(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
関連技術において、ショートメッセージによりダイナミックな権利付与用パスワードを取得する操作が比較的複雑であり、且つダイナミックパスワードが漏洩するおそれがある問題を解決するために、本発明の実施例は、操作権限付与方法
、操作権限付与装置
、プログラム及び記録媒体を提供し、その技術案は、次の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る実施例の第1の態様によれば、モバイル端末に用いられる操作権限付与方法を提供し、前記方法は、
ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得するステップと、
動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するステップと、
動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与するステップと、を含む。
【0007】
一実施例において、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与するステップは、
予定操作が本装置で独立に実行される必要のある操作である場合、予定操作を実行する権限を付与するステップ、
及び/または、
予定操作がサーバーとインタラクティブに実行される必要のある操作である場合、ウェアラブルデバイスで権限付与パスワードを取得し、権利付与パスワードに基づいて、サーバーとインタラクティブに予定操作を実行するステップ、を含む。
【0008】
一実施例において、ウェアラブルデバイスで権限付与パスワードを取得するステップは、
サーバーから暗号化された権限付与パスワードを取得し、暗号化された権限付与パスワードをウェアラブルデバイスに送信し、ウェアラブルデバイスにより復号化された権限付与パスワードを取得するステップ、
或いは、
ウェアラブルデバイスにより独立に生成された権限付与パスワードを取得するステップ、を含む。
【0009】
一実施例において、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得するステップは、
予め設定された検証用物理動作が存在する場合、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを、直接に取得するステップ、
或いは、
予め設定された検証用物理動作が存在しない場合、検証用物理動作をランダムに生成し、検証用物理動作をユーザに表示し、検証用物理動作を表示した後、ェアラブルデバイスで採集された動作データを取得するステップ、を含む。
【0010】
選択的に、当該方法は、
さらに、少なくとも1つの検証用物理動作、及び各検証用物理動作に対応する予定操作を予め記憶するステップを含み、
各検証用物理動作に対応する予定操作が同一または異なる。
【0011】
選択的に、当該方法は、
さらに、バインディングしたウェアラブルデバイスに既に接続されたか否かを検出するステップと、
バインディングのウェアラブルデバイスに既に接続された場合、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得するステップを実行するステップとを、含む。
【0012】
選択的に、当該方法は、
さらに、ウェアラブルデバイスとの間のバインディング関係を予め確立するステップを、含む。
【0013】
一実施例において、ウェアラブルデバイスとの間のバインディング関係を予め確立するステップは、
ウェアラブルデバイスの別の動作データを取得し、別の動作データがバインディング物理動作に対応する動作データにマッチングするか否かを検出し、別の動作データがバインディング物理動作に対応する動作データにマッチングした場合、ウェアラブルデバイスとのバインディング関係を確立するステップ、
或いは、
ウェアラブルデバイスのQRコードをスキャンしてウェアラブルデバイスのIDを取得し、ウェアラブルデバイスのID及び当該端末のデバイスIDをサーバーに送信し、サーバーが、ウェアラブルデバイスの
ID及び当該端末のデバイスIDに基づいて、ウェアラブルデバイスと当該端末との間のバインディング関係を確立するステップ、
或いは、
サーバーにウェアラブルデバイスのID及びユーザアカウントを送信し、サーバーが、ウェアラブルデバイスのIDに基づいて、ウェアラブルデバイスとユーザアカウントとをバインディングするとともに、ウェアラブルデバイスとユーザアカウントを使用したモバイル端末との間のバインディング関係を確立するステップを含む。
【0014】
本発明に係る実施例の第2の態様によれば、ウェアラブルデバイスに用いられる操作権限付与方法を提供し、前記方法は、
動作データを採集するステップと、
動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するためのモバイル端末に動作データを提供し、動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与するステップと、を含む。
【0015】
選択的に、当該方法は、
さらに、動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、モバイル端末に権限付与パスワードを提供し、モバイル端末が権限付与パスワードに基づいて、予定操作をサーバーとインタラクティブに実行するステップを、含む。
【0016】
一実施例において、動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、モバイル端末に権限付与パスワードを提供するステップは、
モバイル端末によりサーバーから取得された暗号化された権限付与パスワードを受信し、暗号化された権限付与パスワードに対して復号化し、復号化された権限付与パスワードを取得し、復号化された権限付与パスワードをモバイル端末に送信するステップ、
或いは、
権限付与パスワードを生成するとともに、権限付与パスワードをモバイル端末に送信するステップ、を含む。
【0017】
選択的に、当該方法は、
さらに、モバイル端末との間のバインディング関係を予め確立するステップを、含む。
【0018】
一実施例において、モバイル端末との間のバインディング関係を予め確立するステップは、
別の動作データを採集するステップと、
モバイル端末に別の動作データを送信し、モバイル端末は、別の動作データがバインディング物理動作に対応する動作データにマッチングするか否かを検出し、別の動作データがバインディング物理動作に対応する動作データにマッチングした場合、ウェアラブルデバイスとのバインディング関係を確立するステップと、を含む。
【0019】
本発明に係る実施例の第3の態様によれば、モバイル端末に用いられる操作権限付与装置を提供し、前記装置は、
ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得するためのデータ取得モジュールと、
動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するためのマッチング検出モジュールと、
動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与するための操作実行モジュールと、を備える。
【0020】
一実施例において、操作実行モジュールは、
予定操作が本装置で独立に実行される必要のある操作である場合、予定操作を実行する権限を付与するための第1の実行サブモジュールと、
予定操作がサーバーとインタラクティブに実行される必要のある操作である場合、ウェアラブルデバイスで権限付与パスワードを取得し、権限付与パスワードに基づいて、サーバーとインタラクティブに予定操作を実行するための第2の実行サブモジュールと、を備える。
【0021】
一実施例において、第2の実行サブモジュールは、
サーバーから暗号化された権限付与パスワードを取得し、暗号化された権限付与パスワードをウェアラブルデバイスに送信し、ウェアラブルデバイスにより復号化された権限付与パスワードを取得するための第1のパスワードサブモジュール、
或いは、
ウェアラブルデバイスにより生成された権限付与パスワードを取得するための第2のパスワードサブモジュールを備える。
【0022】
一実施例において、データ取得モジュールは、
予め設定された検証用物理動作が存在する場合、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを、直接に取得するための第1の取得サブモジュールを備え、
或いは、
設定された検証用物理動作が存在しない場合、検証用物理動作をランダムに生成し、検証用物理動作をユーザに表示し、検証用物理動作を表示した後、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得するための第2の取得サブモジュールを備える。
【0023】
選択的に、当該装置は、
さらに、少なくとも1つの検証用物理動作、及び各の検証用物理動作に対応する予定操作を予め記憶するための事憶モジュールを備え、
各検証用物理動作に対応する予定操作が同一または異なる。
【0024】
選択的に、当該装置は、
さらに、バインディングしたウェアラブルデバイスに既に接続されたか否かを検出するためのバインディング検出モジュールを備え、
バインディングのウェアラブルデバイスに既に接続された場合、データ取得モジュールは、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得する。
【0025】
選択的に、当該装置は、
さらに、ウェアラブルデバイスとの間のバインディング関係を予め確立するための第1のバインディングモジュールを備える。
【0026】
一実施例において、第1のバインディングモジュールは、
ウェアラブルデバイスの別の動作データを取得し、別の動作データがバインディング物理動作に対応する動作データにマッチングするか否かを検出し、別の動作データがバインディング物理動作に対応する動作データにマッチングした場合、ウェアラブルデバイスとのバインディング関係を確立するための第1のバインディングサブモジュール、
或いは、
ウェアラブルデバイスのQRコードをスキャンしてウェアラブルデバイスのIDを取得し、ウェアラブルデバイスのID及び当該端末のデバイスIDをサーバーに送信し、サーバーが、ウェアラブルデバイスの
ID及び当該端末のデバイスIDに基づいて、ウェアラブルデバイスと当該端末との間のバインディング関係を確立するための第2のバインディングサブモジュール、
或いは、
サーバーにウェアラブルデバイスのID及びユーザアカウントを送信し、サーバーが、ウェアラブルデバイスのIDに基づいて、ウェアラブルデバイスとユーザアカウントとをバインディングするとともに、ウェアラブルデバイスと、ユーザアカウントを使用したモバイル端末との間のバインディング関係を確立するための第3のバインディングサブモジュール、を備える。
【0027】
本発明に係る実施例の第4の態様によれば、ウェアラブルデバイスに用いられる操作権限付与装置を提供し、前記装置は、
動作データを採集するためのデータ採集モジュールと、
動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するためのモバイル端末に動作データを提供し、、動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与するためのデータ提供モジュールと、を備える。
【0028】
選択的に、当該装置は、
さらに、動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、モバイル端末に権限付与パスワードを提供し、モバイル端末が権限付与パスワードに基づいて、予定操作をサーバーとインタラクティブに実行するためのパスワード提供モジュールを含む。
【0029】
一実施例において、パスワード提供モジュールは、
モバイル端末によりサーバーから取得された暗号化された権限付与パスワードを受信し、暗号化された権限付与パスワードに対して復号化し、復号化された権限付与パスワードを取得し、復号化された権限付与パスワードをモバイル端末に送信するための第3のパスワードサブモジュール、
或いは、
権限付与パスワードを生成するとともに、権限付与パスワードをモバイル端末に送信するための第4のパスワードサブモジュールを備える。
【0030】
選択的に、当該装置は、
さらに、モバイル端末との間のバインディング関係を予め確立するための第2のバインディングモジュールを備える。
【0031】
一実施例において、第2のバインディングモジュールは、
別の動作データを採集するためのデータ採集サブモジュールと、
モバイル端末に別の動作データを送信し、モバイル端末は、別の動作データがバインディング物理動作に対応する動作データにマッチングするか否かを検出し、別の動作データがバインディング物理動作に対応する動作データにマッチングした場合、ウェアラブルデバイスとのバインディング関係を確立するためのデータ送信サブモジュールと、を備える。
【0032】
本発明に係る実施例の第5の態様によれば、操作権限付与装置を提供し、前記装置は、
プロセッサと、
プロセッサの実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を備え、
プロセッサは、
ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得し、
動作データが検証用物理動作に対応する動作データとをマッチングするか否かを検出し、
動作データが検証用物理動作に対応する動作データにマッチングした場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。
【0033】
本発明に係る実施例の第6の態様によれば、操作権限付与装置を提供し、前記装置は、
動作データを採集するためのセンサと、
動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するためのモバイル端末に動作データを提供し、動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与するための送信器と、を備える。
【0034】
本発明に係る実施例の第7の態様によれば、プロセッサに実行されることにより、前記操作権限付与方法を実現するプログラムを提供する。
【0035】
本発明に係る実施例の第8の態様によれば、前記プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0036】
本発明に係る実施例に提供された技術案において、以下の有益な効果を果たすことができる。
【0037】
ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得することにより、当該動作データが検証用物理動作に対応する動作データにマッチングするか否かを検出し、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。これにより、ショートメッセージによりダイナミックな権利付与用パスワードを取得する操作が比較的複雑であり、且つダイナミックパスワードが漏洩するおそれがある問題を解決し、権限付与の認証プロセスを簡略化し、ウェアラブルデバイスで予定操作による権限付与の実行を完成することができ、ユーザの財産及びユーザのプライバシーを有力に保護し、ユーザがモバイル・インターネットを使用するセキュリティーを向上させる。
【0038】
以上の一般的な記述及び以下の詳細な記述は、例示のものに過ぎず、本開示を限定するものではないと理解すべきである。
【発明を実施するための形態】
【0041】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、また、説明中の例を図面に示している。以下の記述において、図面を説明する際に、特に、説明しない場合、異なる図面中の同一の符号は、同一、或は、同様な要素を意味する。以下の例示的な実施例において記述する実施方法は、本発明に合致するすべての実施方法を代表しない。逆に、それらは、添付の特許要請の範囲において詳細に記述された、本発明のいくつかの態様と合致する装置、及び方法の例に過ぎない。
【0042】
図1に示すように、本発明の各実施例に係る操作権限付与方法の実施環境の構成を模式的に示す。当該実施環境は、ウェアラブルデバイス120、モバイル端末140及びサーバー160を備える。
【0043】
その中、ウェアラブルデバイス120は、無線接続でモバイル端末140と接続することができる。無線接続は、ブルートゥース(Bluetooth)接続及びWiFi(wirelessfidelity)接続であってもよい。
【0044】
ウェアラブルデバイス120は、動作データを採集するとともに、動作データをモバイル端末140に送信することができる電子機器である。実際の実現において、当該ウェアラブルデバイス120は、スマート腕輪、スマートウォッチ、スマートブレスレット、スマートネックレス、スマートリングまたはスマート眼鏡であってもよい。ウェアラブルデバイス120において、動作データを採集するために用いられるセンサを設定し、当該センサは、重力加速度センサ、ジャイロセンサ等であってもよい。
【0045】
モバイル端末140は、無線接続でサーバー160と接続することができる。モバイル端末140は、例えば、スマートフォン、タブレットPC、電子書籍リーダーまたはノートパソコンのような電子機器であってもよい。
【0046】
サーバー160は、1つのサーバー、複数のサーバーからなるサーバー群、または1つのクラウドコンピューティング・サービスセンターであってもよい。
【0047】
説明すべきことは、本発明の各実施例に係る動作データが、ウェアラブルデバイスで採集された物理動作に対応するデータであり、物理動作は、ウェアラブルデバイスを1回叩き、ウェアラブルデバイスを2回叩き、ウェアラブルデバイスを1回振り、ウェアラブルデバイスを2回振り、ウェアラブルデバイスを持って1つの三角形を描き、ウェアラブルデバイスで1つの矩形を描き、ウェアラブルデバイスで1つの多角形を描くことなどであってもよい。
【0048】
予定操作は、端末に対して実行される、ユーザのネットワーク財産及び/またはユーザのプライバシー情報に関する操作である。予定操作は、本装置に対して独立に実行される必要のある予定操作、及びサーバーとインタラクティブに実行される必要のある予定操作という2つの種類に分けられる。
【0049】
本装置に対して独立に実行される必要のある予定操作は、モバイル端末上のプライバシーショートメッセージを確認する操作、モバイル端末上の通話明細を確認する操作、モバイル端末の地理位置を確認する操作、モバイル端末の暗号化されたアプリケーションを開く操作、モバイル端末におけるシステムの設定を変更する操作などを含む。
【0050】
サーバーとインタラクティブに実行される必要のある予定操作は、サーバーとインタラクティブに実行される支払い操作、サーバーとインタラクティブに実行される振替操作、サーバーとインタラクティブに実行される検証操作、サーバーとインタラクティブに実行される登録操作、サーバーとインタラクティブに実行されるクラウド情報を確認する操作などを含む。
【0051】
図2は、例示的な実施例に係る操作権限付与方法を示すフローチャートであり、当該実施例では、当該操作権限付与方法を
図1に示した実施環境におけるモバイル端末140側に適用した例を挙げて説明し、
図2に示すように、当該操作権限付与方法は、以下のステップを含む。
【0052】
ステップ202において、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得する。
【0053】
ステップ204において、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出する。
【0054】
ステップ206において、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。
【0055】
上記をまとめて、当該実施例に係る操作権限付与方法は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得することにより、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出し、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。これにより、ショートメッセージによりダイナミックな権利付与用パスワードを取得する操作が比較的複雑であり、且つダイナミックパスワードが漏洩するおそれがある問題を解決し、権限付与の認証プロセスを簡略化し、ウェアラブルデバイスで予定操作による権限付与の実行を完成することができ、ユーザの財産及びユーザのプライバシーを有力に保護し、ユーザがモバイル・インターネットを使用するセキュリティーを向上させる。
【0056】
図3は、別の例示的な実施例に係る操作権限付与方法を示すフローチャートであり、当該実施例では、当該操作権限付与方法を
図1に示した実施環境におけるウェアラブルデバイス120側に適用した例を挙げて説明し、
図3に示すように、当該操作権限付与方法は、以下のステップを含む。
【0057】
ステップ302において、動作データを採集する。
【0058】
ステップ304において、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するためのモバイル端末に動作データを提供し、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。
【0059】
上記をまとめて、当該実施例に係る操作権限付与方法は、動作データを採集することにより、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するためのモバイル端末に動作データを提供し、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。これにより、ショートメッセージによりダイナミックな権利付与用パスワードを取得する操作が比較的複雑であり、且つダイナミックパスワードが漏洩するおそれがある問題を解決し、権限付与の認証プロセスを簡略化し、ウェアラブルデバイスで予定操作による権限付与の実行を完成することができ、ユーザの財産及びユーザのプライバシーを有力に保護し、ユーザがモバイル・インターネットを使用するセキュリティーを向上させる。
【0060】
図4Aは、他の例示的な実施例に係る操作権限付与方法を示すフローチャートであり、当該実施例では、当該操作権限付与方法を
図1に示した実施環境におけるウェアラブルデバイス120及びモバイル端末140に適用し、且つ予定操作が本装置のプライバシー写真を確認するための操作を例に挙げて説明し、
図4Aに示すように、当該操作権限付与方法は、以下のステップを含む。
【0061】
ステップ401において、モバイル端末が少なくとも1つの検証用物理動作、及び各検証用物理動作に対応する予定操作を予め記憶し、各検証用物理動作に対応する予定操作が同一または異なる。
【0062】
例えば、ウェアラブルデバイスを1回振ることが1つの検証用物理動作であると記憶し、当該検証用物理動作がモバイル端末におけるプライバシーショートメッセージを確認する操作に対応付けられ、ウェアラブルデバイスを2回振ることが別の1つの検証用物理動作であると記憶し、当該検証用物理動作がモバイル端末における通話明細を確認する操作に対応付けられ、また、ウェアラブルデバイスを3回振ることが1つの検証用物理動作であると記憶し、当該検証用物理動作がモバイル端末におけるプライバシーショートメッセージを確認する操作に対応付けられるとともに、モバイル端末における通話明細を確認する操作にも対応付けられる。
【0063】
ステップ402において、モバイル端末がバインディングしたウェアラブルデバイスに既に接続されたか否かを検出する。
【0064】
モバイル端末は、ウェアラブルデバイスとの間にバインディング関係を予め確立してもよい。一般的に、モバイル端末は、バインディングしたウェアラブルデバイスとのみを接続し、バインディングしていないウェアラブルデバイスと接続しない。
【0065】
モバイル端末は、現在、バインディングしたウェアラブルデバイスに既に接続されたか否かを検出することができる。
【0066】
当該実施例において、予定操作が本装置のプライバシー写真を確認するための操作を例に挙げて説明し、ユーザがモバイル端末におけるプライバシー写真を確認する操作をトリガーする時に、モバイル端末が現在バインディングしたウェアラブルデバイスに既に接続されたか否かを検出する。
【0067】
ステップ403において、バインディングしたウェアラブルデバイスに既に接続された場合、モバイル端末は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得する。
【0068】
第1の実現可能な形態として、当該ステップ403は、以下のサブステップを含むが、これに限らない。
【0069】
一、予め設定された検証用物理動作が存在する場合、モバイル端末は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを、直接に取得する。
【0070】
ユーザがモバイル端末において当該予定操作に対応する検証用物理動作を予め設定した(当該実施例において、検証用物理動作は、ユーザがウェアラブルデバイスを3回叩くことを例とする)時に、モバイル端末の画面40において、ユーザに当該検証用物理動作を入力させるように、
図4Bに示したダイアログボックス41を表示する。ユーザは、直接にウェアラブルデバイスを3回叩く。ウェアラブルデバイスは、採集したウェアラブルデバイスを3回叩く操作の動作データを、モバイル端末に送信する。モバイル端末は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得する。ここで、「直接に取得する」とは、モバイル端末が、ユーザに実行する必要な検証用物理動作の動作内容についてプロンプトメッセージを出力しなくてもよい。
【0071】
説明すべきことは、異なる予定操作が異なる検証用物理動作に対応付けられてもよく、各予定操作に対応付けられた検証用物理動作は、モバイル端末によるデフォルト設定またはユーザによる手動設定で決められてもよい。
【0072】
第2の実現可能な形態として、当該ステップ403は、以下のサブステップを含むが、これらに限らない。
【0073】
一、予め設定した検証用物理動作が存在しない場合、モバイル端末が検証用物理動作をランダムに生成する。
【0074】
ユーザまたはモバイル端末が当該予定操作に対応する検証用物理動作を予め設定していない時に、モバイル端末から1つの検証用物理動作をランダムに生成し、例えば、予め設定した物理動作ライブラリーから1つの物理動作をランダムに選択する。
【0075】
当該実現形態において、ランダムに生成された検証用物理動作がウェアラブルデバイスを1回振る操作を例にして説明する。
【0076】
二、モバイル端末は、ユーザに検証用物理動作を知らせる。
【0077】
図4Cに示すように、モバイル端末の画面40において1つのランダムに生成された検証用物理動作の領域42が表示され、当該領域42において、ランダムに生成された当該検証用物理動作がウェアラブルデバイスを1回振ることであると、ユーザに知らせるとともに、モバイル端末の画面40において、ランダムに生成されたユーザに当該検証用物理動作を入力させるように、1つのダイアログボックス43を表示する。
【0078】
三、検証用物理動作を知らせた後、モバイル端末がウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得する。
【0079】
検証用物理動作を知らせた後、ユーザは、モバイル端末からのランダムに生成された検証用物理動作に従って、ウェアラブルデバイスを1回振る。ウェアラブルデバイスは、採集したウェアラブルデバイスを1回振る操作の動作データを、モバイル端末に送信する。モバイル端末は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得する。
【0080】
説明すべきことは、ある予定操作を実行する必要がある場合、モバイル端末は、予め設定した当該予定操作に対応する検証物理操作が存在するか否かを検出することができ、存在した場合、第1の実現形態を選択して当該ステップを実行し、存在していない場合、第2の実現形態を選択して当該ステップを実行する。
【0081】
説明すべきことは、バインディングしたウェアラブルデバイスに接続されていない場合、モバイル端末とバインディングしたウェアラブルデバイスとの接続を先ず確立する必要があり、その後、上記ステップ403を実行する。
【0082】
ステップ404において、モバイル端末は、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出する。
【0083】
モバイル端末がウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得した後、モバイル端末は、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出する。
【0084】
ステップ405において、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。
【0085】
当該実施例において、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであり、且つ予定操作が本装置で独立に実行される必要のある本装置のプライバシー写真を確認する操作であり、このため、モバイル端末は、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与することができる。すなわち、モバイル端末は、ユーザが本装置のプライバシー写真を確認することを許可する。
【0086】
上記をまとめて、当該実施例に係る操作権限付与方法は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得することにより、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出し、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。これにより、ショートメッセージによりダイナミックな権利付与用パスワードを取得する操作が比較的複雑であり、且つダイナミックパスワードが漏洩するおそれがある問題を解決し、権限付与の認証プロセスを簡略化し、ウェアラブルデバイスで予定操作による権限付与の実行を完成することができ、ユーザの財産及びユーザのプライバシーを有力に保護し、ユーザがモバイル・インターネットを使用するセキュリティーを向上させる。
【0087】
説明すべきことは、ウェアラブルデバイスとモバイル端末とを接続する前に、ウェアラブルデバイスとモバイル端末との間のバインディング関係を予め確立する必要がある。
【0088】
本発明を実現する過程において、ウェアラブルデバイスとモバイル端末との間のバインディング関係を確立する手段は、以下の3つの手段のいずれか1つであってもよい。
【0089】
1つ目の手段において、
図4Dに示すように、モバイル端末は、1つのバインディング物理動作を予めランダムに設定し、モバイル端末の画面40における領域42に当該バインディング物理動作を表示し、ユーザが当該バインディング物理動作に基づいてウェアラブルデバイスを操作し、ウェアラブルデバイスは、ユーザにより生成された動作データを採集するとともに、当該動作データをモバイル端末に送信し、モバイル端末がウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得し、モバイル端末は、当該動作データがバインディング物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出し、当該動作データがバインディング物理動作にマッチングする動作データである場合、モバイル端末がウェアラブルデバイスとのバインディング関係を確立し、モバイル端末の画面40上のプロンプトボックス44において、当該ウェアラブルデバイスがバインディングされたと、ユーザに知らせる。
【0090】
2つ目の手段において、
図4Eに示すように、ウェアラブルデバイスの外殻またはパッケージに1つのQRコードを予め設定されてもよく、当該QRコードは、ウェアラブルデバイスのIDに対応する。モバイル端末は、ウェアラブルデバイスのQRコードをスキャンするとともに、モバイル端末の画面40上の領域42において得られたウェアラブルデバイスのIDを表示することができ、モバイル端末は、ウェアラブルデバイスのID及びモバイル端末自体のデバイスIDをサーバーに送信し、サーバーは、ウェアラブルデバイスのID及びモバイル端末自体のデバイスIDに基づいて、ウェアラブルデバイスとモバイル端末との間のバインディング関係を確立し、最後、モバイル端末の画面40におけるプロンプトボックス44内に、当該ウェアラブルデバイスがバインディングされたと、ユーザに知らせる。
【0091】
3つ目の手段において、
図4Fに示すように、ユーザは、モバイル端末の画面40上の領域42においてウェアラブルデバイスのID及びユーザアカウントを入力し、モバイル端末は、サーバーに当該ウェアラブルデバイスのID及びユーザアカウントを送信し、サーバーは、ウェアラブルデバイスのIDに基づいて、ウェアラブルデバイスとユーザアカウントとをバインディングするとともに、ウェアラブルデバイスと、当該ユーザアカウントを使用したモバイル端末との間のバインディング関係を確立し、最後、モバイル端末の画面40上のプロンプトボックス44内に、当該ウェアラブルデバイスがバインディングされたと、ユーザに知らせる。
【0092】
当該実施例において、1つ目の手段を採用してウェアラブルデバイスとモバイル端末との間のバインディング関係を確立してもよい。
【0093】
図5は、さらに他の例示的な実施例に係る操作権限付与方法を示すフローチャートであり、当該実施例では、当該操作権限付与方法を
図1に示した実施環境におけるウェアラブルデバイス120及びモバイル端末140に適用し、且つ予定操作がサーバーとインタラクティブに実行される支払い操作である例を挙げて説明し、
図5に示すように、当該操作権限付与方法は、以下のステップを含む。
【0094】
ステップ501において、モバイル端末が少なくとも1つの検証用物理動作、及び各検証用物理動作に対応する予定操作を予め記憶し、各検証用物理動作に対応する予定操作が同一または異なる。
【0095】
例えば、ウェアラブルデバイスを1回振ることが1つの検証用物理動作であると記憶し、当該検証用物理動作がモバイル端末におけるプライバシーショートメッセージを確認する操作に対応付けられ、ウェアラブルデバイスを2回振ることが別の1つの検証用物理動作であると記憶し、当該検証用物理動作がモバイル端末における通話明細を確認する操作に対応付けられ、また、ウェアラブルデバイスを3回振ることが1つの検証用物理動作であると記憶し、当該検証用物理動作がモバイル端末におけるプライバシーショートメッセージを確認する操作に対応付けられるとともに、モバイル端末における通話明細を確認する操作にも対応付けられる。
【0096】
ステップ502において、モバイル端末がバインディングしたウェアラブルデバイスに既に接続されたか否かを検出する。
【0097】
モバイル端末は、ウェアラブルデバイスとの間にバインディング関係を予め確立してもよい。一般的に、モバイル端末は、バインディングしたウェアラブルデバイスとのみを接続し、バインディングしていないウェアラブルデバイスと接続しない。
【0098】
モバイル端末は、現在、バインディングしたウェアラブルデバイスに既に接続されたか否かを検出することができる。
【0099】
当該実施例において、予定操作が本装置のプライバシー写真を確認するための操作を例に挙げて説明し、ユーザがモバイル端末におけるプライバシー写真を確認する操作をトリガーする時に、モバイル端末が現在バインディングしたウェアラブルデバイスに既に接続されたか否かを検出する。
【0100】
ステップ503において、バインディングしたウェアラブルデバイスに既に接続された場合、モバイル端末は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得する。
第1の実現可能な形態として、当該ステップ503は、以下のサブステップを含むが、これに限らない。
【0101】
一、予め設定された検証用物理動作が存在する場合、モバイル端末は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを、直接に取得する。
【0102】
ユーザがモバイル端末において当該予定操作に対応する検証用物理動作を予め設定した(当該実施例において、検証用物理動作は、ユーザがウェアラブルデバイスを3回叩くことを例とする)時に、モバイル端末の画面において、ユーザに当該検証用物理動作を入力させることを知らせる。ユーザは、直接にウェアラブルデバイスを3回叩く。ウェアラブルデバイスは、採集したウェアラブルデバイスを3回叩く操作の動作データを、モバイル端末に送信する。モバイル端末は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得する。ここで、「直接に取得する」とは、モバイル端末が、ユーザに実行する必要な検証用物理動作の動作内容についてプロンプトメッセージを出力しなくてもよい。
【0103】
説明すべきことは、異なる予定操作が異なる検証用物理動作に対応付けられてもよく、各予定操作に対応付けられた検証用物理動作は、モバイル端末によるデフォルト設定またはユーザによる手動設定で決められてもよい。
【0104】
第2の実現可能な形態として、当該ステップ503は、以下のサブステップを含むが、これらに限らない。
【0105】
一、予め設定した検証用物理動作が存在しない場合、モバイル端末が検証用物理動作をランダムに生成する。
【0106】
ユーザまたはモバイル端末が当該予定操作に対応する検証用物理動作を予め設定していない時に、モバイル端末から1つの検証用物理動作をランダムに生成し、例えば、予め設定した物理動作ライブラリーから1つの物理動作をランダムに選択する。
【0107】
当該実現形態において、ランダムに生成された検証用物理動作がウェアラブルデバイスを1回振る操作を例にして説明する。
【0108】
二、モバイル端末は、ユーザに検証用物理動作を知らせる。
【0109】
モバイル端末の画面において、ランダムに生成された検証用物理動作がウェアラブルデバイスを1回振ることをユーザに知らせるとともに、ユーザにランダムに生成された当該検証用物理動作を入力させることを知らせる。
【0110】
三、検証用物理動作を知らせた後、モバイル端末がウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得する。
【0111】
検証用物理動作を知らせた後、ユーザは、モバイル端末からのランダムに生成された検証用物理動作に従って、ウェアラブルデバイスを1回振る。ウェアラブルデバイスは、採集したウェアラブルデバイスを1回振る操作の動作データを、モバイル端末に送信する。モバイル端末は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得する。
【0112】
説明すべきことは、ある予定操作を実行する必要がある場合、モバイル端末は、予め設定した当該予定操作に対応する検証物理操作が存在するか否かを検出することができ、存在した場合、第1の実現形態を選択して当該ステップを実行し、存在していない場合、第2の実現形態を選択して当該ステップを実行する。
【0113】
説明すべきことは、バインディングしたウェアラブルデバイスに接続されていない場合、モバイル端末とバインディングしたウェアラブルデバイスとの接続を先ず確立する必要があり、その後、上記ステップ503を実行する。
【0114】
ステップ504において、モバイル端末は、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出する。
【0115】
モバイル端末がウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得した後、モバイル端末は、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出する。
【0116】
ステップ505において、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、ウェアラブルデバイスにより権限付与パスワードを取得する。
【0117】
当該実施例において、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであり、且つ予定操作がサーバーとインタラクティブに実行される必要のある支払い操作である。このため、モバイル端末がウェアラブルデバイスにより権限付与パスワードを取得してもよい。
【0118】
第1の実現可能な形態として、当該ステップ505は、以下のサブステップを含むが、これらに限らない。
【0119】
一、モバイル端末は、サーバーから暗号化された権限付与パスワードを取得する。
【0120】
サーバーは、秘密鍵により暗号化された権限付与パスワードを生成し、モバイル端末は、サーバーから暗号化された権限付与パスワードを取得する。
【0121】
二、モバイル端末は、暗号化された権限付与パスワードをウェアラブルデバイスに送信する。
【0122】
モバイル端末は、当該暗号化された権限付与パスワードをウェアラブルデバイスに送信し、ウェアラブルデバイスは、秘密鍵を復号することにより、復号化された権限付与パスワードを取得するとともに、当該復号化された権限付与パスワードをモバイル端末に送信する。
【0123】
三、モバイル端末は、ウェアラブルデバイスで復号化された権限付与パスワードを取得する。
【0124】
第2の実現可能な形態として、当該ステップ505は、以下のサブステップを含むが、これらに限らない。
【0125】
一、モバイル端末は、ウェアラブルデバイスで生成された権限付与パスワードを取得する。
【0126】
当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである時に、モバイル端末がウェアラブルデバイスに1つの検証成功の指示を送信することができる。ウェアラブルデバイスが検証成功の指示を受信した後、所定プログラムにより1つの権限付与パスワードを生成し、その後、当該権限付与パスワードをモバイル端末に送信する。
【0127】
説明すべきことは、ウェアラブルデバイスで権限付与パスワードを取得する時に、権限付与パスワードがサーバーにより生成される必要となる場合、第1の実現形態を選択して当該ステップを実行し、権限付与パスワードがサーバーにより生成される必要のない場合、第2の実現形態を選択して当該ステップを実行する。
【0128】
ステップ506において、権限付与パスワードに従って、サーバーとインタラクティブに当該予定操作を実行する。
【0129】
モバイル端末は、ウェアラブルデバイスから権限付与パスワードを取得した後、当該権限付与パスワード、及びサーバーとインタラクティブに実行される必要のある支払い操作の要請をサーバーに送信する。サーバーは、当該権限付与パスワードが正しいか否かを検出し、当該権限付与パスワードが正しい場合、当該支払い操作を実行することを許可し、当該権限付与パスワードが正しくない場合、当該支払い操作を実行することを禁止する。
【0130】
上記をまとめて、当該実施例に係る操作権限付与方法は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得することにより、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出し、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。これにより、ショートメッセージによりダイナミックな権利付与用パスワードを取得する操作が比較的複雑であり、且つダイナミックパスワードが漏洩するおそれがある問題を解決し、権限付与の認証プロセスを簡略化し、ウェアラブルデバイスで予定操作による権限付与の実行を完成することができ、ユーザの財産及びユーザのプライバシーを有力に保護し、ユーザがモバイル・インターネットを使用するセキュリティーを向上させる。
【0131】
当該実施例に係る操作権限付与方法は、またウェアラブルデバイスで権限付与パスワードを取得し、権限付与パスワードが漏洩しにくい効果を奏し、また、ウェアラブルデバイスが権限付与パスワードを取得するプロセスに関与することで、ユーザがモバイルインターネットを使用するセキュリティーを向上させる。
【0132】
説明すべきことは、ウェアラブルデバイスとモバイル端末とを接続する前に、ウェアラブルデバイスとモバイル端末との間のバインディング関係を予め確立する必要がある。
【0133】
本発明を実現する過程において、ウェアラブルデバイスとモバイル端末との間のバインディング関係を確立する手段は、上記実施例を参照することができ、当該実施例において繰り返し説明しない。
【0134】
当該実施例において、1つ目の手段を採用してウェアラブルデバイスとモバイル端末との間のバインディング関係を確立してもよい。
【0135】
補足して説明すべきことは、ステップ504において予定操作に対応する検証用物理動作は、ユーザにより予め設定されたものであってもよい。即ち、ステップ504の前に、モバイル端末は、さらに、以下のステップを含む。
【0136】
一、モバイル端末は、ユーザの設定命令を受信し、当該設定命令は、ある予定操作に対応する検証用物理動作を設定するために用いられる。
【0137】
例えば、モバイル端末が10個の候補の検証用物理動作を表示し、その後、ユーザは、その中から1つの検証用物理動作を選択して、ある予定操作に対応する検証用物理動作とする。
【0138】
二、モバイル端末が予定操作と検証用物理動作との対応関係を記憶する。
【0139】
異なる予定操作は、異なる検証用物理動作に対応することができ、1つの予定操作は、複数の検証用物理動作に対応することができ、1つの検証用物理動作は、複数の予定操作に対応することができる。
【0140】
さらに、補足して説明すべきなことは、モバイル端末は、既にバインディングしたウェアラブルデバイスとのバインディングを解除してもよく、上記実施例における3つのバインディング関係を確立する手段に対応して、さらに、3つのバインディングを解除する手段を含み、それぞれ、以下のようである。
【0141】
1つ目の手段において、ウェアラブルデバイスが別の動作データを取得するとともに、当該別の動作データをモバイル端末に送信し、モバイル端末は、当該別の動作データが、バインディングを解除する物理動作に対応する動作データにマッチングするか否かを検出し、当該別の動作データがバインディングを解除する物理動作に対応する動作データにマッチングした場合、モバイル端末がウェアラブルデバイスとのバインディング関係を解除する。当該バインディングを解除する物理動作は、バインディング物理動作が設定された後に設定されてもよい。注意すべきことは、当該バインディングを解除する物理動作が成功に設定されると、変更することができない。
【0142】
2つ目の手段において、ウェアラブルデバイスの外殻またはパッケージの上に1つのQRコードを予め設定されてもよく、当該QRコードは、ウェアラブルデバイスのIDに対応する。モバイル端末は、ウェアラブルデバイスのQRコードを再度スキャンするとともに、ウェアラブルデバイスのIDを得ることができ、モバイル端末は、ウェアラブルデバイスのID及びモバイル端末自体のデバイスIDの含まれるバインディングを解除する要請を、サーバーに送信し、サーバーは、ウェアラブルデバイスのID及びモバイル端末自体のデバイスIDに基づいて、ウェアラブルデバイスとモバイル端末との間のバインディング関係を解除する。
【0143】
3つ目の手段において、ユーザは、モバイル端末の画面においてウェアラブルデバイスのID及びユーザアカウントを再度入力し、モバイル端末は、サーバーに当該ウェアラブルデバイスのID及びユーザアカウントの含まれるバインディングを解除する要請を送信し、サーバーは、ウェアラブルデバイスのIDに基づいて、ウェアラブルデバイスとユーザアカウントとのバインディングを解除するととみに、ウェアラブルデバイスと、当該ユーザアカウントを使用したモバイル端末との間のバインディング関係を解除する。
【0144】
以下は、本発明に係る装置の実施例であり、本発明の方法の実施例を実行することに用いられる。本発明に係る装置の実施例に記載されていない詳細は、本発明に係る方法の実施例を参照するとよい。
【0145】
図6は、例示的な実施例に係る操作権限付与装置を示すブロック図であり、
図6に示すように、当該操作権限付与装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両方の組み合わせにより、
図1に示すモバイル端末の全部または一部になるように実現することができ、当該装置は、
ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得するためのデータ取得モジュール620と、
当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するためのマッチング検出モジュール640と、
当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与するための操作実行モジュール660と、を備える。
【0146】
上記をまとめて、当該実施例に係る操作権限付与装置は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得することにより、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出し、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。これにより、ショートメッセージによりダイナミックな権利付与用パスワードを取得する操作が比較的複雑であり、且つダイナミックパスワードが漏洩するおそれがある問題を解決し、権限付与の認証プロセスを簡略化し、ウェアラブルデバイスで予定操作による権限付与の実行を完成することができ、ユーザの財産及びユーザのプライバシーを有力に保護し、ユーザがモバイル・インターネットを使用するセキュリティーを向上させる。
【0147】
図7は、別の例示的な実施例に係る操作権限付与装置を示すブロック図であり、
図7に示すように、当該操作権限付与装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両方の組み合わせにより、
図1に示すウェアラブルデバイスの全部または一部になるように実現することができ、当該装置は、
動作データを採集するためのデータ採集モジュール720と、
当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するためのモバイル端末に動作データを提供し、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与するためのデータ提供モジュール740と、を備える。
【0148】
上記をまとめて、当該実施例に係る操作権限付与装置は、動作データを採集することにより、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するためのモバイル端末に動作データを提供し、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。これにより、ショートメッセージによりダイナミックな権利付与用パスワードを取得する操作が比較的複雑であり、且つダイナミックパスワードが漏洩するおそれがある問題を解決し、権限付与の認証プロセスを簡略化し、ウェアラブルデバイスで予定操作による権限付与の実行を完成することができ、ユーザの財産及びユーザのプライバシーを有力に保護し、ユーザがモバイル・インターネットを使用するセキュリティーを向上させる。
【0149】
図8は、他の例示的な実施例に係る操作権限付与装置を示すブロック図であり、
図8に示すように、当該操作権限付与装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両方の組み合わせにより、
図1に示すモバイル端末の全部または一部になるように実現することができ、当該装置は、
ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得するためのデータ取得モジュール810と、
動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するためのマッチング検出モジュール820と、
動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与するための操作実行モジュール830と、を備える。
【0150】
選択的に、操作実行モジュール830は、
予定操作が本装置で独立に実行される必要のある予定操作である場合、予定操作を直接に実行するための第1の実行サブモジュール831と、
予定操作がサーバーとインタラクティブに実行される必要のある予定操作である場合、ウェアラブルデバイスで権限付与パスワードを取得し、権限付与パスワードに基づいて、サーバーとインタラクティブに予定操作を実行するための第2の実行サブモジュール833と、を備える。
【0151】
選択的に、第2の実行サブモジュール833は、
サーバーから暗号化された権限付与パスワードを取得し、暗号化された権限付与パスワードをウェアラブルデバイスに送信し、ウェアラブルデバイスにより復号化された権限付与パスワードを取得するための第1のパスワードサブモジュール8331を備え、
或いは、
ウェアラブルデバイスにより生成された権限付与パスワードを取得するための第2のパスワードサブモジュール8333を備える。
【0152】
選択的に、データ取得モジュール810は、
予め設定された検証物理検証動作が存在する場合、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを、直接に取得するための第1の取得サブモジュール811を備え、
または、
検証用物理動作をランダムに生成し、検証用物理動作をユーザに表示し、検証用物理動作を知らせた後、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得するための第2の取得サブモジュール813を備える。
【0153】
選択的に、当該装置は、さらに、
バインディングしたウェアラブルデバイスに既に接続されたか否かを検出するためのバインディング検出モジュール840を備え、
バインディングしたウェアラブルデバイスに既に接続された場合、上記データ取得モジュール810は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得する。
【0154】
選択的に、当該装置は、さらに、
ウェアラブルデバイスとの間のバインディング関係を予め確立するための第1のバインディングモジュール860を備える。
【0155】
選択的に、第1のバインディングモジュール860は、
ウェアラブルデバイスの別の動作データを取得し、別の動作データがバインディング物理動作に対応する動作データにマッチングするか否かを検出し、別の動作データがバインディング物理動作に対応する動作データにマッチングした場合、ウェアラブルデバイスとのバインディング関係を確立するための第1のバインディングサブモジュール861、
或いは、
ウェアラブルデバイスのQRコードをスキャンしてウェアラブルデバイスのIDを取得し、ウェアラブルデバイスのID及び当該端末のデバイスIDをサーバーに送信し、サーバーが、ウェアラブルデバイスのQRコード及び当該端末のデバイスIDに基づいて、ウェアラブルデバイスと当該端末との間のバインディング関係を確立するための第2のバインディングサブモジュール863、
或いは、
サーバーにウェアラブルデバイスのID及びユーザアカウントを送信し、サーバーが、ウェアラブルデバイスのIDに基づいて、ウェアラブルデバイスとユーザアカウントとをバインディングするとともに、ウェアラブルデバイスと、ユーザアカウントを使用したモバイル端末との間のバインディング関係を確立するための第3のバインディングサブモジュール865を備える。
【0156】
選択的に、当該装置は、さらに、
少なくとも1つの検証用物理動作、及び各検証用物理動作に対応する予定操作を予め記憶するための事前記憶モジュール880を備え、各検証用物理動作に対応する予定操作が、同一または異なる。
【0157】
上記をまとめて、当該実施例に係る操作権限付与装置は、ウェアラブルデバイスで採集された動作データを取得することにより、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出し、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。これにより、ショートメッセージによりダイナミックな権利付与用パスワードを取得する操作が比較的複雑であり、且つダイナミックパスワードが漏洩するおそれがある問題を解決し、権限付与の認証プロセスを簡略化し、ウェアラブルデバイスで予定操作による権限付与の実行を完成することができ、ユーザの財産及びユーザのプライバシーを有力に保護し、ユーザがモバイル・インターネットを使用するセキュリティーを向上させる。
【0158】
当該実施例に係る操作権限付与装置は、またウェアラブルデバイスで権限付与パスワードを取得し、権限付与パスワードが漏洩しにくい効果を奏し、また、ウェアラブルデバイスが権限付与パスワードを取得するプロセスに関与することで、ユーザがモバイルインターネットを使用するセキュリティーを向上させる。
【0159】
図9は、さらに別の例示的な実施例に係る操作権限付与装置を示すブロック図であり、
図9に示すように、当該操作権限付与装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両方の組み合わせにより、
図1に示すウェアラブルデバイスの全部または一部になるように実現することができ、当該装置は、
動作データを採集するためのデータ採集モジュール910と、
動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するためのモバイル端末に動作データを提供し、動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与するためのデータ提供モジュール920と、を備える。
【0160】
選択的に、当該装置は、さらに、
当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、モバイル端末に権限付与パスワードを提供し、モバイル端末が権限付与パスワードに基づいて、サーバーとインタラクティブに予定操作を実行するためのパスワード提供モジュール930を、備える。
【0161】
選択的に、パスワード提供モジュール930は、
モバイル端末によりサーバーから取得された暗号化された権限付与パスワードを受信し、暗号化された権限付与パスワードに対して復号化し、復号化された権限付与パスワードを取得し、復号化された権限付与パスワードをモバイル端末に送信するための第3のパスワードサブモジュール931を備え、
或いは、
権限付与パスワードを生成するとともに、権限付与パスワードをモバイル端末に送信するための第4のパスワードサブモジュール933を備える。
【0162】
選択的に、当該装置は、さらに、
モバイル端末との間のバインディング関係を予め確立するための第2のバインディングモジュール940を、備える。
【0163】
選択的に、第2のバインディングモジュール940は、
別の動作データを採集するためのデータ採集サブモジュール941と、
モバイル端末に別の動作データを送信し、モバイル端末は、別の動作データがバインディング物理動作に対応する動作データにマッチングするか否かを検出するために用いられ、別の動作データがバインディング物理動作に対応する動作データにマッチングした場合、ウェアラブルデバイスとのバインディング関係を確立するためのデータ送信サブモジュール943を備える。
【0164】
上記をまとめて、当該実施例に係る操作権限付与装置は、動作データを採集するによりモバイル端末に動作データを提供し、モバイル端末は、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データであるか否かを検出するために用いられ、当該動作データが検証用物理動作にマッチングする動作データである場合、検証用物理動作に対応する予定操作を実行する権限を付与する。これにより、ショートメッセージによりダイナミックな権利付与用パスワードを取得する操作が比較的複雑であり、且つダイナミックパスワードが漏洩するおそれがある問題を解決し、権限付与の認証プロセスを簡略化し、ウェアラブルデバイスで予定操作による権限付与の実行を完成することができ、ユーザの財産及びユーザのプライバシーを有力に保護し、ユーザがモバイル・インターネットを使用するセキュリティーを向上させる。
【0165】
当該実施例に係る操作権限付与装置は、またウェアラブルデバイスで権限付与パスワードを取得し、権限付与パスワードが漏洩しにくい効果を奏し、また、ウェアラブルデバイスが権限付与パスワードを取得するプロセスに関与することで、ユーザがモバイルインターネットを使用するセキュリティーを向上させる。
【0166】
上記の実施例に係る装置において、各モジュールが操作を実行する具体的な形態は、すでに当該方法に関する実施例において詳細に記載されたので、ここでは詳細に説明しない。
【0167】
図10は、例示的な実施例に係る予定操作を実行するための装置1000を示すブロック図である。当該装置は、モバイル端末に適用された例を挙げて説明し、例えば、装置1000は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信機器、ゲーム機、タブレット装置、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントであってもよい。
【0168】
図10に示すように、装置1000は、処理アセンブリ1002、メモリ1004、電源アセンブリ1006、マルチメディア・アセンブリ1008、オーディオ・アセンブリ1010、入出力(I/O)インタフェース1012、センサ・アセンブリ1014、及び通信アセンブリ1016から選ばれる1つ以上のアセンブリを備えることができる。
【0169】
プロセスアセンブリ1002は、一般的には装置1000全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連する操作を制御する。プロセスアセンブリ1002は、1つ以上のプロセッサ1018を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、或いは一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ1002は、1つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセスアセンブリ1002と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ1002は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディアアセンブリ1008とプロセスアセンブリ1002の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0170】
メモリ1004は、各種類のデータを記憶することにより装置1000の操作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置1000において操作されるいずれのアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ1004は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM( Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0171】
電源アセンブリ1006は、装置1000のの多様なアセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ1006は、電源管理システム、1つ以上の電源、及び装置1000のための電力の生成、管理及び割り当てに関連する他のアセンブリを含んでもよい。
【0172】
マルチメディアアセンブリ1008は、前記装置1000とユーザの間に1つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは1つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或いはスライドの動作の境界だけでなく、前記のタッチ、或いはスライド操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディアアセンブリ1008は、1つのフロントカメラ、及び/またはリアカメラを含む。装置1000が、例えば撮影モード、或いはビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/またはリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、1つの固定型の光レンズ系、或いは可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0173】
オーディオアセンブリ1010は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオアセンブリ1010は、1つのマイク(MIC)を含み、装置1000が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ1004に記憶されたり、通信アセンブリ1016を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオアセンブリ1010は、オーディオ信号を出力するための1つのスピーカーをさらに含む。
【0174】
I/Oインターフェイス1012は、プロセスアセンブリ1002と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0175】
センサアセンブリ1014は、装置1000に各方面の状態に対する評価を提供するための1つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ1014は、装置1000のON/OFF状態、装置1000のディスプレイとキーパッドのようなアセンブリの相対的な位置決めを検出することができる。また、例えば、センサアセンブリ1014は、装置1000、或いは装置1000の1つのアセンブリの位置変更、ユーザと装置1000とが接触しているか否か、装置1000の方位、または加速/減速、及び装置1000の温度の変化を検出することができる。センサアセンブリ1014は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ1014は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、またはCCD図像センサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサアセンブリ1014は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0176】
通信アセンブリ1016は、端末1000と他の機器の間に有線、または無線形態の通信を提供する。装置1000は、例えばWiFi、2G、3G、或いはこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。1つの例示的な実施例において、通信アセンブリ1016は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、または放送に関連する情報を受信する。一例示的な実施例では、前記の通信アセンブリ1016は、さらに、近距離通信を促進するように、近距離無線通信(NFC)モジュールを備える。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth)技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0177】
例示的な実施例において、装置1000は、1つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記
図2または
図4Aに示す操作権限付与方法を実行する。
【0178】
例示的な実施例では、さらに、命令を含むコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ1004を提供しており、装置1000のプロセッサ1018により前記命令を実行して上記方法を実現する。例えば、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、及び光データ記憶デバイスなどであってもよい。
【0179】
図11は、別の例示的な実施例に係る予定操作を実行するための装置1100を示すブロック図である。当該装置がウェアラブルデバイスに適用された例をあげて説明し、例えば、装置1100は、スマート腕輪、スマートウォッチ、スマートブレスレット、スマートネックレス、スマートリングまたはスマート眼鏡などであってもよい。
図11に示すように、装置1100は、さらに、受信器1102、送信器1104、センサアセンブリ1106、及び電源アセンブリ1108の中の1つ以上のアセンブリを備える。
【0180】
受信器1102は、転送媒体から信号を受信し、受信した信号に対してデコードする、又はそれを装置1100を駆動可能な電気回路に変換することができ、当該装置1100において転送媒体が一般的に無線である。
【0181】
送信器1104は、信号やデータを受信し、それを媒体による転送する形態の電気回路に変換することができ、当該装置において転送媒体が一般的に無線である。送信器1104は、装置1100の操作を支援するために、アンテナを利用して無線電波を送信する。送信器1104は、アンテナに作用する交流電流を発生する。アンテナが無線電波を発生し、無線電波をスペースに送信する。送信器1104は、各種類の無線電を利用して通信する機器に幅広く用いられている。
【0182】
その中、受信器1102及び送信器1104は、ブルートゥース(Bluetooth)4.0規格に準したブルートゥースチップにより実現されてもよい。
【0183】
センサアセンブリ1106は、装置1100に各方面の状態に対する評価を提供するための1つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ1106は、装置1100のON/OFF状態、アセンブリの相対的な位置決めを検出し、例えば、センサアセンブリ1106は、装置1100の方位、または加速/減速、及び装置1100の温度の変化を検出することができる。センサアセンブリ1106は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。当該センサアセンブリ1106は、光センサ、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0184】
電源アセンブリ1108は、装置1100の各アセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ1108は、電源管理システム、1つ以上の電源、及び装置1100のための電力の生成、管理及び割り当てに関連する他のアセンブリを含んでもよい。
【0185】
例示的な実施例において、装置1100は、上記
図3または
図5に示した操作権限付与方法を実行するために用いられることができる。
【0186】
本発明は、上記説明、及び図示された精確な構成に限定されず、本発明の範囲を逸脱しない限り、様々な修正と変更が可能であることを理解すべきである。本発明の範囲は、添付する特許要請の範囲にのみ制限される。