(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6185834
(24)【登録日】2017年8月4日
(45)【発行日】2017年8月23日
(54)【発明の名称】梱包材
(51)【国際特許分類】
B65D 5/02 20060101AFI20170814BHJP
【FI】
B65D5/02 Z
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-270834(P2013-270834)
(22)【出願日】2013年12月27日
(65)【公開番号】特開2015-123999(P2015-123999A)
(43)【公開日】2015年7月6日
【審査請求日】2015年10月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100111202
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 周彦
(72)【発明者】
【氏名】住友 精二
【審査官】
西堀 宏之
(56)【参考文献】
【文献】
特開2010−285179(JP,A)
【文献】
特開2011−121611(JP,A)
【文献】
特開2011−148500(JP,A)
【文献】
特開2013−184720(JP,A)
【文献】
実開平04−032922(JP,U)
【文献】
特開2006−131289(JP,A)
【文献】
米国特許第4535929(US,A)
【文献】
米国特許第1333102(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 5/00− 5/76
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
厚紙を山折り線に沿って折り曲げて組み立てることにより多角筒状に形成され、内部に梱包物を収納する梱包材であって、
前記山折り線を境にして互いに隣接して形成された複数の平面部を有し、該平面部のうちの一端側の平面部には山折り線を境にして差し込み片が形成されていると共に前記平面部のうちの他端側の平面部には前記差し込み片が挿入される差し込み孔が形成されており、
前記差し込み片は、前記山折り線と交差する方向に凸の形状であり、前記一端側の平面部に接続する中央部と、該中央部から前記山折り線に沿った方向に延在した側縁部と、を有し、
前記差し込み孔は、前記山折り線に沿った方向に延びる直線状の直線部と、該直線部の端部から該直線部に対して155度〜165度の角度で傾斜した傾斜部と、を有し、
前記差し込み孔は、前記直線部と前記傾斜部との接続部付近において幅が最も広くなるように形成され、該傾斜部は該直線部の両端に向かって幅が広くなる略三角形状に形成され、
前記一端側の平面部の前記山折り線に対向する他方の山折り線は破断線として形成され、該破断線を介して前記一端側の平面部に隣接する平面部には、前記破断線に平行な破断線が形成され、該2本の破断線の間に前記一端側の平面部を前記隣接する平面部から切り離す破断部が形成されていることを特徴とする梱包材。
【請求項2】
前記差し込み片は、前記山折り線に沿う方向における前記中央部の長さと前記側縁部の長さとの比が2:1となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包材。
【請求項3】
前記差し込み孔は、前記山折り線に沿う方向における前記直線部の長さが、前記山折り線に沿う方向における前記差し込み片の前記中央部の長さと同じとなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の梱包材。
【請求項4】
前記差し込み片と前記差し込み孔とを、それぞれ前記山折り線に沿う方向に複数設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の梱包材。
【請求項5】
前記差し込み片の前記中央部の片側にのみ前記側縁部が形成されており、前記差し込み孔の前記直線部において、前記側縁部に対応する側にのみ前記傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の梱包材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、厚紙を山折り線に沿って折り曲げて組み立てることにより多角筒状に形成される、内部に梱包物を収納する梱包材に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、画像形成装置のトナーケースや定着装置のIHユニット等の製品の梱包には、段ボール等の厚紙製の梱包材が使用されている。
【0003】
この種の梱包材としては、
図6に示されるような梱包材が知られている。この梱包材100は、山折り線を境にして隣接された複数の平面部を有し、一端側の平面部101に差し込み片102が形成されており、他端側の平面部103に差し込み片102が挿入される差し込み孔104が形成されている。差し込み片102の両側には、それぞれ山折り線105を境にして折り曲げ部106が接続されている。差し込み孔104は略コの字状に形成されており、差し込み片102は、両折り曲げ部106を山折り線105で略コの字状に折り曲げた姿勢で差し込み孔104に挿入されるようになっている。
【0004】
このように差し込み片をコの字状に折り曲げた姿勢で差し込み孔に挿入する構造は、特許文献1に開示されている緩衝材料にも適用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−79163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上記に記載の梱包材100においては、差し込み孔104の形状に合わせて差し込み片102の折り曲げ部106を折り曲げる作業と、差し込み孔104に挿入する作業との2ステップの作業が必要になる。また、折り曲げ部106の折り曲げ角度を差し込み孔104の形状に合わせるには、ある程度の作業経験が必要になる。
【0007】
そこで、本発明は上記事情を考慮し、1ステップの動作で梱包状態を保持することができる梱包材を提供することを目的とする
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した目的を達成するため、本発明の梱包材は、厚紙を山折り線に沿って折り曲げて組み立てることにより多角筒状に形成され、内部に梱包物を収納する梱包材であって、前記山折り線を境にして互いに隣接して形成された複数の平面部を有し、該平面部のうちの一端側の平面部には山折り線を境にして差し込み片が形成されていると共に前記平面部のうちの他端側の平面部には前記差し込み片が挿入される差し込み孔が形成されており、前記差し込み片は、前記山折り線と交差する方向に凸の形状であり、前記一端側の平面部に接続する中央部と、該中央部から前記山折り線に沿った方向に延在した側縁部と、を有し、前記差し込み孔は、前記山折り線に沿った方向に延びる直線状の直線部と、該直線部の端部から該直線部に対して155度〜165度の角度で傾斜した傾斜部と、を有することを特徴とする。
【0009】
このような構成を採用することにより、差し込み孔に差し込み片を挿入すると、差し込み孔の形状に沿って差し込み片が湾曲しながら挿入されるので、差し込み孔に差し込み片を挿入するという1ステップの作業で梱包材を組み立てることができる。また、差し込み片は、差し込み孔に挿入された後厚紙の弾性によって湾曲した形状から元の直線状の形状に戻りやすいので、差し込み孔の直線部の両側の部分に差し込み片の側縁部が確実に係止されるようになり、いったん組み立てられると解体されにくくなる。
【0010】
本発明において、前記差し込み片は、前記山折り線に沿う方向における前記中央部の長さと前記側縁部の長さとの比が2:1となるように形成されていることを特徴としてもよい。
【0011】
このような構成を採用することにより、差し込み片を差し込み孔に挿入する際の押し込み力を確保できると共に、差し込み片を挿入した後で側縁部を差し込み孔の直線部の両側の部分に確実に係止させることができる。
【0012】
本発明において、前記差し込み孔は、前記山折り線に沿う方向における前記直線部の長さが、前記山折り線に沿う方向における前記差し込み片の前記中央部の長さと同じとなるように形成されていることを特徴としても良い。
【0013】
このような構成を採用することにより、差し込み片が差し込み孔に沿って移動し難いので、一端側の平面部と他端側の平面部とが山折り線に沿う方向に位置ずれし難くなる。
【0014】
本発明において、前記差し込み片と前記差し込み孔とを、それぞれ前記山折り線に沿う方向に複数設けたことを特徴としてもよい。
【0015】
このような構成を採用することにより、梱包材が長くなって山折り線が長い場合でも、差し込み片と差し込み孔の幅を大きくする必要がなく、各差し込み片を各差し込み孔にスムーズに挿入することができると共に強固に係止することができる。
【0016】
本発明において、前記差し込み片の前記中央部の片側にのみ前記側縁部が形成されており、前記差し込み孔の前記直線部において、前記側縁部に対応する側にのみ前記傾斜部が形成されていることを特徴としてもよい。
【0017】
このような構成を採用することにより、差し込み片を差し込み孔によりスムーズに挿入することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、1ステップの動作で梱包状態を保持することができる梱包材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の一実施形態に係る梱包材の展開図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る梱包材の斜視図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る梱包材において、差し込み片を差し込み孔に挿入する途中の状態を示す斜視図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係る梱包材において、差し込み片を差し込み孔に挿入した後の状態を示す斜視図である。
【
図5】本発明の他の実施形態に係る梱包材の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に係る梱包材について説明する。
【0021】
図1及び
図2を参照して本発明の一実施形態に係る梱包材について説明する。
図1は、梱包材を展開した状態を示す展開図、
図2は梱包材の斜視図である。なお、以下の説明において、上下左右の向きは、便宜上、
図1における向きを基準として説明する。
【0022】
本発明の一実施形態に係る梱包材1は、
図1に示されるような、例えば段ボール製の厚紙2を筒状に折り曲げて組み立てることにより、
図2に示されるように、その内部に梱包物(図示省略)を収納可能な多角形の筒状を形成するように構成されている。なお、本発明の実施の形態では、前記梱包物が、トナーケースのように横長形状を有する場合について例示して説明する。
【0023】
図1に示されるように、厚紙2は、略十字形状であり、上方から順に、左右方向に延びる平行な4本の第1〜第4山折り線3、4、5、6(
図1に二点鎖線で図示)によって、横長の長方形状の第1〜第5平面部7、8、9、10、11に分けられている。第1山折り線3は、ミシン目からなる破断線として形成されている。第2平面部8の第1山折り線3の近傍には、ミシン目からなる破断線12が第1山折り線3と平行に形成されている。2本の破断線3、12の間には、破断部13が形成されている。破断部13の左端には左方向に突出した把持部13aが形成されている。
【0024】
第4平面部10の左右両側縁には、それぞれ正方形状のフラップ14、15がそれぞれ山折り線16、17(
図1に二点鎖線で図示)を境にして接続されている。
【0025】
第1平面部7の上端縁7aは各山折り線3、4、5、6と平行に形成されている。上端縁7aの中央付近には、差し込み片20が形成されている。差し込み片20は、上方向に凸の円弧状の先端縁と、先端縁の両端から上端縁7aと直交する方向に延びる側端縁とで形成される上方向に凸の略半円形状であり、山折り線21を境にして上端縁7aに接続する接続部22と、接続部22の先端に設けられた本体部23と、を有する。
【0026】
本体部23は、接続部22に連続して形成された中央部23aと、中央部23aの両側のそれぞれから左右方向に延出する側縁部23bと、を有する。接続部22の両側には、両側縁部23bと第1平面部7の上端縁7aとの間に、所定の幅のスリット状の切り込み24が形成されている。
【0027】
本体部23は、第1平面部7の上端縁7aに沿う方向における中央部23aの長さL1が、各側縁部23bの長さL2の2倍程度となるように形成されている。
【0028】
第5平面部11の第4山折り線6の下方には、第1平面部7に形成された差し込み片20が挿入される差し込み孔30が形成されている。差し込み孔30は、扁平な略円弧状の形状であり、第4山折り線5の中央部に沿って直線状に延びる直線部30aと、直線部30aの両端からそれぞれ反対向きの斜め下方向に傾斜した傾斜部30bと、を有する。直線部30aと各傾斜部30bとのなす角θは155度〜165度の鈍角であり、好ましくは160度である。
【0029】
差し込み孔30は、直線部30aと各傾斜部30bとの接続部付近において、幅が最も広くなるように形成されている。このため、各傾斜部30bは、直線部30aの両端に向かって幅が広くなる略三角形状に形成されており、直線部30aは両側に向かうほど広くなるように形成されている。
【0030】
差し込み孔30は、各山折り線に沿う方向における直線部30aの長さL3が、差し込み片20の本体部23の中央部23aの長さL1と同じとなるように形成されている。
【0031】
このような構成を備えた厚紙2から本発明の一実施形態に係る梱包材1を組み立てる方法を、
図1及び
図2と、
図3及び
図4を参照して説明する。
図3は差し込み片を差し込み孔へ挿入する作業の途中の状態を示す斜視図であり、
図4は差し込み片を差し込み孔に挿入した後の状態を示す斜視図である。
【0032】
まず、梱包物を厚紙2の上の所定位置に載置し、厚紙2を、第1〜第4山折り線3、4、5、6に沿って山折りした後、第1平面部7を第5平面部11の上面に重ねると、厚紙2は断面形状が四角形の筒状に折り曲げられる。
【0033】
次に、第1平面部7の差し込み片20を山折り線21に沿って山折りし、
図2の矢印Aで示されるように、本体部23の先端側から第5平面部11の差し込み孔30に挿入していく。差し込み片20は、本体部23の中央部23aの先端から差し込み孔30の直線部30aに挿入される。中央部23aの先端側の部分が所定の深さまで直線部30aに挿入された後、さらに押し込むと、
図3に示されるように、本体部23の両側縁部23bは、外側の面が差し込み孔30の傾斜部30bの内側の面で押されるようなり、両側縁部23bが傾斜部30bに沿うように内方向に湾曲しながら傾斜部30bに入り込んでいく。ここで、差し込み孔30の直線部30aに対する傾斜部30bの角度は155度から165度の鈍角であるので、両側縁部23bが中央部23aに対して強制的に折り曲げられるようなことはなく、差し込み孔30にスムーズに挿入される。
【0034】
第1平面部7の差し込み片20が第5平面部11の差し込み孔30に完全に挿入されると、差し込み片20の本体部23の両側縁部23bは厚紙2の弾性によって元の直線状の形状に復帰する。これにより、
図4に示されるように、第5平面部11の差し込み孔30の直線部30aの両側の部分が差し込み片20の両切り込み24に嵌まり込む。つまり、第5平面部11の差し込み孔30の直線部30aの両側の部分30cに両側縁部23bが係止される。これにより、厚紙2は断面形状が四角形の筒状に組み立てられる。
【0035】
最後に、両サイドフラップ14、15をそれぞれ山折り線16、17に沿って折り曲げる。なお、両サイドフラップ14、15を折り曲げる作業は最初に行っても良い。
【0036】
上記した本発明の一実施形態に係る梱包材によれば、差し込み片20を差し込み孔30に挿入するという1ステップの作業で、梱包材1の梱包状態を保持することができるため、作業性を高めることができる。したがって、従来のような差し込み孔の形状に合わせて差し込み片を折り曲げるという作業が不要となるので、経験の少ない作業者でも簡単に組み立てることができる。
【0037】
なお、差し込み孔30の直線部30aに対する傾斜部30bの角度は、155度未満であれば、差し込み片20の本体部23の両側縁部23bが弾性的に湾曲し難くなり、差し込み孔30に無理に押し込もうとすると、両側縁部23bが折れ曲がってしまうような事態になり得る。一方、差し込み孔30の直線部30aに対する傾斜部30bの角度が165度を超えると、差し込み片20が差し込まれた後で側縁部23bが直線状に復帰した際に、差し込み孔30の直線部30aの両側の部分30cに両側縁部23bが確実に係止されない虞がある。したがって、差し込み孔30の直線部30aに対する傾斜部30bの角度は155度〜165度が好ましく、より好ましくは160度である。
【0038】
さらに、差し込み片20の本体部23においては、中央部23aと両側縁部23bとの間に山折り線が形成されていないので、差し込み孔30に本体部23が挿入された後、差し込み孔30に沿って湾曲した形状から厚紙1の弾性によって元の直線状の形状に戻りやすくなる。したがって、本体部23の両側縁部23bを差し込み孔30の直線部30aの両側の部分に確実に係止することができるので、梱包材1はいったん組み立てられた後解体されにくくなる。なお、梱包物を取り出す際には、破断部13の把持部13aを持って、両破断線3、12に沿って破断部13を破断する。
【0039】
さらに、差し込み片20の本体部23は、山折り線に沿う方向における中央部23aと側縁部23bとの長さの比が2:1となるように形成されているので、差し込み片20を差し込み孔30に挿入する際に、中央部23aによって適宜な差し込み力を確保しつつ、差し込み孔30の直線部30aの両側の部分30cに両側縁部23bを係止されやすくできる。側縁部23bの長さが長いと、差し込み孔30に沿って湾曲する長さが長くなり、側縁部23bが折れ曲がってしまうような事態になり得る。一方、側縁部23bの長さが短いと、差し込み孔30の直線部30aの両側の部分に係止されにくくなる。
【0040】
さらに、差し込み孔30は、直線部30aの長さL3が、差し込み片20の本体部23の中央部23aの長さL1と同じとなるように形成されているので、差し込み孔30内で差し込み片20が移動しにくくなる。このため、梱包材1が組み立てられた後で、第1平面部7と第5平面部11とが山折り線に沿う方向に位置ずれし難い。
【0041】
なお、上記した実施の形態では、差し込み片20の形状を、山折り線と交差する方向に凸の略半円状としたが、他に、山折り線と交差する方向に凸の三角形状や台形状、半円状とすることもできる。
【0042】
また、
図5に示す他の実施の形態のように、差し込み片20と差し込み孔30とをそれぞれ山折り線に沿う方向に沿って2箇所に設けても良い。被梱包物が細長い形状の場合、梱包材1の山折り線3、4、5、6も長くなるが、差し込み片20と差し込み孔30とを複数設けることにより、差し込み片20と差し込み孔30の幅を大きくする必要がないので、差し込み片20を差し込み孔30にスムーズに挿入することができると共に強固に係止することができる。
【0043】
また、差し込み片20の本体部23は、中央部23aの両側に側縁部23bを有する形状としてもよいが、
図5に示されるように、側縁部23bは中央部23aの一方だけに設けても良い。この場合は、差し込み孔30の傾斜部30bも、側縁部23bに対応する一方だけとしても良い。この場合には、差し込み片20を差し込み孔30によりスムーズに挿入することができる。
【0044】
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る梱包材における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【符号の説明】
【0045】
1 梱包材
2 厚紙
3、4、5、6 山折り線
7、8、9、10、11 平面部
20 差し込み片
23a 中央部
23b 側縁部
30 差し込み孔
30a 直線部
30b 傾斜部