(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第一通信モードは、前記マルチモード端末が現在動作しているキャリア周波数或いはインタフェース技術であり、前記第一通信モードの信号は、同期信号、発見信号、基準信号、ビーコンを含むが、これらに限定されなく、
前記第二通信モードは、前記第一通信モード以外の一つ或いは複数のキャリア周波数及び/又は一つ或いは複数のインタフェース技術であることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【発明の概要】
【0007】
これを鑑みて、本発明の実施例の目的はマルチモード端末を補助して通信の機会を発見する方法、システム及び装置を提供することである。
【0008】
本発明の実施例はマルチモード端末を補助して通信の機会を発見する方法を提供し、該方法は、
マルチモード端末がネットワーク側から送信した第二通信モードに関するカバレッジ指示情報を受信することと、
前記マルチモード端末が前記カバレッジ指示情報に基づいて、第二通信モードに基づく通信の機会を発見することと、を含む。
【0009】
上記解決手段において、前記マルチモード端末がネットワーク側から送信した第二通信モードに関するカバレッジ指示情報を受信することは、
マルチモード端末がサービス基地局から送信したマルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジのカバレッジ指示情報を受信するのを含む。
【0010】
上記解決手段において、前記方法はさらに、マルチモード端末がマルチモード基地局の第一通信モードの信号を測定することを含む。
【0011】
上記解決手段において、前記第一通信モードは、前記マルチモード端末が現在動作しているキャリア周波数或いはインタフェース技術であり、前記第一通信モードの信号は同期信号、発見信号、基準信号、ビーコンを含むが、これらに限定されなく、
前記第二通信モードは、前記第一通信モード以外の一つ或いは複数のキャリア周波数及び/又は一つ或いは複数のインタフェース技術である。
【0012】
上記解決手段において、前記マルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジのカバレッジ指示情報は、
マルチモード基地局の複数のキャリア周波数及び/又は複数のインタフェース技術のセル或いはアクセスポイントの情報であり、その中に基地局識別子、及び/又は地理位置識別子情報、及び/又はカバレッジ情報を含み、
或いは、共通基地局サイト(co−sited)或いは共通カバレッジのセル/アクセスポイントの識別子或いは識別子範囲によって指示され、
或いは、セル/アクセスポイントの能力情報によって指示され、
或いは、二つ或いは複数の共通基地局サイト或いは共通カバレッジかつ同じ通信事業者のキャリア周波数及び/又はインタフェース技術である。
【0013】
上記解決手段において、前記カバレッジ指示情報はさらに信号受信電力のオフセット値を指示し、
前記第二通信モードに基づく通信の機会を発見することは、前記マルチモード端末が前記オフセット値を用いて、第一通信モードの信号測定結果と組み合わせ、第二通信モードに基づいて通信することができるか否かを判断することを含む。
【0014】
上記解決手段において、前記第二通信モードに基づく通信の機会を発見することは、
前記マルチモード端末が前記マルチモード基地局の第一通信モードへの信号測定結果に基づいて、前記第二通信モードの信号を測定し、第二通信モードに基づいて通信することができるか否かを判断すること、
或いは、前記マルチモード端末がサービス基地局に測定結果を報告し、前記サービス基地局が前記測定結果に基づいて、前記マルチモード端末に第二通信モードの信号測定を設定し、及び/又はサービス基地局が前記マルチモード端末を第二通信モードに切替/リダイレクトし、及び/又はネットワーク側が第一と第二通信モードを用いて前記マルチモード端末とジョイント送信を行うこと、
或いは、前記マルチモード端末が前記サービス基地局に情報を送信し、サービス基地局が前記情報に基づいて前記マルチモード端末に第二通信モードへの測定を設定し、及び/又はサービス基地局が前記情報に基づいて前記マルチモード端末が発見したマルチモード基地局に情報を送信するか否かを判断し、前記マルチモード端末がサービス基地局に送信した情報は、第二通信モードのサービス範囲に近づく指示情報、第一通信モードの信号への測定結果、推定された第二通信モードの信号の測定結果のうちの少なくとも一つを含むこと、
或いは、前記マルチモード端末が自動的に第二通信モードを選択し使用して通信すること、
或いは、前記マルチモード端末が前記マルチモード基地局の第二通信モードがサービスできるのを提示し、ユーザの手動選択結果に基づいて第二通信モードで通信すること、を含む。
【0015】
上記解決手段において、前記マルチモード端末がサービス基地局から送信したマルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジのカバレッジ指示情報を受信する前に、該方法はさらに、
前記サービス基地局が事前設定、或いはネットワーク管理システム、或いは基地局間のインタフェースによって、隣接した基地局がマルチモード基地局である情報を取得し、或いは隣接した複数のセルの共通基地局サイト或いは共通カバレッジの情報を取得することを含む。
【0016】
上記解決手段において、前記第二通信モードに関するカバレッジ指示情報はカバレッジ・レシオを含む。
【0017】
上記解決手段において、前記カバレッジ・レシオがマルチモード端末或いはユーザの後続判断を補助するために用いられ、
前記判断の方法は、
マルチモード端末がカバレッジ・レシオに基づいて、第二通信モードの信号へのスキャン/測定を起動するか否かを判断すること、
マルチモード端末がカバレッジ・レシオに基づいて、第二通信モードの信号へのスキャン/測定の周期/頻度を確定し、及び/又は第二通信モードサービス領域を発見するための持続判断時間を確定すること、
ユーザが特定インタフェース技術或いはモードの通信モジュールを起動するか否かを決定するために、マルチモード端末がカバレッジ・レシオをユーザに提供することのうちの少なくとも一つを含む。
【0018】
上記解決手段において、前記第二通信モードに関するカバレッジ指示情報は、セル或いはセルセット情報、或いは、キャリア周波数情報、或いは、特定インタフェース技術/モードの帯域情報、キャリア周波数情報、セル情報、サービスセット情報、ネットワークオペレーター情報を含む。
【0019】
上記解決手段において、前記マルチモード端末に関するカバレッジ指示情報はさらに、測定評価パラメータ情報、負荷情報、能力情報、省エネルギー状態情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0020】
上記解決手段において、前記マルチモード端末が前記カバレッジ指示情報に基づいて、第二通信モードに基づく通信の機会を発見することは、
前記カバレッジ指示情報がマルチモード端末のサービスセルとデフォルト関連されると、マルチモード端末が第二通信モードのサービス領域を発見すること、
或いは、前記マルチモード端末が前記カバレッジ指示情報におけるセル或いはセルセットにおけるセルを発見すると、マルチモード端末が第二通信モードのサービス領域を発見すること、
或いは、前記マルチモード端末が前記カバレッジ指示情報における指示されたキャリア周波数を発見すると、マルチモード端末が第二通信モードのサービス領域を発見すること、
或いは、マルチモード端末が測定評価パラメータ情報に基づいて、第二通信モードのサービス領域を発見するか否かを判断すること、を含む。
【0021】
上記解決手段において、マルチモード端末が特定インタフェース技術/モード帯域情報、キャリア周波数情報、セル情報、サービスセット情報、ネットワークオペレーター情報、負荷情報、能力情報、省エネルギー状態情報に基づいて、第二通信モードに基づいて通信することができるか否かを判断する。
【0022】
上記解決手段において、前記第二通信モードはWIFI、IMT−2020通信インタフェース技術、高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、FDD通信モード、TDD通信モードのうちの少なくとも一つを含む。
【0023】
本発明はさらにマルチモード端末を提供し、前記マルチモード端末は送受信モジュールと操作モジュールを含み、
送受信モジュールは、第二通信モードに関するカバレッジ指示情報を受信するために用いられ、
操作モジュールは、前記送受信モジュールが受信した前記カバレッジ指示情報に基づいて、第二通信モードに基づく通信の機会を発見するために用いられる。
【0024】
上記解決手段において、前記送受信モジュールは、具体的にはサービス基地局から送信したマルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジのカバレッジ指示情報を受信するために用いられる。
【0025】
上記解決手段において、前記マルチモード端末はさらに、測定モジュールを含み、マルチモード基地局の第一通信モードの信号を測定するために用いられ、相応的に、前記操作モジュールは、さらに測定モジュールが取得した第一通信モードの測定結果を受信するために用いられる。
【0026】
上記解決手段において、前記第一通信モードは、前記マルチモード端末が現在動作しているキャリア周波数或いはインタフェース技術と同様なキャリア周波数或いはインタフェース技術信号であり、前記信号は同期信号、発見信号、基準信号、ビーコンを含むが、これらに限定されなく、
前記第二通信モードは、第一通信モード以外の一つ或いは複数のキャリア周波数及び/又は一つ或いは複数のインタフェース技術である。
【0027】
上記解決手段において、前記マルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジのカバレッジ指示情報は、
マルチモード基地局の複数のキャリア周波数及び/又は複数のインタフェース技術のセル或いはアクセスポイントの情報であり、その中に基地局識別子、及び/又は地理位置識別子情報、及び/又はカバレッジ情報を含み、
或いは、共通基地局サイト或いは共通カバレッジのセル/アクセスポイントの識別子或いは識別子範囲によって指示され、
或いは、セル/アクセスポイントの能力情報によって指示され、
或いは、二つ或いは複数の共通基地局サイト或いは共通カバレッジかつ同じ通信事業者のキャリア周波数及び/又はインタフェース技術である。
【0028】
上記解決手段において、前記操作モジュールは、具体的には前記オフセット値を用いて、および測定した受信信号のパワーと組み合わせ、マルチモード基地局の第二通信モードに基づいて前記マルチモード基地局と通信するか否かを判断するために用いられる。
【0029】
上記解決手段において、前記操作モジュールは、具体的には前記マルチモード基地局の第一通信モードの信号測定結果に基づいて、前記第二通信モードの信号を測定し、第二通信モードに基づいて通信できるか否かを判断し、
或いは、前記マルチモード端末はサービス基地局に測定結果を報告し、前記サービス基地局は前記測定結果に基づいて、前記マルチモード端末に第二通信モードの信号測定を設定し、及び/又はサービス基地局が前記マルチモード端末を第二通信モードに切替/リダイレクトし、及び/又はネットワーク側が第一と第二通信モードを用いて前記マルチモード端末とジョイント送信を行い、
或いは、前記マルチモード端末が前記サービス基地局に情報を送信し、サービス基地局は前記情報に基づいて前記マルチモード端末に第二通信モードへの測定を設定し、及び/又はサービス基地局は前記情報に基づいて前記マルチモード端末が発見したマルチモード基地局に情報を送信するか否かを判断し、前記マルチモード端末がサービス基地局に送信した情報は、第二通信モードのサービス範囲に近づく指示情報、第一通信モードの信号への測定結果、推定された第二通信モードの信号の測定結果のうちの少なくとも一つを含み、
或いは、前記マルチモード端末が自動的に第二通信モードを選択し使用して通信し、
或いは、前記マルチモード端末が前記マルチモード基地局の第二通信モードがサービスできるのを提示し、ユーザの手動選択結果に基づいて第二通信モードで通信するために用いられる。
【0030】
上記解決手段において、前記操作モジュールは、具体的にはサービス基地局から送信したマルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジのカバレッジ指示情報を受信する前に、前記サービス基地局が事前設定、或いはネットワーク管理システム、或いは基地局間のインタフェースによって、隣接した基地局がマルチモード基地局である情報を取得し、或いは隣接した複数のセルの共通基地局サイト或いは共通カバレッジの情報を取得するために用いられる。
【0031】
上記解決手段において、前記カバレッジ指示情報はカバレッジ・レシオを含む。
【0032】
上記解決手段において、前記操作モジュールは、具体的には前記カバレッジ・レシオに基づいて後続の判断を補助するために用いられ、
前記判断の方法は、
カバレッジ・レシオに基づいて、第二通信モードの信号へのスキャン/測定を起動するか否かを判断すること、
カバレッジ・レシオに基づいて、第二通信モードの信号へのスキャン/測定の周期/頻度を確定し、及び/又は第二通信モードサービス領域を発見するための持続判断時間を確定すること、
ユーザが特定インタフェース技術或いはモードの通信モジュールを起動するか否かを決定するために、カバレッジ・レシオをユーザに提供することのうちの少なくとも一つを含む。
【0033】
上記解決手段において、前記カバレッジ指示情報はセル或いはセルセット情報、或いは、キャリア周波数情報、或いは、特定インタフェース技術/モードの帯域情報、キャリア周波数情報、セル情報、サービスセット情報、ネットワークオペレーター情報を含む。
【0034】
上記解決手段において、前記第二通信モードに関するカバレッジ指示情報はさらに、測定評価パラメータ情報、負荷情報、能力情報、省エネルギー状態情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0035】
上記解決手段において、前記処理モジュールは、具体的には前記カバレッジ指示情報がサービスセルとデフォルト関連されると、マルチモード端末が第二通信モードのサービス領域を発見し、
或いは、前記カバレッジ指示情報におけるセル或いはセルセットにおけるセルを発見すると、第二通信モードのサービス領域を発見し、
或いは、前記カバレッジ指示情報における指示されたキャリア周波数を発見すると、第二通信モードのサービス領域を発見し、
或いは、測定評価パラメータ情報に基づいて、第二通信モードのサービス領域を発見するか否かを判断するために用いられる。
【0036】
前記処理モジュールは、具体的には特定インタフェース技術/モード帯域情報、キャリア周波数情報、セル情報、サービスセット情報、ネットワークオペレーター情報、負荷情報、能力情報、省エネルギー状態情報に基づいて、第二通信モードに基づいて通信することができるか否かを判断するために用いられる。
【0037】
上記解決手段において、前記第二通信モードはWIFI、IMT−2020通信インタフェース技術、高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、FDD通信モード、TDD通信モードのうちの少なくとも一つを含む。
【0038】
本発明はさらに基地局を提供し、前記基地局は送信モジュールを含み、第二通信モードに関するカバレッジ指示情報を送信するために用いられる。
【0039】
上記解決手段において、前記送信モジュールは、具体的にはマルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジのカバレッジ指示情報を送信し、或いは、第二通信モードのカバレッジ・レシオを送信するために用いられる。
【0040】
本発明はさらにマルチモード端末を補助して通信の機会を発見するシステムを提供し、前記システムはマルチモード端末及びサービス基地局を含み、
前記マルチモード端末は上記解決手段における前記マルチモード端末であり、
前記サービス基地局は上記解決手段における前記基地局である。
【0041】
本発明の実施例が提供するマルチモード端末を補助して通信の機会を発見する方法、システム及び装置は、マルチモード端末がサービス基地局から送信したカバレッジ指示情報を受信させることができ、前記マルチモード端末が前記カバレッジ指示情報に基づいて、通信の機会を発見する。このように、従来に技術におけるマルチ周波数或いはマルチインタフェース技術の測定によって後続の通信操作を完成できるという問題を回避し、直接カバレッジ指示情報に基づいて後続の操作を確定し、それにより消費電力を低減させる。また、端末が優先度のより高く或いは料金のより低い通信の機会の発見をより効果的に補助することができ、それにより消費電力をさらに低減させる。
【発明を実施するための形態】
【0043】
本発明の実施例の基本的な思想は、マルチモード端末がネットワーク側から送信した第二通信モードに関するカバレッジ指示情報を受信し、前記マルチモード端末が前記カバレッジ指示情報に基づいて、第二通信モードに関する通信の機会を発見することである。
【0044】
以下は図面及び具体的な実施例に合わせて本発明についてさらに詳細な説明を行う。
【0045】
本発明の実施例が提供するマルチモード端末を補助して通信の機会を発見する方法は、図に示されたように、以下のステップを含む。
【0046】
ステップ101において、マルチモード端末はネットワーク側から送信した第二通信モードに関するカバレッジ指示情報を受信する。
【0047】
ここで、前記カバレッジ指示情報は、マルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジの情報を指示し、或いは、料金の低い通信インタフェース技術のカバレッジ情報を指示するために用いられる。
【0048】
前記ネットワーク側はサービス基地局であることができる。
【0049】
ステップ102において、前記マルチモード端末は前記カバレッジ指示情報に基づいて、第二通信モードに基づく通信の機会を発見する。
【0050】
ここで、前記第二通信モードに基づく通信の機会を発見することは、対応する基地局或いはアクセスポイントと通信するか否かを判断する可能性がある。
【0051】
前記カバレッジ指示情報はマルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジの情報を指示するために用いられたときに、本発明の実施例が提供するマルチモード端末を補助して通信の機会を発見する方法は、
図2に示されたように、以下のステップを含む。
【0052】
ステップ201において、マルチモード端末はマルチモード基地局の第一通信モードを測定する。
【0053】
ここで、前記第一通信モードは前記マルチモード端末が現在動作しているキャリア周波数或いはインタフェース技術である。前記信号は同期信号、発見信号、基準信号、ビーコンを含むが、これらに限定されない。
【0054】
ステップ202において、前記マルチモード端末は前記マルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジのカバレッジ指示情報を受信する。
【0055】
ここで、前記カバレッジ指示情報は前記マルチモード端末の第一通信モードと第二通信モードのセルの情報、或いはアクセスポイントの情報によって間接的に指示し、前記セル或いはアクセスポイントの情報は基地局の識別子、地理位置情報、カバレッジ情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0056】
好ましく、マルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通基地局サイト(co−sited)或いは共通カバレッジは共通基地局サイト或いは共通カバレッジのセル/アクセスポイントの識別子範囲によって指示する。
【0057】
好ましく、マルチモード端末基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通基地局サイト或いは共通カバレッジはセル/アクセスポイントの能力情報によって指示する。
【0058】
好ましく、第二通信モードの通信優先度は第一通信モードより高い。
【0059】
前記マルチモード端末はサービス基地局から送信したマルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジのカバレッジ指示情報を受信する前に、該方法はさらに、前記サービス基地局は事前設定、或いはネットワーク管理システム、或いは基地局間のインタフェースによって、隣接した基地局がマルチモード基地局である情報を取得し、或いは隣接した複数のセルの共通基地局サイト或いは共通カバレッジの情報を取得することを含む。
【0060】
ステップ203において、前記マルチモード端末は前記指示情報に基づいて、前記マルチモード基地局と通信するか否かを判断する。
【0061】
具体的には、マルチモード端末は信号受信電力のオフセット値を指示するための情報を受信し、前記マルチモード端末が前記オフセット値を用いて、測定した受信信号のパワーと組み合わせ、マルチモード基地局の第二通信モードと通信するのを準備するか否かを判断し、
或いは、マルチモード端末はマルチモード基地局の第一通信モードへの測定結果に基づいて第二通信モードを選択し、前記第二通信モードを測定し、及び/又はインタフェース技術、及び/又はキャリア周波数、及び/又はセル再選択を行い、及び/又は切替或いはリダイレクトを行い、及び/又は接続を確立し、
或いは、マルチモード端末はサービス基地局に測定結果を報告し、前記サービス基地局は前記測定結果に基づいて、前記マルチモード端末に第二通信モードの信号測定を設定し、及び/又はサービス基地局が前記マルチモード端末を第二通信モードに切替/リダイレクトし、及び/又はネットワーク側が第一と第二通信モードを用いて前記マルチモード端末とジョイント送信を行い、
或いは、前記マルチモード端末が前記サービス基地局に情報を送信し、サービス基地局は前記情報に基づいて前記マルチモード端末に第二通信モードへの測定を設定し、及び/又はサービス基地局は前記情報に基づいて前記マルチモード端末が発見したマルチモード基地局に情報を送信するか否かを判断し、前記マルチモード端末がサービス基地局に送信した情報は、第二通信モードのサービス範囲に近づく指示情報、第一通信モードの信号への測定結果、推定された第二通信モードのセルの測定結果のうちの少なくとも一つを含み、
或いは、前記マルチモード端末は自動的に第二通信モードを選択し使用して通信し、
或いは、前記マルチモード端末は前記マルチモード基地局の第二通信モードがサービスできるのを提示し、ユーザの手動選択結果に基づいて第二通信モードで通信する。
【0062】
好ましく、ステップ203を完成した後に、前記マルチモード基地局の第二通信モードは省エネルギー状態にあると、前記マルチモード端末はマルチモード基地局の第二通信モードと通信するのを準備した後に、前記マルチモード端末は前記マルチモード基地局の第二通信モードを自動的に作動させ、或いは、前記マルチモード端末は現在のサービス基地局によってマルチモード基地局の第二通信モードを作動させる。
【0063】
好ましく、マルチモード端末はマルチモード基地局の第二通信モードと通信するのを準備する前に、さらに、前記マルチモード端末は第一通信モードの測定結果と第二通信モードの測定結果を比較し、現在のサービス基地局或いはネットワーク側に比較結果を報告し、共通基地局サイト指示情報及び/或いはオフセット値の自動更新を実現するのを含むことができる。
【0064】
前記カバレッジ指示情報は料金の低い通信インタフェース技術のカバレッジ情報を指示したときに、本発明の実施例が提供するマルチモード端末を補助して通信の機会を発見する方法は、
図3に示されたように、以下を含む。
【0065】
ステップ301において、マルチモード端末はサービス基地局から送信した第二通信モードのカバレッジ指示情報を受信する。
【0066】
ここで、前記第二通信モードは料金の低い通信インタフェース技術であることができる。
【0067】
ステップ302において、前記マルチモード端末は前記カバレッジ指示情報に基づいて、マルチモード基地局或いはアクセスポイントの前記第二通信モードのサービス領域に接続するか否かを判断する。
【0068】
ここで、前記カバレッジ指示情報はカバレッジ・レシオを含む。
【0069】
前記カバレッジ・レシオはマルチモード端末或いはユーザの後続の判断を補助するために用いられる。
【0070】
前記判断の方法は、
マルチモード端末がカバレッジ・レシオに基づいて、第二通信モードの信号へのスキャン/測定を起動するか否かを判断すること、
マルチモード端末がカバレッジ・レシオに基づいて、第二通信モードの信号へのスキャン/測定の周期/頻度を確定し、及び/又は第二通信モードサービス領域を発見するための持続判断時間を確定すること、
ユーザが特定インタフェース技術或いはモードの通信モジュールを起動するか否かを決定するために、マルチモード端末がカバレッジ・レシオをユーザに提供することのうちの少なくとも一つを含む。
【0071】
好ましく、前記カバレッジ指示情報はさらにセル或いはセルセット情報、或いは、キャリア周波数情報、或いは、評価パラメータ情報、或いは特定インタフェース技術/モードの帯域情報、キャリア周波数情報、セル情報、サービスセット情報、ネットワークオペレーター情報、負荷情報、能力情報、省エネルギー状態情報を含むことができる。
【0072】
好ましく、前記マルチモード端末が前記カバレッジ指示情報に基づいて、前記料金の低い通信インタフェース技術のサービス領域を発見することは、前記カバレッジ指示情報がマルチモード端末のサービスセルとデフォルト関連されると、マルチモード端末が第二通信モードのサービス領域を発見すること、
或いは、前記マルチモード端末が前記カバレッジ指示情報におけるセル或いはセルセットにおけるセルを発見すると、マルチモード端末が第二通信モードのサービス領域を発見すること、
或いは、前記マルチモード端末が前記カバレッジ指示情報における指示されたキャリア周波数を発見すると、マルチモード端末が第二通信モードのサービス領域を発見すること、
或いは、マルチモード端末が測定評価パラメータ情報に基づいて、第二通信モードのサービス領域を発見するか否かを判断すること、を含む。
【0073】
マルチモード端末は特定インタフェース技術/モードの帯域情報、キャリア周波数情報、セル情報、サービスセット情報、ネットワークオペレーター情報、負荷情報、能力情報、省エネルギー状態情報に基づいて、第二通信モードに基づいて通信することができるか否かを判断する。
【0074】
好ましく、前記第二通信モードはWIFI、IMT−2020通信インタフェース技術、FDD通信モード、TDD通信モードのうちの少なくとも一つを含む。
【0075】
こうしてみれば、料金が高くカバレッジ領域が比較的広いインタフェース技術(例えば3G或いはLTE)によって、料金が低くカバレッジ領域が比較的狭いインタフェース技術(例えばWIFI、IMT−2020)を間接的に発見し、ユーザがWIFI或いはIMT−2020インタフェース技術カバレッジ領域でより多くのトラフィックフローを発生するのを促進し、同時にユーザスループットを高め、ネットワークの負荷バランスとリソース利用の最適化を実現することができる。
【0076】
図4に示されたように、本発明の実施例はマルチモード端末を補助して通信の機会を発見するシステムを提供し、前記システムはマルチモード端末41及び基地局42を含む。
【0077】
前記マルチモード端末41は、ネットワーク側から送信した第二通信モードに関するカバレッジ指示情報を受信するように構成され、
前記基地局42は、マルチモード端末41に第二通信モードに関するカバレッジ指示情報を送信するように構成される。
【0078】
前記マルチモード端末41は送受信モジュール411と操作モジュール412を含み、
送受信モジュール411は、受信した第二通信モードに関するカバレッジ指示情報を操作モジュールに送信するように構成され、
操作モジュール412は、送受信モジュールから送信した前記カバレッジ指示情報に基づいて、第二通信モードに基づく通信の機会を発見するように構成される。
【0079】
前記送受信モジュール411は、サービス基地局から送信したマルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジのカバレッジ指示情報を受信するように構成される。
【0080】
前記操作モジュール412は、マルチモード基地局の第一通信モードの信号を測定するように構成される。
【0081】
前記第一通信モードは、前記マルチモード端末の第一キャリア周波数或いは第一インタフェース技術の信号であり、前記第一インタフェース技術の信号は同期信号、発見信号、基準信号、ビーコンを含むが、これらに限定されない。
【0082】
前記マルチモード端末41はさらに、測定モジュール413を含み、マルチモード端末がマルチモード基地局の第一通信モードを測定するように構成され、相応的に、前記操作モジュール412は、測定モジュールが取得した第一通信モードの測定結果を受信するように構成される。
【0083】
前記カバレッジ指示情報は、マルチモード基地局の複数のキャリア周波数及び/又は複数のインタフェース技術のセル或いはアクセスポイントの情報であり、その中に基地局識別子及び/又は地理位置(識別子)情報及び/又はカバレッジ情報を含み、
或いは、共通基地局サイト或いは共通カバレッジのセル/アクセスポイントの識別子或いは識別子範囲によって指示され、
或いは、本基地局/本セル/本アクセスポイントの信号受信電力のオフセット値を指示し、
或いは、二つ或いは複数の共通基地局サイト或いは共通カバレッジかつ同じ通信事業者のキャリア周波数及び/又はインタフェース技術である。
【0084】
前記第二通信モードの通信優先度は第一通信モードより高い。
【0085】
前記操作モジュール412は、前記マルチモード基地局の第一通信モードの信号測定結果に基づいて、前記第二通信モードの信号を測定し、第二通信モードに基づいて通信できるか否かを判断し、
或いは、サービス基地局に測定結果を報告し、前記サービス基地局は前記測定結果に基づいて、前記マルチモード端末に第二通信モードの信号測定を設定し、及び/又はサービス基地局が前記マルチモード端末を第二通信モードに切替/リダイレクトし、及び/又はネットワーク側が第一と第二通信モードを用いて前記マルチモード端末とジョイント送信を行い、
或いは、前記サービス基地局に情報を送信し、サービス基地局は前記情報に基づいて第二通信モードへの測定を設定し、及び/又はサービス基地局は前記情報に基づいて発見したマルチモード基地局に情報を送信するか否かを判断し、サービス基地局に送信した情報は、第二通信モードのサービス範囲に近づく指示情報、第一通信モードの信号への測定結果、推定された第二通信モードの信号の測定結果のうちの少なくとも一つを含み、
或いは、自動的に第二通信モードを選択し使用して通信し、
或いは、ユーザに前記マルチモード基地局の第二通信モードがサービスできるのを提示し、ユーザの手動選択結果に基づいて第二通信モードで通信するように構成される。
【0086】
前記操作モジュール412は、サービス基地局から送信したマルチモード基地局の第一通信モードと第二通信モードとの共通カバレッジのカバレッジ指示情報を受信する前に、前記サービス基地局は事前設定、或いはネットワーク管理システム、或いは基地局間のインタフェースによって、隣接した基地局がマルチモード基地局である情報を取得し、或いは隣接した複数のセルの共通基地局サイト或いは共通カバレッジの情報を取得するように構成される。
【0087】
前記操作モジュール412は、第一通信モードの測定結果と第二通信モードの測定結果を比較し、比較結果を報告するように構成される。
【0088】
前記操作モジュール412は、第二通信モードは省エネルギー状態情報にあると、前記マルチモード基地局の第二通信モードを作動させ、或いは、現在のサービス基地局によってマルチモード基地局の第二通信モードを作動させるように構成される。
【0089】
前記操作モジュール412は、マルチモード基地局の第一通信モードのセルへの測定結果に基づいて、前記マルチモード基地局の第二通信モードのセルへの測定結果を推定し、前記測定結果を前記マルチモード基地局の第二通信モードの実際測定の結果に合わせるように構成される。
【0090】
推定された測定結果と実際測定の結果との比較に基づいて、両者の差がオフセット値より大きいときに、ネットワーク側に報告を送信し、前記報告は、両者の差、或いは提案されたオフセット値、或いはオフセット値への調整因子、或いは異常報告のみを含む。
【0091】
上記送受信モジュールはアンテナ及びDSPなどのハードウェア設定で実現することができ、操作モジュール及び測定モジュールはいずれもDSPなどのハードウェアで実現することができる。
【0092】
前記基地局42は、送信モジュール421を含み、第二通信モードに関するカバレッジ指示情報を送信するように構成される。
【0093】
前記送信モジュール421は、料金の低い通信モードのカバレッジ指示情報を受信するように構成され、処理モジュールは、送受信モジュールが受信した前記カバレッジ指示情報に基づいて、前記料金の低い通信インタフェース技術のサービス領域を発見するために用いられる。
【0094】
好ましく、前記カバレッジ指示情報は、カバレッジ・レシオ、或いは、セル或いはセルセット情報、或いは、キャリア周波数情報、或いは、測定評価パラメータ情報、或いは、特定インタフェース技術/モードの帯域情報、キャリア周波数情報、セル情報、サービスセット情報、ネットワークオペレーター情報、負荷情報、能力情報、省エネルギー状態情報を含む。
【0095】
前記操作モジュールは、前記カバレッジ・レシオに基づいて後続判断を補助するように構成される。
【0096】
前記判断の方法は、
カバレッジ・レシオに基づいて、第二通信モードの信号へのスキャン/測定を起動するか否かを判断すること、
カバレッジ・レシオに基づいて、第二通信モードの信号へのスキャン/測定の周期/頻度を確定し、及び/又は第二通信モードサービス領域を発見するための持続判断時間を確定すること、
ユーザが特定インタフェース技術或いはモードの通信モジュールを起動するか否かを決定するために、カバレッジ・レシオをユーザに提供することのうちの少なくとも一つを含む。
【0097】
好ましく、前記処理モジュールは、具体的には前記カバレッジ指示情報をマルチモード端末のサービスセルと関連されると、マルチモード端末は料金の低い通信インタフェース技術のサービス領域を発見し、
或いは、前記カバレッジ指示情報におけるセル或いはセルセットにおけるセルを発見されると、マルチモード端末は料金の低い通信インタフェース技術のサービス領域を発見し、
或いは、前記カバレッジ指示情報における指示されたキャリア周波数を発見されると、マルチモード端末は料金の低い通信インタフェース技術のサービス領域を発見し、
或いは、測定評価パラメータ情報に基づいて、料金の低い通信インタフェース技術のサービス領域を発見されるか否かを判断し、
或いは、特定インタフェース技術/モードの帯域情報、キャリア周波数情報、セル情報、サービスセット情報、ネットワークオペレーター情報、負荷情報、能力情報、省エネルギー状態情報に基づいて、該通信モード/モードに接続する可能性があるか否かを判断するために用いられる。
【0098】
好ましく、前記料金の低い通信インタフェース技術は、WIFI、IMT−2020通信インタフェース技術、高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、FDD通信モード、TDD通信モードのうちの少なくとも一つを含む。
【0099】
前記基地局は、送受信モジュールを含み、料金の低い通信インタフェース技術のカバレッジ指示情報を送信するために用いられる。
【0100】
実施の形態一
図5と
図6に示されたように、マルチモード小型基地局はLTE(FDD−LTE及び/又はTDD−LTE)とWLANという二種類のインタフェース技術(さらに第二世代、第三世代、及び/又は第五世代無線通信技術のインタフェース技術を支持する可能性がある)を支持する可能性がある。異なるインタフェース技術のカバレッジ範囲はそのインタフェース技術自身の特徴(例えばパイロット/同期信号/基準信号/プリアンブル、制御チャネルなどの信号とチャネルの特徴)の影響を受け、また各種インタフェース技術に用いたキャリア周波数/帯域(例えば800Mhz、1.8Ghz、2.4GHz、3.5Ghz、5Ghz、45GHzなど)、周囲環境とセル伝送パワーの影響を受ける。
【0101】
一般的に言えば、パスロスはキャリア周波数の対数に比例し、キャリア周波数/帯域が高いほど、無線信号が同様空間を経た伝送パルによるパスロスが大きく、カバレッジが低い或いは同様伝送パワー下のカバレッジ範囲が小さいのを意味する。同一帯域に属した二つのキャリア周波数或いは隣接した二つキャリア周波数は一般的に引き起こしたパスロスの差が比較的小さく、したがってそれらのカバレッジ範囲はほぼ同じである(二つのキャリア周波数の伝送パワーが同じである時)。
【0102】
マルチモード小型基地局は物理サイズの制限を受け、一般的に異なったキャリア周波数/異なったインタフェース技術のアンテナが共用であり、或いは異なったキャリア周波数/異なったインタフェース技術のアンテナのピッチが非常に小さく、同様に、マルチモード端末もそうである。このように、マルチモード小型基地局はマルチモード端末の第一通信モード(例えばLTE 2.3GHz)と第二通信モード(例えばWLAN 2.4Ghz、或いは第二世代、第三世代、第五世代無線通信インタフェース技術)と伝送距離においてほぼ同じであり、伝送環境(例えば屋内環境)も基本的に同じであり、このとき二種類の通信モードのカバレッジは主に、キャリア周波数、伝送パワー、アンテナゲイン(基地局箇所のアンテナゲインと端末箇所のアンテナゲイン)とそれぞれの信号/チャネル特徴の影響を受ける。
【0103】
所定の二種類の通信モードのキャリア周波数、伝送パワー、アンテナゲイン、信号/チャネル特徴に対して、共通アンテナ、或いは準共通基地局サイト、準共通アンテナ、或いは切替可能、等価可能な共通基地局サイト(共通基地局サイト或いは準共通基地局サイトは共通カバレッジ或いは準共通カバレッジの一つの場合に見られる)を測定/発見する。
【0104】
伝送ノード(マルチモード小型基地局)と共通基地局サイト受信ノード(マルチモード端末)が用いた二種類の通信モードのカバレッジ範囲は類似性(例えばマルチモード小型基地局は円心の同じ半径或いは異なった半径の円である)を有する。これは、一種の通信モードのカバレッジによって他種の通信モードのカバレッジを推定する可能性があるのを意味する。
【0105】
例えば、端末はマルチモード小型基地局のLTE 2.3GHzのカバレッジ範囲に進むときに、端末がマルチモード小型基地局のWLAN 2.4GHz(及び/又は他の通信インタフェース技術及び/又は通信キャリア周波数)に進むカバレッジ範囲を近似的に推定することができる。このように、WLANスキャン/測定(及び/又は他の通信インタフェース技術及び/又は通信キャリア周波数)を回避し或いは最小化した前提で、マルチモード端末とマルチモード小型基地局との間がWLAN 2.3GHz(及び/又は他の通信インタフェース技術/通信キャリア周波数)で通信する機会を発見する。
【0106】
これは、比較的測定/発見しやすく、或いは測定/発見のコストが比較的低い通信モード(例えばカバレッジ範囲が比較的大きな通信モード、或いは前記マルチモード端末の現在動作キャリア周波数と同一周波数の通信モード、或いは特定の発見信号、発見キャリア周波数)によって、比較的測定/発見しにくく、或いは測定/発見のコストが比較的高い通信モード(例えば前記マルチモード端末の現在動作キャリア周波数と異なった周波数/異なったインタフェース技術の通信モード、及び/又はカバレッジ範囲が比較的小さい通信モード)を発見することができ、優先度が比較的低い通信モードによって優先度が比較的高い通信モードを発見することができるのを意味し、例えば3G或いはLTEによってWLAN或いは第五世代無線通信技術を発見し、さらにある通信モードの測定によって多種の通信モードとの通信の機会を発見することができるのを意味する。
【0107】
具体的には、マルチモード端末はマルチモード基地局の第二通信モードとの通信の機会を発見するフローチャート図は、
図7に示されたように、以下のステップを含む。
【0108】
ステップ701において、マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数1を測定する。
【0109】
ステップ702において、マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数1とキャリア周波数2の共通基地局サイトの指示情報を受信する。
【0110】
上記ステップ701とステップ702の順序は交換することができる。
【0111】
ステップ703において、マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備する。
【0112】
好ましく、ステップ701における前記マルチモード端末は前記マルチモード基地局のカバレッジ範囲内にあるときに、かつIdle状態或いは接続状態にある前記マルチモード端末(例えばLTEとWLAN二重モード、TDD−LTE/FDD−LTEとWLAN三重モード、LTE/WLANと5G三重モード)は、マルチモード基地局のキャリア周波数1のサービス領域内にあるときに、
前記マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数1を測定することは、前記マルチモード端末は前記マルチモード基地局LTEのキャリア周波数1の信号を測定することを含み、前記信号は、セルの同期信号(例えばメイン同期信号PSS、セカンダリ同期信号SSS,プリアンブルpreamble)及び/又は発見信号(DS,Discovery Signal)、及び/又は基準信号(例えばセルレベル基準信号CRS、チャネル状態情報基準信号CSI−RS、復調基準信号DMRS、測位基準信号PRS)、及び/又はビーコン(例えばWLANのbeacon)を含む。前記DSはマルチモード基地局から送信することができ、前記マルチモード基地局はキャリア周波数1でデータ伝送サービスを提供しなく、キャリア周波数2/インタフェース技術2で通常のサービスを提供し、かつマルチモード基地局はキャリア周波数1でDSを送信したときにキャリア周波数2/インタフェース技術2は省エネルギー状態にあることができる。
【0113】
例えば、CRSを測定して基準信号受信パワーRSRPを得て、或いはCSI−RSを測定してCSI−RSRPを得て、或いはWLANビーコンを測定してRSSIを得る。
【0114】
前記マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数1とキャリア周波数2の共通基地局サイトの指示情報を受信するのは、前記マルチモード端末はサービスセルがLTEキャリア周波数1に対応するセル(即ち本セル)によって送信したシステム情報(或いは共通チャネル)を受信することである可能性がある。
【0115】
前記システム情報は、共通チャネル指示共通基地局サイト或いは共通カバレッジのセル/アクセスポイントのキャリア周波数及び/又はインタフェース技術、例えば、E−UTRANのキャリア周波数情報(E−UTRAN絶対キャリア周波数番号EARFCNで表示する)、WLANと選択可能なキャリア周波数情報、第五世代無線通信技術と選択可能なキャリア周波数情報を含む。
【0116】
前記マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数1とキャリア周波数2の共通基地局サイトの指示情報を受信するのは、間接的な情報指示であることができる。例えば、前記マルチモード端末はマルチモード基地局の複数のキャリア周波数及び/又は複数のインタフェース技術のセルの情報、或いは複数のキャリア周波数及び/又は複数のインタフェース技術のアクセスポイントの情報を取得する。
【0117】
前記情報は基地局識別子、及び/又は地理位置(識別子)情報、及び/又はカバレッジ情報を含むことができ、前記マルチモード端末がマルチモード基地局の複数のキャリア周波数及び/又は複数のインタフェース技術の共通基地局サイトの情報を取得することに相当する。
【0118】
好ましく、前記マルチモード基地局が送信したシステム情報或いは共通チャネル(例えば放送チャネル、制御チャネル)はさらに複数のキャリア周波数及び/又は複数のインタフェース技術のセル或いはアクセスポイントに対応するネットワーク情報を指示することができ、例えばネットワークオペレーター識別子(PLMN−ID)、WLANのサービスセットSS(サービスセットSSIDで表示する)である。
【0119】
好ましく、前記マルチモード基地局が送信したシステム情報或いは共通チャネルはさらに複数のキャリア周波数及び/又は複数のインタフェース技術のセル或いはアクセスポイントの識別子を指示することができ、例えばE−UTRANセル1(物理セル識別子PCI及び/又はセルグローバル識別子CGIで表示する)、WLANのベーシックサービスセットBSS(ベーシックサービスセットSSIDで表示する)、5Gセルの識別子である。
【0120】
好ましく、前記マルチモード基地局が送信した指示情報はさらに、他のインタフェース技術/キャリア周波数/セルのシステム情報などを含むことができ、前記マルチモード端末は他のインタフェース技術により迅速に接続し或いは他のインタフェース技術/他のキャリア周波数/他のセルに接続可能性があるか否かをより迅速に判断することができ、或いは、ネットワークの負荷を調整するために、システム接続優先度指示情報は前記マルチモード端末がネットワークに接続するのに選択される。
【0121】
好ましく、(本セルと)共通基地局サイト或いは共通カバレッジのセル/アクセスポイントのキャリア周波数及び/又はインタフェース技術を指示する以外に、セルのシステム情報はさらに、情報或いは共通チャネルを含み、(本セルと)共通基地局サイト或いは共通カバレッジ、かつ同じ通信事業者であり、セル/アクセスポイントのキャリア周波数及び/又はインタフェース技術を指示する。
【0122】
前記マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数1とキャリア周波数2の共通基地局サイトの指示情報を受信するのは、前記マルチモード基地局のシステム情報の内容或いは共通チャネルによって、本基地局/本セル/本アクセスポイントの能力を指示し、例えば、本セルがキャリア周波数2/インタフェース技術2の通信能力を指示し、或いは本基地局/本セル/本アクセスポイントの信号受信電力のオフセット値(例えば−3dB)を指示することである。好ましく、前記信号受信電力のオフセット値を指示しない場合もあり、例えば、現在キャリア周波数と共通基地局サイトのキャリア周波数/インタフェース技術との間のカバレッジ差が大きくない場合で、或いは端末が後に共通基地局サイトのキャリア周波数/インタフェース技術をさらにスキャン/測定し続ける場合で、このように、前記マルチモード端末は測定した受信信号のパワーに基づいてマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備するか否かを判断する。
【0123】
前記マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備するのは、前記マルチモード端末は受信した前記信号受信電力のオフセット値を用いて、自身測定した受信信号のパワーと算出して算出結果を得て、前記算出結果をプリセットの閾値と比べて、前記閾値より高いと、マルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備するか否かを判断し、このように、現在のキャリア周波数と共通基地局サイトのキャリア周波数/インタフェース技術との間のカバレッジの差(カバレッジ差は異なったキャリア周波数のパスロスで引き起こし、また異なったキャリア周波数/インタフェース技術に対応する異なったアンテナのゲインが異なったなどの原因で引き起こす可能性がある)を補う。
【0124】
好ましく、前記マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備するのはさらに以下の操作を含み、前記マルチモード端末において、自身の通信モジュールは対応するアプリケーションソフトウェアにキャリア周波数2/インタフェース技術2(サービス可能)を指示し、相応的に、前記アプリケーションソフトウェアはユーザインタフェースによってユーザにキャリア周波数2/インタフェース技術2(サービス可能)を指示し、前記アプリケーションソフトウェアは自動的或いは人工手動選択によってキャリア周波数2/インタフェース技術2を選択し使用する。例えば、前記マルチモード端末はユーザにWLAN(サービス可能)を指示し、するとユーザは手動でWLANモジュールをオンしWLAN通信を行い、それにより通信コストを低減させ、速度を高め、より優れたユーザエクスペリエンスを得る。
【0125】
好ましく、前記マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備するのはさらに以下の操作を含み、キャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2のセル或いは接続ポイントをより正確的に発見するために、前記マルチモード端末はキャリア周波数2/インタフェース技術2を用いて測定し或いはスキャンする。例えば、前記マルチモード端末はシステム情報が指示された共通基地局サイト或いは共通カバレッジのキャリア周波数/インタフェース技術に基づいて、E−UTRANのF2セルを発見しかつ識別し、及び/又はWLANのF3のアクセスポイントを発見し及び識別し、及び/又は5GのF4の基地局/セルを発見し及び識別するために、該キャリア周波数/インタフェース技術を測定し或いはスキャンする。
【0126】
好ましく、前記マルチモード端末はキャリア周波数2を測定し或いはスキャンしたときに、測定或いはスキャンの過程を加速するために、キャリア周波数1のセルの同期タイミングに基づいてキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2のセル或いはアクセスポイントへの測定或いはスキャンの初期同期タイミングとすることができる。
【0127】
好ましく、前記マルチモード端末はキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2を測定し或いはスキャンしたときに、測定速度を加速し、測定遅延を低減し或いはより正確的な測定値を得るために、キャリア周波数1のセルの測定結果に基づいてキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2のセルの測定結果を推定し、或いは、推定された測定結果と実際測定結果を組み合わせる(例えば加重平均係数)ことができる。
【0128】
好ましく、上記ステップ703を完成した後に、前記マルチモード端末は推定された測定結果と実際測定結果との比較に基づいて、或いはキャリア周波数1の測定結果とキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2の実際測定結果との比較に基づいて、両者の差がオフセット値より大きいときに、基地局或いはネットワーク側がオフセット値を調整し、共通基地局サイトの指示情報を更新するために、基地局或いはネットワーク側に(両者の差、或いは提案されたオフセット値、或いはオフセット値をさらに調整する因子delta、或いは報告異常のみ)報告する。
【0129】
好ましく、前記マルチモード端末はE−UTRANのF2のセル及び/又はWLANのF3のアクセスポイントを発見した後に、さらに、前記マルチモード端末はサービスキャリア周波数を選択し或いは再選択することができる。サービス基地局が切替/リダイレクトの準備を行い、最終的にキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2によってデータ伝送を行う可能性があるために、例えば第二通信モードに切替/リダイレクトし、及び/又は第一と第二通信モードを用いて協調伝送(例えば協調マルチポイントCoMP伝送)或いはジョイント送信(例えば二重チャネル或いは多重チャネル伝送)であり、前記マルチモード端末はサービス基地局にキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2の測定結果を報告する。
【0130】
実施の形態二
マルチモード端末はマルチモード小型基地局が共存したマクロ基地局のサービス領域に位置する場合で、前記マクロ基地局カバレッジ領域に接続状態或いはidle状態マルチモード端末(例えばLTEとWLAN二重モード、TDD−LTE/FDD−LTEとWLAN三重モード、LTE/WLANと5G三重モード)とマルチモード基地局が存在する。
【0131】
ステップ801において、前記マクロ基地局は事前設定、或いはネットワーク管理システム(OAM)、或いは基地局間のインタフェース(例えば基地局間の直接的なX2インタフェース、或いはX2 GWとの間の間接的なX2インタフェース、或いはMMEとの間の間接的なS1インタフェース)によって、隣接した基地局がマルチモード基地局である情報、或いは隣接した複数のセル共通基地局サイト或いは共通カバレッジの情報を得る。
【0132】
ステップ802において、前記マルチモード端末はネットワーク側(例えばマクロ基地局がLTEキャリア周波数1に対応するセル或いはサービスセル、或いは接続ネットワークトポロジー関係によって実体を提供する)から送信した指示情報(例えばシステム情報、共通チャネル情報、RRC再設定情報、NAS情報、OMA−DMプロトコル情報)を受信する。
【0133】
ここで、前記指示情報は2つ或いは複数の共通基地局サイト或いは共通カバレッジの(セル/アクセスポイントの)キャリア周波数及び/又はインタフェース技術を指示することができ、例えば、(共通基地局サイトの)E−UTRANのキャリア周波数情報(E−UTRAN絶対キャリア周波数番号EARFCNで表示する)、WLANと選択可能なキャリア周波数情報、第五世代無線通信技術と選択可能なキャリア周波数情報である。
【0134】
好ましく、前記マルチモード端末が得られたマルチモード基地局の複数のキャリア周波数及び/又は複数のインタフェース技術の共通基地局サイトの情報は間接的な指示であることもできる。例えば、前記マルチモード端末はマルチモード基地局の複数のキャリア周波数及び/又は複数のインタフェース技術のセルの情報、或いはアクセスポイントの情報を得る。
【0135】
ここで、前記指示情報は、基地局識別子及び/又は地理位置(識別子)情報及び/又はカバレッジ情報を含み、前記マルチモード端末に基づいて複数のキャリア周波数及び/又は複数の通信モードのセルの共通基地局サイト或いは共通カバレッジを判断する。
【0136】
前記指示はさらに、複数のキャリア周波数及び/又は複数のインタフェース技術に対応するネットワーク情報を指示することができ、例えば、ネットワークオペレーター識別子(PLMN−ID)、WLANのサービスセットSS(サービスセット識別子SSIDで表示する)である。
【0137】
前記指示はさらに、共通基地局サイト或いは共通カバレッジのセル/アクセスポイントの識別子範囲を指示し、例えばE−UTRANセルグループ1(物理セル識別子範囲PCI_range及び/又はセルグローバル識別子範囲CGI_rangeで表示する)、WLANベーシックサービスセットBSS(ベーシックサービスセット識別子範囲BSSID_rangeで表示する)、5Gセルグループ2などを含むことができる。
【0138】
前記指示はさらに、二つ或いは複数の共通基地局サイト或いは共通カバレッジの(セル/アクセスポイントの)キャリア周波数及び/又はインタフェース技術、二つ或いは複数の共通基地局サイト或いは共通カバレッジかつ同じ通信事業者の(セル/アクセスポイントの)キャリア周波数及び/又はインタフェース技術を指示する以外に、或いは、基地局セル/アクセスポイントの能力、例えばキャリア周波数1/インタフェース技術1のセル(或いはセルグループ)がキャリア周波数2/インタフェース技術2の通信能力を有するのを指示することを含む可能性がある。
【0139】
前記指示はさらに、システム情報或いはRRC再設定情報によって、さらに信号受信電力のオフセット値(例えば−3dB)を指示するのを含む可能性がある。
【0140】
ステップ803において、前記マルチモード端末は現在にLTEキャリア周波数1に動作し、受信したマルチモード基地局LTEインタフェース技術のキャリア周波数1上の同期信号(例えばメイン同期信号PSS、セカンダリ同期信号SSS、プリアンブルpreamble)、及び/又はDS、及び/又は基準信号(例えばセルレベル基準信号CRS、チャネル状態情報基準信号CSI−RS、復調基準信号DMRS、測位基準信号PRS)、及び/又はビーコン(例えばWLANのbeacon)を測定することにより、例えば、前記マルチモード端末は発見信号を測定して発見信号の受信パワーDSRPを得て、CRSを測定して基準信号の受信パワーRSRPを得て、或いはCSI−RSを測定してCSI−RSRPを得る。
【0141】
上記ステップ803とステップ804は前後の順序を区別しなく、同時に操作することができる。
【0142】
ステップ804において、前記マルチモード端末は該オフセット値と測定した受信信号のパワーで合わせてマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備するか否かを判断し、現在キャリア周波数と共通基地局サイトのキャリア周波数/インタフェース技術との間の差を補う。
【0143】
好ましく、前記オフセット値を指示しない場合もあり、例えば現在キャリア周波数と共通基地局サイトのキャリア周波数/インタフェース技術との間のカバレッジ差が大きくない場合で、或いは端末が後に共通基地局サイトのキャリア周波数/インタフェース技術をさらにスキャン/測定し続ける場合で、このように、前記マルチモード端末は測定した受信信号のパワーに基づいてマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備するか否かを判断する。
【0144】
好ましく、前記マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備するのは以下の操作を含むことができ、前記マルチモード端末通信モジュールはアプリケーションソフトウェアにキャリア周波数2/インタフェース技術2(サービス可能)を指示し、アプリケーションソフトウェアはさらにユーザインタフェースによってユーザにキャリア周波数2/インタフェース技術2(サービス可能)を指示することができ、アプリケーションソフトウェアは自動的或いは人工手動選択によってキャリア周波数2/インタフェース技術2を選択し使用する。例えば、前記マルチモード端末はユーザにWLAN(サービス可能)を指示し、するとユーザは手動でWLANモジュールをオンしWLAN通信を行い、それにより通信コストを低減させ、速度を高め、より優れたユーザエクスペリエンスを得る。
【0145】
好ましく、前記マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備するのは以下の操作を含むことができ、キャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2のセル或いは接続ポイントをより正確的に発見するために、前記マルチモード端末はキャリア周波数2/インタフェース技術2を用いて測定し或いはスキャンする。
【0146】
好ましく、キャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2をさらに測定し或いはスキャンする必要があるか否かことはマルチモード基地局で指示することができる。例えば、前記マルチモード端末はシステム情報或いはRRC再設定情報(例えばそれが含まれた測定設定情報)が支持された共通基地局サイト或いは共通カバレッジのキャリア周波数及び/又はインタフェース技術に基づいて、E−UTRANのF2のセルを発見しかつ識別し、及び/又はWLANのF3のアクセスポイントを発見し及び識別し、及び/又は5GのF4のセルを発見し及び識別するために、該キャリア周波数/インタフェース技術を測定し或いはスキャンする。
【0147】
好ましく、前記マルチモード端末はキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2で測定し或いはスキャンしたときに、測定或いはスキャンの過程を加速するために、キャリア周波数1のセルの同期タイミングに基づいてキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2のセル或いはアクセスポイントへの測定或いはスキャンの初期同期タイミングとすることができる。
【0148】
好ましく、前記マルチモード端末はキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2で測定し或いはスキャンしたときに、測定速度を加速し、測定遅延を低減し或いはより正確的な測定値を得るために、キャリア周波数1のセルの測定結果に基づいてキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2のセルの測定結果を推定し、或いは、推定された測定結果と実際測定結果を組み合わせる(例えば加重平均係数)ことができる。
【0149】
好ましく、前記マルチモード端末は推定された測定結果と実際測定結果との比較に基づいて、或いはキャリア周波数1の測定結果とキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2の実際測定結果との比較に基づいて、例えば両者の差がオフセット値より大きいときに、基地局或いはネットワーク側がオフセット値を調整し、共通基地局サイトの指示情報を更新するために、基地局或いはネットワーク側に(両者の差、或いは提案されたオフセット値、或いはオフセット値をさらに調整する因子delta、或いは報告異常のみ)報告する。
【0150】
好ましく、前記マルチモード端末はマルチモード基地局がキャリア周波数1での信号特徴、及びキャリア周波数2での信号特徴を連携し、セル或いは基地局をより正確的に識別することができ、例えば、キャリア周波数2で複数のセルが同じ物理セル識別子を有するときに、それらの各自のマルチモード基地局のキャリア周波数1での信号の識別子(例えば同期或いは発見信号の索引或いは物理識別子)を利用して異なった基地局とセルを正確的に識別する。
【0151】
好ましく、前記マルチモード端末はE−UTRANのF2のセル及び/又はWLANのF3のアクセスポイントを発見した後に、前記マルチモード端末はサービスキャリア周波数を選択し或いは再選択することができる。サービス基地局が切替/リダイレクトの準備を行い、最終的にキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2によってデータ伝送を行う可能性があるために、前記マルチモード端末はサービス基地局にキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2の測定結果を報告することができる。
【0152】
好ましく、前記マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備するのはさらに以下の操作を含むことができ、サービス基地局はさらに前記マルチモード端末にキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2への測定を設定するために、前記マルチモード端末はサービス基地局にキャリア周波数2及び/又はインタフェース技術2に近い(可能)のサービス範囲(proximity indication)を指示する。
【0153】
及び/又は、前記マルチモード端末はキャリア周波数1のセルへの測定結果を報告し、マクロ基地局は該測定結果及びキャリア周波数1のセルとキャリア周波数2/インタフェース技術のセルの共通基地局サイト/共通カバレッジとの関係に基づいて、前記マルチモード端末がキャリア周波数2/インタフェース技術2のセルへの測定を要求するか否かを判断し、及び/又は直接前記マルチモード端末が発見した基地局に特定の情報を送信するか否かを判断する。前記判断は前記測定結果をプリセットの閾値一、及び閾値二に比べ、前記閾値一より高く、かつ閾値二より低いと、前記マルチモード端末はキャリア周波数2/インタフェース技術2を測定し、或いは、閾値二より低くないと、直接前記マルチモード端末が発見した基地局に特定の情報を送信する。
【0154】
前記特徴の情報は切替或いは作動情報であることができる。
【0155】
及び/又は、前記マルチモード端末は推定されたキャリア周波数2のセルの測定結果を報告し、かつ推定されたキャリア周波数2のセルの測定結果を選択可能に指示する。前記マルチモード端末が発見した隣接した基地局のキャリア周波数2/インタフェース技術2は省エネルギー状態(例えばシャットダウン、或いはdormant state、或いはDTX)にある場合、サービス基地局は前記マルチモード端末の指示を受信し或いは報告した後に、後続の測定及び/又は切替を行うために、マクロ基地局は省エネルギー基地局に情報を送信してキャリア周波数2/インタフェース技術2(作動情報は前記マルチモード端末がキャリア周波数1/インタフェース技術1への測定結果を携帯することができる)を作動させる。
【0156】
好ましく、以上の前記マルチモード端末はマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備するのはさらに組み合わせることができ、例えば、前記マルチモード端末はマルチモード基地局の状態指示を受信した後にどのような方式でマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備するのを判断する。
【0157】
ここで、前記マルチモード基地局の状態はサービス基地局或いはマルチモード基地局で明示的或いは暗示的に指示する。例えば、前記マルチモード端末は発見が用いたリソース及び/又は序列によってマルチモード基地局のキャリア周波数2/インタフェース技術2が省エネルギー状態(前記マルチモード端末は事前に省エネルギー状態にあるマルチモード基地局の発見信号が用いたリソース及び/又は序列の情報を取得する可能性がある)にあるか否かを区別し、そうであれば、前記マルチモード端末はまずサービス基地局によってマルチモード基地局のキャリア周波数2/インタフェース技術2を作動させ、そうでなければ、前記マルチモード端末は直接キャリア周波数2/インタフェース技術2を測定し及び報告する。さらに例えば、マルチモード基地局のキャリア周波数2/インタフェース技術2の負荷は前記マルチモード端末がマルチモード基地局のキャリア周波数2との通信操作を準備する具体的な方式を影響する可能性もあり、このような影響は前記マルチモード端末の政策決定(例えば負荷および受信信号のパワーRSRPによって受信信号の品質RSRQを間接的に推定する)で体現することができ、また基地局政策決定で体現することができる。そのほか、前記マルチモード端末の状態は同様に具体的な準備方式を影響する可能性があり、例えば、前記マルチモード端末の状態は、サービス状態、移動状態、消費電力/電気量状態のうちの少なくとも一つを含む。
【0158】
実施の形態三
図8は小型基地局/小さいセルの密集配置の概略図であり、
図4に示されたように、中心箇所の小型基地局はLTE F1とWIFI F2を支持し、その周囲の小さいアクセスポイントはWIFI F2を支持する。中心箇所の小型基地局のLTE F1セルのカバレッジはほぼ全てのWIFI F2を支持する小さいアクセスポイントのカバレッジのユニオンと等しい。したがって、LTE F1セルとWIFI F2のアクセスポイントグループが共通カバレッジ(共通基地局サイトでない場合もある)と見なされる。このシーンも実施例1の方法を採用することができる。これらの小型基地局/小さいセルはマクロセルのカバレッジにあるときに、このシーンは実施例2の方法と類似することもでき、ここで詳細な説明を行わない。類似的に、以上の方法はさらに
図9に示されたシーンに応用され、それは
図4との差別はあるWIFI APが休止状態にある。
【0159】
図10に示されたのは小型基地局/小さいセルの屋内配置の概略図であり、屋内外の接続箇所の小型基地局はLTE F1とWIFI F2を支持し、その周囲の小さいアクセスポイントはWIFI F5とWIFI F6を支持し、これらのノードはより大きなマクロセル(図に示されない)でカバレッジすることができる。ユーザは屋外から屋内へ進むときに屋内外の接続箇所のLTE F1とWIFI F2を支持する小型基地局を経る必要がある。
【0160】
図11に示されたのはヘテロジニアスネットワーク配置の概略図であり、LTE F1のカバレッジ範囲下で複数の比較的小さいカバレッジを提供する小型基地局或いは小さいアクセスポイントを有し、一部はWIFI F2を支持し、一部はIMT−2020インタフェース技術のF4、WIFI F5を支持し、図において全てのノードはより大きなマクロセルでカバレッジすることができる(図に示されない)。図から見れば、LTE F1のカバレッジ領域に50%の領域にWIFIカバレッジ(40%の領域にWIFI F2カバレッジを有し、10%の領域にWIFI F4カバレッジを有する可能性がある)を有する可能性があり、LTE F1のカバレッジ領域に10%の領域がIMT−2020インタフェース技術のカバレッジを有する可能性がある。
【0161】
図12に示されたのはヘテロジニアスネットワーク配置の概略図であり、LTE F1の二つのセル(セルセットと見なされる)カバレッジ範囲下で複数の比較的小さいカバレッジを提供する小型基地局或いは小さいアクセスポイントを有し、一部はWIFI F2を支持し、一部はIMT−2020インタフェース技術のF4、WIFI F5を支持し、図において全てのノードはより大きなマクロセルでカバレッジすることができる(図に示されない)。図から見れば、LTE F1のセルセットのカバレッジ領域に60%の領域にWIFIカバレッジ(50%の領域にWIFI F2カバレッジを有し、10%の領域にWIFI F4カバレッジを有する可能性がある)を有する可能性があり、LTE F1のセルセットのカバレッジ領域に10%の領域がIMT−2020インタフェース技術のカバレッジを有する可能性がある。
【0162】
図13に示されたのはヘテロジニアスネットワーク配置の概略図であり、LTE F1の二つのセルの交差カバレッジ範囲(或いは端部領域)下で複数の比較的小さいカバレッジを提供する小型基地局或いは小さいアクセスポイントを有し、それらはWIFI F2とLTE F3を支持する。図から見れば、LTE F1の二つのセルの交差カバレッジ領域に50%の領域にWIFIカバレッジとLTE F3カバレッジを有する可能性がある。
【0163】
異なったインタフェース技術或いは異なったモード(例えばFDD/TDD)はマルチモード端末における通信モジュールは完全に独立し或いは部分的に独立する可能性があり、複数のインタフェース技術/モードの通信モジュールをオンするとより高い単位時間の消費電力を引き起こす可能性がある。
【0164】
図8〜
図13に示されたように、特定インタフェース技術/モードのカバレッジ範囲は間接的にあるカバレッジ範囲が比較的大きな通信インタフェース技術/モードのカバレッジによって推定することができる。つまり、ある通信インタフェース技術/モードのセルを発見すると特定インタフェース技術/モードへの発見を推定することができ、このように、複数のインタフェース技術/モードの通信モジュールをオンする必要がなく(このようにして端末の単位時間の消費電力を低減することができる)、また比較的測定/発見しやすく或いは測定/発見コストが比較的小さい通信モード(例えばカバレッジ範囲が比較的大きな通信モード或いは前記マルチモード端末の現在動作キャリア周波数と同様な周波数、或いは特定の発見信号、発見キャリア周波数)によって比較的測定/発見しにくく或いは測定/発見コストが比較的高い通信モード(例えば前記マルチモード端末の現在動作キャリア周波数と異なった周波数/異なったインタフェース技術の通信モード、及び/又はカバレッジ範囲が比較的小さい通信モード)を発見することができ、優先度が比較的低い通信モードによって優先度が比較的高い通信モードを発見することができるのを意味し、特に料金の比較的高い通信モードによって料金の比較的低い通信モードを発見することができ、例えば3G或いはLTEによってWLAN或いは第五世代無線通信技術を発見し、このようにユーザが料金の比較的低い通信モードのサービス領域内でより多くのトラフィックフローを発生するのを促進することができる。
【0165】
実施例1
Idle状態マルチモード端末はセル放送のWIFIカバレッジ指示情報を受信(常駐)し、
或いは、接続状態マルチモード端末はセルから送信したWIFIカバレッジ指示情報を受信(サービス)する。
【0166】
前記カバレッジ指示情報は放送のシステム情報メッセージに、或いは単独放送のメッセージ例えばRRC再設定メッセージにおいて指定されたマルチモード端末に送信することができる。
【0167】
前記指定されたマルチモード端末は自身に保存したマルチモード端末の能力に基づいて、選択された一つ或いは複数のマルチモード端末に送信する。
【0168】
さらに、上記指定されたマルチモード端末は受信した前記カバレッジ指示情報に基づいて、WIFIサービス領域を発見する。
【0169】
実施例2
Idle状態マルチモード端末は(常駐した)セル放送のIMT−2020インタフェース技術のカバレッジ指示情報を受信し、
或いは、接続状態マルチモード端末はセルから送信したIMT−2020インタフェース技術のカバレッジ指示情報を受信(サービス)する。
【0170】
前記カバレッジ指示情報は放送のシステム情報メッセージに、或いは単独放送のメッセージ例えばRRC再設定メッセージにおいて前記マルチモード端末に送信することができる。
【0171】
さらに、上記指定されたマルチモード端末は受信した前記カバレッジ指示情報に基づいて、IMT−2020インタフェース技術のサービス領域を発見する。
【0172】
実施例3
Idle状態にあるマルチモード端末は(常駐した)FDDセル放送のTDDモードのカバレッジ指示情報を受信し、接続状態にある前記マルチモード端末はFDDセルから送信したTDDモードのカバレッジ指示情報を受信(サービス)し、
前記マルチモード端末は受信したカバレッジ指示情報に基づいて、TDDモードのサービス領域を発見する。
【0173】
前記カバレッジ指示情報は放送のシステム情報メッセージに、或いは単独放送のメッセージ例えばRRC再設定メッセージにおいてマルチモード端末に送信することができる。
【0174】
類似的に、TDDセルから送信したFDDモードのカバレッジ指示情報によって、マルチモード端末はまたFDDモードのサービス領域を発見することができる。
【0175】
実施例4
Idle状態にあるマルチモード端末は(常駐した)セル放送の特定セルWIFIのカバレッジ指示情報を受信し、接続状態にあるマルチモード端末はセルから送信した特定セルWIFIのカバレッジ指示情報を受信(サービス)し、前記情報は放送のシステム情報メッセージに或いは単独放送のメッセージ例えばRRC再設定メッセージにおいてマルチモード端末に送信することができる。
【0176】
前記特定セルWIFIのカバレッジ指示情報において、セルの識別子によって特定のセルを表示し、例えば物理セル識別子(PCI)、キャリア周波数番号(例えばE−UTRAN絶対周波数番号EARFCN)と物理セル識別子(PCI)、グローバルセル識別子(Cell Global Identity、CGIと略記する)である。
【0177】
マルチモード端末は特定セル(例えばスキャン或いは測定によって、そのうちセルへの識別過程を含む)を発見し、するとマルチモード端末はWIFIサービス領域を発見する。
【0178】
類似的に、セルから送信した特定セルの特定インタフェース技術或いはモード(例えばIMT−2020インタフェース技術、高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、或いはTDD通信モード、或いはFDD通信モード)のカバレッジ指示情報によって、マルチモード端末はIMT−2020インタフェース技術のサービス領域、或いは高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、或いはTDD通信モードのサービス領域、或いはFDD通信モードのサービス領域を発見することもできる。
【0179】
実施例5
Idle状態のマルチモード端末は(常駐した)セル放送の特定基地局WIFIのカバレッジ指示情報を受信し、或いは接続状態のマルチモード端末はセルから送信した特定基地局WIFIのカバレッジ指示情報を受信(サービス)し、(該情報は放送のシステム情報メッセージに或いは単独放送のメッセージ例えばRRC再設定メッセージに含まれることができる)前記特定基地局は基地局の識別子、例えばeNB ID或いはMACアドレス、或いは基地局に対応する一つ或いは複数のセルの識別子によって指示する。
【0180】
マルチモード端末は特定の基地局(例えばスキャン或いは測定によって、そのうちセルへの識別過程を含む)を発見し、するとマルチモード端末はWIFIサービス領域を発見する。
【0181】
類似的に、セルから送信した特定基地局の特定インタフェース技術或いはモード(例えばIMT−2020インタフェース技術、或いは高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、或いはTDD通信モード、或いはFDD通信モード)のカバレッジ指示情報によって、マルチモード端末はIMT−2020インタフェース技術のサービス領域、或いは高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、或いはTDD通信モードのサービス領域、或いはFDD通信モードのサービス領域を発見することもできる。
【0182】
実施例6
Idle状態のマルチモード端末は(常駐した)セル放送の特定基地局WIFIのカバレッジ指示情報を受信し、或いは接続状態のマルチモード端末はセルから送信した特定セルセットWIFIのカバレッジ指示情報を受信(サービス)(該情報は放送のシステム情報メッセージに或いは単独放送のメッセージ例えばRRC再設定メッセージに含まれることができる)し、特定セルセットはセルの識別子の範囲例えば物理セル識別子(PCI)範囲、キャリア周波数番号(例えばE−UTRAN絶対周波数番号EARFCN)と物理セル識別子(PCI)範囲、グローバルセル識別子(Cell Global Identity、CGIと略記する)範囲で指示される。
【0183】
マルチモード端末は特定セルセットに属したセル(例えばスキャン或いは測定、そのうちセルへの識別過程を含み、一つ或いは複数のセルの識別子が指示されたセル識別子の範囲内にあるのを発見される)を発見し、するとマルチモード端末はWIFIサービス領域を発見する。
【0184】
類似的に、セルから送信した特定セルセットの特定インタフェース技術或いはモード(例えばIMT−2020インタフェース技術、或いは高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、或いはTDD通信モード、或いはFDD通信モード)のカバレッジ指示情報によって、マルチモード端末はIMT−2020インタフェース技術のサービス領域、或いは高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、或いはTDD通信モードのサービス領域、或いはFDD通信モードのサービス領域を発見することもできる。類似的に、特定基地局セットの特定インタフェース技術或いはモードのカバレッジ指示情報も端末が特定インタフェース技術或いはモードのサービス領域の発見を助けるために用いられる。
【0185】
実施例7
Idle状態のマルチモード端末は(常駐した)セル放送の特定キャリア周波数WIFIのカバレッジ指示情報を受信し、或いは接続状態のマルチモード端末はセルから送信した特定キャリア周波数WIFIのカバレッジ指示情報を受信(サービス)(該情報は放送のシステム情報メッセージに或いは単独放送のメッセージ例えばRRC再設定メッセージに含まれることができる)する。
【0186】
前記特定キャリア周波数はキャリア周波数番号(例えばE−UTRAN絶対周波数番号EARFCN)によって指示する。
【0187】
マルチモード端末は特定キャリア周波数(例えばスキャン或いは測定による)を発見し、するとマルチモード端末はWIFIサービス領域を発見する。
【0188】
類似的に、セルから送信した特定キャリア周波数の特定インタフェース技術或いはモード(例えばIMT−2020インタフェース技術、或いは高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、或いはTDD通信モード、或いはFDD通信モード)のカバレッジ指示情報によって、マルチモード端末はIMT−2020インタフェース技術のサービス領域、或いは高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、或いはTDD通信モードのサービス領域、或いはFDD通信モードのサービス領域を発見することもできる。
【0189】
実施例8
実施例1〜3における特定インタフェース技術或いはモード(例えばWIFI、高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、IMT−2020インタフェース技術、或いはTDDモード、或いはFDDモード)のカバレッジ指示情報はさらに条件発見パラメータ、例えば、測定評価パラメータであることができる。
【0190】
マルチモード端末はサービス領域(或いは常駐したセル)の信号受信パワー(例えばRSRP)、及び/又は信号受信品質(RSRQ)、或いは信号受信強度(RSSI)を前記測定評価パラメータと比較し、指定条件を満たし、マルチモード端末は特定インタフェース技術或いはモードのサービス領域を発見する。前記指定条件はRSRP>測定評価パラメータ時であることができる。
【0191】
実施例9
実施例4〜7における特定インタフェース技術或いはモード(例えばWIFI、IMT−2020インタフェース技術、高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、或いはTDDモード、或いはFDDモード)のカバレッジ指示情報はさらに条件発見パラメータ、例えば、測定評価パラメータであることができる。
【0192】
マルチモード端末は特定セル、或いは特定セルセット、或いは特定基地局、或いは特定基地局セット、或いは特定キャリア周波数を発見する過程において、指定条件を満たすと、マルチモード端末は特定インタフェース技術或いはモードのサービス領域を発見するのを過程する。
【0193】
前記指定条件を満たすのは、セル或いは基地局或いはキャリア周波数の信号受信パワー(例えばRSRP)、及び/又は信号受信品質(RSRQ)或いは信号受信強度(RSSI)を測定評価パラメータと比較し、特定条件(例えばRSRP>測定評価パラメータ時)或いは一グループの条件(例えば
図Xに対するシーン、セルAのRSRP<測定評価パラメータ1、セルBのRSRP<測定評価パラメータ2)を満たす。
【0194】
実施例10
実施例4〜7、及び実施例9におけるカバレッジ指示情報は接続ネットワーク(例えばセル/基地局)の情報から由来し、実際に、特定インタフェース技術或いはモード(例えばWIFI、IMT−2020インタフェース技術、高帯域通信キャリア周波数/インタフェース技術、或いはTDDモード、或いはFDDモード)のサービス領域を発見するために、マルチモード端末はコアネットワークエレメント例えばANDSF(Active Network Discovery and Selection Function)から類似的なカバレッジ指示情報(これらの情報はコアネットワークから生成し、接続ネットワークによって端末に送信する)を受信し、ここで詳細な説明を行わない。
【0195】
実施例11
実施例1〜10におけるカバレッジ指示情報はさらにカバレッジ・レシオ或いは発見確率を含むことができ、特定インタフェース技術或いはモードの発見された領域に、特定インタフェース技術或いはモードの実際カバレッジの領域の割合(或いは高、中又は低であるか否か)を指示するためである。
【0196】
例えば、WIFIカバレッジ指示情報はさらにカバレッジ・レシオ80%を含み、上記の方法でWIFIのサービス領域を発見すると、実際にWIFIカバレッジのある領域は80%を占め、或いは上記の方法によってWIFIのサービス領域を発見すると、実際にWIFI APへのスキャンによって接続可能な確率は80%(この意味から、カバレッジ・レシオは実際の発見と名義的な発見の比であり、即ち発見確率である)を占めるのを意味する。
【0197】
カバレッジ・レシオはマルチモード端末或いはユーザが後続の判断と政策決定を補助するために用いられる。例えばマルチモード端末はカバレッジ・レシオに基づいて、特定インタフェース技術或いは特定モードへのスキャン/測定(例えばマルチモード端末はカバレッジ・レシオが特定の閾より高いときにスキャン/測定を起動し、さらに例えば、マルチモード端末は一つの乱数を生成し、カバレッジ・レシオが乱数より大きい場合にスキャン/測定を起動し、乱数の生成は周期的或いはイベントトリガーである可能性がある)を起動するか否かを判断する。
【0198】
或いは特定インタフェース技術或いは特定モードへのスキャン/測定の周期/頻度を確定し、及び/又は特定セル(例えば特定セルセット或いは特定基地局、特定基地局セット、特定キャリア周波数)の持続判断或いは遅延時間(例えば特定セルの測定信号の強度が1秒を維持しかつ特定閾より高いのみときに特定インタフェース技術或いは特定モードのサービス領域が発見されると見なされる)を発見するのを確定する。ユーザが特定インタフェース技術或いは特定モードの通信モジュールを起動するか否かを決定するために、カバレッジ・レシオはさらにユーザインタフェースによってユーザに提供する。
【0199】
実施例12
実施例1〜10におけるカバレッジ指示情報はさらに特定インタフェース技術/モードへの発見或いは発見の後続処理を制御するための数字パラメータを含むことができ、マルチモード端末は数字が特定の閾より高いときに特定インタフェース技術/モードのサービス領域を発見すると見なされ、或いはさらにスキャン/測定を起動し、さらに例えば、マルチモード端末は一つの乱数を生成し、数字パラメータが乱数より大きい場合に特定インタフェース技術/モードのサービス領域を発見すると見なされ或いはスキャン/測定を起動し、乱数の生成は周期的或いはイベントトリガーである可能性がある。
【0200】
カバレッジ指示情報はさらに特定インタフェース技術或いは特定モードへのスキャン/測定の周期/頻度を確定するパラメータ、及び/又は特定セル(例えば特定セルセット或いは特定基地局、特定基地局セット、特定キャリア周波数)の持続判断或いは遅延時間(例えば特定セルの測定信号の強度が1秒を維持した後に特定インタフェース技術或いは特定モードのサービス領域が発見されると見なされる)のパラメータを含むことができる。
【0201】
実施例13
実施例1〜11における方法において、特定インタフェース技術/モードのカバレッジ指示情報はさらに特定インタフェース技術/モードの帯域情報(例えばWIFIの2.4G帯域、5G帯域、IMTスペクトルのBand番号)、キャリア周波数情報(例えばEARFCN)、セル情報、サービスセット(Service Set)情報、ネットワークオペレーター情報(例えばPLMN識別子)を含み、さらに特定インタフェース技術/モードの負荷情報、能力情報、省エネルギー状態情報を含むことができ、端末或いはユーザの後続判断或いは政策決定などの処理に用いられ、例えば端末は事前に該インタフェース技術/モードに接続可能性があるか否かを判断する。
【0202】
矛盾しない場合で、以上の実施例の方法を組み合わせることができる。ある場合(例えば装置から装置通信、隣接通信、リレー通信)において、ユーザ装置はアクセスポイントとしてトランジットネットワークと前記マルチモード端末との間或いは前記マルチモード端末と前記マルチモード端末との間のデータ或いは直接他のユーザ装置とデータインタラクティブを行うことができ、アクセスポイントとするマルチモードユーザ装置は本発明におけるマルチモード基地局/マルチモードアクセスポイントを発見する方法にも適用する。
【0203】
以上の説明は、本発明の最適的な実施例に過ぎなく、本発明の保護範囲を限定することに用いられるものではない。