特許第6187204号(P6187204)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6187204
(24)【登録日】2017年8月10日
(45)【発行日】2017年8月30日
(54)【発明の名称】ワイヤハーネス取付方法
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/04 20060101AFI20170821BHJP
   B60R 16/02 20060101ALI20170821BHJP
【FI】
   H02G3/04
   B60R16/02 623P
   B60R16/02 623V
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-250308(P2013-250308)
(22)【出願日】2013年12月3日
(65)【公開番号】特開2015-109722(P2015-109722A)
(43)【公開日】2015年6月11日
【審査請求日】2016年3月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088672
【弁理士】
【氏名又は名称】吉竹 英俊
(74)【代理人】
【識別番号】100088845
【弁理士】
【氏名又は名称】有田 貴弘
(72)【発明者】
【氏名】和田 建志
【審査官】 木村 励
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第99/010206(WO,A1)
【文献】 特開2006−320096(JP,A)
【文献】 特開2000−4525(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 3/04
B60R 16/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数本のケーブルを含むケーブル群と、前記ケーブル群の一部の周囲を覆う本体部及び前記本体部の外側面に形成され前記ケーブル群における前記本体部の外側に位置する露出ケーブルの一部を挟んで前記露出ケーブルを曲がった状態に保持する仮留め部を有する保護具と、を備えたワイヤハーネスにおける前記保護具の前記本体部を車両の支持体に固定する工程と、
前記本体部が前記支持体に固定された後に前記ケーブル群の前記露出ケーブルを前記保護具の前記仮留め部から外す工程と、
前記仮留め部から外された前記露出ケーブルの端部を他の接続相手に接続する工程と、を有し、
前記本体部を車両の支持体に固定する前の状態で、前記保護具の1つの出口から前記ケーブル群における複数のケーブルが延び、そのうち第1のケーブルが前記保護具の前記仮留め部に仮留めされた前記露出ケーブルであり、第2のケーブルが仮留め用の結束材によって曲がった状態に仮結束されている、ワイヤハーネス取付方法。
【請求項2】
請求項1に記載のワイヤハーネス取付方法であって、
前記保護具には前記出口とは別の出口が設けられており、
前記別の出口から延びる前記ケーブル群における第3のケーブルが前記第2のケーブルと共に前記仮留め用の結束材によって曲がった状態に仮結束されている、ワイヤハーネス取付方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブル群の周囲を覆う保護具を備えるワイヤハーネスを支持体に取り付ける方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車に代表される車両に搭載されるワイヤハーネスにおいて、ケーブル群の一部の周囲を覆う硬質の保護具が設けられる場合がある。ケーブル群に含まれるケーブルは、絶縁電線又は光ファイバケーブルなどである。
【0003】
また、車両に取り付けられる前のワイヤハーネスの状態、即ち、ワイヤハーネスの荷姿において、ケーブル群における保護具から露出した部分が長く延びたままの状態である場合、ケーブルの引っ掛かりなどが生じやすく、ワイヤハーネスの取り扱いが難しい。そのため、ワイヤハーネスの荷姿を小さくしたいというニーズがある。
【0004】
例えば、ワイヤハーネスの荷姿を小さくするために、ケーブル群における保護具から露出した1本もしくは複数本のケーブルが、曲げられて小さくまとまった状態で粘着テープによって仮結束されることが多い。
【0005】
一般に、仮留め用の粘着テープは、幅方向に沿う切れ込みが形成された粘着テープである。そのような粘着テープは、刃物を用いずに容易にちぎることが可能である。ワイヤハーネスが車両に取り付けられる際、仮留め用の粘着テープがちぎられ、ケーブルの端部が他の接続相手に接続される。
【0006】
また、特許文献1に示される保護具は、連結可能な複数の単位体を備える。ワイヤハーネスの荷姿においては、それら複数の単位体は、重ね合わされることによって小さくまとめられている。そして、ワイヤハーネスが車両に組み付けられる際に、保護具を構成する複数の単位体が連結される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−273301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、車両用のワイヤハーネスの多くは、車両の通常の使用状態においてユーザの目に触れない場所に取り付けられる。この場合、仮留め用の粘着テープが、ケーブルに残存していても特に問題はない。
【0009】
一方、ワイヤハーネスのケーブル群における一部のケーブルが、ユーザの目に触れる場所に取り付けられる場合がある。この場合、車両の美観が損なわれないように、ちぎられた仮留め用の粘着テープをそのケーブルから完全に除去することが必要である。これに対し、ケーブルからの粘着テープの除去及び除去されたテープ片の廃棄に要する手間を省けることが望まれている。
【0010】
また、特許文献1に示される保護具が採用される場合、複数の単位体を個別に成形する工数、及び複数の単位体を重ね合わせたり連結したりする工数など、多大な手間が必要となる。
【0011】
本発明は、保護具を備えるワイヤハーネスにおいて、荷姿を小さくするために一部のケーブルが曲げられて小さくまとめられる場合に、車両の美観を損なうことなく簡易にワイヤハーネスを車両の支持体に取り付ける方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一態様に係るワイヤハーネス取付方法は、以下に示される各工程を有する。第1の工程は、ワイヤハーネスにおける保護具の本体部を車両の支持体に固定する工程である。上記ワイヤハーネスは、複数本のケーブルを含むケーブル群と、上記ケーブル群の一部の周囲を覆う本体部及び上記本体部の外側面に形成された仮留め部を有する保護具とを備えている。上記仮留め部は、上記ケーブル群における上記本体部の外側に位置する露出ケーブルの一部を挟んで上記露出ケーブルを曲がった状態に保持している。第2の工程は、上記本体部が上記支持体に固定された後に上記ケーブル群の上記露出ケーブルを上記保護具の上記仮留め部から外す工程である。第3の工程は、上記仮留め部から外された上記露出ケーブルの端部を他の接続相手に接続する工程である。また第一態様に係るワイヤハーネス取付方法において、前記本体部を車両の支持体に固定する前の状態で、前記保護具の1つの出口から前記ケーブル群における複数のケーブルが延び、そのうち第1のケーブルが前記保護具の前記仮留め部に仮留めされた前記露出ケーブルであり、第2のケーブルが仮留め用の結束材によって曲がった状態に仮結束されている。
本発明の第二態様に係るワイヤハーネス取付方法は、第一態様に係るワイヤハーネス取付方法であって、前記保護具には前記出口とは別の出口が設けられており、前記別の出口から延びる前記ケーブル群における第3のケーブルが前記第2のケーブルと共に前記仮留め用の結束材によって曲がった状態に仮結束されている。
【発明の効果】
【0013】
上記の態様におけるワイヤハーネスの荷姿において、ケーブル群における保護具から露出した露出ケーブルは、その一部が保護具の仮留め部に挟まれることによって曲がった状態に保持されている。これにより、露出ケーブルが小さくまとまり、ワイヤハーネスの荷姿が小さくなっている。
【0014】
そして、ワイヤハーネスの保護具が車両の支持体に固定された後に、露出ケーブルが仮留め部から外され、その露出ケーブルの端部が他の接続相手に接続される。即ち、仮留め部は、ワイヤハーネスが車両の支持体に取り付けられるまでに使用される部分であり、露出ケーブルの配線経路の一部ではない。
【0015】
上記の態様によれば、粘着テープなどの貼付物が用いられないため車両の美観が損なわれない。さらに、ワイヤハーネスが車両の支持体に取り付けられる際に、露出ケーブルから貼付物を除去する、或いは複数の単位体から保護具を組み立てるなどの煩雑な手間は不要である。従って、車両の美観を損なうことなく簡易にワイヤハーネスを車両の支持体に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】実施形態に係るワイヤハーネス取付方法において採用されるワイヤハーネスの荷姿の一例を示す斜視図である。
図2】実施形態に係るワイヤハーネス取付方法の概略手順を示すフローチャートである。
図3】保護具固定工程を示す図である。
図4】ケーブルの仮留め解除工程を示す図である。
図5】ケーブル接続工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
【0018】
<ワイヤハーネス>
まず、図1を参照しつつ、実施形態に係るワイヤハーネス取付方法において採用されるワイヤハーネス10について説明する。ワイヤハーネス10は、例えば車両における座席の下方の床板などの支持体に取り付けられ、複数の車載機器を電気的に接続する。
【0019】
図1が示すように、ワイヤハーネス10は、ケーブル群1及び保護具2を含む。
【0020】
<ケーブル群>
ケーブル群1は、複数本のケーブルを含む本線部11と、その本線部11から分岐した1本もしくは複数本のケーブルを含む支線部12とを有する。ケーブル群1の各ケーブルは、例えば、銅又はアルミニウムなどを主成分とする導体と、その導体の周囲を覆う絶縁被覆と、を有する絶縁電線である。また、ケーブル群が、光ファイバケーブルを含むことも考えられる。
【0021】
図1が示す例では、第一コネクタ31が本線部11の端部に設けられており、第二コネクタ32が支線部12の端部に設けられている。
【0022】
ケーブル群1の一部は、周囲が保護具2で覆われている被保護部101であり、ケーブル群1の残りの一部は、周囲が保護具2で覆われていない、即ち、保護具2から露出した露出部102である。
【0023】
図1が示す例では、ケーブル群1の支線部12は、保護具2の外側において本線部11から分岐した露出部102である。支線部12は、保護具2の外側に位置する露出ケーブルの一例である。
【0024】
<保護具>
保護具2は、ケーブル群1を保護するためにケーブル群1の一部を覆う用具である。保護具2は、ケーブル群1の被保護部101の両側から組み合わされた第一部材201及び第二部材202を有している。第一部材201及び第二部材202の各々は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、又はポリアミド(PA)などの非導電性の合成樹脂が一体に成形された部材である。
【0025】
第一部材201の一部及び第二部材202は、組み合わされた状態において、ケーブル群1の被保護部101の周囲を覆う本体部21を形成している。第一部材201の一部及び第二部材202の一部は、第一部材201及び第二部材202を組み合わさった状態に維持する係合機構203を構成している。
【0026】
図1が示す例では、保護具2の本体部21は、ケーブル群1の本線部11における分岐した部分(被保護部101)の周囲を囲む分岐した筒状に形成されている。
【0027】
また、本体部21には、ケーブル群1の本線部11の一部とともに粘着テープなどの結束材4によって結束されたケーブル固定片23が形成されている。本線部11の一部とケーブル固定片23とが結束材4で結束されることにより、ケーブル群1に対する保護具2の位置ずれが防止される。
【0028】
保護具2の本体部21の外側面には、ケーブル群1の露出部102の一部を挟む仮留め部24が形成されている。仮留め部24は、ケーブル群1の露出部102(露出ケーブル)の一部を挟んでその露出部102を曲がった状態に保持している。
【0029】
図1が示す例では、仮留め部24は、ケーブル群1の支線部12の一部を挟んでその支線部12を曲がった状態に保持している。
【0030】
仮留め部24は、例えば、支線部12の一部が挿入されることによってその支線部12を挟み込む溝状の部分である。この場合、自然状態の仮留め部24における溝の幅は支線部12の直径よりもやや小さく形成されており、仮留め部24は、弾性変形することによって支線部12を溝内に挟み込む。また、支線部12における溝の開口付近に、支線部12の脱落を防ぐ突起部が形成されていることも考えられる。
【0031】
さらに、保護具2は、本体部21に繋がった固定部22を有している。固定部22は、車両の支持体に固定される部分である。図1が示す例では、保護具2が備える固定部22は、板状の支持体における取付孔の縁部に留まるクランプ221と、支持体にボルトで固定されるボルト固定部222とを含む。ボルト固定部222には、ボルトが通される貫通孔(ボルト孔)が形成されている。
【0032】
図1が示す例において、ケーブル群1の露出部102における本線部11は、車両の通常の使用状態においてユーザの目に触れない場所に配置される。そのため、ワイヤハーネス10の荷姿において、ケーブル群1の露出部102における本線部11は、曲げられて小さくまとまった状態で仮留め用の粘着テープ5によって仮結束されている。
【0033】
仮留め用の粘着テープ5は、幅方向に沿う複数の切れ込み51が形成された粘着テープである。そのような粘着テープ5は、刃物を用いずに容易にちぎることが可能である。
【0034】
一方、図1が示す例において、ケーブル群1の露出部102における支線部12は、車両の通常の使用状態においてユーザの目に触れる場所に配置される。そのため、支線部12は、その一部を挟む仮留め部24によって曲がった状態に保持されている。これにより、支線部12も、曲げられて小さくまとまった状態に維持される。
【0035】
以上により、ワイヤハーネス10の荷姿は、ケーブル群1の露出部102が仮留めされていない状態のワイヤハーネス10よりも小さくまとまっている。
【0036】
<ワイヤハーネス取付方法>
次に、図2〜5を参照しつつ、実施形態に係るワイヤハーネス取付方法について説明する。本方法において、図1に示されるワイヤハーネス10が採用される。図2は、実施形態に係るワイヤハーネス取付方法の概略手順を示すフローチャートである。
【0037】
図2が示すように、実施形態に係るワイヤハーネス取付方法は、保護具固定工程(S1)、ケーブルの仮留め解除工程(S2)及びケーブル接続工程(S3)を含む。図3は保護具固定工程(S1)をし、図4はケーブルの仮留め解除工程(S2)を示し、図5はケーブル接続工程を示す。
【0038】
保護具固定工程(S1)は、ワイヤハーネス10における保護具2の本体部21を車両の支持体9に固定する工程である。本工程において、本体部21に繋がった固定部22が支持体9に固定されることにより、保護具2の本体部21が支持体9に固定される。
【0039】
本実施形態の保護具固定工程(S1)においては、クランプ221が支持体9の取付孔91に挿入され、さらに、ボルト固定部222が支持体9に形成されたスタッドボルト92に対してナット93で固定される。保護具固定工程(S1)は、ワイヤハーネス10のケーブル群1の露出部102が仮留めされた状態のまま行われる。
【0040】
ケーブルの仮留め解除工程(S2)は、保護具2の本体部21が支持体9に固定された後に、ケーブル群1の露出部102の仮留めを解除する工程である。
【0041】
本実施形態におけるケーブルの仮留め解除工程(S2)は、以下の第一解除工程と第二解除工程とを含む。第一解除は、ケーブル群1の露出部102における本線部11を結束している仮留め用の粘着テープ5をちぎる工程である。第二解除工程は、ケーブル群1の露出部102における支線部12を保護具2の仮留め部24から外す工程である。なお、第一解除工程及び第二解除工程の順序は問わない。
【0042】
ケーブル接続工程(S3)は、仮留めが解除されたケーブル群1の露出部102の端部を他の接続相手に接続する工程である。
【0043】
本実施形態におけるケーブル接続工程(S3)は、以下の第一接続工程と第二接続工程とを含む。第一接続工程は、ケーブル群1の露出部102における本線部11の端部の第一コネクタ31を、他の相手側第一コネクタ81に接続する工程である。第二接続工程は、ケーブル群1の露出部102における支線部12の端部の第二コネクタ32を、他の相手側第二コネクタ82に接続する工程である。
【0044】
以上により、ワイヤハーネス10が車両の支持体9に取り付けられる。なお、第一解除工程及び第一接続工程が行われた後に、第二解除工程及び第二接続工程が行われることが考えられる。また、第一解除工程及び第二解除工程が行われた後に、第一接続工程及び第二接続工程が行われることも考えられる。
【0045】
<効果>
ワイヤハーネス10の荷姿において、ケーブル群1における保護具2から露出した支線部12(露出ケーブル)は、その一部が保護具2の仮留め部24に挟まれることによって曲がった状態に保持されている。これにより、支線部12が小さくまとまり、ワイヤハーネス10の荷姿が小さくなっている。
【0046】
そして、ワイヤハーネス10の保護具2が車両の支持体9に固定された後に、ケーブル群1の露出部102の仮留めが解除され、その露出部102の端部が他の接続相手に接続される。即ち、保護具2の仮留め部24は、ワイヤハーネス10が車両の支持体9に取り付けられるまでに使用される部分であり、支線部12の配線経路の一部ではない。
【0047】
上記の実施形態に係るワイヤハーネス取付方法によれば、ユーザの目に触れる場所に配置される支線部12の仮留めのために、粘着テープなどの貼付物が用いられない。そのため、車両の美観は損なわれない。
【0048】
さらに、ワイヤハーネス10が車両の支持体9に取り付けられる際に、支線部12から貼付物を除去する、或いは複数の単位体から保護具2を組み立てるなどの煩雑な手間は不要である。従って、車両の美観を損なうことなく簡易にワイヤハーネス10を車両の支持体9に取り付けることができる。
【0049】
<応用例>
ワイヤハーネス10において、保護具2が、ケーブル群1の露出部102における本線部11の一部を挟む仮留め部を備えることも考えられる。この場合、本線部11の一部を仮留め用の粘着テープ5で結束する作業、及び仮留め用の粘着テープ5をちぎる作業が不要となる。
【0050】
なお、本発明に係るワイヤハーネス取付方法は、請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは実施形態及び応用例を適宜、変形又は一部省略することによって構成されることも可能である。
【符号の説明】
【0051】
10 ワイヤハーネス
1 ケーブル群
101 被保護部
102 露出部
11 本線部
12 支線部
2 保護具
201 第一部材
202 第二部材
203 係合機構
21 本体部
22 固定部
221 クランプ
222 ボルト固定部
23 ケーブル固定片
24 仮留め部
31 第一コネクタ
32 第二コネクタ
4 結束材
5 粘着テープ
51 切れ込み
81 相手側第一コネクタ
82 相手側第二コネクタ
9 支持体
91 取付孔
92 スタッドボルト
93 ナット
図1
図2
図3
図4
図5