特許第6189954号(P6189954)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6189954
(24)【登録日】2017年8月10日
(45)【発行日】2017年8月30日
(54)【発明の名称】同期方法および基地局
(51)【国際特許分類】
   H04W 56/00 20090101AFI20170821BHJP
【FI】
   H04W56/00 110
【請求項の数】16
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2015-527754(P2015-527754)
(86)(22)【出願日】2012年8月24日
(65)【公表番号】特表2015-527011(P2015-527011A)
(43)【公表日】2015年9月10日
(86)【国際出願番号】CN2012080576
(87)【国際公開番号】WO2014029112
(87)【国際公開日】20140227
【審査請求日】2015年3月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】504277388
【氏名又は名称】▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ 茜
(72)【発明者】
【氏名】薛 ▲麗▼霞
(72)【発明者】
【氏名】▲馬▼ 莎
【審査官】 小林 正明
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2011/043413(WO,A1)
【文献】 国際公開第2012/029237(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/108202(WO,A1)
【文献】 特表2011−530864(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0020256(US,A1)
【文献】 特開2010−118726(JP,A)
【文献】 特開2011−114430(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/110863(WO,A1)
【文献】 特表2014−506086(JP,A)
【文献】 特開2010−147916(JP,A)
【文献】 特開2011−101347(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0034250(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24−7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
同期方法であって、
第1基地局が、前記第1基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップと、
を含み、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択するステップが、
前記第1基地局が、前記チャネルの少なくとも一部において、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第1参照信号の信号強度を得るために、前記第1参照信号を測定するステップと、
前記第1基地局が、前記第1基地局のための前記少なくとも一部のチャネルにおいて前記第1基地局が信号を現在送信するチャネルにおける、前記第2基地局のそれぞれによる干渉の強度を得るために、各第2基地局によって送信された前記第1参照信号の信号強度から前記第1基地局に関連するそれぞれの前記第2基地局のオフセットを減算するステップと、
前記第1基地局が、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップが、さらに、
前記第1基地局が、前記チャネルの少なくとも一部において、前記それぞれの第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報を受信するステップであって、前記サブフレーム構成情報はそれぞれの前記第2基地局のサブフレームの動作モードを示すために使用される、ステップ、
を含む方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップの後に、さらに、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報に従って、前記第1基地局のサブフレームの動作モードを構成するステップ、
を含む方法。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップの後に、さらに、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
前記第1基地局が、前記選択された第2ダウンリンク同期信号に従って前記時刻同期を実行するステップと、
を含む方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、前記第1基地局が、前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択するステップが、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の前記動作周波数情報に従って、前記周波数情報により示されるチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第2参照信号の信号強度を得るために前記第2参照信号を測定するステップと、
前記第1基地局が、前記第2参照信号において最も強い信号強度の第2参照信号に対応する第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
を含む方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、前記第1基地局が、前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択するステップが、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の前記動作周波数情報に従って、前記周波数情報により示されるチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第2参照信号の信号強度を得るために前記第2参照信号を測定するステップと、
前記第1基地局が、前記チャネルにおいて前記第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、前記第2参照信号の前記信号強度から前記第1基地局と関連するそれぞれの前記第2基地局の予め定められたオフセットを減じるステップであって、前記第1基地局のための前記周波数情報により示される前記チャネルにおける送信信号を介して前記第1基地局が現在動作する、ステップと、
前記第1基地局が、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
含む方法。
【請求項7】
請求項4から6のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信するステップの前に、さらに、
前記第1基地局が、前記チャネルの少なくとも一部において、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された、前記少なくとも1つの第2基地局が属するオペレータのオペレータ識別子を受信するステップ、
を含む方法。
【請求項8】
請求項4から7のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信するステップが、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報とオペレータ識別子とに従って、前記周波数情報によって示される前記チャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局内の第2基地局の一部により送信された第2ダウンリンク同期信号を受信するステップであって、前記第2基地局の一部が異なるオペレータに属する、ステップ、
を含む方法。
【請求項9】
基地局であって、
前記基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信し、前記第1ダウンリンク同期信号を選択したユニットへ送信する、ように構成された受信部と、
前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択し、前記選択した第1ダウンリンク同期信号を同期部に送信する、ように構成された選択部と、
前記選択部により選択された前記第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するように構成される同期部と、
を含み、
前記基地局がさらに第1測定部を含み、
前記受信部が、さらに、
前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信し、前記第1参照信号を前記第1測定部へ送信する、ように構成され、
前記第1測定部が、
前記第1参照信号の信号強度を得るために前記第1参照信号を測定し、前記第1参照信号の前記信号強度を前記選択部に送信する、ように構成され、
前記選択部が、さらに、
前記基地局のための前記少なくとも一部のチャネルにおいて前記基地局が信号を現在送信するチャネルにおける、前記第2基地局のそれぞれによる干渉の強度を得るために、各第2基地局によって送信された前記第1参照信号の前記信号強度から前記基地局に関連するそれぞれの前記第2基地局のオフセットを減算するように構成され、
前記選択部が、さらに、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択するように構成された基地局。
【請求項10】
請求項9に記載の基地局であって、前記受信部がさらに、
前記少なくとも一部のチャネルにおいて、それぞれの前記第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報であって、それぞれの前記第2基地局のサブフレームの動作モードを示すために使用されるサブフレーム構成情報を受信する、ように構成された基地局。
【請求項11】
請求項10に記載の基地局であって、
前記基地局がさらに構成部を含み、
前記受信部がさらに前記サブフレーム構成情報を前記構成部へ送信するように構成され、
前記構成部が、
前記選択部によって選択された前記第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信された前記サブフレーム構成情報に従って前記基地局のサブフレームの動作モードを構成する、
ように構成された基地局。
【請求項12】
請求項9から11のいずれか1項に記載の基地局であって、
前記受信部がさらに、
前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信し、前記第2ダウンリンク同期信号を前記選択部に送信する、
ように構成され、
前記選択部がさらに、
前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択し、前記選択した第2ダウンリンク同期信号を前記同期部に送信する、
ように構成され、
前記選択された第2ダウンリンク同期信号に従って前記時刻同期を実行する、
ように構成された、基地局。
【請求項13】
請求項12に記載の基地局であって、前記基地局がさらに第2測定部を備え、
前記受信部がさらに、
前記少なくとも1つの第2基地局の前記動作周波数情報に従って、前記周波数情報により示されるチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信し、前記第2参照信号を前記第2測定部に送信する、
ように構成され、
前記第2測定部がさらに、
前記第2参照信号の信号強度を得るために前記第2参照信号を測定し、前記第2参照信号の前記信号強度を前記選択部に送信する、
ように構成され、
前記選択部が特に、
前記第2参照信号における最も強い信号強度の第2参照信号に対応する第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する、または、
前記基地局のための前記周波数情報により示される前記チャネルにおける送信信号を介して前記基地局が現在動作する前記チャネルにおいて前記第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、前記第2参照信号の前記信号強度から前記基地局と関連するそれぞれの前記少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減算し、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する、
ように構成された、基地局。
【請求項14】
請求項12または13に記載の基地局であって、前記受信部がさらに、
前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された、前記少なくとも1つの第2基地局が属するオペレータのオペレータ識別子を受信する、
ように構成されている、基地局。
【請求項15】
請求項12から14のいずれか1項に記載の基地局であって、前記受信部が特に、
前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報とオペレータ識別子とに従って、前記周波数情報によって示される前記チャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局内の第2基地局の一部により送信された第2ダウンリンク同期信号を受信し、前記第2基地局の一部が異なるオペレータに属する、
ように構成されている、基地局。
【請求項16】
前記第1基地局のプロセッサに、前記請求項1からのいずれか1項に記載の方法を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は通信技術に関し、特に、同期方法及び基地局に関する。
【背景技術】
【0002】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムのような無線通信システムは、時分割複信(Time Division Duplex、TDD)システムを含んでもよい。TDDシステムでは、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)が、同じ帯域(バンド)における同じチャネルまたは異なるチャネルを用いる基地局間の時刻同期(時間同期)を実行するために採用することができる。
【0003】
しかしながら、GPS信号の受信の可能性が低いため、例えば、屋内において、または、障害物が存在する場合、基本的には正確なGPS信号が得ることができないため、時刻同期の信頼性が低下することが引き起こされる。これにより、基地局は、不正確な時刻同期のため他の基地局からの干渉を受ける。そのため、エアインタフェースの信号品質が低下する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の複数の態様は、非同期の受信時刻と送信時刻または不正確な時刻同期に起因する他の基地局から基地局が受けた干渉を緩和するために、異なるオペレータの基地局間と同じオペレータの基地局間の同期を含めて、同期する方法と基地局とを提供する。これにより、エアインタフェースの信号品質を向上させることができる。
【0005】
本願の一態様では、同期方法であって、
前記第1基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、第1基地局が、前記第1基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップと、
を含む、同期方法が提供される。
【0006】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択するステップが、
前記第1基地局が、前記第1基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの前記少なくとも一部において、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第1参照信号の信号強度を得るために、前記第1参照信号を測定するステップと、
前記第1基地局が、前記第1参照信号の前記信号強度に従って、前記第1ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0007】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択するステップが、
前記第1基地局が、前記チャネルの少なくとも一部において、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第1参照信号の信号強度を得るために、前記第1参照信号を測定するステップと、
前記第1基地局が、前記第1基地局のための前記少なくとも一部のチャネルにおいて前記第1基地局が信号を現在送信するチャネルにおける、前記第2基地局のそれぞれによる干渉の強度を得るために、各第2基地局によって送信された前記第1参照信号の信号強度から前記第1基地局に関連する前記第2基地局のオフセットを減算するステップと、
前記第1基地局が、前記第1基地局のための前記少なくとも一部のチャネルにおいて前記第1基地局が信号を現在送信する前記チャネルにおける、前記第2基地局のそれぞれによる前記干渉の強度に従って、前記第1ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0008】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップが、さらに、
前記第1基地局が、前記チャネルの少なくとも一部において、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報を受信するステップであって、前記サブフレーム構成情報は前記第2基地局のサブフレームの動作モードを示すために使用される、ステップ、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0009】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップの後に、さらに、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報に従って、前記第1基地局のサブフレームの動作モードを構成するステップ、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0010】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップの前に、さらに、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する前記第2基地局へランダムアクセス信号を送信するステップと、
前記第1基地局が、前記対応する第2基地局によって送信されたタイミングアドバンスTA値を受信するステップであって、前記TA値は前記ランダムアクセス信号に従って前記第1基地局のための前記対応する第2基地局によって割り当てられる、ステップと、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0011】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップが、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号と前記受信したTA値とに従って前記時刻同期を実行するステップ、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0012】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップが、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号と前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する前記第2基地局によって送信された第1参照信号とに従って、前記時刻同期を実行するステップ、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0013】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップの後に、さらに、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
前記第1基地局が、前記選択された第2ダウンリンク同期信号に従って前記時刻同期を実行するステップと、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0014】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択するステップが、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の前記動作周波数情報に従って、前記周波数情報により示されるチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第2参照信号の信号強度を得るために前記第2参照信号を測定するステップと、
前記第1基地局が、前記第2参照信号において最も強い信号強度の第2参照信号に対応する第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0015】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択するステップが、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の前記動作周波数情報に従って、前記周波数情報により示されるチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第2参照信号の信号強度を得るために前記第2参照信号を測定するステップと、
前記第1基地局が、前記チャネルにおいて前記第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、前記第2参照信号の前記信号強度から前記第1基地局と関連する前記少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減じるステップであって、前記第1基地局のための前記周波数情報により示される前記チャネルにおける送信信号を介して前記第1基地局が現在動作する、ステップと、
前記第1基地局が、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0016】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信するステップの前に、さらに、
前記第1基地局が、前記チャネルの少なくとも一部において、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された、前記少なくとも1つの第2基地局が属するオペレータのオペレータ識別子を受信するステップ、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0017】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信するステップが、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報とオペレータ識別子とに従って、前記周波数情報によって示される前記チャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局内の第2基地局の一部により送信された第2ダウンリンク同期信号を受信するステップであって、前記第2基地局の一部が異なるオペレータに属する、ステップ、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0018】
本願の他の態様では、基地局であって、
前記基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信し、前記第1ダウンリンク同期信号を選択したユニットへ送信する、ように構成された受信部と、
前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択し、前記選択した第1ダウンリンク同期信号を同期部に送信する、ように構成された選択部と、
前記選択部により選択された前記第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するように構成される同期部と、
を含む基地局が提供される。
【0019】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記基地局がさらに第1測定部を含み、
前記受信部が、さらに、
前記基地局によってサポートされた前記受信帯域における前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信し、前記第1参照信号を前記第1測定部へ送信する、ように構成され、
前記第1測定部が、
前記第1参照信号の信号強度を得るために前記第1参照信号を測定し、前記第1参照信号の前記信号強度を前記選択部に送信する、ように構成され、
前記選択部が、特に、
前記第1参照信号の前記信号強度に従って前記第1ダウンリンク同期信号を選択する、または、
前記基地局のための前記少なくとも一部のチャネルにおいて前記基地局が信号を現在送信するチャネルにおける、前記第2基地局のそれぞれによる干渉の強度を得るために、各第2基地局によって送信された前記第1参照信号の前記信号強度から前記基地局に関連する前記第2基地局のオフセットを減算し、前記基地局のための前記少なくとも一部のチャネルにおいて前記基地局が信号を現在送信する前記チャネルにおける、前記第2基地局のそれぞれによる前記干渉の強度に従って前記第1ダウンリンク同期信号を選択する、
ように構成された実装方式がさらに提供される。
【0020】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信部がさらに、
前記基地局によってサポートされた前記受信帯域における前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報であって、前記第2基地局のサブフレームの動作モードを示すために使用されるサブフレーム構成情報を受信する、ように構成された実装方式がさらに提供される。
【0021】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記基地局がさらに構成部を含み、
前記受信部がさらに前記サブフレーム構成情報を前記構成部へ送信するように構成され、
前記構成部が、
前記選択部によって選択された前記第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信された前記サブフレーム構成情報に従って前記基地局のサブフレームの動作モードを構成する、
ように構成された実装方式がさらに提供される。
【0022】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記基地局は更に送信部を含み、前記送信部が、
前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する前記第2基地局へランダムアクセス信号を送信し、
前記受信部が、さらに、
前記対応する第2基地局によって送信されたタイミングアドバンスTA値を受信し、前記TA値を前記同期部に送信し、前記TA値は前記ランダムアクセス信号に従って前記基地局のための前記対応する第2基地局によって割り当てられる、
ように構成される実装方式がさらに提供される。
【0023】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記同期部が、特に、
前記選択部により選択された前記第1ダウンリンク同期信号と前記受信部により受信された前記TA値とに従って前記時刻同期を実行する、
ように構成される実装方式がさらに提供される。
【0024】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信部はさらに前記同期部に第1参照信号を送信するように構成されており、前記同期部は特に、
前記選択部により選択された前記第1ダウンリンク同期信号と前記選択部により選択された前記第1ダウンリンク同期信号に対応する前記第2基地局により送信された前記第1参照信号とに従って時刻同期を実行する、
ように構成されている、実装方式がさらに提供される。
【0025】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信部がさらに、
前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信し、前記第2ダウンリンク同期信号を前記選択部に送信する、
ように構成され、
前記選択部がさらに、
前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択し、前記選択した第2ダウンリンク同期信号を前記同期部に送信する、
ように構成され、
前記選択された第2ダウンリンク同期信号に従って前記時刻同期を実行する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0026】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記基地局がさらに第2測定部を備え、
前記受信部がさらに、
前記少なくとも1つの第2基地局の前記動作周波数情報に従って、前記周波数情報により示されるチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信し、前記第2参照信号を前記第2測定部に送信する、
ように構成され、
前記第2測定部がさらに、
前記第2参照信号の信号強度を得るために前記第2参照信号を測定し、前記第2参照信号の前記信号強度を前記選択部に送信する、
ように構成され、
前記選択部が特に、
前記第2参照信号における最も強い信号強度の第2参照信号に対応する第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する、または、
前記基地局のための前記周波数情報により示される前記チャネルにおける送信信号を介して前記基地局が現在動作する前記チャネルにおいて前記第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、前記第2参照信号の前記信号強度から前記基地局と関連する前記少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減算し、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0027】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信部がさらに、
前記基地局によってサポートされた前記受信帯域における前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された、前記少なくとも1つの第2基地局が属するオペレータのオペレータ識別子を受信する、
ように構成されている、実装方式がさらに提供される。
【0028】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信部が特に、
前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報とオペレータ識別子とに従って、前記周波数情報によって示される前記チャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局内の第2基地局の一部により送信された第2ダウンリンク同期信号を受信し、前記第2基地局の一部が異なるオペレータに属する、
ように構成されている、実装方式がさらに提供される。
【0029】
本願の他の態様では、基地局であって、
基地局であって、
前記基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信し、プロセッサに前記第1ダウンリンク同期信号を送信する、ように構成された受信機と、
前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択し、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行する、ように構成された前記プロセッサと、
を含む基地局が提供される。
【0030】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機がさらに、
前記基地局によってサポートされた前記受信帯域における前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信し、前記第1参照信号を前記プロセッサに送信する、
ように構成され、
前記プロセッサが特に、
前記第1参照信号の信号強度を得るために前記第1参照信号を測定し、
前記第1参照信号における最も強い信号強度の第1参照信号に対応する第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択、または、前記基地局のための前記少なくとも1つのチャネルにおける送信信号を介して前記基地局が現在動作するチャネルにおいて前記第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、前記第1参照信号の前記信号強度から前記基地局と関連する前記少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減算し、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0031】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機がさらに、
前記基地局によってサポートされた前記受信帯域における前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報であって、前記第2基地局のサブフレームの動作モードを示すために使用されるサブフレーム構成情報を受信する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0032】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機はさらに前記プロセッサに前記サブフレーム構成情報を送信するように構成されており、
前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報に従って、前記基地局のサブフレームの動作モードを構成する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0033】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記基地局がさらに、
前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する前記第2基地局へランダムアクセス信号を送信するように構成された送信機を含む、
ように構成され、
前記受信機がさらに、
前記対応する第2基地局によって送信されたTA値を受信し、前記TA値は、前記ランダムアクセス信号に従って前記基地局のための前記対応する第2基地局によって割り当てられる、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0034】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記プロセッサが特に、
前記選択された第1ダウンリンク同期信号と前記受信機によって受信された前記TA値とに従って時刻同期を実行する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0035】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機がさらに第1参照信号を前記プロセッサに送信するように構成され、前記プロセッサが特に、
前記選択された第1ダウンリンク同期信号と前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する前記第2基地局によって送信された前記第1参照信号とに従って、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0036】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機がさらに、
前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信し、前記第2ダウンリンク同期信号を前記プロセッサに送信する、
ように構成され、
前記プロセッサがさらに、
前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択し、前記選択された第2ダウンリンク同期信号に従って前記時刻同期を実行する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0037】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記基地局がさらに前記プロセッサを含み、
前記受信機がさらに、
前記少なくとも1つの第2基地局の前記動作周波数情報に従って、前記周波数情報により示されるチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信し、前記第2参照信号を前記プロセッサに送信する、
ように構成され、
前記プロセッサが特に、
前記第2参照信号の信号強度を得るために前記第2参照信号を測定し、
前記第2参照信号において最も強い信号強度の第2参照信号に対応する第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択、または、前記基地局のための前記周波数情報によって示される前記チャネルにおける送信信号を介して前記基地局が現在動作する、前記チャネルにおいて、前記第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、前記第2参照信号の前記信号強度から前記基地局と関連する前記少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減算し、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0038】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機がさらに、
前記基地局によってサポートされた前記受信帯域における前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された、前記少なくとも1つの第2基地局が属するオペレータのオペレータ識別子を受信する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0039】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機が特に、
前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報とオペレータ識別子とに従って、前記周波数情報によって示される前記チャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局内の第2基地局の一部により送信された第2ダウンリンク同期信号を受信し、前記第2基地局の一部が異なるオペレータに属する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0040】
上記の技術的解決策から、本願の実施形態において、第1基地局が、前記第1基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信し、前記選択した第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するために、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択する。これにより、GPS信号の利用可用性が低いことによる時刻同期の信頼性が低い従来技術の問題を回避することができ、非同期受信と送信時刻または不正確な時刻同期の問題に起因する他の基地局から基地局が受けた干渉を緩和することができ、これによりエアインタフェースの信号品質を向上させることができる、ことがわかる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
本出願の実施形態におけるまたは従来技術における技術的な解決策をより明確に説明するために、以下に実施形態または従来技術を説明するために必要な図面を簡潔に説明します。明らかに、以下に説明する添付図面は単に本願のいくつかの実施形態を示すのみであり、当業者は創造的な努力なしに、これらの添付図面に従って、他の図面を導き出すことができる。
【0042】
図1図1は、本出願の一実施形態で提供される同期化方法の概略フローチャートである。
図2図2は、本出願の別の実施形態において提供される基地局の概略構成図である。
図3図3は、本出願の別の実施形態において提供される基地局の概略構成図である。
図4図4は、本出願の別の実施形態において提供される基地局の概略構成図である。
図5図5は、本出願の別の実施形態において提供される基地局の概略構成図である。
図6図6は、本出願の別の実施形態において提供される基地局の概略構成図である。
図7図7は、本出願の別の実施形態において提供される基地局の概略構成図である。
図8図8は、本出願の別の実施形態において提供される基地局の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
本願の実施形態の目的、技術的解決策、および利点を明確にするため、以下により、本願の実施形態における添付図面を参照して、本願の実施形態における技術的解決策を明確にし、完全に説明する。明らかに、説明する実施形態は、本願の実施形態の全てというよりもむしろ単なる一部である。創造的な努力をすることなく、本願の実施形態に基づいて当業者によって得られる他の全ての実施形態は、本出願の保護範囲内に入るべきである。
【0044】
さらに、ここで用語「および/または」は、単に、関連するオブジェクト間の対応関係を記述し、3つの関係が存在する可能性があることを示す。例えば、Aおよび/またはBは、Aは単独で存在する、AとBとが同時に存在する、Bが単独で存在する、という3例を示している。また、文字「/」は、本明細書では、通常、関連する前者と後者とのオブジェクトが「または」の関係にあることを示している。
【0045】
図1に示すように、図1は、本発明の一実施形態で提供される同期化方法の概略フローチャートである。
【0046】
101:第1基地局は、第1基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信する。
【0047】
第1基地局と第2基地局は、同じ地理的領域に属し、特に、異なるオペレータに属していてもよいし、また、同じオペレータに属していてもよく、このことは本実施形態において限定されるものではない。
【0048】
102:第1基地局は、少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択する。
【0049】
103:第1基地局は、選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行する。
【0050】
第1ダウンリンク同期信号は、これらに限定されるものではないが、一次同期信号(Primary Synchronization Signal、PSS)、および/または、2次同期信号(Secondary Synchronization Signal、SSS)を含んでもよい。
【0051】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式では、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号は、異なっていてもよい。この実施形態の別の可能な実装方法では、少なくとも1つの第2基地局が基地局グループ(すなわち、第2基地局グループ)である場合、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号は、同じであってもよい。
【0052】
任意選択で、同期追跡の間に、第1基地局の送信機が受信機と干渉するため、101で第1同期信号を受信するための時刻は、送信時刻とともに互い違いにされている。しかしながら、初期同期中には、送信機がシャットダウンされているので、第1同期信号を受信するための時刻が限定されるものではない。
【0053】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方法で、103は特に以下を含む。
第1基地局は、選択された第1ダウンリンク同期信号に従ってフレーム同期情報を取得する。ここで、フレーム同期情報は、以下の情報の少なくとも1つ以上を含む:フレームの初期時刻、フレーム周期、スーパーフレームの初期時刻、および、スーパーフレームの周期。

第1基地局は、フレーム同期情報に従って時刻同期を実行する。
【0054】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、受信帯域内のチャネルの少なくとも一部は、受信帯域内の全てのチャネルであってもよい。
【0055】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、受信帯域内のチャネルの少なくとも一部は、受信帯域内の全てのチャネルにおけるチャネルの一部であってもよい。具体的には、第1基地局は、事前設定された構成情報に従って受信帯域内の全てのチャネル内のチャネルの一部を決定してもよい。
【0056】
任意選択で、101は、特に下記を含んでもよい。
第1基地局は、複数のサブバンド内を順次探索することを介して、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信する。ここで複数のサブバンドは、第1基地局によってサポートされる受信帯域内である。例えば、本実施形態の可能な実装の方法で、101において、第1基地局は、特に、受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信するために、20MHzのような、予め設定されたチャネル帯域幅で、第1基地局によってサポートされた受信帯域内のチャネルの少なくとも一部をスキャンしてもよい。
【0057】
第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号は、第1基地局がチャネルの少なくとも一部を走査しているが、すなわち、チャネルの少なくとも一部上に必ずしもあるわけではなく、第1基地局が受信するものはチャネルの一部において第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号であってもよい、ことを理解することができる。次のチャネルの少なくとも一部についての理解も同様である。
【0058】
第1基地局が、特定の受信閾値において任意の第1ダウンリンク同期信号の受信に失敗したとき、それは、この地理的エリア内に、バンド内で動作状態になっている強い干渉基地局(すなわち第2基地局)がまだ存在しないことを示しており、第1基地局の同期時刻をランダムに設定し、第1基地局は、設定時間内かつ一定期間で、チャネルの少なくとも一部の上で第1同期信号の送信を開始する、ことを理解することができる。第1基地局によって送信された第1同期信号に含まれるフレーム同期情報は、第1基地局が属するオペレータによって予め定められてもよく、また予め設定された絶対時刻に従って得られてもよい。フレーム同期情報は、少なくとも1つの以下の情報の一部を含むことができる。フレームの初期時刻、フレーム期間、スーパーフレームの初期時刻、スーパーフレーム期間。
【0059】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式において、102において、第1基地局は、特に、第1基地局によってサポートされた受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信する。次に、第1基地局は、第1参照信号の信号強度を得るために、第1参照信号を測定する。ここでは、第1基地局は、第1参照信号における最も強い信号強度の第1参照信号に対応する第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択する。これにより、効果的に時刻同期の信頼性を向上させることができ、不正確な時刻同期の問題に起因する他の基地局による干渉を緩和することができる。
【0060】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式において、102において、第1基地局は、特に、第1基地局によってサポートされた受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局により送信された第1参照信号を受信してもよい。そして、第1基地局は、第1参照信号の信号強度を得るために、第1参照信号を測定する。次に、第1基地局は、第1基地局のための少なくとも一部のチャネルにおいて第1基地局が信号を現在送信するチャネルにおける、第2基地局のそれぞれによる干渉の強度を得るために、各第2基地局によって送信された第1参照信号の信号強度から、第1基地局に関連する第2基地局のオフセットを減算する。ここでオフセットは、予め設定されている、または、一時的なハンドシェイクを介して得られている。ここでオフセットは、チャネルの対応する部分の抑制である。ここで第1参照信号は、第1基地局が現在動作するチャネルに関連して受信される。ここで、第1基地局は、オフセットを調整した後の干渉が最も強いいくつかの基地局において、第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号(または同じ第1ダウンリンク同期信号を送信する第2基地局グループ)を選択する。選択ルールは、最も強いものを選択する、または他の要因を考慮して他のより強い第2基地局を選択する、ものとすることができる。第2基地局によって第1基地局へ引き起こされる干渉の強度は、それにより、より効果的に時刻同期の信頼性を改善することができ、不正確な時刻同期の問題に起因する他の基地局から基地局が受けた干渉を緩和することができる、と考えられる。
【0061】
例えば、第2基地局が第1基地局の同一チャネルの基地局である場合、第2基地局に対応するオフセットは0であり、第2基地局が第1基地局の隣接チャネルの基地局である場合、第2基地局に対応するオフセットは0より大きい数である。
【0062】
第1基地局が最初に少なくとも1つの第2基地局と同期する必要があり、その後、第1基地局によってサポートされた受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信することを理解することができる
【0063】
任意選択で、本実施形態の可能な実装の方法で、103の前に、第1基地局はさらに、第1基地局によってサポートされた受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報を受信してもよい。ここでサブフレーム構成情報は、第2基地局のサブフレームの動作モードを示すために使用される。
【0064】
サブフレーム構成情報によって示される第2基地局のサブフレームの動作モードは、これらに限定されるものではないが、アップリンク送信モード、ダウンリンク送信モード、および、(TD-LTEにおける特殊なタイムスロットのような)アップリンクとダウンリンクとの参加モードのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0065】
任意選択で、本実施形態の可能な実装の方法で、103の後に、第1基地局はさらに、選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報に従って、第1基地局のサブフレームの動作モードを構成してもよい。
【0066】
例えば、サブフレームを構成するとき、第1基地局は、第2基地局に対応するサブフレームの動作モードに従って、サブフレームに対して、動作モードを第2基地局に対応するサブフレームの動作モードと同じに設定してもよい。このようにして、第1基地局は、第2基地局からの干渉を受けないようになり、それによってエアインタフェースの信号品質を改善することができる。
【0067】
別の例では、サブフレームを構成する際に、第1基地局は、第2基地局に対応するサブフレームの動作モードに従って、サブフレームに対して、第2基地局に対応するサブフレームの動作モードと異なるまたは逆の動作モードを設定することができる。このようにして、第1基地局は、第2基地局からの干渉を受け、それによってエアインタフェースの信号品質が低下する。したがって、第1基地局は、さらに、第2基地局から第1基地局が受けた干渉を低減するために使用される干渉低減技術を採用する必要があり、これにより、エアインタフェースの信号品質の低下を回避する目的が達成される。
【0068】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式において、103の前に、第1基地局はさらに、選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する、第2基地局または第2基地局グループ(第1ダウンリンク同期信号が第2基地局群に対応している場合)に、ランダムアクセス信号を送信してもよい。その後、第1基地局は、対応する第2基地局によって送信されたタイミングアドバンス(Timing Advance、略してTA)値を受信する。TA値は、ランダムアクセス信号に従って第1基地局のための対応する第2基地局によって割り当てられる。基地局間の同期のために使用されるランダムアクセス信号のリソース割当のために、共通端末のランダムアクセスプロセスが続いてもよい、または、特殊IDグループとランダムアクセスリソースの割り当ては、基地局とランダムにアクセスする必要がある共通端末とを区別するために、予約されていてもよい。
【0069】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式において、103において、第1基地局は特に、選択された第1ダウンリンク同期信号と受信したTA値とに従って時刻同期を実行してもよい。これは、効果的に時刻同期の信頼性を向上させることができ、不正確な時刻同期の問題に起因する他の基地局から基地局が受ける干渉を緩和することができる。第1同期信号を受信するときに強い信号強度の複数の第2基地局が存在する場合、複数のTA値が得られる。時刻同期が実行されるとき、調整は、複数のTA値の最小値または最大値と線形および非線形の平均に従って、均一に実行される。TA値がタイムリーに得ることができないとき、または、複数のTA値のうちの選択を行うことは困難である場合、同期調整は経験TA値(例えば、TA値は、セル内に配備された平均局間隔に対応する遅延に従って導出することができる)に従って実行ことができる。
【0070】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式において、103において、第1基地局は特に、選択された第1ダウンリンク同期信号と、セル固有参照信号(Cell-specific Reference Signal、CRS)のような、選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信された第1参照信号とに従って、時刻同期を実行してもよい。これにより、効果的に時刻同期の信頼性を向上させることができ、不正確な時刻同期の問題によって引き起こされる他の基地局から基地局が受ける干渉を緩和することができる。
【0071】
任意選択で、本実施形態の可能な実装の方法で、103の後、動作過程において、第1基地局がシステム性能を大幅に劣化していると発見するとき、例えば、第1基地局が、ブロックエラーレート(Block Error Rate、BLER)に関する統計情報を収集し、BLERが予め設定された閾値よりも大きいまたは等しいとき、システム性能が大幅に劣化すると考えられ、別の例では、第1基地局がサウンディング参照信号(Sounding Reference Signal、SRS)を測定し、測定結果が予め設定された測定閾値未満である場合、システム性能が大幅に劣化すると考えられ、この場合、第1基地局は、新たな時刻同期をトリガする必要がある。具体的には、第1基地局は、さらに、少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、周波数情報によって示されるチャネル上で、少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信する。その後、第1基地局は、第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択する。このとき、第1基地局は、選択された第2ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行する。
【0072】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、第1基地局は特に、新たな時刻同期をトリガするために、周期的に103と101を実行してもよい。具体的には、第1基地局は、さらに、少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、周波数情報により示されるチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信する。その後、第1基地局は、第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択する。ここで、第1基地局は、選択された第2ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行する。
【0073】
任意選択で、第1基地局は、第二基地局の配下の端末によって送信された同期信号に従って時刻同期を実行してもよい。第二基地局配下の端末の同期信号は、第2基地局の第2ダウンリンク同期信号と一定の関係があり、決定された遅延がある。第1基地局は、第2基地局のフレーム同期情報を間接的に得るために、第2基地局の端末の同期信号と決定された遅延を受信してもよい。
【0074】
例えば、第1基地局は特に、少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、周波数情報により示されるチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信する。その後、第1基地局は、第2参照信号の信号強度を得るために第2参照信号を測定する。ここで、第1基地局は、第2参照信号において最も強い信号強度の第2参照信号に対応する第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択する。
【0075】
例えば、第1基地局は特に、少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、周波数情報により示されるチャネルにおいて、少なくとも1つの第2ベースにより送信された第2参照信号を受信してもよい。その後、第1基地局は、第2参照信号の信号強度を得るために、第2参照信号を測定する。次に、第1基地局は、チャネルにおいて第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、第2参照信号の信号強度から第1基地局と関連する少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減じる。ここで、第1基地局のための周波数情報により示されるチャネルにおける送信信号を介して第1基地局が現在動作する。ここでオフセットは、第1基地局が現在動作するチャネルに対して、周波数情報により示されるチャネルの抑制である。ここで、第1基地局は、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する。
【0076】
例えば、第2基地局が第1基地局の同一チャネルの基地局である場合、第2基地局に対応するオフセットは0であり、第2基地局が第1基地局の隣接チャネルの基地局である場合、第2基地局に対応するオフセットは0より大きい数である。
【0077】
任意選択で、第1基地局はさらに、第1基地局によってサポートされた受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された、少なくとも1つの第2基地局が属するオペレータのオペレータ識別子を受信してもよい。同様に、それぞれのオペレータによって管理される基地局の同期時刻がオペレータによって同じ時刻に設定することができるため、第1基地局は特に、記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報とオペレータ識別子とに従って、周波数情報によって示されるチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局内の第2基地局の一部により送信された第2ダウンリンク同期信号を受信してもよい。ここで、第2基地局の一部が異なるオペレータに属する。
【0078】
なお、第1基地局が選択された第2ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するプロセスは、103と同様であると理解することができる。詳細な説明については、103の関連するコンテンツを参照することができ、詳細を繰り返し説明しない。
【0079】
同期処理の頻繁な実行の問題を回避するために、時刻同期を実行する第1基地局は、基地局が時刻の周期に対して現在の状態のままであることを確実にするために、期間として倍の時間の間隔を必要とすることを理解することができる。
【0080】
本実施形態では、第1基地局は、第1基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信し、選択した第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を第1基地局が実行することができるために、少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択する。これにより、GPS信号の利用可用性が低いことによる時刻同期の信頼性が低い従来技術の問題を回避することができ、非同期受信と送信時刻または不正確な時刻同期の問題に起因する他の基地局から基地局が受けた干渉を緩和することができ、これによりエアインタフェースの信号品質を向上させることができる。
【0081】
説明を簡単にするために、上記の方法の実施形態は、一連の動作の組み合わせとして表現されていることに留意すべきである。しかしながら、当業者は、本願に従って、いくつかのステップは他の順序を採用することによってまたは同時に実行することができるため、本願は記載された動作の順序によって限定されない、ことを知っているべきである。第二に、当業者は、本明細書に記載の実施形態は例示的な実施形態であり、含まれた動作およびモジュールは、必ずしも、本出願によって必要とされないことも知っているべきである。
【0082】
上述の実施形態では、実施形態の説明は、異なる強調を持っている。詳細に記載されていない特定の実施形態の一部では、参照は、他の実施形態の関連する説明を参照することができる。
【0083】
図2は、本願の別の実施形態において提供される基地局の概略構成図であり、図2に示すように、本実施形態における基地局は、受信部21、選択部22及び同期部23を含んでいてもよい。受信部21は、基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信し、第1ダウンリンク同期信号を選択部22に送信するように構成される。選択部22は、少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択し、選択された第1ダウンリンク同期信号を同期部23に送信するように構成されている。同期部23は、選択部22により選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するように構成されている。
【0084】
基地局と第2基地局は、同じ地理的領域に属し、特に、異なるオペレータに属していてもよく、あるいはまた、同じオペレータに属していてもよく、このことはこの実施形態に限定されるものではない。
【0085】
第1ダウンリンク同期信号は、これらに限定されるものではないが、一次同期信号(Primary Synchronization Signal、PSS)、および/または二次同期信号(Second Synchronization Signal、SSS)が含んでもよい。
【0086】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、受信帯域内のチャネルの少なくとも一部は、受信帯域内の全てのチャネルであってもよい。
【0087】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、受信帯域内のチャネルの少なくとも一部は、受信帯域内の全てのチャネルにおけるチャネルの一部であってもよい。具体的には、第1基地局は、事前設定された構成情報に従って受信帯域内の全てのチャネル内のチャネルの一部を決定してもよい。
【0088】
任意選択で、本実施形態の可能な実装で、図3に示すように、基地局はさらに第1測定部31を含んでいてもよく、受信部21さらに、基地局によってサポートされた受信帯域における少なくとも一部のチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信し、第1参照信号を第1測定部31へ送信してもよい。対応して、第1測定部31は、第1参照信号の信号強度を得るために、第1参照信号を測定し、第1参照信号の信号強度を選択部22に送信する、ように構成される。具体的には、選択部22は特に、第1参照信号における最も強い信号強度の第1参照信号に対応する第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択する、または、基地局のための少なくとも1つのチャネルにおける送信信号を介して基地局が現在動作するチャネルにおいて第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、記第1参照信号の信号強度から基地局と関連する少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減算し、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択してもよい。
【0089】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、受信部21はさらに、基地局によってサポートされた受信帯域における少なくとも一部のチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報を受信してもよい。ここでサブフレーム構成情報は、第2基地局のサブフレームの動作モードを示すために使用される。
【0090】
サブフレーム構成情報で示される第2基地局のサブフレームの動作モードは、これに限定されるものではないが、アップリンク送信モードとダウンリンク送信モードとの少なくとも1つを含むことができる。
【0091】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、図4に示すように、基地局はさらに構成部41を含んでもよく、受信部21はさらに、構成部41にフレーム構成情報を送信してもよい。対応して、構成部41は、選択部22によって選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報に従って基地局のサブフレームの動作モードを構成する、ように構成される。
【0092】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、図5に示すように、基地局は、選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局へランダムアクセス信号を送信するように構成された送信部51を含んでもよい。対応して、受信部21はさらに、対応する第2基地局によって送信されたTA値を受信し、TA値を同期部23に送信するように構成されてもよい。ここで、TA値は、ランダムアクセス信号に従って基地局のための対応する第2基地局によって割り当てられる。
【0093】
具体的には、同期部23は特に、選択部22により選択された第1ダウンリンク同期信号と受信部21によって受信されたTA値とに従って時刻同期を実行し、これにより、効果的に時刻同期の信頼性を向上させることができ、不正確な時刻同期の問題に起因する他の基地局による干渉を緩和することができる。
【0094】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、受信部21は、さらに、第1参照信号を同期部23に送信するように構成されている。具体的には、同期部23はとくに、選択部22により選択された第1ダウンリンク同期信号と、選択部22により選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信された第1参照信号とに従って、時刻同期を実行することができる。これにより、効果的に時刻同期の信頼性を向上させ、不正確な時刻同期の問題に起因する他の基地局から基地局が受けた干渉を緩和することができる。
【0095】
任意選択で、本実施形態の可能な実装の方法で、動作過程において、基地局がシステム性能を大幅に劣化していると発見するとき、例えば、基地局が、ブロックエラーレート(Block Error Rate、BLER)に関する統計情報を収集し、BLERが予め設定された閾値よりも大きいまたは等しいとき、システム性能が大幅に劣化すると考えられ、別の例では、基地局がサウンディング参照信号(Sounding Reference Signal、SRS)を測定し、測定結果が予め設定された測定閾値未満である場合、システム性能が大幅に劣化すると考えられ、この場合、基地局は、新たな時刻同期をトリガする必要がある。具体的には、受信部21は、さらに、少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、周波数情報によって示されるチャネル上で、少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信し、第2ダウンリンク同期信号を選択部22に送信する。対応して、選択部22は、さらに、第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択し、選択した第2ダウンリンク同期信号を同期部23に送信する。同期部23は、選択された第2ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行する。
【0096】
例えば、図6に示すように、基地局は第2測定部61を含んでもよく、受信部21はさらに、少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、周波数情報により示されるチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信し、第2参照信号を第2測定部61に送信する。対応して、第2測定部61は、第2参照信号の信号強度を得るために第2参照信号を測定し、第2参照信号の信号強度を選択部22に送信する。具体的には、選択部22はとくに、第2参照信号における最も強い信号強度の第2参照信号に対応する第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する、または、チャネルにおいて第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、第2参照信号の信号強度から基地局と関連する少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減算する。ここで、基地局のための周波数情報によって示されるチャネルにおける送信信号を介して基地局が現在動作する。そして選択部22は、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する、ように構成されてもよい。
【0097】
さらに任意選択で、受信部21は、基地局によってサポートされた受信帯域における少なくとも一部のチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局によって送信された、少なくとも1つの第2基地局が属するオペレータのオペレータ識別子を受信してもよい。
【0098】
任意選択で、それぞれのオペレータによって管理される基地局の同期時刻がオペレータによって同じ時刻に設定することができるため、受信部21は、とくに、少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報とオペレータ識別子とに従って、周波数情報によって示されるチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局内の第2基地局の一部により送信された第2ダウンリンク同期信号を受信してもよい。ここで、第2基地局の一部が異なるオペレータに属する。
【0099】
同期部23が選択部22により選択された第2ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するプロセスは、同期部23が選択部22により選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期化を実行するプロセスに類似していることがわかる。詳細については、選択部22により選択された第1ダウンリンク同期信号に従っユニット23が時刻同期を実行することについての関連コンテンツを参照することができ、詳細は繰り返して本明細書に記載されない。
【0100】
本実施形態では、基地局は、受信部を介して、基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信する。選択部は、選択部により選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を同期部が実行することができるために、少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択する。これにより、GPS信号の利用可用性が低いことによる時刻同期の信頼性が低い従来技術の問題を回避することができ、非同期受信と送信時刻または不正確な時刻同期の問題に起因する他の基地局から基地局が受けた干渉を緩和することができ、これによりエアインタフェースの信号品質を向上させることができる。
【0101】
図7は、本願の別の実施形態において提供される基地局の概略構成図であり、図7に示すように、本実施形態における基地局は、受信機71およびプロセッサ72を含んでいてもよい。受信機71は、基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信し、第1ダウンリンク同期信号をプロセッサ72に送信する、ように構成されている。プロセッサ72は、少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択し、選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するように構成されている。
【0102】
基地局と第2基地局は、同じ地理的領域に属し、具体的には、異なるオペレータに属していてもよいし、また、同じオペレータに属してもよい。このことは、この実施形態に限定されるものではない。
【0103】
第1ダウンリンク同期信号は、これらに限定されるものではないが、一次同期信号(Primary Synchronization Signal、PSS)、および/または2次同期信号(Second Synchronization Signal、SSS)を含んでもよい。
【0104】
任意選択で、任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、受信帯域内のチャネルの少なくとも一部は、受信帯域内の全てのチャネルであってもよい。
【0105】
意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、受信帯域内のチャネルの少なくとも一部は、受信帯域内の全てのチャネルにおけるチャネルの一部であってもよい。具体的には、第1基地局は、事前設定された構成情報に従って受信帯域内の全てのチャネル内のチャネルの一部を決定してもよい。
【0106】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、受信機71は、さらに、基地局によってサポートされた受信帯域における少なくとも一部のチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信し、第1参照信号をプロセッサ72に送信する。それに従って、プロセッサ72は、とくに、第1参照信号の信号強度を得るために、第1参照信号を測定し、第1参照信号における最も強い信号強度の第1参照信号に対応する第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択する、または、基地局のための少なくとも1つのチャネルにおける送信信号を介して基地局が現在動作するチャネルにおいて第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、第1参照信号の信号強度から基地局と関連する少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減算し、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択する、ように構成される。
【0107】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式では、受信機71は、さらに、基地局によってサポートされた受信帯域における少なくとも一部のチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報を受信してもよい。ここでサブフレーム構成情報は、第2基地局のサブフレームの動作モードを示すために使用される。
【0108】
サブフレーム構成情報で示される第2基地局のサブフレームの動作モードは、これに限定されるものではないが、アップリンク送信モードとダウンリンク送信モードとの少なくとも1つを含むことができる。
【0109】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、受信機71は、さらに、サブフレーム構成情報をプロセッサ72へ送信してもよい。対応して、プロセッサ72は、さらに、選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報に従って、基地局のサブフレームの動作モードを設定するように構成されている。
【0110】
任意選択で、本実施形態の可能な実装で、図8に示すように、基地局は、送信機81を含んでもよい。送信機81は、選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局へランダムアクセス信号を送信するように構成されている。対応して、受信機71は、さらに、対応する第2基地局によって送信されたTA値を受信し、受信したTA値をプロセッサ72に送信してもよい。ここで、TA値は、ランダムアクセス信号に従って基地局のための対応する第2基地局によって割り当てられる。
【0111】
具体的には、プロセッサ72はとくに、選択した第1ダウンリンク同期信号と受信機71により受信したTA値に従って時刻同期を実行する。効果的に時刻同期の信頼性を向上させることができ、正確な時刻同期の問題に起因する他の基地局による干渉を緩和することができる。
【0112】
任意選択で、本実施形態の可能な実装方式で、受信機71は、さらに、第1参照信号をプロセッサ72に送信するように構成されている。具体的には、プロセッサ72はとくに、選択された第1ダウンリンク同期信号と選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信された第1参照信号とに従って、時刻同期を実行する。これにより、効果的に時刻同期の信頼性を向上させることができ、不正確な時刻同期の問題に起因する他の基地局から基地局が受けた干渉を緩和することができる。
【0113】
任意選択で、本実施形態の可能な実装の方法で、動作過程において、基地局がシステム性能を大幅に劣化していると発見するとき、例えば、基地局が、ブロックエラーレート(Block Error Rate、BLER)に関する統計情報を収集し、BLERが予め設定された閾値よりも大きいまたは等しいとき、システム性能が大幅に劣化すると考えられ、別の例では、基地局がサウンディング参照信号(Sounding Reference Signal、SRS)を測定し、測定結果が予め設定された測定閾値未満である場合、システム性能が大幅に劣化すると考えられ、この場合、基地局は、新たな時刻同期をトリガする必要がある。具体的には、受信機71は、さらに、少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、周波数情報によって示されるチャネル上で、少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信し、第2ダウンリンク同期信号をプロセッサ72に送信する。対応して、プロセッサ72は、さらに、第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択し、選択された第2ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行する。
【0114】
例えば、受信機71は、さらに、少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、周波数情報により示されるチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信し、第2参照信号をプロセッサ72に送信する。対応して、プロセッサ72は、とくに、第2参照信号の信号強度を得るために第2参照信号を測定し、第2参照信号における最も強い信号強度の第2参照信号に対応する第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する、または、チャネルにおいて第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、第2参照信号の信号強度から基地局と関連する少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減算する。ここでチャネルは、基地局が現在動作するチャネル上で基地局のための周波数情報により示される。そしてプロセッサ72は、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する。
【0115】
任意選択で、受信機71は、さらに、基地局によってサポートされた受信帯域における少なくとも一部のチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局によって送信された、少なくとも1つの第2基地局が属するオペレータのオペレータ識別子を受信してもよい。
【0116】
任意選択で、それぞれのオペレータによって管理される基地局の同期時刻がオペレータによって同じ時刻に設定することができるため、受信機71は、具体的には、少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報とオペレータ識別子とに従って、周波数情報によって示されるチャネルにおいて、少なくとも1つの第2基地局内の第2基地局の一部により送信された第2ダウンリンク同期信号を受信してもよい。ここで、第2基地局の一部が異なるオペレータに属する。
【0117】
なお、プロセッサ72が選択された第2ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行する処理は、プロセッサ72が選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行する処理と同様である、ことがわかる。詳細な説明については、選択された第1ダウンリンク同期信号に従っプロセッサ72が時刻同期を実行することについての関連するコンテンツを参照することができ、詳細は繰り返して本明細書に記載されない。
【0118】
本実施形態では、基地局は、受信機を介して、基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信し、選択部により選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期をプロセッサが実行することができるために、プロセッサが、少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択する。これにより、GPS信号の利用可用性が低いことによる時刻同期の信頼性が低い従来技術の問題を回避することができ、非同期受信と送信時刻または不正確な時刻同期の問題に起因する他の基地局から基地局が受けた干渉を緩和することができ、これによりエアインタフェースの信号品質を向上させることができる。
【0119】
上述の実施形態におけるプロセッサは、ベースバンドプロセッサであってもよい。
【0120】
当業者は、便利で簡単な説明を目的として、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスのために、参照は、前述の方法の実施形態において対応するプロセスを参照することができ、詳細を繰り返して説明されない、ことを明確に理解できる。
【0121】
本出願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方法で実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明した装置の実施形態は、単なる例示である。例えば、ユニットの分割は、単に論理的な機能分割の一種であり、実際の実装の他の割るやり方があってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素を組み合わせてもよいし、また別のシステムに統合されてもよいし、また、いくつかの機能は無視されるか、または行わないこともできる。さらに、図示または説明した相互の結合または直接の結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを介して実装されてもよい。装置またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電子的、機械的、または他の形態で実施することができる。
【0122】
別個の部品として説明されたユニットは、物理的に分離していてもいなくてもよいし、
ユニットとして示された部品は、物理的なユニットであってもなくてもよいし、1つの位置に配置されてもよいし、または複数のネットワークユニットにおいて分配されてもよい。一部または全てのユニットは、実施形態のソリューションの目的を達成するために、実際のニーズに従って選択することができる。
【0123】
また、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、または各ユニットが物理的に単独で存在してもよいし、2または複数のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。集積ユニットは、ハードウェアの形で実装されてもよいし、またはハードウェアに加えてソフトウェア機能ユニットの形で実装されてもよい。
【0124】
ソフトウェア機能ユニットの形で実装される集積ユニットは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。前述のソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に格納され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク装置などであってもよい)またはプロセッサ(プロセッサ)を本願の実施形態において説明した方法のステップの一部を実行することを指示するいくつかの命令を含んでいる。上記の記憶媒体は、USBフラッシュディスク、リムーバブルハードディスク、ロードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクのようなプログラムコードを格納することができる任意の媒体を含む。
【0125】
最後に、上記の実施形態は、本願を制限する以外に、単に本願の技術的な解決策を説明するために意図されていることに注目すべきである。本発明は上記実施形態を参照して詳細に説明したが、当業者は、まだ、記実施の形態で説明した技術的な解決策に変更を加えるか、またはいくつかの技術的特徴に等価な置換を行うことができることができるが、しかしながら、これらの変更または置換が、本発明の実施形態の技術的解決策の精神および範囲から逸脱する対応する技術的解決策の本質とはならない、ことを理解すべきである。
【符号の説明】
【0126】
21 受信部
22 選択部
23 同期部
31 第1測定部
41 構成部
51 送信部
61 第2測定部
71 受信機
72 プロセッサ
81 送信機
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8