(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6185377
(24)【登録日】2017年8月4日
(45)【発行日】2017年8月23日
(54)【発明の名称】天井照明装置
(51)【国際特許分類】
F21V 17/10 20060101AFI20170814BHJP
F21V 17/00 20060101ALI20170814BHJP
F21S 8/04 20060101ALI20170814BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20170814BHJP
【FI】
F21V17/10 200
F21V17/00 150
F21S8/04 110
F21S8/04 130
F21Y115:10
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-244780(P2013-244780)
(22)【出願日】2013年11月27日
(65)【公開番号】特開2015-103463(P2015-103463A)
(43)【公開日】2015年6月4日
【審査請求日】2016年11月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000163006
【氏名又は名称】興和株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083138
【弁理士】
【氏名又は名称】相田 伸二
(72)【発明者】
【氏名】新田 大輔
【審査官】
安食 泰秀
(56)【参考文献】
【文献】
特開2002−298632(JP,A)
【文献】
特開2010−205660(JP,A)
【文献】
特開平6−196010(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 17/10
F21S 8/04
F21V 17/00
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源と、該光源を覆うように配置されるカバーユニットと、該カバーユニットを支持すると共に天井に取り付けられるベースユニットと、を備えた天井照明装置において、
前記ベースユニットが、
天井に取り付けられるベース部と、
該ベース部に係止される少なくとも1つのコイルスプリング部と、該コイルスプリング部から該コイルスプリング部の軸に対して略直交する方向に立設される立設部と、該立設部に連結されると共に前記コイルスプリング部の軸と略平行な方向に湾曲又は屈曲される曲がり部と、からなり、前記コイルスプリング部によって前記立設部及び前記曲がり部が前記ベース部の側に付勢されるように構成された少なくとも1つのトーションスプリングと、
を備え、
前記カバーユニットが、
前記光源からの光を透過させるように構成されたカバー部と、
該カバー部の一縁と前記ベース部との間に介装されて該カバー部を回転自在に支持するヒンジ部と、
前記ヒンジ部から所定の距離だけ離間した位置で前記カバー部に取り付けられると共に前記トーションスプリングの前記曲がり部に係合され得るように構成されたスプリング係合部と、
を備え、
前記カバー部が、前記ベース部を覆う“閉位置”と、前記曲がり部と前記スプリング係合部との係合により規定される回転位置である“第1開位置”と、を取り得るように構成された、
ことを特徴とする天井照明装置。
【請求項2】
前記コイルスプリング部によって前記ベース部の側に付勢される前記立設部が当接するように前記カバー部に取り付けられて、前記カバー部が前記閉位置から前記第1開位置までの間を回転される際に前記立設部が摺接されるように構成された摺接部、
を備え、
前記コイルスプリング部の付勢力が前記立設部及び前記摺接部を介して前記カバー部に伝達されて該カバー部が前記閉位置の側に付勢されるように構成された、
ことを特徴とする請求項1に記載の天井照明装置。
【請求項3】
前記立設部と前記曲がり部との間に介装されると共に所定の角度に傾斜された傾斜部、
を備え、
該傾斜部と前記摺接部とが係合している場合に前記カバー部の前記閉位置への回転を阻害するように構成された、
ことを特徴とする請求項2に記載の天井照明装置。
【請求項4】
前記トーションスプリングは、2つの前記コイルスプリング部と、該2つのコイルスプリング部のそれぞれに立設された2つの前記立設部と、1つの前記曲がり部と、を有するダブルトーションスプリングである、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の天井照明装置。
【請求項5】
前記スプリング係合部は、前記曲がり部を係脱可能とするフック状の部材であり、
前記カバー部は、該スプリング係合部と該曲がり部との係合を外して前記ヒンジ部の回転軸の回りに回転させた位置である“第2開位置”を取り得るように構成された、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の天井照明装置。
【請求項6】
前記ヒンジ部は係脱可能に構成された、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の天井照明装置。
【請求項7】
前記光源は、LED光源であり、前記カバー部に取り付けられた、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の天井照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源と、該光源を覆うように配置されるカバーユニットと、該カバーユニットを支持すると共に天井に取り付けられるベースユニットと、を備えた天井照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、天井照明装置(いわゆるベースライトとかシーリングライトと称されるもの)におけるカバー部の開閉構造については種々の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図3は、天井照明装置の従来構造の一例を示す斜視図であり、符号104は、天井Aに取り付けられるベースユニットを示し、符号103は、該ベースユニット104に着脱自在に取り付けられるカバーユニットを示している。また、該カバーユニット104は、光源からの光を透過させる材質又は構造を有するカバー部130と、該カバー部130に支持された4つのV字状のバネ132(いわゆるVバネ、V型バネなどと称されるバネ)と、を有しており、該バネ132の端部が前記ベースユニット104に係脱可能となるように構成されている。そして、照明装置内部の点検をしたりメンテナンス作業をしたりする場合には前記カバーユニット103を前記ベースユニット104から取り外すようになっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平2−76410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の構成のものでは、照明装置内部の点検等のためには前記カバーユニット103を取り外したり取り付けたりしなければならず、その分、作業が煩雑となっていた。
【0006】
本発明は、上述の問題を解消することのできる天井照明装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、
図1に例示するものであって、光源(2)と、該光源(2)を覆うように配置されるカバーユニット(3)と、該カバーユニット(3)を支持すると共に天井(A)に取り付けられるベースユニット(4)と、を備えた天井照明装置(1)において、
前記ベースユニット(4)が、
天井に取り付けられるベース部(40)と、
該ベース部(40)に係止される少なくとも1つのコイルスプリング部(
図2(a) の符号41a参照)と、該コイルスプリング部(41a)から該コイルスプリング部(41a)の軸(C1)に対して略直交する方向(C1y)に立設される立設部(41b)と、該立設部(41b)に連結されると共に前記コイルスプリング部(41a)の軸(C1)と略平行な方向(C1x)に湾曲又は屈曲される曲がり部(41d)と、からなり、前記コイルスプリング部(41a)によって前記立設部(41b)及び前記曲がり部(41d)が前記ベース部(40)の側に付勢されるように構成された少なくとも1つのトーションスプリング(41)と、
を備え、
前記カバーユニット(3)が、
前記光源(2)からの光を透過させるように構成されたカバー部(30)と、
該カバー部(30)の一縁(30a)と前記ベース部(40)との間に介装されて該カバー部(30)を回転自在に支持するヒンジ部(31)と、
前記ヒンジ部(31)から所定の距離(B)だけ離間した位置で前記カバー部(30)に取り付けられると共に前記トーションスプリング(41)の前記曲がり部(41d)に係合され得るように構成されたスプリング係合部(34)と、
を備え、
前記カバー部(30)が、前記ベース部(40)を覆う“閉位置(
図2(b) の符号D1参照)”と、前記曲がり部(41d)と前記スプリング係合部(34)との係合により規定される回転位置(
図1及び
図2(a) の符号D2参照)である“第1開位置”と、を取り得るように構成されたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記コイルスプリング部(41a)によって前記ベース部(40)の側に付勢される前記立設部(41b)が当接するように前記カバー部(30)に取り付けられて、前記カバー部(30)が前記閉位置(D1)から前記第1開位置(D2)までの間を回転される際に前記立設部(41b)が摺接されるように構成された摺接部(
図1の符号35参照)、
を備え、
前記コイルスプリング部(41a)の付勢力が前記立設部(41b)及び前記摺接部(35)を介して前記カバー部(30)に伝達されて該カバー部(30)が前記閉位置(D1)の側に付勢されるように構成されたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記立設部(41b)と前記曲がり部(41d)との間に介装されると共に所定の角度に傾斜された傾斜部(41c)、
を備え、
該傾斜部(41c)と前記摺接部(35)とが係合している場合に前記カバー部(30)の前記閉位置(D1)への回転を阻害するように構成されたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前記トーションスプリング(41)は、2つの前記コイルスプリング部(41a)と、該2つのコイルスプリング部(41a)のそれぞれに立設された2つの前記立設部(41b)と、1つの前記曲がり部(41d)と、を有するダブルトーションスプリングであることを特徴とする。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記スプリング係合部(34)は、前記曲がり部(41d)を係脱可能とするフック状の部材であり、
前記カバー部(30)は、該スプリング係合部(34)と該曲がり部(41d)との係合を外して前記ヒンジ部(31)の回転軸(C2)の回りに回転させた位置(
図1の符号D3参照)である“第2開位置”を取り得るように構成されたことを特徴とする。
【0012】
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明において、前記ヒンジ部(31)は係脱可能に構成されたことを特徴とする。
【0013】
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明において、前記光源(2)は、LEDが実装された基板ユニットからなるLED光源であり、前記カバー部(30)に取り付けられたことを特徴とする。
【0014】
なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【発明の効果】
【0015】
請求項1,4及び7に係る発明によれば、前記カバー部を完全に取り外してしまわなくても前記第1開位置まで回転させることにより、前記天井照明装置の内部を点検したり必要なメンテナンス作業を行ったりすることができる。
【0016】
請求項2に係る発明によれば、前記コイルスプリング部の付勢力が前記立設部及び前記摺接部を介して前記カバー部に伝達されて該カバー部が前記閉位置の側に付勢されることとなる。このため、前記カバーユニットを閉じる際に該付勢力が補助力として作用し、該カバーユニットを軽い力で閉じることができる。
【0017】
請求項3に係る発明によれば、前記カバー部は前記傾斜部によって開いた状態で保持されることとなり、該カバー部を作業者が手で支えておく必要がなく、その分、メンテナンス作業等を容易に行うことができる。
【0018】
請求項5に係る発明によれば、必要に応じて前記カバー部を大きく開けることができる。
【0019】
請求項6に係る発明によれば、必要に応じて前記カバー部を前記ベースユニットから取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】
図1は、本発明に係る天井照明装置の構造の一例を示す斜視図である。
【
図2】
図2(a) は、カバー部が第1開位置にある状態を示す斜視図であり、同図(b) は、カバー部が閉位置にある状態を示す斜視図である。
【
図3】
図3は、天井照明装置の従来構造の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、
図1及び
図2に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
【0022】
本発明に係る天井照明装置は、
図1に符号1で例示するように、
・ 光源2と、
・ 該光源2を覆うように配置されるカバーユニット3と、
・ 該カバーユニット3を支持すると共に天井Aに取り付けられるベースユニット4と、
を備えている。なお、前記光源2としてはLED光源や蛍光灯を挙げることができる。
【0023】
そして、前記ベースユニット4は、
図2(a) 及び(b) に詳示するように、
・ 天井に取り付けられるベース部40と、
・ 少なくとも1つのトーションスプリング41と、
を備えており、前記カバーユニット3は、
・ 前記光源2からの光を透過させるように構成されたカバー部30と、
・ 該カバー部30の一縁30a(正確には、該一縁30a又は該一縁30aの近傍)と前記ベース部40との間に介装されて該カバー部30を回転自在に支持するヒンジ部31と、
を備えている。上述のトーションスプリング41は、
・ 前記ベース部40に係止される少なくとも1つのコイルスプリング部41aと、
・ 該コイルスプリング部41aから該コイルスプリング部41aの軸C1に対して略直交する方向C1yに立設される立設部41bと、
・ 該立設部41bに連結されると共に前記コイルスプリング部41aの軸C1と略平行な方向C1xに湾曲又は屈曲される曲がり部41dと、
を有していて、前記コイルスプリング部41aによって前記立設部41b及び前記曲がり部41dが前記ベース部40の側(
図2(a) の矢印E参照)に付勢されるように構成されている。なお、
図2(a) 及び(b) に示すトーションスプリング41は、
・ 2つの前記コイルスプリング部41aと、
・ 該2つのコイルスプリング部41aのそれぞれに立設された2つの前記立設部41bと、
・ 1つの前記曲がり部41dと、
からなって前記立設部41bと前記曲がり部41dとが略コ字状に配置されてなるダブルトーションスプリングであるが、1つのコイルスプリング部41aと1つの立設部41bと1つの曲がり部41dとからなる構成のものを排除するものではない。また、該トーションスプリングの数は1つでも複数でも良い。さらに、
図2(a) (b) に符号42で示す部材は、前記ベース部40に取り付けられると共に前記コイルスプリング部41aに挿通される部材であって前記トーションスプリング41の前記ベース部40からの脱落を防止するための部材であるが、該コイルスプリング部41aの回転(軸C1の回りの自転)及び前記ベース部40からの脱落を回避できるものであればどのような構成であっても良く、図示の構成に限定されるものではない。
【0024】
さらに、本発明に係る天井照明装置1は、前記カバー部30に取り付けられると共に前記トーションスプリング41の前記曲がり部41dに係合され得るように構成されたスプリング係合部34を備えている。該スプリング係合部34は、前記ヒンジ部31から所定の距離Bだけ離間した位置に取り付けられており、好ましくは、前記ヒンジ部31が配置されている前記一縁30aと反対側の縁30b、又はその近傍に取り付けられている。そして、前記カバー部30が、
・ 前記ベース部40を覆う位置D1である“閉位置”と、
・ 前記曲がり部41dと前記スプリング係合部34との係合により規定される回転位置D2である“第1開位置”と、
を取り得るように構成されている。
【0025】
なお、前記カバー部30の平面形状は略矩形状とし、前記トーションスプリング41は、前記コイルスプリング部41aの軸C1が前記ヒンジ部31の回転軸C2と略平行となるように配置しておくと良い。
【0026】
本発明によれば、前記カバー部30を完全に取り外してしまわなくても前記第1開位置D2まで回転させることにより、前記天井照明装置1の内部を点検したり必要なメンテナンス作業を行ったりすることができる。
【0027】
ところで、上述したように、前記立設部41bは、前記コイルスプリング部41aによって前記ベース部40の側に付勢されるが、該立設部41bが当接される部分(
図1の符号35参照)を前記カバー部30に取り付けておいても良い。その場合、前記カバー部30が前記閉位置D1から前記第1開位置D2までの間を回転される際に前記立設部41bが該部分(以下、“摺接部”とする)35に摺接されることとなり、その結果、前記コイルスプリング部41aの付勢力が前記立設部41b及び前記摺接部35を介して前記カバー部30に伝達されて該カバー部30が前記閉位置D1の側に付勢されることとなる。このため、前記カバーユニット3を閉じる際に該付勢力が補助力として作用し、該カバーユニット3を軽い力で閉じることができる。LED光源を内蔵するタイプの天井照明装置の場合、該光源や電源等は前記ベースユニット4の側ではなく前記カバーユニット3の側に取り付けるタイプのものがあって、その分、該カバーユニット3の重量が大きくなるが、上述のような構成にすることにより該カバーユニット3を軽い力で閉じることができる。
【0028】
一方、前記立設部41bと前記曲がり部41dとは連続して設けても良いが、該立設部41bと該曲がり部41dとの間に所定の角度に傾斜された傾斜部41c(或いは、そのような傾斜部41cを有する凹み部)を介装し、該傾斜部41cと前記摺接部35とが係合されている場合に前記カバー部30の前記閉位置D1への回転を阻害するように構成しておいても良い。いま、前記カバー部30を開ける場合、前記立設部41bは前記摺接部35を摺動し、該カバー部30の最大開き位置は、前記曲がり部41dと前記スプリング係合部34との係合によって前記第1開位置D2に規定されることとなる。このとき、前記曲がり部41d及び前記立設部41bは前記カバー部30を閉じる方向(
図2(a) の矢印E参照)に付勢しているが、前記傾斜部41cが前記摺接部35に係合されることにより前記カバー部30の前記閉位置D1への回転が阻害されることとなり、その開き位置で保持される。このように構成することにより、前記カバー部30は開いた状態で保持されることとなり、該カバー部30を作業者が手で支えておく必要がなく、その分、メンテナンス作業等を容易に行うことができる。
【0029】
ところで、前記スプリング係合部34は、前記トーションスプリング41の前記曲がり部41dが外れないような構成にしても良いが、
図1に例示するように、該曲がり部41dを係脱可能とするフック状の部材として、前記カバー部30が、該スプリング係合部34と該曲がり部41dとの係合を外して前記ヒンジ部31の回転軸C2の回りに回転させた位置(
図1の符号D3参照)である“第2開位置”を取り得るように構成すると良い。そのようにした場合には、必要に応じて前記カバー部30を大きく開けることができる。
【0030】
さらに、前記ヒンジ部31も同様であって、公知の蝶番を用いて前記カバー部30が前記ベース部40から取り外せないようにしても良いが、係脱可能に(つまり、工具を用いなくてもヒンジ部自体を係脱可能に)構成しても良い。例えば、
図1に例示するように、前記ヒンジ部31を構成する一方の部分(前記カバー部30に取り付けられた部材の先端部)31aをフック状とし、他方の部分31bを、前記ベース部40に形成された孔部として、
・ 前記先端部31aが前記孔部31bに係合されている場合には前記ベース部40が前記カバー部30を回転自在に支持し、
・ 前記先端部31aと前記孔部31bとの係合を外した場合には前記カバー部30の前記一縁30aを前記ベース部40から取り外すことができる、
ように構成すると良い。そのようにした場合には、必要に応じて前記カバー部30を前記ベースユニット4から取り外すことができる。
【0031】
また一方、前記光源2をLED光源として前記ベースユニット4の側に取り付けても良いが、該ベースユニット4の側にではなく前記カバー部30に取り付けるようにしても良い。
【符号の説明】
【0032】
1 天井照明装置
2 光源
3 カバーユニット
4 ベースユニット
30 カバー部
30a カバー部の一縁
31 ヒンジ部
34 スプリング係合部
35 摺接部
40 ベース部
41 トーションスプリング
41a コイルスプリング部
41b 立設部
41c 傾斜部
41d 曲がり部
A 天井
C1 コイルスプリング部の軸
D1 閉位置
D2 第1開位置
D3 第2開位置