【課題を解決するための手段】
【0003】
本開示に係る例示の実施形態は、便宜上番号を付けたり付けなかったりする、以下に列挙する実施形態を含むが、これらに限定されない。幾つかの付加的な実施形態は、本章には具体的に掲げていないが、添付の「発明を実施するための形態」の中に開示されている。
【0004】
実施形態1:スプレーガンと共に使用するように構成される銃身であって、
前記銃身と一体となっているブースト通路に流体的に連結されたブースト供給ポートを備え、
前記ブースト通路は、前記スプレーガンから流れる加圧ブースト流体をブースト吐出口まで送達し、前記スプレーガンによって吹き付けるために、互換性コーティング流体リザーバからコーティング流体を付勢するのを補助するように構成される、銃身。
【0005】
実施形態2:前記銃身をコーティング流体リザーバに連結するように構成され、流体ポートを有する流体インターフェースと、
前記銃身内に形成された流体通路によって前記流体ポートに流体的に連結された流体ノズル開口部であって、吹き付けられるべきコーティング流体は、該流体ノズル開口部を通って前記銃身から流出することができる、流体ノズル開口部と、を更に備え、
前記流体通路は、前記スプレーガンによって吹き付けるために、前記互換性コーティング流体リザーバから付勢されたコーティング流体を前記流体ノズル開口部の外へ送達するように構成される、実施形態1に記載の銃身。
【0006】
実施形態3:前記銃身をスプレーガンプラットフォームに連結するように構成されるガンインターフェースを更に備える、実施形態1又は2のいずれかに記載の銃身。
【0007】
実施形態4:前記流体インターフェースは、前記ブースト吐出口を有する、実施形態2又は3に記載の銃身。
【0008】
実施形態5:前記ブースト吐出口は、前記流体インターフェースを互換性コーティング流体リザーバへ連結することによって形成される、実施形態2〜4のいずれかに記載の銃身。
【0009】
実施形態6:前記ブースト通路の少なくとも一部は、前記銃身を互換性コーティング流体リザーバへ連結することによって形成される、実施形態1〜5のいずれかに記載の銃身。
【0010】
実施形態7:前記ガンインターフェースは、コーティング流体チャンバを有し、
前記銃身が互換性スプレーガンプラットフォームに組み付けられたときに、前記ブースト供給ポートは、前記コーティング流体チャンバに流体的に連結される、実施形態3〜6のいずれかに記載の銃身。
【0011】
実施形態8:前記ブースト通路は、遮断装置によって妨害されない、実施形態1〜7のいずれかに記載の銃身。
【0012】
実施形態9:銃身と、スプレーガンと組み合わせて使用するように構成されるコーティング流体リザーバと、を備える組立体であって、
前記銃身は、
該銃身を前記コーティング流体リザーバに連結するように構成され、流体ポートを含む流体インターフェースと、
前記銃身内に形成された流体通路によって前記流体ポートに流体的に連結された流体ノズル開口部であって、吹き付けられるべき流体は、該流体ノズル開口部を通って前記銃身から流出することができる、流体ノズル開口部と、
前記銃身をスプレーガンプラットフォームに連結するように構成されるガンインターフェースと、
前記ガンインターフェースに近接しているブースト供給ポートと、を有し、
前記コーティング流体リザーバは、
前記流体インターフェースに連結され、
前記流体ポートに流体的に連結されているコーティング流体チャンバと、
前記ブースト吐出口に流体的に連結されているブースト流体チャンバと、
前記銃身内に形成され、前記ブースト供給ポートを、前記流体インターフェースに近接して配置されたブースト吐出口に流体的に連結するブースト通路と、を有し、
前記ブースト通路は、前記スプレーガンから流れる加圧ブースト流体を前記ブースト流体チャンバへ送達し、前記コーティング流体チャンバ内の流体を、前記流体通路の内部及び前記流体ノズル開口部の外部へ付勢するのを補助するように構成される、組立体。
【0013】
実施形態10:前記ブースト通路は、前記銃身と前記コーティング流体リザーバとを互いに組み立てることによって、少なくとも部分的に形成される、実施形態9に記載の組立体。
【0014】
実施形態11:前記ブースト吐出口は、前記流体インターフェースと一体となっており、前記ブース通路は、前記銃身の一つの特徴として一体的に形成されている、実施形態9に記載の組立体。
【0015】
実施形態12:前記コーティング流体リザーバは、前記コーティング流体チャンバを前記ブースト流体チャンバから流体的に分離するための分離部材を有する、実施形態9〜11いずれかに記載の組立体。
【0016】
実施形態13:前記ブースト通路は、遮断装置によって妨害されない、実施形態9〜12のいずれかに記載の組立体。
【0017】
実施形態14:前記コーティング流体リザーバ内の流体は、前記銃身に対する前記コーティング流体リザーバの向きとは関係なく、前記ブースト通路に流入することが防止される、実施形態9〜13のいずれかに記載の組立体。
【0018】
実施形態15:銃身及びスプレーガンを備える組立体であって、
前記銃身は、
該銃身をコーティング流体リザーバに連結するように構成され、流体ポートを含む流体インターフェースと、
前記銃身内に形成された流体通路によって前記流体ポートに流体的に連結される流体ノズル開口部であって、吹き付けるべき流体は、該流体ノズル開口部を通って前記銃身から流出することができる、流体ノズル開口部と、
前記銃身をスプレーガンに連結するように構成されるガンインターフェースと、
前記ガンインターフェースに近接し、前記銃身内に形成されたブースト通路に流体的に連結されるブースト供給ポートと、を有し、
前記スプレーガンは、
銃身インターフェース内に収容されるブーストポートを有し、
前記銃身インターフェースにおいて前記ガンインターフェースに連結され、
前記ブースト通路は、前記ブーストポートから流れる加圧ブースト流体を、前記流体インターフェースに近接するブースト吐出口まで送達し、互換性コーティング流体リザーバ内の流体を、前記流体通路内部及び前記流体ノズル開口部の外部へ付勢するのを補助するように構成される、組立体。
【0019】
実施形態16:スプレーガンの互換性銃身に連結するように構成されたコーティング流体リザーバであって、
コーティング流体チャンバと、
分離部材によって前記コーティング流体チャンバから分離されるブースト流体チャンバと、
蓋部材と、を備え、
該蓋部材は、
前記コーティング流体リザーバを互換性銃身に連結するためのリザーバコネクタと、
前記コーティング流体チャンバに流体的に連結されている流体アパーチャと、
前記ブースト流体チャンバに流体的に連結されているブーストアパーチャと、を有し、
前記ブーストアパーチャを介して加圧ブースト流体を前記ブースト流体チャンバへ導入することによって、前記コーティング流体チャンバへ圧力が加えられ、前記流体アパーチャを通して前記コーティング流体チャンバ内の流体を付勢する、コーティング流体リザーバ。
【0020】
実施形態17:前記流体アパーチャは、アパーチャ軸線を取り囲む中央通路を有し、
前記ブーストアパーチャは、前記アパーチャ軸線から第1の距離に前記流体アパーチャに隣接して位置決めされる、実施形態16に記載のコーティング流体リザーバ。
【0021】
実施形態18:前記ブーストアパーチャは、前記流体アパーチャを取り囲む少なくとも1つのアパーチャを有する、実施形態16又は17いずれかに記載のコーティング流体リザーバ。
【0022】
実施形態19:前記流体アパーチャは、カップリング突出部を通じて軸方向通路によって画定され、前記カップリング突出部は、スプレーガンの互換性銃身に対して封止するように構成される突出部合わせ面を含む、実施形態16〜18のいずれかに記載のコーティング流体リザーバ。
【0023】
実施形態20:前記ブーストアパーチャは、前記カップリング突出部を取り囲む複数のアパーチャを有する、実施形態19に記載のコーティング流体リザーバ。
【0024】
実施形態21:前記蓋部材は、リザーバコネクタを更に有し、
該リザーバコネクタは、互換性銃身上に前記蓋部材を保持するように構成された保持部材を含む、実施形態16〜20のいずれかに記載のコーティング流体リザーバ。
【0025】
実施形態22:前記分離部材は、前記コーティング流体チャンバを取り囲む圧縮可能なポーチを有する、実施形態16〜21のいずれかに記載のコーティング流体リザーバ。
【0026】
実施形態23:前記ブースト流体チャンバは、前記コーティング流体チャンバを取り囲む、実施形態16〜22のいずれかに記載のコーティング流体リザーバ。
【0027】
実施形態24:前記ブースト流体チャンバは、外側ハウジングによって取り囲まれる、実施形態16〜22のいずれかに記載のコーティング流体リザーバ。
【0028】
実施形態25:前記外側ハウジングは、前記蓋部材、及び分離可能なカップ部材を有する、実施形態24に記載のコーティング流体リザーバ。
【0029】
実施形態26:前記蓋部材は、カラーによって前記分離可能なカップ部材に接合される、実施形態25に記載のコーティング流体リザーバ。
【0030】
実施形態27:前記蓋部材は、前記外側ハウジングと一体であり、該外側ハウジングの一方の端部を形成する、実施形態24に記載のコーティング流体リザーバ。
【0031】
実施形態28:前記コーティング流体リザーバを互換性銃身へ連結したときに、前記ブーストアパーチャから前記流体アパーチャを流体的に隔離するように構成される流体アパーチャ封止部材を備える、実施形態16〜27のいずれかに記載のコーティング流体リザーバ。
【0032】
実施形態29:前記コーティング流体リザーバを互換性銃身へ連結したときに、周囲の雰囲気から前記ブーストアパーチャを流体的に隔離するように構成されるブーストアパーチャ封止部材を備える、実施形態16〜28のいずれかに記載のコーティング流体リザーバ。
【0033】
実施形態30:スプレーガンプラットフォームを備えるスプレーガンであって、
前記スプレーガンプラットフォームは、分離可能な銃身を連結するために構成された銃身インターフェースと、流体入口と、トリガーバルブと、を有し、
前記銃身インターフェースは、前記トリガーバルブの作動時に前記流体入口と流体的に連通するブーストポートを含む、スプレーガン。
【0034】
実施形態31:スプレーガンプラットフォームを備えるスプレーガンであって、
前記スプレーガンプラットフォームは、銃身を有し、
前記銃身は、ブースト通路と、流体通路と、流体インターフェースと、を含み、
前記流体インターフェースは、
前記ブースト通路と流体的に連通するブースト吐出口と、
前記流体通路と流体的に連通する流体ポートと、を含む、スプレーガン。
【0035】
実施形態32:流体入口及びトリガーバルブを更に備え、
前記ブースト吐出口は、前記トリガーバルブの作動時に前記流体入口と流体的に連通する、実施形態31に記載のスプレーガン。
【0036】
実施形態33:前記銃身は、前記スプレーガンプラットフォームと一体になっている、実施形態31又は32のいずれかに記載のスプレーガン。
【0037】
実施形態34:前記銃身は、
前記スプレーガンプラットフォームから分離可能であり、且つ
ガンインターフェースを含み、
前記スプレーガンプラットフォームは、銃身インターフェースを有し、
前記ガンインターフェースは、前記銃身インターフェースに解放可能に連結される、実施形態31〜32のいずれかに記載のスプレーガン。
【0038】
実施形態35:前記流体インターフェースに連結されているコーティング流体リザーバを更に備える、実施形態31〜34のいずれかに記載のスプレーガン。
【0039】
実施形態36:前記コーティング流体リザーバは、
前記ブースト吐出口と流体的に連通するブーストアパーチャと、
前記流体ポートと流体的に連通する流体アパーチャと、を有する、実施形態35に記載のスプレーガン。
【0040】
実施形態37:前記コーティング流体リザーバは、
前記ブーストアパーチャと流体的に連通するブースト流体チャンバと、
前記流体アパーチャと流体的に連通するコーティング流体チャンバと、を有する、実施形態36に記載のスプレーガン。
【0041】
実施形態38:前記コーティング流体リザーバは、前記コーティング流体チャンバから前記ブースト流体チャンバを流体的に隔離する分離部材を有する、実施形態37に記載のスプレーガン。
【0042】
実施形態39:互換性銃身内へ組み付けるためのポーチであって、
コーティング流体チャンバを取り囲む分離部材と、
前記コーティング流体チャンバと流体的に連通する流体アパーチャと、
前記流体アパーチャに近接するカップリング突出部であって、前記銃身内の1以上の協働銃身合わせ面に対して封止するように構成される1以上の突出部合わせ面を有する、カップリング突出部と、を備える、ポーチ。
【0043】
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下の詳細な説明より明らかになるであろう。しかしながら、上記の概要は、いかなる場合においても特許請求される主題に対する限定として解釈されるべきではなく、手続において補正され得る添付の特許請求の範囲によってのみ定義されるものである。