(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
実施の形態のエンタテインメントシステムでは、ユーザがモバイル端末にて番組の録画予約を行うと、その番組を示すURLを付加したコメントをミニブログサイトへ投稿する。ミニブログサイトをモバイル端末で閲覧するユーザが、コメント内の上記URLを選択すると、モバイル端末は上記URLにより識別される番組を録画予約するための画面を表示させる。これにより、ミニブログの閲覧者は、コメントの閲覧中に興味を持った番組があれば、その番組の録画予約を簡単な操作で行うことができる。
【0014】
図1は、実施の形態のエンタテインメントシステム100の構成を示す。エンタテインメントシステム100は、ユーザAが所有するモバイル端末10と録画装置12、ユーザBが所有するモバイル端末14と録画装置16を備え、さらに、ミニブログサーバ18と録画支援サーバ20を備える。これらの装置は、LAN・WAN・インターネット等を含む有線または無線の通信網22を介して接続される。モバイル端末10と録画装置12、またモバイル端末14と録画装置16は、各ユーザ宅のホームネットワーク(家庭内LAN)を介して接続されてもよい。
【0015】
モバイル端末10とモバイル端末14は、スマートフォン、タブレット端末、携帯型ゲーム機であってもよい。録画装置12と録画装置16は、不図示のアンテナと接続され、またチューナやハードディスクを内蔵した映像録画再生機である。録画装置12と録画装置16は、ユーザのモバイル端末と通信し、モバイル端末に対するユーザの録画予約操作で指定された番組の録画処理を、その操作で指定された日時に実行する。
【0016】
ミニブログサーバ18は、インターネットを介してミニブログサイトを公開する情報処理装置(ウェブサーバ等)である。例えばミニブログサーバ18は、ミニブログサイトに登録されたコメントを含むウェブページを各ユーザの端末へ提供する。また、各ユーザの端末から投稿されたコメントをミニブログサイトへ登録する。コメントは、ツイートとも呼ばれる比較的短い(例えば140字以内の)文字列であってもよい。
【0017】
録画支援サーバ20は、番組の録画予約を支援し、言い換えれば、モバイル端末におけるユーザの録画予約操作を支援する情報処理装置(ウェブサーバ等)である。録画支援サーバ20は、ユーザのモバイル端末から特殊URL(後述)を指定したHTTPリクエストを受け付けると、そのモバイル端末へ録画予約支援スクリプト(後述)を提供する。
【0018】
図2は、
図1のモバイル端末10の構成を示すブロック図である。本明細書の各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や電子回路、機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0019】
モバイル端末10は、制御部30、記憶部32、通信部34、LCD35を備える。モバイル端末14の構成もモバイル端末10と同じであるが、通信相手の録画装置が録画装置16である点で異なる。制御部30は、各種のデータ処理を実行し、モバイル端末10の動作を制御する。記憶部32は、制御部30により参照または更新されるデータを記憶する記憶領域である。
【0020】
通信部34は、様々な通信プロトコルにしたがって、通信網22を介して外部装置と通信する。制御部30は、通信部34を介して外部装置とデータを送受する。LCD35は、モバイル端末10のユーザインタフェースとなる液晶ディスプレイであり、タッチパネルの機能も備える。モバイル端末10は、LCD35に代えて、有機ELディスプレイ等、他の種類の表示装置を備えてもよいことはもちろんである。
【0021】
記憶部32は、番組表保持部36と録画情報保持部38を含む。番組表保持部36は、番組表のデータを記憶する。録画情報保持部38は、録画情報として、録画装置12に対して番組の録画を予約した履歴と、録画装置12により録画された番組に関する情報とを記憶する。なお、番組表データおよび録画情報をモバイル端末10のローカルに記憶する構成に代えて、録画装置12が保持する番組表データおよび録画情報をモバイル端末10が参照する構成としてもよい。
【0022】
制御部30は、テレビ視聴処理部40とウェブブラウザ部42を含む。テレビ視聴処理部40は、モバイル端末10にインストールされたテレビ視聴アプリケーション(以下「テレビ視聴App」とも呼ぶ。)により実現される。例えば、テレビ視聴Appは、SDメモリカード等の所定の記録媒体に格納されて流通され、またはアプリサイトのサーバ等からダウンロードされてモバイル端末10にインストールされる。そして、モバイル端末10のストレージに格納されたテレビ視聴Appのプログラムをモバイル端末10のCPUやGPUが実行することにより、モバイル端末10はテレビ視聴処理部40の機能を発揮する。同様にウェブブラウザ部42は、モバイル端末10にインストールされたウェブブラウザプログラムにより実現される。
【0023】
テレビ視聴処理部40は、番組情報表示部44、録画予約部46、録画情報表示部48、コメント生成部50、コメント投稿部52を含む。
【0024】
番組情報表示部44は、ユーザの操作に応じて、放送番組に関する様々な情報をLCD35に表示させる。例えば番組情報表示部44は、番組表のデータを番組表保持部36から取得し、LCD35に番組表を表示させる。
図3は番組表の表示例を示す。ユーザが、番組表70上でカーソル72を移動させ、特定の番組をフォーカスした状態で録画予約用の所定操作を入力すると、番組情報表示部44は、録画予約ウィンドウ74を表示させる。ユーザは、録画予約ウィンドウ74で、コメントを投稿するか否かを選択できる。
【0025】
番組情報表示部44は、テレビ視聴AppがカスタムURLまたはIntentにより起動され、番組情報表示を指示する情報と番組IDが入力された場合に、番組表をLCD35に表示させる。それとともに番組情報表示部44は、番組表保持部36に保持されたデータと番組IDに基づいて、番組IDが示す特定の番組を識別する。そして
図3のように、識別した番組を番組表上で選択状態とし、録画予約ウィンドウ74を表示させる。
【0026】
図2に戻り、録画予約部46は、
図3に示した録画予約ウィンドウ74で予約ボタンに対するタップ操作が入力されると、録画予約に関する処理を実行する。例えば、録画予約部46は、録画情報保持部38に保持された録画予約履歴に対して録画予約対象の番組情報を追加する。また、録画予約のコマンド及び録画予約対象の番組情報を録画装置12へ送信し、録画装置12に録画予約を登録する。
【0027】
録画情報表示部48は、録画済の番組、および、録画予定(録画予約済)の番組の情報を録画情報保持部38から取得し、それらの情報を並べた録画リストをLCD35に表示させる。
図4は録画リストの表示例を示す。ユーザが録画リスト76上でカーソル78を移動させ、特定の番組をフォーカスした状態でメニュー表示を選択すると(言い換えればメニュー表示用の所定操作を入力すると)、録画情報表示部48は、メニューリスト80を表示させる。ユーザは、メニューリスト80上でコメント投稿を選択できる。
【0028】
図2に戻り、コメント生成部50は、ユーザの操作に応じて、ミニブログサイトへ投稿するコメントデータを自律的に生成する。コメント生成部50は、テレビ視聴支援Appの画面または当該Appに対するユーザの操作に対して予め定められたコメントフォーマットを保持する。
図5(a)は、録画予約操作に対するコメントフォーマットを示す。コメント生成部50は、コメントフォーマットにおける中括弧の部分を、録画予約対象の番組情報にしたがって、録画予約時に動的に設定する。
図5(b)は、録画予約時に生成されるコメント例を示す。コメント生成部50は、コメントデータの中に、特殊URL82を設定する。
【0029】
特殊URLは、録画予約対象の番組を示すURLである。特殊URLは、ミニブログサイトのウェブページを表示したウェブブラウザの画面で選択された場合に当該番組の録画予約画面を表示させる役割も担う。特殊URLのホスト名には録画支援サーバ20のホスト名(固定値、例えば「aaa.ne.jp」)が設定される。また特殊URLのパス名には録画支援サーバ20が提供する録画予約支援スクリプトの識別名称(固定値、例えば「bbbb」)が設定される。typeパラメータには、idパラメータで識別される情報の種類、実施の形態では「番組情報」を示す値(固定値、例えば「xxx」)が設定される。
【0030】
idパラメータには、録画予約対象の番組の識別情報であり、様々な放送局が様々な日時に放送する複数の番組の中から録画予約対象の番組をユニークに特定可能な番組IDが設定される。番組IDは、放送局、放送日時、番組名、放送時間等を特定可能な情報である。
図5(b)の例では「123456789」である。番組IDは、番組表のデータに予め記録され、番組表保持部36に格納されてもよい。またコメント生成部50が、番組表のデータに含まれる録画予約対象の番組情報に基づき、所定の規則にしたがって動的に番組IDを生成してもよい。
【0031】
図6(a)は、
図4の録画リスト画面に対するコメントフォーマットを示す。
図6(b)は、録画リスト画面におけるコメント投稿操作時に生成されるコメント例を示す。コメント生成部50は、録画リスト画面で選択された番組が録画予約状態であれば、録画予約時と同様に、コメントデータに特殊URLを含める。言い換えれば、コメント対象の番組が現時点で未放送(未録画)であれば、コメントデータに特殊URLを含める。
【0032】
その一方、コメント生成部50は、録画リスト画面で選択された番組が、録画済状態、すなわち現時点で放送済(録画済)であれば、コメントデータに特殊URLを付加することを抑制する。言い換えれば、特殊URLを含まないコメントデータを生成する。コメント生成部50は、選択番組の放送日時と、現在日時またはコメント投稿操作入力日時とを比較して、選択番組が放送済か否かを識別してもよい。
【0033】
図2に戻り、コメント投稿部52は、コメント生成部50により生成されたコメントデータをミニブログサーバ18へ送信することにより、特殊URLを含むコメントをユーザAのコメントとしてミニブログサイトに投稿する。例えば、コメント投稿部52は、ミニブログサーバ18が公開するコメント投稿用のWebAPIにしたがって、コメントデータを含むHTTPリクエストをミニブログサーバ18へ送信してもよい。
【0034】
ウェブブラウザ部42は、環境判別部54、アプリ起動部56、アプリ導入支援部58を含む。これらの機能は、録画支援サーバ20からモバイル端末10に提供されるJavaScript(登録商標)プログラムである録画予約支援スクリプト60に実装される。そして、ウェブブラウザ部42のスクリプトエンジンが録画予約支援スクリプト60を実行することで実現される。
【0035】
環境判別部54は、モバイル端末10のシステム環境を判別する。具体的には、環境判別部54は、モバイル端末10の所定の記憶領域を参照して、テレビ視聴Appがインストールされているか否かを判定するとともに、OSの種類を判定する。
【0036】
アプリ起動部56は、カスタムURLやIntent等、公知の方法によりテレビ視聴Appを起動し、もしくはレジュームする。その際に、アプリ起動部56は、番組情報表示を指示する情報と、特殊URLに設定された番組IDとをテレビ視聴Appに渡す。
【0037】
アプリ導入支援部58は、テレビ視聴Appがモバイル端末10にインストールされていない場合に、当該アプリケーションのインストールをユーザに促すための画面をLCD35に表示させる。具体的には、環境判別部54による判別結果に応じて、外部のウェブサイトへアクセスし、テレビ視聴Appに関するウェブページを表示させる。
【0038】
以上の構成によるエンタテインメントシステム100の動作を以下説明する。
図7は、エンタテインメントシステム100の動作を示すフローチャートである。特にコメント投稿時の動作を示している。ここでは、ユーザAがモバイル端末10でテレビ視聴Appを起動し、番組情報表示部44が番組表画面を表示させ、または録画情報表示部48が録画リスト画面を表示させた状態であることとする。ユーザAが番組表画面または録画リスト画面で特定の番組を選択し、コメント投稿を指示する操作を入力すると(S10のY)、コメント生成部50は、ミニブログサイトへ投稿するコメントを生成する(S12)。
図3で示したように、番組表画面における録画予約操作である場合、録画予約部46は、録画予約対象番組の情報を録画装置12へ送信し、録画予約を登録する。
【0039】
コメント生成部50は、画面上での選択番組の放送日時が将来日時であれば、すなわち選択番組が現時点で放送済でなければ(S14のN)、その選択番組のIDを含む特殊URLをコメントに付加する(S16)。選択番組が放送済または録画された番組であれば(S14のY)、S16をスキップする。コメント投稿部52は、コメント生成部50が生成したコメントをミニブログサーバ18へ送信し、ミニブログサイトへ登録する(S18)。ミニブログサーバ18は、モバイル端末10から受信したコメントをユーザAのコメントとしてミニブログサイトで公開する(S20)。コメント投稿操作が未入力であれば(S10のN)、以降の処理をスキップして本図のフローを終了する。
【0040】
図8(a)(b)は、エンタテインメントシステム100の動作を示すフローチャートである。特にコメント閲覧時の動作を示している。ユーザBは、モバイル端末14でウェブブラウザを起動し、ウェブブラウザ部42は、ミニブログサイトのウェブページを表示させる(S30)。ユーザBがユーザAのコメントを閲覧し、そのコメントに付加された特殊URLをタップすると(S32のY)、ウェブブラウザ部42は、録画支援サーバ20へ特殊URLを含むHTTPリクエストを送信する(S34)。録画支援サーバ20は、特殊URLのパス名にしたがって、録画支援スクリプトを含むHTTPレスポンスをモバイル端末14へ返信する(S36)。特殊URLに対するタップ操作が未入力であれば(S32のN)、以降の処理をスキップし、
図8(a)(b)のフローを終了する。
【0041】
モバイル端末14のウェブブラウザ部42は、録画支援スクリプトを実行することにより、環境判別部54、アプリ起動部56、アプリ導入支援部58の機能を発揮する。環境判別部54は、モバイル端末14のシステム環境を判別する(S38)。
図8(b)に移り、モバイル端末14にテレビ視聴Appが未導入で(S40のN)、OS種別も識別できない場合(S42のN)、アプリ導入支援部58は、テレビ視聴Appの公式サイトのウェブページを表示させる(S44)。OS種別が識別できた場合は(S42のY)、識別したOS用のアプリストアのサイトへアクセスし、テレビ視聴Appの紹介ページまたはダウンロードページを表示させる(S46)。
【0042】
モバイル端末14にテレビ視聴Appが導入済の場合(S40のY)、アプリ起動部56は、テレビ視聴Appを起動し、テレビ視聴Appに番組IDを渡す(S48)。テレビ視聴Appの番組情報表示部44は、番組表保持部36を検索して、番組IDに合致する番組が存在するか否かを判定する(S50)。その際に、最新の番組表のデータを録画装置16から取得してもよい。番組IDに合致する番組がなければ(S52のN)、番組情報表示部44は、エラーメッセージを表示させる(S54)。例えば、「番組は放送済か、この地域では放送されていません」等のメッセージを表示させてもよい。合致する番組が存在すれば(S52のY)、番組情報表示部44は、番組IDで特定される番組を選択状態にした番組表画面とともに、録画予約ウィンドウ74を表示させる(S56)。
【0043】
実施の形態のテレビ視聴アプリケーションによると、ミニブログ等のユーザ間でのコミュニケーション手段を活用し、コメント閲覧者が、フレンド等が録画予約した番組に興味を持った場合に、簡単な操作で録画予約できるよう支援できる。例えば、コメントの特殊URLをタップし、録画予約ウィンドウ74の予約ボタンをタップするという少ないステップで録画予約を完了することができる。
【0044】
またテレビ視聴アプリケーションによると、コメント投稿時点で放送済、録画済の番組に関するコメントには特殊URLを付加しない。これにより、コメント閲覧者が特殊URLを選択したにも関わらず、番組が放送済であるためエラー表示となってしまうことを抑制できる。また、ウェブブラウザ上で特殊URLがタップされた場合に、モバイル端末にテレビ視聴アプリケーションが未導入であれば、当該アプリケーションの情報や、ダウンロードサイト等の情報をウェブブラウザ上に表示させる。これにより、ミニブログサイトのコメントを閲覧したユーザに、テレビ視聴アプリケーションの導入を促し、当該アプリケーションの普及を促進することができる。
【0045】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0046】
第1変形例を説明する。モバイル端末10およびモバイル端末14のテレビ視聴処理部40は、アンケート情報保持部とアンケート表示部をさらに含んでもよい。アンケート情報保持部は、回答を募集中のアンケート(以下「現在アンケート」とも呼ぶ。)の情報と、回答の募集が終了したアンケート(以下「過去アンケート」とも呼ぶ。)の情報を保持する。現在アンケートの情報は、例えばアンケートの識別情報と質問内容であり、過去アンケートの情報は、例えばアンケートの識別情報と回答集計結果である。アンケート表示部は、ユーザが選択した現在アンケートまたは過去アンケートの情報を示す画面であるアンケート画面をLCD35に表示させる。
【0047】
アンケート画面でコメント投稿操作が入力されると、コメント生成部50は、アンケートに関するコメントを自律的に生成し、アンケートIDを含む特殊URLをコメントに付加する。特殊URLにおけるパラメータのtypeにはアンケート示す値を設定し、idにはアンケートIDを設定する。アンケートの場合は、番組情報のコメントとは異なり、現在アンケートであっても過去アンケートであっても、すなわちアンケートの実施日時等に関わらず特殊URLを付加する。コメント投稿部52は、アンケートに関するコメントをミニブログサーバ18へ投稿する。
【0048】
以降は実施の形態と同様に、特殊URLにてアクセスを受け付けた録画支援サーバ20は、アンケート閲覧スクリプトを提供する。モバイル端末10およびモバイル端末14のウェブブラウザ部42は、アンケート閲覧スクリプトを実行することで、環境判別部54、アプリ起動部56、アプリ導入支援部58の機能を発揮する。アプリ起動部56が、テレビ視聴アプリケーションを起動すると、アンケート表示部は、特殊URLのアンケートIDで特定される現在アンケートまたは過去アンケートの情報を表示させる。
【0049】
このように実施の形態の技術は、番組情報に限らず、アンケート等、他の情報を、ミニブログを介してユーザ間で共有させ、またその情報の閲覧を支援するために適用できる。また実施の形態の技術は、ミニブログの投稿・閲覧に限らず、他のSNSや、掲示板、ブログ(ウェブログ)の情報を投稿し、閲覧する場合にも適用できる。さらにまた、テレビ視聴アプリケーションの導入装置は、携帯情報端末に限らず、据置型のPCやゲーム機等であってもよい。
【0050】
第2変形例を説明する。
図3で示したテレビ視聴Appの録画予約ウィンドウ74では、1つ以上の録画オプションが選択可能であってもよい。録画オプションは、録画処理の態様とも言え、録画処理に関する属性情報とも言える。例えば録画オプションは、繰り返し録画の有無、例えば1回録画(1回きりの録画)か、繰り返し録画(同じタイトルの番組を毎日や毎週繰り返して録画する)かの指定を含んでもよい。また、圧縮率の指定、例えば圧縮なし、2倍、3倍等の指定を含んでもよい。録画予約部46は、録画予約ウィンドウ74で指定された録画オプションをさらに録画装置へ通知し、ユーザが所望する態様での番組録画を実行させる。
【0051】
本変形例のモバイル端末10のコメント生成部50は、録画オプションの設定内容を含む特殊URLを生成する。具体的には、実施の形態の特殊URLに対して録画オプション用のパラメータを付加してもよい。例えば、繰り返し録画の有無を示す繰り返し録画パラメータと、指定された圧縮率を示す圧縮率パラメータを付加してもよい。他の録画オプションがあれば別のパラメータをさらに付加してもよい。
【0052】
モバイル端末14のアプリ起動部56は、特殊URLの選択に伴いテレビ視聴Appを起動する際に、特殊URLに設定された番組IDに加えて、録画オプションのパラメータ値をテレビ視聴Appに渡す。モバイル端末14の番組情報表示部44は、アプリ起動部56から渡された録画オプションのパラメータ値にしたがって、録画オプションの内容を自動設定した録画予約ウィンドウ74を表示させる。この態様によると、
図1のユーザAによる録画オプションの設定内容を、ユーザBの環境にも自動で引き継ぐことができ、好適な録画オプションの設定を支援できる。例えば、テレビドラマ等、繰り返し放送される番組について、ユーザAが繰り返し録画を設定した場合、ユーザB側でも自動で繰り返し録画が選択された状態にすることができる。
【0053】
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
【0054】
なお実施の形態のモバイル端末10およびモバイル端末14に関する技術思想は、次のように表現することもできる。すなわち、ユーザが番組の録画を予約した場合に、当該番組を示すURLを付加したコメントを所定のウェブサイトへ投稿するコメント投稿部と、上記ウェブサイトのウェブページを表示した画面で、ユーザがコメントに付加されたURLを選択した場合に、そのURLにより識別される番組の録画を予約するための画面を表示させる番組情報表示部とを備える情報処理装置。