特許第6188851号(P6188851)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6188851
(24)【登録日】2017年8月10日
(45)【発行日】2017年8月30日
(54)【発明の名称】LED照明器具及びLEDランプ
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20170821BHJP
   F21V 19/00 20060101ALI20170821BHJP
   F21V 25/12 20060101ALI20170821BHJP
   F21V 31/00 20060101ALI20170821BHJP
   F21K 9/27 20160101ALI20170821BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20170821BHJP
【FI】
   F21S2/00 230
   F21V19/00 110
   F21V19/00 170
   F21V19/00 214
   F21V25/12
   F21V31/00 100
   F21K9/27
   F21Y115:10
【請求項の数】2
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2016-40126(P2016-40126)
(22)【出願日】2016年3月2日
【審査請求日】2016年3月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000195029
【氏名又は名称】星和電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000947
【氏名又は名称】特許業務法人あーく特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】櫻井 悠
【審査官】 松本 泰典
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−127868(JP,A)
【文献】 特開2007−331697(JP,A)
【文献】 特開2013−069436(JP,A)
【文献】 特開2015−167067(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21K 9/27−9/278
F21V 19/00
F21V 25/12
F21V 31/00−31/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
直管形のLEDランプを備えたLED照明器具であって、
長尺状の器具本体と、前記器具本体の長手方向の一端部に配置される第1ソケットと、前記器具本体の長手方向の他端部に配置される第2ソケットと、前記器具本体の長手方向に延びる反射板と、前記LEDランプを収容するガラス管とを備え、
前記反射板の一端部と前記ガラス管の一端部と前記第1ソケットとが共締め状態で締結され、前記反射板の他端部と前記ガラス管の他端部と前記第2ソケットとが共締め状態で締結されているとともに、
前記LEDランプは、直管形状のランプ管と、前記ランプ管内に収容されたLED光源ユニットと、前記ランプ管の先端部に設けられた円すい形状のキャップと、前記ランプ管の基端部に設けられ、前記ランプ管の外側に突出する位置決め凸部と、前記ランプ管の基端部に設けられ、当該LEDランプを軸方向に押圧するための押えばねとを有し、
前記第1ソケットには、前記ランプ管を挿通することが可能なランプ挿通孔が形成されているとともに、前記ランプ挿通孔の一端側を閉鎖するように前記第1ソケットに取り付けられるソケット蓋を備え、前記第1ソケットのランプ挿通孔の内面には、前記LEDランプの位置決め凸部に対応する位置に、当該ランプ挿通孔の軸方向に沿って延びる位置決め溝が設けられており、
前記第2ソケットには、前記LEDランプの円すい形状のキャップに対応する円すいテーパ状の内面を有する支持凹部が設けられており、
前記第1ソケットの前記ソケット蓋を取り外した状態で、前記ランプ挿通孔に前記LEDランプのランプ管を先端部側から挿入し、そのランプ管を前記ガラス管内に挿通して、当該ランプ管の先端部のキャップを前記第2ソケットの支持凹部に差し込み、前記LEDランプの位置決め凸部を前記第1ソケットの位置決め溝に嵌め込むとともに、前記ソケット蓋を前記押えばねの弾性力に抗して前記第1ソケットに取り付け、当該押えばねにて前記キャップを前記第2ソケットの支持凹部の内面に押圧した状態で接触させることにより、前記LEDランプの両端部がそれぞれ第1ソケット及び第2ソケットに位置決め支持され、かつ、その位置決め状態で、前記LED光源ユニットのLEDの光出射面が被照射エリアに向くように構成されていることを特徴とするLED照明器具。
【請求項2】
請求項1に記載のLED照明器具に用いられるLEDランプであって、
直管形状のランプ管と、前記ランプ管内に収容されたLED光源ユニットと、前記ランプ管の先端部に設けられた円すい形状のキャップと、前記ランプ管の基端部に設けられ、前記ランプ管の外側に突出する位置決め凸部と、前記ランプ管の基端部に設けられ、当該LEDランプを軸方向に押圧するための押えばねとを備えていることを特徴とするLEDランプ
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、石油プラントや化学薬品工場などの防爆エリア、一般工場、プラント、倉庫などの屋内外のエリアの照明に用いられるLED照明器具及びLEDランプに関する。
【背景技術】
【0002】
屋内外のエリアの照明に用いられる照明器具としては、従来、直管形の蛍光灯を用いた照明器具が一般に使用されている。また、近年では、直管形の蛍光灯に替えてLED(発光ダイオード:Light-Emitting Diode)を光源とする直管形のLEDランプを用いたLED照明器具も実用化されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0003】
直管形のLEDランプは、例えば、透光性を有するランプ管(直管)、そのランプ管内に収容されたLED光源ユニット、及び、ランプ管の両端部に設けられた口金(例えば2ピン式のG13口金)などを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2016−015336号公報
【特許文献2】特開2016−025016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようにG13口金を備えた直管形のLEDランプは一般的な直管形の蛍光灯と互換性があるため、直管形の蛍光灯をLEDランプ用の照明器具に取り付けることが可能である。しかしながら、蛍光灯点灯装置(安定器等)とLEDランプ点灯装置とは異なるため、LED照明器具に誤って直管形の蛍光灯を取り付けた場合(電気的接続を行った場合)、安全が保障されない場合がある。また、従来の蛍光灯灯具に誤って直管形の蛍光灯LEDランプを取り付けた場合にも安全が保障できなくなり電気用品安全法(PSE法)の基準を満足できなくなる場合がある。
【0006】
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、従来の直管形の蛍光灯が誤接続されることのない安全なLED照明器具を提供すること、及び、そのようなLED照明器具に用いられるLEDランプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、直管形のLEDランプを備えたLED照明器具において、長尺状の器具本体と、前記器具本体の長手方向の一端部に配置される第1ソケットと、前記器具本体の長手方向の他端部に配置される第2ソケットと、前記器具本体の長手方向に延びる反射板と、前記LEDランプを収容するガラス管とを備え、前記反射板の一端部と前記ガラス管の一端部と前記第1ソケットとが共締め状態で締結され、前記反射板の他端部と前記ガラス管の他端部と前記第2ソケットとが共締め状態で締結されている。前記LEDランプは、直管形状のランプ管と、前記ランプ管内に収容されたLED光源ユニットと、前記ランプ管の先端部に設けられた円すい形状のキャップと、前記ランプ管の基端部に設けられ、前記ランプ管の外側に突出する位置決め凸部と、前記ランプ管の基端部に設けられ、当該LEDランプを軸方向に押圧するための押えばねとを有する。さらに、前記第1ソケットには、前記ランプ管を挿通することが可能なランプ挿通孔が形成されているとともに、前記ランプ挿通孔の一端側を閉鎖するように前記第1ソケットに取り付けられるソケット蓋を備え、前記第1ソケットのランプ挿通孔の内面には、前記LEDランプの位置決め凸部に対応する位置に、当該ランプ挿通孔の軸方向に沿って延びる位置決め溝が設けられており、前記第2ソケットには、前記LEDランプの円すい形状のキャップに対応する円すいテーパ状の内面を有する支持凹部が設けられている。
そして、前記第1ソケットの前記ソケット蓋を取り外した状態で、前記ランプ挿通孔に前記LEDランプのランプ管を先端部側から挿入し、そのランプ管を前記ガラス管内に挿通して、当該ランプ管の先端部のキャップを前記第2ソケットの支持凹部に差し込み、前記LEDランプの位置決め凸部を前記第1ソケットの位置決め溝に嵌め込むとともに、前記ソケット蓋を前記押えばねの弾性力に抗して前記第1ソケットに取り付け、当該押えばねにて前記キャップを前記第2ソケットの支持凹部の内面に押圧した状態で接触させることにより、前記LEDランプの両端部がそれぞれ第1ソケット及び第2ソケットに位置決め支持され、かつ、その位置決め状態で、前記LED光源ユニットのLEDの光出射面が被照射エリアに向くように構成されていることを特徴としている。
【0008】
本発明のLED照明器具にあっては、LEDランプの先端部のキャップを第2ソケットの支持凹部に差し込み、LEDランプの基端部を第1ソケットにより位置決め支持するとともに、押えばねの弾性力によりLEDランプを第2ソケットに向けて押圧することで、LEDランプの長手方向の両端部をそれぞれ第1ソケット及び第2ソケットにて支持する構成としているので、本発明のLED照明器具には従来の直管形の蛍光灯をLED照明器具に取り付けることはできない。これにより従来の蛍光灯が誤って接続されることがなくなるので安全を保障することができる。
【0009】
ここで、LED光源ユニットがランプ管に収容されたLEDランプでは、LEDの光出射面が被照射エリア(天井吊り式の場合は下方)に向くようにLEDランプをLED照明器具に取り付ける必要がある。本発明のLED照明器具にあっては、第1ソケットの位置決め溝にLEDランプの位置決め凸部を嵌め込むことにより、LEDの光出射面が被照射エリアに向くように構成されているので、LEDランプをLED照明器具に取り付ける際の作業性がよくなる。
【0010】
本発明のLED照明器具において、器具本体の長手方向に延びる反射板と、LEDランプを収容するガラス管とを備え、反射板の一端部とガラス管の一端部と第1ソケットとを共締め状態で締結し、反射板の他端部とガラス管の他端部と第2ソケットとを共締め状態で締結する構造としているので、これら第1ソケットと反射板とガラス管と第2ソケットとを一体化することができ、第1ソケット、ガラス管及び第2ソケットにて形成される容器(LEDランプ収容容器)の強度を高めることができる。これにより、LEDランプ収容容器を耐圧防爆容器とすることが可能になる。
【0011】
本発明のLEDランプは、上記の特徴を有するLED照明器具に用いられる直管形のLEDランプであって、直管形状のランプ管と、ランプ管内に収容されたLED光源ユニットと、ランプ管の先端部に設けられた円すい形状のキャップと、ランプ管の基端部に設けられた位置決め凸部と、ランプ管の基端部に設けられ、当該LEDランプを軸方向に押圧するための押えばねとを備えていることを特徴とする。直管形のLEDランプをこのような構造とすることにより、従来の直管形の蛍光灯との互換性がなくなるで、従来の蛍光灯灯具(照明器具)に誤接続されることはない。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、従来の直管形の蛍光灯が誤接続されることのない安全なLED照明器具を実現することができる。また、本発明のLEDランプは、従来の直管形の蛍光灯との互換性がないので、従来の蛍光灯灯具(照明器具)に誤接続されることがない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明のLED照明器具の実施形態を示す斜視図である。
図2】本発明のLED照明器具の実施形態を示す斜視図である。
図3】本発明のLED照明器具の右側面図である。
図4】本発明のLED照明器具の左側面図である。
図5図3のA−A断面図である。
図6図5のB−B断面図である。
図7図7(a)は第1ソケットの周辺部分の構造を示す断面図であり、図7(b)は図7(a)のC矢視図である。なお、図7(a)及び図7(b)では、第1ソケットのソケット蓋及びLEDランプを取り外した状態を示している。
図8図8(a)及び図8(b)はそれぞれ第1ソケットの周辺部分の構造を示す側面図である。
図9図8(a)のD−D断面図である。
図10図10(a)及び図10(b)はそれぞれ第2ソケットの周辺部分の構造を示す側面図である。
図11図10(a)のE−E断面図である。
図12図12(a)はLEDランプの側面図、図12(b)はLEDランプを底面側から見た断面図である
図13図12(a)のF矢視図である。
図14図12(a)のG−G断面図である。
図15図13のH−H断面図である。
図16】LEDランプの位置決め凸部が第1ソケットの位置決め溝に嵌め込まれた状態を示す図である。
図17】本発明のLED照明器具の実施形態において、LEDランプを第1ソケット、ガラス管及び第2ソケットに対してスライドさせた状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1図17は本発明のLED照明器具の実施形態を示す図である。
【0016】
本実施形態のLED照明器具1は、例えば、石油プラントや化学薬品工場などの防爆エリア、一般工場、プラント、倉庫などの屋内外のエリアの照明に用いられる天井吊下式の照明器具であって、器具本体2、反射板3、第1ソケット4、第2ソケット5、ガラス管6、直管形のLEDランプ7、及び制御装置8などを備えている。
【0017】
以下、本実施形態のLED照明器具1の各部の詳細について説明する。
【0018】
なお、以下の説明では、LED照明器具1(器具本体2)の長手方向を単に「長手方向」と言い、LED照明器具1(器具本体2)の短手方向を単に「短手方向」と言う。
【0019】
−器具本体−
器具本体2は枠体21及び2つの本体蓋22,23などを備えている。枠体21は、アルミニウム等の押し出し成形品(押し出し材)である。枠体21の押し出し方向(長手方向)の両端部(側部)は開口されており、その両端部の開口部はそれぞれ本体蓋22,23によって覆われている。器具本体2の内部には制御装置8が配置されている(図5参照)。
【0020】
枠体21の上部壁21aには、吊下パイプPを保持する2つのパイプ保持具24,25が配置されており、その各パイプ保持具24,25は枠体21の上部壁21aにボルト(図示せず)にて固定されている。図5に示すように、2つのパイプ保持具24,25のうち、一方のパイプ保持具25(図5の左側のパイプ保持具25)の配置位置の上部壁21aには電線導入穴21bが開口されている。その電線導入穴21bには、複数の電線挿通穴を有するゴムスリーブ26が嵌め込まれており、このゴムスリーブ26の電線挿通穴を通じて電線が器具本体2内部に導かれ、当該器具本体2内部に配置の制御装置8に接続される。制御装置8には、LED駆動回路及び調光回路などが組み込まれており、後述するLEDランプ7のLED光源ユニット70の駆動などを制御する。
【0021】
−反射板−
反射板3は、アルミニウム等の押し出し成形品(押し出し材)であって、長手方向に沿って延びている。図9及び図11に示すように、反射板3は、中央の円弧部31と、円弧部31の短手方向の両端の円柱部32と、その各円柱部32からそれぞれ下方に傾斜する傾斜板33とが一体形成されている。各円柱部32の長手方向の両端部には、それぞれ雌ねじ穴3aと雌ねじ穴3bとが設けられている(図8図11参照)。
3 −ソケット・ガラス管−
第1ソケット4は器具本体2の長手方向の一端部に配置され、第2ソケット5は器具本体2の長手方向の他端部に配置されている。
【0022】
第1ソケット4は、例えばアルミニウムダイキャスト製品であって、ソケット本体41とソケット蓋42とを備えている。ソケット本体41には水平フランジ41aが一体形成されており、この水平フランジ41aが器具本体2に2本のなべ小ねじ13,13によって着脱可能に取り付けられている。
【0023】
ソケット本体41の一端部(器具本体2の長手方向の一端側の端部)には一対のフランジ41b,41bが一体形成されている。この一対のフランジ41b,41bはソケット本体41の上下に配置されている。各フランジ41bにはそれぞれ雌ねじ穴41dが設けられている(図5図7参照)。
【0024】
ソケット本体41の他端部(器具本体2の長手方向の他端側の端部)には一対のフランジ41c,41cが一体形成されている。この一対のフランジ41c,41cはソケット本体41の側部に配置されている。各フランジ41cにはそれぞれボルト挿通穴41eが設けられている(図8参照)。これらボルト挿通穴41e,41eは上記反射板3の一端部の雌ねじ穴3a,3aに対応する位置関係で配置されている。
【0025】
ソケット本体41には、円筒形状のランプ挿通穴40が設けられている(図5図7等参照)。ランプ挿通穴40は、大径穴40aと中径穴40bと小径穴40cとからなる段付き(3段)の貫通穴である。ランプ挿通穴40の小径穴40cの内径(最小径)は、後述するLEDランプ7のランプ管71の外径よりも大きい。これによりランプ挿通穴40にランプ管71を挿通することが可能である。大径穴40aの内周面は円すいテーパ面となっている。
【0026】
ランプ挿通穴40の中径穴40bの内面には、当該ランプ挿通穴40の軸方向に沿って延びる3つの位置決め溝43a,43b,43cが設けられている(図7参照)。これら位置決め溝43a,43b,43cは後述するLEDランプ7の位置決め凸部76a,76b,76cと対応する位置関係で配置されている。具体的には、3つの位置決め溝43a,43b,43cのうちの1つの位置決め溝43aは、ランプ挿通穴40(中径穴40b)の最下部となる位置(ランプ挿通穴40の中心を通る鉛直線CL1(以下、中心線CL1と言う))上となる位置:図7及び図16参照)に配置されている。他の2つの位置決め溝43b,43cは、ランプ挿通穴40の上部で中心線CL1に対して傾斜した位置に配置されている。
【0027】
また、ソケット本体41の他端部には差込凹部4aが設けられている(図5図7参照)。差込凹部4aはランプ挿通穴40の外側の周壁に形成されたリング状の溝であってガラス管6の一端部が差し込まれる。この差込凹部4aのリング中心(ガラス管6の管中心)とランプ挿通穴40の円筒中心とは一致している。
【0028】
さらに、ソケット本体41の上部中央には電線導入穴41fが開口されている(図7参照)。電線導入穴41fには、複数の電線挿通穴を有するゴムスリーブ44が嵌め込まれており、このゴムスリーブ44の電線挿通穴を通じて電線(制御装置8からの電線)がソケット本体41内部に挿通される。ゴムスリーブ44はケーブルグランド45にて固定されている。
【0029】
ソケット蓋42は、図5に示すように、ソケット本体41の一端面に対応する形状に加工された蓋本体42aと、ソケット本体41に嵌め込まれる嵌合部42bとからなる。嵌合部42bの外周面は円すいテーパ面となっており、上記ランプ挿通穴40の大径穴40aの内周面(円すいテーパ面)に密着した状態で嵌合することが可能である。
【0030】
蓋本体42aには、2つボルト挿通穴42c,42cが設けられている。これら挿通穴42c,42cは、ソケット本体41の雌ねじ穴41d,41dに対応する位置関係で配置されている。そして、このようなソケット蓋42の嵌合部42bをソケット本体41のランプ挿通穴40(大径穴40a)に嵌め込み、蓋本体42aをソケット本体41の一端面に合わせるとともに、そのソケット本体41の各雌ねじ穴41dにそれぞれソケット蓋42のボルト挿通穴42cを合わせる。この状態で、そのソケット蓋42の各ボルト挿通穴42cにそれぞれ蓋止ボルト12を挿通し、その各蓋止ボルト12をそれぞれソケット本体41の雌ねじ穴41dにねじ込むことによって、ソケット蓋42をソケット本体41に取り付ける。このソケット蓋42の取り付け状態で、ソケット本体41のランプ挿通穴40の一端側が閉鎖される。なお、ソケット本体41の一端面とソケット蓋42との合わせ部にはOリング48が挟み込まれている。
【0031】
第2ソケット5は、例えばアルミニウムダイキャスト製品であって、器具本体2にヒンジ10を介して支持されており、図17に示すように器具本体2に対して揺動可能となっている。第2ソケット5には一対のフランジ51,51が一体形成されている。この一対のフランジ51,51は第2ソケット5の側部に配置されている。各フランジ51にはそれぞれボルト挿通穴51aが設けられている。これらボルト挿通穴51a,51aは上記反射板3の一端部の雌ねじ穴3b,3bに対応する位置関係で配置されている(図10参照)。
【0032】
第2ソケット5の一端部(器具本体2の長手方向の一端側の端部)には支持凹部50が設けられている。支持凹部50の内周面は円すいテーパ面となっており、後述するLEDランプ7の先端部のキャップ74(円すい形状)を差し込むことが可能であり、その差し込み状態で支持凹部50の内面(円すいテーパ面)とキャップ74の外面(円すい面)とが接触する(図5参照)。
【0033】
また、第2ソケット5の一端部には差込凹部5aが設けられている。差込凹部5aは支持凹部50の外側の周壁に形成されたリング状の溝であってガラス管6の他端部が差し込まれる。この差込凹部5aの中心と支持凹部50の中心(円すいテーパ面の中心軸)とは一致している。
【0034】
ガラス管6は、直管形の円筒部材であって、内径が後述するLEDランプ7のランプ管71の外径よりも大きい。ガラス管6の両端部にはそれぞれ略リング形状の前面蓋61,62が配置される(図5図8図10等参照)。これら2つの前面蓋61,62のうちの一方の前面蓋61(第1ソケット4側)には2つのボルト挿通穴61a,61aが設けられている。これらボルト挿通穴61a,61aは、反射板3の一端部の雌ねじ穴3a,3a(第1ソケット4のボルト挿通穴41e,41e)に対応する位置関係で配置されている(図8参照)。また、他方の前面蓋62(第2ソケット5側)にも2つのボルト挿通穴62a,62aが設けられている。これらボルト挿通穴62a,62aは、反射板3の他端部の雌ねじ穴3b,3b(第2ソケット5のボルト挿通穴51a,51a)に対応する位置関係で配置されている(図10参照)。
【0035】
−LEDランプ−
LEDランプ7は、図12図15等に示すように、LED光源ユニット70、ヒートシンク72、拡散カバー73、キャップ74、ランプ蓋75、位置決めプレート76、及び押えばね77などを備えている。
【0036】
LED光源ユニット70は、LED基板70a、及び、そのLED基板70aの前面(下面)に実装された複数のLED70b・・70bなどによって構成されている。なお、光源であるLED70bは、例えば、表面実装型やCOB(チップオンボード)タイプの白色LEDである。
【0037】
ヒートシンク72は、長手方向に延びる長尺状の部材(例えばアルミニウム合金製の部材)であって、放熱フィンを有するシンク本体72aと、断面円弧状の上部カバー72bとが一体形成されている。シンク本体72aの短手方向の両側にはそれぞれ保持部72c,72cが設けられている。この各保持部72cにはそれぞれ保持溝72dが設けられており、これら保持溝72d,72dにLED基板70aの短手方向の両端部が嵌め込まれている。これにより、LED光源ユニット70がヒートシンク72に保持されている。また、シンク本体72aの短手方向の両側にはそれぞれ長手方向に延びるタッピング穴72e,72eが設けられている。
【0038】
拡散カバー73は、長手方向に延びる長尺状の部材(樹脂製の部材)であって透光性を有する。拡散カバー73は断面が円弧状(下方に凸の半円形状)に加工されている。拡散カバー73の短手方向の両端部にはそれぞれ係止片73a,73aが設けられており、これら係止片73a,73aをそれぞれ上記ヒートシンク72の保持部72c,72cの外側に係止することにより、当該拡散カバー73がヒートシンク72に取り付けられている。この取付状態で、円弧状の上部カバー72bと円弧状の拡散カバー73とによって略円筒形状のランプ管71が構成され、このランプ管71の内部にLED光源ユニット70が収容されている。この収容状態で、各LED70bの光出射面が下方(拡散カバー73側)に向いている。
【0039】
キャップ74は樹脂製の部材であって円すい形状(砲弾形状)に加工されている。キャップ74には挿入部74aが一体形成されており、その挿入部74aがランプ管71の先端部(器具本体2の長手方向の他端側となる端部)に挿入されている。図15に示すように、キャップ74はタッピングねじ78によってヒートシンク72に固定されている。なお、タッピングねじ78はヒートシンク72のタッピング穴72eにねじ込まれる。
【0040】
一方、ランプ管71の基端部(器具本体2の長手方向の一端側となる端部)にはランプ蓋75が嵌め込まれている。図12図15等に示すように、ランプ蓋75には位置決めプレート76が重ね合わせた状態で配置されており、これらランプ蓋75、位置決めプレート76及び押えばね77がタッピングねじ78によってヒートシンク72に共締め状態で固定されている。なお、タッピングねじ78はヒートシンク72のタッピング穴72eにねじ込まれる。
【0041】
位置決めプレート76の外周には、3つの位置決め凸部76a,76b,76cが配置されている(図13参照)。その1つの位置決め凸部76aは、ランプ管71(拡散カバー73)の最下部となる位置(LED基板70aの下面(LED70bの実装面)と垂直な中心線CL2上となる位置)に配置されている。他の2つの位置決め凸部76b,76cは、ヒートシンク72と拡散カバー73の合わせ位置(係合位置)よりも上方で中心線CL2に対して傾斜した位置に配置されている。これら3つの位置決め凸部76a,76b,76cは、ランプ管71の円筒中心軸に対して回転非対称の位置関係にある。
【0042】
押えばね77は、鋼板を折り曲げ加工した部材であって、ガラス管6内に挿入配置されたLEDランプ7に対して軸方向の弾性力を付与するものである。
【0043】
具体的には、後述する手順により、ガラス管6内にLEDランプ7(ランプ管71)を挿通し、そのLEDランプ7の先端部のキャップ74を第2ソケット5の支持凹部50の内面に接触させた状態で、押えばね77の端部(器具本体2の長手方向の一端側の端部)が、第1ソケット4のソケット本体41の一端面より外側(ランプ挿通穴40の外側)に突出するように構成されており、この押えばね77をソケット蓋42にて長手方向に押圧しながら(弾性変形させながら)、当該ソケット蓋42をソケット本体41の取り付けることにより、押えばね77の弾性力によってLEDランプ7が軸方向(長手方向)に押圧され、先端部のキャップ74が第2ソケット5の支持凹部50の内面に押圧された状態で接触するようになる。
【0044】
なお、以上のLEDランプ7において、LED光源ユニット70のリード線Lはランプ蓋75を貫通してランプ外部に導出される。そして、LEDランプ7を第1ソケット4及び第2ソケット5に取り付けた状態(図5等に示す状態)で、LEDランプ7のリード線Lは、第1ソケット4のソケット本体41内部において、当該ソケット本体41内部に挿通された電線(制御装置8からの電線)にコネクタ(図示せず)を介して電気的に接続される。
【0045】
−照明器具の組立−
<ソケット、ガラス管及び反射板の組立>
図8に示すように、ガラス管6の一端部に前面蓋61を嵌め込み、そのガラス管6の一端部を第1ソケット4のソケット本体41の差込凹部4aに差し込むとともに、前面蓋61に反射板3の長手方向の一端面を合わせる。さらに、前面蓋61に第1ソケット4のソケット本体41の他端面を合わせるとともに、反射板3の各雌ねじ穴3aに、それぞれ前面蓋61のボルト挿通穴61a及びソケット本体41のボルト挿通穴41eを位置合せした状態で、そのソケット本体41の各ボルト挿通穴41e及び前面蓋61の各ボルト挿通穴61aにそれぞれ反射板止ボルト11を挿通し、その各反射板止ボルト11をそれぞれ反射板3の雌ねじ穴3aにねじ込むことによって、反射板3の一端部及びガラス管6の一端部をソケット本体41に共締め状態で締結する。なお、図5に示すように、ガラス管6の一端部とソケット本体41の差込凹部4aの内周面との間にパッキン46が挟み込まれている。また、ソケット本体41と前面蓋61との合わせ部分にもパッキン47が配置されている。
【0046】
また、図10に示すように、ガラス管6の他端部に前面蓋62を嵌め込み、そのガラス管6の他端部を第2ソケット5の差込凹部5aに差し込むとともに、前面蓋62に反射板3の長手方向の他端面を合わせる。さらに、前面蓋62に第2ソケット5の一端面を合わせるとともに、反射板3の各雌ねじ穴3bに、それぞれ前面蓋62のボルト挿通穴62a及び第2ソケット5のボルト挿通穴51aを位置合せした状態で、その第2ソケット5の各ボルト挿通穴51a及び前面蓋62の各ボルト挿通穴62aにそれぞれ反射板止ボルト11を挿通し、その各反射板止ボルト11をそれぞれ反射板3の雌ねじ穴3bにねじ込むことによって、反射板3の一端部及びガラス管6の一端部を第2ソケット5に共締め状態で締結する。なお、図5に示すように、ガラス管6の他端部と第2ソケット5の差込凹部5aの内周面との間にパッキン52が挟み込まれている。また、第2ソケット5と前面蓋62との合わせ部分にもパッキン53が配置されている。
【0047】
以上のようにして、第1ソケット4と第2ソケット5とに反射板3及びガラス管6を組み付けた状態で、第2ソケット5が器具本体2の長手方向の他端部にヒンジ10を介して連結される。また、ソケット本体41が器具本体2の長手方向の一端部になべ小ねじ13により着脱可能に取り付けられる。
【0048】
<LEDランプの取り付け>
図7及び図17に示すように、第1ソケット4のソケット蓋42(図5参照)を取り外した状態で、第1ソケット4のランプ挿通穴40にLEDランプ7のランプ管71を先端部(キャップ74側)から挿入し、そのランプ管71をガラス管6内に挿通して、当該ランプ管71の先端部のキャップ74を第2ソケット5の支持凹部50に差し入れる(図5参照)。このとき、円すい形状のキャップ74が支持凹部50の円すいテーパ面によって案内されるので、キャップ74が支持凹部50内に完全に入り込んだ状態で、支持凹部50の中心とキャップ74の中心(ランプ管71の円筒中心軸)とが自動的に位置決めされる。
【0049】
このようにしてLEDランプ7のキャップ74を第2ソケット5の支持凹部50に差し込むとともに、LEDランプ7の基端部の位置決めプレート76の各位置決め凸部76a,76b,76cを、それぞれ、ソケット本体41のランプ挿通穴40の内周面の位置決め溝43a,43b,43cを嵌め込んで位置決め固定する(図16参照)。ここで、LEDランプ7の3つの位置決め凸部76a,76b,76cはランプ管71の円筒中心軸に対して回転非対称であるので、これら位置決め凸部76a,76b,76cをそれぞれ位置決め溝43a,43b,43cに嵌め込んだ状態では、第1ソケット4に対するLEDランプ7(ランプ管71)の向きは常に一定となる。つまり、LEDランプ7の中心線CL2と第1ソケット4の中心線CL1とが一致するので、LED基板70aの下面(LED70bの実装面)が下方に向く姿勢(各LED70bの光出射面が下方(被照射エリア)に向く姿勢)でLEDランプ7が位置決めされることになる。
【0050】
以上のようにしてLEDランプ7をガラス管6内に挿入配置した後、LEDランプ7のリード線Lと第1ソケット4のソケット本体41の内に挿通した電線とをコネクタを介して電気的に接続する。なお、それらリード線Lと電線との電気的な接続は端子接続であってもよい。
【0051】
その後、第1ソケット4のソケット本体41の一端面側にソケット蓋42を配置し、そのソケット蓋42を、LEDランプ7の押えばね77の弾性力に抗してソケット本体41の一端面に合わせた状態で当該ソケット蓋42をソケット本体41に蓋止ボルト12,12によって締結する。このようにしてソケット蓋42をソケット本体41に取り付けた状態では、LEDランプ7の押えばね77が撓んだ状態(弾性変形した状態)となるので、その押えばね77の弾性力によってランプ管71が軸方向に押され、当該ランプ管71の先端部のキャップ74の外周面が第2ソケット5の支持凹部50の内面に押圧された状態で接触する。これにより、LEDランプ7の両端部がそれぞれ第1ソケット4及び第2ソケット5によって支持される。
【0052】
<効果>
以上説明したように、本実施形態のLED照明器具1によれば、LEDランプ7の先端部に円すい形状のキャップ74を設け、基端部に位置決め凸部76a〜76c及び押えばね77を設けている。また、器具本体2の両端部にそれぞれ第1ソケット4及び第2ソケット5を配置しており、その第1ソケット4には位置決め溝43a〜43cを設け、第2ソケット5にはLEDランプ7のキャップ74に対応する形状の支持凹部50を設けている。そして、LEDランプ7の先端部のキャップ74を第2ソケット5の支持凹部50に差し込み、LEDランプ7の基端部を第1ソケット4により位置決め支持するとともに、押えばね77の弾性力によりLEDランプ7を第2ソケット5に向けて押圧することで、LEDランプ7の長手方向の両端部をそれぞれ第1ソケット4及び第2ソケット5にて支持する構成としている。このような構成により、LED照明器具1のガラス管6内に、従来の直管形の蛍光灯(両端部に口金G13を備えた蛍光灯)を挿入したとしても、その蛍光灯の電気的接続を行うことはできない。したがって、従来の蛍光灯が誤って接続されることがなくなるので安全を保障することができる。
【0053】
また、本実施形態の直管形のLEDランプ7によれば、従来の直管形の蛍光灯との互換性がないので、従来の蛍光灯灯具に誤接続されることもない。
【0054】
さらに、本実施形態のLED照明器具1では、反射板3が押し出し成形品であるので当該反射板3の肉厚を厚くすることができる。しかも、反射板3の一端部とガラス管6の一端部と第1ソケット4とを共締め状態で締結し、反射板3の他端部とガラス管6の他端部と第2ソケット5とを共締め状態で締結することにより一体化を図っているので、それら第1ソケット4、ガラス管6及び第2ソケット5にて形成される容器(LEDランプ収容容器)の強度を高めることができる。これにより、LEDランプ収容容器を耐圧防爆形容器とすることが可能になる。ちなみに、本実施形態のLED照明器具1について性能試験を行ったところ、耐圧防爆容器に求められる圧力試験及び爆発引火試験を満足し、厚生労働省型式検定試験に合格できる構造であることが確認できた。さらに、反射板3及びガラス管6を2つのソケット4,5に共締め状態で締結する構造としているので、部品数の削減及び組立工数の削減を達成することができる。
【0055】
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0056】
例えば、以上の実施形態では、LEDランプ7の基端部に設ける位置決め凹部及び第1ソケット4に設ける位置決め溝の数を3つとしているが、これに限られることなく、それら位置決め凹部及び位置決め溝の数は任意である。
【0058】
以上の実施形態では、天井吊り下げ式の照明器具について説明したが、本発明はこれに限られることなく、天井面直付け式の照明器具にも適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明は、直管形のLEDランプを用いたLED照明器具に有効に利用することができる。
【符号の説明】
【0060】
1 照明器具
10 ヒンジ
2 器具本体
21 枠体
22 本体蓋
23 本体蓋
3 反射板
3a 雌ねじ穴
3b 雌ねじ穴
4 第1ソケット
4a 差込凹部
40 ランプ挿通穴
41 ソケット本体
41d 雌ねじ穴
41e ボルト挿通穴
42 ソケット蓋
42c ボルト挿通穴
43a 位置決め溝
43b 位置決め溝
43c 位置決め溝
5 第2ソケット
5a 差込凹部
50 支持凹部
51a ボルト挿通穴
6 ガラス管
61 前面蓋
61a ボルト挿通穴
62 前面蓋
62a ボルト挿通穴
7 LEDランプ
70 LED光源ユニット
70a LED基板
70b LED
71 ランプ管
72 ヒートシンク
73 拡散カバー
74 キャップ
75 ランプ蓋
76 位置決めプレート
76a 位置決め凸部
76b 位置決め凸部
76c 位置決め凸部
77 押えばね
8 制御装置
11 反射板止ボルト
12 蓋止ボルト
13 なべ小ねじ
【要約】
【課題】従来の直管形の蛍光灯が誤接続されることのない安全なLED照明器具を提供する。
【解決手段】LED照明器具1を、LEDランプ7の先端部のキャップ74を第2ソケット5の支持凹部50に差し込み、LEDランプ7の基端部を第1ソケット4により位置決め支持するとともに、押えばね77の弾性力によりLEDランプ7を第2ソケット5に向けて押圧することで、LEDランプ7の長手方向の両端部をそれぞれ第1ソケット4及び第2ソケット5にて支持する構成とする。このような構成により、従来の直管形の蛍光灯をLED照明器具1に取り付けることはできない。これにより従来の蛍光灯が誤って接続されることがなくなるので安全を保障することができる。
【選択図】図5
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17