【実施例】
【0570】
実施例Aの製造
スキーム1
【0571】
【化64】
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化合物2
1,2−ジクロロエタン(15mL)中の化合物1(リトナビル)(1.8g、2.5ミリモル)の溶液に、1,1’−チオカルボニルジイミダゾール(890mg、5.0ミリモル)を添加した。混合物を6時間75℃で加熱し、そして25℃に冷却した。減圧下に蒸発させ白色固体を得た。フラッシュカラムクロマトグラフィー(固定相:シリカゲル、溶離剤:EtOAc)による精製により、化合物2(1.6g)を得た。m/z:831.1(M+H)
+。
【0572】
実施例A
トルエン(130mL)中の水素化トリブチルスズ(0.78mL、2.9ミリモル)の還流溶液に、30分間かけてトルエン(30mL)中の化合物2(1.6g、1.9ミリモル)及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(31mg、0.19ミリモル)の溶液を添加した。混合物を6時間115℃で加熱し、そして25℃に冷却した。トルエンを減圧下に除去した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(固定相:シリカゲル、溶離剤:ヘキサン/EtOAc=1/10)による精製により実施例A(560mg)を得た。m/z:705.2(M+H)
+。
【0573】
【数1】
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実施例Bの製造
スキーム2
【0574】
【化65】
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実施例B
ジクロロメタン(4mL)中の化合物1(リトナビル)(98mg、0.136ミリモル)の溶液にデスマーチンペルヨージナン(61mg、0.143ミリモル)を添加した。混合物を6時間室温で攪拌した。次に混合物をジクロロメタンと食塩水との間に分配し、ジクロロメタン層を分離し、乾燥し、蒸発乾固させた。Combiflash(登録商標)(固定相:シリカゲル;溶離剤:40〜80%EtOAc/ヘキサン勾配)による精製により白色固体として実施例Bを得た。実施例BをMeOH/ヘキサンを用いた磨砕により更に精製し、白色固体83mgを得た。m/z:719(M+H)
+。
【0575】
実施例Cの製造
スキーム3
【0576】
【化66】
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化合物3
化合物3は全ての目的のために参照により全体が本明細書に組み込まれるJ.Med.Chem.1998,41,602の操作法に従って製造した。
【0577】
化合物4
フラスコに室温でシクロプロピルアミン(8.2mL、117.8ミリモル)を添加した。MeCN(8.5mL)中の化合物3(1g、4.71ミリモル)の溶液を5分間かけて滴下することにより得られた透明の黄色溶液を一夜室温で放置した。揮発性物質を真空下に除去し、得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶離、0〜50%EtOAc/ヘキサン)により精製し、黄色液体として0.65g(70%)の4を得た(LC/MSm/z197(M+H)
+;218(M+Na)
+)。
【0578】
スキーム4
【0579】
【化67】
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化合物5
化合物5はAldrichから購入するか、又は全ての目的のために参照により全体が本明細書に組み込まれるJ.Org.Chem.1994,59,1937の操作法に従って製造した。
【0580】
化合物6
室温のDCM(3mL)中の化合物4の溶液に5(0.1mL、0.695ミリモル)を添加した。得られた透明の溶液を2時間室温で放置した。溶媒を真空下に除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶離、0〜50%EtOAc/ヘキサン)を用いて直接クロマトグラフィーに付し、無色ガラス状物として0.218g(89%)の6を得た(LC/MSm/z354(M+H)
+;729(2M+Na)
+)。
【0581】
化合物7
化合物6を室温でTHF(5mL)中に溶解し、LiOH(H
2O中1M)を添加した。次に得られた反応混合物を1.5時間激しく攪拌した。反応混合物を1MHClでpH3まで酸性化した(pH試験紙を用いてモニタリング)。次に酸性化した反応混合物をEtOAcで数回抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上に乾燥し、真空下に濃縮し、無色フィルム状物として0.20g(定量的収率)の7を生成した(LC/MSm/z340(M+H)
+)。この物質は更に精製することなく使用した。
【0582】
スキーム5
【0583】
【化68】
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実施例C
化合物7(0.034g、0.100ミリモル)及び8(0.034g、0.083ミリモル)を室温でTHF(2mL)中に希釈した。得られた溶液にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.022mL、0.125ミリモル)、EDC(0.018mL、0.099ミリモル)及びHOBt(0.013g、0.099ミリモル)を添加した。次に溶液を室温で一夜放置した。溶媒を真空下に除去し、残留物をMeCN(0.5mL)に溶解し、AcrodiscLC13PVDFフィルター(0.45μM)を通過させた後に分取HPLCにより精製し、羽毛状の白色固体として実施例C0.043g(71%)を得た。
【0584】
【数2】
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実施例D−Iの製造
スキーム6
【0585】
【化69】
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化合物9
化合物9はJ.Med.Chem.1998,41,602の操作法に従って製造した。
【0586】
化合物10
化合物10の構造はJ.Med.Chem.1998,41,602の操作法に従って製造した。
【0587】
化合物11
化合物11はAldrichから購入するか、J.Org.Chem.1994,59,1937の操作法に従って製造した。
【0588】
化合物12
方法1:THF(2mL)中の化合物9(0.8ミリモル)の溶液に化合物10のカーバメート(0.6ミリモル)、次いでDMAP(16mg)及びトリエチルアミン(0.25mL)を添加した。得られた混合物を2時間70℃で加熱し、そしてEtOAcで希釈した。有機層を分離し、飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄し、次に減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、1/1〜1/3ヘキサン/EtOAc勾配)により残留物を精製することにより構造12の化合物を得た。
【0589】
方法2:CH
2Cl
2(2mL)中の化合物9(2.4ミリモル)の溶液に化合物11のイソシアネート(2ミリモル)を添加した。得られた混合物を4時間攪拌し、濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/EtOAc1/1〜1/3)により残留物を精製することにより化合物12の構造を得た。
【0590】
化合物13
ジオキサン(8mL)及び水(8mL)中の化合物12(1.8ミリモル)の構造の溶液に、水酸化ナトリウム(3.6ミリモル)を添加した。得られた反応混合物を1時間攪拌し、ジオキサン中HCl(3.6ミリモル)で酸性化した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機層を無水MgSO
4で乾燥した。乾燥した有機層を濃縮することにより化合物13の構造を得た。
【0591】
スキーム7
【0592】
【化70】
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化合物16
DCM(40mL)中の化合物15(Molekulaより入手)(17ミリモル)の溶液に化合物14(19ミリモル)、次いでトリエチルアミン(26ミリモル)を添加した。得られた反応混合物を12時間攪拌し、減圧下に濃縮した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。溶媒を減圧下に除去した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離剤:ヘキサン/EtOAc=1/1)により残留物を精製することにより化合物16(4.7g)を得た。
【0593】
スキーム8
【0594】
【化71】
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化合物17
化合物17は全ての目的のために参照により全体が本明細書に組み込まれるTetrahedron1997,53,4769の操作法に従って製造した。
【0595】
化合物18
化合物18は全ての目的のために参照により全体が本明細書に組み込まれるJ.Org.Chem.1987,52,3759の操作法に従って製造した。
【0596】
化合物19
THF(200mL)中の化合物18(7.4ミリモル)の懸濁液を透明な溶液が得られるまで還流下に加熱した。溶液を−78℃に冷却し、そしてn−ブチルリチウム(14.8ミリモル)を滴下することによりスルホン18のジアニオンの溶液を得た。
【0597】
0℃のDIBAL−H溶液(7.8ミリモル)に、THF(5mL)中のMeOH(7.8ミリモル)の溶液を添加した。混合物を5分間攪拌し、そして−78℃に冷却した。THF(5mL)中の化合物17(6.6ミリモル)の溶液を上記DIBAL−H/MeOH溶液に添加し、得られた反応混合物を更に5分間攪拌した。得られたアルデヒド複合体の溶液をスルホン18のジアニオンの溶液に移した。得られた混合物を−78℃で30分間攪拌し、NH
4Clの水溶液でクエンチングし、そして25℃に加温した。次に混合物をEtOAcで抽出し、濃縮し、ジアステレオマーの混合物として化合物19を得た(m/z737.3(M+Na)
+。
【0598】
実施例20
DCM(20mL)中の化合物19の溶液に、Ac
2O(1.5mL)、次いでピリジン(3mL)を添加した。得られた混合物を12時間攪拌し、そして濃縮した。濃縮物をMeOH(30mL)に溶解し、0℃に冷却した。NaH
2PO
4(4.9g)、次いで新しく調製したNa−Hg(6%、6g)を溶液に添加した。得られた混合物を25℃に加温し、そして12時間攪拌した。次に水(50mL)を添加し、混合物を濾過し、そして濃縮した。濃縮液をEtOAcで希釈し、食塩水で洗浄した。有機層を濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離剤:ヘキサン/EtOAc=10/1)により精製し、化合物20(1.4g)を得た。
【0599】
化合物21
−33℃の液体アンモニア(25mL)に、THF(25mL)中の化合物20(1.4g)の溶液を添加した。溶液の青色が持続するようになるまでナトリウムを緩徐に添加した。得られた混合物を1時間攪拌した。次に固体のNH
4Cl(6g)を緩徐に添加し、混合物を25℃に加温し、そしてアンモニアを蒸発させた。混合物をEtOAcで希釈し、水及び食塩水で順次洗浄した。溶媒を減圧下に除去した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離剤:ヘキサン/EtOAc=5/1)で精製することにより化合物21(1.15g)を得た。
【0600】
化合物22
MeOH(20mL)中の化合物21(1.15g)及び10%Pd/C(160mg)の混合物を12時間水素化した。セライトを添加し、得られた混合物を5分間攪拌した。次に混合物を濾過し、濃縮して、中間体(1g)を得た。中間体(700mg)をDCM(20mL)及びTFA(4mL)に溶解し、得られた混合物を4時間攪拌し、次に減圧下に濃縮した。濃縮した混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。洗浄したEtOAc混合物を濃縮することにより化合物22(420mg)を得た。
【0601】
化合物8
CH
3CN(16mL)中の化合物22(1.57ミリモル)の溶液に化合物16(1.57ミリモル)、次いでジイソプロピルエチルアミン(3.14ミリモル)を添加した。得られた混合物を12時間攪拌した。次に混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。逆相HPLC(Phenomenex
Synergi(登録商標)Comb−HTSカラム、溶離剤:水中25%〜100%CH
3CN)による精製により、化合物8(460mg)を得た。
【0602】
実施例D
THF(1mL)中の化合物13a(R=H;0.08ミリモル)及び化合物8(0.06ミリモル)の溶液に、HOBt(15mg)、EDC(26mg)及びジイソプロピルエチルアミン(0.25mL)を添加した。混合物を12時間攪拌し、そして濃縮した。逆相HPLC(Phenomenex Synergi(登録商標)Comb−HTSカラム、溶離剤:水中25%〜100%CH
3CN)による精製により、実施例D(27mg)を得た。m/z663.1(M+H)
+。
【0603】
【数3】
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実施例E
実施例Eは、化合物13aの代わりに化合物13bを使用した以外は実施例D(30mg)に関する操作法に従って製造した。m/z677.1(M+H)
+。
【0604】
実施例F
実施例Fは、化合物13aの代わりに化合物13cを使用した以外は実施例D(40mg)に関する操作法に従って製造した。m/z691.2(M+H)
+。
【0605】
【数4】
[この文献は図面を表示できません]
実施例G
実施例Gは、化合物13aの代わりに化合物13dを使用した以外は実施例D(84mg)に関する操作法に従って製造した。m/z783.2(M+H)
+。
【0606】
実施例H
実施例Hは、化合物13aの代わりに化合物13eを使用した以外は実施例D(90mg)に関する操作法に従って製造した。m/z763.2(M+H)
+。
【0607】
実施例I
実施例H(24mg)をTFA(2mL)に溶解し、混合物を12時間攪拌し、次に濃縮した。逆相HPLC(Phenomenex Synergi(登録商標)Comb−HTSカラム、溶離剤:水中25%〜100%CH
3CN)による精製により、実施例I(14mg)を得た。m/z707.2(M+H)
+。
【0608】
【数5】
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実施例Iの製造
スキーム9
【0609】
【化72】
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実施例J
化合物23は化合物11の代わりにメチル3−イソシアナトプロピオネートを使用した以外は化合物13に関する操作法に従って製造した。
【0610】
実施例Jは化合物13aの代わりに化合物23を使用した以外は実施例D(37mg)に関する操作法に従って製造した。m/z677.2(M+H)
+。
【0611】
実施例Kの製造
スキーム10
【0612】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
実施例K
化合物3a
化合物5aは全ての目的のために参照により全体が本明細書に組み込まれるSynthesis823,1976の文献操作法に従って製造した。
【0613】
化合物3b
THF(10mL)中の化合物3a(700mg、3.9ミリモル)の溶液に、水(69μL、3.9ミリモル)、次いでトリフェニルホスフィン(1.06g、4.0ミリモル)を添加した。混合物を12時間攪拌した。溶媒を除去し、混合物を乾燥し、得られた化合物3bを更に精製することなく次の工程に使用した。
【0614】
化合物3c
0℃のCH
2Cl
2(2mL)中のトリホスゲン(110mg、0.37ミリモル)の溶液に、30分間かけてCH
2Cl
2(3.5mL)中の化合物3b(1ミリモル)及びiPrNEt
2(0.38mL、2.2ミリモル)の溶液を添加した。混合物を30分間攪拌し、CH
2Cl
2(2mL)中のアミノN−メチルロイシンメチルエステル塩酸塩(182mg、1ミリモル)及びiPrNEt
2(0.34mL、2.2ミリモル)の溶液を添加した。混合物を12時間攪拌し、EtOAcで希釈した。溶液を飽和Na
2CO
3(2x)、水(2x)、及び食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮し、そしてシリカゲルフラッシュカラムを用いた精製により、化合物5c(300mg)を得た。
【0615】
化合物3d
化合物3dは化合物12の代わりに化合物3cを使用した以外は化合物13に関する操作法に従って製造した。
【0616】
実施例K
実施例Kは、化合物13aの代わりに化合物3dを使用した以外は実施例D(7mg)に関する操作法に従って製造した。m/z705.2(M+H)
+。
【0617】
【数6】
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実施例Lの製造
スキーム11
【0618】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
実施例L
CH
3CN(16mL)中の化合物22(1.57ミリモル)の溶液に化合物16(3.14ミリモル)、次いでトリエチルアミン(4.71ミリモル)を添加した。得られた混合物を12時間攪拌した。混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。溶媒を減圧下に除去した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離剤:ヘキサン/EtOAc=1/1)による残留物の精製により、実施例L(460mg)を得た。m/z551.2(M+H)
+。
【0619】
【数7】
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化合物22の別法による製造
スキーム12
【0620】
【化75】
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化合物25
化合物25はD異性体の代わりにL異性体を製造した以外はJ.Org.Chem.1996,61,444(参照により全体が本明細書に組み込まれる)に記載された文献操作法に従って製造した。
【0621】
化合物26
THF(260mL)中の化合物25(7.4g)及び1,1’−チオカルボニルジイミダゾール(4.5g)の混合物を54時間65℃で加熱した。溶媒を減圧下に混合物より除去した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/EtOAc=1/1)による精製により化合物26(7.33g)を得た。
【0622】
化合物27
化合物26(7.3g)及びトリエチルフホスファイト(100mL)の混合物を4時間160℃で加熱した。過剰な試薬を減圧下に除去した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/EtOAc=3/1)による精製により化合物27(5g)を得た。
【0623】
化合物22
i−PrOH/EtOAc(5mL/5mL)中の化合物27(250mg)の混合物を10%Pd/C(75mg)の存在下に14時間水素化した。セライトを混合物に添加し、そして混合物を5分間攪拌した。溶媒の濾過及び蒸発により化合物22(116mg)を得た。
【0624】
当業者の知る通り、スキーム12に示した操作法を用いることにより化合物22に類似した種々の1,4−置換1,4−ジアミンを製造できる。例えば、化合物25に類似したアミン保護2,3−ジヒドロキシ−1,4−ジアミン:
【0625】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、L
3、A、Ar、及びPは本明細書に定義する通りであり、そして保護基「P」は全ての目的のために参照により全体が本明細書に組み込まれるProtective
Groups in Organic Synthesis、Theodora W.Greene及びPeter G.M.Wuts(John Wiley&Sons、Inc.、New York、1999、ISBN0−471−16019−9)に記載された何れかのアミン保護基である]を製造することができる。次に化合物25の類縁体をスキーム12に示した方法に従って変換することにより化合物26の類縁体:
【0626】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
、化合物27の類縁体:
【0627】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
、及び化合物22の類縁体;
【0628】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
を形成できる。
【0629】
実施例M及びNの製造
スキーム13
【0630】
【化80】
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化合物29
化合物28は化合物4の代わりに化合物9を使用した以外は化合物6を製造するために使用した操作法(スキーム4に記載)と同様にして製造した。
【0631】
室温のTHF(9mL)中の化合物28(0.757g、2.31ミリモル)の溶液に新しく製造した1MLiOH(4.6mL、4.6ミリモル)を添加した。1.5時間の後、1MHCl(7mL、7ミリモル)を添加し、反応混合物をEtOAc(5x15mL)で十分に抽出した。合わせた有機層を無水Na
2SO
4上に乾燥し、そして揮発性物質を真空下に除去することにより無色ガラス状固体として得られた0.677g(93%)の化合物29(LC/MSm/z314.0(M+H)
+)を更に精製することなくその後の操作法において使用した。
【0632】
スキーム14
【0633】
【化81】
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化合物30
化合物30はAldrich Chemical Co.から購入し、更に精製することなく使用した。
【0634】
化合物31
MeOH(50mL)中の化合物30(8.25g、80ミリモル)の溶液に、ベンズアルデヒド(8.1mL、80ミリモル)を添加し、得られた溶液を室温で攪拌した。2時間の後、反応混合物を0℃に冷却し、そしてNaBH
4(3.33g、88ミリモル)を少しずつ添加した。2時間かけて反応混合物を室温に戻した後、氷酢酸(2mL)を添加した。得られた粘稠な溶液を真空下に濃縮した。EtOAc及びH
2Oを(各々50mL)を添加し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3溶液、食塩水で洗浄し、真空下に濃縮した。得られた物質を室温においてTHF(25mL)及びH
2O(25mL)に溶解し、そしてBoc
2O(15.1g、69.2ミリモル)を添加することにより得られた不透明の懸濁液を室温で2時間激しく攪拌した。THFを真空下に除去し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上に乾燥し、真空下に濃縮した。SiO
2上のクロマトグラフィー(3/1Hex/EtOAC)により無色油状物として18.5g(79%)の化合物31を得た(LC/MSm/z293.9(M+H)
+。
【0635】
化合物32
化合物31(5.95g、20.3ミリモル)及びEt
3N(9.9mL、71ミリモル)をDMSO(65mL)中に希釈し、30分間室温においてエージングした後、0℃に冷却した。ピリジン・SO
3を一回で添加し、反応混合物を5℃に維持することにより凍結を防止した。45分後、反応混合物を氷水に注ぎ込み、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3、H
2Oで洗浄し、無水MgSO
4上に乾燥した後、真空下に濃縮(バス温度25℃)することにより透明黄色油状物として得られた4.39g(74%)の化合物32を更に精製することなく使用した。
【0636】
【数8】
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化合物34
THF(500mL)中の化合物33(6.23g、16.6ミリモル)の懸濁液を均質な溶液が得られるまで還流下に加熱した。溶液を−78℃に冷却し、1.6Mn−BuLi(19.7mL、31.5ミリモル)を導入することにより、透明黄色溶液を生成した。その間、THF(8mL)中にDIBAL−H(ヘキサン中1M、18.1mL、18.1ミリモル)を希釈し、そして0℃に冷却した後にMeOH(0.73mL、18.1ミリモル)を添加することによりDIBAL−OMeを製造した。この溶液をエージングする間、化合物32(4.39g、15,1ミリモル)をTHF(15mL)中に希釈し、そして−78℃に冷却した。DIBAL−OMe溶液を化合物32の溶液に挿管し、そして5分間エージングした後にイオウジアニオン溶液に挿管した。得られた透明黄色溶液を1時間−78℃でエージングさせた。反応は−78℃の飽和NH
4Cl(100mL)の添加によりクエンチングし、そして室温に戻した。全ての沈澱固体が溶解するまで水を添加し、層を分離させた。THF層を真空下に濃縮しながら、水層をEtOAcで抽出した。再結合した有機層を食塩水で洗浄し、得られた乳液を均質な二層が形成されるまで固体NaOHで処理した。水層をEtOAcで抽出し、合わせた有機物を無水Na
2SO
4上に乾燥した。真空下に濃縮することにより不定形白色固体として得られた9.57g(95%)の化合物34(LC/MSm/z:689.3(M+Na)
+)を更に精製することなくその後の操作法において使用した。
【0637】
化合物35
粗製の化合物34をCH
2Cl
2(65mL)に懸濁し、その後ピリジン(6.7mL、83ミリモル)及び無水酢酸(3.5mL、36.5ミリモル)を添加した。得られた溶液を一夜室温でエージングした。MeOH(6mL)を添加し、そして10分後、反応系を食塩水に注ぎ込んだ。水を添加することにより形成された二層を分離し、水層をCH
2Cl
2で反復して抽出した。合わせた有機層を無水MgSO
4上に乾燥し、真空下に濃縮し、得られた白色固体8.95g(88%)を即座にMeOH(100mL)中に溶解した。Na
2HPO
4(11.4g、80.3ミリモル)を添加し、得られたスラリーを0℃に冷却した後、Na−Hg(6%、14.5g、37.8ミリモル)を少しずつ添加した。一夜室温でエージングした後、H
2O(30mL)を添加し、反応系をセライトパッドで濾過した。MeOHを真空下に除去し、水性の残留物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上に乾燥し、そして真空下に濃縮することにより得られた黄色油状物をSiO
2上のクロマトグラフィー(0〜15%EtOAc/ヘキサン)で精製することにより無色油状物として2.14g(34%)の化合物35を得た(LC/MSm/z:531.2(M+Na)
+)。
【0638】
化合物36
化合物35(1.73g、3.4ミリモル)をMeOH(7.5mL)中に希釈し、10%Pd/C(0.36g、0.34ミリモル)を添加した。雰囲気をH
2バルーンに交換し、反応混合物を室温でエージングさせた。2時間後、反応混合物をセライトパッドで濾過し、濾液を数回MeOHで洗浄し、そして合わせた有機層を真空下に濃縮し、無色油状物として得られた1.45g(83%)の化合物36(LC/MSm/z:533.2(M+Na)
+)を更に精製することなくその後の操作法において使用した。
【0639】
化合物37
化合物36(0.528g、1.03ミリモル)をTHF(3mL)に希釈し、液体アンモニア(約20mL)に−35℃で添加した。青色が持続するようになるまでNa小片を添加した。1.5時間の後、残存するNaが破壊されるまで少しずつ固体のNH
4Clを添加し、そしてアンモニアを雰囲気温度において散逸させた。水及びEtOAc(各々20mL)を添加し、そして、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4上に乾燥し、真空下に濃縮し、不定形白色固体として得られた0.395g(91%)の化合物37を更に精製することなくその後の操作法において使用した(LC/MSm/z:421.1(M+H)
+;443.2(M+Na)
+)。
【0640】
化合物38
化合物37(0.362g、0.861ミリモル)をCH
2Cl
2(3.2mL)中に希釈した。トリフルオロ酢酸(0.8mL)を添加し、透明な溶液を一夜エージングさせた。真空下に濃縮した後、残留物を数回トルエンと共沸し、残存するTFAを除去した。無色油状物として収集された化合物38のビストリフルオロアセテート塩0.382g(99%)を更に精製することなく使用した(LC/MSm/z:221.1(M+H)
+)。
【0641】
スキーム15
【0642】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
化合物39及び40
化合物38(0.382g、0.852ミリモル)をMeCN(10mL)中に希釈し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.60mL、3.41ミリモル)、次いでMeCN(1.5mL)中の化合物16の溶液を添加した。透明黄色溶液を4時間室温でエージングさせ、揮発性物質を真空下に除去した。残留物を3/1CHCl
3/IPA(v/v、13mL)中に溶解し、飽和Na
2CO
3(3mL)で処理した。得られた懸濁液をH
2O(3mL)で希釈し、水層を3/1CHCl
3/IPAで十分に抽出した。合わせた有機層を無水Na
2SO
4/無水Na
2CO
3の3/2(w/w)混合物上に乾燥し、真空下に濃縮した。SiO
2上のクロマトグラフィー(0〜20%MeOH/CH
2Cl
2)により無色フィルム状物としての0.043g(14%)の化合物39(LC/MSm/z:362.1(M+H)
+)及び無色フィルム状物としての0.105g(34%)の化合物40(LC/MSm/z:362.1(M+H)
+)を得た。
【0643】
実施例M
フラスコに化合物39(0.048g、0.133ミリモル)を入れ、そして化合物29をTHF中の0.2M溶液(0.8mL、0.160ミリモル)として添加した。THF(1mL)、次いでDIPEA(0.026mL、0.145ミリモル)、HOBt(0.022g、0.160ミリモル)そして最後にEDC(0.028mL、0.160ミリモル)を添加した。透明な無色の溶液を一夜エージングさせた。揮発性物質を真空下に除去し、残留物をSiO
2上のクロマトグラフィー(0〜20%MeOH/CH
2Cl
2)に付した。所望の化合物を含有する画分を真空下に濃縮し、そして分取用LC/MS精製に付し、無色フィルム状物として実施例M0.018g(20%)を得た(LC/MSm/z:657.2(M+H)
+)。
【0644】
【数9】
[この文献は図面を表示できません]
実施例N
実施例Nは以下の試薬、即ち:化合物40(0.055g、0.152ミリモル);化合物29(0.92mLの0.2MTHF溶液、0.183ミリモル);THF(1mL);DIPEA(0.040mL、0.228ミリモル);HOBt(0.025g、0.182ミリモル);EDC(0.032mL、0.182ミリモル)を用いながら、実施例Mを製造するために使用した操作法と同様にして製造した。実施例N0.087g(87%)を無色フィルムとして単離した(LC/MSm/z:657.2(M+H)
+)。
【0645】
【数10】
[この文献は図面を表示できません]
実施例O及びPの製造
スキーム16
【0646】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
化合物41
化合物41はJ.Org.Chem.1996,61,444−450に記載の操作法に従って製造した。
【0647】
化合物42
THF(60mL)中の化合物41(1.73g、3ミリモル)及び1,1’−チオカルボニルジイミダゾール(1.14g、6.1ミリモル)の混合物を72時間65℃に加熱した。溶媒を減圧下に除去した。混合物をEtOAcで希釈し、順次1NHCl、水、及び食塩水で洗浄し、そしてMgSO
4上に乾燥した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/EtOAc=1/1)による精製により化合物42(980mg)を得た。m/z:611.1(M+H)
+。
【0648】
化合物43
化合物42(980mg)及びトリエチルホスファイト(10mL)の混合物を14時間160℃で加熱した。過剰な試薬を減圧下に除去した。ヘキサン(11mL)及びEtOAc(3.6mL)の混合物から再結晶させることにより化合物57(580mg)を得た。m/z:557.3(M+Na)
+。
【0649】
化合物44
i−PrOH/EtOAc(12mL/12mL)中の化合物43(580mg)の混合物を10%Pd/C(200mg)の存在下に24時間高圧(100psi)下に水素化した。セライトを添加し、混合物を5分間攪拌した。濾過及び蒸発により化合物44(285mg)を得た。m/z:269.1(M+H)
+。
【0650】
当業者の知る通り、スキーム16に示した操作法を用いることにより化合物44に類似した種々の1,4−置換1,4−ジアミンを製造できる。例えば、化合物41に類似したアミン保護2,3−ジヒドロキシ−1,4−ジアミン:
【0651】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、L
3、A、Ar、及びPは本明細書に定義する通りであり、そして保護基「P」はProtective Groups in Organic Synthesis、Theodora W. Greene及びPeter G.M.Wuts(John
Wiley&Sons、Inc.、New York、1999、ISBN0−471−16019−9)に記載された何れかのアミン保護基である]を製造することができる。次に化合物41の類縁体をスキーム16に示した方法に従って変換することにより化合物42の類縁体:
【0652】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
、化合物43の類縁体:
【0653】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
、及び化合物44の類縁体;
【0654】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
を形成できる。
【0655】
やはり当然ながら、示したもの以外の立体化学的配置(即ちエナンチオマー又はジアステレオマー)も、キラル中心における適切な立体化学的配置を有する化合物41の類縁体の選択により、製造することができる。
【0656】
スキーム17
【0657】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
化合物46
0℃のCH
3CN(36mL)中の化合物45(950mg、3.5ミリモル)の溶液に化合物16(892mg、3.2ミリモル)、次いでジイソプロピルエチルアミン(1.2mL、7ミリモル)を添加した。混合物を25℃で12時間攪拌した。混合物をEtOAcで希釈し、そして飽和Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、100%EtOAc〜CH
2Cl
2/MeOH=4/1)による精製により化合物46(770mg)を得た。m/z:410.1(M+H)
+。
【0658】
当業者の知る通り、スキーム17に示した操作法を用いることにより化合物46に類似した種々の化合物を製造できる。例えば、化合物44に類似した1,4−ジアミン:
【0659】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
を上記考察した通り製造することができる。
【0660】
次に化合物44の類縁体を化合物16の類縁体:
【0661】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
[式中Z
2、X、及びR
9は本明細書に定義した通りである]と反応させることにより、化合物の類縁体:
【0662】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
を形成することができる。
【0663】
やはり当然ながら、示したもの以外の立体化学的配置(即ちエナンチオマー又はジアステレオマー)も、キラル中心における適切な立体化学的配置を有する化合物44の類縁体の選択により、製造することができる。
【0664】
スキーム18
【0665】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
化合物47
化合物47はTCIから販売されている。
【0666】
化合物48
CH
2Cl
2(3mL)中の化合物9(500mg、3ミリモル)の溶液を化合物47(500mg、2.5ミリモル)に添加した。混合物を14時間攪拌した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc=1/5)による精製により化合物48(242mg)を得た。m/z:372.1(M+H)
+。
【0667】
化合物49
ジオキサン(4mL)及び水(4mL)中の化合物48(240mg、0.65ミリモル)の溶液に水酸化ナトリウム(40mg、1ミリモル)を添加した。混合物を1時間攪拌し、そしてジオキサン中4NのHCl(0.25mL、1ミリモル)で酸性化した。混合物をEtOAcで抽出し、有機層をMgSO
4上に乾燥した。濃縮して化合物49(200mg)を得た。m/z:356.2(M+H)
+。
【0668】
実施例O
THF(1mL)中の相当する酸49(30mg、0.08ミリモル)及び化合物46(22mg、0.05ミリモル)の溶液に、HOBt(15mg、0.11ミリモル)、EDC(20μL、0.11ミリモル)、及びジイソプロピルエチルアミン(0.2mL)を添加した。混合物を12時間攪拌し、そして濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc=1/5〜0/100)による精製により実施例O(17mg)を得た。m/z:749.3(M+H)
+。
【0669】
実施例P
実施例O(17mg)にTFA(2mL)を添加した。混合物を3時間攪拌し、そして濃縮した。混合物をTHF(2mL)で希釈し、そしてpH11となるまで1.0NのNaOH溶液を添加した。混合物を10分間攪拌し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を水及び食塩水で洗浄した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc)による精製により、実施例P(12mg)を得た。
【0670】
【数11】
[この文献は図面を表示できません]
実施例Q、R及びSの製造
スキーム19
【0671】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
化合物50
化合物50はChem Impex Internationalから販売されており、そして更に精製することなく使用した。
【0672】
化合物51
化合物50(7.0g、26.0ミリモル)をCH
2Cl
2(330mL)に溶解し、そして1,1−カルボニルジイミダゾール(4.22g、26.0ミリモル)、次いでi−Pr
2NEt(19mL、104ミリモル)を添加した。溶液を12時間25℃で攪拌した。化合物9(4.44g、26.0ミリモル)をCH
2Cl
220mLに溶解し、そして反応混合物に添加した。溶液を7時間25℃で攪拌した。溶媒を真空下に除去し、残留物を酢酸エチルで希釈し、水及び食塩水で洗浄した。有機層を乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し、そして蒸発させた。Combiflash(登録商標)(固定相:シリカゲル;溶離剤:66〜100%EtOAc/ヘキサン勾配)による精製により、化合物51(7.34g)を得た。m/z:429.0(M+H)
+。
【0673】
化合物52
化合物51(7.34g、17.13ミリモル)をTHF(90mL)に溶解し、1M水性LiOH(35mL)を添加した。混合物を0.5時間25℃で攪拌した。反応を1MHCl(51mL)でクエンチングし、混合物をpH2に調節した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させることにより化合物52(7.00g)を得た。回収した化合物52は更に精製することなく次の工程に使用した。m/z:415.0(M+H)
+。
【0674】
当業者の知る通り、スキーム19に示した操作法を用いることにより化合物51及び52に類似した種々の化合物を製造できる。例えば、化合物9に類似したアミンは化合物50に類似した適切なアミノエステルとの反応:
【0675】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
により化合物51に類似した化合物を形成することができ、そしてこれを更に反応させることにより化合物52に類似した化合物:
【0676】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、R
1、R
2、R
7、R
8及びYは本明細書に定義する通りである]を形成する。
【0677】
やはり当然ながら、示したもの以外の立体化学的配置(即ちエナンチオマー又はジアステレオマー)も、キラル中心における適切な立体化学的配置を有する化合物50の類縁体の選択により、製造することができる。
【0678】
実施例Q
化合物52(2.57g、6.21ミリモル)をTHF(67mL)に溶解した。化合物8(2.10g、5.13ミリモル)、次いでHOBt(1.04g、7.70ミリモル)、i−Pr
2NEt(3.67mL、20.52ミリモル)、及びEDC(1.82mL、10.26ミリモル)を添加した。混合物を12時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。フラッシュカラムクロマトグラフィー(固定相:シリカゲル;溶離剤:5%iPrOH/CH
2Cl
2)により精製することにより実施例Q(3.02g)を得た。m/z:806.2(M+H)
+。
【0679】
実施例R
実施例Q(3.02g、3.74ミリモル)を4.0NHCl/ジオキサン溶液(30mL)に懸濁し、3時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、そしてEt
2Oを反応混合物に注ぎ込んだ。得られた懸濁液を1.5時間激しく攪拌した。固体を沈殿させ、エーテル層を傾斜した。Et
2Oによる沈澱の洗浄を更に2回反復した。生成物を真空下に乾燥し、白色固体(3.18g、定量的収率)を得た。飽和水性Na
2CO
3溶液を上記固体(3.18g)に攪拌しながら固体が消失するまで添加した。水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させ、黄色泡状物として実施例Rを得た(2.44g、81%)。回収した実施例Rは更に精製することなく次の工程において使用した。m/z:706.1(M+H)
+。
【0680】
実施例S
方法I:
実施例R(1.00g、1.42ミリモル)をDMF(20mL)に溶解し、そしてブロモエチルエーテル(196μL、1.56ミリモル)を滴下し、次にNaHCO
3(0.239g、2.84ミリモル)を添加した。反応混合物を2時間25℃で攪拌した。溶液を65℃に加熱し、12時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残基をEtOAcで希釈し、水及び食塩水で順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。逆相HPLC(Phenomenex Synergi(登録商標)Comb−HTSカラム、溶離剤:5〜95%CH
3CN/水)による精製により、化合物70(580mg、53%)を得た。
【0681】
【数12】
[この文献は図面を表示できません]
【0682】
【数13】
[この文献は図面を表示できません]
方法II:
スキーム20
【0683】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
化合物54
化合物54はJ.Med.Chem.1993,36,1384(全ての目的のために参照により全体が本明細書に組み込まれる)に記載された操作法に従って製造した。
【0684】
0℃のH
2O(8.8mL)中の化合物53(0.550g、5.28ミリモル)(Sigma−Aldrich)の溶液に、NaIO
4(1.016g、4.75ミリモル)を添加した。混合物を緩徐に25℃まで戻し、そして12時間攪拌した。固体のNaHCO
3をpH7となるまで反応混合物に添加した。CHCl
3(16mL)を添加し、混合物を5分間攪拌した。混合物を濾過し、固体をCHCl
3(6mL)で洗浄した。合わせたH
2O/CHCl
3溶液を更に精製することなく次の工程に直接使用した。
【0685】
スキーム21
【0686】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
実施例S
CH
3CN(5mL)中の実施例R(70mg、0.1ミリモル)の溶液に、水(5mL)中のナトリウムシアノボロハイドライド(50mg)を添加した。上記混合物にCHCl
3/H
2O(4mL/1mL)中の化合物54のジアルデヒド(0.6ミリモル)の溶液を添加した。混合物を12時間攪拌し、飽和Na
2CO
3溶液で塩基性化した。混合物をEtOAcで抽出し、有機層を水及び食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。逆相HPLC(Phenomenex Synergi(登録商標)Comb−HTSカラム)による精製により、実施例S(57mg)を得た。
方法III
スキーム22
【0687】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
化合物55
化合物51(0.28g、0.66ミリモル)をCH
2Cl
2(4mL)に溶解し、TFA(1mL)を滴下した。反応系を1時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、化合物55(0.39g)を得た。m/z:329.0(M+H)
+。
【0688】
化合物56
CH
3CN(45mL)中の化合物55(0.39g、0.89ミリモル)の溶液に、NaBH
3CN(0.45g、7.12ミリモル)及びH
2O(45mL)を添加した。CHCl
3/H
2O(40mL)中の化合物54(0.55g、5.34ミリモル)の溶液を添加した。混合物を12時間25℃で攪拌した。飽和水性Na
2CO
3で反応混合物を塩基性化し、酢酸エチル及びジクロロメタンで順次抽出した。合わせた有機層をH
2O及び食塩水で順次洗浄し、Na
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。Combiflash(登録商標)(固定相:シリカゲル;溶離剤:0〜10%MeOH/CH
2Cl
2勾配)による精製により化合物56(0.17g)を得た。m/z:399.1(M+H)
+。
【0689】
化合物57
化合物56(377mg、0.95ミリモル)をTHF(4mL)に溶解し、1M水性LiOH(1.90mL)を添加した。混合物を1時間25℃で攪拌した。反応系を1MHClで中和した。THFを減圧下に除去し、水溶液を凍結乾燥して化合物57(365mg)を得た。物質は更に精製することなく次の工程に直接使用した。m/z:385.1(M+H)
+。
【0690】
実施例S
実施例S(185mg、57%)は化合物52の代わりに化合物57(160mg、0.42ミリモル)を使用した以外は実施例Qに関わる操作法と同様にして製造した。m/z:776.2(M+H)
+。
【0691】
当業者の知る通り、スキーム22に示した操作法を用いることにより化合物55〜57に類似した種々の化合物:
【0692】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、R
7、R
8及びYは本明細書に定義する通りである]を製造できる。
【0693】
やはり当然ながら、示したもの以外の立体化学的配置(即ちエナンチオマー又はジアステレオマー)も、キラル中心における適切な立体化学的配置を有する化合物51の類縁体の選択により、製造することができる。
方法IV
スキーム23
【0694】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
化合物59
0℃のエタノール(366mL)中の化合物122(33g、112ミリモル)(スキーム69参照)の溶液に、水(62mL)中の水酸化ナトリウム(4.7g、117ミリモル)の溶液を添加した。混合物を25℃で1時間攪拌し、溶媒を減圧下に除去した。混合物をエタノール(3x400mL)と共に同時蒸発させ、高真空下に2時間60℃で乾燥し、白色固体を得た。DMF(180mL)中の上記固体の溶液にベンジルブロミド(16.2mL、136ミリモル)を添加した。混合物を暗所16時間攪拌し、そして水(300mL)でクエンチングした。混合物をEtOAc(4x300mL)で抽出した。合わせた有機層を水(5x)及び食塩水で洗浄し、Na
2SO
4上に乾燥した。濃縮により得られた化合物59(48g)を更に精製することなく次の工程に使用した。
【0695】
化合物60
DMSO(225mL)及びEt
3N(36mL)中の化合物59(33g、74ミリモル)の混合物を30分間攪拌した。混合物を0〜10℃に冷却し、SO
3−ピリジン(45g)を添加し、攪拌を60分間継続した。氷(300g)を添加し、混合物を30分間攪拌した。EtOAc(300mL)を添加し、pHが9〜10となるまで飽和Na
2CO
3を添加した。有機層を水層から分離し、そして水層をEtOAc(2x300mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和Na
2CO
3(2x)、水(3x)、及び食塩水で洗浄した。混合物をNa
2SO
4上に乾燥し、濃縮し、得られた化合物60(32g)を更に精製することなく次の工程に直接使用した。
【0696】
化合物61
CH
3CN(325mL)中の化合物60(32g)の溶液に、反応容器周囲にウォーターバスを使用しながらモルホリン(12.9mL、148ミリモル)、次いでHOAc(8.9mL、148ミリモル)、及びNaBH(OAc)
3(47g、222ミリモル)を添加した。混合物を12時間攪拌した。CH
3CNを減圧下に除去し、混合物をEtOAc(300mL)で希釈した。pHが9〜10になるまで飽和Na
2CO
3を添加した。有機層を水層から分離し、そして水層をEtOAc(2x300mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和Na
2CO
3(2x)、水(1x)、及び食塩水(1x)で洗浄した。混合物をNa
2SO
4上に乾燥した。得られた残留物を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc〜DCM/iPrOH=10/1)で精製し、化合物61(30g)を得た。
【0697】
化合物57
0℃のエタノール(160mL)中の化合物61(26.5g、56ミリモル)の溶液に水(30mL)中の水酸化ナトリウム(2.5g、62ミリモル)の溶液を添加した。混合物を25℃で1時間攪拌し、溶媒を減圧下に除去した。混合物を水(200mL)で希釈し、CH
2Cl
2(6x100mL)で洗浄した。水層を12NHCl(5.2mL)で酸性化し、減圧下に乾燥して化合物57(22g)を得た。
【0698】
実施例S
化合物57は上記方法IIIに記載した操作法を使用して実施例Sに変換した。
【0699】
化合物T及びUの製造
スキーム24
【0700】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
実施例T
方法I
実施例Rの塩酸塩(100mg、0.13ミリモル)をCH
2Cl
2(2mL)中に懸濁し、そしてiPr
2NEt(69μL)を添加することにより溶解した。アセチルクロリド(11μL)を滴下し、混合物を4時間25℃で攪拌した。溶媒を真空下に除去した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(固定相:シリカゲル;溶離剤:8%iPrOH/CH
2Cl
2)により残留物を精製することにより、実施例T(39mg、40%)を得た。m/z:748.2(M+H)
+。
【0701】
【数14】
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方法II
飽和水性Na
2CO
3溶液を固体が消失するまで攪拌しながら実施例Rの塩酸塩(3.18g、3.46ミリモル)に添加した。水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させることにより黄色泡状物として実施例R(2.44g、81%)を得た。この物質は更に精製することなく次の工程に使用した。m/z:706.1(M+H)
+。
【0702】
実施例R(300mg、0.43ミリモル)をTHF(5.5mL)に溶解した。酢酸(37μL、0.64ミリモル)、次いでHOBt(85mg、0.64ミリモル)、iPr
2NEt(304μL、1.70ミリモル)、及びEDC(151μL、0.85ミリモル)を添加した。反応混合物を12時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物をEtOAcで希釈し、そして飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。Combiflash(登録商標)(固定相:シリカゲル;溶離剤:10%MeOH/CH
2Cl
2)による精製により実施例T(249mg、77%)を得た。m/z:748.2(M+H)
+。
【0703】
実施例U
実施例R(100mg、0.13ミリモル)をCH
2Cl
2(2mL)中に懸濁し、そしてiPr
2NEt(69μL)を添加した。メタンスルホニルクロリド(12μL)を滴下し、混合物を4時間25℃で攪拌した。溶媒を真空下に除去した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(固定相:シリカゲル;溶離剤:8%iPrOH/CH
2Cl
2)により残留物を精製することにより、実施例U(55mg、54%)を得た。m/z:784.2(M+H)
+。
【0704】
【数15】
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実施例V、W、X及びYの製造
スキーム25
【0705】
【化102】
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実施例V
実施例V(692mg)は化合物8の代わりに化合物46を用いた以外は実施例Qを製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:806.2(M+H)
+。
【0706】
実施例W
実施例W(770mg、定量的収率)は実施例Qの代わりに実施例Vを使用した以外は実施例Rに関する操作法と同様にして製造した。m/z:706.2(M+H)
+。
【0707】
【数16】
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実施例X
方法I
実施例X(107mg、55%)は実施例Rの代わりに実施例Wを使用した以外は実施例Tに関する方法Iの操作法に従って製造した。m/z:748.2(M+H)
+。
【0708】
【数17】
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方法II
実施例X(205mg、65%)は実施例Rの代わりに実施例Wを使用した以外は実施例Tに関する方法IIの操作法に従って製造した。m/z:748.2(M+H)
+。
【0709】
実施例Y
実施例Y(106mg、50%)は実施例Rの代わりに実施例Wを使用した以外は実施例Uに関する操作法と同様にして製造した。m/z:784.2(M+H)
+。
【0710】
【数18】
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実施例Z〜ADの製造
スキーム26
【0711】
【化103】
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化合物62
t−ブチル2−アミノエチルカーバメート(62)はAldrichから販売されており、そして更に精製することなく使用した。
【0712】
化合物63
CH
3CN(15mL)中の化合物62(2.0ミリモル)の溶液に化合物16(1.82ミリモル)を添加し、次にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.61ミリモル)を添加した。混合物を12時間25℃で攪拌した。溶媒を真空下に除去し、残留物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。Combiflash(登録商標)(固定相:シリカゲル;溶離剤:25〜100%EtOAc/ヘキサン勾配)による精製により化合物63を得た。m/z:301.9(M+H)
+。
【0713】
化合物64
EtOAc(3mL)中の化合物63(1.05ミリモル)の溶液に4NHCl/ジオキサン溶液(1.1mL)を添加した。混合物を12時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、化合物64を白色粉末として得た。この物質は更に精製することなく次の工程に使用した。m/z:216.0(M+H)
+。
【0714】
実施例Z
化合物64(70mg、0.29ミリモル)をTHF(2.2mL)に溶解した。化合物29(91mg、0.29ミリモル)をTHF中の1.0M溶液として反応フラスコに添加し、次にHOBt(59mg、0.44ミリモル)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(207μL、1.16ミリモル)、及びEDC(103μL、0.58ミリモル)を添加した。反応物を25℃で12時間攪拌し、そして減圧下に濃縮した。残基をEtOAcで希釈し、そして飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。Combiflash(登録商標)(固定相:シリカゲル;溶離剤:1〜10%MeOH/CH
2Cl
2勾配)による精製により実施例Z(54mg、38%)を得た。m/z:497.1(M+H)
+。
【0715】
【数19】
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実施例AA
実施例AAはt−ブチル2−アミノエチルカーバメート(化合物62)の代わりにt−ブチル3−アミノプロピルカーバメートを使用した以外は実施例Zに関する工程I〜III(スキーム20)に関する操作法に従って製造した。Combiflash(登録商標)精製の後、実施例AA38mg(34%)を得た。m/z:511.1(M+H)
+。
【0716】
【数20】
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【0717】
【数21】
[この文献は図面を表示できません]
実施例AB
実施例ABはt−ブチル2−アミノエチルカーバメート(化合物62)の代わりにt−ブチル1−ピペラジンカルボキシレートを使用した以外は実施例Zに関する工程I〜III(スキーム20)に関する操作法に従って製造した。Combiflash(登録商標)精製の後、実施例AB64mg(45%)を得た。m/z:523.1(M+H)
+。
【0718】
【数22】
[この文献は図面を表示できません]
実施例AC
実施例ACはt−ブチル2−アミノエチルカーバメート(化合物62)の代わりにt−ブチル4−アミノ−1−ピペラジンカルボキシレートを使用した以外は実施例Zに関する工程I〜III(スキーム20)に関する操作法に従って製造した。Combiflash(登録商標)精製の後、実施例AC60mg(44%)を得た。m/z:537.1(M+H)
+。
【0719】
【数23】
[この文献は図面を表示できません]
実施例AD
実施例ADはt−ブチル2−アミノエチルカーバメート(化合物62)の代わりにt−ブチル4−ピペリジニルカーバメートを使用した以外は実施例Zに関する操作法I〜IIIに従って製造した。Combiflash(登録商標)精製の後、実施例AD49mg(36%)を得た。m/z:537.1(M+H)
+。
【0720】
【数24】
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実施例AE〜AGの製造
スキーム27
【0721】
【化104】
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化合物65
化合物65はChem Impex Internationalから販売されており、そして更に精製することなく使用した。
【0722】
化合物66
化合物65(956mg、4.0ミリモル)をCH
2Cl
2(45mL)に溶解し、そして1,1−カルボニルジイミダゾール(648mg、4.0ミリモル)を添加し、次いでi−Pr
2NEt(2.8mL、16ミリモル)を添加した。溶液を12時間25℃で攪拌した。化合物9(679mg、4.0ミリモル)をCH
2Cl
2(5mL)に溶解し、そして反応系に添加した。混合物を5時間攪拌した。次に溶媒を減圧下に除去した。残留物を酢酸エチルで希釈し、そしてセライトで濾過した。次に酢酸エチルを真空下に除去した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(固定相:シリカゲル;溶離剤:EtOAc)による精製により、化合物66(841mg)を得た。m/z:400.0(M+H)
+。
【0723】
化合物67
化合物66(841mg、2.11ミリモル)をTHF(9mL)に溶解し、そして2N水性NaOHを添加した。溶液を2時間25℃で攪拌した。1NHClで反応系をpH2に合わせた。混合物を酢酸エチルで抽出し、Na
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。化合物67(772mg)は更に精製することなく次の工程に直接使用した。m/z:386.0(M+H)
+。
【0724】
実施例AE
化合物67(569mg、1.48ミリモル)をTHF(17mL)に溶解した。化合物8(970mg、2.37ミリモル)を添加し、次にHOBt(300mg、2.22ミリモル)、i−Pr
2NEt(1.06mL、5.92ミリモル)、及びEDC(0.52mL、2.96ミリモル)を添加した。混合物を36時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。得られた残留物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。フラッシュカラムクロマトグラフィー(固定相:シリカゲル;溶離剤:8%iPrOH/CH
2Cl
2)により精製することにより実施例AE(3.02g)を得た。m/z:777.2(M+H)
+。
【0725】
実施例AF
実施例AEを(100mg、0.13ミリモル)を未希釈TFA(3mL)に溶解した。混合物を2時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。逆相HPLC(Phenomenex Synergi(登録商標)Comb−HTSカラム、溶離剤:5〜95%CH
3CN/H
2O勾配)による精製により、実施例AF(20mg、21%)を得た。m/z:721.2(M+H)
+。
【0726】
【数25】
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実施例AG
実施例AF(70mg、0.10ミリモル)をジオキサン(0.5mL)に溶解した。DMF(83μL)、ピリジン(25μL、0.29ミリモル)、ジ−t−ブチルジカーボネート(27mg、0.13ミリモル)、及び重炭酸アンモニウム(15mg、0.19ミリモル)を添加した。混合物を48時間25℃で攪拌し、酢酸エチルで希釈し、そして水及び食塩水で順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。逆相HPLC(Phenomenex Synergi(登録商標)Comb−HTSカラム、溶離剤:5〜95%CH
3CN/H
2O勾配)による精製により、実施例AG(35mg、50%)を得た。
【0727】
【数26】
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化合物68及び69の製造
スキーム28
【0728】
【化105】
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化合物15
化合物15はMolekulaから販売されており、そして更に精製することなく使用した。
【0729】
化合物68
化合物15(6.81g、59.1ミリモル)をCH
3CN(340mL)に溶解し、そしてメタンスルホニルクロリド(7.03mL、65.1ミリモル)、次いでトリエチルアミン(9.03mL、65.1ミリモル)を添加した。混合物を20分間攪拌した後、40重量%のメチルアミン/水(516mL)を反応混合物に添加した。溶液を25℃で12時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を飽和水性Na
2CO
3とCH
2Cl
2との間に分配した。有機層を分離し、Na
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(固定相:シリカゲル;溶離剤:0〜10%MeOH/CH
2Cl
2勾配)による精製により化合物68(5.07g)を得た。m/z:128.9(M+H)
+。
【0730】
化合物69
化合物15(10.0g、80ミリモル)をCH
3CN(500mL)に溶解し、そしてメタンスルホニルクロリド(7.0mL、88ミリモル)、次いでトリエチルアミン(12.3mL、88ミリモル)を添加した。混合物を2時間攪拌した後、CH
3CN(500mL)中のシクロプロピルアミン(140mL、2000ミリモル)を反応混合物に添加した。溶液を25℃で36時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、スラリーを飽和水性Na
2CO
3と3:1CH
2Cl
2:i−PrOHとの間に分配した。有機層を分離し、Na
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。化合物69(12.81g)は更に精製することなく次の工程に使用した。m/z:155.0(M+H)
+。
【0731】
実施例AH及びAIの製造
スキーム29
【0732】
【化106】
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化合物70
化合物68(1.00g、7.80ミリモル)をTHF(25mL)に溶解し、そして化合物10e(2.51g、7.09ミリモル)、次いでN,N−ジメタミノピリジン(200mg、1.63ミリモル)、及びトリエチルアミン(4.34mL、31.2ミリモル)を添加した。混合物を6時間60℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和水性Na
2CO
3、H
2O、及び食塩水で順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。得られた残留物をCombiflash(登録商標)(固定相:シリカゲル;溶離剤:20〜100%EtOAc/ヘキサン勾配)により精製し、化合物70(2.14g)を得た。m/z:343.9(M+H)
+。
【0733】
化合物71
化合物70(2.14g、6.23ミリモル)をTHF(25mL)に溶解し、1Mの水性LiOH(12.5mL)を添加した。混合物を2時間25℃で攪拌した。反応系を1MHCl(15mL)でクエンチングし、混合物をpH2とした。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させ、化合物71(1.96g)を得た。この物質は更に精製することなく次の工程に使用した。m/z:330.0(M+H)
+。
【0734】
実施例AH
化合物71(43mg、0.13ミリモル)をTHF(1.5mL)に溶解した。化合物8(50mg、0.12ミリモル)、次いでHOBt(24mg、0.18ミリモル)、i−Pr
2NEt(86μL、0.48ミリモル)、及びEDC(42μL、0.24ミリモル)を添加した。混合物を12時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。フラッシュカラムクロマトグラフィー(固定相:シリカゲル;溶離剤:1〜10%MeOH/CH
2Cl
2)により精製することにより実施例AH(66mg)を得た。m/z:721.2(M+H)
+。
【0735】
化合物AI
実施例AH(66mg、0.09ミリモル)をTFAに溶解し、3時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をTHF(3mL)で希釈し、そして2Nの水性NaOHをpH12となるまで添加した。混合物を20分間攪拌し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄し、Na
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。フラッシュカラムクロマトグラフィー(固定相:シリカゲル;溶離剤:0〜20%iPrOH/CH
2Cl
2勾配)により精製することにより実施例AI(71mg、97%)を得た。m/z:665.2(M+H)
+。
【0736】
【数27】
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【0737】
【数28】
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実施例AJ及びAKの製造
スキーム30
【0738】
【化107】
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化合物47
化合物47はTCI Americaから販売されており、そして更に精製することなく使用した。
【0739】
化合物72
化合物72は化合物9の代わりに化合物68を使用した以外は化合物48に関する操作法(方法II)に従って製造した。
【0740】
化合物73
化合物73は化合物48の代わりに化合物72を使用した以外は化合物49に関する操作法に従って製造した。
【0741】
実施例AJ
実施例AJ(70mg)は化合物71の代わりに化合物73(41mg、0.13ミリモル)を使用した以外は実施例AHを製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:707.2(M+H)
+。
【0742】
実施例AK
実施例AK(43mg、67%)は実施例AHの代わりに実施例AJ(70mg、0.10ミリモル)を使用した以外は実施例AIを製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:651.2(M+H)
+。
【0743】
【数29】
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実施例AL及びAMの製造
スキーム31
【0744】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
化合物74
化合物69(1.56g、10.1ミリモル)をCH
2Cl
2(10mL)に溶解した。CH
2Cl
2(20mL)中の化合物47(1.7g、8.5ミリモル)、次いでi−Pr
2NEt(3.02mL、16.9ミリモル)を添加した。反応系を12時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物を酢酸エチルで希釈し、そして水及び食塩水で順次洗浄し、Na
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。Combiflash(登録商標)(固定相:シリカゲル;溶離剤:50〜100%EtOAc/ヘキサン勾配)による精製により、化合物74(2.92g)を得た。m/z:356.0(M+H)
+。
【0745】
化合物75
化合物74(0.97ミリモル)をTHF(3mL)に溶解し、新しく製造した1MLiOH(2ミリモル)で処理し、そして1時間激しく攪拌した。反応を1MHCl(2.5ミリモル)でクエンチングし、そしてEtOAc(3x15mL)で抽出した。合わせた有機物を食塩水(25mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上に乾燥し、真空下に濃縮し、無色のフィルム状物として0.331g(定量的)の化合物75を生成した(m/z342.0(M+H)
+)。
【0746】
実施例AL
実施例AL(2.20g)は化合物71の代わりに化合物75(2.00g、4.88ミリモル)を使用した以外は実施例AHを製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:733.2(M+H)
+。
【0747】
実施例AM
実施例AM(1.88g、92%)は実施例AHの代わりに実施例AL(2.20g、3.01ミリモル)を使用した以外は実施例AIを製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:677.2(M+H)
+。
【0748】
【数30】
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スキーム32
【0749】
【化109】
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化合物76
化合物76(ジアミンのm/z117.0(M+H)
+)はCBZ−L−フェニルアリニノールの代わりにCBZ−L−アリニノールを使用し、そして工程IIIは1MHClを添加しながら実施した以外は化合物22を製造するために使用した操作法(スキーム12に記載)と同様のものを用いながら製造した。
【0750】
化合物77
化合物77(ジアミンのm/z145.0(M+H)
+)はCBZ−L−アリニノールの代わりに(S)−(+)−2−CBZ−アミノ−1−ブタノールを使用した以外は化合物76を製造するために使用した操作法と同様のものを用いながら製造した。
【0751】
化合物78
化合物76(7.93ミリモル)を0℃に冷却したH
2O(5mL)中のNaOH(16.7ミリモル)の溶液に添加し、MeCN(40mL)で希釈する。DIPEAを添加する(2.1mL、11.9ミリモル)。化合物16(7.9ミリモル)をMeCN(40mL)に溶解し、1時間かけて添加漏斗を用いながら反応溶液に滴下する。得られた溶液を一夜室温に戻す。溶媒を真空下に除去し、残留物を3/1CHCl
3/IPA(50mL)に溶解する。得られた溶液を飽和Na
2CO
3(50mL)で洗浄し、そして水層が均質となるまで水を添加する。水層を3/1CHCl
3/IPA(3x25mL)で抽出する。合わせた有機物を飽和Na
2CO
3(50mL)、水(50mL)及び食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上に乾燥する。溶媒を真空下に除去し、残留物をSiO
2上のカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc、次に1〜20%MeOH/DCM)により精製し、オフホワイトの固体として0.63g(31%)の78を得る(m/z258.0(M+H)
+)。
【0752】
化合物79
化合物79(m/z286.1(M+H)
+)は化合物76の代わりに化合物77を使用した以外は化合物78に関する操作法に従って製造した。
【0753】
スキーム33
【0754】
【化110】
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実施例AN
実施例AN(68mg)は、化合物71の代わりに化合物49(68mg、0.19ミリモル)を使用し、そして化合物8の代わりに化合物79(50mg、0.18ミリモル)を使用した以外は、実施例AHを製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:625.2(M+H)
+。
【0755】
実施例AO
実施例AO(66mg、76%)は実施例AHの代わりに実施例AN(43mg、0.13ミリモル)を使用した以外は実施例AIを製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:569.2(M+H)
+。
【0756】
【数31】
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実施例AP及びAQの製造
スキーム34
【0757】
【化111】
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化合物13e
化合物13e(1.39g)は化合物70の代わりに化合物12e(1.53g、3.97ミリモル)を使用した以外は、化合物71を製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:372.0(M+H)
+。
【0758】
実施例AP
実施例AP(87mg)は、化合物71の代わりに化合物13e(71mg、0.19ミリモル)を使用し、そして化合物8の代わりに化合物79(50mg、0.18ミリモル)を使用した以外は、実施例AHを製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:639.2(M+H)
+。
【0759】
実施例AQ
実施例AQ(61mg、76%)は実施例AHの代わりに実施例AP(87mg、0.14ミリモル)を使用した以外は実施例AIを製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:583.2(M+H)
+。
【0760】
【数32】
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実施例ARの製造
スキーム35
【0761】
【化112】
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化合物80
化合物80はChem Impex Internationalから販売されており、そして更に精製することなく使用した。
【0762】
化合物81
化合物80(2.0g、11.0ミリモル)をCH
2Cl
2(170mL)に溶解し、そして1,1−カルボニルジイミダゾール(1.78g、11.0ミリモル)、次いでiPr
2NEt(7.83mL、43.8ミリモル)を添加した。溶液を12時間25℃で攪拌した。化合物9(1.86g、11.0ミリモル)をCH
2Cl
220mLに溶解し、そして反応混合物に添加した。溶液を12時間25℃で攪拌した。溶媒を真空下に除去し、残留物を酢酸エチルで希釈し、水及び食塩水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。Combiflash(登録商標)(固定相:シリカゲル;溶離剤:66〜100%EtOAc/ヘキサン勾配)による精製により、化合物81(0.252mg)を得た。m/z:343.0(M+H)
+。
【0763】
化合物82
化合物82(0.252g、0.74ミリモル)をTHF(4mL)に溶解し、1M水性LiOH(1.48mL)を添加した。混合物を3時間25℃で攪拌した。反応を1MHCl(2mL)でクエンチングし、混合物をpH2に調節した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させることにより化合物82(0.18g)を得た。この物質は更に精製することなく次の工程に使用した。m/z:329.1(M+H)
+。
【0764】
実施例AR
化合物82(182mg、0.55ミリモル)をTHF(7.15mL)に溶解した。化合物46(225mg、0.55ミリモル)を添加し、次にHOBt(112mg、0.83ミリモル)、iPr
2NEt(393μL、2.20ミリモル)、及びEDC(194μL、1.10ミリモル)を添加した。混合物を12時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。フラッシュカラムクロマトグラフィー(固定相:シリカゲル;溶離剤:5〜10%MeOH/CH
2Cl
2勾配)により精製することにより実施例AR(208mg、53%)を得た。m/z:720.2(M+H)
+。
【0765】
【数33】
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実施例ASの製造
スキーム36
【0766】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
化合物85a
化合物85aは化合物3の代わりに4−クロロメチルチアゾール(TCI Americaから購入)を使用し、そしてイソプロピルアミンの代わりにメチルアミンを使用した以外は、化合物4と同様の操作法に従って製造した。
【0767】
化合物83
CH
2Cl
2(9mL)中の化合物85a(0.40g、3.12ミリモル)にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.04mL、5.85ミリモル)、次いで化合物5(280μL、1.95ミリモル)を添加した。反応混合物を25℃で3.5時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。Combiflash(登録商標)(固定相:シリカゲル;溶離剤:90〜100%EtOAc/ヘキサン勾配)による精製により、化合物83(0.51g)を得た。m/z:286.0(M+H)
+。
【0768】
化合物84
化合物83(0.51g、1.77ミリモル)をTHF(10mL)に溶解し、1M水性LiOH(3.54mL)を添加した。混合物を2時間25℃で攪拌した。反応物を1MHCl(4.8mL)でクエンチングし、混合物をpH2に調節した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させることにより化合物84(0.430g)を得た。この物質は更に精製することなく次の工程に使用した。m/z:272.0(M+H)
+。
【0769】
実施例AS
化合物84(150mg、0.55ミリモル)をTHF(7.15mL)に溶解した。化合物8(225mg、0.55ミリモル)、次いでHOBt(112mg、0.83ミリモル)、iPr
2NEt(393μL、2.20ミリモル)、及びEDC(198μL、1.11ミリモル)を添加した。混合物を12時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和水性Na
2CO
3、水、及び食塩水で順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。フラッシュカラムクロマトグラフィー(固定相:シリカゲル;溶離剤:7%i−PrOH/CH
2Cl
2)により精製することにより実施例AS(219mg,60%)を得た。m/z:663.1(M+H)
+。
【0770】
【数34】
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実施例ATの製造
スキーム37
【0771】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
化合物87
化合物87(386mg)は化合物4の代わりに化合物68を使用した以外は化合物6から化合物7を製造するために使用した操作法と同様にして化合物86から製造した。m/z:286.0(M+H)
+。
【0772】
実施例AUの製造
スキーム38
【0773】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
化合物85b
化合物85bは化合物3の代わりに4−クロロメチルチアゾール(TCI Americaから購入)を使用した以外は、化合物4と同様の操作法に従って製造した。
【0774】
化合物88
化合物88(341mg)は化合物85aの代わりに化合物85b(300mg、1.95ミリモル)を使用した以外は、化合物83を製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:312.0(M+H)
+。
【0775】
化合物89
化合物89(341mg)は化合物83の代わりに化合物88(293mg、0.99ミリモル)を使用した以外は、84に関する操作法と同様にして製造した。m/z:298.0(M+H)
+。
【0776】
実施例AU
実施例AU(226mg、64%)は、化合物84の代わりに化合物89(150mg、0.51ミリモル)を使用した以外は、実施例ASを製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:689.1(M+H)
+。
【0777】
【数35】
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実施例AVの製造
スキーム39
【0778】
【化116】
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化合物90
化合物90(190mg)は化合物3の代わりに4−(クロロメチル)−2−メチルチアゾールを使用した以外は化合物4を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:141.1(M−H)。
【0779】
化合物91
化合物91(400mg)は化合物4の代わりに化合物90を使用した以外は化合物6を製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z:300.0(M+H)
+。
【0780】
化合物92
化合物92(188mg)は化合物6の代わりに化合物91を使用した以外は化合物7と同様の操作法により製造した。m/z:284.0(M−H)
−。
【0781】
実施例AV
実施例AV(107mg)は化合物7の代わりに化合物92を使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0782】
【数36】
[この文献は図面を表示できません]
実施例AWの製造
スキーム40
【0783】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
化合物93
化合物93はTCIから販売されており、そして更に精製することなく使用した。
【0784】
化合物94
メタノール(20mL)中の化合物93(500mg、3.76ミリモル)の溶液にチオニルクロリド(0.5mL、6.6ミリモル)を滴下した。混合物を20分間60℃で加熱し、そして真空下に濃縮して化合物94を得た。
【0785】
化合物95
ジクロロメタン(50mL)中の化合物94(3.7ミリモル)及びジイソプロピルエチルアミン(1.4mL、8.3ミリモル)の攪拌溶液にCDI(609mg、3.7ミリモル)を添加した。混合物を12時間攪拌した。化合物9を添加し、混合物を更に12時間攪拌した。濃縮及びフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜100%:EtOAc/ヘキサン)により精製により、化合物95(100mg)を得た。m/z344.3(M+H)
+。
【0786】
化合物96
化合物96(39mg)は化合物6の代わりに化合物95を使用した以外は化合物7を製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z328.3(M−H)
−。
【0787】
実施例AW
実施例AW(107mg)は化合物7の代わりに化合物96を使用した以外は実施例Cに関する操作法に従って製造した。
【0788】
【数37】
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実施例AX及びAYの製造
スキーム41
【0789】
【化118】
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実施例AX
DMSO(3.5mL)中の実施例I(650mg、1.00ミリモル)の溶液にトリエチルアミン(0.5mL)を添加した。混合物を30分間攪拌した。ピリジンSO
3を5℃において混合物に添加し、次に60分間攪拌した。混合物を氷水に注ぎ込み、次に30分間攪拌した。混合物をEtOAcで希釈し、そして水、飽和NaHCO
3、及び食塩水で洗浄した。濃縮により実施例AXを得た。m/z705.2(M+H)
+。
【0790】
実施例AY
MeOH(1.5mL)中の実施例AX(70mg、0.099ミリモル)及びメチルアミン(1.5mL、2M)の攪拌溶液にAcOH(119mg、1.99ミリモル)を添加した。混合物を2時間攪拌した。NaBH(OAc)
3(94mg)を添加し、そして混合物を2時間攪拌した。濃縮及び分取用HPLCによる精製により、実施例AY(30mg)を得た。
【0791】
【数38】
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実施例AZの製造
スキーム42
【0792】
【化119】
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実施例AZ
実施例AZ(61mg)は化合物7の代わりに化合物87を使用し、そして化合物8の代わりに化合物79を使用した以外は実施例Cに関する操作法に従って製造した。
【0793】
【数39】
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実施例BA及びBBの製造
スキーム43
【0794】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
化合物97
化合物97はTCIから販売されており、そして入手状態で使用した。
【0795】
化合物98
ジクロロメタン(26mL)中の化合物97(1g、2.2ミリモル)及びジイソプロピルエチルアミン(1.6mL、8.9ミリモル)の攪拌溶液にCDI(362mg、2.2ミリモル)を添加した。混合物を12時間攪拌した。化合物9を添加し、混合物を更に12時間攪拌した。濃縮及びフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜8%:MeOH/DCM)による精製により、化合物98(1.2g)を得た。m/z608.1(M+H)
+。
【0796】
化合物99
化合物99(1.2g)は化合物66の代わりに化合物98を使用した以外は化合物67を製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z592.2(M−H)
−。
【0797】
実施例BA
実施例BA(111mg)は化合物7の代わりに化合物99を使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z986.1(M+H)
+。
【0798】
実施例BB
実施例BA(111mg、0.113ミリモル)及びTFA(1.4mL)の攪拌溶液にEt
3SiH(0.1mL)を添加した。混合物を60分間攪拌し、次に濃縮し、そしてEtOAcと飽和NaHCO
3との間に分配し、その後EtOAc(2x)で抽出し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮及びフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜15%:MeOH/DCM)による精製により実施例BB(50mg)を得た。
【0799】
【数40】
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実施例BCの製造
スキーム44
【0800】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
実施例BC
実施例BC(95mg)は化合物7の代わりに化合物29を使用し、そして化合物8の代わりに化合物78を使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0801】
【数41】
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実施例BD及びBEの製造
スキーム45
【0802】
【化122】
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実施例BD
実施例BD(148mg)は化合物7の代わりに化合物13eを使用し、そしてアミン8の代わりに化合物78を使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z611.1(M+H)
+。
【0803】
実施例BE
実施例BD(148mg、0.242ミリモル)をTFA(3mL)に溶解し、3時間25℃で攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をTHF(3mL)で希釈し、そして2Nの水性NaOHをpH10となるまで添加した。混合物を20分間攪拌し、EtOAcで抽出した。有機層を水及び食塩水で順次洗浄し、Na
2SO
4上に乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(1〜10%MeOH/CH
2Cl
2)で精製することにより実施例BE(109mg)を得た。
【0804】
【数42】
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実施例BFの製造
スキーム46
【0805】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
化合物100
化合物100は化合物9を化合物68で置き換えた以外は化合物122を製造するために使用した方法と同様にして製造した(スキーム70参照)。
【0806】
化合物101
化合物100(108mg、0.423ミリモル)をTHF(2mL)に溶解し、次に1MLiOH/H
2Oを847μL添加した。一夜攪拌した後、843μLの1NHClを添加した。濃縮により化合物101を得た。
【0807】
実施例BF
実施例BF(24mg)は化合物7の代わりに化合物101を使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0808】
【数43】
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実施例BGの製造
スキーム47
【0809】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
実施例BG
実施例R(102mg、0.137ミリモル)をTHF(2mL)に溶解し、次にエチルトリフルオロアセテート2mLを添加した。1.3当量のMeI及び過剰量のCs
2CO
3を添加した。1日間攪拌した後、混合物をEtOAcと飽和Na
2CO
3との間に分配し、EtOAc(2x)で抽出し、Na
2SO
4上に乾燥した。フラッシュクロマトグラフィー(0〜20%MeOH/CH
2Cl
2)による精製により実施例BG(6.5g)を得た。
【0810】
【数44】
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実施例BHの製造
スキーム48
【0811】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
実施例BH
実施例BH(78mg)は化合物7の代わりに化合物87を使用し、そして化合物8の代わりに化合物46を使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0812】
【数45】
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実施例BI及びBJの製造
スキーム49
【0813】
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
実施例BI
実施例BI(1.78g)は化合物7の代わりに化合物99を使用し、そして化合物8の代わりに化合物46を使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z986.1(M+H)
+。
【0814】
実施例BJ
実施例BJ(728mg)は実施例BAの代わりに実施例BIを使用した以外は実施例BBを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0815】
【数46】
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化合物104〜115の製造
スキーム50
【0816】
【化127】
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化合物102
化合物102はAldrich Chemical Co.,から販売されており、更に精製することなく使用した。
【0817】
化合物103
化合物102(5.5ミリモル)をMeCN(55mL)に懸濁し、そしてDIPEA(8.25ミリモル)を添加した。カルボニルジイミダゾール(5.5ミリモル)をMeCN(20mL)中に希釈し、そして溶液を45分間かけて反応混合物に緩徐に添加した。得られた混合物を一夜エージングさせた。化合物9(5.5ミリモル)をMeCN(10mL)中に希釈し、そしてDIPEA(8.25ミリモル)で処理した後、反応混合物に添加し、次にこれを一夜エージングさせた。揮発性物質を真空下に除去し、残留物をEtOAc(50mL)中に溶解し、そして1MHCl(50mL)で洗浄した。層を分離させ、水層をEtOAc(3x50mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄液のpHが〜pH8となるまで飽和Na
2CO
3で洗浄した。食塩水洗浄(30mL)次いで無水MgSO
4上の乾燥を行った。真空下に濃縮した後、残留物をSiO
2(0〜65%EtOAc/ヘキサン)上で精製し、無色白色固体として0.340g(20%)の化合物103を得た(m/z314.0(M+H)
+)。
【0818】
化合物104
化合物103(1.1ミリモル)をTHF(5mL)中に希釈し、新しく製造した1MLiOH(2.2ミリモル)で処理した。二層の反応系を2時間激しく攪拌した後に1MHCl(3ミリモル)でクエンチングした。反応系をEtOAc(5x15mL)で抽出し、合わせた有機物を食塩水(30mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上に乾燥し、そして濃縮することにより不定形白色粉末として得られた0.282g(86%)の化合物104を更に精製することなく使用した。
【0819】
【数47】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム51
【0820】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
化合物105
化合物105はAldrich Chemical Co.から販売されており、そして更に精製することなく使用した。
【0821】
化合物106
ラセミ化合物105(12.2ミリモル)をMeOH(100mL)中に希釈した。HCl/ジオキサン溶液(4M、25ミリモル)を添加し、そして溶液を一夜還流した。揮発性物質を真空下に除去し、ラセミ混合物として2.60g(97%)の化合物106を得た。泡状の白色固体は更に精製することなく使用した(m/z147.0(M+H)
+)。
【0822】
化合物107
化合物106(5ミリモル)をMeCN(65mL)中に希釈し、DIPEA(25ミリモル)で処理した。得られた溶液を添加漏斗を用いながらMeCN(30mL)中のCDI(5ミリモル)の溶液に添加し、一夜エージングさせた。化合物9(5ミリモル)及びDIPEA(3ミリモル)を反応溶液に添加し、これを一夜エージングさせた。揮発性物質を真空下に除去し、残留物をEtOAc及び飽和Na
2CO
3(各々30mL)に溶解した。水層をEtOAc(3x25mL)で抽出し、合わせた有機物を食塩水(50mL)で洗浄し、無水MgSO
4上に乾燥した。真空下に濃縮した後、SiO
2上のカラムクロマトグラフィー(0〜10%MeOH/DCM)による精製により、黄色油状物として0.36g(21%)のラセミ化合物107を得た(m/z343.1(M+H)
+)。
【0823】
化合物108
化合物107(1.05ミリモル)をTHF(5mL)に溶解し、新しく製造した1MLiOH溶液(2.1ミリモル)で処理した。溶液を2時間激しく攪拌し、そして1MHCl(2.1ミリモル)でクエンチングした。揮発性物質を真空下に除去し、得られた油状物のトルエンとの共沸を、ラセミ化合物108が定量的収率で生成するまで行い、得られた不定形の白色固体は更に精製することなく使用した(m/z329.1(M+H)
+)。
【0824】
スキーム52
【0825】
【化129】
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化合物109
化合物109はBachemから販売されており、入手状態において使用した。
【0826】
化合物110
化合物109(4.1ミリモル)をDCM(5mL)に溶解し、そしてN−メチルモルホリン(8.2ミリモル)で処理した。この溶液を0℃の4−ニトロフェニルクロロホルメート(4.1ミリモル)のDCM(5mL)溶液に緩徐に添加した。次に反応系を一夜室温に戻した。揮発性物質を真空下に除去し、そして残留物をEtOAc及び飽和Na
2CO
3に溶解した。水層をEtOAc(3x10mL)で抽出し、合わせた有機物を食塩水(30mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上に乾燥した。真空下に濃縮した後、残留物をSiO
2上のカラムクロマトグラフィー(0〜25%EtOAc/ヘキサン)により精製し、不定形白色固体として0.75g(51%)の化合物110を得た(m/z354.8(M+H)
+)。
【0827】
化合物111
化合物110(1.1ミリモル)をTHF(3.5mL)中に希釈した。化合物9(1.4ミリモル)をTHF(3mL)中に希釈し、Et
3N(2.8ミリモル)で処理し、そして反応溶液に移した。DMAP(0.11ミリモル)を添加し、そして反応系を2時間70℃に加熱した。室温に冷却した後、EtOAc(10mL)及び飽和Na
2CO
3を添加した。水層をEtOAc(3x10mL)で抽出し、合わせた有機物を飽和Na
2CO
3、H
2O、及び食塩水(各々15mL)で洗浄した。無水MgSO
4上に乾燥した後、揮発性物質を真空下に除去し、残留物をSiO
2上のカラムクロマトグラフィー(0〜50%EA/ヘキサン)により精製し、0.346g(82%)の化合物111を得た(m/z386.0(M+H)
+)。
【0828】
化合物112
化合物111(0.88ミリモル)をTHF(4mL)中に溶解し、新しく製造した1MLiOH(1.8ミリモル)で処理した。反応混合物を1.5時間激しく攪拌し、1MHCl(2.5ミリモル)でクエンチングした。反応混合物をEtOAc(3x10mL)で抽出し、合わせた有機物を食塩水(30mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上に乾燥した。真空下に濃縮し、無色のフィルム状物として得られた0.300g(92%)の化合物112は更に精製することなく使用した(m/z372.0(M+H)
+)。
【0829】
スキーム53
【0830】
【化130】
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化合物113
化合物113はChem−Impexから販売されており、そして更に精製することなく使用した。
【0831】
化合物114
化合物113(3.2ミリモル)をTHF(15mL)中に希釈した。TMSCHN
2(3.2ミリモル)を緩徐に添加し、次にMeOH(5mL)を添加した。溶液は急速に無色となり、旺盛な気体発生が観察された。一夜エージングさせた後、揮発性物質を真空下に除去し、残留物をSiO
2上のカラムクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘキサン)により精製し、0.805g(52%)の化合物114を得た(m/z505.2(M+Na)
+)。
【0832】
化合物115
化合物114(1.7ミリモル)をDMF(4mL)中に希釈し、そしてピペリジン(1mL)を添加した。30分後、揮発性物質を真空下に除去し、残留物をSiO
2上のカラムクロマトグラフィー(0〜5%MeOH/DCM)により精製し、不定形の白色固体として0.414g(94%)の化合物115を得た(m/z261.0(M+H)
+)。
【0833】
実施例BKの製造
スキーム54
【0834】
【化131】
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化合物BK
化合物79(0.70ミリモル)及び化合物29(0.91ミリモル)をTHF(7mL)中で混合した。HOBt(0.91ミリモル)、DIPEA(1.05ミリモル)及びEDC(0.91ミリモル)を室温で連続して添加し、そして反応系を一夜エージングさせた。揮発性物質を真空下に除去し、残留物を3/1CHCl
3/IPA及び飽和Na
2CO
3(各15mL)中に溶解した。水層を3/1CHCl
3/IPA(3x10mL)で抽出し、合わせた有機物を飽和Na
2CO
3、水、及び食塩水(各々15mL)で洗浄した。無水MgSO
4上に乾燥した後、揮発性物質を真空下に除去し、残留物をSiO
2上のカラムクロマトグラフィー(0〜10%MeOH/DCM)により精製し、8.5mg(2%)の化合物BKm/z581.2(M+H)
+を得た。
【0835】
【数48-1】
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実施例BLの製造
スキーム55
【0836】
【化132】
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実施例BL
実施例BLは化合物104(0.26ミリモル)及び化合物8(0.29ミリモル)を用いながら実施例BKと同様の態様において製造し、不定形の白色固体として0.087g(64%)の実施例BLを得た。m/z691.3(M+H)
+。
【0837】
【数48-2】
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実施例BMa及びBMbの製造
スキーム56
【0838】
【化133】
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実施例BMa及びBMb
実施例BMa及びBMbはラセミ化合物108(0.36ミリモル)及び化合物8(0.28ミリモル)を用いながら化合物BKと同様の態様において製造した。エナンチオマー生成物は分取用HPLC(ChiralcelOD−H(250x4.6mm、70:30ヘプタン/IPA、30分)により分離することにより0.008g(4%)のエナンチオマーBMa(HPLCR
T=11.71分);m/z720.3(M+H)
+;
【0839】
【数49】
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及び0.010g(5%)のエナンチオマーBMb(HPLCR
T=15.41分);(m/z720.3(M+H)
+;
【0840】
【数50】
[この文献は図面を表示できません]
【0841】
【数51】
[この文献は図面を表示できません]
を得た。
【0842】
実施例BN及びBOの製造
スキーム57
【0843】
【化134】
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実施例BN
実施例BNは化合物112(0.78ミリモル)及び化合物8(0.60ミリモル)を用いながら実施例BKと同様の態様において製造し、無色フィルム状物として0.227g(50%)の化合物BNを得た(m/z763.3(M+H)
+)。
【0844】
実施例BO
実施例BOは実施例BN(0.29ミリモル)を用いながら実施例AMと同様の態様において製造し、不定形白色固体として0.149g(72%)の実施例BOを得た。(m/z707.3(M+H)
+;
【0845】
【数52】
[この文献は図面を表示できません]
【0846】
【数53】
[この文献は図面を表示できません]
実施例BP〜BRの製造
スキーム58
【0847】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
実施例BP
実施例BPは化合物52(0.22ミリモル)及び化合物78(0.20ミリモル)を用いながら実施例BKと同様の態様において製造し、無色フィルム状物として0.091g(71%)の実施例BPを得た(m/z654.2(M+H)
+)。
【0848】
実施例BQ
実施例BP(0.14ミリモル)をジオキサン(2ml)中4MHClで処理することにより5分以内で白色沈殿を生じさせた。溶媒を除去し、固体をMeOHに溶解した。真空下に濃縮することにより無色のフィルム状物として実施例BQのHCl塩0.083g(99%)を得た。(m/z554.1(M+H)
+;
【0849】
【数54】
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【0850】
【数55】
[この文献は図面を表示できません]
実施例BR
実施例BQ(0.11ミリモル)をMeOH(1.5mL)に溶解した。ホルムアルデヒド(H
2O中37%、13.4ミリモル)を添加し、10分間エージングした。NaHB(OAc)
3(0.324ミリモル)を添加し、そして反応混合物を一夜室温でエージングさせた。更にホルムアルデヒド(13.4ミリモル)及びNaHB(OAc)
3(0.324ミリモル)を添加し、室温で更に6時間エージングさせた。溶媒を真空下に除去し、分取用HPLCで単離することにより不定形の固体として実施例BRのTFA塩0.058g(77%)を得た。m/z582.3(M+H)
+;
【0851】
【数56】
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実施例BS及びBTの製造
スキーム59
【0852】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
化合物116
化合物116は化合物4(0.76ミリモル)及び化合物47(0.64ミリモル)を用いながら化合物75と同様の態様において製造し、泡状の白色固体として0.218g(90%)の化合物116を得た(m/z384.1(M+H)
+)。
【0853】
実施例BS
実施例BSは化合物116(0.28ミリモル)及び化合物8(0.25ミリモル)を用いながら実施例BKと同様の態様において製造し、無色フィルム状物として0.139g(72%)の実施例BSを得た(m/z775.3(M+H)
+)。
【0854】
実施例BT
実施例BTは実施例BS(0.18ミリモル)を用いながら実施例AMと同様の態様において製造し、不定形白色固体として0.080g(62%)の実施例BTを得た。m/z719.3(M+H)
+;
【0855】
【数57】
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【0856】
【数58】
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実施例BU及びBVの製造
スキーム60
【0857】
【化137】
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化合物117
化合物117は、化合物4(1.5ミリモル)及び化合物10dのL−エナンチオマー(1.15ミリモル)を使用しながら最終的に泡状の白色固体として0.328g(88%)の化合物190を生成した以外は、化合物13dと同様の態様において製造した(m/z398.1(M+H)
+)。
【0858】
実施例BU
実施例BUは化合物117(0.33ミリモル)及び化合物8(0.30ミリモル)を用いながら実施例ALと同様の態様において製造し、不定形白色固体として0.196g(84%)の実施例BUを得た(m/z789.3(M+H)
+)。
【0859】
実施例BV
実施例BVは実施例BU(0.29ミリモル)を用いながら実施例AMと同様の態様において製造し、不定形白色固体として0.140g(77%)の実施例BVを得た。m/z733.3(M+H)
+;
【0860】
【数59】
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実施例BW及びBXの製造
スキーム61
【0861】
【化138】
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実施例BW
実施例BWは化合物75(0.27ミリモル)及び化合物46(0.24ミリモル)を用いながら実施例BKと同様の態様において製造し、不定形白色固体として0.154g(86%)の実施例BWを得た(m/z733.3(M+H)
+)。
【0862】
実施例BX
実施例BXは実施例BW(0.21ミリモル)を用いながら実施例AMと同様の態様において製造し、不定形白色固体として0.091g(98%)の実施例BXのTFA塩を得た。m/z677.5(M+H)
+;
【0863】
【数60】
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実施例BY及びBZの製造
スキーム62
【0864】
【化139】
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化合物118
化合物118は、化合物115(0.40ミリモル)を化合物102の代わりに使用し、これを化合物9(0.48ミリモル)と反応させて最終的に泡状の白色固体として0.075g(89%)の化合物118を得た以外は、化合物104と同様の態様において製造した。
【0865】
実施例BY
実施例BYは化合物118(0.17ミリモル)及び化合物8(0.15ミリモル)を用いながら実施例BMと同様の態様において製造し、不定形白色固体として0.079g(62%)の実施例BYを得た(m/z834.3(M+H)
+)。
【0866】
実施例BZ
実施例BZは実施例BY(0.095ミリモル)を用いながら実施例BQと同様の態様において製造し、不定形白色固体として0.082g(99%)の実施例BZのHCl塩を得た。m/z734.2(M+H)
+;
【0867】
【数61】
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実施例CAの製造
スキーム63
【0868】
【化140】
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実施例CA
実施例R(0.11ミリモル)をDCM(1mL)中に希釈し、4−モルホリンカルボニルクロリド(0.13ミリモル)及びDIPEA(0.16ミリモル)で処理した。2時間後、揮発性物質を真空下に除去し、残留物をSiO
2上のカラムクロマトグラフィー(0〜20%MeOH/DCM)により精製し、不定形の白色固体として0.068g(76%)の実施例CAを得た。m/z819.1(M+H)
+;
【0869】
【数62】
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を得た。
【0870】
実施例CBの製造
スキーム64
【0871】
【化141】
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実施例CB
実施例AF(0.15ミリモル)をTHF(1mL)に溶解し、そしてモルホリン(0.61ミリモル)、HOBt(0.18ミリモル)そして最後にEDC(0.18ミリモル)で処理した。反応混合物を一夜エージングさせた。次に反応混合物をEtOAc及び飽和Na
2CO
3中に希釈した。水層をEtOAcで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄し、無水MgSO
4上に乾燥し、真空下に濃縮した。得られた残留物を分取用HPLCで精製することにより、不定形の白色固体として0.024g(20%)の実施例CBを得た。m/z790.4(M+H)
+;
【0872】
【数63】
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実施例CCの製造
スキーム65
【0873】
【化142】
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実施例CC
実施例CCはN−メチルピペラジン(0.16ミリモル)をモルホリンの代わりに化合物AF(0.10ミリモル)と反応させ、そしてDIPEA(0.19ミリモル)を添加した以外は実施例CBと同様の態様において製造し、不定形白色固体として0.009g(11%)の実施例CCを得た。m/z803.4(M+H)
+;
【0874】
【数64】
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実施例CDの製造
スキーム66
【0875】
【化143】
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実施例CD
メタノール(1.5mL)中の実施例R(30.5mg、0.043ミリモル)の溶液にホルムアルデヒド(1mL、H
2O中37%)を添加した。10分間攪拌した後、NaBH(OAc)
3(49mg、0.23ミリモル)を添加し、そして得られた混合物を10時間攪拌した。反応はLC/MSでモニタリングした。LC/MSが出発物質実施例Rの非存在を示した時点で、反応混合物を蒸発乾固させ、綿花充填物を通過させて濾過した。次に粗生成物をCombiFlash(10%MeOH/CH
2Cl
2)を介して精製することにより、29.7mgの実施例CD、
【0876】
【数65】
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を得た。
【0877】
実施例CEの製造
スキーム67
【0878】
【化144】
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化合物119
化合物119はAldrichから販売されており、入手状態で使用した。
【0879】
化合物120
THF中の化合物119(200mg、0.91ミリモル)、化合物8(373.7mg、0.91ミリモル)、EDC(212mg、1.37ミリモル)、HOBt(160.3mg、1.19ミリモル)及びiPr
2NEt(794.7μL、4.56ミリモル)の混合物を室温で10時間攪拌した。次に混合物を蒸発させて少量とし、そしてCombiFlash(溶離剤1〜10%MeOH/CH
2Cl
2)により精製した。標的化合物を含有する画分を収集し、CombiFlash(40〜100%EtOAc/ヘキサン)により再度精製することにより、油状物として449mgの化合物120を得た。(m/z611.0(M+H)
+)。
【0880】
実施例CE
化合物120(449mg、0.74ミリモル)をHCl/ジオキサン(3mL)で処理した。得られた混合物を蒸発乾固させ、凍結乾燥することにより、白色固体373.6mgを得た。
【0881】
CH
2Cl
2(10mL)中の上記白色化合物(52.5mg、0.096ミリモル)の溶液に、化合物9(19.8mg、0.096ミリモル)、CDI(15.6mg、0.096ミリモル)、次いでiPr
2NEt(33.4μL、0.192ミリモル)を添加した。混合物を20時間攪拌した後、これを蒸発乾固させた。混合物にCH
2Cl
2を添加し、次に綿花充填物を通して濾過した。濾液を蒸発乾固させ、CombiFlashで精製した。実施例CEを有する画分を収集し、TLC上で再度精製することにより実施例CE15.1mgを得た。
【0882】
【数66】
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実施例CFの製造
スキーム68
【0883】
【化145】
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実施例CF
実施例CFは、化合物9を化合物68で置き換えた以外は実施例CEと同様の方法を用いて製造した。
【0884】
【数67】
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実施例CGの製造
スキーム69
【0885】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
化合物121
化合物121はAldrichから販売されており、入手状態で使用した。
【0886】
化合物122
CH
2Cl
2(40mL)中の化合物121(2.05g、11.3ミリモル)の懸濁液に、iPr
2NEt(5.87mL、33.9ミリモル)、次いでCDI(1.86g、11.3ミリモル)を添加した。得られた混合物を6時間室温で攪拌し、次に化合物9(2.33g、11.3ミリモル)を添加した。得られた混合物を更に10時間攪拌した後、これを蒸発乾固させた。混合物をCH
2Cl
2に再溶解し、固体を濾去した。濾液を蒸発乾固させ、そしてCombiFlash(溶離剤:20〜80%EtOAc/ヘキサン)で精製することにより淡黄色油状物として3.2gの化合物207を得た。m/z298.0(M+H)
+。
【0887】
化合物123
THF(100mL)中の化合物122(3.2g、10.8ミリモル)の溶液に新しく製造した1MLiOH(10.8ミリモル)を添加した。二層の反応系を16時間室温で激しく攪拌した後、1MHClでクエンチングした。混合物のpHを2.5〜3に合わせ、次に蒸発させて少量とした。混合物をCH
2Cl
2と食塩水(50mL)との間に分配し、水層を分離し、CH
2Cl
2で2回抽出した。合わせたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4上に乾燥し、そして濃縮することにより淡黄色油状物として得られた3.37gの化合物123を更に精製し使用した。m/z316.0(M+H)
+、338(M+Na)
+;
実施例CG
実施例CGは化合物7の代わりに化合物123を使用した以外は実施例Cに関する操作法と同様にして製造した。
【0888】
【数68】
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化合物100の製造
スキーム70
【0889】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
化合物100は、化合物9を化合物68で置き換えた以外は化合物122を製造するために使用した方法と同様のものを用いながら製造した。
【0890】
実施例CHの製造
スキーム71
【0891】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
化合物124及び125
THF(5mL)中の化合物29(135mg、0.43ミリモル)及び化合物22(116mg、0.43ミリモル)の溶液に、HOBt(70mg、0.52ミリモル)、EDC(94μL、0.52ミリモル)、及びジイソプロピルエチルアミン(150μL、0.83ミリモル)を添加した。混合物を12時間攪拌し、そして濃縮した。逆相HPLCによる精製により化合物124(70mg)及び化合物125(120mg)を得た。化合物124:
【0892】
【数69】
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。
m/z859.3(M+H)
+;化合物125:m/z564.3(M+H)
+
化合物126
CH
3CN(1mL)中の化合物125(120mg、0.21ミリモル)の溶液に37%ホルムアルデヒド溶液(17μL、0.23ミリモル)、次いでHOAc(24μl、0.42ミリモル)を添加した。混合物を2時間攪拌し、そしてNaBH(OAc)
3(140mg、0.63ミリモル)を添加した。混合物を更に2時間攪拌し、そしてEtOAcで希釈した。有機層を飽和Na
2CO
3溶液、水、及び食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮により得られた化合物126は更に精製することなく次の工程に使用した。m/z578.3(M+H)
+
実施例CH
実施例CH(26mg)は化合物22の代わりに化合物126を使用した以外は実施例Lを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0893】
【数70】
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実施例CIの製造
スキーム72
【0894】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
化合物127
化合物127(110mg)は化合物125の代わりに化合物8を使用した以外は化合物126を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z424.4(M+H)
+
実施例CI
実施例CI(7mg)は化合物8及び7の代わりに化合物127及び29を使用した以外は化合物Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0895】
【数71】
[この文献は図面を表示できません]
化合物CJの製造
スキーム73
【0896】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
化合物128
ジクロロメタン(5mL)中の化合物21(100mg)の溶液にTFA(1mL)を添加した。混合物を3時間攪拌し、過剰な試薬を蒸発させた。油状物をEtOAcで希釈し、次に飽和Na
2CO
3溶液(2x)、水(2x)、及び食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮により化合物128(46mg)を得た。m/z267.1(M+H)
+
化合物129
化合物129(44mg)は化合物22の代わりに化合物128を使用した以外は化合物8に関する操作法に従って製造した。m/z408.10(M+H)
+
実施例CJ
実施例CJ(55mg)は化合物8及び7の代わりに化合物129及び29を使用した以外は実施例Cに関する操作法に従って製造した。
【0897】
【数72】
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化合物CK及びCLの製造
スキーム74
【0898】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
実施例CK
実施例CK(88mg)は化合物7の代わりに化合物49を使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法と同様にして製造した。m/z749.2(M+H)
+。
【0899】
実施例CL
実施例CK(85mg)及びTFA(5mL)の混合物を3時間攪拌した。過剰なTFAを蒸発させ、混合物を高真空下に乾燥した。混合物をTHF(5mL)に溶解し、そして1.0Nの水酸化ナトリウム溶液をpH11となるまで添加した。溶液を10分間攪拌し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を水、食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮及びフラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc)による精製により実施例CL(66mg)を得た。
【0900】
【数73】
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実施例CMの製造
スキーム75
【0901】
【化152】
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化合物130
化合物130は(TCI)から販売されており、そして入手状態で使用した。
【0902】
化合物131
0℃のメタノール(12mL)中の化合物130(510mg、3ミリモル)の溶液にチオニルクロリド(0.5mL、6.6ミリモル)を滴下した。混合物を30分間0℃で攪拌し、そして3時間還流させた。濃縮により白色固体として化合物131を得た。
【0903】
化合物132
ジクロロメタン(35mL)中の化合物131(3ミリモル)及びジイソプロピルエチルアミン(2mL、12ミリモル)の溶液にCDI(486mg、3ミリモル)を添加した。混合物を12時間攪拌した。化合物9を添加し、混合物を更に12時間攪拌した。濃縮及びフラッシュカラムクロマトグラフィー(CH
2Cl
2/iPrOH=10/1)による精製により化合物132(414mg)を得た。m/z380.0(M+H)
+。
【0904】
化合物133
化合物133は化合物66の代わりに化合物132を使用した以外は化合物67に関する操作法に従って製造した。m/z364.0(M−H)
−。
【0905】
実施例CM
実施例CM(600mg)は化合物7の代わりに化合物133を使用した以外は実施例Cに関する操作法に従って製造した。
【0906】
【数74】
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実施例O、P、CN及びCOの製造
スキーム76
【0907】
【化153】
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実施例O
実施例O(17mg)は化合物8及び7の代わりに化合物46及び49を使用した以外は実施例Cに関する操作法に従って製造した。m/z749.3(M+H)
+
実施例CN
実施例CN(22mg)は化合物8及び7の代わりに化合物46及び13eを使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z763.2(M+H)
+
実施例P
実施例P(12mg)は実施例CKの代わりに実施例Oを使用した以外は実施例CLを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0908】
【数75】
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【0909】
【数76】
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実施例CO
実施例CO(13mg)は実施例CKの代わりに実施例CNを使用した以外は実施例CLを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0910】
【数77】
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実施例CP〜CSの製造
スキーム77
【0911】
【化154】
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化合物134
化合物134はCBZ−L−アラニノールの代わりにCBZ−D−アラニノールを使用した以外は化合物76に関して記載した操作法を用いて製造した。
【0912】
化合物135
化合物135は化合物22の代わりに化合物134を使用した以外は化合物8を製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0913】
実施例CP
実施例CP(12mg)は化合物8及び7の代わりに化合物135及び49を使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z597.2(M+H)
+。
【0914】
実施例CQ
実施例CQ(11mg)は化合物8及び7の代わりに化合物135及び13dを使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z611.2(M+H)
+。
【0915】
実施例CR
実施例CR(7mg)は実施例Oの代わりに実施例CPを使用した以外は実施例Pを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0916】
【数78】
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実施例CS
実施例CS(8mg)は実施例CNの代わりに実施例CQを使用した以外は実施例COを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0917】
【数79】
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実施例CT〜CVの製造
スキーム78
【0918】
【化155】
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化合物136
化合物136a−cは販売されている(Sigma−Aldrich)。
【0919】
化合物137
メタノール(25mL)中の化合物136(20ミリモル)の溶液にベンズアルデヒド(40ミリモル)を滴下した。混合物を2時間攪拌し、そして0℃に冷却した。ナトリウムボロハイドライド(44ミリモル)を少しずつ添加した。混合物を25℃に加温し、そして2時間攪拌した。酢酸(10mL)を添加し、混合物を10分攪拌した。メタノールを除去し、混合物をEtOAcと3NNaOH溶液との間に分配した。有機層を分離し、水層をEtOAc(2x)で抽出した。合わせた有機層を水、食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮することにより化合物137を得た。
【0920】
化合物138
化合物138は化合物22の代わりに化合物137を使用した以外は化合物8を製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0921】
実施例CT
実施例CT(70mg)は化合物7及び8の代わりに化合物29及び138aを使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0922】
【数80】
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実施例CU
実施例CU(140mg)は化合物7及び8の代わりに化合物29及び138bを使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0923】
【数81】
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実施例CV
実施例CV(145mg)は化合物7及び8の代わりに化合物29及び138cを使用した以外は実施例Cを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0924】
【数82】
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化合物CWの製造
【0925】
【化156】
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実施例CWは例えば化合物8を下記構造:
【0926】
【化157】
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[式中「LG」は脱離基、例えばハロゲンである]を有する化合物と反応させることにより製造できる。このような化合物はHunsdieker反応又はKochi反応又は同様の方法のような知られた方法による相当するカルボン酸又はエステル(例えば化合物28又は29)の1炭素分解により製造できる。
【0927】
実施例CXの製造
スキーム79
【0928】
【化158】
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実施例R
実施例R(塩酸塩)はWO2008/010921A2(全ての目的のために参照により全体が本明細書に組み込まれる)に記載されている、又は上記した操作法に従って合成した。
【0929】
実施例CX
THF(2mL)中の実施例R(塩酸塩)(150mg、0.2ミリモル)の懸濁液に、ジイソプロピルエチルアミン(70μL、0.4ミリモル)を添加した。透明な溶液が得られるまで混合物を攪拌した。この溶液にトリメチルシリルイソシアネート(30μL、0.22ミリモル)を滴下し、そして混合物を12時間攪拌した。溶媒を除去し、混合物をMeOH5mLと共に2回同時蒸発させた。分取用薄層クロマトグラフィー(分取TLC)による精製により実施例CX(86mg)を得た。m/z:749.2(M+H)
+。
【0930】
【数83】
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実施例CYの製造
スキーム80
【0931】
【化159】
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実施例CY
ピリジン(3mL)中の実施例R(塩酸塩)(269mg、0.36ミリモル)の溶液にジホルミルヒドラジン(95mg、1.1ミリモル)、次いでクロロトリメチルシラン(2.7mL)及びトリエチルアミン(0.34mL)を添加した。混合物を14時間100℃で加熱し、そして溶媒を除去した。混合物を水でクエンチングし、そしてEtOAcで3回抽出した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、そして濃縮して白色固体を得た。HPLC及び分取用TLC(ジクロロメタン中5%MeOH)による精製により、実施例CY(5mg)を得た。m/z:758.3(M+H)
+。
【0932】
【数84】
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実施例CZの製造
スキーム81
【0933】
【化160】
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実施例CZ
DMF(2mL)中の実施例R(塩酸塩)(200mg、0.27ミリモル)及び重炭酸ナトリウム(92mg、1.1ミリモル)の懸濁液にDMF(1mL)中のメチル4−ブロモブチレート(74μl、0.54ミリモル)の溶液を添加した。混合物を20時間65℃で加熱し、そして溶媒を減圧下に除去した。混合物を水でクエンチングし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を水で3回、炭酸ナトリウム溶液で2回、そして食塩水で1回洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮、次いでHPLCを用いた精製により、白色固体として実施例CZを得た(23mg)。m/z:774.3(M+H)
+。
【0934】
【数85】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DAの製造
スキーム82
【0935】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DA
酢酸(0.73mL)中の実施例R(塩酸塩)(250mg、0.34ミリモル)の懸濁液に酢酸ナトリウム(153mg、1.9ミリモル)、次いで2,5−ジメトキシTHF(44μl、0.34ミリモル)を添加した。混合物を90分125℃で加熱し、そして溶媒を減圧下に除去した。残留物を飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチングし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を順次、飽和NaHCO
3溶液、水、そして食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮及びHPLCによる精製により得られた白色固体を分取用TLCで更に精製することにより実施例DA(25mg)を得た。m/z:756.3(M+H)
+。
【0936】
【数86】
[この文献は図面を表示できません]
【0937】
【数87】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DBの製造
スキーム83
【0938】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DB
プロパノール(1.9mL)中の実施例R(220mg、0.34ミリモル)に水性アンモニア(39mg、0.34ミリモル、28〜30%)を添加した。混合物を5分間攪拌した。上記混合物に、プロパノール(3.7mL)中のグリオキサール(53mg、0.37ミリモル、40重量%)及びホルムアルデヒド(30mg、0.37ミリモル、37重量%)の溶液を滴下した。混合物を5時間80℃で加熱した。溶媒を減圧下に除去し、そして残留物をEtOAcで希釈した。有機層を水及び食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。有機層を濃縮し、そしてHPLCにより精製することにより白色固体として実施例DB(101mg)を得た。m/z:757.3(M+H)
+。
【0939】
【数88】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DCの製造
スキーム84
【0940】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DC
ジクロロメタン(1.5mL)中の実施例R(220mg、0.34ミリモル)の溶液に無水コハク酸(41mg、0.41ミリモル)を添加した。混合物を12時間45℃で加熱した。溶媒を除去し、白色固体を高真空下に乾燥した。この固体に酢酸ナトリウム(10mg、0.12ミリモル)、次いで無水酢酸(1.5mL)を添加した。混合物を1時間85℃で加熱し、そして溶媒を減圧下に除去した。残留物をEtOAcで希釈し、そして順次、水、飽和NaHCO
3、水、及び食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮により実施例DC(190mg)を得た。m/z:788.2(M+H)
+。
【0941】
【数89】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DDの製造
スキーム85
【0942】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DD
DMF(3mL)中の実施例R(220mg、0.34ミリモル)の溶液に、炭酸ナトリウム(100mg)、次いで2,2,2−トリフルオロエチルトリクロロメタンスルホネート(112μl、0.68ミリモル)を添加した。混合物を3日間攪拌し、そして溶媒を減圧下に除去した。残基を酢酸エチルで希釈した。有機層を順次、飽和炭酸ナトリウム溶液で2回、水で1回、そして食塩水で1回洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮及びフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中9%MeOH)により実施例DD(109mg)を得た。m/z:788.2(M+H)
+。
【0943】
【数90】
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実施例DEの製造
スキーム86
【0944】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DE
エタノール(0.5mL)中のジメチルN−シアノジチオイミノカーボネート(50mg、0.34ミリモル)の透明溶液に、エタノール(2.5mL)中の実施例R(220mg、0.34ミリモル)の溶液を緩徐に添加した。混合物を12時間攪拌した。上記混合物にEtOH中のメチルアミンの溶液(1.6mL、33重量%)を添加した。混合物を6時間攪拌し、そして溶媒を減圧下に除去した。HPLCで精製することにより実施例DE(92mg)を得た。m/z:787.3(M+H)
+。
【0945】
【数91】
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実施例DF〜DGの製造
スキーム87
【0946】
【化166】
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実施例DF
DMF(1mL)中の実施例R(220mg、0.34ミリモル)の溶液に、炭酸ナトリウム(72mg、0.68ミリモル)、次いでDMF(0.4ml)中の2−ブロモエタノール(24μl、0.34ミリモル)の溶液を添加した。混合物を12時間70℃で加熱した。高真空下に濃縮することにより実施例DFを得た。m/z:750.2。
【0947】
実施例DG
THF(3.4mL)中の実施例DF(0.34ミリモル)の懸濁液にカルボニルジイミダゾール(CDI)(83mg、0.51ミリモル)、次いでDMAP(4mg)を添加した。混合物を3時間70℃で加熱し、そして溶媒を除去した。残留物をEtOAcで希釈し、そして水及び食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮及び分取用TLCによる精製により、実施例DG(83mg)を得た。m/z:776.2(M+H)
+。
【0948】
【数92】
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実施例DHの製造
スキーム88
【0949】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
実施例W
実施例WはWO2008/010921A2に記載されている、又はスキーム25において上記した操作法に従って合成した。
【0950】
実施例DH
実施例DH(100mg)は実施例Rの代わりに実施例Wを使用した以外は実施例CYを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0951】
【数93】
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質量スペクトル(m/e):(M+H)
+758.2、(M−H)
−755.9。
【0952】
実施例DIの製造
スキーム89
【0953】
【化168】
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実施例DI
実施例DI(28mg)は実施例Rの代わりに化合物W(160mg)を使用した以外は実施例CZを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:774.2(M+H)
+。
【0954】
【数94】
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実施例DJの製造
スキーム90
【0955】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DJ
実施例DJ(44mg)は実施例Rの代わりに実施例W(160mg)を使用した以外は実施例DBを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:757.3(M+H)
+。
【0956】
【数95】
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実施例DK〜DLの製造
スキーム91
【0957】
【化170】
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実施例DK
実施例DKは実施例Rの代わりに実施例W(160mg)を使用した以外は実施例DFを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0958】
実施例DL
実施例DL(28mg)は実施例DFの代わりに実施例DKを使用した以外は実施例DGを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:776.2(M+H)
+。
【0959】
【数96】
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実施例DM(a〜c)の製造
スキーム92
【0960】
【化171】
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化合物8
化合物8はWO2008/010921A2に記載されている、そして上記した操作法に従って合成した。
【0961】
化合物138a/138b/138c
化合物138a、138b、及び138cはAldrichから入手した。
【0962】
化合物139a
THF(10mL)中の酸138a(266mg、1.0ミリモル)及びアミン8(409mg、1.0ミリモル)の溶液に、HOBt(203mg、1.5ミリモル)、EDC(294μl、2.0ミリモル)、及びジイソプロピルエチルアミン(0.835mL、4.0ミリモル)を添加した。混合物を12時間攪拌し、溶媒を除去した。残留物をEtOAcで希釈した。有機層を飽和Na
2CO3溶液で3回、水で2回、そして食塩水で1回洗浄し、Na
2SO
4上に乾燥した。濃縮及びフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%〜10%MeOH)による精製により化合物139a(509mg)を得た。m/z:658.1(M+H)
+。
【0963】
化合物139b
化合物139b(543mg)は化合物138aの代わりに化合物138bを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:658.1(M+H)
+。
【0964】
化合物139c
化合物139c(587mg)は化合物138aの代わりに化合物138cを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:658.2(M+H)
+。
【0965】
化合物140a
化合物139a(500mg)にHCl/ジオキサン溶液10mL(4N、40ミリモル)を添加した。混合物を1時間攪拌した後、溶媒を除去した。残留物をジエチルエーテルで希釈し、そして1時間攪拌した。ジエチルエーテル層を傾瀉した。固体をジエチルエーテル(2x)で洗浄し、真空下に乾燥した。得られた化合物140aは茶色粉末であった(520mg)。m/z:558.3(M+H)
+。
【0966】
化合物140b
化合物140b(476mg)は化合物139aの代わりに化合物139bを使用した以外は化合物140aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:558.2(M+H)
+。
【0967】
化合物140c
化合物140c(536mg)は化合物139aの代わりに化合物139cを使用した以外は化合物140aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:558.3(M+H)
+。
【0968】
化合物9
化合物9はWO2008/010921A2に記載されている操作法に従って合成した。
【0969】
実施例DM(a)
ジクロロメタン(6mL)中の化合物140a(520mg、0.75ミリモル)及びジイソプロピルエチルアミン(0.52mL、3.0ミリモル)の攪拌溶液に、CDI(122mg、0.75ミリモル)を添加した。混合物を12時間攪拌した。この混合物にジクロロメタン(2mL)中の化合物9(128mg、0.75ミリモル)の溶液を添加し、混合物を更に5時間攪拌した。溶媒を除去し、残留物をEtOAcで希釈した。有機層を水で2回、そして食塩水で1回洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮及びHPLCによる精製により、実施例DM(a)(270mg)を得た。m/z:754.3(M+H)
+。
【0970】
【数97】
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実施例DM(b)
実施例DM(b)(36mg)は化合物140aの代わりに化合物140bを使用した以外は実施例DM(a)を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:754.3(M+H)
+。
【0971】
【数98】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DM(c)
実施例DM(c)(283mg)は化合物140aの代わりに化合物140cを使用した以外は実施例DM(a)を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:754.3(M+H)
+。
【0972】
【数99】
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【0973】
【数100】
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実施例DNの製造
スキーム93
【0974】
【化172】
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化合物141
化合物141はTCIから入手した。
【0975】
化合物142
0℃のメタノール(20mL)中の化合物141(1.0g、6.4ミリモル)の溶液にチオニルクロリド(1.0mL、14.2ミリモル)を滴下した。混合物を30分間0℃で攪拌し、そして3時間還流させた。濃縮により白色固体として化合物142を得た。
【0976】
化合物143
化合物143(1.68g)は化合物140aの代わりに化合物142を使用した以外は実施例DM(a)を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:366.0(M+H)
+。
【0977】
化合物144
0℃のMeOH/H
2O(20mL/20mL)中の化合物143(1.68g、4.8ミリモル)の溶液に水酸化ナトリウム(229mg、5.74ミリモル)を添加した。混合物を1時間攪拌し、そして溶媒を減圧下に除去した。ジオキサン中の塩酸(1.5mL、4N、6ミリモル)を添加し、混合物を蒸発させ、そして高真空下に乾燥した。化合物144は白色固体として得られた(1.8g)。
【0978】
実施例DN
実施例DN(260mg)は化合物138aの代わりに化合物144を使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:743.2(M+H)
+。
【0979】
【数101】
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実施例DOの製造
スキーム94
【0980】
【化173】
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化合物46
化合物46はWO2008/010921A2に記載されている操作法に従って合成した。
【0981】
実施例DO
実施例DO(215mg)は化合物8及び138aの代わりに化合物144及び46を使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:743.2(M+H)
+。
【0982】
【数102】
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実施例DP〜DTの製造
スキーム95
【0983】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
実施例AF
実施例AFはWO2008/010921A2に記載されている、そしてスキーム27において上記した操作法に従って合成した。
【0984】
実施例DP
実施例DP(23mg)は化合物8及び138aの代わりに実施例AF及び2−アミノピリジンを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:797.2(M+H)
+。
【0985】
【数103】
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実施例DQ
実施例DQ(32mg)は化合物8及び138aの代わりに実施例AF及び3−アミノピリジンを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:797.2(M+H)
+。
【0986】
【数104】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DR
実施例DR(30mg)は化合物8及び138aの代わりに実施例AF及び4−アミノピリジンを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:797.3(M+H)
+。
【0987】
【数105】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DS
実施例DS(50mg)は化合物8及び138aの代わりに実施例AF及び1−アミノピロリジンを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:789.2(M+H)
+。
【0988】
【数106】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DT
実施例DT(50mg)は化合物8及び138aの代わりに実施例AF及びメタンスルホンアミドを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:798.2(M+H)
+。
【0989】
【数107】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DU(a〜c)の製造
スキーム96
【0990】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
化合物122
化合物122はWO2008/010921A2に記載されている、そしてスキーム69において上記した操作法に従って合成した。
【0991】
化合物145
ジクロロメタン(5mL)中の化合物122(1.0g、4ミリモル)の溶液に、エチルアルコール(1.5mL、25.6ミリモル)、次いでヨードトリメチルシラン(2mL、14.3ミリモル)を添加した。混合物を6時間攪拌し、そして混合物は直接次の工程に使用した。m/z:453.9(M+H)
+。
【0992】
化合物146a
ジクロロメタン(2mL)中の化合物145(1ミリモル)の溶液にジクロロメタン(1mL)中の(R)−3−ヒドロキシピロリジン(435mg、5ミリモル)の溶液を添加した。混合物を12時間攪拌し、そして溶媒を減圧下に除去した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜20%MeOH)による精製により化合物146a(230mg)を得た。m/z:413.1(M+H)
+。
【0993】
化合物146b
化合物146b(200mg)は化合物(R)−3−ヒドロキシピロリジンの代わりに化合物(S)−3−ヒドロキシピロリジンを使用した以外は化合物146aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:413.1(M+H)
+。
【0994】
化合物146c
化合物146c(380mg)は化合物(R)−3−ヒドロキシピロリジンの代わりに化合物4−ヒドロキシピペリジンを使用した以外は化合物146aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:427.1(M+H)
+。
【0995】
化合物147a
化合物147a(250mg)は化合物143の代わりに化合物146aを使用した以外は化合物144を製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0996】
化合物147b
化合物147b(210mg)は化合物143の代わりに化合物146bを使用した以外は化合物144を製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0997】
化合物147c
化合物147c(400mg)は化合物143の代わりに化合物146cを使用した以外は化合物144を製造するために使用した操作法に従って製造した。
【0998】
実施例DU(a)
実施例DU(a)(250mg)は化合物138aの代わりに化合物147aを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:776.3(M+H)
+。
【0999】
【数108】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DU(b)
実施例DU(b)(253mg)は化合物138aの代わりに化合物147bを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:776.3(M+H)
+。
【1000】
【数109】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DU(c)
実施例DU(c)(450mg)は化合物138aの代わりに化合物147cを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:790.3(M+H)
+。
【1001】
【数110】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DVの製造
スキーム97
【1002】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DV
DMSO(1mL)中の実施例DU(c)(230mg、0.29ミリモル)及びトリエチルアミン(0.14mL)の混合物を30分間25℃で攪拌し、そして次に5〜10℃に冷却した。イオウ3酸化物ピリジン複合体(0.17g)を上記反応混合物に添加し、そして混合物を5〜10℃で1時間攪拌した。混合物を氷水に注ぎ込み、20分間攪拌し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を水で2回、飽和NaHCO
3溶液で2回、水で2回、そして食塩水で1回洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮及びフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜20%MeOH)による精製により、実施例DV(67mg)を得た。m/z:788.3(M+H)
+。
【1003】
【数111】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DWの製造
スキーム98
【1004】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DW
実施例DW(78mg)は実施例DU(c)の代わりに実施例DU(a)を使用した以外は実施例DVを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:774.3(M+H)
+。
【1005】
【数112】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DX(a〜f)の製造
スキーム99
【1006】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
化合物60
化合物60はWO2008/010921A2に記載されている、そしてスキーム23において上記した操作法に従って合成した。
【1007】
化合物148a
CH
3CN(8mL)中の化合物60(800mg、2ミリモル)の溶液にCH
3CN(1mL)中の1−アセチルピペラジン(512mg、4ミリモル)の溶液、次いでHOAc(240μl、4ミリモル)及びNaBH(OAc)
3(1.33g、6ミリモル)を添加した。混合物を12時間攪拌し、そしてEtOAcで希釈した。有機層を飽和Na
2CO
3溶液、水、及び食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮及びフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜12%iPrOH)で精製することにより化合物148a(250mg)を得た。m/z:516.1(M+H)
+。
【1008】
化合物148b
化合物148b(530mg)は1−アセチルピペラジンの代わりに1−エチルスルホニルピペラジンを使用した以外は化合物148aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:566.1(M+H)
+。
【1009】
化合物148c
化合物148c(384mg)は1−アセチルピペラジンの代わりに4−トリフルオロメチルピペリジンを使用した以外は化合物148aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:541.2(M+H)
+。
【1010】
化合物148d
化合物148d(342mg)は1−アセチルピペラジンの代わりに4,4−ジフルオロピペリジンを使用した以外は化合物148aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:509.1(M+H)
+。
【1011】
化合物148e
化合物148e(320mg)は1−アセチルピペラジンの代わりに4−フルオロピペリジンを使用した以外は化合物148aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:491.1(M+H)
+。
【1012】
化合物148f
化合物148f(389mg)は1−アセチルピペラジンの代わりに3,3−ジフルオロピペリジンを使用した以外は化合物148aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:509.1(M+H)
+。
【1013】
化合物149a
エチルアルコール(3mL)中の化合物148a(250mg、0.48ミリモル)の溶液に1.0Nの水酸化ナトリウム溶液(0.53mL、0.53ミリモル)を添加した。混合物を1時間攪拌し、そして溶媒を減圧下に除去した。ジオキサン中4.0N塩酸(0.13mL、0.52ミリモル)を添加し、そして混合物を蒸発させた。DMF(2x100mL)と共に同時蒸発させることにより得られた化合物149aは更に精製することなく次の工程で使用した。
【1014】
実施例149b
化合物149bは化合物148aの代わりに化合物148bを使用した以外は化合物149aを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1015】
実施例149c
化合物149cは化合物148aの代わりに化合物148cを使用した以外は化合物149aを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1016】
実施例149d
化合物149dは化合物148aの代わりに化合物148dを使用した以外は化合物149aを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1017】
実施例149e
化合物149eは化合物148aの代わりに化合物148eを使用した以外は化合物149aを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1018】
実施例149f
化合物149fは化合物148aの代わりに化合物148fを使用した以外は化合物149aを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1019】
実施例DX(a)
実施例DX(a)(90mg)は化合物138aの代わりに化合物149aを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:817.3(M+H)
+。
【1020】
【数113】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DX(b)
実施例DX(b)(150mg)は化合物138aの代わりに化合物149bを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:867.3(M+H)
+。
【1021】
【数114】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DX(c)
実施例DX(c)(427mg)は化合物138aの代わりに化合物149cを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:842.2(M+H)
+。
【1022】
【数115】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DX(d)
実施例DX(d)(390mg)は化合物138aの代わりに化合物149dを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:810.2(M+H)
+。
【1023】
【数116】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DX(e)
実施例DX(e)(160mg)は化合物138aの代わりに化合物149eを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:792.3(M+H)
+。
【1024】
【数117】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DX(f)
実施例DX(f)(480mg)は化合物138aの代わりに化合物149fを使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:810.2(M+H)
+。
【1025】
【数118】
[この文献は図面を表示できません]
実施例DYの製造
スキーム100
【1026】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
化合物150
化合物150はAldrichから入手した。
【1027】
化合物151
THF(400mL)中の化合物150(25g、137ミリモル)の懸濁液にトリエチルアミン(21mL、151ミリモル)、次いでBoc
2O(31.5g、144ミリモル)を添加した。混合物を48時間攪拌し、溶媒を除去した。残留物をEtOAcで希釈し、飽和炭酸ナトリウム溶液で2回、水で1回、そして食塩水で1回洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮して化合物151(25g)を得た。
【1028】
化合物152
0℃のMeOH(20mL)中の化合物151(2.0g、10ミリモル)の溶液にメタノール(0.46mL、2ミリモル)中4.4Nのナトリウムメトキシド溶液を添加した。混合物を45分間攪拌し、そして飽和NH
4Cl溶液でクエンチングした。溶媒を蒸発させ、そして残留物をEtOAcで希釈した。有機層を飽和NH
4Cl溶液、水、及び食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮により化合物152(2.6g)を得た。
【1029】
化合物153
化合物153(1.9g)は実施例DU(c)の代わりに化合物152を使用した以外は実施例DVを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1030】
化合物154
化合物154(1.65g)は化合物60及び1−アセチルピペラジンの代わりに化合物153および4−チオモルホリンを使用した以外は化合物148aを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1031】
化合物155
アセトン/水(270mL/70mL)中の化合物154(1.55g、4.86ミリモル)の溶液に4−メチルモルホリンN−オキシド(1.25g、10ミリモル)、次いでOsO
4/tBuOH溶液(6.8mL、2.5%)を添加した。混合物を12時間攪拌し、そして溶媒を減圧下に除去した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中60〜100%EtOAc)による精製により化合物155(1.44g)を得た。
【1032】
化合物156
化合物156は化合物139aの代わりに化合物155を使用した以外は化合物140aを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1033】
化合物157
化合物157(660mg)は化合物140aの代わりに化合物156を使用した以外は実施例DM(a)を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:447.0(M+H)
+。
【1034】
化合物158
化合物158は化合物143の代わりに化合物157を使用した以外は化合物144を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:433.1(M+H)
+。
【1035】
実施例DY
実施例DY(350mg)は化合物138aの代わりに化合物158を使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:824.2(M+H)
+。
【1036】
【数119】
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実施例DZ〜EAの製造
スキーム101
【1037】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
化合物159/160
EtOH/H
2O(1.6mL/1.6mL)中の化合物60(1.6ミリモル)の溶液に炭酸アンモニウム(600mg、6.4ミリモル)、次いでシアン化ナトリウム(158mg)を添加した。混合物を16時間90℃で加熱し、そして25℃に冷却した。pH3〜4となるまで1N塩酸を添加した。残留物をEtOAcで希釈し、そして水及び食塩水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、そして濃縮することにより得られた化合物159及び160を更に精製することなく次の工程に使用した。
【1038】
実施例DZ/EA
実施例DZ(80mg)及びEA(60mg)は化合物138aの代わりに化合物159および160を使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。実施例DZ:m/z:732.3(M+H)
+。
【1039】
【数120】
[この文献は図面を表示できません]
実施例EA:m/z:755.2(M+H)
+。
【1040】
【数121】
[この文献は図面を表示できません]
実施例EBの製造
スキーム102
【1041】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
化合物161
化合物161(11g)は化合物60及び1−アセチルピペラジンの代わりに化合物153およびモルホリンを使用した以外は化合物148aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:303.0(M+H)
+。
【1042】
化合物162
化合物162(10.4g)は化合物139aの代わりに化合物161を使用した以外は化合物140aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:203.1(M+H)
+。
【1043】
実施例3b
化合物3bはWO2008/010921A2に記載されている、そしてスキーム10において上記した操作法に従って合成した。
【1044】
実施例163
化合物163(540mg)は化合物140a及び9の代わりに化合物162及び36を使用した以外は実施例DM(a)を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:385.1(M+H)
+。
【1045】
実施例164
化合物164(780mg)は化合物143の代わりに化合物163を使用した以外は化合物144を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:371.0(M+H)
+。
【1046】
実施例EB
実施例EB(210mg)は化合物138aの代わりに化合物164を使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:762.2(M+H)
+。
【1047】
【数122】
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化合物166の製造
スキーム103
【1048】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
化合物3
化合物3はWO2008/010921A2に記載されている操作法に従って合成した。
【1049】
化合物165
水(10mL)中の化合物3(2.65g、12.5ミリモル)の懸濁液に、水酸化ナトリウム(1.5g、38ミリモル)を添加した。混合物を12時間90℃で加熱し、そして25℃に冷却した。混合物をEtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中50%EtOAc)による精製により、化合物165(810mg)を得た。
【1050】
化合物166
DCM(12mL)中の化合物165(810mg、5.2ミリモル)の溶液に、ビス(4−ニトロフェニル)カーボネート(1.73g、5.7ミリモル)、次いでトリエチルアミン(1.1mL、7.8ミリモル)を添加した。混合物を14時間攪拌し、そして溶媒を除去した。残留物をEtOAcで希釈し、2回飽和炭酸ナトリウムで、その後水、次いで食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮及びフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20%EtOAc)による精製により化合物166(1.4g)を得た。
【1051】
実施例ECの製造
スキーム104
【1052】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
化合物167
化合物167は化合物143の代わりに化合物161を使用した以外は化合物144を製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1053】
化合物168
化合物168(1.2g)は化合物138aの代わりに化合物167を使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:680.3(M+H)
+。
【1054】
化合物169
MeOH(10mL)中の化合物168(1.2g、1.8ミリモル)の溶液に4Nの塩酸(4.4mL、17.6ミリモル)を添加した。混合物を6時間攪拌し、そして溶媒を除去した。残留物を2N水酸化ナトリウム溶液で塩基性化(pH=11)し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮により化合物169(1.0g)を得た。
【1055】
実施例EC
CH
3CN(2mL)中の化合物169(116mg、0.2ミリモル)の溶液に化合物166(71mg、0.22ミリモル)、次いでトリエチルアミン(71μL、0.4ミリモル)を添加した。混合物を48時間攪拌し、そしてEtOAcで希釈した。有機層を飽和炭酸ナトリウム溶液、水、及び食塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM中0〜15%iPrOH)による精製により化合物1073(130mg)を得た。m/z:763.3(M+H)
+。
【1056】
【数123】
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化合物173の製造
スキーム105
【1057】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
化合物170
化合物170はAldrichから入手した。
【1058】
化合物171
硫化水素ガスを5時間ピリジン(100mL)及びトリエチルアミン(4.4mL)中の化合物170(1.8mL、20ミリモル)の溶液に通した。溶液を10分間窒素でパージし、そして溶媒を除去した。残留物をエチルアルコール10mLと共に3回同時蒸発させた。フラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM中10%iPrOH)で精製することにより化合物171(2.0g)を得た。
【1059】
化合物172
アセトン(30mL)中の化合物171(2g、17ミリモル)の溶液に1,3−ジクロロアセトン(2.1g、17ミリモル)、次いでMgSO
4(2.0g,17ミリモル)を添加した。混合物を12時間還流し、25℃に冷却させた。混合物を濾過した。濃縮し、化合物172を得た。m/z:191.9(M+H)
+。
【1060】
化合物173
水中40%メチルアミンの溶液(36mL)に水(10mL)中の化合物172(17ミリモル)の溶液を添加した。混合物を1時間攪拌し、そして減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM中10%MeOH)による精製により化合物173を得た。m/z:187.0(M+H)
+。
【1061】
化合物177の製造
スキーム106
【1062】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
化合物174
エチルアルコール(160mL)中の化合物151(10.5g、50ミリモル)溶液に水酸化ナトリウム溶液(2.1g、52.5ミリモル、30mL)を添加した。混合物を1時間攪拌し、そして溶媒を減圧下に除去した。残留物をエチルアルコール200mLと共に3回同時蒸発させた。白色固体を高真空下に2時間60℃で乾燥した。この固体にDMF(80mL)、次いでベンジルブロミド(7.3mL、61ミリモル)を添加した。混合物を暗所で12時間攪拌し、そしてEtOAcで希釈した。有機層を水で5回、次いで食塩水で1回洗浄し、そして次にNa
2SO
4上に乾燥した。濃縮により化合物174(15g)を得た。
【1063】
化合物175
化合物175は実施例DU(c)の代わりに化合物174を使用した以外は実施例DVを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1064】
化合物176
化合物176は化合物60及び1−アセチルピペラジンの代わりに化合物175及びモルホリンを使用した以外は化合物148aを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1065】
化合物177
化合物177(3.4g)は化合物139aの代わりに化合物176を使用した以外は実施例140aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:279.1(M+H)
+。
【1066】
実施例EDの製造
スキーム107
【1067】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
化合物178
化合物178(300mg)は化合物140a及び9の代わりに化合物173及び177を使用した以外は実施例DM(a)を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:491.3(M+H)
+。
【1068】
化合物179
化合物179は化合物148aの代わりに化合物178を使用した以外は化合物149aを製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1069】
実施例ED
実施例ED(370mg)は化合物138aの代わりに化合物179を使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:792.3(M+H)
+。
【1070】
【数124】
[この文献は図面を表示できません]
【1071】
【数125】
[この文献は図面を表示できません]
実施例EEの製造
スキーム108
【1072】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
化合物180
化合物180はAldrichから入手した。
【1073】
化合物181
化合物181(1.6g)は化合物8及び138aの代わりに化合物180及び9を使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:327.9(M+H)
+。
【1074】
化合物182
DMF(4mL)中の水素化ナトリウム(52mg、60%、1.3ミリモル)の懸濁液にDMF(1mL)中の化合物181(327mg、1ミリモル)の溶液を添加した。混合物を90分間攪拌し、そしてDMF(1mL)中の2−モルホリンエチルブロミド(212mg、1.1ミリモル)の溶液を滴下した。混合物を12時間攪拌し、そして水でクエンチングした。水層をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を水で5回、そして食塩水で1回洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。乾燥した有機層を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM中0〜10%MeOH)で精製することにより、化合物182(267mg)を得た。m/z:441.1(M+H)
+。
【1075】
化合物183
化合物183(175mg)は化合物168の代わりに化合物182を使用した以外は化合物169を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:341.2(M+H)
+。
【1076】
実施例EE
0℃のDCM(1mL)中のトリホスゲン(56mg、0.19ミリモル)の溶液にDCM(1.8mL)中の化合物8(210mg、0.51ミリモル)及びDIPEA(194μl)の溶液を添加した。混合物を30分間攪拌し、そしてDCM(1mL)中の化合物183(175mg、0.51ミリモル)及びDIPEA(194μl)の溶液を添加した。混合物を25℃に加温し、そして12時間攪拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和炭酸ナトリウムで2回、水で1回、そして食塩水で1回洗浄し、そしてNa
2SO
4上に乾燥した。乾燥した有機層を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM中15%iPrOH)で精製することにより、実施例EE(150mg)を得た。m/z:776.3(M+H)
+。
【1077】
【数126】
[この文献は図面を表示できません]
実施例EF〜EHの製造
スキーム109
【1078】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
化合物184
化合物184はAldrichから入手した。
【1079】
化合物185
化合物185(291mg)は化合物140a及び9の代わりに化合物184及びメチルアミンを使用した以外は実施例DM(a)を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:289.9(M+H)
+。
【1080】
化合物186
化合物186は化合物143の代わりに化合物185を使用した以外は化合物144を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:275.9(M+H)
+。
【1081】
実施例EF
実施例EF(102mg)は化合物138aの代わりに化合物186を使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:667.1(M+H)
+。
【1082】
実施例EG
実施例EG(144mg)は化合物168の代わりに実施例EFを使用した以外は化合物169を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:567.2(M+H)
+。
【1083】
化合物54
化合物54はWO2008/010921A2に記載されている操作法に従って合成した。
【1084】
実施例EH
実施例EH(25mg)は化合物60及び1−アセチルピペラジンの代わりに実施例EG及び化合物54を使用した以外は化合物148aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:637.3(M+H)
+。
【1085】
【数127】
[この文献は図面を表示できません]
実施例EI〜EJの製造
スキーム110
【1086】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
化合物187
化合物187はAldrichから入手した。
【1087】
化合物188
化合物188(897mg)は化合物140aの代わりに化合物187を使用した以外は実施例DM(a)を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:298.0(M+H)
+。
【1088】
化合物189
化合物189(1.24g)は化合物151の代わりに化合物188を使用した以外は化合物174を製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:406.1(M+H)
+。
【1089】
化合物190
化合物190(712mg)は実施例DU(c)の代わりに化合物189を使用した以外は実施例DVを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:40.4.0(M+H)
+。
【1090】
化合物191
化合物191(384mg)は化合物60及び1−アセチルピペラジンの代わりに化合物190及びモルホリンを使用した以外は化合物148aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:475.1(M+H)
+。
【1091】
化合物192
化合物192(900mg)は化合物148aの代わりに化合物191を使用した以外は化合物149aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:385.0(M+H)
+。
【1092】
実施例EI
実施例EI(151mg)は化合物138aの代わりに化合物192を使用した以外は化合物139aを製造するために使用した操作法に従って製造した。m/z:776.2(M+H)
+。
【1093】
【数128】
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実施例EJ
実施例EIをHPLC(Chiral Technologies Inc.製のキラルセルOD−Hカラム、ヘプタン/iPrOH=70/30)で精製することにより実施例EJを得た。m/z:776.2(M+H)
+。
【1094】
【数129】
[この文献は図面を表示できません]
【1095】
【数130】
[この文献は図面を表示できません]
実施例EKの製造
スキーム111
【1096】
【化190】
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化合物193
化合物193はJ.Med.Chem.,41(4),1998,602−617(全ての目的のために参照により全体が本明細書に組み込まれる)記載の操作法に従って合成した。
【1097】
化合物194
化合物193(1.4g、7ミリモル)を無水THF(7mL)中に溶解し、そして窒素下0℃で攪拌しながらTHF中1MのLiAlH
4溶液中に1時間かけて滴下した。次に反応混合物を室温に戻し、1時間攪拌し、この時点でHPLCは反応終了を示していた。反応混合物をアイスバスで冷却し、メタノールを緩徐に添加した。次に水性の酒石酸ナトリウムカリウム溶液を添加した。有機性の溶液を酢酸エチルで抽出し、そして次に無水硫酸ナトリウム上に乾燥し、減圧下に濃縮して得られた化合物194(1g、91%)を更に精製することなく次の反応で使用した。
【1098】
化合物195
化合物194(1g、6.37ミリモル)を無水トルエン(6mL)に溶解した。得られた溶液にPCl
5(1.3g、6.37ミリモル)を添加した。反応混合物を1時間攪拌した後、反応が終了した。固体の重炭酸ナトリウムを反応混合物に添加し、次にこれを酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、次いで塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上に乾燥し、そして減圧下に濃縮することにより、化合物195(0.91g、81%)を得た。
【1099】
化合物196
化合物195(0.91g、5.2ミリモル)をメタノール中2Mのメチルアミン(15mL)に溶解した。反応混合物を15時間攪拌し、次に減圧下に濃縮した。得られた油状物を稀塩酸水溶液に溶解することによりpH2の溶液を形成した。次に溶液を酢酸エチルで洗浄した。水層を減圧下に濃縮した。残基を分取用HPLCで精製することにより化合物196(0.6g、56%)を得た。
【1100】
実施例EK
実施例EK(14mg)は化合物140a及び9の代わりに化合物169及び196を使用した以外は実施例DM(a)を製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1101】
【数131】
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質量スペクトル(m/e):(M+H)
+776.3、(M−H)
−773.9
実施例ELの製造
スキーム112
【1102】
【化191】
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実施例EL
実施例W(71mg、0.1ミリモル)及び1,1−ビス(メチルチオ)−2−ニトロエチレン(17mg、0.1ミリモル)を無水DMF(2mL)に溶解した。得られた混合物を90分間室温で、次に40℃で更に16時間攪拌した。更に10%の1,1−ビス(メチルチオ)−2−ニトロエチレンを添加し、そして混合物を8時間60℃で攪拌した。メタノール中2Mのメチルアミンの溶液(1.2mL、2.4ミリモル)を添加し、そして混合物を室温で3時間攪拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、そして重炭酸ナトリウム飽和水溶液及び塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上に乾燥し、そして減圧下に濃縮した。得られた粗生成物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(DCM中3〜10%MeOH)により精製した。C
18−逆相分取用HPLCによる最終精製により実施例EL(55mg、68%)を得た。
【1103】
【数132】
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【1104】
【数133】
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質量スペクトル(m/e):(M+H)
+806.3、(M−H)
−804.1.
実施例EM〜ENの製造
スキーム113
【1105】
【化192】
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化合物197
化合物122(460mg、1.5ミリモル)を無水DCMに溶解した。形成した溶液にEtOH(540μL、9.28ミリモル)、次いでTMS−I(663μL、4.6ミリモル)を滴下した。混合物を室温で2時間攪拌した。更にTMS−I(200μL)を添加し、混合物を1時間攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮した。残留物をEtOHに溶解し、減圧下に濃縮した。残基を再度、追加分のEtOHに溶解した。形成した油状物を無水DMSO(5mL)に溶解した。KCNを添加し、そして得られた混合物を16時間室温で攪拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、そして順次、重炭酸ナトリウム飽和水溶液及び塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上に乾燥し、そして減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc)により精製した。生成物(260mg、0.74ミリモル)をEtOHに溶解し、そしてアイスバス中で攪拌した。NaOH(33mg、0.82ミリモル)を水に溶解し、そしてEtOH溶液に少しずつ添加した。反応混合物を10%クエン酸でpH2〜3まで酸性化し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上に乾燥し、そして減圧下に濃縮した。得られた化合物197(228mg、47%)は更に精製することなく次の工程に使用した。
【1106】
実施例EM
化合物197(228mg、0.7ミリモル)を無水THF(5mL)に溶解した。EDC(202mg、1.05ミリモル)及びHOBt(162mg、1.05ミリモル)を溶液に添加し、そして得られた混合物を30分間攪拌した。化合物8(214mg、0.7ミリモル)を無水DMF(3mL)及びTEA(294μL、2.11ミリモル)と共に反応混合物に添加した。混合物を90分間攪拌し、次にEtOAcで希釈し、そして順次重炭酸ナトリウム飽和水溶液及び塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上に乾燥し、そして減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュシュルカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中0〜10%MeOH)で精製した。C
18−逆相分取用HPLCによる最終精製により実施例EM(291mg、58%)を得た。
【1107】
【数134】
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質量スペクトル(m/e):(M+H)
+716.2、(M−H)
−713.9。
【1108】
実施例EN
実施例EM(120mg、0.168ミリモル)を無水MeOH(5mL)に溶解し、減圧下に濃縮した。この過程を新しい分量のMeOHを用いながら2回反復した。残留物をMeOH(5mL)に溶解し、そして窒素ガス下にアイスバス中で攪拌した。HClガスを5〜10分間MeOH溶液中にバブリングすることにより溶液を飽和させた。反応容器を密封し、反応混合物を8時間0℃で攪拌した。次に反応混合物を室温で減圧下に濃縮した。残留物をEtOAcに溶解し、2回10%炭酸ナトリウム水溶液、次いで塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上に乾燥し、減圧下に濃縮した。残留物を2−メトキシエタノール(5mL)中に溶解した。スルファミド(161mg、1.68ミリモル)を溶液に添加し、これを8時間80℃で、そして次に16時間室温で攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮した。残留物をEtOAcに溶解し、そして重炭酸ナトリウム飽和水溶液、次いで塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上に乾燥し、そして減圧下に濃縮した。粗製の物質をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中0〜10%MeOH)で精製した。C
18−逆相分取用HPLCによる最終精製により実施例EN(16mg、12%)を得た。
【1109】
【数135】
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質量スペクトル(m/e):(M+H)
+812.1、(M−H)
−810.0. 実施例EOの製造
スキーム114
【1110】
【化193】
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化合物68
化合物68はWO2008/010921A2に記載されている操作法に従って合成した。
【1111】
実施例EO
実施例EO(39mg)は化合物140a及び9の代わりに化合物68及び169を使用した以外は実施例DM(a)を製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1112】
【数136】
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質量スペクトル(m/e):(M+H)
+734.3、(M−H)
−731.9
実施例EP〜EQの製造
スキーム115
【1113】
【化194】
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化合物198
化合物198はAldrichから入手した。
【1114】
化合物199
化合物198(205mg、1ミリモル)を無水DMF(5mL)中の化合物46(446mg、1ミリモル)及びHOBt(230mg、1.5ミリモル)と混合した。次にEDC(230mg、1.2ミリモル)を添加した。得られた混合物を30分間攪拌した。DIPEA(348μL、2ミリモル)を添加した。混合物を2時間攪拌し、次にEtOAcで希釈し、順次、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、次いで塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上に乾燥し、そして減圧下に濃縮した。粗製の物質をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中0〜100%EtOAc)で精製し、化合物199(345mg、58%)を得た。
【1115】
化合物200
化合物199(345mg、0.58ミリモル)を少量のMeOHに溶解した。ジオキサン中4NのHCl溶液(5mL)を添加した。得られた混合物を1時間攪拌し、そして減圧下に濃縮した。残留物をEtOAcに溶解し、順次、重炭酸ナトリウム飽和水溶液及び塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上に乾燥し、そして減圧下に濃縮した。残留物を無水DCM(10mL)に溶解した。ピリジン(163μL、2ミリモル)及びt−ブチルジメチルシリルクロリド(166mg、1.1ミリモル)を添加した。得られた混合物を15時間攪拌した。更にピリジン(163μL)及びTBS−Cl(60mg)を添加した。得られた混合物を更に24時間攪拌した。混合物を減圧下に濃縮した。残留物をEtOAcに溶解し、順次、重炭酸ナトリウム飽和水溶液及び塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上に乾燥し、そして減圧下に濃縮した。粗製の物質をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中0〜5%MeOH)で精製することにより化合物200(248mg、69%)を得た。
【1116】
実施例EP
実施例EPは化合物140a及び9の代わりに化合物200及び68を使用した以外は実施例DM(a)を製造するために使用した操作法に従って製造した。
【1117】
実施例EQ
実施例EPをジオキサン中4NのHCl(4ml)に添加した。混合物を1時間攪拌し、そして溶媒を蒸発させた。残留物をEtOAcで希釈し、順次飽和水性炭酸ナトリウム、水、及び食塩水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4上に乾燥し、次に濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM中10%iPrOH)で精製することにより実施例EQ(35mg)を得た。
【1118】
【数137】
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質量スペクトル(m/e):(M+H)
+651.2、(M−H)
−648.8。
【1119】
ヒト肝チトクロムP450に関するIC
50の測定
材料及び一般的方法
プールした(n
315ドナー)ヒト肝ミクロソーム画分はヒドロキシ−テルフェナジン
、4’−ヒドロキシジクロフェナック及びNADPH再生系も供給しているBD−Gentest(Woburn,MA)から入手した。リトナビルは市販のNorvir(登録商標)経口溶液(Abbott Laboratories,Abbott Park,IL)から製造した。他の試薬はSigma−Aldrich(St.Louis,MO)から入手し、それにはテルフェナジン、フェキソフェナジン、BRL15572、ジクロフェナック及びメフェナミン酸が包含されていた。
【1120】
インキュベーションは製造元による説明に従って使用したNADPH再生系を含有する50mMのリン酸カリウム緩衝液、pH7.4中で2連で行った。最終ミクロソーム蛋白濃度は予め活性の直線範囲内であることが測定されており、そしてインキュベーションの過程を通じて20%未満の基質消費をもたらしていた。使用した最終基質濃度は同じ条件下に測定した活性の見かけのKm値と等しかった。阻害剤はDMSOに溶解し、そして基質及び阻害剤ベヒクルの両方からのDMSOの終濃度は、1%(v/v)とした。インキュベーションは振とうしながら37℃で実施し、そして基質の添加により開始した。次に小分量ずつを0、7及び15分に採取した。試料は内標準を含有するアセトニトリル、ギ酸、水(94.8%/0.2%/5%、v/v/v)の混合物で処理することによりクエンチングした。沈殿した蛋白は10分間3000rpmで遠心分離することにより除去し、そして次に上澄みの小分量ずつをLC−MS分析に付した。
【1121】
LC−MS系は電子スプレーイオン化モードにおいて作動するMicromass Quattro Premierタンデム質量スペクトル分析機にインターフェイス接続した二元溶媒マネージャー及び冷蔵(8℃)試料オーガナイザー及び試料マネージャー付きのWaters AcquityUPLCよりなるものであった。カラムはWaters
AcquityUPLCBEHC
182.1x50mm、1.7μM孔径とした。移動相はアセトニトリル、ギ酸、水の混合物よりなるものであり、移動相Aの組成は1%/0.2%/98.8%(v/v/v)であり、移動相Bの組成は94.8%/0.2%/5%(v/v/v)とした。注入量は5μLとし、流量は0.8mL/分とした。代謝産物の濃度はインキュベーションと同じ条件下の真正分析対象を用いて作成した標準曲線を参照することにより求めた。
【1122】
IC
50値(CYP3A活性を50%低減する阻害剤の濃度)はGraphPadPrism4.0ソフトウエア及びシグモイドモデルを用いながら非直線回帰により計算した。
【1123】
CYP3A阻害試験
CYP3Aサブファミリー(特にCYP3A4)のヒト肝チトクロムP450の阻害剤としての化合物の能力はLing,K.−H.J.等、Drug Metab.Dispos.23,631−636,(1995)及びJurima−Romet等、Drug
Metab.Dispos.22,849−857,(1994)に記載されている十分特性化されたCYP3A選択的活性であるテルフェナジンオキシダーゼを用いて試験した。ミクロソーム蛋白及びテルフェナジン基質の終濃度はそれぞれ0.25mg/ml及び3μMであった。代謝反応は内標準として0.1μMのBRL15572を含有するクエンチ溶液の7容量による処理により停止させた。更に8容量の水を添加した後、遠心分離し、そして上澄みの小分量ずつを分析用に採取した。
【1124】
LC−MS分析のために、20%Bで開始し、0.1分間保持し、次に1.5分間かけて80%Bまで上昇させ、0.4分間保持し、そして次に0.05分間出発条件に戻るという一連の直線勾配によりクロマトグラフィー溶離を実施した。系を少なくとも0.25分間再平衡化させた後に、次の注入を行った。質量スペクトロメータは陽イオンモードで操作し、そして以下の前駆体([M+H]
+)/生成物イオン対、即ち:ヒドロキシテルフェナジン488.7/452.4、フェキソフェナジン502.7/466.4及びBRL15572407.5/209.1をモニタリングし、そしてMassLynx4.0(SP4,525)ソフトウエアを用いながら定量した。テルフェナジンオキシダーゼ活性はヒドロキシテルフェナジン及びカルボキシテルフェナジン(フェキソフェナジン)代謝産物の合計から求めた。
【1125】
CYP2C9阻害試験
ヒト肝CYP2C9の阻害剤としての化合物の能力は、Leeman,T.,等 Life Sci.52,29−34,(1992)に記載の通り、この酵素に対して特異的な活性であるジクロフェナック4’−ヒドロキシラーゼを用いながら試験した。ミクロソーム蛋白及びジクロフェナック基質の終濃度はそれぞれ0.08mg/ml及び4μMであった。代謝反応は内標準として1μMのメフェナミン酸を含有するクエンチ溶液の3容量による処理により停止させた。遠心分離した後、更に4容量の水を添加した。次に上澄みの小分量ずつをLC−MS分析に付した。
【1126】
LC−MS分析のために、20%Bで開始し、0.3分間保持し、次に1.2分間かけて99%Bまで上昇させ、0.5分間保持し、そして次に0.25分間出発条件に戻るという一連の直線勾配によりクロマトグラフィー溶離を実施した。系を少なくとも0.25分間再平衡化させた後に、次の注入を行った。質量スペクトロメータは陰イオンモードで操作し、そして以下の前駆体([M−H]
−)/生成物イオン対、即ち:4’−ヒドロキシ−ジクロフェナック312.4/294.2及びメフェナミン酸242.4/224.2モニタリングし、そして定量した。
【1127】
HIVプロテアーゼ阻害剤の特性化のために使用した生物学的試験
HIV−1プロテアーゼ酵素試験(Ki)
試験はM.V.Toth及びG.R.Marshall,Int.J.PeptideProteinRes.36,544(1990)(全ての目的のために参照により全体が本明細書に組み込まれる)により最初に報告された完全合成反応緩衝液中におけるHIV−1プロテアーゼによる合成ヘキサペプチド基質切断の蛍光検出に基づいている。
【1128】
試験では基質としての(2−アミノベンゾイル)Thr−Ile−Nle−(p−ニトロ)Phe−Gln−Arg及び酵素としてのE・コリ中で発現された組み換えHIV−1プロテアーゼを用いた。両方の試薬はBachem California,Inc.(Torrance,CA;カタログ番号H−2992)より入手した。この反応のための緩衝液は100mM酢酸アンモニウム、pH5.3、1M塩化ナトリウム、1mMエチレンジアミン4酢酸、1mMジチオスレイトール、及び10%ジメチルスルホキシドとした。
【1129】
阻害定数K
iを求めるために、反応緩衝液中に同一量の酵素(1〜2.5nM)及び異なる濃度における試験すべき阻害剤を含有する一連の溶液を製造した。その後溶液を白色の96穴プレート(各々190μl)に移し、そして37℃で15分間予備インキュベートした。基質を800μMの濃度において100%ジメチルスルホキシド中に可溶化し、そして800μMの基質10μlを各ウェルに添加することにより40μMの最終基質濃度を達成した。リアルタイムの反応の動態は、λ(Ex)=330nm及びλ(Em)=420nmにおいて、Gemini96穴プレート蛍光光度計(Molecular Devices,Sunnyvale,CA)を用いながら37℃で計測した。異なる阻害剤濃度による反応の初期速度を求め、そしてK
i値(ピコモル濃度単位)はErmolieff J.,Lin X.,及びTang J.,Biochemistry 36,12364(1997)により報告された堅固な結合の競合的阻害に関するアルゴリズムに従ってEnzFitterのプログラム(Biosoft, Cambridge,U.K.)を用いながら計算した。
【1130】
HIV−1プロテアーゼ酵素試験(IC50)
上記K
i試験に関する場合と同様、IC
50試験はM.V.Toth及びG.R.Marshall,Int.J.Peptide ProteinRes.36,544(1990)により最初に報告された完全合成反応緩衝液中におけるHIV−1プロテアーゼによる合成ヘキサペプチド基質切断の蛍光検出に基づいている。
【1131】
試験では基質としての(2−アミノベンゾイル)Thr−Ile−Nle−(p−ニトロ)Phe−Gln−Arg及び酵素としてのE・コリ中で発現された組み換えHIV−1プロテアーゼを用いた。両方の試薬はBachem California,Inc.(Torrance,CA;カタログ番号はそれぞれH−2992及びH−9040)より入手した。この反応のための緩衝液は100mM酢酸アンモニウム、pH5.5、1M塩化ナトリウム、1mMエチレンジアミン4酢酸、1mMジチオスレイトール、及び10%ジメチルスルホキシドとした。
【1132】
IC50値を求めるために反応緩衝液170μLを白色96穴マイクロプレートのウェルに移した。試験すべき阻害剤のDMSO中の3倍連続希釈物を製造し、得られた希釈物10μLをマイクロプレートのウェルに移した。反応緩衝液中20〜50nMの酵素保存溶液10μLを96穴プレートの各ウェルに添加し、最終酵素濃度1〜2.5nMとした。次にプレートを37℃で10分間予備インキュベートした。基質を400μMの濃度において100%ジメチルスルホキシド中に可溶化し、そして400μMの基質10μlを各ウェルに添加することにより20μMの最終基質濃度を達成した。リアルタイムの反応の動態は、λ(Ex)=330nm及びλ(Em)=420nmにおいて、Gemini96穴プレート蛍光光度計(Molecular Devices,Sunnyvale,CA)を用いながら計測した。異なる阻害剤濃度による反応の初期速度を求め、そしてIC
50値(ナノモル濃度単位)は非直線回帰曲線にフィットさせるためにGraphPadPrism
TMソフトウエアを用いながら計算した。
【1133】
抗HIV−1細胞培養試験(EC50)
試験は被験阻害剤の存在下又は非存在下におけるウィルス感染細胞の生存性の比色検出によるHIV−1関連細胞障害作用の定量に基づいている。HIV−1誘導細胞死はWeislow OS,Kiser R,Fine DL,Bader J,Shoemaker RH及びBoyd MR,J.Natl.Cancer Inst.81,577(1989)(全ての目的のために参照により全体が本明細書に組み込まれる)に記載されている通り、未損傷の細胞によってのみ特異的な吸収特性を有する生成物に返還される代謝基質2,3−ビス(2−メトキシ−4−ニトロ−5−スルホフェニル)−2H−テトラゾリウム−5−カルボキサニリド(XTT)を用いて測定した。
【1134】
5%ウシ胎児血清及び抗生物質を添加したRPMI−1640培地中に維持されたMT2細胞(NIH AIDS試薬プログラム、カタログ番号237)に0.01に等しい感染多重度に相当するウィルス接種物を用いながら37℃で3時間、野生型HIV−1系統IIIB(Advanced Biotechnologies,Columnbia,MD)を感染させた。細胞培養物中の感染細胞を96穴プレート中に分配させ(100μl/ウェル中20,000個の細胞)、そして37℃で5日間被験阻害剤(100μL/ウェル)の5倍連続希釈物を含有する溶液のセットの存在下においてインキュベートした。未投与感染及び未投与擬似感染の対照細胞を有する試料も又、96穴プレートに分配し、そして同じ条件下にインキュベートした。
【1135】
被験阻害剤の抗ウィルス活性を測定するためにリン酸塩緩衝食塩水pH7.4中2mg/mlの濃度の基質XTT溶液(試験プレート当たり6mL)を55℃で5分間ウォーターバス中で加熱した後、XTT溶液6mL当たり50μLのN−メチルフェナゾニウムメタスルフェート(5μg/ml)を添加した。試験プレート上の各ウェルから培地100μLを除去した後、XTT基質溶液100μlを各ウェルに添加した。細胞及びXTT溶液をCO
2インキュベーター中45〜60分間37℃でインキュベートした。ウィルスを不活性化するために、20μLの2%TritonX−100を各ウェルに添加した。生成したXTT代謝産物の量により測定した場合の生存性は、450nmの吸光度(650nmのバックグラウンド吸光度を差し引く)によりスペクトル分析的に定量した。試験から得られたデータは未投与の対照と相対比較した場合のパーセント吸光度として表示し、そして50パーセント有効濃度(EC
50)は、感染した化合物投与細胞におけるXTT代謝産物生産のパーセンテージの、未感染の化合物非含有細胞により生産された量の50%までの増大をもたらした化合物の濃度として計算した。
40%ヒト血清又はヒト血清蛋白の存在下のおける抗HIV−1細胞培養試験(EC
50)
本試験は上記抗HIV−1細胞培養試験とほぼ同一であるが、ただし相違点として、ここでは感染は、生理学的濃度における40%ヒト血清(AB型男性、Cambrex14−498E)又はヒト血清蛋白(ヒトα−酸糖蛋白、Sigma G−9885;ヒト血清アルブミン、Sigma A1653,96〜99%)の存在下又は非存在下において実施した。HIV−1誘導細胞死は、96穴プレート中に分配した感染細胞を培地中ではなく80%ヒト血清(2x濃度)中、又は2mg/mlヒトα−酸糖蛋白+70mg/mlHSA(2x濃度)中でインキュベートした以外は上記した通り測定した。
【1136】
細胞毒性細胞培養試験(CC
50)
試験はWeislow OS,Kiser R,Fine DL,Bader J,Shoemaker RH及びBoyd MR,J.Natl.Cancer Inst.81,577(1989)に記載されている通り、代謝基質2,3−ビス(2−メトキシ−4−ニトロ−5−スルホフェニル)−2H−テトラゾリウム−5−カルボキサニリド(XTT)を用いた被験化合物の細胞毒性作用の評価に基づいている。この試験は細胞を感染させなかったことを除き、記載した前述の試験(抗HIV−1細胞培養試験)とほぼ同一である。化合物誘導細胞死(又は成長の低減)は前述の通り測定した。
【1137】
5%ウシ胎児血清及び抗生物質を添加したRPMI−1640培地中に維持されたMT2細胞を96穴プレート内に分配し(100μL/ウェル中20,000個の細胞)、そして37℃で5日間被験阻害剤(100μL/ウェル)の5倍連続希釈物の存在下又は非存在下においてインキュベートした。対照は未投与の感染細胞及び1μMのP4405(ポドフィロトキシン、Sigmaカタログ番号P4405)で保護された感染細胞とした。
【1138】
細胞毒性を測定するために、リン酸塩緩衝食塩水pH7.4中2mg/mlの濃度のXTT溶液(試験プレート当たり6mL)を55℃で5分間ウォーターバス中暗所で加熱した後、XTT溶液6mL当たり50μLのN−メチルフェナゾニウムメタスルフェート(5μg/ml)を添加した。試験プレート上の各ウェルから培地100μLを除去した後、XTT基質溶液100μlを各ウェルに添加した。細胞及びXTT溶液をCO
2インキュベーター中45〜60分間37℃でインキュベートした。ウィルスを不活性化するために、20μLの2%TritonX−100を各ウェルに添加した。生成したXTT代謝産物の量により測定した場合の生存性は、450nmの吸光度(650nmのバックグラウンド吸光度を差し引く)によりスペクトル分析的に定量した。試験から得られたデータは未投与の対照と相対比較した場合のパーセント吸光度として表示し、そして50パーセント細胞毒性濃度(EC
50)は、化合物投与細胞における細胞成長のパーセンテージの、未感染の化合物非含有細胞によりもたらされた細胞成長の50%までの増大をもたらした化合物の濃度として計算した。
【1139】
代表的な実施例A〜EQに基づく実験データは、本発明の式(IV)の化合物が約100nM〜約4700nMのIC
50により表される範囲のCYP4503A4阻害活性、及び約100nM〜約10,000nMのIC
50により表される範囲のCYP4502C9阻害活性を有する場合があることを示している。
【1140】
代表的な実施例A〜EQに基づく実験データは、本発明の式(IV)の化合物が約140nM〜約30,000nM超のHIVEC
50により表される範囲のプロテアーゼ阻害活性を有する場合があることを示している。
【1141】
代表的な実施例P、S及びTに基づく実験データは、約80〜150nMのIC
50により表される範囲のCYP4503A4阻害活性、約1000〜10,000nMのIC
50により表される範囲のCYP4502C9阻害活性、及び約30,000nM超のHIVEC
50により表される範囲のプロテアーゼ阻害活性を有する。