【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2014ニューバランスフェア、平成26年8月27日,28日 2014ニューバランスフェア、平成26年10月7日,8日、市場テスト、東京都千代田区永田町2−11−1 山王パークタワーB1F RF1 SELECT 山王パークタワー店、平成26年9月8日〜9月19日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の表示部が、前記商品登録者側に向けられた第1の位置と、前記顧客側に向けられた第2の位置に向くように、前記載置面に対して固定された支持部の垂直方向の中心軸に対して回動可能、又は、前記中心軸と直交する所定の軸に対して回動可能に、前記支持部に取り付けられる、
請求項1から請求項3いずれか1項に記載の商品販売データ処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態である商品販売データ処理装置の外観の斜視図である。
図1は、顧客側斜め前上方から見た場合の斜視図である。
図1には、直交座標系XYZの座標軸が表されている。X軸は、水平面に対して水平な、商品販売データ処理装置1の横方向の軸である。Y軸は、水平面に対して水平な、商品販売データ処理装置1の奥行き方向、言い換えると、顧客側に向かう方向の軸である。Z軸は、水平面に直交する、商品販売データ処理装置1の高さ方向の軸である。
【0010】
図2は、商品販売データ処理装置1の別の視点による外観の斜視図である。
図2は、店員側斜め前上方から見た場合の斜視図である。
図2には、カウンタ台80を挟んで対向する店員S(商品登録者)と、顧客Cとが表されている。以下、
図1および
図2を参照して、商品販売データ処理装置1の構成について説明する。
【0011】
図1および
図2において、同一の構成には同一の符号を付してある。
図1および
図2に示すように、商品販売データ処理装置1は、店員用表示部10(第1の表示部)と、操作受付部20と、スキャナ部30と、筐体40と、支持部41と、顧客用表示部50(第2の表示部)と、釣銭機60と、レシート発行部70とを含む。また、商品販売データ処理装置1は、図示しない制御部を含む。この制御部は、筐体40またはカウンタ台80に収納される。例えば、カウンタ台80は、移動可能にキャスタを備えてもよい。
【0012】
制御部は、商品の買上げの登録をするための商品登録処理と釣銭機60への入金後の会計処理とを実行する。
【0013】
店員用表示部10は、制御部が実行する商品登録処理に伴う商品登録表示情報を表示したり、その制御部が実行する会計処理に伴う会計表示情報を表示したりする表示装置である。例えば、商品登録表示情報は、買上げ商品の商品名、単価、値引額、数量等の情報を含む。例えば、会計表示情報は、合計金額、預かり金額、差額(おつり金額)、買上数量等の情報を含む。店員用表示部10は、これら表示情報を店員Sに提示する。
【0014】
例えば、店員用表示部10は、操作受付機能を有したタッチパネル付液晶表示装置により実現される。この場合、制御部は、商品登録処理および会計処理を実行することによって、例えば、プリセットボタン等のGUI(Graphical User Interface)ボタンを店員用表示部10に表示させる。そして、タッチパネルは、GUIボタンの操作入力を受け付けて、操作に応じた操作情報を制御部に供給する。つまり、タッチパネルにおけるGUIボタンは、入力部である。このGUIボタンが押される(タッチされる)ことを、「押下される」と表現する。
【0015】
操作受付部20は、キー等の入力部を備える。例えば、入力部は、販売価格や数量を入力する数字キー、予め定められた処理に対応付けられたプリセットキー、制御部に商品登録処理を終了させる小計キー(商品登録完了キー)等を備える。なお、操作受付部20は、制御部に会計処理を実行開始させる現計キーを備えてもよい。操作受付部20は、制御部による商品登録処理および会計処理の実行にしたがって、店員Sによる入力部の操作入力を受け付ける。
【0016】
スキャナ部30は、制御部による商品登録処理の実行中に、商品に対応付けられたバーコード状の商品コードを読み取り、商品コードの情報を制御部に供給する光学式読取装置である。例えば、スキャナ部30は、ハンディスキャナにより実現される。スキャナ部30は、筐体40の側面に設けられた台座に掛止される。なお、スキャナ部30を、店員S側のカウンタ台80の台上に設置した固定型スキャナにより実現してもよい。
【0017】
顧客用表示部50は、制御部が実行する商品登録処理に伴う商品登録表示情報を表示したり、その制御部が実行する会計処理に伴う会計表示情報を表示したりする表示装置である。顧客用表示部50は、これら表示情報を顧客Cに提示する。例えば、顧客用表示部50は、操作受付機能を有したタッチパネル付液晶表示装置により実現される。この場合、制御部は、会計処理を実行することによって、会計キー(会計ボタン)としてのGUIボタンを顧客用表示部50に表示させる。そして、タッチパネルは、そのGUIボタンの操作入力を受け付けて、操作に応じた操作情報を制御部に供給する。
なお、顧客Cに操作させる会計キーを、GUIボタンではなくハードウェアキーにより実現してもよい。この場合、会計キーを有するキーボードは、顧客用表示部50の近傍(例えば、顧客用表示部50の直横または直前)に設けられる。
【0018】
カウンタ台80の台上には、筐体40が設置される。ただし、カウンタ台80の台上には、筐体40より店員S前に、買上げ商品が置かれる載置面81が確保されている。
また、カウンタ台80の台上には、筐体40より顧客C前に、顧客用表示部50が顧客C側に表示面を向けて配設される。顧客用表示部50は、その表示面と顧客用表示部50の設置面とのなす角度を変更可能に設けられてもよい。顧客用表示部50の設置面と載置面81とは、同一平面内であってもよいし、異なっていてもよい。例えば、顧客用表示部50は、載置面81より上方、且つ釣銭機60の近傍の位置に配設される。
【0019】
カウンタ台80の台上に設置された筐体40の設置面側と逆側の端部(上端)には、支持部41を介して店員用表示部10が取り付けられている。つまり、店員用表示部10は、載置面81より上方の位置に、載置面81に対して固定された支持部41により支持される。店員用表示部10は、店員S側に表示面を向けて設けられる。また、操作受付部20は、支持部41または店員用表示部10に取り付けられ、店員S側に入力部を向けて設けられる。
【0020】
店員用表示部10は、支持部41の垂直方向の中心軸(Z軸と平行な軸)に対して回動可能である。例えば、
図1によれば、店員用表示部10は、筐体40にぶつからない範囲内で首振り可能である。なお、例えば、店員用表示部10を、店員Sに対して正面の向きから略180度(180度を含む。)回動可能に設けてもよい。
また、店員用表示部10は、支持部41の垂直方向の中心軸と直交し、且つ表示面に平行な軸に対して、例えば0度から略120度(120度を含む。)までの範囲内で回動可能であってもよい。ただし、ここでいう表示面に平行な軸とは、例えば、表示面が鉛直軸を含む位置における当該表示面に平行な軸である。なお、例えば、店員用表示部10を、支持部41の垂直方向の中心軸と直交し、且つ表示面に平行な軸に対して120度回動させた場合、店員用表示部10は、上下が逆に設置されることとなる。よって、この場合、制御部は、表示画面の走査が逆になるよう店員用表示部10を制御することによって、表示が逆にならないようにする。
【0021】
筐体40の顧客C側の面には、広告42が設けられる。広告42は、紙媒体や樹脂媒体あってもよいし、映像や静止画像を表示する表示装置であってもよい。
【0022】
釣銭機60は、紙幣および硬貨の顧客Cによる投入を受け付けて入金処理を行い、釣金、返金、またはリジェクトされる場合の紙幣および硬貨を排出する自動釣銭機である。釣銭機60は、紙幣管理部61と、硬貨投入口64と、硬貨排出口65と、リジェクト口66とを備える。硬貨投入口64と、硬貨排出口65と、リジェクト口66とは、硬貨管理部に含まれる。紙幣管理部61は、紙幣投入口62と、紙幣排出口63とを備える。紙幣投入口62は、顧客Cにより投入される紙幣を取り込む口である。紙幣排出口63は、紙幣およびリジェクト紙幣を排出する口である。紙幣投入口62および紙幣排出口63は、二段に構成される。例えば、紙幣管理部61において、上段が紙幣投入口62、下段が紙幣排出口63である。
なお、釣銭機60は、硬貨管理部のみを備えてもよい。
【0023】
硬貨投入口64は、顧客Cにより投入される硬貨を取り込む口である。硬貨排出口65は、おつりとしての硬貨、釣銭機60が備える貨幣識別部が識別に失敗した場合の硬貨、貨幣識別部が偽造硬貨として識別した場合の硬貨を排出する口である。リジェクト口66は、入金後、キャンセルの操作をした場合に、硬貨を排出する口である。紙幣投入口62および硬貨投入口64が入金口である。紙幣排出口63、硬貨排出口65、およびリジェクト口66が出金口である。
【0024】
レシート発行部70は、制御部が会計処理を実行したことによって得た会計情報を紙媒体であるレシート用紙に印刷し、この印刷後のレシート(会計レシート)をレシートの排出口から出力する。
【0025】
釣銭機60およびレシート発行部70は、紙幣投入口62と、紙幣排出口63と、硬貨投入口64と、硬貨排出口65と、リジェクト口66と、レシートの排出口とを顧客C側に向けて、カウンタ台80の顧客C側側面(XZ平面と平行な面)に突設される。この配置により、顧客Cが釣銭機60に近接して立った場合に、顧客Cのつま先がカウンタ台80にあたるおそれが低減される。例えば、釣銭機60およびレシート発行部70が一体の筐体に収納され、この筐体がカウンタ台80の顧客C側側面に突設される。
【0026】
図3は、顧客C側から見た場合の、商品販売データ処理装置1の平面図である。
図3において、
図1と同一の構成について同一の符号を付している。
図3には、直交座標系XZの座標軸が表されている。X軸は、水平面に対して水平な、商品販売データ処理装置1の横方向の軸である。商品販売データ処理装置1の幅(横幅)は、X軸方向のサイズである。Z軸は、水平面に直交する、商品販売データ処理装置1の高さ方向の軸である。
【0027】
釣銭機60は、顧客用表示部50が設けられる位置よりも下方、且つ顧客用表示部50の近傍の位置に配設される。
図1および
図3に示すように、顧客用表示部50が設置される面と載置面81とが同一平面内である場合、釣銭機60は、
載置面81より下方、且つ顧客用表示部50の近傍の位置に配設される。
【0028】
釣銭機60において、硬貨投入口64は、紙幣管理部61の横、且つ紙幣管理部61に対して下方の位置に配設される。具体的に、
図3に示すように、XZ平面に直交し、且つZ軸に平行な線Aを含む平面を境に、左側に紙幣管理部61、右下側に硬貨投入口64が配設される。また、紙幣管理部61の下方の位置には、硬貨排出口65が配設される。この配置により、商品販売データ処理装置1を上面側から見た場合、つまり、顧客Cの視野において、紙幣投入口62に投入される紙幣および紙幣排出口63から排出される紙幣によって、硬貨投入口64が遮られない。よって、紙幣および硬貨の投入がし易い。
【0029】
また、硬貨投入口64の下方の位置には、リジェクト口66が配設される。
また、紙幣管理部61の下方の位置には、硬貨排出口65が配設される。
例えば、硬貨排出口65とリジェクト口66とは、横方向(X軸方向)において隣接して配設される。
【0030】
レシート発行部70は、顧客用表示部50および釣銭機60の近傍に配設される。具体的に、
図3に示すように、レシート発行部70は、XZ平面に直交し且つZ軸に平行な線Aを含む平面を境に右側であり、且つ硬貨投入口64の上方の位置に配設される。
【0031】
図1から
図3により明らかなように、顧客Cと対向する側における、操作受付部20と店員用表示部10と顧客用表示部50とは、釣銭機60の略幅内に収まるように配設されている。紙幣管理部61と硬貨排出口65とを縦二段に配置したことにより、釣銭機60の幅を飛躍的に狭めることができ、よって、商品販売データ処理装置1を、格別にコンパクトなサイズで実現することができる。
【0032】
図4は、商品販売データ処理装置1の電気的な構成の例を表すブロック図である。
図4において、
図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、商品販売データ処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)100と、ROM(Read Only Memory)110と、RAM(Random Access Memory)120と、通信部130と、店員用表示部10と、操作受付部20と、スキャナ部30と、顧客用表示部50と、釣銭機60と、レシート発行部70とを含む。
CPU100と、ROM110と、RAM120と、通信部130と、店員用表示部10と、操作受付部20と、スキャナ部30と、顧客用表示部50と、釣銭機60と、レシート発行部70とは、信号線およびバスを介して接続されている。
【0033】
CPU100は、ROM110に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、商品登録機能および会計機能を実現する。RAM120は、例えば、店舗に設置されたストアコンピュータから読み込んだ商品情報(商品コード、商品名、単価、値引額等の情報)を記憶する。また、RAM120は、商品登録表示情報および会計表示情報を記憶する。つまり、制御部は、CPU100と、ROM110と、RAM120とを含んで構成される。通信部130は、ストアコンピュータや他の商品販売データ処理装置と通信するインターフェースである。
【0034】
次に、
図5から
図9を参照して、顧客用表示部50の表示の例を説明する。
図5は、制御部による商品登録処理の実行に伴い、顧客用表示部50に表示される商品登録画面の例である。
図5は、1個の商品「パン・オ・ショコラ」が商品登録される場合の画面の例である。
図5に示すように、商品登録画面には、最新の登録商品の商品名「パン・オ・ショコラ」が数量および単価とともに大きなフォントで表示される。商品名および単価の情報は、登録情報である。また、制御部により、商品登録画面には、登録商品の履歴(登録済の商品情報)が小さなフォントで表示される。また、制御部により、商品登録画面には、合計金額、合計点数(買上げ商品の合計数)、値引計(値引額の合計金額)も表示される。
なお、制御部は、登録商品の履歴を表示させないように設定することができる。
【0035】
図6は、店員Sによって小計キーが押下された場合に、顧客用表示部50に表示される商品登録終了画面の例である。この商品登録終了画面は、会計情報の画面である。店員Sによって操作受付部20の小計キーが押下されることにより、制御部は、買上げ商品の合計金額を算出し、この合計金額と、合計点数と、値引計とを顧客用表示部50に表示させる。また、制御部は、現時点での預かり金額と、おつりの金額とを、顧客用表示部50に表示させる。更に、制御部は、買い上げ金額に相当する金銭の額の貨幣の投入を顧客Cに促す案内情報(例えば、「合計金額を確認してお金をいれてください」)を、顧客用表示部50に表示させる。
【0036】
図7は、顧客Cによって貨幣が投入されて釣銭機60が紙幣および貨幣を計数した状態の、顧客用表示部50に表示される会計開始画面の例である。顧客Cによって紙幣および硬貨またはいずれかが釣銭機60に投入されると、釣銭機60は、投入された貨幣を計数し、制御部に通知する。次に、制御部は、投入された貨幣の金額(預かり金額)と、預かり金額と合計金額とに差額がある場合にはその差額とを、顧客用表示部50に表示させる。制御部は、預かり金額が合計金額以上の金額である場合に、GUIボタンである会計キー(“お会計”)と、会計キーの押下を顧客Cに促す案内情報(例えば、「よろしければお会計ボタンを押してください」)とを、顧客用表示部50に表示させる。ここで、例えば、制御部は、会計キーが顧客Cによって押下されるまで、会計キーを強調表示させてもよい。例えば、強調表示として、会計キーを立体的に浮き上がらせたように表示(エンボス表示)させたり、時間とともに会計キーの表示色を変化させたりする方法がある。なお、預かり金額が合計金額に満たない場合は、制御部は、会計キーを表示させないようにしてもよい。
図5から
図7の表示情報は、商品登録表示情報である。
【0037】
図8は、顧客Cによって会計キーが押下された場合の、顧客用表示部50に表示される会計画面の例である。顧客Cによって会計キーが押下されると、制御部は、差額がある場合には、差額分の紙幣および硬貨またはいずれかを釣銭機60に排出し、おつりの受け取りを顧客Cに促す案内情報(例えば、「おつりをお受け取りください」)を、顧客用表示部50に表示させる。
【0038】
図9は、レシート発行部70が会計レシートを排出した場合の、顧客用表示部50に表示される会計終了画面の例である。レシート発行部70が当該取引についての会計情報を印刷した会計レシートを排出口に排出すると、制御部は、会計レシートの受け取りを顧客Cに促す案内情報(例えば、「レシートをお受け取りください」)を、顧客用表示部50に表示させる。
図8および
図9の表示情報は、会計表示情報である。
【0039】
次に、商品販売データ処理装置1の動作について説明する。
図10および
図11は、商品販売データ処理1の処理手順の例を示すフローチャートである。CPU100がROM110に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、本フローチャートによる処理が開始される。
【0040】
制御部は、操作受付部20における入力部のキーの押下、またはスキャナ部30によるバーコードのスキャンが行われるまで待機している。スキャナ部30によって買上げの商品に対応付けられたバーコードのスキャンが行われた場合(ステップS1:スキャン)はステップS2の処理に移し、操作受付部20における入力部のキーが押下された場合(ステップS1:キー)はステップS5の処理に移す。
【0041】
ステップS2において、制御部は、バーコードを読み取ったスキャナ部30が供給する商品コードを取り込む。
次に、ステップS3において、制御部は、商品コードをキーとして、ストアコンピュータから予め取得した商品マスター情報(商品情報のデータテーブル)を検索し、商品コードに対する商品情報(例えば、商品名、単価、値下額等)を抽出する。
次に、ステップS4において、制御部は、商品情報を顧客用表示部50に表示させる。
次に、制御部は、ステップS1の処理に戻す。
【0042】
一方、ステップS5において、制御部は、操作受付部20から操作情報を取得し、この操作情報に基づき、数字キーが押下されたと判定した場合(ステップS5:YES)はステップS6の処理に移し、数字キー以外のキーが押下されたと判定した場合(ステップS5:NO)はステップS7の処理に移す。
【0043】
ステップS6において、制御部は、操作情報(数の情報)により数量を取得し、この数量を顧客用表示部50に表示させる。次に、ステップS1の処理に戻す。
【0044】
ステップS7において、制御部は、操作情報に基づき、小計キーが押下されたと判定した場合(ステップS7:YES)はステップS8の処理に移し、小計キー以外のキーが押下されたと判定した場合(ステップS7:NO)はステップS1の処理に戻す。
【0045】
ステップS8において、制御部は、会計情報を顧客用表示部50に表示させる。
次に、ステップS9において、制御部は、顧客Cにより紙幣および硬貨またはいずれかが釣銭機60に投入されるまで待機する(ステップS9:NO)。
【0046】
ステップS10において、顧客Cにより紙幣および硬貨またはいずれかが釣銭機60に投入されると、制御部は、会計開始画面を顧客用表示部50に表示させて会計キーが押下されるまで待機する(ステップS10:NO)。ステップS1からステップS10:NOまでの処理が、商品登録処理である。
【0047】
顧客Cによって会計キーが押下されると(ステップS10:YES)、ステップS12において、制御部は、会計処理の実行を開始する。ただし、顧客Cによって会計キーが押下される前に、店員Sによって操作受付部20の現計キーが押下されることによっても、制御部は、ステップS12において、会計処理の実行を開始する。
なお、制御部は、紙幣および硬貨またはいずれかが釣銭機60に投入されてから(ステップS9:YES)一定時間(例えば、1秒間)が経過した後、ステップS12の処理に移してもよい。
【0048】
次に、ステップS12において、預かり金額と合計金額とに差額がある場合(ステップS12:YES)はステップS13の処理に移し、差額がない場合(ステップS12:NO)はステップS14の処理に移す。
【0049】
ステップS13において、制御部は、差額分の紙幣および硬貨またはいずれかを釣銭機60に排出する。釣銭機60は、紙幣排出口63および硬貨排出口65から紙幣および硬貨が取り去られたか否かをセンサにより検出し、検出結果を制御部に通知する。制御部は、紙幣および硬貨が取り去られたとの検出結果にしたがってステップS14の処理に移す。
【0050】
次に、ステップS14において、レシート発行部70は、会計情報をレシート用紙に印刷し、この印刷後のレシートをレシートの排出口から出力する。なお、ステップS13によるおつりの排出と、ステップS14による会計レシートの排出とを略同時(同時を含む。)に実行してもよい。ステップS10:YESからステップS14までの処理が、会計処理である。
【0051】
なお、
図10および
図11のフローチャートは、数量を示す数字キーを押下してバーコードをスキャンする操作にしたがう処理の流れを示したが、例えば、数字キーの押下によって割引や値引の置数を行った後、所定のプリセットキー(「×」、「%」、「円引き」)の押下によって割引や値引を指定するようにしてもよい。
【0052】
以上、説明したとおり、第1の実施形態である商品販売データ処理装置1は、対向する商品登録者(店員S)および顧客Cによって操作可能な商品販売データ処理装置である。この商品販売データ処理装置1は、商品登録者側に入力部を向けて設けられた操作受付部20と、商品登録者側に表示面を向けて設けられた店員用表示部10と、顧客C側に表示面を向けて設けられた顧客用表示部50と、顧客C側に入金口および出金口を向けて設けられた釣銭機60とを備える。商品販売データ処理装置1においては、店員用表示部10が、商品が載置される載置面81より上方の位置に配設され、操作受付部20が、載置面81より上方の位置に設けられる。
【0053】
商品販売データ処理装置1は、商品登録者側に入力部を向けて設けられた操作受付部20と、商品登録者側に表示面を向けて設けられた店員用表示部10と、商品登録者に対向する顧客C側に表示面を向けて設けられた顧客用表示部50と、顧客C側に入金口および出金口を向けて設けられた釣銭機60とを備えたことにより、一人の店員Sにより運用可能である。また、商品販売データ処理装置1によれば、店員Sが貨幣を触ることがなく、衛生的に会計作業を行うことができる。
【0054】
また、商品販売データ処理装置1において、店員用表示部10が、商品が載置される載置面81より上方の位置に配設され、操作受付部20が、載置面81より上方の位置に配設される。これにより、商品登録者である店員Sは、商品の登録や商品の袋詰め等の作業を楽な姿勢で行うことができる。
【0055】
また、顧客Cと対向する側における、操作受付部20と店員用表示部10と顧客用表示部50とが、釣銭機60の略幅内に収まるように配設されたことにより、商品販売データ処理装置1を、コンパクトなサイズで実現することができる。第1の実施形態では、紙幣管理部61と硬貨排出口65とを縦二段に配置したことにより、釣銭機60の幅を飛躍的に狭めることができ、商品販売データ処理装置1のサイズのコンパクト化に、特に有利である。
【0056】
なお、顧客C側に入金口および出金口を向けて設けられた釣銭機60が、載置面81より下方の位置に配設され、顧客C側に表示面を向けて設けられた顧客用表示部50が、釣銭機60の近傍に配設されてもよい。これにより、顧客Cが手元を向いたときの視野内に、顧客用表示部50の表示面と釣銭機60の入金口とを入れることができ、顧客Cの操作性が向上する。
【0057】
また、商品販売データ処理装置1は、顧客C側にレシートの排出口を向けて設けられたレシート発行部70を更に備えてもよい。この場合、レシート発行部70が、顧客用表示部50および釣銭機60の近傍に配設されてもよい。
この構成により、店員Sが会計レシートを直接触る必要がなく、衛生的である。また、顧客Cがおつりを取ったすぐ後に、姿勢を大きく変えることなく会計レシートを取ることができ、操作性が優れている。
【0058】
また、商品販売データ処理装置1において、顧客用表示部50が、載置面81より上方の位置に配設されてもよい。
この構成により、顧客Cは、見易い姿勢で顧客用表示部50の表示面を見ることができる。
【0059】
また、商品販売データ処理装置1において、店員用表示部10が、載置面81に対して固定された支持部41の垂直方向の中心軸に対して回動可能、または、その中心軸と直交する所定の軸に対して回動可能に、支持部41に取り付けられてもよい。日締め作業等の締め作業においては、店員用表示部10を顧客Cの向きに回動させて用いる。締め作業時において、顧客Cの位置に立った店員Sによる店員用表示部10の操作によって貨幣回収指示を行うことにより、釣銭機60の紙幣排出口63および硬貨排出口65から回収金が払い出され、レシート発行部70から閉めレポートが発行される。
つまり、例えば、日締めした際の会計情報の集計を行う締め操作時に、店員用表示部10を、レシート発行部70のレシート排出口および釣銭機60の出金口と同じ向きに変えることができる。よって、店員Sによる締め操作がし易くなる。
【0060】
また、商品販売データ処理装置1は、商品の登録をするための商品登録処理と釣銭機60への入金後の会計処理とを実行する制御部、を更に備え、操作受付部20の入力部または店員用表示部10が、制御部が実行中の商品登録処理を終了させる小計キーを備え、顧客用表示部50が、制御部に会計処理を実行開始させる会計キーを備えてもよい。
この構成によれば、商品登録の完了作業については店員Sが行い、会計処理の開始作業については顧客Cが行う。したがって、顧客Cは、自身のペースで、買上げの金額を確認して、支払のための貨幣を釣銭機60に投入することができる。また、チェックカウンタの客捌きが効率化される。
【0061】
また、商品販売データ処理装置1では、制御部は、商品が登録開始されると、釣銭機60に入金処理を開始させるようにしてもよい。
【0062】
また、商品販売データ処理装置1では、制御部が、小計キーが押下されると、釣銭機60に入金処理を開始させ、商品登録処理に基づいて得られる合計金額以上の金額の入金がされた場合に、顧客用表示部50に表示させる会計キーの押下を許可するようにしてもよい。
【0063】
また、商品販売データ処理装置1では、操作受付部20の入力部または店員用表示部10が、制御部に会計処理を実行開始させる会計キーを備え、制御部が、商品登録処理に基づいて得られる合計金額以上の金額の入金がされた後、いずれかの会計キーが押下されることにより会計処理を実行するようにしてもよい。
【0064】
また、商品販売データ処理装置1では、制御部が、商品登録処理に基づいて得られる合計金額以上の金額の入金がされた後、いずれかの会計キーが押下されず所定時間が経過することにより会計処理を実行するようにしてもよい。
【0065】
[第2の実施形態]
上述した第1の実施形態に対して本発明の第2の実施形態は、釣銭機およびレシート発行部の配置が異なる。第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0066】
図12は、本発明の第2の実施形態である商品販売データ処理装置の外観の斜視図である。
図12は、顧客側斜め前上方から見た場合の斜視図である。
図12には、直交座標系XYZの座標軸が表されている。X軸は、水平面に対して水平な、商品販売データ処理装置1aの横方向の軸である。Y軸は、水平面に対して水平な、商品販売データ処理装置1aの奥行き方向、言い換えると、顧客側に向かう方向の軸である。Z軸は、水平面に直交する、商品販売データ処理装置1aの高さ方向の軸である。
【0067】
図13は、商品販売データ処理装置1aの別の視点による外観の斜視図である。
図13は、店員側斜め前上方から見た場合の斜視図である。
図13には、カウンタ台80aを挟んで対向する店員S(商品登録者)と、顧客Cとが表されている。以下、
図12および
図13を参照して、商品販売データ処理装置1aの構成について説明する。
【0068】
図12および
図13に示すように、商品販売データ処理装置1aは、店員用表示部10(第1の表示部)と、操作受付部20と、スキャナ部30と、筐体40aと、支持部41と、顧客用表示部50(第2の表示部)と、釣銭機60aと、レシート発行部70aと、制御部90とを含む。例えば、カウンタ台80aは、移動可能にキャスタを備えてもよい。
【0069】
制御部90は、商品の買上げの登録をするための商品登録処理と釣銭機60aへの入金後の会計処理とを実行する。制御部90は、カウンタ台80aの収納棚に収納される。
【0070】
店員用表示部10は、支持部41の垂直方向の中心軸(Z軸と平行な軸)に対して回動可能である。例えば、
図12によれば、店員用表示部10は、筐体40aにぶつからない範囲内で首振り可能である。なお、例えば、店員用表示部10を、店員Sに対して正面の向きから略180度(180度を含む。)回動可能に設けてもよい。
また、店員用表示部10は、支持部41の垂直方向の中心軸と直交し、且つ表示面に平行な軸に対して、例えば0度から略120度(120度を含む。)までの範囲内で回動可能であってもよい。ただし、ここでいう表示面に平行な軸とは、例えば、表示面が鉛直軸を含む位置における当該表示面に平行な軸である。なお、例えば、店員用表示部10を、支持部41の垂直方向の中心軸と直交し、且つ表示面に平行な軸に対して120度回動させた場合、店員用表示部10は、上下が逆に設置されることとなる。よって、この場合、制御部は、表示画面の走査が逆になるよう店員用表示部10を制御することによって、表示が逆にならないようにする。
【0071】
筐体40aの顧客C側の面には、広告が設けられてもよい。この広告は、紙媒体や樹脂媒体あってもよいし、映像や静止画像を表示する表示装置であってもよい。
【0072】
釣銭機60aは、紙幣および硬貨の顧客Cによる投入を受け付けるとともに、釣金、返金、またはリジェクトされる場合の紙幣および硬貨を排出する自動釣銭機である。第1の実施形態と同様に、釣銭機60aは、紙幣管理部61と、硬貨投入口64と、硬貨排出口65と、リジェクト口66とを備える。紙幣管理部61は、紙幣投入口62と、紙幣排出口63とを備える。
【0073】
レシート発行部70aは、制御部90が会計処理を実行したことによって得た会計情報を紙媒体であるレシート用紙に印刷し、この印刷後のレシート(会計レシート)をレシートの排出口から出力する。
【0074】
釣銭機60aは、紙幣投入口62と、紙幣排出口63と、硬貨投入口64と、硬貨排出口65と、リジェクト口66と、レシートの排出口とを顧客C側に向けて、カウンタ台80aの顧客C側側面(XZ平面と平行な面)に突設される。この配置により、顧客Cが釣銭機60aに近接して立った場合に、顧客Cのつま先がカウンタ台80aにあたるおそれが低減される。
【0075】
図14は、顧客C側から見た場合の、商品販売データ処理装置1aの平面図である。
図14において、
図12と同一の構成について同一の符号を付している。
図14には、直交座標系XZの座標軸が表されている。X軸は、水平面に対して水平な、商品販売データ処理装置1aの横方向の軸である。商品販売データ処理装置1aの幅(横幅)は、X軸方向のサイズである。Z軸は、水平面に直交する、商品販売データ処理装置1aの高さ方向の軸である。
【0076】
釣銭機60aは、顧客用表示部50が設けられる位置よりも下方、且つ顧客用表示部50の近傍の位置に配設される。
図12および
図14に示すように、顧客用表示部50が設置される面と載置面81とが同一平面内である場合、釣銭機60aは、
載置面81より下方、且つ顧客用表示部50の近傍の位置に配設される。
【0077】
釣銭機60aにおいて、硬貨排出口65と硬貨投入口64と紙幣管理部61とは、横並びに配列される。具体的に、
図14に示すように、硬貨排出口65と硬貨投入口64と紙幣管理部61とは、X軸方向に配列される。この配置により、紙幣投入口62と紙幣排出口63と硬貨投入口64と硬貨排出口65とは、顧客用表示部50の近傍に集中することとなり、顧客Cの視線の動きを最小化させることができるとともに、貨幣の授受の操作性を良好に保つことができる。
【0078】
なお、硬貨排出口65と硬貨投入口64と紙幣管理部61との並び順は、
図14の例に限定されず任意の順序でよい。
【0079】
硬貨投入口64の下方の位置には、リジェクト口66が配設される。
【0080】
レシート発行部70aは、顧客用表示部50および釣銭機60aの近傍に配設される。具体的に、
図12および
図14に示すように、レシート発行部70aは、筐体40aに組み込まれてカウンタ台80aの台上に配設される。ただし、レシート発行部70aおよび顧客用表示部50は、横方向(X軸方向)において重ならないよう配置される。
【0081】
図12から
図14により明らかなように、顧客Cと対向する側における、操作受付部20と店員用表示部10と顧客用表示部50とは、釣銭機60aの略幅内に収まるように配設されている。よって、商品販売データ処理装置1を、コンパクトなサイズで実現することができる。
【0082】
以上、説明したとおり、第2の実施形態である商品販売データ処理装置1aについても、一人の店員Sにより運用可能である。また、商品販売データ処理装置1aによれば、当該店員Sが貨幣を触ることがなく、衛生的に会計作業を行うことができる。
また、顧客Cが手元を向いたときの視野内に、顧客用表示部50の表示面と釣銭機60aの入金口とを入れることができる。したがって、商品販売データ処理装置1aによれば、顧客Cの操作性が優れている。
【0083】
また、顧客Cと対向する側における、操作受付部20と店員用表示部10と顧客用表示部50とが、釣銭機60aの略幅内に収まるように配設されたことにより、商品販売データ処理装置1aを、コンパクトなサイズで実現することができる。
また、商品販売データ処理装置1aによれば、店員Sが会計レシートを直接触る必要がなく、衛生的である。また、顧客Cがおつりを取ったすぐ後に、姿勢を大きく変えることなく会計レシートを取ることができ、操作性が優れている。
【0084】
なお、筐体40aを中空に形成し、レシート発行部70aを、垂直方向の中心軸に対して回動可能に設けてもよい。例えば、レシート発行部70aを、顧客Cに対して正面の向きから略180度(180度を含む。)回動可能に設けてもよい。日締め作業等の締め作業においては、店員用表示部10およびレシート発行部70aを顧客Cの向きに回動させて用いる。締め作業時において、顧客Cの位置に立った店員Sによる店員用表示部10の操作によって貨幣回収指示を行うことにより、釣銭機60aの紙幣排出口63および硬貨排出口65から回収金が払い出され、レシート発行部70aから閉めレポートが発行される。
つまり、例えば、日締めした際の会計情報の集計を行う締め操作時に、店員用表示部10およびレシート発行部70aを、釣銭機60の出金口と同じ方向に変えることができる。よって、店員Sによる締め操作がし易くなる。
【0085】
また、第1の実施形態における釣銭機60において、紙幣管理部61と硬貨管理部とを縦方向に配設してもよい。例えば、
図3を参照して説明すると、XZ平面において、硬貨投入口64と、硬貨排出口65と、リジェクト口66とを含む硬貨管理部を、紙幣管理部61の下側(下段)に配設してもよい。具体的に、例えば、紙幣管理部61の下側に硬貨投入口64、更に下側に硬貨排出口65およびリジェクト口66を配設してもよい。この場合、例えば、上段の紙幣管理部61に対して、下段の硬貨管理部を顧客C側に突設してもよい。
【0086】
また、上述した第1の実施形態および第2の実施形態において、操作受付部20も、支持部41の垂直方向の中心軸に対して回動可能としてもよい。例えば、
図1によれば、操作受付部20は、筐体40にぶつからない範囲内で首振り可能である。また、例えば、操作受付部20を、店員Sに対して正面の向きから略180度(180度を含む。)回動可能に設けてもよい。
【0087】
また、顧客用表示部50における会計キー、または操作受付部20における現計キーが押下されたにも関わらず貨幣が釣銭機60の入金口に投入されてしまった場合のその貨幣をリジェクトするためのリジェクトキーを、顧客用表示部50の商品登録終了画面(貨幣を投入する時点の画面)におけるGUIボタンとして設けるとともに、操作受付部20の入力部に設けてもよい。顧客用表示部50における会計キー、または操作受付部20における現計キーが押下されたにも関わらず貨幣が釣銭機60の入金口に投入されてしまった場合、リジェクトキーが押下されることによって、その投入された貨幣は、硬貨については硬貨排出口65、紙幣については紙幣排出口63に排出される。なお、制御部は、リジェクトキーが押下されることによって、一時預かりとして入金処理を実行してもよい。リジェクトするか入金するかのいずれかについては、設定により選択可能である。
【0088】
また、クレジットカードのICカードリーダや、非接触型ICカード(電子マネー)のICカードリーダライタを、カウンタ台80,80aの台上または上方の顧客C側であって、且つ顧客用表示部50の近傍に配設してもよい。例えば、第1の実施形態において、クレジットカードのICカードリーダや、非接触型ICカード(電子マネー)のICカードリーダライタを筐体40に組み込んでもよい。
【0089】
[第3の実施形態]
図15は、第3の実施形態である商品販売データ処理装置の外観の斜視図である。
図15において、
図1に示した構成と同一の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図15に示すように、筐体40bには、クレジットカードのICカードリーダが組み込まれており、ICカードの挿入口85が筐体40bの顧客C側の面に設けられている。
筐体40bの顧客C側の面には、広告42bが設けられる。広告42bは、紙媒体や樹脂媒体あってもよいし、映像や静止画像を表示する表示装置であってもよい。
【0090】
また、スキャナ部30を、筐体40,40a,40b内に設置したスキャナにより実現してもよい。
図16は、第3の実施形態である商品販売データ処理装置の別の視点による外観の斜視図である。
図16において、
図2に示した構成と同一の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図16に示すように、
図2におけるスキャナ部30の代わりとして、筐体40の店員S側の面には、スキャナ部30cが設けられている。スキャナ部30cの店員S側の面には、スキャナ窓87が設けられている。スキャナ部30cは、その側面から見た場合に、くさび形状を有する。つまり、スキャナ部30cは、載置面81から上方に向かうにしたがって厚みが増す形状を有する。よって、スキャナ窓87は、その窓面を貫く中心軸が水平面に対して下方に傾いた状態となる。この構成により、載置面81の面積を広く確保できるとともに、店員Sによる商品に付されたバーコードのスキャン操作をし易くすることができる。
【0091】
また、制御部は、顧客用表示部50に各種案内情報を表示させる際に、会計情報や当該案内情報の内容を音声とした合成音声を、スピーカから出力させてもよい。
【0092】
また、制御部は、顧客用表示部50に各種案内情報を表示させる場合に、決済種別(例えば、現金、クレジットカード、電子マネー)に応じた操作方法を表す動画またはアニメーションを更に表示させてもよい。
【0093】
また、制御部は、商品登録処理および会計処理を実行中に、エラーが発生した場合に、このエラーを示す情報、またはエラー内容を示す情報を、店員用表示部10に表示させてもよい。さらに、制御部は、そのエラーを示す情報、またはエラー内容を示す情報を、顧客用表示部50に表示させてもよい。これらのエラーとしては、例えば、店員Sによる操作エラー、顧客Cによる操作エラー、貨幣ニアエンド、貨幣ニアフル、レシート用紙のニアエンドがある。
【0094】
また、顧客Cにより貨幣が投入された時点で、制御部は、顧客用表示部50に領収書の要否キーを顧客用表示部50に表示させてもよい。この場合、その要否キーが会計キーの代わりとなる。もちろん、操作受付部20にも領収書発行キーを備えることにより、会計終了後に領収書を発行することが可能である。
【0095】
また、商品販売データ処理装置1では、顧客Cが会計を行っている最中にも商品の登録操作が可能である。そこで、制御部は、現在会計中であることを示す情報を、商品登録画面とともに店員用表示部10に表示させてもよい。
【0096】
また、制御部は、商品登録処理を除き、店員用表示部10および顧客用表示部50に同一内容の表示を行ってもよい。
【0097】
また、顧客用表示部50に表示させる商品登録画面には、最新の登録商品の商品名、数量、および単価を含み、更に、登録商品の履歴、合計金額、合計点数、および値引計も含めてもよい。なお、商品登録画面において、最新の登録商品の商品名、数量、単価、登録商品の履歴、合計金額、合計点数、および値引計を同一のフォントで表示させてもよいし、最新の登録商品の商品名をより目立つフォントで表示させてもよいし、各エリア別に目立つ様に色分けして表示させてもよい。
【0098】
また、第1の実施形態において、釣銭機60および顧客用表示部50を2台ずつ並列に配置し、2名の顧客により並行して会計処理が行えるようにしてもよい。この場合、店員用表示部10には、少なくとも2名分の顧客の処理を並行して行えるよう、各顧客の画面をタブにより表示さる。これにより、ある顧客について商品登録処理中であっても、タブを選択することによって他の顧客の画面に切替えることができる。例えば、タブには、顧客が買上げた商品の買上点数、合計金額が表示される。第2の実施形態においても同様の構成としてもよい。
【0099】
[第4の実施形態]
図1および
図2を用いて、第4の実施形態である商品販売データ処理装置の構成を説明する。
制御部は、商品を登録するための商品登録処理と、登録された商品についての釣銭機60を用いた決済処理とを、実行する。制御部は、第1の顧客に対する決済処理と、第2の顧客(第1の顧客の次の顧客)に対する商品登録処理とを、並列に実行可能である。また、制御部は、第1の顧客に対する商品登録処理と、第2の顧客に対する商品登録処理とを、並列に実行可能である。また、制御部は、第1の顧客に対する決済処理を実行している間は、第2の顧客に対する決済処理の実行を禁止する。
【0100】
店員用表示部10は、制御部が実行する商品登録処理に伴う購入情報を表示したり、制御部が実行する決済処理に伴う会計情報を表示したりする表示装置である。購入情報は、例えば、買上げ対象の商品(買上げ商品と記載する。)の商品名、価格(例えば、内税価格)、数量、合計金額等の情報を含む。また、会計情報は、決済処理の実行に基づく決済状態を示す情報である。会計情報は、例えば、合計金額、預かり金額、不足金額、おつりの金額等の情報を含む。店員用表示部10は、これらの情報を店員Sに提示する。
【0101】
例えば、店員用表示部10は、操作受付機能を有するタッチパネル付液晶表示装置により実現される。この場合、制御部は、商品登録処理および決済処理を実行することによって、例えば、プリセットキー等のGUI(Graphical User Interface)ボタンを店員用表示部10に表示させる。そして、タッチパネルは、GUIボタンの操作入力を受け付けて、操作に応じた操作情報を制御部に供給する。つまり、タッチパネルにおけるGUIボタンは、入力部である。本実施形態では、GUIボタンが押される(タップされる)ことを、「押下される」と表現する。
【0102】
制御部は、第1の顧客の購入情報および会計情報と、第2の顧客の購入情報および会計情報とを、例えば、ページ(取引情報表示領域)の切り替えにより店員用表示部10に表示させる。各ページには、第1の顧客のページと第2の顧客のページとを切替え可能な選択領域(タブ)が設けられており、店員Sにより押下された選択領域に対応するページが店員用表示部10に表示される。ページは階層構造になっており、選択領域が選択されると、この選択された選択領域と対応するページとを最上層にして配列し表示を行う。なお、選択された選択領域は、他の選択領域に対して大きさまたは形状を異ならせて表示してもよい。ページ本体には、購入情報が含まれる。また、選択領域とページとは一体化していてもよいし区分されていてもよい。また、選択領域には、会計情報が含まれる。購入情報および会計情報の具体例については、後述する。
【0103】
操作受付部20は、キー等の入力部を備える。例えば、この入力部は、販売価格や数量を入力する数字キー、入力された情報をクリア(取消)させるクリアキー、制御部により実行されている商品登録処理を終了させる小計キーを備える。また、入力部は、第1の顧客に対する商品登録処理と第2の顧客に対する商品登録処理とを制御部が実行している場合において、第1の顧客に対する決済処理と第2の顧客に対する決済処理との順番を変更可能な切替キーを備える。店員Sによって切替キーが操作されることにより、第1の顧客の次客である第2の顧客についての決済処理を第1の顧客よりも先に行うことができる。
なお、操作受付部20は、制御部に決済処理の実行を開始させる現計キーを備えてもよい。
【0104】
操作受付部20の入力部と、店員用表示部10に表示されるGUIボタンとは、店員側操作受付部(第1の操作受付部)である。
【0105】
スキャナ部30は、制御部による商品登録処理の実行中に、商品に対応付けられたバーコード状の商品コードを読み取り、商品コードの情報を制御部に供給する光学式読取装置である。例えば、スキャナ部30は、ハンディスキャナにより実現される。スキャナ部30は、筐体40の側面に設けられた台座に掛止される。なお、スキャナ部30を、店員S側のカウンタ台80の台上に設置した固定型スキャナにより実現してもよい。
【0106】
顧客用表示部50は、制御部が実行する商品登録処理に伴う顧客側購入情報を表示したり、制御部が実行する決済処理に伴う顧客側会計情報を表示したりする表示装置である。顧客側購入情報は、例えば、買上げ商品の商品名、価格、数量、合計金額等の情報を含む。また、顧客側会計情報は、決済処理の実行に基づく決済状態を示す情報である。顧客側会計情報は、例えば、数量、合計金額、預かり金額、不足金額、おつりの金額等の情報を含む。顧客用表示部50は、これらの情報を顧客Cに提示する。
【0107】
例えば、顧客用表示部50は、操作受付機能を有するタッチパネル付液晶表示装置により実現される。この場合、制御部は、合計金額以上の額の貨幣(硬貨および紙幣またはいずれか)が釣銭機60に投入された場合に、GUIボタンである終了キーを顧客用表示部50に表示させる。終了キーは、制御部により実行されている決済処理を完了(決済を完了)させるためのGUIボタンである。そして、タッチパネルは、その終了キーの操作入力を受け付けて、操作に応じた操作情報を制御部に供給する。
【0108】
なお、顧客Cに操作させる終了キーを、GUIボタンではなくハードウェアキーにより実現してもよい。この場合、終了キーを有するキーボードは、顧客用表示部50の近傍(例えば、顧客用表示部50の直横または直前)に設けられる。
【0109】
顧客用表示部50に表示されるGUIボタンは、顧客側操作受付部(第2の操作受付部)である。
【0110】
カウンタ台80の台上には、筐体40が設置される。ただし、カウンタ台80の台上には、筐体40より店員S前に、買上げ商品が置かれる載置面81が確保されている。
また、カウンタ台80の台上には、筐体40より顧客C前に、顧客用表示部50が顧客C側に表示面を向けて配設される。顧客用表示部50は、その表示面と顧客用表示部50の設置面とのなす角度を変更可能に設けられてもよい。顧客用表示部50の設置面と載置面81とは、同一平面内であってもよいし、異なっていてもよい。例えば、顧客用表示部50は、載置面81より上方、且つ釣銭機60の近傍の位置に配設される。
【0111】
カウンタ台80の台上に設置された筐体40の設置面側と逆側の端部(上端)には、支持部41を介して店員用表示部10が取り付けられている。つまり、店員用表示部10は、載置面81より上方の位置に、載置面81に対して固定された支持部41により支持される。店員用表示部10は、店員S側に表示面を向けて設けられる。また、操作受付部20は、支持部41または店員用表示部10に取り付けられ、店員S側に入力部を向けて設けられる。
【0112】
店員用表示部10は、支持部41の垂直方向の中心軸(Z軸と平行な軸)に対して回動可能である。例えば、
図1によれば、店員用表示部10は、筐体40にぶつからない範囲内で首振り可能である。なお、例えば、店員用表示部10を、店員Sに対して正面の向きから略180度(180度を含む。)回動可能に設けてもよい。
【0113】
また、店員用表示部10は、支持部41の垂直方向の中心軸と直交し、且つ表示面に平行な軸に対して、例えば0度から略120度(120度を含む。)までの範囲内で回動可能であってもよい。ただし、ここでいう表示面に平行な軸とは、例えば、表示面が鉛直軸を含む位置における当該表示面に平行な軸である。なお、例えば、店員用表示部10を、支持部41の垂直方向の中心軸と直交し、且つ表示面に平行な軸に対して120度回動させた場合、店員用表示部10は、上下が逆に設置されることとなる。よって、この場合、制御部は、表示画面の走査が逆になるよう店員用表示部10を制御することによって、表示が逆にならないようにする。
【0114】
筐体40の顧客C側の面には、広告42が設けられる。広告42は、紙媒体や樹脂媒体あってもよいし、映像や静止画像を表示する表示装置であってもよい。
【0115】
釣銭機60は、顧客Cによる貨幣の投入を受け付けて入金処理を行い、つり金、返金、またはリジェクトの紙幣および硬貨を排出する自動釣銭機である。つまり、釣銭機60は、現金による決済部である。決済部としては、釣銭機60の他、例えば、クレジットカードの決済機、電子マネーの決済機があるが、本実施形態では、決済部として釣銭機60を例として説明する。
【0116】
釣銭機60は、紙幣管理部61と、硬貨投入口64と、硬貨排出口65と、リジェクト口66とを備える。硬貨投入口64と、硬貨排出口65と、リジェクト口66とは、硬貨管理部に含まれる。紙幣管理部61は、紙幣投入口62と、紙幣排出口63とを備える。紙幣投入口62は、顧客Cにより投入される紙幣を取り込む口である。紙幣排出口63は、紙幣およびリジェクト紙幣を排出する口である。紙幣投入口62および紙幣排出口63は、二段に構成される。例えば、紙幣管理部61において、上段が紙幣投入口62、下段が紙幣排出口63である。
【0117】
なお、釣銭機60は、硬貨管理部のみを備えるものであってもよい。また、紙幣管理部61は、紙幣投入口62および紙幣排出口63に代えて、紙幣の投入口と排出口とを兼用する一つの紙幣排出投入口を備えるものであってもよい。
【0118】
硬貨投入口64は、顧客Cにより投入される硬貨を取り込む口である。硬貨排出口65は、おつりとしての硬貨、釣銭機60が備える貨幣識別部が識別に失敗した場合の硬貨、貨幣識別部が偽造硬貨として識別した場合の硬貨を排出する口である。リジェクト口66は、入金後、キャンセルの操作がされた場合に、硬貨を排出する口である。紙幣投入口62および硬貨投入口64が入金口である。紙幣排出口63、硬貨排出口65、およびリジェクト口66が出金口である。
【0119】
紙幣排出口63には、排出された紙幣を検出するセンサが設けられている。また、硬貨排出口65には、排出された硬貨を検出するセンサが設けられている。なお、リジェクト口66にも、排出された硬貨を検出するセンサが設けられてもよい。
【0120】
紙幣投入口62と、紙幣排出口63と、硬貨投入口64と、硬貨排出口65とのそれぞれの近傍には、インジケータが設けられている。インジケータは、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)により実現される。インジケータの態様としては、例えば、文字(例えば、「硬貨おつり」、「硬貨投入口」、「お札おつり」、「お札投入口」)形状に光るLEDインジケータである。制御部は、入金を受け付けている状態において、紙幣投入口62および硬貨投入口64それぞれの近傍のインジケータを、例えば“白色”に点灯または点滅させる。なお、制御部は、合計金額以上の貨幣が投入されたと判定した場合に、インジケータを、例えば“緑色”に点灯または点滅させてもよい。また、おつりがある場合、制御部は、紙幣排出口63および硬貨排出口65のうちおつりが排出される排出口の近傍のインジケータを、センサが検知しなくなるまで、例えば“赤色”に点灯または点滅させる。
【0121】
制御部は、登録画面を表示させる(つまり、登録モードに入る)、または第1の顧客に対する商品登録処理を開始すると、釣銭機60を動作可能な状態、つまり、入金受付状態に制御する。つまり、第1の顧客に対する商品登録が開始されると、第1の顧客は、釣銭機60への入金が可能となる。
【0122】
レシート発行部70は、制御部が決済処理を実行したことによって得た会計の明細情報を紙媒体であるレシート用紙に印刷し、この印刷後の明細レシートを出力(発行)する。レシート発行部70が明細レシートを出力するタイミングは、おつりがない場合は、終了キーが押下された後であり、また、おつりがある場合は、終了キーが押下された後で、且つ、おつりの貨幣が排出されたままになっていることをセンサが検知しなくなった後である。ただし、おつりの貨幣が排出された場合において、所定時間(例えば、10秒間)を経過してもセンサが貨幣を検知し続ける場合、すなわち、おつりが取り去られない場合、レシート発行部70は、明細レシートを出力する。
【0123】
釣銭機60およびレシート発行部70は、紙幣投入口62と、紙幣排出口63と、硬貨投入口64と、硬貨排出口65と、リジェクト口66と、レシートの排出口とを顧客C側に向けて、カウンタ台80の顧客C側側面(XZ平面と平行な面)に突設される。この配置により、顧客Cが釣銭機60に近接して立った場合に、顧客Cのつま先がカウンタ台80にあたるおそれが低減される。例えば、釣銭機60およびレシート発行部70が一体の筐体に収納され、この筐体がカウンタ台80の顧客C側側面に突設される。
【0124】
釣銭機60は、顧客用表示部50が設けられる位置よりも下方、且つ顧客用表示部50の近傍の位置に配設される。
釣銭機60において、硬貨投入口64は、紙幣管理部61の横、且つ紙幣管理部61に対して下方の位置に配設される。また、紙幣管理部61の下方の位置には、硬貨排出口65が配設される。この配置により、商品販売データ処理装置1を上面側から見た場合、つまり、顧客Cの視野において、紙幣投入口62に投入される紙幣および紙幣排出口63から排出される紙幣によって、硬貨投入口64が遮られない。よって、紙幣および硬貨の投入がし易い。また、硬貨投入口64の下方の位置には、リジェクト口66が配設される。また、紙幣管理部61の下方の位置には、硬貨排出口65が配設される。
レシート発行部70は、顧客用表示部50および釣銭機60の近傍に配設される。
【0125】
図4を用いて、商品販売データ処理装置1の内部構成について説明する。CPU100は、ROM110に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、商品登録処理機能および決済処理機能を実現する。RAM120は、例えば、店舗に設置されたストアコンピュータから読み込んだ商品情報(商品コード、商品名、価格、税種別、値引額等の情報)を記憶する。また、RAM120は、顧客ごとの購入情報および会計情報、ならびに顧客側購入情報および顧客側会計情報を記憶する。制御部は、CPU100がROM110に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより実現される機能部である。通信部130は、ストアコンピュータや他の商品販売データ処理装置と通信するインターフェースである。
【0126】
制御部は、第1の顧客に対する商品登録処理を開始させるとともに、この第1の顧客に対する決済処理を開始させる。制御部は、店員Sによって小計キーが押下されたことに応じて、第1の顧客に対する商品登録処理を終了させる。そして、制御部は、GUIボタンである次客登録キー(宣言部)および入金取消キーを顧客用表示部50に表示させて、タッチパネルによる操作を受け付けさせる。次客登録キーは、第2の顧客に対する商品登録処理を開始させるためのキーである。入金取消キーは、決済処理を中止し、預かり金を釣銭機60から排出させるためのキーである。
なお、小計キーが押下されたことに応じて、制御部は、第1の顧客の会計情報(例えば、買上げ商品の合計金額、および釣銭機60に投入された金額)を、次客登録キーおよび入金取消キーとともに店員用表示部10に表示させてもよい。
【0127】
また、次客登録キーおよび入金取消キーを、GUIボタンではなくハードウェアキーにより実現してもよい。
つまり、制御部は、第2の顧客に対する商品登録処理を開始させるための次客登録キーを第1の操作受付部において有効化させて、次客登録キーの操作を受け付けさせる。
【0128】
次客登録キーが押下された後、制御部は、第2の顧客に対する商品登録処理を開始させるとともに、第1の顧客に対する決済処理を継続実行させる。つまり、商品販売データ処理装置1は、第1の顧客による釣銭機60を用いた決済を行いながら、第2の顧客に対する商品登録を行うことができる。
【0129】
制御部は、顧客用表示部50に各種情報を表示させる際に、顧客側会計情報や案内情報の内容を音声とした合成音声を、音出力部から出力させる。
【0130】
また、制御部は、商品登録処理および決済処理を実行中にエラーが発生した場合に、このエラーを示す情報、またはエラー内容を示す情報を、店員用表示部10に表示させる。なお、制御部は、そのエラーを示す情報、またはエラー内容を示す情報を、顧客用表示部50に表示させてもよい。エラーとしては、例えば、店員Sによる操作エラー、顧客Cによる操作エラー、貨幣ニアエンド、貨幣ニアフル、レシート用紙のニアエンドがある。
【0131】
次に、
図17から
図24を参照して、商品販売データ処理装置1の店員用表示部10および顧客用表示部50の表示の例を説明する。
図17は、制御部による第1の顧客に対する商品登録処理および決済処理の実行に伴い、店員用表示部10に表示される画面の例を示した図である。
図17は、第1の顧客に対するページの画面であり、第3品目の商品「10種野菜のグリーンポタージュ」が登録されたときの様子を表している。このページ本体には、各商品の登録GUIキーが含まれている。つまり、店員Sによって商品に対応する登録GUIキーが押下されることにより、当該商品が登録される。また、このページ本体には、第1の顧客の購入情報(買上げ商品の商品名、価格、数量、合計金額、および商品登録リスト)の表示領域が含まれている。また、このページの上部の選択領域300には、第1の顧客の会計情報(合計金額302および預かり金額301)と、第1の顧客を表すキャラクタ303(
図17では、猫)とが含まれている。なお、選択領域300に、不足金額または過剰金額、および第1の顧客の決済が完了したか否かを示すステータス情報を含めてもよい。
図17(
図19等他図も同様)に示した次客登録キーは、1客目が商品登録中であっても次客の商品登録作業を可能とするキーである。次客登録キーを押下することにより、次客用の登録画面である第2の顧客のページが表示される。なお、
図17(
図19等他図も同様)に示した画面は、次客登録キー押下で次客用のページ(表示領域)を追加表示するが、複数の客(1客目、及び、少なくとも次客)用の複数のページを常に表示しておき、次客登録キーの押下で有効になるようでもよい。
【0132】
なお、
図17(
図19等他図も同様)の下段の釣機状態キー305は、釣銭機の状態(ステータス)に関するキーである。例えば、釣銭機の状態として、例えば、「ニアエンド」、「入金中」、「釣銭払出中」等を表示する。
図17の例では、釣機状態キー305に、「ニアエンド」と記載したバッジ(またはラベル、札)のような表示307を付すことにより、釣銭機がニアエンドである旨を表示している。釣機状態キー305キーの押下により、釣銭機の状態の詳細情報(例えば、ニアエンドに関する詳細としてはニアエンドとなっている金種、残枚数等)が表示される。また、
図17(
図19等他図も同様)の下段の入金返却キー306は、釣銭機に入金したお金の返却に関するキーである。入金返却キー306の押下により、商品登録前に入金したお金や、商品登録中に入金したお金をいつでも払い出すことができる。
【0133】
図18は、制御部による第1の顧客に対する商品登録処理および決済処理の実行に伴い、顧客用表示部50に表示される画面の例を示した図である。
図18は、第1の顧客に対する画面であり、第3品目の商品「10種野菜のグリーンポタージュ」が登録されたときの様子を表している。この画面には、第1の顧客の顧客側購入情報(買上げ商品の商品名、価格、数量、合計金額)と、第1の顧客の顧客側会計情報(預かり金額)とが含まれている。また、この画面には、お金を投入することができる旨を案内する案内情報が含まれている。また、画面左上には、商品の登録点数が表示されている。
図18は、3点目が登録された例を示している。このように、第2の顧客の商品登録処理を開始しても第1の顧客に対する精算情報を表示し続けるため、第1の顧客は、迷うことなく決済を行うことができる。なお、第1の顧客に対する精算情報を表示している一部に第2の顧客に対する登録情報を表示させてもよい。
【0134】
図19は、第1の顧客に対する商品登録が完了して小計キーが押下されたときの店員用表示部10の表示の例を示した図である。
図19は、3品の買上げ商品が登録された後に小計キーが押下され、第1の顧客のページ上に、第1の顧客の会計情報(合計金額および預かり金額)と、次客登録キーと、入金取消キーとを含むウィンドウが表示された例である。ここで、入金取消キーが押下されると、制御部は、決済処理を中止し、預かり金(
図19の例では、500円)を釣銭機60の硬貨排出口65から排出させる。ウィンドウが表示されている間は、第1の顧客のページ(ウインドウの背面)にある次客登録キーの押下は禁止されている。なお、以下の説明において、
図19に示したように第1の顧客のページ(ウインドウの背面)にある次客登録キーを「第1の次客登録キー」とも称し、ウィンドウに表示されている次客登録キーを第2の次客登録キーとも称する場合がある。
【0135】
図20は、第1の顧客に対する商品登録が完了して小計キーが押下されたときの顧客用表示部50の表示の例を示した図である。
図20は、第1の顧客に対する画面である。この画面には、第1の顧客の顧客側会計情報(数量、合計金額、預かり金額、不足金額)が含まれている。また、この画面には、不足金を投入することを促す案内情報と、貨幣を投入する様子を表すアニメーション(動画)が含まれている。
【0136】
図21は、
図19の画面において次客登録キー(第2の次客登録キー)が押下された場合の、制御部による第2の顧客に対する商品登録処理および決済処理の実行に伴い、店員用表示部10に表示される画面の例を示した図である。
図21は、第2の顧客に対するページの画面であり、商品「ふっくらロコモコ丼」が登録されたときの様子を表している。この第2の顧客のページは、第1の顧客のページの手前(上層)にある。第2の顧客のページ本体には、第2の顧客の購入情報(買上げ商品の商品名、価格、数量、および合計金額)が含まれている。また、第2の顧客のページを選択する領域(選択領域320)には、第2の顧客の会計情報(合計金額322および預かり金額321)と、第2の顧客を表すキャラクタ323(
図21では、牛)と、現在表示している順番を示す□(四角)324に「1」とが表されている。
【0137】
図21において、第1の顧客のページ本体は、第2の顧客のページに隠されている。ただし、第1の顧客のページを選択する領域(選択領域330)が選択可能に表示されている。この第1の顧客のページを選択する選択領域330には、第1の顧客を表すキャラクタ333(
図21では、猫)と、第1の顧客の会計情報(合計金額332および預かり金額331)とが含まれる。これにより、店員は、第1の顧客が精算中であることを認識することができる。
なお、第1の顧客のページを選択する選択領域330に、不足金額または過剰金額、および決済が完了したか否かを示すステータス情報を含めてもよい。また、同様に、第2の顧客のページを選択する選択領域320に、不足金額または過剰金額、および決済が完了したか否かを示すステータス情報を含めてもよい。
また、これら選択領域320,330を押下することによって、第1の顧客の精算中ページと第2の顧客の登録中のページとを切替えることができる。
【0138】
図22(a)は、小計キーが押下された後、第1の顧客により合計金額以上の金額の貨幣が釣銭機60に投入された場合の顧客用表示部50の表示の例を示す図である。制御部は、合計金額以上の額(
図22(a)では、1500円)の貨幣が釣銭機60に投入されたと判定した場合、預かり金額と、おつりの金額と、GUIボタンである終了キー(
図22(a)では「終わり」ボタン)とを表示させ、タッチパネルによる終了キーの押下を受け付けさせる。また、この画面には、終了キーを押下することを促す案内情報が含まれている。なお、「おわり」ボタンの他に、領収書を要する旨のボタン(領収書発行を指示するボタン)である「領収書あり」ボタンや、レシートを要しない旨のボタン(レシートの非発行を指示するボタン)である「レシート不要」ボタンを一緒に表示してもよい。例えば、
図22(b)に示すように、「終わり」ボタンの高さを半分程度にして、「終わり」ボタンの下方に、「領収書あり」ボタンと、「レシート不要」ボタンを並べて表示してもよい。
【0139】
図23は、
図22(a)又は
図22(b)の画面において終了キーが押下された場合の、顧客用表示部50の表示の例である。この画面には、第1の顧客の顧客側会計情報(数量、合計金額、預かり金額、おつりの金額)が含まれている。また、この画面には、おつりおよび明細レシートを受け取ることを促す案内情報と、貨幣および明細レシートが排出される様子を表すアニメーションとが含まれている。
【0140】
図24は、第1の顧客に対する決済処理が完了していない状態で、第2の顧客に対する登録画面上で小計キーが押下された場合に店員用表示部10に表示されるエラー情報の例を示す図である。制御部は、第1の顧客に対する決済処理を実行している間は、第2の顧客に対する登録画面で小計キーが押下されても第2の顧客の決済処理の実行を禁止し、エラー情報を店員用表示部10に表示させる。このエラー情報が表示されている状態でクリアキーが押下されることにより、制御部は、例えば、第2の顧客に対する登録画面を表示させる。すなわち、このエラー情報は、第1の顧客の精算を先に行うよう促すメッセージである。本実施形態のように1台の釣銭機60を用いた場合には、第2の顧客が第1の顧客の精算を追い抜けないことを意味している。また、これにより、第1の顧客の精算と第2の顧客の精算の混在を避けることができる。
【0141】
次に、ページの切り替えについて
図17、
図19、
図21、および
図24を参照して説明する。
図17を例に説明すると、登録画面に入ると、最初、選択領域300にはキャラクタ303のみ表示される。店員Sによって1品目(例えば、100円の商品)が登録されると、選択領域300の上段に預かり金額301として「¥0」、下段に合計金額302として「¥100」、1客目であることを表す□(四角)304に「1」がキャラクタ303と共に表示される。顧客Cがお金を入金すると、預かり金額301は入金金額に対応して更新され、合計金額302は店員Sによる商品登録の進みに対応して更新される。
なお、預かり金額301が「0円」、合計金額302が「0円」の場合は、選択領域300の金額欄は空欄であってもよいし、「¥0」円の表示があってもよい。
【0142】
登録が完了し店員によって小計キーが押下されると
図19の画面が表示され、合計金額、入金金額、次客登録キー(第2の次客登録キー)、および入金取り消しキーが表示される。ここで、選択領域310には、合計金額311が表示される。
なお、この画面に、登録画面へ戻るキーが表示されてもよいし、ハードウェアキーであるクリアキーで登録画面へ戻るようにしてもよい。
【0143】
次客登録キー(第2の次客登録キー)が押下されると、
図21に示すような第2の顧客の登録画面が表示される。第2の顧客の選択領域320には、キャラクタ323(
図21の場合は「牛」)が表示される。第2の顧客の商品登録が開始されるまでは
図21の合計金額は「0円」表示でもよいし、空欄であってもよい。商品が登録されると、第2の顧客の選択領域320には預かり金額321と合計金額322、現在処理を行っている顧客を示す□(四角)324の中に「1」が表示される。なお、第2の顧客を示す□(四角)324の中に「2」が表示されてもよい。
【0144】
また第2の顧客の登録作業中の第1の顧客の選択領域330には、第1の顧客に対応した預かり金額331および合計金額332が表示される。このように、第1の顧客に対応した第1の顧客の預かり金額331および合計金額332が表示され、第1の顧客の入金が進むにしたがって預かり金額331が更新され、店員Sに決済状態を認識させるようになっている。
なお、第2の顧客の登録作業中の第1の顧客の選択領域330に、何も表示させなくてもよい。このように表示させないことによって、店員Sが、作業している顧客を間違えるおそれがなくなる。
第1の顧客が決済処理中であれば、第1の顧客の選択領域330を押下すると、第1の顧客の決済処理画面が表示される。この様に、顧客を選択する選択領域320,330を押下することによって第1の顧客と第2の顧客に対応するページを切り替えることができる。
【0145】
ここで、第1の顧客の決済処理中に第2の顧客に対しての決済処理を開始する小計キーを押下すると
図24に示すようにエラー情報が表示される。
なお、小計キー押下時に「前客の決済処理が終了するまでお待ち下さい。」等の表示とともに、登録画面へ戻るための戻るキーを表示させてもよい。その後、第1の顧客の決済処理が終了すると自動的に第2の顧客の取引を表すページ(
図24では、牛)から、第1の顧客を表す(
図24では、猫)のページに移行する。
【0146】
次に、第1の顧客による決済処理が終了すると、第2の顧客の取引を表すページ(
図24では、牛)から、第1の顧客を表す(
図24では、猫)のページに移行し第2の顧客に対する決済処理を開始する小計キーの押下が許可される。これにより、第2の顧客に続く第3の顧客への登録作業が開始可能となる。
なお、第1の顧客の決済が完了した場合、顧客の選択領域に表示されている入金金額および合計金額を「0円」としてもよい。
また、
図24では顧客の選択領域は右から左方向に増えていく態様であるが、顧客を裁く動線に合わせて、例えば左から右方向に増えていく態様であってもよい。
【0147】
次に、商品販売データ処理装置1の動作について説明する。
図25は、第2の顧客に対する商品販売データ処理1の商品登録処理の手順の例を示すフローチャートである。CPU100がROM110に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、本フローチャートによる処理が実行される。
【0148】
制御部は、操作受付部20における入力部のキーの押下、またはスキャナ部30によるバーコードのスキャンが行われるまで待機している。スキャナ部30によって買上げの商品に対応付けられたバーコードのスキャンが行われた場合(ステップS21:スキャン)はステップS22の処理に進め、操作受付部20における入力部のキーが押下された場合(ステップS21:キー)はステップS25の処理に進める。
【0149】
ステップS22において、制御部は、バーコードを読み取ったスキャナ部30が供給する商品コードを取り込む。
次に、ステップS23において、制御部は、商品コードをキーとして、ストアコンピュータから予め取得した商品マスター情報(商品情報のデータテーブル)を検索し、商品コードに対する商品情報(例えば、商品名、価格、税種別、値引額等)を抽出する。
次に、ステップS24において、制御部は、商品情報を顧客用表示部50に表示させる。次に、制御部は、ステップS21の処理に戻す。
【0150】
一方、ステップS25において、制御部は、操作受付部20から操作情報を取得し、この操作情報に基づき、数字キーが押下されたと判定した場合(ステップS25:YES)はステップS26の処理に進め、数字キー以外のキーが押下されたと判定した場合(ステップS25:NO)はステップS27の処理に進める。
【0151】
ステップS26において、制御部は、操作情報(数の情報)により数量を取得し、この数量を顧客用表示部50に表示させる。次に、制御部は、ステップS21の処理に戻す。
【0152】
ステップS27において、制御部は、操作情報に基づき、小計キーが押下されたと判定した場合(ステップS27:YES)はステップS28の処理に進め、小計キー以外のキーが押下されたと判定した場合(ステップS27:NO)はステップS21の処理に戻す。
【0153】
ステップS28において、制御部は、第1の顧客に対する決済処理が完了したか否かを判定する。そして、制御部は、第1の顧客に対する決済処理が実行中であると判定した場合(ステップS28:YES)はステップS9の処理に進め、決済処理が完了していると判定した場合(ステップS28:NO)はステップS30の処理に進める。
【0154】
ステップS29において、制御部は、第1の顧客について未精算であることを示すエラー情報を店員用表示部10に表示させる。次に、制御部は、クリアキーが押下されたことに応じて、ステップS21の処理に戻す。
【0155】
ステップS30において、制御部は、第1の顧客の会計情報および次客登録キーを店員用表示部10に表示させる。そして、制御部は、本フローチャートによる処理を終了させる。
【0156】
なお、
図25のフローチャートは、数量を示す数字キーを押下してバーコードをスキャンする操作にしたがう処理の流れを示したが、例えば、数字キーの押下によって割引や値引の置数を行った後、所定のプリセットキー(例えば、「×」、「%」、「値引」)の押下によって、割引や値引を指定するようにしてもよい。
【0157】
図26は、商品販売データ処理1の決済処理の手順の例を示すフローチャートである。CPU100がROM110に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、本フローチャートによる処理が実行される。
ステップS31において、制御部は、顧客Cにより貨幣が釣銭機60に投入されるまで待機する(ステップS31:NO)。
【0158】
ステップS32において、顧客Cにより貨幣が釣銭機60に投入されると、制御部は、
図20に示したような第1の顧客の顧客側会計情報を顧客用表示部50に表示させる。
次に、ステップS33において、制御部は、合計金額以上の額の貨幣が釣銭機60に投入されたか否かを判定する。制御部は、合計金額以上の額の貨幣が釣銭機60に投入されたと判定した場合(ステップS33:YES)はステップS34の処理に進め、合計金額未満の額しか釣銭機60に投入されていないと判定した場合(ステップS33:NO)はステップS31の処理に戻す。
【0159】
ステップS34において、制御部は、
図22(a)又は
図22(b)に示したような終了キーを含む画面を顧客用表示部50に表示させて、タッチパネルにより終了キーの操作を受け付けさせる(ステップS34:NO)。
ステップS34において終了キーが押下された場合(ステップS34:YES)、ステップS35において、制御部は、おつりがあるか否かを判定する。制御部は、おつりがあると判定した場合(ステップS35:YES)はステップS36の処理に進め、おつりがないと判定した場合(ステップS35:NO)はステップS38の処理に進める。
【0160】
ステップS36において、制御部は、おつりの貨幣を釣銭機60に排出する。
次に、ステップS37において、釣銭機60は、紙幣排出口63および硬貨排出口65から紙幣および硬貨が取り去られたか否かをセンサにより検出し、検出結果を制御部に通知する。制御部は、紙幣および硬貨が取り去られたとの検出結果にしたがってステップS38の処理に進める。
なお、ステップS37の処理において、制御部は、タイムアウト時間を設けておき、おつりがタイムアウト時間を経過しても取り去られない場合は、ステップS38の処理に進めてもよい。
【0161】
ステップS38において、制御部は、明細レシート(会計レシート)をレシート発行部70から発行させる。
【0162】
第1の顧客によって釣銭または明細レシートが取り去られた後、制御部は、第2の顧客の取引を表すページ(
図21では、牛)から、第1の顧客を表す(
図21では、猫)のページに移行する。それとともに、釣銭機60は、第2の顧客からの入金の受け付けが可能になる。従って、第1の顧客の精算が完了した直後から、第2の顧客は、当該第2の顧客の商品の登録が開始される前であっても、釣銭機60に入金することができる。つまり、従来は、例えば、第2の顧客の商品登録処理を終了させる小計キーを押下しなければ、第2の顧客は釣銭機60に入金することができなかったが、第2の顧客の商品の登録が開始される状態(第1の顧客の精算が完了し登録モードになっていれば)、第2の顧客は釣銭機60に入金することができる。
このように、登録モードに入るだけで入金を許可したので、即ち、合計金額が確定する前(つまり、購入商品の登録中や登録前)であっても釣銭機60への入金を許可したので、お客は、合計金額の確定に先だって支払金額を投入できることになり、会計時間(客捌き時間)の短縮に繋がる。
【0163】
なお、店員Sによる所定の操作(例えば、第2の顧客に対するページの選択領域等の押下等)が行われることを条件に、第2の顧客からの入金を受け付けるようにしてもよい。例えば、店員Sによる所定の操作が行われる前に第1の顧客によって釣銭または明細レシートが取り去られた場合には、店員Sによる所定の操作が行われた後に、釣銭機60は、第2の顧客からの入金を受け付けるようにしてもよい。また例えば、第1の顧客によって釣銭または明細レシートが取り去られる前に店員Sによる所定の操作が行われた場合には、第1の顧客によって釣銭または明細レシートが取り去られた後に、釣銭機60は、第2の顧客からの入金を受け付けるようにしてもよい。つまり、第2の顧客がいることを条件に、できるだけ早く第2の顧客からの入金を許可するようにしてもよい。
これにより、好適に、会計時間(客捌き時間)の短縮を図ることができる。即ち、お客が並んでいない場合には不要な入金を禁止しつつ、お客が並んでいる場合には会計時間(客捌き時間)の短縮を図ることができる。
【0164】
以上、説明したとおり、本実施形態である商品販売データ処理装置1は、対向する店員Sおよび顧客Cによって操作可能な商品登録精算装置である。商品販売データ処理装置1は、店員S側に設けられた第1の操作受付部と、店員S側に設けられた店員用表示部10と、顧客C側に設けられた釣銭機60と、商品を登録するための商品登録処理と登録された商品についての釣銭機60を用いた決済処理とを実行する制御部と、を備える。また、第1の操作受付部は、制御部により実行されている商品登録処理を終了させるための小計キーを備える。そして、制御部は、第1の顧客に対する商品登録処理を開始させた後、小計キーが押下されたことに応じて、第1の顧客に対する商品登録処理を終了させて第1の顧客に対する決済処理を開始させるとともに、第2の顧客に対する商品登録処理を開始させるための次客登録キー(第2の次客登録キー)を第1の操作受付部において有効化させて、次客登録キー(第2の次客登録キー)の操作を受け付けさせる。
【0165】
また、商品販売データ処理装置1は、店員側に設けられ、商品を登録する第1の操作受付部と、店員側に設けられた店員側表示部10と、登録された商品の代金精算を行う決済部と、商品を登録するための商品登録処理と登録された商品の代金精算の決済部を用いた決済処理とを実行する制御部を有する商品販売データ処理装置であって、制御部は、第1の顧客に対する決済処理実行中に、次客である第2の顧客に対する商品登録処理を実行する。
この構成により、商品販売データ処理装置1は、第1の顧客に対する決済処理を実行しながら、第2の顧客に対する商品登録処理を実行させることができる。
【0166】
また、商品販売データ処理装置1において、第2の顧客に対する商品登録処理の実行を宣言する宣言部を更に備え、制御部は、店員用表示部10の第1の顧客に対する決済処理を実行中の画面領域内に宣言部を表示してもよい。
この構成により、商品販売データ処理装置1は、第1の顧客に対する決済処理を実行しながら、第2の顧客に対する商品登録処理を実行開始させることができる。
【0167】
また、商品販売データ処理装置1において、制御部は、宣言部が宣言されると、第2の顧客に対する商品登録処理を開始させるとともに、第1の顧客に対する決済処理を継続実行させてもよい。
この構成により、商品販売データ処理装置1は、第1の顧客に対する決済処理を実行しながら、第2の顧客に対する商品登録処理を実行することができる。つまり、商品販売データ処理装置1によれば、第1の顧客に対する決済を行いながら、第2の顧客に対する商品登録を行うことができる。
【0168】
また、商品販売データ処理装置1において、決済部を店員Sと対向した顧客C側に配置し、制御部は、登録画面を表示させると(つまり、登録モードに移行すると)、第1の顧客による決済部への入金処理を許可してもよい。
この構成により、登録モードに移行後は入金待ち状態となるので、第1の顧客は、登録画面の表示中はいつでも(1個目の商品の登録前であっても)、決済部への入金を行うことができる。
なお、上述したように登録モードに移行後は入金待ち状態となるが、一定時間経過(時間の設定可能)に入金待ち状態を自動的に解除するようにしてもよい。また、入金待ち状態を自動的に解除した後に、商品が登録されるなどした場合に、釣銭機は自動的に入金待ち状態となるようにしてもよい。これにより、好適に、会計時間(客捌き時間)の短縮を図ることができる。即ち、お客が並んでいない場合には不要な入金可能状態の継続を制限しつつ、お客が並んでいる場合には、直ちに入金可能状態に移行し、会計時間(客捌き時間)の短縮を図ることができる。
【0169】
また、商品販売データ処理装置1において、決済部を店員Sと対向した顧客C側に配置し、制御部は、第1の顧客に対する商品登録処理が開始されると、第1の顧客による決済部への入金処理を許可してもよい。
この構成により、第1の顧客は、商品登録処理が開始されると同時に、登録された商品を確認しつつ、決済部への入金を行うことができる。
【0170】
また、商品販売データ処理装置1において、第1の顧客の会計処理が終わると、自動で第2の顧客のページに移行すると共に第2の顧客の入金を受け付けるようにしてもよい。
この構成により、店員の余計な操作が不要となる。また、第2の顧客はすぐに入金作業が可能となるため会計時間の短縮となる。
【0171】
また、商品販売データ処理装置1において、顧客C側に設けられた顧客用表示部50、を更に備え、制御部は、第1の顧客に対する決済処理の実行に基づく入金状態を示す情報を、店員用表示部10内および顧客用表示部50内に表示させてもよい。
この構成により、店員Sは、第2の顧客の商品登録を行いながら、第1の顧客の決済状況を把握することができる。
【0172】
また、商品販売データ処理装置1において、店員用表示部10に第1の顧客と第2の顧客の取引情報を選択させる選択領域を有し、制御部は、少なくとも第1の顧客の選択領域または第2の顧客の選択領域に登録処理または決済処理の状態を表示させてもよい。
この構成により、店員Sは、第1の顧客および第2の顧客の登録処理または決済処理の状態を同時に把握することができる。
【0173】
また、商品販売データ処理装置1において、制御部は、前記第1の顧客に対する精算処理が完了するまで、前記第2の顧客に対する決済処理の実行を禁止してもよい。
この構成により、第1の顧客に対する決済処理を優先させることができる。
【0174】
また、商品販売データ処理装置1において、第1の操作受付部は、第1の顧客に対する商品登録処理と第2の顧客に対する商品登録処理とを制御部が実行している場合において、第1の顧客に対する決済処理と第2の顧客に対する決済処理との順番を変更可能な切替キー、を更に備えてもよい。
この構成により、次客である第2の顧客の決済処理を、第1の顧客よりも先に実行させることができる。
【0175】
なお、制御部は、顧客用表示部50に各種案内情報を表示させる場合に、決済種別(例えば、現金、クレジットカード、電子マネー)に応じた操作方法を表すアニメーションまたは動画を表示させてもよい。
【0176】
また、おつりがない場合に、レシート発行部70が明細レシートを出力するタイミングは、所定時間(例えば、10秒間)経過後に自動で出力してもよい。また、おつりがある場合は、レシート発行部70は、終了キーが押下された後、おつりの貨幣が排出されたと略同時(同時を含む。)に明細レシートを出力してもよい。
【0177】
また、第1の顧客に対する商品登録が完了して小計キーが押下されたとき、制御部は、店員用表示部10の第1の顧客のページ上に、第1の顧客の会計情報(合計金額および預かり金額)と、次客登録キー(第2の次客登録キー)と、入金取消キーと、登録画面へ戻る為のキーを含むウィンドウを表示させてもよい。
【0178】
また、店員用表示部10および操作受付部20またはいずれかに、会計処理を実行開始させる現計キーを備えてもよい。顧客Cによって会計キーが押下される前に、店員Sによって店員用表示部10または操作受付部20の現計キーが押下されることによっても、制御部は、会計処理の実行を開始するようにしてもよい。
【0179】
また、クレジットカードのICカードリーダや、非接触型ICカード(電子マネー)のICカードリーダライタを、カウンタ台80の台上または上方の顧客C側であって、且つ顧客用表示部50の近傍や筐体40に組み込んでもよい。
【0180】
また、顧客Cにより貨幣が投入された時点で、制御部は、顧客用表示部50に領収書の要否キーを顧客用表示部50に表示させてもよい。この場合、その要否キーが会計キーの代わりとなる。もちろん、店員用表示部10および操作受付部20またはいずれかにも領収書発行キーを備えることにより、会計終了後に領収書を発行させることが可能である。
【0181】
また、制御部は、次客登録キーを、クレジット決済や非接触型ICカード(電子マネー)の決済処理中画面と一緒に表示させてもよい。
【0182】
また、登録画面に移動、または商品登録開始とともに、制御部は、顧客用表示部50に、いつでもお金を投入できる旨をテキストにより表示させたり入金を表すアニメーションを表示させたりしてもよい。
【0183】
以上のように、従来は、第1の顧客(1客目)の決済処理が完了するまでは第2の顧客(次客)の商品登録作業を行なうことができなかったが、上記実施形態の商品販売データ処理装置によれば、第1の顧客に対する決済処理が完了するまでの間に(第1の顧客に対する決済処理と並行しながら)、第2の顧客に対する商品登録処理を先行して実行させることができる。また、第2の顧客に対する商品登録処理を先行して実行している最中に、第1の顧客に対する決済処理に関する情報を適宜確認することもできる。つまり、オペレータ一人制での効率的な客捌きが実現できる。
【0184】
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はその実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。以下に付記を開示する。
[付記1]本発明の一態様である商品販売データ処理装置は、対向する商品登録者および顧客によって操作可能な商品販売データ処理装置であって、前記商品登録者側に入力部を向けて設けられた操作受付部と、前記商品登録者側に表示面を向けて設けられた第1の表示部と、前記顧客側に表示面を向けて設けられた第2の表示部と、前記顧客側に入金口および出金口を向けて設けられた釣銭機と、を備え、前記第1の表示部が、商品が載置される載置面より上方の位置に配設され、前記操作受付部が、前記載置面より上方の位置に配設される。
[付記2]上記[付記1]記載の商品販売データ処理装置において、前記操作受付部と前記第1の表示部と前記第2の表示部とが、前記釣銭機の略幅内に収まるように配設される。
[付記3]上記[付記1]または[付記2]いずれか記載の商品販売データ処理装置において、前記顧客側にレシートの排出口を向けて設けられたレシート発行部、を更に備え、前記レシート発行部が、前記第2の表示部および前記釣銭機の近傍に配設される。
[付記4]上記[付記1]から[付記3]いずれか一項記載の商品販売データ処理装置において、前記第2の表示部が、前記載置面より上方の位置に配設される。
[付記5]上記[付記1]から[付記4]いずれか一項記載の商品販売データ処理装置において、前記第1の表示部が、前記載置面に対して固定された支持部の垂直方向の中心軸に対して回動可能、または、前記中心軸と直交する所定の軸に対して回動可能に、前記支持部に取り付けられる。
[付記6]上記[付記1]から[付記5]いずれか一項記載の商品販売データ処理装置において、商品の登録をするための商品登録処理と前記釣銭機への入金後の会計処理とを実行する制御部、を更に備え、前記操作受付部の入力部または前記第1の表示部が、前記制御部が実行中の前記商品登録処理を終了させる小計キーを備え、前記第2の表示部が、前記制御部に前記会計処理を実行開始させる会計キーを備える。
[付記7]上記[付記6]記載の商品販売データ処理装置において、前記制御部は、前記商品が登録開始されると、前記釣銭機に入金処理を開始させる。
[付記8]上記[付記6]または[付記7]いずれか記載の商品販売データ処理装置において、前記制御部は、前記小計キーが押下されると、前記釣銭機に入金処理を開始させ、前記商品登録処理に基づいて得られる合計金額以上の金額の入金がされた場合に、前記第2の表示部に表示させる前記会計キーの押下を許可する。
[付記9]上記[付記6]から[付記8]いずれか一項記載の商品販売データ処理装置において、前記操作受付部の入力部または前記第1の表示部が、前記制御部に前記会計処理を実行開始させる会計キーを備え、前記制御部は、前記商品登録処理に基づいて得られる合計金額以上の金額の入金がされた後、前記いずれかの会計キーが押下されることにより前記会計処理を実行する。
[付記10]上記[付記6]から[付記9]いずれか一項記載の商品販売データ処理装置において、前記制御部は、前記商品登録処理に基づいて得られる合計金額以上の金額の入金がされた後、前記いずれかの会計キーが押下されず所定時間が経過することにより前記会計処理を実行する。
[付記11]本発明の他の態様である商品販売データ処理装置は、対向する商品登録者および顧客によって操作可能な商品販売データ処理装置であって、前記商品登録者側に入力部を向けて設けられた操作受付部と、前記商品登録者側に表示面を向けて設けられた第1の表示部と、前記顧客側に表示面を向けて設けられた第2の表示部と、前記顧客側に入金口および出金口を向けて設けられた釣銭機と、商品の登録をするための商品登録処理と前記釣銭機への入金後の会計処理とを実行する制御部とを備え、前記操作受付部の入力部または前記第1の表示部が、前記制御部に前記会計処理を実行開始させる会計キーを備え、前記第2の表示部が、前記制御部に前記会計処理を実行開始させる会計キーを備え、前記制御部は、前記商品登録処理に基づいて得られる合計金額以上の金額の入金がされた後、前記いずれかの会計キーが押下されることにより前記会計処理を実行する。
[付記12]上記[付記11]記載の商品販売データ処理装置において、前記制御部は、前記商品登録処理に基づいて得られる合計金額以上の金額の入金がされた後、前記いずれかの会計キーが押下されず所定時間が経過することにより前記会計処理を実行する。
[付記13]本発明の他の態様であるプログラムは、対向する商品登録者および顧客によって操作可能な商品販売データ処理装置であって、前記商品登録者側に入力部を向けて設けられた操作受付部と、前記商品登録者側に表示面を向けて設けられた第1の表示部と、前記顧客側に表示面を向けて設けられた第2の表示部と、前記顧客側に入金口および出金口を向けて設けられた釣銭機とを備え、前記操作受付部の入力部または前記第1の表示部が、前記釣銭機への入金後の会計処理を実行開始させる会計キーを備え、前記第2の表示部が、前記会計処理を実行開始させる会計キーを備える商品販売データ処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、商品の登録をするための商品登録処理を実行するための商品登録手段、前記会計処理を実行するための会計処理手段として機能させ、前記会計処理手段において、前記商品登録処理に基づいて得られる合計金額以上の金額の入金がされた後、前記いずれかの会計キーが押下されることにより前記会計処理を実行する。
[付記14]本発明の他の態様である商品販売データ処理装置は、対向する商品登録者および顧客によって操作可能な商品販売データ処理装置であって、前記商品登録者側に入力部を向けて設けられた操作受付部と、前記商品登録者側に表示面を向けて設けられた第1の表示部と、前記顧客側に表示面を向けて設けられた第2の表示部と、前記顧客側に入金口および出金口を向けて設けられた釣銭機と、商品の登録をするための商品登録処理と前記釣銭機への入金後の会計処理とを実行する制御部とを備え、前記操作受付部の入力部または前記第1の表示部が、前記制御部に前記会計処理を実行させる会計キーを備え、前記第2の表示部が、前記制御部に前記会計処理を実行させる会計キーを備え、前記制御部は、第1の顧客による前記釣銭機への入金中に次客である第2の顧客に対する商品登録処理が実行可能であり、前記第1の顧客による前記釣銭機への入金中に前記第2の顧客に対する商品登録処理を実行した場合、前記第2の顧客に対する前記商品登録処理の実行中において、前記第1の顧客に対する前記商品登録処理に基づいて得られる合計金額以上の金額が入金され、前記いずれかの会計キーが押下されることにより前記第1の顧客に対する前記会計処理を実行する。
[付記15]上記[付記14]記載の商品販売データ処理装置において、前記制御部は、前記第1の顧客に対する前記商品登録処理に基づいて得られる合計金額以上の金額が入金された後、前記いずれかの会計キーが押下されず所定時間が経過することにより前記第1の顧客に対する前記会計処理を実行する。
[付記16]本発明の他の態様であるプログラムは、対向する商品登録者および顧客によって操作可能であり、前記商品登録者側に入力部を向けて設けられた操作受付部と、前記商品登録者側に表示面を向けて設けられた第1の表示部と、前記顧客側に表示面を向けて設けられた第2の表示部と、前記顧客側に入金口および出金口を向けて設けられた釣銭機とを備え、商品の登録をするための商品登録処理と前記釣銭機への入金後の会計処理とを実行する商品販売データ処理装置であって、前記操作受付部の入力部または前記第1の表示部が、前記会計処理を実行させる会計キーを備え、前記第2の表示部が、前記会計処理を実行させる会計キーを備え、第1の顧客による前記釣銭機への入金中に次客である第2の顧客に対する商品登録処理が実行可能な商品販売データ処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、前記商品登録処理を実行するための商品登録手段、前記会計処理を実行するための会計処理手段として機能させ、前記会計処理手段において、前記第1の顧客による前記釣銭機への入金中に前記第2の顧客に対する商品登録処理を実行した場合、前記第2の顧客に対する前記商品登録処理の実行中において、前記第1の顧客に対する前記商品登録処理に基づいて得られる合計金額以上の金額が入金され、前記いずれかの会計キーが押下されることにより前記第1の顧客に対する前記会計処理を実行する。
[付記17]本発明の一態様である商品販売データ処理装置は、対向する商品登録者および顧客によって操作可能な商品販売データ処理装置であって、前記商品登録者側に入力部を向けて設けられた操作受付部と、前記商品登録者側に表示面を向けて設けられた第1の表示部と、前記顧客側に入金口および出金口を向けて設けられた釣銭機と、商品を載置可能な載置面と、を備え、少なくとも前記第1の表示部又は前記操作受付部が、前記載置面より上方の位置に配設され、前記釣銭機が、前記載置面より下方の位置に配設される。
[付記18]上記[付記17]記載の商品販売データ処理装置において、少なくとも前記第1の表示部と前記載置面とが、前記釣銭機を収納した筐体の略幅内に収まるように配設される。
[付記19]上記[付記17]または[付記18]いずれか記載の商品販売データ処理装置において、前記顧客側に表示面を向けて設けられた第2の表示部を更に備え、前記第2の表示部が、前記載置面より上方の位置に配設される。
[付記20]上記[付記17]から[付記19]いずれか一項記載の商品販売データ処理装置において、前記顧客側にレシートの排出口を向けて設けられたレシート発行部を更に備え、前記レシート発行部が、前記顧客側に表示面を向けて設けられた第2の表示部又は前記釣銭機の近傍に配設される。
[付記21]上記[付記17]から[付記20]いずれか一項記載の商品販売データ処理装置において、前記第1の表示部が、前記商品登録者側に向けられた第1の位置と、前記顧客側に向けられた第2の位置に向くように、前記載置面に対して固定された支持部の垂直方向の中心軸に対して回動可能、又は、前記中心軸と直交する所定の軸に対して回動可能に、前記支持部に取り付けられる。
[
付記22]本発明の他の態様である商品販売データ処理装置は、対向する商品登録者および顧客によって操作可能な商品販売データ処理装置であって、前記商品登録者側に入力部を向けて設けられた操作受付部と、前記商品登録者側に表示面を向けて設けられた第1の表示部と、前記顧客側に入金口および出金口を向けて設けられた釣銭機と、を備え、少なくとも前記第1の表示部が、前記釣銭機を収納した筐体の略幅内に収まるように配設され、少なくとも前記第1の表示部又は前記操作受付部が、前記筐体の上面より上方の位置に配設される。
[
付記23]上記[付記22]記載の商品販売データ処理装置において、前記顧客側にレシートの排出口を向けて設けられたレシート発行部を更に備え、前記レシート発行部が、前記顧客側に表示面を向けて設けられた第2の表示部又は前記釣銭機の近傍に配設される。