(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、デジタルカメラなどの撮像手段で撮影した画像データをサーバコンピュータに送信し、サーバコンピュータにおいて画像データを受信して編集し、工事の進捗状況を記録あるいは管理する建設会社の管理端末に送信することで工事管理者が工事の進捗状況をリアルタイムで把握するためには、工事現場の各工程における画像データを確実に取得、編集、管理する必要がある。
【0006】
しかしながら、一般に工事現場における工程は数百工程に及ぶため、現場作業者が各工程における現場画像を漏れなく撮影することは困難である。従って、例えば、ある工事現場におけるある日の工程が工程a、工程b、工程c、工程dからなり、これらの各工程における工事現場の画像を撮影する必要があったとしても、現場作業者がこれらの各工程のうちいずれかの工程、例えば工程cの工事現場画像を撮影し忘れてしまうことも十分に想定される。特に、全ての工事現場において同一の工程で建築物が建築されるのであればともかく、工事現場毎に工程あるいは工種が種々変化し得ることを考えると、現場作業者が全ての工事現場において全ての工程における工事現場画像を漏れなく撮影することは極めて困難である。
【0007】
本発明の目的は、現場作業者が工事現場の各工程における工事現場画像を漏れなく確実に撮影できることを支援する装置及びシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、工事現場を撮影する装置であって、前記工事現場における、所定の工程順序に従って各工程における工事現場画像を撮影することを指示する撮影指示データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記撮影指示データを用いて、前記工事現場の各工程における工事現場画像を撮影するようにユーザに順次指示する指示手段と、前記ユーザの操作に応答して前記工事現場画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影された各工程における前記工事現場画像を、撮影された工程を示す識別データと共にサーバに送信する送信手段とを備え、前記撮影指示データは、少なくとも第1工程、及び前記第1工程に続く第2工程を含み、前記指示手段は、前記第1工程における工事現場画像を撮影するように指示した後、前記撮影手段で撮影し、かつ、前記送信手段で送信したことを条件として前記第2工程における工事現場画像を撮影するように指示
し、
前記記憶手段に前記撮影指示データが記憶される前においては、前記撮影手段による撮影が禁止される、ことを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記サーバと同一若しくは異なるサーバから送信された前記撮影指示データを受信する受信手段とを備える。
【0009】
また、本発明の他の実施形態では、前記指示手段は、前記第1工程における工事現場画像を撮影するように指示した後、前記撮影手段で撮影し、かつ、前記送信手段で送信した後に前記第2工程における工事現場画像を撮影するように自動的に指示する。
【0010】
また、本発明の他の実施形態では、工程を選択する手動操作可能な操作手段を備え、前記指示手段は、前記第1工程における工事現場画像を撮影するように指示した後、前記撮影手段で撮影し、かつ、前記送信手段で送信した後に、前記操作手段の操作に応じて前記第2工程における工事現場画像を撮影するように指示する。
また、本発明の他の実施形態では、前記撮影指示データは、前記工事現場毎に異なるデータである
。
【0011】
また、本発明は、工事現場を撮影するシステムであって、前記工事現場における、所定の工程順序に従って各工程における工事現場画像を撮影することを指示する撮影指示データを送信するサーバと、前記撮影指示データを受信する工事現場撮影装置とを備え、前記工事現場撮影装置は、受信した前記撮影指示データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記撮影指示データを用いて、前記工事現場の各工程における工事現場画像を撮影するようにユーザに順次指示する指示手段と、前記ユーザの操作に応答して前記工事現場画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影された各工程における前記工事現場画像を、撮影された工程を示す識別データと共に前記サーバと同一若しくは異なる第2サーバに送信する送信手段とを備え、前記撮影指示データは、少なくとも第1工程、及び前記第1工程に続く第2工程を含み、前記指示手段は、前記第1工程における工事現場画像を撮影するように指示した後、前記撮影手段で撮影し、かつ、前記送信手段で送信したことを条件として前記第2工程における工事現場画像を撮影するように指示
し、
前記記憶手段に前記撮影指示データが記憶される前においては、前記撮影手段による撮影が禁止される、ことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の他の実施形態では、前記第2サーバは、前記工事現場撮影装置から送信された工事現場画像を受信し、前記工程を示す識別データに基づいて仕分けして記憶する。
【0014】
また、本発明の他の実施形態では、前記サーバは、前記工事現場撮影装置の電源オン時に伴って送信される起動コマンドに応じて前記撮影指示データを送信する。
また、本発明の他の実施形態では、前記工事現場撮影装置は、GPS装置を備え、前記サーバは、前記工事現場撮影装置の前記GPS装置で検出された測位データに応じて前記撮影指示データを送信する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、現場作業者が工事現場の各工程における工事現場画像を漏れなく確実に撮影してサーバ側に送信することを支援できる。従って、サーバ側では、当該工事現場の各工程における工事現場画像を漏れなく管理することができ、工事現場に進捗状況や品質を確実かつ一括して管理することが可能である。さらに、工事現場が複数存在する場合に、たとえ各工事現場毎に工程が異なっていても、これに応じて撮影指示データを適応的に変更することで柔軟に対応できるので、汎用性に優れる利点もある。なお、工事現場の管理会社が異なる場合、各管理会社毎に工程管理が異なる場合も想定されるが、本発明では各管理会社毎の工程管理に合わせて撮影指示データをカスタマイズすることで容易に対応可能である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
【0018】
まず、本実施形態における工事現場撮影システムのシステム構成図を示す。システムは、デジタルカメラ10、メールサーバ(メールサーバコンピュータ)14、ASPサーバ(ASPサーバコンピュータ)16、管理端末(端末装置)18,20を含んで構成される。デジタルカメラ10、メールサーバ14、ASPサーバ16、管理端末18,20はそれぞれ無線あるいは有線でインターネット12に接続される。
【0019】
工事現場撮影装置としてのデジタルカメラ10は、工事現場の作業者により操作される。作業者は、デジタルカメラ10を操作して工事現場の各工程における工事現場画像を撮影する。デジタルカメラ10は、無線によりインターネット12に接続される。作業者は、デジタルカメラ10で撮影した工事現場の各工程における画像データをインターネット12を介してメールサーバ14に送信する。すなわち、作業者は、撮影した工事現場写真の画像データを電子メール形式でメールサーバ14に送信する。デジタルカメラ10から電子メール形式で工事現場の各工程における画像データ等を送信する際の宛先、すなわちメールアドレスは、予めデジタルカメラ10内のメモリに記憶されており、作業者はデジタルカメラ10の送信ボタンを操作するのみで所望の宛先に電子メールを送信することができる。画像データは、電子メールの添付ファイルとしてメールサーバ14に送信される。画像データ等がJPEGフォーマットの場合、JPEGフォーマットをBase64等のエンコーダを用いてテキストデータに変換する。
【0020】
デジタルカメラ10は、工事現場を撮影するに際し、前もって、インターネット12を介して撮影指示データ(あるいは撮影指示プログラム)を受信する。撮影指示データは、例えばメールサーバ14から送信される。撮影指示データ(あるいは撮影指示プログラム)は、現場作業者がデジタルカメラ10で撮影すべき工事現場における、予め定められた工程順序に従って各工程における工事現場画像を順次撮影することを指示するデータ(あるいはプログラム)である。インターネット12を介して受信した撮影指示データは、デジタルカメラ10のメモリに記憶される。デジタルカメラ10は、受信しメモリに記憶したこの撮影指示データに従って、デジタルカメラ10のユーザである現場作業者に対し、各工程毎に撮影することを順次指示する。現場作業者は、この指示に従って各工程における工事現場画像データを撮影する。
【0021】
メールサーバ14は、デジタルカメラ10から送信された電子メールを受信し、電子メールに添付された工事現場の画像データを抽出する。メールサーバ14は、抽出した工事現場の画像データをASPサーバ16に送信する。メールサーバ14は、インターネット12を介して工事現場の画像データをASPサーバ16に送信するが、インターネット12の代わりに専用回線を介してASPサーバ16に送信することもできる。専用回線は公衆回線あるいは非公衆回線のいずれかである。デジタルカメラ10において複数の工事現場画像を撮影し、これら複数の工事現場の画像データを1通ずつ電子メール形式でメールサーバ14に送信した場合、メールサーバ14は複数の電子メールを受信する。この場合、メールサーバ14は、各電子メールのサブジェクト(件名)内のデータに基づいて工事現場の画像データを仕分けしてASPサーバ16に送信する。サブジェクト内のデータは、プロジェクト番号であり、フォルダプロジェクト番号である。デジタルカメラ10においては、送信先毎にフォルダが形成されており、撮影した工事現場の画像データはデジタルカメラ10内の各フォルダにまとめて記憶される。同一送信先に異なる複数の工事現場の画像データを送信する場合、単一のフォルダではこれら複数の画像データを互いに区別することはできない。そこで、デジタルカメラ10では、これら複数の画像データを各フォルダに付されたプロジェクト番号で管理する。プロジェクト番号は、デジタルカメラ10のプロセッサによって電子メールのサブジェクト(件名)に自動的に挿入される。メールサーバ14は、サブジェクト内のプロジェクト番号を用いて工事現場の画像データを仕分けしてASPサーバ16に送信する。また、各電子メールのサブジェクト内のデータには、プロジェクト番号に加えて当該工事現場における各工程を示す識別データが含まれる。この識別データは、例えば各工程を識別するための付与された数字である。メールサーバ14は、サブジェクト内の工程識別データを用いて工事現場の画像データをさらに各工程毎に仕分けることができる。デジタルカメラ10のプロセッサは、インターネット12を介して受信した撮影指示データに基づいて、この工程識別データを生成する。もちろん、デジタルカメラ10は、電子メールのサブジェクトに工程識別データを含めるのではなく、工事現場の画像データのメタデータとして含めてもよい。
【0022】
ASPサーバ16は、メールサーバ14から送信されたプロジェクト番号毎及び工程毎の工事現場の画像データをデータベースに記憶し、各プロジェクト番号毎及び工程毎に記憶された工事現場の画像データを用いて所定のフォーマットに編集あるいは加工してファイルデータを生成する。ASPサーバ16は、また、メールサーバ14から工事現場の画像データを受信したときに、電子メールのサブジェクトに含まれるデジタルカメラ10のIDに基づいて、そのデジタルカメラ10を管理する管理端末を特定し、特定した管理端末にインターネット12を介して受信通知を送信する。例えば、管理会社Aが管理端末18のユーザであり、デジタルカメラ10を操作する作業者を管理するものとする。ASPサーバ16は、デジタルカメラ10のIDに基づいてデジタルカメラ10を管理するのが管理会社Aであり、管理会社Aは管理端末18のユーザであるから、デジタルカメラ10を管理する管理端末として管理端末18を特定する。また、デジタルカメラ10以外に他のデジタルカメラが存在するものとし、管理会社Bが管理端末20のユーザであり、当該他のデジタルカメラを操作する作業者を管理するものとすると、ASPサーバ16は、当該他のデジタルカメラのIDに基づいて当該他のデジタルカメラを管理するのが管理会社Bであり、管理会社Bは管理端末20のユーザであるから、当該他のデジタルカメラを管理する管理端末として管理端末20を特定する。
【0023】
管理会社の管理者は、現場写真の画像データファイルが必要な場合には、管理端末18あるいは管理端末20を用いてASPサーバ16にアクセスし、ASPサーバ16にて編集あるいは加工されたファイルデータを取得して管理端末18あるいは管理端末20の表示装置に表示させる。管理者は、管理端末18あるいは管理端末20の表示装置に表示されたファイルデータを視認することで、工事現場においてデジタルカメラ10あるいは他のデジタルカメラで撮影された工事現場の各工程における画像データを確認し、工事の状況を確認することができる。
【0024】
図2に、デジタルカメラ10の構成ブロック図を示す。デジタルカメラ10は、CMOSやCCD等のセンサ(イメージセンサ)10a、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)10b、CPU10c、メモリインタフェース(I/F)10d、JPEGコーデック10e、メモリ10f、通信インタフェース(I/F)10g及びプログラムメモリ10mを備える。なお、公知であるために図には示していないが、デジタルカメラ10は焦点レンズやズームレンズ、シャッタ、絞り等の光学系も備えており、光学系によって被写体像をセンサ10aに結像する。
【0025】
センサ10aは、被写体である工事現場の像を電気信号に変換する。電気信号はデジタル画像信号に変換され、DSP10bに供給される。
【0026】
DSP10bは、デジタル画像データに対し、ゲイン補正(ホワイトバランス感度設定)、ガンマ補正、同時化処理、RGB−YC変換処理、ノイズ低減処理、輪郭補正等の各種処理を実行する。
【0027】
JPEGコーデック10eは、DSP10bで処理されたデジタル画像データをJPEGフォーマットに変換圧縮し、現場写真の画像データとしてメモリ10fに格納する。メモリ10fは、例えばフラッシュメモリである。
【0028】
CPU10cは、工事現場の画像データ等をメモリ10fに格納する際に、送信先毎に作成されたフォルダにて一括管理する。例えば、送信先が2箇所ある場合、それぞれの送信先番号を有するフォルダが作成される。CPU10cは、各送信先フォルダにプロジェクト番号を初期値から順に付与していく。撮影日時も同時にメモリ10fに格納される。さらに、工事現場の画像データについての基本的なデータ、例えば撮影時の状況や撮影部位のデータもメモリ10fに格納される。CPU10cは、工事現場の画像データをメールサーバ14に送信する場合、送信先フォルダ内に格納されている工事現場の画像データを電子メールの添付ファイルとしてテキストデータに変換して送信する。また、電子メールのサブジェクト(件名)にプロジェクト番号等のデータをメモリ10fから読み出して自動的に挿入する。なお、複数の工事現場の画像データのそれぞれには、初期値からインクリメントしたユニークなファイル名が付される。
【0029】
送信先フォルダのプロジェクト番号は、1から順次インクリメントされるが、その上限は例えば10と固定することができる。プロジェクト番号が10までいくと、プロジェクト番号は再び1に戻る。プロジェクト番号に加え、プロジェクト名を入力してもよい。プロジェクト名は、具体的には工事現場の名称や工事対象の建築物の名称等である。例えば、建築物がAさんの家である場合には、「A邸」等である。プロジェクト番号及びプロジェクト名は、撮影指示データの一部としてインターネット12を介して受信される。
【0030】
CPU10cは、通信インタフェースI/F10gを介してメールサーバ14から撮影指示データを受信すると、当該撮影指示データをプログラムメモリ10mに記憶する。撮影指示データは、その工事現場においてその日に行われ撮影されるべき複数の工程を順序とともに規定したデータである。例えば、ある「A邸」においてある日に行われ撮影されるべき複数の工程が工程a、工程b、工程c、工程dである場合、これら工程a〜工程dをその順序とともに規定する。各工程を規定するために、その工程を識別する工程識別で−タ及び工程の名称が用いられる。工程識別データは数字を用いることができ、「2077」等と表される。
【0031】
CPU10cは、撮影指示データをプログラムメモリ10mに記憶すると、この撮影指示データをプログラムメモリ10mから読出し、撮影指示データに従って現場作業者に対して順次撮影すべき工程を指示する。現場作業者は、CPU10cからの指示に従って各工程における工事現場の画像データを撮影する。すなわち、上記の工程a〜工程dに即して説明すると、撮影指示データは、工程a、工程b、工程c、工程dをこの順序で規定しており、CPU10cは、まず工程aを撮影すべきことを現場作業者に指示する。指示の方法は任意であるが、デジタルカメラ10のEVFに表示する、液晶モニタに表示する、音声で報知する等である。具体的には、CPU10cは、まず工程aを撮影すべきことをEVFあるいは液晶モニタに表示して指示する。現場作業者は、EVFあるいは液晶モニタに表示された工程aを確認し、工程aにおける工事現場の画像を撮影する。次に、CPU10cは、工程bを撮影すべきことをEVFあるいは液晶モニタに表示して指示する。現場作業者は、EVFあるいは液晶モニタに表示された工程bを確認し、工程bにおける工事現場の画像を撮影する。以下、同様にして、順次、工程a、工程b、工程c、工程dの撮影を指示する。工程aの工事現場の画像が撮影されて送信されない限り、CPU10cは次の工程bの指示を行わない。これにより、現場作業者は、漏れなく確実に全ての工程の工事現場の画像を撮影することができる。CPU10cは、撮影画像を処理してメモリ10fに記憶するとともに、通信インタフェース10gを用いてメールサーバ14に送信する。なお、撮影指示データを用いた撮影指示については、さらに後述する。
【0032】
図3に、デジタルカメラ10の背面図を示す。デジタルカメラ10の背面には、EVF10h及び3つのボタン10iが設けられる。なお、デジタルカメラ10はインターネット12を介してサーバ側と通信を行うため、通信インタフェース10gを含む通信モジュール10gが内蔵されているが、通信モジュール10gを小型化してEVF10hの代わりに、あるいはEVF10hに加えて液晶モニタを背面に設けてもよい。また、デジタルカメラ10の上面の所定位置にはシャッタボタン10jが設けられる。
【0033】
EVF10hには、CPU10cにより撮影指示データに基づく各工程が順次表示される。各工程は4桁の数字で表され、この4桁の数字がEVF10hの所定位置に表示される。現場作業者は、EVF10hに表示された工程を確認し、シャッタボタン10jを押下操作してその工程の工事現場画像を撮影する。撮影された工事現場の画像は、現場作業者のさらなる操作を要することなくインターネット12を介してメールサーバ14に自動送信される。シャッタボタン10jは、撮影ボタンと撮影画像の送信ボタンを兼用していると言える。
【0034】
3つのボタン10iは、ボタン1、ボタン2、ボタン3から構成される。ボタン1は、プロジェクト番号及びプロジェクト名、具体的には建築物の邸名や邸番号を選択するボタンである。邸名や邸番号は、撮影指示データの一部としてインターネット12を介してメールサーバ14から受信するが、工事現場が複数存在して撮影指示データも工事現場毎に複数存在する場合、このボタン1を操作してこれから撮影しようとする工事現場を特定するために邸名及び邸番号を選択する。もちろん、単一の工事現場であり、邸名及び邸番号が単一であっても、このボタン1を操作することでこれから撮影しようする工事現場を選択し特定することは有用である。現場作業者は、ボタン1を用いたこの邸名、邸番号の選択操作により、自分が確かに正しい工事現場に存在することを改めて確認することができる。ボタン2は、工程識別番号を選択するボタンである。このボタン2を操作することで、CPU10cは、次の工程識別番号をEVF10hに表示する。ボタン2を省略し、CPU10cは撮影画像を送信した後に自動的に次の工程識別番号にインクリメントしてEVF10hに表示することもできる。ボタン3は、現場作業者が撮影済の工事現場画像を確認するために操作するボタンである。このボタン3を操作することで、撮影済画像がメモリ10fから読み出されてEVF10hあるいは液晶モニタに表示される。
【0035】
図4に、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)サーバ16の構成ブロック図を示す。ASPサーバ16は、通信インタフェース(I/F)16a、CPU16b、ROMやRAM等のメモリ16c、ユーザ属性を記憶するユーザ属性データベース(DB)16d、工事現場の画像データを記憶する画像データベース(DB)16e、画像データを所定のファイルフォーマットに編集、加工して得られたファイルデータを記憶するファイルデータベース(DB)16fを備える。
【0036】
ユーザ属性データベース16dは、ユーザである管理会社(あるいは管理会社の担当者)の基本情報、具体的には名称、住所、管理端末18(あるいは管理端末20)のIPアドレス、管理会社が管理するデジタルカメラ10のIDを対応付けてテーブルとして記憶する。例えば、デジタルカメラ10として、デジタルカメラA,デジタルカメラB,デジタルカメラC,デジタルカメラD,デジタルカメラEの5個のデジタルカメラがあり、これらが全てある管理者により管理されるものとすると、管理者の名称と管理端末18とデジタルカメラA〜デジタルカメラEのそれぞれのIDが対応付けてテーブルとして記憶される。このテーブルを参照することで、管理者が管理するデジタルカメラがどれかを特定することができる。また、ユーザ属性データベース16dは、さらにユーザである管理会社毎のユーザIDやパスワードを記憶する。
【0037】
CPU16bは、ユーザ属性データベース16dに記憶されたテーブルを用いてどのデジタルカメラから工事現場の画像データが送信され、どの管理端末に対して受信完了通知を送信するかを決定する。また、管理端末18(あるいは管理端末20)からの要求に応じ、工事現場の画像データを前記画像データベース16eあるいはファイルデータベース16fから読み出して管理端末18(あるいは管理端末20)に送信する。ASPサーバ16の各種処理は、基本的にCPU16bで実行される。
【0038】
図5に、本実施形態の処理フローチャートを示す。
【0039】
まず、現場作業者が工事現場に到着すると、デジタルカメラ10の電源をオンする(S101)。すると、デジタルカメラ10のCPU10cは、起動コマンドを通信インタフェース10gからインターネット12を介してメールサーバ14に送信する。起動コマンドにはデジタルカメラ10を特定するためのIDが含まれる。メールサーバ14はこの起動コマンドに応じ、デジタルカメラ10のIDに応じ、予め定められた撮影指示データをデジタルカメラ10に送信する。撮影指示データはインターネット12を介してデジタルカメラ10に送信されるが、電話回線等の他の通信回線を用いてもよい。撮影指示データは、既述したように、その日のうちにデジタルカメラ10で撮影すべき工程をその順序とともに規定したデータである。
【0040】
図6に、撮影指示データの一例を示す。図において、符号30は工種、符号32は工程識別番号、符号34は撮影項目の説明、符号36は工程名をそれぞれ表す。工程識別番号32は、現場作業者に撮影すべき工程を示す番号であり、撮影コードとも言い得る。工種「解体」が38a〜38cの工程群から構成され、工程群38a、38b、38cがそれぞれ1日分の工程であるとすると、メールサーバ14は、撮影指示データとして工程群38aの各工程をその順序とともに規定して送信する。次の日は撮影指示データとして工程群38b、また次の日は撮影指示データとして工程群38cを送信する。
図6に示される撮影指示データは、工事現場毎、すなわちプロジェクト名あるいは邸名毎に異なる。従って、「A邸」のデジタルカメラ10には
図6に示される撮影指示データが送信され、「B邸」のデジタルカメラ10には
図6と異なる撮影指示データが送信される。従って、それぞれのデジタルカメラ10には、工事現場毎に異なる撮影指示データが受信され記憶される。
【0041】
再び
図5に戻り、デジタルカメラ10は、メールサーバ14から送信された撮影指示データを受信(ダウンロード)する(S102)。受信した撮影指示データはプログラムメモリ10mに記憶される。
【0042】
なお、デジタルカメラ10の電源をオンしたタイミングで撮影指示データを受信するのではなく、工事現場の電源をオンしてデジタルカメラ10をこの電源で充電するタイミングで撮影指示データを受信することも好適であろう。工事現場の電源は、工事の開始とともにオンされ、工事の終了とともにオフされるため、工事現場の電源オンに同期して撮影指示データを受信するのは都合がよい。
【0043】
次に、デジタルカメラ10のCPU10cは、プログラムメモリ10mに記憶された撮影指示データに従って、工程識別番号をEVF10hに表示することで現場作業者に撮影を指示する(S103)。
図6に即して説明すると、工程群38aに関しては、7個の工程から構成され、その順序を工程識別番号で示すと、
2077→2078→2079→2080→2081→2082→2083
であり、デジタルカメラ10のCPU10cは、まず「2077」をEVF10hに表示する。
【0044】
工程識別番号をEVF10hに表示した後、デジタルカメラ10のCPU10cは、現場作業者がこの指示に応答してシャッタボタン10jを押下操作し、工事現場を撮影したか否かを判定する(S104)。シャッタボタン10jが操作されず撮影されていない場合には、引き続きEVF10hに当該工程識別番号を表示し続ける。一方、現場作業者がシャッタボタン10jを押下操作して工事現場を撮影した場合には、CPU10cはその工事現場の画像データをインターネット12を介してメールサーバ14に送信(アップロード)する(S105)。
【0045】
工事現場の画像データを送信した後、CPU10cは、撮影指示データ内の全ての工程を撮影したか否かを判定する(S106)。具体的には、撮影指示データの各工程に撮影完了フラグを設定し、全ての工程に撮影完了フラグが設定されているか否かを判定する。あるいは、撮影指示データの各工程にポインタを設定し、各工程の撮影が終了する毎にポインタをインクリメントしていくことで判定してもよい。撮影指示データ内の全ての工程を撮影していない場合には、次の工程識別番号に移行して再びS103以降の処理を繰り返す(S107)。
【0046】
S107の処理は、上記のように現場作業者のボタン操作に応じて次の工程識別番号に移行してもよく、あるいはCPU10cが自動的に次の工程識別番号に移行してもよい。前者の場合、現場作業者のボタン2の操作に応じて次の「2078」が表示され、後者の場合、撮影データが自動送信された後に自動的に次の「2078」が表示される。
【0047】
ここで、EVF10hに表示された工程識別番号で特定される工程の工事現場が撮影されない限り、次の工程識別番号はEVF10hに表示されない点に留意されたい。従って、たとえ「2077」が表示されており、現場作業者が当該工程の工事現場を撮影せずに誤って、あるいは意図的にボタン2を押下操作したとしても、CPU10cは未だ「2077」の工程の工事現場の画像データを撮影して送信していないとして、この操作を無視して「2077」を表示し続ける。これにより、各工程の撮影漏れが確実に防止される。
【0048】
以上の処理を繰り返し、撮影指示データ内の全ての工程の工事現場を撮影し、その画像データを送信した場合、CPU10cは処理を終了する。なお、全ての工程の工事現場の撮影・送信が終了した場合、その旨を報知するメッセージをEVF10hあるいは液晶モニタに表示し、あるいは音声出力してもよい。
【0049】
図7に、デジタルカメラ10のEVF10h(あるいは液晶モニタ)に表示される画面の遷移図を示す。
図7(a)は、撮影指示データを受信中の画面であり、EVF10hには「撮影指示データダウンロード中」のメッセージが表示される。なお、撮影指示データを受信してプログラムメモリ10mに記憶する前には、EVF10hに「撮影指示データを受信して下さい」等とメッセージを表示してもよい。また、撮影指示データを受信してプログラムメモリ10mに記憶する前には、シャッタボタン10jをロックして撮影操作を禁止してもよく、あるいはシャッタボタン10jの操作は可能であっても撮影データをメモリ10fに記憶することなく自動的に消去してもよい。要するに、撮影指示データは、デジタルカメラ10を撮影装置として機能させるために必須のデータあるいはプログラムとして位置付けることができ、これにより現場作業者のデジタルカメラ10の工事現場とは無関係の私用を効果的に禁じることができる。
【0050】
図7(b)は、撮影指示データを受信してプログラムメモリ10mに記憶した後、この撮影指示データに従って工程識別番号を表示した画面である。画面右下に「2077」と表示されるのが工程識別番号32である。なお、図では工程識別番号32とともにプロジェクト名、すなわち邸名も表示される。なお、現場作業者の注意を喚起するために、工程識別番号を他のメニュー表示とは異なる色で表示する、あるいは工程識別番号のみを点滅させる等も可能であろう。さらに、現場作業者がボタン10iあるいは他のボタンを操作した場合、撮影指示データに含まれる工程名、具体的には
図6の符号36で示される工程名を工程識別番号32とともに表示してもよい。これにより、現場作業者は工程識別番号で特定される工程の内容を再確認し、どの工程を撮影すべきかを再確認することができる。
【0051】
図7(c)は、工程識別番号「2077」の工程を撮影して送信した後の画面である。画面右下に「2078」と次の工程識別番号が表示される。現場作業者は、この工程識別番号を視認することで、次に撮影すべき工程を確認することができる。
【0052】
図7(d)は、撮影指示データ内の全ての工程を撮影した後の画面である。画面右下に「終了」のメッセージが表示され、全ての工程を撮影し送信したことが表示される。現場作業者は、この「終了」メッセージを視認することで、全ての工程を漏れなく撮影したことを確認することができる。
【0053】
図8に、メールサーバ14及びASPサーバ16の基本処理フローチャートを示す。メールサーバ14のCPU及びASPサーバ16のCPU16bの処理である。まず、メールサーバ14は、デジタルカメラ10から送信された電子メールを順次受信する(S201)。電子メールには、各工程の工事現場の画像データが添付されている。
【0054】
次に、メールサーバ14は、受信した電子メールのサブジェクトに含まれるプロジェクト番号毎及び工程毎に工事現場の画像データを仕分けしてASPサーバ16に送信する(S202)。ASPサーバ16は、メールサーバ14からの工事現場の画像データを受信し、プロジェクト番号及び工程毎に仕分けして画像データベース16eに記憶する。
【0055】
次に、ASPサーバ16は、電子メールのサブジェクト内のIDから、そのIDに対応するデジタルカメラ10を管理する管理会社の管理端末を、ユーザ属性データベース16dに記憶されたテーブルを用いて識別あるいは特定する(S203)。ユーザ属性データベース16dに記憶されたテーブルでは、複数のデジタルカメラのそれぞれにIDが割り当てられ、複数のデジタルカメラのそれぞれのID毎に管理端末が割り当てられているので、たとえ複数のデジタルカメラから電子メールが送信されたとしても、ASPサーバ16は電子メールのサブジェクトに含まれるIDから管理端末を特定することができる。
【0056】
次に、ASPサーバ16は、識別あるいは特定した管理端末に対して電子メールの受信完了を通知する(S204)。受信完了通知には、デジタルカメラのID、受信した画像枚数、撮影日時の各データが含まれる。これらはいずれも受信した電子メールのサブジェクトに含まれるデータである。また、ASPサーバ16は、データベースからプロジェクト番号毎及び工程毎に記憶されている工事現場の画像データを画像データベース16eから読み出し、所定のファイルフォーマットに編集してファイルデータベース16fに記憶する(S205)。なお、図では管理端末に受信完了を通知した後に画像データを所定のフォーマットに編集しているが、画像データを所定のフォーマットに編集した後に管理端末に受信完了を通知することもできる。
【0057】
ファイルフォーマットは、ユーザ属性データベース16dに記憶されるユーザ属性に基づいて決定される。但し、受信した電子メールの本文にファイルフォーマットに関するデータが含まれている場合には、このフォーマットデータに基づいて編集することもできる。
【0058】
受信完了通知を受信した管理端末は、ASPサーバ16に対して工事現場の画像データを要求する。例えば、ASPサーバ16が特定した管理端末が管理端末18であり、ASPサーバ16が受信完了通知を管理端末18に送信すると、管理端末18のユーザである管理会社の担当者は、管理端末18を用いて受信完了通知を確認する。そして、管理会社の担当者は、この受信完了通知を確認した後、管理端末18からインターネット12を介してASPサーバ16に対して工事現場の画像データの送信を要求する。ASPサーバ16は、管理端末から画像データ送信の要求を受信すると、ファイルデータベース16fに記憶されている編集済みの画像データを当該管理端末に送信する(S206)。
【0059】
より詳細に説明すると、以下のとおりである。すなわち、管理端末18のユーザは、ASPサーバ16から受信完了通知を受信すると、管理端末18を用いてASPサーバ16にアクセスする。ASPサーバ16は、管理端末18からアクセス要求があると、ユーザ名及びパスワードの入力を要求する。管理端末18のユーザは、この要求に応じてASPサーバ16に対してユーザ名及びパスワードを入力して送信する。ASPサーバ16は、管理端末18からユーザ名及びパスワードを受信すると、ユーザ属性データベース16dに記憶されたユーザ名及びパスワードと受信したユーザ名及びパスワードとを照合し、正しいユーザであるか否かを確認する(ユーザ認証)。ユーザ認証が完了すると、次に管理端末18のユーザは必要なファイルを要求する処理に移行する。ファイルの種類としては、デジタルカメラ毎の表示、写真一覧、スライドショー、マトリクスがある。
【0060】
なお、管理端末18にファイルを送信するのではなく、ASPサーバ16から管理者の有するサーバに画像データをそのまま転送してもよい。画像データは、プロジェクト番号毎及び工程毎に仕分けされて管理者の有するサーバに記憶される。管理者は、記憶された画像データをさらに独自に編集・加工して工事の進捗状況を独自に管理することができる。
【0061】
このように、本実施形態では、現場作業者が作業する工事現場における、複数の工程をその順序とともに規定した撮影指示データをデジタルカメラ10に送信し、デジタルカメラ10がこの撮影指示データを受信して記憶し、この撮影指示データに従って各工程を順次現場作業者に指示することで各工程の工事現場の撮影を支援するものであり、現場作業者は撮影指示に従って撮影すればよいので、撮影のし忘れを確実に防止することができる。
【0062】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0063】
例えば、本実施形態では、撮影指示データをインターネット12を介してメールサーバ14からデジタルカメラ10に送信しているが、デジタルカメラ10に予め撮影指示データをプリインストールした上で現場作業者に貸与することもできる。この場合、現場作業者が工事現場に到着してデジタルカメラ10の電源をオンすると、CPU10cはプログラムメモリ10mにプリインストールされた撮影指示データを読み出して、最初の工程の工程識別番号をEVF10hに表示して撮影指示する。撮影指示データはその日の全工程をその順序とともに規定しており、その日の全工程の工事現場が撮影されて返却された後、翌日には新たな撮影指示データをプログラムメモリ10mにプリインストールして現場作業者に貸与される。
【0064】
また、本実施形態において、メールサーバ14から撮影指示データをデジタルカメラ10に送信する場合に、デジタルカメラ10にGPS装置を設け、電源オン時にGPS装置で検出された測位データを起動コマンドとともにメールサーバ14に送信し、メールサーバ14においてデジタルカメラ10が所定の工事現場の位置及びその近傍に存在していることを測位データを用いて判定した上で撮影指示データをデジタルカメラ10に送信してもよい。これにより、工事現場以外での目的外撮影をより確実に防止することができよう。
【0065】
また、本実施形態では、メールサーバ14から撮影指示データをデジタルカメラ10に送信しているが、メールサーバ14以外のサーバ、例えばASPサーバ16や別のサーバから送信することもできる。すなわち、撮影指示データを送信するサーバと、デジタルカメラ10から送信された工事現場の画像データを受信するサーバは、必ずしも同一である必要はなく、互いに異なっていてもよい。
【0066】
また、本実施形態では、電子メールの件名にプロジェクト番号及び工程識別番号を付与してメールサーバに送信しているが、プロジェクト番号及び工程識別番号を共に画像データのメタデータとしてメールサーバ14に送信してもよい。要するに、デジタルカメラ10は、サーバ側でプロジェクト及び工程が識別可能な態様で送信すればよい。サーバ側では、プロジェクト毎及び工程毎には画像データを仕分けるから、特定の工程の画像データが存在していない(いわゆる画像データの抜け)ことを容易に認識できる。なお、管理者の有するサーバ側でも撮影指示データを記憶しておき、ASPサーバ16から送信された画像データと工程毎に照合することで、全ての工程の画像データが存在するか否か、画像データの抜けがないか否かを管理者側でも容易に認識することができよう。
【0067】
さらに、本実施形態において、撮影指示データに工種を含めてもよい。この場合、
図7(b)、(c)に示す画面には、邸名、工程識別番号に加えて工種あるいは工種識別番号を表示してもよい。また、工種及び工程を手動選択する際には、ボタン2を押下操作してまず工種を選択し、次にボタン2を再度押下操作して工程を選択するようにしてもよい。例えば、現場作業者が午前中に「A邸」で作業を行い、午後に「B邸」で作業を行うものと仮定する。デジタルカメラ10には、「A邸」における撮影指示データ(これを撮影指示データAと称する)及び「B邸」における撮影指示データ(これを撮影指示データBと称する)がプログラムメモリ10mに予めプリインストールされて現場作業者に貸与される。現場作業者がまず「A邸」に到着すると、ボタン2を操作して撮影指示データAの工種及び最初の工程を選択する。以後は、CPU10cが撮影指示データAに従って自動的に工程を順次指示する。午前の作業が終了し、現場作業者が午後に「B邸」に到着すると、ボタン2を操作して撮影指示データBの工種及び最初の工程を選択する。以後は同様にCPU10cが撮影指示データBに従って自動的に工程を順次指示する。もちろん、デジタルカメラ10にGPS装置を設けるとともに、撮影指示データA及び撮影指示データBのそれぞれにそのデータが有効となる位置データを付加しておき、GPS装置の測位データと位置データとを照合して、デジタルカメラ10の存在位置に応じて有効と考えられる撮影指示データを自動的に切り替えることも可能である。