特許第6189512号(P6189512)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6189512
(24)【登録日】2017年8月10日
(45)【発行日】2017年8月30日
(54)【発明の名称】ゴンドラ装置を備える作業用車両
(51)【国際特許分類】
   B66F 9/06 20060101AFI20170821BHJP
   E01D 22/00 20060101ALI20170821BHJP
【FI】
   B66F9/06 U
   E01D22/00 A
【請求項の数】7
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-203811(P2016-203811)
(22)【出願日】2016年10月17日
【審査請求日】2017年5月16日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000229689
【氏名又は名称】日本ビソー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100104329
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 卓治
(74)【代理人】
【識別番号】100109449
【弁理士】
【氏名又は名称】毛受 隆典
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(72)【発明者】
【氏名】荒木 千博
【審査官】 今野 聖一
(56)【参考文献】
【文献】 英国特許出願公開第02384481(GB,A)
【文献】 特開平11−229799(JP,A)
【文献】 特開2016−011211(JP,A)
【文献】 特開2000−302389(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66F 9/06、 11/04
E01D 22/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業者が搭乗する作業ケージと、
車体に搭載された旋回機構、伸縮機構、起伏機構を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構と、を備える作業用車両であって、
前記アーム機構の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポストと、
前記支持ポストの上端部に設けられ前記作業ケージの外側に位置して前記作業者が前記支持ポストの上端より上方への作業を可能とする前記作業ケージの吊り下げ枠体と、
前記吊り下げ枠体に複数本の索条を介して吊り下げられる前記作業ケージを作業位置に昇降する昇降機構と、を有するゴンドラ装置を備え
前記アーム機構の操作盤は、前記作業ケージの上限停止位置から操作でき昇降位置での操作を不能とする位置に配置する、
ことを特徴とするゴンドラ装置を備える作業用車両。
【請求項2】
作業者が搭乗する作業ケージと、
車体に搭載された旋回機構、伸縮機構、起伏機構を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構と、を備える作業用車両であって、
前記アーム機構の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポストと、
前記支持ポストの上端部に設けられ前記作業ケージの外側に位置して前記作業者が前記支持ポストの上端より上方への作業を可能とする前記作業ケージの吊り下げ枠体と、
前記吊り下げ枠体に複数本の索条を介して吊り下げられる前記作業ケージを作業位置に昇降する昇降機構と、を有するゴンドラ装置を備え、
前記作業ケージと前記吊り下げ枠体の間には、前記作業ケージを上限停止位置に連結して保持する連結保持機構を備え、
前記吊り下げ枠体には、前記索条に加わる荷重から前記作業ケージの前記上限停止位置での連結保持状態を検出する荷重検出部を備える、
ことを特徴とするゴンドラ装置を備える作業用車両。
【請求項3】
作業者が搭乗する作業ケージと、
車体に搭載された旋回機構、伸縮機構、起伏機構を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構と、を備える作業用車両であって、
前記アーム機構の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポストと、
前記支持ポストの上端部に設けられ前記作業ケージの外側に位置して前記作業者が前記支持ポストの上端より上方への作業を可能とする前記作業ケージの吊り下げ枠体と、
前記吊り下げ枠体に複数本の索条を介して吊り下げられる前記作業ケージを作業位置に昇降する昇降機構と、を有するゴンドラ装置を備え、
前記ゴンドラ装置の前記昇降機構は、前記作業ケージに搭載されたバッテリで駆動され、
前記作業ケージは、上限停止位置で外部からの給電により充電可能に構成される、
ことを特徴とするゴンドラ装置を備える作業用車両。
【請求項4】
前記支持ポストは、鉛直軸回りに旋回する旋回ポストで構成される、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のゴンドラ装置を備える作業用車両。
【請求項5】
前記アーム機構の操作盤は、前記作業ケージの上限停止位置から操作でき昇降位置での操作を不能とする位置に配置する、
ことを特徴とする請求項またはに記載のゴンドラ装置を備える作業用車両。
【請求項6】
前記作業ケージと前記吊り下げ枠体の間には、前記作業ケージを上限停止位置に連結して保持する連結保持機構を備え、
前記吊り下げ枠体には、前記索条に加わる荷重から前記作業ケージの前記上限停止位置での連結保持状態を検出する荷重検出部を備える、
ことを特徴とする請求項1または3に記載のゴンドラ装置を備える作業用車両。
【請求項7】
前記ゴンドラ装置の前記昇降機構は、前記作業ケージに搭載されたバッテリで駆動され、
前記作業ケージは、上限停止位置で外部からの給電により充電可能に構成される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のゴンドラ装置を備える作業用車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴンドラ装置を備える作業用車両に関する。詳しくは、車両に搭載したゴンドラ装置により、道路橋など任意の構造物のところに走行し、橋脚の全壁面などに対する点検・補修などを可能とするものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、ビル、船舶、発電所、タンク、煙突、そして橋梁などの構造物の構築や補修など壁面などへの高所作業を安全かつ能率的に行うため屋上に設置したワイヤなどの索条で吊り下げた作業者が搭乗する作業ケージを備えたゴンドラ装置が用いられている。
ゴンドラ装置では、作業ケージをエンドレスワインダのシーブに巻掛けた索条の位置を変えることで屋上から下降しながら壁面に対する作業を行う(特許文献1など)。
【0003】
一方、道路橋などの点検・補修には、車両に搭載した旋回機構、伸縮機構、起伏機構を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構を備え、アーム機構の先端に作業ケージを設置した高所作業車(橋梁点検車)が用いられている。
例えば高所作業車では、道路上からアーム機構の先端を作業位置に移動し、先端部に設けた作業ケージから作業を行うようにしている(特許文献2など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−228358号公報
【特許文献2】特開2003−128392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、橋梁などの構造物の点検・補修を高所作業車で行う場合に、橋脚の高さが数10mと高いものがあり、アーム機構の伸縮では、道路上からアクセスできない場所があり、作業範囲に限界がある。
一方、ゴンドラ装置では、作業ケージを吊り下げる索条を長くすることで、下降範囲の作業はでき、下降方向の作業範囲の限界はないが、吊り点より上方への作業や道路床版の下面や下面から下方などに対しては道路上から吊り下げることができずアクセスして作業することができないという問題がある。
【0006】
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたもので、任意の位置に移動して作業範囲の制限がなく、広範囲に作業することができるゴンドラ装置を備える作業用車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両は、
作業者が搭乗する作業ケージと、
車体に搭載された旋回機構、伸縮機構、起伏機構を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構と、を備える作業用車両であって、
前記アーム機構の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポストと、
前記支持ポストの上端部に設けられ前記作業ケージの外側に位置して前記作業者が前記支持ポストの上端より上方への作業を可能とする前記作業ケージの吊り下げ枠体と、
前記吊り下げ枠体に複数本の索条を介して吊り下げられる前記作業ケージを作業位置に昇降する昇降機構と、を有するゴンドラ装置を備え
前記アーム機構の操作盤は、前記作業ケージの上限停止位置から操作でき昇降位置での操作を不能とする位置に配置する、
ことを特徴とする。
また、本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両は、
作業者が搭乗する作業ケージと、
車体に搭載された旋回機構、伸縮機構、起伏機構を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構と、を備える作業用車両であって、
前記アーム機構の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポストと、
前記支持ポストの上端部に設けられ前記作業ケージの外側に位置して前記作業者が前記支持ポストの上端より上方への作業を可能とする前記作業ケージの吊り下げ枠体と、
前記吊り下げ枠体に複数本の索条を介して吊り下げられる前記作業ケージを作業位置に昇降する昇降機構と、を有するゴンドラ装置を備え、
前記作業ケージと前記吊り下げ枠体の間には、前記作業ケージを上限停止位置に連結して保持する連結保持機構を備え、
前記吊り下げ枠体には、前記索条に加わる荷重から前記作業ケージの前記上限停止位置での連結保持状態を検出する荷重検出部を備える、
ことを特徴とする。
さらに、本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両は、
作業者が搭乗する作業ケージと、
車体に搭載された旋回機構、伸縮機構、起伏機構を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構と、を備える作業用車両であって、
前記アーム機構の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポストと、
前記支持ポストの上端部に設けられ前記作業ケージの外側に位置して前記作業者が前記支持ポストの上端より上方への作業を可能とする前記作業ケージの吊り下げ枠体と、
前記吊り下げ枠体に複数本の索条を介して吊り下げられる前記作業ケージを作業位置に昇降する昇降機構と、を有するゴンドラ装置を備え、
前記ゴンドラ装置の前記昇降機構は、前記作業ケージに搭載されたバッテリで駆動され、
前記作業ケージは、上限停止位置で外部からの給電により充電可能に構成される、
ことを特徴とする。
【0008】
前記支持ポストは、鉛直軸回りに旋回する旋回ポストで構成される、ことが好ましい。
【0009】
前記アーム機構の操作盤は、前記作業ケージの上限停止位置から操作でき昇降位置での操作を不能とする位置に配置する、ことが好ましい。
【0010】
前記作業ケージと前記吊り下げ枠体の間には、前記作業ケージを上限停止位置に連結して保持する連結保持機構を備え、前記吊り下げ枠体には、前記索条に加わる荷重から前記作業ケージの前記上限停止位置での連結保持状態を検出する荷重検出部を備える、ことが好ましい。
【0011】
前記ゴンドラ装置の前記昇降機構は、前記作業ケージに搭載されたバッテリで駆動され、前記作業ケージは、上限停止位置で外部からの給電により充電可能に構成されることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、任意の位置に移動して作業範囲の制限がなく、広範囲に作業することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両の一実施の形態にかかる概略構成図である。
図2】本発明の一実施の形態にかかる図1中の一部分を拡大した概略構成図である。
図3】本発明の一実施の形態にかかるゴンドラ装置の概略正面図である。
図4】本発明の一実施の形態にかかるゴンドラ装置の概略平面図である。
図5】本発明の一実施の形態にかかるゴンドラ装置の概略側面図である。
図6】本発明の他の一実施の形態にかかり吊り下げ枠体を代え概略正面図である。
図7】本発明のさらに他の一実施の形態にかかり吊り下げ枠体を代えた概略平面図である。
図8】本発明の一実施の形態にかかる概略側面図である。
図9】本発明の一実施の形態にかかるクレーン作業を行う場合の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両1は、作業者が搭乗する作業ケージ10と、車体20に搭載された旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構60と、を備える作業用車両1であって、アーム機構60の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポスト70と、支持ポスト70の上端部に設けられ作業者が支持ポスト70の上端より上方への作業を可能とする作業ケージ10の吊り下げ枠体80と、吊り下げ枠体80に複数本の索条91を介して吊り下げられる作業ケージ10を作業位置に昇降する昇降機構90と、を有するゴンドラ装置100を備えて構成される。
すなわち、本発明のゴンドラ装置100を備える作業用車両(以下、単に作業用車両とする。)1は、車体20に搭載されたアーム機構60の先端部に支持ポスト70を介してゴンドラ装置100を吊り下げる吊り下げ枠体80を設置し、吊り下げ枠体80から索条91を介して吊り下げた作業ケージ10を昇降機構90で昇降する。
これにより、作業用車両1を走行させて道路上などを自由に移動することができ、車体20のアーム機構60の先端を所望位置に移動させ、これに加えてアーム機構60の先端の吊り下げ枠体80から吊り下げた作業ケージ10を昇降させることで、所望位置で昇降する範囲の作業ができるとともに、作業ケージ10から吊り下げ枠体80より上方への作業もでき、作業範囲の制限がなく、広範囲の作業ができるようになる。
【0015】
本実施の形態の作業用車両1は、例えば、高所作業車の1つの橋梁点検車として使用されるものであり、これまでの橋梁点検車と同様に、車体20にアーム機構60が搭載され、アーム機構60によってアームの先端部を所望位置に移動させることができる。アーム機構60には、旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50がそれぞれ1つ乃至複数組み合わせて設けられている。
アーム機構60は、図1に示すように、例えば、4本のブームで構成され、基端部の第1ブーム61から先端部に向かって第2ブーム62、第3ブーム63、第4ブーム64を備える。
第1ブーム61は、複数の伸縮ブームを備えて伸縮機構40で伸縮可能とされている。第1ブーム61は、車体20上に設けた鉛直軸回りに旋回する旋回機構30としての旋回台31に、起伏機構50の水平な起伏軸51を介して取り付けられ、旋回および起伏が可能とされている。
第2ブーム62は、複数の伸縮ブームを備えて伸縮機構40で伸縮可能とされている。第2ブーム62は、第1ブーム61の先端部に設けた起伏機構50を構成するレベリングアーム52を介するとともに、第3ブーム63を旋回する旋回台32を介して取り付けられている。
第3ブーム63は、複数の伸縮ブームを備えて伸縮機構40で伸縮可能とされている。第3ブーム63は、第2ブーム62の先端部に設けた起伏機構50を構成する起伏軸53を介して取り付けられている。
第4ブーム64は、第3ブーム63の先端部に、起伏機構50の起伏軸54を介して起伏可能に連結されている。第4ブーム64の先端部に水平状態を保持可能な作業ケージ取付台65が設けられている。
このような第1ブーム61〜第4ブーム64に、旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50を組み合わせて第4ブーム64の先端部を所望位置に移動させるアーム機構60が構成されている。
アーム機構60の旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50は、油圧シリンダや油圧モータなどの油圧駆動装置や電動駆動装置を備えて駆動され、アーム機構60のアーム操作盤66を介して、後述する作業ケージ10の上限停止位置Sから、操作できるようにしてある。
作業用車両1では、油圧駆動機構のほか、車体20に搭載した発電機によりAC100〜220Vの電源が確保されており、アーム操作盤66までは、給電できるようにしてある。
なお、アーム機構60の構成は、橋梁点検車に適用した一例に過ぎず、かかる実施の形態に限らず、ブームの本数やこれらを連結する各機構30、40、50などの配置は、適宜決定すれば良く、アーム機構60の先端部を所望の位置移動させることができるものであれば良い。
【0016】
ゴンドラ装置100は、アーム機構60の先端部、本実施の形態では、第4ブーム64の先端部の作業ケージ取付台65を介して設置される。
作業ケージ取付台65上には、鉛直方向の支持ポスト70が設置される。本実施の形態では、支持ポスト70は、作業ケージ取付台65上に鉛直軸回りに回動する旋回ポスト71として設けてある。
なお、支持ポスト70を取り付ける作業ケージ取付台65を、アーム機構60側で鉛直軸回りに旋回するようにしても良く、こうすることで、固定式の支持ポスト70であっても旋回ポスト71と同様に機能させることができる。
なお、旋回する作業ケージ取付台65とする場合には、作業ケージ取付台65の旋回は、アーム機構60側であっても、後述する作業ケージ操作盤94から旋回動作を可能としておく。
【0017】
旋回ポスト71は、作業ケージ取付台65上に旋回機構として、例えば旋回ポスト71にウォームホイルを取り付け、これと噛み合うウォームを手動ハンドルで旋回できるようにしたり、油圧モータや電動モータで駆動できるように構成される。
【0018】
吊り下げ枠体80は、旋回ポスト71の上端に設けられ、水平面上でコ字状の横長の枠体81(図4参照)、あるいはロ字状(図6参照)の略長方形の枠体82として構成されており、一方の短辺の中央部が旋回ポスト71に取り付けられて側方に突き出すようになっている。吊り下げ枠体80は、水平面上に配置される枠体とする場合に限らず、図8に示すように、鉛直方向の断面形状が下方に開口した略コ字状に配置することを組み合わせた枠体83であっても良く(図7,8参照)、作業ケージ10内から吊り下げ枠体80の上方への作業ができる形状であれば、平面形状は、矩形に限らず他の形状であっても良い。
このような枠状の吊り下げ枠体80とすることで、一本のビームの場合と異なり、枠体81,82,83の内側から上方への作業を可能としている。
吊り下げ枠体80の各枠体81,82,83には、作業ケージ10を昇降する昇降機構90を構成する複数本の索条91、例えば2本のワイヤロープで構成された索条91の上端部が固定されて垂下される。
なお、吊り下げ枠体80と索条91との間には、索条91の撚りとり機構91aが設けられ、索条91が中心軸回りに回動自在とされて撚りが生じないようにしている。
【0019】
2本の垂下された索条91は、作業ケージ10に設置されたエンドレスワインダ92のシーブに巻掛けられる。作業ケージ10には、昇降機構90を構成する、例えば2台のエンドレスワインダ92が左右に搭載され、吊り下げ枠体80に固定されて吊り下げた2本の索条(ワイヤロープ)91をエンドレスワインダ92のシーブに巻き掛け、索条91とエンドレスワインダ92のシーブとの摩擦力で巻き掛け位置を移動しながら昇降できるようにしてある。
なお、エンドレスワインダ92では、万一、エンドレスワインダ92に不具合が生じることがあっても手動でシーブを回転することで、元の位置に戻ることができる。
【0020】
作業ケージ10は、作業対象の壁面に沿った横に長い作業床11を備え、作業床11の周囲には、パネル12などが設けられて作業者が安全に作業できるようになっている。なお、作業ケージ10には、必要に応じて手摺や作業に伴う落下物や飛散物を防止する養生用のシートやネットが取り付けられる。
作業ケージ10の作業床11の下側には、2本の索条91をそれぞれ巻き取る巻取リール95が自転できるように設けられ、索条91が押し込まれたり引き出されることでかご状の巻取リール95を自転させて索条91をコイル状に収納する。
エンドレスワインダ92は、作業ケージ10に搭載したバッテリ(図示せず)により駆動できるようにしてあり、作業ケージ10には、バッテリが収納されるバッテリ盤93および作業ケージ操作盤94が搭載してある。作業ケージ10の搭載したバッテリには、作業ケージ10を上限停止位置Sに位置させた場合に、アーム操作盤66に設けた充電コネクタを介して外部からの給電による充電が可能としてある。
また、エンドレスワインダ92の駆動用モータからは、回生電流をバッテリに回収できるようにしてあり、省エネルギを図ることができるようにしている。
エンドレスワインダ92を用いることで、吊り下げ枠体80から吊り下げる索条91の長さを作業ケージ10の昇降範囲に応じた長さにすることで、何ら制限を受けずに所望の範囲で作業ケージ10を昇降して壁面への作業を行うことができることになる。
また、作業ケージ10からの作業に当たっては、吊り下げ枠体80の鉛直軸回りの位置を旋回ポスト71の旋回により作業ケージ10を作業壁面と平行に調整することができる。
【0021】
なお、ゴンドラ装置100では、例えば図9に示すように、作業ケージ10内にエンドレスワインダ92を設けることなく、アーム機構60の先端部の作業ケージ取付台65などに巻上機としてエンドレスワインダ92を固定する。
そして、固定されたエンドレスワインダ92から吊り下げ枠体80に配索し、吊り下ろしたワイヤロープなどの索条91を作業ケージ10に接続して索条91の巻き取りと繰り出しによって作業ケージ10を昇降するようにすることも可能である。この場合には、エンドレスワインダ92などの巻取機を作業ケージ10側から操作するための無線操作盤を設けるとともに、エンドレスワインダ92などの巻取機の不具合などに対し自力で戻るための安全帰還手段を別に設置することが好ましい。
このような作業ケージ取付台65にエンドレスワインダ92を設置した場合には、吊り下げ枠体80から吊り下げた索条91に、作業ケージ10に代えて中央にフック98aを備えた吊り下げビーム98を取り付けることで、無線操作盤によってクレーンとしての作業を行うことができる。
また、作業ケージ10内に設置したエンドレスワインダ92をバッテリ駆動ではなく、給電ケーブルによる外部電力(発電機などからの給電)で駆動するようにしても良く、この場合には、給電ケーブルやリールなどを設けておく。
【0022】
このようなゴンドラ装置100を備える作業用車両1で安全に作業を行うためインターロック機構が設けられ、機械的および電気的にインターロック状態とする。
ゴンドラ装置100での作業中には、アーム機構60の操作ができないようにしている。すなわち、アーム機構60のアーム操作盤66をアーム機構60の先端部の支持ポスト70、本実施の形態では、旋回ポスト71に設置してあり、吊り下げ枠体80に吊り下げられた作業ケージ10を上限停止位置Sに位置させた場合にのみ作業者の手が届くように配置してある。これにより、作業ケージ10の昇降(下降)が開始された後は、アーム操作盤66に作業者の手が届かなくなるような物理的な配置とすることで、アーム機構60の操作を不能としている。
【0023】
また、機械的なロック機構として作業ケージ10と吊り下げ枠体80との間には、上限停止位置Sの作業ケージ10を吊り下げ枠体80に固定し、昇降(下降)ができないようにする連結保持機構96が設けられる。連結保持機構96は、吊り下げ枠体80に上端部を固定した連結ロッド96aの下端部のフック96bを作業ケージ10のブラケット96cの孔に引掛けることで連結して保持する。この連結保持機構96による作業ケージ10の連結保持は、例えば作業ケージ10を上限停止位置Sよりわずかに上昇させた状態で、フック96bを作業ケージ10のブラケット96cに引っ掛けた後、上限停止位置Sに下降することで、簡単に連結保持することができる。連結保持状態の解除は、逆にわずかに上昇して連結保持機構96を外すことで行うことができる。
このような連結保持機構96により、作業ケージ10を吊り下げ枠体80に連結保持し、昇降(下降)が不能の状態にし、2本の索条91に荷重が加わらない状態にすることができる。
【0024】
さらに、作業ケージ10を吊り下げる索条91に荷重検出部97が設けられ、索条91に荷重が加わらない上限停止位置Sであることを電気的に検出する。すなわち、連結保持機構96により作業ケージ10が吊り下げ枠体80に連結固定されていることを検知するため、荷重検出部97としてロードセルを吊り下げ枠体80に設けて索条91を吊り下げるようにしておき、荷重が設定値より小さいことを電気的に検出する。
また、作業ケージ10にストライカを取り付け、リミットスイッチを吊り下げ枠体80側に設けた機械式とし、リミットスイッチによって作業ケージ10の上限停止位置Sを電気信号として得る。さらに、作業ケージ10の位置を近接センサで検出することで、作業ケージ10の上限停止位置Sを電気信号として得る。
このような荷重検出部97により、索条91に荷重が加わらない上限停止位置Sであることを電気的に検出することができ、作業ケージ10の昇降などの操作のインターロックとすることができる。
これにより、作業ケージ10が上限停止位置Sでなければ、アーム機構60の操作ができないインターロック状態にする。
【0025】
以上のように構成したゴンドラ装置を備える作業用車両1では、次のようにして作業を行う。
作業用車両1を、道路上を走行させて作業現場に移動する。
作業現場では、通常の橋梁点検車や高所作業車としての車体20側の作業開始の準備を行う。すなわち、作業開始前の点検、平坦な路面であることや駐車ブレーキなど停止状態の確認、アウトリガーの操作などを行う。
次いで、アーム機構60の先端部の上限停止位置Sに吊り下げられ、連結保持機構96で連結保持されている作業ケージ10に乗り込む。
この後、旋回ポスト71に取り付けられているアーム操作盤66を作業ケージ10内から操作して、アーム機構60の各機構30、40、50によって作業ケージ10を作業対象の所望位置(作業開始点)とする。
かかるアーム操作盤66での操作は、作業ケージ10が上限停止位置Sにおいて機械的に連結保持機構96で連結保持され、荷重検出部97で電気的に索条91に加わる荷重が加わっていない、あるいは電気的に上限停止位置Sであることが検出されているインターロック状態である場合に行うことで、安全性が確保されている。
さらに、作業ケージ操作盤94からの操作で旋回ポスト71を旋回して壁面と平行に作業ケージ10を配置する。こうして準備が完了する。
【0026】
作業ケージ10による作業を開始する場合には、連結保持機構96による機械的な連結保持を解除する。作業ケージ10をわずかに上昇させて、連結保持機構96のフック96bを作業ケージ10のブラケット96cから外す。
この連結保持状態を解除すると、荷重検出部97で索条91に荷重が加わることが検知され、あるいは作業ケージ10が上限停止位置Sでなくなること(例えば作業ケージ10がわずかに下降すること)などで、アーム操作盤66での操作がインターロック状態となり、アーム機構60の操作が不能となり、アーム機構60によって作業ケージ10の吊り下げ枠体80の位置が勝手に操作されることが防止される。
【0027】
作業ケージ10からの作業は、作業ケージ10内から吊り下げ枠体80の上方への作業もできることから、アーム機構60による上限停止位置Sを予め調整しておくことで、上方への作業を行うことができる。
上限停止位置Sから下方の作業は、作業ケージ操作盤94からの操作で作業ケージ10を昇降させることで行う。また、作業面が湾曲している場合などの場合には、作業ケージ操作盤94から旋回ポスト71を旋回させることで、作業ケージ10の向きを変え、壁面に対して平行に作業ケージ10を配置して作業を行うようにする。
こうしてアーム機構60の先端部を所望の位置として、昇降による作業を行った後、作業ケージ10を上限停止位置Sまで上昇させて戻すことで、1箇所での昇降範囲の作業が完了する。
この後、作業ケージ10を上限停止位置Sで連結保持状態とした後、作業ケージ10内からアーム操作盤66を操作し、アーム機構60の先端部の位置を次の作業位置に移動することを繰り返し、同様にして作業ケージ10を昇降させて作業を行う。
また、上限停止位置Sに戻った状態で、必要に応じて作業ケージ10に搭載したバッテリの充電を行う。
【0028】
さらに、アーム機構60による作業開始点の移動を繰り返すことと昇降とを組み合わせることで全壁面への作業を完了したら、アーム機構60を初期状態に戻す操作を行い、作業用車両1による走行ができるように復帰させる。
こうすることで、作業が完了した状態となる。
【0029】
また、作業用車両1をクレーン車として使用する場合には、図9に示すように、エンドレスワインダ92をアーム機構60の先端側に配した構成とし、2本の索条91に吊り下げビーム98を吊り下げ、吊り下げビーム98のフック98aを利用して荷物を吊り下げる。そして、エンドレスワインダ92を無線操作盤から操作することで、簡単にクレーンとして用いることができる。
【0030】
なお、上記実施の形態では、作業ケージを吊り下げ枠体に吊り下げて昇降のみを行う場合で説明したが、作業ケージに横行機構を設けて横移動可能に構成するようにしても良く、一層作業範囲を拡大することができる。
また、本願発明は、上記の実施の形態に限定するものでなく、要旨を変更しない範囲で、各構成要件に変更を加えることができるものである。
【0031】
以上、実施の形態とともに、詳細に説明したように本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両によれば、作業者が搭乗する作業ケージ10と、車体20に搭載された旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構60と、を備える作業用車両1であって、アーム機構60の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポスト70と、支持ポスト70の上端部に設けられ作業ケージ10の外側に位置して作業者が支持ポスト70の上端より上方への作業を可能とする作業ケージ10の吊り下げ枠体80と、吊り下げ枠体80に複数本の索条91を介して吊り下げられる作業ケージ10を作業位置に昇降する昇降機構90と、を有するゴンドラ装置100を備え、アーム機構60の操作盤66は、作業ケージ10の上限停止位置Sから操作でき昇降位置での操作を不能とする位置に配置するので、一般公道を走行してゴンドラ装置100を移動でき、道路上からアーム機構60によって作業ケージ10を所望位置に設置し、昇降する作業ケージ10によって広範囲の作業を行うことができる。また、作業ケージ10を吊り下げ枠体80を介して吊り下げることで、これまでのゴンドラでは、作業できなかった作業ケージ10より上方への作業も高所作業車などのように可能となる。
これにより、ゴンドラ装置100の作業ケージ10を任意の位置に移動して作業範囲の制限がなく、広範囲に作業することができる。
また、作業現場への移動や作業現場での作業の準備・撤収が迅速にでき、屋上などから吊り下げて作業を行う場合に比べ、作業効率が大幅に向上する。
また、アーム機構60の操作盤66は、作業ケージ10の上限停止位置Sから操作でき、昇降位置での操作を不能とする位置に配置するので、作業ケージ10が昇降状態になると、アーム機構60を操作することができず、作業ケージ10内の作業者の意図通りに安全に作業を進めることができる。
また、本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両によれば、作業者が搭乗する作業ケージ10と、車体20に搭載された旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構60と、を備える作業用車両1であって、アーム機構60の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポスト70と、支持ポスト70の上端部に設けられ作業ケージ10の外側に位置して作業者が支持ポスト70の上端より上方への作業を可能とする作業ケージ10の吊り下げ枠体80と、吊り下げ枠体80に複数本の索条91を介して吊り下げられる作業ケージ10を作業位置に昇降する昇降機構90と、を有するゴンドラ装置100を備え、作業ケージ10と吊り下げ枠体80の間には、作業ケージ10を上限停止位置Sに連結して保持する連結保持機構96を備え、吊り下げ枠体80には、索条91に加わる荷重から作業ケージ10の上限停止位置Sでの連結保持状態を検出する荷重検出部97を備えるので、一般公道を走行してゴンドラ装置100を移動でき、道路上からアーム機構60によって作業ケージ10を所望位置に設置し、昇降する作業ケージ10によって広範囲の作業を行うことができる。また、作業ケージ10を吊り下げ枠体80を介して吊り下げることで、これまでのゴンドラでは、作業できなかった作業ケージ10より上方への作業も高所作業車などのように可能となる。
これにより、ゴンドラ装置100の作業ケージ10を任意の位置に移動して作業範囲の制限がなく、広範囲に作業することができる。
また、作業現場への移動や作業現場での作業の準備・撤収が迅速にでき、屋上などから吊り下げて作業を行う場合に比べ、作業効率が大幅に向上する。
また、作業ケージ10と吊り下げ枠体80の間には、作業ケージ10を上限停止位置Sに連結して保持する連結保持機構96を備え、吊り下げ枠体80には、索条91に加わる荷重から作業ケージ10の上限停止位置Sでの連結保持状態を検出する荷重検出部97を備えるので、連結保持機構96で確実に作業ケージ10を上限停止位置Sに保持連結することができるとともに、荷重検出部97の検出によって電気信号を得ることもでき、作業ケージ10の位置を把握してインターロック状態を作り、安全に作業をすすめることができる。
また、本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両によれば、作業者が搭乗する作業ケージ10と、車体20に搭載された旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構60と、を備える作業用車両1であって、アーム機構60の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポスト70と、支持ポスト70の上端部に設けられ作業ケージ10の外側に位置して作業者が支持ポスト70の上端より上方への作業を可能とする作業ケージ10の吊り下げ枠体80と、吊り下げ枠体80に複数本の索条91を介して吊り下げられる作業ケージ10を作業位置に昇降する昇降機構90と、を有するゴンドラ装置100を備え、ゴンドラ装置100の昇降機構90は、作業ケージ10に搭載されたバッテリで駆動され、作業ケージ10は、上限停止位置Sで外部からの給電により充電可能に構成されることで、一般公道を走行してゴンドラ装置100を移動でき、道路上からアーム機構60によって作業ケージ10を所望位置に設置し、昇降する作業ケージ10によって広範囲の作業を行うことができる。また、作業ケージ10を吊り下げ枠体80を介して吊り下げることで、これまでのゴンドラでは、作業できなかった作業ケージ10より上方への作業も高所作業車などのように可能となる。
これにより、ゴンドラ装置100の作業ケージ10を任意の位置に移動して作業範囲の制限がなく、広範囲に作業することができる。
また、作業現場への移動や作業現場での作業の準備・撤収が迅速にでき、屋上などから吊り下げて作業を行う場合に比べ、作業効率が大幅に向上する。
また、ゴンドラ装置100の昇降機構90は、作業ケージ10に搭載されたバッテリで駆動され、作業ケージ10は、上限停止位置Sで外部からの給電により充電可能に構成されることで、アーム機構60と作業ケージ10との間に給電ケーブルが必要なく、作業の邪魔にならず、作業範囲の制約もなくすことができ、上限停止位置Sで簡単に充電することもできる。
【0032】
本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両1によれば、支持ポスト70は、鉛直軸回りに旋回する旋回ポスト71で構成されるので、旋回ポスト71の旋回により吊り下げ枠体80の鉛直軸回りの方向を変えることができ、作業ケージ10の向きを調整して壁面などへの作業を行うことができる。
【0033】
本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両1によれば、アーム機構60の操作盤66は、作業ケージ10の上限停止位置Sから操作でき、昇降位置での操作を不能とする位置に配置するので、作業ケージ10が昇降状態になると、アーム機構60を操作することができず、作業ケージ10内の作業者の意図通りに安全に作業を進めることができる。
【0034】
本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両1によれば、作業ケージ10と吊り下げ枠体80の間には、作業ケージ10を上限停止位置Sに連結して保持する連結保持機構96を備え、吊り下げ枠体80には、索条91に加わる荷重から作業ケージ10の上限停止位置Sでの連結保持状態を検出する荷重検出部97を備えるので、連結保持機構96で確実に作業ケージ10を上限停止位置Sに保持連結することができるとともに、荷重検出部97の検出によって電気信号を得ることもでき、作業ケージ10の位置を把握してインターロック状態を作り、安全に作業をすすめることができる。
【0035】
本発明のゴンドラ装置を備える作業用車両によれば、ゴンドラ装置100の昇降機構90は、作業ケージ10に搭載されたバッテリ盤93で駆動され、作業ケージ10は、上限停止位置Sで外部からの給電により充電可能に構成されることで、アーム機構60と作業ケージ10との間に給電ケーブルが必要なく、作業の邪魔にならず、作業範囲の制約もなくすことができ、上限停止位置Sで簡単に充電することもできる。
【符号の説明】
【0036】
1 作業用車両(ゴンドラ装置を備える作業用車両)
10 作業ケージ
11 作業床
12 パネル
20 車体
30 旋回機構
31 旋回台
32 旋回台
40 伸縮機構
50 起伏機構
51 起伏軸
52 レベリングアーム
53 起伏軸
54 起伏軸
60 アーム機構
61 第1ブーム
62 第2ブーム
63 第3ブーム
64 第4ブーム
65 作業ケージ取付台
66 アーム操作盤
70 支持ポスト
71 旋回ポスト
80 吊り下げ枠体
81 枠体(コ字状)
82 枠体(ロ字状)
83 枠体(組合せ)
90 昇降機構
91 索条
91a 撚りとり機構
92 エンドレスワインダ
93 バッテリ盤
94 作業ケージ操作盤
95 巻取リール
96 連結保持機構
96a 連結ロッド
96b フック
96c ブラケット
97 荷重検出部
98 吊り下げビーム
98a フック
100 ゴンドラ装置
S 上限停止位置
【要約】
【課題】任意の位置に移動して作業範囲の制限がなく、広範囲に作業することができるゴンドラ装置を備える作業用車両を提供する。
【解決手段】ゴンドラ装置を備える作業用車両1は、作業者が搭乗する作業ケージ10と、車体20に搭載された旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構60と、を備える作業用車両1であって、アーム機構60の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポスト70と、支持ポスト70の上端部に設けられ作業者が支持ポスト70の上端より上方への作業を可能とする作業ケージ10の吊り下げ枠体80と、吊り下げ枠体80に複数本の索条91を介して吊り下げられる作業ケージ10を作業位置に昇降する昇降機構90と、を有するゴンドラ装置100を備える。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9