(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6188069
(24)【登録日】2017年8月10日
(45)【発行日】2017年8月30日
(54)【発明の名称】圧縮機、及びガスタービン
(51)【国際特許分類】
F04D 29/54 20060101AFI20170821BHJP
F02C 7/00 20060101ALI20170821BHJP
F01D 25/24 20060101ALI20170821BHJP
F04D 29/66 20060101ALI20170821BHJP
F02C 3/04 20060101ALI20170821BHJP
【FI】
F04D29/54 F
F02C7/00 E
F01D25/24 D
F04D29/54 B
F04D29/66 H
F02C3/04
F01D25/24 F
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-216484(P2013-216484)
(22)【出願日】2013年10月17日
(65)【公開番号】特開2015-78654(P2015-78654A)
(43)【公開日】2015年4月23日
【審査請求日】2015年12月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006208
【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134544
【弁理士】
【氏名又は名称】森 隆一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100108578
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 詔男
(74)【代理人】
【識別番号】100126893
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 哲男
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(72)【発明者】
【氏名】ウォーカー トーマス
【審査官】
北川 大地
(56)【参考文献】
【文献】
特開平07−063199(JP,A)
【文献】
特開2013−204545(JP,A)
【文献】
特開2013−194513(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04D 29/54
F04D 29/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸線回りに回転するロータと、
前記ロータを外周側から囲んで、前記ロータとの間に主流路を形成するロータケーシングと、
前記ロータケーシングの外周側に設けられて、前記ロータケーシングとの間に前記主流路と連通する抽気室を形成する抽気室ケーシングと、
前記抽気室ケーシングに外周側から接続されて、内側に前記抽気室内の流体を外部に導く抽気ノズルと、を備え、
前記抽気室ケーシングと前記ロータケーシングとの径方向の間隔は、前記抽気ノズルに対して前記ロータの回転方向前方側よりも、前記ロータの回転方向後方側の方が大きく、
前記抽気ノズルの内周面と前記抽気室の径方向外側面との接続箇所のうち前記抽気ノズルの上流側の接続箇所は、流体の流路側に向かって凸形状の滑らかな曲面で接続されていることを特徴とする圧縮機。
【請求項2】
前記抽気室ケーシングと前記ロータケーシングとの径方向の間隔であって、前記抽気ノズルに対して回転方向後方側の前記間隔は、前記ロータの回転方向前方側に向かうに従って、漸次大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
【請求項3】
前記抽気室ケーシングと前記ロータケーシングとの径方向の間隔であって、前記抽気ノズルに対して回転方向前方側の前記間隔は、前記ロータの回転方向前方側に向かうに従って、漸次大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧縮機。
【請求項4】
前記ロータが回転することで前記流体としての空気を圧縮する圧縮機をなす請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の圧縮機と、
前記圧縮機で圧縮された圧縮空気中で燃料を燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器と、
前記燃焼器からの前記燃焼ガスで駆動するタービンと、を備えていることを特徴とするガスタービン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸線を中心として回転するロータと、このロータを囲むケーシングとを備えている圧縮機、及びこれを備えているガスタービンに関する。
【背景技術】
【0002】
回転機械の一種として、軸線を中心として回転して空気などの気体を圧縮するロータと、このロータを囲むケーシングと、を備えている圧縮機がある。圧縮機には、ロータにより圧縮された気体の一部を外部に導くための抽気構造を採用したものがある。
【0003】
例えば、以下の特許文献1には、このような抽気構造を採用している圧縮機が開示されている。この圧縮機のケーシングには、空気(圧縮空気)の主流路と連通している抽気室と、この抽気室内の空気を外部に導く配管とが形成されている。抽気室は、ロータを中心として環状の空間である。また、配管は、ロータを基準にして径方向外側に向かって抽気室から延びている。
抽気構造を採用している圧縮機においては、主流路から抽気室の内部に抽気された空気は、ロータの回転に伴い周方向に旋回する流れとなることが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012−180749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、発明者らは、CFD(Computational Fluid Dynamics、数値流体力学)を用いた解析によって、抽気室の内部における配管の近傍において、空気の周方向の流量が不均一になることを見出した。具体的には、抽気室の内部における配管に対してロータの回転方向前方側において、空気の局所的な質量流量が増加する傾向が見られた。
【0006】
空気の流量の不均一性によって脈動が生じると、抽気室と主流路とを接続する連絡路の下流に配置された動翼の先端付近に失速が発生し、これによって、圧縮空気の流れ全体にサージが引き起こされる。そして、この失速及びサージによって圧縮機の運転効率が低下する。
特に、重量軽減などの目的から配管の数を低減する場合、抽気された圧縮空気の流量の不均一性が大きくなるため、サージの可能性が高まる、即ちサージマージンが小さくなる。
【0007】
この発明は、抽気ノズル近傍における流体の流量の不均一性を低減するで、圧縮機の運転効率の低下を抑制することができる圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第一の態様によれば、圧縮機は、軸線回りに回転するロータと、前記ロータを外周側から囲んで、前記ロータとの間に主流路を形成するロータケーシングと、前記ロータケーシングの外周側に設けられて、前記ロータケーシングとの間に前記主流路と連通する抽気室を形成する抽気室ケーシングと、前記抽気室ケーシングに外周側から接続されて、内側に前記抽気室内の流体を外部に導く抽気ノズルと、を備え、前記抽気室ケーシングと前記ロータケーシングとの径方向の間隔は、前記抽気ノズルに対して前記ロータの回転方向前方側よりも、前記ロータの回転方向後方側の方が大きく、前記抽気ノズルの内周面と前記抽気室の径方向外側面と
の接続箇所のうち前記抽気ノズルの上流側の接続箇所は、流体の流路側に向かって凸形状の滑らかな曲面で接続されていることを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、抽気ノズルに対してロータの回転方向前方側において流体の流量が減少するのに対応して流路面積を小さくなるとともに、回転方向後方側において流体の流量が増大するのに対応して流路面積が大きくなる。これにより、抽気ノズル近傍における流体の流量の不均一性を低減することができ、動翼の先端付近に発生する失速を抑制することができる。失速が抑制されることによって、流体の流れ全体に引き起こされるサージも抑制され、圧縮機の運転効率の低下を抑制することができる。
また、抽気ノズルに起因する流体の不均一性が低減されることによって、抽気ノズルの数を減じることができ、圧縮機の重量、及び製造コストを低減することができる。
【0010】
前記抽気室ケーシングと前記ロータケーシングとの径方向の間隔であって、前記抽気ノズルに対して回転方向後方側の前記間隔は、前記ロータの回転方向前方側に向かうに従って、漸次大きくなるように形成されている構成としてもよい。
【0011】
上記構成によれば、徐々に増大する流体の流量に対応した形状となり、流体の流量の均一性をより高めることができる。
【0012】
前記抽気室ケーシングと前記ロータケーシングとの径方向の間隔であって、前記抽気ノズルに対して回転方向前方側の前記間隔は、前記ロータの回転方向前方側に向かうに従って、漸次
大きくなるように形成されている構成としてもよい。
上記構成によれば、徐々に減少する流体の流量に対応した形状となり、流体の流量の均一性をより高めることができる。
【0013】
前記抽気ノズルの内周面と、前記抽気室の径方向外側面とは、流体の流路側に向かって凸形状の滑らかな曲面で接続されている構成としてもよい。
上記構成によれば、抽気室を流れる流体のはく離を抑制することが可能となり、流体を滑らかに抽気ノズルに導入することができる。
【0014】
上記目的を達成するための発明に係る一態様のガスタービンは、前記ロータが回転することで前記流体としての空気を圧縮する圧縮機をなす、以上のいずれかの圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された圧縮空気中で燃料を燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼器からの前記燃焼ガスで駆動するタービンと、を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
上記構成によれば、抽気ノズル近傍における流体の流量の不均一性を低減することができ、動翼の先端付近に発生する失速を抑制することができる。失速が抑制されることによって、流体の流れ全体に引き起こされるサージも抑制され、圧縮機の運転効率の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施形態のガスタービンの要部切欠側面図である。
【
図2】本発明の実施形態の圧縮機の要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態の圧縮機を備えているガスタービンについて図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態のガスタービンは、
図1に示すように、外気Aoを圧縮して圧縮空気Aを生成する圧縮機1と、燃料供給源からの燃料Fを圧縮空気Aに混合して燃焼させて燃焼ガスGを生成する複数の燃焼器20と、燃焼ガスGにより駆動するタービン21と、を備えている。なお、以下では、圧縮空気Aを単に空気Aと言うこともある。
【0018】
圧縮機1及びタービン21は、いずれも、回転軸線Arを中心として回転するロータ2,22と、このロータ2,22を覆う筒状のケーシング3,23とを有している。圧縮機1のロータ2及びタービン21のロータ22は、同一の回転軸線Arを中心として回転するもので、相互に連結されている。筒状の圧縮機1のケーシング3は、圧縮機1のロータ2と共同して、空気Aが流れる主流路4を形成する。また、筒状のタービンケーシング23は、タービン21のロータ22と共同して、燃焼ガスGが流れる主流路24を形成する。複数の燃焼器20は、回転軸線Arを中心として、周方向Dcに互いに等間隔でタービンケーシング23に固定されている。
【0019】
なお、以下では、回転軸線Arが延びている方向を軸方向Daとする。また、回転軸線Arを基準にした径方向を単に径方向Drと言い、この径方向Drで回転軸線Arから遠ざかる側を径方向外側と言い、この径方向Drで回転軸線Arに近づく側を径方向内側という。また、軸方向Daであって、タービン21を基準にして圧縮機1側を上流側、圧縮機1を基準にしてタービン21側を下流側という。
【0020】
図2に示すように、圧縮機1は、多段式軸流圧縮機である。ロータ2は、回転軸線Arを中心として軸方向Daに延びているロータ本体5と、このロータ本体5の外周に固定され軸方向Daに並んでいる複数の動翼段7と、を有している。ロータケーシング3の内周側には、各々の動翼段7の上流側の位置に静翼段9が固定されている。
【0021】
1つの静翼段9は、複数の静翼10を有している。これら複数の静翼10は、回転軸線Arを中心として周方向Dcに並んで、1つの静翼段9を構成する。また、1つの動翼段7は、複数の動翼8を有している。これら複数の動翼8は、回転軸線Arを中心として周方向Dcに並んで、1つの動翼段7を構成する。
【0022】
ロータケーシング3の外周側には、ロータケーシング3との間に抽気室12を形成する抽気室ケーシング6が設けられている。抽気室12は、回転軸線Arを中心とした環状の空間を成している。主流路4と抽気室12と間には連通路13が形成されており、主流路4と抽気室12とを連通させている。
【0023】
抽気室ケーシング6には、抽気室12内の空気Aを外部に導くための2つの抽気ノズル14が形成されている。本実施形態では、以上の抽気室12と連通路13と複数の抽気ノズル14とで抽気構造を構成している。
連通路13は、回転軸線Arを中心として環状を成し、径方向外側に向かって切り込まれたスリットであり、抽気室12の径方向内側に形成されている。連通路13の主流路4側の開口は、軸方向Daにおいて、軸方向Daで隣接する静翼段9と動翼段7との間の位置に形成されている。
【0024】
複数の抽気ノズル14は、回転軸線Arを中心として周方向に等間隔に並んでいる。即ち、本実施形態の抽気ノズル14は、周方向に180°間隔で配置されている。この抽気ノズル14は、抽気室12から径方向外側に向かって延びている。各々の抽気ノズル14には、この抽気ノズル14からの空気Aを目的の場所に導く抽気配管15が接続されている。この抽気配管15には、抽気する空気流量を調節する流量調節弁16が設けられている。
【0025】
図3に示すように、本実施形態の抽気室12は、抽気ノズル14に対して矢印Rで示すロータ2の回転方向前方側(空気Aの流れ方向下流側)と、ロータ2の回転方向後方側(空気Aの流れ方向上流側)とを比較すると、回転方向後方側の方が周方向から見た流路面積が大きくなるように形成されている。
換言すれば、抽気室12ケーシングの径方向内側面17とロータケーシング3の径方向外側面18との径方向の間隔は、抽気ノズル14に対してロータ2の回転方向前方側よりも、回転方向後方側の方が大きくなっている。
【0026】
図4に示すように、2つの抽気ノズル14から離間した位置におけるロータケーシング3と抽気室12ケーシングとの径方向の間隔をGとすると、抽気ノズル14よりもロータ2の回転方向前方側の間隔G1はGより小さくなっている。抽気ノズル14よりも回転方向後方側の間隔G2はGより大きくなっている。間隔G1及び間隔G2の寸法は、CFDによる解析によって求められた、抽気室12内の空気Aの流量に応じて適宜調節することができる。
【0027】
抽気室12ケーシングとロータケーシング3との径方向の間隔であって、抽気ノズル14に対して回転方向後方側の間隔は、ロータ2の回転方向前方側に向かうに従って、漸次大きくなるように形成されている。即ち、抽気ノズル14に対して回転方向後方側の抽気室12ケーシングの形状は、回転方向前方側に向かって流路面積が徐々に大きくなるような形状とされている。
抽気室12ケーシングとロータケーシング3との径方向の間隔であって、抽気ノズル14に対して回転方向前方側の間隔は、ロータ2の回転方向前方側に向かうに従って、漸次小さくなるように形成されている。即ち、抽気ノズル14に対して回転方向前方側の抽気室12ケーシングの形状は、回転方向前方側に向かって流路面積が徐々に小さくなるような形状とされている。
【0028】
抽気ノズル14の内周面と、抽気室12の径方向外側面18とは、空気Aの流路側に向かって凸形状の滑らかな曲面19で接続されている。換言すれば、抽気ノズル14の内周面と抽気室ケーシング6の径方向外側面18との接続部は、空気Aの流路側に向かって凸形状の丸面の面取り加工が施されている。即ち、抽気ノズル14の内周面と抽気室ケーシング6の径方向外側面18との間には、直交するような角部が形成されておらず、滑らかに接続されている。
【0029】
連通路13を介して抽気室12に流れてきた空気Aは、ロータ2の回転方向前方側に向かって旋回する流れとなる。空気Aの流量は、抽気ノズル14に対してロータ2の回転方向前方側の領域では減少する。一方、空気Aの流量は、抽気ノズル14に対してロータ2の回転方向後方側の領域では増大する。
【0030】
上記実施形態によれば、抽気ノズル14に対してロータ2の回転方向前方側において流体の流量が減少するのに対応して流路面積を小さくするとともに、回転方向後方側において流体の流量が増大するのに対応して流路面積を大きくした。これにより、抽気ノズル14近傍における流体の流量の不均一性を低減することができ、動翼8の先端付近に発生する失速を抑制することができる。失速が抑制されることによって、流体の流れ全体に引き起こされるサージも抑制され、圧縮機1の運転効率の低下を抑制することができる。
また、抽気ノズル14に起因する流体の不均一性が低減されることによって、抽気ノズル14の数を減じることができ、圧縮機1の重量、及び製造コストを低減することができる。
【0031】
また、抽気室12ケーシングの形状を空気Aの流量に対応した形状としたことにより、空気Aの流量の均一性をより高めることができる。
【0032】
また、抽気ノズル14の内周面と抽気室12の径方向外側面18とは、空気Aの流路側に向かって凸形状の滑らかな曲面19で接続されていることによって、抽気室12を流れる空気Aのはく離を抑制することが可能となり、空気Aを滑らかに抽気ノズル14に導入することができる。
【0033】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、クレームの範囲によってのみ限定される。
上記実施形態では、抽気ノズル14に対してロータ2の回転方向前方側の流路面積を小さくするとともに、回転方向後方側の流路面積を大きくしたがこれに限ることはない。例えば、抽気ノズル14に対してロータ2の回転方向前方側の流路面積を小さくするのみでもよい。反対に、抽気ノズル14に対してロータ2の回転方向後方側の流路面積を大きくするのみでもよい。
また、上記実施形態では、抽気ノズル14を2つ設ける構成を示したが、抽気ノズル14の本数は問わない。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、軸線を中心として回転するロータと、このロータを囲むケーシングとを備えている圧縮機であって、ロータにより圧縮された気体の一部を外部に導くための抽気構造を有する圧縮機に適用可能である。
【符号の説明】
【0035】
1 圧縮機
2 ロータ
3 ロータケーシング
4 主流路
5 ロータ本体
6 抽気室ケーシング
7 動翼段
8 動翼
9 静翼段
10 静翼
12 抽気室
13 連通路
14 抽気ノズル
15 抽気配管
16 流量調節弁
17 径方向内側面
18 径方向外側面
19 滑らかな曲面
20 燃焼器
21 タービン
22 ロータ
23 ケーシング
24 主流路