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特許6186518音声通話プロンプト方法、装置、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6186518
(24)【登録日】2017年8月4日
(45)【発行日】2017年8月23日
(54)【発明の名称】音声通話プロンプト方法、装置、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20170814BHJP
【FI】
   H04M11/00 302
【請求項の数】11
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2016-559495(P2016-559495)
(86)(22)【出願日】2015年6月4日
(65)【公表番号】特表2017-508413(P2017-508413A)
(43)【公表日】2017年3月23日
(86)【国際出願番号】CN2015080809
(87)【国際公開番号】WO2016078394
(87)【国際公開日】20160526
【審査請求日】2015年7月31日
(31)【優先権主張番号】201410659725.1
(32)【優先日】2014年11月18日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲飛▼▲雲▼
(72)【発明者】
【氏名】梁 越
(72)【発明者】
【氏名】侯 恩星
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第103338308(CN,A)
【文献】 特表2008−530920(JP,A)
【文献】 特表2014−524081(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声通話プロンプト装置に用いられ、
前記装置が、端末機器から送信される音声情報を受信する際の現在時間を取得するステップと、
前記装置が、前記現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定するステップと、
前記時間間隔が所定の時間帯よりも大きい場合、前記装置が、前記音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出するステップと、を含み、
前記装置が、端末機器からの音声情報の音を識別するステップと、
前記装置が、前記音声情報の音を記憶された音と照合させるステップとをさらに含み、
前記照合に成功した場合、前記装置が、当該記憶された音をプロンプト音声として再生し、
前記照合に成功しなかった場合、前記装置が、プロンプト音声を再生することで、当該音声情報を再生しようとする旨をプロンプトすることを特徴とする音声通話プロンプト方法。
【請求項2】
前記装置が、前記音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出するステップは、
プロンプト音声を再生することで、前記音声情報を再生しようとする旨をプロンプトすること、または、
指示ランプが定められた頻度で点滅するように制御することで、前記音声情報を再生しようとする旨をプロンプトすること、を含むことを特徴とする請求項1に記載の音声通話プロンプト方法。
【請求項3】
前記装置が、前記音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出するステップの後に、前記音声情報を再生するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の音声通話プロンプト方法。
【請求項4】
前記装置が、前記音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出するステップは、前記装置が、前記音声情報をその音量が徐々に大きくなるように再生するようにプレーヤーを制御することを含むことを特徴とする請求項1に記載の音声通話プロンプト方法。
【請求項5】
端末機器の音声情報を受信する際の現在時間を取得するように配置される取得モジュールと、
前記現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定するように配置される特定モジュールと、
前記時間間隔が所定の時間帯よりも大きい場合、前記音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出するように配置されるプロンプトモジュールとを備え
端末機器からの音声情報の音を識別するように配置される識別モジュールと、
前記音声情報の音を記憶された音声と照合させるように配置される照合モジュールと、をさらに備え、
前記プロンプトモジュールは、
前記照合に成功した場合、当該記憶された音声をプロンプト音声として再生し、
前記照合に成功しなかった場合、プロンプト音声を再生することで、当該音声情報を再生しようとする旨をプロンプトすることを特徴とする音声通話プロンプト装置。
【請求項6】
前記プロンプトモジュールは、
プロンプト音声を再生することで、前記音声情報を再生しようとする旨をプロンプトするように配置される第1のプロンプトサブモジュールと、および・または、
指示ランプを点滅させることで、前記音声情報を再生しようとする旨をプロンプトするように配置される第2のプロンプトサブモジュールとを備えることを特徴とする請求項に記載の音声通話プロンプト装置。
【請求項7】
前記音声情報を再生するように配置される再生モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項に記載の音声通話プロンプト装置。
【請求項8】
前記プロンプトモジュールは、前記音声情報をその音量が徐々に大きくなるように再生するようにプレーヤーを制御するように配置される第3のプロンプトサブモジュールを備えることを特徴とする請求項に記載の音声通話プロンプト装置。
【請求項9】
プロセッサと、
プロセッサの実行可能な指令を記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
端末機器の音声情報を受信する際の現在時間を取得し、
前記現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定し、
前記時間間隔が所定の時間帯よりも大きい場合、前記音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出し、
端末機器からの音声情報の音を識別し、
前記音声情報の音を記憶された音と照合させ、
前記照合に成功した場合、当該記憶された音をプロンプト音声として再生し、
前記照合に成功しなかった場合、プロンプト音声を再生することで、当該音声情報を再生しようとする旨をプロンプトするように配置されることを特徴とする音声通話プロンプト装置。
【請求項10】
プロセッサに実行されることにより、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の音声通話プロンプト方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項11】
請求項10に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【相互参照】
【0001】
本発明は、出願番号が2014106597251であり、出願日が2014年11月18日である中国特許出願を基に提出するものであり、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容は、参照のため本願に援用される。
【技術分野】
【0002】
本発明は、通信技術分野に関し、特に音声通話プロンプト方法装置、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インテリジェントカメラは、家庭安全監視において非常に重要な役割を果たしている。関連技術では、カメラで捕らえた映像を端末機器を介して取得する。音声会話を行っているとき、関連技術では、直接に音声を遠隔通信の相手に送信する。ユーザが事前に準備がない場合に驚いたりするため、ユーザ体験は悪い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術に存在する課題を克服するすべく、本開示の実施例は、音声通信時のユーザ体験を向上させるための音声通話プロンプト方法装置、プログラム及び記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の局面によれば、端末機器の音声情報を受信する際の現在時間を取得するステップと、前記現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定するステップと、前記時間間隔が所定の時間帯よりも大きい場合、前記音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出するステップと、を含む音声通話プロンプト方法を提供する。
【0006】
ある実施例において、前記音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出するステップは、プロンプト音声を再生することで、前記音声情報を再生しようとする旨をプロンプトすること、または、指示ランプが定められた頻度で点滅するように制御することで、前記音声情報を再生しようとする旨をプロンプトすること、を含んでもよい。
【0007】
ある実施例において、音声通話プロンプト方法は、端末機器からの音声情報の音を識別するステップと、前記音声情報の音を記憶された音と照合させるステップとをさらに含んでもよく、前記照合に成功した場合、当該記憶された音をプロンプト音声として再生し、前記照合に成功しなかった場合、プロンプト音声を再生することで、当該音声情報を再生しようとする旨をプロンプトする。
【0008】
ある実施例において、音声通話プロンプト方法は、前記音声情報を再生するステップをさらに含んでもよい。
【0009】
ある実施例において、前記音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出するステップは、前記音声情報をその音量が徐々に大きくなるように再生するようにプレーヤーを制御することを含んでもよい。
【0010】
本開示の実施例の第2の局面によれば、端末機器の音声情報を受信する際の現在時間を取得するように配置される取得モジュールと、前記現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定するように配置される特定モジュールと、前記時間間隔が所定の時間帯よりも大きい場合、前記音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出するように配置されるプロンプトモジュールとを備える音声通話プロンプト装置を提供する。
【0011】
ある実施例において、前記プロンプトモジュールは、プロンプト音声を再生することで、前記音声情報を再生しようとする旨をプロンプトするように配置される第1のプロンプトサブモジュールと、および・または、指示ランプを点滅させることで、前記音声情報を再生しようとする旨をプロンプトするように配置される第2のプロンプトサブモジュールとを備えもよい。
【0012】
ある実施例において、当該装置は、端末機器からの音声情報の音を識別するように配置される識別モジュールと、前記音声情報の音を記憶された音声と照合させるように配置される照合モジュールと、をさらに備えてもよく、前記プロンプトモジュールは、前記照合に成功した場合、当該記憶された音声をプロンプト音声として再生し、前記照合に成功しなかった場合、プロンプト音声を再生することで、当該音声情報を再生しようとする旨をプロンプトする。
【0013】
ある実施例において、当該装置は、前記音声情報を再生するように配置される再生モジュールをさらに備えてもよい。
【0014】
ある実施例において、前記プロンプトモジュールは、前記音声情報をその音量が徐々に大きくなるように再生するようにプレーヤーを制御するように配置される第3のプロンプトサブモジュールを備えてもよい。
【0015】
本開示の実施例の第3の局面によれば、プロセッサと、プロセッサの実行可能な指令を記憶するためのメモリとを備え、前記プロセッサは、端末機器の音声情報を受信する際の現在時間を取得し、前記現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定し、前記時間間隔が所定の時間帯よりも大きい場合、前記音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出するように配置される音声通話プロンプト装置を提供する。
【0016】
本開示の実施例の第4の局面によれば、プロセッサに実行されることにより、本開示の実施例の第1の局面に記載の音声通話プロンプト方法を実現するプログラムを提供する。
【0017】
本開示の実施例の第5の局面によれば、本開示の実施例の第4の局面に記載のプログラムが記録された記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0018】
本開示の実施例によれば、以下の格別な効果を奏することができる。音声情報を受信する際の現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定することにより、時間間隔と所定の時間帯との関係に基づいて、プロンプト情報を放出する必要があるか否かを特定する。これにより、撮像機器側にあるユーザに対して、端末機器からの音声情報が必要であることをプロンプトすることに役立ち、ユーザに当該音声情報の聴取に充分な心理的準備をさせることで、ユーザを驚かせることを回避し、ユーザの音声通信時の体験を向上させる。
【0019】
上述の一般的な記述及び後述の具体的な記述が単に例示的及び解釈的なものであり、本発明を制限できるものでないことは、理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
ここでの図面は、明細書を構成する一部として見なされ、本開示に適した実施例を示し、かつ、明細書の文字記載とともに本開示の仕組みを解釈するために用いられる。
【0021】
図1】一例示的実施例による音声通話プロンプト方法を示すフローチャートである。
【0022】
図2】一例示的実施例1による音声通話プロンプト方法を示すフローチャートである。
【0023】
図3】一例示的実施例2による音声通話プロンプト方法を示すフローチャートである。
【0024】
図4】一例示的実施例3による音声通話プロンプト方法を示すフローチャートである。
【0025】
図5】一例示的実施例による音声通話プロンプト装置を示すブロック図である。
【0026】
図6】一例示的実施例による別の音声通話プロンプト装置を示すブロック図である。
【0027】
図7】一例示的実施例による音声通話プロンプトに適用される装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
ここで、例示的実施例を詳細に説明し、その例示が図面に示されている。以下の記述が図面に係る場合、別途にて示さない限り、異なる図面における同じ数字は、同じまたは類似する要素を示す。以下の例示的実施例に記述される実施形態は、本開示と一致する全ての実施形態を代表するとは限らない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に詳しく記載されているように、本発明の一部の局面と一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0029】
図1は一例示的実施例による音声通話プロンプト方法を示すフローチャートである。当該音声通話プロンプト方法は、インテリジェント撮像機器(例えば、インテリジェントカメラ、インテリジェントカメラ)によって実現される。図1に示すように、当該音声通話プロンプト方法は、以下のステップS101-S103を含む。
【0030】
ステップS101では、端末機器の音声情報を受信する際の現在時間を取得する。
【0031】
ある実施例においては、撮像機器は、インターネットにアクセスできる通信モジュールを設けることによって、通信モジュールを使用してインターネットを介して端末機器と通信接続を確立し、且つ、インターネットを介して端末機器からの音声情報を受信する。例えば、現在時間が2014年11月12日午前10時05分であると特定する。
【0032】
ステップS102において、現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定する。
【0033】
例えば、前回の音声再生の時間は2014年11月12日午前10時であり、10時から時間間隔を積算してカウントする必要がある。10時05分に当該音声情報を受信する場合、音声情報とその前回の音声再生との時間間隔は5分間である。
【0034】
ステップS103において、時間間隔が所定の時間帯よりも大きい場合、音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出する。
【0035】
ある実施例において、所定の時間帯は、ユーザの個人習慣に応じて設定することができる。例えば、ユーザが時間帯を3分間に設定した場合、上記ステップS102で得られた現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔である5分間は、所定の時間帯によって定められた3分間よりも大きいため、音声プロンプトを再生する必要がある。逆に、時間間隔が所定の時間帯よりも小さい場合、音声プロンプトを再生する必要はなく、上記音声情報をそのまま再生すればよい。
【0036】
この実施例において、音声情報を受信する際の現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定することにより、時間間隔と所定の時間帯との関係に基づいて、プロンプト情報を放出するか否かを特定する。これによって、撮像機器側に所在するユーザに対して端末機器からの音声情報が必要であるよとプロンプトすることに役立ち、ユーザに当該音声情報を聴取する心理的準備をさせることで、ユーザを驚かせることを回避し、ユーザの音声通信時の体験を向上させる。
【0037】
ある実施例において、ステップS103は、音声プロンプトにて音声情報を再生しようとする旨をプロンプトすることを含んでもよい。
【0038】
ある実施例において、ステップS103は、指示ランプの点滅により、上記音声情報を再生しようとする旨をプロンプトすることを含んでもよい。
【0039】
ある実施例において、ステップS103は、音声情報をその音量が徐々に大きくなるよう再生するようにプレーヤーを制御することを含んでもよい。
【0040】
ある実施例において、音声通話プロンプト方法は、さらに音声情報を再生することを含んでもよい。
【0041】
ここには、本開示の実施例による上記方法は、時間間隔と所定の時間帯との関係に基づいて、プロンプト情報を放出するか否かを特定する。これによって、撮像機器側に所在するユーザに対して、端末機器からの音声情報が必要であることをプロンプトすることに役立ち、ユーザに当該音声情報を聴取する心理的準備をさせることで、ユーザを驚かせることを回避し、ユーザが音声で通信するときの体験を向上させる。
【0042】
以下には、具体的な実施例によって本開示の実施例の技術案を説明する。
【0043】
図2は一例示的実施例1による音声通話プロンプト方法を示すフローチャートである。本開示の実施例では、音声プロンプトによりユーザに対して端末機器からの音声情報を再生することをプロンプトする。図2に示すように、以下のステップを含む。
【0044】
ステップS201において、端末機器の音声情報を受信する時の現在時間を取得する。
【0045】
ステップS201に対する記述は、上記ステップS101に対する記載を参照することができるため、ここで繰り返し説明しない。
【0046】
ステップS202において、現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定する。
【0047】
ステップS202に対する記述は、上記ステップS102に対する記載を参照することができるため、ここで繰り返し説明しない。
【0048】
ステップS203において、時間間隔が所定の時間帯によりも大きいのであれば、プロンプト音声を再生することで、当該音声情報を再生しようとする旨をプロンプトする。
【0049】
例えば、「ピンドン」などのようなプロンプト音声を再生することにより、ユーザに対して端末機器からの音声情報を再生しようとする旨をプロンプトする。さらに、ユーザは、撮像機器によって自分の好みに合うプロンプト音声を設定したり、ユーザ自身の音声をレコードすることによって撮像機器がプロンプト音声を再生する必要が生じるときにユーザ自身の音声を再生したり、端末機器側のユーザの音声をレコードすることによって撮像機器がプロンプト音声を再生する必要が生じるときにプロンプト音声と再生音声との一致性を確保させて、撮像機器側のユーザが音声再生を受信する体験を極めて向上させる。
【0050】
好ましくは、音声通話プロンプト方法は、さらに以下のことを含む。
【0051】
端末機器からの音声情報の音を識別する。
【0052】
当該音声情報の音を記憶された音に照合させる。
【0053】
照合に成功すれば、既に記憶された音をプロンプト音声として再生する。照合に成功しなければ、プロンプト音声を再生することによって当該音声情報を再生しようとする旨をプロンプトする。
【0054】
撮像機器は、端末機器からの音声情報の声音を識別することによって、当該声音と記憶されたユーザの音声とを照合させる。これにより、音声情報の音と一致するプロンプト音声を再生することができるため、ユーザが音声情報を聴取する体験を一層向上させる。
【0055】
図3は、一例示的実施例2による音声通話プロンプト方法を示すフローチャートである。本開示の実施例は、指示ランプの点滅によりユーザに対して端末機器からの音声情報を再生することをプロンプトする。図3に示すように、以下のステップを含む。
【0056】
ステップS301においては、端末機器の音声情報を受信する際の現在時間を取得する。
【0057】
ステップS301に対する記述は、上記のステップS101の記述を参照することができるため、ここで繰り返し説明しない。
【0058】
ステップS302においては、現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定する。
【0059】
ステップS302に対する記述は、上記ステップS102に対する記述を参照することができるので、ここで繰り返し説明しない。
【0060】
ステップS303においては、時間間隔が所定の時間帯によりも大きい場合、音声情報を再生しようとする旨をプロンプトするように、指示ランプを定められた頻度で点滅させるように当該指示ランプを制御する。
【0061】
指示ランプは、撮像機器の稼動状態を指示するためのものであり、例えば、常態オンは、撮像機器が通常の動作状態になることを示し、点滅は、撮像機器が通信ネットワークへのアクセスを確立していることを示す。本実施例では、指示ランプを制御することによって、定められた頻度で点滅させて、ユーザに対して音声情報を再生しようとする旨をプロンプトする。ユーザが指示ランプの点滅を感知するとき、充分な心理的準備を整えて端末機器からの音声情報を聴取するため、驚かせることを回避し、音声通信するときのユーザ体験を向上させる。
【0062】
図4は一例示的実施例3による音声通話プロンプト方法を示すフローチャートである。本開示の実施例は、プレーヤーで音声情報を再生する音量を制御した上で端末機器からの音声情報を再生することをプロンプトする。図4に示すように、以下のステップを含む。
【0063】
ステップS401において、端末機器の音声情報を受信する際の現在時間を取得する。
【0064】
ステップS401に対する記述は、上記ステップS101に対する記述を参照することができるため、ここで繰り返し説明しない。
【0065】
ステップS402においては、現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定する。
【0066】
ステップS402に対する記述は、上記ステップS102に対する記述を参照することができるため、ここで繰り返し説明しない。
【0067】
ステップS403においては、時間間隔が所定の時間帯よりも大きい場合、音声情報をその音量が徐々に大きくなるように再生するようにプレーヤーを制御する。
【0068】
本実施例では、音声情報をその音量が徐々に大きくなるようにユーザに対して再生するようにプレーヤーを制御することができる。ユーザが小さい音量での音声情報を聴取したとき、端末機器からの音声情報を聴取するのに充分な心理的準備をすることで、驚かせることを回避し、ユーザの音声通信時の体験を向上させる。
【0069】
好ましくは、上記方法は、さらに以下のステップを含む。
【0070】
当該音声情報を再生する。音声情報を再生する必要があるよとユーザにプロンプトした後、音声を再生することによって、ユーザが撮像機器によって再生される音声情報を聴取する過程で非常に楽しめる。ユーザ体験を大きく向上させる。
【0071】
図5は一例示的実施例による音声通話プロンプト装置を示すブロック図である。図5に示すように、音声通話プロンプト装置は、取得モジュール51と、特定モジュール52と、プロンプトモジュール53とを含む。
【0072】
取得モジュール51は、端末機器の音声情報を受信する際の現在時間を取得するように配置される。
【0073】
特定モジュール52は、前記現在時間と前回の音声再生時に対応する時点との時間間隔を特定するように配置される。
【0074】
プロンプトモジュール53は、前記時間間隔が所定の時間帯よりも大きい場合、前記音声情報を再生する旨のプロンプト情報を放出するように配置される。。
【0075】
図6に示すように、プロンプトモジュール53は、第1のプロンプトサブモジュール531、および・または、第2のプロンプトサブモジュール532を含んでもよい。
【0076】
第1のプロンプトサブモジュール531は、プロンプト音声にて上記音声情報を再生しようとする旨をプロンプトするように配置される。
【0077】
第2のプロンプトサブモジュール532は、指示ランプの点滅により、上記音声情報を再生しようとする旨をプロンプトするように配置される。
【0078】
ある実施例において、上記装置は、識別モジュール(図示せず)と、照合モジュール(図示せず)とをさらに含む。
【0079】
識別モジュールは、端末機器からの音声情報の声音を識別するように配置される。
【0080】
照合モジュールは、音声情報の音を記憶された音に照合させるように配置される。
【0081】
照合に成功すれば、プロンプトモジュール53は、当該記憶された音をプロンプト音声として再生する。照合に成功しなければ、プロンプトモジュール53は、プロンプト音声を再生して当該音声情報を再生しようとする旨をプロンプトする。
【0082】
ある実施例において、上記装置は、さらに、前記音声情報を再生するように配置される再生モジュール54を含む。
【0083】
ある実施例において、プロンプトモジュール53は、さらに、指示ランプを設定された頻度にて点滅させるように制御して前記音声情報を再生しようとする旨をプロンプトするように配置される第3のプロンプトサブモジュール533を含んでもよい。
【0084】
上記実施例における装置に関して、各モジュールが操作を実行する具体的形態は、すでに方法に関する実施例で詳細に説明されたので、ここで繰り返し説明しない。
【0085】
図7は一例示的実施例による音声通話プロンプト装置700に適用されるブロック図である。例えば、装置700は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信機器、ゲームコンソール、パネル機器、医療機器、スポーツ機器、PDAなどであってもよい。
【0086】
図7を参照して、装置700は、処理ユニット702、メモリ704、電源ユニット706、マルチメディアユニット707、オーディオユニット710、入力・出力(I/ O)インターフェース712、センサユニット714、および、通信ユニット716のうちの一つまたは複数のユニットを含んでもよい。
【0087】
処理ユニット702は、通常、装置700の全体操作、例えば、表示、電話発呼、データ通信、カメラ操作および記録操作に関連する操作を制御する。処理素子702は、上記の方法の全部または一部のステップを実現するために、指令を実行するための一つまたは複数のプロセッサ720を含んでもよい。その他、処理ユニット702は、処理ユニット702と他のユニットとのインタラクティブのために、一つまたは複数のモジュールを含んでもよい。例えば、処理部件702は、マルチメディアユニット707と処理ユニット702とのインタラクティブのために、マルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0088】
メモリ704は、機器700での操作をサポートするように各タイプのデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例として、装置700において操作するいかなるアプリケーションプログラムまたは方法の指令、連絡先のデータ、電話帳のデータ、メッセージ、ピクチャ、ビデオなどを含む。メモリ704は、いかなるタイプの揮発性または不揮発性メモリ機器またはそれらの組み合わせによって実現され得る。例えば、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なPROM(EEPROM)、電気的プログラム可能なROM(EPROM)、プログラム可能なROM(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクであってよい。
【0089】
電力ユニット706は、装置700のユニットのそれぞれに電力を供給する。電力ユニット706は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、並びに、装置700用の電力を生成、管理および配分するに関する他のユニットを含んでもよい。
【0090】
マルチメディアユニット708は、前記装置700とユーザとの間での、1つの出力インターフェースを供給するスクリーンを含む。ある実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンにタッチパネルが含まれば、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受け取るように、タッチスクリーンとして実現されてよい。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネル上でのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数の触摸センサを含む。前記触摸センサが、タッチあるいはスライド動作の境界を感知するとともに、前記タッチあるいはスライド操作に関する持続時間および圧力を検出することは可能である。ある実施例では、マルチメディアユニット708は、1つのフロントカメラおよび・またはバックカメラを含む。装置700が操作モード、例えば、撮影モード或いはビデオモードであるとき、フロントカメラおよび・またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラとバックカメラは、1つの固定の光学レンズシステムであってもよいし、焦点距離および光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0091】
オーディオユニット710は、オーディオ信号を出力および・または入力するように配置される。例えば、オーディオユニット710は、1つのマイク(MIC)を含み、装置700が操作モード、例えば、発呼モード、記録モードおよび音声認識モードであるとき、マイクは、外部オーディオ信号を受信するように配置される。受信されたオーディオ信号は、さらに、メモリ704に記憶される、または、通信ユニット716を介して送信されることができる。ある実施例では、オーディオユニット710は、オーディオ信号を出力するための1つのスピーカをさらに備える。
【0092】
I/Oインターフェース712は、処理ユニット702と周囲インターフェースモジュール間でインターフェースを供給し、上述した周囲インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってよい。これらのボタンは、ホーンページボタン、ボリュームボタン、起動ボタンおよびロックボタンを含んでもよいが、それらに限られない。
【0093】
センサユニット714は、いろんな方面での状態推定を装置700に供給するための1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサユニット714は、装置700のON/OFF状態、ユニットの相対測位を検出することができ、例えば、前記ユニットは、装置700のディスプレイおよびテンキーである。センサユニット714は、さらに、装置700もしくは装置700の1つのユニットの位置変更、ユーザと装置700の接触の存在もしくは不存在、装置700の方位もしくは加速/減速および装置700の温度変化を検出することができる。センサユニット714は、如何なる物理的接触もないとき、近辺にある物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサユニット714は、さらに、結像応用に使用される光センサ、例えばCMOSまたはCCD画像センサを含んでもよい。ある実施例では、当該センサユニット714は、さらに、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ或温度センサを含んでもよい。
【0094】
通信ユニット716は、装置700と他の機器間で有線または無線の通信ができるように設けられる。装置700は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2Gもしくは3G、またはそれらの組み合わせにアクセスすることができる。ある例示的実施例では、通信部品716は、外部報知管理システムからのの報知信号または報知関連情報を報知チャネルを介して受信する。ある例示的実施例では、前記通信部品716は、近距離通信を促進するように、ニアフィールド通信(NFC)モジュールをさらに備える。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線通信標準化団体(IrDA)技術、超広帯域無線通信(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0095】
例示的実施例では、装置700は、上述した方法を実行するために、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、ログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたは他の電子部品で実現されてもよい。
【0096】
例示的実施例では、指令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、指令を含むメモリ804をさらに提供し、上述した指令が装置800のプロセッサ820によって実行されることで上述した方法を完成させることができる。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスクおよび光データ記憶装置などであってよい。
【0097】
当業者は明細書を考慮し、ここに公開された開示を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到する。本願は、本開示の如何なる変形、用途または適応的変化もカバーすることを意図する。これら変形、用途または適応的変化は、本開示の一般的な仕組みに従い、かつ、本開示に開示されていない当分野における公知常識または慣用技術手段を含む。明細書及びび実施例は単なる例示的なものと見なされ、本開示の本当の範囲及びび思想は添付の特許請求の範囲によって与えられる。
【0098】
本開示が以上で記述されて図面に示された精確な構造に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲でいろんな補正や変更も可能であることは理解されるべきである。本開示の範囲は、添付する特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
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