(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発明者は、本発明を実現する過程で、関連技術に少なくとも下記の欠点が存在することが分かった。端末は、WiFiネットワークにアクセスするとき、携帯電話番号を入力する必要があり、さらに、受信した認証番号に基づいて認証情報を入力する必要があるため、端末がWiFiネットワークにアクセスするプロセスが複雑であり、ネットワーク接続の効率が低下する。
【0006】
本発明は、端末が携帯電話番号と認証情報を入力してネットワークに接続することによりもたらされるネットワーク接続の効率が低い問題を解決するために、ネットワーク接続方法
、装置
、プログラム、及び記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例の第1の局面によるとネットワーク接続方法を提供し、当該ネットワーク接続方法は、
所定の無線アクセスポイントを検索するステップと、
前記所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末の端末識別子と端末MACアドレスとが含まれている端末情報を読み取るステップと、
前記端末情報を前記所定の無線アクセスポイントに送信して、前記所定の無線アクセスポイントによって、前記端末情報をネットワーク提供サーバに送信し、前記ネットワーク提供サーバが前記端末識別子を保存した後、前記端末MACアドレスを前記所定の無線アクセスポイントにおけるネットワーキング許可リストに追加するようにするステップとを含み、
前記ネットワーキング許可リストにおける前記端末MACアドレスは、前記所定の無線アクセスポイントが前記端末のネットワークアクセス行為を許可するように指示するためのものであり、前記端末識別子は、前記端末のネットワークアクセス行為に対する前記ネットワーク提供サーバの追跡に追跡身分を提供するためのものである。
【0008】
前記端末の端末情報を読み取るステップは、
前記端末に記録された端末MACアドレスを読み取るステップと、
前記端末に記録された端末識別子を読み取るか、または、前記端末に登録されたユーザアカウントを読み取り、前記ユーザアカウントに対応する端末識別子を取得するステップと、
前記端末MACアドレスと前記端末識別子を前記端末情報として特定するステップとを含んでもよい。
【0009】
前記ユーザアカウントに対応する端末識別子を取得するステップは、
アカウントサーバに対する前記ユーザアカウントが含まれているアクセス要求を前記所定の無線アクセスポイントに送信して、前記所定の無線アクセスポイントによってアクセス許可リストに前記アカウントサーバが存在すると特定されると、前記アクセス要求を前記アカウントサーバに送信するようにするステップと、
前記アカウントサーバから送信されたものであって、前記アカウントサーバにより探され前記ユーザアカウントに対応する前記端末識別子を受信するステップとを含んでもよく、
前記アクセス許可リストには、前記端末がネットワークに接続されていないときにアクセスを許可する各サーバの名称が含まれている。
【0010】
前記所定の無線アクセスポイントを検索するステップは、
無線アクセスポイントからブロードキャストされたアクセスポイントMACアドレスを受信するステップと、
前記アクセスポイントMACアドレスが予め設定されたアドレスセグメントに存在するか否かを検出するステップと、
前記アクセスポイントMACアドレスが前記予め設定されたアドレスセグメントに存在すると検出されると、前記無線アクセスポイントを前記所定の無線アクセスポイントとして特定するステップとを含んでもよい。
【0011】
前記所定の無線アクセスポイントを検索するステップは、
無線アクセスポイントからブロードキャストされたSSID名称を受信するステップと、
前記SSID名称が予め設定された条件を満たしているか否かを検出するステップと、
前記SSID名称が前記予め設定された条件を満たすと検出されると、前記無線アクセスポイントを前記所定の無線アクセスポイントとして特定するステップとを含んでもよく、
前記予め設定された条件は、前記SSID名称が予め設定された名称集合に属すること、前記SSID名称の命名ルールが予め設定されたルールを満たすことのうちの少なくとも一つの条件を含む。
【0012】
本発明の実施例の第2の局面によるとネットワーク接続装置を提供し、当該ネットワーク接続装置は、
所定の無線アクセスポイントを検索するためのアクセスポイント検索モジュールと、
前記アクセスポイント検索モジュールによって前記所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末の端末識別子と端末MACアドレスとが含まれている端末情報を読み取るための情報読み取りモジュールと、
前記情報読み取りモジュールによって取得された前記端末情報を前記所定の無線アクセスポイントに送信して、前記所定の無線アクセスポイントによって、前記端末情報をネットワーク提供サーバに送信し、前記ネットワーク提供サーバが前記端末識別子を保存した後、前記端末MACアドレスを前記所定の無線アクセスポイントにおけるネットワーキング許可リストに追加するようにするための情報送信モジュールとを含み、
前記ネットワーキング許可リストにおける前記端末MACアドレスは、前記所定の無線アクセスポイントが前記端末のネットワークアクセス行為を許可するように指示するためのものであり、前記端末識別子は、前記端末のネットワークアクセス行為に対する前記ネットワーク提供サーバの追跡に追跡身分を提供するためのものである。
【0013】
前記情報読み取りモジュールは、
前記端末に記録された端末MACアドレスを読み取るための第1の読み取りユニットと、
前記端末に記録された端末識別子を読み取るか、または、前記端末に登録されたユーザアカウントを読み取り、前記ユーザアカウントに対応する端末識別子を取得するための第2の読み取りユニットと、
前記第1の読み取りユニットにより読み取られた前記端末MACアドレスと、前記第2の読み取りユニットにより読み取られた前記端末識別子を前記端末情報として特定するための情報特定ユニットとを含んでもよい。
【0014】
前記第2の読み取りユニットは、
アカウントサーバに対する前記ユーザアカウントが含まれているアクセス要求を前記所定の無線アクセスポイントに送信して、前記所定の無線アクセスポイントによってアクセス許可リストに前記アカウントサーバが存在すると特定されると、前記アクセス要求を前記アカウントサーバに送信するようにするための要求送信サブユニットと、
前記アカウントサーバから送信されたものであって、前記アカウントサーバにより探され前記ユーザアカウントに対応する前記端末識別子を受信するための識別子受信サブユニットとを含んでもよく、
前記アクセス許可リストには、前記端末がネットワークに接続されていないときにアクセスを許可する各サーバの名称が含まれている。
【0015】
前記アクセスポイント検索モジュールは、
無線アクセスポイントからブロードキャストされたアクセスポイントMACアドレスを受信するための第1の受信ユニットと、
前記第1の受信ユニットによって受信された前記アクセスポイントMACアドレスが予め設定されたアドレスセグメントに存在するか否かを検出するための第1の検出ユニットと、
前記第1の検出ユニットにより前記アクセスポイントMACアドレスが前記予め設定されたアドレスセグメントに存在すると検出されると、前記無線アクセスポイントを前記所定の無線アクセスポイントとして特定するための第1の特定ユニットとを含んでもよい。
【0016】
前記アクセスポイント検索モジュールは、
無線アクセスポイントからブロードキャストされたSSID名称を受信するための第2の受信ユニットと、
前記第2の受信ユニットによって受信された前記SSID名称が予め設定された条件を満たしているか否かを検出するための第2の検出ユニットと、
前記第2の検出ユニットにより前記SSID名称が前記予め設定された条件を満たすと検出されると、前記無線アクセスポイントを前記所定の無線アクセスポイントとして特定するための第2の特定ユニットとを含んでもよく、
前記予め設定された条件は、前記SSID名称が予め設定された名称集合に属すること、前記SSID名称の命名ルールが予め設定されたルールを満たすことのうちの少なくとも一つの条件を含む。
【0017】
本発明の実施例の第3の局面によるとネットワーク接続装置を提供し、当該ネットワーク接続装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリとを含み、
前記プロセッサは、
所定の無線アクセスポイントを検索し、
前記所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末の端末識別子と端末MACアドレスとが含まれている端末情報を読み取り、
前記端末情報を前記所定の無線アクセスポイントに送信して、前記所定の無線アクセスポイントによって、前記端末情報をネットワーク提供サーバに送信し、前記ネットワーク提供サーバが前記端末識別子を保存した後、前記端末MACアドレスを前記所定の無線アクセスポイントにおけるネットワーキング許可リストに追加するようにし、
前記ネットワーキング許可リストにおける前記端末MACアドレスは、前記所定の無線アクセスポイントが前記端末のネットワークアクセス行為を許可するように指示するためのものであり、前記端末識別子は、前記端末のネットワークアクセス行為に対する前記ネットワーク提供サーバの追跡に追跡身分を提供するためのものである。
本発明の実施例の第4の局面によるとプログラムを提供し、当該プログラムは、プロセッサに実行されることにより、上記ネットワーク接続方法を実現する。
本発明の実施例の第5の局面によると記録媒体を提供し、当該記録媒体には、上記プログラムが記録されている。
【発明の効果】
【0018】
本発明の実施例に係る技術案は、以下の有益な効果を有する。
所定の無線アクセスポイントを検索し、所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末の端末識別子と端末MACアドレスとが含まれている端末情報を読み取り、端末情報を所定の無線アクセスポイントに送信して、所定の無線アクセスポイントによって端末情報をネットワーク提供サーバに送信し、ネットワーク提供サーバが端末識別子を保存した後、端末MACアドレスを所定の無線アクセスポイントにおけるネットワーキング許可リストに追加するようにすることで、端末のネットワーク接続を完成する。ネットワーキング許可リストにおける端末MACアドレスは、所定の無線アクセスポイントが端末のネットワークアクセス行為を許可するように指示するためのものであり、端末識別子は、端末のネットワークアクセス行為に対するネットワーク提供サーバの追跡に追跡身分を提供するためのものである。したがって、所定の無線アクセスポイントが検索されると、ユーザの入力により端末情報を取得する必要がなく、自動的に端末情報を読み取り、読み取った端末情報をネットワーク提供サーバに送信して、端末情報によってユーザの追跡身分を識別するようにし、ネットワーク提供サーバが追跡身分によって端末のネットワーク接続を許可するようにすることで、端末に携帯電話番号と認証情報を入力してネットワークに接続することによるネットワーク接続の効率が低い問題を解決し、ネットワーク接続効率を向上させる効果を達成する。
以上の一般的な記述と、以下の詳細の記述は、ただ例示的なものであって、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
ここで、図面に示される例示的な実施例について詳細に説明する。以下、図面に関連して説明する際に、特別な説明がない限り、異なる図面での同一符号は、同一または類似な要素を示す。以下の例示的な実施例で記載する実施形態は、本発明に一致する全ての実施形態を代表するわけではない。かえって、それらは、添付される特許請求の範囲で詳細に記載される本発明の一部の態様に一致する装置、及び方法の例に過ぎない。
【0021】
図1は、一つの例示的な実施例に係るネットワーク接続方法のフローチャートであり、当該ネットワーク接続方法は、端末に適用される。
図1に示すように、当該ネットワーク接続方法は、以下のステップを含む。
【0022】
ステップ101において、所定の無線アクセスポイントを検索する。
所定の無線アクセスポイントは、予め設定された無線アクセスポイントであり、端末の無線ネットワーク接続にサービスを提供する。
【0023】
ステップ102において、所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末の端末情報を読み取る。当該端末情報には、端末の端末識別子と端末MACアドレスが含まれている。
端末情報は、端末識別子と端末MACアドレスを含む。ここで、端末識別子は、端末を使用するユーザの身分を識別するための情報である。すなわち、追跡可能な追跡身分を提供し、これは、追跡身分を提供できない端末にネットワークサービスを提供することを禁止する法律の規定を満たす。端末MACアドレスは、無線アクセスポイントによって認識されて、端末のネットワークアクセス行為を許可するか否かを決定するための情報である。
【0024】
所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末は、ユーザが手動で端末情報を入力する必要がなく、端末情報を自動的に読み取る。したがって、操作の煩わしさを軽減するだけでなく、情報の取得効率も向上させることができる。
【0025】
ステップ103において、端末情報を所定の無線アクセスポイントに送信して、所定の無線アクセスポイントによって端末情報をネットワーク提供サーバに送信し、ネットワーク提供サーバが端末識別子を保存した後、端末MACアドレスを所定の無線アクセスポイントにおけるネットワーキング許可リストに追加するようにすることで、端末のネットワーク接続を完成する。ネットワーキング許可リストにおける端末MACアドレスは、所定の無線アクセスポイントが端末のネットワークアクセス行為を許可するように指示するためのものであり、端末識別子は、端末のネットワークアクセス行為に対するネットワーク提供サーバの追跡に追跡身分を提供するためのものである。
【0026】
ネットワーク提供サーバは、所定の無線アクセスポイントに対応するサーバであり、端末に無線ネットワークサービスを提供する。
ネットワーキング許可リストには、各端末の端末MACアドレスが含まれており、無線アクセスポイントは、ネットワーキング許可リストにおける各端末MACアドレスが指示する端末のネットワークアクセス行為を許可する。ネットワーキング許可リストは、ネットワーク提供サーバから所定の無線アクセスポイントに提供されるものである。
【0027】
端末は、端末情報を所定の無線アクセスポイントを送信して、所定の無線アクセスポイントによって端末情報を対応するネットワーク提供サーバに送信し、ネットワーク提供サーバが端末情報に含まれている端末識別子を保存した後、端末MACアドレスをネットワーキング許可リストに追加するようにすることで、端末の無線ネットワークアクセス過程を完成する。
【0028】
所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末は、ユーザが携帯電話番号と認証情報を入力する必要がなく、端末情報を自動的に取得して無線ネットワークにアクセスするため、情報の取得効率を向上させることによりネットワーク接続の効率を向上させることができる。
【0029】
まとめると、本発明に係るネットワーク接続方法によると、所定の無線アクセスポイントを検索し、所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末の端末識別子と端末MACアドレスとが含まれている端末情報を読み取り、端末情報を所定の無線アクセスポイントに送信して、所定の無線アクセスポイントによって端末情報をネットワーク提供サーバに送信し、ネットワーク提供サーバが端末識別子を保存した後、端末MACアドレスを所定の無線アクセスポイントにおけるネットワーキング許可リストに追加するようにすることで、端末のネットワーク接続を完成する。ネットワーキング許可リストにおける端末MACアドレスは、所定の無線アクセスポイントが端末のネットワークアクセス行為を許可するように指示するためのものであり、端末識別子は、端末のネットワークアクセス行為に対するネットワーク提供サーバの追跡に追跡身分を提供するためのものである。したがって、所定の無線アクセスポイントが検索されると、ユーザの入力により端末情報を取得する必要がなく、自動的に端末情報を読み取り、読み取った端末情報をネットワーク提供サーバに送信して、端末情報によってユーザの追跡身分を識別するようにし、ネットワーク提供サーバが追跡身分によって端末のネットワーク接続を許可するようにすることで、端末に携帯電話番号と認証情報を入力してネットワークに接続することによるネットワーク接続の効率が低い問題を解決し、ネットワーク接続効率を向上させる効果を達成する。
【0030】
図2は、別の例示的な実施例に係るネットワーク接続方法のフローチャートであり、当該ネットワーク接続方法は、端末に適用される。
図2に示すように、上記ネットワーク接続方法は、以下のステップを含む。
【0031】
ステップ201において、所定の無線アクセスポイントを検索する。
所定の無線アクセスポイントは、予め設定された無線アクセスポイントであり、端末の無線ネットワーク接続にサービスを提供する。ここで、本実施例の所定の無線アクセスポイントは、例えば、無線アクセスポイントを製造するメーカーなどの第三者から提供可能である。
【0032】
無線アクセスポイントが定期的に外部にアクセスポイントの情報をブロードキャストするため、端末は、周囲の多くの無線アクセスポイントを検索することができ、検出された無線アクセスポイントから所定の無線アクセスポイントを選別する必要がある。端末が所定の無線アクセスポイントを選別する方法はいくつかの方法があり、本実施例は、以下の二つの選別方法を例として説明する。
【0033】
第1に、所定の無線アクセスポイントを検索するステップは、以下のステップを含む。
1)無線アクセスポイントからブロードキャストされたアクセスポイントMACアドレスを受信する。
2)アクセスポイントMACアドレスが予め設定されたアドレスセグメントに存在するか否かを検出する。
3)アクセスポイントMACアドレスが予め設定されたアドレスセグメントに存在すると検出されると、無線アクセスポイントを所定の無線アクセスポイントとして特定する。
【0034】
各無線アクセスポイントは、いずれも一つの唯一のアクセスポイントMACアドレスを有し、一般的な無線アクセスポイントと区別するために、所定の無線アクセスポイントのアクセスポイントMACアドレスを一つの予め設定されたアドレスセグメントに設定することができる。すると、端末は、上記予め設定されたアドレスセグメントを取得し、上記予め設定されたアドレスセグメントに基づいて、無線アクセスポイントから所定の無線アクセスポイントを選別することができる。
【0035】
所定の無線アクセスポイントを選別する際、端末は、一つの無線アクセスポイントからブロードキャストされたアクセスポイントの情報を取得し、アクセスポイントの情報から当該無線アクセスポイントのアクセスポイントMACアドレスを読み取って、当該アクセスポイントMACアドレスが予め設定されたアドレスセグメントに存在するか否かを検出する。当該アクセスポイントMACアドレスが予め設定されたアドレスセグメントに存在すると検出されると、当該無線アクセスポイントを所定の無線アクセスポイントとして特定し、選別プロセスを完了する。上記アクセスポイントMACアドレスが予め設定されたアドレスセグメントに存在しないと検出されると、上記無線アクセスポイントが所定の無線アクセスポイントではないと特定し、所定の無線アクセスポイントを選別して選別過程を完了するまで、引き続き次の無線アクセスポイントからブロードキャストされたアクセスポイントの情報を取得する。
【0036】
補足説明が必要なことは、無線アクセスポイントのアクセスポイントMACアドレスが唯一のものであるので、アクセスポイントMACアドレスによって所定の無線アクセスポイントを選別することは精度が高い。
【0037】
第2に、所定の無線アクセスポイントを検索するステップは、以下のステップを含む。
1)無線アクセスポイントからブロードキャストされたSSID(Service Set Identifier,サービスセット識別子)名称を受信する。
2)SSID名称が予め設定された条件を満たしているか否かを検出する。当該予め設定された条件には、SSID名称が予め設定された名称集合に属すること、SSID名称の命名ルールが予め設定されたルールを満たすことのうちの少なくとも一つの条件を含む。
3)SSID名称が予め設定された条件を満たすと、無線アクセスポイントを所定の無線アクセスポイントとして特定する。
【0038】
各無線アクセスポイントは、いずれも一つのSSID名称を有するので、所定の無線アクセスポイントのSSID名称を設定して、一般的な無線アクセスポイントと区別することができる。本実施例では、所定の無線アクセスポイントのSSID名称を設定する方法を2種類提供する。第1の設定方法は、所定の無線アクセスポイントのSSID名称を任意に設定し、当該SSID名称を予め設定された名称集合に追加する方法である。当該予め設定された名称集合には、所定の無線アクセスポイントのSSID名称が格納されている。第2の設定方法は、予め設定されたルールによって、所定の無線アクセスポイントのSSID名称を命名し、SSID名称によって一般的な無線アクセスポイントと区別する方法である。
【0039】
a.第1の設定方法で所定の無線アクセスポイントのSSID名称を設定すると、端末は、予め設定された名称集合を予め取得する必要があり、当該予め設定された名称集合に基づいて、無線アクセスポイントから所定の無線アクセスポイントを選別する。
【0040】
端末は、所定の無線アクセスポイントを選別する際、一つの無線アクセスポイントからブロードキャストされたアクセスポイントの情報を取得し、アクセスポイントの情報から当該無線アクセスポイントのSSID名称を読み取り、当該SSID名称が予め設定された名称集合に属しているか否かを検出する。当該SSID名称が予め設定された名称集合に属していると検出されると、当該無線アクセスポイントを所定の無線アクセスポイントとして特定し、選別過程を完了する。当該SSID名称が予め設定された名称集合に属していないと検出されると、当該無線アクセスポイントが所定の無線アクセスポイントではないと特定し、所定の無線アクセスポイントを選別して選別過程を完了するまで、引き続き次の無線アクセスポイントからブロードキャストされたアクセスポイントの情報を取得する。
【0041】
例えば、端末によって検出された無線アクセスポイントのSSID名称が「都市ガーデン」であり、予め設定された名称集合に「都市ガーデン」、「大城小巷」、及び「点点」が含まれている場合、端末は、予め設定された名称集合に当該無線アクセスポイントのSSID名称が含まれていると検出し、当該無線アクセスポイントを所定の無線アクセスポイントとして特定する。
端末は、所定の時間間隔で予め設定された名称集合を取得し、端末に保存されている予め設定された名称集合を更新して、所定の無線アクセスポイントを特定する精度を向上させてもよい。
【0042】
b.第2の設定方法で所定の無線アクセスポイントのSSID名称を設定すると、端末は、予め設定されたルールを予め取得する必要があり、当該予め設定されたルールに基づいて、無線アクセスポイントから所定の無線アクセスポイントを選別する。
【0043】
端末は、所定の無線アクセスポイントを選別する際、一つの無線アクセスポイントからブロードキャストされたアクセスポイントの情報を取得し、アクセスポイントの情報から当該無線アクセスポイントのSSID名称を読み取り、当該SSID名称が予め設定されたルールを満たすか否かを検出する。当該SSID名称が予め設定されたルールを満たすと検出されると、当該無線アクセスポイントを所定の無線アクセスポイントとして特定し、上記選別過程を完了する。当該SSID名称が予め設定されたルールを満たさないと検出されると、当該無線アクセスポイントが所定の無線アクセスポイントではないと特定し、所定の無線アクセスポイントを選別して選別過程を完了するまで、引き続き次の無線アクセスポイントからブロードキャストされたアクセスポイントの情報を取得する。
【0044】
例えば、予め設定されたルールが、所定の無線アクセスポイントのSSID名称に「ガーデン」という文字が含まれているというルールであるとすると、端末により検出された無線アクセスポイントのSSID名称が「都市ガーデン」である場合、端末は、当該SSID名称に「ガーデン」という文字が含まれていると検出し、当該無線アクセスポイントを所定の無線アクセスポイントとして特定する。
【0045】
無線アクセスポイントのSSID名称と予め設定されたルールのいずれも変更可能であるため、携帯電話は、所定の時間間隔で予め設定されたルールを取得して、端末に保存されている予め設定されたルールを更新することによって、所定の無線アクセスポイントを特定する精度を向上させることもできる。
【0046】
ステップ202において、所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末に記録された端末MACアドレスを読み取り、携帯電話に記録された端末識別子を読み取るか、または、端末に登録されたユーザアカウントを読み取り、ユーザアカウントに対応する端末識別子を取得し、端末MACアドレスと端末識別子を端末情報として特定する。
【0047】
端末情報は、端末識別子と端末MACアドレスを含む。ここで、端末識別子は、端末を使用するユーザの身分を識別するための情報である。すなわち、追跡可能な追跡身分を提供し、これは、追跡身分を提供できない端末にネットワークサービスを提供することを禁止する法律の規定を満たす。端末MACアドレスは、無線アクセスポイントによって認識されて、端末のネットワークアクセス行為を許可するか否かを決定するための情報である。
【0048】
端末は、所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末の端末情報を読み取る。すなわち、端末は、端末に記録された端末MACアドレスを読み取り、携帯電話に記録された端末識別子を読み取るか、または、端末に登録されたユーザアカウントを読み取り、ユーザアカウントに対応する端末識別子を読み取り、端末MACアドレスと端末識別子を端末情報として特定する。ユーザが手動で端末情報を入力する必要がなく、端末が自動的に端末情報を読み取ることができるので、操作の煩わしさを軽減するだけでなく、情報の取得効率も向上させることができる。
【0049】
ここで、端末は、まず端末MACアドレスを読み取ってから端末識別子を読み取ってもよく、まず端末識別子を読み取ってから端末MACアドレスを読み取ってもよく、端末識別子と端末MACアドレスを同時に読み取ってもよい。本実施例は、端末がMACアドレスと端末識別子を読み取る前後順序を限定しない。
【0050】
端末MACアドレスを読み取る際、各端末に端末MACアドレスが記録されているので、端末は、直接端末MACアドレスを読み取ることができる。
【0051】
本実施例において、端末が携帯電話である場合、携帯電話の識別子は、IMEI(International Mobile Equipment Identity,国際移動体装置識別番号)と携帯電話番号のうちの少なくとも一つであってもよい。IMEI番号を読み取る場合、各端末に端末MACアドレスが記録されているので、端末は、直接端末MACアドレスを読み取ることができる。携帯電話番号を読み取る場合、端末かSIM(Subscriber Identity Module,加入者識別モジュール)カードに携帯電話番号が記録されている場合、端末は、直接携帯電話番号を読み取ることができる。携帯電話とSIMカードのいずれにも携帯電話番号が記録されていない場合、携帯電話は、ユーザアカウントを読み取り、ユーザアカウントに対応する携帯電話番号を読み取ることができる。ここで、ユーザアカウントは、シャオミ(XIAOMI)アカウントなどである。
【0052】
ユーザアカウントを読み取るとき、ユーザによって既に端末にユーザアカウントが登録されている場合、端末は、自動的にユーザアカウントを読み取ることができ、ユーザによって端末にユーザアカウントが登録されていない場合、端末は、ユーザアカウントを入力するための入力ボックスを表示し、入力ボックスからユーザが入力したユーザアカウントを取得することができる。ユーザアカウントを取得した後、端末は、ユーザアカウントに対応する端末識別子を取得することができる。
【0053】
ユーザアカウントに対応する端末識別子を取得する際、端末にユーザアカウントと端末識別子の対応関係が記憶されている場合、携帯電話は、対応関係からユーザアカウントに対応する端末識別子を探すことができる。端末にユーザアカウントと端末識別子の対応関係が記憶されていない場合、端末は、ユーザアカウントを申し込むアカウントサーバに端末識別子を問い合わせる必要がある。
【0054】
したがって、ユーザアカウントに対応する端末識別子を取得するステップは、以下のステップを含む。
1)所定の無線アクセスポイントに、アカウントサーバに対するユーザアカウントが含まれているアクセス要求を送信し、無線アクセスポイントによってアクセス許可リストにアカウントサーバが存在することが特定されると、アクセス要求をアカウントサーバに送信するようにする。上記アクセス許可リストには、端末がネットワークに接続されていないときにアクセスを許可する各サーバの名称が含まれている。
【0055】
2)アカウントサーバから送信されたものであって、アカウントサーバにより探されユーザアカウントに対応する端末識別子を受信する。
端末がネットワーク提供サーバ以外の他のサーバへのアクセスが禁止された状態にあるため、端末が所定の無線アクセスポイントにアクセス要求を送信すると、当該所定の無線アクセスポイントは、端末のネットワークアクセス行為を拒絶する。したがって、端末が端末識別子を取得することを確保するためには、アカウントサーバをアクセス許可リストに追加する必要がある。
【0056】
所定の無線アクセスポイントは、アクセス要求を受信した場合、端末がネットワーク提供サーバ以外の他のサーバへのアクセスが禁止された状態にあることが検出されると、引き続き当該アクセス要求を受信するアカウントサーバがアクセス許可リストに存在するか否かを検出する。アカウントサーバがアクセス許可リストに存在すると検出されると、所定の無線アクセスポイントは、当該アクセス要求をアカウントサーバに送信する。アカウントサーバは、アクセス要求を受信すると、アクセス要求に含まれているユーザアカウントを読み取り、当該ユーザアカウントに対応する端末識別子を検索して、所定の無線アクセスポイントを介して端末識別子を端末に送信し、当該端末識別子は端末によって取得される。
【0057】
ステップ203において、端末情報を所定の無線アクセスポイントに送信し、所定の無線アクセスポイントによって端末情報をネットワーク提供サーバに送信し、ネットワーク提供サーバが端末識別子を保存した後、端末MACアドレスを所定の無線アクセスポイントにおけるネットワーキング許可リストに追加するようにして、端末のネットワーク接続を完了する。ネットワーキング許可リストにおける端末MACアドレスは、所定の無線アクセスポイントが端末のネットワークアクセス行為を許可するように指示するためのものであり、端末識別子は、端末のネットワークアクセス行為に対するネットワーク提供サーバの追跡に追跡身分を提供するためのものである。
【0058】
ネットワーク提供サーバは、所定の無線アクセスポイントに対応するサーバであり、端末に無線ネットワークサービスを提供する。
ネットワーキング許可リストには、各端末の端末MACアドレスが含まれており、無線アクセスポイントは、ネットワーキング許可リストのおける各端末MACアドレスが指示する端末のネットワークアクセス行為を許可する。ネットワーキング許可リストは、ネットワーク提供サーバから所定の無線アクセスポイントに提供されるものである。例えば、ネットワーク提供サーバは、端末MACアドレスをサーバに記憶されているネットワーキング許可リストに追加し、所定の時間間隔で、当該ネットワーキング許可リストを所定の無線アクセスポイントに送信するか、または、ネットワーク提供サーバは、端末MACアドレスをサーバに記憶されているネットワーキング許可リストに追加し、所定の無線アクセスポイントから送信されたリスト取得要求を受信するときに、ネットワーキング許可リストを所定の無線アクセスポイントに送信してもよい。
端末は、端末情報を所定の無線アクセスポイントに送信し、所定の無線アクセスポイントによって端末情報を対応するネットワーク提供サーバに送信し、ネットワーク提供サーバが端末情報に含まれている端末識別子を保存した後、端末MACアドレスをネットワーキング許可リストに追加するようにすることで、端末の無線ネットワーク接続のプロセスを完成する。
【0059】
補足説明が必要なことは、端末が予め割り当てられたIP(InternetProtocol,インターネットプロトコル)アドレスを用いてネットワークにアクセスする場合、ウェブページアクセス要求を所定の無線アクセスポイントに送信する必要があり、所定の無線アクセスポイントは、ネットワーキング許可リストに当該端末の端末MACアドレスが含まれていることを検出すると、端末のネットワークアクセス行為を許可する。すなわち、ウェブページアクセス要求を対応するウェブページサーバに送信し、ウェブページサーバから、ウェブページアクセス要求が指示するウェブページのコンテンツを端末に送信する。端末がIPアドレスを用いてネットワークにアクセスする過程で、ネットワーク提供サーバは、端末識別子によって提供される追跡身分によって、端末の毎回のネットワークアクセス行為を追跡する。
【0060】
所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末は、ユーザが携帯電話番号と認証情報を入力する必要がなく、端末情報を自動的に取得して、無線ネットワークにアクセスすることができますので、情報の取得効率を向上させることによりネットワーク接続効率を向上させることができる。
【0061】
まとめると、本発明に係るネットワーク接続方法によると、所定の無線アクセスポイントを検索し、所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末の端末識別子と端末MACアドレスとが含まれている端末情報を読み取り、端末情報を所定の無線アクセスポイントに送信して、所定の無線アクセスポイントによって端末情報をネットワーク提供サーバに送信し、ネットワーク提供サーバが端末識別子を保存した後、端末MACアドレスを所定の無線アクセスポイントにおけるネットワーキング許可リストに追加するようにすることで、端末のネットワーク接続を完成する。ネットワーキング許可リストにおける端末MACアドレスは、所定の無線アクセスポイントが端末のネットワークアクセス行為を許可するように指示するためのものであり、端末識別子は、端末のネットワークアクセス行為に対するネットワーク提供サーバの追跡に追跡身分を提供するためのものである。したがって、所定の無線アクセスポイントが検索されると、ユーザの入力により端末情報を取得する必要がなく、自動的に端末情報を読み取り、読み取った端末情報をネットワーク提供サーバに送信して、端末情報によってユーザの追跡身分を識別するようにし、ネットワーク提供サーバが追跡身分によって端末のネットワーク接続を許可するようにすることで、端末に携帯電話番号と認証情報を入力してネットワークに接続することによるネットワーク接続の効率が低い問題を解決し、ネットワーク接続効率を向上させる効果を達成する。
【0062】
また、アカウントサーバに対するユーザアカウントが含まれているアクセス要求を所定の無線アクセスポイントに送信し、無線アクセスポイントによってアクセス許可リストにアカウントサーバが存在することが特定されると、アクセス要求をアカウントサーバに送信するようにして、アカウントサーバから送信されたものであって、アカウントサーバにより探されユーザアカウントに対応する端末識別子を受信することによって、端末から端末識別子を取得できない場合、端末に携帯電話番号と認証情報を入力してネットワークに接続する必要があることによるネットワーク接続の効率が低下する問題を解決し、ネットワーク接続の効率を向上させる効果を達成する。上記アクセス許可リストには、端末がネットワークに接続されていないときにアクセスを許可する各サーバの名称が含まれている。
【0063】
図3は、一つの例示的な実施例に係るネットワーク接続装置のブロック図であり、当該ネットワーク接続装置は、端末に適用される。
図3に示すように、当該ネットワーク接続装置は、アクセスポイント検索モジュール310、情報読み取りモジュール320、及び情報送信モジュール330を含む。
【0064】
当該アクセスポイント検索モジュール310は、所定の無線アクセスポイントを検索する。
当該情報読み取りモジュール320は、アクセスポイント検索モジュール310によって所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末の端末情報を読み取る。端末情報には、端末の端末識別子と端末のメディアアクセス制御(MAC)アドレスが含まれている。
【0065】
当該情報送信モジュール330は、情報読み取りモジュール320によって取得された端末情報を所定の無線アクセスポイントに送信して、所定の無線アクセスポイントによって端末情報をネットワーク提供サーバに送信し、ネットワーク提供サーバが端末識別子を保存した後、端末MACアドレスを所定の無線アクセスポイントにおけるネットワーキング許可リストに追加するようにすることで、端末のネットワーク接続を完了する。ネットワーキング許可リストにおける端末MACアドレスは、所定の無線アクセスポイントが端末のネットワークアクセス行為を許可するように指示するためのものであり、端末識別子は、端末のネットワークアクセス行為に対するネットワーク提供サーバの追跡に追跡身分を提供するためのものである。
【0066】
まとめると、本発明に係るネットワーク接続装置によると、所定の無線アクセスポイントを検索し、所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末の端末識別子と端末MACアドレスとが含まれている端末情報を読み取り、端末情報を所定の無線アクセスポイントに送信して、所定の無線アクセスポイントによって端末情報をネットワーク提供サーバに送信し、ネットワーク提供サーバが端末識別子を保存した後、端末MACアドレスを所定の無線アクセスポイントにおけるネットワーキング許可リストに追加するようにすることで、端末のネットワーク接続を完成する。ネットワーキング許可リストにおける端末MACアドレスは、所定の無線アクセスポイントが端末のネットワークアクセス行為を許可するように指示するためのものであり、端末識別子は、端末のネットワークアクセス行為に対するネットワーク提供サーバの追跡に追跡身分を提供するためのものである。したがって、所定の無線アクセスポイントを検索されると、ユーザの入力により端末情報を取得する必要がなく、自動的に端末情報を読み取り、読み取った端末情報をネットワーク提供サーバに送信して、端末情報によってユーザの追跡身分を識別するようにし、ネットワーク提供サーバが追跡身分によって端末のネットワーク接続を許可するようにすることで、端末に携帯電話番号と認証情報を入力してネットワークに接続することによるネットワーク接続の効率が低い問題を解決し、ネットワーク接続効率を向上させる効果を達成する。
【0067】
図4は、一つの例示的な実施例に係るネットワーク接続装置のブロック図であり、当該ネットワーク接続装置は、端末に適用される。
図4に示すように、当該ネットワーク接続装置は、アクセスポイント検索モジュール310、情報読み取りモジュール320、及び情報送信モジュール330を含む。
【0068】
当該アクセスポイント検索モジュール310は、所定の無線アクセスポイントを検索する。
当該情報読み取りモジュール320は、アクセスポイント検索モジュール310によって所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末の端末情報を読み取る。端末情報には、端末の端末識別子と端末のメディアアクセス制御(MAC)アドレスが含まれている。
【0069】
当該情報送信モジュール330は、情報読み取りモジュール320によって取得された端末情報を所定の無線アクセスポイントに送信して、所定の無線アクセスポイントによって端末情報をネットワーク提供サーバに送信し、ネットワーク提供サーバが端末識別子を保存した後、端末MACアドレスを所定の無線アクセスポイントにおけるネットワーキング許可リストに追加するようにすることで、端末のネットワーク接続を完了する。ネットワーキング許可リストにおける端末MACアドレスは、所定の無線アクセスポイントが端末のネットワークアクセス行為を許可するように指示するためのものであり、端末識別子は、端末のネットワークアクセス行為に対するネットワーク提供サーバの追跡に追跡身分を提供するためのものである。
【0070】
情報読み取りモジュール320は、第1の読み取りユニット321、第2の読み取りユニット322、及び情報特定ユニット323を含んでもよい。
当該第1の読み取りユニット321は、端末に記録された端末MACアドレスを読み取る。
当該第2の読み取りユニット322は、端末に記録された端末識別子を読み取るか、または、端末に登録されたユーザアカウントを読み取り、ユーザアカウントに対応する端末識別子を取得する。
【0071】
当該情報特定ユニット323は、第1の読み取りユニット321によって読み取られた端末MACアドレスと、第2の読み取りユニット322によって読み取られた端末識別子を端末情報として特定する。
【0072】
第2の読み取りユニット322は、要求送信サブユニット3221、及び識別子受信サブユニット3222を含んでもよい。
当該要求送信サブユニット3221は、アカウントサーバに対するユーザアカウントが含まれているアクセス要求を所定の無線アクセスポイントに送信して、所定の無線アクセスポイントによってアクセス許可リストにアカウントサーバが存在することが特定されると、アクセス要求をアカウントサーバに送信するようにする。上記アクセス許可リストには、端末がネットワークに接続されていないときにアクセスを許可する各サーバの名称が含まれている。
【0073】
当該識別子受信サブユニット3222は、アカウントサーバから送信されたものであって、アカウントサーバにより探されユーザアカウントに対応する端末識別子を受信する。
【0074】
アクセスポイント検索モジュール310は、第1の受信ユニット311、第1の検出ユニット312、及び第1の特定ユニット313を含んでもよい。
【0075】
当該第1の受信ユニット311は、無線アクセスポイントからブロードキャストされたアクセスポイントMACアドレスを受信する。
当該第1の検出ユニット312は、第1の受信ユニット311によって受信されたアクセスポイントMACアドレスが予め設定されたアドレスセグメントに存在するか否かを検出する。
当該第1の特定ユニット313は、第1の検出ユニット312によってアクセスポイントMACアドレスが予め設定されたアドレスセグメントに存在すると検出されると、無線アクセスポイントを所定の無線アクセスポイントとして特定する。
【0076】
アクセスポイント検索モジュール310は、第2の受信ユニット314、第2の検出ユニット315、及び第2の特定ユニット316を含んでもよい。
【0077】
当該第2の受信ユニット314は、無線アクセスポイントからブロードキャストされたSSID名称を受信する。
【0078】
当該第2の検出ユニット315は、第2の受信ユニット314によって受信されたSSID名称が予め設定された条件を満たしているか否かを検出する。予め設定された条件には、SSID名称が予め設定された名称集合に属すること、SSID名称の命名ルールが予め設定されたルールを満たすことのうちの少なくとも一つの条件を含む。
【0079】
当該第2の特定ユニット316は、第2の検出ユニット315によってSSID名称が予め設定された条件を満たすと検出されると、無線アクセスポイントを所定の無線アクセスポイントとして特定する。
【0080】
まとめると、本発明に係るネットワーク接続装置によると、所定の無線アクセスポイントを検索し、所定の無線アクセスポイントが検出されると、端末の端末識別子と端末MACアドレスとが含まれている端末情報を読み取り、端末情報を所定の無線アクセスポイントに送信して、所定の無線アクセスポイントによって端末情報をネットワーク提供サーバに送信し、ネットワーク提供サーバが端末識別子を保存した後、端末MACアドレスを所定の無線アクセスポイントにおけるネットワーキング許可リストに追加するようにすることで、端末のネットワーク接続を完成する。ネットワーキング許可リストにおける端末MACアドレスは、所定の無線アクセスポイントが端末のネットワークアクセス行為を許可するように指示するためのものであり、端末識別子は、端末のネットワークアクセス行為に対するネットワーク提供サーバの追跡に追跡身分を提供するためのものである。したがって、所定の無線アクセスポイントが検索されると、ユーザの入力により端末情報を取得する必要がなく、自動的に端末情報を読み取り、読み取った端末情報をネットワーク提供サーバに送信して、端末情報によってユーザの追跡身分を識別するようにし、ネットワーク提供サーバが追跡身分によって端末のネットワーク接続を許可するようにすることで、端末に携帯電話番号と認証情報を入力してネットワークに接続することによるネットワーク接続の効率が低い問題を解決し、ネットワーク接続効率を向上させる効果を達成する。
【0081】
また、アカウントサーバに対するユーザアカウントが含まれているアクセス要求を所定の無線アクセスポイントに送信し、無線アクセスポイントによってアクセス許可リストにアカウントサーバが存在することが特定されると、アクセス要求をアカウントサーバに送信するようにして、アカウントサーバから送信されたものであって、アカウントサーバにより探されユーザアカウントに対応する端末識別子を受信することによって、端末から端末識別子を取得できない場合、端末に携帯電話番号と認証情報を入力してネットワークに接続する必要があることによるネットワーク接続の効率が低下する問題を解決し、ネットワーク接続の効率を向上させる効果を達成する。上記アクセス許可リストには、端末がネットワークに接続されていないときにアクセスを許可する各サーバの名称が含まれている。
【0082】
上記実施例の装置において、各モジュールが実行する操作の具体的な方法は、既に関連する上記の方法の実施例で詳しく述べたので、ここでは詳細な説明をしない。
【0083】
図5は、1つの例示的な実施例に係るネットワーク接続装置500用のブロック図である。例えば、装置500は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信装置、ゲームコンソール、タブレット装置、医療設備、フィットネス装置、PDAなどである。
【0084】
図5を参照すると、装置500は、プロセスアセンブリ502、メモリ504、電源アセンブリ506、マルチメディアアセンブリ508、オーディオアセンブリ510、入出力(I/O)インターフェイス512、センサアセンブリ514、及び通信アセンブリ516のような一つ或いは複数のアセンブリを含んでもよい。
【0085】
プロセスアセンブリ502は、一般的には装置500の全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連する操作を制御する。プロセスアセンブリ502は、一つ以上のプロセッサ
520を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、或は一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ502は、一つ以上のモジュールを含んでプロセスアセンブリ502と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ502は、マルチメディアモジュールを含んでマルチメディアアセンブリ508とプロセスアセンブリ502の間のインタラクションを容易にしてもよい。
【0086】
メモリ504は、各種類のデータを記憶することにより装置500の操作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置500において操作されるいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ504は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0087】
電源アセンブリ506は、装置500の各アセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ506は、電源管理システム、一つ或いは複数の電源、及び装置500のための電力の生成、管理、及び割り当てに関連する他のアセンブリを含んでもよい。
【0088】
マルチメディアアセンブリ508は、上記装置500とユーザの間に一つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。部分実施例において、スクリーンは、液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含み、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。上記タッチセンサは、タッチ、或はスライド動作の境界だけでなく、上記タッチ、或はスライド操作に係る継続時間、及び圧力も検出できる。部分実施例において、マルチメディアアセンブリ508は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。装置500が、例えば撮影モード、或はビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或は可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0089】
オーディオアセンブリ510は、オーディオ信号を入出力するように構成される。例えば、オーディオアセンブリ510は、一つのマイク(MIC)を含み、装置500が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ504に記憶されたり、通信アセンブリ516を介して送信されたりする。部分実施例において、オーディオアセンブリ510は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0090】
I/Oインターフェイス512は、プロセスアセンブリ502と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0091】
センサアセンブリ514は、装置500に各方面の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ514は、装置500のON/OFF状態、装置500のディスプレイとキーパッドのようなアセンブリの相対的な位置決めを検出できる。また、センサアセンブリ514は、装置500、或は装置500の一つのアセンブリの位置変更、ユーザと装置500とが接触しているか否か、装置500の方位、又は加速/減速、装置500の温度の変化を検出できる。センサアセンブリ514は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ514は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCD画像センサのような光センサを含んでもよい。部分実施例において、当該センサアセンブリ514は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0092】
通信アセンブリ516は、装置500と他の機器の間に有線、又は無線形態の通信を提供する。装置500は、例えばWiFi、2G、3G、或はこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信アセンブリ516は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。一つの例示的な実施例において、上記通信アセンブリ516は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信をプッシュする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth)(登録商標)技術、および他の技術に基づいて実現できる。
【0093】
例示的な実施例において、装置500は、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0094】
例示的な実施例において、命令を含むコンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えば命令を含むメモリ504をさらに提供し、装置500のプロセッサ
520により上記命令を実行して上記方法を実現する。例えば、上記コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ記憶デバイス等である。
【0095】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実践を通じて、本発明の他の実施形態を容易に得ることができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、または適応的な変化を含み、このような変形、用途、または適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知の知識、または通常の技術手段を含む。明細書と実施例は、ただ例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0096】
本発明は、上記で記述し、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様々な修正と変更を実現できる。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。