(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
平板型ディスプレイにおいて、
図1および
図2は、従来の技術に係るバックライトユニットが適用された平板型ディスプレイを示すものであって、韓国特許庁に特許登録された第10−1047726号(名称:バックライトユニットおよびこれを備えた表示装置)に開示されている図である。
【0003】
図1に示すように、前述したバックライトは、発光ダイオードからなる発光素子と回路基板とから構成されたLEDモジュール1を含んでなり、図示の導光板2、型材からなる金属材放熱帯3、ヒートパイプ4およびハウジング5と結合してバックライトユニットを構成する。
【0004】
ここで、前述したヒートパイプ4は、
図1および
図2に示すように平板状に形成され、
図2に示すようにハウジング5に密着する。そして、前述した放熱帯3は、
図2に示すようにヒートパイプ4に密着し、ベンディングされた一側には発光素子1aが実装された回路基板1bからなるLEDモジュール1が取り付けられる。また、前述した導光板2は、
図2に示すように、ヒートパイプ4および放熱帯3と共にハウジング5に収容される。
【0005】
このような従来の技術のバックライトユニットは、
図2に示すように、LEDモジュール1の熱が放熱帯3を介してヒートパイプ4へ伝達されて放熱される。
【0006】
ところが、このような従来の技術は、LEDモジュール1の熱が放熱帯3を介してヒートパイプ4へ伝達されるので、LEDモジュール1と放熱帯3間の熱抵抗(Thermal resistance)、および放熱帯3とヒートパイプ4間の熱抵抗によって放熱効果が低下するという問題がある。すなわち、金属材からなる放熱帯3は、内部の作動流体により迅速に放熱を行うヒートパイプ4と比較して伝熱効率が低いので、ヒートパイプ4がLEDモジュール1の熱を直接受け取ってハウジング5などの放熱体へ伝熱することより相対的に低い放熱性能を示す。
【0007】
一方、前述したヒートパイプ4は、
図3に示すように直線状に形成され、一端部が放熱帯3に密着することにより一端部においてLEDモジュール1の熱を吸熱して他端部から放熱する。
【0008】
ところが、このような従来の技術は、ヒートパイプ4の一端部のみが放熱帯3に接触するので、吸熱面積が一端部に局限されるうえ、図示の如く、吸熱が行われない離隔区間Gが発生する。よって、従来の技術は、離隔区間Gによって形成される発光素子1a間の離隔距離により、離隔区間Gの周辺に配置された発光素子1aの熱が相対的に少なく放出されるので、寿命および光速の低下が懸念され、離隔区間Gに発光素子1aがあるにも拘らず、ヒートパイプ4の一端部の幅に配置された発光素子1aの熱のみヒートパイプ4が吸熱するので、ヒートパイプ4の伝熱性能を十分発揮することができない程度の熱量のみを吸収することにより、言い換えれば、発光素子1aの熱を吸熱し、ヒートパイプ4の一端部を構成するヒートパイプ4の吸熱部が発光素子1aと狭小な面積で接触して制限的に発光素子1aの熱を吸熱するので、ヒートパイプ4の内部で熱伝達を受けた作動流体が、凝縮部の役割を果たすヒートパイプ4の他端部の端縁まで伝達できない死角領域ΔLが発生するおそれがある。
【0009】
また、従来の技術は、ヒートパイプ4が図示の如く一直線状に形成されるので、ヒートパイプ4に熱が伝達されない離隔区間Gを最小化するために、図示の如くヒートパイプ4を稠密にまたは連ねて設置し、或いは図示のヒートパイプ4の代わりに広幅のヒートパイプ(図示せず)を設置して離隔区間Gを最小化する方向の構造を取るべきである。しかし、このような場合、ヒートパイプ4の数量増加または広幅化により製造単価および製造費用が増加する。
【0010】
一方、
図1の未説明符号11は発光素子1aの光を反射する反射シートであり、12は画面を表示する表示パネルを支持するための支持部材であり、13は光を拡散させる拡散シートであり、15はハウジング5に結合されるトップカバーである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、その目的は、LEDモジュールの熱がヒートパイプに直接伝達できるバックライトユニットを提供することにある。
【0012】
また、本発明は、LEDモジュールを構成する構成要素の一端部がヒートパイプの一側に直結されて直接ヒートパイプに熱を伝達するか、或いはLEDモジュールの熱をヒートパイプが他の熱伝導性部材に伝達することができ、これに加えて、ヒートパイプが熱伝導性部材に熱を伝達しながらハウジングにも熱を伝達することができるバックライトユニットを提供することを他の目的とする。
【0013】
また、本発明は、ヒートパイプの一部分が前述の熱伝導性部材に密着し、他の部分は熱伝導性部材に密着した前記一部分とは異なる角度で形成されることにより、熱伝導性部材との離隔状態で熱を伝達または放熱することが可能なバックライトユニットを提供することを別の目的とする。
【0014】
特に、本発明は、熱伝導性部材に密着するヒートパイプの前記一部分が長く形成されることにより吸熱面積を増加させることが可能なバックライトユニットを提供することを別の目的とする。
【0015】
これとは異なり、本発明は、ヒートパイプの一部分がベンディングされてLEDモジュールのベンディングされた部位に密着状態で固定されるか、或いはLEDモジュールを構成する回路が前記ベンディングされた部位に直接パターニングされ、LEDモジュールの熱を直接吸熱して伝達することが可能なバックライトユニットを提供することを別の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明に係るバックライトユニットは、光を分散状態で透過させる導光板および光を拡散状態で透過させる拡散板のうち少なくとも一つからなる光学プレートと;前記光学プレートに光を提供する発光素子および該発光素子を駆動させる回路を有するLEDモジュールと;前記LEDモジュールから発生する熱を一側に吸熱して他側へ伝達しながら放熱するヒートパイプと;前記ヒートパイプ、前記光学プレートおよび前記LEDモジュールのうち少なくとも一つを収容するハウジングと;を含んでなり、前記ヒートパイプは前記LEDモジュールが一側に直結されて前記LEDモジュールの熱が一側へ直接伝達されることを特徴とする。
【0017】
前記LEDモジュールは、前記回路がパターニングされて前記発光素子が実装される基板からなり、前記ヒートパイプは、前記ハウジングに収容された前記基板の一端部に一側が重畳状態で直結されたことを特徴とする。
【0018】
本発明は、前記基板が前記光学プレートの側方と対向する一側に固定されて前記LEDモジュールの熱を放熱しながら、基板に実装された前記発光素子の光を前記光学プレートの側方へ提供し、一側からベンディングされた他側に前記ヒートパイプの一側が密着して他側へヒートパイプの熱が直接伝達されるか或いは他側を介して前記LEDモジュールの熱をヒートパイプへ伝達し、ヒートパイプと密着した他側の背面が前記ハウジングと密着状態をなしながら前記LEDモジュールの熱およびヒートパイプからの熱をハウジングへ伝達する放熱アングル;をさらに含んでもよい。
【0019】
前記ヒートパイプは、前記放熱アングルの他側に一部分が密着した状態で他の部分が前記ハウジングに密着してハウジングへ熱を伝達するように、前記他の部分に屈曲のための少なくとも一つの変曲点が設けられてもよい。
【0020】
前記ヒートパイプは、例えば、前記放熱アングルと平行な長さで長く形成されて放熱アングルの長手方向に沿って密着し、前記LEDモジュールの熱を吸熱して放熱アングルの他側へ伝達するか、或いは放熱アングルから前記LEDモジュールの熱が伝達される一側部と;前記一側部とは異なる角度で一側部から長く延長形成され、一側部との異なる角度で前記放熱アングルに対して離隔し、一側部から延長されることにより一側部の熱が伝達される他側部と;を含んでなってもよい。
【0021】
前記ヒートパイプは、例えば、前記LEDモジュールの前記回路がパターニングされた基板が密着状態で直結されることによりLEDモジュールの熱を吸熱する吸熱部と;前記吸熱部からベンディングされて吸熱部との連結状態で長く形成され、前記ハウジングに密着して吸熱部からの熱をハウジングへ伝達する伝熱部とを含んでなってもよい。
【0022】
前記ヒートパイプは、例えば、前記LEDモジュールの前記回路が表面にパターニングされてLEDモジュールが同一体として直結されることによりLEDモジュールの熱を吸熱する吸熱部と;前記吸熱部からベンディングされて吸熱部との連結状態で長く形成され、前記ハウジングに密着して吸熱部からの熱をハウジングに伝達する伝熱部と;を含んでなってもよい。
【0023】
前記LEDモジュールは、前記光学プレートに部分的に配置されるか或いは中央部にのみ配置されて前記ヒートパイプと直結でき、前記ヒートパイプは、例えば、前記LEDモジュールが直結されてLEDモジュールの熱を吸熱する一側部と;前記一側部から長く延長形成され、前記ハウジングに密着して一側部からの熱をハウジングに伝達する伝熱部と;を含んでなってもよい。
【発明の効果】
【0024】
本発明は、LEDモジュールがヒートパイプに直結されるので、ヒートパイプがLEDモジュールの熱を迅速に伝達することができ、これによりLEDモジュールの熱を容易に放熱することができる。
【0025】
また、LEDモジュールを構成する基板の一側部が、平面をなすヒートパイプの一側に重畳状態で直結されるので、LEDモジュールの熱をヒートパイプが直ちに伝達することができ、これに加えて、基板およびヒートパイプがそれぞれ放熱アングルの一側および他側に密着するので、放熱アングルを介しても、LEDモジュールから伝達されたヒートパイプの熱を伝達して放熱することができ、ひいては、ヒートパイプの一部分が変曲点によって屈曲形成されることにより、放熱アングルに他側の一部分が密着した状態で他側の他の部分がハウジングに密着してハウジングへも熱を伝達するので、ハウジングを介しても放熱を行うことができる。
【0026】
また、放熱アングルの長手方向に沿って密着するヒートパイプの一側部が放熱アングルに沿って長く形成され、ヒートパイプの他側部が一側部とは異なる角度をなしながら長く形成されるので、ヒートパイプの吸熱面積を増加させることができるうえ、他側部の端部まで熱を伝達して放熱することができ、ヒートパイプの一側部が放熱アングルに沿って長く形成されるので、ヒートパイプを稠密に設置しなくても、要求される伝熱性能または放熱性能を確保することができる。
【0027】
これとは異なり、ヒートパイプの吸熱部にLEDモジュールを構成する基板が密着してLEDモジュールの熱がヒートパイプに直接伝達されるので、ヒートパイプを介しての伝熱性能および放熱性能を向上させることができ、ひいてはヒートパイプの吸熱部にLEDモジュールの回路がパターニングされた後、発光素子がパターニングされた回路に実装される場合、前述した基板の厚さによる伝熱障害(熱抵抗)が除去されて伝熱性能および放熱性能を向上させることができるうえ、ヒートパイプが、LEDモジュールを構成する基板の役割を代わりに果たすことができる。
【0028】
しかも、LEDモジュールが光学プレートに部分的に配置されるか或いは中央部に設置されても、LEDモジュールが直結される一側部、および一側部からベンディングされて長く形成される他側部からヒートパイプが構成されるので、LEDモジュールの熱を容易に伝達して放熱を行うことができる。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、添付された
図4および
図5を参照して、本発明の第1実施例に係るバックライトユニットを説明する。
【0031】
本発明の第1実施例に係るバックライトユニットは、
図4および
図5に示すように、光学プレート53、LEDモジュール50、ヒートパイプ60およびハウジング54を含む。
【0032】
光学プレート53は、光を分散状態で透過させる通常の導光板および光を拡散状態で透過させる通常の拡散板のうち少なくとも一つから構成される。光学プレート53は、導光板から構成される場合、
図5に示すように、LEDモジュール50の前方に配置され、LEDモジュール50を介して側面から流入する光を導光板に全体的に均一に分散させる。光学プレート53は、拡散板から構成される場合、
図9および
図10に示すように、LEDモジュール50が背面に設置され、背面から流入するLEDモジュール50の光を全体的に均一に拡散させる。このような光学プレート53は、通常の部材であるから、その詳細な説明は省略する。
【0033】
LEDモジュール50は、例えば、前述した光学プレート53に光を提供する発光素子51、および発光素子51を駆動させる回路を含んで構成できる。この際、回路は、
図4に示すように、基板52にパターニングできる。そして、発光素子51は、
図4に示すように、基板52に実装される発光ダイオード、または該発光ダイオードを含む通常のLEDパッケージから構成できる。よって、LEDモジュール50は、
図4に示すように、発光素子51と、回路がパターニングされた基板52とを含んで構成できる。
【0034】
LEDモジュール50は、光学プレート53が導光板から構成される場合、
図4に示すように光学プレート53の側面に配置され、光学プレート53の側面から光を発光する。
【0035】
ヒートパイプ60は、LEDモジュール50から発生する熱を一側に吸熱して他側へ伝熱(伝達)または放熱する。ヒートパイプ60は、平板型ヒートパイプからなり、
図5に示すように一側がLEDモジュール50の前記基板52に密着する。このようなヒートパイプ60は、
図5に示すように、基板52が一側に直結される。この際、ヒートパイプ60は、
図5に示すように、一側が基板52の一端部に積層(重畳)状態で直結されることが好ましい。よって、ヒートパイプ60は、一側にLEDモジュール50が直結されるので、一側にLEDモジュール50の熱を効果的に吸熱して他側へ伝達しながら放熱する。この際、ヒートパイプ60は、内部の作動流体(図示せず)によって吸熱された熱を他側へ迅速に伝達する。
【0036】
一方、前述したハウジング54は、
図5に示すように、ヒートパイプ60、LEDモジュール50および光学プレート53のうち少なくとも一つを収容する。このようなハウジング54は、ディスプレイ(図示せず)の最外郭をなすカバーに結合されて前述の構成要素を保護する。このようなハウジング54は、図示とは異なり、縁部がベンディングされずに平板状に形成されてカバー(図示せず)に結合されてもよい。ハウジング部54は、剛性と熱伝導性を有する材質、例えば金属材またはプラスチック材から構成できる。
【0037】
他方、本発明の第1実施例は、
図5に示すような放熱アングル56が備えられてもよい。放熱アングル56は、熱伝導性材質からなり、図示の如く、ベンディングされた一側に基板52が固定される。そして、放熱アングル56は、図示の如く、ベンディングされた他側に、基板52が積層されたヒートパイプ60の一側が接触する。すなわち、放熱アングル56は、ベンディングされた他側に、基板52との積層状態で接触したヒートパイプ60の一側面とは反対側の他側面が接触する。これにより、放熱アングル56は、ベンディングされた地点を中心として一側に基板52が固定され、他側にヒートパイプ60が密着する。よって、放熱アングル56は、一側でLEDモジュール50およびヒートパイプ60の端部から熱の伝達を同時に受け、他側を介してヒートパイプ60の吸熱部から熱が伝達されて他側でヒートパイプ60と接触する接触面の背面がハウジング54と接触することにより、ヒートパイプ60の伝熱作用を助けながらハウジング54へ熱を伝達するので、一層効率よくLEDモジュール50の熱を放熱することができる。結果的に、本発明の第1実施例は、LEDモジュール50の熱が放熱アングル56およびヒートパイプ60へ同時に伝達されるように構成され、かつ放熱アングル56に伝達された熱が効果的にハウジング54などの外部放熱体に接触して伝達されるように構成されることにより、LEDモジュール50の放熱を極大化することができる。
【0038】
放熱アングル56は、ヒートパイプ60と密着した他側の背面がハウジング54に密着する。よって、放熱アングル56は、前述したように伝達される熱をハウジング54にも伝達することができる。また、ヒートパイプ60は、放熱アングル56と積層されて密着した一側、すなわち放熱アングル56との積層が終わる地点から凝縮部の方向にハウジング54と密着するので、凝縮部の効果的な放熱が可能である。これにより、本発明の第1実施例は、放熱アングル56およびヒートパイプ60がハウジング54へ同時にLEDモジュール50の熱を伝達するので、優れた放熱性能を示す。すなわち、第1実施例は、LEDモジュール50の熱をハウジング54に多方面にわたって伝達して放熱することができるので、優れた放熱性能を示す。
【0039】
ここで、前述したヒートパイプ60は、
図5に示すように、放熱アングル56の他側に一部分が積層された状態で、積層されていない他の部位がハウジング54に密着するように屈曲のための変曲点60a、60bが設けられる。すなわち、ヒートパイプ60は、変曲点60a、60bで、放熱アングル56に積層されていない他の部位がベンディングによって屈曲を形成してハウジング54に密着する。この際、ヒートパイプ60は、変曲点60a、60bが図示の如く複数設けられることが好ましい。よって、ヒートパイプ60は、一部の熱を放熱アングル56に伝達し、残りの一部の熱をハウジング54へ伝達してハウジング54を介して放熱を行う。
これをさらに詳細に説明すると、ヒートパイプ60は、変曲点60a、60bが図5の如く屈曲開始点60a及び屈曲終了点60bから構成されることにより、傾斜型の屈曲部が変曲点60a、60b同士の間に形成される。そして、ヒートパイプ60は、図示の如く、傾斜型の屈曲部が形成される前及び後の部位が一直線状に形成される。よって、前記ヒートパイプ60は、このような傾斜型の屈曲部及び一直線状に形成された部位によってハウジング54への密着が可能であってハウジング54に熱を伝達することができる。
【0040】
一方、放熱アングル56は、ヒートパイプ60の変曲開始点60aとハウジング54との密着が始まる変曲終了点60bとの間に空間が発生しうるので、
図5に拡大して示したように空間を充填することが可能な形で他端が形成できる。このような場合、伝熱の非効率部分を取り除くことができる。
【0041】
他方、本発明の第2実施例に係るバックライトユニットは、
図6に示すように、前述した第1実施例と全ての構成が同様であり、但、前述した放熱アングル56が省略されてヒートパイプ60に基板52が直結されたことが第1実施例との相違点である。よって、
図6を参照してこのような相違点のみを説明すると、次のとおりである。
【0042】
第2実施例では、ヒートパイプ60は、図示の如く、熱を吸熱する一側がベンディングされて吸熱部62および伝熱部64から構成される。吸熱部62は、図示の如く、基板52が直結されて基板52の熱を吸熱する。伝熱部64は、図示の如く、吸熱部62から略直角でベンディングされて吸熱部62との連結状態で長く形成され、ハウジング54に密着して吸熱部62からの熱をハウジング54に伝達して放熱すると同時に、吸熱部62の熱が迅速に放熱されるように内部の作動流体を急速に移動させて内部に全体的に拡散させる。この際、伝熱部64は、図示の如く、先端側に基板52の一端部が密着状態で積層される場合、LEDモジュール50の熱を直接吸熱することもできる。このような場合、LEDモジュール50の熱を一層円滑に伝達して放熱することができる。
【0043】
このようなヒートパイプ60は、図示の如く、吸熱部62に基板52が密着するので、前述した第1実施例のヒートパイプ60と比較して基板52との接触面積が広い。すなわち、ヒートパイプ60は第1実施例のものより吸熱面積が増加する。ヒートパイプ60は、前述した放熱アングル50が省略されるので、基板52との伝熱経路で熱抵抗(Thermal resistance)として作用する放熱アングルの除去によって伝熱率が著しく高くなる。よって、ヒートパイプ60は、第1実施例のものより多くの熱を吸熱して放熱することができ、容易にLEDモジュール50の熱を吸熱および伝達することができる。
【0044】
一方、吸熱部62は、
図6の右上部に拡大して示すように、内部に作動流体を疎通させるチャネルがない状態で構成できるが、より円滑な放熱のために
図6の右下部に拡大して示すように、伝熱部64のチャネルに連通するチャネルが内部に設けられることが好ましい。ここで、後者の場合は、チャネルにより吸熱部62の厚さが前者の吸熱部62の厚さより厚く形成できる。
結論的に、ヒートパイプ60は、前述した吸熱部62に作動流体が流通するチャネルが形成される場合、作動流体によってさらに円滑に放熱することができ、吸熱部62にチャネルが備えられない場合、図6に示すように、吸熱部62の厚さをさらに薄く形成することができる。
【0045】
他方、本発明の第3実施例に係るバックライトユニットは、
図7に示すように、全ての構成が前述の第2実施例と同様であり、但し、前述したようにLEDモジュール50の構成品中の基板52にパターニングされた回路をヒートパイプ60の吸熱部62に直接プリントして前記基板52を省略したことがその相違点である。よって、添付図面を参照してこのような相違点のみを説明すると、次のとおりである。
【0046】
本発明の第3実施例に係るバックライトユニットは、図示の如く、回路52aがヒートパイプ60の吸熱部62の表面に直接パターニングされてヒートパイプ60の吸熱部62が前記基板52の役割を代わりに果たす。すなわち、第3実施例は、前述した基板52にプリントされていた回路52aがヒートパイプ60に直接プリントされる。そして、第3実施例は、図示の如く、吸熱部62にパターニングされた回路52aに発光素子51が実装される。よって、第3実施例はヒートパイプ60にLEDモジュール50が同一体として直結される。
【0047】
このような第3実施例は、前述した基板52が省略されるため、発光素子51と基板52間の熱抵抗および基板52とヒートパイプ62間の2つの熱抵抗が発光素子51とヒートパイプ62間の熱抵抗、すなわち一つの熱抵抗に減少することにより、伝熱性能(熱伝達性能)を向上させることができるうえ、LEDモジュール50の製造費用を節減することができる。
【0048】
ここで、前述した第3実施例のヒートパイプ60は、第2実施例で説明したように吸熱部62に作動流体の疎通するチャネルが設けられてもよく、これとは異なり、チャネルが設けられなくてもよい。
【0049】
一方、本発明の第4実施例に係るバックライトユニットは、
図8に示すように、前述した第1実施例と全ての構成が同様であり、但し、前述した放熱アングル56が備えられたこと、およびベンディングによって長く形成された一側部66および他側部68からヒートパイプ60が構成されたことが相違点である。よって、添付図面を参照してこのような相違点のみを説明すると、次のとおりである。
【0050】
本発明の第4実施例では、
図8に示すように、ヒートパイプ60が一側部66および他側部68から構成される。一側部66は、
図8に示すように、放熱アングル56と平行な長さで長く形成されて放熱アングル56の長手方向に沿って放熱アングル56に積層状態で密着し、前述した
図5に示すように、LEDモジュール50を構成する基板52の一端部が積層状態で直結されてLEDモジュール50の熱を吸熱する。一側部66は、吸熱された熱を、
図5に示すようにハウジング54に密着した放熱アングル56の他側へ伝達する。よって、ハウジング54は放熱アングル56から伝達されたLEDモジュール50の熱を放熱する。
【0051】
他側部68は、
図8に示すように、前述した一側部66とは異なる角度をなすように一側部66から延長されて長く形成される。このような他側部68は、ベンディングによって一側部66とは異なる角度で一側部66から直線状に長く延長されることが好ましい。他側部68は、図示の如く、一側部66に対して傾斜(θ)を持つようにベンディングされてもよく、図示とは異なり、作動流体の円滑な疎通のために一側部66に対して直角を成すようにベンディングされてもよい。この際、前述した傾斜(θ)は、
図8に示すように、一側部66の端部に形成される仮想の水平線Hを基準として−90°<θ<+90°の範囲を持つ。すなわち、傾斜(θ)は、他側部68が一側部66に対して一直線とならない角度、または他側部68が一側部66に対して折れない角度の範囲で行われる。このような他側部68は、要求される放熱性能に応じて角度が決定され、前述した水平線Hを基準として0°≦θ<+90°で構成されることが好ましく、0°≦θ≦+45°で構成されることがさらに好ましい。
【0052】
他側部68は、一側部66との異なる角度によって図示の如く放熱アングル56から遠くなるので、円滑に凝縮部の役割を果たすことができる。
【0053】
このように構成されたヒートパイプ60は、
図8に示すように、一側部66が基板52の熱を放熱アングル56へ伝達し、他側部68は一側部66および放熱アングル56から伝達された基板52の熱を放熱する。
【0054】
このような第4実施例は、ヒートパイプ60の一側部66が
図8に示すように長く形成されるので、吸熱面積が前述の実施例より著しく増加する。よって、第4実施例は、ヒートパイプ60の吸熱量が前述の実施例より増加するので、作動流体を気化させることができる程度に十分に熱が吸熱されることにより、ヒートパイプ60に設けられた他側部68の端部まで迅速に熱を伝達することができる。
【0055】
一方、第4実施例のヒートパイプ60は、他側部68がハウジング54に密着してハウジング54へ熱が伝達されるにつれて他側部68が放熱によって凝縮部の役割を果たすことができるように、前述した第1実施例の変曲点60a、60bが設けられてもよく、第2および第3実施例(
図6および
図7参照)のように他側部68に基板52が直接接触し或いは回路52aが直接パターニングされて前述の放熱アングル56が省略された状態で構成されてもよい。
他側部68は、図8及び9に示すように、一側部66の側方にベンディングされながら一側部66から延長されることにより一側部66の側方に突出する。前述した変曲点60a、60bが設けられず、図9に示すごとく、他側部68が、一側部66と水平をなす状態で一側部66の側方に延長されるようにすることができる。よって、他側部68及び一側部66は、同一の平面に沿って延びるように設けることができる。
【0056】
他方、本発明の第5実施例に係るバックライトユニットは、
図9に示すように、ヒートパイプ60が前述の第4実施例と同様に構成され、但し、LEDモジュール50が図示の如く分割構成されて前述の放熱アングル56がない状態で光学プレート53に部分的に配置されたことがその相違点である。よって、添付図面を参照してこのような相違点のみを説明すると、次のとおりである。
【0057】
第5実施例は、図示の如く分割構成されたLEDモジュール50が光学プレート53に部分的に配置される。この際、LEDモジュール50は、2個〜16個に分割構成でき、特に図示の如く4つから構成されて光学プレート53の角部付近にのみ配置されてもよく、図示とは異なり、光学プレート53の角部と中間部の間または光学プレート53の縁部に沿って部分的に配置されてもよい。
【0058】
LEDモジュール50は、前述した発光素子51の実装された前記基板52が設けられ、基板52を介して図示の如くヒートパイプ60の一側部66に直結されてもよく、これとは異なり、ヒートパイプ60の一側部66に前述の回路52aがパターニングされることによりヒートパイプ60の一側部66に同一体として直結されてもよい。
LEDモジュール50は、図9及び図10に示すように、光学プレート53の表面と平行をなす状態で光学プレート53の背面に設置され、光学プレート53の表面と対向状態で対面する。勿論、LEDモジュール50は、発光素子51の実装された基板52が光学プレート53の表面に対面する。よって、LEDモジュール50は、発光素子51の光を光学プレート53の表面に提供することができる。
【0059】
ヒートパイプ60は、図示の如く一側部66がLEDモジュール50に積層されてもよく、これとは異なり、一側部66が拡大図示の如くLEDモジュール50の側面に密着してもよい。よって、ヒートパイプ60は、一側部66にLEDモジュール50の熱を吸熱して他側部68へ伝達しながら、他側部68が密着した前述のハウジング54を介して放熱する。
【0060】
上述したような第5実施例は、LEDモジュール50が光学プレート53に部分的に設置されても、LEDモジュール50の熱を容易に伝達して放熱することができる。
【0061】
ここで、前述したヒートパイプ60は図示の如く光学プレート53の下部側に位置した場合、他側部68が上部を向かうので、内部の作動流体が気化および凝縮を繰り返し行いながら円滑に内部を移動する。すなわち、光学プレート53の下部側のヒートパイプAは、他側部68が上部に向かうので、一側部66へ熱が伝達される場合、作動流体が蒸発して他側部68に上昇した後、他側部68で凝縮して下部の一側部66へさらに復帰する。
【0062】
ところが、図示の如く光学プレート53の上部側に位置するヒートパイプBは、他側部68が下部を向かうので、他側部68で凝縮した作動流体が内部のウィック(図示せず)による毛細管作用によって垂直をなす一側部66へ復帰することはできるが、重力によって垂直をなす一側部66へ円滑に復帰できない。特に、上部側のヒートパイプBは、他側部68が一側部66からベンディングされて延長形成されるので、復帰がさらに円滑ではない。よって、上部側のヒートパイプBは、作動流体の円滑な移動のために、
図10に示すように一直線状に構成されることが好ましい。
【0063】
このような上部側のヒートパイプBは、
図10に示すように、前述した他側部68が前述の一側部66から一直線状に延長形成されることにより、全体として図示の如く一直線状に構成されてLEDモジュール50に水平状態で設置されることが最も好ましい。しかし、上部側のヒートパイプBは、
図10に示すように、傾斜状態または垂直状態で設置されてもよい。この際、前述した傾斜は、図示した水平状態のヒートパイプ60と図示した垂直状態のヒートパイプ60間の角度を意味するもので、水平状態のヒートパイプ60が0°を基準とし、垂直状態のヒートパイプ60が90°を基準とする場合、−90°より大きく0°より小さい角度を意味し、作動流体の円滑な移動のために−45°より大きく0°より小さい角度でなされることが好ましい。
【0064】
一方、本発明の第6実施例に係るバックライトユニットは、前述した第5実施例と全ての構成が同様であり、但し、
図11に示すようにLEDモジュール50が光学プレート53の中央にのみ設けられたことがその相違点である。よって、添付図面を参照してこのような相違点のみを説明すると、次のとおりである。
【0065】
第6実施例は、図示の如く、LEDモジュール50が光学プレート53の中央にのみ配置される。LEDモジュール50は、前述したような基板52または回路52aが設けられてヒートパイプ60に直結できる。
【0066】
ヒートパイプ60は、図示の如く複数から構成されてLEDモジュール50にそれぞれ設置されてもよく、これとは異なり、単数から構成されてLEDモジュール50に設置されてもよい。ヒートパイプ60は、図示の如くLEDモジュール50に積層されてもよく、これとは異なり、拡大図示の如くLEDモジュール50の側面に密着してもよい。そして、ヒートパイプ60は、仮想線(一点鎖線)で示すようにLEDモジュール50の四方に設置されてもよく、LEDモジュール50の下部側に位置する場合に仮想線で示すように一直線状に構成されて水平状態かつ傾斜状態で設置されてもよい。
【0067】
前述したような第6実施例は、ヒートパイプ60がLEDモジュール50の熱を伝達して放熱する。よって、第6実施例は、LEDモジュール50が光学プレート53の中央部に設置されても、LEDモジュール50の熱を容易に伝達して放熱することができる。
【0068】
ここで、第6実施例のLEDモジュール50およびヒートパイプ60は前述した第5実施例にも適用可能である。すなわち、第6実施例のLEDモジュール50およびヒートパイプ60は
図9における光学プレート53の中央部に配置できる。このような場合、バックライトユニットは、LEDモジュール50によって光学プレート53の中央部および角部側から同時に光が発散する。この際、バックライトユニットは、光学プレート53の中央部および角部側のLEDモジュール50の熱を前述のハウジング54へ同時に伝達して放熱する。よって、バックライトユニットは円滑な放熱により安定的に作動する。
【0069】
前述した実施例は、本発明の好適な実施例を説明したものに過ぎないので、本発明の適用範囲はこれらの実施例に限定されず、同一思想の範疇内で適切な変更が可能である。よって、本発明の実施例に示された各構成要素の形状および構造は変形させて実施することができるので、このような形状および構造の変形は添付された本発明の特許請求の範囲に属するのは、当たり前であろう。