【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の複数の態様は、非同期の受信時刻と送信時刻または不正確な時刻同期に起因する他の基地局から基地局が受けた干渉を緩和するために、異なるオペレータの基地局間と同じオペレータの基地局間の同期を含めて、同期する方法
と基地局とを提供する。これにより、エアインタフェースの信号品質を向上させることができる。
【0005】
本願の一態様では、同期方法であって、
前記第1基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、第1基地局が、前記第1基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップと、
を含む、同期方法が提供される。
【0006】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択するステップが、
前記第1基地局が、前記第1基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの前記少なくとも一部において、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第1参照信号の信号強度を得るために、前記第1参照信号を測定するステップと、
前記第1基地局が、前記第1参照信号の前記信号強度に従って、前記第1ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0007】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択するステップが、
前記第1基地局が、
前記チャネルの少なくとも一部において、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第1参照信号の信号強度を得るために、前記第1参照信号を測定するステップと、
前記第1基地局が、前記第1基地局のための前記少なくとも一部のチャネルにおいて前記第1基地局が信号を現在送信するチャネルにおける、前記第2基地局のそれぞれによる干渉の強度を得るために、各第2基地局によって送信された前記第1参照信号の信号強度から前記第1基地局に関連する前記第2基地局のオフセットを減算するステップと、
前記第1基地局が、前記第1基地局のための前記少なくとも一部のチャネルにおいて前記第1基地局が信号を現在送信する前記チャネルにおける、前記第2基地局のそれぞれによる前記干渉の強度に従って、前記第1ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0008】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップが、さらに、
前記第1基地局が、前記チャネルの少なくとも一部において、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報を受信するステップであって、前記サブフレーム構成情報は前記第2基地局のサブフレームの動作モードを示すために使用される、ステップ、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0009】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップの後に、さらに、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報に従って、前記第1基地局のサブフレームの動作モードを構成するステップ、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0010】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップの前に、さらに、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する前記第2基地局へランダムアクセス信号を送信するステップと、
前記第1基地局が、前記対応する第2基地局によって送信されたタイミングアドバンスTA値を受信するステップであって、前記TA値は前記ランダムアクセス信号に従って前記第1基地局のための前記対応する第2基地局によって割り当てられる、ステップと、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0011】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップが、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号と前記受信したTA値とに従って前記時刻同期を実行するステップ、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0012】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップが、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号と前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する前記第2基地局によって送信された第1参照信号とに従って、前記時刻同期を実行するステップ、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0013】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するステップの後に、さらに、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
前記第1基地局が、前記選択された第2ダウンリンク同期信号に従って前記時刻同期を実行するステップと、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0014】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択するステップが、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の前記動作周波数情報に従って、前記周波数情報により示されるチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第2参照信号の信号強度を得るために前記第2参照信号を測定するステップと、
前記第1基地局が、前記第2参照信号において最も強い信号強度の第2参照信号に対応する第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0015】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択するステップが、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の前記動作周波数情報に従って、前記周波数情報により示されるチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信するステップと、
前記第1基地局が、前記第2参照信号の信号強度を得るために前記第2参照信号を測定するステップと、
前記第1基地局が、前記チャネルにおいて前記第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、前記第2参照信号の前記信号強度から前記第1基地局と関連する前記少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減じるステップであって、前記第1基地局のための前記周波数情報により示される前記チャネルにおける送信信号を介して前記第1基地局が現在動作する、ステップと、
前記第1基地局が、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択するステップと、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0016】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信するステップの前に、さらに、
前記第1基地局が、
前記チャネルの少なくとも一部において、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された、前記少なくとも1つの第2基地局が属するオペレータのオペレータ識別子を受信するステップ、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0017】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信するステップが、
前記第1基地局が、前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報とオペレータ識別子とに従って、前記周波数情報によって示される前記チャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局内の第2基地局の一部により送信された第2ダウンリンク同期信号を受信するステップであって、前記第2基地局の一部が異なるオペレータに属する、ステップ、
を含む実装方式がさらに提供される。
【0018】
本願の他の態様では、基地局であって、
前記基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信し、前記第1ダウンリンク同期信号を選択したユニットへ送信する、ように構成された受信部と、
前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択し、前記選択した第1ダウンリンク同期信号を同期部に送信する、ように構成された選択部と、
前記選択部により選択された前記第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するように構成される同期部と、
を含む基地局が提供される。
【0019】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記基地局がさらに第1測定部を含み、
前記受信部が、さらに、
前記基地局によってサポートされた前記受信帯域における前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信し、前記第1参照信号を前記第1測定部へ送信する、ように構成され、
前記第1測定部が、
前記第1参照信号の信号強度を得るために前記第1参照信号を測定し、前記第1参照信号の前記信号強度を前記選択部に送信する、ように構成され、
前記選択部が、特に、
前記第1参照信号の前記信号強度に従って前記第1ダウンリンク同期信号を選択する、または、
前記基地局のための前記少なくとも一部のチャネルにおいて前記基地局が信号を現在送信するチャネルにおける、前記第2基地局のそれぞれによる干渉の強度を得るために、各第2基地局によって送信された前記第1参照信号の前記信号強度から前記基地局に関連する前記第2基地局のオフセットを減算し、前記基地局のための前記少なくとも一部のチャネルにおいて前記基地局が信号を現在送信する前記チャネルにおける、前記第2基地局のそれぞれによる前記干渉の強度に従って前記第1ダウンリンク同期信号を選択する、
ように構成された実装方式がさらに提供される。
【0020】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信部がさらに、
前記基地局によってサポートされた前記受信帯域における前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報であって、前記第2基地局のサブフレームの動作モードを示すために使用されるサブフレーム構成情報を受信する、ように構成された実装方式がさらに提供される。
【0021】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記基地局がさらに構成部を含み、
前記受信部がさらに前記サブフレーム構成情報を前記構成部へ送信するように構成され、
前記構成部が、
前記選択部によって選択された前記第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信された前記サブフレーム構成情報に従って前記基地局のサブフレームの動作モードを構成する、
ように構成された実装方式がさらに提供される。
【0022】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記基地局は更に送信部を含み、前記送信部が、
前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する前記第2基地局へランダムアクセス信号を送信し、
前記受信部が、さらに、
前記対応する第2基地局によって送信されたタイミングアドバンスTA値を受信し、前記TA値を前記同期部に送信し、前記TA値は前記ランダムアクセス信号に従って前記基地局のための前記対応する第2基地局によって割り当てられる、
ように構成される実装方式がさらに提供される。
【0023】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記同期部が、特に、
前記選択部により選択された前記第1ダウンリンク同期信号と前記受信部により受信された前記TA値とに従って前記時刻同期を実行する、
ように構成される実装方式がさらに提供される。
【0024】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信部はさらに前記同期部に第1参照信号を送信するように構成されており、前記同期部は特に、
前記選択部により選択された前記第1ダウンリンク同期信号と前記選択部により選択された前記第1ダウンリンク同期信号に対応する前記第2基地局により送信された前記第1参照信号とに従って時刻同期を実行する、
ように構成されている、実装方式がさらに提供される。
【0025】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信部がさらに、
前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信し、前記第2ダウンリンク同期信号を前記選択部に送信する、
ように構成され、
前記選択部がさらに、
前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択し、前記選択した第2ダウンリンク同期信号を前記同期部に送信する、
ように構成され、
前記選択された第2ダウンリンク同期信号に従って前記時刻同期を実行する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0026】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記基地局がさらに第2測定部を備え、
前記受信部がさらに、
前記少なくとも1つの第2基地局の前記動作周波数情報に従って、前記周波数情報により示されるチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信し、前記第2参照信号を前記第2測定部に送信する、
ように構成され、
前記第2測定部がさらに、
前記第2参照信号の信号強度を得るために前記第2参照信号を測定し、前記第2参照信号の前記信号強度を前記選択部に送信する、
ように構成され、
前記選択部が特に、
前記第2参照信号における最も強い信号強度の第2参照信号に対応する第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する、または、
前記基地局のための前記周波数情報により示される前記チャネルにおける送信信号を介して前記基地局が現在動作する前記チャネルにおいて前記第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、前記第2参照信号の前記信号強度から前記基地局と関連する前記少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減算し、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0027】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信部がさらに、
前記基地局によってサポートされた前記受信帯域における前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された、前記少なくとも1つの第2基地局が属するオペレータのオペレータ識別子を受信する、
ように構成されている、実装方式がさらに提供される。
【0028】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信部が特に、
前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報とオペレータ識別子とに従って、前記周波数情報によって示される前記チャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局内の第2基地局の一部により送信された第2ダウンリンク同期信号を受信し、前記第2基地局の一部が異なるオペレータに属する、
ように構成されている、実装方式がさらに提供される。
【0029】
本願の他の態様では、基地局であって、
基地局であって、
前記基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信し、プロセッサに前記第1ダウンリンク同期信号を送信する、ように構成された受信機と、
前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択し、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行する、ように構成された前記プロセッサと、
を含む基地局が提供される。
【0030】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機がさらに、
前記基地局によってサポートされた前記受信帯域における前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第1参照信号を受信し、前記第1参照信号を前記プロセッサに送信する、
ように構成され、
前記プロセッサが特に、
前記第1参照信号の信号強度を得るために前記第1参照信号を測定し、
前記第1参照信号における最も強い信号強度の第1参照信号に対応する第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択、または、前記基地局のための前記少なくとも1つのチャネルにおける送信信号を介して前記基地局が現在動作するチャネルにおいて前記第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、前記第1参照信号の前記信号強度から前記基地局と関連する前記少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減算し、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0031】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機がさらに、
前記基地局によってサポートされた前記受信帯域における前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報であって、前記第2基地局のサブフレームの動作モードを示すために使用されるサブフレーム構成情報を受信する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0032】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機はさらに前記プロセッサに前記サブフレーム構成情報を送信するように構成されており、
前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する第2基地局によって送信されたサブフレーム構成情報に従って、前記基地局のサブフレームの動作モードを構成する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0033】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記基地局がさらに、
前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する前記第2基地局へランダムアクセス信号を送信するように構成された送信機を含む、
ように構成され、
前記受信機がさらに、
前記対応する第2基地局によって送信されたTA値を受信し、前記TA値は、前記ランダムアクセス信号に従って前記基地局のための前記対応する第2基地局によって割り当てられる、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0034】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記プロセッサが特に、
前記選択された第1ダウンリンク同期信号と前記受信機によって受信された前記TA値とに従って時刻同期を実行する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0035】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機がさらに第1参照信号を前記プロセッサに送信するように構成され、前記プロセッサが特に、
前記選択された第1ダウンリンク同期信号と前記選択された第1ダウンリンク同期信号に対応する前記第2基地局によって送信された前記第1参照信号とに従って、前記選択された第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0036】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機がさらに、
前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報に従って、前記周波数情報によって示されるチャネル上で、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を受信し、前記第2ダウンリンク同期信号を前記プロセッサに送信する、
ように構成され、
前記プロセッサがさらに、
前記第2ダウンリンク同期信号から第2ダウンリンク同期信号を選択し、前記選択された第2ダウンリンク同期信号に従って前記時刻同期を実行する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0037】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記基地局がさらに前記プロセッサを含み、
前記受信機がさらに、
前記少なくとも1つの第2基地局の前記動作周波数情報に従って、前記周波数情報により示されるチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された第2参照信号を受信し、前記第2参照信号を前記プロセッサに送信する、
ように構成され、
前記プロセッサが特に、
前記第2参照信号の信号強度を得るために前記第2参照信号を測定し、
前記第2参照信号において最も強い信号強度の第2参照信号に対応する第2基地局によって送信された第1ダウンリンク同期信号を選択、または、前記基地局のための前記周波数情報によって示される前記チャネルにおける送信信号を介して前記基地局が現在動作する、前記チャネルにおいて、前記第2基地局によって引き起こされる干渉の強度を得るために、前記第2参照信号の前記信号強度から前記基地局と関連する前記少なくとも1つの第2基地局の予め定められたオフセットを減算し、干渉の強度が最も強い第2基地局によって送信された第2ダウンリンク同期信号を選択する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0038】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機がさらに、
前記基地局によってサポートされた前記受信帯域における前記少なくとも一部のチャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局によって送信された、前記少なくとも1つの第2基地局が属するオペレータのオペレータ識別子を受信する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0039】
前述の態様および任意の可能な実装方式と関連して、
前記受信機が特に、
前記少なくとも1つの第2基地局の動作周波数情報とオペレータ識別子とに従って、前記周波数情報によって示される前記チャネルにおいて、前記少なくとも1つの第2基地局内の第2基地局の一部により送信された第2ダウンリンク同期信号を受信し、前記第2基地局の一部が異なるオペレータに属する、
ように構成された、実装方式がさらに提供される。
【0040】
上記の技術的解決策から、本願の実施形態において、第1基地局が、前記第1基地局によってサポートされている受信帯域内のチャネルの少なくとも一部において、少なくとも1つの第2基地局によって送信された少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号を受信し、前記選択した第1ダウンリンク同期信号に従って時刻同期を実行するために、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク同期信号から第1ダウンリンク同期信号を選択する。これにより、GPS信号の利用可用性が低いことによる時刻同期の信頼性が低い従来技術の問題を回避することができ、非同期受信と送信時刻または不正確な時刻同期の問題に起因する他の基地局から基地局が受けた干渉を緩和することができ、これによりエアインタフェースの信号品質を向上させることができる、ことがわかる。