特許第6192214号(P6192214)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社タカキタの特許一覧

<>
  • 特許6192214-散布装置 図000002
  • 特許6192214-散布装置 図000003
  • 特許6192214-散布装置 図000004
  • 特許6192214-散布装置 図000005
  • 特許6192214-散布装置 図000006
  • 特許6192214-散布装置 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6192214
(24)【登録日】2017年8月18日
(45)【発行日】2017年9月6日
(54)【発明の名称】散布装置
(51)【国際特許分類】
   A01C 15/00 20060101AFI20170828BHJP
【FI】
   A01C15/00 G
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-181711(P2013-181711)
(22)【出願日】2013年9月2日
(65)【公開番号】特開2015-47127(P2015-47127A)
(43)【公開日】2015年3月16日
【審査請求日】2016年8月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000132909
【氏名又は名称】株式会社タカキタ
(74)【代理人】
【識別番号】100111349
【弁理士】
【氏名又は名称】久留 徹
(72)【発明者】
【氏名】中山 有二
(72)【発明者】
【氏名】杉原 敦
(72)【発明者】
【氏名】福原 直樹
【審査官】 佐々木 創太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭63−258509(JP,A)
【文献】 実開昭61−207117(JP,U)
【文献】 特開2007−215523(JP,A)
【文献】 実開昭63−055810(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0151549(US,A1)
【文献】 実開昭54−080916(JP,U)
【文献】 実開昭54−148213(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3018762(JP,U)
【文献】 特開2007−228809(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01C 15/00−23/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
散布物を収容することのできるホッパーと、
当該ホッパーの下方に設けられた複数の散布穴と、
当該散布穴の開口面積を調整するシャッターと、
当該シャッターをスライドさせる駆動手段と、を備えてなる散布装置において、
前記駆動手段が、前記シャッターの両側に当接部を設けるとともに、当該当接部に当接するレバーと、当該レバーを連結する連結部材を設け、一方向にシャッターをスライドさせる際に、連結部材を当該一方向にスライドさせて一端側に設けられた当接部にレバーを当接させて押圧させるとともに他端側に設けられたレバーと当接部の押圧状態を解除し、逆方向にシャッターをスライドさせる際には、連結部材を当該逆方向に移動させて、他端側に設けられた当接部をレバーで押圧させるとともに前記一端側に設けられたレバーと当接部の押圧状態を解除するようにした散布装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肥料や種子などを圃場に散布させる散布装置に関するものであり、より詳しくは、ホッパー下部に設けられた散布穴から肥料などを落下させて散布させる際に、シャッターをスライドさせて散布穴からの落下量を調整できるようにした散布装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のライムソーワと称される散布装置は、一般的に、底部に肥料散布用の散布穴を有するホッパーと、その散布穴の開口面積を調整するスライド式のシャッターと、そのシャッターの開口面積を調整する油圧シリンダーなどを備えて構成されている。そして、圃場への散布量を調整する際には、図6に示すように、中央に設けられた一対のレバー81を油圧シリンダーなどで回動させ、これによって、左右に設けられたシャッター82を押圧もしくは引っ張ることで開口面積を調整することで、散布量を調整するようにしている(特許文献1〜特許文献3など参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−253016号公報
【特許文献2】特開2007−312672号公報
【特許文献3】特開2009−201471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような散布装置を用いて肥料の散布量を調整する場合、次のような問題がある。
【0005】
すなわち、従来の開口面積を調整するためのシャッターは、ホッパー中央のレバーで調整されるようになっているが、このようにホッパーの中央にレバーを設けるようにすると、その部分に散布穴を設けることができなくなり、その部分から肥料を散布させることができなくなってしまう。
【0006】
また、このようなシャッターを左右方向にスライドさせる場合、シャッターを押圧したり引っ張ったりすることでシャッターをスライドさせるようにしているが、シャッターをスライド方向に下流側から押圧させると、シャッターと散布穴との隙間に大きな抵抗が生じた場合、座屈を生じてシャッターが変形してしまうといった問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記課題に着目してなされたもので、ホッパーの底部に均一なピッチの散布穴を設けることができるとともに、ホッパーとシャッターとの間に異物が挟まった場合であっても座屈を生じることがないようにした散布装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、散布物を収容することのできるホッパーと、当該ホッパーの下方に設けられた複数の散布穴と、当該散布穴の開口面積を調整するシャッターと、当該シャッターをスライドさせる駆動手段と、を備えてなる散布装置において、前記駆動手段が、前記シャッターの両側に当接部を設けるとともに、当該当接部に当接するレバーと、当該レバーを連結する連結部材を設け、一方向にシャッターをスライドさせる際に、連結部材を当該一方向にスライドさせて一端側に設けられた当接部にレバーを当接させて押圧させるとともに他端側に設けられたレバーと当接部の押圧状態を解除し、逆方向にシャッターをスライドさせる際には、連結部材を当該逆方向に移動させて、他端側に設けられた当接部をレバーで押圧させるとともに前記一端側に設けられたレバーと当接部の押圧状態を解除するようにしたものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、シャッターのスライド時に大きな抵抗が生じた場合であっても、シャッターが座屈してしまうようなことがなくなるとともに、連結部材を用いて左右両側のレバーと当接部の押圧状態と離間状態を同時に作用させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施の形態における散布装置の全体概略図
図2】同形態における前後のローラーを概要を示す図
図3】同形態における肥料用ホッパーの下部近傍を示す拡大図
図4】同形態におけるシャッターの全閉状態と全開状態を示す図
図5】他の実施の形態におけるシャッターの全閉状態と全開状態を示す図
図6】従来例におけるシャッターの開閉を示す機構図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0012】
この実施の形態における散布装置1は、圃場に肥料や種子などを散布させるようにしたものであって、図1に示すように、前後のローラー2f、2bの間に設けられた肥料用ホッパー4および種子用ホッパー3と、これら種子用ホッパー3や肥料用ホッパー4から排出された種子や肥料を混合させて圃場に落下させる混合部7などを設けて構成される。そして、特徴的に、図4に示すように、肥料用ホッパー4の底部に設けられた散布穴42の開口面積を調整するシャッター43を設け、このシャッター43を駆動手段5を用いてスライドさせて開口面積を調整する際に、スライド方向の上流側から引っ張ってシャッター43をスライドさせ、また、逆方向にシャッター43をスライドさせる際には、他端側を上流側から引っ張ってシャッター43を逆方向にスライドさせるようにし、これによって、シャッター43の座屈を防止できるようにしたものである。以下、本実施の形態における散布装置1の詳細について説明する。
【0013】
まず、この散布装置1の概要について説明する。この散布装置1は、図示しないトラクターなどに牽引されて圃場を走行できるようにしたものであって、前後に設けられたローラー2f、2bによって圃場を走行できるようになっている。この前後のローラー2f、2bは、図2に示すように、外周面に沿ってV字状をなす凹凸を設けており、前方のローラー2fの山で圃場にV字状の平行な溝を形成するとともに、その形成された溝に肥料や種子などを混合部7から落下させ、後方側のローラー2bで、その溝の両側からV字状のローラー2bで土を被せられるようにしている。
【0014】
一方、種子用ホッパー3は、圃場に散布される種子を上から投入できるようにしたものであって、漸次下方側に向けて対向する壁面の隙間が小さくなるようなテーパー状をなすように構成されている。この種子用ホッパー3の底面には、種子を落下させるための開口部が設けられており、この開口部から種子を落下させて、シュート31を介して下方に落下させるようになっている。
【0015】
肥料用ホッパー4は、同様に、上部が開口可能に構成されて上から肥料を投入できるようにしており、漸次下方に向けて対向する壁面の隙間が小さくなるようなテーパー状をなしている。この肥料用ホッパー4の下方側には、図3に示すように、肥料を攪拌させるためのアジテーター41が設けられており、その周囲に設けられた羽根41aを回転させることによって肥料を攪拌させて、肥料用ホッパー4内で肥料を残留させないように(すなわち、ブリッジを生じないように)している。また、この肥料用ホッパー4の底部には、図4に示すように、肥料を落下させるための矩形状の散布穴42が間欠的に設けられており、また、これに対応して、その散布穴42の開口面積を調整するシャッター43がその下面側に設けられている。そして、そのシャッター43を後述する駆動手段5を用いて左右方向にスライドさせることによって適度の肥料を落下させるようにしている。
【0016】
混合部7は、この肥料用ホッパー4から落下した肥料と、シュート31から落ちてきた種子とを混合させて圃場に落下させるようにしたものであって、前方のローラー2f、2bによって形成された圃場の溝に肥料と種子と混合させて落下させるようにしている。
【0017】
このような構成において、肥料用ホッパー4のシャッター43をスライドさせる駆動手段5の構造について図3および図4を用いて説明する。
【0018】
まず、この駆動手段5によって駆動されるシャッター43は、ホッパーの左右幅に対応した一枚の薄い金属板などによって構成されるものであって、散布穴42に対応させた位置に調整穴44を設けるとともに、その調整穴44と散布穴42とのオーバーラップ状態を調整することによって、散布量を調整できるようになっている。このシャッター43の左右両端近傍には、下方に向けて突出する当接部45が設けられており、また、これに対応して、それぞれの当接部45の内側に当接するレバー52を設けている。なお、ここで「内側」とは、それぞれの当接部45の方向に向かう側を「内側」としている。このレバー52は、一端側が前方側のフレーム6に設けられた支持部61に回動可能に支持されており、他端側である作動端53との略中間位置をシャッター43の当接部45に当接させることによって、内側から引っ張り力を作用させるようにしている。一方、このように設けられた左右のレバー52の作動端53には、一本の棒状の連結部材54が連結されており、フレーム6に固定された油圧シリンダー55の作用によって一方のレバー52の作動端53側を進退させ、これによって、連結部材54を軸方向に沿って移動させて他方側のレバー52も同時に回動させるようにしている。
【0019】
次に、このように構成された散布装置1の散布穴42の調整方法について説明する。
【0020】
まず、散布穴42を全閉状態にしておく場合は、図4(a)に示すように、油圧シリンダー55のピン56を引いた状態にし、これによって、油圧シリンダー55側のレバー52の作動端53を内側(図面左側)に移動させる。すると、このレバー52は、回動端51を中心として左側に回動し、シャッター43の当接部45と僅かに離間して押圧状態を解除させる。このとき、連結部材54は、油圧シリンダー55の作用によって左側に移動し、他端側のレバー52の作動端53を外側(図面左側)に移動させるようになる。すると、回動端51を中心としてレバー52が外側(左側)に回動し、レバー52の中央位置で当接部45の内側を押圧させ、テコの原理によってシャッター43を左側に押すようになる。すると、シャッター43が左方向にスライドして散布穴42の位置をシャッター43で塞いで全閉状態とすることができる。すなわち、シャッター43の上流側から引っ張ることによってシャッター43をスライドさせて全閉状態とする。
【0021】
一方、散布穴42を開ける方向にスライドさせる場合は、図4(b)に示すように、油圧シリンダー55のピン56を突出させ、これによって、油圧シリンダー55側のレバー52の作動端53を外側(図面右側)に押圧させる。すると、レバー52は、回動端51を中心として外側(右側)に回動し、シャッター43の当接部45の内側を押圧して、内側から引っ張り力を作用させるようになる。このとき、連結部材54はレバー52の回動に伴って右側に移動し、これによって、反対側のレバー52の作動端53を右側に回動させ、当接部45への当接状態を解除させる。すなわち、シャッター43のスライド方向の上流側からシャッター43を引っ張ることで、シャッター43をスライドさせ、散布穴42と調整穴44とをオーバーラップさせて全開状態とする。
【0022】
このように、肥料を収容することのできる肥料用ホッパー4と、この肥料用ホッパー4の下方に設けられた複数の散布穴42と、当該散布穴42の開口面積を調整するシャッター43と、当該シャッター43をスライドさせる駆動手段5とを備えてなる散布装置1において、前記駆動手段5を用いて、前記シャッター43の一端側を引っ張ることでシャッター43を当該一端側の方向にスライドさせ、前記シャッター43の他端側を引っ張ることでシャッター43を当該他端側にスライドさせるようにしたので、シャッター43のスライド時に大きな抵抗が生じた場合であっても、シャッター43が座屈するようなことがなくなる。また、両端側でシャッター43を引っ張るための力を作用させるので、従来のように中央部分に駆動手段などを設ける必要がなくなり、中央部分にも定ピッチで散布穴42を設けることができるようになる。
【0023】
また、駆動手段5として、前記シャッター43の両端側に突出した当接部45を設けるととともに、前記レバー52を連結する連結部材54を設け、一方向にシャッター43をスライドさせる際には、連結部材54を当該一方向にスライドさせて一端側に設けられた当接部45にレバー52を当接させて押圧させるとともに、他端側に設けられたレバー52と当接部45の押圧状態を解除し、逆方向にシャッター43をスライドさせる際には、連結部材54を当該逆方向にスライドさせて、他端側に設けられた当接部45をレバー52で押圧させるとともに、前記一端側に設けられたレバー52と当接部45の押圧状態を解除するような機構を用いるようにしたので、連結部材54によって左右両側のレバー52と当接部45の押圧状態と離間状態を同時に作用させることができるようになる。
【0024】
<第二の実施の形態>
【0025】
次に、第二の実施の形態について説明する。上記第一の実施の形態では、シャッター43の両端に設けられた当接部45にレバー52を内側から当接させてシャッター43をスライドさせるようにしているが、この実施の形態では、図5に示すように、レバー52の略中央部分に長穴52aを設け、その長穴52aにシャッター43の突状の当接部45を擦動可能に位置させて引っ張り力を作用させるようにしたものである。なお、本実施の形態において、同じ符号を付したものは、第一の実施の形態と同じ構成を有するものとして説明を省略する。
【0026】
この実施の形態では、図5に示すように、レバー52の略中央に長手方向に沿った長穴52aを設け、そこにシャッター43の当接部45を位置させるようにしている。この長穴52aの長手方向の寸法としては、レバー52の回動によって当接部45が長穴52a内で移動できるような長さに設定しておき、また、短手方向の寸法としては、シャッター43が熱や変形などによって伸びた場合であっても、その伸びを吸収できるような僅かな隙間を設けるようにしておく。
【0027】
そして、このような構成によってシャッター43をスライドさせて全閉状態にする場合(図5(a))、同様に、油圧シリンダー55のピン56を引き、これによって、油圧シリンダー55が設けられている側のレバー52の作動端53を図面左側に引く。すると、左右のレバー52は、連結部材54を介して作動端53が左方向に回動し、このとき、移動方向の上流側(油圧シリンダー55が設けられている側と逆側)のレバー52の長穴52aに当接部45が当接して、シャッター43を上流側に引っ張る力が作用する。また、このとき、下流側のレバー52の長穴52aにも当接部45が当接するようにしておけば、下流側からもシャッター43を押すようにすることができ、引っ張り力だけによるシャッター43の伸びや変形などを防止することができるようになる。
【0028】
また、逆に、シャッター43をスライドさせて全開状態にしておく場合(図5(b))、同様に、油圧シリンダー55のピン56を伸ばし、これによって、油圧シリンダー55が設けられている側のレバー52の作動端53を図面右側に移動させる。すると、左右のレバー52は、連結部材54を介して作動端53が右方向に回動し、移動方向の上流側(油圧シリンダー55が設けられている側)のレバー52の長穴52aに当接部45が当接して、シャッター43を上流側に引っ張り力が作用する。また、このとき、下流側のレバー52の長穴52aにも当接部45が当接するようにしておけば、下流側からもシャッター43を押すようにすることができ、引っ張り力だけによるシャッター43の伸びなどを防止することができるようになる。
【0029】
なお、このように上流側からの引っ張り力をアシストするように下流側から押圧するようにすれば、引っ張り力だけを作用させる場合に比べて、シャッター43に局所的に負担を軽減してシャッター43の伸びや変形などを防止することができる。一方、その反面、引っ張り力と押圧力とを同じ状態にしておかなければ、シャッター43に座屈や伸延を生じてしまう可能性がある。このため、これらの座屈や伸延などを生じさせないように、それぞれの力が等しくなるように調整できるような調整機構を設けるか、あるいは、その座屈や伸延を吸収できるようなあそびを設けるようにしておくことが好ましい。このような調整機構としては、連結部材54とレバー52の連結部分の長穴に設けられたネジの取り付け位置を調整する方法などが考えられる。
【0030】
このように両端側に引っ張り力と押圧力を同時に作用させることができれば、座屈を生じさせることなくシャッター43をスライドさせることができるようになる。
【0031】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
【0032】
例えば、上記実施の形態では、シャッター43に突状の当接部45を設けてレバー52を当接させるようにしたが、逆に、シャッター43の両端に穴を設けるとともに、その穴に収納される突状の部材をレバーに設け、レバーを回動させることによってシャッター43の穴に当接させて引っ張り力を作用させるようにしてもよい。この場合、本発明との関係において、シャッター43の両端に設けられた穴の縁が当接部に該当することになる。
【0033】
また、上記実施の形態では、一つの油圧シリンダー55によって左右両側のレバー52を回動させるようにしたが、左右両側に油圧シリンダーやモーターなどの駆動部を配置し、スライド方向の上流側の駆動部のみを作用させて引っ張り力を作用させるようにしてもよい。
【0034】
さらに、上記実施の形態では、シャッター43の突状の当接部45にレバー52を当接させ、そのレバー52を回動させることによってシャッター43をスライドさせるようにしているが、油圧シリンダー55などの駆動部を直接シャッター43の当接部45に接続して引っ張り力のみを作用させるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0035】
1・・・散布装置
2f、2b・・・ローラー
3・・・種子用ホッパー
31・・・シュート
4・・・肥料用ホッパー
41・・・アジテーター
42・・・散布穴
43・・・シャッター
44・・・調整穴
45・・・当接部
5・・・駆動手段
51・・・回動端
52・・・レバー
53・・・作動端
54・・・連結部材
55・・・油圧シリンダー
56・・・ピン
6・・・フレーム
61・・・支持部
7・・・混合部
図1
図2
図3
図4
図5
図6