(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6192004
(24)【登録日】2017年8月18日
(45)【発行日】2017年9月6日
(54)【発明の名称】リアシート構造
(51)【国際特許分類】
B60N 2/36 20060101AFI20170828BHJP
【FI】
B60N2/36
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-84486(P2013-84486)
(22)【出願日】2013年4月15日
(65)【公開番号】特開2014-205438(P2014-205438A)
(43)【公開日】2014年10月30日
【審査請求日】2016年3月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002967
【氏名又は名称】ダイハツ工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000241500
【氏名又は名称】トヨタ紡織株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105980
【弁理士】
【氏名又は名称】梁瀬 右司
(74)【代理人】
【識別番号】100105935
【弁理士】
【氏名又は名称】振角 正一
(72)【発明者】
【氏名】西村 成生
(72)【発明者】
【氏名】斉藤 圭一
(72)【発明者】
【氏名】森本 恵司
【審査官】
金丸 治之
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭58−135329(JP,U)
【文献】
実開平04−043527(JP,U)
【文献】
実開平04−043528(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートクッションおよびシートバックを備え、前記シートクッションがその前側に設けられたヒンジを中心として前方に回転倒立可能に設けられ、前記シートバックに係脱可能に係止するリアシート構造において、
後面に開口を有し前記シートクッションの後端部に形成された収納空間に後方から挿入されて略中央部が前記シートクッションの構造部材に固定されたケース本体と、
後端部が前記開口から外部に露出して前記ケース本体内に前後方向に移動自在に配設された作動体と、
前記ケース本体内に設けられて前記作動体を後方に付勢する付勢手段と、
一端が前記作動体の前端に固着され、途中部分が前記収納空間内の前記ケース本体の前方の第1の折り返し位置で後方斜め上方に向かって折り返された後、前記ケース本体の後端上方の第2の折り返し位置で前方斜め上方に向かって折り返されて他端が前記シートクッションの後端部上方に導出された操作バンドと、
前記シートバックの下端部に設けられ露出状態の前記作動体の後端部上面に係止して前記シートクッションを前倒立不能にロックする係止部とを備え、
前記ケース本体を前記シートクッションの構造部材に固定する取付部は、前記第1の折り返し位置と前記第2の折り返し位置との略中間位置にあり、
前記シートクッションの後端部上方に導出された操作バンドの他端を引っ張ることにより、前記作動体が前記付勢手段に抗して前方に移動され、前記作動体への係止による前記係止部のロック状態が解除されて前記シートクッションが前方に倒立されることを特徴とするリアシート構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートクッションおよびシートバックを備え、シートクッションがその前側に設けられたヒンジを中心として前方に回転倒立可能に設けられ、シートバックに係脱可能に係止するリアシート構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、車両のリアシートにおいて、シートクッションが前方に回転倒立可能に設けられ、シートバックに係脱可能に係止してロックする構造が考えられており、具体的には
図10に示すように構成されている。
【0003】
すなわち、
図10に示すように、シートクッション51はフロアパネル52の上面に載置され、シートバック53はシートクッション51の後方に倒立した状態に置かれており、シートクッション51は前端下部に配置されたヒンジ機構54により支持軸55を基点にして旋回可能に支持され、支持軸55に配されたねじりコイルバネ56の付勢力によりシートクッション51が前方に倒立させる方向に旋回付勢されている。
【0004】
さらに、シートバック53の内部の上端部および下端部には第1の係合部材57およびフック状の第2の係合部材58が設けられ、第1の係合部材57に連結されシートバック3の上端から露出された操作杆60の把手を引っ張ると、シートバック53内に配設され両係合部材57,58を連結する連結部材61を介して、操作杆60の引張力が第2の係合部材58に伝達されて第2の係合部材58が支持ピン63を中心に回転し、第2の係合部材58の先端が係合していたシートクッション51の被係合部64との係合が外れ、シートクッション51を前方に倒立させることができるようになっている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実公平2−32511号公報(第3欄第18行〜第4欄第30行および第1図参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記した特許文献1のものは、シートバック53に設けられた操作杆60の把手を引っ張って、シートバック53の内部に上下方向に配設された連結部材61を介してシートバック53の下端の第2の係合部材58を回転させて、フック状の第2の係合部材58とシートクッション51の被係合部64との係合によるロックを解除する構造であるため、シートクッション51を倒立するには、まず操作杆60を上方に引っ張ってロックを解除させる操作と、その後にシートクッション51の後端を斜め前上方に引き上げて倒立させる操作との互いに異なる方向への2つの操作が必要になり、操作性が悪いという問題がある。
【0007】
また、このような異なる2つの操作を行わずにシートクッションを倒立させるには、例えばシートクッションの後端部に前後方向に移動してロック状態が解除されるピンによる閂構造から成るロック装置を設け、シートクッションとシートバックとの間から、ロック装置連結されたロック解除バンドを導出しておき、この解除バンドを引っ張ることでロック解除できるようにすることが考えられるが、解除バンドの引っ張り方向とロック装置のピンの移動方向がことなることから、操作荷重が大きくなり、ロック装置の取り付け固定部分に無理な荷重がかかって破損を招くおそれがある。
【0008】
本発明は、1つの操作でシートクッションを倒立させることができるようにし、操作性に優れ、無理な荷重による破損を防止できるリアシート構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した目的を達成するために、本発明のリアシート構造は、シートクッションおよびシートバックを備え、前記シートクッションがその前側に設けられたヒンジを中心として前方に回転倒立可能に設けられ、前記シートバックに係脱可能に係止するリアシート構造において、後面に開口を有し前記シートクッションの後端部に形成された収納空間に後方から挿入されて略中央部が前記シートクッションの構造部材に固定されたケース本体と、後端部が前記開口から外部に露出して前記ケース本体内に前後方向に移動自在に配設された作動体と、前記ケース本体内に設けられて前記作動体を後方に付勢する付勢手段と、一端が前記作動体の前端に固着され、途中部分が前記収納空間内の前記ケース本体の前方の第1の折り返し位置で後方斜め上方に向かって折り返された後、前記ケース本体の後端上方の第2の折り返し位置で前方斜め上方に向かって折り返されて他端が前記シートクッションの後端部上方に導出された操作バンドと、前記シートバックの下端部に設けられ露出状態の前記作動体の後端部上面に係止して前記シートクッションを前倒立不能にロックする係止部とを備え、
前記ケース本体を前記シートクッションの構造部材に固定する取付部は、前記第1の折り返し位置と前記第2の折り返し位置との略中間位置にあり、前記シートクッションの後端部上方に導出された操作バンドの他端を引っ張ることにより、前記作動体が前記付勢手段に抗して前方に移動され、前記作動体への係止による前記係止部のロック状態が解除されて前記シートクッションが前方に倒立されることを特徴としている(請求項1)。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明によれば、ケース本体の前方の第1の折り返し位置と後端上方の第2の折り返し位置で折り返されてシートクッションの後端部上方に導出された操作バンドの他端を引っ張ることにより、作動体が付勢手段に抗して前方に移動され、作動体への係止による係止部のロック状態が解除され、シートクッションが前方に倒立されるため、操作バンドを引っ張るという1つの操作のみで、ロック解除とシートクッションの前方への倒立という2つの動作を連続して行うことができ、シートクッションの前方倒立の操作性の向上を図ることができる。
【0012】
さらに、ケース本体の開口から後方に露出した作動体の後端部と係止部との係止により、シートクッションの後端部が持ち上がらないようにロックすることができ、衝突時の衝撃等により、シートクッションの後端部が勝手に持ち上がるのを未然に防止することが可能になる。
【0013】
また、操作バンドを、ケース本体の前方の第1の折り返し位置と後端上方の第2の折り返し位置で折り返しているため、操作バンドを引っ張ったときに引っ張りの方向とロック解除ための作動体の移動方向とを平行にでき、第1の折り返し位置と第2の折り返し位置に作用するモーメントを略均衡させることが可能になり、ケース本体の取付位置に対してその取付方向への荷重がかかることがなく、ケース本体の取付位置を補強する必要がない。
【0014】
さらに、操作バンドがロック解除とシート屈所の持ち上げに兼用できるため、使用性が良好であり、操作バンドを2回折り返して配置することで、操作バンドがむやみに長尺になることを防止でき、操作感の良い操作バンドになる。
【0015】
また、ケース本体のシートクッションの構造部材への取付部が第1の折り返し位置と第2の折り返し位置との略中間位置にあるため、第1の折り返し位置と第2の折り返し位置に作用するモーメントが略均衡する中間点でケース本体を固定でき、操作バンドの他端を引っ張ったときにケース本体の取付部(取付位置)に荷重がかかるのを防止することができ、上記したように、ケース本体の取付部の補強が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明に係るリアシート構造の一実施形態の切断側面図である。
【
図2】
図1のロック機構本体部の前方から見た斜視図である。
【
図3】
図1のロック機構本体部の後方から見た斜視図である。
【
図6】
図1のシートクッションを後方から見た斜視図である。
【
図8】
図1のロック機構本体部の要部の変形例を示し、(a)は前方から見た斜視図、(b)は後方また見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
つぎに、本発明に係るリアシート構造の一実施形態について、
図1ないし
図7を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態において、前後、左右は、車両の前進方向に対する前後、左右を意味する。
【0018】
図1に示すように、シートクッション1およびシートバック2により構成されるリアシートにおいて、シートクッション1は、その前端下部が図示しないヒンジによりその支持軸を中心に回転倒立可能に支持され、シートクッション1およびシートバック2に設けられた後述のロック機構により、シートクッション1が図外のシートフロア上に載置されるとともにシートバック2が倒立し、シートクッション1がシートバック2に係脱可能に係止された状態でロックされるようになっている。
【0019】
ところで、上記したロック機構は、
図1に示すように、シートクッション1を構成するウレタン部分の略中央の後端部に形成された収納空間3内に収納されたロック機構本体部4と、シートバック2の下端部に設けられた係止部5とにより構成されている。
【0020】
そして、
図2に示すように、直方体の箱状の樹脂製ケース本体6の後面に開口6aが形成され、ケース本体6の下面の前端寄りの取付部6bがシートクッション1を構成する板金パネル1aの後端に上下方向へのボルトの締結等により固着され、ケース本体6が収納空間3内に固定して配設されている。
【0021】
さらに、
図3に示すように、前後に長尺の四角柱状の作動体7が、その後端部を開口6aから外部に露出した状態でケース本体6内に前後方向に移動自在に配設され、
図4に示すように、作動体7の前面には段差部7aが形成され、後面には斜め下向きの傾斜面7bが形成されている。
【0022】
また、
図2、
図3および
図5に示すように、ケース本体6の前面の下端に横長の導出孔6cが形成され、ケース本体6の下面には前方に延出した前延出片9が一体形成され、この前延出片9の前端部はやや上向きに傾斜され、その傾斜した前端部に横長の導出孔9aが形成されている。
【0023】
さらに、ケース本体6の上面後端には上方に延出した上延出片10が一体形成され、この上延出片10の上端部に横長の導出孔10aが形成され、作動体7の段差部7aの下方にロック解除用操作バンド12の一端が係止され、操作バンド12の途中部分が、ケース本体6の導出孔6cからケース本体6の前方に導出され、前延出片9の導出孔9aに挿通されてから斜め後方上向きに折り返されるとともに、上延出片10の導出孔10aに挿通されてから今度は斜め前方上向きに折り返され、
図6に示すように、操作バンド12の他端がシートクッション1の後端部上方に導出され、導出された操作バンド12の他端が輪状に加工されて把手12aが形成されている。
【0024】
このとき、前延出片9の導出孔9aでの操作バンド12の折り返し位置が、本発明における第1の折り返し位置に相当し、上延出片10の導出孔10aでの操作バンド12の折り返し位置が、本発明における第2の折り返し位置に相当する。また、ケース本体6の取付部6bは、上方から見て(平面視で)第1の折り返し位置と第2の折り返し位置の略中央に位置するように設定するのが望ましい。
【0025】
このとき、ケース本体6内には付勢手段としてのバネ14が、その両端をケース本体6の前面と作動体7の段差部7aとに係止した状態で配設され、操作バンド12を引っ張らない定常状態では、バネ14の付勢力は作用しないため作動体7が後方に付勢されることはなく、シートクッション1を前方に倒立させる(跳ね上げる)ために操作バンド12を引っ張ると、バネ14の付勢力が作用して作動体7が後方に付勢され、ユーザがバネ14の付勢力に抗して操作バンド12を引っ張ることにより、作動体7がケース本体6内に引き込まれるようになっている。
【0026】
このように、ケース本体6、作動体7、前延出片9、上延出片10、操作バンド12およびバネ14により、ロック機構本体部4が構成されている。
【0027】
ところで、シートバック2側の係止部5は、
図1、
図7に示すように平板舌状を有し、シートバック2の外形に略沿った形状のパイプ状のシートバックフレーム16がシートバック2の内部に配設されて車体構造部材に固定され、このシートバックフレーム16の下端部であってロック機構本体部4に対応する位置に、係止部5がその下端を下方に向けて固着され、係止部5の下端がシートバック2の下面から外部に露出されて配設されている。そして、シートバック2の下面から露出した係止部5の先端がロック機構本体部4の作動体7の後端上面に当接して係止することによりロックがかかり、シートクッション1が前方に倒立不能な状態に保持される。
【0028】
一方、シートクッション1の後端部上方に導出された操作バンド12の端部の把手12aを引っ張ることにより、バネ14の後方への付勢力に抗して作動体7がケース本体6内に引き込まれ、作動体7が前方に移動するため、係止部5の下端と作動体7との係止状態が外れ、シートクッション1のロックが解除されて、そのまま操作バンド12を引っ張り続けることにより、シートクッション1の後端が持ち上がり、前側のヒンジを中心にシートクッション1が前方に回転して倒立状態に跳ね上げられるようになっている。
【0029】
このように、シートクッション1を前方に回転倒立させて跳ね上げる場合、操作バンド12の把手12aを引っ張るという1つの操作により、シートクッション1のロックを解除すると同時にシートクッションの後方を持ち上げて跳ね上げることができる。
【0030】
したがって、上記した実施形態によれば、ケース本体6の前方の第1の折り返し位置である前延出片9の導出孔9aと、後端上方の第2の折り返し位置である上延出片10の導出孔10aで折り返されてシートクッション1の後端部上方に導出された操作バンド12の他端を引っ張ることにより、作動体7がバネ14に抗して前方に移動され、作動体7への係止による係止部5のロック状態が解除され、シートクッション1が前方に倒立されるため、操作バンド12を引っ張るという1つの操作のみで、ロック解除とシートクッション1の前方への倒立という2つの動作を連続して行うことができ、シートクッション1の前方倒立の操作性の向上を図ることができる。
【0031】
また、ケース本体6の開口6aから後方に露出した作動体7の後端部と係止部5との係止により、シートクッション1の後端部が持ち上がらないようにロックすることができ、衝突時の衝撃等により、シートクッション1の後端部が勝手に持ち上がるのを未然に防止することが可能になる
【0032】
さらに、操作バンド12がロック解除とシートクッション1の持ち上げに兼用できる上、操作バンド12を2回折り返して配置することで、操作バンド12がむやみに長尺になることを防止でき、ロック機構本体部4の使用性および操作感の向上を図ることができる。
【0033】
また、操作バンド12を、ケース本体6を前延出片9の導出孔9a(第1の折り返し位置)と上延出片10の導出孔10a(第2の折り返し位置)の2箇所で折り返しているため、操作バンド12を引っ張ったときに引っ張りの方向とロック解除ための作動体7の移動方向とを平行にすることができ、両導出孔9a,10a(第1の折り返し位置、第2の折り返し位置)に作用するモーメントを略均衡させることが可能になり、
しかもケース本体6の取付部6bが両導出孔9a,10a(第1の折り返し位置、第2の折り返し位置)の略中間に位置するので、ケース本体6の取付部6bに対してその取付方向(上下方向)への荷重がかかることを防止でき、ケース本体の取付部6bを補強する必要がない。
【0034】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
【0035】
例えば、ロック機構本体部4の変形例として、ケース本体6の前延出片9および上延出片10を一体形成するのに代え、
図8(a),(b)に示すように、ケース本体6の下面前端に、前端部がやや上向きに折曲された金属製の前U字体18を固着するとともに、ケース本体の後面上端に上U字体19を固着し、これらのU字体18,19において操作バンド12の途中部分を折り返すようにしてもよい。
【0036】
また、上記した平板舌状の係止部5の変形例として、
図9に示すように、作動体7の幅よりも幅狭の金属製U字体20から成る係止部を下方に向けてシートバックフレーム1に固着し、U字体20の下端をシートバック2の下面から外部に露出させるように配置してもよい。このとき、U字体20を作動体7の幅より幅狭にすることで、シートクッション1をフロアパネル上に載置した元の状態に戻すときに、作動体7の傾斜面7bがU字体20の下端を引っ掛かることなく摺接し、その後U字体20の下端が作動体7の上面に係止してロック状態になる。
【0037】
また、本発明は、リアシートが1つのシートクッション1及びシートバック2から構成される場合に限らず、リアシートが分割型で、例えば一対のシートクッション1およびシートバック2から構成される場合にも適用でき、分割型の場合には、各々のシートクッション1およびシートバック2に、上記したロック機構を設ければよい。
【符号の説明】
【0038】
1 …シートクッション
2 …シートバック
3 …収納空間
6 …ケース本体
6a …開口
6b …取付部
7 …作動体
12 …操作バンド
14 …バネ(付勢手段)