【文献】
湯川 鶴章,次世代マーケティングプラットフォーム,日本,ソフトバンククリエイティブ株式会社,2008年10月 6日,第1版,p.160
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2のインターネットドメインから、前記クライアントコンピュータのユーザの人口統計情報を受信するステップであって、前記人口統計情報が前記代用の値にマップされる、ステップと、
前記代用の値と、前記代用の値の前記第1のインターネットドメインにおける前記識別情報に対するマップとに基づいて、前記人口統計情報が、前記クライアントコンピュータにおいて提示された前記メディアに対応することを特定するステップと、をさらに含む、
請求項5に記載の方法。
前記クライアントコンピュータに関連付けられたユーザの人口統計情報を有する可能性が最も高いデータベース所有者を示すデータに基づいて、前記第2のインターネットドメインを選択するステップと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
前記第2のインターネットドメインがソーシャルネットワークサービスに関連付けられており、ソーシャルネットワークサービスが、その登録ユーザから人口統計情報を収集する、
請求項1に記載の方法。
前記第2のインターネットドメインにおいてインプレッションがログに記録されなかった場合には、前記第1のインターネットドメインから、第2の応答を前記クライアントコンピュータへ送信するステップであって、前記第2の応答が、前記第2のインターネットドメインとは異なる第3のインターネットドメインに第3のネットワーク通信を送信することを前記クライアントに指示する、ステップと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
前記クライアントデバイスに関連付けられたユーザの人口統計情報を有する可能性が最も高いデータベース所有者を示すデータに基づいて、前記第2のインターネットドメインを選択する、ルールエンジンをさらに含む、
請求項12に記載の装置。
前記第2のインターネットドメインがソーシャルネットワークサービスに関連付けられており、ソーシャルネットワークサービスが、その登録ユーザから人口統計情報を収集する、
請求項12に記載の装置。
前記第2のインターネットドメインにおいてインプレッションがログに記録されなかった場合には、前記プロセッサは、前記第1のインターネットドメインから、第2の応答を前記クライアントデバイスへ送信し、前記第2の応答が、前記第2のインターネットドメインとは異なる第3のインターネットドメインに第3のネットワーク通信を送信することを前記クライアントに指示する、
請求項12に記載の装置。
前記命令が前記マシンにさらに、前記代用の値を前記第1のインターネットドメインにおける前記識別情報にマップさせる、請求項23に記載のコンピュータ読み取り可能メディア。
前記第2のインターネットドメインがソーシャルネットワークサービスに関連付けられており、ソーシャルネットワークサービスが、その登録ユーザから人口統計情報を収集する、
請求項23に記載のコンピュータ読み取り可能メディア。
前記第2のインターネットドメインにおいてインプレッションがログに記録されなかった場合には、前記命令が前記マシンにさらに、前記第1のインターネットドメインから、第2の応答を前記クライアントデバイスへ送信させ、前記第2の応答が、前記第2のインターネットドメインとは異なる第3のインターネットドメインに第3のネットワーク通信を送信することを前記クライアントに指示する、
請求項23に記載のコンピュータ読み取り可能メディア。
【発明を実施するための形態】
【0030】
[0044]
図1の例示的なシステム100は、レーティングエンティティーサブシステム106と、パートナーデータベース所有者サブシステム108(この例においては、ソーシャルネットワークサービスプロバイダによって実施される)と、その他の提携データベース所有者(たとえば、ウェブサービスプロバイダ)サブシステム110と、非提携データベース所有者(たとえば、ウェブサービスプロバイダ)サブシステム112とを含む。示されている例においては、レーティングエンティティーサブシステム106及び提携データベース所有者サブシステム108、110は、人口統計情報を共有すること、及び以降で説明するように、リダイレクトされたビーコン要求に応答してインプレッションを取り込むことに同意した提携ビジネスエンティティーに相当する。提携ビジネスエンティティーは、有利なことに各自の人口統計情報の正確さ及び/又は完全性が確かなものにされること及び/又は高められることに参加することができる。提携ビジネスエンティティーはまた、提携ビジネスエンティティーのウェブサイト上で生じたインプレッションを報告することに参加する。示されている例においては、その他の提携データベース所有者サブシステム110は、インプレッション(たとえば、広告インプレッション及び/又はコンテンツインプレッション)を収集してログに記録し、そのようなログに記録されたインプレッションに人口統計情報を関連付けるための、提携データベース所有者サブシステム108と同様の又は同じコンポーネント、ソフトウェア、ハードウェア、及び/又はプロセスを含む。
【0031】
[0045]非提携データベース所有者サブシステム112は、人口統計情報を共有することに参加していないビジネスエンティティーに相当する。しかし、本明細書において開示されている技術は、実に、非提携データベース所有者サブシステム112に帰することができるインプレッション(たとえば、広告インプレッション及び/又はコンテンツインプレッション)を追跡把握し、いくつかの場合には、非提携データベース所有者サブシステム112のうちの1つ又は複数は、別々のインプレッションに帰することができるユニークユーザID(UUID)も報告する。ユニークユーザIDは、提携ビジネスエンティティー(たとえば、レーティングエンティティーサブシステム106、及び/又はデータベース所有者サブシステム108、110)によって保持されている人口統計情報を使用して人口統計を識別するために使用することができる。
【0032】
[0046]
図1の例のデータベース所有者サブシステム108は、Facebookなどのソーシャルネットワーク所有者によって実施される。しかし、データベース所有者サブシステム108は、代わりに、デスクトップ/固定式コンピュータのユーザ及び/又はモバイルデバイスのユーザにサービスを提供するウェブサービスエンティティーなどのその他の任意のタイプのエンティティーによって運営することもできる。示されている例においては、データベース所有者サブシステム108は、第1のインターネットドメイン内にあり、提携データベース所有者サブシステム110、及び/又は非提携データベース所有者サブシステム112は、第2、第3、第4などのインターネットドメイン内にある。
【0033】
[0047]
図1の示されている例においては、追跡把握されるコンテンツ及び/又は広告102が、TV及び/又はPC(コンピュータ)のパネリスト114、並びにオンラインのみのパネリスト116に提示される。パネリスト114及び116は、レーティングエンティティーサブシステム106を所有及び/又は運営しているレーティングエンティティー(たとえば、視聴者測定会社)によって保持されているパネルに登録されているユーザである。
図1の例においては、TV及びPCのパネリスト114は、TV及び/又はコンピュータ上のコンテンツ及び/又は広告102への露出についてモニタされるユーザ及び/又は世帯を含む。オンラインのみのパネリスト116は、職場又は家庭でオンラインソースを介して露出(たとえば、コンテンツ露出及び/又は広告露出)についてモニタされるユーザを含む。いくつかの例示的な実施態様においては、TV及び/又はPCのパネリスト114は、家庭中心のユーザ(たとえば、主婦、学生、若者、子供など)である場合があり、その一方で、オンラインのみのパネリスト116は、職場から提供されたインターネットサービスにオフィスコンピュータ又はモバイルデバイス(たとえば、モバイル電話、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータなど)を介して共通に接続されているビジネス中心のユーザである場合がある。
【0034】
[0048]クライアントデバイス(たとえば、コンピュータ、モバイル電話、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、TVなど)におけるメーターによって生成される露出測定値(たとえば、コンテンツインプレッション及び/又は広告インプレッション)を収集するために、レーティングエンティティーサブシステム106は、収集プロセス及びローディングプロセスを実行するためのレーティングエンティティーコレクタ117及びローダ118を含む。レーティングエンティティーコレクタ117及びローダ118は、パネリスト114及び116を介して得られた露出測定値を収集し、それらの収集された露出測定値をレーティングエンティティーデータベース120内に格納する。次いで、レーティングエンティティーサブシステム106は、ビジネスルール122に基づいて露出測定値を処理してフィルタにかけ、処理された露出測定値を、TV&PCサマリーテーブル124、オンラインホーム(H)サマリーテーブル126、及びオンラインワーク(W)サマリーテーブル128へと整理する。示されている例においては、サマリーテーブル124、126、及び128は、GRPレポートジェネレータ130へ送られ、GRPレポートジェネレータ130は、広告主、発行者、製造業者、コンテンツプロバイダ、及び/又は、そのような市場調査に関心があるその他の任意のエンティティーに販売又はその他の形で提供するための1つ又は複数のGRPレポート131を作成する。
【0035】
[0049]
図1の示されている例においては、レーティングエンティティーサブシステム106は、インプレッションモニタシステム132を備えており、インプレッションモニタシステム132は、クライアントデバイス(たとえば、コンピュータ、モバイル電話、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータなど)によって提示されたコンテンツ及び/又は広告に対応する露出数量(たとえば、コンテンツインプレッション及び/又は広告インプレッション)を、リモートウェブサーバから受信されたか、又はクライアントデバイスのローカルキャッシュから取り出されたかにかかわらず、追跡把握するように構成されている。いくつかの例示的な実施態様においては、インプレッションモニタシステム132は、The Nielsen Companyによって所有され運営されているSiteCensusシステムを使用して実施することができる。示されている例においては、露出数量に関連付けられているユーザの識別情報は、クライアントデバイスがコンテンツ及び/又は広告を提示したときにインプレッションモニタシステム132によって追跡把握されたクッキー(たとえば、汎用一意識別子(UUID))を使用して収集される。インターネットセキュリティープロトコルに起因して、インプレッションモニタシステム132は、インプレッションモニタシステム132のドメインに設定されたクッキーを収集することしかできない。したがって、たとえば、インプレッションモニタシステム132は、「Nielsen.com」ドメイン内で機能している場合には、Nielsen.comサーバによって設定されたクッキーを収集することしかできない。したがって、インプレッションモニタシステム132は、所与のクライアントからビーコン要求を受信した場合には、たとえばNielsen.comドメイン内のサーバによってそのクライアント上に設定されたクッキーにしかアクセスできない。この制限を克服するために、示されている例のインプレッションモニタシステム132は、視聴者測定エンティティーと提携している1つ又は複数のデータベース所有者にビーコン要求を転送するように構築されている。それらの1つ又は複数のパートナーは、パートナーのドメイン(たとえば、Facebook.com)に設定されたクッキーを認識することができ、したがって、それらの認識されたクッキーに関連付けられている加入者と関連付けてインプレッションをログに記録することができる。このプロセスについては、以降でさらに説明する。
【0036】
[0050]示されている例においては、レーティングエンティティーサブシステム106は、クッキー情報(たとえば、ユーザID情報)を、クッキーに関連付けられているコンテンツID及び/又は広告IDとともにインプレッションモニタシステム132から収集し、その収集した情報をGRPレポートジェネレータ130に送信するためのレーティングエンティティークッキーコレクタ134を含む。やはり、インプレッションモニタシステム132によって収集されたクッキーは、視聴者測定エンティティーのドメイン内で機能している(1つ又は複数の)サーバによって設定されたクッキーである。いくつかの例においては、レーティングエンティティークッキーコレクタ134は、(たとえば、クッキー情報及び広告ID又はコンテンツIDに基づいて)ログに記録されたインプレッションをインプレッションモニタシステム132から収集し、それらのログに記録されたインプレッションをGRPレポートジェネレータ130に提供するように構成されている。
【0037】
[0051]クライアントデバイス及びパートナーサイトに関連したインプレッションモニタシステム132のオペレーションについて、以降で
図2及び
図3に関連して説明する。特に、
図2及び
図3は、インプレッションモニタシステム132が、ユーザ識別情報を収集すること、並びにそれらのユーザに露出されたコンテンツ及び/又は広告に関する露出数量を追跡把握することをいかに可能にするかを示している。収集されたデータは、たとえば、広告キャンペーンの有効性に関する情報を特定するために使用することができる。
【0038】
[0052]例示の目的から、以降の例は、データベース所有者としてFacebookなどのソーシャルネットワークプロバイダを含む。示されている例においては、データベース所有者サブシステム108は、ユーザ登録情報を格納することと、ウェブページ(場合によっては、1つ又は複数の広告を含むが、必須ではない)をソーシャルネットワークの加入者に提供するためのウェブサーバプロセスを実行することと、ユーザ活動を追跡把握することと、アカウントの特徴を追跡把握することとを行うためのサーバ138を含む。アカウントの作成中に、データベース所有者サブシステム108は、人口統計情報、たとえば、年齢、性別、地理的場所、卒業年、集団的な交友関係の数量、及び/又は、その他の任意の個人情報若しくは人口統計情報を提供するようユーザに依頼する。ソーシャルネットワークエンティティーの(1つ又は複数の)ウェブページを再び訪問したユーザを自動的に識別するために、サーバ138は、クライアントデバイス(たとえば、登録されているユーザのコンピュータ及び/又はモバイルデバイスであり、それらのうちのいくつかは、視聴者測定エンティティーのパネリスト114及び116である場合があり、及び/又は、視聴者測定エンティティーのパネリストではない場合もある)の上にクッキーを設定する。クッキーは、ソーシャルネットワークエンティティーのウェブページへのユーザの訪問を追跡把握する目的や、ユーザの好みに従ってそれらのウェブページを表示する目的などでユーザを識別するために使用することができる。データベース所有者サブシステム108によって設定されたクッキーは、「ドメイン固有の」ユーザ活動を収集するために使用することもできる。本明細書において使用される際には、「ドメイン固有の」ユーザ活動とは、単一のエンティティーの(1つ又は複数の)ドメイン内で生じるユーザのインターネット活動である。ドメイン固有のユーザ活動は、「ドメイン内活動」と呼ぶこともできる。ソーシャルネットワークエンティティーは、ドメイン内活動、たとえば、それぞれの登録ユーザによって訪問されたウェブページ(たとえば、その他のソーシャルネットワークメンバーのページなど、ソーシャルネットワークドメインのウェブページ、若しくはその他のドメイン内ページ)の数、及び/又は、そのようなアクセスのために使用されるモバイル(たとえば、スマートフォン)若しくは固定式(たとえば、デスクトップコンピュータ)のデバイスなどのデバイスのタイプを収集することができる。サーバ138はまた、アカウントの特徴、たとえば、それぞれの登録ユーザによって保持されている社会的なつながり(たとえば、友達)の数量、それぞれの登録ユーザによって投稿された写真の数量、それぞれの登録ユーザによって送信若しくは受信されたメッセージの数量、及び/又はユーザアカウントのその他の任意の特徴などを追跡把握するように構成されている。
【0039】
[0053]データベース所有者サブシステム108は、ユーザ登録データ(たとえば、人口統計データ)、ドメイン内ユーザ活動データ、ドメイン間ユーザ活動データ(以降で説明する)、及びアカウント特徴データを収集するためのデータベース所有者(DP)コレクタ139及びDPローダ140を含む。収集された情報は、データベース所有者データベース142内に格納される。データベース所有者サブシステム108は、ビジネスルール144を用いて、収集されたデータを処理して、DPサマリーテーブル146を作成する。
【0040】
[0054]示されている例においては、その他の提携データベース所有者サブシステム110は、データベース所有者サブシステム108によって共有されているのと同様のタイプの情報を視聴者測定エンティティーと共有することができる。この方法においては、ソーシャルネットワークサービスプロバイダの登録ユーザではない人々が、その他の提携データベース所有者サブシステム110のウェブサービスプロバイダ(たとえば、Yahoo!、Google、Experianなど)の登録ユーザである場合には、それらの人々の人口統計情報を、その他の提携データベース所有者サブシステム110のうちの1つ又は複数から得ることができる。本明細書において開示されている例示的な方法、装置、及び/又は製品は、有利なことに、複数のウェブサイトドメインにわたる人口統計情報についてのこうした連携又は共有を利用して、視聴者測定エンティティーにとって利用可能な人口統計情報の正確さ及び/又は完全性を高める。そのような結合された様式の共有された人口統計データを、ユーザが露出されるコンテンツ及び/又は広告102を識別する情報とともに使用することによって、本明細書において開示されている例示的な方法、装置、及び/又は製品は、人口統計あたりの露出のさらに正確な結果をもたらして、オンライン広告に関する意味のある一貫したGRPの特定を可能にする。
【0041】
[0055]システム100が拡張するにつれて、より多くの提携参加者(たとえば、提携データベース所有者サブシステム110のような)が参加して、GRPを生成するためのさらに分散された人口統計情報及び広告視聴率情報を共有することができる。
【0042】
[0056]ユーザのプライバシーを保護するために、本明細書に記載されている例示的な方法、装置、及び/又は製品は、それぞれの参加パートナー又はエンティティー(たとえば、サブシステム106、108、110)によって二重暗号化技術を使用し、それによって、ユーザ識別情報は、参加パートナー又はエンティティーどうしの間において人口統計及び/又は視聴率情報を共有しているときには、明らかにされない。この方法においては、人口統計情報を共有することによってユーザのプライバシーが危うくされることはない。なぜなら、人口統計情報を受信するエンティティーが、受信された人口統計情報に関連付けられている個人を識別することは、それらの個人が、たとえば、受信するエンティティー(たとえば、視聴者測定エンティティー)のパネル又はサービスに以前に参加することによって個人の情報へのアクセスを許可することに既に同意していない限り、不可能であるためである。個人が、受信側当事者のデータベース内に既に存在する場合には、受信側当事者は、暗号化にもかかわらず、その個人を識別することができるであろう。しかし、個人が、受信側当事者のデータベース内に存在することに既に同意している場合には、個人の人口統計情報及び行動情報へのアクセスを許可するためのそのような同意が、それまでに既に受信されている。
【0043】
[0057]
図2は、別々のデータベース所有者(たとえば、ウェブサービスプロバイダ)のユーザアカウントレコードにわたって分散された人口統計情報に基づいて露出測定値をユーザの人口統計情報に関連付けるために使用することができる例示的なシステム200を示している。例示的なシステム200は、
図1のレーティングエンティティーサブシステム106が、それぞれのビーコン要求(たとえば、露出又はインプレッションをエンティティーがログに記録できるようにするためにメディアを識別するデータを含む広告又はコンテンツなどのタグ付けされているメディアに関連付けられているタグを実行するクライアントからの要求)ごとに、最適なパートナー(たとえば、
図1のデータベース所有者サブシステム108、及び/又は、
図1のその他の提携データベース所有者サブシステム110のうちの1つ)を見つけることを可能にする。いくつかの例においては、例示的なシステム200は、ビーコン要求をトリガーしたユーザに関する人口統計情報を有している可能性が高い比較的最適なパートナーを特定するためのルール及び機械学習分類子(たとえば、経験データの進化するセットに基づく)を使用する。それらのルールは、発行者レベル、キャンペーン/発行者レベル、又はユーザレベルに基づいて適用することができる。いくつかの例においては、機械学習は採用されず、代わりに、何らかの秩序立った様式でパートナーに連絡を取ること(たとえば、Facebook、Myspace、そしてYahoo!など)が、ビーコン要求に関連付けられているユーザが識別されるまで、又は識別に至ることなくすべてのパートナーが尽きるまで、行われる。
【0044】
[0058]レーティングエンティティーサブシステム106は、すべての利用可能なパートナーからインプレッションデータを受信して編集する。レーティングエンティティーサブシステム106は、データの源であるパートナーの全範囲及び人口統計の質に基づいてインプレッションデータを重み付けすることができる。たとえば、レーティングエンティティーサブシステム106は、パートナーの人口統計データの正確さに関する履歴データを参照して、そのパートナーによって提供されたログに記録されているデータに重み付けを割り当てることができる。
【0045】
[0059]発行者レベルで適用されるルールに関しては、レーティングエンティティーサブシステム106が、特定の発行者(たとえば、
図1の広告又はコンテンツ102のうちの1つ又は複数の発行者)にとって最も適切なパートナーをターゲットにすることを可能にするルール及び分類子のセットが定義される。たとえば、レーティングエンティティーサブシステム106は、発行者及びパートナーのウェブサービスプロバイダの人口統計構成を使用して、適切なユーザ基盤(たとえば、対応する発行者に関するコンテンツにアクセスする可能性が高い登録ユーザ)を有する可能性が最も高いパートナーを選択することができる。
【0046】
[0060]キャンペーンレベルで適用されるルールに関しては、発行者が、ユーザの人口統計に基づいて広告キャンペーンをターゲットにする能力を有する場合、ターゲットパートナーサイトは、発行者/キャンペーンレベルで定義することができる。たとえば、ある広告キャンペーンが、18歳から25歳の間の年齢の男性をターゲットとしている場合には、レーティングエンティティーサブシステム106は、この情報を使用して、要求を、その性別/年齢グループ内の最大の範囲を有する可能性が最も高いパートナー(たとえば、スポーツウェブサイトを保持するデータベース所有者など)へ導くことができる。
【0047】
[0061]ユーザレベル(又はクッキーレベル)で適用されるルールに関しては、レーティングエンティティーサブシステム106は、好ましいパートナーを動的に選択して、たとえば、(1)パートナーから受信されたフィードバック(たとえば、パネリストのユーザIDがそのパートナーサイトの登録ユーザと一致しなかったことを示すフィードバック、若しくは、そのパートナーサイトが、十分な数の登録ユーザを有していないことを示すフィードバック)、及び/又は(2)ユーザ行動(たとえば、ユーザの閲覧行動は、特定のユーザが、特定のパートナーサイトに登録されているアカウントを有している可能性が低いことを示すことができる)に基づいて、クライアントを識別し、インプレッションをログに記録することができる。
図2の示されている例においては、ユーザレベルの好ましいパートナーを発行者(又は発行者キャンペーン)レベルのパートナーターゲットにいつ切り替えるかを指定するためのルールを使用することができる。
【0048】
[0062]
図2を詳細に参照すると、パネリストコンピュータ202は、
図1のパネリスト114及び116のうちの1つ又は複数によって使用されるコンピュータに相当する。
図2の例において示されているように、パネリストコンピュータ202は、
図1のインプレッションモニタシステム132と通信をやり取りすることができる。示されている例においては、パートナーA206は、
図1のデータベース所有者サブシステム108である場合があり、パートナーB208は、
図1のその他の提携データベース所有者サブシステム110のうちの1つである場合がある。パネル収集プラットフォーム210は、広告露出データ及び/又はコンテンツ露出データ(たとえば、インプレッションデータ又はコンテンツインプレッションデータ)を収集するために
図1のレーティングエンティティーデータベース120を含む。ログに記録されたインプレッションを、少なくともそのデータが視聴者測定エンティティーへ転送されるまで格納しておくために、パートナーA206及びパートナーB208のサイトに中間収集プラットフォームが配置される可能性がある。
【0049】
[0063]示されている例のパネリストコンピュータ202は、ウェブブラウザ212を実行し、ウェブブラウザ212は、広告及び/又はコンテンツ102のうちの1つを表示するホストウェブサイト(たとえば、www.acme.com)へ導かれる。広告及び/又はコンテンツ102には、識別子情報(たとえば、キャンペーンID、クリエイティブタイプID、配置ID、発行者のソースURLなど)及びビーコン命令214がタグ付けされている。ビーコン命令214は、パネリストコンピュータ202によって実行されると、そのパネリストコンピュータに、ビーコン命令214内で指定されているリモートサーバへビーコン要求を送信させる。示されている例においては、指定されているサーバは、視聴者測定エンティティーのサーバであり、すなわち、インプレッションモニタシステム132に存在する。ビーコン命令214は、ジャバスクリプト、又は、たとえば、Java(登録商標)、HTMLなどを含む、ウェブブラウザを介して実行可能なその他の任意のタイプの命令若しくはスクリプトを使用して実施することができる。タグ付けされているウェブページ及び/又は広告は、パネリストコンピュータ及び非パネリストコンピュータによって同じ方法で処理されるということに留意されたい。両方のシステムにおいて、ビーコン命令は、タグ付けされているコンテンツのダウンロードとともに受信され、視聴者測定エンティティーのために、そのタグ付けされているコンテンツをダウンロードしたクライアントからビーコン要求が送信されるようにする。非パネリストコンピュータは、参照番号203で示されている。クライアント203はパネリスト114、116ではないが、インプレッションモニタシステム132は、パネリスト114、116のうちの1つに関連付けられているクライアントコンピュータ202と対話するのと同じ方法で、クライアント203と対話することができる。
図2において示されているように、非パネリストクライアント203はまた、非パネリストクライアント203上にダウンロードされて提示されたタグ付けされているコンテンツに基づいて、ビーコン要求215を送信する。結果として、以降の説明においては、パネリストコンピュータ202及び非パネリストコンピュータ203は、「クライアント」コンピュータと総称される。
【0050】
[0064]示されている例においては、ウェブブラウザ212は、1つ又は複数のパートナークッキー216、及びパネリストモニタクッキー218を格納する。それぞれのパートナークッキー216は、それぞれのパートナー(たとえば、パートナーA206及びB208)に対応し、パネリストコンピュータ202のユーザを識別するために、それぞれのパートナーによってのみ使用することができる。パネリストモニタクッキー218は、インプレッションモニタシステム132によって設定されたクッキーであり、インプレッションモニタシステム132に対してパネリストコンピュータ202のユーザを識別する。パートナークッキー216のそれぞれは、パネリストコンピュータ202のユーザが、対応するパートナー(たとえば、パートナーA206及びB208のうちの1つ)のウェブサイトをはじめて訪問したときに、及び/又はパネリストコンピュータ202のユーザが、そのパートナーに登録したときに(たとえば、Facebookアカウントをセットアップしたときに)、パネリストコンピュータ202内に作成、設定、又はその他の形で初期設定される。ユーザが、対応するパートナーに登録されているアカウントを有している場合には、そのユーザのユーザID(たとえば、Eメールアドレス、又はその他の値)が、対応するパートナーのレコード内の対応するパートナークッキー216にマップされる。クライアント(たとえば、パネリストコンピュータ、又は非パネリストコンピュータ)が、パネルに登録したときに、及び/又はそのクライアントが、タグ付けされている広告を処理したときに、パネリストモニタクッキー218が作成される。パネリストコンピュータ202のパネリストモニタクッキー218は、ユーザがパネリストとして登録し、レーティングエンティティーのレコード内のそのユーザのユーザID(たとえば、Eメールアドレス、又はその他の値)にマップされたときに、設定することができる。非パネリストクライアントコンピュータ203は、パネルの一員ではないが、非パネリストクライアントコンピュータ203が、タグ付けされている広告を処理したときに、パネリストモニタクッキー218と同様のパネリストモニタクッキーが、非パネリストクライアントコンピュータ203内に作成される。この方法においては、インプレッションモニタシステム132は、たとえ非パネリストクライアントコンピュータ203のユーザがパネルに登録されておらず、且つ、インプレッションモニタシステム132を運営しているレーティングエンティティーが、非パネリストクライアントコンピュータ203のそのユーザに関する人口統計を有していないであろう場合でも、非パネリストクライアントコンピュータ203に関連付けられているインプレッション(たとえば、広告インプレッション)を収集することができる。
【0051】
[0065]いくつかの例においては、ウェブブラウザ212は、パートナー優先順位クッキー220を含むこともでき、パートナー優先順位クッキー220は、インプレッションモニタシステム132によって設定、調整、及び/又は制御され、ビーコン要求がパートナー206、208及び/又はその他のデータベース所有者へ送信されるべき順序を示すパートナー206及び208(並びに/又はその他のデータベース所有者)の優先順位リストを含む。たとえば、インプレッションモニタシステム132は、クライアントコンピュータ202、203が、ビーコン命令214の実行に基づいてビーコン要求をはじめにパートナーA206へ送信すべきであり、次いで、クライアントコンピュータ202、203のユーザがパートナーA206の登録ユーザではないことをパートナーA206が示した場合にパートナーB208へ送信すべきであるということを指定することができる。この方法においては、クライアントコンピュータ202、203は、ビーコン命令214をパートナー優先順位クッキー220の優先順位リストと組み合わせて使用して、最初のビーコン要求を最初のパートナー及び/又は最初のその他のデータベース所有者へ送信すること、並びに、1つ又は複数のリダイレクトされたビーコン要求を1つ又は複数の第2のパートナー及び/又はその他のデータベース所有者へ送信することを、パートナー206及び208並びに/若しくはその他のデータベース所有者のうちの1つが、パネリストコンピュータ202のユーザがパートナーの若しくはその他のデータベース所有者のサービスの登録ユーザであることを確認して、インプレッション(たとえば、広告インプレッション、コンテンツインプレッションなど)をログに記録すること、及び、そのユーザに関する人口統計情報(たとえば、
図1のデータベース所有者データベース142内に格納されている人口統計情報)を提供することができるまで、又は、首尾よく一致に至ることなくすべてのパートナーが試されるまで、行うことができる。その他の例においては、パートナー優先順位クッキー220を省略することができ、ビーコン命令214は、クライアントコンピュータ202、203に、ビーコン要求をすべての利用可能なパートナー及び/又はその他のデータベース所有者へ無条件に送信させるように構成することができ、それによって、パートナー及び/又はその他のデータベース所有者のうちのすべてが、インプレッションをログに記録する機会を有する。さらに別の例においては、ビーコン命令214は、クライアントコンピュータ202、203に、リダイレクトされたビーコン要求を1つ又は複数のパートナー及び/又はその他のデータベース所有者へ送信する順序でインプレッションモニタシステム132から命令を受信させるように構成することができる。
【0052】
[0066]閲覧行動、及び(1つ又は複数の)パートナークッキー216の追跡把握活動をモニタするために、パネリストコンピュータ202は、ウェブクライアントメーター222を備えている。加えて、パネリストコンピュータ202は、HTTP要求ログ224を備えており、このHTTP要求ログ224において、ウェブクライアントメーター222は、ウェブクライアントメーター222のメーターID、パネリストコンピュータ202から生じるユーザID、ビーコン要求タイムスタンプ(たとえば、パネリストコンピュータ202が
図3のビーコン要求304及び308などのビーコン要求をいつ送信したかを示すタイムスタンプ)、広告を表示したウェブサイトのユニフォームリソースロケータ(URL)、及び広告キャンペーンIDに関連付けて、HTTP要求を格納又は記録することができる。示されている例においては、ウェブクライアントメーター222は、(1つ又は複数の)パートナークッキー216及びパネリストモニタクッキー218のユーザIDを、ログに記録されるそれぞれのHTTP要求に関連付けて、HTTP要求ログ224内に格納する。いくつかの例においては、HTTP要求ログ224は、追加として、又は代替として、その他のタイプの要求、たとえば、ファイル転送プロトコル(FTP)要求、及び/又はその他の任意のインターネットプロトコル要求などを格納することができる。示されている例のウェブクライアントメーター222は、そのようなウェブ閲覧行動又は活動データをそれぞれのユーザIDに関連付けてHTTP要求ログ224からパネル収集プラットフォーム210へ伝達することができる。いくつかの例においては、ウェブクライアントメーター222は、タグ付けされていないコンテンツ又は広告に関するインプレッションをログに記録するために有利に使用することもできる。タグ付けされている広告及び/又はタグ付けされているコンテンツは、ビーコン要求がインプレッションモニタシステム132(並びに/又は、パートナー206、208及び/若しくはその他のデータベース所有者のうちの1つ若しくは複数)へ送信されるようにするビーコン命令214を含んでおり、それによって、ログに記録するために視聴者測定エンティティーへ送信されるタグ付けされているコンテンツへの露出又はインプレッションが識別されるが、そのようなタグ付けされている広告及び/又はタグ付けされているコンテンツとは異なり、タグ付けされていない広告及び/又は広告は、インプレッションモニタシステム132がインプレッションをログに記録する機会をもたらすそのようなビーコン命令214を有していない。そのような場合においては、ウェブクライアントメーター222によってログに記録されたHTTP要求を使用して、ウェブブラウザ212によってパネリストコンピュータ202上にレンダリングされたタグ付けされていないすべてのコンテンツ又は広告を識別することができる。
【0053】
[0067]示されている例においては、インプレッションモニタシステム132は、ユーザIDコンパレータ228と、ルール/機械学習(ML)エンジン230と、HTTPサーバ232と、発行者/キャンペーン/ユーザターゲットデータベース234とを備えている。示されている例のユーザIDコンパレータ228は、パネリスト114、116であるユーザからのビーコン要求を識別するために提供されている。示されている例においては、HTTPサーバ232は、通信インターフェースであり、これを介して、インプレッションモニタシステム132は、情報(たとえば、ビーコン要求、ビーコン応答、確認応答、失敗ステータスメッセージなど)をクライアントコンピュータ202、203とやり取りする。示されている例のルール/MLエンジン230及び発行者/キャンペーン/ユーザターゲットデータベース234は、インプレッションモニタシステム132が、クライアントコンピュータ202、203から受信されるそれぞれのインプレッション要求(又はビーコン要求)ごとに「最適な」パートナー(たとえば、パートナー206又は208のうちの1つ)をターゲットにすることを可能にする。「最適な」パートナーとは、インプレッション要求を送信しているクライアントコンピュータ202、203の(1人又は複数の)ユーザに関する人口統計データを有する可能性が最も高いパートナーである。ルール/MLエンジン230は、発行者/キャンペーン/ユーザターゲットデータベース234内に格納される進化する経験データに基づいて生成されるルール及び機械学習分類子のセットである。示されている例においては、ルールは、発行者レベル、発行者/キャンペーンレベル、又はユーザレベルで適用することができる。加えて、パートナーを、全範囲及び人口統計の質に基づいて重み付けすることができる。
【0054】
[0068]パートナー(たとえば、パートナー206及び208)を広告キャンペーンの発行者レベルでターゲットにするために、ルール/MLエンジン230は、インプレッションモニタシステム132が、(1つ又は複数の)広告キャンペーンの特定の発行者にとっての「最適な」パートナーをターゲットにすることを可能にするルール及び分類子を含む。たとえば、インプレッションモニタリングシステム132は、インプレッションを要求しているクライアントコンピュータ202、203のユーザに関する人口統計情報を有する可能性が最も高いパートナー(たとえば、パートナー206、208のうちの1つ)を選択するために、(1つ又は複数の)発行者及び(1つ又は複数の)パートナーの(1つ又は複数の)ターゲット人口統計構成の表示(たとえば、発行者/キャンペーン/ユーザターゲットデータベース234内に格納されている)を使用することができる。
【0055】
[0069]パートナー(たとえば、パートナー206及び208)をキャンペーンレベルでターゲットにするために(たとえば、発行者が、広告キャンペーンをユーザの人口統計に基づいてターゲットにする能力を有する場合)、示されている例のルール/MLエンジン230は、ターゲットパートナーを発行者/キャンペーンレベルで指定するために使用される。たとえば、発行者/キャンペーン/ユーザターゲットデータベース234が、ある特定の広告キャンペーンが18歳から25歳の男性をターゲットとしていることを示す情報を格納している場合には、ルール/MLエンジン230は、この情報を使用して、この性別/年齢グループ内の最大の範囲を有する可能性が最も高いパートナーへのビーコン要求のリダイレクトを指示することができる。
【0056】
[0070]パートナー(たとえば、パートナー206及び208)をクッキーレベルでターゲットにするために、インプレッションモニタシステム132は、パートナーから受信されたフィードバックに基づいてターゲットパートナーサイトを更新する。そのようなフィードバックは、(1つ又は複数の)パートナーの登録ユーザに対応しなかったユーザID又は対応したユーザIDを示すことができる。いくつかの例においては、インプレッションモニタシステム132は、ユーザ行動に基づいてターゲットパートナーサイトを更新することもできる。たとえば、そのようなユーザ行動は、パネリストモニタクッキー(たとえば、パネリストモニタクッキー218)に関連付けられている閲覧活動に対応するクッキークリックストリームデータを分析することから得ることができる。示されている例においては、インプレッションモニタシステム132は、その閲覧行動がより多く示している年齢及び性別を特定することによって、特定のパートナーに関する年齢/性別のバイアスを特定するために、そのようなクッキークリックストリームデータを使用する。この方法においては、示されている例のインプレッションモニタシステム132は、特定のユーザ又はクライアントコンピュータ202、203にとってのターゲット又は好ましいパートナーを更新することができる。いくつかの例においては、ルール/MLエンジン230は、ユーザレベルの好ましいターゲットパートナーを発行者レベル又は発行者/キャンペーンレベルの好ましいターゲットパートナーにいつ切り替えるかを指定する。たとえば、そのようなルールは、ユーザレベルの好ましいターゲットパートナーが、クライアントコンピュータ202、203に対応する登録ユーザを有していないこと(たとえば、クライアントコンピュータ202、203上の別のユーザが、そのパートナークッキー216内の別のユーザIDを有する別のブラウザを使用し始めていること)を示す複数の表示をユーザレベルの好ましいターゲットパートナーが送信したときにユーザレベルの好ましいターゲットパートナーを切り替えることを指定することができる。
【0057】
[0071]示されている例においては、インプレッションモニタシステム132は、クライアントコンピュータ(たとえば、クライアントコンピュータ202、203)から受信されたビーコン要求(たとえば、
図3のビーコン要求304)に基づいて、ユニークユーザあたりのインプレッションテーブル235内にインプレッション(たとえば、広告インプレッション、コンテンツインプレッションなど)を記録する。示されている例においては、ユニークユーザあたりのインプレッションテーブル235は、クッキー(たとえば、パネリストモニタクッキー218)から得られたユニークユーザIDを、1日あたりの合計インプレッション及びキャンペーンIDに関連付けて格納する。この方法においては、それぞれのキャンペーンIDごとに、インプレッションモニタシステム132は、特定のユーザ又はクライアントコンピュータ202、203に帰することができる1日あたりの合計インプレッションをログに記録する。
【0058】
[0072]示されている例のパートナー206及び208のそれぞれは、HTTPサーバ236及び240、並びにユーザIDコンパレータ238及び242を採用している。示されている例においては、HTTPサーバ236及び240は、通信インターフェースであり、これを介して、HTTPサーバ236及び240のそれぞれのパートナー206及び208は、情報(たとえば、ビーコン要求、ビーコン応答、確認応答、失敗ステータスメッセージなど)をクライアントコンピュータ202、203とやり取りする。ユーザIDコンパレータ238及び242は、可能な場合には、クライアント202、203から受信されたユーザクッキーをユーザIDコンパレータ238及び242のレコード内のクッキーと比較して、クライアント202、203を識別するように構成されている。この方法においては、ユーザIDコンパレータ238及び242は、パネリストコンピュータ202のユーザが、パートナー206及び208に登録されているアカウントを有しているかどうかを特定するために、使用することができる。登録されているアカウントを有している場合には、パートナー206及び208は、パートナー206及び208のユーザに帰するインプレッションをログに記録し、それらのインプレッションを、識別されたユーザの人口統計(たとえば、
図1のデータベース所有者データベース142内に格納されている人口統計)に関連付けることができる。
【0059】
[0073]示されている例においては、パネル収集プラットフォーム210は、パネリスト114、116でもあるパートナー206、208の登録ユーザを識別するために使用される。次いで、パネル収集プラットフォーム210は、レーティングエンティティーサブシステム106によってパネリスト114、116に関して格納されている人口統計情報を、パートナー206及び208によってそれらの登録ユーザに関して格納されている人口統計情報と相互参照するために、この情報を使用することができる。レーティングエンティティーサブシステム106は、パートナー206及び208によって収集された人口統計情報の正確さを、レーティングエンティティーサブシステム106によって収集されたパネリスト114及び116の人口統計情報に基づいて特定するために、そのような相互参照を使用することができる。
【0060】
[0074]いくつかの例においては、パネル収集プラットフォーム210の例示的なコレクタ117は、パネリストコンピュータ202からウェブ閲覧活動情報を収集する。そのような例においては、例示的なコレクタ117は、パネリストコンピュータ202のHTTP要求ログ224からのログに記録されているデータ、及びその他のパネリストコンピュータ(図示せず)によって収集されたログに記録されているデータを要求する。加えて、コレクタ117は、インプレッションモニタシステム132から、パネリストコンピュータ内に設定されているものとしてインプレッションモニタシステム132が追跡把握しているパネリストユーザIDを収集する。また、コレクタ117は、1つ又は複数のパートナー(たとえば、パートナー206及び208)から、パネリストコンピュータ及び非パネリストコンピュータ内に設定されているものとしてそれらのパートナーが追跡把握しているパートナーユーザIDを収集する。いくつかの例においては、パートナー206、208のプライバシー合意を順守するために、コレクタ117及び/又はデータベース所有者206、208は、ハッシング技術(たとえば、二重ハッシング技術)を使用して、データベース所有者のクッキーのIDをハッシュすることができる。
【0061】
[0075]いくつかの例においては、パネル収集プラットフォーム210のローダ118は、受信されたパネリストユーザID及びパートナーユーザIDを分析してソートする。示されている例においては、ローダ118は、パネリストコンピュータからの(たとえば、パネリストコンピュータ202のHTTP要求ログ224からの)受信されたログに記録されているデータを分析して、パートナーユーザID(たとえば、(1つ又は複数の)パートナークッキー216)に関連付けられているパネリストユーザID(たとえば、パネリストモニタクッキー218)を識別する。この方法においては、ローダ118は、どのパネリスト(たとえば、パネリスト114及び116のうちの1つ)が、パートナー206及び208のうちの1つ又は複数(たとえば、データベース所有者データベース142内に格納されている登録ユーザの人口統計情報を有する
図1のデータベース所有者サブシステム108)の登録ユーザでもあるかを識別することができる。いくつかの例においては、パネル収集プラットフォーム210は、インプレッションモニタシステム132によって収集されたインプレッションの正確さを検証するように機能する。そのようないくつかの例においては、ローダ118は、インプレッションモニタシステム132によってログに記録されているパネリストのインプレッションと相関している、HTTP要求ログ224からのログに記録されているHTTPビーコン要求をフィルタにかけ、インプレッションモニタシステム132によってログに記録されている対応するインプレッションを有さない、HTTP要求ログ224において記録されているHTTPビーコン要求を識別する。この方法においては、パネル収集プラットフォーム210は、インプレッションモニタシステム132によってインプレッションが不正確にログに記録されていることを示す表示を提供すること、及び/又は、インプレッションモニタシステム132によって記録され損ねた、パネリスト114、116に関するインプレッションデータを補充するために、ウェブクライアントメーター222によってログに記録されているインプレッションを提供することが可能である。
【0062】
[0076]示されている例においては、ローダ118は、重複しているユーザをインプレッションベースパネル人口統計テーブル250内に記憶する。示されている例においては、重複しているユーザは、パネリストメンバー114、116であって、且つ、パートナーA206の登録ユーザ(ユーザP(A)と記載されている)及び/又はパートナーB208の登録ユーザ(ユーザP(B)と記載されている)であるユーザである。(2つのパートナー(A及びB)しか示されていないが、これは、例示を簡潔にするためのものであり、任意の数のパートナーをテーブル250内に表すことができる。示されている例のインプレッションベースパネル人口統計テーブル250は、(たとえば、ウェブクライアントメーター222、及びその他のコンピュータのウェブクライアントメーターの)メーターID、ユーザID(たとえば、パネリストモニタクッキー218、及びその他のパネリストコンピュータのパネリストモニタクッキーに対応するユーザ名、Eメールアドレスなどの英数字の識別子)、ビーコン要求タイムスタンプ(たとえば、パネリストコンピュータ202及び/又はその他のパネリストコンピュータが、
図3のビーコン要求304及び308などのビーコン要求をいつ送信したかを示すタイムスタンプ)、訪問されたウェブサイト(たとえば、広告を表示したウェブサイト)のユニフォームリソースロケータ(URL)、並びに広告キャンペーンIDを格納するものとして示されている。加えて、示されている例のローダ118は、パネリストユーザIDと重複していないパートナーユーザIDをパートナーA(P(A))クッキーテーブル252及びパートナーB(P(B))クッキーテーブル254内に格納する。
【0063】
[0077]例示的なシステム200によって実行される例示的なプロセスについて、以降で、
図3の通信フロー図、並びに
図10、
図11、及び
図12のフロー図に関連して説明する。
【0064】
[0078]
図1及び
図2の示されている例においては、レーティングエンティティーサブシステム106は、インプレッションモニタシステム132、ルール/MLエンジン230、HTTPサーバ通信インターフェース232、発行者/キャンペーン/ユーザターゲットデータベース232、GRPレポートジェネレータ130、パネル収集プラットフォーム210、コレクタ117、ローダ118、及びレーティングエンティティーデータベース120を含む。
図1及び
図2の示されている例においては、インプレッションモニタシステム132、ルール/MLエンジン230、HTTPサーバ通信インターフェース232、発行者/キャンペーン/ユーザターゲットデータベース232、GRPレポートジェネレータ130、パネル収集プラットフォーム210、コレクタ117、ローダ118、及びレーティングエンティティーデータベース120は、単一の装置、又は複数の異なる装置として実装することができる。インプレッションモニタシステム132、ルール/MLエンジン230、HTTPサーバ通信インターフェース232、発行者/キャンペーン/ユーザターゲットデータベース232、GRPレポートジェネレータ130、パネル収集プラットフォーム210、コレクタ117、ローダ118、及びレーティングエンティティーデータベース120を実装する例示的な方法が、
図1及び
図2において示されているが、インプレッションモニタシステム132、ルール/MLエンジン230、HTTPサーバ通信インターフェース232、発行者/キャンペーン/ユーザターゲットデータベース232、GRPレポートジェネレータ130、パネル収集プラットフォーム210、コレクタ117、ローダ118、及びレーティングエンティティーデータベース120のうちの1つ又は複数は、その他の任意の方法で、結合、分割、再構成、省略、削除、及び/又は実装することができる。さらに、インプレッションモニタシステム132、ルール/MLエンジン230、HTTPサーバ通信インターフェース232、発行者/キャンペーン/ユーザターゲットデータベース232、GRPレポートジェネレータ130、パネル収集プラットフォーム210、コレクタ117、ローダ118、及びレーティングエンティティーデータベース120、及び/又は、より一般には、例示的なレーティングエンティティーサブシステム106の例示的な装置は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、並びに/又は、ハードウェア、ソフトウェア、及び/若しくはファームウェアの任意の組合せによって実装することができる。したがって、たとえば、インプレッションモニタシステム132、ルール/MLエンジン230、HTTPサーバ通信インターフェース232、発行者/キャンペーン/ユーザターゲットデータベース232、GRPレポートジェネレータ130、パネル収集プラットフォーム210、コレクタ117、ローダ118、及びレーティングエンティティーデータベース120、及び/又は、より一般には、レーティングエンティティーサブシステム106の例示的な装置のうちのいずれも、1つ若しくは複数の回路、(1つ若しくは複数の)プログラマブルプロセッサ、(1つ若しくは複数の)特定用途向け集積回路((1つ若しくは複数の)ASIC)、(1つ若しくは複数の)プログラマブルロジックデバイス((1つ若しくは複数の)PLD)、及び/又は(1つ若しくは複数の)フィールドプログラマブルロジックデバイス((1つ若しくは複数の)FPLD)などによって実装することができる。添付の装置請求項又はシステム請求項のうちの任意の請求項が、純粋にソフトウェア及び/又はファームウェアの実装形態をカバーするものとして読まれる場合には、そのような請求項に登場するインプレッションモニタシステム132、ルール/MLエンジン230、HTTPサーバ通信インターフェース232、発行者/キャンペーン/ユーザターゲットデータベース232、GRPレポートジェネレータ130、パネル収集プラットフォーム210、コレクタ117、ローダ118、及び/又はレーティングエンティティーデータベース120のうちの少なくとも1つは、そのソフトウェア及び/又はファームウェアを格納するメモリ、DVD、CDなどのコンピュータ可読メディアを含むものとして本明細書によって明示的に定義される。さらにまた、レーティングエンティティーサブシステム106の例示的な装置は、
図1及び
図2に示されている要素、プロセス、及び/若しくはデバイスに加えて、若しくはそれらの代わりに、1つ若しくは複数の要素、プロセス、及び/若しくはデバイスを含むことができ、並びに/又は、示されている要素、プロセス、及びデバイスのうちの任意のもの若しくはすべてのうちの複数を含むことができる。
【0065】
[0079]
図3を参照すると、例示的な通信フロー図が、
図2の例示的なシステム200がクライアント(たとえば、クライアント202、203)によるインプレッションをログに記録する例示的な方法を示している。
図3に示されているイベントの例示的なチェーンは、クライアント202、203が、タグ付けされている広告又はタグ付けされているコンテンツにアクセスしたときに生じる。したがって、
図3のイベントは、クライアントが、コンテンツ及び/又は広告を求めるHTTP要求をサーバに送信したときに開始し、HTTP要求は、この例においては、露出要求をレーティングエンティティーへ転送するためにタグ付けされている。
図3の示されている例においては、クライアント202、203のウェブブラウザは、要求されたコンテンツ又は広告(たとえば、コンテンツ又は広告102)を発行者(たとえば、広告発行者302)から受信する。クライアント202、203は、関心のあるコンテンツ(たとえば、www.weather.com)を含むウェブページをしばしば要求し、その要求されたウェブページは、そのウェブページ内にダウンロードされてレンダリングされる広告へのリンクを含むということを理解されたい。それらの広告は、当初要求されたコンテンツとは異なるサーバから来る可能性がある。したがって、要求されたコンテンツは、クライアント202、203によって当初要求されたウェブページをレンダリングするプロセスの一環として広告を(たとえば、広告発行者302に)要求することをクライアント202、203に行わせる命令を含むことができる。ウェブページ、広告、又はその両方にタグ付けすることができる。示されている例においては、広告発行者のユニフォームリソースロケータ(URL)は、例示としてhttp://my.advertiser.comと名付けられている。
【0066】
[0080]以降での例示の目的から、広告102には、ビーコン命令214(
図2)がタグ付けされていると想定する。はじめに、ビーコン命令214は、タグ付けされている広告がアクセスされたときにビーコン要求304をインプレッションモニタシステム132へ送信することをクライアント202又は203のウェブブラウザに行わせる。示されている例においては、ウェブブラウザは、たとえば、第1のインターネットドメインにおけるインプレッションモニタシステム132のURLへ宛てられたHTTP要求を使用して、ビーコン要求304を送信する。ビーコン要求304は、広告102に関連付けられているキャンペーンID、クリエイティブタイプID、及び/又は配置IDのうちの1つ又は複数を含む。加えて、ビーコン要求304は、ドキュメントリファラ(たとえば、www.acme.com)、インプレッションのタイムスタンプ、及び発行者サイトID(たとえば、広告発行者302のURL、http://my.advertiser.com)を含む。加えて、クライアント202又は203のウェブブラウザが、パネリストモニタクッキー218を含む場合には、ビーコン要求304は、そのパネリストモニタクッキー218を含むことになる。その他の例示的な実施態様においては、たとえば、インプレッションモニタシステム132がビーコン要求304を受信したことに応答してインプレッションモニタシステム132のサーバによって送信された要求をクライアント202又は203が受信するまで、クッキー218を渡さないこともできる。
【0067】
[0081]ビーコン要求304を受信したことに応答して、インプレッションモニタシステム132は、ビーコン要求304内に含まれている広告識別情報(及びその他の任意の関連する識別情報)を記録することによって、インプレッションをログに記録する。示されている例においては、インプレッションモニタシステム132は、ビーコン要求304が、パネリストメンバー(たとえば、
図1のパネリスト114及び116のうちの1つ)のユーザIDと一致した(たとえば、パネリストモニタクッキー218に基づく)ユーザIDを示したかどうかにかかわらず、インプレッションをログに記録する。しかし、ユーザID(たとえば、パネリストモニタクッキー218)が、レーティングエンティティーサブシステム106によって設定されて、ひいてはそのレコード内に格納されているパネリストメンバー(たとえば、
図1のパネリスト114及び116のうちの1つ)のユーザIDと一致する場合には、ログに記録されるインプレッションは、インプレッションモニタシステム132のパネリストに対応することになる。ユーザIDが、インプレッションモニタシステム132のパネリストに対応しない場合には、インプレッションモニタシステム132は、たとえインプレッションに関するユーザIDレコード(ひいては、対応する人口統計)がビーコン要求304内に反映されないとしても、そのインプレッションをログに記録することから依然として恩恵を享受することになる。
【0068】
[0082]
図3の示されている例においては、インプレッションモニタシステム132のパネリストの人口統計を(たとえば、正確さ又は完全性のために)パートナーサイトにおける人口統計と比較するために、若しくはそれらの人口統計で補完するために、並びに/又は、パートナーサイトが、クライアントを識別すること、及び/若しくはインプレッションをログに記録することを試みることを可能にするために、インプレッションモニタシステム132は、HTTP302リダイレクトメッセージと、たとえば、第2のインターネットドメインにおける参加パートナーのURLとを含むビーコン応答メッセージ306(たとえば、第1のビーコン応答)をクライアント202、203のウェブブラウザに返す。示されている例においては、HTTP302リダイレクトメッセージは、第2のビーコン要求308を特定のパートナー(たとえば、パートナーA206又はB208のうちの1つ)に送信するようにクライアント202、203のウェブブラウザに指示する。その他の例においては、HTTP302リダイレクトメッセージを使用する代わりに、たとえば、その後のビーコン要求(たとえば、第2のビーコン要求308)をパートナーへ送信するようにウェブブラウザに指示することができるiframeソース命令(たとえば、<iframe src=“ ”>)又はその他の任意の命令を代わりに使用して、リダイレクトを実施することができる。示されている例においては、インプレッションモニタシステム132は、ビーコン応答306内で指定されるパートナーを、そのルール/MLエンジン230(
図2)を使用して、たとえば、ユーザIDに関する人口統計データを有する可能性が最も高いものとしてどのパートナーを選ぶべきかを示す経験データに基づいて、特定する。その他の例においては、同じパートナーが、第1のリダイレクトメッセージにおいて常に識別され、そのパートナーは、第1のパートナーがインプレッションをログに記録しない場合には、クライアント202、203を同じ第2のパートナーへ常にリダイレクトする。言い換えれば、パートナーのセット階層が定義されて、順守され、それによって、それらのパートナーは、未知のクライアント203を識別するために可能性が最も高いデータベース所有者を推測しようと試みるのではなく、同じ所定の順序でともに「デイジーチェーン接続」される。
【0069】
[0083]ビーコン応答306をクライアント202、203のウェブブラウザへ送信する前に、示されている例のインプレッションモニタシステム132は、広告発行者302のサイトID(たとえば、URL)を、広告発行者302に対応するものとしてインプレッションモニタシステム132によってのみ識別可能である修正されたサイトID(たとえば、代用のサイトID)に差し替える。いくつかの例示的な実施態様においては、インプレッションモニタシステム132は、ホストウェブサイトID(たとえば、www.acme.com)を、ホストウェブサイトに対応するものとしてインプレッションモニタシステム132によってのみ識別可能である別の修正されたサイトID(たとえば、代用のサイトID)に差し替えることもできる。このようにして、広告及び/又はホストコンテンツの(1つ又は複数の)ソースが、パートナーから隠される。示されている例においては、インプレッションモニタシステム132は、発行者IDマッピングテーブル310を保持し、発行者IDマッピングテーブル310は、広告発行者のオリジナルのサイトIDを、広告発行者の識別子をパートナーサイトからわかりにくくする又は隠すためにインプレッションモニタシステム132によって作成された修正された(又は代用の)サイトIDにマップする。いくつかの例においては、インプレッションモニタシステム132はまた、ホストウェブサイトIDを、修正されたホストウェブサイトIDに関連付けて、マッピングテーブル内に格納する。加えて、インプレッションモニタシステム132は、ビーコン要求304内に含まれて受信された情報のすべてと、修正されたサイトIDとを暗号化して、いかなる傍受者もその情報をデコードできないようにする。示されている例のインプレッションモニタシステム132は、暗号化された情報をビーコン応答306内に含めてウェブブラウザ212へ送信する。示されている例においては、インプレッションモニタシステム132は、HTTP302リダイレクト内で指定されている選択されたパートナーサイトによって復号することができる暗号化を使用する。
【0070】
[0084]いくつかの例においては、インプレッションモニタシステム132はまた、URLスクレープ命令320をクライアントコンピュータ202、302へ送信する。そのような例においては、URLスクレープ命令320は、タグ付けされている広告102に関連付けられているウェブページ又はウェブサイトのURLを「スクレープ」することをクライアントコンピュータ202、203に行わせる。たとえば、クライアントコンピュータ202、203は、ウェブブラウザ212のURLアドレスバーにレンダリング又は表示されるテキストを読み取ることによって、ウェブページURLのスクレーピングを実行することができる。次いで、クライアントコンピュータ202、203は、スクレープされたURL322をインプレッションモニタシステム322へ送信する。示されている例においては、スクレープされたURL322は、クライアントコンピュータ202、203のユーザによって訪問されて、タグ付けされている広告102が表示されたホストウェブサイト(たとえば、http://www.acme.com)を示している。示されている例においては、タグ付けされている広告102は、URL「my.advertiser.com」を有する広告iFrameを介して表示され、この「my.advertiser.com」は、タグ付けされている広告102を1つ又は複数のホストウェブサイト上に提供する広告ネットワーク(たとえば、発行者302)に対応する。しかし、示されている例においては、スクレープされたURL322に示されているホストウェブサイトは、「www.acme.com」であり、この「www.acme.com」は、クライアントコンピュータ202、203のユーザによって訪問されたウェブサイトに対応する。
【0071】
[0085]URLスクレーピングは、発行者が広告ネットワークであり、そこから広告主が広告のスペース/時間を購入する状況のもとで特に有用である。そのような場合においては、広告ネットワークは、広告iFrameを介して広告を表示するための、ユーザによって訪問されるホストウェブサイトのサブセット(たとえば、www.caranddriver.com、www.espn.com、www.allrecipes.comなど)から動的に選択を行う。しかし、広告ネットワークは、任意の特定の時点において広告が表示されることになるホストウェブサイトを断定的に予知することはできない。加えて、タグ付けされている広告102がレンダリングされている広告iFrameのURLは、ウェブブラウザ212によってレンダリングされるホストウェブサイト(たとえば、
図3の例におけるwww.acme.com)のトピックを識別する上で有用ではない可能性がある。したがって、インプレッションモニタシステム132は、広告iFrameが、タグ付けされている広告102を表示しているホストウェブサイトを知らなくてもよい。
【0072】
[0086]ホストウェブサイトのURL(たとえば、www.caranddriver.com、www.espn.com、www.allrecipes.comなど)は、クライアントコンピュータ202、203の(1つ又は複数の)ユーザのトピックの関心(たとえば、自動車、スポーツ、料理など)を特定する上で有用である場合がある。いくつかの例においては、視聴者測定エンティティーは、ユーザ/パネリストの人口統計との相関付けを行うために、並びに、より大きな集団の人口統計及びトピックの関心に基づいて、及び、インプレッションがログに記録されたユーザ/パネリストの人口統計及びトピックの関心に基づいて、ログに記録されたインプレッションをより大きな集団へ挿入するために、ホストウェブサイトURLを使用することができる。したがって、示されている例においては、インプレッションモニタシステム132は、ホストウェブサイトURLを受信していない場合には、又はビーコン要求304に基づいてホストウェブサイトURLをその他の形で識別することができない場合には、スクレープされたURL322を受信するために、URLスクレープ命令320をクライアントコンピュータ202、203へ送信する。示されている例においては、インプレッションモニタシステム132は、ビーコン要求304に基づいてホストウェブサイトURLを識別することができる場合には、URLスクレープ命令320をクライアントコンピュータ202、203へ送信せず、それによって、ネットワーク及びコンピュータの帯域幅及びリソースを節約する。
【0073】
[0087]ビーコン応答306を受信したことに応答して、クライアント202、203のウェブブラウザは、ビーコン要求308を指定のパートナーサイトへ送信し、この指定のパートナーサイトは、示されている例においては、パートナーA206(たとえば、第2のインターネットドメイン)である。ビーコン要求308は、ビーコン応答306からの暗号化されたパラメータを含む。パートナーA206(たとえば、Facebook)は、暗号化されたパラメータを復号し、クライアントが、パートナーA206によって提供されるサービスの登録ユーザと一致するかどうかを特定する。この特定は、パートナーA206によって設定されていた、クライアント202、203が格納している任意のクッキー(たとえば、
図2のパートナークッキー216のうちの1つ)を渡すようにクライアント202、203に要求することと、受信されたクッキーを、パートナーA206のレコード内に格納されているクッキーと照合することを試みることとを含む。一致が見つかった場合には、パートナーA206は、クライアント202、203を肯定的に識別したことになる。したがって、パートナーA206のサイトは、インプレッションを、識別されたクライアントの人口統計情報に関連付けてログに記録する。このログ(検知できないソース識別子を含む)は、その後、以降で論じるようにGRPへの処理を行うためにレーティングエンティティーに提供される。パートナーA206は、パートナーA206のレコード内でクライアント202、203を識別することができない場合(たとえば、一致するクッキーがない場合)には、インプレッションをログに記録しない。
【0074】
[0088]いくつかの例示的な実施態様においては、ユーザIDがパートナーA206の登録ユーザと一致しない場合には、パートナーA206は、失敗若しくは不一致ステータスを含むビーコン応答312(たとえば、第2のビーコン応答)を返すことができ、又はまったく応答しないことも可能であり、それによって、
図3のプロセスは終了する。しかし、示されている例においては、パートナーA206は、クライアント202、203を識別することができない場合には、第2のHTTP302リダイレクトメッセージをビーコン応答312(たとえば、第2のビーコン応答)内に含めてクライアント202、203へ返す。たとえば、パートナーAのサイト206が、ユーザIDに関する人口統計を有していそうな可能性がある別のパートナー(たとえば、パートナーB208、又はその他の任意のパートナー)を指定するためのロジック(たとえば、
図2のルール/mlエンジン230と同様のロジック)を有する場合には、ビーコン応答312は、HTTP302リダイレクト(又はリダイレクトされた通信をもたらすためのその他の任意の適切な命令)を、(たとえば、第3のインターネットドメインにおける)その他のパートナーのURLとともに含むことができる。或いは、上述のデイジーチェーンアプローチにおいては、パートナーAのサイト206は、クライアント202、203を識別することができないときはいつでも、同じ次なるパートナー又はデータベース所有者(例として、たとえば第3のインターネットドメインにおけるパートナーB208、又は第3のインターネットドメインにおける
図1の非提携データベース所有者サブシステム110)へ常にリダイレクトすることができる。リダイレクトする際には、示されている例のパートナーAのサイト206は、次なる指定されたパートナーによってデコードすることができる暗号化を使用して、ID、タイムスタンプ、リファラなどのパラメータを暗号化する。
【0075】
[0089]さらなる別法として、パートナーAのサイト206が、ユーザIDに関する人口統計を有する可能性が高い次なる最適なパートナーを選択するためのロジックを有しておらず、パートナーエンティティーへリダイレクトする命令を格納することによって次なるパートナーへ効果的にデイジーチェーン接続されていない場合には、ビーコン応答312は、クライアント202、203を失敗又は不一致ステータスとともにインプレッションモニタシステム132へリダイレクトすることができる。この方法においては、インプレッションモニタシステム132は、クライアント202、203のウェブブラウザがビーコン要求を送信すべき宛先となる次なる最適なパートナーを選択するためのインプレッションモニタシステム132のルール/MLエンジン230を使用することができる(又は、そのようなロジックが提供されていない場合には、階層的な(たとえば、固定された)リスト内の次なるパートナーを単に選択することができる)。示されている例においては、インプレッションモニタシステム132は、パートナーBのサイト208を選択し、クライアント202、203のウェブブラウザは、ビーコン要求を、パートナーBのサイト208へ、パートナーBのサイト208によって復号することができる様式で暗号化されたパラメータとともに送信する。次いで、パートナーBのサイト208は、サイト208自身の内部データベースに基づいてクライアント202、203を識別することを試みる。クライアント202、203から得られたクッキーが、パートナーB208のレコード内のクッキーと一致する場合には、パートナーB208は、クライアント202、203を肯定的に識別したことになり、後にインプレッションモニタシステム132へ提供するためのクライアント202、203の人口統計に関連付けてインプレッションをログに記録する。パートナーB208が、クライアント202、203を識別することができない場合には、パートナーサイトがクライアント202、203を識別してインプレッションをログに記録するまで、クライアントが識別されることなくすべてのパートナーサイトが尽きるまで、又は所定の数のパートナーサイトがクライアント202、203を識別することに失敗するまで、クライアントを識別することなどの機会を同様の方法で次なるその他のパートナーサイトに提供するために、失敗通知又はさらなるHTTP302リダイレクトの同じプロセスをパートナーB208によって使用することができる。
【0076】
[0090]
図3に示されているプロセスを使用すれば、インプレッション(たとえば、広告インプレッション、コンテンツインプレッションなど)を、視聴者測定エンティティー(たとえば、
図1のレーティングエンティティーサブシステム106)に関連付けられているパネルメンバーによってそれらのインプレッションがトリガーされない場合でさえ、対応する人口統計にマップすることができる。すなわち、インプレッションの収集又はマージングプロセス中に、レーティングエンティティーのパネル収集プラットフォーム210は、(1)インプレッションモニタシステム132、及び(2)任意の参加パートナー(たとえば、パートナー206、208)によってログに記録された分散されたインプレッションを収集することができる。結果として、収集されたデータは、それまでに可能であったよりもさらに豊かな人口統計情報を有するさらに大きな集団をカバーする。したがって、上述のように、分散データベースのリソースをプールすることによって、正確な、一貫した、意味のあるオンラインGRPを生成することが可能である。
図2及び
図3の例示的な構造は、無関係な当事者どうし(たとえば、Nielsen及びFacebook)の間において分散された多数の結合された人口統計データベースに基づいてオンラインGRPを生成する。最終結果は、ログに記録されたインプレッションに帰することができるユーザが、あたかも視聴者測定エンティティーの登録ユーザから形成された大きな仮想パネルの一部であるかのように見える。なぜなら、参加パートナーサイトの選択は、それらの参加パートナーサイトが、あたかも視聴者測定エンティティーのパネル114、116のメンバーであるかのように追跡把握することができるためである。これは、インターネットのクッキープライバシープロトコルに違反することなく達成される。
【0077】
[0091]定期的に、又は不定期に、パートナー(たとえば、パートナー206、208)によって収集されたインプレッションデータは、パネル収集プラットフォーム210を介してレーティングエンティティーに提供される。上述のように、いくつかのユーザIDは、インプレッションモニタシステム132のパネルメンバーと一致しない可能性があるが、1つ又は複数のパートナーサイトの登録ユーザと一致する可能性がある。
図1のレーティングエンティティーサブシステム106並びに(1つ又は複数の)パートナーサブシステム108及び110からの人口統計データ及びインプレッションデータを結合するためのデータ収集及びマージングプロセス中に、1つ又は複数のパートナーによってログに記録されたいくつかのインプレッションのユーザIDは、インプレッションモニタシステム132によってログに記録されたインプレッションのユーザIDと一致する可能性があり、その一方で、その他のユーザID(最も可能性が高い多くのその他のユーザID)は、一致しないであろう。いくつかの例示的な実施態様においては、レーティングエンティティーサブシステム106は、必要な場合には、レーティングエンティティーサブシステム106自体の人口統計データの正確さを査定及び/又は改善するために、パートナーサイトによって提供された一致するユーザIDログからの人口統計ベースのインプレッションを使用することができる。一致しないユーザIDログに関連付けられている人口統計ベースのインプレッションに関しては、レーティングエンティティーサブシステム106は、それらのインプレッション(たとえば、広告インプレッション、コンテンツインプレッションなど)を使用して、たとえそのようなインプレッションがレーティングエンティティーサブシステム106のパネリストに関連付けられていなくても、人口統計ベースのオンラインGRPを得ることができる。
【0078】
[0092]上で簡潔に言及したように、本明細書において開示されている例示的な方法、装置、及び/又は製品は、別々のエンティティーの間において(たとえば、レーティングエンティティーサブシステム106と、データベース所有者サブシステム108との間において)人口統計情報(たとえば、アカウントレコード又は登録情報)を共有する場合にユーザのプライバシーを保護するように構成することができる。いくつかの例示的な実施態様においては、それぞれの参加パートナー又はエンティティー(たとえば、サブシステム106、108、110)ごとのそれぞれの秘密キーに基づいて、二重暗号化技術を使用することができる。たとえば、レーティングエンティティーサブシステム106は、レーティングエンティティーサブシステム106の秘密キーを使用して、レーティングエンティティーサブシステム106のユーザID(たとえば、Eメールアドレス)を暗号化することができ、データベース所有者サブシステム108は、データベース所有者サブシステム108の秘密キーを使用して、データベース所有者サブシステム108のユーザIDを暗号化することができる。次いで、それぞれのユーザIDごとに、それぞれの人口統計情報が、ユーザIDの暗号化されたバージョンに関連付けられる。次いで、それぞれのエンティティーは、それぞれのエンティティーの人口統計リストを、暗号化されたユーザIDとともにやり取りする。いずれのエンティティーも、他のエンティティーの秘密キーを知らないため、ユーザIDをデコードすることはできず、したがって、ユーザIDは秘密のままである。次いで、それぞれのエンティティーは、各自のキーを使用して、それぞれの暗号化されたユーザIDの第2の暗号化を実行することへと進む。それぞれの2回暗号化された(又は二重暗号化された)ユーザID(UID)は、E1(E2(UID))及びE2(E1(UID))の形式となり、この場合、E1は、レーティングエンティティーサブシステム106の秘密キーを使用した暗号化を表し、E2は、データベース所有者サブシステム108の秘密キーを使用した暗号化を表す。可換性の暗号化のルールのもとでは、暗号化されたユーザIDは、E1(E2(UID))=E2(E1(UID))に基づいて比較することができる。したがって、両方のデータベース内に存在するユーザIDの暗号化は、二重暗号化が完了すると一致する。この方法においては、パネリストのユーザレコードと、データベース所有者のユーザレコード(たとえば、登録されているソーシャルネットワークユーザの識別子)との間における一致は、パートナーエンティティーどうしが互いにユーザIDを明かすことを必要とせずに、比較することができる。
【0079】
[0093]レーティングエンティティーサブシステム106は、
図1のインプレッションモニタシステム132によって収集されたインプレッション及びクッキーのデータ、並びにパートナーサイトによってログに記録されたインプレッションに基づいて、毎日のインプレッション及びUUID(クッキー)の集計を実行する。示されている例においては、レーティングエンティティーサブシステム106は、
図1のレーティングエンティティークッキーコレクタ134によって収集されたクッキー情報、並びにパートナーサイトによってパネル収集プラットフォーム210に提供されたログに基づいて、毎日のインプレッション及びUUID(クッキー)の集計を実行することができる。
図4は、モニタされているユーザに対するインプレッションの数量を示す例示的なレーティングエンティティーインプレッションテーブル400を示している。同様のテーブルを、広告インプレッション、コンテンツインプレッション、又はその他のインプレッションのうちの1つ又は複数に関して編集することができる。示されている例においては、レーティングエンティティーインプレッションテーブル400は、レーティングエンティティーサブシステム106によって、広告キャンペーン(たとえば、
図1の広告102のうちの1つ又は複数)に関して、それぞれのユーザごとの1日あたりのインプレッションの頻度を特定するために生成される。
【0080】
[0094]1日あたりのユニークユーザごとのインプレッションの頻度を追跡把握するために、レーティングエンティティーインプレッションテーブル400は、頻度列402を備えている。1という頻度は、1人のユニークユーザへの1つの広告キャンペーンにおける1つの広告の1日あたり1回の露出を示しており、その一方で、4という頻度は、1人のユニークユーザへの同じ広告キャンペーンにおける1つ又は複数の広告の1日あたり4回の露出を示している。インプレッションが帰することができるユニークユーザの数量を追跡把握するために、レーティングインプレッションテーブル400は、UUID列404を備えている。UUID列404内の100,000という値は、100,000人のユニークユーザを示している。したがって、レーティングエンティティーインプレッションテーブル400の第1のエントリーは、100,000人のユニークユーザ(すなわち、UUID=100,000)が、広告102のうちの特定の1つの広告に1日に1回露出されたこと(すなわち、頻度=1)を示している。
【0081】
[0095]露出頻度及びUUIDに基づいてインプレッションを追跡把握するために、レーティングエンティティーインプレッションテーブル400は、インプレッション列406を備えている。インプレッション列406内に格納されているそれぞれのインプレッションカウントは、頻度列402内に格納されている対応する頻度値に、UUID列404内に格納されている対応するUUID値をかけることによって特定されている。たとえば、レーティングエンティティーインプレッションテーブル400の第2のエントリーにおいては、2という頻度値に200,000人のユニークユーザをかけて、400,000のインプレッションが広告102のうちの特定の1つの広告に帰することができるということが特定されている。
【0082】
[0096]
図5を参照すると、示されている例においては、パートナー206、208の提携データベース所有者サブシステム108、110のそれぞれは、毎日、データベース所有者広告キャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル500を生成して、レーティングエンティティーサブシステム106のGRPレポートジェネレータ130に報告する。同様のテーブルを、コンテンツ及び/又はその他のメディアに関して生成することができる。追加として、又は代替として、広告に加えてメディアをテーブル500に追加することができる。示されている例においては、パートナー206、208は、
図5において示されているように、インプレッションの分散を年齢及び性別の構成ごとにテーブル化している。たとえば、
図1を参照すると、提携データベース所有者サブシステム108のデータベース所有者データベース142は、パートナーA206の登録ユーザのログに記録されたインプレッション及び対応する人口統計情報を格納し、示されている例のデータベース所有者サブシステム108は、データベース所有者広告キャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル500を含むDPサマリーテーブル146を生成するためのルール144を使用して、それらのインプレッション及び対応する人口統計情報を処理する。
【0083】
[0097]年齢/性別/インプレッション構成テーブル500は、年齢/性別列502、インプレッション列504、頻度列506、及びインプレッション構成列508を備えている。示されている例の年齢/性別列502は、別々の年齢/性別ごとの人口統計グループを示している。示されている例のインプレッション列504は、対応する年齢/性別ごとの人口統計グループに関する広告102(
図1)のうちの特定の1つの広告に関する合計インプレッションを示す値を格納している。示されている例の頻度列506は、インプレッション列504内のインプレッションに寄与した広告102のうちのその1つの広告に関するユーザ1人あたりの露出の頻度を示す値を格納している。示されている例のインプレッション構成列508は、年齢/性別ごとの人口統計グループのそれぞれに関するインプレッションのパーセンテージを格納している。
【0084】
[0098]いくつかの例においては、データベース所有者サブシステム108、110は、インプレッションベースの人口統計情報の最終結果をデータベース所有者キャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブルにテーブル化する前にデータベース所有者サブシステム108、110の人口統計情報に関して人口統計の正確さの分析及び調整プロセスを実行することができる。これは、登録ユーザが登録ユーザ自身をオンラインデータ所有者(たとえば、パートナー206及び208)に示す示し方が、必ずしも真実を告げている(たとえば、正直である、及び/又は正確である)とは限らないという点で、オンライン視聴者測定プロセスに直面している問題に対処するために、行うことができる。いくつかの場合においては、視聴者の人口統計属性を特定するためにそのようなオンラインデータベース所有者におけるアカウント登録を活用するオンライン測定への例示的なアプローチは、データベース所有者サイトにおけるアカウント登録中の登録ユーザによる個人/人口統計情報の自己報告に依存する場合には、不正確な人口統計露出の結果につながる可能性がある。なぜユーザはデータベース所有者サービスに登録する際に間違った又は不正確な人口統計情報を報告するのかについては、多くの理由があるかもしれない。データベース所有者サイト(たとえば、ソーシャルメディアサイト)において人口統計情報を収集するために使用される自己報告の登録プロセスは、自己報告された人口統計情報の正確さを特定することを容易にしない。不正確な人口統計情報を分析及び調整するために、レーティングエンティティーサブシステム106及びデータベース所有者サブシステム108、110は、2011年8月12日に出願された「Methods and Apparatus to Analyze and Adjust Demographic Information」という名称の米国特許出願第13/209,292号において開示されている例示的な方法、システム、装置、及び/又は製品を使用することができ、この米国特許出願第13/209,292号は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれている。
【0085】
[0099]
図6を参照すると、示されている例においては、レーティングエンティティーサブシステム106は、毎日、パネリスト広告キャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル600を生成する。同様のテーブルを、コンテンツ及び/又はその他のメディアに関して生成することができる。追加として、又は代替として、広告に加えてメディアをテーブル600に追加することができる。例示的なレーティングエンティティーサブシステム106は、
図5に関連して上述したのと同じ様式で、
図6において示されているように、インプレッションの分散を年齢及び性別の構成ごとにテーブル化している。
図6において示されているように、パネリスト広告キャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル600はまた、年齢/性別列602、インプレッション列604、頻度列606、及びインプレッション構成列608を含む。
図6の示されている例においては、インプレッションは、PC及びTVのパネリスト114並びにオンラインのパネリスト116に基づいて計算される。
【0086】
[0100]
図5及び
図6のキャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル500及び600を作成した後に、レーティングエンティティーサブシステム106は、
図7において示されている結合されたキャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル700を作成する。特に、レーティングエンティティーサブシステム106は、レーティングエンティティーのパネリストと、ソーシャルネットワークユーザとの間における年齢/性別ごとのインプレッションの分散の差を比較するために、
図5及び
図6のインプレッション構成列508及び608からのインプレッション構成パーセンテージどうしを結合する。
【0087】
[0101]
図7において示されているように、結合されたキャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル700は、誤差重み付け列702を含み、誤差重み付け列702は、レーティングエンティティーのパネリストのインプレッション構成と、データベース所有者のユーザ(たとえば、ソーシャルネットワークユーザ)のインプレッション構成との間における差を示す平均二乗誤差(MSE)を格納している。重み付けMSEは、下記の方程式4を使用して特定することができる。
方程式4
重み付けMSE=(α
*IC
(RE)+(1−α)IC
(DP))
【0088】
[0102]上記の方程式4においては、重み付け変数(α)は、MSE(SN)/MSE(RE)の比率、又は自分のMSEに反比例する構成を重み付けするその他の何らかの関数を表す。方程式4において示されているように、重み付け変数(α)に、レーティングエンティティーのインプレッション構成(IC
(RE))をかけて、レーティングエンティティーの重み付けインプレッション構成(α
*IC
(RE))を生成する。次いで、データベース所有者(たとえば、ソーシャルネットワーク)のインプレッション構成(IC
(DP))に、1と、重み付け変数(α)との間における差をかけて、データベース所有者の重み付けインプレッション構成((1−α)IC
(DP))を特定する。
【0089】
[0103]示されている例においては、レーティングエンティティーサブシステム106は、MSEの分散を重み付けすることによってインプレッション構成どうしの間における差をならす又は補正することができる。MSEの値は、サンプルサイズのばらつき、又は、小さなサンプルサイズによってもたらされるデータのはね上がりを考慮する。
【0090】
[0104]
図8を参照すると、レーティングエンティティーサブシステム106は、年齢/性別インプレッション分散テーブル800において範囲及び誤差補正済みインプレッション構成を特定する。年齢/性別インプレッション分散テーブル800は、年齢/性別列802、インプレッション列804、頻度列806、範囲列808、及びインプレッション構成列810を含む。インプレッション列804は、レーティングエンティティーサブシステム106(たとえば、インプレッションモニタシステム132、及び/又は、ウェブクライアントメーター222によってログに記録されるインプレッションに基づくパネル収集プラットフォーム210)によって追跡把握されるインプレッションに対応する誤差重み付けインプレッション値を格納している。特に、インプレッション列804内の値は、
図7の誤差重み付け列702からの重み付けMSE値に、
図6のインプレッション列604からの対応するインプレッション値をかけることによって得られる。
【0091】
[0105]頻度列806は、データベース所有者サブシステム108によって追跡把握されるインプレッションの頻度を格納している。インプレッションの頻度は、
図5のデータベース所有者キャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル500の頻度列506から頻度列806へインポートされる。テーブル500から欠落している年齢/性別グループに関しては、頻度値は、
図6のレーティングエンティティーキャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル600から取られる。たとえば、データベース所有者キャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル500は、12歳未満(<12)の年齢/性別グループを有していない。したがって、3という頻度値は、レーティングエンティティーキャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル600から取られている。
【0092】
[0106]範囲列808は、それぞれの年齢/性別グループごとのコンテンツ及び/又は広告102(
図1)のうちの1つ又は複数の範囲を表す範囲値を格納している。それらの範囲値は、インプレッション列804からのそれぞれのインプレッション値を、頻度列806からの対応する頻度値で割ることによって特定されている。インプレッション構成列810は、年齢/性別グループごとのインプレッションのパーセンテージを示す値を格納している。示されている例においては、頻度列806内の最終合計頻度は、合計インプレッションを合計範囲で割った値に等しい。
【0093】
[0107]
図9、
図10、
図11、
図12、及び
図14は、本明細書に記載されている方法及び装置を実施するために実行することができるマシン可読命令を表すフロー図である。
図9、
図10、
図11、
図12、及び
図14の例示的なプロセスは、マシン可読命令を使用して実施することができ、それらのマシン可読命令は、実行されたときに、デバイス(たとえば、プログラマブルコントローラ、プロセッサ、その他のプログラマブルマシン、集積回路、又は論理回路)に、
図9、
図10、
図11、
図12、及び
図14において示されているオペレーションを実行させる。たとえば、
図9、
図10、
図11、
図12、及び
図14の例示的なプロセスは、プロセッサ、コントローラ、及び/又はその他の任意の適切なプロセッシングデバイスを使用して実行することができる。たとえば、
図9、
図10、
図11、
図12、及び
図14の例示的なプロセスは、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、及び/又はランダムアクセスメモリ(RAM)などの有形のマシン可読メディア上に格納されているコード化された命令を使用して実施することができる。
【0094】
[0108]本明細書において使用される際には、有形のコンピュータ可読メディアという用語は、あらゆるタイプのコンピュータ可読ストレージを含むように、且つ伝搬信号を除外するように明示的に定義される。追加として、又は代替として、
図9、
図10、
図11、
図12、及び
図14の例示的なプロセスは、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュ、又は、情報が任意の持続時間にわたって(たとえば、その情報を一時的にバッファに入れるために、及び/若しくはキャッシュに入れるために、長期間にわたって、永久に、短いインスタンスにわたって)格納されるその他の任意のストレージメディアなど、非一時的なコンピュータ可読メディア上に格納されているコード化された命令(たとえば、コンピュータ可読命令)を使用して実施することができる。本明細書において使用される際には、非一時的なコンピュータ可読メディアという用語は、あらゆるタイプのコンピュータ可読メディアを含むように、且つ伝搬信号を除外するように明示的に定義される。
【0095】
[0109]或いは、
図9、
図10、
図11、
図12、及び
図14の例示的なプロセスは、(1つ又は複数の)特定用途向け集積回路((1つ又は複数の)ASIC)、(1つ又は複数の)プログラマブルロジックデバイス((1つ又は複数の)PLD)、(1つ又は複数の)フィールドプログラマブルロジックデバイス((1つ又は複数の)FPLD)、ディスクリートロジック、ハードウェア、ファームウェアなどの任意の(1つ又は複数の)組合せを使用して実施することができる。また、
図9、
図10、
図11、
図12、及び
図14の例示的なプロセスは、前述の技術のうちの任意の技術の任意の(1つ又は複数の)組合せ、たとえば、ファームウェア、ソフトウェア、ディスクリートロジック、及び/又はハードウェアの任意の組合せとして実施することができる。
【0096】
[0110]
図9、
図10、
図11、
図12、及び
図14の例示的なプロセスについては、
図9、
図10、
図11、
図12、及び
図14のフロー図を参照して説明するが、
図9、
図10、
図11、
図12、及び
図14のプロセスを実施するその他の方法を採用することもできる。たとえば、ブロックを実行する順序を変更することができ、及び/又は、説明されているブロックのうちのいくつかを変更、削除、分割、若しくは結合することができる。加えて、
図9、
図10、
図11、
図12、及び
図14の例示的なプロセスのうちの1つ又は複数は、順次、及び/又は、たとえば、別々の処理スレッド、プロセッサ、デバイス、ディスクリートロジック、回路などによって並行して、実行することができる。
【0097】
[0111]
図9を詳細に参照すると、
図1のレーティングエンティティーサブシステム106は、パートナーから人口統計及びインプレッションデータを収集すること、並びにレーティングエンティティーサブシステム106のパネリスト114、116のレーティングエンティティーサブシステム106自身の人口統計データの正確さを査定すること、及び/又はそれらの人口統計データを調整することを行うために、示されているプロセスを実行することができる。
図9の例示的なプロセスは、レーティングエンティティーサブシステム106のパネリストメンバー(たとえば、
図1のパネリスト114及び116)と重複する1つ又は複数のパートナー(たとえば、
図2及び
図3のパートナー206及び208)の登録ユーザに関する人口統計及びインプレッションデータ、並びに、レーティングエンティティーサブシステム106の登録パネルメンバーではないユーザに対応するパートナーサイトからの人口統計及びインプレッションデータを収集する。収集されたデータは、レーティングエンティティーにおいて収集されたその他のデータと結合されて、オンラインGRPが特定される。
図9の例示的なプロセスについて、
図1の例示的なシステム100及び
図2の例示的なシステム200に関連して説明する。
【0098】
[0112]はじめに、GRPレポートジェネレータ130(
図1)が、ユニークユーザあたりのインプレッション235(
図2)をインプレッションモニタシステム132から受信する(ブロック902)。GRPレポートジェネレータ130は、インプレッションベースの集約された人口統計(たとえば、
図5のパートナーキャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル500)を1つ又は複数のパートナーから受信する(ブロック904)。示されている例においては、パートナー206、208の登録ユーザのユーザIDは、GRPレポートジェネレータ130によって受信されない。代わりに、パートナー206、208は、ユーザIDを除去し、インプレッションベースの人口統計を、パートナーキャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル500において、人口統計バケットレベル(たとえば、13歳〜18歳の男性、13歳〜18歳の女性など)で集約する。しかし、パートナー206、208がユーザIDもGRPレポートジェネレータ130へ送信する場合に関しては、そのようなユーザIDは、たとえば、上述の二重暗号化技術に基づいて暗号化されたフォーマットでやり取りされる。
【0099】
[0113]インプレッションモニタシステム132がサイトIDを修正し、その修正されたサイトIDをビーコン応答306内に含めて送信する例に関しては、(1つ又は複数の)パートナーは、それらの修正されたサイトIDに基づいてインプレッションをログに記録する。そのような例においては、ブロック904において(1つ又は複数の)パートナーから収集されたインプレッションは、(1つ又は複数の)パートナーによってそれらの修正されたサイトIDに対してログに記録されたインプレッションである。レーティングエンティティーサブシステム106が、修正されたサイトIDを伴うインプレッションを受信すると、GRPレポートジェネレータ130は、(1つ又は複数の)パートナーから受信されたインプレッションに関するサイトIDを識別する(ブロック906)。たとえば、GRPレポートジェネレータ130は、(1つ又は複数の)パートナーから受信されたインプレッション内の修正されたサイトIDに対応する実際のサイトIDを識別するために、(たとえば、
図3に関連して上述した)ビーコンの受信及び応答プロセス中にインプレッションモニタリングシステム310によって生成されたサイトIDマップ310(
図3)を使用する。
【0100】
[0114]GRPレポートジェネレータ130は、パネリストあたりのインプレッションベースの人口統計(たとえば、
図2のインプレッションベースパネル人口統計テーブル250)をパネル収集プラットフォーム210から受信する(ブロック908)。示されている例においては、パネリストあたりのインプレッションベースの人口統計は、
図2のインプレッションベースパネル人口統計テーブル250において示されているように、パネリスト114、116(
図1)のそれぞれのユーザIDに関連付けてログに記録されたインプレッションである。
【0101】
[0115]GRPレポートジェネレータ130は、パネル収集プラットフォーム210からブロック908において受信されたパネリストあたりのインプレッションベースのパネル人口統計250と、インプレッションモニタシステム132からブロック902において受信されたユニークユーザあたりのインプレッション235との間における重複したインプレッションを除去する(ブロック910)。この方法においては、インプレッションモニタシステム132及びウェブクライアントメーター222(
図2)の両方によってログに記録された重複したインプレッションが、GRPジェネレータ130によって生成されたGRPを歪めることはない。加えて、パネル収集プラットフォーム210からのパネリストあたりのインプレッションベースのパネル人口統計250と、インプレッションモニタシステム132からのユニークユーザあたりのインプレッション235とを使用することによって、GRPジェネレータ130は、予備のシステム(たとえば、インプレッションモニタシステム132及びウェブクライアントメーター222)からのインプレッションの恩恵を享受する。この方法においては、それらのシステムのうちの1つ(たとえば、インプレッションモニタシステム132又はウェブクライアントメーター222のうちの一方)から1つ又は複数のインプレッションが欠落した場合には、そのような(1つ又は複数の)インプレッションの(1つ又は複数の)レコードは、その他のシステム(たとえば、インプレッションモニタシステム132又はウェブクライアントメーター222のうちの他方)のログに記録されたインプレッションから入手することができる。
【0102】
[0116]GRPレポートジェネレータ130は、インプレッションベースのパネル人口統計250の集約を生成する(ブロック912)。たとえば、GRPレポートジェネレータ130は、インプレッションベースのパネル人口統計250を人口統計バケットレベル(たとえば、13歳〜18歳の男性、13歳〜18歳の女性など)へと集約して、
図6のパネリスト広告キャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル600を生成する。
【0103】
[0117]いくつかの例においては、GRPレポートジェネレータ130は、パネル収集プラットフォーム210からのパネリストあたりのインプレッションベースのパネル人口統計を使用しない。そのような場合においては、レーティングエンティティーサブシステム106は、
図9の例示的なプロセスを使用してGRPを特定するために
図2のウェブクライアントメーター222などのウェブクライアントメーターに依存しない。代わりに、そのような場合においては、GRPレポートジェネレータ130は、インプレッションモニタシステム132からブロック902において受信されたユニークユーザあたりのインプレッション235に基づいてパネリストのインプレッションを特定し、それらの結果を使用して、ブロック912においてインプレッションベースのパネル人口統計を集約する。たとえば、
図2に関連して上述したように、ユニークユーザあたりのインプレッションテーブル235は、合計インプレッションに関連付けられているパネリストユーザIDと、キャンペーンIDとを格納する。したがって、GRPレポートジェネレータ130は、ウェブクライアントメーター222によって収集されたインプレッションベースのパネル人口統計250を使用することなく、ユニークユーザあたりのインプレッション235に基づいて、パネリストのインプレッションを特定することができる。
【0104】
[0118]GRPレポートジェネレータ130は、(ブロック904において受信された)(1つ又は複数の)パートナー206、208及び(ブロック912において生成された)パネリスト114、116からのインプレッションベースの集約された人口統計データを結合する、すなわち、GRPレポートジェネレータ130の人口統計データを、受信された人口統計データと結合する(ブロック914)。たとえば、示されている例のGRPレポートジェネレータ130は、インプレッションベースの集約された人口統計データを結合して、
図7の結合されたキャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル700を形成する。
【0105】
[0119]GRPレポートジェネレータ130は、ブロック914のインプレッションベースの人口統計に関する分散を特定する(ブロック916)。示されている例においては、GRPレポートジェネレータ130は、インプレッションベースの人口統計の分散を
図8の年齢/性別インプレッション分散テーブル800内に格納する。加えて、GRPレポートジェネレータ130は、インプレッションベースの人口統計に基づいてオンラインGRPを生成する(ブロック918)。示されている例においては、GRPレポートジェネレータ130は、それらのGRPを使用して、(1つ又は複数の)GRPレポート131のうちの1つ又は複数を作成する。いくつかの例においては、レーティングエンティティーサブシステム106は、(1つ又は複数の)GRPレポート131を、そのような市場調査に関心がある広告主、発行者、コンテンツプロバイダ、製造業者、及び/又はその他の任意のエンティティーに販売又はその他の形で提供する。そして
図9の例示的なプロセスは終了する。
【0106】
[0120]次いで
図10を参照すると、示されている例示的なフロー図は、人口統計ベースのインプレッションをログに記録する目的でビーコン要求(たとえば、
図3のビーコン要求304、308)をウェブサービスプロバイダへ回送するために、クライアントコンピュータ202、203(
図2及び
図3)によって実行することができる。はじめに、クライアントコンピュータ202、203は、タグ付けされているコンテンツ及び/又はタグ付けされている広告102を受信し(ブロック1002)、ビーコン要求304をインプレッションモニタシステム132へ送信して(ブロック1004)、(たとえば、第1のインターネットドメインにおける)インプレッションモニタシステム132に、クライアントコンピュータ202、203に関するインプレッションをログに記録する機会を与える。クライアントコンピュータ202、203は、インプレッションモニタシステム132からの応答を待つための時間に基づいてタイマーを始動させる(ブロック1006)。
【0107】
[0121]タイムアウトが切れていない場合には(ブロック1008)、クライアントコンピュータ202、203は、(たとえば、
図3のビーコン応答306を介して)インプレッションモニタシステム132からリダイレクションメッセージを受信しているかどうかを特定する(ブロック1010)。クライアントコンピュータ202、203が、リダイレクションメッセージを受信していない場合には(ブロック1010)、コントロールは、ブロック1008へ戻る。コントロールは、(1)タイムアウトが切れるまで、又は(2)クライアントコンピュータ202、203がリダイレクションメッセージを受信するまで、ブロック1008及び1010に留まり、タイムアウトが切れた場合には、ブロック1016へ進む。
【0108】
[0122]クライアントコンピュータ202、203は、ブロック1010においてリダイレクションメッセージを受信した場合には、そのリダイレクションメッセージ内で指定されているパートナーへビーコン要求308を送信して(ブロック1012)、そのパートナーに、クライアントコンピュータ202、203に関するインプレッションをログに記録する機会を与える。特定のタグ付けされている広告(たとえば、タグ付けされている広告102)に関するブロック1012の第1のインスタンス中に、リダイレクションメッセージ内で指定されているパートナー(又は、いくつかの例においては、非提携データベース所有者110)は、第2のインターネットドメインに対応する。同じタグ付けされている広告に関するブロック1012の後続のインスタンス中に、ビーコン要求がその他のパートナー又は非提携データベース所有者へリダイレクトされる場合には、そのようなその他のパートナー又は非提携データベース所有者は、第3、第4、第5などのインターネットドメインに対応する。いくつかの例においては、
図13に関連して後述するように、(1つ又は複数の)リダイレクションメッセージは、(1つ又は複数の)パートナーに関連付けられている(1つ又は複数の)仲介者(たとえば、(1つ若しくは複数の)仲介サーバ、又は(1つ若しくは複数の)サブドメインサーバ)を指定することができ、及び/又は、クライアントコンピュータ202、203は、ビーコン要求308を(1つ又は複数の)リダイレクションメッセージに基づいて(1つ又は複数の)仲介者へ送信する。
【0109】
[0123]クライアントコンピュータ202、203は、別のビーコン要求を別のパートナーへ送信することを試みるべきかどうかを決定する(ブロック1014)。たとえば、クライアントコンピュータ202、203は、ある特定の数のビーコン要求を並行して送信すること(たとえば、1つのビーコン要求を第2のインターネットドメインにおける第1のパートナーへ送信し、応答を待ち、次いで別のビーコン要求を第3のインターネットドメインにおける第2のパートナーへ送信し、応答を待つ、といったことを行わずに、複数のビーコン要求を複数のパートナーへほぼ同時に送信すること)、及び/又は、クライアントコンピュータ202、203がブロック1012においてビーコン要求を送信した現在のパートナーからリダイレクションメッセージが返ってくるのを待つことを行うように構成することができる。クライアントコンピュータ202、203が、別のビーコン要求を別のパートナーへ送信することを試みるべきであると決定した場合には(ブロック1014)、コントロールは、ブロック1006へ戻る。
【0110】
[0124]クライアントコンピュータ202、203が、別のビーコン要求を別のパートナーへ送信することを試みるべきではないと決定した場合には(ブロック1014)、又はタイムアウトが切れた後に(ブロック1008)、クライアントコンピュータ202、203は、URLスクレープ命令320(
図3)を受信しているかどうかを特定する(ブロック1016)。クライアントコンピュータ202、203が、URLスクレープ命令320を受信していなかった場合には(ブロック1016)、コントロールは、ブロック1022へ進む。URLスクレープ命令320を受信していた場合には、クライアントコンピュータ202、203は、タグ付けされているコンテンツ及び/又は広告102が表示されている、又はタグ付けされているコンテンツ及び/又は広告102を(たとえば、ポップアップウィンドウで)生み出したウェブブラウザ212によってレンダリングされているホストウェブサイトのURLをスクレープする(ブロック1018)。クライアントコンピュータ202、203は、スクレープされたURL322をインプレッションモニタシステム132へ送信する(ブロック1020)。次いでコントロールは、ブロック1022へ進み、ブロック1022においては、クライアントコンピュータ202、203が、
図10の例示的なプロセスを終了すべきかどうかを決定する。たとえば、クライアントコンピュータ202、203がシャットダウンされるか、若しくはスタンバイモードに置かれた場合には、又はそのウェブブラウザ212(
図2及び
図3)がシャットダウンされた場合には、クライアントコンピュータ202、203は、
図10の例示的なプロセスを終了する。この例示的なプロセスが終了されることにならない場合には、コントロールは、ブロック1002へ戻って、別のコンテンツ及び/又はタグ付けされている広告を受信する。そうでない場合には、
図10の例示的なプロセスは終了する。
【0111】
[0125]いくつかの例においては、インプレッションモニタシステム132からのリアルタイムのリダイレクションメッセージを
図10の例示的なプロセスから省略することができ、その場合には、インプレッションモニタシステム132は、リダイレクト命令をクライアントコンピュータ202、203へ送信しない。代わりに、クライアントコンピュータ202、203は、クライアントコンピュータ202、203のパートナー優先順位クッキー220を参照して、リダイレクトを送信すべきパートナー(たとえば、パートナー206及び208)、並びにそのようなリダイレクトの順序を特定する。いくつかの例においては、クライアントコンピュータ202、203は、パートナー優先順位クッキー220内に列挙されているすべてのパートナーへほぼ同時に(たとえば、順次、ただし迅速に連続して、応答を待たずに)リダイレクトを送信する。そのようないくつかの例においては、ブロック1010は省略され、ブロック1012において、クライアントコンピュータ202、203は、パートナー優先順位クッキー220に基づいて、次なるパートナーにリダイレクトを送信する。いくつかのそのような例においては、ブロック1006及び1008を省略することもでき、又は、インプレッションモニタシステム132がブロック1016においてURLスクレープ命令320を提供するための時間を設けるために、ブロック1006及び1008を維持することもできる。
【0112】
[0126]
図11を参照すると、この例示的なフロー図は、インプレッションをログに記録するために、及び/又は、インプレッションをログに記録するためのビーコン要求をウェブサービスプロバイダ(たとえば、データベース所有者)へリダイレクトするために、インプレッションモニタシステム132(
図2及び
図3)によって実行することができる。はじめに、インプレッションモニタシステム132は、ビーコン要求(たとえば、
図3のビーコン要求304)を受信するまで待機する(ブロック1102)。示されている例のインプレッションモニタシステム132は、
図2のHTTPサーバ232を介してビーコン要求を受信する。インプレッションモニタシステム132は、ビーコン要求を受信すると(ブロック1102)、クッキー(たとえば、
図2のパネリストモニタクッキー218)がクライアントコンピュータ202、203から受信されたかどうかを特定する(ブロック1104)。たとえば、パネリストモニタクッキー218が、それまでにクライアントコンピュータ202、203内に設定されていたならば、クライアントコンピュータ202、203によってパネリストモニタリングシステムへ送信されるビーコン要求は、そのクッキーを含むことになる。
【0113】
[0127]インプレッションモニタシステム132が、ビーコン要求内のクッキーを受信しなかったことをブロック1104において特定した場合には(たとえば、クッキーが、それまでにクライアントコンピュータ202、203内に設定されていなかった場合には、インプレッションモニタシステム132は、クライアントコンピュータ202、203内にクッキー(たとえば、パネリストモニタクッキー218)を設定する(ブロック1106)。たとえば、インプレッションモニタシステム132は、新たなクッキー(たとえば、パネリストモニタクッキー218)を「設定」するための応答をクライアントコンピュータ202、203へ返信するために、HTTPサーバ232を使用することができる。
【0114】
[0128]インプレッションモニタシステム132は、クッキーを設定した後に(ブロック1106)、又はビーコン要求内のクッキーを受信しなかった場合に(ブロック1104)、インプレッションをログに記録する(ブロック1108)。示されている例のインプレッションモニタシステム132は、
図2のユニークユーザあたりのインプレッションテーブル235内にインプレッションを記録する。上述のように、インプレッションモニタシステム132は、ビーコン要求が、パネリストメンバー(たとえば、
図1のパネリスト114及び116のうちの1つ)のユーザIDと一致するユーザIDに対応するかどうかにかかわらず、インプレッションをログに記録する。しかし、ユーザID(たとえば、パネリストモニタクッキー218)が、レーティングエンティティーサブシステム106によって設定され、ひいては、レーティングエンティティーサブシステム106のレコード内に格納されている、パネリストメンバー(たとえば、
図1のパネリスト114及び116のうちの1つ)のユーザIDと一致することをユーザIDコンパレータ228(
図2)が特定した場合には、ログに記録されたインプレッションは、インプレッションモニタシステム132のパネリストに対応することになる。ユーザIDがパネリストのユーザIDと一致するそのような例に関しては、示されている例のインプレッションモニタシステム132は、パネリスト識別子をインプレッションとともにユニークユーザあたりのインプレッションテーブル235内に記録し、その後、視聴者測定エンティティーは、対応するパネリスト(たとえば、パネリスト114、116のうちの対応するパネリスト)の既知の人口統計を、パネリスト識別子に基づいて、ログに記録されたインプレッションに関連付ける。パネリストの人口統計(たとえば、
図6の年齢/性別列602)と、ログに記録されたインプレッションデータとの間におけるそのような関連付けは、
図6のパネリスト広告キャンペーンレベル/年齢/性別/インプレッション構成テーブル600において示されている。ユーザIDがパネリスト114、116に対応していないことをユーザIDコンパレータ228(
図2)が特定した場合には、インプレッションモニタシステム132は、たとえインプレッション(たとえば、広告インプレッション又はコンテンツインプレッション)に関するユーザIDレコード(ひいては、対応する人口統計)がビーコン要求304内に反映されないとしても、そのインプレッションをログに記録することから依然として恩恵を享受することになる。
【0115】
[0129]インプレッションモニタシステム132は、次なるパートナーを選択する(ブロック1110)。たとえば、インプレッションモニタシステム132は、ルール/MLエンジン230(
図2)に従った最初のリダイレクトのために、
図2及び
図3のパートナー206又は208のうちの一方を、ランダムに、又はパートナー206及び208の順序付けられたリスト若しくはランキングに基づいて選択するために、並びに、ブロック1110のその後の実行中のその後のリダイレクトのために、パートナー206又は208のうちの他方を選択するために、ルール/MLエンジン230(
図2)を使用することができる。
【0116】
[0130]インプレッションモニタシステム132は、ビーコン要求(たとえば、
図3のビーコン要求308)を次なるパートナー(たとえば、
図2のパートナーA206)へ転送するためのHTTP302リダイレクト(又は、リダイレクトされた通信をもたらすためのその他の任意の適切な命令)を含むビーコン応答(たとえば、ビーコン応答306)をクライアントコンピュータ202、203へ送信し(ブロック1112)、タイマーを始動させる(ブロック1114)。示されている例のインプレッションモニタシステム132は、HTTPサーバ232を使用して、ビーコン応答306を送信する。示されている例においては、インプレッションモニタシステム132は、少なくとも1つのパートナーサイト(たとえば、
図2及び
図3のパートナー206又は208のうちの1つ)が、同じ広告(又はコンテンツ)に関するインプレッションをやはりログに記録することを可能にするために、HTTP302リダイレクト(又は、リダイレクトされた通信をもたらすためのその他の任意の適切な命令)を少なくとも1回送信する。しかし、その他の例示的な実施態様においては、インプレッションモニタシステム132は、いくつかのビーコン要求がリダイレクトされることを除外するためのルールを(たとえば、
図2のルール/MLエンジン230の一部として)含むことができる。ブロック1114において設定されたタイマーは、次なるパートナーが、クライアントコンピュータ202、203に関する一致を次なるパートナーのレコード内で見つけ出せなかったことを示す失敗ステータスメッセージの形式での、次なるパートナーからのリアルタイムのフィードバックを待つために使用される。
【0117】
[0131]タイムアウトが切れていない場合には(ブロック1116)、インプレッションモニタシステム132は、失敗ステータスメッセージを受信しているかどうかを特定する(ブロック1118)。コントロールは、(1)タイムアウトが切れるまで、又は(2)インプレッションモニタシステム132が失敗ステータスメッセージを受信するまで、ブロック1116及び1118に留まり、タイムアウトが切れた場合には、ブロック1102へ戻る。
【0118】
[0132]インプレッションモニタシステム132は、失敗ステータスメッセージを受信した場合には(ブロック1118)、インプレッションをログに記録する別の機会を提供するためにビーコン要求を送信すべき別のパートナーがいるかどうかを特定する(ブロック1120)。インプレッションモニタシステム132は、
図2のルール/MLエンジン230を使用したスマートな選択プロセスに基づいて、又はパートナーの固定された階層に基づいて、次なるパートナーを選択することができる。ビーコン要求を送信すべき別のパートナーがいるとインプレッションモニタシステム132が特定した場合には、コントロールは、ブロック1110へ戻る。ビーコン要求を送信すべき別のパートナーはいないとインプレッションモニタシステム132が特定した場合には、
図11の例示的なプロセスは終了する。
【0119】
[0133]いくつかの例においては、パートナーからのリアルタイムのフィードバックを
図11の例示的なプロセスから省略することができ、インプレッションモニタシステム132は、リダイレクト命令をクライアントコンピュータ202、203へ送信しない。代わりに、クライアントコンピュータ202、203は、クライアントコンピュータ202、203のパートナー優先順位クッキー220を参照して、リダイレクトを送信すべきパートナー(たとえば、パートナー206及び208)、並びにそのようなリダイレクトの順序を特定する。いくつかの例においては、クライアントコンピュータ202、203は、パートナー優先順位クッキー220内に列挙されているすべてのパートナーへ同時にリダイレクトを送信する。そのようないくつかの例においては、ブロック1110、1114、1116、1118、及び1120は省略され、ブロック1112において、インプレッションモニタシステム132は、次なるパートナーへリダイレクトを送信せずに、クライアントコンピュータ202、203へ確認応答を送信する。
【0120】
[0134]次いで
図12を参照すると、この例示的なフロー図は、
図10及び
図11の例示的なリダイレクションビーコン要求プロセスを使用してインプレッションをログに記録することを要求するための要求先の好ましいウェブサービスプロバイダ(又は好ましいパートナー)を動的に指定するために実行することができる。
図12の例示的なプロセスについて、
図2の例示的なシステム200に関連して説明する。特定の発行者サイト(たとえば、
図3の発行者302)によって配信されたコンテンツ及び/又は広告に関連付けられている最初のインプレッションが、好ましいパートナーにおいてインプレッションをログに記録することを要求するためのビーコン命令214(
図2)(及び/又は、その他のコンピュータにおけるビーコン命令)をトリガーする(ブロック1202)。この示されている例においては、好ましいパートナーは、はじめはパートナーAのサイト206(
図2及び
図3)である。インプレッションモニタシステム132(
図1、
図2、及び
図3)は、好ましいパートナー206からの一致しないユーザIDに関するフィードバックを受信する(ブロック1204)。ルール/MLエンジン230(
図2)は、ブロック1204において受信されたフィードバックに基づいて、一致しないユーザIDに関する好ましいパートナーを更新する(ブロック1206)。いくつかの例においては、ブロック1206のオペレーション中に、インプレッションモニタシステム132はまた、
図2のパートナー優先順位クッキー220内の好ましいパートナーのパートナー優先順位を更新する。後続のインプレッションは、インプレッションをログに記録することを求める要求をそれぞれのユーザIDに基づいて個別に別々のそれぞれの好ましいパートナーへ送信するためのビーコン命令214(及び/又は、その他のコンピュータ202、203におけるビーコン命令)をトリガーする(ブロック1208)。すなわち、パネリストモニタクッキー218及び/又は(1つ若しくは複数の)パートナークッキー216内のいくつかのユーザIDは、1つの好ましいパートナーに関連付けることができ、その一方で、それらのユーザIDのうちのその他のユーザIDは、ブロック1206におけるオペレーションの結果として、別の好ましいパートナーに関連付けられることになる。そして
図12の例示的なプロセスは、終了する。
【0121】
[0135]
図13は、1つ又は複数のデータベース所有者によって収集された情報に基づいてメディア(たとえば、コンテンツ及び/又は広告)の露出を特定するために使用することができる例示的なシステム1300を示している。例示的なシステム1300は、
図2及び
図3に示されているシステム200及び300の別の例であり、そこでは、仲介者1308、1312が、クライアントコンピュータ1304とパートナー1310、1314との間に提供されている。
図2及び
図3並びに
図8〜
図12の対応するフロー図の説明は、仲介者1308、1312を含めたシステム1300にも適用可能であるということを当業者なら理解するであろう。
【0122】
[0136]示されている例によれば、発行者1302は、広告又はその他のメディアコンテンツをクライアントコンピュータ1304へ送信する。発行者1302は、
図3に関連して説明した発行者302とすることができる。クライアントコンピュータ1304は、
図2及び
図3に関連して説明したパネリストクライアントコンピュータ202若しくは非パネリストコンピュータ203、又はその他の任意のクライアントコンピュータとすることができる。広告又はその他のメディアコンテンツは、上で説明したようにインプレッションモニタシステム1306へ要求を送信するようにクライアントコンピュータに指示するビーコンを含む。
【0123】
[0137]インプレッションモニタシステム1306は、
図1〜
図3に関連して説明したインプレッションモニタシステム132とすることができる。示されている例のインプレッションモニタシステム1306は、クライアントコンピュータ1304からビーコン要求を受信し、仲介者A1308、仲介者B1312、又は、別の仲介者、パートナーなど、その他の任意のシステムのうちの1つ又は複数へ要求を送信するようにクライアントに指示するリダイレクションメッセージをクライアントコンピュータ1304へ送信する。インプレッションモニタシステム1306はまた、仲介者A1308及び仲介者B1312のうちの1つ又は複数からパートナークッキーに関する情報を受信する。
【0124】
[0138]いくつかの例においては、インプレッションモニタシステム1306は、インプレッションモニタシステム1306によって確立されてクライアントコンピュータ1304及び/又はそのユーザを識別する、クライアントの識別子をリダイレクションメッセージ内に挿入することができる。たとえば、クライアントの識別子は、インプレッションモニタシステム1306又はその他の任意のエンティティーによってクライアントにおいて設定されているクッキー内に格納されている識別子、インプレッションモニタシステム1306又はその他の任意のエンティティーによって割り当てられている識別子などとすることができる。クライアントの識別子は、一意の識別子、準一意の識別子などとすることができる。いくつかの例においては、クライアントの識別子は、仲介者1308、1312又はパートナー1310、1314による識別子の追跡把握を防止するために、暗号化すること、わかりにくくすること、又は変更することができる。示されている例によれば、クライアントの識別子をクライアントコンピュータ1304へのリダイレクションメッセージ内に含めて、クライアントコンピュータ1304がそのリダイレクションメッセージに従うときに、クライアントコンピュータ1304に、クライアントの識別子を仲介者1308、1312へ送信させる。たとえば、クライアントの識別子を、リダイレクションメッセージに含まれるURL内に含めて、クライアントコンピュータ1304に、そのリダイレクションメッセージに応答して送信される要求のパラメータとしてクライアントの識別子を仲介者1308、1312へ送信させることができる。
【0125】
[0139]示されている例の仲介者1308、1312は、リダイレクトされたビーコン要求をクライアントコンピュータ1304から受信し、それらの要求に関する情報をパートナー1310、1314へ送信する。例示的な仲介者1308、1312は、クライアントが発行者1302からのコンテンツのアクセスにおいて実質的な中断を招くことなく要求を迅速に送信できることを確実にするために、コンテンツ配信ネットワーク上で利用可能にされる(たとえば、コンテンツ配信ネットワークの1つ又は複数のサーバ)。
【0126】
[0140]本明細書において開示されている例においては、あるドメイン(たとえば、「partnerA.com」)に設定されているクッキーは、そのクッキーが設定されたドメイン(たとえば、ルートドメイン「partnerA.com」)に対応するサブドメイン(たとえば、「intermediary.partnerA.com」)のサーバによってアクセス可能である。いくつかの例においては、その逆もまた真であり、それによって、あるサブドメイン(たとえば、「intermediary.partnerA.com」)に設定されているクッキーは、そのクッキーが設定されたサブドメイン(たとえば、「intermediary.partnerA.com」)に対応するルートドメイン(たとえば、ルートドメイン「partnerA.com」)のサーバによってアクセス可能である。本明細書において使用される際には、ドメインという用語(たとえば、インターネットドメイン、ドメイン名など)は、ルートドメイン(たとえば、「domain.com」)、及びサブドメイン(たとえば、「a.domain.com」、「b.domain.com」、「c.d.domain.com」など)を含む。
【0127】
[0141]例示的な仲介者1308、1312が、パートナー1310、1314それぞれに関連付けられているクッキー情報を受信できるようにするために、パートナー1310、1314のサブドメインが、仲介者1308、1312に割り当てられる。たとえば、パートナーA1310は、仲介者A1308に関連付けられているインターネットアドレスを、パートナーA1310に関するドメインに関連付けられているドメインネームシステム内のサブドメインに登録することができる。或いは、サブドメインは、その他の任意の方法で仲介者に関連付けることもできる。そのような例においては、パートナーA1310のドメイン名に関して設定されたクッキーは、クライアント1304が要求を仲介者A1308へ送信するときに、クライアントコンピュータ1304から、パートナーA1310のドメインに関連付けられているサブドメイン名を割り当てられている仲介者A1308へ送信される。
【0128】
[0142]例示的な仲介者1308、1312は、キャンペーンIDを含むビーコン要求情報と、受信されたクッキー情報とをパートナー1310、1314それぞれへ送信する。この情報は、仲介者1308、1312において格納することができ、それによって、パートナー1310、1314にバッチで送信することができる。たとえば、受信された情報は、その日の終わり近くに、その週の終わり近くに、しきい値量の情報が受信された後などに、送信することができる。或いは、この情報は、受信されたらすぐに送信することもできる。キャンペーンIDは、そのキャンペーンIDが対応するコンテンツをパートナー1310、1314が認識するのを防止するために、又はそのコンテンツの識別情報をその他の形で保護するために、暗号化すること、わかりにくくすること、変更することなどができる。キャンペーンID情報のルックアップテーブルをインプレッションモニタシステム1306において格納することができ、それによって、パートナー1310、1314から受信されたインプレッション情報をコンテンツに相関付けることができる。
【0129】
[0143]示されている例の仲介者1308、1312はまた、パートナークッキーの可用性の表示をインプレッションモニタシステム1306へ送信する。たとえば、リダイレクトされたビーコン要求が、仲介者A1308において受信された場合には、仲介者A1308は、そのリダイレクトされたビーコン要求が、パートナーA1310に関するクッキーを含むかどうかを特定する。仲介者A1308は、パートナーA1310に関するクッキーが受信された場合には、インプレッションモニタシステム1306へ通知を送信する。或いは、仲介者1308、1312は、クッキーが受信されるかどうかにかかわらず、パートナークッキーの可用性に関する情報を送信することもできる。インプレッションモニタシステム1306が、クライアントの識別子をリダイレクションメッセージ内に含めており、クライアントのその識別子が、仲介者1308、1312において受信された場合には、仲介者1308、1312は、クライアントのその識別子を、インプレッションモニタシステム1306へ送信されるパートナークッキーに関する情報とともに含めることができる。インプレッションモニタシステム1306は、さらなるビーコン要求をどのようにリダイレクトするかを決定するために、パートナークッキーの存在に関する情報を使用することができる。たとえば、インプレッションモニタシステム1306は、クライアントがクッキーを有していないことが特定されているパートナー1310、1314に関連付けられている仲介者1308、1312にはクライアントをリダイレクトしないことを選択することができる。いくつかの例においては、特定のクライアントが、パートナーに関連付けられているクッキーを有するかどうかに関する情報を定期的に更新して、クッキーの有効期限が切れていること、及び新たなクッキーが設定されていること(たとえば、パートナーのうちの1つにおける直近のログイン又は登録)を考慮することができる。
【0130】
[0144]仲介者1308、1312は、コンテンツメータリングエンティティー(たとえば、インプレッションモニタシステム1306を提供するコンテンツメータリングエンティティー)に関連付けられているサーバによって実装することができる。或いは、仲介者1308、1312は、パートナー1310、1314それぞれに関連付けられているサーバによって実装することもできる。その他の例においては、仲介者は、コンテンツ配信ネットワークなどのサードパーティーによって提供することができる。
【0131】
[0145]いくつかの例においては、仲介者1308、1312は、パートナー1310、1314とクライアントコンピュータ1304との間における直接接続を防止するために、リダイレクトされるビーコン要求からのいくつかの情報がパートナー1310、1314へ送信されるのを防止するために(たとえば、REFERRER_URLがパートナー1310、1314へ送信されるのを防止するために)、リダイレクトされるビーコン要求に関連付けられているパートナー1310、1314におけるネットワークトラフィックの量を減らすために、及び/又は、パートナークッキーがクライアントコンピュータ1304によって提供されているかどうかについてのリアルタイムの表示又はリアルタイムに近い表示をインプレッションモニタシステム1306へ送信するために提供される。
【0132】
[0146]いくつかの例においては、仲介者1308、1312は、秘密のデータがインプレッションモニタシステム1306へ送信されるのを防止するために、パートナー1310、1314によって信頼されている。たとえば、仲介者1308、1312は、インプレッションモニタシステム1306へ情報を送信する前に、パートナークッキー内に格納されている識別子を除去することができる。
【0133】
[0147]パートナー1310、1314は、キャンペーンIDを含むビーコン要求情報と、クッキー情報とを仲介者1308、1312から受信する。パートナー1310、1314は、クッキー情報に基づいてクライアントコンピュータ1304のユーザに関する識別情報及び人口統計を特定する。例示的なパートナー1310、1314は、インプレッションに関連付けられている特定された人口統計に基づいてキャンペーンIDに関するインプレッションを追跡把握する。追跡把握されているインプレッションに基づいて、例示的なパートナー1310、1314は、(前述した)レポートを生成する。それらのレポートは、インプレッションモニタシステム1306、発行者1302、発行者1302によって提供される広告を供給した広告主、メディアコンテンツハブ、又は、それらのレポートに関心があるその他の人若しくはエンティティーへ送信することができる。
【0134】
[0148]
図14は、リダイレクトされた要求を仲介者において処理するために実行することができる例示的なマシン可読命令を表すフロー図である。
図14の例示的なプロセスについて、例示的な仲介者A1308に関連して説明する。ブロックのうちのいくつか又はすべては、追加として、又は代替として、
図13の例示的な仲介者B1312、パートナー1310、1314のうちの1つ若しくは複数によって、又は
図1〜
図3に関連して説明したその他のパートナーによって、実行することができる。
【0135】
[0149]示されている例によれば、仲介者A1308は、リダイレクトされたビーコン要求をクライアントコンピュータ1304から受信する(ブロック1402)。仲介者A1308は、クライアントコンピュータ1304が、パートナーA1310に関連付けられているクッキーを、リダイレクトされたビーコン要求内に含めて送信したかどうかを特定する(ブロック1404)。たとえば、仲介者A1308が、パートナーA1310のサブドメインであるドメイン名を割り当てられている場合には、クライアントコンピュータ1304は、パートナーA1310によって設定されているクッキーを仲介者A1308へ送信する。
【0136】
[0150]リダイレクトされたビーコン要求が、パートナーA1310に関連付けられているクッキーを含んでいない場合には(ブロック1404)、コントロールは、ブロック1412へ進み、ブロック1412については、以降で説明する。リダイレクトされたビーコン要求が、パートナーA1310に関連付けられているクッキーを含んでいる場合には(ブロック1404)、仲介者A1308は、そのクッキーの存在をインプレッションモニタシステム1306に通知する(ブロック1406)。その通知は、リダイレクトされたビーコン要求に関連付けられている情報(たとえば、ソースURL、キャンペーンIDなど)や、クライアントの識別子などをさらに含むことができる。示されている例によれば、仲介者A1308は、リダイレクトされたビーコン要求内に含まれているキャンペーンIDと、パートナークッキー情報とを格納する(ブロック1408)。仲介者A1308は、リダイレクトされたビーコン要求に関連付けられているその他の情報、たとえば、ソースURL、リファラURLなどをさらに格納することができる。
【0137】
[0151]次いで、例示的な仲介者A1308は、格納された情報をパートナーA1310へ送信すべきかどうかを決定する(ブロック1408)。たとえば、仲介者A1308は、情報をすぐに送信すべきであると決定することができ、しきい値量の情報が受信されていることを特定することもでき、情報を時刻に基づいて送信すべきであると決定することもできる、といった具合である。仲介者A1308が、情報を送信すべきではないと決定した場合には(ブロック1408)、コントロールは、ブロック1412へ進む。仲介者A1308は、情報を送信すべきであると決定した場合には(ブロック1408)、格納されている情報をパートナーA1310へ送信する。それらの格納されている情報は、単一の要求に関連付けられている情報、単一のクライアントからの複数の要求に関連付けられている情報、複数のクライアントからの複数の要求に関連付けられている情報などを含むことができる。
【0138】
[0152]示されている例によれば、仲介者A1308は次いで、クライアントコンピュータ1304によって次なる仲介者及び/又はパートナーに連絡を取るべきかどうかを決定する(ブロック1412)。例示的な仲介者A1308は、パートナーa1310に関連付けられているクッキーが受信されていない場合には、次なるパートナーに連絡を取るべきであると決定する。或いは、仲介者A1308は、リダイレクトされたビーコン要求が受信されている場合や、パートナークッキーに関連付けられている場合などは常に、次なるパートナーに連絡を取るべきであると決定することもできる。
【0139】
[0153]仲介者A1308は、次なるパートナー(たとえば、仲介者B1314)に連絡を取るべきであると決定した場合には(ブロック1412)、クライアントコンピュータ1304が要求を仲介者B1312へ送信すべきであることを示すビーコンリダイレクションメッセージをクライアントコンピュータ1304へ送信する。リダイレクションメッセージを送信した後に(ブロック1414)、又は、次なるパートナーに連絡を取るべきではないと仲介者A1308が決定した場合には(ブロック1412)、
図14の例示的なプロセスは終了する。
【0140】
[0154]
図14の例は、チェーン内の次なる仲介者1308、1312を識別するリダイレクションメッセージをそれぞれの仲介者1308、1312が選択的に又は自動的に送信する場合のアプローチについて説明しているが、その他のアプローチを実施することもできる。たとえば、インプレッションモニタシステム1306からのリダイレクションメッセージは、複数の仲介者1308、1312を識別することができる。そのような一例においては、リダイレクションメッセージは、要求を仲介者1308、1312のそれぞれ(又はサブセット)へ順次送信するようにクライアントコンピュータ1304に指示することができ、(たとえば、並行して実行される要求をサポートするJavaScript(登録商標)命令を使用して)要求を仲介者1308、1312のそれぞれへ並行して送信するようにクライアントコンピュータ1304に指示することもできる、といった具合である。
【0141】
[0155]
図14の例は、仲介者Aに関連して説明されているが、
図14のブロックのうちのいくつか又はすべては、仲介者B1312、パートナー1310、1314のうちの1つ若しくは複数、本明細書に記載されているその他の任意のパートナー、又はその他の任意のエンティティー若しくはシステムによって実行することもできる。追加として、又は代替として、
図14の複数のインスタンス(又は、本明細書に記載されているその他の任意の命令)は、任意の数の場所において並行して実行することができる。
【0142】
[0156]
図15は、本明細書において開示されている例示的な装置、方法、製品、及び/又はシステムを実施するために使用することができる例示的なプロセッサシステム1510のブロック図である。
図15において示されているように、プロセッサシステム1510は、相互接続バス1514に結合されているプロセッサ1512を含む。プロセッサ1512は、任意の適切なプロセッサ、処理装置、又はマイクロプロセッサとすることができる。
図15には示されていないが、システム1510は、マルチプロセッサシステムとすることができ、ひいては、プロセッサ1512と同じ又は同様であり、相互接続バス1514に通信可能に結合されている1つ又は複数のさらなるプロセッサを含むことができる。
【0143】
[0157]
図15のプロセッサ1512は、チップセット1518に結合されており、チップセット1518は、メモリコントローラ1520、及び入力/出力(I/O)コントローラ1522を含む。チップセットは、I/O機能及びメモリマネージメント機能、並びに複数の汎用レジスタ及び/又は専用レジスタ、タイマーなどを提供し、それらは、チップセット1518に結合されている1つ又は複数のプロセッサによってアクセス可能であるか、又は使用される。メモリコントローラ1520は、プロセッサ1512(又は複数のプロセッサが存在する場合には、それらのプロセッサ)がシステムメモリ1524、マスストレージメモリ1525、及び/又は光学メディア1527にアクセスできるようにする機能を実行する。
【0144】
[0158]一般には、システムメモリ1524は、任意の所望のタイプの揮発性及び/又は不揮発性のメモリ、たとえば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)などを含むことができる。マスストレージメモリ1525は、ハードディスクドライブ、光学ドライブ、テープストレージデバイスなどを含む任意の所望のタイプのマスストレージデバイスを含むことができる。光学メディア1527は、デジタル多用途ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)、又はブルーレイ光学ディスクなどの任意の所望のタイプの光学メディアを含むことができる。
図9〜
図12及び
図14のうちのいずれの命令も、システムメモリ1524、マスストレージデバイス1525、及び/又はその他の任意のメディアによって表される有形のメディアのうちのいずれの上に格納することもできる。
【0145】
[0159]I/Oコントローラ1522は、プロセッサ1512が、I/Oバス1532を介して周辺入力/出力(I/O)デバイス1526及び1528並びにネットワークインターフェース1530と通信できるようにする機能を実行する。I/Oデバイス1526及び1528は、任意の所望のタイプのI/Oデバイス、たとえば、キーボード、ビデオディスプレイ又はモニタ、マウスなどとすることができる。ネットワークインターフェース1530は、たとえば、イーサネット(登録商標)デバイス、非同期転送モード(ATM)デバイス、802.11デバイス、デジタルサブスクライバーライン(DSL)モデム、ケーブルモデム、セルラーモデムなどとすることができ、それによって、プロセッサシステム1310は、別のプロセッサシステムと通信することができる。
【0146】
[0160]メモリコントローラ1520及びI/Oコントローラ1522は、
図15においては、チップセット1518内の別々の機能ブロックとして示されているが、これらのブロックによって実行される機能は、単一の半導体回路内に統合することができ、又は複数の別々の集積回路を使用して実施することもできる。
【0147】
[0161]上記では、識別情報をクライアントからサーバへ送信するためのクッキーの使用を開示しているが、識別情報をクライアントからサーバ又はその他のコンピュータへ送信するためのその他の任意のシステムを使用することもできる。たとえば、本明細書において開示されているクッキーのうちの任意のクッキーによって提供される識別情報又はその他の任意の情報は、Adobe Flash(登録商標)クライアント識別子、HTML5のデータストア内に格納されている識別情報などによって提供することができる。本明細書に記載されている方法及び装置は、クッキーを採用する実施態様に限定されない。
【0148】
[0162]本明細書においては、特定の方法、装置、システム、及び製品について開示してきたが、本特許がカバーする範囲は、それらに限定されない。それどころか、本特許は、特許請求の範囲の範疇内に、一字一句たがわず、又は均等論のもとで、公正に収まるすべての方法、装置、システム、及び製品をカバーする。
【0149】
[0163]
本発明の側面は、以下のように記述される。
1.
メディア露出をモニタするための方法であって、
第1のインターネットドメインにおいて、第1の要求をクライアントコンピュータから受信するステップであり、前記第1の要求が、前記クライアントコンピュータにおける前記メディアへのアクセスを示す、ステップと、
前記クライアントコンピュータが既知であるかどうかを特定するステップと、
前記クライアントコンピュータが既知ではない場合には、前記第1のインターネットドメインから、応答を前記クライアントコンピュータへ送信するステップであり、前記応答が、第2の要求を第2のインターネットドメインへ送信するように前記クライアントコンピュータに指示し、前記第2の要求が、前記クライアントコンピュータにおける前記メディアへの前記アクセスを示す、ステップと、
前記クライアントコンピュータが既知である場合には、前記メディアのインプレッションをログに記録するステップと
を含む方法。
2.
前記第1の要求が、前記クライアントコンピュータに関連付けられている識別子を含む場合には、前記識別子を前記インプレッションに関連付けて格納するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
3.
前記識別子が、前記第1のインターネットドメインのサーバによって設定されているクッキーを含む、請求項2に記載の方法。
4.
前記第1の要求が前記識別子を含まない場合には、前記第1のインターネットドメインを介して、前記識別子を前記クライアントコンピュータ内に設定するステップと、
前記識別子を前記インプレッションに関連付けて格納するステップと
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
5.
前記第1の要求が、前記メディアとともに提供された命令に基づいて前記第1のインターネットドメインにおいて受信され、前記クライアントコンピュータが前記メディアにアクセスしたときに前記クライアントコンピュータにおいて実行される、請求項1に記載の方法。
6.
前記命令が、Java命令、javaスクリプト、又はハイパーテキストマークアップ言語のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
7.
前記第1の要求が、前記メディアに関連付けられているキャンペーン識別子、クリエイティブタイプ識別子、又は配置識別子のうちの少なくとも1つを含み、前記キャンペーン識別子が、広告キャンペーンを示し、前記クリエイティブタイプ識別子が、前記メディアのテクノロジータイプを示し、前記配置識別子が、前記クライアントコンピュータのスクリーン上における前記メディアの位置を示す、請求項1に記載の方法。
8.
前記第1の要求内の、前記メディアに関連付けられている識別情報を受信するステップと、
前記識別情報に対応する修正された値を生成するステップと、
前記識別情報の代わりに前記修正された値を前記応答内に含めて前記クライアントコンピュータへ送信するステップであって、前記修正された値が、前記第2のインターネットドメインへの前記第2の要求内に含められる、ステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
9.
前記修正された値を前記第1のインターネットドメインにおける前記識別情報にマップするステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
10.
前記第2のインターネットドメインから、前記修正された値に基づく第2のインプレッションを受信するステップと、
前記第2のインプレッションの前記修正された値と、前記修正された値を前記第1のインターネットドメインにおける前記識別情報にマップする前記ステップとに基づいて、前記第2のインプレッションが、前記クライアントコンピュータにおいて提示された前記メディアに対応することを特定するステップと
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
11.
前記第2のインターネットドメインからの前記第2のインプレッションが、前記クライアントコンピュータに関連付けられているユーザの人口統計情報を含む、請求項10に記載の方法。
12.
前記第2の要求を前記第2のインターネットドメインへ送信するように前記クライアントコンピュータに指示するための前記応答が、前記第2のインターネットドメインの前記インターネットアドレスを含む、請求項1に記載の方法。
13.
前記クライアントコンピュータに関連付けられているユーザに関する人口統計情報を有する可能性が最も高いのはどのインターネットドメインであるかを示すデータに基づいて、前記第2のインターネットドメインの前記インターネットアドレスを選択するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
14.
前記第2のインターネットドメインがソーシャルネットワークサービスに関連付けられており、ソーシャルネットワークサービスが、その登録ユーザから人口統計情報を収集する、請求項1に記載の方法。
15.
前記メディアが広告である、請求項1に記載の方法。
16.
前記第1のインターネットドメインから、第2の応答を前記クライアントコンピュータへ送信するステップをさらに含み、前記第2の応答が、第3の要求を第3のインターネットドメインへ送信するように前記クライアントコンピュータに指示し、前記第3の要求が、前記クライアントコンピュータにおける前記メディアの前記提示を示す、請求項1に記載の方法。
17.
前記第2のインターネットドメインにおいてインプレッションがログに記録されなかった場合には、前記第2の応答が、前記クライアントコンピュータへ送信される、請求項16に記載の方法。
18.
前記第1のインターネットドメインにおいて、第3の要求を第2のクライアントコンピュータから受信するステップであって、前記第3の要求が、前記第2のクライアントコンピュータにおける第2のメディアへのアクセスを示し、前記クライアントコンピュータが、パネリストコンピュータであり、前記第2のクライアントコンピュータが、非パネリストコンピュータである、ステップと、
前記パネリストコンピュータに関連付けられている第1の人口統計情報を、前記第1の要求に基づいて前記メディアコンテンツの前記ログに記録されたインプレッションに関連付けて格納するステップであって、前記人口統計情報が、前記パネリストコンピュータに関連付けられているパネリストメンバーからそれまでに収集されている、ステップと、
前記第2のインターネットドメインから、前記第2のクライアントコンピュータに関連付けられている第2の人口統計情報を受信するステップであって、前記第2の人口統計情報が、前記第2のクライアントコンピュータにおける前記第2のメディアの前記提示に基づいて前記第2のインターネットドメインにおいてログに記録された第2のインプレッションに関連付けて受信される、ステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
19.
前記パネリストメンバーが、前記第1のインターネットドメインに関連付けられている視聴者レーティング測定エンティティーによって保持されているパネルに関連付けられており、前記第2のクライアントコンピュータの非パネリストユーザが、前記第2のインターネットドメインに関連付けられている登録ベースのサービスの登録ユーザである、請求項18に記載の方法。
20.
前記第2のインターネットドメインから、前記第2の要求に基づいて前記第2のインターネットドメインにおいてログに記録された第2のインプレッションに関連付けられている人口統計情報を受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
21.
前記第2の要求を前記第2のインターネットドメインへ送信するように前記クライアントコンピュータに指示するための前記応答が、前記第2の要求を仲介者へ送信するように前記クライアントコンピュータに指示する、請求項1に記載の方法。
22.
メディア露出をモニタするための装置であって、
第1のインターネットドメインにおいて、クライアントコンピュータにおける前記メディアへのアクセスを示す第1の要求を前記クライアントコンピュータから受信し、
前記クライアントコンピュータが既知ではない場合には、前記第1のインターネットドメインから、前記クライアントコンピュータにおける前記メディアへの前記アクセスを示す第2の要求を第2のインターネットドメインへ送信するように前記クライアントコンピュータに指示する応答を前記クライアントコンピュータへ送信する
通信インターフェースと、
前記クライアントコンピュータが既知である場合には、前記メディアのインプレッションをログに記録するためのデータ構造と
を備える装置。
23.
前記第1の要求が、前記クライアントコンピュータに関連付けられている識別子を含む場合には、前記データ構造が、前記識別子を前記インプレッションに関連付けて格納する、請求項22に記載の装置。
24.
前記識別子が、前記第1のインターネットドメインのサーバによって設定されているクッキーを含む、請求項23に記載の装置。
25.
前記通信インターフェースが、前記第1の要求が前記識別子を含まない場合には、前記第1のインターネットドメインを介して、前記識別子を前記クライアントコンピュータ内に設定し、前記データ構造が、前記通信インターフェースが前記識別子を前記クライアントコンピュータ内に設定した後に前記識別子を前記インプレッションに関連付けて格納する、請求項23に記載の装置。
26.
前記第1の要求が、前記メディアとともに提供された命令に基づいて前記第1のインターネットドメインにおいて受信され、前記クライアントコンピュータが前記メディアにアクセスしたときに前記クライアントコンピュータにおいて実行される、請求項22に記載の装置。
27.
前記命令が、Java命令、javaスクリプト、又はハイパーテキストマークアップ言語のうちの少なくとも1つを含む、請求項22に記載の装置。
28.
前記第1の要求が、前記メディアに関連付けられているキャンペーン識別子、クリエイティブタイプ識別子、又は配置識別子のうちの少なくとも1つを含み、前記キャンペーン識別子が、広告キャンペーンを示し、前記クリエイティブタイプ識別子が、前記メディアのテクノロジータイプを示し、前記配置識別子が、前記クライアントコンピュータのスクリーン上における前記メディアの位置を示す、請求項22に記載の装置。
29.
前記通信インターフェースが、
前記第1の要求内の、前記メディアに関連付けられている識別情報を受信し、
前記識別情報の代わりに、前記第2のインターネットドメインへの前記第2の要求内に含められる前記修正された値を、前記応答内に含めて前記クライアントコンピュータへ送信する
請求項22に記載の装置。
30.
前記修正された値を前記第1のインターネットドメインにおける前記識別情報にマップするためのサイト識別子マップをさらに備える、請求項29に記載の装置。
31.
前記第2のインターネットドメインから、前記修正された値に基づく第2のインプレッションを受信し、
前記第2のインプレッションの前記修正された値と、前記修正された値を前記第1のインターネットドメインにおける前記識別情報にマップすることとに基づいて、前記第2のインプレッションが、前記クライアントコンピュータにおいて提示された前記メディアに対応することを特定する
レポートジェネレータをさらに備える、請求項30に記載の装置。
32.
前記第2のインターネットドメインからの前記第2のインプレッションが、前記クライアントコンピュータに関連付けられているユーザの人口統計情報を含む、請求項31に記載の装置。
33.
前記第2の要求を前記第2のインターネットドメインへ送信するように前記クライアントコンピュータに指示するための前記応答が、前記第2のインターネットドメインの前記インターネットアドレスを含む、請求項22に記載の装置。
34.
前記クライアントコンピュータに関連付けられているユーザに関する人口統計情報を有する可能性が最も高いのはどのインターネットドメインであるかを示すデータに基づいて、前記第2のインターネットドメインの前記インターネットアドレスを選択するためのルールエンジンを選択することをさらに含む、請求項33に記載の装置。
35.
前記第2のインターネットドメインがソーシャルネットワークサービスに関連付けられており、ソーシャルネットワークサービスが、その登録ユーザから人口統計情報を収集する、請求項22に記載の装置。
36.
前記メディアが広告である、請求項22に記載の装置。
37.
前記通信インターフェースが、前記第1のインターネットドメインから、第2の応答を前記クライアントコンピュータへ送信し、前記第2の応答が、第3の要求を第3のインターネットドメインへ送信するように前記クライアントコンピュータに指示し、前記第3の要求が、前記クライアントコンピュータにおける前記メディアの前記提示を示す、請求項22に記載の装置。
38.
前記第2のインターネットドメインにおいてインプレッションがログに記録されなかった場合には、前記第2の応答が、前記クライアントコンピュータへ送信される、請求項37に記載の装置。
39.
前記第1のインターネットドメインにおいて、第3の要求を第2のクライアントコンピュータから受信するための前記通信インターフェースであって、前記第3の要求が、前記第2のクライアントコンピュータにおける第2のメディアへのアクセスを示し、前記クライアントコンピュータが、パネリストコンピュータであり、前記第2のクライアントコンピュータが、非パネリストコンピュータである、前記通信インターフェースと、
前記パネリストコンピュータに関連付けられている第1の人口統計情報を、前記第1の要求に基づいて前記メディアコンテンツの前記ログに記録されたインプレッションに関連付けて格納するための第2のデータ構造であって、前記人口統計情報が、前記パネリストコンピュータに関連付けられているパネリストメンバーからそれまでに収集されている、第2のデータ構造と、
前記第2のインターネットドメインから、前記第2のクライアントコンピュータに関連付けられている第2の人口統計情報を受信するためのレポートジェネレータであって、前記第2の人口統計情報が、前記第2のクライアントコンピュータにおける前記第2のメディアの前記提示に基づいて前記第2のインターネットドメインにおいてログに記録された第2のインプレッションに関連付けて受信される、レポートジェネレータと
をさらに備える、請求項22に記載の装置。
40.
前記パネリストメンバーが、前記第1のインターネットドメインに関連付けられている視聴者レーティング測定エンティティーによって保持されているパネルに関連付けられており、前記第2のクライアントコンピュータの非パネリストユーザが、前記第2のインターネットドメインに関連付けられている登録ベースのサービスの登録ユーザである、請求項39に記載の装置。
41.
前記第2のインターネットドメインから、前記第2の要求に基づいて前記第2のインターネットドメインにおいてログに記録された第2のインプレッションに関連付けられている人口統計情報を受信するためのレポートジェネレータをさらに備える、請求項22に記載の装置。
42.
前記第2の要求を前記第2のインターネットドメインへ送信するように前記クライアントコンピュータに指示するための前記応答が、前記第2の要求を仲介者へ送信するように前記クライアントコンピュータに指示する、請求項22に記載の装置。
43.
命令が格納されている有形のマシンアクセス可能メディアであって、前記命令が、実行されたときに、マシンに少なくとも、
第1のインターネットドメインにおいて、クライアントコンピュータにおける前記メディアへのアクセスを示す第1の要求を前記クライアントコンピュータから受信させ、
前記クライアントコンピュータが既知であるかどうかを特定させ、
前記クライアントコンピュータが既知ではない場合には、前記第1のインターネットドメインから、応答を前記クライアントコンピュータへ送信させ、前記応答が、第2の要求を第2のインターネットドメインへ送信するように前記クライアントコンピュータに指示し、前記第2の要求が、前記クライアントコンピュータにおける前記メディアへの前記アクセスを示し、
前記クライアントコンピュータが既知である場合には、前記メディアのインプレッションをログに記録させる
有形のマシンアクセス可能メディア。
44.
前記マシンに、前記第1の要求が前記クライアントコンピュータに関連付けられている識別子を含む場合には、前記識別子を前記インプレッションに関連付けて格納させる命令を格納している、請求項43に記載のマシンアクセス可能メディア。
45.
前記識別子が、前記第1のインターネットドメインのサーバによって設定されているクッキーを含む、請求項44に記載のマシンアクセス可能メディア。
46.
前記マシンに、
前記第1の要求が前記識別子を含まない場合には、前記第1のインターネットドメインを介して、前記識別子を前記クライアントコンピュータ内に設定させ、
前記識別子を前記インプレッションに関連付けて格納させる
命令を格納している、請求項44に記載のマシンアクセス可能メディア。
47.
前記第1の要求が、前記メディアとともに提供された第2の命令に基づいて前記第1のインターネットドメインにおいて受信され、前記クライアントコンピュータが前記メディアにアクセスしたときに前記クライアントコンピュータにおいて実行される、請求項43に記載のマシンアクセス可能メディア。
48.
前記第2の命令が、Java命令、javaスクリプト、又はハイパーテキストマークアップ言語のうちの少なくとも1つを含む、請求項43に記載のマシンアクセス可能メディア。
49.
前記第1の要求が、前記メディアに関連付けられているキャンペーン識別子、クリエイティブタイプ識別子、又は配置識別子のうちの少なくとも1つを含み、前記キャンペーン識別子が、広告キャンペーンを示し、前記クリエイティブタイプ識別子が、前記メディアのテクノロジータイプを示し、前記配置識別子が、前記クライアントコンピュータのスクリーン上における前記メディアの位置を示す、請求項43に記載のマシンアクセス可能メディア。
50.
前記マシンに、
前記第1の要求内の、前記メディアに関連付けられている識別情報を受信させ、
前記識別情報に対応する修正された値を生成させ、
前記識別情報の代わりに前記修正された値を前記応答内に含めて前記クライアントコンピュータへ送信させ、前記修正された値が、前記第2のインターネットドメインへの前記第2の要求内に含められる
命令を格納している、請求項43に記載のマシンアクセス可能メディア。
51.
前記マシンに、前記修正された値を前記第1のインターネットドメインにおける前記識別情報にマップさせる命令を格納している、請求項50に記載のマシンアクセス可能メディア。
52.
前記マシンに、
前記第2のインターネットドメインから、前記修正された値に基づく第2のインプレッションを受信させ、
前記第2のインプレッションの前記修正された値と、前記修正された値を前記第1のインターネットドメインにおける前記識別情報にマップすることとに基づいて、前記第2のインプレッションが、前記クライアントコンピュータにおいて提示された前記メディアに対応することを特定させる
命令を格納している、請求項51に記載のマシンアクセス可能メディア。
53.
前記第2のインターネットドメインからの前記第2のインプレッションが、前記クライアントコンピュータに関連付けられているユーザの人口統計情報を含む、請求項52に記載のマシンアクセス可能メディア。
54.
前記第2の要求を前記第2のインターネットドメインへ送信するように前記クライアントコンピュータに指示するための前記応答が、前記第2のインターネットドメインの前記インターネットアドレスを含む、請求項43に記載のマシンアクセス可能メディア。
55.
前記マシンに、
前記クライアントコンピュータに関連付けられているユーザに関する人口統計情報を有する可能性が最も高いのはどのインターネットドメインであるかを示すデータに基づいて、前記第2のインターネットドメインの前記インターネットアドレスを選択させる命令を格納している、請求項54に記載のマシンアクセス可能メディア。
56.
前記第2のインターネットドメインがソーシャルネットワークサービスに関連付けられており、ソーシャルネットワークサービスが、その登録ユーザから人口統計情報を収集する、請求項43に記載のマシンアクセス可能メディア。
57.
前記メディアが広告である、請求項43に記載のマシンアクセス可能メディア。
58.
前記マシンに、前記第1のインターネットドメインから、第2の応答を前記クライアントコンピュータへ送信させる命令を格納しており、前記第2の応答が、第3の要求を第3のインターネットドメインへ送信するように前記クライアントコンピュータに指示し、前記第3の要求が、前記クライアントコンピュータにおける前記メディアの前記提示を示す、請求項43に記載のマシンアクセス可能メディア。
59.
前記第2のインターネットドメインにおいてインプレッションがログに記録されなかった場合には、前記第2の応答が、前記クライアントコンピュータへ送信される、請求項58に記載のマシンアクセス可能メディア。
60.
前記マシンに、
前記第1のインターネットドメインにおいて、第3の要求を第2のクライアントコンピュータから受信させ、前記第3の要求が、前記第2のクライアントコンピュータにおける第2のメディアへのアクセスを示し、前記クライアントコンピュータが、パネリストコンピュータであり、前記第2のクライアントコンピュータが、非パネリストコンピュータであり、
前記パネリストコンピュータに関連付けられている第1の人口統計情報を、前記第1の要求に基づいて前記メディアコンテンツの前記ログに記録されたインプレッションに関連付けて格納させ、前記人口統計情報が、前記パネリストコンピュータに関連付けられているパネリストメンバーからそれまでに収集されており、
前記第2のインターネットドメインから、前記第2のクライアントコンピュータに関連付けられている第2の人口統計情報を受信させ、前記第2の人口統計情報が、前記第2のクライアントコンピュータにおける前記第2のメディアの前記提示に基づいて前記第2のインターネットドメインにおいてログに記録された第2のインプレッションに関連付けて受信される
命令を格納している、請求項43に記載のマシンアクセス可能メディア。
61.
前記パネリストメンバーが、前記第1のインターネットドメインに関連付けられている視聴者レーティング測定エンティティーによって保持されているパネルに関連付けられており、前記第2のクライアントコンピュータの非パネリストユーザが、前記第2のインターネットドメインに関連付けられている登録ベースのサービスの登録ユーザである、請求項60に記載のマシンアクセス可能メディア。
62.
前記マシンに、前記第2のインターネットドメインから、前記第2の要求に基づいて前記第2のインターネットドメインにおいてログに記録された第2のインプレッションに関連付けられている人口統計情報を受信させる命令を格納している、請求項43に記載のマシンアクセス可能メディア。
63.
前記第2の要求を前記第2のインターネットドメインへ送信するように前記クライアントコンピュータに指示するための前記応答が、前記第2の要求を仲介者へ送信するように前記クライアントコンピュータに指示する、請求項43に記載のマシンアクセス可能メディア。
64.
視聴者測定パネルを拡張する方法であって、
メディアへのアクセスを識別する受信された表示が、前記視聴者測定パネルのメンバーによって送信されたものであるかどうかを特定するステップと、
前記メディアへのアクセスを識別する前記受信された表示が、前記視聴者測定パネルの前記メンバーによって送信されたものではない場合には、前記表示をソーシャルネットワークプロバイダへ転送するステップと、
前記表示が、前記ソーシャルネットワークプロバイダのユーザによって送信されたものである場合には、前記メディアへの前記アクセスを前記ソーシャルネットワークプロバイダのレコード内に格納されている前記ユーザの第1の人口統計に関連付けるログを受信するステップと
を含む方法。
65.
前記表示が、前記視聴者測定パネルの前記メンバーによって送信されたものである場合には、前記メディアと、前記メンバーの第2の人口統計との間における関連付けをログに記録するステップをさらに含む、請求項64に記載の方法。
66.
前記表示が、ハイパーテキスト転送プロトコル要求を介して受信される、請求項64に記載の方法。
67.
前記表示を前記ソーシャルネットワークの前記プロバイダへ転送するステップが、前記メディアの発行者ウェブサイトを示すサイト識別子の修正された値を転送するサブステップを含む、請求項64に記載の方法。
68.
前記修正された値を前記サイト識別子に関連付けてデータ構造内に格納し、前記ソーシャルネットワークの前記プロバイダへは前記サイト識別子を送信しないステップをさらに含む、請求項67に記載の方法。
69.
前記修正された値に基づく前記ソーシャルネットワークプロバイダからのログに記録されたインプレッションデータを受信し、前記ログに記録されたインプレッションデータ内の前記修正された値と、前記修正された値を前記サイト識別子に関連付けて前記データ構造内に格納する前記ステップとに基づいて、前記発行者ウェブサイトの前記サイト識別子を識別するステップをさらに含む、請求項68に記載の方法。
70.
前記表示を前記ソーシャルネットワークプロバイダへ転送する前記ステップが、前記視聴者測定パネルを管理している視聴者測定エンティティーによって実行される、請求項64に記載の方法。
71.
視聴者測定パネルを拡張するための装置であって、
メディアへのアクセスを識別する受信された表示が、前記視聴者測定パネルのメンバーによって送信されたものであるかどうかを特定するコンパレータと、
前記メディアへのアクセスを識別する前記受信された表示が、前記視聴者測定パネルの前記メンバーによって送信されたものではない場合には、前記表示をソーシャルネットワークプロバイダへ転送する通信インターフェースと、
前記表示が、前記ソーシャルネットワークプロバイダのユーザによって送信されたものである場合には、前記メディアへの前記アクセスを前記ソーシャルネットワークプロバイダのレコード内に格納されている前記ユーザの第1の人口統計に関連付けるログを受信するレポートジェネレータと
を備える装置。
72.
前記表示が、前記視聴者測定パネルの前記メンバーによって送信されたものである場合には、前記メディアと、前記メンバーの第2の人口統計との間における関連付けをログに記録するためのデータ構造をさらに備える、請求項71に記載の装置。
73.
前記表示が、ハイパーテキスト転送プロトコル要求を介して受信される、請求項71に記載の装置。
74.
前記表示を前記ソーシャルネットワークの前記プロバイダへ転送することが、前記メディアの発行者ウェブサイトを示すサイト識別子の修正された値を転送することを含む、請求項71に記載の装置。
75.
前記修正された値を前記サイト識別子に関連付けて格納するためのデータ構造と、前記ソーシャルネットワークの前記プロバイダへは前記サイト識別子を送信しない通信インターフェースとをさらに含む、請求項74に記載の装置。
76.
前記レポートジェネレータが、前記修正された値に基づく前記ソーシャルネットワークプロバイダからのログに記録されたインプレッションデータを受信し、前記ログに記録されたインプレッションデータ内の前記修正された値と、前記修正された値を前記サイト識別子に関連付けて前記データ構造内に格納することとに基づいて、前記発行者ウェブサイトの前記サイト識別子を識別する、請求項75に記載の装置。
77.
前記コンパレータ、前記通信インターフェース、及び前記レポートジェネレータが、前記視聴者測定パネルを管理している視聴者測定エンティティーによって操作される、請求項71に記載の装置。
78.
命令を格納しているマシンアクセス可能メディアであって、前記命令が実行されたときに、マシンに少なくとも、
メディアへのアクセスを識別する受信された表示が、視聴者測定パネルのメンバーによって送信されたものであるかどうかを特定させ、
前記メディアへのアクセスを識別する前記受信された表示が、前記視聴者測定パネルの前記メンバーによって送信されたものではない場合には、前記表示をソーシャルネットワークプロバイダへ転送させ、
前記表示が、前記ソーシャルネットワークプロバイダのユーザによって送信されたものである場合には、前記メディアへの前記アクセスを前記ソーシャルネットワークプロバイダのレコード内に格納されている前記ユーザの第1の人口統計に関連付けるログを受信させる
マシンアクセス可能メディア。
79.
前記マシンに、前記表示が前記視聴者測定パネルの前記メンバーによって送信されたものである場合には、前記メディアと、前記メンバーの第2の人口統計との間における関連付けをログに記録させる命令を格納している、請求項78に記載のマシンアクセス可能メディア。
80.
前記表示が、ハイパーテキスト転送プロトコル要求を介して受信される、請求項78に記載のマシンアクセス可能メディア。
81.
前記表示を前記ソーシャルネットワークの前記プロバイダへ転送することが、前記メディアの発行者ウェブサイトを示すサイト識別子の修正された値を転送することを含む、請求項78に記載のマシンアクセス可能メディア。
82.
マシンに、前記修正された値を前記サイト識別子に関連付けてデータ構造内に格納させ、前記ソーシャルネットワークの前記プロバイダへは前記サイト識別子を送信させない命令を格納している、請求項81に記載のマシンアクセス可能メディア。
83.
マシンに、前記修正された値に基づく前記ソーシャルネットワークプロバイダからのログに記録されたインプレッションデータを受信させ、前記ログに記録されたインプレッションデータ内の前記修正された値と、前記修正された値を前記サイト識別子に関連付けて前記データ構造内に格納することとに基づいて、前記発行者ウェブサイトの前記サイト識別子を識別させる命令を格納している、請求項82に記載のマシンアクセス可能メディア。
84.
前記表示を前記ソーシャルネットワークプロバイダへ転送することが、前記視聴者測定パネルを管理している視聴者測定エンティティーによって実行される、請求項78に記載のマシンアクセス可能メディア。