(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
車両本体とドアの一方に固定したストライカと係合するロック位置と係合しないアンロック位置の間を回転可能で該アンロック位置側へ回転付勢された第一フック、上記ストライカと係合した該第一フックと係合して上記ストライカと上記第一フックの係合状態を保持する係合位置と上記第一フックとの係合を解除する非係合位置の間を回転可能で該係合位置へ回転付勢された第一ポール、上記第一フック及び上記第一ポールを収納しかつ一部が開口した、上記車両本体と上記ドアの他方に固定した第一支持ケース、上記第一支持ケースの上記開口を塞ぐ第一カバー部材、並びに上記第一フックを回動付勢する付勢バネと上記第一ポールを回動付勢する付勢バネを収納し上記第一支持ケースと第一カバー部材との間に位置するバネ支持部材、を備える第一ロックユニットと、
上記第一ポールが上記係合位置に位置するのを許容するロック許容位置と上記第一ポールと係合して上記非係合位置まで回転させるロック解除位置の間を回転可能で、かつ上記第一フック及び上記第一ポールの回転中心軸に対して交差する自身の回転中心軸と自身の一端との間の部位が上記第一ポールと係脱するロック解除レバー、該ロック解除レバーを上記ロック解除位置側に回転駆動するアクチュエータ、並びに上記ロック解除レバー及び上記アクチュエータを収納しかつ上記第一ロックユニットに対して取付可能なアクチュエータケース、を備えるアクチュエータユニットと、
を備える車両用ロック装置において、
上記第一カバー部材が、
上記第一フック及び上記第一ポールの回転軸方向に該第一フック及び第一ポールと対向する第一カバー部と、
該第一カバー部に接続し、かつ該第一カバー部よりも上記第一フック側及び第一ポール側に接近した接続部と、
該接続部から上記第一フック側及び第一ポール側に対して離間する方向に延び、かつ上記アクチュエータケースが取り付けられる第一取付部と、
を備え、
上記バネ支持部材が、上記第一カバー部材の上記接続部を受け入れる凹部を備えたことを特徴とする車両用ロック装置。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明中の方向は図中に記載した矢線方向を基準とする。
自動車10の車両本体の背面には背面開口部11が形成してあり、背面開口部11の上縁部には背面開口部11と同じ形状であるバックドア12の上縁部が左右方向に延びる回転軸回りに回転自在として取り付けてある。背面開口部11の周縁部には防水用パッキン(弾性体。図示略)が固定してある。バックドア12は背面開口部11を完全に閉じる全閉位置(
図1の実線の位置)と、略水平状態となり背面開口部11を開放する全開位置(
図1の仮想線の位置)との間を回転可能である。バックドア12が全閉位置に位置するとき、バックドア12の周縁部が上記パッキンを弾性変形させながら当該パッキンに対して接触するので、背面開口部11とバックドア12の周縁部の間が密閉される(水密状態になる)。
図1に示すように、背面開口部11の底部には金属製のストライカ15が上向きに突設してある。さらに、バックドア12が全閉位置に位置するときにバックドア12の底面をなす部分には、ストライカ15と係脱可能なロック装置20A(第二ロック装置)とロック装置20B(第一ロック装置)が選択的に取付可能である。
【0014】
まずはロック装置20Aの構造について詳しく説明する。なお、ロック装置20A及びロック装置20Bを説明するときの上下方向及び前後方向は、バックドア12が全閉位置に位置するときの方向である。
図2から
図8に示すように、ロック装置20Aはロックユニット25Aとアクチュエータユニット80を具備している。
ロックユニット25A(第二ロックユニット)はバックドア12が全閉位置に位置するときに略水平方向に延在するユニットである。金属製の支持ケース26A(第二支持ケース)は、その中央部に凹設した収納凹部27と、バックドア12に固定するための左右一対の支持片28とを備えたプレス成形品である。収納凹部27の上部は開放しており、かつ収納凹部27の底壁26aには前端から後方に向かって延びるストライカ進入溝29が形成してある。また、収納凹部27の底壁26aには曲線形状をなす曲線状突条32が突設してある。
底壁26aの両側縁部に立設した(底壁26aに対して略直交する)左右一対の側壁26bの上縁部には位置決め用凹部31が凹設してある。
図3及び
図5に示すように、位置決め用凹部31の下縁部の前後両端部には側面視で半円形をなす溝部31aが、該下縁部の中央部よりも低い位置まで凹設してある。位置決め用凹部31の下縁部の前後両端部をプレス成形により角形のコーナー部として正確に加工するのは容易でないので(該コーナー部がR形状になり易いので)、角形のコーナー部として加工しようとすると位置決め用凹部31の下部の前後幅が上部の前後幅より狭くなるおそれがある。しかし、このような溝部31aを形成すれば、位置決め用凹部31のすべての上下位置における前後幅を確実に同一にできる。
【0015】
収納凹部27の底壁26aに形成した円形をなす2つの貫通孔には、共に金属製のフック支持軸34Aとポール支持軸42Aがそれぞれ下方から挿入してある。フック支持軸34A及びポール支持軸42Aの下端部には底壁26aの下面に当接する抜止フランジ34aと抜止フランジ42aがそれぞれ突設してあり、フック支持軸34A及びポール支持軸42Aの上端部には中間部に比べて小径のかしめ部34bとかしめ部42bがそれぞれ形成してある。
フック支持軸34Aの収納凹部27内に位置する部分には、フック35(第二フック)の中心部に穿設した円形支持孔36が回転可能に嵌合してあり、フック35の下面は曲線状突条32に接触している。フック35の周面にはロック溝37が凹設してあり、さらにフック35の周面にはロック用突部38とハーフロック用突部39が突設してある。フック35は金属材基材の表面に樹脂製のカバー材を被覆したものである。ただし、このカバー材はロック用突部38については被覆せずに露出させている。また、フック35の上面にはバネ掛け突起40が突設してある。フック35は、フック支持軸34Aを中心に
図5に示すアンロック位置と
図7に示すロック位置の間を回転可能である。
ポール支持軸42Aには、ポール45(第二ポール)の中心部に穿設された円形支持孔46が回転可能に嵌合しており、ポール45の下面は曲線状突条32に接触している。ポール45の周面におけるフック35との対向部にはアンロック時係合面47が形成してある。さらに、ポール45の後面には係合突部48と被押圧部49が突設してある。ポール45は金属材基材の表面に樹脂製のカバー材を被覆したものである。ただし、このカバー材は係合突部48及び被押圧部49については被覆せずに露出させている。また、ポール45の上面には三角柱形状の被押圧突起50が上向きに突設してある。ポール45は
図5〜
図7に示す係合位置と
図8に示す非係合位置の間を回転可能である。
【0016】
フック35及びポール45は収納凹部27の下半部に位置しており、収納凹部27の上半部には平面形状が収納凹部27と略同一である
合成樹脂製のバネ支持部材52Aが収納してある。
バネ支持部材52Aの前縁部には後方に向かって延びるストライカ進入溝53が凹設してあり、バネ支持部材52Aの中央部にはストライカ進入溝53の後部と連通する嵌合保持溝54が、バネ支持部材52Aを上下方向に貫通する貫通孔として形成してある。バネ支持部材52Aには壁によってストライカ進入溝53及び嵌合保持溝54と区切られた左右一対のバネ収納空間55、56が形成してある。左側のバネ収納空間55の底面には上下両端が開口する円筒状の回転支持筒57が設けてあり、右側のバネ収納空間56の底面には上下両端が開口する円筒状の回転支持筒58が設けてある。バネ収納空間55の底面には回転支持筒57を中心とする円弧溝60が貫通溝として形成してあり、バネ収納空間56の底面には回転支持筒58を中心とする円弧溝61が貫通溝として形成してある。さらにバネ支持部材52Aの後端部にはバネ支持部材52Aを上下方向に貫通する挿通孔62が形成してあり、嵌合保持溝54とバネ収納空間55を仕切る壁の上端には切欠63が形成してある。
収納凹部27の上半部にバネ支持部材52Aを収納すると、バネ支持部材52Aは収納凹部27に対して(上下方向の軸回りに)回転不能となり、バネ支持部材52Aの下面がフック35の上面とポール45の上面に接触する。さらに、フック支持軸34Aとポール支持軸42Aの上部が回転支持筒58と回転支持筒57にそれぞれ挿入し、バネ掛け突起40と被押圧突起50が円弧溝61と円弧溝60にそれぞれ相対移動可能に挿入する。
バネ収納空間56には捻りコイルバネ64が収納してあり、捻りコイルバネ64の巻回部が回転支持筒58の周囲に位置している。一方、バネ収納空間55には捻りコイルバネ65が収納してあり、捻りコイルバネ65の巻回部が回転支持筒57の周囲に位置している。捻りコイルバネ64の一端はバネ支持部材52Aに係止してあり、捻りコイルバネ64の他端はフック35のバネ掛け突起40に係止してあるので、フック35は捻りコイルバネ64の付勢力により常にアンロック位置側に回転付勢されている。一方、捻りコイルバネ65の一端はバネ支持部材52Aに係止してあり、捻りコイルバネ65の他端はポール45の被押圧突起50に係止してあるので、ポール45は捻りコイルバネ65の付勢力により常に係合位置側に回転付勢されている。
また、バネ支持部材52Aの嵌合保持溝54には硬質ゴム製のクッション部材67Aが回転規制された状態で嵌合している。クッション部材67Aの左側面から突出する押さえ用突部68は切欠63を通ってバネ収納空間55内に位置しており、押さえ用突部68の下面は被押圧突起50の上端面に接触している。クッション部材67Aの前部にはストライカ進入溝53の後端部内に突出するストライカ衝突部69が突設してある。
【0017】
支持ケース26Aの上面には金属板のプレス成形品である上部カバー70A(第二カバー部材)が被せてある。上部カバー70Aは平板状の基部70a(第二カバー部)を備えており、基部70aの前縁部には後方に向かって延びるストライカ進入溝71が形成してある。さらに、上部カバー70Aの後部には、基部70aの後縁部に接続する(フック35及びポール45から離間する方向に延びる)傾斜取付片72A(第二取付部)が形成してある。傾斜取付片72Aにはネジ挿入孔72aが貫通孔として形成してある。基部70aの後縁部からネジ挿入孔72aまでの直線距離はL1である。基部70aの左右両側部には左右の位置決め用凹部31にそれぞれ係合する断面略L字形の係止片73が突設してある。係止片73は左右方向に延びる嵌合部74と、嵌合部74の先端から下方に延びる対向部75とを具備している。
図3に示すように基部70aの側縁部には、嵌合部74の基端に連なりかつ平面視で半円形をなす溝部70bが形成してある。この溝部70bの技術的意義は溝部31aと同様である。即ち、仮にこの溝部70bを形成しない場合はプレス成形完了時に嵌合部74の基端側の幅(前後寸法)が先端側に比べて大きくなる(嵌合部74の基端と上部カバー70Aの側縁部の接続部がR形状になる)おそれがあるが、溝部70bを形成すれば嵌合部74の幅を左右方向のいずれにおいても確実に同一にできる。また基部70aには、ストライカ進入溝71の両側に位置する左右一対の支持孔76が貫通孔として形成してある。また基部70aの傾斜取付片72Aに接続する部分の両側面は、左右の側壁26bの内側面に当接する位置規制面77を構成している。
係止片73の嵌合部74の前後幅は位置決め用凹部31と略同一(僅かに短い)である。そして、位置決め用凹部31の下縁部の前後両端部に半円形の溝部31aを形成することにより、位置決め用凹部31のすべての上下位置における前後幅を同一にし、かつ上部カバー70Aに溝部70bを形成することにより嵌合部74のすべての左右位置における前後幅を同一にしているので、左右の係止片73の嵌合部74は左右の位置決め用凹部31に円滑に係合でき、係合させると嵌合部74の前後両面と位置決め用凹部31の前後両面との間には微小クリアランスが形成される。さらに一対の対向部75と左右の側壁26bが微小クリアランスを形成しながら左右方向に対向する。そのため、上部カバー70Aを支持ケース26Aに被せると上部カバー70Aは支持ケース26Aに対して前後及び左右に殆ど移動不能となり、支持ケース26Aに対して位置決めされる。さらに上部カバー70Aを支持ケース26Aに被せると、フック支持軸34Aのかしめ部34bとポール支持軸42Aのかしめ部42bが対応する支持孔76にそれぞれ嵌合し、かつ基部70aの下面がクッション部材67Aの上面に接触する。また、平面視において傾斜取付片72Aは挿通孔62より前方に位置するので、上部カバー70Aを支持ケース26Aに被せても挿通孔62は上方に露出する。さらに、フック支持軸34Aのかしめ部34bとポール支持軸42Aのかしめ部42bを対応する支持孔76に挿入した後に支持孔76の周縁部に対してかしめて固定しているので、上部カバー70Aが支持ケース26Aから脱落することはない。
【0018】
アクチュエータユニット80は、ロックユニット25Aに対して略直交するユニットであり、バックドア12が全閉位置に位置するときに略上下方向に延在する。
アクチュエータユニット80の後部ケース81(アクチュエータケース)には、その前面及び下面が開放する収納凹部82が形成してある。さらに収納凹部82には、後部ケース81の周縁部の壁や収納凹部82内部に設けた壁等によって仕切られた正面視略矩形のモータ収納空間83と正面視略円形のウォームホイル収納空間84とが形成してあり、モータ収納空間83とウォームホイル収納空間84の間には両者を仕切り、かつ軸支用凹部86を有する仕切り壁85が突設してある。ウォームホイル収納空間84の底面(前面)には円形の支持台座88が前向きに突設してあり、支持台座88には前面が開口する円筒形状の回転支持筒89と、回転支持筒89を中心とする円弧形状のバネ支持突条90とが突設してある。さらに、収納凹部82の底面には回転支持軸92と雌ネジ孔93と支持用凹部94が形成してある。
さらに収納凹部82の底面の上部には回転支持筒89を略中心とする円弧形状の保持用突条95が突設してある。
【0019】
モータ収納空間83にはモータ97(アクチュエータ)が嵌合(収納)してある。モータ97の左下側の端面には左下側に向かって直線的に延び、その軸線周りに回転する出力軸98が突設してある。出力軸98は仕切り壁85の軸支用凹部86を通ってウォームホイル収納空間84内に位置しており、その先端部は支持用凹部94によって回転可能に支持されている。出力軸98のウォームホイル収納空間84内に位置する部分の周面には、出力軸98と平行なウォーム99が一体的に形成してある。モータ97は図示を省略した電源と接続しており、自動車10の車内の運転パネルに設けたロック解除スイッチS(
図1参照)を押すと、該電源から電力を受けたモータ97が所定角度だけ正転するので、出力軸98及びウォーム99が一方向に特定の回転角度だけ正転する。
ウォームホイル収納空間84に形成した支持台座88には、バネ支持突条90の外周側に位置する態様でコイルバネ100が載置してある。コイルバネ100の一方の端部は支持台座88上に形成した係止突部(図示略)に係止してある。
回転支持筒89には回転支持軸92と略平行な回転中心軸102の後端部が嵌合固定してあり、回転中心軸102の前部には、合成樹脂性であるウォームホイル104の中心部に形成した貫通支持孔105が相対回転可能に嵌合している。ウォームホイル104の後面の円形をなす周縁部の内周側はコイルバネ100を受け入れるための凹部となっており(図示略)、該凹部の底面(前面)には略円弧状をなし、かつコイルバネ100に相対回転可能に接触する円弧状突部106が突設してある(
図2参照)。また、コイルバネ100の他方の端部はウォームホイル104の該凹部に形成した係止突部に係止してある。
図2等に示すように、ウォームホイル104の前面にも略円形の前側凹部108が形成してある。前側凹部108の底面(後面)には貫通支持孔105の周囲に位置するカム部109が突設してあり、カム部109の周面は貫通支持孔105からの径方向距離がその周方向位置に応じて変化するカム面110となっている。さらに前側凹部108の底面には、後述するカムフォロア119の前側凹部108内での回転範囲を規制するための第1ストッパ111と第2ストッパ112が突設してある。
回転中心軸102を介してウォームホイル104をウォームホイル収納空間84に装着すると、ウォームホイル104の周面に形成した歯部がウォーム99と噛合する。ウォームホイル104はウォーム99から回転力を受けないときは、コイルバネ100の回転付勢力によって
図5〜
図7に示す初期位置に保持されるが、ロック解除スイッチSを押すことによりウォーム99が上記一方向に正転すると、コイルバネ100の付勢力に抗して
図8に示す作動位置まで回転する。
【0020】
後部ケース81の回転支持軸92(回転中心軸)には、金属からなる薄板状の棒状部材であるロック解除レバー115に形成した回転支持孔116が嵌合している。ロック解除レバー115は回転支持軸92によって支持されることにより、回転支持軸92の軸線に対して直交する平面上を後部ケース81に対して回転可能である。ロック解除レバー115の下端部には押圧部117が突設してある。回転支持孔116より上側の部分は全体として略直線状の跨ぎ部118を構成しており、跨ぎ部118の中間部にはカムフォロア119が突設してある。さらに跨ぎ部118の先端部(上端部)には被押圧突起120が上向きに突設してある。
回転支持孔116を回転支持軸92に嵌合することによりロック解除レバー115を後部ケース81に装着すると、
図5〜
図8に示すようにカムフォロア119はウォームホイル104の前側凹部108内に位置する。さらに跨ぎ部118がウォームホイル104の直前に位置する(ウォームホイル104と前後方向に対向する)とともにウォームホイル104を上方に跨ぎ、跨ぎ部118の後面の先端部近傍が保持用突条95の前面によって摺動可能に支持される(図示略)。
後部ケース81の前面には、正面形状が後部ケース81と略同一である前部カバー122(アクチュエータケース)が被せてある。前部カバー122の下端部には円形のネジ用貫通孔123が穿設してある。図示するように回転支持軸92の後部には、ロック解除レバー115と前部カバー122の間に位置する捻りコイルバネ125の巻回部が取り付けてある。捻りコイルバネ125の一端はロック解除レバー115に係止してあり、他端は前部カバー122の後面に形成した係止突起(図示略)に係止してある。このようにロック解除レバー115は捻りコイルバネ125から
図5〜
図8の反時計方向の回転付勢力を受けているため、カムフォロア119はカム部109のカム面110に常に(回転中心軸102に対して略直交する方向に)接触する。従って、ロック解除スイッチSを押さない(モータ97が非作動状態にある)ことによりウォームホイル104が初期位置に位置するとき、ロック解除レバー115は
図5〜
図7に示すロック許容位置に位置し、上記ロック解除スイッチを押す(モータ97が正転する)ことによりウォームホイル104が作動位置まで回転すると、カムフォロア119がカム面110から回転力を受けることにより、ロック解除レバー115は捻りコイルバネ125の回転付勢力に抗して
図8に示すロック解除位置まで回転する。ロック解除レバー115がロック解除位置まで移動すると、上記電源からモータ97への給電が遮断されるのでモータ97は停止する。すると、捻りコイルバネ125の付勢力によりロック解除レバー115がロック許容位置まで回転復帰し、かつコイルバネ100の回転付勢力によりウォームホイル104が上記初期位置に戻るので、出力軸98(及びモータ97)が初期位置まで逆転する。
【0021】
以上構成のロックユニット25Aとアクチュエータユニット80は、ネジ挿入孔72aとネジ用貫通孔123の前後位置を一致させた状態でアクチュエータユニット80の前部カバー122の下端部をロックユニット25Aの傾斜取付片72Aの後面に当接させ、止めネジ124を傾斜取付片72Aのネジ挿入孔72a及び前部カバー122のネジ用貫通孔123に挿通した上で後部ケース81の雌ネジ孔93に螺合することによって、両者を互いに固定している。アクチュエータユニット80の下端面の左右両側部は左右の支持片28に当接している。
ロックユニット25Aとアクチュエータユニット80を結合することによりロック装置20Aを構成すると、
図5〜
図8に示すように、ロック解除レバー115の押圧部117がバネ支持部材52Aの挿通孔62を通って支持ケース26Aの収納凹部27内に進入し、ポール45の被押圧部49の右側に位置する。さらに回転支持軸92の延長方向がフック支持軸34A及びポール支持軸42Aの延長方向に対して交差する。
【0022】
次に以上構成のロック装置20Aの動作について説明する。
図1の仮想線で示すようにバックドア12が開放状態にあるとき、ロック装置20Aは
図5に示すアンロック状態となる。即ち、ストライカ15は支持ケース26Aのストライカ進入溝29の外部に位置し(
図5ではストライカ15の図示略)、フック35は捻りコイルバネ64の付勢力によりアンロック位置に位置し、ポール45は捻りコイルバネ65により係合位置側に回転付勢されているので、アンロック時係合面47がフック35のハーフロック用突部39に係合する。
この状態からバックドア12を閉じ、ストライカ15がストライカ進入溝29(及びストライカ進入溝53、71)に進入すると、ストライカ15によりフック35が捻りコイルバネ64の付勢力に抗して
図5の時計方向に回転する。すると
図6に示すように、ストライカ15がストライカ進入溝29(及びストライカ進入溝53、71)の内部に進入し、かつフック35が
図6に示すハーフロック位置まで回転する。
図6に示すように、このときフック35のハーフロック用突部39がポール45の係合突部48に当接するので、仮にこの状態でバックドア12の閉動作を停止すると、フック35はハーフロック位置に保持される。
このハーフロック状態からバックドア12を全閉位置まで閉じると、
図7に示すようにストライカ15がストライカ進入溝29(及びストライカ進入溝53、71)のさらに奥側に進入してクッション部材67Aのストライカ衝突部69に当接し、かつフック35がロック位置まで回転する。さらに、フック35のロック用突部38がポール45の係合突部48と係合し、フック35の反時計方向の回転を規制するので、ストライカ15がフック35のロック溝37によってロックされる(フック35のストライカ進入溝29、53、71からの脱出が不能となる)。
【0023】
このようなロック状態を解除するためにはロック解除スイッチSを押す。すると上記電源からモータ97に電流が流れてモータ97が正転するので、モータ97の動力によってウォーム99が正転する。するとウォーム99からウォームホイル104に回転力が伝わり、初期位置に位置していたウォームホイル104が
図7の反時計方向に回転し
図8に示す作動位置まで回転する。そのため、ウォームホイル104のカム面110によって押圧されたロック解除レバー115が
図7のロック許容位置から時計方向に回転して
図8に示すロック解除位置に移動する。すると、ロック解除レバー115の押圧部117がポール45の被押圧部49を左側に押圧するので、
図8に示すようにポール45が捻りコイルバネ65の付勢力に抗して非係合位置まで回転する。その結果、捻りコイルバネ64の回転付勢力によりフック35がアンロック位置側に回転するので、バックドア12を全開位置側に回転させれば、フック35がアンロック位置まで回転し、ストライカ15がロック溝37(及びストライカ進入溝53、71)から脱出する(ロックが解除される)。
そして、フック35がアンロック位置まで回転したことを図示を省略した検出手段が検出すると、上記電源からモータ97への電流の供給が自動的に遮断されるのでモータ97が回転を停止する。すると、捻りコイルバネ65の回転付勢力によりポール45が
図5の係合位置まで時計方向に回転し、捻りコイルバネ125の付勢力によりロック解除レバー115が
図6に示すロック許容位置まで回転する。さらに、コイルバネ100の付勢力によりウォームホイル104が初期位置まで回転復帰するので、ウォーム99が初期位置まで逆転する。
【0024】
なお、モータ97の故障等によりロック解除スイッチSを押してもモータ97が回転しない場合は、バックドア12の底面と背面開口部11の隙間にドライバー等の棒状部材(図示略)を挿入し、該棒状部材をバックドア12の底面に形成した孔(図示略)に通す。すると、該棒状部材の先端部が後部ケース81と前部カバー122の間に形成された隙間を通って被押圧突起120を押圧するので、ロック解除レバー115がロック解除位置まで回転する。そのため、このような非常事態においてもロック装置20Aによるロックを解除することが可能である。
【0025】
続いてロック装置20Bの構造について詳しく説明する。
ロック装置20Bはロックユニット25B(第一ロックユニット)(ロックユニット)とアクチュエータユニット80を具備している。ロック装置20Bのアクチュエータユニット80はロック装置20Aのアクチュエータユニット80と同一仕様である。一方、ロックユニット25Bの基本構造はロックユニット25Aと同じであり、ロックユニット25Bはロックユニット25Aの各部材と対応する部材を具備しているものの、細かい構成が多少異なる。そのため以下のロックユニット25Bの説明では、ロックユニット25Aの対応する部材(及び、その部位)と同一の部材(及び、その部位)にはロックユニット25Aのものと同じ符号を付し、さらにロックユニット25Aのものとは多少形状が異なるものの機能的には同じ部材(及び、その部位)についてもロックユニット25Aのものと同じ符号を付すことにする。
【0026】
ロックユニット25Bは、支持ケース26B(第一支持ケース)(ロックケース)、フック支持軸34B(支持軸)、フック35(第一フック)、ポール支持軸42B(支持軸)、ポール45(第一ポール)、バネ支持部材52B、捻りコイルバネ64、捻りコイルバネ65、クッション部材67B、及び上部カバー70B(第一カバー部材)を具備している。
支持ケース26Bは、位置決め用凹部31(溝部31a)を具備しない点を除いて、支持ケース26Aと略同一構造である。
フック支持軸34Bとポール支持軸42Bは、抜止フランジ34aと抜止フランジ42aの下面からそれぞれ下方に突出する嵌合凸部34cと嵌合凸部42cをそれぞれ具備している。底壁26aの2つの円形貫通孔に対して、フック支持軸34Bの嵌合凸部34cとポール支持軸42Bの嵌合凸部42cがそれぞれ上方から嵌合しており、抜止フランジ34a及び抜止フランジ42aの下面が底壁26aに当接している。フック35の円形支持孔36にはフック支持軸34Bが相対回転可能に嵌合しており、ポール45の円形支持孔46にはポール支持軸42Bが相対回転可能に嵌合している。
バネ支持部材52B(弾性体支持部材)は、切欠63を具備せず、かつその前部にストライカ進入溝53の前部上方を横断するブリッジ部52aを備える点を除いて、バネ支持部材52Aと略同一構造である。
【0027】
硬質ゴム製のクッション部材67B(弾性体)はクッション部材67Aのものとは形状が異なるストライカ衝突部69を有している。このストライカ衝突部69の後部の側面形状は略三角形であり(
図14参照)、ストライカ衝突部69の後部の上面は後斜め下方に向かって傾斜する傾斜面69aとなっている。クッション部材67Bのストライカ衝突部69を除く部分の上面には上方(後述する一時貯水用凹部70cの底部側)に向かって突出する平面視略U字形の外周壁67aが突設してあり、当該上面の外周壁67aを除く部位は平面により構成してある。またストライカ衝突部69の後部と外周壁67aとで囲まれた空間は平面視略凹形状の一時貯水領域67bとなっている。外周壁67aの左側の側壁とストライカ衝突部69の後部の左側面の間、及び外周壁67aの右側の側壁とストライカ衝突部69の後部の右側面の間は、共に開放された開口67cを構成している(
図13参照)。
バネ支持部材52Bの嵌合保持溝54にクッション部材67Bを回転規制された状態で嵌合すると、ストライカ衝突部69はストライカ進入溝53の後端部内に突出し、かつストライカ衝突部69の左右両側面が弾性変形した状態でストライカ進入溝53の左右の内面に密着する(
図12参照)。
【0028】
金属板のプレス成形品である上部カバー70Bは、平板状の基部70a(第一カバー部)を備えており、基部70aの下面には前後方向に延びるストライカ進入溝71aが凹溝として形成してある。さらに上部カバー70Bは、基部70aの後縁部に接続する一時貯水用凹部70c(接続部)を備えている。一時貯水用凹部70cは基部70aに対して下方(フック35側及びポール45側)に一段下がった凹みであり、その周縁部全体が一時貯水用凹部70cの底部から上方に延びる壁によって覆われている。基部70a及び一時貯水用凹部70cの底部が「天井板部」を構成している。また一時貯水用凹部70cの底部の略中央部には平面視円形の貫通孔70dが形成してある(
図9、
図12、
図14参照)。さらに上部カバー70Bの後部には、一時貯水用凹部70cの後縁部に接続する(フック35及びポール45から離間する方向に延びる)傾斜取付片72B(第一取付部)が形成してあり、傾斜取付片72Bにはネジ挿入孔72aが穿設してある。一時貯水用凹部70cの底面の後縁部からネジ挿入孔72aまでの直線距離はL2(<L1)である。
上部カバー70Bを支持ケース26Bの上端に被せて、フック支持軸34Bのかしめ部34bとポール支持軸42Bのかしめ部42bを対応する支持孔76に挿入した後に支持孔76の周縁部に対してかしめて固定することにより、上部カバー70Bが支持ケース26Bに固定してある。平面視において傾斜取付片72Bは挿通孔62より前方に位置するので、上部カバー70Bを支持ケース26Bに被せても挿通孔62は上方に露出する。さらに
図12、
図14に示すように、上部カバー70Bの貫通孔70dの直下にクッション部材67Bの傾斜面69aの
下端部が位置する。さらに貫通孔70dと一時貯水領域67bが上下方向に対向する。またクッション部材67Bのストライカ衝突部69の前部の上面(平面)、傾斜面69a、及び外周壁67aの上端面が上部カバー70Bの下面に当接する(
図14参照)。
上部カバー70Bを支持ケース26Bの間に位置するバネ支持部材52Bには、図9(及び図15)に示すように、上部カバー70Bの一時貯水用凹部70cに対応する凹部59が形成されている。
【0029】
以上構成のロックユニット25Bとアクチュエータユニット80は、ネジ挿入孔72aとネジ用貫通孔123の前後位置を一致させた状態でアクチュエータユニット80の前部カバー122の下端部をロックユニット25Bの傾斜取付片72Bの後面に当接させ、止めネジ124を傾斜取付片72Bのネジ挿入孔72a及び前部カバー122のネジ用貫通孔123に挿通した上で後部ケース81の雌ネジ孔93に螺合することによって、両者を互いに固定している。アクチュエータユニット80の下端面の左右両側部は左右の支持片28に当接している。
ロックユニット25Bとアクチュエータユニット80を結合することによりロック装置20Bを構成すると、ロック装置20Aと同様に、ロック解除レバー115の押圧部117がバネ支持部材52Bの挿通孔62を通って支持ケース26Bの収納凹部27内に進入し、ポール45の被押圧部49の右側に位置する(
図11参照)。さらに回転支持軸92の延長方向がフック支持軸34B及びポール支持軸42Bの延長方向に対して交差する。
【0030】
次に以上構成のロック装置20Bの動作について説明する。
ロック装置20Bは基本構造がロック装置20Aと同一であるため、その動作はロック装置20Aと実質的に同一である。
ただしロック状態を解除するためにロック解除スイッチSを押したときの動作がロック装置20Aと多少異なる。
即ち、バックドア12が全閉位置に位置するとき、上記パッキンからバックドア12の周縁部に対して反力(弾性力)が及ぶ。そのため、当該反力によってロック装置20Bによるバックドア12のロック(フック35によるストライカ15の把持)が不意に解除されてしまうのを防止するために、ロックユニット25Bはある程度大型化させてある(フック35及びポール45の板厚をある程度大きくしている)。そのため、ロック状態にあるロックユニット25Bをロック解除するためには、アクチュエータユニット80からロックユニット25Bへ大きな駆動力を伝達させる必要がある。
そこでロック装置20Bでは、基部70aより一段低い位置に位置する一時貯水用凹部70cの後縁部から上方に延びる傾斜取付片72B(ネジ挿入孔72a)にアクチュエータユニット80(ネジ用貫通孔123)を固定しており、しかも一時貯水用凹部70cの底面の後縁部からネジ挿入孔72aまでの直線距離L2を、上部カバー70Aの基部70aの後縁部からネジ挿入孔72aまでの直線距離L1より短くすることにより、ロック装置20Aと比べてロック解除レバー115をポール45側(下方)に接近させている。そのため、モータ97の動力によってロック解除レバー115がロック許容位置から時計方向に回転して
図11に示すロック解除位置に移動すると、ロック解除レバー115の押圧部117は、ロック装置20Aのロック解除レバー115の押圧部117と比べてやや高い位置(より回転支持孔116側に近い位置)でポール45の被押圧部49に当接しながら、ポール45を捻りコイルバネ65の付勢力に抗して非係合位置まで回転させる。即ち、ロック装置20Aと比べてロック解除レバー115の回転支持孔116からポール45との係脱部(当接部)までの距離が、ロック装置20Aと比べて短くなる。そのためロック装置20Aと比べてアクチュエータユニット80からロックユニット25B(ポール45)に及ぶ駆動力を大きくできる。それ故、アクチュエータユニット80の製造コストを増大させることなく(大型化させることなく)、アクチュエータユニット80によってロック状態にあるロックユニット25Bを確実にアンロック状態に移行させることが可能である。
【0031】
またロック装置20B(ロックユニット25B)は、ロック装置20B(ロックユニット25B)の表面に付着した水分(雨水等)を、金属製のフック支持軸34Bやポール支持軸42Bに接触させることなく排水できる可能性が高い。
即ち、バックドア12の内面やロック装置20Bの表面に雨水等の水分が付着している場合にバックドア12を全閉位置に移動させると、この水分がバックドア12の内面やロック装置20Bの表面を伝って、フック35及びポール45の直上に位置しかつ略水平をなす上部カバー70B(基部70a)の表面(上面)に流れることがある。上部カバー70B(基部70a)の表面(上面)に流れた水分は、一時貯水用凹部70cに一時的に貯留された後に、一時貯水用凹部70cに形成した貫通孔70dを通って上部カバー70Bの下方に流れ落ちる。するとこの水分の一部はストライカ衝突部69の後部と外周壁67aとで囲まれた空間である一時貯水領域67b(クッション部材67Bのストライカ衝突部69を除く部分の上面)へ直接流れ込む。一方、残りの水分はクッション部材67Bの傾斜面69aに付着し、傾斜面69aに沿って下方へ向かい、その後に一時貯水領域67bへ流れ込む。
図12に示すように、バックドア12が開状態にありストライカ15がクッション部材67Bのストライカ衝突部69に接触していないときは、ストライカ衝突部69の前部の左右両側面が弾性変形した状態でストライカ進入溝53の左右の内面に密着しているので、一時貯水領域67bの左右の開口67c(一時貯水領域67bの左右両側の前部)とストライカ進入溝53の後部は空間的に非連通となる。しかしバックドア12が全閉位置まで回転することによりストライカ15がクッション部材67Bに衝突してストライカ衝突部69を弾性変形させると、
図13に示すようにストライカ衝突部69の前部が弾性変形し、ストライカ衝突部69の前部の左右両側面とストライカ進入溝53の後端部の左右両側の内壁53aとの間に隙間が形成される。そのため一時貯水領域67bの左右の開口67c(一時貯水領域67bの左右両側の前部)とストライカ進入溝53の後部が、左右の当該隙間を介して空間的に連通するので、クッション部材67Bの一時貯水領域67bに貯まっていた水分がストライカ進入溝53側に流れ込み、さらにフック35及びポール45の直下に位置する底壁26aのストライカ進入溝29からロック装置20B(支持ケース26B)の下方に排水される。
従って、支持ケース26B内に流れた水分が金属製のフック支持軸34Bやポール支持軸42Bに向かって流れるのを抑制できる。なお
図7に示すようにバックドア12が全閉位置に位置するとき(フック35がロック位置に位置するとき)は、フック35の一部がストライカ進入溝29の直上に位置するので、水がフック35の当該一部に付着する可能性がある。しかしフック35の当該一部は樹脂製のカバー材によって被覆されているので、水が当該一部に問題を引き起こす(例えば、錆びを発生させる)ことはない。
【0032】
さらにクッション部材67Bの下面が嵌合保持溝54の下面に当接しており、かつクッション部材67Bの上面が一時貯水用凹部70cの下面に当接するので、クッション部材67Bはバネ支持部材52B(嵌合保持溝54)及び上部カバー70Bに対してガタつき難い。そのため、ストライカ15がクッション部材67Bに衝突したときに、ストライカ15からロックユニット25B側に及ぶ衝撃力をクッション部材67Bによってより確実に吸収できる。
【0033】
以上、上記実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば、
図15及び
図16に示す変形例の態様で実施可能である。
この変形例のロックユニット25B(ロック装置20B)の上部カバー70Bには、一時貯水用凹部70cの右側の壁の上面を下方にへこませて形成した貫通孔70eが形成してある。その一方で一時貯水用凹部70cの底面に貫通孔70dを形成していない。
この変形例でも、バックドア12の内面やロック装置20Bの表面に雨水等の水分が付着している場合にバックドア12を全閉位置に移動させると、この水分がバックドア12の内面やロック装置20Bの表面を伝って上部カバー70B(基部70a)の表面(上面)に流れ、一時貯水用凹部70cに一時的に貯留されることがある。しかし一時貯水用凹部70cに貯留された水は貫通孔70eを介して支持ケース26B(上部カバー70B)の外側に排水されるので、水分が金属製のフック支持軸34Bやポール支持軸42Bに向かって流れるのを抑制できる。
なお、一時貯水用凹部70cの左側の壁に貫通孔70eを形成したり、一時貯水用凹部70cの左右の壁に貫通孔70eを形成してもよい。また貫通孔70eを、その上端が開放しない貫通孔としてもよい。
【0034】
またロック装置20A、20Bを車両本体に設けてストライカ15をバックドア12に設けてもよい。
また、上記実施形態は本発明を車両のバックドア12に適用したものであるが、車両の他のドア(例えばサイドドア)にも適用可能なのは勿論である。