(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ユニットは、前記遊技機の上方に配置される上部ユニットと、前記遊技機の下方に配置される下部ユニットを含み、前記上部ユニットと前記下部ユニットのそれぞれが前記第一の柱と前記第二の柱に固定されることを特徴とする、
請求項1から請求項5のいずれかに記載の遊技機島。
前記長手方向において隣り合う前記複数の遊技機島ユニットの少なくとも一部は、隣り合う前記上部ユニット同士を連続して接続する補強材で固定されることを特徴とする、
請求項6に記載の遊技機島。
前記補強材は、第一の板状部材と第二の板状部材を含み、前記第一の板状部材は、前記上部ユニットの天板に固定され、前記第二の板状部材は、前記上部ユニットの下部横材に固定されることを特徴とする、
請求項7または請求項8に記載の遊技機島。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る遊技機島10について詳細に説明する。
【0015】
<遊技機島>
図1を用いて、本発明の実施形態に係る遊技機島10について説明する。なお、
図1は、遊技店内において遊技機を支持する遊技機島10の概略図であり、
図1(a)が外観図であり、
図1(b)が上面図である。
【0016】
図1に示すように、本実施形態の遊技機島10は、遊技機Mを載置する複数の遊技機島ユニット12が隣接して配列されたものであり、遊技機Mを略曲線状に配列することが可能な遊技機島(R島)である。なお、ここでは、湾曲した一部分の遊技機島10を示しているが、同等の曲率を維持しつつ遊技機島ユニット12の配列を長手方向Lに増加させ、あるいは、湾曲方向が交互になるように配列させることで、半円弧状や、略S字状を描くような遊技機島10を構成することができる。
【0017】
遊技機島10は、通常、同図に示すように2列に配置して構成される。つまり、複数の遊技機島ユニット12の一部によって第1の遊技機島ユニット列12Aが構成され、複数の遊技機島ユニット12の他の一部により第2の遊技機島ユニット列12Bが構成されており、第1の遊技機島ユニット列12Aと第2の遊技機島ユニット列12Bとは載置する遊技機Mが背面対向(背向)するように、短手方向Sにおいて隣り合って配置されている。遊技者Uは、遊技機島10の内周側と外周側において、それぞれ遊技機Mを操作する。以下の説明においては、同図に示すように遊技機Mを背面対向(背向)させて遊技機島ユニット列を2列に配置し、遊技場の中程部分に配設する遊技機島10を中島といい、遊技場の壁際に遊技機Mを一列に配置して構成する遊技機島10を壁島という。本実施形態の遊技機島10は、中島および壁島の何れにも適用可能であるが、以下の説明では、中島の場合を例に説明する。
【0019】
図2を参照して、本実施形態の遊技機島ユニット12について説明する。同図(a)は、1つの遊技機島ユニット12、および複数の遊技機島ユニット12を連結した状態を示す正面図であり、同図(b)は、同図(a)の背面図である。
【0020】
本実施形態の遊技機島ユニット12は、遊技機島10における遊技機Mの載置領域の1単位である。遊技機島ユニット12は、2本の柱14(第1の柱14A、第2の柱14B)と、複数の蝶番16(第1の蝶番16A、第2の蝶番16B、第3の蝶番16C,第4の蝶番16D)と、上部ユニット18と、下部ユニット20と、を有する。そして、第1の柱14A、第2の柱14B、上部ユニット18および下部ユニット20によって区画された領域が、遊技機Mの載置領域となる。つまり上部ユニット18は遊技機Mの載置領域の上方に配置され、下部ユニット20は遊技機Mの載置領域の下方に配置される。ここでは一例として、1つの遊技機島ユニット12に1つの遊技機Mを載置する場合を例に説明するが、1つの遊技機島ユニット12に複数の遊技機Mを載置するものであってもよい。
【0021】
<上部ユニット>
上部ユニット18は、第1の横材(天板)180と、第2の横材(棚天板)182と、第3の横材(棚地板)184と、左右の縦材186などを含んで構成され、第1の柱14Aと第2の柱14Bの上方に固定される。なお、ここでの図示は省略するが、上部ユニット18の前面側には、幕板(図示せず。)が設けられる。
【0022】
天板180は縦材186の上端に、棚天板182は、縦材186の中段に、棚地板184は縦材186の下端に位置するように固定されている。左右の縦材186の背面側には、柱14の起立方向に沿って連続する位置決め溝194が設けられている。位置決め溝194については、後述する。また、棚天板182と棚地板184の間には、これらと平行に棚板188が設けられる(同図(b))。棚板188は、棚天板182と棚地板184よりも前面側に突出している。棚板188と棚地板184の間の前面側には、棚板188と棚地板184の空間を覆うように前面板190が設けられている(同図(a))。これらの各部材は集成材等からなっている。また、これらの各部材の形状は、遊技機島10の長手方向Lにおいて直線状または平板状である(
図1(b)参照)。上部ユニット18の背面側には、遊技機Mに対して遊技媒体を補給する補給樋(不図示)が配置される。尚、ここでは上部ユニット18の構成の一例を示すものであり、遊技機島ユニット12において遊技機Mの載置領域の上端側を区画し、またその背面に補給樋が配置可能な構成であれば、図示の構成に限らない。
【0023】
<下部ユニット>
下部ユニット20は、腰板202、ひな檀ユニット204などの横材を含んで構成され、第1の柱14Aと第2の柱14Bの下方に固定される。ひな檀ユニット204は、柱14に固定されて遊技機Mを載置するひな檀208と、ひな壇208の前側端部に取り付けられた膳板206とから構成してある。なお、膳板206は、ひな檀208に別途取り付けることができるものであり、
図2(a)以外の図面では膳板206の図示を省略している。膳板206は、その上に球箱や、遊技者の私物(タバコ、携帯電話、ペットボトルなど)を配置できる。腰板202とひな檀ユニット204(ひな檀208)は、それぞれ柱14に支持・固定される。腰板202およびひな檀ユニット204等を構成する部材の形状は、遊技機島10の長手方向Lにおいて直線状または平板状である(
図1(b)参照)。なお、ひな檀208および膳板206は遊技機島10の上面視において矩形状(角丸矩形状)に切り出された板材等で構成されるが、R島の場合には、ひな檀208および膳板206の長手方向Lの両端部を斜めに切り落とし、遊技機島10の上面視において台形状となるように構成してもよい。このようにすることで、長手方向Lで隣り合うひな檀ユニット204間の離間部分を少なくし、R島の湾曲に沿わせやすくすることができる。下部ユニット20の背面側には、遊技機Mから排出された遊技媒体を回収する回収樋(不図示)が配置される。尚、ここでは下部ユニット20の構成の一例を示すものであり、遊技機島ユニット12において遊技機Mの載置領域の下端側を区画し、またその背面に回収樋が配置可能な構成であれば、図示の構成に限らない。
【0024】
柱14にはそれぞれ、上方と下方に蝶番16が取り付けられている。上部ユニット18と下部ユニット20はそれぞれ、蝶番16に固定されている。
【0025】
<柱構造>
図3および
図4を参照して、本実施形態の柱構造について説明する。
図3は、複数本の柱14を遊技場の床面に固定した状態を示す図であり、同図(a)が1つの列の正面図であり、同図(b)が2列配置の(中島の)上面図である。なお、同図(b)においては柱の14のみを示している。また
図4は、1本の柱14の外観図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図、同図(c)は同図(a)(b)の上面図であり、同図(d)は柱14部分のみの上面図である。
【0026】
図3に示すように、第1の柱14Aと第2の柱14Bは、それぞれ遊技場床に起立固定され、両者は遊技機島10の列の長手方向Lにおいて離間して配置される。第1の柱14Aと第2の柱14Bは、それぞれ、棒状(角柱状)の縦柱である。ここでは、説明の便宜上、1つの遊技機島ユニット12を構成する2本の柱14を第1の柱14A、第2の柱14Bと別称している。しかし、第1の柱14Aと第2の柱14Bは構成上の差異はなく、両者を区別する必要が無い場合は柱14と総称する。
【0027】
それぞれの柱14は、遊技機島10の長手方向Lの並びにおいても短手方向S(遊技機島10の幅方向)の並びにおいても、互いに直接的に連結されておらず、遊技場床に固定されたベース部材50にそれぞれ独立して支持・固定される。
【0028】
図4に示すように、柱14は、金属(例えば、鉄など)の2枚の薄板をそれぞれコの字状に折り曲げて互いに噛合わせた空洞の四角柱であり、上下対称かつ左右対称の形状を有している(同図(d))。そして柱14にはそれぞれ、上方と下方に蝶番16が取り付けられている。第1の柱14Aは、その下方の第1の面に第1の蝶番16Aが固定され、第2の柱14Bは、その下方の第2の面(第1の柱14Aに隣り合う面)に第2の蝶番16Bが固定される。また、第1の柱14Aは、その上方の第1の面に第3の蝶番16Cが固定され、第2の柱14Bは、その上方の第2の面に第4の蝶番16Dが固定される。第1の蝶番16A、第2の蝶番16B、第3の蝶番16Cおよび第4の蝶番16Dは、それぞれ柱14の起立方向に長い長蝶番である。柱14と同様に、ここでは説明の便宜上、第1の蝶番16A、第2の蝶番16B、第3の蝶番16Cおよび第4の蝶番16Dを別称としているが、構成上の差異はなく、これらを区別する必要が無い場合は蝶番16と総称する。
【0029】
また、柱14には、下方の蝶番16の上端付近に、ひな檀ユニット204を支持・固定する膳板支持部材210が設けられている。
【0030】
再び
図3を参照して、1つの遊技機島ユニット12は、2本の柱14で構成されるが、2つの遊技機島ユニット12を隣接して配置した場合、これらを結合する柱14は1本の柱14が2つの遊技機島ユニット12で共用される。具体的には、隣接する2つの遊技機島ユニット12は、3本の柱14と、2つの上部ユニット18と、2つの下部ユニット20と、により構成され、3本の柱14の中央の柱14は、2つの遊技機島ユニット12で共用される。すなわち、
図3の如く、遊技機島10の長手方向の両端部を除き、各柱14は、角柱の対向する両側面に、それぞれ蝶番16が固定されている。
【0031】
ベース部材50は、固定部52と柱受け部54と支持部56を有しており、固定部52が遊技場床に設置されてボルトなどによって固定される。支持部56は固定部52から柱14の起立方向に起立した板部材である。柱受け部54は、柱14の下端が挿入されて柱14を下から保持する。柱受け部54は、支持部56に対して高さの微調整が可能となっており、高さを調節した後にボルトなどによって支持部56に固定される。
【0032】
<蝶番>
図5および
図6は、柱14に固定された蝶番16を説明する図である。
図5(a)は蝶番16が柱14に固定された状態を示す正面図、同図(b)〜(d)は上面図である。また、
図6(a)は蝶番16と下部ユニット20の固定の状態を示す背面図であり、
図6(b)は蝶番16と上部ユニット18の固定の状態を示す背面図である。
【0033】
蝶番16は、2つの羽根160、162を有しており、第1の柱14Aは、その下方の第1の面に第1の蝶番16Aの一方の羽根160が固定され、その上方の第1の面に第3の蝶番16Cの一方の羽根160が固定される。また、第2の柱14Bは、その下方の第2の面に第2の蝶番16Bの一方の羽根160が固定され、その上方の第2の面に第4の蝶番16Dの一方の羽根160が固定される。
【0034】
つまり
図5(a)に示すように、島端部以外の1本の柱14においては、下方の第1の面に第1の蝶番16Aの一方の羽根160が固定され、第2の面(第1の面の対向面)に第2の蝶番16Bの一方の羽根160が固定される。また、柱14の上方の第1の面に第3の蝶番16Cの一方の羽根160が固定され、第2の面に第4の蝶番16Dの一方の羽根160が固定される。
【0035】
各蝶番16は、柱14に固定されていない他方の羽根162に、柱14の起立方向に並ぶ複数のねじ穴164を有する。また、羽根162の長手方向の両端(上下端)に、それぞれ、2個の位置決め部166を有する。位置決め部は、羽根162の主面から突出する突起部である。
【0036】
また同図(b)〜(d)に示すように、1本の柱14に固定された4つの蝶番16の羽根162はそれぞれに、所定の開き角度の範囲内で任意の角度で開くことができる。
また、ここでは2枚の羽根160、162はその短手方向の長さ(羽根の幅)が異なっている。より詳細には、同図(c)を参照して、蝶番16は、芯棒168が挿通される羽根160、162aの幅は同じであって、一方の羽根160をそのまま柱14に溶接などにより固定し、他方の羽根162aにねじ穴164と位置決め部166を有する板材162bを溶接して幅を拡張し、ねじ穴164と位置決め部166を有する幅広の羽根162を構成している。しかし蝶番16は、板材162bを用いて幅を拡張する構成でなくてもよい。つまり、芯棒に挿通される羽根の幅が同じ(いずれの羽根も、ねじ穴162a等が形成できる程度に幅広である)蝶番16を用いてもよい。また、芯棒168に挿通される羽根の幅が非対称の蝶番16であってもよい。
【0037】
図6(a)に示すように、下部ユニット20は、遊技機島10の長手方向Lにおける両端部がそれぞれ第1の蝶番16Aの羽根162と、第2の蝶番16Bの羽根162に固定される。より詳細には、下部ユニット20の腰板202は、その両端部に、位置決め孔202Aが設けられている。位置決め孔202Aは、蝶番16の羽根162に設けられた位置決め部166と対応して柱14の起立方向に沿って上下に2か所ずつ設けられており、腰板202の位置決め孔202Aに羽根162の位置決め部166を嵌合させることで、腰板202と蝶番16(すなわち柱14)との鉛直方向(取り付け高さ)および水平方向の位置決めと仮止めが可能となる。そして、羽根162のねじ穴164を介して、腰板202と羽根162をねじにより固定する。腰板202は、このようにして柱14に固定されるが、この状態で蝶番16の角度は固定されておらず、当該角度は、蝶番16に許容される開き角度の範囲内で自在となっている。
【0038】
つまり、下部ユニット20(腰板202)は、一方の柱14を中心とした場合、当該柱14の周りに蝶番16の開き角度の範囲内で回転可能となるように柱14に取り付けられる(
図5(b)〜(d)参照)。2つの遊技機島ユニット12を隣合せで配置する場合には、3本の柱14のうち中央の柱14に対して、2つの下部ユニット20の回転角度をそれぞれ選択することができる。上面視において、中央の柱14を中心として、2つの下部ユニット20でなす角度が180度であれば、2つの下部ユニット20は直線状に配置することができ(
図5(b))、2つの下部ユニット20でなす角度が180度以外であれば、2つの下部ユニット20は互いに屈曲して配置することができる(
図5(c)(d))。
【0039】
また、柱14の第1の蝶番16Aおよび第2の蝶番16Bの上方には、膳板支持部材210が溶接などにより固定されている。膳板支持部材210は、柱14または蝶番16と同一材料などにより構成される。膳板支持部材210は、遊技機島10の正面視において、L字状(ここでは隣り合うひな檀ユニット204に共用とするため、L字状を背向させた逆T字状)を呈し、ひな檀ユニット204(ひな檀208)の長手方向Lの両端部分において、ひな檀208を下面と側面の2面で支持する。このように、ひな檀ユニット204は、長手方向Lの両端部を2面で支持されることによって適切な位置に位置決めされ、膳板支持部材210に設けられたねじ穴を介してねじ止めされて柱14に固定される。
【0040】
図6(b)に示すように、上部ユニット18は、遊技機島10の長手方向Lにおける両端部がそれぞれ第3の蝶番16Cの羽根162と、第4の蝶番16Dの羽根162に固定される。より詳細には、上部ユニット18は、遊技機島10の長手方向Lの両端部に縦材186を有している。そして縦材186には、遊技機島ユニット12の背面側に、柱14の起立方向に沿って連続する位置決め溝186Aが設けられている。この位置決め溝186Aに羽根162の2か所の位置決め部166を嵌合させることで、上部ユニット18と蝶番16(すなわち柱14)との水平方向の位置決め(および仮止め)が可能となる。また、鉛直方向(上部ユニット18の取り付け高さ)については、遊技機Mの高さに合わせて、上部ユニット18を位置決め溝186Aの長さの範囲内で上下にスライドさせて位置決めを行う。位置決め溝186Aは連続して形成されているので、遊技機Mの高さが異なる場合であっても、遊技機Mの高さに応じた適切な高さに位置決めすることができる。そして、羽根162のねじ穴164を介して、縦材186と羽根162をねじにより固定する。上部ユニット18は、このようにして柱14に固定されるが、この状態で蝶番16の角度は固定されておらず、当該角度は、蝶番16に許容される開き角度の範囲内で自在となっている。
【0041】
つまり、上部ユニット18は、一方の柱14を中心とした場合、当該柱14の周りに蝶番16の開き角度の範囲内で回転可能となるように柱14に取り付けられる(
図5(b)〜(d)参照)。2つの遊技機島ユニット12を隣合せで配置する場合には、3本の柱14のうち中央の柱14に対して、2つの上部ユニット18の回転角度をそれぞれ選択することができる。上面視において、中央の柱14を中心として、2つの上部ユニット18でなす角度が180度であれば、2つの上部ユニット18は直線状に配置することができ(
図5(b))、2つの上部ユニット18でなす角度が180度以外であれば、2つの上部ユニット18は互いに屈曲して配置することができる(
図5(c)(d))。
【0042】
なお、上部ユニット18と下部ユニット20は、同じ1つの柱14に対して回転角度が自在であるが、1つの遊技機島ユニット12に組み立てた場合には、上部ユニット18と下部ユニット20の柱14に対する回転角度は同じ角度となる。
【0043】
このようにして複数の遊技機島ユニット12を所定の角度で互いに屈曲して配置することにより、上部ユニット18を構成する横材(天板180、棚板182,184など)、および下部ユニット20を構成する腰板202や、ひな檀ユニット204などの横材が、いずれも直線状または平板状であっても、
図1および
図2に示すように全体として略曲面状(曲線状)の遊技機島10(R島)を構成することができる。つまり、直線状に遊技機島10を構成する場合と湾曲状に遊技機島10を構成する場合とで、同じ遊技機島ユニット12を共用することができる。
【0044】
また、棒状の柱14がそれぞれに独立して配置されるとともに、蝶番16の角度を変化させることで蝶番16の開き角度の範囲内で所望の角度(屈曲の角度)を選択できるので、R島10の屈曲の角度(略湾曲形状の曲率)の自由度が高まる。従来のR島の柱構造では湾曲形状の曲率半径に沿うように、ある決まった角度で構成部品(上部ユニットや下部ユニットなど)を支持・固定できる柱が用いられており、R島の曲率半径が決定しないと柱を製作することができなかった。また、そのようにして製作された柱は、R島の曲率半径が変化した場合には、採用することができず、R島の曲率半径に応じてその都度準備する必要があり、在庫として確保しておくことが困難であった。
【0045】
しかし本実施形態によれば、遊技機島10の屈曲の角度の自由度が高まるため、R島10として実質的な範囲の曲率半径に対応でき、柱14を予め製作し在庫として確保しておくことができる。よって、受注から施工までの期間を短縮することができる。なお、R島の曲面の曲率半径は、内周側で隣接する遊技機Mを利用する遊技者同士が干渉しない最小の曲率半径以上とし、例えば、3m以上、300m以下である。
【0046】
図1に示したように、中島の場合には、遊技機島10の短手方向Sにおいて、第1の遊技機島ユニット列12Aと第2の遊技機島ユニット列12Bとが隣り合い、遊技機Mが背向するように載置される。そして、本実施形態では、遊技機島10の長手方向Lの少なくとも一部において、第1の遊技機島ユニット列12Aの遊技機島ユニット12の数と、第2の遊技機島ユニット列12Bの遊技機島ユニット12の数とを異なる数にすることができる。これにより、遊技機島ユニット12によってR島を構成した場合、特にR島の外周側において、遊技機Mが配置できない無駄な領域の発生を抑えることができる。
【0047】
図7を参照してさらに説明する。
図7は従来の柱構造と本実施形態の柱構造を比較する図であって、いずれも遊技機島(R島)の上面概要図である。
図7(a)が、従来のH状(または梯子状)の柱114によって構成した遊技機島100であり、同図(b)が本実施形態の遊技機島10である。また各図の右図に、遊技機島100、10の短手方向S(幅方向)から見た柱の構造を示している。また、これらの遊技機島100、10に載置する遊技機Mは同サイズとする。
【0048】
同図(a)に示すように、H状の柱114の場合、内周側の柱114と外周側の柱114が直接的に連結されているため、曲率の大きい内周側(第1列側)と曲率の小さい外周側(第2列側)で、柱114の本数が同数(ここでは3本)となる。つまり、本実施形態と同様に、遊技機島100の長手方向Lにおいて、隣り合う2本の柱で区画される遊技機Mの載置領域を遊技機島100の1つの単位(遊技機島ユニット112)とした場合、内周側と外周側の遊技機島ユニット112の数は、同数(ここでは、2個)となる。この場合、1つの遊技機島ユニット112において、外周側の隣り合う柱の間隔(柱間の円弧の長さ)が内周側の2倍以上あれば、内周側の2倍の台数の遊技機Mを載置することも可能であるが、常にそれだけの十分なスペースが確保できるとは限らない。
【0049】
つまり、同図(a)に示すように、外周側において隣り合う柱114の間隔が、内周側の柱114の間隔より広いにもかかわらず、内周側において載置する遊技機Mの台数と同数しか配置できない場合には、外周側において、遊技機Mが配置できない無駄なスペースが大きく生じることになる。一方、無駄なスペースをなるべく小さくしようとすると、R島として所望の曲面が得られないなど、遊技機島100のレイアウト上、限界がある。
【0050】
これに対し、同図(b)に示すように本実施形態では、独立した棒状の柱14を、それぞれに独立したベース部材50に固定するため、各柱14を任意の位置に配置することができる。したがって、内周側の第1の遊技機島ユニット列12Aでは、柱14を3本固定して、遊技機島ユニット12の数を2つとし、外周側の第2の遊技機島ユニット列12Bでは、柱14を4本固定して、遊技機島ユニット12の数を3つにすることが可能となる。つまり、同図(a)に示す遊技機島100と同じ床面積であっても、外周側において遊技機Mを多く配置することができる(ここでは、1つの遊技機島ユニット12、112に1台の遊技機Mを配置した場合、同図(a)では4台に対し、同図(b)では5台配置できる)。なお、ここでは1つの遊技機島ユニットにつき1台の遊技機Mを配置する場合を例示しているが、1つの遊技機島ユニットにつき複数台を配置する場合も同様である。
【0051】
このように、柱14を独立した構造とすることにより、限られた遊技場の床面積を有効に活用することができる。
【0052】
また、本実施形態では、柱14が独立した構造であっても、十分な強度を得ることができる。以下、これについて説明する。
【0053】
上述のとおり、各柱14は、遊技場床に固定するベース部材50、上部ユニット18、下部ユニット20に連結されている。また、中島の場合、第1の遊技機島ユニット列12Aの腰板202と第2の遊技機島ユニット列12Bの腰板202の間の空間は、遊技機Mから排出された遊技媒体を回収する回収樋(不図示)が配置されている。更に、第1の遊技機島ユニット列12Aの上部ユニット18と第2の遊技機島ユニット列12Bの上部ユニット18の間の空間は、遊技機Mに対して遊技媒体を補給する補給樋(不図示)が配置されている(壁島の場合は、遊技機島ユニット列と壁側の列との間に貯留タンク、回収樋、補給樋が配置される)。したがって、貯留タンク、回収樋や補給樋等がスペーサとなり、遊技機島10として組み立てた状態では、変形しないように固定することができる。
【0054】
更に、本実施形態では、隣り合う遊技機島ユニット12を補強材30で連結することにより、遊技機島10の強度を更に高めている。
【0055】
<補強材>
図8および
図9を参照して補強材30について説明する。
図8は天板180に補強材30を取り付ける場合の概要図であり、
図8(a)が補強材30を取り付けた上面図、同図(b)が補強材30を取り付ける前の状態の外観斜視図、同図(c)が補強材30を取り付けた後の外観斜視図である。また、
図9は、棚地板184に補強材30を取り付ける場合の概要図であり、
図9(a)が補強材30を取り付けた棚地板184を下方から見た下面図、同図(b)が補強材30を取り付ける前の状態の外観斜視図、同図(c)が補強材30を取り付けた後の外観斜視図である。
【0056】
補強材30は、長手方向Lにおいて隣り合う少なくとも一部の遊技機島ユニット12の、上部ユニット18の横材(この例では天板180)同士を連続して覆う板状部材である。
【0057】
補強材30は、2つの遊技機島ユニット12の隣接部分に設けられる。ここでは、R島の補強材30を例示しており、R島の湾曲(または屈曲)に合わせて屈曲した形状を有している。
【0058】
図8に示すように、補強材30は例えば、くの字状に切り出した細板で構成することができる。補強材30は、隣り合う遊技機島ユニット12の第1の横材(例えば、天板180)を連続して覆うように配置され、ねじ孔30Aを介してねじ止めするなどしてそれぞれの天板180に固定される。補強材30は、遊技機島ユニット12の前面側(内周側)または背面側(外周側)のいずれか一方のみに設けてもよいし、図示の如く他の補強材32を追加してもよい。他の補強材32は例えば、補強材30の形に添うようにくの字状に切り出した細板で構成されたものであり、ここでは、2つの補強材30、32を組み合わせるように、前面側(内周側)および背面側(外周側)に設けている。また、前面側から背面側にわたる幅広の1つの補強材30を設けてもよい。
【0059】
また
図9に示すようにくの字状の補強材30の屈曲部分において外側に突出する凸部302を設けてもよい。
【0060】
同図に示すように、補強材30は、遊技機島ユニット12の第3の横材(例えば、棚地板184を連続して覆うように配置され、ねじ孔30Aを介してねじ止めするなどしてそれぞれの棚地板184に固定される。補強材30は、図示の如く遊技機島ユニット12の前面側(内周側)または背面側(外周側)のいずれか一方のみに設けてもよいし、2つの補強材30を前面側(内周側)および背面側(外周側)に設けてもよい。なお、この例では、補強材30の凸部302と噛み合う凹部342を有する補助板材34を設けているが、補助板材34は設けなくてもよい。
【0061】
補強材30は、上部ユニット18を構成する横材のうち少なくとも1つの横材に固定するように設けられるが、上述のように例えば、天板180と棚板(棚地板184)の複数の横材をそれぞれ補強材30によって固定することにより、より遊技機島10の強度を高めることができる。
【0062】
また補強材30の形状は、全て同じ形状(
図8のみまたは
図9)で構成してもよいし、
図8や
図9のように異なる形状の補強材30を混在させてもよい。
【0063】
また、ここではR島の補強材30を例に説明したが、直線状の遊技島であっても同様であり、その場合、補強材30は屈曲させる必要はなく、短冊状のものを利用できる。さらに、補強材30は、板状部材に限らず、他の材質でも良く、また、固定はねじ以外に接着剤等の固着できるものでも良い。
【0064】
更に図示は省略するが、柱14のそれぞれの位置を決定して遊技場床に固定した後に、遊技機島ユニット列12A、12B間を連結する補強部材(木材や金属部材など)を設けてもよく、これにより遊技機島10の強度を増すことができる。
【0065】
<遊技機島の施工法>
次に、上述の遊技機島10の施工法の一例について説明する。なお、以下の説明は中島の説明であるが、壁島についても基本的には同様である。また、この例では、R島を構成する場合を例に説明するが、直線状の遊技機島10であっても同様である。
【0066】
まず、
図10に示すように、遊技場床に記したガイド(不図示)に従い、ガイド板60を配置する。ガイド板60は、複数のベース部材50の配置位置を矩形状に開口した開口部60Aを有する、例えばベニヤ板であり、遊技場床に接着部材で仮止めされる。ベース部材50すなわち開口部60Aの配置によって、遊技機島10のレイアウトが決定し、例えばR島を構成する場合には、所望の湾曲形状になるように、長手方向Lに所定間隔を隔てて開口部60Aを設ける。なお、上述のとおり柱14(ベース部材50)の配置位置(隣り合う柱14の離間距離)は長手方向Lにおいて一定の距離とする必要はなく、R島の形状と、遊技機Mの配置台数に応じて自在に選択することができる。また直線状の遊技機島10の場合には、開口部60Aを直線上に配置する。
【0067】
次に、ガイド板60に従ってベース部材50を配置し、ベース部材50をボルトなどによって遊技場床に固定する。ベース部材50は個々の柱14に対応しており、柱14と同数が、遊技場床に固定される。そしてここでは不図示の柱受け部に柱の下端を挿入し、柱受け部を支持部56に位置合わせしてベース部材50に固定する。これにより、柱14は、遊技場床の所定の位置に固定される(
図2参照)。
【0068】
それぞれの柱14には、蝶番16と膳板支持部材210が固定されている。そしてこの柱14に対して、下部ユニット20を固定する(
図6(a)参照)。すなわち、ひな檀ユニット204を膳板支持部材210に固定するとともに、腰板202の両端を第1の蝶番16Aと第2の蝶番16Bに固定する。蝶番16の開き角度は固定されておらず、自在となっているので、遊技機島10の長手方向Lにおいて隣り合う2本の柱14の間に、柱14の蝶番16に従って腰板202を取り付けてゆくことで、隣り合う腰板202が屈曲しながら長手方向Lに連続し、全体としてほぼ湾曲に連結される。同様に、ひな檀ユニット204も全体としてほぼ湾曲に連結される(
図11)。
【0069】
その後、柱14の上方に上部ユニット18を固定する。すなわち、上部ユニット18の両端を第3の蝶番16Cと第4の蝶番16Dに固定する(
図6(b)、
図2参照)。このようにして、上部ユニット18の床面に対する位置決めを容易かつ正確に行なうことができる。そして上部ユニット18が正しい位置にあると、補給樋の収設等の付帯工事を正確に行なうことができ、取付不良等に起因するトラブルの発生を回避可能である。
【0070】
上部ユニット18および下部ユニット20を構成する横方向に配置される部材は、いずれも遊技機島10の長手方向Lにおいて直線状または平面状の形状であるが、各遊技機島ユニット12が屈曲しながら長手方向Lに連続することで、組立後の遊技機島10は全体として湾曲した形状に構成される(
図1参照)。
【0071】
以上説明したように、本実施形態に係る遊技機島(例えば、遊技機島10)は、遊技機(例えば、遊技機M)を載置する複数の遊技機島ユニット(例えば、遊技機島ユニット12)が隣接して配列される遊技機島であって、前記遊技機島ユニットは、遊技場床に起立固定された棒状の第一の柱(例えば、第1の柱14A)と、該第一の柱から前記配列の長手方向に離間して前記遊技場床に起立固定された棒状の第二の柱(例えば、第2の柱14B)と、前記長手方向の両端部がそれぞれ前記第一の柱と前記第二の柱に固定されたユニット(例えば、上部ユニット18)と、を備え
、前記第一の柱および前記第二の柱は、前記配列の短手方向において他の柱とは連結しない、ことを特徴とする、遊技機島である。
【0072】
本実施形態の遊技機島10によれば、柱14をそれぞれ自在に配置することができるので、多彩な遊技機島ユニット12のレイアウト(配列の向きや、載置可能な遊技機Mの台数)に対応することができる。
【0073】
また、前記第一の柱および前記第二の柱は、前記配列の短手方向において他の柱と直接的に連結しないものとしてもよい。
また、前記第一の柱および前記第二の柱は、独立した棒状であってもよい。
【0074】
このような構成によれば、柱の配置の自在度が高まるので、多彩な遊技機島ユニット12のレイアウト(配列の向きや、載置可能な遊技機Mの台数)に対応することができる。
【0075】
また、柱14はR島の曲面の内周側と外周側でその距離を異ならせて配置することができるので、内周側と外周側で配置する遊技機Mに合わせて、柱14を固定することができる。つまり内周側で柱14の間隔を第1の距離に決定しても、外周側においてその距離に束縛されることがなく、自由に柱14間の距離を第2の距離に設定できるので、内周側の柱の距離によって外周側の距離が決定される不具合がなく、特に外周側において、柱間の距離の規制によって、遊技機Mが配置できない無駄な領域の発生を最小限に抑えることができる。また、柱14は独立した棒状であるので、従来のH型あるいははしご型の柱と比較して、運搬や保管時において省スペース化が図れ、取り扱いも容易となる。
【0076】
また、前記複数の遊技機島ユニットの一部により第一の遊技機島ユニット列(例えば、第1の遊技機島ユニット列12A)が構成され、前記複数の遊技機島ユニットの一部により第二の遊技機島ユニット列(例えば、第2の遊技機島ユニット列12B)が構成され、前記第一の遊技機島ユニット列と前記第二の遊技機島ユニット列とは載置する前記遊技機が背向するように前記短手方向において隣り合い、前記長手方向の少なくとも一部において、前記第一の遊技機島ユニット列の前記遊技機島ユニットの数と、前記第二の遊技機島ユニット列の前記遊技機島ユニットの数とが異なるものとしてもよい。
【0077】
このような構成によれば、中島の場合であっても、柱14の位置を調整することで、隣り合う2列の遊技機島ユニット列12A、12Bを互いに異なる配置にレイアウトすることができる。また、R島の場合は特に、R島の曲面の内周側と外周側に配置する遊技機Mに合わせて、柱14を固定することができる。例えば、従来のH型あるいははしご型の柱構造でR島を構成する場合、外周側において隣り合う柱114の間隔が、内周側の柱114の間隔より広いにもかかわらず、内周側において載置する遊技機Mの台数と同数しか配置できず、外周側において、遊技機Mが配置できない無駄なスペースが大きく生じる場合もある。一方、無駄なスペースをなるべく小さくしようとすると、R島として所望の曲面が得られないなど、遊技機島100のレイアウト上、限界がある。これに対し、本実施形態によれば、内周側の第1の遊技機島ユニット列12Aと、外周側の第2の遊技機島ユニット列12Bでは、遊技機島ユニット12の数を自在に設定できる。つまり、柱の配置の規制を受けることなく、自由に遊技機Mの載置領域(遊技機島ユニット12)を構成できるので、限られた遊技場の床面積を有効に活用することができる。
【0078】
また、前記第一の遊技機島ユニット列の前記第一の柱と、前記第二の遊技機島ユニット列の前記第一の柱は直接的
または間接的に連結されずにそれぞれ分離したベース(例えば、ベース部材50)に起立固定され、前記ベースが前記遊技場床に固定されるものとしてもよい。
【0079】
このような構成によれば、柱14を遊技場床に固定するベース部材50も個々に独立しているので、多彩な遊技機島の多彩なレイアウトに対応することができる。また、例えば、従来のH型あるいははしご型の柱に対応したベースと比較して、ベース部材50の小型化が可能となり、保管、運搬スペースの省スペース化が図れるとともに、保管、運搬時の取り扱いも容易となる。
【0080】
また、前記第一の柱および前記第二の柱はそれぞれ、上下対称および左右対称の角柱形状でとしてもよい。
【0081】
このような構成とすることにより、いずれの柱14も上下左右の別なく遊技機島ユニット12に共通で利用でき、部品点数(部品の種類)を削減することがでる。
【0082】
また、前記ユニットは、前記遊技機の上方に配置される上部ユニット(例えば、上部ユニット18)と、前記遊技機の下方に配置される下部ユニット(例えば、下部ユニット20)を含み、前記上部ユニットと前記下部ユニットのそれぞれが前記第一の柱と前記第二の柱に固定されるものとしてもよい。
【0083】
このような構成とすることにより、個々に独立した棒状の第一の柱と第二の柱からなる構造であっても、遊技機島の強度を高めることができる。
【0084】
また、前記長手方向において隣り合う前記複数の遊技機島ユニットの少なくとも一部は、隣り合う前記上部ユニット同士を連続して接続する補強材(例えば、補強材30)で固定されるものとしてもよい。
【0085】
このような構成とすることにより、柱14が棒状で個々に独立した構成であっても、遊技機島10としての強度を十分に確保することができる。
【0086】
また、前記補強材は、板状部材であり、該板状部材は、隣り合う前記上部ユニットのそれぞれの横材の一部分を連続して覆うとともに前記横材に固定されるものとしてもよい。
【0087】
このような構成によれば、遊技機島10の長手方向Lに延びる十分な面積の横材を利用して、補強材で固定することができるので、遊技機島10としての強度を十分に確保することができる。また横材に固定する板状部材であるので、遊技機島10の外観に影響を与えることなく、補強することができる。
【0088】
また、前記補強材は、第一の板状部材と第二の板状部材を含み、前記第一の板状部材は、前記上部ユニットの天板に固定され、前記第二の板状部材は、前記上部ユニットの下部横材に固定されるものとしてもよい。
【0089】
このような構成によれば、上部ユニット18の最上面となる天板180と最下面となる下部横材の2か所を補強材30で固定できるので、遊技機島10としての強度を十分に確保することができる。
【0090】
以上、上述の実施形態では、複数の遊技機島ユニット12でR島を構成する場合を例に説明したが、上面視において直線状の遊技機島や、階段状に曲折した遊技機島を構成してもよい。
【0091】
また、1つの遊技機島ユニット12に1台の遊技機Mを載置する場合を例に説明したが、1つの遊技機島ユニット12に複数台の遊技機Mを載置するものであってもよい。また、中島の場合、遊技機Mが背向する2列の遊技機島ユニット列(第1の遊技機島ユニット列12A、第2の遊技機島ユニット列12B)において、載置する遊技機Mの台数を異ならせるものであってもよい。
【0092】
また、各部材の固定には、ねじを用いてねじ止めする場合を例に説明したが、釘打ちや、接着剤で固定してもよいし、これらを併用してもよい。また、固定金具類を使用することもできる。
【0093】
また、本発明の実施形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することで、より一層、効果を高めることができる場合がある。