特許第6185416号(P6185416)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6185416カラオケ装置、プログラム及びカラオケシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6185416
(24)【登録日】2017年8月4日
(45)【発行日】2017年8月23日
(54)【発明の名称】カラオケ装置、プログラム及びカラオケシステム
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/04 20060101AFI20170814BHJP
   G10H 1/00 20060101ALI20170814BHJP
   G10L 19/00 20130101ALI20170814BHJP
【FI】
   G10K15/04 302D
   G10H1/00 Z
   G10L19/00 312F
【請求項の数】8
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2014-66683(P2014-66683)
(22)【出願日】2014年3月27日
(65)【公開番号】特開2015-191034(P2015-191034A)
(43)【公開日】2015年11月2日
【審査請求日】2016年7月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】396004833
【氏名又は名称】株式会社エクシング
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】岡田 翔
【審査官】 堀 洋介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−204681(JP,A)
【文献】 特開2012−073379(JP,A)
【文献】 特開2012−145602(JP,A)
【文献】 特開平11−352978(JP,A)
【文献】 特開2007−199481(JP,A)
【文献】 特開2012−068346(JP,A)
【文献】 特開2012−093734(JP,A)
【文献】 特開2008−145975(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 15/04
G10H 1/00
G10L 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
楽曲データに基づいてオーディオ出力を行うカラオケ装置において、
前記楽曲データのプロモーションビデオデータである動画データに関するデータ情報を外部装置から受信する受信部と、
前記受信部が受信したデータ情報に基づいて前記動画データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した動画データにおける歌唱開始位置、及び前記楽曲データにおけるボーカル音開始位置に基づいて、前記動画データにおける再生開始位置を特定し、前記楽曲データに基づくオーディオ出力の実行状況に応じて、前記取得部が取得した動画データに基づく動画を、特定した再生開始位置から表示部に表示させる表示制御部と
を備えることを特徴とするカラオケ装置。
【請求項2】
前記取得部は、前記動画データ及び前記動画データに対応付けられている音声データを取得するようにしてあり、
前記楽曲データに基づくオーディオ出力の実行状況に応じて、前記取得部が取得した音声データに基づく音声の音量を制御する音量制御部と、
前記音量制御部が音量を制御した音声の出力及び前記楽曲データに基づくオーディオ出力を行う音声出力部と
を備えることを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装置。
【請求項3】
前記取得部は、前記動画データ及び前記動画データに対応付けられている音声データを取得するようにしてあり、
前記取得部が取得した前記音声データのうちで、前記楽曲データに対応する部分音声データを特定する音声特定部と、
前記取得部が取得した前記動画データのうちで、前記音声特定部が特定した部分音声データに対応する部分動画データを特定する動画特定部と
を備え、
前記表示制御部は、前記動画特定部が特定した部分動画データに基づく動画を、特定した前記再生開始位置から表示させるようにしてある
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のカラオケ装置。
【請求項4】
前記受信部は、前記動画データを提供する提供装置を示す装置情報を受信するようにしてあり、
前記取得部は、前記受信部が受信した装置情報に基づいて、該装置情報が示す提供装置から前記動画データを取得するようにしてある
ことを特徴とする請求項1からまでのいずれかひとつに記載のカラオケ装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記動画データに基づく動画の表示中に前記楽曲データに基づくオーディオ出力が終了した場合、前記動画データに基づく動画の表示を終了し、前記楽曲データに基づくオーディオ出力が終了する前に前記動画データに基づく動画の表示が終了した場合、同一又は異なる動画データに基づく動画の表示を開始するようにしてある
ことを特徴とする請求項1からまでのいずれかひとつに記載のカラオケ装置。
【請求項6】
楽曲データに基づいてオーディオ出力を行うコンピュータに、
前記楽曲データのプロモーションビデオデータである動画データに関するデータ情報を外部装置から受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信したデータ情報に基づいて前記動画データを取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得した動画データにおける歌唱開始位置、及び前記楽曲データにおけるボーカル音開始位置に基づいて、前記動画データにおける再生開始位置を特定し、前記楽曲データに基づくオーディオ出力の実行状況に応じて、前記取得ステップで取得した動画データに基づく動画を、特定した再生開始位置から表示部に表示させるステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項7】
楽曲データに基づいてオーディオ出力を行うカラオケ装置と、
前記カラオケ装置と通信可能な通信装置と
を備えるカラオケシステムであって、
前記通信装置は、前記楽曲データのプロモーションビデオデータである動画データに関するデータ情報を前記カラオケ装置へ送信する送信部を有し、
前記カラオケ装置は、
前記送信部が送信したデータ情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信したデータ情報に基づいて前記動画データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した動画データにおける歌唱開始位置、及び前記楽曲データにおけるボーカル音開始位置に基づいて、前記動画データにおける再生開始位置を特定し、前記楽曲データに基づくオーディオ出力の実行状況に応じて、前記取得部が取得した動画データに基づく動画を、特定した再生開始位置から表示部に表示させる表示制御部と
を有する
ことを特徴とするカラオケシステム。
【請求項8】
前記通信装置は、
外部装置から動画データに対応付けられている対応情報を受信する対応情報受信部と、
前記対応情報受信部で受信した対応情報に対する選択を受け付ける受付部と
を更に備え、
前記送信部は、前記受付部で選択を受け付けた対応情報に対応する動画データに関するデータ情報を前記カラオケ装置へ送信するようにしてある
ことを特徴とする請求項に記載のカラオケシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、楽曲データに基づいてオーディオ出力を行うカラオケ装置及びプログラム、並びに、前記カラオケ装置を含むカラオケシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、楽曲毎に予め設定された背景映像だけでなく、任意のウェブページを背景画像として表示可能なカラオケ装置が提案されている。特許文献1に開示された技術では、楽曲予約を行う際に楽曲に対応付けてURL(Uniform Resource Locator)を登録しておき、カラオケ装置が、楽曲の演奏を開始する際にURLに該当するウェブページをインターネット経由で取得して背景画像に用いる。
【0003】
特許文献2では、ユーザの嗜好を反映した映像を背景映像として表示可能なカラオケ装置が提案されている。特許文献2に開示された技術では、楽曲予約を行う際に楽曲に対応付けてユーザ情報を登録しておき、カラオケ装置が楽曲の演奏を開始する際に、膨大な数の投稿映像からユーザ情報(例えば年齢、性別等)に応じた投影映像を選択して背景画像に用いる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−204681号公報
【特許文献2】特開2012−68346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1,2に開示された技術では、任意のURL又はユーザ情報を楽曲予約の際に登録しておく必要がある。また、任意のURL又はユーザ情報は楽曲毎に登録されるので、URL又はユーザ情報に基づく映像は、対応する楽曲が演奏されている間の背景映像に使用されるのみである。
【0006】
本発明は、斯かる問題に鑑みてなされたものである。そしてその目的とするところは、背景映像として使用する動画データを取得するための情報を予め登録しておく必要がなく、任意の動画の表示が可能なカラオケ装置、プログラム及びカラオケシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るカラオケ装置は、楽曲データに基づいてオーディオ出力を行うカラオケ装置において、前記楽曲データのプロモーションビデオデータである動画データに関するデータ情報を外部装置から受信する受信部と、前記受信部が受信したデータ情報に基づいて前記動画データを取得する取得部と、前記取得部が取得した動画データにおける歌唱開始位置、及び前記楽曲データにおけるボーカル音開始位置に基づいて、前記動画データにおける再生開始位置を特定し、前記楽曲データに基づくオーディオ出力の実行状況に応じて、前記取得部が取得した動画データに基づく動画を、特定した再生開始位置から表示部に表示させる表示制御部とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明に係るカラオケ装置は、前記取得部は、前記動画データ及び前記動画データに対応付けられている音声データを取得するようにしてあり、前記楽曲データに基づくオーディオ出力の実行状況に応じて、前記取得部が取得した音声データに基づく音声の音量を制御する音量制御部と、前記音量制御部が音量を制御した音声の出力及び前記楽曲データに基づくオーディオ出力を行う音声出力部とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明に係るカラオケ装置は、前記取得部は、前記動画データ及び前記動画データに対応付けられている音声データを取得するようにしてあり、前記取得部が取得した前記音声データのうちで、前記楽曲データに対応する部分音声データを特定する音声特定部と、前記取得部が取得した前記動画データのうちで、前記音声特定部が特定した部分音声データに対応する部分動画データを特定する動画特定部とを備え、前記表示制御部は、前記動画特定部が特定した部分動画データに基づく動画を、特定した前記再生開始位置から表示させるようにしてあることを特徴とする。
【0011】
本発明に係るカラオケ装置は、前記受信部は、前記動画データを提供する提供装置を示す装置情報を受信するようにしてあり、前記取得部は、前記受信部が受信した装置情報に基づいて、該装置情報が示す提供装置から前記動画データを取得するようにしてあることを特徴とする。
【0013】
本発明に係るカラオケ装置は、前記表示制御部は、前記動画データに基づく動画の表示中に前記楽曲データに基づくオーディオ出力が終了した場合、前記動画データに基づく動画の表示を終了し、前記楽曲データに基づくオーディオ出力が終了する前に前記動画データに基づく動画の表示が終了した場合、同一又は異なる動画データに基づく動画の表示を開始するようにしてあることを特徴とする。
【0016】
本発明に係るプログラムは、楽曲データに基づいてオーディオ出力を行うコンピュータに、前記楽曲データのプロモーションビデオデータである動画データに関するデータ情報を外部装置から受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信したデータ情報に基づいて前記動画データを取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得した動画データにおける歌唱開始位置、及び前記楽曲データにおけるボーカル音開始位置に基づいて、前記動画データにおける再生開始位置を特定し、前記楽曲データに基づくオーディオ出力の実行状況に応じて、前記取得ステップで取得した動画データに基づく動画を、特定した再生開始位置から表示部に表示させるステップとを実行させることを特徴とする。
【0017】
本発明に係るカラオケシステムは、楽曲データに基づいてオーディオ出力を行うカラオケ装置と、前記カラオケ装置と通信可能な通信装置とを備えるカラオケシステムであって、前記通信装置は、前記楽曲データのプロモーションビデオデータである動画データに関するデータ情報を前記カラオケ装置へ送信する送信部を有し、前記カラオケ装置は、前記送信部が送信したデータ情報を受信する受信部と、前記受信部が受信したデータ情報に基づいて前記動画データを取得する取得部と、前記取得部が取得した動画データにおける歌唱開始位置、及び前記楽曲データにおけるボーカル音開始位置に基づいて、前記動画データにおける再生開始位置を特定し、前記楽曲データに基づくオーディオ出力の実行状況に応じて、前記取得部が取得した動画データに基づく動画を、特定した再生開始位置から表示部に表示させる表示制御部とを有することを特徴とする。
【0018】
本発明に係るカラオケシステムは、前記通信装置は、外部装置から動画データに対応付けられている対応情報を受信する対応情報受信部と、前記対応情報受信部で受信した対応情報に対する選択を受け付ける受付部とを更に備え、前記送信部は、前記受付部で選択を受け付けた対応情報に対応する動画データに関するデータ情報を前記カラオケ装置へ送信するようにしてあることを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、楽曲データに基づいてオーディオ出力を行うカラオケ装置が、楽曲データのプロモーションビデオデータである動画データに関するデータ情報を外部装置から受信する。カラオケ装置は、受信したデータ情報に基づいて動画データを取得し、取得した動画データにおける歌唱開始位置と、楽曲データにおけるボーカル音開始位置とに基づいて、取得した動画データにおける再生開始位置を特定する。カラオケ装置は、楽曲データに基づくオーディオ出力の実行状況に応じて、取得した動画データに基づく動画を、特定した再生開始位置から表示部に表示させる。よって、カラオケ装置がデータ情報を用いて取得可能な動画データに基づいて、任意の動画の表示が可能となり、カラオケ装置にて表示される動画の選択肢が広がる。また、カラオケ装置によるオーディオ出力の実行状況に応じて、任意の動画が表示されるか否かが切り替え可能となる。
【0021】
本発明によれば、カラオケ装置は、動画データだけでなく、動画データに対応付けられている音声データも取得する。カラオケ装置は、楽曲データに基づくオーディオ出力の実行状況に応じて、取得した音声データに基づく音声の音量を制御する。そしてカラオケ装置は、取得した動画データに基づく動画を表示部に表示させると共に、音量を制御した音声の出力及び楽曲データに基づくオーディオ出力を行う。例えば、カラオケ装置は、楽曲データに基づくオーディオ出力の実行中である場合、取得した音声データに基づく音声の音量を小さく制御し、オーディオ出力の実行中でない場合、取得した音声データに基づく音声の音量を大きく制御する(又はそのままの音量で出力する)。これにより、カラオケ装置において、楽曲データに基づくオーディオ出力が、外部から取得した音声データに基づく音声によって邪魔されない。
【0022】
本発明によれば、カラオケ装置は、動画データに対応付けられている音声データのうちで楽曲データに対応する部分音声データを特定し、部分音声データに対応する部分動画データを動画データから特定する。そしてカラオケ装置は、特定した部分動画データに基づく動画をモニタ装置に表示させる。よって、カラオケ装置は、楽曲データに応じて表示(再生)させる動画データを制限でき、楽曲データに対応する動画のみを表示できる。
【0023】
本発明によれば、カラオケ装置は、動画データを提供する提供装置を示す装置情報を外部装置から受信し、受信した装置情報に基づいて提供装置から動画データを取得する。よって、カラオケ装置が外部の提供装置から取得可能な動画データに基づく動画が表示可能であるので、カラオケ装置にて表示される動画の選択肢が広がる。
【0025】
本発明によれば、カラオケ装置は、動画データに基づく動画の表示中に楽曲データに基づくオーディオ出力が終了した場合、動画データに基づく動画の表示を終了する。またカラオケ装置は、楽曲データに基づくオーディオ出力が終了する前に動画データに基づく動画の表示が終了した場合、同一又は異なる動画データに基づく動画の表示を開始する。よって、カラオケ装置は、オーディオ出力を実行している間、動画データに基づく動画の表示を行うことが可能となる。
【0028】
本発明によれば、動画データに関するデータ情報をカラオケ装置へ送信する通信装置は、外部装置から動画データに対応付けられている対応情報を受信し、受信した対応情報に対する選択を受け付ける。そして通信装置は、選択された対応情報に対応する動画データに関するデータ情報をカラオケ装置へ送信する。よって、動画データのサムネイル画像、データ名、ファイル名等、動画データに対応付けられている対応情報に基づいて、ユーザによる動画データの選択が可能となり、カラオケ装置による任意の動画の表示が可能となる。
【発明の効果】
【0029】
本発明では、ユーザは背景映像として使用したい動画データを取得するための情報を予め登録しておく必要がなく、任意の動画をカラオケの背景映像に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本実施形態に係るカラオケシステムの構成例を示す模式図である。
図2】カラオケ装置及び入力装置の内部構成例を示すブロック図である。
図3】予約曲テーブルの構成例を示す模式図である。
図4】携帯端末の内部構成例を示すブロック図である。
図5】携帯端末が行う処理の手順を示すフローチャートである。
図6】カラオケ装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。
図7】カラオケ装置が行うカラオケ処理の手順を示すフローチャートである。
図8】カラオケ装置が行うカラオケ処理の手順を示すフローチャートである。
図9】携帯端末が行う処理の手順を示すフローチャートである。
図10】カラオケ装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。
図11】カラオケ装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。
図12】携帯端末による動画データの検索処理の手順を示すフローチャートである。
図13】携帯端末の表示画面例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下に、本発明に係るカラオケ装置、プログラム及びカラオケシステムについて、その実施形態であるカラオケシステムを示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本実施形態に係るカラオケシステムの構成例を示す模式図である。本実施形態のカラオケシステムは、カラオケ店舗に設置されたカラオケ装置2、カラオケ配信会社が管理するサーバ装置4、カラオケ店舗を利用するユーザの携帯端末1等を有する。
【0032】
カラオケ装置2及びサーバ装置4は、インターネット等のネットワークNに接続可能であり、サーバ装置4は、カラオケ装置2からの要求に応じて、カラオケに使用する楽曲に係る楽曲データをネットワークNを介してカラオケ装置2へ提供する。具体的には、サーバ装置4は、カラオケ装置2へ提供(配信)可能な楽曲データを多数蓄積しており、各楽曲データにそれぞれ楽曲IDを付して管理している。カラオケ装置2は、サーバ装置4に楽曲データを要求する際に楽曲IDを指定し、サーバ装置4は、要求された楽曲IDの楽曲データをカラオケ装置2へ提供する。なお、楽曲データは、例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)データであり、楽曲に使用される全ての楽器の伴奏情報、伴奏情報に付随するテンポ、音色、強弱(ベロシティ)、コード構成音、歌詞、タイミング情報等を含む。
【0033】
携帯端末1は、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等の通信装置であり、ネットワークNに接続可能である。
カラオケ店舗には、カラオケ装置2のほかに、カラオケ装置2に対する入力を行う入力装置3、モニタ装置6、スピーカ7及びマイク8等が設置されている。本実施形態では、入力装置3はカラオケ装置2との間で無線通信を行い、モニタ装置6、スピーカ7及びマイク8はそれぞれ中継装置5を介してカラオケ装置2に接続されている。中継装置5は、無線通信に用いるアクセスポイントの機能を有しており、携帯端末1は、中継装置5との間で無線通信を行い、中継装置5を介してカラオケ装置2と通信できるように構成してある。入力装置3は、カラオケ装置2との間で直接的に無線通信を行う構成のほかに、携帯端末1と同様に、中継装置5を介してカラオケ装置2と通信する構成でもよい。また本実施形態では、カラオケシステムを構成する各機器を1つずつ備える構成について説明するが、それぞれの機器は複数ずつ備えてもよい。
【0034】
図2は、カラオケ装置2及び入力装置3の内部構成例を示すブロック図である。カラオケ装置2は、制御部20、RAM(Random Access Memory)21、記憶部22、第1通信部23、第2通信部24、第3通信部25等を備える。これらの各部はバスを介して相互に接続されている。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit )又はMPU(Micro Processor Unit)等であり、バスを介して接続される上述したハードウェア各部の動作を制御する。また制御部20は、記憶部22に予め記憶されている制御プログラムをRAM21に読み出して順次実行することにより所定の動作を実行する。
【0035】
RAM21は、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリ等であり、制御部20による各種の制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
記憶部22は、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等であり、制御部20が実行する制御プログラム及び各種データを予め記憶している。また記憶部22は予約曲テーブル22aを記憶している。更に記憶部22は、サーバ装置4からダウンロードした楽曲データ(MIDIデータ)も蓄積する。
【0036】
図3は、予約曲テーブル22aの構成例を示す模式図である。予約曲テーブル22aは、入力装置3又は携帯端末1を介してカラオケ予約された楽曲の情報を、予約された順に記憶する。予約曲テーブル22aは、予約された各楽曲について、楽曲ID、予約者情報、背景映像情報等を対応付けて記憶する。楽曲IDの欄には、楽曲を識別するための楽曲識別情報が格納される。楽曲識別情報は、記憶部22に蓄積された楽曲データを特定できる情報である。予約者情報の欄には、予約したユーザ(予約者)を識別するためのユーザ識別情報が格納される。ユーザ識別情報には、カラオケ装置2が中継装置5を介して各ユーザの携帯端末1と通信する際に必要となる情報(以下、端末情報ともいう)が含まれている。背景映像情報の欄には、楽曲の演奏中に背景映像に使用する動画データに関する情報(データ情報)が格納される。データ情報とは、動画データを取得する際に必要な情報であり、例えば、ネットワークNを介して公開されている動画データに付与されているURL(Uniform Resource Locator)情報である。また、動画データを提供するサーバ装置(提供装置)に付与されているIP(Internet Protocol)アドレス、サーバ装置において動画データを記憶するフォルダ名及びファイル名等を含む情報(装置情報)をデータ情報に用いてもよい。更には、ネットワークNを介して公開されている動画データ又は所定のサーバ装置に格納されている動画データを検索する際に用いる検索情報(検索文言)をデータ情報に用いてもよい。なお、背景映像情報が格納されていない楽曲については、楽曲に対して予め設定してあるデフォルトの背景映像が使用される。
【0037】
予約曲テーブル22aの格納内容は、新たな楽曲が予約される都度、制御部20によって更新される。なお、背景映像に使用する動画データの指定は、カラオケ予約を行う際だけでなく、既に予約済みの楽曲に対しても行うことができる。従って、背景映像情報の欄の格納内容は、背景映像に使用する動画データが指定される都度、又はデフォルトの背景映像の使用が指定される都度、制御部20によって更新される。
予約曲テーブル22aは、例えば、先入れ先出し方式のテーブル(キュー)であり、予約された楽曲の情報が登録される際には、最後尾に追加され、読み出される際には、先頭から読み出される。
【0038】
第1通信部23は、ネットワークNに接続するためのインタフェースであり、例えば、ネットワークNを介してサーバ装置4と通信する。
第2通信部24は、中継装置5に接続するためのインタフェースであり、所定の信号線を介して接続された中継装置5との間で通信を行う。なお、第2通信部24は、制御部20からの指示に従って、中継装置5を介して、モニタ装置6に画面情報を出力し、スピーカ7に音声情報を出力する。また、第2通信部24は、中継装置5を介して、マイク8にて収集した音声情報を取得する。更に、第2通信部24は、中継装置5を介して携帯端末1との間で通信を行う。
【0039】
第3通信部25は、無線LAN(Local Area Network)モジュール、赤外線通信用モジュール又はBluetooth(登録商標)モジュール等であり、入力装置3との間で無線通信を行う。
なお、第1通信部23は、無線通信にてネットワークNに接続する構成でもよく、第2通信部24は、中継装置5との間で無線通信を行う構成でもよく、第3通信部25は、入力装置3との間で所定の信号線を介した有線通信を行う構成でもよい。
【0040】
入力装置3は、制御部30、RAM31、記憶部32、通信部33、タッチパネル34等を備える。これらの各部はバスを介して相互に接続されている。
制御部30は、CPU又はMPU等であり、バスを介して接続される上述したハードウェア各部の動作を制御する。また制御部30は、記憶部32に予め記憶されている制御プログラムをRAM31に読み出して順次実行することにより所定の動作を実行する。
【0041】
RAM31は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等であり、制御部30による各種の制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
記憶部32は、HDD又はフラッシュメモリ等であり、制御部30が実行する制御プログラム及び各種データを予め記憶している。
【0042】
通信部33は、カラオケ装置2の第3通信部25と同様の通信部であり、カラオケ装置2との間で無線通信を行う。なお、カラオケ装置2の第3通信部25が、所定の信号線を介した有線通信を行う構成の場合、通信部33も、カラオケ装置2との間で所定の信号線を介した有線通信を行うように構成される。
【0043】
タッチパネル34は、操作部34a及び表示部34bを備える。
操作部34aは、ユーザが入力装置3及びカラオケ装置2を操作するために必要な各種の操作キーを有し、ユーザが操作した操作キーに対応した情報を受け付け、受け付けた情報を制御部30へ送出する。制御部30は操作部34aから取得する情報に従って各種処理を実行する。
表示部34bは、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等であり、制御部30からの指示に従って各種情報を表示する。
【0044】
図4は、携帯端末1の内部構成例を示すブロック図である。携帯端末1は、制御部10、RAM11、記憶部12、タッチパネル13、第1通信部14、第2通信部15等を備える。これらの各部はバスを介して相互に接続されている。
制御部10は、CPU又はMPU等であり、バスを介して接続される上述したハードウェア各部の動作を制御する。また制御部10は、記憶部12に予め記憶されている制御プログラムをRAM11に読み出して順次実行することにより所定の動作を実行する。
【0045】
RAM11は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等であり、制御部10による各種の制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
記憶部12は、HDD又はフラッシュメモリ等であり、制御部10が実行する制御プログラム及び各種データを予め記憶している。例えば記憶部12は、ネットワークNを介して公開されている各種データを閲覧するためのブラウザ、各種データから所望のデータを探し出すための検索プログラム等を記憶している。
【0046】
タッチパネル13は、操作部13a及び表示部13bを備える。
操作部13aは、ユーザが携帯端末1を操作するために必要な各種の操作キーを有し、ユーザが操作した操作キーに対応した情報を受け付け、受け付けた情報を制御部10へ送出する。
表示部13bは、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部10からの指示に従って各種情報を表示する。
【0047】
第1通信部14は、無線通信にてネットワークNに接続するためのインタフェースであり、ネットワークNを介して各種データを公開している各種のサーバ装置と通信可能である。第2通信部15は、無線LANモジュール、赤外線通信用モジュール又はBluetoothモジュール等であり、中継装置5との間で無線通信を行う。
第1通信部14及び第2通信部15は、所定の信号線を介した有線通信を行う構成でもよい。
【0048】
本実施形態のカラオケシステムでは、カラオケ装置2が楽曲データに基づくオーディオ出力をスピーカ7にて行う際に、楽曲データに含まれる歌詞をモニタ装置6に表示する。またカラオケ装置2は、モニタ装置6に表示する歌詞の背景映像として、予め用意された動画データ又はユーザによって指定された動画データに基づく動画の表示が可能に構成してある。
【0049】
以下に、本実施形態のカラオケシステムにおいて、上述した構成を有する各機器が行う処理についてフローチャートに基づいて説明する。まず、ユーザが携帯端末1を用いてカラオケ予約を行う場合に携帯端末1が行う処理について説明する。なお、カラオケ予約とは、ユーザが歌いたい歌(楽曲)をカラオケ装置2に登録することである。
【0050】
図5は、携帯端末1が行う処理の手順を示すフローチャートである。携帯端末1の制御部10は、記憶部12に記憶してある所定のアプリケーションプログラムを実行することにより、カラオケ予約の受付画面(以下、予約受付画面という)をタッチパネル13に表示している(S1)。なお携帯端末1は、所定のサーバ装置(例えばサーバ装置4)にアクセスし、所定のサーバ装置から予約受付画面を取得する構成でもよい。カラオケ店舗に入店(入室)したユーザは、タッチパネル13を操作し、予約受付画面を介して、予約したい楽曲を選択する。携帯端末1の制御部10は、タッチパネル13を介して、ユーザによって選択された楽曲を受け付ける(S2)。
【0051】
またユーザは、選択した楽曲の演奏中に任意の背景映像を表示させたい場合、背景映像に使用したい動画データを予約受付画面にて指定する。なお、背景映像に指定できる動画データは、ネットワークNを介して公開されている動画データ、カラオケ装置2がアクセスできる外部装置に記憶してある動画データ等とする。また、これらの動画データには音声データが対応付けられていてもよい。
携帯端末1の制御部10は、タッチパネル13を介して指定された動画データのデータ情報を受け付ける(S3)。なお、データ情報はURL情報又は検索情報等である。また、背景映像に使用する動画データの指定は予約受付画面にて行われなくてもよい。
【0052】
携帯端末1の制御部10は、ステップS2で受け付けた楽曲の楽曲IDと、携帯端末1の識別情報(予約者情報)と、ステップS3で受け付けたデータ情報とを含む予約情報を、第2通信部(送信部)15から中継装置5を介してカラオケ装置2へ送信し(S4)、処理を終了する。なお、背景映像に使用する動画データが指定されていない場合、制御部10は、データ情報を含まない予約情報を送信する。また、携帯端末1の識別情報は、カラオケ装置2が携帯端末1と通信する際に用いる端末情報を含む構成でもよい。更に、携帯端末1が所定のサーバ装置(例えばサーバ装置4)を介してカラオケ予約を行う構成の場合、サーバ装置に予め登録してあるユーザ情報を携帯端末1の識別情報に用いてもよい。
【0053】
次に、ユーザが携帯端末1を用いてカラオケ予約を行う場合にカラオケ装置2が行う処理について説明する。図6は、カラオケ装置2が行う処理の手順を示すフローチャートである。
カラオケ装置2の制御部20は、図5中のステップS4で携帯端末1が送信した予約情報を、中継装置5を介して第2通信部(受信部)24にて受信したか否かを判断している(S11)。受信していないと判断した場合(S11:NO)、制御部20は受信するまで待機する。受信したと判断した場合(S11:YES)、カラオケ装置2の制御部20は、受信した予約情報の内容を予約曲テーブル22aに登録する(S12)。具体的には、制御部20は、予約情報に含まれる楽曲ID、携帯端末1の識別情報及びデータ情報を、予約曲テーブル22aの楽曲IDの欄、予約者情報の欄及び背景映像情報の欄にそれぞれ格納する。なお、予約情報にデータ情報が含まれていない場合、制御部20は、背景映像情報の欄を空欄にしておく。
【0054】
カラオケ装置2の制御部20は、予約曲テーブル22aに格納した楽曲IDに基づいて、この楽曲IDの楽曲データをサーバ装置4に要求し、ネットワークNを介してサーバ装置4から取得(ダウンロード)する(S13)。制御部20は、取得した楽曲データを記憶部22に記憶させ、処理を終了する。
楽曲データは、サーバ装置4からカラオケ装置2へ一旦ダウンロードされると、カラオケ装置2の記憶部22に蓄積される。よって、図6に示した処理において、カラオケ装置2の制御部20は、サーバ装置4に楽曲データを要求する際に、記憶部22に既に蓄積されているか否かを確認し、蓄積されていない場合にのみサーバ装置4に要求してもよい。
【0055】
次に、上述したようにカラオケ予約が行われ、カラオケ装置2の予約曲テーブル22aに予約情報が格納された後、カラオケ装置2が予約曲テーブル22aに基づいて行うカラオケ処理について説明する。なお、カラオケ装置2が行うカラオケ処理とは、カラオケを行う際に必要な処理であり、例えば、楽曲データに基づいてスピーカ7にオーディオ出力(音声出力、楽曲演奏)する処理、楽曲データに基づいてモニタ装置6に歌詞を表示する処理等がある。また、カラオケ装置2は、マイク8を介して入力されたユーザの歌声を、サーバ装置4からダウンロードした楽曲データに基づいて採点する処理、採点結果をモニタ装置6に表示する処理等も行う。
【0056】
図7及び図8は、カラオケ装置2が行うカラオケ処理の手順を示すフローチャートである。カラオケ処理を開始する場合、カラオケ装置2の制御部20は、予約曲テーブル22aの先頭に記憶してある楽曲の情報を読み出す(S21)。制御部20は、読み出した情報に基づいて、この楽曲に対して、ユーザが任意の動画データを背景映像に指定したか否かを判断する(S22)。具体的には、制御部20は、読み出した情報にデータ情報が含まれるか否かを判断し、含まれる場合、背景映像の指定があると判断する。
【0057】
背景映像の指定がないと判断した場合(S22:NO)、カラオケ装置2の制御部20は、予約曲テーブル22aから読み出した楽曲IDの楽曲データを記憶部22から読み出し、読み出した楽曲データに基づくオーディオ出力をスピーカ7にて開始する(S23)。そしてカラオケ装置2の制御部20は、開始したオーディオ出力が終了したか否かを判断し(S24)、終了していないと判断した場合(S24:NO)、楽曲データに基づくオーディオ出力を継続する。オーディオ出力が終了したと判断した場合(S24:YES)、カラオケ装置2の制御部20は、動作終了を指示されたか否かを判断する(S25)。ユーザが入力装置3(カラオケ装置2)を操作してカラオケ装置2の動作終了を指示した場合、制御部20は、動作終了を指示されたと判断する。
【0058】
動作終了を指示されていないと判断した場合(S25:NO)、カラオケ装置2の制御部20は、ステップS21に処理を戻し、予約曲テーブル22aの先頭に記憶してある楽曲の情報を読み出す(S21)。即ち、次に予約された楽曲の情報を読み出し、読み出した情報に基づいて、ステップS22以降の処理を繰り返す。動作終了を指示されたと判断した場合(S25:YES)、カラオケ装置2の制御部20はカラオケ処理を終了する。
【0059】
背景映像の指定があると判断した場合(S22:YES)、カラオケ装置2の制御部20は、予約曲テーブル22aから読み出したデータ情報に基づいて、背景映像に指定された動画データの受信を開始する(S26)。例えばデータ情報がURL情報である場合、制御部20は、第1通信部(取得部)23にてネットワークNを介して、URL情報が示すサーバに対してURL情報が示す動画データを要求し、サーバからの受信を開始する。なお、制御部20は、動画データだけでなく、動画データに対応付けられている音声データも、ネットワークNを介して受信する。
【0060】
また、データ情報が動画データを検索する際に用いる検索情報(検索文言)である場合、制御部20は、データ情報(検索情報)に基づく検索処理を行い、ネットワークNを介して公開されている動画データ、ネットワークN上の所定のサーバ装置に格納されている動画データから、背景映像に使用する動画データを検索する。なお、動画データに対する検索処理は、公知の検索プログラムを用いて行われる。例えば、制御部20は、動画データに付加されたタイトル、説明欄、タグ、ファイル名等の付加データに、検索情報のいずれかの文言を含む動画データを検索する。また制御部20は、複数の動画データを検索した場合、より最適な動画データを特定する。例えば、制御部20は、検索文言をより多く付加データに含む動画データ、検索文言にそれぞれ付与された優先順位がより高い検索文言を付加データに含む動画データ等を特定する。また制御部20は、動画データに基づく動画の表示時間が、この動画を背景映像に指定された楽曲の演奏時間(オーディオ出力時間)と同程度である動画データを特定する。制御部20は、特定した動画データを、この動画データを格納しているサーバ装置に要求し、サーバ装置からの受信を開始する。
【0061】
カラオケ装置2の制御部20は、受信を開始した動画データが、予約曲テーブル22aから読み出した楽曲IDの楽曲のプロモーションビデオデータ(以下、PVデータという)であるか否かを判断する(S27)。
PVデータに付加されているタイトル、説明欄又はタグ等の付加データには、プロモーションビデオ、プロモーション、プロモ、ミュージックビデオ、MV等のようにPVデータであることを示す文言が含まれていることが多い。よって、カラオケ装置2の制御部20は、受信を開始した動画データの付加データに上述したような文言が含まれているか否かを判断し、含まれている場合には、PVデータであると判断する。また、PVデータには楽曲名及び歌手名等が付加されている。よって、受信を開始した動画データがPVデータであると判断した場合、制御部20は、予約曲テーブル22aから読み出した楽曲IDの楽曲の楽曲名及び歌手名と、受信を開始した動画データ(PVデータ)に付加されている楽曲名及び歌手名とが一致するか否かを判断する。そして、一致すると判断した場合、制御部20は、受信を開始した動画データが、予約曲テーブル22aから読み出した楽曲IDの楽曲のPVデータであると判断する。
【0062】
なお、カラオケ装置2の制御部20は、動画データの受信を開始した場合、まず動画データの付加データを受信し、受信した付加データに基づいて、この動画データが予約曲テーブル22aから読み出した楽曲IDの楽曲のPVデータであるか否かを判断する。また、PVデータであるか否かの判断に用いる文言は、上述した文言に限らない。また、動画データが、ユーザによって選択された楽曲のPVデータであるか否かの判断方法は、上述した方法に限らない。
【0063】
受信を開始した動画データが予約曲テーブル22aから読み出した楽曲IDの楽曲のPVデータであると判断した場合(S27:YES)、カラオケ装置2の制御部20は、PVデータ(受信した動画データ)に含まれる音声データ(動画データに対応付けられている音声データ)に基づいて、PVデータにおける歌唱開始位置を特定する(S28)。制御部20は、例えば音声データを周波数変換し、人間の声の周波数成分(周波数波形)が最初に出現する位置を決定し、この位置を歌唱開始位置に特定する。なお、PVデータ(動画データ)に歌唱開始位置を示す情報が予め付加されていてもよく、このようなPVデータの場合、制御部20は、PVデータに付加されている情報に基づいて歌唱開始位置を特定することができる。
【0064】
なお、カラオケ装置2の制御部20は、PVデータを先頭から順次受信し、受信したPVデータに含まれる音声データに基づいて歌唱開始位置を特定する。また、例えばネットワークNを介して公開されているPVデータには、先頭に広告データが付加されているものがある。このようなPVデータの場合、制御部20は、広告データとPVデータとにおける音声データの特徴の相異に基づいて、PVデータの開始位置(歌唱開始位置)を特定することができる。また、動画データに対応付けられている音声データに基づいて歌唱開始位置を特定する構成のほかに、動画データに基づいて歌唱開始位置を特定してもよい。例えば、先頭に広告データが付加されているPVデータの場合、制御部20は、広告データとPVデータとにおける動画データの特徴の相異に基づいて、PVデータの開始位置(歌唱開始位置)を特定することができる。
【0065】
受信を開始した動画データ(PVデータ)における歌唱開始位置を特定した場合、カラオケ装置2の制御部20は、予約曲テーブル22aから読み出した楽曲IDの楽曲データにおけるボーカル音開始位置を特定する(S29)。なお、制御部20は、楽曲データに含まれる各種情報に基づいてボーカル音開始位置を特定できる。
【0066】
カラオケ装置2の制御部20は、ステップS29で特定した楽曲データにおけるボーカル音開始位置と、ステップS28で特定した動画データにおける歌唱開始位置とに基づいて、受信を開始した動画データ(PVデータ)における再生開始位置を特定する(S30)。例えば、制御部20は、楽曲データの演奏開始位置からボーカル音開始位置までの時間を算出する。そして制御部20は、受信を開始した動画データ(PVデータ)において、ステップS28で特定した歌唱開始位置から、算出した時間前の位置を再生開始位置に特定する。なお、制御部(音声特定部、動画特定部)20は、動画データにおける再生開始位置を特定することにより、動画データのうちで、楽曲データに対応する部分(部分動画データ及び部分音声データ)を特定できる。
【0067】
動画データの再生開始位置を特定した場合、カラオケ装置2の制御部(表示制御部)20は、特定した再生開始位置から、順次受信する動画データ(PVデータ)に基づく動画のモニタ装置6での表示を開始する(S31)。具体的には、制御部20は、第1通信部23にて順次受信する動画データを、第2通信部24から中継装置5を介してモニタ装置6へ順次送信し、動画データに基づく動画をモニタ装置6に表示させる。なお、制御部20は、動画データに基づく動画を、楽曲データに含まれる歌詞の背景映像としてモニタ装置6に表示させる。
【0068】
一方、カラオケ装置2の制御部(音量制御部)20は、動画データと共にネットワークNを介して受信した音声データに基づく音声の音量を低減する処理(例えばミュート処理)を行う(S32)。またカラオケ装置2の制御部20は、ステップS21で予約曲テーブル22aから読み出した楽曲IDの楽曲データを記憶部22から読み出し、読み出した楽曲データに基づくオーディオ出力をスピーカ7にて開始する(S33)。このとき、制御部(音声出力部)20は、楽曲データに基づくオーディオ出力だけでなく、動画データと共に受信した音声データに基づく音声も出力する。なお、音声データに基づく音声の音量はステップS32で低減されているので、オーディオ出力の邪魔にはならない。
【0069】
ステップS27で、受信を開始した動画データがPVデータでないと判断した場合(S27:NO)、カラオケ装置2の制御部20は、ステップS28〜S30の処理をスキップし、順次受信する動画データに基づく動画のモニタ装置6への表示を開始する(S31)。また、カラオケ装置2の制御部20は、動画データと共に受信した音声データに基づく音声の音量を低減する処理を行い(S32)、予約曲テーブル22aから読み出した楽曲IDの楽曲データに基づくオーディオ出力をスピーカ7にて開始する(S33)。
なお、受信を開始した動画データがPVデータでない場合であっても、例えば、動画データ又は動画データに対応付けられている音声データに基づいて、再生開始位置を決定し、決定した再生開始位置から動画データに基づく動画表示及び音声データに基づく音声出力を開始してもよい。例えば、先頭に広告データが付加されている動画データの場合、カラオケ装置2の制御部20は、広告データの終了位置を特定し、この位置を再生開始位置に決定してもよい。
【0070】
カラオケ装置2の制御部20は、ステップS33で開始したオーディオ出力が終了したか否かを判断する(S34)。具体的には、楽曲データに基づくオーディオ出力が最後まで実行された場合、又はオーディオ出力の実行中にユーザが入力装置3(カラオケ装置2)を操作して出力停止を指示した場合、制御部20は、オーディオ出力が終了したと判断する。オーディオ出力が終了したと判断した場合(S34:YES)、カラオケ装置2の制御部20は、ステップS31で開始した動画表示を終了する(S35)。即ち、制御部20は、楽曲データに基づくオーディオ出力(楽曲演奏)の開始と共に開始した動画表示を、オーディオ出力の終了と共に終了する。なお、動画表示を終了する場合、制御部20は、動画データと共に受信した音声データに基づく音声出力も終了する。
【0071】
オーディオ出力を終了していないと判断した場合(S34:NO)、カラオケ装置2の制御部20は、ステップS31で開始した動画表示を終了したか否かを判断する(S36)。動画表示を終了していないと判断した場合(S36:NO)、即ち、楽曲データに基づくオーディオ出力及び動画データに基づく動画表示が共に終了していない場合、制御部20は、ステップS34に処理を戻す。
【0072】
動画表示を終了したと判断した場合(S36:YES)、即ち、オーディオ出力が終了する前に動画表示が終了した場合、カラオケ装置2の制御部20は、第1通信部23にてネットワークNを介して受信する動画データに基づく動画の表示を再度開始し(S37)、ステップS34に処理を戻す。なお、このとき、カラオケ装置2の制御部20は、先に表示した動画データと同一の動画データに基づく動画を再度表示する構成でもよいし、異なる動画データに基づく動画を表示する構成でもよい。例えば、予約受付画面を介して背景映像に使用する動画データを指定する際に、同一の動画データを1回だけ使用(再生)するか、繰り返して使用(再生)するかをユーザが指定できる構成としてもよい。また、予約受付画面を介して背景映像に使用する動画データを指定する際に、複数の動画データと、各動画データの使用順序(再生順序)とをユーザが指定する構成としてもよい。これにより、カラオケ装置2の制御部20は、オーディオ出力が終了する前に動画表示が終了した場合に、ユーザの指定に従って、動画表示を終了すべきか、同一又は異なる動画表示を開始すべきかを切り替えることができる。
【0073】
更に、予約曲テーブル22aに格納されているデータ情報が検索情報であれば、カラオケ装置2の制御部20は、オーディオ出力を終了する前に動画の表示を終了した場合、オーディオ出力中の楽曲に対応するデータ情報に基づく検索処理を再度行い、検索された動画データに基づく動画の表示を開始する構成としてもよい。この場合、オーディオ出力が行われている間、オーディオ出力中の楽曲に関連した複数の動画が順次に表示される。
なお、同一の動画の表示を行う場合、制御部20は、ステップS30で決定した再生開始位置から表示を開始する構成でもよいし、再生開始位置の特定処理を新たに行った後に表示を開始する構成でもよい。また、異なる動画の表示を行う場合、制御部20は、異なる動画データに対して再生開始位置の特定処理を行った後に表示を開始する構成でもよいし、特定処理を行わずに表示を開始する構成でもよい。
【0074】
オーディオ出力が終了し、動画表示を終了させた場合、カラオケ装置2の制御部20は、動作終了を指示されたか否かを判断する(S38)。動作終了を指示されていないと判断した場合(S38:NO)、カラオケ装置2の制御部20は、ステップS21に処理を戻し、予約曲テーブル22aの先頭に記憶してある楽曲の情報について、ステップS21以降の処理を繰り返す。動作終了を指示されたと判断した場合(S38:YES)、カラオケ装置2の制御部20はカラオケ処理を終了する。
【0075】
図7及び図8に示す処理により、カラオケ装置2は、携帯端末1から取得したデータ情報に基づいて動画データを取得(受信)でき、受信した動画データをカラオケの背景映像に使用できる。なお、図7及び図8に示す処理では、カラオケ装置2は、オーディオ出力が終了した場合に動画データに基づく動画表示も終了していた。このほかに、オーディオ出力が終了した後も、次に予約されている楽曲データに基づくオーディオ出力をカラオケ装置2が開始するまで、動画データに基づく動画表示を継続する構成でもよい。またこの場合、オーディオ出力が終了してから次のオーディオ出力が開始されるまでの間は、動画データと共に受信した音声データに基づく音声の音量を元の音量に戻して音声出力するようにしてもよい。即ち、オーディオ出力中は動画データに基づく動画の表示のみを行い、オーディオ出力の待ち状態の場合は動画データに基づく動画の表示及び音声データに基づく音声出力を行う構成としてもよい。これにより、オーディオ出力の待ち状態の場合に任意のコンテンツデータの視聴が可能となる。
【0076】
図7及び図8に示した処理では、背景映像に指定された動画データがPVデータである場合、カラオケ装置2は、PVデータにおける歌唱開始位置を特定し、特定した歌唱開始位置及び楽曲データおけるボーカル音開始位置に基づいて、PVデータにおける再生開始位置を特定する構成であった。このほかに、ユーザが、背景映像に指定した動画データにおける再生開始位置を手動で指定する構成でもよい。例えば、予約受付画面において、ユーザが、背景映像に指定した動画データを携帯端末1にて再生(動画表示及び音声出力)可能とし、更に早送り機能及び巻き戻し機能の実行を可能とする。そして予約受付画面を介してユーザが、表示された動画及び出力された音声に基づいて、カラオケの背景映像に使用したい再生開始位置を指定できる構成としてもよい。この場合、携帯端末1からカラオケ装置2へ送信される予約情報に、データ情報だけでなく、再生開始位置を示す情報を含めておく。これにより、任意の再生開始位置から動画データに基づく動画表示が可能となる。またこの場合、背景映像に指定された動画データのデータ情報と、ユーザによって指定された再生開始位置を示す情報とを対応付けて記憶部12に記憶しておいてもよい。これにより、次に同一の動画データをカラオケの背景映像に使用する場合に、再生開始位置を再度指定する必要がない。また、このように携帯端末1の記憶部12に記憶された再生開始位置の情報を、複数の携帯端末1間で共有できるようにしてもよい。例えば、携帯端末1が、複数の他の携帯端末に対して、ある動画データの再生開始位置の情報を要求し、他の携帯端末のうちで、要求された情報を有する携帯端末が、要求元の携帯端末1へ再生開始位置の情報を送信する構成としてもよい。
【0077】
図7及び図8に示した処理において、ステップS26〜S30の処理は、楽曲データに基づくオーディオ出力を開始する前に行っておくことが望ましい。よって、例えば、予約順が1つ前の楽曲のオーディオ出力中に、ステップS21,S22の処理と、背景映像の指定がある場合にはステップS26〜S30の処理とを行う構成としてもよい。また、ステップS31の処理と、ステップS32,S33の処理とは並列に実行することができる。
【0078】
本実施形態では、モニタ装置6に表示する歌詞の背景映像に使用する任意の動画データの指定は、カラオケ予約を行う際だけでなく、既にカラオケ予約されている楽曲又は既にオーディオ出力が開始されている楽曲に対しても行うことができる。
以下に、カラオケ予約を行う場合以外のときに、ユーザが携帯端末1を用いて背景映像に使用する動画データの指定を行う場合に携帯端末1が行う処理について説明する。
【0079】
図9は、携帯端末1が行う処理の手順を示すフローチャートである。携帯端末1の制御部10は、記憶部12に記憶してある所定のアプリケーションプログラムを実行することにより、既に演奏中の楽曲又は既に予約してある楽曲(オーディオ出力待ちの楽曲)の背景映像に用いる任意の動画データを受け付けるための受付画面(以下、背景受付画面という)をタッチパネル13に表示している。なお、背景受付画面は、楽曲が指定され、指定された楽曲が演奏(オーディオ出力)される際の背景映像に用いられる動画データだけでなく、楽曲が指定されず、いずれかの楽曲が演奏される際の背景映像に用いられる動画データの受け付け(指定)も可能である。ユーザは、タッチパネル13を操作し、背景映像に使用したい動画データを背景受付画面にて指定する。なお、ここでも背景映像に使用する動画データには、ネットワークNを介して公開されている動画データ、カラオケ装置2がアクセスできる外部装置に記憶してある動画データ等を用いることができ、これらの動画データには音声データが対応付けられていてもよい。
【0080】
携帯端末1の制御部10は、タッチパネル13を介して、動画データの指定を受け付けたか否かを判断する(S41)。受け付けていないと判断した場合(S41:NO)、携帯端末1の制御部10は受け付けるまで待機する。動画データの指定を受け付けたと判断した場合(S41:YES)、携帯端末1の制御部10は、指定された動画データを背景映像に使用する楽曲の指定を受け付けたか否かを判断する(S42)。楽曲の指定を受け付けていないと判断した場合(S42:NO)、即ち、指定された動画データを背景映像に使用する楽曲が指定されていない場合、携帯端末1の制御部10は、指定された動画データのデータ情報をカラオケ装置2へ送信し(S43)、処理を終了する。このとき、制御部10は、この動画データを背景映像に使用する楽曲が指定されていないことを示す情報と共にデータ情報を送信してもよい。
【0081】
指定された動画データを背景映像に使用する楽曲が指定されていると判断した場合(S42:YES)、携帯端末1の制御部10は、指定された楽曲が、現在オーディオ出力中の楽曲であるか否かを判断する(S44)。例えば、制御部10は、カラオケ装置2から現在オーディオ出力中の楽曲及び予約中(オーディオ出力待ち)の楽曲の情報(楽曲ID、楽曲名、歌手名等)を取得し、各楽曲の情報をタッチパネル13に表示させる。そして制御部10は、ユーザによるタッチパネル13の操作によって、表示中の楽曲から、指定された動画データを背景映像に使用する楽曲の選択を受け付ける。よって制御部10は、選択された楽曲に応じて、指定された動画データを背景映像に使用する楽曲が現在オーディオ出力中の楽曲であるか、オーディオ出力待ちの楽曲であるかを判断できる。
【0082】
オーディオ出力中の楽曲でないと判断した場合(S44:NO)、即ち、オーディオ出力待ち(予約中)の楽曲である場合、携帯端末1の制御部10は、指定された楽曲の楽曲ID及び指定された動画データのデータ情報を含む予約情報を、第2通信部15からカラオケ装置2へ送信し(S45)、処理を終了する。なお、このような予約情報を受信したカラオケ装置2の制御部20は、予約曲テーブル22aにおいて、受信した予約情報の楽曲IDに対応する背景映像情報の欄に、受信した予約情報のデータ情報を格納する。
【0083】
オーディオ出力中の楽曲であると判断した場合(S44:YES)、携帯端末1の制御部10は、指定された動画データのデータ情報を、この動画データを現在オーディオ出力中の楽曲の背景映像に使用することを示す情報と共にカラオケ装置2へ送信し(S46)、処理を終了する。
【0084】
次に、上述したように背景受付画面を介して動画データが指定され、携帯端末1がデータ情報を送信した場合にカラオケ装置2が行う処理について説明する。図10及び図11は、カラオケ装置2が行う処理の手順を示すフローチャートである。
カラオケ装置2の制御部20は、図9中のステップS43又はS46で携帯端末1が送信したデータ情報を、中継装置5を介して第2通信部24にて取得したか否かを判断する(S51)。データ情報を取得していないと判断した場合(S51:NO)、カラオケ装置2の制御部20は、他の処理を行いつつ待機する。
【0085】
データ情報を取得したと判断した場合(S51:YES)、カラオケ装置2の制御部20は、データ情報と共に携帯端末1から取得した情報に基づいて、このデータ情報に基づく動画データが現在オーディオ出力中の楽曲の背景映像に使用する動画データであるか否かを判断する(S52)。オーディオ出力中の楽曲の背景映像に使用する動画データであると判断した場合(S52:YES)、カラオケ装置2の制御部20は、携帯端末1から取得したデータ情報に基づいて、背景映像に指定された動画データの受信を開始する(S53)。なお、制御部20は、図7中のステップS26と同様の処理によって動画データを受信する。また制御部20は、動画データだけでなく、動画データに対応付けられている音声データも、ネットワークNを介して受信する。
【0086】
カラオケ装置2の制御部20は、受信を開始した動画データが、オーディオ出力中の楽曲のPVデータであるか否かを判断する(S54)。なお、制御部20は、図7中のステップS27と同様の処理によって、PVデータであるか否かを判断する。
受信を開始した動画データがオーディオ出力中の楽曲のPVデータであると判断した場合(S54:YES)、カラオケ装置2の制御部20は、図7中のステップS28と同様の処理により、PVデータ(受信した動画データ)における歌唱開始位置を特定する(S55)。
【0087】
次にカラオケ装置2の制御部20は、オーディオ出力中の楽曲の楽曲データにおけるボーカル音開始位置及び現在の出力位置を示す情報(楽曲データ情報)を特定する(S56)。カラオケ装置2の制御部20は、特定した楽曲データ情報と、ステップS55で特定した歌唱開始位置とに基づいて、背景映像に指定された動画データ(PVデータ)における再生開始位置を特定する(S57)。例えば、制御部20は、特定した楽曲データ情報に基づいて、楽曲データのボーカル音開始位置から現在の出力位置までの時間を算出する。そして制御部20は、受信を開始した動画データ(PVデータ)において、ステップS55で特定した歌唱開始位置から、算出した時間後の位置を再生開始位置に特定する。
【0088】
カラオケ装置2の制御部20は、特定した動画データの再生開始位置から、順次受信する動画データ(PVデータ)に基づく動画のモニタ装置6での表示を開始する(S58)。またカラオケ装置2の制御部20は、動画データと共にネットワークNを介して順次受信する音声データに基づく音声の音量を低減する処理(例えばミュート処理)を行い(S59)、実行中のオーディオ出力と共に、動画データと共に受信した音声データに基づく音声出力を開始する(S60)。なお、音声データに基づく音声の音量はステップS59で低減されているので、オーディオ出力の邪魔にはならない。
【0089】
ステップS54で、受信を開始した動画データがPVデータでないと判断した場合(S54:NO)、カラオケ装置2の制御部20は、ステップS55〜S57の処理をスキップし、順次受信する動画データに基づく動画のモニタ装置6への表示を開始する(S58)。また、カラオケ装置2の制御部20は、動画データと共に受信した音声データに基づく音声の音量を低減する処理を行い(S59)、実行中のオーディオ出力と共に、音量を低減した音声の出力を開始する(S60)。
なお、受信を開始した動画データがPVデータでない場合であっても、例えば、動画データ又は動画データに対応付けられている音声データに基づいて、再生開始位置を決定し、決定した再生開始位置から動画データに基づく動画表示及び音声データに基づく音声出力を開始してもよい。例えば、先頭に広告データが付加されている動画データの場合、カラオケ装置2の制御部20は、広告データの終了位置を特定し、この位置を再生開始位置に決定してもよい。
【0090】
また、カラオケ装置2の制御部20は、ステップS58で、動画データに基づく動画のモニタ装置6への表示を開始する際に、オーディオ出力中の楽曲データにおける残りのオーディオ出力時間が所定時間(例えば10秒)以上であるか否かを判断する構成を有してもよい。そして、制御部20は、残りのオーディオ出力時間が所定時間以上である場合に、モニタ装置6への動画表示を開始するようにしてもよい。即ち、残りのオーディオ出力時間が所定時間未満である場合には、制御部20は、モニタ装置6への動画表示を行わないようにしてもよい。またこのとき、制御部20は、この動画データに対応する音声データに基づく音声の音量を低減する処理(S59)、及び音量を低減した音声の出力処理(S60)も行わない。
【0091】
カラオケ装置2の制御部20は、実行中のオーディオ出力が終了したか否かを判断する(S61)。具体的には、楽曲データに基づくオーディオ出力が最後まで実行された場合、又はオーディオ出力の実行中にユーザが入力装置3(カラオケ装置2)を操作して出力停止を指示した場合、制御部20は、オーディオ出力が終了したと判断する。オーディオ出力を終了していないと判断した場合(S61:NO)、カラオケ装置2の制御部20は、楽曲データに基づくオーディオ出力及び動画データに基づく動画表示を継続する。オーディオ出力が終了したと判断した場合(S61:YES)、カラオケ装置2の制御部20は、ステップS58で開始した動画表示を終了する(S62)。即ち、制御部20は、楽曲データに基づくオーディオ出力(楽曲演奏)終了と共に動画表示を終了する。なお、動画表示を終了する場合、制御部20は、ステップS60で開始した音声データに基づく音声出力も終了する。
【0092】
上述した処理により、既にオーディオ出力が開始されている楽曲に対しても、携帯端末1を介してユーザが指定した動画データに基づく任意の動画を背景映像として表示することができる。また、指定された動画データがPVデータである場合、現在のオーディオ出力位置に基づいて、動画データにおける再生開始位置(表示開始位置)が特定される。よって、既にオーディオ出力が開始されている楽曲についても、動画データに基づく動画のモニタ装置6による表示タイミングと、カラオケ装置2によるオーディオ出力のタイミングとを同期させることができる。
【0093】
ステップS52で、オーディオ出力中の楽曲の背景映像に使用する動画データでないと判断した場合(S52:NO)、カラオケ装置2の制御部20は、現在いずれかの楽曲データに基づくオーディオ出力の実行中であるか否かを判断する(S63)。オーディオ出力の実行中でないと判断した場合(S63:NO)、カラオケ装置2の制御部20は、携帯端末1を介して指定された動画データをカラオケ装置2に表示できないことを示すエラーメッセージをモニタ装置6に表示し(S64)、処理を終了する。なお、カラオケ装置2の制御部20は、エラーメッセージを、データ情報を送信してきた携帯端末1へ送信し、携帯端末1のタッチパネル13に表示させる構成としてもよい。
【0094】
オーディオ出力の実行中であると判断した場合(S63:YES)、カラオケ装置2の制御部20は、携帯端末1から取得したデータ情報に基づいて動画データの受信を開始する(S65)。そしてカラオケ装置2の制御部20は、順次受信する動画データに基づく動画のモニタ装置6への表示を開始する(S66)。なおこのとき、制御部20は、動画データと共にネットワークNを介して順次受信する音声データに基づく音声出力も開始する。またカラオケ装置2の制御部20は、オーディオ出力中の楽曲データにおける残りのオーディオ出力時間が所定時間(例えば10秒)以上である場合に、順次受信する動画データに基づく動画のモニタ装置6への表示を開始する構成としてもよい。また、カラオケ装置2の制御部20は、オーディオ出力中でない場合、又は、オーディオ出力中の楽曲データにおける残りのオーディオ出力時間が所定時間未満である場合には、モニタ装置6への動画表示を保留し、次に予約されている楽曲データに基づいてオーディオ出力を開始するタイミングに同期させて、保留しておいた動画表示を行う構成としてもよい。
【0095】
カラオケ装置2の制御部20は、順次受信する動画データに基づく動画の表示を終了したか否かを判断し(S67)、終了していないと判断した場合(S67:NO)、動画表示及び音声出力を継続し、終了したと判断した場合(S67:YES)、処理を終了する。これにより、カラオケ装置2は、データ情報に基づいて外部装置から取得した動画データに基づく動画をモニタ装置6に表示することができる。また、楽曲を指定せずに動画データに基づく動画の表示が指示された場合、カラオケ装置2によるオーディオ出力が実行中であるか否かに応じて、任意の動画の表示を行うか否かを切り替えることができる。
【0096】
図10及び図11に示す処理においても、オーディオ出力が終了した後も、次に予約されている楽曲データに基づくオーディオ出力をカラオケ装置2が開始するまで、動画データに基づく動画表示を継続する構成でもよい。またこの場合、オーディオ出力が終了してから次のオーディオ出力が開始されるまでの間は、動画データと共に受信した音声データに基づく音声の音量を元の音量に戻して音声出力するようにしてもよい。
【0097】
本実施形態のカラオケシステムでは、カラオケ装置2は、オーディオ出力が終了するまでの間、ネットワークNを介して受信する動画データに基づく動画表示を継続する構成である。なお、カラオケ装置2は、楽曲データに基づくオーディオ出力に要する出力時間と、動画データに基づく動画の表示時間とに応じて、動画表示時間がオーディオ出力時間と同程度となるように動画データを処理する構成を有してもよい。具体的には、カラオケ装置2の制御部(比較部)20は、オーディオ出力中の楽曲における残りの出力時間を特定し、現在モニタ装置6に表示中の動画データに基づく動画の残りの表示時間と比較する。そして、例えば、オーディオ出力時間よりも動画表示時間の方が長い場合、カラオケ装置2の制御部20は、動画表示時間が短くなるように動画データを処理し(例えば再生速度を速める)、処理後の動画データに基づく動画をモニタ装置6に表示させる。またオーディオ出力待ちの楽曲について、カラオケ装置2は、オーディオ出力に要する出力時間を特定し、この楽曲の背景映像に指定された動画データに基づく動画の表示時間と比較する。そして、オーディオ出力時間よりも動画表示時間の方が長い場合、カラオケ装置2の制御部20は、動画表示時間がオーディオ出力時間と同程度となるように動画データを処理し、処理後の動画データに基づく動画をモニタ装置6に表示させる。これにより、オーディオ出力の終了タイミングと、動画データに基づく動画のモニタ装置6による表示の終了タイミングとを合わせることができる。
【0098】
本実施形態のカラオケシステムでは、ユーザは、カラオケの背景映像に使用する動画データを予め検索しておき、予約受付画面又は背景受付画面を介して、検索しておいた動画データの指定を行う構成であった。更に、携帯端末1は、ユーザがカラオケ予約した楽曲又は予約受付画面を介してカラオケ予約しようとしている楽曲の楽曲情報に基づいて、自動的に動画データを検索する構成を有してもよい。
以下に、カラオケの背景映像に使用する動画データを携帯端末1が自動で検索する処理について説明する。
【0099】
図12は、携帯端末1による動画データの検索処理の手順を示すフローチャート、図13は、携帯端末1の表示画面例を示す模式図である。
携帯端末1の制御部10は、ユーザが任意の動画データをカラオケの背景映像に指定する際に、以下の処理を行う。まず、携帯端末1の制御部10は、任意の動画データを背景映像に使用したい楽曲の楽曲ID、楽曲名及び歌手名等の楽曲情報を取得する(S71)。具体的には、ユーザが予約受付画面を介してカラオケ予約したい楽曲を選択した場合、制御部10は、選択された楽曲の楽曲情報を取得する。また、ユーザが背景受付画面を介して背景映像に使用したい動画データを指定する場合、ユーザは、動画データを指定する前に背景映像を任意の動画データに変更したい楽曲を、現在オーディオ出力中の楽曲及びオーディオ出力待ちの楽曲から選択する。そして、制御部10は、ユーザが背景受付画面を介して選択した楽曲の楽曲情報を取得する。例えば制御部10は、楽曲の楽曲情報をカラオケ装置2から取得する。
【0100】
携帯端末1の制御部10は、図13Aに示すように、取得した楽曲情報を表示すると共に、自動検索を行うか手動検索を行うかの選択を受け付ける検索画面をタッチパネル13に表示する(S72)。図13Aに示す検索画面では、楽曲情報に基づく検索処理を、所定のサーバ装置内に記憶されている動画データに対して自動的に行うか(「所定サーバ内自動検索」)、ネットワークNを介して公開されている動画データに対して自動的に行うか(「ネットワーク内自動検索」)、ユーザが手動で行うか(「手動検索」)の選択が可能である。なお、「所定サーバ内自動検索」及び「ネットワーク内自動検索」をまとめて「自動検索」としてもよい。
【0101】
携帯端末1の制御部10は、検索画面を介して自動検索の実行が選択されたか否かを判断する(S73)。自動検索の実行が選択されたと判断した場合(S73:YES)、具体的には「所定サーバ内自動検索」又は「ネットワーク内自動検索」が選択された場合、制御部10は、選択された処理に応じて、所定のサーバ装置に記憶されている動画データ、又はネットワークNを介して公開されている動画データに対して、楽曲情報に基づく検索処理を実行する(S74)。なお、動画データに対する検索処理は、公知の検索プログラムを用いて行われる。また、制御部10は、動画データに付加されたタイトル、説明欄、タグ、ファイル名等の付加データに、楽曲情報のいずれかの文言が含まれている動画データを検索する。
【0102】
携帯端末1の制御部(対応情報受信部)10は、検索された動画データの情報(動画データに対応付けられている対応情報)を検索先の装置から受信し、図13Bに示すように、検索処理の結果を示す検索結果画面をタッチパネル13に表示する(S75)。図13Bに示す検索結果画面では、検索結果として3つの動画データのサムネイル画像及びデータ名(ファイル名)が表示されている。なお、検索結果画面に表示される情報は、これらに限らず、各動画データを識別できる情報(動画データに対応付けられている対応情報)であればよい。図13Bに示す検索結果画面は、検索結果の各動画データからカラオケの背景映像に使用する動画データを指定できるように構成してある。なお、検索結果画面は、検索結果の各動画データを、背景映像に指定する前にユーザが確認できるようにプレビュー表示できるように構成してあってもよい。携帯端末1の制御部(受付部)10は、検索結果画面を介して、背景映像に使用する動画データの指定(選択)を受け付けた場合(S76)、指定された動画データのデータ情報、即ち、指定された動画データをネットワークNを介して受信するために必要な情報(動画データに関するデータ情報)を取得する(S77)。そして制御部10は、上述の検索処理を終了する。
【0103】
なお、ユーザが予約受付画面を介してカラオケ予約を行っていた場合、携帯端末1の制御部10は、タッチパネル13の表示画面を予約受付画面に戻し、ステップS77で取得したデータ情報を、背景映像に使用する動画データのデータ情報として受け付ける。また、ユーザが背景受付画面を介して背景映像に使用したい動画データの指定を行っていた場合、携帯端末1の制御部10は、タッチパネル13の表示画面を背景受付画面に戻し、ステップS77で取得したデータ情報を、背景映像に使用する動画データのデータ情報として受け付ける。なお、携帯端末1の制御部10は、指定された動画データのデータ情報を取得した後は、例えば図5中のステップS4の処理、また、図9中のステップS42以降の処理を行う。
【0104】
ステップS73で自動検索の実行が選択されていないと判断した場合(S73:NO)、具体的には「手動検索」が選択された場合、携帯端末1の制御部10は、タッチパネル13を介したユーザの操作に従った処理を行い、背景映像に使用する動画データの指定を受け付ける(S76)。そして、携帯端末1の制御部10は、指定された動画データのデータ情報を取得し(S77)、処理を終了する。
【0105】
図12に示す処理では、ユーザが、背景映像に使用する動画データを検索結果の中から指定する構成である。このほかに、携帯端末1が、検索結果から、カラオケの背景映像に最適な動画データを選択する構成を更に有してもよい。例えば、携帯端末1の制御部10は、検索結果の各動画データのうちで、動画の表示時間が、ユーザが選択した楽曲のオーディオ出力時間に最も近い動画データを特定し、背景映像に使用する動画データに選択してもよい。また、携帯端末1の制御部10は、検索結果の各動画データのうちで、動画データに付加されたデータに、ユーザが選択した楽曲の楽曲情報が最も多く含まれる動画データを特定し、背景映像に使用する動画データに選択してもよい。
【0106】
本実施形態のカラオケシステムでは、カラオケ装置2がネットワークNを介して受信可能な各種の動画データをカラオケの背景映像に使用することができる。よって、所定のサーバ装置に予め記憶してある動画データだけでなく、ネットワークNを介して公開されている各種の動画データもカラオケの背景映像に使用することができる。また、カラオケ装置2が受信した動画データに基づく動画は、カラオケの歌詞の背景映像だけでなく、オーディオ出力(カラオケ演奏)が行われていない場合にも、モニタ装置6に表示させることができる。このとき、動画データと共に送信される音声データに基づく音声をスピーカ7にて出力させることにより、例えばカラオケの休憩中に、任意の動画データ(コンテンツデータ)をモニタ装置6及びスピーカ7にて視聴することができる。
【0107】
本実施形態のカラオケシステムでは、携帯端末1が、カラオケの背景映像に指定された動画データのデータ情報をカラオケ装置2へ送信し、カラオケ装置2が、データ情報に基づいて動画データをネットワークN経由で受信する構成である。よって、携帯端末1及びカラオケ装置2間における通信負荷の増大が抑制される。
また、本実施形態のカラオケシステムでは、無線通信に用いるアクセスポイントの機能を中継装置5に設け、携帯端末1が、動画データのデータ情報を、中継装置5を介してカラオケ装置2へ送信する構成である。このほかに、アクセスポイントの機能をカラオケ装置2に設け、携帯端末1が、データ情報を直接カラオケ装置2へ送信する構成としてもよい。また、ネットワークNに所定のサーバ装置を予め用意しておき、携帯端末1が、ネットワークN上のサーバ装置を経由させてデータ情報をカラオケ装置2へ送信する構成としてもよい。また、モニタ装置6、スピーカ7及びマイク8がカラオケ装置2に直接接続される構成としてもよい。
【0108】
本実施形態のカラオケシステムでは、カラオケ装置2は、オーディオ出力が終了した場合、動画データに基づく動画表示を終了する構成、又は、次に予約されている楽曲データに基づくオーディオ出力をカラオケ装置2が開始するまで動画表示を継続する構成であった。このほかに、カラオケ装置2は、オーディオ出力が終了した場合に一旦動画表示を停止し、同一の楽曲のオーディオ出力が再度行われる場合、同一のユーザが予約した楽曲のオーディオ出力が行われる場合、又は、オーディオ出力が終了した楽曲とジャンルが同一又は類似する楽曲のオーディオ出力が行われる場合に、停止した箇所から動画表示を再開する構成でもよい。
【0109】
本実施形態のカラオケシステムにおいて、カラオケ装置2は、予約曲テーブル22aに一旦格納した楽曲ID及び背景映像情報の各組み合わせを記憶部22の所定テーブルに蓄積する構成を備えてもよい。このような構成とすることにより、次回に同一の楽曲の予約又はオーディオ出力を行う際に、背景映像に使用する動画データを指定する必要がない。
【0110】
本実施形態のカラオケシステムにおいて、カラオケ装置2は、カラオケ店舗に設置されている装置のほか、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、テレビジョン装置等に所定のカラオケプログラムをインストールすることによって実現される構成でもよい。
【0111】
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0112】
1 携帯端末(通信装置)
2 カラオケ装置
4 サーバ装置
6 モニタ装置(表示部)
10 制御部(対応情報受信部、受付部)
12 記憶部
15 第2通信部(送信部)
20 制御部(表示制御部、音量制御部、音声出力部)
23 第1通信部(取得部)
24 第2通信部(受信部)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13