースを提供する。すなわち、タッチスクリーン1040は、ユーザのタッチ入力を電子装置1000に伝達する。また電子装置1000からの出力をユーザに示す媒介体である。すなわち、タッチスクリーン1040は、ユーザに視覚的な出力を示す。このような視覚的出力(visual output)は、テキスト(text)、グラフィック(graphic)、ビデオ(video)及びこれらの組み合わせの形態で示される。
【0074】
タッチスクリーン1040は、様々なディスプレイが使用され得る。例えば、これに限定しないが、LCD(liquid crystal display)、LED(Light Emitting Diode)、LPD(light emitting polymer display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)、AMOLED(Active Matrix Organic Light Emitting Diode)又はFLED(Flexible LED)を使用することができる。
【0075】
メモリ1010はメモリインタフェース1021に結合され得る。メモリ1010は、1つ以上の磁気ディスク保存装置のような高速ランダムアクセスメモリ及び/又は不揮発性メモリ、1つ以上の光保存装置及び/又はフラッシュメモリ(例えば、NAND、NOR)を含み得る。
【0076】
メモリ1010はソフトウェアを格納する。ソフトウェア構成要素は、オペレーションシステム(operating system)モジュール1011及びグラフィックモジュール1012などを含む。また、ソフトウェア構成要素であるモジュールは命令の集合で表現できるので、モジュールを命令セット(instruction set)で表現する場合もある。また、モジュールはプログラムで表現する場合もある。本発明のメモリ1010は、保存された少なくとも1つのアプリケーションのうちそれぞれのアプリケーションを区分してデータ情報を保存する。
【0077】
オペレーションシステムソフトウェア1011(例えば、WINDOWS(登録商標)、LINUX(登録商標)、ダーウィン(Darwin)、RTXC、UNIX(登録商標)、OSX、又はVxWorksのような内蔵オペレーションシステム)は、一般的なシステム動作(system operation)を制御する様々なソフトウェア構成要素を含む。かかる一般的なシステム動作の制御は、例えば、メモリ管理及び制御、保存用ハードウェア(装置)制御及び管理、電力制御及び管理などを意味する。このようなオペレーションシステムソフトウェアは、様々なハードウェア(装置)とソフトウェア構成要素(モジュール)との間の通信を円滑にする機能も行う。
【0078】
グラフィックモジュール1012は、タッチスクリーン1040上にグラフィックを提供して表示するための様々なソフトウェア構成要素を含む。グラフィック(graphics)という用語は、テキスト(text)、ウェブページ(webpage)、アイコン(icon)、デジタルイメージ(digitalimage)、ビデオ(video)、アニメーション(animation)などを含む意味として用いられる。本発明でタッチスクリーン1040は、保存されたセット値のうち少なくとも1つのセット値の変更を入力され得る少なくとも1つのガイドインタフェースを表示し、フォアグラウンドで実行されているアイドルモードの終了を入力され、フォアグラウンドで実行されているアプリケーションの終了を入力される。
【0079】
また、上記及び下記の本発明による電子装置1200の様々な機能は、1つ以上のストリームプロセッシング(processing)及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated circuit)を含むハードウェア及び/又はソフトウェア及び/又はこれらの組み合わせによって実行され得る。
【0080】
図11は、本発明によるブルートゥースで接続可能なデバイスのうちいずれか1つのデバイスを選択する一実施形態を示す図である。まず、Aアプリケーションをフォアグラウンドで実行している電子装置は、設定された領域であるインジケータ領域1101に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、電子装置に保存された少なくとも1つ以上のセット値を変更できるセッティング変更モードに切り替えることができる。より具体的には、電子装置は、インジケータ領域1101に対する設定された時間以上のタッチ入力を感知し、タッチスクリーンに少なくとも1つのガイドインタフェース1102,1103を表示できる。
図11の(a)に示したように、電子装置は、タッチスクリーンの任意の領域に設定された中心領域1104を基準に時計回り又は反時計回りにそれぞれワイファイで接続可能なAP(Access Point)のリスト又はブルートゥースで接続可能な設定されたデバイスリストを表示できる。本実施形態では、電子装置からワイファイで接続可能なAPのうちいずれか1つを選択できるガイドインタフェース1102と、電子装置とブルートゥースで接続可能な設定されたデバイスのうちいずれか1つを選択できるガイドインタフェース1103とを表示できる。すなわち、電子装置のタッチスクリーンに表示されたガイドインタフェース1102,1103のうち左側のガイドインタフェース1102は、電子装置からワイファイで接続可能なAPを選択することができ、右側のガイドインタフェース1103は、電子装置とブルートゥースで接続可能なデバイスを選択することができる。例えば、電子装置は、タッチスクリーンの右側に表示されたガイドインタフェース1103の設定された中心領域1104をタッチ入力された後、時計回り又は反時計回りにドラッグされることを感知して、電子装置とブルートゥースで接続可能な設定されたデバイスのうちいずれか1つを選択されることができる。すなわち、電子装置は、設定された中心領域1104をタッチ入力された後、
図11の(b)及び
図11の(c)に示したように、時計回りにドラッグされることを感知して、電子装置とブルートゥースで接続され得る設定されたデバイスのリストを表示できる。より具体的には、
図11の(b)に示したように、電子装置でガイドインタフェース1103の4分の1に該当する領域がドラッグされることを感知した場合、電子装置は、設定されたデバイスのうちいずれか1つである「Aデバイス」というデバイスリストを表示できる。以降、
図11の(c)に示したように、電子装置で引き続きガイドインタフェース1103の4分の2に該当する領域がドラッグされることを感知した場合、設定されたデバイスのうちいずれか1つである「Bデバイス」というデバイスリストを表示できる。もし、電子装置でドラッグが終了したことを感知した場合、電子装置は、現在タッチスクリーンに表示されたデバイスリストに該当するデバイスと自動的にブルートゥース接続を行うことができる。以降、
図11の(d)に示したように、電子装置でタッチスクリーンにBデバイスというデバイスリストを表示した状態で、ドラッグが終了したことを感知した場合、電子装置は、現在タッチスクリーンに表示されたBというデバイスと自動的にブルートゥース接続されたという案内メッセージを表示できる。
【0081】
特許請求の範囲内にあって、このような実施形態を変形できる多くの様々な方式が明らかに存在する。換言すれば、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく本発明を実施できる多くの他の方式があり得る。