(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6190082
(24)【登録日】2017年8月10日
(45)【発行日】2017年8月30日
(54)【発明の名称】生成物の製造方法
(51)【国際特許分類】
B09B 3/00 20060101AFI20170821BHJP
B09B 5/00 20060101ALI20170821BHJP
C10L 5/44 20060101ALI20170821BHJP
C05F 5/00 20060101ALI20170821BHJP
C05F 11/00 20060101ALI20170821BHJP
C05D 1/00 20060101ALI20170821BHJP
【FI】
B09B3/00 304Z
B09B5/00 ZZAB
B09B3/00 303Z
B09B3/00 301Z
C10L5/44
C05F5/00
C05F11/00
C05D1/00
【請求項の数】8
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-575717(P2016-575717)
(86)(22)【出願日】2016年6月27日
(86)【国際出願番号】JP2016069052
【審査請求日】2016年12月22日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516385918
【氏名又は名称】株式会社伸光テクノス
(74)【代理人】
【識別番号】100144048
【弁理士】
【氏名又は名称】坂本 智弘
(74)【代理人】
【識別番号】100204881
【弁理士】
【氏名又は名称】土井 伸次
(74)【代理人】
【識別番号】100189186
【弁理士】
【氏名又は名称】大石 敏弘
(74)【代理人】
【識別番号】100186679
【弁理士】
【氏名又は名称】矢田 歩
(72)【発明者】
【氏名】木村 護
(72)【発明者】
【氏名】長澤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】中村 正
【審査官】
河野 隆一朗
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−291092(JP,A)
【文献】
特開2002−113444(JP,A)
【文献】
特開2010−270320(JP,A)
【文献】
米国特許第05556445(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B09B 1/00 − 5/00
C05B 1/00 − 21/00
C05C 1/00 − 13/00
C05D 1/00 − 11/00
C05F 1/00 − 17/02
C05G 1/00 − 5/00
C10L 5/00 − 7/04
C10L 9/00 − 11/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物性廃棄物を含む原料を加水分解処理し、生成物を製造する生成物の製造方法であって、
前記原料を蒸気により加水分解処理する加水分解処理工程であって、処理容器の内部圧力を1.8MPaから3.0MPaとする加水分解処理工程と、
加水分解処理された前記原料を洗浄液で洗浄する洗浄工程と、
洗浄された前記原料を固形分と液体分とに分離する固液分離工程と、を含み、
前記固形分又は前記液体分の少なくとも一方を前記生成物とするとともに、
前記固液分離工程後の前記固形分中のカリウムの濃度を、0.2%DM以下とし、
前記固形分から、バイオマス燃料を製造する
ことを特徴とする生成物の製造方法。
【請求項2】
前記液体分から、液体肥料を製造する
ことを特徴とする請求項1に記載の生成物の製造方法。
【請求項3】
植物性廃棄物を含む原料を加水分解処理し、生成物を製造する生成物の製造方法であって、
前記原料を蒸気により加水分解処理する加水分解処理工程であって、処理容器の内部圧力を1.8MPaから3.0MPaとする加水分解処理工程と、
加水分解処理された前記原料を洗浄液で洗浄する洗浄工程と、
洗浄された前記原料を固形分と液体分とに分離する固液分離工程と、を含み、
前記固形分又は前記液体分の少なくとも一方を前記生成物とするとともに、
前記固液分離工程後の前記固形分中のカリウムの濃度を、0.2%DM以下とし、
前記液体分から、液体肥料を製造する
ことを特徴とする生成物の製造方法。
【請求項4】
前記固形分から、バイオマス燃料を製造する
ことを特徴とする請求項3に記載の生成物の製造方法。
【請求項5】
前記固液分離工程の後、前記洗浄工程に戻し、前記固液分離工程及び前記洗浄工程を複数回繰り返す
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の生成物の製造方法。
【請求項6】
前記洗浄工程の前記洗浄液は、水である
ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の生成物の製造方法。
【請求項7】
前記固形分を乾燥する乾燥工程を、含む
ことを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の生成物の製造方法。
【請求項8】
前記固形分をペレット化する成形工程を、含む
ことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の生成物の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生成物の製造方法及び製造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、植物性廃棄物、例えば、(a)過剰生産による廃棄野菜、野菜クズ、カット野菜クズ、おから、街路樹の伐採枝葉、間伐材、おが屑、麦わら、稲わら、籾殻などの農作物及び農作物加工品残渣、(b)焼酎絞り粕、清酒絞り粕、果実酒絞り粕、醤油絞り粕、茶葉、果実ジュース絞り粕などの飲料品残渣、(c)パームヤシの実からパーム油を搾油した後の残渣であるEFB(Empty Fruit Bunch:空果房)などは、乾燥、焼却、埋立てなどの方法で処分されていた。
【0003】
近年、これらの植物性廃棄物を再利用するために、植物性廃棄物を酵素により加水分解処理して、有機酸を製造する有機酸の製造方法が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013−230142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の製造方法では、酵素を用いて植物性廃棄物を加水分解処理するため、加水分解処理工程に長時間掛かっていた。
【0006】
そこで、本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、植物性廃棄物原料から生成物を短時間で製造できる生成物の製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明に係る一つの態様は、植物性廃棄物を含む原料を加水分解処理し、生成物を製造する生成物の製造方法であって、前記原料を蒸気により加水分解処理する加水分解処理工程と、加水分解処理された前記原料を洗浄液で洗浄する洗浄工程と、洗浄された前記原料を固形分と液体分とに分離する分離工程と、を含み、前記固形分又は前記液体分の少なくとも一方を前記生成物とすることを特徴とする。
【0008】
(2)上記(1)の態様において、前記分離工程の後、前記洗浄工程に戻し、前記分離工程及び前記洗浄工程を複数回繰り返してもよい。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)の態様において、前記洗浄工程の前記洗浄液は、水であってもよい。
【0010】
(4)上記(1)から(3)までのいずれか1つの態様において、前記固形分を乾燥する乾燥工程を、含んでもよい。
【0011】
(5)上記(1)から(4)までのいずれか1つの態様において、前記固形分をペレット化する成形工程を、含んでもよい。
【0012】
(6)上記(1)から(5)までのいずれか1つの態様において、前記固形分から、バイオマス燃料を製造してもよい。
【0013】
(7)上記(1)から(6)までのいずれか1つの態様において、前記液体分から、液体肥料を製造してもよい。
【0014】
(8)本発明に係る別の一つの態様は、植物性廃棄物を含む原料を加水分解処理し、生成物を製造する生成物の製造装置であって、前記原料を蒸気により加水分解処理する加水分解処理装置と、加水分解処理された前記原料を洗浄液で洗浄する洗浄装置と、洗浄された前記原料を固形分と液体分とに分離する固液分離装置と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、植物性廃棄物原料から生成物を短時間で製造できる生成物の製造方法及び製造装置を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態に係る生成物の製造方法及び製造装置について説明する。
この生成物の製造方法は、植物性廃棄物を含む原料を加水分解処理し、生成物を製造するものであり、加水分解処理工程と、洗浄工程と、固液分離工程と、を含んでいる。ここでは、植物性廃棄物すなわち原料をEFBとして、バイオマス燃料及び液体肥料の少なくとも一方を生成物として製造するが、これに限られず、トウモロコシ、バナナなどでもよい。ただし、EFBは、パームヤシの実からパーム油を搾油した後の残渣であるため、安価であり、多量に入手可能である。
【0017】
(原料前処理工程)
搾油工場でそのまま、生成物を製造する場合、EFBは、搾油後の形状のままでもよいが、他の場所に輸送して行う場合などは、必要に応じて、破砕手段で100mmから10mm以下程度の大きさに破砕されてもよい。
【0018】
(原料投入工程)
EFBは、加水分解処理装置の処理容器に投入される。このとき、EFBとともに水分調整材が、同時に投入されてもよい。水分調整材としては、吸水性とともに、加水分解処理で溶出させた有害重金属イオンなどを吸着可能な吸着材を使用してもよい。吸着材は、無機系吸着材でもよいが、有機系吸着材が好ましい。
【0019】
EFBが処理容器に投入されると、処理容器内の撹拌手段が回転されることで、EFBが撹拌されてもよい。撹拌手段の運転は、連続又は間欠のいずれでもよいが、所定時間ごとに正回転及び逆回転を繰り返すように、回転方向をタイマーで制御するとよい。
【0020】
(加圧昇温工程)
処理容器が密閉状態にされると、蒸気源から蒸気が処理容器の内部に供給され、処理容器の内部が所定の圧力及び温度に加圧及び昇温される。このときの処理容器の内部圧力は、1.8MPaから3.0MPa程度であり、内部温度は180℃から230℃程度である。
【0021】
(加水分解処理工程)
処理容器の内部が所定の圧力及び温度に維持されると、EFBは、植物性の有機物であるため、加水分解処理され始める。蒸気の供給開始から所定の時間、例えば30分が経過すると、原料の加水分解処理がほぼ完了するため、蒸気の供給を停止し、加水分解処理を終了する。この加水分解処理工程により、EFBは加水分解処理される。なお、加水分解処理の時間は、処理量などに応じて適宜変更されるが、30分から2時間程度で十分である。
【0022】
EFBが加水分解処理されることで、セルロースなどの高分子が低分子化される。すなわち、植物繊維(植物の細胞壁及び細胞膜)が、脆くなるか破壊される。また、植物細胞中のカリウム、塩素、塩素など元素は、液体分中に溶出する。
【0023】
なお、原料投入工程のときと同じように、撹拌手段を回転させることで、EFBが撹拌されてもよい。撹拌手段の運転は、連続又は間欠のいずれでもよいが、所定時間ごとに正回転及び逆回転を繰り返すように、回転方向をタイマーで制御するとよい。
【0024】
(蒸気排気工程)
加水分解処理工程の終了後は、30分から60分を掛けて、処理容器の内部の圧力が常圧(0.1MPa)程度まで解放される。
【0025】
(製品排出工程)
加水分解処理装置で加水分解処理されたEFBは、金属メッシュなどの簡易フィルタで、液体分が簡易除去され、処理容器から排出される。なお、EFBは、多少の水分を含んでいてもよい。このとき、加水分解処理前のEFBには、32g/Kg(3.24%DM)のカリウムが含まれているが、この加水分解処理により、80%程度が液体分中に溶出する。つまり、加水分解処後のEFBには、7g/Kg(0.7%DM)のカリウムしか含まれていない。
【0026】
逆に、簡易分離された液体分には、25g/Kg(2.53%DM)のカリウムが移行したことになる。この液体分は、このようにカリウムを多く含むため、そのまま液体肥料とすることもできるし、また、液体肥料の成分の一原料としても用いることができる。
【0027】
(洗浄工程)
一方、排出されたEFBは、洗浄装置に投入され、洗浄液に浸漬されて洗浄される。洗浄液は、工場用水又は水道水などの水でよく、EFBの体積の5倍以上、好ましく10倍から20倍を用いるとよい。洗浄液の温度は、常温から60℃程度であればよい。洗浄時間は、処理量などに応じて適宜変更されるが、15分から30分程度で十分である。
【0028】
この洗浄液の洗浄によっても、EFBからカリウムが溶出するため、カリウムは洗浄液に移行する。このとき、洗浄液には、3g/Kg(0.3%DM)から2g/Kg(0.2%DM)程度のカリウムが移行している。このように洗浄後の洗浄液も、カリウムを含むため、そのまま液体肥料とすることもできるし、また、液体肥料の成分の一原料としても用いることができる。
【0029】
(分離工程)
洗浄されたEFBは、固液分離装置に送られ、固形分と液体分とに分離(脱水)される。ここでは、簡易フィルタでなく、固形分であるEFBから液体分を押し絞る(脱水する)、スクリューコンベア型などの固液分離装置(例えば、特開2012−153790号公報参照。)が用いられる。スクリューコンベア型であると、連続的に固液分離を行うことができるため、生産性が良好となる。
【0030】
この分離工程後の固形分(EFB)には、4g/Kg(0.4%DM)から2g/Kg(0.2%DM)以下のカリウムしか含まれていない。なお、上記特開2012−153790号公報の処理方法のみで、EFBを固形分と液体分とに分離した場合、固形分(EFB)には、14g/Kg(1.42%DM)のカリウムが含まれていることが実験で確認されている。
【0031】
そして、EFBから液体分を分離するこの分離工程の後、洗浄工程に戻し、分離工程及び洗浄工程を複数回、例えば2回又は3回繰り返してもよい。
【0032】
(乾燥工程)
分離された固形分は、若干水分を含んでいるため、乾燥装置で乾燥される。乾燥温度は、120℃から200℃程度である。なお、場合によっては、次に説明する成形工程を先に行い、その後に、この乾燥工程を行うこともある。
【0033】
(成形工程)
乾燥された固形分は、材料をペレット化するフラットダイ型のペレタイザーなどによりペレットに成形される。このペレット化された固形分には、3g/Kg(0.3%DM)から1g/Kg(0.1%DM)以下のカリウムしか含まれていない。また、このペレットの発熱量は、4300Kcal(18.0MJ)/Kgから4500Kcal(18.8MJ)/Kg程度であり、一般的なバイオマス燃料の発熱量が4000Kcal(16.7MJ)/Kgから4200Kcal(17.5MJ)/Kg程度であるから、発熱量も向上している。
【0034】
一般的に、バイオマス燃料にカリウムが多量に含まれていると、燃焼炉の燃焼によりスラグ化することで、燃焼炉を閉塞させ、損傷を与えることがある。そのためEFBが、バイオマス燃料に用いられることが少なかったが、本実施形態の生成物の製造方法によれば、EFBからカリウムの含有量が少ないペレットを製造することができるため、バイオマス燃料として用いることができる。また、燃焼炉で、石炭とバイオマス燃料とを混ぜて燃焼させても、バイオマス燃料単独で燃焼させても、問題が起こらない。
【0035】
一方、加水分解処理前のEFBに含まれる他の元素や成分に関しては、塩素が0.7%DM、硫黄が0.11%DM、灰分が4.9%DMであったが、加水分解処理後は、塩素が0.2%DM、硫黄が0.04%DM、灰分が0.9%DMに低減されていることもわかった。このように、バイオマス燃料中の塩素が少なくなることで、燃焼させても、塩化水素やダイオキシンなどが発生し難くなる。
【0036】
以上のとおり、本発明の実施形態に係る生成物の製造方法は、植物性廃棄物を含む原料を加水分解処理し、生成物を製造するものであって、原料を蒸気により加水分解処理する加水分解処理工程と、加水分解処理された原料を洗浄液で洗浄する洗浄工程と、洗浄された原料を固形分と液体分とに分離する固液分離工程と、を含み、固形分又は液体分の少なくとも一方を前記生成物とするものである。
また、本発明の実施形態に係る生成物の製造装置は、植物性廃棄物を含む原料を加水分解処理し、生成物を製造するものであって、原料を蒸気により加水分解処理する加水分解処理装置と、加水分解処理された原料を洗浄液で洗浄する洗浄装置と、洗浄された原料を固形分と液体分とに分離する固液分離装置と、を備えるものである。
【0037】
これにより、植物性廃棄物を含む原料を、蒸気により加水分解処理するため、非常に短時間で固形分又は液体分の生成物を製造することができる。酵素を用いて植物性廃棄物を加水分解処理するには、0.5日から5日程度必要であったが、蒸気による加水分解処理では、30分から2時間程度しか必要でなく、時間を節約することができる。
【0038】
本実施形態では、分離工程の後、洗浄工程に戻し、分離工程及び洗浄工程を複数回繰り返す。これにより、生成物を確実に洗浄することができる。また、複数回の洗浄により、固形物中のカリウムが、洗浄液に溶出するため、固形分中のカリウムの含有量を下げることができる。
【0039】
本実施形態では、洗浄工程の洗浄液は、水である。これにより、生成物の洗浄液に特殊な薬液を使用することがないため、安価な工場用水又は水道水が利用できる。
【0040】
本実施形態では、固形分を乾燥する乾燥工程を、含む。これにより、固形分に保持された水分(残留水分)は、カリウムとともに固形分から除去されるため、固形分中のカリウムの含有量を更に下げることができる。
【0041】
本実施形態では、固形分をペレット化する成形工程を、含む。これにより、固形分の輸送などの取り扱いが容易になる。
【0042】
本実施形態では、固形分から、バイオマス燃料を製造する。これにより、固形分は、カリウムをほとんど含有しないため、燃料として用いることができる。
【0043】
本実施形態では、液体分から、液体肥料を製造する。これにより、液体分は、カリウムを多く含有するため、そのまま液体肥料とすることもできるし、また、液体肥料の成分の一原料としても用いてもよい。
【0044】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
【要約】
本発明は、植物性廃棄物を含む原料を加水分解処理し、生成物を製造する生成物の製造方法であって、原料を蒸気により加水分解する加水分解処理工程と、加水分解処理された原料を洗浄液で洗浄する洗浄工程と、洗浄された原料を固形分と液体分とに分離する固液分離工程と、を含み、固形分又は液体分の少なくとも一方を生成物とするものである。
本発明は、植物性廃棄物を含む原料を加水分解処理し、生成物を製造する生成物の製造装置であって、原料を蒸気により加水分解処理する加水分解処理装置と、加水分解処理された原料を洗浄液で洗浄する洗浄装置と、洗浄された原料を固形分と液体分とに分離する固液分離装置と、を備えるものである。
本発明により、植物性廃棄物原料から生成物を短時間で製造できる生成物の製造方法及び製造装置を提供することができる。