【文献】
Sharp,PUCCH resource management for CoMP Scenarios[online],3GPP TSG-RAN WG1#68bis,3GPP,2012年 3月30日,R1-121352,検索日[2017.04.14],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_68b/Docs/R1-121352.zip>
【文献】
Sharp,PUCCH resource for ePDCCH[online],3GPP TSG-RAN WG1#68bis,3GPP,2012年 3月30日,R1-121355,検索日[2017.04.14],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_68b/Docs/R1-121355.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
3GPP(3rd Generation Partnership Project Radio Access Network)にて策定されたLTE(Long Term Evolution) Rel.8(Release 8)およびその拡張版であるLTE Rel.10(LTE-Advanced)といった規格がある。これらの規格では、基地局は、無線通信端末(「UE(User Equipment)」とも呼ばれる。以下、「端末」と記す)がデータを送受信するための制御情報を、下り回線のPDCCH(Physical downlink control channel:物理下り制御チャネル)にて送信する(非特許文献1〜3を参照)。
図1は、下り回線のサブフレーム構成を示す。サブフレーム内には、制御信号を送信するPDCCHとデータ信号を送信するPDSCH(Physical downlink shared channel:物理下りデータチャネル)とが時間多重される。端末は始めにPDCCHから自身に送信された制御情報を復号し、下り回線でのデータ受信に必要な周波数割り当て、および、適応制御などに関する情報を得る。その後、端末は、制御情報に基づき、PDSCHに含まれる自身のデータを復号する。また、PDCCHに上り回線でのデータ送信を許可する制御情報が含まれている場合には、端末は、制御情報に基づき上り回線のPUSCH(Physical uplink shared channel:物理上りデータチャネル)にてデータを送信する。
【0003】
下り回線のデータ送受信には、誤り訂正復号と自動再送要求を組み合わせたHARQ(Hybrid automatic request)が導入されている。端末は受信データの誤り訂正復号を行ったのち、データに付加されたCRC(Cyclic redundancy checksum)に基づき、データが正しく復号できているか否かを判定する。復号できていれば、端末は、基地局に対してACKをフィードバックする。一方復号できなければ、端末は、基地局に対してNACKをフィードバックし、誤りが検出されたデータの再送を促す。このようなACK/NACK(確認応答、以下「A/N」と記す)のフィードバックは、上り回線で送信される。A/Nは、送信時点でPUSCHにデータ割り当てがなければPUCCH(Physical uplink control channel物理上り制御チャネル)にて送信される。一方、A/N送信時点でPUSCHにデータ割り当てがある場合、A/Nは、PUCCHまたはPUSCHいずれかにて送信される。このときPUCCHとPUSCHどちらで送信するかについては、基地局が予め端末に対して指示している。
図2は、PUSCHとPUCCHとを含む上りリンクサブフレーム構成を示す。
【0004】
A/NをPUCCHで送信する場合には、複数の場合分けが存在する。例えば、A/Nの送信が周期的に上り回線で送信されるCSI(Channel state information)のフィードバックと重複した場合、PUCCH formats 2a/2bが用いられる。また、下り回線において、複数のキャリアを束ねて送信するキャリアアグリゲーションがONとなっていて、かつキャリア数が3以上の場合には、PUCCH format 3が用いられる。一方、キャリアアグリゲーションがOFF、またはONでもキャリア数が2以下であって、A/N以外と上りスケジューリングリクエスト以外に送信する制御情報が無ければ、PUCCH formats 1a/1bが用いられる。下りデータの方が上りデータよりも頻繁に送信されること、CSIフィードバックの周期は下りデータの割り当てよりも頻繁でないことを考慮すれば、A/NはPUCCH formats 1a/1bで送信されることが最も多い。以下では、PUCCH formats 1a/1bに着目して述べる。
【0005】
図3は、PUCCH formats 1a/1bのスロット構成を示す。複数の端末が送信するA/N信号は、系列長4のウォルシュ系列および系列長3のDFT(Discrete Fourier transform)系列により拡散され、符号多重して基地局で受信される。
図3において(W
0、W
1、W
2、W
3)および(F
0、F
1、F
2)はそれぞれ前述のウォルシュ系列およびDFT系列を表す。端末では、ACK又はNACKを表す信号が、まず周波数軸上でZAC(Zero auto-correlation)系列(系列長12[サブキャリア])によって1SC−FDMAシンボルに対応する周波数成分へ1次拡散される。すなわち、系列長12のZAC系列に対して複素数で表されるA/N信号成分が乗算される。次いで1次拡散後のA/N信号および参照信号としてのZAC系列が、ウォルシュ系列(系列長4:W
0〜W
3。ウォルシュ符号系列(Walsh Code Sequence)と呼ばれることもある)およびDFT系列(系列長3:F
0〜F
2)によって2次拡散される。すなわち、系列長12の信号(1次拡散後のA/N信号、又は、参照信号としてのZAC系列(Reference Signal Sequence))のそれぞれの成分に対して、直交符号系列(Orthogonal sequence:例えばウォルシュ系列又はDFT系列)の各成分が乗算される。さらに、2次拡散された信号が、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)によって時間軸上の系列長12[サブキャリア]の信号に変換される。そして、IFFT後の信号それぞれに対しCP(Cyclic Prefix)が付加されて、7つのSC−FDMAシンボルからなる1スロットの信号が形成される。
【0006】
異なる端末からのA/N信号同士は、異なる巡回シフト量(Cyclic Shift Index)に対応するZAC系列、又は、異なる系列番号(Orthogonal Cover Index : OC index)に対応する直交符号系列を用いて拡散されている。直交符号系列は、ウォルシュ系列とDFT系列との組である。また、直交符号系列はブロックワイズ拡散符号系列(Block-wise spreading code)と称されることもある。従って、基地局は、従来の逆拡散及び相関処理を用いることにより、これら符号多重および巡回シフト多重された複数のA/N信号を分離することができる。なお、周波数リソースブロック(RB)あたりに符号多重および巡回シフト多重できるA/N数は限りがあるため、端末の数が多くなると異なるRBに周波数多重される。以下、A/Nが送信される符号−RBリソースをA/Nリソースと呼ぶ。A/Nリソースの番号は、A/Nを送信するRB番号と、そのRBにおける符号番号および巡回シフト量により決定される。ZAC系列の巡回シフトによる多重も一種の符号多重とみなせることから、以降では、直交符号および巡回シフトを併せて符号と記す場合がある。
【0007】
なお、LTEでは、PUCCHにおける他セルからの干渉を低減するために、セルIDに基づき使用するZAC系列が決定される。異なるZAC系列間では互いの相関が小さいため、異なるセル間で異なるZAC系列を用いることにより、干渉を小さくすることができる。また同様に、セルIDに基づく系列ホッピングおよび巡回シフトホッピング(Cyclic shift Hopping)も導入されている。これらのホッピングでは、セルIDに基づき定められる巡回シフトホッピングパターンを用いて、巡回シフト軸上および直交符号軸上で互いの相関関係を保ちつつ、SC−FDMAシンボル単位で循環的にシフトさせる。これにより、セル内ではA/N信号が互いに直交関係を保ちながらも、他セルから強い干渉を受けるA/N信号の組合せをランダム化でき、一部の端末のみが他セルからの強い干渉を受け続けることがないようにすることができる。
【0008】
以下の説明では、1次拡散にZAC系列を用い、2次拡散にブロックワイズ拡散コード系列を用いる場合について説明する。しかし、1次拡散には、ZAC系列以外の、互いに異なる循環シフト量により互いに分離可能な系列を用いてもよい。例えば、GCL(Generalized Chirp like)系列、CAZAC(Constant Amplitude Zero Auto Correlation)系列、ZC(Zadoff-Chu)系列、M系列や直交ゴールド符号系列等のPN系列、または、コンピュータによってランダムに生成された自己相関特性が急峻な系列等を1次拡散に用いてもよい。また、2次拡散には、互いに直交する系列、または、互いにほぼ直交すると見なせる系列であればいかなる系列をブロックワイズ拡散コード系列として用いてもよい。例えば、ウォルシュ系列またはフーリエ系列等をブロックワイズ拡散コード系列として2次拡散に用いることができる。
【0009】
ところでLTEでは、異なる端末に異なるA/Nリソースを割り当てる方法として、PDCCHの制御情報マッピング結果に基づく割り当てを採用している。すなわち、PDCCHの制御情報は複数の端末間で同一のリソースにマッピングされないことを利用し、PDCCHのリソースとPUCCH formats 1a/1bのA/Nリソース(以下、単にA/Nリソースと記載する)とを1対1に対応付けている。以下、このことについて詳述する。
【0010】
PDCCHは1つ又は複数のL1/L2CCH(L1/L2 Control Channel)から構成される。各L1/L2CCHは、1つ又は複数CCE(Control Channel Element:制御チャネル要素)から構成される。すなわちCCEは、制御情報をPDCCHにマッピングするときの基本単位である。また、1つのL1/L2CCHが複数(2、4、8個)のCCEから構成される場合には、そのL1/L2CCHには偶数のインデックスを持つCCEを起点とする連続する複数のCCEが割り当てられる。基地局は、リソース割当対象端末に対する制御情報の通知に必要なCCE数に従って、そのリソース割当対象端末に対してL1/L2CCHを割り当てる。そして、基地局は、このL1/L2CCHのCCEに対応する物理リソースに制御情報をマッピングして送信する。またここで、各CCEはA/Nリソースと1対1に対応付けられている。従って、L1/L2CCHを受信した端末は、このL1/L2CCHを構成するCCEに対応するA/Nリソースを特定し、このリソース(つまり符号および周波数)を用いてA/N信号を基地局へ送信する。ただし、L1/L2CCHが連続する複数のCCEを占有する場合には、端末は、複数のCCEにそれぞれ対応する複数のPUCCH構成リソースのうち一番インデックスが小さいCCEに対応するA/Nリソース(すなわち、偶数番号のCCEインデックスを持つCCEに対応付けられたA/Nリソース)を利用して、A/N信号を基地局へ送信する。具体的には、次式に基づきA/Nリソース番号n
PUCCHが定まる(非特許文献3)。
【0011】
【数1】
【0012】
ここで、上記A/Nリソース番号n
PUCCHは、前述のA/Nリソース番号である。Nはセル内共通に与えられるA/Nリソースオフセット値、n
CCEはPDCCHがマッピングされたCCEの番号を表す。式(1)より、n
CCEの取り得る範囲に応じて、一定範囲のA/Nリソースが使用され得ることがわかる。以下、このようにPDCCHの制御情報スケジューリングに依存してリソースが定まるA/Nを、D−A/N(Dynamic A/N:動的ACK/NACK)と記載する。
【0013】
前述のように、A/Nリソースには符号リソースに加え周波数リソースが含まれている。上り回線ではPUCCH、PUSCHが同じ周波数帯域を共有しているから、D−A/Nを含むPUCCHの領域とPUSCHの帯域幅はトレードオフとなる。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
(実施の形態1)
<本発明に係る一形態を得るに至った経緯>
先ず、実施の形態1の具体的な構成および動作を説明する前に、E−PDCCHが採用された場合のA/Nリソースの割当方法として、本発明者らが着目した一つの方法について説明する。
【0029】
図4は、E−PDCCHが送信される時の下り回線サブフレームの例を示す。
図5は、E−PDCCHが採用された場合のシステム構成を示す。
【0030】
図5に示すように、E−PDCCHを採用した通信システムでは、1つのセル内にPDCCH端末とE−PDCCH端末とが混在することが想定される(
図5中、E−PDCCH端末を黒色で示している)。ここで、PDCCH端末とは、PDCCHの制御情報を受信して通信の制御が行われる端末、E−PDCCH端末とは、E−PDCCHの制御情報を受信して通信の制御が行われる端末を示す。
【0031】
E−PDCCHは次のような特徴を有する。
(1)全端末共通のリソースを用いて送信されるPDCCHとは異なり、端末ごとに割り当てられた周波数リソースブロックにて送信される。
(2)セル内全端末共通の参照信号を用いて復調されるPDCCHとは異なり、端末ごとに与えられた端末固有の参照信号にて復調される。
(3)セル内全端末共通のスクランブル符号を用いてスクランブルされるPDCCHとは異なり、端末ごとに与えられるスクランブル符号を用いてスクランブルされる。
(4)E−PDCCHを送信するか否かは、設定により変えることができる。
【0032】
したがって、E−PDCCHの導入により、制御情報の領域が増加されることに加え、セル単位の設定に制約されない柔軟な制御情報割り当てが可能となる。セル単位の設定に制約されないことから、E−PDCCHの導入は、特にセル間で協調を行うCoMP、ならびに、セル間の干渉制御が重要なHetNetに適した運用が可能になると期待されている。
【0033】
一方、E−PDCCHを制御情報として割り当てられたPDSCHに対するA/Nのフィードバックについては、次のような課題が生じる。すなわち、E−PDCCH端末の端末に割り当てられるD−A/Nリソースは、PDCCH端末が用いるD−A/Nリソースと衝突することなく、なおかつ無駄に上り回線のリソースを消費しないよう定める必要がある。
【0034】
もっとも簡単な方法は、E−PDCCHもPDCCHと同様に1つ又は複数のeCCE(enhanced Control Channel Element:拡張制御チャネル要素)から構成されることを利用し、例えば次式のようにA/Nリソース番号を定めることである。
【0036】
ここで、n
PUCCHE-POCCHは、当該E−PDCCH端末がA/Nを送信するリソース番号である。N
eはA/Nリソースオフセット値、N
eCCEはE−PDCCHがマッピングされたeCCEの番号である。また、N
eはD−A/Nリソースオフセットパラメータであり、セル固有の値でも、端末ごとに独立に与えられる値でも良い。関数f(a、b)は、例えばf(a、b)=a+bである。
【0037】
この方法であれば、A/Nリソースを端末ごとに通知する必要が無く、なおかつE−PDCCH端末間でA/Nが衝突する可能性がないという利点がある。その一方で、式(1)で与えられるPDCCH端末のD−A/Nと式(2)で与えられるE−PDCCH端末のD−A/Nで、同じリソースを共有するのが困難であるという欠点がある。
図6にその様子を示す。
【0038】
図6Aおよび
図6Bは、PDCCH端末用のD−A/N領域とE−PDCCH端末用のD−A/N領域とを設定した例を示している。
図6Aは、両方のD−A/N領域を重複させた例、
図6Bは、両方のD−A/N領域を重複させない例である。
【0039】
PUSCHのリソースを広く確保するためには、
図6Aのように両D−A/N領域の重複部分を広く取り、合計のPUCCHのリソース領域を減らす必要がある。しかし、このような設定では、PDCCH端末とE−PDCCH端末のA/N信号が衝突する危険がある。一方、
図6Bのように共有リソースが重複しないように設定すれば、A/N信号の衝突可能性はゼロになる。しかしこの場合、PUSCHに割り当て可能なリソースが大きく減少してしまい、上り回線のスループットが劣化するという問題が発生する。
【0040】
もう1つの方法は、RRC(Radio resource control)制御情報などにより、事前に端末ごとにA/Nリソースを割り当てておく方法である。
【0041】
図7Aおよび
図7Bは、4つのE−PDCCH端末に対してそれぞれ異なるA/Nリソースを割り当てておく例を示している。
図7Aは、D−A/N領域上にRRC通知A/Nリソースを重複させた例、
図7Bは、D−A/N領域上にRRC通知A/Nリソースを重複させない例である。
【0042】
この場合でもD−A/Nを用いる場合と同じく、
図7Aの例では、PDCCH端末とE−PDCCH端末のA/N信号が衝突する危険がある。A/N衝突の可能性をゼロとするためには、
図7Bに示すように、PDCCH端末のD−A/N領域の外側にE−PDCCH端末のA/Nリソースを設定する必要がある。しかしこのようにしてしまうと、PUSCHの送信帯域が減少することになり、上り回線のスループットが劣化する。
【0043】
そこで、本実施の形態1の通信システムは、(1)PDCCH端末とE−PDCCH端末のA/N信号が衝突する確率をゼロに保ちつつ、(2)PDCCH端末とE−PDCCH端末のA/Nリソース利用効率を高める、という2点を同時に実現することを目的としている。
【0044】
[通信システムの概要]
本実施の形態1の通信システムは、
図5の例のように、セル内の1つの基地局100、および、複数の端末200等から構成される。
【0045】
[基地局100構成]
図8は、基地局の要部を示すブロック図である。
【0046】
基地局100は、
図8に示すように、複数の端末200へそれぞれ送信する複数の制御情報を生成する制御部110と、制御情報および送信データを無線送信用の信号に変換しアンテナ11を介して信号を無線送信する送信部120と、を備えている。
【0047】
制御部110は、下り回線のリソース割当情報等から各端末200の制御情報を生成する。また、制御部110は、リソース割当情報等に基づいて、E−PDCCH端末に割り当てるA/Nリソースを、D−A/N領域のリソース(D−A/Nリソースと呼ぶ)とするか、RRCの通知により予め指定された通知A/Nリソース(指定リソースに相当)とするかを判別する。
【0048】
具体的には、制御部110は、複数のPDCCH端末とE−PDCCH端末とでA/Nリソースが衝突しない範囲で、各E−PDCCH端末に優先的にD−A/Nリソースを割り当てていく。すなわち、このD−A/Nリソースに1対1で関連付けられるeCCEをE−PDCCH端末の制御情報の送信用に確保していく。そして、この条件で割り当てが困難になったら、制御部110は、残りのE−PDCCH端末に対して割当てられるA/NリソースをRRC通知A/Nリソースとする。なお、これらA/Nリソースの割り当ては、ネットワークの上位ノードが行って、制御部110は、その割当結果を受けて、何れのA/Nリソースが割り当てられたのかを判別してもよい。
【0049】
制御部110は、この判別結果を示すA/N指標(以下、「AI(ACK/NACK Indicator)」と呼ぶ)を含んだE−PDCCH端末の制御情報を生成して、送信部120へ送る。
【0050】
送信部120は、送信データおよび制御情報が含まれる各チャネルの信号を無線送信する。すなわち、送信部120は、送信データをPDSCHで、PDCCH端末の制御情報をPDCCHで、E−PDCCH端末の制御情報をE−PDCCHで、それぞれ送信する。
【0051】
図9は、基地局の詳細を示すブロック図である。
【0052】
詳細には、基地局100は、
図9に示すように、アンテナ11、制御情報生成部12、制御情報符号化部13、変調部14、17、データ符号化部15、再送制御部16、サブフレーム構成部18、IFFT部19、CP付加部20、および、無線送信部21等を備えている。また、基地局100は、無線受信部22、CP除去部23、逆拡散部24、相関処理部25、および、判定部26等を備えている。
【0053】
これらのうち、制御情報生成部12が主に制御部110として機能し、制御情報符号化部13から無線送信部21ならびにデータ符号化部15から無線送信部21にかけた構成が主に送信部120として機能する。
【0054】
基地局100は、下り回線にてPDCCH、E−PDCCH、PDSCHを送信する。また、上り回線にてA/N信号を運ぶPUCCHを受信する。なお、ここでは、説明が煩雑になることを避けるために、本実施の形態の特徴と密接に関連する下り回線のPDCCH、E−PDCCH、PDSCHの送信、および、その下り回線データに対するPUCCHの上り回線での受信に係わる構成部を主に示している。そして、上り回線データの受信に係わる構成部の図示および説明を省略する。
【0055】
基地局100が生成する下り回線の制御信号とデータ信号は、それぞれ別個に符号化および変調され、サブフレーム構成部18へと入力される。
【0056】
まず、制御信号の生成について述べる。制御情報生成部12は、下り回線の割り当てを行う各端末200のリソース割り当て結果(リソース割当情報)と符号化率情報とから、各端末200への制御情報を生成する。端末200毎の制御情報には、どの端末200に宛てた制御情報であるかを示す端末ID情報が含まれる。例えば、制御情報の通知先の端末200のID番号でマスキングされたCRCビットが端末ID情報として制御情報に含まれる。ここで、PDCCHにマッピングされる制御情報とE−PDCCHにマッピングされる制御情報とで、異なる情報が含まれる。特にE−PDCCHにマッピングされる制御情報には、PDSCHに対するA/N信号の送信をeCCE番号紐付けのA/Nリソースで行うか、RRCで予め通知したA/Nリソースで行うかを指示するAIが含まれる。生成した各端末200への制御情報は制御情報符号化部13へと入力される。
【0057】
制御情報符号化部13は、端末200ごとの制御情報をそれぞれ独立に符号化する。符号化は、PDCCHにマッピングされる制御情報とE−PDCCHにマッピングされる制御情報とで同じでも良いし異なっても良い。制御情報符号化部13の出力は、変調部14へと入力される。
【0058】
変調部14は、端末200ごとの制御情報をそれぞれ独立に変調する。変調は、PDCCHにマッピングされる制御情報とE−PDCCHにマッピングされる制御情報とで同じでも良いし異なっても良い。変調部14の出力は、サブフレーム構成部18へと入力される。
【0059】
次に、データ信号の生成について述べる。データ符号化部15では、各端末200に送信するデータビット系列に対して各端末200のIDに基づきマスキングされたCRCビットを付加し、それぞれ誤り訂正符号化する。データ符号化部15の出力は、再送制御部16へと入力される。
【0060】
再送制御部16では、端末200ごとの符号化送信データを保持しておき、初回送信時には送信データを変調部17へと出力する。一方、判定部26からNACK信号が入力された端末200、すなわち再送を行う端末200に対しては、その再送に対応する送信データを変調部17に出力する。
【0061】
変調部17では、入力された各端末200へのデータ符号化系列をそれぞれデータ変調する。変調系列は、サブフレーム構成部18へと入力される。
【0062】
サブフレーム構成部18では、入力された制御情報系列とデータ系列をサブフレームの時間および周波数で分割されたリソースへとマッピングする。これにより、サブフレーム構成部18は、サブフレームを構成し、IFFT部19へと出力する。
【0063】
IFFT部19では、入力された送信サブフレームに対してIFFT(Inverse fast Fourier transform)を行い、時間波形を得る。得られた時間波形はCP付加部20へ入力される。
【0064】
CP付加部20では、サブフレーム内の各OFDMシンボルにCPを付加して無線送信部21へ出力する。
【0065】
無線送信部21では、入力したシンボルに対して搬送波周波数帯へ無線変調が行われ、アンテナ11を介して変調された下り回線信号を送信する。
【0066】
無線受信部22では、端末200のA/N信号を受信したアンテナ11からの入力を受け、無線復調が行われる。復調された下り回線信号はCP除去部23へと入力される。
【0067】
CP除去部23では、下り回線信号内の各SC−FDMA(Single Carrier-Frequency-Division Multiple Access)シンボルからCPが除去される。CP除去後のシンボルは逆拡散部24へ入力される。
【0068】
逆拡散部24では、符号多重された複数端末200のA/N信号から対象となる端末200のA/Nを取りだすため、対応する直交符号による逆拡散が行われる。逆拡散後された信号は相関処理部25へと出力される。
【0069】
相関処理部25では、A/Nを取りだすためZAC系列による相関処理が行われる。相関処理後の信号は、判定部26へと入力される。
【0070】
判定部26は、当該端末200のA/NがACK、NACKいずれであったか判定する。判定結果がACKであった場合、判定部26は再送制御部16に次のデータの送信を促す。一方、判定結果がNACKであった場合、判定部26は再送制御部16に再送を促す。
【0071】
[端末200の構成]
図10は、端末の要部を示すブロック図である。
【0072】
端末200は、アンテナ41を介して制御情報および下りデータを受信する受信部230と、制御情報に基づいてA/N信号を送信するリソースを決定する制御部220と、決定したリソースでA/N信号を送信する送信部210とを備えている。
【0073】
端末200は、E−PDCCHの制御情報を受信するよう指定されている場合に、E−PDCCH端末となり、PDCCHの制御情報を受信するよう指定されている場合に、PDCCH端末となる。
【0074】
受信部230は、PDSCHを介して受信データを、E−PDCCHまたはPDCCHを介して制御情報を受信する。すなわち、受信部230は、E−PDCCH端末200の場合には、E−PDCCHを介してAIを含んだ制御情報を受信し、PDCCH端末200の場合には、PDCCHを介して制御情報を受信する。受信部230は、受信した制御情報を制御部220へ出力する。
【0075】
制御部220は、E−PDCCH端末200である場合、受信データのA/N信号の送信リソースを、AIの値に基づいて、D−A/NリソースまたはRCC通知A/Nリソースの何れかに決定する。また、制御部220は、PDCCH端末200である場合、従前のPDCCH端末と同様に、A/N信号の送信リソースを決定する。制御部220は、決定内容を送信部210へ出力する。
【0076】
送信部210は、決定されたリソースを使用して、受信データのA/N信号を無線送信する。
【0077】
図11は、端末の詳細を示すブロック図である。
【0078】
端末200は、詳細には、
図11に示すように、アンテナ41、無線受信部42、CP除去部43、FFT部44、抽出部45、データ復調部46、データ復号部47、判定部48、制御情報復調部49、制御情報復号部50、制御情報判定部51、制御処理部52、A/N信号変調部53、1次拡散部54、IFFT部55、CP付加部56、2次拡散部57、多重部58、および、無線送信部59を備えている。また、端末200は、参照信号用のIFFT部60、CP付加部61および拡散部62を備えている。
【0079】
これらのうち、制御処理部52が主に制御部220として機能する。また、A/N信号変調部53から無線送信部59にかけた構成が主に送信部210として機能し、無線受信部42から判定部48および無線受信部42から制御情報判定部51にかけた構成が主に受信部230として機能する。
【0080】
端末200は、下り回線でPDCCHまたはE−PDCCHにマッピングされた制御情報、および、PDSCHにマッピングされた下り回線データを受信する。また、端末200は、上り回線でPUCCHを送信する。ここでは、説明が煩雑になることを避けるために、本実施の形態の特徴と密接に関連する下り回線(具体的には、PDCCH、E−PDCCH、PDSCH)の受信、および、下り回線の受信データに対する上り回線(具体的には、PUCCH)での送信に係わる構成部のみを示す。
【0081】
無線受信部42では、基地局から送信された下り回線信号を受信したアンテナ41からの入力を受け、無線復調を行い、CP除去部43へと出力する。
【0082】
CP除去部43ではサブフレーム内の各OFDMシンボル時間波形からCPを除去し、FFT部44へと出力する。
【0083】
FFT部44では、入力された時間波形に対し、OFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)復調を行うためにFFT(fast Fourier transform)を行い、周波数領域におけるサブフレームを得る。得られた受信サブフレームは抽出部45へ入力される。
【0084】
抽出部45では、PDCCH領域またはE−PDCCH領域から自端末向けの制御情報を抽出する。PDCCH、E−PDCCHのいずれに制御情報が含まれているかという情報は、基地局から予め指示されているものとする(図示せず)。抽出部45は、自身の制御情報がマッピングされている可能性のある制御情報領域から1つまたは複数の制御情報候補を抽出し、制御情報復調部49へと出力する。また、抽出部45は、制御情報判定部51から結果が得られたら、自端末宛の制御情報に含まれるリソース割り当て結果に基づき、受信サブフレームから自端末向けのデータ信号を抽出する。得られたデータ信号はデータ復調部46へと入力される。
【0085】
制御情報復調部49では、入力された1つまたは複数の制御情報に対して復調を行い、制御情報復号部50へと出力する。
【0086】
制御情報復号部50では、入力された1つまたは複数の復調系列に対してそれぞれ復号を行う。復号結果は制御情報判定部51へと入力される。
【0087】
制御情報判定部51では、1つまたは複数の復号結果から、端末ID情報を用いて自端末宛の制御情報を判定する。判定には、制御情報に含まれる自端末ID情報でマスキングされたCRCビットなどが用いられる。制御情報判定部51は、自端末宛の制御情報があった場合、その制御情報を抽出部45へと出力する。また、制御情報判定部51は、その制御情報を制御処理部52へと出力する。
【0088】
制御処理部52は、PDCCH端末200の場合とE−PDCCH端末200の場合とで、異なる動作を行う。
【0089】
PDCCH端末200の場合、制御処理部52は、制御情報がマッピングされたリソース(CCE)番号から、式(1)に基づきA/N信号のリソース番号を求める。求めたA/N信号リソース番号から、制御処理部52は、1次拡散、2次拡散および参照信号に用いる各拡散符号と、PUCCHを送信する周波数リソースブロック(RB)とを決定する。これらの情報は、1次拡散部54、2次拡散部57、そして参照信号の拡散部62へと入力される。
【0090】
一方、E−PDCCH端末200の場合、制御処理部52は、制御情報に含まれるAIが指示する値に基づき、式(2)によりA/N信号のリソース番号を求めるか、RRC制御情報として通知されたA/Nリソースを用いるかを決定する。なお、ここでのRRC通知A/Nリソースは、予め基地局100から端末200に対して指示されているものとする(図示せず)。式(2)に基づき、A/N信号のリソース番号を求めるよう指示された場合、制御処理部52は、求めたA/N信号リソース番号から、1次拡散、2次拡散および参照信号に用いる各拡散符号と、A/N信号を送信する周波数リソースブロック(RB)とを決定する。そして、制御処理部52は、各拡散符号を1次拡散部54、2次拡散部57、そして参照信号の拡散部62へと通知する。一方RRC通知リソースを用いるよう指示された場合、制御処理部52は、そのA/Nリソース番号に対応する1次拡散、2次拡散および参照信号に用いる各拡散符号と、PUCCHを送信する周波数リソースブロック(RB)とを決定する。そして、制御処理部52は、各拡散符号をそれぞれ1次拡散部54、2次拡散部57、そして参照信号の拡散部62へと通知する。
【0091】
データ復調部46は、入力された自端末向けのデータ信号を復調する。復調結果はデータ復号部47へと入力される。
【0092】
データ復号部47は、入力された復調データに対して復号を行う。復号結果は判定部48へと入力される。
【0093】
判定部48は、端末200のIDでマスキングされたCRCを用いて、復号結果が正しいか否かを判定する。正しい場合には、判定部48は、ACK信号をA/N信号変調部53へ出力し、また、受信データを取りだす。正しくない場合には、判定部48は、NACK信号をA/N信号変調部53へ出力する。
【0094】
A/N信号変調部53では、入力信号がACKであるかNACKであるかによって値の異なる変調シンボルを生成する。生成された変調シンボルは、1次拡散部54へと入力される。
【0095】
1次拡散部54は、制御処理部52より入力されたZAC系列を用いてA/N信号を1次拡散し、1次拡散後のA/N信号をIFFT部55に出力する。ここで、循環シフトホッピングに用いる循環シフト量はSC−FDMA単位で異なるため、1次拡散部54は、SC−FDMAシンボル毎に異なる循環シフト量を用いてA/N信号を1次拡散する。
【0096】
IFFT部55は、1次拡散部54から入力されたSC−FDMAシンボルごとにIFFTを行い、得られる時間波形をCP付加部56へと出力する。
【0097】
CP付加部56は、入力されたSC−FDMA時間波形ごとにCPを付加し、この信号を2次拡散部57へと出力する。
【0098】
2次拡散部57では、CP付加後のSC−FDMA時間波形に対し、ブロックワイズ拡散コード系列を用いて2次拡散を行う。拡散符号は、制御処理部52によって指示された符号を用いる。2次拡散された系列は多重部58へと入力される。
【0099】
多重部58は、参照信号の拡散部62と2次拡散部57とからそれぞれ入力された2つの系列を時間多重し、PUCCHサブフレームを構成する。時間多重された信号は無線送信部59へと入力される。
【0100】
無線送信部59は、入力された信号に対して搬送波周波数帯へ無線変調を行い、アンテナ41から上り回線信号を無線送信する。
【0101】
[動作]
本実施の形態1の基地局100及び端末200の処理フローをステップ(1)〜(6)で説明する。
【0102】
図12は、実施の形態1におけるE−PDCCHのスケジューリングの一例を示す図、
図13は、AIに基づき切り替えられるE−PDCCH端末のA/Nリソースを説明する図である。
【0103】
ステップ(1):基地局100は、PDSCHの送受信よりも前に、各端末200に対し制御情報をPDCCHで送信するかE−PDCCHで送信するかを通知しておく。なお、E−PDCCHで送信しない端末200には、特に通知を行わなくても良い。端末200も、特に通知が無い、または認識できない場合には、PDCCHで制御情報が送信されるものとして制御情報を受信する。また、E−PDCCHで制御情報が送信される端末200には、AIにより予め指定されたA/Nリソースを使用する指示があった場合に用いるA/Nリソースを予め通知しておく。これらの通知には、RRC制御信号などを用いる。なお、このA/Nリソース指示が無い、または認識できない場合には、端末は式(2)に基づきA/Nリソースを決定する。
【0104】
ステップ(2):基地局100は、各サブフレームにおいてデータを割り当てる端末200を決定し、PDSCH内にスケジューリングする。スケジューリングには、各端末200へのトラフィック量に加え、端末200が送信するCSIフィードバックやサウンディング参照信号(SRS)なども利用される。
【0105】
ステップ(3):基地局100は、スケジューリング結果を含む制御情報を各端末200宛に生成し、PDCCHおよびE−PDCCHにマッピングする。はじめに、基地局100は、PDCCHへのマッピングを行う。ブラインド復号を行うCCE領域は端末200ごとに異なるため、基地局100は、端末200ごとに復号可能な領域にそれぞれの制御情報をマッピングする。このとき、PDCCH端末200の間で同一のCCEに制御情報がマッピングされることは無いため、式(1)に基づくA/Nリソースを用いている限り、PDCCH端末200の間でA/Nリソースが衝突することは無い。
【0106】
次に、基地局100は、
図12に示すように、E−PDCCHへ制御情報のマッピングを行う。E−PDCCHにおいても、ブラインド復号を行うeCCE領域は端末200ごとに異なるため、基地局100は、端末200ごとに復号可能な領域にそれぞれの制御情報のマッピングを試みる。
図13に示すように、E−PDCCH端末200へのマッピングに際しては、基地局100は、式(2)に基づくA/Nリソースを使用した場合に、PDCCH端末200のA/Nリソースと衝突が生じないかどうか確認する。
【0107】
ここで、式(2)に基づくA/Nリソースとは、
図13の「E−PDCCH端末のD−A/N領域」に含まれる複数のA/Nリソースの何れかであり、制御情報がマッピングされるcCCEの番号に1対1で関連づけられたA/Nリソースである。E−PDCCH端末のD−A/N領域と、PDCCH端末のD−A/N領域とは、大半(全部でもよい)が重複するように設定されている。
【0108】
確認の結果、衝突が起こらないと確認されれば、基地局100は、そのマッピングを採用し、端末200に対しAIにより式(2)に基づくA/Nリソースを使用するよう指示する。一方、式(2)に基づく割り当てでは衝突すると判明したら、基地局100は、その制御情報を異なるeCCEにマッピングできるかどうか試みる。異なるeCCEへのマッピングにより衝突を回避できるようならば、基地局100は、マッピング位置を変更してAIにより式(2)に基づくA/Nリソースを使用するよう指示する。
【0109】
一方、マッピングの変更ではA/Nの衝突が回避できないようならば、基地局100は、AIによりRRCで事前に通知されたA/Nリソース(
図13の「RRC通知A/Nリソース」)を使用するよう指示する。すなわち、制御情報に含めるAIの値を、RRC通知A/Nリソースの指示を表わす値に決定する。RRC通知A/Nリソースは、PDCCH端末のD−A/N領域にも、E−PDCCH端末のD−A/N領域にも、重複しないリソース領域に設定されている。
【0110】
ステップ(4):基地局100は、全端末200の制御情報マッピングが終了したら、PDCCHおよびE−PDCCHの制御情報とPDSCHの下りデータとを下り回線で無線送信する。
【0111】
ステップ(5):端末200は、受信信号から自端末宛の制御情報を得て、データ信号の抽出および復号を行う。同時に、制御情報をもとに受信データ信号に対応するA/N信号を送信する符号および周波数のリソースを特定する。特にE−PDCCH端末200は、制御情報に含まれるAIから、式(2)に基づくA/Nリソースを用いるか、RRCで事前に通知されたA/Nリソースを用いるかを決定する。D−A/Nリソースを用いる場合には、自端末宛の制御情報がマッピングされていたeCCEの番号に基づいて、式(2)に基づくD−A/Nリソースを算出する。
【0112】
ステップ(6):端末200は、データ信号の判定結果に応じてACKまたはNACKを特定し、上記のように特定したA/Nリソース(符号および周波数のリソース)を用いてA/N信号を送信する。
【0113】
[効果]
以上のように、実施の形態1の基地局100および端末200によれば、E−PDCCHのスケジューリング自由度とAIの動的選択とによって、空いているPDCCH端末用のD−A/Nリソースに、E−PDCCH端末200のA/Nを収容することができる。従って、A/N衝突確率ゼロを確保しつつ、A/Nリソースの利用効率を高めてPUSCHの帯域が無駄に減少することを回避できる。
【0114】
また、実施の形態1によれば、AIの動的選択によって、D−A/Nリソースを割り当てると衝突が生じる場合に、RCC通知A/Nリソースを割り当てることができる。よって、PDCCH端末200およびE−PDCCH端末200のA/N数増減に影響されずに、A/N衝突確率ゼロを確保できる。
【0115】
また、AIによる動的選択は、Rel.10におけるPUCCH format 3のARI(ACK/NACK resource indicator)と同様のしくみ(すなわち、ビットの追加)によって容易に実現できる。
【0116】
ARIとは、PUCCHの制御情報に含まれるビットで、予めRCCから通知されていた複数のA/Nリソースの中から何れを使用するかを指示する情報である。PUCCH format 3では、予めRRCから通知されたA/NリソースをARIの指示に基づき選択する。そのため、ARIのみでは、本実施の形態1のように、E−PDCCHのスケジューリング自由度を活用してPDCCH端末200とE−PDCCH端末200とのA/N衝突回避を図ることはできない。
【0117】
また、実施の形態1によれば、D−A/N領域の利用効率を向上できることから、RRC Reconfigの頻度を少なくすることができる。例えば、基地局100は、PDCCH端末200が極めて少なくなったら、AIにより常に式(2)に基づくA/Nリソースを使用するようE−PDCCH端末200に指示しておけばよい。すなわち、この場合でも、RRC Reconfigによって、PDCCH端末のD−A/N領域を変更する必要がない。E−PDCCH端末200の間で同じeCCEに制御情報をマッピングすることは無いから、E−PDCCH端末200の間でのA/N衝突は生じない。
【0118】
また、実施の形態1によれば、従前のPDCCH端末は改変なく通信システムに加わることができる。すなわち、実施の形態1の通信システムでは、PDCCHに新たなビットを追加する必要が無いため、PDCCHのカバレッジを維持できる。また、PDCCHのスケジューラは、E−PDCCHが無い場合と同様に行えばよく、E−PDCCH導入前の従前の端末の動作には影響がない。
【0119】
(変形例1)
なお、実施の形態1の通信システムは、次のような変更を行っても、同様の効果を得ることができる。
【0120】
例えば、式(2)の関数fは、式(1)とは異なる任意の関数を適用しても良い。例えば、式(3)、(4)の関数fなどとしても良い。
【0121】
【数3】
【数4】
ここで、Xは正の整数である。
【0122】
また、E−PDCCHのチャネル要素に対するeCCE番号の与え方は、任意の与え方を採用しても良い。例えば、周波数リソースブロックに閉じて番号付けがされたeCCE番号n
PRBeCCEとしてもよいし、端末200ごとに閉じて番号付けがされたeCCE番号n
UEeCCEとしてもよい。
【0123】
さらにeCCE番号の代わりに、eCCEよりも小さなリソース単位、eREG(enhanced Resource Element Group)のインデックスに基づきA/Nリソースを決定する関数であってもよい。eREGとは、E−PDCCHにおけるREG(Resource Element Group)である。
【0124】
また、関数fは、eCCE番号またはeREG番号だけでなく、アンテナポートの番号をパラメータとする関数であってもよい。
【0125】
関数fおよびeCCE番号(またはeREG番号)の与え方は、予め定められたものとしてもよいし、基地局100により設定および変更可能なものであってもよい。
【0126】
(変形例2)
また、実施の形態1では、AIは1ビットで足りる情報として説明したが、AIは複数ビットとしてもよい。複数ビットとした場合、単一の関数(式(2))に基づきeCCE番号に紐付けたA/Nリソースを指示するだけでなく、複数の異なる関数でeCCE番号に紐付けたA/Nリソースを指示することが可能となる。
【0127】
例えばAIが2ビット(4値)のとき、基地局100はAIの値により下記のように端末200へ指示を与えることができる。
【0128】
【数5】
ここで、例えば、関数f
1、f
2は、f
1(a、b)=a+b、f
2(a、b)=a+b+1などを採用することができる。また、関数f
1、f
2としては、式(3)、(4)の関数を採用してもよい。
【0129】
このような構成とすることで、より柔軟なA/Nリソースの選択が可能となる。また、異なる端末200のPDCCHを連続するCCEにマッピングすることは稀であるため、f
1(a、b)=a+b、f
2(a、b)=a+b+1などと設定しておけば、基地局100は、A/N衝突のない割り当てを少ない演算で見つけることができる。
【0130】
さらに、このような場合においても、複数の異なる関数は予め定められるものであっても良いし、基地局100からの通知に応じて変更可能な関数であっても良い。
【0131】
(変形例3)
また、実施の形態1では、A/Nリソースの選択方法を明示的に指示するAIをE−PDCCHの制御情報に含めた構成を例にとって説明したが、次の特徴を有するルールに基づいて、A/Nリソースの選択方法を切り替えるようにしてもよい。
【0132】
特徴:スケジューリング自由度が高いモードで送信されたときには、式(2)のA/Nリソースを用い、自由度の低いモードで送信されたときには、RRC通知のA/Nリソースを用いる。
【0133】
具体的には、次の(1)−(3)の条件によって、スケジューリング自由度の高いモードと低いモードとを識別することができる。
【0134】
(1)LocalizedモードでE−PDCCHの無線信号が送信されたときには、eCCE番号紐付けのA/Nリソースを用い、DistributedモードでE−PDCCHの無線信号が送信されたときRRCで通知されたA/Nリソースを用いる。ここで、Localizedモードとは、特定のPRB(物理リソースブロック)のみにE−PDCCHが配置されるモードであり、eCCE番号の割り振りは端末200間で異なるものとなる。Distributedモードとは、複数のPRBにまたがってE−PDCCHが配置されるモードであり、eCCE番号の割り振りは複数の端末200間で共通になる。
【0135】
Localizedモードは制御情報を特定の周波数リソースに固めて配置する運用であり、制御情報を多数の周波数リソースに分散配置するDistributedモードに比べて、スケジューリング自由度が高い。
【0136】
(2)E−PDCCHのAggregation levelが低いときには、eCCE番号紐付けのA/Nリソースを用い、Aggregation levelが高いときには、RRCで通知されたA/Nリソースを用いる。E−PDCCHのAggregation levelが高いときとは、基地局100が、制御情報の符号化率を低くし、多くのeCCEを使用して制御情報を送信するときである。Aggregation levelが低いほど、制御情報のサイズが小さくなるため、スケジューリングの自由度が高くなる。
【0137】
(3)UE固有サーチスペースで送信されたときには、eCCE番号紐付けのA/Nリソースを用い、共通サーチスペースで送信されたときには、RRCで通知されたA/Nリソースを用いる。UE固有サーチスペースの方が共通サーチスペースよりも広いため、スケジューリングの自由度が高くなる。
【0138】
なお、A/Nリソースの選択方法を切り替える条件は、予め(1)−(3)の何れかの条件に定められていてもよいし、基地局100からの通知によって、何れかの条件に設定および変更可能としてもよい。
【0139】
このような構成とすることで、E−PDCCHのスケジューリング自由度が大きいときには、スケジューリングによって、PDCCH端末200とE−PDCCH端末200とのA/N衝突を回避しつつ、PUSCHの帯域の低減を回避できる。また、E−PDCCHのスケジューリング自由度が小さいときには、RRC通知A/Nリソースを使用することで、PDCCH端末200とE−PDCCH端末200とのA/N衝突を確実に回避できる。
【0140】
従って、このような構成とすることで、AIビットを追加せずとも、PUSCHの帯域を無駄に低減することなく、PDCCH端末200とE−PDCCH端末200とのA/N衝突を回避することができる。
【0141】
(実施の形態2)
<本発明に係る一形態を得るに至った経緯>
先ず、実施の形態2の具体的な構成および動作を説明する前に、E−PDCCHが採用された場合のA/Nリソースの割当方法として、本発明者らが着目した一つの方法について説明する。
【0142】
E−PDCCHによる端末収容数の増加が期待されている運用として、CoMPシナリオ4がある。CoMPシナリオ4に対応した通信システムの構成例を
図14に示す。まずここでは、E−PDCCHを用いない場合の例を示している。大きなセルを形成するマクロ基地局(以下、CoMPシナリオ4におけるマクロ基地局をマクロノード、ピコ基地局をピコノードと記載する)のセル内に、複数のピコノードが配置される。CoMPシナリオ4では、これらのノードが単一のセルIDにて運用される。このとき複数のノードを用いて下り回線の協調送信や上り回線の協調受信を行うことができるため、端末のリンク状態を良好に保つことができる。したがって、CoMPシナリオ4は、広い範囲で端末あたり高いスループットを達成できるものと期待されている。
【0143】
ところがCoMPシナリオ4では、従来のPDCCHで制御する端末の間のA/N信号が干渉するという問題が指摘されている(非特許文献4を参照)。これは、端末が受信ノードまでのパスロスを正しく測定できず、適切な送信電力制御を行えないためである。端末は、CRS(Cell-specific reference signal)の受信電力に基づきパスロスを推定し、そのパスロスを補償する送信電力でA/N信号をPUCCHにより送信する。CoMPシナリオ4においては、マクロノードのみがCRSを送信するか、マクロノードおよびピコノードが一斉に同一のCRSを送信するかの2ケースがあるが、いずれの場合においても受信ノードまでのパスロスを正しく推定できない。したがって特に、ピコノード近傍の端末とマクロセルエッジの端末の間で、受信電力に大きな差が生じる。この様子を
図15に示す。2つの端末のA/N信号が符号多重されている場合、大きく異なる電力で送信されたA/N信号がピコノードで受信されると、互いに干渉が生じる(遠近問題)。これによりA/N信号が正しく受信できず、下り回線のスループットが大幅に劣化するという課題が指摘されている。
【0144】
そこでこれまで、A/N信号の干渉を回避するために、式(1)のオフセット値Nをセル固有の値でなく、端末個別のシグナリングで与える方法が提案されている(非特許文献5を参照)。これにより、
図16のように、ノード近傍の端末とそれ以外の端末とでD−A/Nの領域をずらし、符号多重を行わず、周波数多重することが可能となる。
【0145】
図16は、PDCCH端末用に2つのD−A/N領域を設定した例の説明図である。
【0146】
具体的な実現法としては、一部の端末に次式を用いる方法がある。
【0147】
【数6】
ここで、N’は端末個別のRRCシグナリング等により通知されるA/Nリソースオフセットパラメータである。
図16に示すように、「N」と「N’」とを離すことでノード近傍端末用のD−A/N領域と、通常の端末用のD−A/N領域とを分離することができる。N’としては、他に、ノード近傍端末用のD−A/N領域の起点となる周波数リソースブロック番号を直接指示するパラメータを用いても良い。
【0148】
ただし、D−A/N領域を複数に分割すると、PUSCHに使用できる周波数リソースが減少するという欠点がある。
図16の例においてもD−A/N領域が2倍に増加するため、その分PUSCH送信可能リソースが減少している。そのうえでさらにE−PDCCHを導入し、同時収容する端末数を増加させてしまうと、さらに多くのA/Nリソースを確保しなければならなくなる。
【0149】
図17は、CoMPシナリオ4に対応したE−PDCCHの運用例を示した説明図である。
【0150】
CoMPシナリオ4では、
図17に示すように、E−PDCCHは主にノード近傍の端末に対して使用されることが想定されている(
図17中、E−PDCCH端末を黒色で示している)。E−PDCCHを用いることで図のように収容端末数の増加できるが、代わりに上り回線におけるPUSCHのリソースを失うという結果につながるという課題が生じる。
【0151】
本実施の形態2の通信システムは、CoMPシナリオ4に対応して、PDCCH端末とE−PDCCH端末のA/N信号が衝突する確率をゼロに保ちつつ、PDCCH端末とE−PDCCH端末のA/Nリソース利用効率を高めるということを目的としている。
【0152】
[通信システムの概要]
実施の形態2の通信システムは、
図17に示すように、1つまたは複数のノード(マクロ基地局、ピコ基地局)と複数の端末とから構成される。
【0153】
ピコ基地局は、RRH(Remote radio head)のようなものであっても良い。マクロ基地局とピコ基地局とは、光ファイバのような低遅延大容量インターフェースで接続され、CoMPセットを形成しているものとする。また、実施の形態2では、CoMPセット内のノードは全て同一のセルIDで運用されるケース(すなわちCoMPシナリオ4)を想定する。すなわち、CoMPセット内のPDCCH端末200は単一のPDCCHにて制御されるものとする。以下では説明が煩雑になることを避けるために、実施の形態1と同様の構成には同一の符号を付して、実施の形態1との差分のみ説明する。
【0154】
[基地局の構成]
基地局(マクロ基地局、ピコ基地局)100の構成は、主に、制御部110の処理内容が異なるだけで、他は実施の形態1と同様である。ただし、マクロセル内に複数の基地局100が配置され、前述のように、それらは低遅延大容量インターフェースで接続され、CoMPセットを形成している。制御部110の処理内容については続く動作の説明で詳述する。
【0155】
[端末の構成]
端末200の構成は、主に、制御部220の処理内容が異なるだけで、他は実施の形態1と同様である。制御部220の処理内容については続く動作の説明で詳述する。
【0156】
[動作]
本実施の形態2の基地局100及び端末200の処理フローをステップ(1)〜(6)で説明する。
【0157】
図18は、実施の形態2におけるPDCCHの制御情報のマッピング例を示す図である。
図19は、実施の形態2におけるPDCCH端末へのA/Nリソースの割当て例を示す図である。
図20は、実施の形態2におけるE−PDCCH端末およびPDCCH端末へのA/Nリソースの割当て例を説明する図である。
【0158】
ステップ(1):基地局100はPDSCHの送受信よりも前に、各端末200に対し制御情報をPDCCHで送信するかE−PDCCHで送信するかを通知しておく。なお、E−PDCCHで送信しない端末200には、特に通知を行わなくても良い。端末200も、特に通知が無ければPDCCHで制御情報が送信されたものとして受信する。実施の形態2では、
図19に示すように、複数のD−A/N領域D0、D1を用いてPDCCH端末200のA/Nリソースを確保する。したがって、PDCCHで送信することを通知した一部の端末200に対し、セル固有のパラメータにより定まるD−A/N領域D0でないD−A/N領域D1を指示するためのパラメータを通知する。具体的には、式(5)における「N’」を端末個別のRRCシグナリングなどにより通知する。これにより、ノード近傍の端末200とそうでない端末200とでD−A/N領域D0、D1を明確に分離し、符号多重しないようにする(
図19)。特に通知が無い場合には、端末200は、セル固有のパラメータNを用いる。つまり、式(1)に基づきD−A/Nリソースの割当てが行われる。
【0159】
ステップ(2):また、基地局100は、PDSCHの送受信よりも前に、制御情報をE−PDCCHで送信することを通知した端末200に対し、複数のリソースオフセットパラメータを通知する。具体的には式(2)におけるリソースオフセットパラメータN
eとして2つの値(以降、区別するために「N
e」と「N
e’」と記載する(
図20を参照))を、端末個別のRRCシグナリングなどにより通知する。
【0160】
パラメータN、N’、N
e、N
e’は、
図20に示すように設定される。すなわち、基地局100は、PDCCH端末用の通常のD−A/N領域D0と、E−PDCCH端末用の一つのD−A/N領域D2との大半(全部でもよい)が重複するようにパラメータを設定する。また、基地局100は、受信局近傍のPDCCH端末用のD−A/N領域D1と、E−PDCCH端末用の別のD−A/N領域D3との大半(全部でもよい)が重複するようにパラメータを設定する。ここで、2つのD−A/N領域D0、D1は周波数領域で互いに分離され、2つのD−A/N領域D2、D3は周波数領域で互いに分離されるように設定される。
【0161】
ステップ(3):基地局100は、スケジューリング結果を含む制御情報を各端末200宛に生成し、PDCCHおよびE−PDCCHにマッピングする。はじめに、基地局100は、
図18に示すように、PDCCHへ制御情報のマッピングを行う。ブラインド復号を行うCCE領域は端末200ごとに異なるため、端末200ごとに復号可能な領域にそれぞれの制御情報をマッピングする。
【0162】
このとき、PDCCH端末200の間で同一のCCEに制御情報がマッピングされることは無いため、式(1)に基づくA/Nリソースを用いている限り、PDCCH端末200の間でA/Nリソースが衝突することは無い。また、ステップ(1)においてノード近傍の端末200とそうでない端末200とでA/Nが符号多重されないよう複数のD−A/N領域D0、D1へ分離しているので、PUCCHの電力差による干渉も生じない。
【0163】
次に、基地局100は、E−PDCCHへ制御情報のマッピングを行う。E−PDCCHにおいても、ブラインド復号を行うeCCE領域は端末200ごとに異なるため、端末200ごとに復号可能な領域にそれぞれの制御情報のマッピングを試みる。E−PDCCHにおけるブラインド復号は、PDCCHにおけるブラインド復号と同様に行われる。
【0164】
このときE−PDCCH端末200へのマッピングに際しては、基地局100は、式(2)においてパラメータN
e’を用いた場合に、PDCCH端末200のA/Nリソースと衝突が生じないかどうか確認する。衝突が起こらなければこのマッピングを採用し、端末200に対しAIにより式(2)および「N
e’」に基づくA/Nリソースを使用するよう指示する。一方、A/N信号が衝突する場合には、AIにより式(2)および「N
e」に基づくA/Nリソースを使用するよう指示する。
【0165】
ここで、マクロセルエッジに位置する端末(
図18で「マクロ端末」と記す)200と、受信局近傍に位置する端末(
図18で「Pico端末」と記す)200とに、PDCCHの制御情報が送信される場合について検討する。この場合、
図18および
図19に示すように、マクロ端末200には、制御情報に対応したD−A/NリソースR1a、R1bのうち、通常のD−A/N領域D0内の該当リソースR1aが割り当てられる。また、Pico端末200には、制御情報に対応したD−A/NリソースR2a、R2bのうち、受信局近傍端末用のD−A/N領域D1内の該当リソースR2bが割り当てられる。このとき、
図18に示すように、マクロ端末200の制御情報とPico端末200の制御情報とは、PDCCHの別のCCEにマッピングされている。よって、PDCCH端末200だけが存在する場合には、2つのD−A/N領域D0、D1のうち、一方の領域でD−A/Nリソースが割り当てられた場合には、それに対応する他方の領域のD−A/Nリソースは必ず空くことになる。例えば、
図19の例では、D−A/NリソースR1b、R2aが必ず空くことになる。
【0166】
従って、ステップ(3)のAIによるE−PDCCH端末200のA/Nリソースの振り分けを行うことで、E−PDCCH端末200のD−A/NリソースはPDCCH端末用のD−A/N領域D0、D1の空きリソースに収容されることになる。よって、E−PDCCH端末200のD−A/NリソースとPDCCH端末200のD−A/Nリソースとは衝突しないことになる。
【0167】
ステップ(4):全ての端末200の制御情報マッピングが終了したら、基地局100は下り回線で信号を送信する。
【0168】
ステップ(5):端末200は、受信信号から自端末宛の制御情報を得て、データ信号の抽出および復号を行う。同時に、制御情報をもとに受信データのA/N信号を送信する符号および周波数のリソースを特定する。特にE−PDCCH端末200は、制御情報に含まれるAIから、式(2)のリソースオフセットパラメータとして、「N
e」または「N
e’」のどちらの値を代入したときのA/Nリソースを用いるか決定する。
【0169】
ステップ(6):端末200は、データ信号の判定結果に応じてACKまたはNACKを特定し、上記のように特定したA/Nリソース(符号および周波数のリソース)を用いてA/N信号を送信する。
【0170】
[効果]
以上のように、実施の形態2の通信システムによれば、AIの指示に基づきE−PDCCH端末200のD−A/Nリソースを決定するリソースオフセットパラメータが、「N
e」または「N
e’」に切り替えられる。そして、この切り替えにより、E−PDCCH端末200のA/N信号とPDCCH端末200のA/N信号とが衝突することなく、E−PDCCH端末200のA/N信号をD−A/N領域D2またはD3に収容することができる。ここで、PDCCH端末用のD−A/N領域D0、D1と、E−PDCCH端末用のD−A/N領域D2、D3とは、重複するように設定されているので、PUSCHの帯域を無駄に小さくすることがない(
図20を参照)。
【0171】
また、実施の形態2の通信システムによれば、AIの選択によりPDCCH端末200のD−A/N領域で空いているA/Nリソースが埋まるから、高いA/Nリソース利用効率を達成できる。
【0172】
また、実施の形態2の通信システムによれば、実施の形態1で必要だったRRC通知のA/Nリソースを不要としながらも、PDCCH端末200とE−PDCCH端末200のA/N信号が衝突する可能性をゼロにできる。さらに、この通信システムでは、RRC通知のA/Nリソースが無い分、PUSCHの周波数リソースを広く確保することができる。また、この通信システムでは、RRC通知のA/Nリソースが無いので、RRC Reconfigの頻度をさらに下げることができる。
【0173】
(変形例1)
なお、実施の形態2の通信システムは、次のような変更を行っても、同様の効果を得ることができる。
【0174】
例えば、AIによって切り替えられるパラメータは、式(2)のパラメータN
eに代入する値だけでなく、ZAC系列および巡回シフトホッピングパターンを定めるパラメータ(ここでは、セルIDになぞらえて「バーチャルセルID(VCID)」と呼ぶ)を含めても良い。すなわち、基地局100は、予め{N
e’、VCID}をパラメータセットとして複数の端末200に通知しておき、AIは、パラメータセット{N
e、セルID}または{N
e’、VCID}を選択するビットとして用いても良い。
【0175】
この構成は、次のような背景に対応するためのものである。すなわち、Rel.11では、PUCCHのZAC系列および巡回シフトホッピングパターンを定めるセル共通のパラメータ(セルID)を端末個別に与えられるパラメータ(バーチャルセルID)とすることが検討されている。また、D−A/N領域におけるA/Nリソースの使用密度を定めるセル固有のパラメータΔ
shiftPUCCHも、端末個別に与えることが検討されている。パラメータΔ
shiftPUCCHは、例えば、隣接する2つのA/Nリソース間の巡回シフト量の間隔を指示するパラメータであり、通信品質に応じて大小に切り替えられる。PDCCH端末200が用いる上記の各パラメータがD−A/N領域ごとに異なる場合には、E−PDCCH端末200のZAC系列および巡回シフトホッピングパターン等もそれに合わせなければ、PUCCHを直交多重できなくなる。
【0176】
そこで、変形例1の通信システムでは、ZAC系列および巡回シフトホッピングパターン等を定めるパラメータをセットで通知しておき、AIにより、これらパラメータセットを切り替える。それにより、切り替え前後のD−A/N領域いずれにおいても、常にE−PDCCH端末200のPUCCHをPDCCH端末200のものと直交させることができる。
【0177】
(変形例2)
また、実施の形態2の通信システムにおいては、AIにより切り替えられるパラメータセットに、送信電力のオフセットを含めてもよい。
【0178】
CoMPシナリオ4では、各D−A/N領域に適する送信電力が異なるため、そのままではE−PDCCH端末200のA/N信号がPDCCH端末200のA/N信号に干渉を与える恐れがある。そこで、変形例2の通信システムによれば、パラメータセットに適切な送信電力となるようなオフセット値を含めておくことで、このような干渉を回避することができる。
【0179】
また、CoMPシナリオ4では、異なるバーチャルセルIDが適用される複数のピコセル間、セルIDが異なる隣接するマクロセル間においても、E−PDCCH端末200のA/N信号とPDCCH端末200のA/N信号とは干渉する恐れがある。しかしながら、変形例2の通信システムによれば、送信電力のオフセットにより、E−PDCCH端末は過剰な送信電力に設定されないため、他セルに与える干渉を低減することができる。
【0180】
なお、ここでは、送信電力のオフセットをパラメータセットに含める例を説明したが、含めるパラメータは、パスロス推定用の参照信号、送信電力制御コマンド(TPC)の累積値、電力制御パラメータなど、端末200の送信電力を変えられるパラメータであればどのようなものであっても良い。
【0181】
(その他の変形例)
また、実施の形態2では、複数のD−A/N領域D0〜D3を指定するパラメータとして、式(1)、(2)、(5)のリソースオフセットN、N’、N
eを用いた例を説明した。しかしながら、複数のD−A/N領域D0〜D3の指定は、他のパラメータ、例えば周波数リソースブロックを直接指示するようなパラメータを用いて行ってもよい。
【0182】
A/Nリソース番号に比べて周波数リソースブロック番号は範囲が小さい。よって、この変形例により、シグナリングオーバーヘッドを低減できる。
【0183】
また、通信システムとしては、実施の形態1のA/Nリソースの割当て方法と、実施の形態2のA/Nリソースの割当て方法とを動的に選択する通信システムを採用してもよい。例えば、E−PDCCH端末200は、予め複数のD−A/N領域を指示するパラメータが通知されている場合には実施の形態2のように動作し、複数のD−A/N領域は指示されず、予め特定のA/Nリソースを指示するパラメータが通知されている場合には実施の形態1のように動作する構成とする。
【0184】
このような通信システムによれば、必要に応じて、CoMPシナリオ4においてもRRC通知A/Nリソースを確保することができる。
【0185】
また、実施の形態2の変形例1では、予め端末200に1組のパラメータセット{N
e’、VCID}を通知しておき、AIによってセル固有のパラメータセット{N
e、セルID}と通知したパラメータセット{N
e’、VCID}とを切り替える構成とした。しかしながら、端末200へは複数のパラメータセットを通知しておき、それらの中からAIによってパラメータが切り替えられる構成を採用してもよい。
【0186】
このような構成により、A/N信号が送信されるPUCCHのConfigurtation自由度を高めることができる。
【0187】
<発明の一態様の概要>
続いて、本発明に係る一態様の概要を記載する。
【0188】
本発明の第1態様は、
ACK/NACK指標を含んだ制御信号を拡張物理下り制御チャネルを介して受信する受信部と、
前記ACK/NACK指標に基づき、下りデータのACK/NACK信号を、動的に割り当てられる動的ACK/NACKリソースを用いて送信するか、予め指定された指定リソースを用いて送信するかを決定する制御部と、
決定された前記動的ACK/NACKリソースまたは前記指定リソースを用いて前記ACK/NACK信号を送信する送信部と、
を具備する無線通信端末である。
【0189】
第1態様によれば、E−PDCCH端末のA/Nリソースの割当て方法をACK/NACK指標によって切り替えることができる。そして、この切り替えにより、PDCCH端末とE−PDCCH端末とのA/N信号の衝突が回避できる状況では、PUSCHの帯域を減らさない割り当てを行うことができる。また、その割当て方法で衝突が回避できない場合には、PUSCHの帯域を減らしてA/N信号の衝突を回避する割り当てを行うことができる。よって、A/N信号の衝突の回避およびA/Nリソースの利用効率の向上に寄与できる。
【0190】
本発明の第2態様は、
前記拡張物理下り制御チャネルは、物理下りデータチャネルと周波数多重されたチャネルであり、
前記制御信号は、前記拡張物理下り制御チャネルを複数の要素に分割してなる複数の制御チャネル要素のうち任意の制御チャネル要素で送信され、
前記制御部は、上りチャネルに設けられた動的ACK/NACK領域に含まれる複数のリソースのうち、自機の制御信号が割り当てられた前記制御チャネル要素の番号に関連付けられたリソースを、前記動的ACK/NACKリソースとして決定し、
前記ACK/NACK指標は、前記ACK/NACK信号を送信するリソースを切り替えるための情報である、
第1態様の無線通信端末である。
【0191】
第2態様によれば、E−PDCCH端末の動的ACK/NACKリソースを、PDCCH端末のD−A/Nリソースの割り当てと同様の処理で決定することができる。
【0192】
本発明の第3態様は、
前記動的ACK/NACK領域は、
物理下りデータチャネルと時間多重される物理下り制御チャネルを介して受信した制御信号に応じて、前記ACK/NACK信号を送信するリソースが動的に割り当てられるリソース領域と重複して設定される、
第2態様の無線通信端末である。
【0193】
第3態様によれば、動的ACK/NACKリソースが選択されたときに、確実にPUSCHの帯域の減少を抑えることができる。
【0194】
本発明の第4態様は、
前記指定リソースは、無線リソース制御の通知によって指定される、
第1態様の無線通信端末である。
【0195】
第4態様によれば、指定リソースの選択により、PDCCH端末とE−PDCCH端末とのA/N信号の衝突の回避を確実に回避させることができる。
【0196】
本発明の第5態様は、
前記動的ACK/NACK領域に含まれる複数のリソースとは、周波数リソースおよび符号リソースの両方又は一方からなる、
第2態様の無線通信端末である。
【0197】
第5態様によれば、PDCCH端末のD−A/Nリソースと同様に、E−PDCCH端末用に多くの動的ACK/NACKリソースを確保できる。
【0198】
本発明の第6態様は、
ACK/NACK指標を含んだ制御信号を拡張物理下り制御チャネルを介して受信する受信部と、
前記ACK/NACK指標に基づき、周波数領域で互いに分離された複数の動的ACK/NACK領域の中から何れかを選択し、選択された動的ACK/NACK領域に含まれる複数のリソースの中から、前記制御信号に応じて、下りデータのACK/NACK信号を送信する動的ACK/NACKリソースを決定する制御部と、
選択された前記動的ACK/NACKリソースにおける決定された前記動的ACK/NACKリソースを用いて前記ACK/NACK信号を送信する送信部と、
を具備する無線通信端末である。
【0199】
第6態様によれば、PDCCH端末用に複数のD−A/N領域が設定されて、これら領域内のA/Nリソースがまばらに使用されるシステムにおいて、A/Nリソースの利用効率を向上させつつPDCCH端末とE−PDCCH端末とのA/N信号の衝突を回避することができる。
【0200】
本発明の第7態様は、
前記複数の動的ACK/NACK領域は、
物理下りデータチャネルと時間多重される物理下り制御チャネルを介して受信した制御信号に応じて前記ACK/NACK信号を送信するリソースが動的に割り当てられる複数のリソース領域にそれぞれ重複して設定され、
前記複数のリソース領域は、周波数領域で互いに分離され、ACK/NACK信号の送信電力の大きさに応じて何れか1つのリソース領域が選択されて前記物理下り制御チャネルの制御信号に応じたリソースの割り当てが行われる、
第6態様の無線通信端末である。
【0201】
第7態様によれば、PDCCH端末用のリソース領域における使用されていないA/Nリソースを、E−PDCCH端末に割り当てることができ、A/Nリソースの利用効率を確実に向上させることができる。
【0202】
本発明の第8態様は、
前記拡張物理下り制御チャネルは、物理下りデータチャネルと周波数多重されたチャネルであり、
前記制御信号は、前記拡張物理下り制御チャネルを複数の要素に分割してなる複数の制御チャネル要素のうち任意の制御チャネル要素で送信され、
前記制御部は、前記選択された動的ACK/NACK領域に含まれる複数のリソースのうち、自機の制御信号が割り当てられた前記制御チャネル要素の番号に関連付けられたリソースを、前記ACK/NACK信号を送信するリソースとして決定する、
第6態様の無線通信端末である。
【0203】
第8態様によれば、E−PDCCH端末の動的ACK/NACKリソースを、PDCCH端末のD−A/Nリソースの割り当てと同様の処理で決定することができる。
【0204】
本発明の第9態様は、
前記制御部は、
前記ACK/NACK指標に基づき、信号生成用のパラメータを切り替えて、切り替えた前記信号生成用のパラメータに基づいて前記ACK/NACK信号を生成する、
第6態様の無線通信端末である。
【0205】
第9態様によれば、PDCCH端末におけるACK/NACK信号の信号生成用パラメータが複数のリソース領域で切り替えられる場合に、これらに合わせて、E−PDCCH端末におけるACK/NACK信号の信号生成用パラメータを切り替えることができる。これにより、PDCCH端末のACK/NACK信号とE−PDCCH端末のACK/NACK信号との干渉を低減できる。
【0206】
本発明の第10態様は、
前記信号生成用のパラメータには、前記ACK/NACK信号を拡散する際に使用される基本系列、前記基本系列の巡回シフト量の遷移パターン、前記ACK/NACK信号の送信リソースの配置密度の1つまたは複数が含まれる、
第9態様の無線通信端末である。
【0207】
第10態様によれば、例えばZAC系列などの基本系列、CSホッピングパターン、パラメータΔ
shiftPUCCH等の切り替えに対応することができる。
【0208】
本発明の第11態様は、
前記制御部は、
前記ACK/NACK指標に基づき、送信電力用パラメータを切り替えて、切り替えた前記送信電力用パラメータに基づいて前記ACK/NACK信号を送信する電力を決定する、
第6態様の無線通信端末である。
【0209】
第11態様によれば、PDCCH端末のACK/NACK信号の送信電力が複数のリソース領域で切り替えられる場合に、これらに合わせて、E−PDCCH端末のACK/NACK信号の送信電力を切り替えることができる。これにより、PDCCH端末のACK/NACK信号とE−PDCCH端末のACK/NACK信号との干渉を低減できる。
【0210】
本発明の第12態様は、
前記送信電力パラメータには、送信電力オフセット、パスロス推定用の参照信号、送信電力制御コマンド(TPC)の累積値、電力制御パラメータの1つまたは複数が含まれる、
第11態様の無線通信端末である。
【0211】
第12態様によれば、E−PDCCH端末のACK/NACK信号の送信電力を適宜なパラメータで切り替えることができる。
【0212】
本発明の第13態様は、
無線通信端末から下りデータのACK/NACK信号を送信させるリソースを、下りリンクの制御信号に応じて動的に割り当てられる動的ACK/NACKリソースとするか、予め指定された指定リソースとするかを判別する制御部と、
前記制御部の判別結果を表わすACK/NACK指標を含んだ制御信号を拡張物理下り制御チャネルで送信する送信部と、
を具備する基地局装置である。
【0213】
第13態様によれば、E−PDCCH端末のA/Nリソースの割当て方法をACK/NACK指標により切り替えることができる。そして、この切り替えにより、A/N信号の衝突の回避およびA/Nリソースの利用効率の向上に寄与できる。
【0214】
本発明の第14態様は、
無線通信端末から下りデータのACK/NACK信号を送信させるリソースを、周波数領域で互いに分離された複数の動的ACK/NACK領域のうち何れの動的ACK/NACK領域に割り当てるか判別する制御部と、
前記制御部の判別結果を表わすACK/NACK指標を含んだ制御信号を、拡張物理下り制御チャネルにおける前記ACK/NACK信号を送信させるリソースと関連付けられた制御チャネル要素で送信する送信部と、
を具備する基地局装置である。
【0215】
第14態様によれば、PDCCH端末用に複数のD−A/N領域が設定されて、これら領域内のA/Nリソースがまばらに使用されるシステムにおいて、A/Nリソースの利用効率を向上させつつPDCCH端末とE−PDCCH端末とのA/N信号の衝突を回避することができる。
【0216】
本発明の第15態様は、
ACK/NACK指標を含んだ制御信号を拡張物理下り制御チャネルを介して受信し、
前記ACK/NACK指標に基づき、下りデータのACK/NACK信号を、動的に割り当てられる動的ACK/NACKリソースを用いて送信するか、予め指定された指定リソースを用いて送信するかを決定する、
リソース割当方法である。
【0217】
第15態様によれば、E−PDCCH端末のA/Nリソースの割当て方法をACK/NACK指標により切り替えることができる。そして、この切り替えにより、A/N信号の衝突の回避およびA/Nリソースの利用効率の向上に寄与できる。
【0218】
本発明の第16態様は、
ACK/NACK指標を含んだ制御信号を拡張物理下り制御チャネルを介して受信し、
前記ACK/NACK指標に基づき、周波数領域で互いに分離された複数の動的ACK/NACK領域の中から何れかを選択し、選択された動的ACK/NACK領域に含まれる複数のリソースの中から、前記制御信号に応じて、下りデータのACK/NACK信号を送信する動的ACK/NACKリソースを決定する、
リソース割当方法である。
【0219】
第16態様によれば、PDCCH端末用に複数のD−A/N領域が設定されて、これら領域内のA/Nリソースがまばらに使用されるシステムにおいて、A/Nリソースの利用効率を向上させつつPDCCH端末とE−PDCCH端末とのA/N信号の衝突を回避することができる。
【0220】
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
【0221】
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はハードウェアとの連携においてソフトウェアで実現することも可能である。
【0222】
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
【0223】
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
【0224】
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
【0225】
2012年5月10日出願の特願2012−108447の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。