特許第6189596号(P6189596)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6189596
(24)【登録日】2017年8月10日
(45)【発行日】2017年8月30日
(54)【発明の名称】宝飾装身具
(51)【国際特許分類】
   A44C 27/00 20060101AFI20170821BHJP
   A44C 25/00 20060101ALI20170821BHJP
   A44C 5/00 20060101ALI20170821BHJP
【FI】
   A44C27/00
   A44C25/00 A
   A44C5/00 C
   A44C5/00 502B
【請求項の数】11
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2013-6697(P2013-6697)
(22)【出願日】2013年1月17日
(65)【公開番号】特開2013-146561(P2013-146561A)
(43)【公開日】2013年8月1日
【審査請求日】2015年10月13日
(31)【優先権主張番号】RM2012A000016
(32)【優先日】2012年1月18日
(33)【優先権主張国】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】597104097
【氏名又は名称】エルメス セリエ
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100102819
【弁理士】
【氏名又は名称】島田 哲郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100101111
【弁理士】
【氏名又は名称】▲橋▼場 満枝
(74)【代理人】
【識別番号】100153084
【弁理士】
【氏名又は名称】大橋 康史
(74)【代理人】
【識別番号】100110489
【弁理士】
【氏名又は名称】篠崎 正海
(72)【発明者】
【氏名】アンジェラ カムラティ
(72)【発明者】
【氏名】ルカ バレラーニ
(72)【発明者】
【氏名】カルロ トラグリオ
【審査官】 村山 睦
(56)【参考文献】
【文献】 特表昭61−501550(JP,A)
【文献】 独国特許出願公開第01460162(DE,A1)
【文献】 登録実用新案第3002379(JP,U)
【文献】 実公昭36−019788(JP,Y1)
【文献】 実開昭61−126809(JP,U)
【文献】 米国特許第05816072(US,A)
【文献】 特開2006−247154(JP,A)
【文献】 特開昭58−192502(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44C 27/00
A44C 5/00
A44C 25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1パネル(2)と、前記第1パネル(2)に向い合う第2パネル(3)と、第1連結要素(20)と、第2連結要素(21)とを具備し、
前記第1パネル(2)と前記第2パネル(3)は、複数の互いに異なる単一部片(4,5)により形成され、
前記第1連結要素(20)は、向い合う前記第1パネル(2)と前記第2パネル(3)の各々の単一部片(4,5)を固定的に組み立てるように構成され、
前記第2連結要素(21)は、2つの前記単一部片(4,5)が相互に移動可能となるように、前記第1パネル(2)又は前記第2パネル(3)の少なくとも2つの前記単一部片(4,5)を組み立てるように構成され
前記第1連結要素は、前記第1パネル(2)から突出し、前記第2パネル(3)に固定されるように構成されたピン(20)により形成され、
少なくとも1つの前記第2連結要素(21)が、少なくとも2つの小環(42)を有するフレーム(21)により形成され、各々の小環(42)は、ピン(20)を囲むように構成され、
前記ピン(20)は予め定められた面積を有し、各々の小環(42)は、前記ピン(20)の予め定められた面積に対応する定められた直径を有する孔(43)を有し、
前記第1パネル(2)及び前記第2パネル(3)は、異なる形状の複数の単一部片(4,5)を各々有し、
前記第2パネル(3)の前記単一部片(5)に向い合う前記第1パネル(2)の前記単一部片(4)は、類似する外形を有し、
前記複数の単一部片(4,5)のそれぞれ異なる外形と形状が、ワニ皮外観を複製する、宝飾装身具。
【請求項2】
前記第2連結要素(21)は、少なくとも2つの前記第1連結要素(20)と各々協働するように構成される、請求項1記載の宝飾装身具。
【請求項3】
前記第2連結要素(21)は、前記第1パネル(2)と第2パネル(3)のいずれかの2〜6個の単一部片(4,5)を組み立てるように構成される、請求項1又は2記載の宝飾装身具。
【請求項4】
前記第2パネル(3)は、ピン(20)の自由端を各々が受容するように構成された複数の穴(32)を具備する、請求項記載の宝飾装身具。
【請求項5】
該宝飾装身具は、中央帯(6)と2つの外側帯(7,8)を有する概して長方形状を有し、前記中央帯(6)の前記単一部片(4,5)は、前記外側帯(7,8)の前記単一部片(4,5)の各々の外形により形成される周囲に類似する周囲を形成する外形を各々有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の宝飾装身具。
【請求項6】
前記第1パネル(2)及び第2パネル(3)の各々の単一部片(4,5)は、少なくとも2つの第1連結要素(20)及び少なくとも2つの第2連結要素(21)により他の単一の要素(4,5)と組み立てられる、請求項1〜のいずれか1項に記載の宝飾装身具。
【請求項7】
2つの側面(12,13)と、前記第1パネル(2)から突出して前記第2パネル(3)を部分的に覆うフランジ(15,16)とを有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の宝飾装身具。
【請求項8】
該宝飾装身具は、少なくとも部分的に貴金属で形成される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の宝飾装身具。
【請求項9】
複数の単一部片(4)を有し、前記単一部片(4)に第1連結要素(20)を有する第1パネル(2)を準備するステップ;
複数の単一部片(5)を有する第2パネル(3)を準備するステップ;
第2連結要素(21)を準備するステップ;
2つの前記単一部片(4)が相互に移動可能となるように、前記第1パネル(2)の少なくとも2つの前記単一部片(4)を組み立てるために前記第1連結要素(20)に前記第2連結要素(21)を取り付けるステップ;
前記第2パネル(3)に前記第1パネル(2)を向い合わせるステップ;及び
向い合う前記第1パネル及び第2パネル(2,3)の各々の前記単一部片(4,5)を固定的に組み立てるように、前記第1連結要素(21)を前記第2パネル(3)に固定するステップを備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の宝飾装身具の製造方法。
【請求項10】
前記第1連結要素(20)は、ピン(20)により形成され、前記第2パネル(3)は、前記ピン(20)の自由端を受容するように構成された穴(32)を具備し、前記ピン(20)を前記第2パネル(3)に固定するステップは、溶接により行われる、請求項に記載の宝飾装身具の製造方法。
【請求項11】
前記第2パネル(3)の外側面(35)を研磨するステップを更に有する、請求項10に記載の宝飾装身具の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、宝飾装身具(例えば、ハンドバッグ、又は特に、腕時計バンド又はネックレス又はブレスレット)に関する。前記宝飾装身具は、貴金属又は非貴金属製である。例えば、本発明は、ワニ皮外観を有する宝飾装身具に関する。
【0002】
本発明は、更にそのような宝飾装身具を製造する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
特に、ハンドバッグ又は腕時計バンドのような宝飾装身具がワニ皮外観を有することは周知である。
【0004】
前記ワニ皮外観は、通常、金属製又は革製のただ1つのプレ−トを備える。プレ−トは、上面と上面の反対側に下面を有して、上面と下面の両方に備えられた複数のリブを有する。リブは、ワニ皮外観型のデザインを表すように構成される。そのような既知の宝飾装身具は、固定したワニ皮外観を有する。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、天然のワニ皮外観を有する、製造し易い装身具、及び実行し易くて、使い易く、経済的なそのような装身具の製造方法に関する。
【0006】
本発明は、よって、第1パネルと、前記第1パネルに向い合う第2パネルと、第1連結要素と、第2連結要素を具備する宝飾装身具を提供する。前記第1パネルと第2パネルの両方は、互いに異なる複数の単一部片により形成される。前記第1連結要素は、前記第1パネルと第2パネルの各々の前記単一部片を固定的に組み立てるように構成され、前記第2連結要素は、2つの前記単一部片が相互に移動可能となるように、前記第1パネル又は前記第2パネルの少なくとも2つの前記単一部片を組み立てるように構成される。
【0007】
本発明は、例えば、ワニ又はヘビの天然皮外観の、鱗とも称される単一部片が、一方から他方に相対的に自由に動くという観察に基づく。
【0008】
第1パネルの単一部片は、他の単一部片と各々異なり、それは第2パネルの単一部片も同様である。更に、第2パネルの単一部片と第1パネルの単一部片との組み立ては、向い合う単一部片を固定的に組み立てる第1連結要素により得られる。従って、比較的平坦なプレ−ト、例えばワニ皮外観を有する前記プレ−トが得られる。
【0009】
第1パネルと第2パネルのうちの少なくとも1つの、少なくとも2つの単一部片の各々を連結する第2連結要素により、装身具が、2つの前記単一部片を相互に相対的に移動することを可能にする。
【0010】
第1パネルの単一部片、又は第2パネルの単一部片が、相対的に移動可能に組み立てられ、第1パネルと向い合う第2パネルの単一部片が固定的に組み立てられるため、本発明による宝飾装身具は、例えば天然のワニ皮外観を提供する。
【0011】
本発明による装身具を実現するために、非常に簡易で、使い易く、経済的な好ましい特徴によれば:
第2連結要素は、少なくとも2つの前記第1連結要素と各々協働するように構成される;
第2連結要素は、第1パネル又は第2パネルのいずれかの2〜6個の単一部片を各々組み立てるように構成される;
第1連結要素は、前記第1パネルから突出し、第2パネルに固定されるように構成されるピンにより形成される;
第2パネルは、ピンの自由端を各々受容するように構成された複数の穴を具備する;
少なくとも1つの前記第2連結要素は、各々の小環がピンを囲むように構成される、少なくとも2つの小環を有するフレ−ムにより形成される;
前記第1パネル及び第2パネルは、異なる形状の複数の単一部片を各々有する;
前記第2パネルの単一部片に向い合う前記第1パネルの単一部片は、類似する外形を有する;
装身具は、中央帯と2つの外側帯を具備する略長方形形状を有する。前記中央帯の単一部片は、前記2つの外側帯の単一部片の各々の外形によって形成される周囲と類似する、周囲を形成する外形を各々有する;
前記第1パネル及び第2パネルの各々の単一部片は、少なくとも2つの第1連結要素及び少なくとも2つの第2連結要素により他の単一部片と組み立てられる;
前記装身具は、2つの側面と、前記第1パネルから突出して、前記第2パネルを部分的に覆うフランジを有する;及び/又は
前記装身具は、少なくとも部分的に貴金属製である。
【0012】
本発明は、先に述べた宝飾装身具の製造方法を更に提供する。前記製造方法は、以下のステップ,即ち:
複数の単一部片を有し、前記単一部片に第1連結要素を有する第1パネルを準備するステップ;
複数の単一部片を有する第2パネルを準備するステップ;
第2連結要素を準備するステップ;
2つの前記単一部片が相互に移動可能となるように、前記第1パネルの少なくとも2つの前記単一部片を組み立てるために前記第1連結要素に前記第2連結要素を取り付けるステップ;
前記第2パネルに前記第1パネルを向い合わせるステップ;及び
向い合う第1パネル及び第2パネルの各々の前記単一部片を固定的に組み立てるように、第1連結要素を第2パネルに固定するステップ,を含む。
【0013】
本発明による方法は、実施しやすく、使い易く、経済的である。
【0014】
本発明による装身具を実現するために、非常に簡易で、使い易く、経済的な好ましい特徴によれば:
前記第1連結要素は、ピンにより形成され、前記第2パネルは、前記ピンの自由端を受容するように構成された穴を具備し、前記第2パネルに前記ピンを固定するステップは、溶接により行われる;及び/又は
前記方法は、前記第2パネルの外面を研磨するステップを更に含む。
ここで、本発明の説明は、以下に、添付の図面を参照して、非限定的な説明としてなされる好ましい実施態様の詳細な説明として続く。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、本発明による第1状態の宝飾装身具の斜視図である。
図2図2は、本発明による第2状態の宝飾装身具の斜視図である。
図3図3は、図1に図示される装身具の、第1上部パネル、第2連結要素と第2下部パネルを示す分解斜視図である。
図4図4は、図3に示された第1上部パネルの底面図である。
図5図5は、図3に示された第2下部パネルの底面図である。
図6図6は、図1に示される第2連結要素の斜視図である。
図7】第2連結要素がはめ合わされる第1上部パネルを示す図4に類似する図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1及び図2は、各々平坦及び非平坦(すなわち内側に湾曲した)の2つの異なる状態の、ハンドバッグの少なくとも1面を形成する宝飾装身具1を示す。
【0017】
宝飾装身具1は、ここでは貴金属製、例えば金製である。
【0018】
装身具1は、天然のワニ皮外観を有する。
【0019】
装身具1は、両方が金製の、第1上部パネル2及び第2下部パネル3を具備する。
【0020】
第1パネル2及び第2パネル3は、複数の単一部片4,5を各々具備する。
【0021】
第1パネル2及び第2パネル3は、中央帯6と2つの外側帯7,8を各々具備する略長方形の形状を有する。
【0022】
第1パネル2は、第2パネル3に向い合い、よって、前記単一部片4は、前記単一部片5に向い合う。
【0023】
向い合う単一部片4,5は、類似する外形を有する。
【0024】
第1パネル2の各々の単一部片4、第2パネル3の各々の単一部片5は、全て同じ形状ではなく、またそれらは、異なる形状であるので、異なる外形を有する。
【0025】
図1図2に示されるように、単一部片4、5の各々の異なる外形と形状は、ワニ皮外観を複製する。
【0026】
装身具1の中央帯6に位置する単一部片4,5は、外側帯7,8に位置する単一部片4,5の各々の外形によって形成される周囲と類似する周囲を形成する外形を各々有する。
【0027】
変形例では、外側帯7,8に位置する単一部片4,5は、中央帯6で単一部片4,5の各々の外形によって形成される周囲より小さいか、又はより大きい周囲を形成する外形を各々有する。
【0028】
装身具1は、前面10、後面11及び2つの側面12,13を有する。
【0029】
装身具1は、側端12,13間で縦方向に広がって縦軸線を規定し、縦軸線と垂直な、中央帯6に位置する対称軸線を具備する。
【0030】
従って、外側帯7に位置する単一部片4,5は、外側帯8に位置する単一部片4,5の形状と同じ形状を有する。
【0031】
装身具1は、第1上部パネル2から突出するフランジ15を更に具備する。
【0032】
図1は、平坦なプレ−トである装身具1を示し、図2は、湾曲したプレ−トである装身具1を示す。
図2は、装身具1の単一部片4,5が相互に移動可能であることを示す。
【0033】
ここで、図3〜7を参照して、前記装身具1を詳細に説明する。
【0034】
前記装身具1は、第1連結要素20と第2連結要素21を更に具備する。
【0035】
第1上部パネル2は、外側面25と、外側面25の反対側の内側面26と、両側の側端27,28と、前端29と,後端30とを有する。
【0036】
図3図4に示されるように、第1連結要素は、第1上部パネル2の内側面26から突出するピン20により形成される。
【0037】
各々のピン20は、円柱形状であるか、又は第1上部パネル2の内側面26から突出する場所のピン20の面積より小さいピン20の自由端の面積を有するわずかに先端を切った形状を有する。
【0038】
側端27、28及び後端30から突出するフランジ15は、ここでは、それぞれの単一部片4により各々形成される。
【0039】
ピン20も、ここでは、各々のピン20が突出するそれぞれの単一部片4によって形成される。
【0040】
図4は、単一部片4が異なる形状を有し、よって、単一部片が異なる周囲を形成する外形を有することを示す。
【0041】
例えば、単一部片4aは、前端29にあり、6つの鱗を含む形状を有する。単一部片4aは、4本のピン20を更に具備する。
【0042】
例えば、単一部片4bは、中央帯6にあり、ただ1つの鱗(単一部片4aの鱗より大きい)を含む形状を有し、4本のピン20を更に具備する。
【0043】
単一部片4cは、側端27に位置しており、3つの鱗と、更にはフランジ15の一部を含む形状を有する。単一部片4cは、2本のピン20も具備する。
【0044】
単一部片4dは、装身具1の外側帯8に位置していて、9つの鱗を含む形状を有し、6本のピン20も具備する。
【0045】
各々の単一部片4は、周囲壁24を形成する中央凹部23を備える。
【0046】
ピン20は、ここでは、各々の単一部片4の外形に沿って、特に周囲壁24に沿って凹部23内の、例えば角に配置される。
【0047】
第2下部パネル3は、外側面35と、外側面35の反対側の内側面36と、両側の側端37,38と、前端39及び後端40を有する。
【0048】
第1上部パネル2は、第1上部パネル2と第2下部パネル3(ハンドバッグの1つの側を形成する)の両方とハンドバッグの底を結合するように構成される材料バンド50を更に具備する。
【0049】
第2下部パネル3は、後端40、及び部分的に側端37,38に位置するフランジ支持部16を具備し、フランジ支持部16は、フランジ15がフランジ支持部16に当接するとき、フランジ15を支持するように構成される。
【0050】
後端40、及び側端37と38から突出する支持フランジ16は、ここでは、各々の単一部片5により形成される。
【0051】
図3及び図5は、各々の単一部片5が穴32を具備することを示す。
【0052】
穴32は、第2下部パネル3の材料を貫通する。
【0053】
図5は、単一部片5が異なる形状を有し、従って、異なる周囲を形成する外形を有することを更に示す。
【0054】
例えば、単一部片5aは、前端39にあり、6つの鱗を含む形状を有する。単一部片5aは、4つの穴32を更に具備する。単一部片5aは、第1上部パネル2の単一部片4aに向い合うように構成される。
【0055】
例えば、単一部片5bは、ただ1つの鱗(単一部片5aの鱗より大きい)を含み、4つの穴32を更に含む形状を有する。単一部片5bは、第1上部パネル2の単一部片4bに向い合うように構成される。
【0056】
単一部片5cは、側端37に位置し、3つの鱗とフランジ支持部16の一部も含む形状を有する。単一部片5cは、2つの穴32も具備する。単一部片5cは、第1上部パネル2の単一部片4cに向い合うように構成される。
【0057】
単一部片5dは、装身具1の外側帯8に位置し、9つの鱗を含む形状を有し、6つの穴32を具備する。単一部片5dは、第1上部パネル2の単一部片4dに向い合うように構成される。
【0058】
各々の単一部片5は、周囲壁34を形成する中央凹部33を備える。
【0059】
穴32は、ここで各々の単一部片5の外形に沿って、特に周囲壁34に沿って凹部33内の、例えば角に配置される。
【0060】
穴32は、第1上部パネル2のピン20に向い合うように構成される。
【0061】
穴32は、穴32が形成される単一部片5に向い合う単一部片4に位置するピン20の自由端を受容するようにも構成される。
【0062】
ピン20の自由端が穴32に導入されるとき、第1上部パネル2と第2下部パネル3は、共に固定され、特に、第1上部パネル2の単一部片4は、前記単一部片4に向い合う第2下部パネル3の単一部片5に固定的に組み立てられる。
【0063】
各々のピン20は、このように、単一部片5に向い合う単一部片4を固定的に組み立てるように構成される。
【0064】
第2連結要素は、ここでは、小環42と相互接続される複数の腕41を具備するフレ−ム21により形成される。
【0065】
図6は、異なるフレ−ム21a〜dを示す。
【0066】
フレーム21aは、長方形形状を有する。フレーム21aは、各々円環状部分を有する4本の腕41と、各々円環部分をやはり有する4つの小環42とを具備する。
【0067】
各々の腕41は、2つの小環42に接続され、各々の小環42は、よって2本の腕41に接続される。
【0068】
小環42は、小環42の中心を通る中心孔43を各々有する。
【0069】
フレーム21bは、フレーム21bが菱形形状を有すること以外は、フレーム21aとほとんど類似する。
【0070】
フレーム21cは、フレーム21cが長方形状でも菱形形状でもなく、そのかわり平行六面体形状を有することを除いては、フレ−ム21aと21bとほとんど類似する。
【0071】
フレ−ム21dは、三角形形状を有し、3本の腕41と、孔43を各々備える3つの小環42とを具備する。
【0072】
フレ−ム21dの各々の腕41は、2つの小環42に接続され、各々の小環42は、2本の腕41に接続される。
【0073】
フレ−ム21a〜dの孔43は、ピン20の面積と一致する直径を有する。
【0074】
図7に示されるように、各々の小環42は、ピン20を囲むように構成される。
【0075】
フレ−ム21は、前記フレ−ム21の小環42の数と前記フレ−ム21の形状により、複数のピン20に各々はめ合わされる。
【0076】
図7は、21eとも称される、ただ2つの小環42を有するフレ−ム21を更に示す。前記フレ−ム21eは、腕は具備しない。
【0077】
図7は、フレ−ム21が少なくとも2本のピン20と各々協働するように構成されることを示す。
【0078】
特に、フレ−ム21は、2〜6本のピン20と各々協働するように構成され、前記ピン20は、第1上部パネル2の異なった単一部片4から各々突出する。
【0079】
このように、少なくとも2つの単一部片4が相互に移動可能であるように、各々のフレ−ム21は、第1上部パネル2の少なくとも2つの単一部片4を組み立てるように構成される。
【0080】
実際には、フレ−ム21の各々の孔43は、孔43に導入されるピン20が相対的な隙間により動くことができるように構成される。
【0081】
ここで、そのような宝飾装身具1の製造方法を説明する。
【0082】
第1に、第1上部パネル2の異なる単一部片4は、望ましいパタ−ン、換言すれば、ワニ皮外観を形成するために、相互に隣接するように配置される。
【0083】
より大きい鱗を形成する部分4は、中央帯6に配置され、より小さな鱗を形成する部分4は、中央帯6の近くの外側帯7,8に配置される。
【0084】
フレ−ム21は、フレ−ム21の形状、フレ−ム21の小環42の数、及びピン20の構成により、第1上部パネル2のピン20に各々取り付けられる。
【0085】
フレ−ム21は、各々のピン20の自由端が小環42の孔43を通るまで、ピン20に取り付けられる。
【0086】
予備組立状態では、第1上部パネル2の単一部片4は、ピン20とフレ−ム21により共に連結される。前記単一部片4は、相互に移動することができる。
【0087】
次に、第2下部パネル3の異なる単一部片5は、望ましいパタ−ン、換言すると、ワニ皮外観を形成するために、互いに隣接して配置される。
【0088】
より大きい鱗を形成する部分5は、中央帯6に配置され、より小さな鱗を形成する部分5は、中央帯6の近くの外側帯7,8に配置される。
【0089】
次に、第1上部パネル2と第2下部パネル3は、両者が向い合うように、具体的には、各々の単一部片4が類似する外形を有する単一部片5に向い合うように配置される。
【0090】
予備組立状態で、ピン20は、穴32に向い合う。
【0091】
ピン20がそれぞれの穴32に各々導入されるように、第1パネル2及び第2パネル3は固定される。
【0092】
各々のピン20の自由端が第2下部パネル3の外側面35から穴32を通して、わずかに突出するまで、第1パネル2と第2パネル3は締め付けられる。
【0093】
ピン20を穴32に固定させるために、及び従って、第2下部パネル3に第1上部パネル2を取り付けるために、前記ピン20を前記穴32に溶接するステップが実行される。
【0094】
最後に、溶接のステップによる(穴32の近くの)バリを取り除くために、第2下部パネル3の外側面35を研磨するステップが実行される。
【0095】
宝飾装身具1は、よって、相互に移動可能な、第1上部パネル2と第2下部パネル3の各々の単一部片4、5により、向い合う単一部片4,5が固定的に組み立てられるように、製造される。
【0096】
更に、フランジ15は、第2下部パネル3の側端37と38を被覆し、第2下部パネル3のフランジ支持部16に当接する。
【0097】
上述の方法によって、金材料で作られて製造される装身具1は、天然のワニ皮外観、換言すると、固定されて及び静止したものではなく、相互に移動可能な鱗を有する、天然のワニ皮外観を提供する。
【0098】
図示されない変形例では:
装身具は、金製ではなく、チタン、プラチナ、銀、ダイヤモンド、別の貴金属、又は非貴金属、又は、いずれかの混合から成る;
少なくとも1つの第2連結要素は、円環部分を有するフレ−ムを具備しないが、長方形部分を有するフレ−ムを具備し、第1連結要素を受容するように構成された穴は、前記第1連結要素の周囲より大きい;
少なくとも1つの第2連結要素は、各々の小環を囲むフレ−ムを具備せず、むしろ、十字形状を有するフレーム、換言すると、各々が中心ベ−スから延びる複数の腕を備えるフレ−ムを具備する;
少なくとも1つの第2連結要素は、小環を具備せず、むしろ第1連結要素に係止するように構成されるフックを具備する;
少なくとも1つの第2連結要素は、装身具の単一部片を備え、換言すると、単一部片及び第2連結要素は、単一部片から形成され、そして前記単一部片は、第1連結要素を具備しない;
前記第1連結要素は、前記第1上部パネルから突出せず、むしろ第2下部パネルから突出する;
第1上部パネルと第2下部のパネルの両方が第1連結要素を具備する;
装身具のフランジは、第1上部パネルから突出しないで、むしろ第2下部パネルから突出する;
向い合う単一部片は、同一形状と外形を有せず、むしろ、異なる形状と外形を有する;
宝飾装身具は、如何なる対称軸線も具備しない;
単一部片は、全て同一形状と外形を有する;
ピンは、第1上部パネルから形成されず、むしろ、最初は第1上部パネルとは別で、後に第1上部パネルに固定される;
ピンは、単一部片の外形上に配置されず、むしろ、それらは単一部片の中心に配置される;及び/又は
装身具の単一部片は、天然のワニ皮外観を得ることを可能にする形状ではなく、むしろ天然のヘビ皮外観又は天然のカメ皮外観を有する。
本発明は、図示され、且つ説明された実施例に限定されず、より広く意図されるべきである。
【符号の説明】
【0099】
2 第1パネル
3 第2パネル
4 一部片
5 単一部片
6 中央帯
7 側帯
8 側帯
20 第1連結要素
21 第2連結要素
32 穴
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7