(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の第1の実施形態の駆動回路のブロック図である。
【
図2】
図1の駆動回路においてピーク電流をソレノイドコイル2に流したときの電流経路を示す図である。
【
図3】
図1の駆動回路においてピーク電流をコンデンサ4に回生する際の電流経路を示す図である。
【
図4】
図1の駆動回路においてピーク電流を電気二重層コンデンサ22に回生する際の電流経路を示す図である。
【
図5】
図1の駆動回路においてDC/DC変換器40から保持電流をソレノイドコイル2に流したときの電流経路を示す図である。
【
図6】
図1の駆動回路において保持電流をコンデンサ4に回生する際の電流経路を示す図である。
【
図7】
図1の駆動回路において保持電流を電気二重層コンデンサ22に回生する際の電流経路を示す図である。
【
図8】
図1の駆動回路においてソレノイドコイル2に流れる電流を模式的に示した図である。
【
図9】本発明の第2の実施形態の電磁弁の駆動回路のブロック図である。
【
図10】本発明の第3の実施形態の電磁弁の駆動回路のブロック図である。
【
図11】本発明の第4の実施形態の電磁弁の駆動回路のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の第1の実施形態の電磁弁の駆動回路は、例えばコモンレール方式の内燃機関用の燃料噴射装置の燃料噴射弁を駆動するためのもので、燃料噴射弁の駆動コイル、例えばソレノイドコイル2を有している。このソレノイドコイル2の一端は、高電圧蓄積手段、例えばコンデンサ4の一端、例えば正極に、高電圧用スイッチング素子を介して接続されている。高電圧用スイッチング素子としては、例えば自励式スイッチング素子と他励式スイッチング素子との直列回路を使用することができる。自励式スイッチング素子としては、例えば単方向性素子、具体的にはダイオード6を使用することができ、他励式スイッチング素子としては、例えば半導体スイッチング素子、例えばIGBT8を使用することができる。ダイオード6は、コンデンサ4の正極側からソレノイドコイル2側に電流が流れる方向に配置されている。即ちアノードがコンデンサ4の正極側に、カソードがソレノイドコイル2側に位置している。IGBT8は、そのコレクタ―エミッタ導電路が、ダイオード6のカソード側とソレノイドコイル2の一端との間に位置するように接続されている。IGBT8は、後述する制御手段、例えば制御回路9によってオン・オフ制御される。
【0018】
ソレノイドコイル2の他端は、駆動用スイッチング素子、例えば他励式スイッチング素子、具体的には半導体スイッチング素子、より具体的にはIGBT10のコレクタ―エミッタ導電路を介してコンデンサ4の負極に接続されている。IGBT10は、制御回路9によってオン・オフ制御される。IGBT8、10がオンのとき、コンデンサ4の正極からの電流は、ダイオード6、IGBT8、ソレノイドコイル2、IGBT10を介してコンデンサ4の負極に流れる。
【0019】
また、ソレノイドコイル2の他端とIGBT10との接続点は、蓄積用スイッチング素子、例えばダイオード12とIGBT14との直列回路を介してコンデンサ4の正極に接続されている。ダイオード12は、自励式スイッチング素子、例えば単方向性素子の一例であり、IGBT14は、他励式スイッチング素子、例えば半導体スイッチング素子の一例である。ダイオード12は、ソレノイドコイル2の他端側からコンデンサ4の正極側に電流が流れる方向性に配置されている。即ちアノードがソレノイドコイル2の他端側に位置し、カソードがコンデンサ4の正極側に位置する方。IGBT14のコレクタ―エミッタ導電路が、ダイオード6のカソード側とコンデンサ4の正極側との間に位置するように接続されている。IGBT14は、制御回路9によってオン・オフ制御される。また、コンデンサ4の負極側とソレノイドコイル2の一端側との間に、自励式スイッチング素子、例えば単方向性素子、具体的にはダイオード16が接続されている。その接続は、コンデンサ4の負極側からソレノイドコイル2の一端側に電流が流れる方向性に行われている。即ちアノードがコンデンサ4の負極側に、カソードがソレノイドコイル2の一端側に、それぞれ位置する。IGBT14がオンのとき、ソレノイドコイル2の一端側からの電流は、ダイオード12、IGBT14、コンデンサ4、ダイオード16を介してソレノイドコイル2の他端に流れる。
【0020】
ソレノイドコイル2の他端とコンデンサ4の負極との間には、蓄積用スイッチング素子を介して蓄積手段も、ダイオード12、IGBT14、コンデンサ4の直列回路に並列に設けられている。蓄積用スイッチング素子は、ダイオード18とIGBT20との直列回路からなる。ダイオード18は、自励式スイッチング素子、例えば単方向性素子の一例であり、IGBT20は、他励式スイッチング素子、例えば半導体スイッチング素子の一例である。IGBT20は、制御回路9によってオン・オフ制御される。蓄積手段としては、例えば電気二重層コンデンサ22が使用されている。IGBT20がオンのとき、ソレノイドコイル2の一端からの電流は、ダイオード18、IGBT20、電気二重層コンデンサ22、ダイオード16を介してソレノイドコイル2の他端に流れる。
【0021】
ソレノイドコイル2の一端には、保持用スイッチング素子と逆流阻止素子との直列回路を介して電源手段の一端が接続されている。保持用スイッチング素子としては、自励式スイッチング素子、例えば単方向性素子、具体的にはダイオード24と、他励式スイッチング素子、例えば半導体スイッチング素子、具体的にはIGBT26とが使用されている。逆流阻止素子としては、単方向性素子、例えばダイオード28が使用され、電源手段としては例えばDC/DC変換器30が使用されている。DC/DC変換器30の一端は、例えば正極であり、他端が例えば負極であり、負極はコンデンサ4の負極側に接続されている。ダイオード26は、DC/DC変換器30側からのみ電流が流れる方向性に、即ちアノードがDC/DC変換器30の正極側に位置し、カソードがダイオード24のカソード側に位置するように配置されている。ダイオード24もソレノイドコイル2側に電流が流れる方向性に配置されている。即ちアノードが上述したようにダイオード28のカソード側に接続され、ダイオード28のカソードは、IGBT26のコレクタ―エミッタ導電路を介してソレノイドコイル2の一端に接続されている。IGBT26は、制御回路9によってオン・オフ制御される。IGBT26がオンのとき、DC/DC変換器28からダイオード28、24、IGBT26を介してソレノイドコイル2の一端に電流が流れる。
【0022】
なお、電気二重層コンデンサ22の正極側とダイオード28のカソードとの間には、逆流阻止素子、例えば単方向性素子、例えばダイオード32が接続されている。ダイオード32は、そのアノードが電気二重層コンデンサ22の正極に接続され、カソードがダイオード28のカソードに接続されている。従って、DC/DC変換器28からの電流は、ダイオード32に阻止されて、電気二重層コンデンサ22には流れず、電気二重層コンデンサ22の正極からの電流は、ダイオード28に阻止されて、DC/DC変換器28側には流れず、ダイオード24、IGBT26を介してソレノイドコイル2の一端側に流れる。
【0023】
各IGBT8、10、14、20を制御するために、制御回路9には電流検出信号と電圧検出信号とが、供給されている。、電流検出信号は、電流検出器34によって検出されたソレノイドコイル2を流れる電流を表し、電圧検出信号は、電圧検出器36によって検出されたコンデンサ4の両端間電圧を表す。電流検出器34は、ソレノイドコイル2と直列に接続され、電圧検出器36はコンデンサ4に並列に接続されている。
【0024】
このように構成された駆動回路は次のように動作する。今、コンデンサ4には、初期電荷が充分に充電され、DC/DC変換器30の電圧よりも高い電圧に充電されているとする。この状態において、制御回路9が、IGBT8、10をオンさせると、
図2に矢印で示すように、コンデンサ4の正極からダイオード6、IGBT8、ソレノイドコイル2、IGBT10を介してコンデンサ4の負極に大きなピーク電流が流れ始める。このピーク電流は、後述する保持電流よりも大きい。このピーク電流のソレノイドコイル2への供給によって、燃料噴射弁は、高速に動作し、例えば開弁状態となる。ソレノイドコイル2にピーク電流が流れたことにより、ソレノイドコイル2にエネルギーが蓄積される。
【0025】
このようにピーク電流がソレノイドコイル2に流れている間に、IGBT10をオフとし、IGBT14をオンとすることが複数回にわたって所定周期毎に繰り返される。即ち、PWM制御が行われる。これによって、ソレノイドコイル2に蓄積されたエネルギーによってサージ電圧が発生し、このサージ電圧による電流が
図3に示すように、ダイオード12、IGBT14、コンデンサ4、ダイオード16を介してソレノイドコイル2に流れ、ソレノイドコイル2に蓄積されたエネルギーがコンデンサ4に蓄積され、エネルギーの回生が行われる。
【0026】
この回生によってコンデンサ4の電圧は徐々に上昇し、
図1に示す電圧検出器36がコンデンサ4の両端間電圧が予め定めた値以上になったことを検出したとき、制御回路9は、IGBT14のオン、オフ制御を中止し、IGBT10がオフの時に、IGBT20のオンし、IGBT10がオンの時に、IGBT20をオフとする、オン、オフ制御を所定周期毎に繰り返す。即ち、PWM制御が行われる。IGBT20がオン時には、
図4に示すように、ソレノイドコイル2からの電流がダイオード18、IGBT20、電気二重層コンデンサ22、ダイオード16を介してソレノイドコイル2に流れる。その結果、コンデンサ4に代えて、電気二重層コンデンサ22にエネルギーの回生が行われる。なお、ピーク電流が流れている間に、コンデンサ4の両端間電圧が予め定めた電圧以上にならない場合には、電気二重層コンデンサ22への充電は行われない。
【0027】
やがて、コンデンサ4からのピーク電流が所定値以下に低下したことが、
図1に示す電流検出器34によって検出されると、制御回路9は、IGBT20をオフとし、IGBT26をオンとする。IGBT10はオンのままである。その結果、
図5に示すようにDC/DC変換器30(
図5ではバッテリーとして示してある)からダイオード24、IGBT26、ソレノイドコイル2、IGBT10を介してDC/DC変換器30に電流が流れ、ソレノイドコイル2には、開弁状態を維持する一定の保持電流が流れる。また、ソレノイドコイル2にはエネルギーが蓄積される。
【0028】
この保持電流が流れている間に、IGBT10をオフとし、IGBT14をオンとすることを所定周期毎に繰り返す。即ち、PWM制御が行われる。このIGBT10がオフで、IGBT14がオンのとき、ソレノイドコイル2にはサージ電圧が発生し、このサージ電圧によって発生した電流が、
図6に示すように、ダイオード12、IGBT14、コンデンサ4、ダイオード16を介してソレノイドコイル2に流れ、コンデンサ4が充電される。即ち、エネルギー回生が行われる。
【0029】
コンデンサ4が充電され、その電圧が予め定めた電圧以上の値になると、IGBT14に代えて、IGBT20がオン、オフとされることが所定周期毎に繰り返される。むろん、IGBT20がオンの時、IGBT10はオフであり、IGBT20がオフの時、IGBT10はオンである。即ち、PWM制御が行われる。IGBT20がオンのとき、
図7に示すようにソレノイドコイル2からの電流は、ダイオード18、IGBT20、電気二重層コンデンサ22、ダイオード16を介してソレノイドコイル2に流れ、電気二重層コンデンサ22を充電する。なお、コンデンサ4の両端間電圧が予め定めた電圧以上にならない場合には、電気二重層コンデンサ22への充電は行われない。
【0030】
所定の時間が経過して、燃料噴射弁の開弁状態を維持する必要が無くなると、全てのIGBTがオフとされ、燃料噴射弁は閉弁状態とされ、次回の燃料噴射弁の開弁に備える。
【0031】
これらのようにして、充電されたコンデンサ4の電圧は、上述したようなピーク電流を次回の開弁時にソレノイドコイル2に供給するために使用される。また、電気二重層コンデンサ22の電圧がDC/DC変換器30の電圧よりも大きくなると、保持電流をソレノイドコイル2に流す際に、
図1に示すダイオード32を介して電気二重層コンデンサ22の電流がダイオード24、IGBT26へと流れる。この際、ダイオード28が設けられているので、電気二重層コンデンサ22の電流がDC/DC変換器30に流れることはない。即ち、電気二重層コンデンサ22は、保持電流を流すためのみに使用される。また、電気二重層コンデンサ22の電圧がDC/DC変換器30の電圧よりも低い場合でも、ダイオード32が設けられているので、電気二重層コンデンサ22がDC/DC変換器30によって充電されることもない。
【0032】
図8は、ソレノイドコイル2に流れる電流を概略的に示したもので、各ピーク電流が流れている期間及び保持電流が流れている期間それぞれに、駆動弁は開弁状態とされ、かつこれらの期間に上述したようにPWM制御による回生が行われ、コンデンサ4または電気二重層コンデンサ22への充電が行われる。このPWM制御による回生が行われているとき、
図8には示していないが、各ピーク電流及び各保持電流には、IGBT14または20のオン、オフに応じて振動が生じている。
【0033】
この駆動回路によれば、コンデンサ4や電気二重層コンデンサ22に、これらを充電するためにソレノイドコイル2から電流が流れる経路中には、エネルギーを消費する抵抗器は全く配置されていない。従って、コンデンサ4や電気二重層コンデンサ22の充電時に無駄な電力消費を抑えることができ、省エネルギー化を図ることができる。しかも、燃料噴射弁の開弁状態を維持するために一定の保持電流をソレノイドコイル2に流している際、即ち定常状態において回生を行っており、保持電流の立ち上がりや立ち下がり時の過渡状態においてコンデンサ4等の充電を行うものではない。また、電気二重層コンデンサ22を設け、コンデンサ4が所定容量まで充電された際、電気二重層コンデンサ22に充電するように構成してあるので、ソレノイドコイル2に蓄積されたエネルギーを無駄なく使用することができる。特に、電気二重層コンデンサ22からの電流を保持電流として使用しているので、DC/DC変換器30でのエネルギー消費を抑えることができる。また、ピーク電流をソレノイドコイル2に流しているときにも、コンデンサ4等に回生しているので、更に省エネルギー化を図ることができる。
【0034】
図9に第2の実施形態の電磁弁の駆動回路を示す。この電磁弁の駆動回路は、第1の実施形態の電磁弁の駆動回路において、高圧用スイッチング素子を他励式スイッチング素子のIGBT8のみとし、蓄積用スイッチング素子を自励式のスイッチング素子のダイオード12のみとしたものである。他の構成は、第1の実施形態の電磁弁駆動回路の構成と同一である。同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。この電磁弁の駆動回路も第1の実施形態の電磁弁の駆動回路と同様に動作するが、コンデンサ4に充電する場合、IGBT10がオン、オフ制御され、蓄積用スイッチング素子として機能する。
【0035】
図10に第3の実施形態の電磁弁の駆動回路を示す。この電磁弁の駆動回路も、第1及び第2の実施形態の電磁弁の駆動回路と同様にコモンレール方式の内燃機関用の燃料噴射装置の燃料噴射弁を駆動するものである。但し、第1の実施形態の電磁弁の駆動回路と比較して、電気二重層コンデンサ22及び電気二重層コンデンサ22への蓄積用スイッチング素子であるダイオード18及びIGBT10が除去されている。その代わり、ソレノイド2に通常通電しない期間、たとえば燃料噴射弁の開弁状態を維持する必要が無い期間、具体的には
図8に示す閉弁期間Aにも、コンデンサ4をソレノイド2の蓄積エネルギーによって充電するために、IGBT10をオンしたとき、IGBT14をオフとし、IGBT10をオフしたとき、IGBT14をオンとすることを繰り返す。このとき、ソレノイド2にサージ電圧が発生するが、そのとき流れる電流は、開弁している燃料噴射弁の開弁状態を維持することはできるが、燃料噴射弁を開弁させるのに必要な大きさには達していないので、燃料噴射弁が開弁されることはない。
【0036】
図11に第4の実施形態の電磁弁の駆動回路を示す。この電磁弁の駆動回路は、たとえばガスバルブを駆動するためのものである。ガスバルブを駆動する場合、コモンレール方式の内燃期間用の燃料噴射装置の噴射弁を駆動する場合よりも、ソレノイド2における消費電力が大きくなるので、コンデンサ4への充電用に充電用コイル38が追加されている。但し、第2の実施形態と同様に高圧用スイッチング素子を他励式スイッチング素子のIGBT8のみとし、蓄積用スイッチング素子を自励式のスイッチング素子のダイオード12のみとし、第3の実施形態の電磁弁の駆動回路と同様に、電気二重層コンデンサ22及び電気二重層コンデンサ22への蓄積用スイッチング素子であるダイオード18及びIGBT10が除去されている。
【0037】
充電用コイル38は、その一端が、ソレノイド2の一端(IGBT8側の端)に接続されている。充電用コイル38の他端は、駆動用スイッチング素子、例えば他励式スイッチング素子、具体的には半導体スイッチング素子、より具体的にはIGBT42のコレクタ―エミッタ導電路を介してコンデンサ4の負極に接続されている。さらに、充電用コイル38の他端とIGBT40との接続点は、蓄積用スイッチング素子、例えば自励式蓄積用スイッチング素子、具体的にはダイオード12を介してコンデンサ4の正極に接続されている。
【0038】
IGBT40は、IGBT10と同期して制御回路40によってオン、オフ制御される。従って、IGBT10、40がオンされたとき、コンデンサ4またはDC/DC変換器30からの電流がソレノイド2に流れると共に、充電用コイル38にも流れ、ソレノイド2と共に充電用コイル38にもエネルギーが蓄積される。そして、IGBT10、40がオフされたとき、ソレノイド2及び充電用コイル38から電流がダイオード12及びダイオード40を回してコンデンサ4に流れ、エネルギーの回生が行われる。
【0039】
上記の第1の実施形態では、高電圧蓄積手段としてコンデンサ4を、蓄積手段として電気二重層コンデンサ22を使用したが、これらに代えて、例えば充電可能なバッテリーを使用することもできる。電気二重層コンデンサ22に代えて、コンデンサ4と同様な通常のコンデンサを使用することもできる。また、第1の実施形態では、コンデンサ4が予め定めた電圧以上に電圧されたとき、電気二重層コンデンサ22に充電するように構成したが、コンデンサ4と電気二重層コンデンサ22とに同時に充電するように構成することもできる。その場合、IGBT14、20は同期させてオン、オフされる。上記の各実施形態では、半導体スイッチング素子としてIGBTを使用したが、これに限ったものではなく、例えばバイポーラトランジスタ、FET、例えばMOSFET等を使用することもできる。上記の各実施形態では、弁を開弁するために、本発明を使用したが、逆に弁を閉弁するために、本発明を使用することもできる。