特許第6193080号(P6193080)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6193080
(24)【登録日】2017年8月18日
(45)【発行日】2017年9月6日
(54)【発明の名称】コンバイン
(51)【国際特許分類】
   A01F 29/12 20060101AFI20170828BHJP
【FI】
   A01F29/12 A
   A01F29/12 Z
【請求項の数】2
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-211605(P2013-211605)
(22)【出願日】2013年10月9日
(65)【公開番号】特開2015-73475(P2015-73475A)
(43)【公開日】2015年4月20日
【審査請求日】2016年6月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001878
【氏名又は名称】三菱マヒンドラ農機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】持田 幹夫
【審査官】 石川 信也
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭57−098742(JP,U)
【文献】 特開2000−287531(JP,A)
【文献】 特開2003−325031(JP,A)
【文献】 実開平02−113935(JP,U)
【文献】 特開平08−275672(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01F 29/12
A01F 12/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
排稈の切断長を長短に切り替えることができる切断長可変のディスク型カッターを備えたコンバインにおいて、前記カッターが切断した切藁を穂先側、或いは株元側に向けて流下案内する分散板を、切藁の落下位置に臨む作用位置と落下位置から外れた非作用位置に移動自在に設け
前記分散板を、カッターの下方に設ける開閉自在な下部カバーに取り付けると共に、排稈を短切りする場合は下部カバーを閉じ、また、排稈を長切りする場合は下部カバーを開いて、分散板を切藁の落下位置に臨む作用位置と落下位置から外れた非作用位置に移動させ、
前記分散板を、切藁の流下案内面が一連に連続する上部分散板と下部分散板によって形成すると共に、上部分散板はカッターの下方に固定した下部カバーに取り付け、また、下部分散板は開閉自在な下部カバーに取り付けることを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
排稈の切断長を長短に切り替えることができる切断長可変のディスク型カッターを備えたコンバインにおいて、前記カッターが切断した切藁を穂先側、或いは株元側に向けて流下案内する分散板を、切藁の落下位置に臨む作用位置と落下位置から外れた非作用位置に移動自在に設け、
前記分散板を、カッターの下方に設ける開閉自在な下部カバーに取り付けると共に、排稈を短切りする場合は下部カバーを閉じ、また、排稈を長切りする場合は下部カバーを開いて、分散板を切藁の落下位置に臨む作用位置と落下位置から外れた非作用位置に移動させ、
脱穀部の排塵ファンから後方側斜め下方に向けて形成される排出風路に沿って排出風を送風し、前記分散板を切藁の落下位置に臨む作用位置に移動させた場合には分散板が前記排塵ファンの排出風路に入り込み、前記分散板を切藁の落下位置から外れた非作用位置に移動させた場合には分散板が前記排塵ファンの排出風路から外れることを特徴とするコンバイン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱穀された後の排稈を切断するディスク型カッターを備えたコンバインに関し、詳しくは、排稈の切断長を長短に切り替えることができる切断長可変のディスク型カッターを備えたコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
刈取り・脱穀・籾の選別・藁処理を同時に行うコンバインにおいては、刈取部で刈り取った穀稈を脱穀部に搬送して脱穀するとともに、選別部で風選と揺動の2つの方法で籾と藁屑とに選別し、籾は揚穀装置でグレンタンクや籾袋に貯留する一方、藁屑や塵埃(排塵)は排塵ファンによって吸引して機外に排出する。また、脱穀した後の排稈は搬送装置によってディスク型カッターに送り、ディスク型カッターは送られてきた排稈を切断して切藁として圃場に排出する。
【0003】
しかし、前述したコンバインから排出される排塵や切藁は、回り刈りする際に機体の進行方向左側となる未刈り地側に排出されると、次工程の刈り取り時に既刈り地側(右側)に位置する分草板や引起し装置により引っ掛けて取り込むことがあり、刈取部や脱穀部の詰まりの原因となる。また、排塵や切藁は土に鋤き込んで肥料として利用する場合と、天日乾燥させた後、ロールベーラ等で集めて粗飼料として利用する場合がある。
【0004】
そして、前者の排塵や切藁を土に鋤き込んで肥料として利用する場合は、圃場に対する肥料効果を均一にするために、圃場に排塵や切藁を均一にばら撒くことが望ましい。また、その際の切藁の長さは短いほど鋤き込み時の埋没程度が高くなって腐熟が促進される。しかも、埋没しない切藁等は水面に浮いて風に吹き寄せられたりして、田植え時に欠株等を生じさせるが、切藁の長さが短いと埋没して、これらの障害も防止することができる。
【0005】
一方、後者の排塵や切藁を粗飼料として利用する場合は、ロールベーラ等での収集作業を能率的に行うために、圃場に排塵や切藁が纏まって寄せられていることが望ましい。また、排塵や切藁の回収率を高めるためには排稈の無切断が望ましいが、回収されなかったり回収不能な排塵や切藁が、その後に土に鋤き込まれることを想定して、切藁の長さをロールベーラ等で回収可能な最低限の長さにする必要がある。
【0006】
そこで、切藁を土に鋤き込んで肥料として利用する場合は短切りし、また、切藁を粗飼料として利用する場合は長切りすることができる切断長可変のディスク型カッターを備えたコンバインが開発されている。また、切藁を土に鋤き込んで肥料として利用することを目的に、圃場面に短切りした切藁を拡散排出するための拡散案内装置を設けたディスク型カッターを備えるコンバインが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第4596310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記特許文献1に記載されたコンバインは、ディスク型カッターの下部に切藁を穂先側、即ち回り刈りする際に既刈り地側となる右方向に流下案内する株元案内板を設けることによって、排出した切藁を次工程で刈取部で引っ掛けることなく刈取り作業を行うことができる。また、切藁をカッター軸の方向、特に穂先寄りへ拡散案内する拡散案内板を設けることによって、嵩張る株元部側の切藁を穂先側へ広く分散排出して切藁を略均等の層にすることができる、点で優れたものとなっている。
【0009】
しかし、係るディスク型カッターを、排稈の切断長を長短に切り替えることができる切断長可変のディスク型カッターに変更して、切藁を粗飼料として利用すべく長切りする場合には、切藁が拡散案内板によって広く分散排出されるため、ロールベーラ等で収集作業を行うときに反ってこれが禍となって切藁等の回収時間がかかり、能率的に収集作業を行うことができないという問題がある。
【0010】
また、このものでは、拡散案内板の上端縁を前側下位に向けて傾斜させ、切藁が落下しても引っ掛かり難く滑落し易い形状にしているが、短切りした切藁より長切りした切藁はどうしても折れ曲がって上端縁に引っ掛かり易く、しかも、左右の拡散案内板の間に形成される空間は、切藁の長さより当然にして長くしているが、複数の切藁が交錯しながら落下すると、その空間より切藁の一連の長さが長くなって、左右の拡散案内板の間に挟まり、その上に次々と落下する切藁が刺さってブリッジ状に積み重なる。さらに、切藁の長さは一律にカッターの隣合う大径鋸刃間の長さとなるわけではなく、折れ曲がって掻き込まれた排稈であれば、カッターの切断長の1.5倍程度長い切藁も存在し、上記のような引っ掛かりや積み重なりを生じさせる要因ともなっている。
【0011】
そこで、本発明は、上記のような問題点に鑑み、ディスク型カッターで排稈を短切りして排出する場合は、切藁を刈取跡地に広く分散排出して略均等の層にすることができると共に、長切りして排出する場合は、切藁を分散させずに纏まって寄せて排出することができ、更には長切りした切藁が引っ掛かったり、落下空間を塞いで積み重なった結果、生ずるカッター詰まりを防止することができるコンバインを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、上記課題を解決するため第1に、排稈の切断長を長短に切り替えることができる切断長可変のディスク型カッターを備えたコンバインにおいて、前記カッターが切断した切藁を穂先側、或いは株元側に向けて流下案内する分散板を、切藁の落下位置に臨む作用位置と落下位置から外れた非作用位置に移動自在に設け、前記分散板を、カッターの下方に設ける開閉自在な下部カバーに取り付けると共に、排稈を短切りする場合は下部カバーを閉じ、また、排稈を長切りする場合は下部カバーを開いて、分散板を切藁の落下位置に臨む作用位置と落下位置から外れた非作用位置に移動させ、前記分散板を、切藁の流下案内面が一連に連続する上部分散板と下部分散板によって形成すると共に、上部分散板はカッターの下方に固定した下部カバーに取り付け、また、下部分散板は開閉自在な下部カバーに取り付けることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、第2に、排稈の切断長を長短に切り替えることができる切断長可変のディスク型カッターを備えたコンバインにおいて、前記カッターが切断した切藁を穂先側、或いは株元側に向けて流下案内する分散板を、切藁の落下位置に臨む作用位置と落下位置から外れた非作用位置に移動自在に設け、前記分散板を、カッターの下方に設ける開閉自在な下部カバーに取り付けると共に、排稈を短切りする場合は下部カバーを閉じ、また、排稈を長切りする場合は下部カバーを開いて、分散板を切藁の落下位置に臨む作用位置と落下位置から外れた非作用位置に移動させ、脱穀部の排塵ファンから後方側斜め下方に向けて形成される排出風路に沿って排出風を送風し、前記分散板を切藁の落下位置に臨む作用位置に移動させた場合には分散板が前記排塵ファンの排出風路に入り込み、前記分散板を切藁の落下位置から外れた非作用位置に移動させた場合には分散板が前記排塵ファンの排出風路から外れることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明のコンバインによれば、カッターが切断した切藁を穂先側、或いは株元側に向けて流下案内する分散板を、切藁の落下位置に臨む作用位置と落下位置から外れた非作用位置に移動自在に設けることにより、排稈を短切りする場合は分散板によって切藁を刈取跡地に広く分散排出して略均等の層にすることができる。また、長切りする場合は分散板を作用させず、切藁をそのまま落下させて纏まって排出することができ、しかも、分散板に長切りした切藁が引っ掛かったり分散板の間に積み重なって、カッター詰まりが生じることを防止することができる。
【0017】
また、分散板を、カッターの下方に設ける開閉自在な下部カバーに取り付けると共に、排稈を短切りする場合は下部カバーを閉じ、また、排稈を長切りする場合は下部カバーを開き、分散板を切藁の落下位置に臨む作用位置と落下位置から外れた非作用位置に移動させると、複数の分散板を一時に作用位置と非作用位置に移動させることができると共に、分散板の取り付けが容易となって製作コストを低減することができる。
【0018】
さらに、分散板を、切藁の流下案内面が一連に連続する上部分散板と下部分散板によって形成すると共に、上部分散板はカッターの下方に固定した下部カバーに取り付け、また、下部分散板は開閉自在な下部カバーに取り付けると、流下案内面の長さを長くして切藁の放出距離を稼ぐことができると共に、多量に切藁が流下して引っ掛かったり、分散板の間に積み重なって、カッター詰まりが生じ易い下部分散板のみを作用位置と非作用位置に移動させることができる。また、軽量化のために開閉自在な下部カバーを合成樹脂製にした場合でも、下部分散板の上端部を上部分散板の下端部に係合させて補強することができるので、下部分散板の倒れを防止して切藁を円滑に流下させることができる。
【0019】
そして、脱穀部の排塵ファンから後方側斜め下方に向けて形成される排出風路に沿って排出風を送風し、分散板を切藁の落下位置に臨む作用位置に移動させた場合には分散板が排塵ファンの排出風路に入り込み、分散板を切藁の落下位置から外れた非作用位置に移動させた場合には分散板が排塵ファンの排出風路から外れることにより、カッターが切断した切藁を、排塵ファンの排出風によって後方側斜め下方に向けて吹き飛ばすと共に、排稈を長切りする場合には、分散板を排塵ファンの排出風路から外れた非作用位置に移動させると、確実に分散板に切藁が作用せず引っ掛からないため、分散板からの切藁の除去作業を不要にして、刈取り作業を能率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】コンバインの右側面図である。
図2】コンバインの正面図である。
図3】コンバインの平面図である。
図4】脱穀部の模式図である。
図5】可動カバーを閉じた状態のディスク型カッターの右側面図である。
図6】同上背面図である。
図7】同上左側面図である。
図8】同上正面図である。
図9図6におけるGG線で切断した左断面図である。
図10】可動カバーを開いた状態のディスク型カッターの右側面図である。
図11】同上背面図である。
図12】同上左側面図である。
図13】同上正面図である。
図14図11におけるHH線で切断した左断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3に示すように刈取り・脱穀・籾の選別・藁処理を同時に行うコンバイン1は、複胴下扱ぎ軸流式の脱穀部を備える乗用4条刈りの自脱型コンバインであって、左右のクローラ式走行装置2を下部に備えた走行フレーム3の機体進行方向右側前部にキャビン4で覆われた運転操作部Aを設け、また、左側前部から運転操作部Aの前方にかけて刈取部Bを図示しない油圧シリンダによって昇降自在に設けている。さらに、前記刈取部Bの後方には脱穀部Cを設けると共に、脱穀部Cの右側には収穀部Dを設けている。そして、前記脱穀部Cと収穀部Dの後方には排藁処理装置Eを設けている。
【0022】
以下、各部の構成を説明すると、前記運転操作部Aは、図示しないエンジンを覆うエンジンカバー5の上面に座席6を取り付け、座席6前方のフロア7から立設した操作コラム8には、計器盤等を備えるフロントパネル9と、機体の旋回操作と刈取部Bの昇降操作を行うマルチステアリングレバー10等を設けている。また、座席6の左側に設けたサイドパネル11には、走行静油圧式無段変速装置(走行HST)を操作する主変速レバー12と、トランスミッションケースに設けた走行副変速機構を操作する副変速レバー13と、扱深さ自動制御、方向自動制御、及び水平自動制御を入り切りする自動スイッチ14と、脱穀・刈取スイッチ15、或いは選別ダイヤル16等を設けている。
【0023】
また、前記刈取部Bは、入力ケース、株元ケース、及び下伝動ケース等を結合して略エ字状をなす伝動フレーム17と、下伝動ケースの両端に取り付ける前処理フレーム18等を備え、前記前処理フレーム18の5本の分草パイプの先端には大小の分草板(デバイダ)19を取り付けている。また、左右端の分草板19にはナローガイド20を後方に向けて延出すると共に、左右の大分草板19の間には引起しケース21内に爪付チェンを巻回した引起し装置22を互いに向き合うように対をなして2組立設している。
【0024】
さらに、前記前処理フレーム18の後部側にはレシプロ方式の刈刃23を左右動自在に横設し、この刈刃23上には対をなして互いに噛み合う2組のスターホイルと、その上部に設ける突起付ベルトで構成される掻込み装置24を設けている。また、掻込み装置24から脱穀部Cに向けて揚上搬送装置25を設けており、この揚上搬送装置25は、左右の掻込み搬送チェン、爪を備える左右の穂先搬送チェン、扱深さ搬送チェン、株元補助搬送チェン、並びにそれらの挟持ガイド及び案内板等で構成される。
【0025】
そして、この刈取部Bにおいて、圃場に植立する穀稈は、刈取部Bの前端下部に設けた分草板19とナローガイド20によって刈取穀稈と未刈取穀稈とに区分けされ、次いで左右の分草板19の間に入った穀稈が引起し装置22の爪によって倒伏状態にあれば直立状態に引起こされ、その後、穀稈の株元が刈刃23によって刈取られ、また、掻込み装置24によって後方に掻き込まれた2条分毎の穀稈が、揚上搬送装置25の左右の掻込み搬送チェン及び穂先搬送チェンによって合流され、さらに、扱深さ搬送チェンによって脱穀部Cに供給される扱深さが調整されながら脱穀部Cに搬送される。
【0026】
さらに、前記脱穀部Cは、図1及び図4に示すように前後壁と左右の側壁と底板と上方を覆うシリンダーカバー26等からなる機枠の上部に扱室27が形成され、扱室27には刈取部Bから搬送されてきた穀稈を扱口に沿って搬送する脱穀フイードチェン28と、周囲に多数植設された扱歯29を備える第1扱胴30と、第1扱胴30の下方に設けた半円形をなす受網31を設けている。また、扱室27内で脱粒処理しきれなかった穀粒の混ざった藁屑等を処理する処理室32を、第1扱胴30の後端穂先側より機体の後方に向かい並列して設けている。この処理室32には、第2扱胴33と受網34を設けている。
【0027】
なお、第2扱胴33は、前部側に螺旋33aを設け、その後部側には多数の扱歯33bを植設し、最後部には跳出板33cを設けて、第2扱胴33が回転することにより処理室32内に供給されてきた処理物を再度、脱粒処理するようになっている。また、処理室32の入口には送塵口を設け、また、出口には排塵口を設けて処理室32から直接、機外に排塵するようにしている。さらに、第1及び第2扱胴30,33の下方には、受網31,34より漏下した穀粒等を選別処理する揺動選別体35及び選別風路36等よりなる選別部を設けている。
【0028】
ここで、揺動選別体35は、後端側に向かうにつれて高い位置となる傾斜状に設け、その前端側より順に無孔のグレンパン37、多数のフィンよりなるチャフシーブ38、多数枚の鋸歯状のラックを並設したストローラック39、及びチャフシーブ38の下方にクリンプ網40を備えた一体状の枠体で構成し、揺動機構により揺動選別体35全体が前後方向に揺動運動を行うようになっている。
【0029】
一方、選別風路36は、揺動選別体35の前端側下方に設けた唐箕ファン41と中央部下方に設けたターボファン42よる起風作用と選別部の後端開口部上方に設けた横断流ファンとなした排塵ファン(吸引ファン)43の吸引作用とによって形成される一番物選別風路36aと二番物選別風路36bによって構成し、上記揺動選別体35の揺動運動と相まって風選と揺動の2つの方法で受網31,34より漏下したものを籾と藁屑とに選別するものである。なお、排塵ファン43で吸引された藁屑及び塵埃等の排塵は上下のファンケーシング43a,43bに形成した排塵口44より脱穀部Cの後方に排出される。
【0030】
さらに、揺動選別体35のクリンプ網40の下方には、揺動選別作用と選別風の風選作用によって選別された一番物を回収する一番螺旋45と二番物を回収する二番螺旋46を備える一番受樋47と二番受樋48を設けている。そして、一番螺旋45によって横送りされた一番物(穀粒)は、揚穀筒に内装した揚穀螺旋49によって収穀部Dを構成するグレンタンク50に移送され、二番螺旋46によって横送りされた二番物(未選別穀粒、藁屑等)は、還元筒に内装した二番還元螺旋51でチャフシーブ38上へ再び還元される。なお、グレンタンク50は穀粒を一時貯蔵し、その後、排出オーガ52により機外へ排出し、或いは、下部に設けたシャッタとハンガを用いて籾袋に取出すことができる。
【0031】
また、揺動選別体35の後端側上方には、脱穀処理を完了して扱室27より排出された排稈を後方に設けた排藁処理装置Eに向けて搬送する排藁搬送装置53を設けている。この排藁搬送装置53は、始端部を脱穀フィードチェン28の終端部に臨ませ、且つ搬送終端側を機体内側に向けて斜設し、排稈の株元側は排藁チェンと挟持レールによって、また、穂先側は爪付きチェンによって搬送するように構成し、特に穂先側の爪付きチェンは穂先側の搬送と同時に穂先を広げて叩く作用を行い、刺さり粒を下方に設けた図示しない4番漏斗を介して四番口に回収して機外飛散を防止する。
【0032】
従って、脱穀部Cにおいて、刈取部Bの揚上搬送装置25によって搬送された穀稈は脱穀フィードチェン28とシリンダカバー26に設けた挟持レール54で挟持搬送されて、その穂先側が扱室27内で第1扱胴30の回転により脱粒処理される。そして、脱穀物は扱室27内で後方側へ移動する間に穀粒等(穀粒、枝梗粒、藁屑など)は下方の受網31から漏下して揺動選別体35上で揺動作用を受けながら後方側へ送られる。この際、穀粒等は選別風路36による風選作用を受けながら、下方のクリンプ網40を通過して一番受樋47内に回収されて一番螺旋45と揚穀螺旋49を介して収穀部Dを構成するグレンタンク50へ排出される。
【0033】
また、藁屑等はチャフシーブ38による揺動作用を受けながら後方に送られる間に風選作用を受けて選別されながら、ストローラック39上に移送され、穂切れ等の重いものはチャフシーブ38の間から落下してクリンプ網40の後端から二番受樋48内に回収されたり、ストローラック39のラックの間から落下して二番受樋48内に回収される。そして、二番受樋48内に回収された二番物は、二番螺旋46から二番還元螺旋51に受け継がれて、再びチャフシーブ38上に還元される。
【0034】
一方、受網31を通過しなかった藁屑や穂切れ等は、扱室27の末端部より送塵口を経て処理室32内で第2扱胴33による再度の脱粒処理を受けて、穀粒等は受網34を漏下して下方の揺動選別体35上に落下するが、受網34を通過しなかった藁屑等は、後端の排塵口から
跳出されて、その後、ストローラック39上で最後まで残った比重の軽い長藁や藁屑等と共に、排塵物を排出する排塵ファン43の排出風によって下向きに指向されて排塵口より脱穀部Cの後方に排出される。そして、扱室27より排出された排稈は、脱穀フィードチェン28の終端部から排藁チェンと爪付きチェンに引き継がれて排藁処理装置Eに搬送されるものである。
【0035】
さらに、図5乃至図14に示すように、前記排藁処理装置Eは、排稈の細断長さを長短に切り替えることができる切断長可変のディスク型カッター(排藁カッター)55で構成している。このディスク型カッター55は、脱穀部Cから排藁搬送装置53で搬送された排稈を細断して刈取跡地に切藁として放出するものであり、ディスク型カッター55は、前部側上部に設けた角パイプ56の両端に矩形状になした左右の側板57,58を一体的に溶接したカッターフレームを備える。
【0036】
そして、ディスク型カッター55は、カッターフレームの右側板58から外方に突出させた上下の支持ブラケット59の先端にピン60を設け、一方、走行フレーム3の右側に立設した図示しない支柱のボス部に、前記ピン60を挿入して枢設し、また、角パイプ56の左端側に設けたフック部56aを脱穀部Cの側壁後端のフランジに設けたピン61に後方から係合させ、さらに、当該側壁に取り付けたクランプ62を用いて脱穀部Cの後方において閉じた作業姿勢に固定することができる。また、クランプ62を解除してカッター55を支柱のボス部周りに後方へ回動すると、カッター55の前部側が側方を向くように開放されるので、カッター55のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0037】
また、ディスク型カッター55は、その上部に排藁搬送装置53の終端部から落下した排稈をカッターフレーム内に導入する導入口63を設ける一方、下部には切断した切藁を排出する排出口64を設けている。さらに、カッターフレームの左側板57の外面側には、カッター55の駆動部を設けている。この駆動部は、左側板57に取り付けたベアリングホルダに軸支する鋸刃軸65と、左側板57に取り付けたブラケット66に設けた中間軸67と、中間軸67の端部に枢支したカウンタメタルにベアリングを介して軸支した掻込軸68を主体として、鋸刃軸65に取り付けたプーリ69と駆動スプロケット、プーリ69に巻回するVベルト70のタイトプーリ71、中間軸67に取り付けた従動スプロケットと駆動歯車72、鋸刃軸65と中間軸67のスプロケット同士に巻回するチェン、中間軸67の駆動歯車72と噛み合う掻込軸68に取り付けた従動歯車73等によって構成している。
【0038】
そして、前記鋸刃軸65は左側板57と右側板58に軸支され、その軸方向に大径鋸刃74aと小径鋸刃74bを複数組付け、また、前記掻込軸68は左側板57と右側板58に回動自在に枢支したカウンタメタルに軸支され、その軸方向に掻込刃75を複数組付け、前記駆動部によって鋸刃軸65と掻込軸68は所定の周速差をもって互いに逆方向の内向き回転して、導入口63から供給される排稈を鋸刃74a,74bと掻込刃75によって切断する。また、左右のカウンタメタルを切断長切替レバー76と回動シャフトとリンクを介して回動させると、掻込軸68の位置が中間軸67を中心にして変わり、それにより、掻込刃75に大径鋸刃74aのみが交差する状態(長切り)と、小径鋸刃74bも交差する状態(短切り)に、或いは大径鋸刃74aと小径鋸刃74b共に交差しない状態に切り替えて、排稈の細断長を長短に変更することができ、或いは掻込刃75と鋸刃74a,74bを離間させてこれらのメンテナンスを行うことができる。
【0039】
さらに、カッターフレームの前方はフロントカバー77で、後方はセーフティカバー78で、そして、左側の駆動部の外側方、上方、及び後方は左サイドカバー79で、他側の右側板58の外側方、上方、及び後方は右サイドカバー80で覆っている。また、前記導入口63には、導入口63を開いて排稈の導入を許容する切断処理姿勢と、導入口63を閉じて排稈の導入を規制する非切断処理姿勢とに回動変姿自在な排藁・カッタ切替板81を設けており、この排藁・カッタ切替板81は導入口63の後端縁部に支軸82を介して上下回動自在に支持し、切断処理姿勢における排藁・カッタ切替板81は、所定の開き角度に保持され、その下面で排稈の導入を案内する一方、非切断処理姿勢における排藁・カッタ切替板81は、その上面傾斜によって排稈をカッター55後方まで案内して、そのまま機体の後方に放出するガイド部材としても機能する。
【0040】
また、前記導入口63の前端縁部には支軸83を介して上下回動自在に設けられる導入ガイド板84を設けており、導入ガイド板84は導入口63の前端部からカッター55内方に傾斜状に延出して排稈を導入案内する切断処理姿勢と、導入口63の前端部を閉じて排藁・カッタ切替板81の先端部を接当支持する非切断処理姿勢とに回動変姿自在に構成している。そして、排藁・カッタ切替板81と導入ガイド板84は、図示しない切替板開閉レバーの操作によって連動して開閉作動するように連係されている。なお、排藁・カッタ切替板81は切替板開閉レバーによって完全に後方に倒すことができ、その場合、カッター55の後面から掃除、及びカッタ刃部、排藁チェン終端部の確認を行うことができる。
【0041】
一方、カッター55の排出口64の下方側には下部カバーを設けており、この下部カバーはカッター55で細断した切藁の拡散領域を規制する。即ち、下部カバーは、左右の側板57,58の後面に取り付けた鉄板製の固定カバー85と、固定カバー85の下方にヒンジを介して回動自在に取り付けた鉄板製の上カバー86aと、この上カバー86aの下端に一体的に取り付けた合成樹脂製の下カバー86bからなる可動カバー86と、左側板57の下方に設けた左側カバー87と、上カバー86aの右端部に取り付けた上板88aと上板88aの下縁にヒンジを介して回動自在に取り付けた下板88bと下板88bの前縁部に取り付けた前板88cからなる右側カバー88とから構成している。
【0042】
ここで、上記各カバーの詳細を説明すると、先ず右側カバー88の下板88bは後部側を略直角に内側に向けて折曲し、左右方向を向く案内面88dと前方向を向く案内面88eが形成される。そして、右側カバー88の下板88b内面にはナツト付きのプレート89を取り付け、一方、下カバー86bに形成した円弧状の長穴86cに後方からノブボルト90を通してプレート89に設けたナットに螺子込むことで、右側カバー88は垂下した状態から既刈り地側の右側に向けて45度程度傾斜した状態まで角度を調節して固定することができる。
【0043】
また、左側カバー87は、下カバー86bの前面に取り付けたブラケットにヒンジを介して上部が回動自在に支持され、下端側の後縁にはナット付きのプレート91を取り付け、右側カバー88と同様に下カバー86bに形成した円弧状の長穴86dに後方からノブボルト92を通してプレート91に設けたナットに螺子込むことで、左側カバー87は垂下した状態から既刈り地側の右側に向けて45度程度傾斜した状態まで角度を調節して固定することができる。そして、通常、右側カバー88は既刈り地側に向けて最大に傾斜した状態で締結し、また、左側カバー87は垂下した状態で締結し、これによりカッター55で切断した切藁が左側カバー87によって未刈地側の左側に拡散しないように規制し、また、右側カバー88によって既刈り地側の右側への切藁の拡散を妨げないようにしている。
【0044】
また、前記固定カバー85は、その前面側に左右方向に離間させて二枚の上部分散板93,93を前方を向くように後縁をボルトで取り付けている。そして、この上部分散板は93、その上縁が前低後高状に傾斜して切藁が上縁に引っ掛かっても前方に滑落するようにしてあると共に、切藁の流下案内面93aが既刈り地側の右方向を向くように所定幅をもって右傾斜し、また、下端側は垂直に折曲93bし、この折曲部93bに挟み込みプレート93cをユ字状に溶接して、折曲部93bの下端と挟み込みプレート93cの下端との間に下方に向けて開口するスリットを形成している。
【0045】
さらに、可動カバー86の前面側には、前記固定カバー85の上部分散板93,93に引き続いて切藁を一連に流下案内する二枚の下部分散板94,94と、一枚の下部可動分散板95を取り付けている。そして、一方の下部分散板94の上下方向に折曲した上端側は、前記上部分散板93の下端に形成されるスリットに挿入し、この引き継ぎ部で切藁が引っ掛からないようにすると共に、下部分散板94の前端側の倒れを防止している。また、下部分散板94は上部分散板93と同様に、切藁の流下案内面94aが既刈り地側の右方向を向くように所定幅をもって、45度程度の角度をとって右傾斜させている。
【0046】
さらに補足すると、下部分散板94は可動カバー86の合成樹脂製の下カバー86bに後端側が取り付けられて前端側が振りっ放し状態となっているため、前端側が左右に倒れ易いものとなっている。しかし、これを鉄板製の固定カバー85に強固に取り付けることができる上部分散板93のスリットに係合させることにより補強することができる。また、上部分散板93と下部分散板94の流下案内面93a,93b,94aを一連に連続させることによって、切藁の既刈り地側への放出距離(L1+L2)を長くして切藁を広く拡散させることができる。
【0047】
また、前記下部可動分散板95は、可動カバー86の上端側に設けた支点ボルト96に後縁の上部側を回動自在に取り付けると共に、下カバー86bに形成した円弧状の長穴86eに後方からボルト97を通して下部可動分散板95の後縁の中途に設けたナットに螺子込むことで、下部可動分散板95は垂下した状態から未刈り地側の左側に向けて45度程度傾斜した状態まで角度を調節して固定することができる。
【0048】
そして、通常、下部可動分散板95は未刈り地側に向けて最大に傾斜した状態で締結し、これによりカッター55で切断した切藁が下部可動分散板95の流下案内面95aによって未刈地寄りに放出され、全体として下部カバーによって切藁は刈取跡地に層厚が均等になるように広く拡散させることができる。なお、下部可動分散板95の上端側は、上部分散板93の下方に隠れるように位置するため上方から落下する切藁の引っ掛かりを防止することができる。
【0049】
一方、前記可動カバー86は前述の通り、固定カバー85の下縁にヒンジを介して回動自在に取り付けてある。また、右側カバー88の上板88aが上カバー86aの右端部に取り付けられ、さらに右側カバー88の上板88aには円弧状の長穴aを形成し、この上板88aを右サイドカバー80の下側に設けた右下サイドカバー98の内側に挿入し、右下サイドカバー98に設けたノブボルト99の先端側を前記上板88aの長穴aを通して右側板58に設けたナットに締め込めば、可動カバー86を右側カバー88の上板88aを介して垂下させた閉鎖状態と後方に開いた解放状態に切り替えて締結することができる。
【0050】
なお、可動カバー86の左端側の前面には二条の円弧状の長穴100a,100bを形成した摺動板100を取り付け、また、左側板57の下端には支持板101を取り付け、前記摺動板100を支持板101の外側に重合させて、前記長穴100a,100bを通した支持板101のボルトに蝶ナット102を螺子込むことによって、可動カバー86の左側を開閉自在に締結支持している。
【0051】
従って、可動カバー86を解放状態にすると下部分散板94,94と下部可動分散板95は、それまでの切藁を左右に分散させる作用位置から後方に退避して、切藁の分散作用を行わない非作用位置に移動(変位)させることができる。ところで、カッター55で切断した切藁を刈取跡地に放出して、その後、切藁を土に鋤き込んで肥料として利用する場合は、切藁を圃場に均一に拡散させると共に切藁の腐熟を促進する意味で短切りする。また、切藁を天日乾燥させた後、ロールベーラ等で集めて粗飼料として利用する場合は、収集し易いように纏めて落下させると共に収集ロスを少なくする意味で長切りする。
【0052】
そこで、前者の肥料として利用する場合は、カッター55を短切り(切断長約60ミリメートル)に切り替えると共に、可動カバー86を垂下させた閉鎖状態に切り替えて刈取り作業を行う。この場合、排稈はカッター55によって細断されて排出口64から下方に落下するが、脱穀部Cの排塵ファン43から出てくる排出風が、排塵口44の上部側のファンケーシング43aに沿ってカッター55のフロントカバー77の下方から後方側斜め下方の可動カバー86の下端に向けて吹き抜ける排出風路Rを形成するため、落下する切藁が上部分散板93,93や、排出風路Rに入り込む下部分散板94,94、及び下部可動分散板95の流下案内面上に吹き飛ばされ、これらの分散板によって切藁が既刈り地側、或いは未刈り地側に分散して放出される。そして、これにより刈取跡地に切藁を層厚が均一になるように広く拡散させることができる。
【0053】
また、後者の粗飼料として利用する場合は、カッター55を長切り(切断長約180ミリメートル)に切り替えると共に、可動カバー86を後方に開いた解放状態に切り替えて刈取り作業を行う。この場合、脱穀部Cの排塵ファン43から出てくる排出風によって落下する切藁が上部分散板93,93の流下案内面上に多少吹き飛ばされるが、下部分散板94,94、及び下部可動分散板95は排出風路Rから外れた後方に退避しているため、これらの流下案内面上に落下することはなく、従って、切藁が既刈り地側、或いは未刈り地側に分散して放出されることはなく、排出風と共にそのまま纏まって落下する。なお、長切りされた切藁を二枚の下部分散板94,94の間を通すと、両分散板94,94の間に形成される空間に切藁がブリッジ状に挟まって積み重なり、カッター詰まりを生じさせ、最悪の場合には鋸刃軸65等を折損する虞があるが、長切りされた切藁を下部分散板94,94の間を通さないため、このような障害を未然に防止することができる。
【0054】
なお、下部分散板94,94と下部可動分散板95は可動カバー86に取り付けているが、必ずしも可動カバー86に取り付ける必要はなく、例えば、固定カバー85に回動・固定自在に取り付けたり、左右の側板57,58に軸支したシャフトに取り付けて、カッター55の排出口64の下方に臨む作用状態と後方に退避した非作用状態に変位自在に切り替えることができるようにしても良く、その場合は、可動カバー86も垂下させた閉鎖状態と後方に開いた開放状態に同時に切り替える必要がある。また、下部分散板94,94と下部可動分散板95を可動カバー86の前面に沿うように折り畳んで非作用状態になるように構成すれば、可動カバー86を格別、回動させる必要もなくなり、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0055】
1 コンバイン
43 排塵ファン
55 ディスク型カッター
86 可動カバー(下部カバー)
93 上部分散板
94 下部分散板
95 下部可動分散板
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